JP2018145406A - スチレン系熱可塑性エラストマー組成物及びその用途 - Google Patents

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一広 遣水
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Mitsuru Fujisawa
充 藤澤
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Abstract

【課題】優れた耐熱性と柔軟性を両立させたスチレン系熱可塑性エラストマー組成物を提供する。【解決手段】(a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物100質量部、(b)JIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが1〜10g/10分であるポリプロピレン系樹脂5〜120質量部及び(c)ゴム用軟化剤100〜280質量部を含み、JIS K6253に準拠したショアA硬度が30〜95、かつJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが13〜100g/10分である樹脂組成物;並びに前記樹脂組成物からなる成形体及びグリップ材。【選択図】なし

Description

本発明は、スチレン系熱可塑性エラストマー組成物及びその用途に関する。
近年、熱可塑性エラストマー組成物は、生活資材分野に多用されている。熱可塑性エラストマー組成物としては、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリスチレン系及びポリ塩化ビニル系など、様々な熱可塑性エラストマー組成物が利用されている。これらの中で、特に食品包装用容器及び医薬品等の医療用容器のシール部材としては、経済性、機械特性の安定性、及び常温から高温までの広い温度範囲において使用に耐えるという観点から、オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物が注目されている。ところが、オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物には、柔軟性を付与するために配合されるゴム用軟化剤等の可塑剤がブリードアウトを起こし易いという問題があった。
特許文献1には、高いガスバリア性及び易開栓性を有し、常温から高温までの何れの温度環境下においても耐圧縮変形性及び耐ブリードアウト性に優れ、成形性が良好であり、食品包装用や医療用の物品の材料として好適に用いることのできる熱可塑性エラストマー組成物として、(a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物(a1)、及び芳香族ビニル化合物とイソブチレンとのブロック共重合体(a2)からなる群から選択される1種以上;(b)ポリオレフィン系樹脂;及び(c)ゴム用軟化剤を含む熱可塑性エラストマー樹脂組成物が開示されている。
特許文献1の実施例では、ポリプロピレン系樹脂として、230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが15g/10分、54g/10分及び0.6g/10分の3種類のポリプロピレン系樹脂が用いられている。
特開2016−196601号公報
本発明者らが既存のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物を射出成形に用いたところ、黄変する問題があることが判明した。本発明者らがその原因を検討した結果、流動性を向上させるために、過酸化物で分解処理を行ったメルトマスフローレートが高いポリプロピレン系樹脂を用いていることが原因であることが判明した。
そこで、本発明者らが、ポリプロピレン系樹脂として、JIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが1〜10g/10分であるポリプロピレン系樹脂を用いたところ、黄変が改善され、優れた耐熱性と柔軟性を両立させたスチレン系熱可塑性エラストマー組成物が得られることがわかった。
すなわち、本発明の課題は、優れた耐熱性と柔軟性を両立させたスチレン系熱可塑性エラストマー組成物を提供することである。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)(a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物100質量部、(b)JIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが1〜10g/10分であるポリプロピレン系樹脂5〜120質量部及び(c)ゴム用軟化剤100〜280質量部を含み、JIS K6253に準拠したショアA硬度が30〜95、かつJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが13〜100g/10分である樹脂組成物。
(2)(a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物100質量部、(b)JIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが0.1〜10g/10分であるポリプロピレン系樹脂5〜80質量部及び(c)ゴム用軟化剤201〜280質量部を含み、JIS K6253に準拠したショアA硬度が30〜45、かつJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが13〜100g/10分である樹脂組成物。
(3)前記成分(a)がスチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体(SEBS)である前記(1)又は(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記成分(b)がポリプロピレン単独重合体である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(5)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の樹脂組成物からなる成形体。
(6)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の樹脂組成物からなるグリップ材。
本発明の樹脂組成物は、優れた耐熱性と柔軟性を両立させたものである。
以下に、本発明を詳細に説明する。
(a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物
前記成分(a)は、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物である。前記成分(a)を用いた場合、特に圧縮永久歪特性及び柔軟性が良好になる。
前記芳香族ビニル化合物は、重合性の炭素−炭素二重結合と芳香環を有する重合性モノマーである。芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン及びビニルトルエンを挙げることができる。これらの中で、スチレンが好ましい。芳香族ビニル化合物としては、これらの1種以上を用いることができる。
前記共役ジエン化合物は、2つの炭素−炭素二重結合が1つの炭素−炭素単結合により結合された構造を有する重合性モノマーである。共役ジエン化合物としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン(2−メチル−1,3−ブタジエン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、及びクロロプレン(2−クロロ−1,3−ブタジエン)などを挙げることができる。これらの中で、1,3−ブタジエン及びイソプレンが好ましい。共役ジエン化合物としては、これらの1種以上を用いることができる。
前記成分(a)は、芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックAの1個以上、機械的強度、成形加工性の観点から、好ましくは2個以上と、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBの1個以上とからなるブロック共重合体である。例えば、A−B、A−B−A及びA−B−A−B−Aなどの構造を有するブロック共重合体を挙げることができる。
前記成分(a)の芳香族ビニル化合物に由来する構造単位の含有量は、耐熱性の観点から、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは20〜50質量%である。
前記重合体ブロックAは、芳香族ビニル化合物のみからなる重合体ブロック又は芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との共重合体ブロックである。重合体ブロックAが共重合体ブロックである場合における、重合体ブロックA中の芳香族ビニル化合物に由来する構造単位の含有量は、通常51質量%以上、耐熱性の観点から、好ましくは70質量%以上、より好ましくは90質量%以上である。重合体ブロックA中の共役ジエン化合物に由来する構造単位の分布は、特に制限されず、任意である。重合体ブロックAが2個以上であるとき、これらは同一構造であってもよく、互いに異なる構造であってもよい。
前記重合体ブロックBは、共役ジエン化合物のみからなる重合体ブロック又は芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との共重合体ブロックである。重合体ブロックBが共重合体ブロックである場合における、重合体ブロックB中の共役ジエン化合物に由来する構造単位の含有量は、通常51質量%以上、柔軟性の観点から、好ましくは70質量%以上、より好ましくは90質量%以上である。重合体ブロック中の芳香族ビニル化合物に由来する構造単位の分布は、特に制限されず、任意である。共役ジエン化合物と共役ジエン化合物との結合様式(以下、ミクロ構造と略すことがある。)は、特に制限されず、任意である。重合体ブロックBが2個以上あるとき、これらは同一構造であってもよく、互いに異なる構造であってもよい。
前記成分(a)の水素添加率(水素添加前の芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体中の炭素と炭素の二重結合の数に対する、水素添加により炭素と炭素の単結合となった結合の数の割合)は、特に制限されないが、耐熱性の観点から、通常50モル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは90モル%以上である。
前記成分(a)の共役ジエン重合体ブロックが、ブタジエン重合体ブロックである場合、そのミクロ構造は、1,2−結合が、柔軟性の観点から、好ましくは20〜50モル%、より好ましくは25〜45モル%である。また耐熱性の観点から、1,2−結合を選択的に水素添加したものであってもよい。
前記成分(a)の共役ジエン重合体ブロックが、イソプレンとブタジエンとの共重合体ブロックである場合、そのミクロ構造は、1,2−結合が、耐熱性の観点から、好ましくは50モル%未満、より好ましくは25モル%未満、更に好ましくは15モル%未満である。
前記成分(a)の共役ジエン重合体ブロックが、イソプレン重合体ブロックである場合、柔軟性の観点から、そのミクロ構造は、1,4−結合が、好ましくは70〜100モル%である。水素添加率は、耐熱性の観点から、90モル%以上が好ましい。
前記成分(a)の共役ジエン重合体ブロックが、イソプレン重合体ブロックである場合、ガスバリア性の観点から、そのミクロ構造は、1,2−結合と3,4−結合の和が、80モル%以上、好ましくは90モル%以上、より好ましくは95モル%以上である。水素添加率は、耐熱性の観点から、90モル%以上が好ましい。このような共重合体は、しばしばスチレン・ビニル(エチレン・プロピレン)・スチレン共重合体(V−SEPS)と呼ばれる。前記スチレン・ビニル(エチレン・プロピレン)・スチレン共重合体(V−SEPS)のガラス転移温度は、好ましくは−40〜20℃である。
本明細書において、ガラス転移温度は、JIS K7121−1987に従い、SII社製のRDC220型のDSC型示差走査熱量計を使用し、200℃で5分間保持し、10℃/分で−100℃まで冷却し、−50℃で3分間保持し、10℃/分150℃まで昇温するプログラムで測定される最後の昇温過程の曲線から算出した中間点ガラス転移温度である。
前記成分(a)の数平均分子量は、成形加工性及び耐圧縮永久歪性の観点から、好ましくは80,000〜1,500,000、より好ましくは100,000〜550,000、更に好ましくは100,000〜400,000である。分子量分布(質量平均分子量/数平均分子量)は、機械的物性の観点から、好ましくは10以下である。
前記成分(a)としては、例えば、スチレン・エチレン・ブテンブロック共重合体(SEB)、スチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体(SEP)、スチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重合体ブロック(SEPS)、スチレン・エチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEEPS)及びスチレン・ビニル(エチレン・プロピレン)・スチレン共重合体(V−SEPS)などを挙げることができる。これらの中で、柔軟性及び高温環境下における耐圧縮歪性の観点から、スチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)及びスチレン・エチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEEPS)が好ましい。
(b)ポリプロピレン系樹脂
前記成分(b)は、ポリプロピレン系樹脂であり、機械的強度を向上させたり、成形加工性を安定させたりする働きをする。ポリプロピレン系樹脂は、耐熱性及び成形加工性の観点から、他のポリオレフィン系樹脂よりも好ましい。ポリプロピレン系樹脂としては、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレンと他の少量のα−オレフィン(例えば、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン及び4−メチル−1−ペンテン等)との共重合体(ブロック共重合及びランダム共重合体を含む。)などを挙げることができる。
前記成分(b)の融解エンタルピーは、柔軟性の観点からは、好ましくは60J/g以下、より好ましくは40J/g以下である。機械的強度の観点からは、好ましくは60J/g以上、より好ましくは80J/g以上である。耐熱性の観点からは、好ましくは100J/g以上、より好ましくは110J/g以上である。また融点は、耐熱性と機械的強度の観点から、好ましくは130℃以上、より好ましくは135℃以上である。融点の上限は特にないが、結晶性プロピレン系重合体であることから、通常167℃程度である。
本明細書において、ポリプロピレン系樹脂の融解エンタルピーは、SII社製のRDC220型のDSC型示差走査熱量計を使用し、230℃で5分間保持し、10℃/分で−10℃まで冷却し、−10℃で5分間保持し、10℃/分で230℃まで昇温するプログラムで測定されるセカンド融解曲線(最後の昇温過程で測定される融解曲線)から算出した。融点は、前記セカンド融解曲線において、最も高い温度側に現れるピークトップから算出した。
前記ポリプロピレン系樹脂のJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートは1〜10g/10分である。前記メルトマスフローレートが10g/10分を超えると、射出成形に用いた場合、黄変することがあり、優れた耐熱性と柔軟性を両立させることができず、一方、前記メルトマスフローレートが1g/10分未満であると、樹脂組成物の流動性が低下して射出成形性が低下する。
本発明の樹脂組成物を射出成形に適用する場合、前記メルトマスフローレートは、好ましくは5〜10g/10分である。
前記成分(b)のポリプロピレン系樹脂としては、黄変を防ぐ点、ならびに優れた耐熱性と柔軟性を両立させた樹脂組成物とする観点から、過酸化物による分解処理を行っていない直重合品を用いることが好ましい。
前記成分(b)の配合量は、前記成分(a)100質量部に対し、加工性、耐熱性及び柔軟性の観点から、5質量部以上、好ましくは10質量部以上である。一方、柔軟性の観点から、120質量部以下、好ましくは115質量部以下である。
(c)ゴム用軟化剤
前記成分(c)はゴム用軟化剤であり、柔軟性を高める働きをする。前記成分(c)としては、例えば、非芳香族系ゴム用軟化剤、芳香族系ゴム用軟化剤及びエステル系可塑剤などを挙げることができる。これらの中で、相溶性の観点から、非芳香族系ゴム用軟化剤が好ましい。
前記非芳香族系ゴム軟化剤は、非芳香族系の鉱物油(石油等に由来する炭化水素化合物)又は合成油(合成炭化水素化合物)であり、通常、常温では液状又はゲル状もしくはガム状である。ここで非芳香族系とは、鉱物油については、下記の区分において芳香族系に区分されない(芳香族炭素数が30%未満である)ことを意味する。合成油については、芳香族モノマーを使用していないことを意味する。
ゴム用軟化剤として用いられる鉱物油は、パラフィン鎖、ナフテン環及び芳香環の何れか1種以上の組み合わさった混合物であって、ナフテン環炭素数が30〜45%のものはナフテン系、芳香族炭素数が30%以上のものは芳香族系と呼ばれ、ナフテン系にも芳香族系にも属さず、かつパラフィン鎖炭素数が全炭素数の50%以上を占めるものはパラフィン系と呼ばれて区別されている。
前記非芳香族系ゴム用軟化剤としては、例えば、直鎖状飽和炭化水素、分岐状飽和炭化水素及びこれらの誘導体等のパラフィン系鉱物油;ナフテン系鉱物油;水素添加ポリイソブチレン、ポリイソブチレン及びポリブテン等の合成油;などを挙げることができる。
前記非芳香族系ゴム用軟化剤の37.8℃における動的粘度は、成形加工性の観点から、好ましくは20〜50,000cSt、より好ましくは20〜1,000cStである。100℃における動的粘度は、耐ブリードアウト性及び耐熱性の観点から、好ましくは5〜1,500cSt、より好ましくは5〜500cStである。流動点は、組成物製造時の取扱い性の観点から、好ましくは−10〜−25℃である。引火点(COC)は、安全性の観点から、好ましくは170〜350℃である。質量平均分子量は、耐ブリードアウト性の観点から、好ましくは100〜2,000である。
前記非芳香族系ゴム用軟化剤の市販例としては、日本油脂株式会社のイソパラフィン系炭化水素油「NAソルベント(商品名)」、出光興産株式会社のn−パラフィン系プロセスオイル「ダイアナプロセスオイルPW−90(商品名)」及び「ダイアナプロセスオイルPW−380(商品名)」、出光石油化学株式会社の合成イソパラフィン系炭化水素「IP−ソルベント2835(商品名)」及び三光化学工業株式会社のn−パラフィン系プロセスオイル「ネオチオゾール(商品名)」などを挙げることができる。これらの中で相溶性の観点から、パラフィン系鉱物油が好ましく、芳香族炭素数の少ないパラフィン系鉱物油がより好ましい。前記成分(c)としては、これらの1種以上を用いることができる。
前記成分(c)の配合量は、前記成分(a)100質量部に対して、耐ブリード性の観点から280質量部以下、好ましくは250質量部以下である。一方、前記成分(c)の配合量の下限は、柔軟性向上効果を得る観点から、100質量部以上、好ましくは120質量部以上である。
(d)本発明の樹脂組成物の物性
本発明の樹脂組成物は、JIS K6253に準拠したショアA硬度が30〜95、かつJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが13〜100g/10分である。
前記硬度が30未満であると、成形体にベタつき感が発生し、グリップ材として適さず、一方、前記硬度が95を超えると、成形体が硬く、触感が低下してグリップ材として適さない。
前記硬度は、好ましくは35〜75である。
前記メルトマスフローレートが13g/10分未満であると、低流動性で射出成形性が低下し、一方、前記メルトマスフローレートが100g/10分を超えると、流動性が高すぎ、また引張強度、圧縮永久歪などの機械物性が低下する。
(e)その他成分
本発明の樹脂組成物には、その用途に応じて、本発明の効果を阻害しない範囲で他の樹脂あるいは重合体及び/又は樹脂用添加剤を任意に添加することができる。かかる樹脂用添加剤としては、例えば、顔料、染料、充填剤、滑剤、可塑剤、離型剤、酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、界面活性剤、帯電防止剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、スリップ防止剤、アンチブロッキング剤、発泡剤、結晶化助剤、防曇剤、(透明)核剤、老化防止剤、塩酸吸収剤、衝撃改良剤、架橋剤、共架橋剤、架橋助剤、粘着剤、軟化剤、加工助剤などが挙げられる。これらの添加剤は、単独でも、適宜2種以上を組み合わせても用いることができる。
添加する他の樹脂あるいは重合体としては、未変性ポリオレフィン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、ポリイミド、ポリエーテルイミド、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、共役ジエン系ゴム、スチレン系ゴム、フェノール樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられる。これら樹脂あるいは重合体の添加量は樹脂組成物の総質量に対して、0.1〜30質量%であることが好ましい。
顔料としては、無機顔料(酸化チタン、酸化鉄、酸化クロム、硫化カドミウム等)、有機顔料(アゾレーキ系、チオインジゴ系、フタロシアニン系、アントラキノン系等)が挙げられる。染料としてはアゾ系、アントラキノン系、トリフェニルメタン系等が挙げられる。これら顔料及び染料の添加量は、特に限定されないが、樹脂組成物の総質量に対して、合計で、通常5質量%以下、好ましくは0.1〜3質量%である。
充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、シリカ繊維、金属(ステンレス、アルミニウム、チタン、銅等)繊維、カーボンブラック、シリカ、ガラスビーズ、珪酸塩(珪酸カルシウム、タルク、クレー等)、金属酸化物(酸化鉄、酸化チタン、アルミナ等)、金属の炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸バリウム等)及び各種金属(マグネシウム、珪素、アルミニウム、チタン、銅等)粉末、マイカ、ガラスフレーク等が挙げられる。これらの充填剤は単独又は2種以上の併用いずれでもよい。
滑剤としては、ワックス(カルナバロウワックス等)、高級脂肪酸(ステアリン酸等)、高級アルコール(ステアリルアルコール等)、高級脂肪酸アミド(ステアリン酸アミド等)等が挙げられる。
可塑剤としては、芳香族カルボン酸エステル(フタル酸ジブチル等)、脂肪族カルボン酸エステル(メチルアセチルリシノレート等)、脂肪族ジカルボン酸エステル(アジピン酸−プロピレングリコール系ポリエステル等)、脂肪族トリカルボン酸エステル(クエン酸トリエチル等)、リン酸トリエステル(リン酸トリフェニル等)、エポキシ脂肪酸エステル(ステアリン酸エポキシブチル等)、ポリエチレンワックス、潤滑油、石油樹脂等が挙げられる。
離型剤としては、高級脂肪酸の低級(C1〜4)アルコールエステル(ステアリン酸ブチル等)、脂肪酸(C4〜30)の多価アルコールエステル(硬化ヒマシ油等)、脂肪酸のグリコールエステル、流動パラフィン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、フェノール系(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール等)、多環フェノール系(2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等)、リン系(テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスフォネート等)、アミン系(N,N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン等)の酸化防止剤が挙げられる。
難燃剤としては、有機系難燃剤(含窒素系、含硫黄系、含珪素系、含リン系等)、無機系難燃剤(三酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、赤リン等)が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系、アクリレート系等が挙げられる。
抗菌剤としては、4級アンモニウム塩、ピリジン系化合物、有機酸、有機酸エステル、ハロゲン化フェノール、有機ヨウ素等が挙げられる。
界面活性剤としては、非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤を挙げることができる。非イオン性界面活性剤としては、高級アルコールエチレンオキシド付加物、脂肪酸エチレンオキシド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキシド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキシド付加物等のポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤、ポリエチレンオキシド、グリセリンの脂肪酸エステル、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステル、ソルビットもしくはソルビタンの脂肪酸エステル、多価アルコールのアルキルエーテル、アルカノールアミンの脂肪族アミド等の多価アルコール型非イオン性界面活性剤などが挙げられ、アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、高級アルコールリン酸エステル塩等のリン酸エステル塩などが挙げられ、カチオン性界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩などが挙げられる。両性界面活性剤としては、高級アルキルアミノプロピオン酸塩等のアミノ酸型両性界面活性剤、高級アルキルジメチルベタイン、高級アルキルジヒドロキシエチルベタイン等のベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
帯電防止剤としては、前記の界面活性剤、脂肪酸エステル、高分子型帯電防止剤が挙げられる。脂肪酸エステルとしてはステアリン酸やオレイン酸のエステルなどが挙げられ、高分子型帯電防止剤としてはポリエーテルエステルアミドが挙げられる。
前記充填剤、滑剤、可塑剤、離型剤、酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、界面活性剤、帯電防止剤などの各種添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない範囲内で用途に応じて、特に限定されないが、樹脂組成物の総質量に対して、それぞれ、0.1〜30質量%であることが好ましい。
(f)樹脂組成物の製造方法
例えば、混練機にて混練を行う部分のシリンダ温度は、通常100〜300℃、好ましくは150〜250℃である。混練時間は、通常0.1〜30分間、好ましくは0.5〜5分間である。
(g)樹脂組成物からなる成形体
本発明の樹脂組成物からなる各種成形体としては、押出シートやフィルム、射出成形体、インフレーション成形体、ブロー成形体、中空成形体、圧縮成形体、カレンダー成形体などが挙げられる。
(1)押出成形シート、押出成形フィルム
本発明の樹脂組成物から一般的なTダイ押出成形機で成形することにより、押出フィルムや押出シートが得られる。具体的には、一軸押出機にて、所定のシリンダ温度通常180〜250℃及び所定のキャストロール温度通常0〜70℃で成形を行って押出フィルムやシートを形成する。
(2)射出成形体
本発明の樹脂組成物はペレットを溶融軟化させて金型に充填し、成形温度通常180〜250℃、成形サイクル通常20〜120秒で射出成形物が得られる。
(3)インフレーション成形体
本発明の樹脂組成物からなるインフレーション成形体は、具体的には、一軸押出機にて、所定のシリンダ温度で、インフレーション用ダイから重力方向とは逆方向の上向方向に押出してインフレーションを行い、インフレーションフィルムを得ることができる。
インフレーションフィルムのブローアップ比率は、通常0.5〜10、好ましくは1〜5であり、引取速度は通常1〜40m/分、好ましくは2〜30m/分、より好ましくは4〜30m/分である。フィルムの厚さは特に限定されないが、通常は10〜300μmである。
本発明の樹脂組成物からなるインフレーションフィルムは他の熱可塑性樹脂と同時に押出す積層インフレーション成形を行ってもよい。
(4)ブロー成形体(射出ブロー成形、延伸ブロー成形、ダイレクトブロー成形)
例えば、射出ブロー成形においては、本発明の樹脂組成物のペレットを、一般的な射出ブロー成形機で溶融して金型に充填することにより、予備成形体を得る。得られた予備成形体をオーブン(加熱炉)中で再加熱した後に、一定温度に保持された金型内に入れて、圧力空気を送出してブローすることによりブローボトルを成形することができる。
(h)樹脂組成物の用途
本発明の樹脂組成物は、上述した種々の成形加工方法により成形することができ、特に限定されることなく自動車部品、電気・電子部品、生活関連用品、工業資材、農業資材、医療又は衛生用品などの各種用途に利用することができる。
自動車部品としては、チューブ、クイックコネクタ、エアブレーキ、CVJブーツ、サスペンションブーツ、ラックアンドピニオンブーツ、ステアリングロッドカバー、ATスタイドカバー、リーフスプリングブッシュ、ボールジョイントリテーナ、レバースタイドプレート、ドアラッチストライカー、シートベルト部品、消音ギア、コントロールケーブルカバー、スイッチ、サイドトリムモール、エンブレム、ウェザーストリップ、天井材、内装シート、バンパーモール、サイドモール、エアスポイラー、エアダクトホース、カップホルダー、サイドブレーキグリップ、シフトノブカバー、シート調整ツマミ、フラッパードアシール、ワイヤーハーネスグロメット、サスペンションカバーブーツ、ガラスガイド、インナーベルトラインシール、ルーフガイド、トランクリッドシール、モールデットクォーターウィンドガスケット、コーナーモールディング、グラスエンキャプシュレーション、フードシール、グラスランチャンネル、セカンダリーシール、各種パッキン類、バンパー部品、ボディパネル、サイドシールド、インストルメントパネル表皮、ドア表皮、ホース、ステアリングホイール、ワイヤーハーネスカバー、シートアジャスターカバーなどの機構部品、内装部品、外装部品が挙げられる。
電気・電子用品としては、チューブ、消音ギア、イヤホンカバー、コネクターカバー、リモコンのキーパット、カメラグリップ、電線被覆材などが挙げられる。
生活関連用品としては、スポーツシューズソール、スキーブーツ、テニスラケット、スキー板のビンディング、バットグリップなどのスポーツ用品、ペングリップ、歯ブラシグリップ、ヘアブラシ、ファッションベルト、各種キャップ、靴インナーソールなどの雑貨用品などが挙げられる。
工業資材としては、油圧用ホース、空圧用ホース、鉄道用のレーツパット、コンベアベルト、ホース、シール・パッキン、建材用ガスケット、防水シートなどが挙げられ、その他、輸液バッグ、医療容器、飲料ボトル用途など様々な用途への展開が可能である。
本発明の樹脂組成物は、優れた耐熱性と柔軟性を両立させたものであり、射出成形に用いても、黄変することがないことから、射出成形により得られる、工具、ゴルフ部品、自転車部品、自動車部品、電気・電子用品、生活関連用品等のグリップ材として好適である。
以下、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜6及び比較例1〜4)
表1(実施例)及び表2(比較例)の何れか1に示す配合比(質量部)の配合物を、二軸押出機(株式会社テクノベル製、KZW−15、スクリュー径15mm、L/D=30、ダイス出口温度200℃、回転数200rpm)にて溶融混練し、ストランドカット法により、熱可塑性エラストマー樹脂組成物のペレットを得た。その後、ショージ(株)社製油圧式100トン電熱自動プレス機を用い、プレス温度を190℃に設定し、10MPaの圧力でシート成形した。予熱を6分、10MPaで4分間加圧した後、25℃に設定した冷却用プレスを用い、10MPaで圧縮し、5分冷却(チラー冷却温度25℃設定)して測定用試料を作成した。前記方法により作製したサンプルを用いて各種物性評価試験に供した。各種物性測定結果を表1(実施例)及び表2(比較例)に示す。
以下の実施例及び比較例において、各種の分析方法は以下の手順により行った。
(メルトマスフローレート:MFR)
JIS K7210に準拠して230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートを測定した。
(硬度)
JIS K6253(硬さ試験方法)に準拠して、ディロメーターを用いてショアA(瞬間値)及びショアD(5秒後の値)硬度を求めた。
(引張強度試験)
実施例、比較例で得られた樹脂組成物はJIS K6301に準拠して引張試験を行って(標線間距離20mm)、引張速度500mm/分、23℃)、引張破断伸び(%)、引張破断強度(MPa)を求めた。
(圧縮永久歪試験1)
JIS K6262に準拠して、23℃の雰囲気で、圧縮量25%、24時間保持した後、解放後の永久歪量(%)を求めた。
(圧縮永久歪試験2)
JIS K6262に準拠して、70℃の雰囲気で、圧縮量25%、24時間保持した後、解放後の永久歪量(%)を求めた。
(耐熱老化色差試験)
JIS K7373に準拠して、反射測定法にて色差試験を行って黄変度(YI)を求めた。23℃でのブランク測定を初期として、100℃雰囲気で168時間放置後及び120℃雰囲気で168時間放置後のサンプルを測定し黄変度(YI)を求めた。
(結晶化速度)
測定は、等温結晶化測定法で、測定装置は、DSC7(パーキンエルマー社製)を使用し、昇降温速度320℃/分、窒素雰囲気において、サンプル形状はペレットで、230℃まで昇温し10分保持後、測定温度115℃まで降温し、その温度を保持した。測定されたDSC曲線から、温度保持後の結晶化による発熱ピークの立ち上がりからピーク面積の1/2になるまでの時間を算出し、その値を結晶化速度(秒)とした。
使用した原材料を以下に示す。
成分(a):スチレン含量33質量%、質量平均分子量265,000、数平均分子量236,000、分子量分布1.12、水素転化率99%以上であるスチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体。
成分(b1):融解エンタルピー111J/g、融点162℃、メルトマスフローレート(230℃、21.18N)9.0g/10分である過酸化物による分解処理を行っていないポリプロピレン系樹脂。
成分(b2):融解エンタルピー105J/g、融点158℃、メルトマスフローレート(230℃、21.18N)59.0g/10分である過酸化物による分解処理を行っているポリプロピレン系樹脂。
成分(b3):融解エンタルピー76J/g、融点140℃、メルトマスフローレート(230℃、21.18N)0.5g/10分である過酸化物による分解処理を行っていないポリプロピレン系樹脂。
成分(c):出光興産株式会社製、n−パラフィン系プロセスオイル「ダイアナプロセスオイルPW−380(商品名)」。Mw750、Mn652、Mw/Mn 1.15、40℃における動粘度381.6cSt、引火点300℃。
成分1(滑剤):ライオン株式会社製、「アーモスリップCP(商品名)」
成分2(耐候安定剤):BASF社製、「Tinuvin(登録商標)326FL」
成分3(耐候安定剤):BASF社製、「Tinuvin(登録商標)770」
成分4(酸化防止剤):BASF社製、「IRGAFOS(登録商標)168」
成分5(酸化防止剤):BASF社製、「IRGANOX(登録商標)1010」
Figure 2018145406
Figure 2018145406

Claims (6)

  1. (a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物100質量部、(b)JIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが1〜10g/10分であるポリプロピレン系樹脂5〜120質量部及び(c)ゴム用軟化剤100〜280質量部を含み、JIS K6253に準拠したショアA硬度が30〜95、かつJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが13〜100g/10分である樹脂組成物。
  2. (a)芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体の水素添加物100質量部、(b)JIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが0.1〜10g/10分であるポリプロピレン系樹脂5〜80質量部及び(c)ゴム用軟化剤201〜280質量部を含み、JIS K6253に準拠したショアA硬度が30〜45、かつJIS K7210に準拠した230℃、21.18Nでのメルトマスフローレートが13〜100g/10分である樹脂組成物。
  3. 前記成分(a)がスチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体(SEBS)である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
  4. 前記成分(b)がポリプロピレン単独重合体である請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる成形体。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなるグリップ材。
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