JP2018144747A - Warning sound alarm for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この明細書における開示は、警報音を発生する車両用警音器に関する。 The disclosure in this specification relates to a vehicle alarm device that generates an alarm sound.
特許文献1に記載の渦巻型ホーン、トランペット型ホーンでは、振動板の中心部が可動鉄心の中心部に固定されており、可動鉄心の移動に伴い、振動板が外周固定部に対して振動する。特許文献1のホーンは、振動板の振幅が音圧に寄与し、可動鉄心が固定鉄心に衝突しない範囲で振動板の振幅を大きくすることで音圧を大きくできる構成である。
In the spiral horn and the trumpet horn described in
特許文献1に記載のホーンでは、高電圧や低温環境下において、電流の増加によって起磁力が増加して振動板の振幅が増加することにより、可動鉄心が固定鉄心に衝突することがある。鉄心同士が衝突することによってホーンの音色が変化することがある。
In the horn described in
そこで、この明細書における開示の目的は、固定鉄心と可動鉄心の衝突に伴う音色の変化を抑制可能な車両用警音器を提供することにある。 Accordingly, an object of the disclosure in this specification is to provide a vehicle alarm device capable of suppressing a change in timbre associated with a collision between a fixed iron core and a movable iron core.
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。 A plurality of aspects disclosed in this specification adopt different technical means to achieve each purpose. In addition, the reference numerals in the parentheses described in the claims and in this section are examples showing the correspondence with the specific means described in the embodiments described later as one aspect, and limit the technical scope. is not.
開示された車両用警音器のひとつは、振動した空気が共鳴することによって警報音を発生する車両用警音器(1)であって、通電されて磁力を発生するコイル(20)と、コイルから発生する磁力によって磁気吸引力を発生する固定鉄心(22)と、固定鉄心から発生する磁気吸引力によって固定鉄心に対して軸方向に変位する可動鉄心(4)と、可動鉄心に結合され、可動鉄心の変位に伴って振動して空気を振動させる振動板(3)と、を備え、
可動鉄心および固定鉄心の少なくとも一方は、他方に対して軸方向に面する端面に、可動鉄心および固定鉄心よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部(5;6;105;106)を備えている。
One of the disclosed vehicle sounders is a vehicle sounder (1) that generates an alarm sound by resonance of vibrated air, and a coil (20) that is energized to generate a magnetic force, The fixed iron core (22) that generates a magnetic attraction force by the magnetic force generated from the coil, the movable iron core (4) that is axially displaced with respect to the fixed iron core by the magnetic attraction force generated from the fixed iron core, and the movable iron core. A diaphragm (3) that vibrates with the displacement of the movable iron core and vibrates the air,
At least one of the movable iron core and the fixed iron core includes an impact absorbing portion (5; 6; 105; 106) made of a material softer than the movable iron core and the fixed iron core on an end surface facing the other in the axial direction. ing.
この車両用警音器によれば、可動鉄心および固定鉄心の少なくとも一方には、他方に対して軸方向に面する端面に衝撃吸収部が設けられているため、可動鉄心が固定鉄心に衝突するほど大きく変位した場合に、鉄心と衝撃吸収部とを接触させることができる。これによれば、衝撃吸収部がクッションとして機能して鉄心同士の衝突を回避できるので、音色の変化を抑えることができる。したがって、固定鉄心と可動鉄心の衝突に伴う音色の変化を抑制可能な車両用警音器を提供できる。 According to this vehicle alarm device, since at least one of the movable iron core and the fixed iron core is provided with the impact absorbing portion on the end surface facing the other in the axial direction, the movable iron core collides with the fixed iron core. When the displacement is so large, the iron core and the shock absorbing portion can be brought into contact with each other. According to this, since the impact absorbing portion functions as a cushion and can avoid collision between the iron cores, a change in timbre can be suppressed. Therefore, it is possible to provide a vehicle warning device that can suppress a change in timbre associated with a collision between the fixed iron core and the movable iron core.
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。 Hereinafter, a plurality of modes for carrying out the present disclosure will be described with reference to the drawings. In each embodiment, parts corresponding to the matters described in the preceding embodiment may be denoted by the same reference numerals, and redundant description may be omitted. When only a part of the configuration is described in each mode, the other modes described above can be applied to the other parts of the configuration. Not only combinations of parts that clearly show that combinations are possible in each embodiment, but also combinations of the embodiments even if they are not specified, unless there is a particular problem with the combination. Is also possible.
(第1実施形態)
第1実施形態の車両用警音器1について図1を参照しながら説明する。例えば、自動車、自動二輪車等の車両に搭載されて外部に対して警告音を発生する装置であり、電磁式のホーンとも呼ばれる。車両用警音器1は、車両における所定の操作部が操作された際に、警報音を車外へ放出する。所定の操作部は、乗員によって操作される、例えば、ステアリングやハンドルに設けられたホーンスイッチである。車両用警音器1は、出力電圧に応じた警報音を発生する電磁式警報器である。
(First embodiment)
A
図1に示すように、車両用警音器1は、ステー9を介して車両の前部、例えば、ラジエータの前部等の車両側部材に取り付けられる。車両用警音器1は、可動鉄心4を固定鉄心22よりも前方に位置させ、可動鉄心4および固定鉄心22の軸方向を前後方向に沿わせた姿勢で車両に取り付けられている。車両用警音器1は、有底筒状のハウジング11と、ハウジング11内の中央付近に収容され固定された電磁コイル部2と、を備える。車両用警音器1は、板状部材であって、外郭を構成するハウジング11の開口部を覆うようにハウジング11に固定されている振動板3を備える。振動板3はダイヤフラムとも呼ばれる。電磁コイル部2は、コイル20とボビン21と固定鉄心22とを備えて構成されている。コイル20は、樹脂製のボビン21に巻線が巻回されて構成されている。
As shown in FIG. 1, the
車両用警音器1は、振動板3の中央付近に固定され、固定鉄心22に対向して配置された可動鉄心4と、ハウジング11の底部に固定されて車両等に取り付けられるステー9と、を有している。電磁コイル部2は、ハウジング11の軸心周りに設置されている。ハウジング11および振動板3は、電磁コイル部2の磁気回路の一部を構成するために、鉄系の磁性体材料の板材が凹形状にプレス成形されて形成されている。可動鉄心4の前部に位置する小径部41には、振動板3の中心穴部30が嵌合し、可動鉄心4と振動板3がかしめ固定されて一体となっている。
The
ハウジング11は、後端に位置する円盤状の底部110と、底部110の周縁が筒状に立ち上がって形成された前端部から円盤状に突出する中間平坦部111と、前端に位置する外周縁部と、を有して一体に形成されている。外周縁部は、中間平坦部111の周縁が前方へ筒状に立ち上がって形成された前端部から突出して形成されている。振動板3の外周部は、外周縁部に巻きつけられるように巻きかしめされて、ハウジング11に固定されている。
The
ボビン21は、筒状部210と、筒状部210における振動板3側の端部から円盤状に突出するフランジ部211と、フランジ部211から外方に突出する第1被固定部212、図示していない第2被固定部、第3被固定部213等を有して一体に形成されている。筒状部210の外周面には、巻線が巻回されて形成されているコイル20が設けられている。筒状部210の内側には、固定鉄心22がボビン21やコイル20と同心状に設けられている。フランジ部211は、ボビン21において、筒状部210の前端部から周囲に広がる端面を形成する。フランジ部211は、コイル20における、前端部や振動板3側の端部を覆う部分である。
The
ハウジング11の底部110の前方側には、固定鉄心22やコイル20を有するボビン21が設けられている。固定鉄心22の先端面220は、可動鉄心4の先端面40に面している。固定鉄心22における可動鉄心4に対向する先端面220は、図1に示すように、軸方向長さにおけるコイル20の中心線CL2よりも可動鉄心4寄りに位置している。つまり、先端面220は、コイル20の軸方向長さにおけるコイル中央部よりも可動鉄心4寄りに位置している。固定鉄心22は、ボビン21の筒状部210の内側に存在する。換言すれば、固定鉄心22の側面は、筒状部210によって囲まれている。
A
コイル20への非通電時に、固定鉄心22の先端面220と、先端面220に対向する可動鉄心4の先端面40との間には、所定距離の隙間、いわゆるエアギャップが形成されている。したがって、コイル20への非通電時には、固定鉄心22の先端面220と可動鉄心4の先端面40とは離間している。
A gap of a predetermined distance, a so-called air gap, is formed between the
可動鉄心4は、他方の固定鉄心22に対して軸方向に面する先端面40に、可動鉄心4および固定鉄心22よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部5を備えている。衝撃吸収部5は、例えば、弾性変形する材料、鉄心同士の衝突により容易に塑性変形する材料等により構成されている。衝撃吸収部5は、例えば、天然ゴムや合成ゴムを含むエラストマー、その他の樹脂等により構成されている。衝撃吸収部5は、コイル20の通電流により、高温になる部分であるため、耐熱性を有する材料、例えば、熱硬化性樹脂等により構成されていることが好ましい。可動鉄心4と一体である衝撃吸収部5は、軸方向の長さにおけるコイル20の中心線CL2であるコイル中央部よりも振動板3寄りの位置に設けられている。衝撃吸収部5は先端面40のほぼ全体を覆うように設けられている。衝撃吸収部5は、接着剤等によって先端面40に一体に設けることができる。衝撃吸収部5は、先端面40に接着される上記材料構成であるシートや、先端面40に塗布される接着性を有する材料であり、先端面40を覆う薄膜層を形成する。接着性を有する材料には、例えばエポキシ系樹脂接着剤を用いることができる。
The
可動鉄心4は通常の印加設定電圧の範囲において固定鉄心22に衝突しない範囲で軸方向に変位するように、可動鉄心4の先端面40と固定鉄心の先端面220との離間距離が設定されている。衝撃吸収部5は可動鉄心4に設置された状態で、先端面40と先端面220との距離よりも小さい厚さ寸法となるように設定されている。このように、通常の印加設定電圧の範囲において衝撃吸収部5は、固定鉄心22に衝突しないように設けられている。したがって、低温環境下の使用や、印加設定電圧を超える高電圧が印加された場合に、固定鉄心22に対する可動鉄心4の変位量が大きく増加して、衝撃吸収部5が固定鉄心22に接触するように設定されている。
The distance between the
ハウジング11における中間平坦部111には、第1被固定部212、弾性を有する金属ばね材から形成されている可動接点支持板7、固定接点支持板8が積層されている。可動接点支持板7と固定接点支持板8との間には絶縁部材が介在している。これらの積層されている部材は、中間平坦部111に固定されている金属製の第1リベット90によって、一体にかしめ固定されている。コイル20から延びる巻線における一方の端末部は、導体を被覆する絶縁膜が剥離された状態で可動接点支持板7と第1被固定部212との間に設置されて、第1リベット90のかしめ固定に伴い、第1リベット90の頭部によって圧接されている。このようにして、巻線の一方の端末部と可動接点支持板7とが導通することになる。
A first fixed
中間平坦部111の他の部位には、図示していない第2被固定部が積層されている。第2被固定部は、中間平坦部111に固定されている金属製の第2リベットによって、ハウジング11にかしめ固定されている。さらに電磁コイル部2において、コイル20から延びる巻線における他方の端末部は、導体を被覆する絶縁膜が剥離された状態で第2リベットの軸部の周辺に沿うように設置されて、第2リベットのかしめ固定に伴い、第2リベットの頭部に圧接されている。このように、巻線の他方の端末部が第2リベットの頭部に圧接されることにより、巻線の端末部における導体と第2リベットとが導通することになる。また、巻線の導体は、銅線もしくは銅線以外の導電性材質、または異なる導電性物質が組み合わされた材質によって構成されている。
A second fixed portion (not shown) is stacked at another portion of the intermediate
さらに第2リベットは、絶縁部材によってハウジング11からは絶縁されている。第2リベットは、コネクタ内のコネクタ端子と導通している。コネクタ端子は、ホーンスイッチを介してバッテリのプラス電位が導かれている。したがって、第2リベットは、電磁コイル部2において電流投入側に位置するリベットである。車両用警音器1は、第1リベット90のかしめ固定によって可動接点支持板7に圧接される巻線の端末部に導通するコネクタ端子をさらに備えるようにしてもよい。
Further, the second rivet is insulated from the
中間平坦部111のさらに他の部位には、第3被固定部213が積層されている。第3被固定部213は、中間平坦部111にかしめ固定されている金属製の第3リベット91によって、ハウジング11に固定されている。このようにボビン21は、第1リベット90、第2リベット、第3リベット91の3箇所においてハウジング11に固定されている。
A third fixed
可動接点支持板7には、固定接点支持板8に向けて突出する可動接点部70が設けられている。固定接点支持板8には、可動接点部70に対応する位置に、可動接点支持板7に向けて突出する固定接点部80が設けられている。図1に示すように、可動接点部70と固定接点部80とは、互いに軸方向に対向するように設置されている。可動接点部70は、コイル20への非通電時には、可動接点支持板7が有するばね力によって固定接点支持板8側に付勢されて固定接点部80に接触する常閉型の接点を構成する。
The movable
可動鉄心4の外周面の全周には、他の部位よりも径外方へ突き出す大径部42が形成されている。例えば、大径部42は、冷鍛加工等によって一体に成形されている。コイル20への通電時に磁化された固定鉄心22によって可動鉄心4が吸引されることにより、大径部42は後方、すなわち固定鉄心22側に変位する。したがって、大径部42は、可動接点支持板7におけるホーン中心部寄りの被押圧部に接触してこれを後方、つまり、固定鉄心22側へ押圧する押圧部を構成する。大径部42が被押圧部を固定鉄心22側に押すことにより、固定接点部80と可動接点部70とが離間して、両者の接触状態が解除される。
A large-
可動鉄心4における前部の小径部41が、振動板3の中心部に挿入された状態でかしめられることにより、可動鉄心4は振動板3に固定されている。固定鉄心22は、取付用のステー9に、ハウジング11の底部110の中心部とともにかしめ等の固定手段を用いて固定されている。固定鉄心22は、ステー9に、ハウジング11の底部110の中心部とともに、ナット締め等の手段を用いて固定されるようにしてもよい。
The
次に、車両用警音器1の作動を説明する。ホーンスイッチが投入されることにより、車載電源からの電流が、コネクタ端子から第2リベット、巻線の他方の端末部、コイル20の順番に流れる。さらに電流は、巻線の一方の端末部、可動接点支持板7、可動接点部70、固定接点部80、固定接点支持板8、第1リベット90、ハウジング11、固定鉄心22、ステー9、車体(接地)の順に流れる。
Next, the operation of the
第1実施形態の車両用警音器1では、巻線の他方の端末部と第2リベットが導通し、巻線の一方の端末部と可動接点支持板7とが導通している。これにより、電磁コイル部2の電磁力が可動鉄心4と固定鉄心22との間隙に作用して、可動鉄心4が固定鉄心22に吸引される。固定鉄心22から発生する磁気吸引力によって可動鉄心4が軸方向に移動すると、振動板3は、周縁部が固定された状態で中心部が可動鉄心4と一体に移動して変形する。この可動鉄心4の変位により、可動鉄心4の大径部42が可動接点支持板7の被押圧部を押圧して、可動接点部70を固定接点部80から離間させる。その結果、電磁コイル部2への通電が遮断され、電磁力がなくなるので、可動鉄心4は、振動板3の弾性力により元の位置に復帰し、これにより、可動接点部70と固定接点部80との閉成状態が復活する。また、コイル20に通電される電圧が増加すると、固定鉄心22からの磁気吸引力によって可動鉄心4が固定鉄心22に近づく。これらの動作が繰り返されることにより、振動板3が高周波で振動するため、空気が振動して音波が前方側に放射され、車両用警音器1は警報音を発生する。
In the
車両用警音器1は、共鳴により、振動板3の振動による警報音を増幅させて車外へ放出する、共鳴管として機能する渦巻ホーン10を備える。渦巻ホーン10は、振動板3よりも前方に設けられ、渦巻状のラッパ部材、渦巻状の音響管を備えており、トランペット型ホーンとも呼ばれる。車両用警音器1は、直流で閾値以上の自励電圧、例えば、8V以上のバッテリ電圧が与えられることによって警報音を発生する。すなわち、車両用警音器1は、固定鉄心22と可動鉄心4との隙間が最適な値に調節されるような可動鉄心4の往復運動により、高品質、高能力の好ましい警報音を発生することができる。
The vehicle sounder 1 includes a
しかしながら、車両のバッテリから出力されるバッテリ電圧は、車両の負荷状況によって変動するため、車両用警音器を動作させるタイミングによっては、コイルに印加される電圧が大きく変動することがある。コイルに印加されるバッテリ電圧が上昇すると、固定鉄心の吸引力が上昇して可動鉄心の振幅が大きくなり、音圧は上昇する。しかし、可動鉄心の振幅が大きくなりすぎると、可動鉄心が固定鉄心に衝突するという問題がある。この衝突が起こるとホーンの音色が悪化する。一方で、音圧を高めることが望ましいため、鉄心同士が衝突しない範囲で可能な限り可動鉄心を固定鉄心に近づけて動作させるように印加電圧を制御している。 However, since the battery voltage output from the vehicle battery varies depending on the load condition of the vehicle, the voltage applied to the coil may vary greatly depending on the timing at which the vehicle alarm device is operated. When the battery voltage applied to the coil increases, the attractive force of the fixed iron core increases, the amplitude of the movable iron core increases, and the sound pressure increases. However, when the amplitude of the movable core becomes too large, there is a problem that the movable core collides with the fixed core. When this collision occurs, the tone of the horn deteriorates. On the other hand, since it is desirable to increase the sound pressure, the applied voltage is controlled so that the movable core is operated as close to the fixed core as possible within a range where the iron cores do not collide with each other.
第1実施形態の車両用警音器1がもたらす作用効果について説明する。車両用警音器1は、振動した空気が共鳴することによって警報音を発生する。車両用警音器1は、通電されて磁力を発生するコイル20と、この磁力によって磁気吸引力を発生する固定鉄心22と、固定鉄心22から発生する磁気吸引力によって固定鉄心22に対して軸方向に変位する可動鉄心4と、を備える。車両用警音器1は、さらに可動鉄心4に結合され、可動鉄心4の変位に伴って振動して空気を振動させる振動板3を備える。可動鉄心4は、固定鉄心22に対して軸方向に面する端面に、可動鉄心4および固定鉄心22よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部5を備えている。
The effect which the
この構成によれば、可動鉄心4が固定鉄心22に衝突するほど大きく変位した場合に、固定鉄心22と衝撃吸収部5とを接触させることができる。これにより、固定鉄心22と可動鉄心4との直接的な衝突を回避できるので、金属同士の衝突音の発生を防止することができ、これによって音色変化を抑えることができる。
According to this configuration, when the
また、この車両用警音器1によれば、可動鉄心4を固定鉄心22にできるだけ近づけるような製品仕様が可能となるので高い音圧を確保することができる。さらに、何らか要因により可動鉄心4の変位が大きく振れた場合でも、鉄心同士の衝突を回避できる構成を有するので、高い音圧を確保と音色変化の抑制とを両立できる。
In addition, according to the
衝撃吸収部5は、軸方向の長さにおけるコイル20の中心線CL2であるコイル中央部よりも振動板3寄りの位置に設けられている。これによれば、最も磁束が強くなるコイル中央部に衝撃吸収部5を位置させない構成により、磁束が通過しにくい性質を有する衝撃吸収部5によって磁束の強さが低下してしまうことを防ぐことができる。したがって、第1実施形態の車両用警音器1は、磁束の強さを確保できるとともに、鉄心同士の衝突による音色変化を抑えることができる。
The shock absorbing portion 5 is provided at a position closer to the
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態の他の形態である車両用警音器について、図2を参照して説明する。第2実施形態において第1実施形態と同様の構成は、図2において同一の符号を記載し、同様の作用効果を奏するものである。第2実施形態においては、第1実施形態と相違する内容について説明する。
(Second Embodiment)
In the second embodiment, a vehicle alarm device according to another embodiment of the first embodiment will be described with reference to FIG. In the second embodiment, the same configuration as that of the first embodiment is described with the same reference numerals in FIG. In the second embodiment, contents different from the first embodiment will be described.
図2に示すように、第2実施形態の車両用警音器1は、第1実施形態に対して衝撃吸収部6が相違する。固定鉄心22は、他方の可動鉄心4に対して軸方向に面する先端面220に、可動鉄心4および固定鉄心22よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部6を備えている。衝撃吸収部6は、例えば、弾性変形する材料、鉄心同士の衝突により容易に塑性変形する材料等により構成されている。衝撃吸収部6は、例えば、天然ゴムや合成ゴムを含むエラストマー、その他の樹脂等により構成されている。衝撃吸収部6は、コイル20の通電流により、高温になる部分であるため、耐熱性を有する材料、例えば、熱硬化性樹脂等により構成されていることが好ましい。固定鉄心22と一体である衝撃吸収部6は、軸方向の長さにおけるコイル20の中心線CL2であるコイル中央部よりも振動板3や可動鉄心4寄りの位置に設けられている。衝撃吸収部6は先端面220のほぼ全体を覆うように設けられている。衝撃吸収部6は、接着剤等によって先端面220に一体に設けることができる。衝撃吸収部6は、先端面220に接着されたる上記材料構成であるシートや、先端面220に塗布される接着性を有する材料であり、先端面220を覆う薄膜層を形成する。接着性を有する材料として、例えばエポキシ系樹脂接着剤を用いることができる。
As shown in FIG. 2, the
衝撃吸収部6は固定鉄心22に設置された状態で、先端面40と先端面220との距離よりも小さい厚さ寸法となるように設定されている。このように、通常の印加設定電圧の範囲において衝撃吸収部6は、可動鉄心4に衝突しないように設けられている。したがって、低温環境下の使用や、印加設定電圧を超える高電圧が印加された場合に、固定鉄心22に対する可動鉄心4の変位量が大きく増加して、衝撃吸収部6が可動鉄心4に接触するように設定されている。
The shock absorbing portion 6 is set so as to have a thickness dimension smaller than the distance between the
第2実施形態の車両用警音器1によれば、固定鉄心22は、可動鉄心4に対して軸方向に面する端面に、可動鉄心4および固定鉄心22よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部6を備えている。
According to the
この構成によれば、可動鉄心4および固定鉄心22の少なくとも一方には、他方に対して軸方向に面する端面に衝撃吸収部6が設けられているため、可動鉄心4が固定鉄心22に衝突するほど大きく変位した場合に、鉄心と衝撃吸収部6とを接触させることができる。これによれば、車両用警音器1は、衝撃吸収部6がクッションとして機能して鉄心同士の衝突を回避できるので、音色の変化を抑えることができる。
According to this configuration, at least one of the
第2実施形態の車両用警音器1によれば、固定鉄心22は、可動鉄心4に対して軸方向に面する先端面220に、可動鉄心4および固定鉄心22よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部6を備えている。この構成によれば、可動鉄心4が固定鉄心22に衝突するほど大きく変位した場合に、可動鉄心4と衝撃吸収部6とを接触させることができる。第2実施形態によれば、固定鉄心22と可動鉄心4との直接的な衝突を回避できるので、金属同士の衝突音の発生を防止することができ、これによって車両用警音器1の音色変化を抑えることができる。
According to the
衝撃吸収部6は、軸方向の長さにおけるコイル20の中心線CL2であるコイル中央部よりも可動鉄心4寄りの位置に設けられている。これによれば、最も磁束が強くなるコイル中央部に衝撃吸収部6を位置させない構成により、磁束が通過しにくい性質を有する衝撃吸収部6によって磁束の強さが低下してしまうことを防ぐことができる。したがって、第2実施形態の車両用警音器1は、磁束の強さを確保できるとともに、鉄心同士の衝突による音色変化を抑えることができる。
The impact absorbing portion 6 is provided at a position closer to the
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態の他の形態である車両用警音器について、図3を参照して説明する。第3実施形態において前述の実施形態と同様の構成は、図3において同一の符号を記載し、同様の作用効果を奏するものである。第3実施形態においては、前述の実施形態と相違する内容について説明する。
(Third embodiment)
In the third embodiment, a vehicle alarm device according to another embodiment of the first embodiment will be described with reference to FIG. In the third embodiment, the same configuration as that of the above-described embodiment is described with the same reference numerals in FIG. In the third embodiment, contents different from the above-described embodiment will be described.
図3に示すように、第3実施形態の車両用警音器1は、第1実施形態に対して、衝撃吸収部5と衝撃吸収部6の両方を備える点が相違する。したがって、第3実施形態の車両用警音器1は、可動鉄心4の先端面40に衝撃吸収部5を備え、固定鉄心22の先端面220に衝撃吸収部6を備えている。
As shown in FIG. 3, the
衝撃吸収部5の厚さ寸法と衝撃吸収部6の厚さ寸法と合わせた寸法は、先端面40と先端面220との距離よりも小さい値となるように設定されている。このように、通常の印加設定電圧の範囲において、衝撃吸収部5と衝撃吸収部6とは衝突しないように設けられている。したがって、低温環境下の使用や、印加設定電圧を超える高電圧が印加された場合に、固定鉄心22に対する可動鉄心4の変位量が大きく増加して、衝撃吸収部5が衝撃吸収部6に接触するように設定されている。
The dimension combined with the thickness dimension of the shock absorbing part 5 and the thickness dimension of the shock absorbing part 6 is set to be smaller than the distance between the
第3実施形態の車両用警音器1によれば、可動鉄心4および固定鉄心22は、それぞれ他方に対して軸方向に面する端面に、可動鉄心4および固定鉄心22よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部5,6を備えている。この構成によれば、可動鉄心4が固定鉄心22に衝突するほど大きく変位した場合に、衝撃吸収部5と衝撃吸収部6とを接触させることができる。第3実施形態によれば、固定鉄心22と可動鉄心4との直接的な衝突を回避できるので、金属同士の衝突音の発生を防止することができ、これによって車両用警音器1の音色変化を抑えることができる。
According to the
(第4実施形態)
第4実施形態では、第2実施形態の他の形態である車両用警音器について、図4を参照して説明する。第4実施形態において前述の実施形態と同様の構成は、図4において同一の符号を記載し、同様の作用効果を奏するものである。第4実施形態においては、前述の実施形態と相違する内容について説明する。
(Fourth embodiment)
In the fourth embodiment, a vehicle alarm device according to another embodiment of the second embodiment will be described with reference to FIG. In the fourth embodiment, the same configuration as that of the above-described embodiment is described with the same reference numerals in FIG. In the fourth embodiment, contents different from the above-described embodiment will be described.
図4に示すように、第4実施形態の車両用警音器1は、第2実施形態に対して衝撃吸収部106が相違する。衝撃吸収部106は、第2実施形態の衝撃吸収部6と同様の材料で構成されている。固定鉄心22と一体である衝撃吸収部106は、軸方向の長さにおけるコイル20の中心線CL2であるコイル中央部よりも振動板3や可動鉄心4寄りの位置に設けられている。
As shown in FIG. 4, the
衝撃吸収部106は先端面220における中央部位に設けられている。衝撃吸収部106は先端面220における固定鉄心22の軸心線CL1上を含む位置に設けられている。衝撃吸収部106は、先端面220の軸心線CL1上に設けられた凹部220aを埋めるとともに先端面220から可動鉄心4側に突出するように設けられている。衝撃吸収部106は、接着剤等によって先端面220から突出する形状となるように凹部220aに充填することができる。衝撃吸収部106は、凹部220aに塗布される接着性を有する材料であり、先端面220の中央部位において部分的に盛り上がった凸部を形成する。接着性を有する材料として、例えばエポキシ系樹脂接着剤を用いることができる。凹部220aは、衝撃吸収部106を設ける際に適正な位置決めとして機能する。したがって、凹部220aは、衝撃吸収部106を先端面220の中央部位において突出するように設置することに寄与する。
The
衝撃吸収部106は、固定鉄心22に設置された状態で、先端面40と先端面220との距離よりも小さい寸法で先端面220から突出するように設定されている。このように、通常の印加設定電圧の範囲において衝撃吸収部106は、可動鉄心4に衝突しないように設けられている。したがって、低温環境下の使用や、印加設定電圧を超える高電圧が印加された場合に、固定鉄心22に対する可動鉄心4の変位量が大きく増加して、衝撃吸収部106が可動鉄心4に接触するように設定されている。
The
第4実施形態の車両用警音器1によれば、固定鉄心22は、可動鉄心4に対して軸方向に面する端面における中央部位に、衝撃吸収部106を備えている。この構成によれば、磁束が通過にくい性質を有する衝撃吸収部106を固定鉄心22の端面の中央部位に限定した範囲に設けることにより、衝撃吸収部106の周囲に磁束を通過させることができる。したがって、固定鉄心22と可動鉄心4との間を磁束が通過する範囲を確保できるので、可動鉄心4を吸引する吸引力の低下を抑制できる衝撃吸収部106を提供できる。
According to the
また、車両用警音器1は、可動鉄心4の一部が可動接点支持板7を固定鉄心22側に押して接点を解除する構成であるため、可動鉄心4は片側に反力がかかって片持ち状態になる。このため、可動鉄心4の軸心は固定鉄心22の軸心線CL1に対してわずかに傾くようになる。そこで、衝撃吸収部106が先端面220における中央部位に設けられているため、可動鉄心4がわずかに傾いたとしても確実に可動鉄心4に接触させることができる衝撃吸収部106を提供できる。
In addition, since the
(第5実施形態)
第5実施形態では、第1実施形態の他の形態である車両用警音器について、図5を参照して説明する。第5実施形態において前述の実施形態と同様の構成は、図5において同一の符号を記載し、同様の作用効果を奏するものである。第5実施形態においては、前述の実施形態と相違する内容について説明する。
(Fifth embodiment)
In the fifth embodiment, a vehicle alarm device according to another embodiment of the first embodiment will be described with reference to FIG. In the fifth embodiment, the same configuration as that of the above-described embodiment is described with the same reference numerals in FIG. In the fifth embodiment, contents different from the above-described embodiment will be described.
図5に示すように、第5実施形態の車両用警音器1は、第1実施形態に対して衝撃吸収部105が相違する。衝撃吸収部105は、第1実施形態の衝撃吸収部5と同様の材料で構成されている。可動鉄心4と一体である衝撃吸収部105は、軸方向の長さにおけるコイル20の中心線CL2であるコイル中央部よりも振動板3寄りの位置に設けられている。
As shown in FIG. 5, the
衝撃吸収部105は先端面40における中央部位に設けられている。衝撃吸収部105は先端面40において固定鉄心22の軸心線CL1上を含む位置に設けられている。衝撃吸収部105は、先端面40の軸心線CL1上に設けられた凹部40aを埋めるとともに先端面40から可動鉄心4側に突出するように設けられている。衝撃吸収部105は、接着剤等によって先端面40から突出する形状となるように凹部40aに充填することができる。衝撃吸収部105は、凹部40aに塗布される接着性を有する材料であり、先端面40の中央部位において部分的に盛り上がった凸部を形成する。接着性を有する材料として、例えばエポキシ系樹脂接着剤を用いることができる。凹部40aは、衝撃吸収部105を設ける際に適正な位置決めとして機能する。したがって、凹部40aは、衝撃吸収部105を先端面40の中央部位において突出するように設置することに寄与する。
The
衝撃吸収部105は、可動鉄心4に設置された状態で、先端面40と先端面220との距離よりも小さい寸法で先端面40から突出するように設定されている。このように、通常の印加設定電圧の範囲において衝撃吸収部105は、固定鉄心22に衝突しないように設けられている。したがって、低温環境下の使用や、印加設定電圧を超える高電圧が印加された場合に、固定鉄心22に対する可動鉄心4の変位量が大きく増加して、衝撃吸収部105が固定鉄心22に接触するように設定されている。
The
第5実施形態の車両用警音器1によれば、可動鉄心4は、固定鉄心22に対して軸方向に面する端面における中央部位に、衝撃吸収部105を備えている。この構成によれば、磁束が通過にくい性質を有する衝撃吸収部105を可動鉄心4の端面の中央部位に限定した範囲に設けることにより、衝撃吸収部105の周囲に磁束を通過させることができる。したがって、固定鉄心22と可動鉄心4との間を磁束が通過する範囲を確保できるので、可動鉄心4を吸引する吸引力の低下を抑制できる衝撃吸収部105を提供できる。
According to the
また、前述したように、可動鉄心4の軸心は固定鉄心22の軸心線CL1に対してわずかに傾くようになる。そこで、衝撃吸収部105が先端面40における中央部位に設けられているため、可動鉄心4がわずかに傾いた姿勢となっても中央部位は傾きの影響を受けにくいので、確実に固定鉄心22に接触させることができる衝撃吸収部105を提供できる。
Further, as described above, the axis of the
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
(Other embodiments)
The disclosure of this specification is not limited to the illustrated embodiments. The disclosure encompasses the illustrated embodiments and variations by those skilled in the art based thereon. For example, the disclosure is not limited to the combination of components and elements shown in the embodiments, and various modifications can be made. The disclosure can be implemented in various combinations. The disclosure may have additional parts that can be added to the embodiments. The disclosure includes those in which the components and elements of the embodiment are omitted. The disclosure encompasses parts, element replacements, or combinations between one embodiment and another. The technical scope disclosed is not limited to the description of the embodiments. The technical scope disclosed is indicated by the description of the scope of claims, and should be understood to include all modifications within the meaning and scope equivalent to the description of the scope of claims.
前述の実施形態において、衝撃吸収部5,6は、可動鉄心4の先端面40上や固定鉄心22の先端面220上において、部分的に設けられる構成でもよい。衝撃吸収部5,6は、例えば、先端面40上や先端面220上において、複数個点在するように設けられる構成でもよいし、環状に設けられる構成でもよい。
In the above-described embodiment, the shock absorbing portions 5 and 6 may be configured to be partially provided on the
前述の実施形態において、ボビン21は第1被固定部212、第2被固定部、第3被固定部213等がリベットによってハウジング11に固定される構成であるが、ボビン21がハウジング11に固定されている箇所はこの個数に限定するものではない。
In the above-described embodiment, the
1…車両用警音器、 3…振動板、 4…可動鉄心
5,6,105,106…衝撃吸収部、 20…コイル
22…固定鉄心、 40…先端面(端面)、 220…先端面(端面)
CL1…軸心線(中央部位)、 CL2…中心線(コイル中央部)
DESCRIPTION OF
CL1 ... Axis center line (center part), CL2 ... Center line (coil central part)
Claims (7)
通電されて磁力を発生するコイル(20)と、
前記コイルから発生する磁力によって磁気吸引力を発生する固定鉄心(22)と、
前記固定鉄心から発生する磁気吸引力によって前記固定鉄心に対して軸方向に変位する可動鉄心(4)と、
前記可動鉄心に結合され、前記可動鉄心の変位に伴って振動して空気を振動させる振動板(3)と、を備え、
前記可動鉄心および前記固定鉄心の少なくとも一方は、他方に対して前記軸方向に面する端面に、前記可動鉄心および前記固定鉄心よりも柔らかい素材で構成されている衝撃吸収部(5;6;105;106)を備えている車両用警音器。 A vehicle alarm (1) that generates an alarm sound by resonance of vibrated air,
A coil (20) that is energized to generate a magnetic force;
A fixed iron core (22) that generates a magnetic attractive force by the magnetic force generated from the coil;
A movable iron core (4) that is displaced in an axial direction with respect to the fixed iron core by a magnetic attractive force generated from the fixed iron core;
A diaphragm (3) coupled to the movable iron core and vibrating in accordance with the displacement of the movable iron core to vibrate air;
At least one of the movable iron core and the fixed iron core has an impact absorbing portion (5; 6; 105) made of a material softer than the movable iron core and the fixed iron core on an end surface facing in the axial direction with respect to the other. 106) a vehicle alarm.
Priority Applications (1)
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JP2017044198A JP2018144747A (en) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | Warning sound alarm for vehicle |
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CN114302829A (en) * | 2019-08-29 | 2022-04-08 | 浜名湖电装株式会社 | Alarm for vehicle |
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2017
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