JP2018138316A - 教示操作端末および教示操作システム - Google Patents

教示操作端末および教示操作システム Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットの教示操作に使用される教示操作端末において、ロボットの教示操作を行う作業者が、教示操作端末を把持している片手で容易に操作することが可能な教示操作端末を提供する。【解決手段】教示操作端末1は、ロボットの教示操作を行う作業者の片手で把持される把持部27aと、作業者の親指で操作されるとともにロボットを動作させる操作部材20と、イネーブルスイッチ21とを備えている。作業者によって操作される操作部材20の操作部20aは、把持部27aよりも教示操作端末1の先端側に配置されるとともに教示操作端末1の表側に配置され、作業者によって操作されるイネーブルスイッチ21の操作部21aは、教示操作端末1の裏側に配置されるとともに操作部材20の軸線L上に配置されている。操作部材20の軸線Lと、イネーブルスイッチ21の押込み方向Vとがなす角度θは60°以上90°以下となっている。【選択図】図4

Description

本発明は、ロボットの教示操作に使用される教示操作端末に関する。また、本発明は、この教示操作端末を備える教示操作システムに関する。
従来、ロボットの教示操作に使用される教示操作端末が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の教示操作端末は、LCDディスプレイと非常停止スイッチとイネーブルスイッチとを備えている。LCDディスプレイは、教示操作端末の表面中央に配置されている。非常停止スイッチは、LCDディスプレイの斜め上方に配置され、イネーブルスイッチは、教示操作端末の背面に配置されている。LCDディスプレイの左右の両側および下側には、複数のキー(スイッチ)が配置されている。また、イネーブルスイッチの近傍には、教示操作端末を把持するための把持部が設けられている。
特開2011−88241号公報
特許文献1に記載の教示操作端末の場合、ロボットの教示操作を行う作業者は、一方の手で教示操作端末の把持部を把持するとともにイネーブルスイッチを押しながら、他方の手で各種のスイッチを操作してロボットを動作させている。すなわち、この教示操作端末の場合、作業者は、教示操作端末を把持している片手で教示操作端末を操作することはできない。そのため、この教示操作端末の場合、ロボットの教示操作を行う作業者の両手が塞がってしまう。
そこで、本発明の課題は、ロボットの教示操作に使用される教示操作端末において、ロボットの教示操作を行う作業者が、教示操作端末を把持している片手で容易に操作することが可能な教示操作端末を提供することにある。また、本発明は、この教示操作端末を備える教示操作システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の教示操作端末は、ロボットの教示操作に使用される教示操作端末において、ロボットの教示操作を行う作業者の片手で把持される把持部と、ジョイスティックまたは十字キーからなり作業者の親指で操作されるとともにロボットを動作させる操作部材と、操作部材によるロボットの動作が可能となるサーボオン状態と操作部材によるロボットの動作ができなくなるサーボオフ状態との切替を行うイネーブルスイッチとを備え、作業者によって操作される操作部材の操作部は、把持部よりも教示操作端末の先端側に配置され、操作部材の操作部が配置される側を教示操作端末の表側とすると、作業者によって操作されるイネーブルスイッチの操作部は、教示操作端末の裏側に配置されるとともに、ジョイスティックの軸線上または十字キーの軸線上に配置され、ジョイスティックの軸線または十字キーの軸線と、イネーブルスイッチの押込み方向とがなす角度は、60°以上90°以下となっていることを特徴とする。
本発明の教示操作端末は、ロボットの教示操作を行う作業者の片手で把持される把持部を備えている。また、本発明では、作業者の親指で操作される操作部材の操作部は、把持部より教示操作端末の先端側に配置されるとともに教示操作端末の表側に配置され、イネーブルスイッチの操作部は、教示操作端末の裏側に配置されるとともにジョイスティックの軸線上または十字キーの軸線上に配置されている。さらに、本発明では、ジョイスティックの軸線または十字キーの軸線と、イネーブルスイッチの押込み方向とがなす角度は、60°以上90°以下となっている。
そのため、本発明では、把持部を片手で把持している作業者が、把持部を把持している片手の人差し指や中指等でイネーブルスイッチの操作部を容易に押すことが可能になるとともに、把持部を把持している片手の親指で操作部材の操作部を容易に操作することが可能になる。したがって、本発明では、ロボットの教示操作を行う作業者が、教示操作端末を把持している片手で教示操作端末を容易に操作することが可能になる。
本発明において、ジョイスティックの軸線または十字キーの軸線と、イネーブルスイッチの押込み方向とがなす角度は、略75°となっていることが好ましい。このように構成すると、把持部を片手で把持している作業者が、把持部を把持している片手の人差し指や中指等でイネーブルスイッチをより容易に押すことが可能になるとともに、把持部を把持している片手の親指で操作部材をより容易に操作することが可能になる。したがって、ロボットの教示操作を行う作業者が、教示操作端末を把持している片手で教示操作端末をより容易に操作することが可能になる。
本発明において、教示操作端末は、ロボットを非常停止させる非常停止スイッチを備え、作業者によって操作される非常停止スイッチの操作部は、操作部材の操作部よりも教示操作端末の先端側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、操作部材の操作部を操作している作業者の親指が非常停止スイッチの操作部に接触しにくくなる。したがって、ロボットの教示操作を行っているときの、非常停止スイッチの誤操作を防止することが可能になる。
本発明において、教示操作端末は、ロボットの状態および教示操作端末の状態の少なくともいずれか一方を知らせるための発光部を備え、発光部は、操作部材の操作部と非常停止スイッチの操作部との間に配置されていることが好ましい。このように構成すると、操作部材の操作部を操作する作業者の親指によって発光部が覆われるのを防止することが可能になる。したがって、発光部の発光状態に基づいて、ロボットの状態や教示操作端末の状態を把握しながら、操作部材を操作することが可能になる。また、このように構成すると、操作部材の操作部から非常停止スイッチの操作部を遠ざけることが可能になる。したがって、操作部材の操作部を操作している作業者の親指が非常停止スイッチの操作部により接触しにくくなる。
本発明において、教示操作端末は、操作部材によってロボットを動作させる際の座標系を切り替える第1のスライドスイッチと、操作部材によって動作するロボットの動作箇所および動作方向の少なくともいずれか一方を切り替える第2のスライドスイッチと、ロボットの現在位置を記録するための押ボタンとを備え、作業者によって操作される第1のスライドスイッチの操作部、第2のスライドスイッチの操作部および押ボタン操作部は、操作部材の操作部と把持部との間に配置されていることが好ましい。
このように構成すると、ロボットの教示操作を行う作業者は、操作部材の操作部を操作する親指を使って、第1のスライドスイッチの操作部、第2のスライドスイッチの操作部および押ボタンの操作部を操作することが可能になる。したがって、第1のスライドスイッチ、第2のスライドスイッチおよび押ボタンが教示操作端末に設けられていても、ロボットの教示操作を行う作業者は、教示操作端末を把持している片手で教示操作端末を容易に操作することが可能になる。
本発明において、把持部の、教示操作端末の表側の面は、凸曲面状に形成され、把持部の、教示操作端末の裏側の面は、凹曲面状に形成され、把持部の、教示操作端末の表側の面の曲率半径と、把持部の、教示操作端末の裏側の面の曲率半径とが等しくなっていることが好ましい。このように構成すると、作業者は片手で把持部を把持しやすくなる。
本発明の教示操作端末は、表示装置および入力装置を有するとともにロボットの教示用のソフトウエアがインストールされたタブレット端末を備える教示操作システムに用いることができる。この教示操作システムでは、ロボットの教示操作を行う作業者が、教示操作端末を把持している片手で教示操作端末を容易に操作することが可能になる。また、この教示操作システムでは、ロボット教示用のソフトウエアがインストールされた汎用のタブレット端末を利用して、ロボットの教示操作を行うことが可能になる。
以上のように、本発明では、ロボットの教示操作を行う作業者が、教示操作端末を把持している片手で教示操作端末を容易に操作することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる教示操作端末が使用されるロボットシステムのブロック図である。 図1に示すロボットの斜視図である。 図1に示す教示操作端末の斜視図である。 図3に示す教示操作端末の側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(ロボットシステムの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる教示操作端末1が使用されるロボットシステム3のブロック図である。図2は、図1に示すロボット2の斜視図である。
本形態の教示操作端末1は、ロボット2の教示操作に使用される端末である。この教示操作端末1は、ロボット2を備えるロボットシステム3で使用される。ロボットシステム3は、教示操作端末1およびロボット2に加えて、ロボット2を制御するコントローラ4と、ロボット2の教示操作を行う際に教示操作端末1と一緒に使用されるタブレット端末(タブレットPC)5とを備えている。教示操作端末1、ロボット2およびタブレット端末5は、コントローラ4に電気的に接続されている。
ロボット2は、垂直多関節ロボットである。具体的には、ロボット2は、6軸の垂直多関節ロボットである。ロボット2は、図2に示すように、ロボット2の基端部分を構成する支持部材8と、6個の関節部9と、2本のアーム10と、ロボット2の先端部分を構成する先端部材11とを備えている。支持部材8は、ロボット2が設置される床面に固定されている。関節部9は、モータと、モータの出力軸に連結される減速機と、モータおよび減速機が収容されるケース体とを備えている。アーム10は、細長い円筒状に形成されている。
ロボット2では、たとえば、図2(A)に示す正対姿勢から図2(B)に示す姿勢へのロボット2の動作が可能となるように、6個の関節部9と2本のアーム10とが連結されている。ロボット2の最も基端側に配置される関節部9は、支持部材8に回動可能に連結されており、この関節部9は、上下方向を回動の軸方向として回動可能となっている。先端部材11は、ロボット2の最も先端側に配置される関節部9に回動可能に連結されている。先端部材11には、所定のエンドエフェクタ(図示省略)が取付可能となっている。このエンドエフェクタは、たとえば、所定の搬送対象物を把持する把持機構や、所定の加工対象物を加工する加工工具である。
タブレット端末5は、液晶ディスプレイ等の表示装置14と、タッチパネルまたはキーボード等の入力装置15とを備えている。このタブレット端末5は、たとえば、LANケーブルを介してコントローラ4に接続されている。タブレット端末5には、ロボット2の教示用のソフトウエアがインストールされており、タブレット端末5は、上述のように、ロボット2の教示操作を行う際に教示操作端末1と一緒に使用される。ロボット2の教示操作の設定や教示操作の設定の変更等は、タブレット端末5で行われる。
本形態の教示操作端末1は、ロボット2の教示操作を行う作業者が片手で把持することが可能となっており、作業者は、たとえば、所定の台の上に載置されたタブレット端末5を一方の手で操作しながら、他方の手で教示操作端末1を把持して操作する。本形態では、教示操作端末1とタブレット端末5とによって、教示操作システム16が構成されている。
(教示操作端末の構成)
図3は、図1に示す教示操作端末1の斜視図である。図4は、図3に示す教示操作端末1の側面図である。
教示操作端末1は、ロボット2を動作させる操作部材20と、操作部材20によるロボット2の動作が可能となるサーボオン状態と操作部材20によるロボット2の動作ができなくなるサーボオフ状態との切替を行うイネーブルスイッチ21と、ロボット2を非常停止させる非常停止スイッチ22とを備えている。また、教示操作端末1は、ロボット2の状態および教示操作端末1の状態を知らせるための複数の発光部23を備えている。本形態の教示操作端末1は、3個の発光部23を備えている。
また、教示操作端末1は、操作部材20によってロボット2を動作させる際の座標系を切り替える第1のスライドスイッチとしてのスライドスイッチ24と、操作部材20によって動作するロボット2の動作箇所および動作方向の少なくともいずれか一方を切り替える第2のスライドスイッチとしてのスライドスイッチ25と、ロボット2の現在位置を記録するための押ボタン26とを備えている。教示操作端末1の筐体27には、ロボット2の動作の異常を知らせるためのブザーおよび振動モータ(図示省略)が内蔵されている。
操作部材20、非常停止スイッチ22、スライドスイッチ24、25および押ボタン26は、教示操作端末1の表側に配置されている。すなわち、操作部材20、非常停止スイッチ22、スライドスイッチ24、25および押ボタン26は、筐体27の表側に配置されている。具体的には、ロボット2の教示操作を行う作業者によって操作される操作部材20の操作部20a、非常停止スイッチ22の操作部22a、スライドスイッチ24の操作部24a、スライドスイッチ25の操作部25aおよび押ボタン26の操作部26aが筐体27の表側に配置されている。
また、発光部23も、筐体27の表側に配置されている。具体的には、筐体27の表側から発光部23の光が見えるように発光部23が配置されている。一方、イネーブルスイッチ21は、教示操作端末1の裏側に配置されている。すなわち、イネーブルスイッチ21は、筐体27の裏側に配置されている。具体的には、ロボット2の教示操作を行う作業者によって操作されるイネーブルスイッチ21の操作部21aが筐体27の裏側に配置されている。
筐体27の基端部分は、ロボット2の教示操作を行う作業者の片手で把持される把持部27aとなっている。把持部27aは、作業者の中指、薬指および小指と、手のひらとによって把持される。あるいは、把持部27aは、作業者の薬指および小指と、手のひらとによって把持される。筐体27の先端部分は、操作部材20および非常停止スイッチ22等が配置されるスイッチ配置部27bとなっている。筐体27は、把持部27aとスイッチ配置部27bとによって構成されている。コントローラ4に接続される教示操作端末1のケーブル(図示省略)は、筐体27の基端から引き出されている。
以下の説明では、教示操作端末1の表側(図4のZ1方向側)を「上」側とし、その反対側(教示操作端末1の裏側、図4のZ2方向側)を「下」側とし、上下方向に直交する教示操作端末1の基端側(図4のX1方向側)を「後ろ」側とし、その反対側(教示操作端末1の先端側、図4のX2方向側)を「前」側とする。また、上下方向と左右方向とに直交する図4のY方向を「左右方向」とする。
スイッチ配置部27bは、把持部27aの前上端部から斜め下前方に向かって突出している。スイッチ配置部27bの前端側に形成されるスイッチ配置部27bの底面(最下面)27cは、上下方向に直交する平面となっている。把持部27aの後端側に形成される把持部27aの底面(最下面)27dは、上下方向に直交する平面となっている。底面27cと底面27dとは、同一平面上に配置されている。
把持部27aの上面(教示操作端末1の表側の面)27eは、凸曲面状に形成され、把持部27aの、底面27dを除いた部分の下面(教示操作端末1の裏側の面)27fは、凹曲面状に形成されている。具体的には、上面27eは、左右方向から見たときの形状が円弧状となる凸曲面状に形成され、下面27fは、左右方向から見たときの形状が円弧状となる凹曲面状に形成されている。上面27eの曲率半径と下面27fの曲率半径とは等しくなっている。
操作部材20は、ジョイスティックである。操作部材20の操作部20aは、把持部27aよりも前側(すなわち、教示操作端末1の先端側)に配置されている。また、操作部20aは、スイッチ配置部27bの左右方向の中心位置に配置されている。ジョイスティックである操作部材20の軸線Lは、左右方向に直交している。また、軸線Lは、下側に向かうにしたがって後ろ側に向かうように傾斜している。操作部材20は、作業者の親指によって操作される。具体的には、操作部20aが作業者の親指によって操作される。
本形態の操作部材20は、操作部材20によってロボット2をアナログ操作するモード(アナログ操作モード)と、操作部材20によってロボット2をコマ送り操作(デジタル操作)するモード(デジタル操作モード)とに操作部材20の操作モードを切り替える機能も果たしている。操作部材20が軸線Lの方向に押されると、アナログ操作モードからデジタル操作モードに、あるいは、デジタル操作モードからアナログ操作モードに操作部材20の操作モードが切り替わる。
イネーブルスイッチ21の操作部21aは、把持部27aの前下端部から斜め下前方に向かって突出している。操作部21aは、筺体27の左右方向の中心位置に配置されている。操作部21aの下端は、底面27c、27dよりも上側に配置されている。イネーブルスイッチ21は、斜め上後ろ側に向かって操作部21aが押されるように配置されている。図4に示すように、操作部21aは、操作部材20の軸線L上に配置されている。イネーブルスイッチ21の押込み方向(すなわち、操作部21aの押込み方向、図4の矢印Vで示す方向)と軸線Lとがなす角度θは、60°以上90°以下となっている。本形態では、角度θは、略75°となっている。
イネーブルスイッチ21は、作業者の人差し指(または中指)によって操作される。イネーブルスイッチ21が押されていないとき(すなわち、操作部21aが押されていないとき)には、サーボオフ状態となっており、操作部21aが押込み方向Vに押されると、サーボオン状態に切り替わる。また、操作部21aが押込み方向Vに強く押し込まれると、サーボオン状態からサーボオフ状態に切り替わる。すなわち、イネーブルスイッチ21は、3ポジションイネーブルスイッチである。
非常停止スイッチ22の操作部22aは、操作部材20の操作部20aよりも前側(すなわち、教示操作端末1の先端側)に配置されている。また、操作部22aは、スイッチ配置部27bの左右方向の中心位置に配置されている。非常停止スイッチ22は、斜め下後ろ側に向かって操作部22aが押されるように配置されている。
スライドスイッチ24は、3接点のスライドスイッチであり、操作部材20によってロボット2を動作させる際の座標系を第1座標系と第2座標系と第3座標系との3つの座標系のいずれかに切り替える機能を果たしている。第1座標系は、ロボット2を構成する6個の関節部9のモータの回転座標を用いて、先端部材11の位置を表す座標系である。第2座標系は、鉛直方向の座標(z座標)と、鉛直方向に直交するx方向の座標(x座標)と、鉛直方向とx方向とに直交するy方向の座標(y座標)と、最も先端側に配置される関節部9のモータの回転座標と、先端側から2番目に配置される関節部9のモータの回転座標と、最も基端側に配置される関節部9のモータの回転座標とを用いて先端部材11の位置を表す座標系である。第3座標系は、第2座標と同じ6個の座標を用いて、先端部材11に取り付けられるエンドエフェクタの位置を表す座標系である。
スライドスイッチ25は、スライドスイッチ24と同様の3接点のスライドスイッチである。スライドスイッチ25は、上述のように、操作部材20によって動作するロボット2の動作箇所および動作方向の少なくともいずれか一方を切り替える機能を果たしている。具体的には、ロボット2の座標系が第1座標系に設定されている場合、スライドスイッチ25は、最も基端側に配置される関節部9のモータと基端側から2番目に配置される関節部9のモータとを操作部材20によって回転させる第1モードと、基端側から3番目に配置される関節部9のモータと基端側から4番目に配置される関節部9のモータとを操作部材20によって回転させる第2モードと、基端側から5番目に配置される関節部9のモータと最も先端側に配置される関節部9のモータとを操作部材20によって回転させる第3モードとのいずれかのモードに切り替える。
また、ロボット2の座標系が第2座標系に設定されている場合には、スライドスイッチ25は、操作部材20によってx方向とy方向とに先端部材11を動作させる第1モードと、操作部材20によってz方向に先端部材11を動作させるとともに先端側から2番目に配置される関節部9のモータを回転させる第2モードと、最も先端側に配置される関節部9のモータと最も基端側に配置される関節部9のモータとを操作部材20によって回転させる第3モードとのいずれかのモードに切り替える。
また、ロボット2の座標系が第3座標系に設定されている場合には、スライドスイッチ25は、操作部材20によってx方向とy方向とにエンドエフェクタを動作させる第1モードと、操作部材20によってz方向にエンドエフェクタを動作させるとともに先端側から2番目に配置される関節部9のモータを回転させる第2モードと、最も先端側に配置される関節部9のモータと最も基端側に配置される関節部9のモータとを操作部材20によって回転させる第3モードとのいずれかのモードに切り替える。
押ボタン26は、上述のように、ロボット2の現在位置を記録する(教示する)機能を果たしており、押ボタン26の操作部26aが押されると、ロボット2の現在位置が記録される。押ボタン26の操作部26aは、左右方向において、スライドスイッチ24の操作部24aとスライドスイッチ25の操作部25aとの間に挟まれた状態で配置されている。スライドスイッチ24の操作部24a、スライドスイッチ25の操作部25aおよび押ボタン26の操作部26aは、スイッチ配置部27bに配置されている。操作部26aは、スイッチ配置部27bの左右方向の中心位置に配置されている。また、操作部24a、操作部25aおよび操作部26aは、操作部材20の操作部20aと把持部27aとの間に配置されている。
3個の発光部23のうちの1個の発光部23は、所定の色で点灯したり、点滅したりすること等によって、サーボオン状態であるのかそれともサーボオフ状態であるのかを表示したり、ロボット2が規定の範囲外まで動作するオーバーランが発生していることを表示したり、エラーが発生していることを表示したりする。残りの2個の発光部23のうちの1個の発光部23は、所定の色で点灯したり、点滅したりすること等によって、操作部材20の操作モードがアナログ操作モードであるのかそれともデジタル操作モードであるのかを表示したり、スライドスイッチ24、25のスライド位置が不明であることを表示したりする。残りの1個の発光部23は、所定の色で点灯すること等によって、教示操作端末1の電源のオンオフ状態を表示する。
3個の発光部23は、左右方向で隣り合うように配置されている。また、3個の発光部23は、スイッチ配置部27bに配置されている。3個の発光部23のうちの左右方向の中心に配置される発光部23は、スイッチ配置部27bの左右方向の中心位置に配置されている。また、3個の発光部23は、操作部材20の操作部20aと非常停止スイッチ22の操作部22aとの間に配置されている。すなわち、3個の発光部23は、操作部材20の操作部20aよりも前側(教示操作端末1の先端側)に配置されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、教示操作端末1の筐体27の基端部分は、ロボット2の教示操作を行う作業者の片手で把持される把持部27aとなっている。また、本形態では、作業者の親指で操作される操作部材20の操作部20aは、把持部27aより教示操作端末1の先端側に配置されるとともに教示操作端末1の表側に配置され、イネーブルスイッチ21の操作部21aは、教示操作端末1の裏側に配置されるとともに操作部材20の軸線L上に配置されている。さらに、本形態では、イネーブルスイッチ21の押込み方向Vと軸線Lとがなす角度θが60°以上90°以下となっている。具体的には、角度θは、略75°となっている。
そのため、本形態では、把持部27aを片手で把持している作業者が、把持部27aを把持している片手の人差し指(または中指)でイネーブルスイッチ21の操作部21aを容易に押すことが可能になるとともに、把持部27aを把持している片手の親指で操作部材20の操作部20aを容易に操作することが可能になる。したがって、本形態では、ロボット2の教示操作を行う作業者が、教示操作端末1を把持している片手で教示操作端末1を容易に操作することが可能になる。
本形態では、非常停止スイッチ22の操作部22aは、操作部材20の操作部20aよりも教示操作端末1の先端側に配置されている。そのため、本形態では、操作部材20の操作部20aを操作している作業者の親指が非常停止スイッチ22の操作部22aに接触しにくくなる。したがって、本形態では、ロボット2の教示操作を行っているときの、非常停止スイッチ22の誤操作を防止することが可能になる。
特に本形態では、操作部材20の操作部20aと非常停止スイッチ22の操作部22aとの間に発光部23が配置されているため、操作部材20の操作部20aから非常停止スイッチ22の操作部22aを遠ざけることが可能になる。したがって、本形態では、操作部材20の操作部20aを操作している作業者の親指が非常停止スイッチ22の操作部22aにより接触しにくくなる。
本形態では、3個の発光部23は、操作部材20の操作部20aよりも教示操作端末1の先端側に配置されている。そのため、本形態では、操作部材20の操作部20aを操作する作業者の親指によって発光部23が覆われることがない。したがって、本形態では、発光部23の発光状態に基づいて、ロボット2の状態や教示操作端末1の状態を把握しながら、操作部材20を操作することが可能になる。
本形態では、スライドスイッチ24の操作部24a、スライドスイッチ25の操作部25aおよび押ボタン26の操作部26aは、操作部材20の操作部20aと把持部27aとの間に配置されている。そのため、本形態では、ロボット2の教示操作を行う作業者は、操作部材20の操作部20aを操作する親指を使って、操作部24a、操作部25aおよび操作部26aを操作することが可能になる。したがって、本形態では、スライドスイッチ24、25および押ボタン26が教示操作端末1に設けられていても、ロボット2の教示操作を行う作業者が、教示操作端末1を把持している片手で教示操作端末1を容易に操作することが可能になる。
本形態では、凸曲面状に形成される把持部27aの上面27eの曲率半径と、凹曲面状に形成される把持部27aの下面27fの曲率半径とが等しくなっている。そのため、本形態では、作業者が片手で把持部27aを把持しやすくなる。また、本形態では、ロボット2の教示操作を行う際に教示操作端末1と一緒に使用されるのが、ロボット教示用のソフトウエアがインストールされたタブレット端末5であるため、汎用のタブレット端末5を利用して、ロボット2の教示操作を行うことが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、操作部材20は、十字キーであっても良い。この場合であっても、イネーブルスイッチ21の操作部21aは、操作部材20の軸線(すなわち、十字キーの軸線)上に配置されており、イネーブルスイッチ21の押込み方向Vと十字キーの軸線とがなす角度θは、60°以上90°以下となっている。この場合であっても、上述した形態と同様に、ロボット2の教示操作を行う作業者が、教示操作端末1を把持している片手で教示操作端末1を容易に操作することが可能になる。
上述した形態において、把持部27aの上面27eの曲率半径と把持部27aの下面27fの曲率半径とが異なっていても良い。また、上面27eおよび下面27fの少なくともいずれか一方が平面状に形成されていても良い。また、上述した形態において、ロボット2は、6軸以外の垂直多関節ロボットであっても良いし、水平多関節ロボットであっても良い。また、ロボット2は、垂直多関節ロボットおよび水平多関節ロボット以外のロボットであっても良い。
なお、上述した形態において、教示操作端末1の左右の側面にイネーブルスイッチ21の操作部21aを配置することも可能である。また、略U形状(コの字状)に形成されるとともに教示操作端末1と同様の機能を備える教示操作端末と、この教示操作端末に嵌め込まれたタブレット端末5とを用いて、ロボット2の教示操作を行うことも可能である。
1 教示操作端末
2 ロボット
5 タブレット端末
14 表示装置
15 入力装置
16 教示操作システム
20 操作部材
20a 操作部材の操作部
21 イネーブルスイッチ
21a イネーブルスイッチの操作部
22 非常停止スイッチ
22a 非常停止スイッチの操作部
23 発光部
24 スライドスイッチ(第1のスライドスイッチ)
24a スライドスイッチの操作部(第1のスライドスイッチの操作部)
25 スライドスイッチ(第2のスライドスイッチ)
25a スライドスイッチの操作部(第2のスライドスイッチの操作部)
26 押ボタン
26a 押ボタンの操作部
27a 把持部
27e 上面(把持部の、教示操作端末の表側の面)
27f 下面(把持部の、教示操作端末の裏側の面)
L 操作部材の軸線(ジョイスティックの軸線)
V イネーブルスイッチの押込み方向
θ 操作部材の軸線とイネーブルスイッチの押込み方向とがなす角度

Claims (7)

  1. ロボットの教示操作に使用される教示操作端末において、
    前記ロボットの教示操作を行う作業者の片手で把持される把持部と、ジョイスティックまたは十字キーからなり前記作業者の親指で操作されるとともに前記ロボットを動作させる操作部材と、前記操作部材による前記ロボットの動作が可能となるサーボオン状態と前記操作部材による前記ロボットの動作ができなくなるサーボオフ状態との切替を行うイネーブルスイッチとを備え、
    前記作業者によって操作される前記操作部材の操作部は、前記把持部よりも前記教示操作端末の先端側に配置され、
    前記操作部材の操作部が配置される側を前記教示操作端末の表側とすると、
    前記作業者によって操作される前記イネーブルスイッチの操作部は、前記教示操作端末の裏側に配置されるとともに、前記ジョイスティックの軸線上または前記十字キーの軸線上に配置され、
    前記ジョイスティックの軸線または前記十字キーの軸線と、前記イネーブルスイッチの押込み方向とがなす角度は、60°以上90°以下となっていることを特徴とする教示操作端末。
  2. 前記ジョイスティックの軸線または前記十字キーの軸線と、前記イネーブルスイッチの押込み方向とがなす角度は、略75°となっていることを特徴とする請求項1記載の教示操作端末。
  3. 前記ロボットを非常停止させる非常停止スイッチを備え、
    前記作業者によって操作される前記非常停止スイッチの操作部は、前記操作部材の操作部よりも前記教示操作端末の先端側に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の教示操作端末。
  4. 前記ロボットの状態および前記教示操作端末の状態の少なくともいずれか一方を知らせるための発光部を備え、
    前記発光部は、前記操作部材の操作部と前記非常停止スイッチの操作部との間に配置されていることを特徴とする請求項3記載の教示操作端末。
  5. 前記操作部材によって前記ロボットを動作させる際の座標系を切り替える第1のスライドスイッチと、前記操作部材によって動作する前記ロボットの動作箇所および動作方向の少なくともいずれか一方を切り替える第2のスライドスイッチと、前記ロボットの現在位置を記録するための押ボタンとを備え、
    前記作業者によって操作される前記第1のスライドスイッチの操作部、前記第2のスライドスイッチの操作部および前記押ボタンの操作部は、前記操作部材の操作部と前記把持部との間に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の教示操作端末。
  6. 前記把持部の、前記教示操作端末の表側の面は、凸曲面状に形成され、
    前記把持部の、前記教示操作端末の裏側の面は、凹曲面状に形成され、
    前記把持部の、前記教示操作端末の表側の面の曲率半径と、前記把持部の、前記教示操作端末の裏側の面の曲率半径とが等しくなっていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の教示操作端末。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の教示操作端末と、表示装置および入力装置を有するとともに前記ロボットの教示用のソフトウエアがインストールされたタブレット端末とを備えることを特徴とする教示操作システム。
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