JP2018133169A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通常運転時には改質器の温度を高く維持し、起動時には気化器から改質器への水蒸気の供給を早めることが可能な燃料電池システムを得る。【解決手段】燃料電池セルスタック16、改質器14、及び燃焼器40は、断熱体26Aによって覆われ、内部に高温部26が構成されている。高温部26、熱交換部30、及び気化器12は、筐体24内部である温熱部23に収納されている。温熱部23の気化器12の上には、電気ヒーター13が配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池システムに関する。
燃料電池システムにおいて、水蒸気改質により炭化水素系の原料から水素を得る場合、燃料電池システム内に気化器を配置することがある。この場合、気化器で気化された水蒸気が改質用として改質器へ供給される(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−103477号公報
熱効率を考えた場合、改質器は高温での吸熱反応により改質反応を促進する必要があるため、高温環境に配置されることが好ましい。一方、気化器は、常温の水が導入され且つ改質器よりも低温で水の気化が行われるため、改質器から離れた位置に配置されることが好ましい。
ところで、燃料電池システムの起動時には、気化器の温度が水を気化するに足りる温度に昇温されるまでは、気化器で水蒸気を生成することができず、改質器へ水蒸気を供給することができない。一方、前述のように、改質器は高温環境に配置されることが好ましいが、昇温速度が速くなる。したがって、気化器から水蒸気が供給される前に、原料ガスを炭化させる温度になり、原料ガスから炭素が析出されてしまうことが生じる。特に、燃焼器の燃焼熱を用いて改質器を加熱した後に、燃焼排ガスで気化器を昇温する場合には、気化器の昇温速度が改質器と比較して遅くなる。
本発明は上記事実を考慮して成されたものであり、通常運転時には改質器の温度を高く維持し、起動時には気化器から改質器への水蒸気の供給を早めることが可能な燃料電池システムを得ることを目的とする。
請求項1記載の発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスと空気とを反応させて発電する燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルスタックから排出されたオフガスを燃焼空間へ導入し、前記燃焼空間で前記オフガスを燃焼させる燃焼器と、炭化水素系の原料ガスを前記燃料電池セルスタックへ供給する燃料ガスに改質する改質器と、前記燃焼器から排出された燃焼排ガスにより加熱され、前記改質器へ供給する水を気化させる気化器と、前記燃料電池セルスタック、前記燃焼器、及び前記改質器を有する高温部と、前記気化器と、の間に配置され、前記高温部と前記気化器とを隔離する隔離部材と、起動時に前記気化器を昇温させる昇温部と、を備えている。
請求項1に係る燃料電池システムは、燃料電池セルスタック、燃焼器、及び改質器を有する高熱部、及び、気化器を備えている。オフガスが燃焼されることにより高温となる燃焼器が配置された高温部は、気化器とは隔離部材により隔離されているので、通常運転時には、改質器の温度を高く維持することができる。また起動時には、気化器を昇温させる昇温部を有しているので、気化器の昇温時間を短縮し、改質器への水蒸気の供給を早めることができる。
なお、ここでの隔離部材による隔離は、高温部と気化器とが断熱されている場合、遮熱されている場合、他の部材が間に介在することにより高温部から気化器への伝熱性が低くなっている場合などを含む。
請求項2記載の発明に係る燃料電池システムは、前記気化器は、外部から区画された温熱部内に配置されている。
このように、気化器を外部から区画された温熱部に配置することにより、気化器の温度を常温よりも高い温度に維持することができる。
請求項3記載の発明に係る燃料電池システムは、前記昇温部は、前記温熱部内に配置された電気ヒーターを含んでいること、を特徴とする。
請求項3に係る燃料電池システムによれば、起動時に、電気ヒーターを用いて気化器を昇温することができる。
請求項4に係る燃料電池システムは、前記昇温部は、前記温熱部内に配置されたバーナーを含んでいること、を特徴とする。
請求項4に係る燃料電池システムによれば、起動時に、バーナーの燃焼熱で気化器を昇温することができる。
請求項5に係る燃料電池システムは、前記昇温部は、前記温熱部内へ外部からの熱媒を供給する外部熱媒供給部を含んでいること、を特徴とする。
請求項5に係る燃料電池システムによれば、起動時に、外部熱媒供給部によって、外部からの熱媒を気化器へ供給することにより、気化器の昇温時間を短縮し、改質器への水蒸気の供給を早めることができる。
請求項6記載の発明に係る燃料電池システムは、前記隔離部材は、前記燃焼器から排出された燃焼排ガスと前記燃料電池セルスタックへ供給される気体との間で熱交換を行う熱交換部、を含み、前記気化器は前記熱交換部に対して前記高温部と反対側に隣接配置されている。
請求項6記載の発明に係る燃料電池システムによれば、隔離部材として熱交換部が配置されているので、高温部から燃焼排ガスの温度を維持しつつ当該熱交換部へ導入することができる。これにより、通常運転時において、熱のロスを抑制しつつ、他のガスとの間で効率的に熱交換を行うことができる。また、気化器が、熱交換部に隣接して配置されているので、熱交換部を高温部と気化器の間に配置して、熱交換部からの放熱を抑制することができる。
請求項7に係る燃料電池システムは、前記熱交換部を経由した前記燃焼排ガスを前記気化器へ送出する燃焼排ガス管を有し、前記昇温部は、前記燃焼器から前記気化器へ前記燃焼排ガスを直接供給する燃焼排ガス直接供給管を含んでいること、を特徴とする。
請求項7に係る燃料電池システムによれば、起動時に、燃焼排ガス直接供給管によって、燃焼器から気化器へ燃焼器から排出される燃焼排ガスを直接供給することにより、気化器の昇温時間を短縮し、改質器への水蒸気の供給を早めることができる。
請求項8に係る燃料電池システムは、前記隔離部材は、前記高温部を覆う断熱体を含んで構成されている。
請求項8に係る燃料電池システムによれば、断熱材により高温部が覆われているので、高温部の温度低下を抑制することができる。
請求項9に係る燃料電池システムは、前記昇温部は、外部からの水蒸気を前記気化器へ供給する水蒸気供給部を含んでいること、を特徴とする。
請求項9に係る燃料電池システムによれば、水蒸気供給部によって、外部からの水蒸気を気化器へ供給するので、水蒸気により気化器を加熱することができると共に、気化器が昇温される前に水蒸気供給部からの水蒸気を改質器へ水蒸気を供給することができる。
請求項10に係る燃料電池システムは、前記昇温部は、前記燃焼器から排出された前記燃焼排ガスを前記気化器内で燃焼させる気化器内燃焼部を含んでいること、を特徴とする。
請求項10に係る燃料電池システムによれば、燃焼排ガス中に含まれる燃料ガスを燃焼させて、気化器を昇温させることができる。
本発明に係る燃料電池システムによれば、通常運転時には改質器の温度を高く維持し、起動時には気化器から改質器への水蒸気の供給を早めることができる。
第1実施形態に係る燃料電池システムの主要部の配置図である。 第1実施形態に係る燃料電池システムの起動時加熱処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る燃料電池システムの高温部温度確認処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムの主要部の配置図である。 第2実施形態に係る燃料電池システムの起動時加熱処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムの高温部温度確認処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る燃料電池システムの主要部の配置図である。 第3実施形態に係る燃料電池システムの起動時加熱処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る燃料電池システムの高温部温度確認処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る燃料電池システムの主要部の配置図である。 第4実施形態に係る燃料電池システムの起動時加熱処理を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る燃料電池システムの主要部の配置図である。 第5実施形態に係る燃料電池システムの起動時加熱処理を示すフローチャートである。 第6実施形態に係る燃料電池システムの主要部の配置図である。 第6実施形態に係る燃料電池システムの起動時加熱処理を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1には、本発明の実施形態に係る燃料電池システム10Aの主要構成の概略配置が示されている。本発明の実施形態に係る燃料電池システム10Aは、発電効率が50%以上、好ましくは65%以上のモノジェネレーションシステムであり、コジェネレーションシステム(熱併給発電)と区別される。図1では、紙面の上側が鉛直方向上側を示している。燃料電池システム10Aは、主要な構成として、気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16、熱交換部30、及び燃焼器40を備えている。また、燃料電池システム10Aを制御する制御部18を備えている。なお、図1では、後述する電気ヒーター13、温度センサ12T、14T、16Tとの接続のみが図示されているが、制御部18は、燃料電池システム10Aの各部と図示されている部分以外においても必要に応じて接続されている。
燃料電池セルスタック16は、固体酸化物形の燃料電池セルスタックであり(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)、積層された複数の燃料電池セルを有している。燃料電池セルスタック16の温度をT1とする。燃料電池セルスタック16の作動温度は、例えば、500℃〜1000℃程度に設定できる。燃料電池セルスタック16は、改質器14の下側に配置されている。
燃料電池セルスタック16の個々の燃料電池セルは、電解質層と、当該電解質層の表裏面にそれぞれ積層されたアノード(燃料極)16A、及びカソード(空気極)16Bと、を有している。第1燃料電池セルスタック16のカソード16Bには、酸化ガス(空気)が供給される。カソード16Bでは、下記(1)式に示すように、酸化ガス中の酸素と電子とが反応して酸素イオンが生成される。生成された酸素イオンは電解質層を通って第1燃料電池セルスタック16のアノード16Aに到達する。
(空気極反応)
1/2O+2e →O2− …(1)
また、カソード16Bからは、カソードオフガスが排出される。
一方、第1燃料電池セルスタック16のアノード16Aでは、下記(2)式及び(3)式に示すように、電解質層を通ってきた酸素イオンが燃料ガス中の水素及び一酸化炭素と反応し、水(水蒸気)及び二酸化炭素と電子が生成される。アノード16Aで生成された電子がアノード16Aから外部回路を通ってカソード16Bに移動することで、各燃料電池セルにおいて発電される。また、各燃料電池セルは、発電時に発熱する。
(燃料極反応)
+O2− →HO+2e …(2)
CO+O2− →CO+2e …(3)
第1燃料電池セルスタック16のアノード16Aからは、アノードオフガスが排出される。アノードオフガスには、未反応の水素、未反応の一酸化炭素、二酸化炭素及び水蒸気等が含まれている。
なお、本発明の燃料電池としては、固体酸化物形の燃料電池(SOFC)に限られるものではなく、高温で作動する他の燃料電池、例えば溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)であってもよい。
燃料電池セルスタック16の上には、改質器14が配置され、両者の間で熱交換が可能とされている。ここでの熱交換は、伝熱材の配置による伝熱や、輻射により行うことができる。改質器14では、メタンを改質し、水素を含む燃料ガスが生成される。改質器14は、燃料電池セルスタック16と熱交換可能とされている。改質器14での改質温度をT2とする。改質温度をT2は、例えば、400℃〜800℃程度に設定できる。
改質器14の上には、燃焼器40が配置されている。燃焼器40は、金属製とされ、金属正部材で囲まれた燃焼空間Rが内部に形成されている。また、燃焼器40は、アノードオフガスを燃焼空間Rへ導く導入口40A、及びカソードオフガスを燃焼空間Rへ導く導入口40Bを有している。燃焼器40の下面は改質器14の上面に沿って配置され、両者の間で熱交換が可能とされている。ここでの熱交換も、伝熱材の配置による伝熱や、輻射により行うことができる。改質器14は、燃料電池セルスタック16と燃焼器40との間に配置される。燃焼器40では、燃料電池セルスタック16のアノード16Aから排出されたアノードオフガスが燃焼される。燃焼器40の温度をT3とする。T3は、例えば、600℃〜1000℃程度に設定できる。
燃料電池セルスタック16には、温度T1を検出する温度センサ16Tが設置され、改質器14には、温度T2を検出する温度センサ14Tが設置されている。また、燃焼器40には、T3を検出する温度センサ(不図示)が設置されている。温度T1、T2、及びT3は、制御部18へ送られる。
燃料電池セルスタック16、改質器14、及び燃焼器40は、断熱体26Aによって覆われ、内部に高温部26が構成されている。断熱体26Aとしては、市販の断熱材、例えば、ロスリムボード(ロスリム:登録商標)やマイクロサーム(登録商標)等を用いることができる。なお、断熱体26Aの他に、金属板などでさらに高温部26を覆ってもよい。燃料電池セルスタック16、改質器14、及び燃焼器40で、高温部26が構成されている。高温部26の内部温度を、T0とする。温度T0は、例えば、600℃〜900℃程度となる。
燃焼器40の上で、断熱体26Aの外側には、熱交換部30が配置されている。熱交換部30は、燃料電池セルスタック16のカソード16Bへ供給する空気と燃焼排ガスとの間で熱交換を行う。熱交換部30の雰囲気温度をT4とする。T4はT0よりも低温となっている。温度T4は、例えば、100℃〜600℃程度に設定できる。
熱交換部30は、断熱体26Aの上に配置され、気化器12は、熱交換部30の上に配置されている。気化器12には、メタン及び水が供給され、気化器12内で水(液相)が気化される。気化器12には、温度センサ12Tが設けられ、気化器12の内部温度T5が検知される 気化器12内の温度T5は温度T4よりも低温となっている。温度T5は、例えば、100℃〜400℃程度に設定できる。検知された温度T5は、制御部18へ送信される。
なお、本実施形態では、原料ガスとしてメタンを用いるが、改質が可能なガスであれば特に限定されず、炭化水素燃料を用いることができる。炭化水素燃料としては、天然ガス、LPガス(液化石油ガス)、石炭改質ガス、バイオガス、低級炭化水素ガスなどが例示される。低級炭化水素ガスとしては、メタン、エタン、エチレン、プロパン、ブタン等の炭素数4以下の低級炭化水素が挙げられる。
高温部26、熱交換部30、及び気化器12は、筐体24内部である温熱部23に収納されている。筐体24は、断熱材で構成されており、温熱部23は、筐体24の外部よりも高温に保持されている。筐体24によって、燃料電池システム10Aにおいて高温となる燃料電池ハウジング、所謂ホットモジュールが構成されている。なお、筐体24は、金属板で構成してもよく、金属板の材料は輻射率の高い金属を使用してもよい。
温熱部23の気化器12の上には、電気ヒーター13が配置されている。電気ヒーター13は、外部からの電力により起動し、気化器12を加熱すると共に、温熱部23を加熱する。電気ヒーター13は、制御部18と接続されている。燃料電池システム10Aの起動時において、高温部26がメタンの炭素析出温度TC(例えば、400℃程度)に昇温されるよりも前に、気化器12が水を気化できる温度(例えば、100℃以上)に昇温されるように、電気ヒーター13の出力、メタンの供給量、燃焼器40における燃焼温度が設定される。
制御部18は、燃料電池システム10Aの全体を制御するものであり、CPU、ROM、RAM、メモリ等を含んで構成されている。メモリには、後述する起動時加熱処理や、通常運転時の処理に必要なデータや手順等が記憶されている。
次に、燃料電池システム10Aの各部の接続、及びガスの流路構成について説明する。気化器12には、原料ガス管P1の一端が接続されており、原料ガス管P1の他端は図示しないガス源に接続されている。ブロアB1によりメタンが気化器12へ送出される。また、気化器12には、水供給管P2の一端が接続されており、水供給管P2の他端は図示しない水源に接続されている。ポンプPにより、水(液相)が気化器12へ送出される。気化器12には、熱交換部30を経た燃焼排ガス管P10が導入されている。気化器12では、燃焼排ガスと水との間で熱交換が行われ、水が気化される。
メタン及び水蒸気は、気化器12から配管P3を介して改質器14へ送出される。改質器14は、燃料電池セルスタック16(アノード16A)と接続されている。改質器14で生成された燃料ガスは、燃料ガス管P4を介して燃料電池セルスタック16(アノード16A)に供給される。
燃料電池セルスタック16(アノード16A)には、アノードオフガスを排出するアノードオフガス管P7が接続されている。アノードオフガス管P7の他端は、燃焼器40と接続されている。燃料電池セルスタック16からのアノードオフガスは、燃焼器40へ送出される。
一方、燃料電池セルスタック16(カソード16B)には、酸化ガス管P5の一端が接続され、酸化ガス管P5の他端には、ブロアB2が接続されている。酸化ガス管P5は、熱交換部30を経て、燃料電池セルスタック16(カソード16B)と接続されている。ブロアB2から送出された空気は、酸化ガス管P5によって、燃料電池セルスタック16(カソード16B)へ供給される。
燃料電池セルスタック16(カソード16B)には、カソードオフガスを排出するカソードオフガス管P9が接続されている。カソードオフガス管P9の他端は、燃焼器40と接続されている。カソードオフガス管P9により、燃料電池セルスタック16からのカソードオフガスが燃焼器40へ送出される。
燃焼器40の出口側には、燃焼排ガス管P10の一端が接続されている。燃焼排ガス管P10は、熱交換部30、気化器12を経て、筐体24の外部に排出されている。熱交換部30では、酸化ガス管P5を流れる空気と、燃焼排ガス管P10を流れる燃焼排ガスとの間での熱交換が行われ、空気が加熱され、燃焼排ガスが冷却される。
次に、本実施形態の燃料電池システム10Aの動作について説明する。
燃料電池システム10Aでは、起動時において、図2−1に示す起動時加熱処理が制御部18で実行される。起動時加熱処理は、まず、ステップS10で、電気ヒーター13が起動され、気化器12が加熱される。次に、ステップS12で、メタン、空気の供給が開始される。メタンの供給は、ブロアB1を駆動させることにより行われ、空気の供給は、ブロアB2を駆動させることにより行われる。これにより、メタンが、気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(アノード16A)、及び、燃焼器40へ順次供給され、空気が気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(カソード16B)、及び、燃焼器40へ順次供給される。燃焼器40では、メタンが燃焼し、燃焼熱により高温部26の改質器14、燃料電池セルスタック16が加熱される。燃焼器40からは燃焼排ガスが排出される。燃焼排ガスは、熱交換部30、気化器12を経て、筐体24の外部に排出される。熱交換部30、気化器12は、燃焼排ガスによっても加熱される。
次に、ステップS14で、気化器12の温度T5が水の気化に必要な温度TE1を超えたかどうかを判断する。温度TE1は、例えば150℃程度に設定することができる。気化器12の温度T5が温度TE1を超えていない場合には、ステップS15へ進む。
ステップS15では、図2−2に示される高温部温度確認処理が実行される。高温部温度確認処理では、ステップS15−1で、温度センサT14で検出される温度T2(
改質器14の温度)が炭素析出温度TC以上かどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS15−2で、メタン・空気の供給を停止する。ここでは、ブロアB1、ブロアB2を停止することにより、メタン・空気の供給を停止することができる。これにより、燃焼器40へのメタンの供給が停止され、高温部26の温度上昇が抑制されて炭素析出を防止することができる。なお、ステップS15−2の実行時にメタン・空気の供給が停止されている状態であれば、そのままの停止状態が維持される。
一方、ステップS15−1での判断が否定された場合には、ステップS15−3で、温度センサT16で検出される温度T1(燃料電池セルスタック16の温度)が炭素析出温度TC以上かどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS15−2で、メタン・空気の供給を停止する。判断が否定された場合には、ステップS15−4で、メタン・空気の供給をONにする。ここでは、ブロアB1、ブロアB2を起動させることにより、メタン・空気の供給をONにすることができる。なお、ステップS15−4の実行時にメタン・空気が供給されている状態であれば、そのままの供給状態が維持される。
ステップS15の高温部温度確認処理が終了した後、再度ステップS14へ戻る。ステップS14で、気化器12の温度T5が温度TE1を超えたと判断された場合には、ステップS16で気化器12への水の供給を開始する。水の供給は、ポンプPを駆動させることにより行われる。気化器12へ供給された水は気化され、水蒸気が改質器14へ送出される。このとき、高温部26の温度は、炭素析出温度TCよりも低い温度となる。
次に、ステップS18で、気化器12の温度T5が温度TE2を超えたかどうかを判断する。温度TE2は、温度TE1よりも高い温度であり、水の供給開始後に気化器12の温度が一旦低下した後に、再上昇したことを確認し、更に、電気ヒーター13なしでも燃焼器40からの燃焼排ガスとの熱交換で気化器12の温度を水の気化のために必要な温度に維持できるようになることが確認できる温度である。気化器12の温度T5が温度TE2を超えていない場合には、そのまま待機する。気化器12の温度T5が温度TE2を超えた場合には、ステップS20で電気ヒーター13を停止させる。そして、ステップS22で、通常運転への移行処理を行う。通常運転への移行処理では、所望の電力が得られるように、制御部18により、ブロアB1、B2の出力等が調整される。
通常運転では、熱交換部30へ供給された空気は、燃焼器40からの燃焼排ガスとの熱交換で加熱され、酸化ガス管P5を経て燃料電池セルスタック16のカソード16Bへ供給される。気化器12へ供給されたメタン及び水は、熱交換部30を経た燃焼排ガスとの熱交換で加熱され、水が気化されて水蒸気となり、メタンと水蒸気の混合気体が改質器14へ供給される。メタンと水蒸気の混合気体は、気化器12から配管P3を介して改質器14へ送出される。改質器14では、改質反応により、水素を含む燃料ガスが生成される。燃料ガスは、燃料ガス管P4を介して燃料電池セルスタック16のアノード16Aに供給される。
これにより、燃料電池セルスタック16では、前述の反応により発電が行われる。この発電に伴い、燃料電池セルスタック16のアノード16Aからは、アノードオフガスが排出される。また、カソード16Bからは、カソードオフガスが排出される。アノードオフガスは、アノードオフガス管P7により燃焼器40へ送出され、カソードオフガスは、カソードオフガス管P9より燃焼器40へ送出される。アノードオフガス、及びカソードオフガスは、燃焼器40で焼却に供される。
燃焼器40からの燃焼排ガスは、燃焼排ガス管P10により、熱交換部30、及び気化器12を経て、外部へ排出される。
本実施形態の燃料電池システム10Aは、起動時に、温熱部23に配置された気化器12を電気ヒーター13で加熱するので、気化器12が水を気化できる温度TE1になるまでの昇温時間を短縮することができる。したがって、改質器14への水蒸気の供給開始に要する時間を短縮することができる。これにより、改質器14等の高温部26に配置されている構成要素が、燃焼器40での燃焼熱により加熱されてメタンの炭化析出温度に達するより早く、改質器14への水蒸気の供給を開始することができる。
また、電気ヒーター13は、通常運転時には用いず、燃焼器40からの燃焼排ガスで気化器12の温度を維持して通常運転が行われる。高温部26は、断熱体26Aにより温熱部23と区画されており、高温部26で必要な温度を維持することができる。また、通常運転時において、外部電力を用いることなく、自立発電を行うことができる。また、気化器12は、高温部26よりも低温の温熱部23に配置された状態で、燃焼排ガスにより加熱されて、水の気化に必要な温度を維持することができる。これにより、通常運転時において、外部の電力を用いることなく、効率的に発電を行うことができる。
また、本実施形態の燃料電池システム10Aでは、改質器14が、燃料電池セルスタック16と、燃焼器40との間に配置され、且つ熱交換可能とされている。したがって、改質器14での改質反応に必要な熱を燃料電池セルスタック16及び燃焼器40の両側から受けることができる。また、改質器14が燃料電池セルスタック16と燃焼器40に挟まれているので、改質器14からの熱の放散を抑制することができる。これらにより、効率的に改質器14を加熱して、燃料電池システム10Aにおける熱効率を向上させ、アノードオフガス以外の燃料の使用を抑制して発電効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、熱交換部30が高温部26に隣接して配置されているので、高温部26からの燃焼排ガスの温度を維持しつつ熱交換部30へ燃焼排ガスの送出を行うことができる。したがって、熱のロスを抑制して、熱交換を効率的に行うことができる。
なお、本実施形態では、ステップS15−2でブロアB2を停止させたが、ブロアB2の回転数を調整することによりメタン・空気の供給量が少なくなるように調整して、高温部26の温度上昇を抑制してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム10Bは、図3に示すように、第1実施形態の電気ヒーター13に代えて、バーナー50を有している。バーナー50は、温熱部23の気化器12の近傍に設けられている。バーナー50には、原料ガス管P1から分岐された原料ガス分岐管P1−Bの端部が接続されると共に、酸化ガス供給管P5から分岐された酸化ガス分岐管P5−Bの端部が接続されている。原料ガス分岐管P1−Bには、第1バルブV1−1が設けられ、酸化ガス分岐管P5−Bには、第2バルブV2−1が設けられている。また、原料ガス管P1の原料ガス分岐管P1−Bとの分岐部分よりも下流側には、第1バルブV1−2が設けられ、酸化ガス供給管P5の酸化ガス分岐管P5−Bとの分岐部分よりも下流側には、第2バルブV2−2が設けられている。
第1バルブV1−1が開放されている時、バーナー50には、原料ガス分岐管P1−Bからメタンが供給され、第2バルブV2−1が開放されている時、酸化ガス分岐管P5−Bから空気が供給される。第1バルブV1−2が開放されている時、気化器12には、原料ガス管P1からメタンが供給され、第2バルブV2−2が開放されている時、酸化ガス管P5から空気が供給される。第1バルブV1−1、V1−2及び第2バルブV2−1、V2−2は、制御部18と電気的に接続されており、制御部18によって開閉が制御されている。
次に、本実施形態の燃料電池システム10Bの動作について説明する。
燃料電池システム10Bでは、起動時において、図4−1に示す起動時加熱処理が制御部18で実行される。起動時加熱処理は、まず、ステップS24で、第1バルブV1−1及び第2バルブV2−1が開放される。次に、ステップS26で、第1バルブV1−1及び第2バルブV2−1が開放され、メタン、空気の供給が開始される。メタンの供給は、ブロアB1を駆動させることにより行われ、空気の供給は、ブロアB2を駆動させることにより行われる。これにより、メタン及び空気が、バーナー50に供給されてバーナー50が起動され、気化器12が加熱されると共に、温熱部23も加熱される。また、第1実施形態と同様に、メタンが気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(アノード16A)、及び、燃焼器40へ順次供給され、空気が気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(カソード16B)、及び、燃焼器40へ順次供給される。燃焼器40では、メタンが燃焼し、燃焼熱により高温部26の改質器14、燃料電池セルスタック16が加熱される。燃焼器40からは燃焼排ガスが排出される。燃焼排ガスは、熱交換部30、気化器12を経て、筐体24の外部に排出される。熱交換部30、気化器12は、燃焼排ガスによっても加熱される。
次に、第1実施形態と同一のステップS14を実行する。気化器12の温度T5が温度TE1を超えていない場合には、ステップS17へ進む。ステップS17では、図4−2に示される高温部温度確認処理が実行される。高温部温度確認処理では、ステップS15−1で、温度センサT14で検出される温度T2が炭素析出温度TC以上かどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS15−5で、第1バルブV1−2、第2バルブV2−2を閉鎖し、気化器12へのメタン・空気の供給を停止する。これにより、燃焼器40へのメタンの供給が停止され、高温部26の温度上昇が抑制されて炭素析出を防止することができる。なお、ステップS15−5の実行時に気化器12へのメタン・空気の供給が停止されている状態であれば、そのままの停止状態が維持される。
一方、ステップS15−1での判断が否定された場合には、ステップS15−3で、温度センサT16で検出される温度T1が炭素析出温度TC以上かどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS15−5で、第1バルブV1−2、第2バルブV2−2を閉鎖し、気化器12へのメタン・空気の供給を停止する。判断が否定された場合には、ステップS15−6で、第1バルブV1−2、第2バルブV2−2を開放し、気化器12へのメタン・空気の供給をONにする。なお、なお、ステップS15−6の実行時に気化器12へのメタン・空気の供給が停止されている状態であれば、そのままの供給状態が維持される。
ステップS17の高温部温度確認処理が終了した後、再度ステップS14へ戻る。ステップS14で、気化器12の温度T5が温度TE1を超えたと判断された場合には、第1実施形態と同様に、ステップS16、及びS18を実行する。ステップS18で、気化器12の温度T5が温度TE2を超えた場合には、ステップS28で、第1バルブV1−1及び第2バルブV2−1を閉鎖する。これにより、バーナー50が失火停止する。そして、ステップS22で、第1実施形態と同様に、通常運転への移行処理を行う。
本実施形態の燃料電池システム10Bは、起動時に、温熱部23に配置された気化器12をバーナー50で加熱するので、気化器12が水を気化できる温度TE1になるまでの昇温時間を短縮することができる。したがって、改質器14への水蒸気の供給開始に要する時間を短縮することができる。これにより、改質器14等の高温部26に配置されている構成要素が、燃焼器40での燃焼熱により加熱されてメタンの炭化析出温度に達するより早く、改質器14への水蒸気の供給を開始することができる。
また、バーナー50は、通常運転時には用いず、燃焼器40からの燃焼排ガスで通常運転が行われる。気化器12は、高温部26よりも低温の温熱部23に配置された状態で、燃焼排ガスにより加熱されて、水の気化に必要な温度を維持する。したがって、通常運転時において、燃料電池システム10Bにおける発電用に供されていない燃料を用いることなく、効率的に発電を行うことができる。また、通常運転時において、発電に供されない燃料を用いることなく、自立発電を行うことができる。
なお、本実施形態では、第1バルブV1−2、第2バルブV2−2を設けたが、気化器12へメタン、空気を供給する流量を調整する流量調整機構を設けてもよい。
また、本実施形態では、ステップS15−5で、第1バルブV1−2、第2バルブV2−2を閉鎖したが、ブロアB2の回転数を調整することによりメタン・空気の供給量が少なくなるように調整して、高温部26の温度上昇を抑制してもよい。さらには、ブロアB1、ブロアB2と異なる別のメタン用ブロワ、空気用ブロワを設け、別の配管でメタン、空気を導入してバーナー50で燃焼させても良い。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1、2実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム10Cは、図5に示されるように、起動時に気化器12を昇温させる昇温部として、燃焼排ガス直接供給管52を備えている。燃焼排ガス直接供給管52は、燃焼排ガス管P10の熱交換部30よりも上流側から分岐され、熱交換部30の下流側に合流されたガス管で構成されている。すなわち、燃焼排ガス直接供給管52は、燃焼器40から排出された燃焼排ガスを、熱交換部30をバイパスして、直接気化器12へ導く。燃焼排ガス直接供給管52には、第3バルブV3が設けられている。また、燃焼排ガス管P10の、燃焼排ガス直接供給管52との分岐部分よりも下流側(熱交換部30側)には、第4バルブV4が設けられている。第3バルブV3及び第4バルブV4は、制御部18と電気的に接続されており、制御部18によって開閉が制御されている。なお、第3バルブV3及び第4バルブV4は、三方弁で構成してもよい。
次に、本実施形態の燃料電池システム10Cの動作について説明する。
燃料電池システム10Cでは、起動時において、図6に示す起動時加熱処理が制御部18で実行される。起動時加熱処理は、まず、ステップS30で、第3バルブV3を開放し、第4バルブV4を閉鎖する。次に、ステップS32で、メタン、空気の供給が開始される。メタンの供給は、ブロアB1を駆動させることにより行われ、空気の供給は、ブロアB2を駆動させることにより行われる。これにより、メタンが、気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(アノード16A)、及び、燃焼器40へ順次供給され、空気が気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(カソード16B)、及び、燃焼器40へ順次供給される。燃焼器40では、メタンが燃焼し、燃焼熱により高温部26の改質器14、燃料電池セルスタック16が加熱される。
燃焼器40からは燃焼排ガスが排出される。燃焼排ガスは、燃焼排ガス直接供給管52を経て気化器12に導入され、気化器12での熱交換後に、筐体24の外部に排出される。第4バルブV4が閉鎖されているため、熱交換部30には、燃焼排ガスは導入されず、気化器12のみに燃焼排ガスが導入され、気化器12は燃焼排ガスによって加熱される。気化器12と共に、温熱部23も加熱される。
次に、第1実施形態と同一のステップS14を実行する。気化器12の温度T5が温度TE1を超えていない場合には、ステップS19へ進む。ステップS19では、図6−2に示される高温部温度確認処理が実行される。高温部温度確認処理では、ステップS15−1で、温度センサT14で検出される温度T2が炭素析出温度TC以上かどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS15−7で、ブロアB1、B2の出力を弱め、燃焼器40で燃焼されるメタンの量を減少させる。これにより、燃焼熱による高温部26の温度上昇が抑制されて炭素析出を防止することができる。なお、ステップS15−7の実行時にブロアB1、B2の出力が弱められている状態であれば、そのままの状態が維持される。
一方、ステップS15−1での判断が否定された場合には、ステップS15−3で、温度センサT16で検出される温度T1が炭素析出温度TC以上かどうかを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS15−7で、ブロアB1、B2の出力を弱め、燃焼器40で燃焼されるメタンの量を減少させる。判断が否定された場合には、ステップS15−8で、ブロアB1、B2の出力を戻す。なお、なお、ステップS15−8の実行時にブロアB1、B2の出力が弱められている状態であれば、そのままの供給状態が維持される。
ステップS19の高温部温度確認処理が終了した後、再度ステップS14へ戻る。ステップS14で、気化器12の温度T5が温度TE1を超えたと判断された場合には、第1実施形態と同様に、ステップS16、及びS18を実行する。ステップS18で、気化器12の温度T5が温度TE2を超えた場合には、ステップS34で、第3バルブV3を閉鎖し、第4バルブV4を開放する。これにより、燃焼排ガスは、熱交換部30へ導入され、熱交換部30での熱交換後の燃焼排ガスが、気化器12へ導入される。燃焼排ガス直接供給管52を経た、燃焼排ガスの気化器への直接供給は停止される。そして、ステップS22で、第1実施形態と同様に、通常運転への移行処理を行う。
本実施形態の燃料電池システム10Cは、起動時に、温熱部23に配置された気化器12を、燃焼器40からの燃焼排ガスを直接導入して加熱するので、熱交換部30を経ない高温の燃焼排ガスで加熱することができ、気化器12が水を気化できる温度TE1になるまでの昇温時間を短縮することができる。したがって、改質器14への水蒸気の供給開始に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、起動時に、空気は熱交換部30で燃焼排ガスとの熱交換が行われずに燃料電池セルスタック16へ送出される。したがって、燃料電池セルスタック16の昇温が緩やかになる。これにより、改質器14等の高温部26に配置されている構成要素が、燃焼器40での燃焼熱により加熱されてメタンの炭化析出温度に達するより早く、改質器14への水蒸気の供給を開始することができる。
また、燃焼排ガス直接供給管52は、ガス管で構成することができるので、起動時における気化器12の加熱を、簡易な構成で実現することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、第1〜3実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム10Dは、図7に示すように、起動時に気化器12を昇温させる昇温部として、外部で生成された水蒸気を気化器12へ供給する、水蒸気供給管54を備えている。燃料電池システム10Dは、ボイラなどの水蒸気を用いる他のシステムと連携して使用することができる。水蒸気供給管54は、ポンプPよりも上流側で水供給管P2と合流されている。水蒸気供給管54には、一例としてボイラからの水蒸気が分岐して流通され、当該水蒸気が気化器12へ導入される。なお、水蒸気供給管54は、水供給管P2と合流させずに、気化器12へ直接接続して水蒸気を供給してもよい。この場合には、水蒸気供給用のブロアを設置する。
水蒸気供給管54には、第6バルブV6が設けられている。また、水供給管P2の水蒸気供給管54との合流部分よりも上流側には、第5バルブV5が設けられている。第5バルブV5及び第6バルブV6は、制御部18と電気的に接続されており、制御部18によって開閉が制御されている。
次に、本実施形態の燃料電池システム10Dの動作について説明する。
燃料電池システム10Dでは、起動時において、図8に示す起動時加熱処理が制御部18で実行される。起動時加熱処理は、まず、ステップS36で、第6バルブV6を開放し、第5バルブV5を閉鎖する。次に、ステップS38で、ポンプPの駆動を開始する。これにより、水蒸気供給管54から気化器12へ水蒸気が供給される。この水蒸気により、気化器12は加熱される。また、気化器12と共に温熱部23も加熱される。このとき、水(液相)は供給されていないので、水の蒸発により潜熱が奪われることがなく、気化器12の昇温は促進される。
次に、ステップS40で、メタン、空気の供給が開始される。メタンの供給は、ブロアB1を駆動させることにより行われ、空気の供給は、ブロアB2を駆動させることにより行われる。これにより、メタン、水蒸気が、気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(アノード16A)、及び、燃焼器40へ順次供給され、空気が気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(カソード16B)、及び、燃焼器40へ順次供給される。燃焼器40では、メタンが燃焼し、燃焼熱により高温部26の改質器14、燃料電池セルスタック16が加熱される。改質器14の温度が改質温度を超えた場合には、水蒸気により当該メタンの改質が開始する。なお、ステップS38とステップS40は順序を逆にして、メタン、空気の供給を開始した後に水蒸気の供給を開始してもよい。
燃焼器40からは燃焼排ガスが排出される。燃焼排ガスは、熱交換部30、気化器12を経て、筐体24の外部に排出される。気化器12は、燃焼排ガスによっても加熱される。
次に、第1実施形態と同一のステップS14を実行する。ステップS14で、気化器12の温度T5が温度TE1を超えた場合には、ステップS42で、第5バルブV5を開放する。これにより、水蒸気に加えて水(液相)が気化器12へ供給され、水(液相)は気化器12で気化され、当該気化された水についても、改質器14へ送出される。
次に、第1実施形態と同一のステップS18を実行する。ステップS18で、気化器12の温度T5が温度TE2を超えた場合には、ステップS44で、第6バルブV6を閉鎖する。これにより、ボイラからの水蒸気の供給が停止される。そして、ステップS22で、第1実施形態と同様に、通常運転への移行処理を行う。
本実施形態の燃料電池システム10Dは、起動時に、ボイラからの水蒸気を気化器12へ供給するので、メタンの炭化析出をより確実に抑制することができる。また、本実施形態では、起動時から改質器へ水蒸気を供給できるので、メタンの改質開始までの時間を短縮することができる。これにより、燃料電池セルスタック16での発電開始までの時間も短縮することができる。さらに、水蒸気によって気化器12を加熱することができるので、気化器12が水を気化できる温度TE1になるまでの昇温時間を短縮することができる。したがって、改質器14への水蒸気の供給開始に要する時間を短縮することができる。
また、通常の運転では燃料電池セルスタックにおける反応で水が生成されるので、改質に必要な水はその反応より生成した水で賄うことができる。したがって、ボイラからの水蒸気は、通常運転時には用いる必要はなく、燃焼器40からの燃焼排ガスにより気化器12の温度が維持されて、運転が行われ、外部からの水蒸気を用いることなく、自立発電を行うことができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、第1〜4実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム10Eは、図9に示すように、起動時に気化器12を昇温させる昇温部として、外部からの熱媒を気化器12へ供給する、外部熱媒供給管56を備えている。燃料電池システム10Eは、例えば、廃熱が発生する他のシステムと共に使用することができる。廃熱が発生する他のシステムとしては、発電機や熱源設備を挙げることができる。外部熱媒供給管56は、例えば、熱交換部30の下流側で燃焼排ガス管P10と合流され、燃焼排ガス管P10を介して気化器12へ外部熱媒を供給する。なお、外部熱媒供給管56は、燃焼排ガス管P10に代えて酸化ガス管P5に合流させてもよいし、原料ガス管P1に合流させてもよい。
外部熱媒供給管56には、ブロアB3が設けられている。ブロアB3の下流側には、逆止弁56Aが設けられている。ブロアB3は、制御部18と電気的に接続されており、制御部18によって制御されている。
次に、本実施形態の燃料電池システム10Eの動作について説明する。
燃料電池システム10Eでは、起動時において、図10に示す起動時加熱処理が制御部18で実行される。起動時加熱処理は、まず、ステップS46で、ブロアB3が駆動されて、気化器12への外部熱媒の供給が開始される。次に、ステップS48で、メタン、空気の供給が開始される。メタンの供給は、ブロアB1を駆動させることにより行われ、空気の供給は、ブロアB2を駆動させることにより行われる。これにより、メタン、水蒸気が、気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(アノード16A)、及び、燃焼器40へ順次供給され、空気が気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(カソード16B)、及び、燃焼器40へ順次供給される。燃焼器40では、メタンが燃焼し、燃焼熱により高温部26の改質器14、燃料電池セルスタック16が加熱される。
燃焼器40からは燃焼排ガスが排出される。燃焼排ガスは、熱交換部30、気化器12を経て、筐体24の外部に排出される。気化器12は、燃焼排ガスによっても加熱される。
次に、第1実施形態と同一のステップS14、S15、S16、S18を実行する。気化器12の温度T5が温度TE2を超えた場合には、ステップS50で、ブロアB3を停止する。これにより、外部熱媒の供給が停止される。そして、ステップS22で、第1実施形態と同様に、通常運転への移行処理を行う。
本実施形態の燃料電池システム10Eは、起動時に、外部熱媒を気化器12へ供給するので、外部熱媒により気化器12を加熱して、気化器12が、水を気化できる温度TE1になるまでの昇温時間を短縮することができる。したがって、改質器14への水蒸気の供給開始に要する時間を短縮することができる。これにより、改質器14等の高温部26に配置されている構成要素が、燃焼器40での燃焼熱により加熱されてメタンの炭化析出温度に達するより早く、改質器14への水蒸気の供給を開始することができる。
また、外部熱媒は、通常運転時には用いられず、燃焼器40からの燃焼排ガスにより気化器12の温度が維持されて、通常運転が行われる。したがって、通常運転時において、外部からの熱媒を用いることなく、自立発電を行うことができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、第1〜5実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム10Fは、図11に示すように、起動時に気化器12を昇温させる昇温部として、気化器内燃焼部12Aを備えている。気化器内燃焼部12Aには、熱交換部30を経た燃焼排ガス管P10が導入されると共に、酸化ガス管P5から分岐された酸化ガス分岐管P5Aが導入されている。酸化ガス分岐管P5Aには、第7バルブV7が設けられている。第7バルブV7は、制御部18と接続されており、制御部18によって開閉が制御されている。ブロアB2で送出する空気量を減少させる、若しくは、ブロアB1で送出するメタンの量を増加させることにより、燃焼器40内で燃焼されずに下流側へ排出されるメタンの量が制御されている。燃焼器40から排出された燃焼排ガスは、熱交換部30を経て気化器12へ導入され、気化器12内の気化器内燃焼部12Aで燃焼される。
なお、気化器内燃焼部12Aへは、酸化ガス管P5と異なる管にブロアB2をと異なるブロアを設置して空気を供給してもよい。また、気化器内燃焼部12Aへ導入するメタン、空気の量は、燃焼器40で燃焼中にメタンおよび空気の少なくとも一方の供給を止めて燃焼器での燃焼反応を停止させ、その後、燃焼器40でのスパークを行わず、燃焼器40で燃焼させずにメタンや空気を気化器内燃焼部12Aへ導入し、スパークを用いて気化器内燃焼部12Aのみで燃焼させて、調整しても良い。
次に、本実施形態の燃料電池システム10Fの動作について説明する。
燃料電池システム10Fでは、起動時において、図12に示す起動時加熱処理が制御部18で実行される。起動時加熱処理は、まず、ステップS60で、第7バルブV7が開放され、次に、ステップS62で、メタン、空気の供給が開始される。メタンの供給は、ブロアB1を駆動させることにより行われ、空気の供給は、ブロアB2を駆動させることにより行われる。これにより、メタン、水蒸気が、気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(アノード16A)、及び、燃焼器40へ順次供給され、空気が気化器12、改質器14、燃料電池セルスタック16(カソード16B)、及び、燃焼器40へ順次供給される。燃焼器40では、メタンが燃焼し、燃焼熱により高温部26の改質器14、燃料電池セルスタック16が加熱される。また、空気は、気化器内燃焼部12Aへも供給され、燃焼器40から排出された燃焼排ガスは、熱交換部30を経て気化器内燃焼部12Aへ導かれる。気化器内燃焼部12A内では、燃焼排ガス中のメタンが燃焼され、気化器12が昇温され、温熱部23についても昇温される。
次に、第3実施形態と同一のステップS14、S19、S16、S18を実行する。気化器12の温度T5が温度TE2を超えた場合には、ステップS64で、第7バルブV7を閉鎖する。これにより、気化器内燃焼部12Aでの燃焼が停止される。そして、ステップS22で、第1実施形態と同様に、通常運転への移行処理を行う。
本実施形態の燃料電池システム10Fは、起動時に、気化器内燃焼部12Aで燃焼排ガス中のメタンを燃焼させるので、気化器12を加熱して、気化器12が、水を気化できる温度TE1になるまでの昇温時間を短縮することができる。したがって、改質器14への水蒸気の供給開始に要する時間を短縮することができる。これにより、改質器14等の高温部26に配置されている構成要素が、燃焼器40での燃焼熱により加熱されてメタンの炭化析出温度に達するより早く、改質器14への水蒸気の供給を開始することができる。
なお、第1〜第6実施形態では、燃料電池セルスタックが1個の場合を例に説明したが、燃料電池セルスタックを複数含む構成もよい。その場合には、複数の燃料電池セルスタックが並列に配置されているものであってもよいし、直列に多段に配置されているものであってもよいし、その両方が組み合わさっているものであってもよい。
また、第1〜第6実施形態では、本発明をモノジェネレーションシステムの燃料電池システムに適用した例について説明したが、本発明はコジェネレーションシステムの燃料電池システムに適用することもできる。本発明を適用することにより、コジェネレーションシステムの燃料電池システムにおいても、起動時に気化器を温度TE1に達するまでの時間を短縮させることができる。なお、上記第1〜第5実施形態に例示したモノジェネレーションシステムにおいて、発電効率の高い燃料電池システムでは、燃料利用率が高く、燃焼器で燃焼させる未反応燃料が少なく、機器の加熱に供する熱量が少ないため、特に本発明が好適である。
また、第1〜第6実施形態では、高温部26を断熱体26Aで覆われた部分としたが、必ずしも断熱体26Aで覆う必要はなく、他の部材を気化器12との間に配置して、高温部26と気化器12とを隔離してもよい。例えば、熱交換部30のみによって気化器12を高温部26から隔離してもよい。
さらに、本発明は、第1〜第6実施形態を適宜組み合わせてもよいし、本発明の技術的思想内で、当業者によって、既知の装置を組み合わせて実施することができる。例えば、熱交換器の設置、組み合わせなどを、種々に設定することができる。
10A、10B、10C、10D、10E、10F 燃料電池システム
12 気化器、 12A 気化器内燃焼部(昇温部)、 13 電気ヒーター(昇温部)
14 改質器、 16 燃料電池セルスタック、 23 温熱部
26 高温部、 26A 断熱体(隔離部材)
30 熱交換部、 40 燃焼器、 50 バーナー(昇温部)
52 燃焼排ガス直接供給管(昇温部)、 54 水蒸気供給管(昇温部)
56 外部熱媒供給管(昇温部)

Claims (10)

  1. 燃料ガスと空気とを反応させて発電する燃料電池セルスタックと、
    前記燃料電池セルスタックから排出されたオフガスが燃焼空間へ導入し、前記燃焼空間で前記オフガスを燃焼させる燃焼器と、
    炭化水素系の原料ガスを前記燃料電池セルスタックへ供給する燃料ガスに改質する改質器と、
    前記燃焼器から排出された燃焼排ガスにより加熱され、前記改質器へ供給する水を気化させる気化器と、
    前記燃料電池セルスタック、前記燃焼器、及び前記改質器を有する高温部と、前記気化器と、の間に配置され、前記高温部と前記気化器とを隔離する隔離部材と、
    起動時に前記気化器を昇温させる昇温部と、
    を備えた燃料電池システム。
  2. 前記気化器は、外部から区画された温熱部内に配置されている、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記昇温部は、前記温熱部内に配置された電気ヒーターを含んでいること、を特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記昇温部は、前記温熱部内に配置されたバーナーを含んでいること、を特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記昇温部は、前記温熱部内へ外部からの熱媒を供給する外部熱媒供給部を含んでいること、を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記隔離部材は、前記燃焼器から排出された燃焼排ガスと前記燃料電池セルスタックへ供給される気体との間で熱交換を行う熱交換部、を含み、
    前記気化器は前記熱交換部に対して前記高温部と反対側に隣接配置されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記熱交換部を経由した前記燃焼排ガスを前記気化器へ送出する燃焼排ガス管を有し、
    前記昇温部は、前記燃焼器から前記気化器へ前記燃焼排ガスを直接供給する燃焼排ガス直接供給管を含んでいること、を特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記隔離部材は、前記高温部を覆う断熱体を含んで構成されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  9. 前記昇温部は、外部からの水蒸気を前記気化器へ供給する水蒸気供給部を含んでいること、を特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記昇温部は、前記燃焼器から排出された前記燃焼排ガスを前記気化器内で燃焼させる気化器内燃焼部を含んでいること、を特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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