JP2018131939A - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェイストゲートバルブが開弁しているときに、排気が衝突することによる弁体の振動を抑制することのできるターボチャージャを提供する。
【解決手段】ターボチャージャ100は、タービンホイール135を迂回して排気を流すウェイストゲートポート133が設けられているタービンハウジング130と、ウェイストゲートポート133を開閉するウェイストゲートバルブ10と、を備えている。ウェイストゲートバルブ10は、タービンハウジング130に当接してウェイストゲートポート133を閉塞する弁板12及び弁軸13からなる弁体11が、スイングアーム14に対して傾動可能に固定されている。そして、タービンハウジング130内には、弁板12の当接面12aがタービンハウジング130から離間していてウェイストゲートポート133が開放されている状態のときに弁体11と当接するストッパ136が設けられている。
【選択図】図3

Description

この発明はウェイストゲートバルブを備えたターボチャージャに関するものである。
特許文献1には、タービンハウジングを貫通しているシャフトが回動することにより、弁体を支持しているスイングアームが回動してタービンハウジング内に設けられているウェイストゲートポートを開閉するウェイストゲートバルブを備えたターボチャージャが開示されている。
特許文献1に記載されているウェイストゲートバルブでは、弁体が弾性部材を介してスイングアームに取り付けられており、弁体がスイングアームに対して傾動可能になっている。
特開2012−67698号公報
弁体がスイングアームに対して傾動可能に取り付けられているウェイストゲートバルブにおいては、弁体がタービンハウジングから離間してウェイストゲートポートが開放されている状態のとき、すなわちウェイストゲートバルブが開弁している状態のときに、ウェイストゲートポートから吹き出した排気が弁体に衝突し、弁体が振動する。こうした振動が生じると、騒音が発生したり、摺動する部分で摩耗が進行したりする。
なお、特許文献1に記載されているウェイストゲートバルブのように、スイングアームに弾性部材を介して弁体が取り付けられている場合には、弾性部材の付勢力により振動が低減される。しかし、弾性部材に振動が入力され続けると弾性部材の疲労やへたりが進行してしまう。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するためのターボチャージャは、タービンホイールを迂回して排気を流すウェイストゲートポートが設けられているタービンハウジングと、前記ウェイストゲートポートを開閉するウェイストゲートバルブと、を備えたターボチャージャである。このターボチャージャでは、前記ウェイストゲートバルブは、前記タービンハウジングに当接して前記ウェイストゲートポートを閉塞する弁板及び同弁板における前記ウェイストゲートポートを閉塞する当接面とは反対側の裏面に設けられている弁軸からなる弁体と、前記タービンハウジングに回動可能に支持されているシャフト及び前記弁軸が挿通されている挿通孔が設けられているアーム部からなるスイングアームと、前記弁軸における前記挿通孔から突出している部分に固定されている支持プレートと、を備えている。さらにこのターボチャージャでは、前記支持プレートと前記弁板との間に前記アーム部が挟まれていて、前記アーム部に対して前記弁体が傾動可能に固定されているとともに、前記タービンハウジング内に、前記弁板の前記当接面が前記タービンハウジングから離間していて前記ウェイストゲートポートが開放されている状態のときに前記弁体と当接するストッパが設けられている。
上記構成によれば、ウェイストゲートポートを開放しているとき、すなわちウェイストゲートバルブが開弁しているときに、弁体をストッパに当接させて弁体の動きを規制し、排気が衝突することによる弁体の振動を抑制することができる。
また、このターボチャージャの一態様では、前記弁軸における前記挿通孔から突出している部分の先端が平坦な面になっており、前記ストッパが、前記弁軸の前記先端と面接触する平坦な接触面を有している。
上記構成によれば、ストッパの接触面と弁軸の先端とが面接触する。ストッパの接触面と弁軸の先端とが面接触していれば、接触面に対して弁軸が傾きにくくなる。したがって、弁体を傾けるような振動が生じにくくなる。
また、このターボチャージャの一態様では、前記ストッパ及び前記弁体には、同ストッパと同弁体とが当接しているときに互いに係合し、前記挿通孔に挿通している前記弁軸を回転軸にした前記弁体の回動を規制する係合構造が設けられている。
上記構成によれば、弁体をストッパに当接させているときには、アーム部に対する弁体の回動も規制することができるため、回動によって生じる弁軸の摩耗も抑制することができる。
例えば、前記支持プレートの周縁の一部に直線状に延びている平面部を設けるとともに、前記ストッパに前記弁体が同ストッパに当接しているときに前記平面部と係合する係合凸部を設け、前記支持プレートに設けられている前記平面部及び前記ストッパに設けられている係合凸部によって前記係合構造を構成することができる。
こうした構成によれば、支持プレートの平面部と係合凸部の平面とが当接することにより、弁体の回動が規制される。
また、このターボチャージャの一態様では、前記弁板と前記アーム部との間及び前記アーム部と前記支持プレートとの間のうち、少なくとも一方に、弾性部材が挟まれている。
上記構成によれば、弾性部材の復元力により前記弁体を付勢して前記弁体の振動を低減することができる。特に、弁板の当接面が前記タービンハウジングから離間しており且つ前記弁体が前記ストッパに当接していない状態における前記弁体の振動を低減することができる。また、弁体をストッパに当接させることにより弁体の振動を抑制し、弾性部材に入力される振動を抑制することができるため、弾性部材の疲労やへたりの進行を抑制することができる。
また、このターボチャージャの一態様では、前記弾性部材が、前記弁軸が挿通していて前記アーム部とともに前記支持プレートと前記弁板との間に挟まれている皿バネである。
上記構成によれば、皿バネによって弁軸の周囲の全周に亘って弁体を付勢し、弁軸の周囲のいずれの方向においても弁体の振動を低減することができる。
また、このターボチャージャの一態様では、前記ストッパが、前記タービンハウジングと一体に形成されている。
上記構成によれば、ストッパを形成するための部品を新たに用意する必要がないため、部品点数の増加を抑制することができる。なお、ストッパをタービンハウジングと一体に形成する方法としては、鋳造によりタービンハウジング内にストッパを一体に鋳込む方法や、切削加工によってタービンハウジング内にストッパを削り出す方法などが考えられる。
また、このターボチャージャの一態様では、前記ストッパが、前記ウェイストゲートポートを通り且つ前記ストッパに到達し得る直線が、前記ウェイストゲートバルブの開度がいかなる開度であっても前記弁板を通過することになる位置に設けられている。
ウェイストゲートポートから吹き出した排気が直接衝突する位置にストッパが設けられていると、ストッパに衝突することによって排気の流れに乱れが生じる。これに対して上記構成によれば、ウェイストゲートバルブの開度がいかなる開度であっても、ウェイストゲートポートとストッパとの間が弁板によって遮蔽される。すなわち、上記のような位置にストッパを設けるようにすれば、ウェイストゲートポートから吹き出した排気が直接衝突するのはストッパを設けていない場合と同様に弁板であり、ストッパを設けたとしてもウェイストゲートポートから吹き出した排気がストッパに直接は衝突しない。したがって、ストッパを設けることによって排気の流れを乱してしまうことを抑制することができる。
ターボチャージャの斜視図。 タービンハウジングの部分断面図。 タービンハウジングの部分断面図。 ウェイストゲートバルブの上面図。 図4における5−5線矢視断面図。 弁軸を挿通させた状態のスイングアームの上面図。 図6における7−7線矢視断面図。 ストッパ近傍を拡大して示すタービンハウジングの断面図。 図8における9−9線矢視断面図。 変更例のターボチャージャにおけるストッパとウェイストゲートバルブの断面図。 変更例のターボチャージャにおけるストッパとウェイストゲートバルブの断面図。
以下、ターボチャージャの一実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
図1に示されているように、ターボチャージャ100は、コンプレッサハウジング110と、ベアリングハウジング120と、タービンハウジング130とを組み合わせて構成されている。なお、コンプレッサハウジング110はコンプレッサホイールを収容するハウジングであり、タービンハウジング130はタービンホイールを収容するハウジングである。そして、ベアリングハウジング120はコンプレッサホイールとタービンホイールとを連結している連結シャフトを支持するハウジングである。
ベアリングハウジング120は、ボルトによってコンプレッサハウジング110と締結されている。そして、タービンハウジング130は、クランプ140によってベアリングハウジング120に組み付けられている。
図2に示されているように、タービンハウジング130内にはタービンホイール135が収容されており、タービンハウジング130にはタービンホイール135を取り囲むように延びるスクロール通路131が形成されている。スクロール通路131を通ってタービンホイール135に吹き付けられた排気は、排出通路132を通じてタービンハウジング130から排気通路へと排出されるようになっている。
ターボチャージャ100においては、スクロール通路131を通過した排気がタービンホイール135に吹き付けられることにより、タービンホイール135が回転する。タービンホイール135が回転するとタービンホイール135と連結シャフトを介して連結されているコンプレッサホイールが回転して吸入空気の過給が行われる。
図2に示されているように、タービンハウジング130には、ウェイストゲートポート133が設けられている。ウェイストゲートポート133は、タービンホイール135を迂回してスクロール通路131と排出通路132とを繋ぐ通路である。
ターボチャージャ100には、ウェイストゲートバルブ10が設けられている。ウェイストゲートバルブ10は、ウェイストゲートポート133を塞ぐ円盤状の弁板12を有しており、タービンハウジング130に回動可能に支持されているシャフト15を中心に回動して、ウェイストゲートポート133を開閉するものである。
図3に示されているように、弁板12の当接面12aがウェイストゲートポート133から離間していてウェイストゲートポート133が開放されているとき、すなわちウェイストゲートバルブ10が開弁しているときには、スクロール通路131を通過した排気がウェイストゲートポート133を通じて排出通路132に流れ込むようになる。こうしてスクロール通路131を通過した排気がウェイストゲートポート133を通じて排出通路132に流れ込むようになると、タービンホイール135に吹き付けられる排気の量が少なくなる。そのため、ウェイストゲートバルブ10が開弁している場合には、タービンホイール135及びコンプレッサホイールの回転が抑制され、過給が抑制されるようになる。
なお、タービンハウジング130内には、ウェイストゲートバルブ10と当接してウェイストゲートバルブ10の全開位置を規定するストッパ136が設けられている。ストッパ136の詳しい構成については後述する。
次に図4〜図7を参照してウェイストゲートバルブ10の構成を詳しく説明する。
図4に示されているように、ウェイストゲートバルブ10は、シャフト15を備えたスイングアーム14に、弁体11を組み付けたものである。弁体11は、スイングアーム14におけるアーム部16に組み付けられている。
シャフト15と接続しているアーム部16は、湾曲しており、シャフト15と接続している部分と反対側の部分は板状になっている。弁体11はこの板状の部分に支持されており、弁体11を支持している板状の部分はシャフト15の中心軸から同中心軸と直交する方向に離間している。
また、シャフト15は、アーム部16と接続している大径部15aと、大径部15aよりも直径の小さい小径部15bとからなっている。大径部15aと小径部15bは中心軸が一致するように接続している。
図5に示されているように、弁体11は、アーム部16に設けられている挿通孔16aに弁軸13を挿通させた状態でアーム部16に固定されている。弁軸13は、弁板12の当接面12aとは反対側の裏面12bから弁板12に対して垂直に延びている。なお、弁軸13は弁板12の中央に設けられている。
弁軸13におけるアーム部16の挿通孔16aから突出している部分には、板状の支持プレート17が固定されている。支持プレート17は挿通孔16aの直径よりも大きいため、こうして支持プレート17が固定されていることにより、弁体11は、弁軸13が挿通孔16aから抜け出さないように抜け止めされている。
なお、図4に示されているように、支持プレート17は周縁が、それぞれ直線状に延びている平行な2つの平面部17aとこれら平面部17aを繋ぐ2つの曲面部17bとによって構成されている。なお、曲面部17bは、支持プレート17の外側に向かって凸な円弧状の湾曲している面である。
図5に示されているように、アーム部16と支持プレート17との間には、皿バネ18が挟み込まれている。皿バネ18には弁軸13が挿通しており、皿バネ18はアーム部16とともに支持プレート17と弁板12との間に圧縮された状態で挟み込まれている。これにより、アーム部16は皿バネ18の復元力により、弁板12の裏面12bに押し付けられた状態になっている。
図6に示されているように、挿通孔16aの内周面は、シャフト15の中心軸と直交する方向に延びている2つの平行な平面部16bとこれらの平面部16bを繋ぐ2つの曲面部16cとからなっている。なお、曲面部16cは、挿通孔16aの径方向外側に向かって凸な円弧状の湾曲している面である。なお、図6及び図7は、皿バネ18及び支持プレート17を取り付ける前の弁体11とスイングアーム14を示している。
挿通孔16aにおいては、弁板12の当接面12aと平行な方向における各平面部16bの長さが、2つの平面部16bの間隔よりも長くなっている。すなわち、アーム部16の挿通孔16aは、弁板12の当接面12aと平行であり且つシャフト15の中心軸と直交する方向を長手方向とする長孔になっている。
また、図7に示されているように、挿通孔16aにおける弁板12側の部分は、弁板12に近い部位ほど内径が大きくなるように傾斜したテーパ面16dになっている。
図6及び図7に示されているように、弁軸13は、弁板12の裏面12bから延びる大径部13aと、大径部13aよりも直径の小さい小径部13bとが同軸に接続された形状をなしている。そのため、図7に示されているように、弁軸13における大径部13aと小径部13bとが接続されている部分には、段差面13cが存在している。
図6に示されているように、大径部13aの直径は、挿通孔16aにおける2つの平面部16bの間隔と略等しくなっている。そして、大径部13aは略円柱状であるが、挿通孔16aの平面部16bと対向する部分が平坦になっている。これにより、図7に示されているように、挿通孔16aの平面部16bと大径部13aとの間の隙間は極めて小さくなっている。その一方で、図6に示されているように、挿通孔16aの曲面部16cと大径部13aとの間には、挿通孔16aの平面部16bと大径部13aとの間の隙間よりも大きな隙間が存在している。
支持プレート17は、かしめによって弁軸13に固定されている。つまり、ウェイストゲートバルブ10では、図7に示されている状態の弁軸13に、小径部13bの直径よりも僅かに内径の大きい挿通孔が設けられた支持プレート17を組み付け、段差面13cに支持プレート17を当接させた状態で、弁軸13の先端を押しつぶすことにより、支持プレート17を弁軸13に固定している。なお、支持プレート17を固定する際には、支持プレート17を弁軸13に組み付ける前に、皿バネ18の挿通孔に弁軸13を挿通させるように、皿バネ18をアーム部16の上に載置し、皿バネ18をアーム部16と支持プレート17との間に挟み込む。
弁軸13の先端面13dは、平坦な面になっているがその中央には、挿入穴13eが形成されている。支持プレート17を固定する際には、ポンチの先端に設けられたピンを挿入穴13eに挿入した状態でポンチで弁軸13の先端を弁板12側に押しつぶす。
これにより、図5に示されているように、小径部13bにおける支持プレート17から突出している部分が外側に広がり、支持プレート17が弁軸13に固定される。なお、ポンチによって押しつぶされた弁軸13の先端面13dは平坦な面になっている。
ウェイストゲートバルブ10では、上述したようにアーム部16に設けられている挿通孔16aが長孔になっており、挿通孔16aの曲面部16cと弁軸13との間に隙間が生じるようになっている。そのため、このウェイストゲートバルブ10における弁体11は、スイングアーム14のアーム部16に対してシャフト15の中心軸と平行な軸を回転中心とする傾動が可能になっている。つまり、弁体11は、アーム部16に対して、傾動可能に固定されている。
ターボチャージャ100では、ウェイストゲートバルブ10のシャフト15が、タービンハウジング130を貫通してタービンハウジング130の外側にまで延びている。なお、シャフト15は、大径部13aの部分でタービンハウジング130に回動自在に支持されている。これにより、スイングアーム14がシャフト15を中心に回動し、弁体11がウェイストゲートポート133を開閉するようになっている。
図1及び図2に示されているように、タービンハウジング130の外側に突出しているシャフト15の小径部15bには、板状のウェイストゲート側リンクアーム25が固定されている。ウェイストゲート側リンクアーム25におけるシャフト15の小径部15bが固定されている部分から離間した位置には、シャフト15の中心軸と中心軸が平行になるように円柱状のウェイストゲート側連結ピン26が固定されている。
また、図1に示されているように、コンプレッサハウジング110には、ウェイストゲートバルブ10を駆動するためのアクチュエータ20が固定されている。アクチュエータ20は、モータを内蔵しており、モータによって回転軸22を駆動する。回転軸22には板状のアクチュエータ側リンクアーム23が固定されている。アクチュエータ側リンクアーム23における回転軸22が固定されている部分から離間した位置には回転軸22の中心軸と中心軸が平行になるように円柱状のアクチュエータ側連結ピン24が固定されている。
ターボチャージャ100では、アクチュエータ側リンクアーム23とウェイストゲート側リンクアーム25とを駆動ロッド30を介して連結している。駆動ロッド30の両端部には、挿通孔32が設けられている。駆動ロッド30では、両端部が円盤状に広くなっている棒状のロッド本体33における両端部のそれぞれに、円筒状のブシュ31が取り付けられている。これにより、駆動ロッド30では、ブシュ31の内周面によって挿通孔32が構成されている。
なお、アクチュエータ側連結ピン24とウェイストゲート側連結ピン26は、同一の寸法になっており、挿通孔32の直径は、連結ピン24,26の直径よりも僅かに大きくなっている。
駆動ロッド30の一端は、ウェイストゲート側連結ピン26を挿通孔32に挿通させるように、ウェイストゲート側リンクアーム25に組み付けられ、ウェイストゲート側連結ピン26の先端部に設けられた溝26aに嵌め込まれるEリング50によって抜け止めされている。
駆動ロッド30の他端は、アクチュエータ側連結ピン24を挿通孔32に挿通させるように、アクチュエータ側リンクアーム23に組み付けられ、アクチュエータ側連結ピン24の先端部に設けられた溝24aに嵌め込まれるEリング50によって抜け止めされている。
なお、駆動ロッド30の一端とウェイストゲート側リンクアーム25との間、駆動ロッド30の他端とアクチュエータ側リンクアーム23との間のそれぞれには、駆動ロッド30を連結ピン24,26の中心軸の延伸方向に付勢する皿バネ40が挟み込まれている。皿バネ40は、中央に挿通孔41が設けられた外歯付き皿バネである。それぞれの皿バネ40は、連結ピン24,26をそれぞれの挿通孔41に挿通させるように、駆動ロッド30とともに連結ピン24,26に取り付けられている。
アクチュエータ20によって回転軸22が駆動され、回転軸22を中心にアクチュエータ側リンクアーム23が回動すると、アクチュエータ20の駆動力が駆動ロッド30を介してウェイストゲート側リンクアーム25に伝達される。そして、ウェイストゲート側リンクアーム25がシャフト15を中心に回動し、スイングアーム14に取り付けられた弁体11がウェイストゲートポート133に近接するように、又はウェイストゲートポート133から離間するように駆動される。こうしてアクチュエータ20を駆動することによってウェイストゲートポート133を開閉することができる。
次に、図8及び図9を参照してストッパ136の構成について説明する。
図8に示されているように、ストッパ136は、四角柱状をなしており、タービンハウジング130における排出通路132内に突出するように、タービンハウジング130と一体に形成されている。なお、ストッパ136をタービンハウジング130と一体に形成する方法としては、鋳造によりタービンハウジング130内にストッパ136を一体に鋳込む方法や、切削加工によってタービンハウジング130内にストッパ136を削り出す方法などを採用することができる。
ストッパ136の先端部には、ウェイストゲートバルブ10が全開位置まで駆動され、ウェイストゲートバルブ10がストッパ136と当接するようになったときに、弁軸13の先端面13dと面接触する平坦な接触面136aが設けられている。
また、図9に示されているように、ストッパ136の先端部には、接触面136aよりも弁板12側に突出した2つの係合凸部136bが設けられている。各係合凸部136bは、ストッパ136の接触面136aに弁軸13の先端面13dが当接しており、弁体11がストッパ136に当接しているときに支持プレート17の平面部16bと係合する平面を有している。
具体的には、図4に二点鎖線で示されているように、2つの係合凸部136bは、僅かな隙間を介して2つの平面部16bと対向した状態で支持プレート17を挟むような位置に設けられており、平面部16bに沿って延びている。
なお、図8に示されている断面において、ウェイストゲートポート133を通り且つストッパ136に到達し得る直線を全て描くと、図8にハッチングで示した範囲Xが塗りつぶされることになる。この図8の描画から明らかなように、ターボチャージャ100においては、ウェイストゲートバルブ10の開度がいかなる開度であっても、上記の条件を満たす直線はウェイストゲートバルブ10の弁板12によって必ず遮られる。すなわち、ストッパ136は、ウェイストゲートポート133を通り且つストッパ136に到達し得る直線が、ウェイストゲートバルブ10の開度がいかなる開度であっても弁板12を通過することになる位置に設けられている。
換言すれば、このターボチャージャ100では、スクロール通路131側からウェイストゲートポート133を通じて排出通路132側を見たときに、いかなる角度から見ても、ウェイストゲートバルブ10の開度によらず、ストッパ136が弁板12の陰に隠れて視認できなくなるように、ストッパ136の位置及び形状が設定されている。
次に、このターボチャージャ100の作用及びその作用によって生じる効果について説明する。
(1)図3に示されているように、ウェイストゲートポート133を開放しているとき、すなわちウェイストゲートバルブ10が開弁しているときに、ウェイストゲートバルブ10をストッパ136に当接するまで回動させると、弁体11の弁軸13がストッパ136に当接する。こうして弁体11の弁軸13がストッパ136に当接していれば、ストッパ136によって弁体11の動きを規制し、弁体11がストッパ136に接触していない場合と比較して、弁体11の振動を抑制することができる。そのため、ウェイストゲートポート133から吹き出した排気が弁体11の弁板12に衝突したとしても、弁体11の動きを規制し、排気が衝突することによる弁体11の振動を抑制することができる。
(2)また、図9に示されているように、弁軸13がストッパ136に当接しているときには、弁軸13の先端面13dがストッパ136の接触面136aと面接触する。こうして弁軸13の先端面13dとストッパ136の接触面136aとが面接触していれば、接触面136aに対して弁軸13が傾きにくくなる。したがって、弁体11を傾けるような振動が生じにくくなる。
(3)弁軸13の先端面13dがストッパ136の接触面136aと面接触している状態で、アーム部16をさらにストッパ136側に近づけると、アーム部16が弁板12の裏面から離間し、皿バネ18が圧縮され、皿バネ18の付勢力によって先端面13dが接触面136aに押し付けられる。こうして弁軸13の先端面13dをストッパ136の接触面136aに押し付けることにより、弁体11には、弁軸13の先端面13dと接触面136aとの間の隙間を解消する方向に弁軸13の姿勢を変更する力、すなわち接触面136aに対する弁軸13の傾きを解消させる力が作用するようになる。こうした力は弁体11を振動させる力に抗う方向の力であるため、開弁しているときに弁軸13の先端面13dをストッパ136の接触面136aに押し付けるようにすることにより、こうした力の作用を利用して弁体11の振動を抑制する効果を高めることができる。
(4)図9に示されているように、弁体11がストッパ136に当接しているときには、支持プレート17の平面部17aと係合凸部136bとが対向した状態となる。そして、弁体11が挿通孔16aに挿通されている弁軸13を回転軸にして回動しようとすると、支持プレート17の平面部17aとストッパ136の係合凸部136bとが係合し、弁体11の回動が規制される。
すなわち、ターボチャージャ100では、支持プレート17に設けられている平面部17a及びストッパ136に設けられている係合凸部136bが、挿通孔16aに挿通している弁軸13を回転軸にした弁体11の回動を規制する係合構造を構成している。これにより、弁体11をストッパ136に当接させているときには、アーム部16に対する弁体11の回動も規制することができるため、回動によって生じる弁軸13の摩耗も抑制することができる。
(5)アーム部16と支持プレート17との間に、弾性部材である皿バネ18が挟まれているため、皿バネ18の復元力により弁体11を付勢して弁体11の振動を低減することができる。特に、弁板12の当接面12aがタービンハウジング130から離間しており且つ弁体11がストッパ136に当接していない状態における弁体11の振動を低減することができる。
(6)皿バネ18によって弁軸13の周囲の全周に亘って弁体11を付勢し、弁軸13の周囲のいずれの方向においても弁体11の振動を低減することができる。
(7)弁体11をストッパ136に当接させることにより弁体11の振動を抑制し、皿バネ18に入力される振動を抑制することができるため、皿バネ18の疲労やへたりの進行を抑制することができる。
(8)ストッパ136が、タービンハウジング130と一体に形成されているため、ストッパ136を形成するための部品を新たに用意する必要がない。したがって、部品点数の増加を抑制することができる。
(9)図8を参照して説明したように、ストッパ136は、ウェイストゲートポート133を通り且つストッパ136に到達し得る直線が、ウェイストゲートバルブ10の開度がいかなる開度であっても弁板12を通過することになる位置に設けられている。
ウェイストゲートポート133から吹き出した排気が直接衝突する位置にストッパ136が設けられていると、ストッパ136に衝突することによって排気の流れに乱れが生じる。これに対して上記のような位置にストッパ136が設けられていれば、ウェイストゲートバルブ10の開度がいかなる開度であっても、ウェイストゲートポート133とストッパ136との間が弁板12によって遮蔽される。すなわち、この場合には、ウェイストゲートポート133から吹き出した排気が直接衝突するのはストッパ136を設けていない場合と同様に弁板12であり、ストッパ136を設けたとしてもウェイストゲートポート133から吹き出した排気がストッパ136に直接は衝突しない。したがって、ストッパ136を設けることによって排気の流れを乱してしまうことを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・ストッパ136が四角柱状をなしている例を示したが、ストッパ136の形状は適宜変更することができる。すなわち、ストッパ136の形状は四角柱状に限らない。例えば、円柱状であっても、その他の多角柱状であってもよい。また、柱状でなくてもよい。
・弁軸13の先端面13dとストッパ136の接触面136aとが面接触するようになっている例を示したが、弁体11とストッパ136との接触態様は、必ずしも面接触でなくてもよい。弁体11がストッパ136に当接していれば、弁体11の動きをストッパ136によって規制し、弁体11の振動を抑制することができる。しかし、弁軸13をストッパ136に当接させる場合のように、弁板12の中心に近い位置でストッパ136と当接させる場合には、弁板12を傾けるような振動を抑制しにくいことがある。そのため、上記実施形態のように面接触させる構成を採用することが好ましい。
・いかなる開度であってもウェイストゲートポート133とストッパ136との間が弁板12によって遮蔽されることになる位置にストッパ136を設けた例を示したが、ストッパ136に弁板12によって遮蔽されない部位が存在していてもよい。しかし、ストッパ136を設けることによる排気の流れの乱れを抑制する上では、上記実施形態のように、ストッパ136のいずれの部分もが弁板12によって遮蔽されるようになっていることが好ましい。
・ストッパは、弁軸13の先端と当接するものでなくてもよい。弁軸13における先端以外の部分や、弁体11における弁軸13以外の部分に当接する場合であっても弁体11の動きを規制することができれば、弁体11の振動を抑制できる。
例えば、図10に示されているように、タービンハウジング130内に突出しており、弁体11の弁板12の裏面12bに当接するストッパ137を設けるようにしてもよい。なお、このストッパ137は、筒状に形成されている。こうしたストッパ137を設けた場合には、ウェイストゲートバルブ10が全開になったときに、弁板12の裏面12bにストッパ137の先端が当接する。こうして弁体11の弁板12がストッパ137に当接していれば、ストッパ137によって弁体11の動きを規制し、弁体11がストッパ137に接触していない場合と比較して、弁体11の振動を抑制することができる。そのため、上記実施形態と同様に、ウェイストゲートポート133から吹き出した排気が弁体11の弁板12に衝突したとしても、弁体11の動きを規制し、排気が衝突することによる弁体11の振動を抑制することができる。
・弁体11が弁軸13を回転軸にして回動したときに、弁体11や支持プレート17とタービンハウジング130の一部やアーム部16とが係合するようになっていれば、弁体11の回動を規制することができる。そのため、係合構造は上記実施形態で示した構造に限らない。例えば、上記実施形態では、2つの係合凸部136bが支持プレート17を挟むように配置されている例を示したが、係合凸部136bが片側だけにしか設けられていなくてもよい。この場合であっても、係合凸部136bと平面部17aとの係合により弁体11の回動を規制できる。
また、図10に示されている構成に対して、二点鎖線で示されるようにタービンハウジング130から係合凸部136bと同じ位置まで延びる係合部138を設けるようにしてもよい。この場合には、平面部17aと係合部138とによって係合構造が構成される。
・必ずしもストッパ136と弁体11とで係合構造を構成する必要はない。弁軸13とアーム部16とに回動を抑制する係合構造を設けるなど、ウェイストゲートバルブ10における弁体11の支持構造自体が、弁体11が回動しにくい構造になっているときには、ストッパ136と弁体11とで係合構造を構成しなくてもよくなる。
・また、弁体11の回動を抑制するための係合構造を設けなくてもよい。弁体11の回動を抑制できなくても、弁体11の振動を抑制する効果を得ることはできる。
・上記実施形態では、弁板12とアーム部16との間及びアーム部16と支持プレート17との間のうち、アーム部16と支持プレート17との間に皿バネ18が設けられている例を示したが、弁板12とアーム部16との間及びアーム部16と支持プレート17との間の双方に皿バネを設けるようにしてもよい。
例えば、図11に示されているように、アーム部16と弁板12の裏面12bとの間に皿バネ19を設けた構成を採用してもよい。この場合、ストッパ136に弁体11を押し付けることにより、皿バネ18が圧縮される一方で、皿バネ19にかかる荷重は小さくなるため、皿バネ19は復元する。そのため、ストッパ136に弁体11を押し付けることにより、弁体11の振動の抑制に加えて、皿バネ19に作用する負荷を軽減し、皿バネ19のへたりを抑制することもできるようになる。
また、皿バネ18を設けず、皿バネ19だけを設けるようにしてもよい。この場合には、アーム部16は、皿バネ19によって付勢されて常に支持プレート17に当接した状態になる。そして、弁体11がストッパに当接した場合には、アーム部16を支持プレート17に押し付けるようにすることにより、弁体11をストッパ136に押し付け、振動を抑制することができる。
・弁板12とアーム部16との間や、アーム部16と支持プレート17との間に配置する弾性部材は皿バネ以外であってもよい。例えば、コイルばねを弁板12とアーム部16との間や、アーム部16と支持プレート17との間に挟むようにしてもよい。弁板12とアーム部16との間や、アーム部16と支持プレート17との間に弾性部材を挟むようにすれば、弾性部材の復元力により弁体11を付勢して弁体の振動を低減することができる。
・弁板12とアーム部16との間や、アーム部16と支持プレート17との間に弾性部材を配置しない構成を採用することもできる。弁板12とアーム部16との間や、アーム部16と支持プレート17との間に弾性部材が配置されていない場合には、弁体11がタービンハウジング130に当接していないときには、アーム部16に対して弁体11が自由に傾動するような構成になる。こうした構成であったとしても、弁体11をストッパに押し付ければ、弁体11の振動を抑制することができる。例えば、上記実施形態の構成から皿バネ18を省略した構成では、弁体11がストッパ136に当接した場合にアーム部16を支持プレート17に押し付けるようにすることにより、弁体11をストッパ136に押し付け、弁体11の振動を抑制することができる。
・ストッパは必ずしもタービンハウジング130と一体でなくてもよい。タービンハウジング130とは別体の部品としてストッパを構成し、タービンハウジング130内にそのストッパを締結するなどして取り付けるようにしてもよい。
・ウェイストゲートバルブ10を開閉させるための機構は、上記実施形態で示したような構成に限らない。例えば、アクチュエータは、駆動ロッド30を駆動することができるものであればよい。例えば、空気圧を利用して駆動ロッド30駆動するダイアフラム式のアクチュエータや、油圧を利用して駆動ロッド30を駆動する油圧シリンダ式のアクチュエータでもよい。
10…ウェイストゲートバルブ、11…弁体、12…弁板、12a…当接面、12b…裏面、13…弁軸、13a…大径部、13b…小径部、13c…段差面、13d…先端面、13e…挿入穴、14…スイングアーム、15…シャフト、15a…大径部、15b…小径部、16…アーム部、16a…挿通孔、16b…平面部、16c…曲面部、16d…テーパ面、17…支持プレート、17a…平面部、17b…曲面部、18…皿バネ、19…皿バネ、20…アクチュエータ、22…回転軸、23…アクチュエータ側リンクアーム、24…アクチュエータ側連結ピン、24a…溝、25…ウェイストゲート側リンクアーム、26…ウェイストゲート側連結ピン、26a…溝、30…駆動ロッド、31…ブシュ、32…挿通孔、33…ロッド本体、40…皿バネ、41…挿通孔、50…Eリング、100…ターボチャージャ、110…コンプレッサハウジング、120…ベアリングハウジング、130…タービンハウジング、131…スクロール通路、132…排出通路、133…ウェイストゲートポート、135…タービンホイール、136…ストッパ、136a…接触面、136b…係合凸部、137…ストッパ、138…係合部、140…クランプ。

Claims (8)

  1. タービンホイールを迂回して排気を流すウェイストゲートポートが設けられているタービンハウジングと、前記ウェイストゲートポートを開閉するウェイストゲートバルブと、を備えたターボチャージャであり、
    前記ウェイストゲートバルブは、前記タービンハウジングに当接して前記ウェイストゲートポートを閉塞する弁板及び同弁板における前記ウェイストゲートポートを閉塞する当接面とは反対側の裏面に設けられている弁軸からなる弁体と、前記タービンハウジングに回動可能に支持されているシャフト及び前記弁軸が挿通されている挿通孔が設けられているアーム部からなるスイングアームと、前記弁軸における前記挿通孔から突出している部分に固定されている支持プレートと、を備えており、
    前記支持プレートと前記弁板との間に前記アーム部が挟まれていて、前記アーム部に対して前記弁体が傾動可能に固定されているとともに、前記タービンハウジング内に、前記弁板の前記当接面が前記タービンハウジングから離間していて前記ウェイストゲートポートが開放されている状態のときに前記弁体と当接するストッパが設けられているターボチャージャ。
  2. 前記弁軸における前記挿通孔から突出している部分の先端が平坦な面になっており、
    前記ストッパが、前記弁軸の前記先端と面接触する平坦な接触面を有している
    請求項1に記載のターボチャージャ。
  3. 前記ストッパ及び前記弁体には、同ストッパと同弁体とが当接しているときに互いに係合し、前記挿通孔に挿通している前記弁軸を回転軸にした前記弁体の回動を規制する係合構造が設けられている
    請求項1又は請求項2に記載のターボチャージャ。
  4. 前記支持プレートの周縁の一部が直線状に延びている平面部になっているとともに、前記ストッパに前記弁体が同ストッパに当接しているときに前記平面部と係合する係合凸部が設けられており、
    前記係合構造が、前記支持プレートに設けられている前記平面部及び前記ストッパに設けられている前記係合凸部によって構成されている
    請求項3に記載のターボチャージャ。
  5. 前記弁板と前記アーム部との間及び前記アーム部と前記支持プレートとの間のうち、少なくとも一方に、弾性部材が挟まれている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のターボチャージャ。
  6. 前記弾性部材が、前記弁軸が挿通していて前記アーム部とともに前記支持プレートと前記弁板との間に挟まれている皿バネである
    請求項5に記載のターボチャージャ。
  7. 前記ストッパが、前記タービンハウジングと一体に形成されている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のターボチャージャ。
  8. 前記ストッパが、前記ウェイストゲートポートを通り且つ前記ストッパに到達し得る直線が、前記ウェイストゲートバルブの開度がいかなる開度であっても前記弁板を通過することになる位置に設けられている
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のターボチャージャ。
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