JP2018129110A - 光ディスク装置、情報拡張装置および情報記録装置 - Google Patents

光ディスク装置、情報拡張装置および情報記録装置 Download PDF

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広昭 吉田
Hiroaki Yoshida
広昭 吉田
松村 健二
Kenji Matsumura
健二 松村
岡澤 裕典
Hironori Okazawa
裕典 岡澤
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Abstract

【課題】光ディスク装置の温度上昇を抑制することで、光ディスク装置の保証温度超過による各部品の故障や、寿命低下等による製品信頼性の悪化を抑制することができる光ディスク装置、情報拡張装置および情報記録装置を提供する。
【解決手段】ディスクドライブ200は、筐体201と、筐体201内で回転することで気流が発生する光ディスクDを回転させるスピンドルモータ240とを備える。また、筐体201には、気流により、筐体201の外部から外気が吸気される吸気孔211と、筐体201内の空気を排気する排気孔226とが形成される。光ディスクDを平面視した場合に、吸気孔211は、光ディスクDと重なる位置に形成される。
【選択図】図3

Description

本開示は、光ディスク装置、情報拡張装置および情報記録装置に関し、特に、気流によって排熱することができる光ディスク装置、情報拡張装置および情報記録装置に関する。
従来、ディスククランプ装置(光ディスク装置の一例)内に空気を循環させる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、筐体と、筐体に収容されるディスク(光ディスク)を回転させるモータとを備えるディスククランプ装置が開示されている。このディスククランプ装置では、空気案内羽根を有するターンテーブルの回転によって、筐体内の空気が流れる。
特開2013−97833号公報
しかしながら、光ディスク装置内に空気の流れが発生しても、光ディスク装置の排熱を十分に行うことはできていない。このため、光ディスク装置内での、保証温度超過による各部品の故障や、寿命低下等による製品信頼性(品質)の悪化が生じる懸念がある。
そこで、本開示は、光ディスク装置の温度上昇を抑制することで、光ディスク装置の保証温度超過による各部品の故障や、寿命低下等による製品信頼性の悪化を抑制することができる光ディスク装置、情報拡張装置および情報記録装置を提供する。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る光ディスク装置は、筐体と、前記筐体内で回転することで気流が発生する光ディスクを回転させるモータとを備え、前記筐体には、前記気流により、前記筐体の外部から外気が吸気される吸気孔と、前記筐体内の空気を排気する排気孔とが形成され、前記光ディスクを平面視した場合に、前記吸気孔は、前記光ディスクと重なる位置に形成される。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る情報拡張装置は、光ディスク装置を格納する情報拡張装置であって、前記光ディスク装置を格納するラックと、前記光ディスク装置に送風するファンとを備え、前記光ディスク装置は、さらに、前記ファンからの送風を前記吸気孔に案内する風路板を有する。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る情報記録装置は、データを記録する情報記録装置であって、情報拡張装置を複数備える。
本開示によれば、光ディスク装置の温度上昇を抑制することで、光ディスク装置の保証温度超過による各部品の故障や、寿命低下等による製品信頼性の悪化を抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る情報記録システムの斜視図である。 図2は、実施の形態に係る情報拡張装置の斜視図である。 図3の(a)は、実施の形態に係るディスクドライブをZ軸プラス方向側から見た斜視図である。図3の(b)は、実施の形態に係るディスクドライブをZ軸マイナス方向側から見た斜視図である。 図4は、実施の形態に係るディスクドライブの分解斜視図である。 図5は、図3の(b)のV−V線における実施の形態に係るディスクドライブの断面図である。 図6は、実施の形態に係るディスクドライブの光ディスクと吸気孔および排気孔とを示す模式図である。 図7は、実施の形態に係るディスクドライブを示すブロック図である。 図8は、実施の形態に係るディスクドライブの筐体内の圧力を示すコンター図である。 図9は、実施の形態に係るディスクドライブの筐体内の流速を示すコンター図である。 図10は、実施の形態に係るディスクドライブの熱等価回路を示す図である。 図11の(a)は、TEST1の装置が起動した場合におけるTEST1の装置とTEST1の装置内の温度とを示す図である。図11の(b)は、TEST2の装置が起動した場合におけるTEST2の装置とTEST2の装置内の温度とを示す図である。図11の(c)は、TEST3の装置が起動した場合におけるTEST3の装置とTEST3の装置内の温度とを示す図である。図11の(d)は、TEST4の装置が起動した場合におけるTEST4の装置とTEST4の装置内の温度とを示す図である。 図12の(a)は、図11の(b)に係るTEST2の装置における筐体内の気流の流速を示す図である。図12の(b)は、図11の(d)に係るTEST4の装置における筐体内の流速の気流を示す図である。 図13は、ディスクドライブ内の温度状態を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
近年の光ディスク装置では、光ディスク容量の向上に伴い、OPU(Optical Pickup Unit)の高出力化、ODC(Optical Disk Controller)の高電力化等が進んでいる。このため、従来の光ディスク装置に比べて、光ディスク装置内の温度が上昇している。
また、光ディスク容量を向上させるために、両面記録型の光ディスクも登場している。光ディスク装置では、この光ディスクを両面からデータの再生および記録を同時に行うことができるように、2台のOPUと2台のODCとを用いている。このため、光ディスク装置内の温度がさらに上昇することとなる。
図13は、光ディスク装置内の温度状態を示す図である。図13に示すように、光ディスク装置が作動すると、スピンドルモータ、光ピックアップ、制御部等の温度が他の部分よりも高くなっていることが判る。従来の光ディスク装置では、空気案内羽根を有するターンテーブルが回転することによって筐体内に気流を発生させても、筐体内の空気を攪拌しているに過ぎず、筐体内に依然として熱がこもっている状態となる。このため、光ディスク装置の動作によって筐体内の温度が上昇してしまい、光ディスク装置内の部品が劣化し易い環境にある。特に、このような環境では、光ピックアップに設けられる半導体レーザー、レーザ駆動部、PDIC(Photo Detector Integrated Circuit)等の半導体素子における保証温度を守り切れなくなる。
そこで、光ディスク装置の温度上昇を抑制することで、光ディスク装置の保証温度超過による各部品の故障や、寿命低下等による製品信頼性の悪化を抑制することができる光ディスク装置を提供する。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。添付図面は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、添付図面において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[情報記録システムの概要]
まず、実施の形態に係る情報記録システム1の概要について説明する。
図1は、実施の形態に係る情報記録システム1の斜視図である。図2は、実施の形態に係る情報拡張装置50の斜視図である。図3の(a)は、実施の形態に係るディスクドライブ200をZ軸プラス方向側から見た斜視図である。図3の(b)は、実施の形態に係るディスクドライブ200をZ軸マイナス方向側から見た斜視図である。なお、図1の情報拡張装置50は模式的に記載しているため、図2の情報拡張装置50と必ずしも一致するわけではない。
ピッカー30の搬送方向をX軸方向と規定し、X軸方向と直交してディスクドライブ200が積み重なる方向をZ軸方向と規定し、X軸方向及びZ軸方向と直交する方向をY軸方向と規定し、X、Y、Zの各軸方向を表示する。そして、図1に示す各方向は、全て図2に示す各方向に対応させて表示する。図2以降の図においても、同様である。
図1に示されるように、情報記録システム1は、情報記録装置100と、情報端末110と、表示装置120とを備える。
情報記録装置100は、複数の光ディスクDを用いてデータを記録するデータアーカイバである。情報端末110及び表示装置120は、情報記録システム1におけるユーザインターフェースである。ユーザは、情報端末110及び表示装置120を用いて、情報記録装置100に記録された情報の読み出し、及び、情報記録装置100への情報の記録指示を行う。
情報記録装置100は、具体的には、マガジンストッカー10と、複数のマガジン20と、ピッカー30と、キャリア40と、複数の情報拡張装置50と、制御装置60とを備える。
マガジン20は、複数の光ディスクDを収容する筐体である。マガジン20は、複数の光ディスクDがZ軸方向に積み重なった状態で収容されるマガジントレイと、マガジントレイを収容するケースとを有する。1つのマガジントレイには、例えば、12枚の光ディスクDが収容される。
光ディスクDは、円盤状の記録媒体である。実施の形態では、光ディスクDは、記録型(追記型)の光ディスクであって、例えば、1枚あたり500GB程度のデータが記録される。なお、追記型の光ディスクDは、情報を付加的に記録する記録媒体であり、一旦記録されたデータを書き換えることはできない。
ピッカー30は、マガジンストッカー10に収容された複数のマガジン20の中から1つのマガジン20を選択し、選択したマガジン20のマガジントレイを引き出す。また、ピッカー30は、引き出したマガジントレイを保持し、複数の情報拡張装置50の近傍まで搬送する。ピッカー30は、マガジントレイに収納された複数の光ディスクDを互いに接触しないように分離するセパレータ31を有する。
キャリア40は、セパレータ31により分離された複数の光ディスクDを、当該分離された状態でセパレータ31から受け取り、複数の情報拡張装置50に設けられたディスクドライブ200(光ディスク装置の一例)の挿入口51に1枚ずつ挿入する。
制御装置60は、ピッカー30、キャリア40、及びディスクドライブ200などの各装置の動作を制御する装置である。
図2に示すように、情報拡張装置50は、ディスクドライブ200を格納する装置であり、ラック151と、複数のディスクドライブ200と、複数のファン152とを有する。
ラック151は、複数のディスクドライブ200をZ軸方向に積み重なった状態で格納することが可能な棚である。本実施の形態において、ラック151は、3層に積み重ねた1組のディスクドライブ200を格納することが可能である。なお、ディスクドライブ200の組の数は、特に限定されない。ラック151の背面(ラック151のX軸マイナス方向)には、複数のディスクドライブ200に向けて(X軸プラス方向に向けて)送風するファン152が設けられている。
図3では、図2のラック151にディスクドライブ200を格納した場合において、第1風路板233および第2風路板235が筐体201のZ軸マイナス方向側とZ軸プラス方向側とに配置される状態を示している。第1風路板233および第2風路板235はラック151に固定されており、図3ではラック151における他の構成を省略している。
ラック151には、第1風路板233と、第2風路板235とが設けられている。
第1風路板233は、ラック151に設けられ、第1カバー210のZ軸マイナス方向側の面から立ち上がるように配置される板状の部材である。第1風路板233は、ファン152からの送風を吸気孔211に案内するように、ラック151にビス等の固定部材で固定されている。第1風路板233は、吸気孔211を避けるように湾曲している。
第2風路板235は、ラック151に設けられ、第2カバー220のZ軸プラス方向側の面から立ち上がるように配置される板状の部材である。第2風路板235は、ファン152からの送風を吸気孔211に案内するように、ラック151にビス等の固定部材で固定されている。第2風路板235は、吸気孔211に風邪案内するように、第1風路板233と同様に吸気孔211を避けるように湾曲している。ラック151に複数のディスクドライブ200を格納した場合に、積み重なった隣り合う2つのディスクドライブ200において、第1風路板233および第2風路板235は、一方のディスクドライブ200の第1風路板233と他方のディスクドライブ200の第2風路板235とが対応するように配置される。
[ディスクドライブ]
図4は、実施の形態に係るディスクドライブ200の分解斜視図である。図5は、図3の(b)のV−V線における実施の形態に係るディスクドライブ200の断面図である。図6は、実施の形態に係るディスクドライブ200の光ディスクDと吸気孔211および排気孔226とを示す模式図である。図6の矢印は、筐体内で発生する気流を示している。図7は、実施の形態に係るディスクドライブ200を示すブロック図である。
図3および図5に示すように、ディスクドライブ200は、扁平な箱状をなした、光ディスクDへの情報の記録および光ディスクDの再生を行う装置である。ディスクドライブ200は、トレイを使用せずに光ディスクDをローディングするトレイ方式のディスクドライブである。
図5および図7に示すように、ディスクドライブ200は、筐体201と、スピンドルモータ240(モータの一例)と、サーボ制御部250と、2つの制御部260と、2つの光ピックアップ270とを有する。本実施の形態では、ディスクドライブ200のターンテーブルに両面記録型の光ディスクDが配置されている。
筐体201は、扁平な箱状をなし、内部に光ディスクD、スピンドルモータ240、サーボ制御部250、2つの制御部260と、2つの光ピックアップ270等を収納している。図3および図4に示すように、筐体201は、第1カバー210と、第2カバー220と、シャーシ231とを有する。
第1カバー210は、略平板状をなした、筐体201のZ軸マイナス方向側に配置されるカバーである。第1カバー210の略中央には、光ディスクDの回転で発生した気流により、筐体201の外部から外気が筐体201の内部(筐体201内)に吸気される吸気孔211が形成されている。吸気孔211は、吸気孔211を形成する第1カバー210の一部である側壁をも含んでいる。
図5および図6に示すように、吸気孔211は、光ディスクDを平面視した場合に、光ディスクDと重なる位置に形成されている。より好ましくは、光ディスクDを平面視した場合に、吸気孔211が光ディスクDの回転軸心D1と重なる位置に形成されている。本実施の形態では、吸気孔211の中心は、光ディスクDの回転軸心D1と略一致している。言い換えれば、吸気孔211は、第1カバー210の略中央部分に形成され、光ディスクDを平面視した場合に、スピンドルモータ240と重なる位置に形成されている。
本実施の形態では、吸気孔211の内径A2は、スピンドルモータ240の外径よりも大きく、光ディスクDを平面視した場合に、吸気孔211がスピンドルモータ240全体と重なっている。
光ピックアップ270が最内周に位置する場合(スピンドルモータ240に最も近接する場合)に、ディスクドライブ200を平面視で、吸気孔211は、光ピックアップ270と重なっていることが好ましい。これは、吸気孔211から吸気された空気(気体)が光ピックアップ270に向かうため、光ピックアップ270の動作で生じる熱と、スピンドルモータ240の高速回転で生じる熱とを冷却し易くなるからである。
本実施の形態では、吸気孔211の内径A2は40mmである。ディスクドライブ200内の部品との関係から、吸気孔211の内径A2を40mmよりも大きくしても、さほど吸気孔211から吸気の効果を得え難くなるからである。なお、吸気孔211の内径A2は40mmに限定されず、内径A2が40mm以上又は40mm以下でもよい。
図4〜図6に示すように、吸気孔211の一部には、外気の吸気を遮蔽する遮蔽部213が形成されている。遮蔽部213は、遮蔽本体部214と、ブリッジ部215とを有する。
遮蔽本体部214は、吸気孔211の中央部分に設けられ、Z軸マイナス方向側から見た場合(光ディスクDを平面視した場合)に、スピンドルモータ240と重なる位置に配置されている。本実施の形態ではスピンドルモータ240の回転軸の回転軸心M1と、遮蔽本体部214の中心とが略一致している。本実施の形態では、遮蔽本体部214の外径A1は、スピンドルモータ240の最大の外径よりも小さく、光ディスクDを平面視した場合に、遮蔽本体部214全体がスピンドルモータ240と重なっている。
ブリッジ部215は、遮蔽本体部214を吸気孔211の中央部分に支持する支持体である。本実施の形態では、3本のブリッジ部215が遮蔽本体部214を吸気孔211に支持しているが本数は特に限定されない。なお、遮蔽本体部214の中心は、吸気孔211の中心と略一致している。
図3および図5に示すように、また、第1カバー210には、制御部260のODC261の熱を放熱させる配置台219がODC261と対向する位置に形成されている。配置台219とODC261との間には、熱伝導材料のTIM(Thermal Interface Material)が設けられている。これにより、第1カバー210は、ヒートシンクとしての役目も果たす。
図4〜図6に示すように、第2カバー220は、略箱状をなした、筐体201のZ軸プラス方向側に配置されるカバーである。第2カバー220は、天井部221と、第1側壁部222と、第2側壁部223と、第3側壁部224と、第4側壁部225とを有する。
天井部221は、Z軸プラス方向側の壁であり、X軸方向およびY軸方向で規定される平面に対して略平行である。第1側壁部222は、天井部221のY軸マイナス方向側の端縁に配置された側壁であり、X軸方向およびZ軸方向で規定される平面に対して略平行である。第2側壁部223は、天井部221のY軸プラス方向側の端縁に配置された側壁であり、第1側壁部222と略平行である。第3側壁部224は、天井部221のX軸マイナス方向側の端縁に配置された側壁であり、Y軸方向およびZ軸方向で規定される平面に対して略平行である。第4側壁部225は、天井部221のX軸プラス方向側の端縁に配置された側壁であり、第3側壁部224と略平行である。つまり、第1側壁部222、第2側壁部223、第3側壁部224および第4側壁部225は、天井部221の周囲を囲んでいる。
筐体201には、光ディスクDの回転で発生した気流により、筐体201内の空気を排気する排気孔226が形成されている。排気孔226は、光ディスクDの回転方向に接する接線方向に流れる気流の下流側に位置する筐体201の側面と交わる箇所に形成される。ここで、回転方向は、光ディスクDの回転する方向であり、本実施の形態では平面視で時計回りの方向である。接線方向とは、回転方向に接する接線の内、回転方向と同じ方向である。本実施の形態では、排気孔226は、第1排気孔226aと、第2排気孔231aとを有する。
第1排気孔226aは、光ディスクDの回転方向に接する接線方向に流れる気流の下流側に位置する筐体201における第2カバー220の第1側壁部222と交わる箇所に形成される。本実施の形態では、第1排気孔226aは、第1側壁部222のX軸プラス方向側に形成されている。なお、排気孔は、第4側壁部225および第2側壁部223のいずれかに形成されていてもよい。
本実施の形態では、第3側壁部224に排気孔が形成されていないことが好ましい。これは、情報拡張装置50にファン152が設けられているため、ファン152からの風により、筐体201内の空気が外部へ排気されなくなる恐れがあるためである。このため、ファン152の配置によっては、第3側壁部224に排気孔が形成されていてもよい。
図3および図5に示すように、また、第2カバー220には、制御部260のODC261の熱を放熱させる配置台229がODC261と対向する位置に形成されている。配置台229とODC261との間には、TIMが設けられている。これにより、第2カバー220は、ヒートシンクとしての役目も果たしている。
図4および図5に示すように、吸気孔211および第2排気孔231aには、吸気孔211および第2排気孔231aを覆う防塵フィルタ281、282が設けられている。防塵フィルタ281、282は、吸気孔211および第2排気孔231aにテープ等により固定されている。防塵フィルタ281、282は、埃等の塵が筐体201内に混入することを防止することができる。防塵フィルタ281、282は、例えばヘパフィルタ、PTFE(polytetrafluoroethylene)フィルタ等を用いることができる。
シャーシ231は、スピンドルモータ240、図7のサーボ制御部250、制御部260、2つの光ピックアップ270等の装置を固定する筒状の枠体である。シャーシ231には、内部の空気をディスクドライブ200の外部に排気する第2排気孔231aが形成されている。第2排気孔231aは、第2カバー220における第1側壁部222の第1排気孔226aに対向する位置に形成されている。なお、シャーシ231は、筐体201に含まれていなくてもよい。
第1排気孔226aおよび第2排気孔231aは、光ディスクDのZ軸プラス方向側で発生する気流と光ディスクDのZ軸マイナス方向側で発生する気流とが排気されるように、Z軸方向に長尺に形成されている。特に言及しない限り、第1排気孔226aおよび第2排気孔231aを纏めて排気孔226と呼ぶ。
スピンドルモータ240は、図7のサーボ制御部250の制御に基づいて、筐体201内で回転することで気流が発生する光ディスクDを回転させる装置である。スピンドルモータ240の回転軸の回転軸心M1は、光ディスクDの回転軸心D1と略一致している。本実施の形態では、スピンドルモータ240は、Z軸プラス方向側から見て、時計回りに回転する。
図7に示すように、サーボ制御部250は、光ピックアップ270から出力されるサーボエラー信号に基づいて、レーザ光を光ディスクDの記録層にフォーカスし、かつ、集光位置を光ディスクDのトラックに追従させる制御を行う。また、サーボ制御部250は、スピンドルモータ240の回転数を制御する。サーボ制御部250は、例えば、制御部260によって制御される。
光ピックアップ270は、光ディスクDの記録層にレーザ光を集光し、光ディスクDの記録層で反射したレーザ光を受光する。また、光ピックアップ270は、受光したレーザ光を電気信号に変換して出力する。光ピックアップ270は、電気信号として、例えばウォブル信号、サーボエラー信号及びデータ信号などを出力する。光ピックアップ270は、具体的には、OPUであり、レーザ光を出射するレーザ光源およびレーザ光を電気信号に変換するフォトディテクタ(フォトダイオード)を有する。光ピックアップ270は、制御部260の制御に基づいて、レーザ光を出射させるレーザ駆動部を有していてもよい。レーザ駆動部は、具体的には、半導体レーザ用の駆動回路である。
2つの光ピックアップ270において、一方の光ピックアップ270が光ディスクDのZ軸プラス方向側に配置され、他方の光ピックアップ270がZ軸マイナス方向側に配置される。つまり、一方の光ピックアップ270が光ディスクDのZ軸プラス方向側の面にレーザ光を照射するように配置され、他方の光ピックアップ270が光ディスクDのZ軸マイナス方向側の面にレーザ光を照射するように配置される。
図5および図7に示すように、制御部260は、ディスクドライブ200が備える各構成要素の制御、制御装置60との通信等を行う装置であり、ODC261等を実装した基板262等で構成されている。制御部260は、光ディスクDのデータの再生および記録する場合に、光ピックアップ270のレーザ駆動部、サーボ制御部250等を制御することにより、光ピックアップ270が照射するレーザ光を光ディスクDの記録層に集光させる。具体的には、制御部260は、サーボ制御部250を制御してスピンドルモータ240を回転させることにより、集光されたレーザ光のビームスポットを光ディスクDの記録層のトラックに追従させる。
本実施の形態では、2つの制御部260は、光ディスクD等を介して向かい合うように配置されている。具体的には、一方の制御部260が光ディスクDのZ軸プラス方向側に配置され、他方の制御部260が光ディスクDのZ軸マイナス方向側に配置されている。
次に、光ディスクDが回転した場合におけるディスクドライブ200内の状態について説明する。
図8は、実施の形態に係るディスクドライブ200の筐体201内の圧力を示すコンター図である。図9は、実施の形態に係るディスクドライブ200の筐体201内の流速を示すコンター図である。
図8に示すように、このような、ディスクドライブ200では、サーボ制御部250によってスピンドルモータ240が回転すると、スピンドルモータ240とともに光ディスクDが回転軸心D1周りで回転する。光ディスクDが回転すると、光ディスクDの表面と空気との摩擦により渦状の気流が発生する。具体的には、図8のシミュレーション解析で示すように、光ディスクDのZ軸マイナス方向側の面と筐体201の第1カバー210との間に発生した負圧によって、吸気孔211から外気が吸気される。この負圧によって生じた気流は、光ディスクDの回転方向と接する接線方向に向かう。この気流は、筐体201の側壁を沿いながら排気孔226に向かう。つまり、外気は、上流側の吸気孔211から吸気されて、下流側の排気孔226から排気される。
図9に示すように、光ディスクDと、光ディスクDの回転方向と接する接線方向に流れる気流の下流側に位置する排気孔226との間での空気の流速が大きくなっている。このため、ディスクドライブ200の内部に発生した気流によって、内部の空気が排気孔226から排気される。このようなディスクドライブ200では、筐体201内の空気を換気することができる。
次に、ディスクドライブ200における熱等価回路について説明する。
図10は、実施の形態に係るディスクドライブ200の熱等価回路を示す図である。ここでは、制御部260のODC261内のLSI(Large−Scale Integration)を熱源とした場合について説明する。2つの制御部260が設けられているが、熱等価回路は同様であるため、一方の制御部260について説明する。
図10に示すように、ODC261の半導体素子(例えばLSI)で発生した熱は、ODC261のパッケージ(半導体素子を覆うパッケージ)に伝導する。ODC261のパッケージの熱は、筐体201内で対流する空気を介して筐体201に伝導したり、TIMを介して筐体201に伝導したりする。また、ODC261のパッケージの熱は、ODC261を実装する基板262に伝導してさらに筐体201に伝導したり、筐体201内で対流する空気を介して基板262から筐体201に伝導したりする。つまり、ODC261のLSIで発生した熱は、複数の径路を経て筐体201に伝導される。
筐体201に伝導された熱は、情報拡張装置50のファン152の風で外気に放熱されたり、ディスクドライブ200を収容している情報拡張装置50等の他の装置に伝導したり、筐体201から外気に輻射されたりする。
筐体201内で対流する空気は、光ディスクDの回転で生じる渦状の気流により、排気孔226から外気に排気される。このようにして、熱源で発生した熱が放熱される。なお、熱源がスピンドルモータ240、2つの光ピックアップ270においても同様であり、熱等価回路の説明を省略する。
[結果]
本発明者は、吸気孔および排気孔がディスクドライブ内の温度にどのように影響するかについての実験を行った。ここでは、この実験の結果について説明する。この実験には、TEST1の装置301、TEST2の装置302、TEST3の装置303、TEST4の装置304、本実施の形態のディスクドライブ200を用いた。
図11の(a)は、TEST1の装置301が起動した場合におけるTEST1の装置301とTEST1の装置301内の温度を示す図である。図11の(a)に示すように、TEST1の装置301では、本実施の形態のディスクドライブ200のような吸気孔211および排気孔226が形成されていない、通常のディスクドライブを用いた。ここで起動した場合とは、起動後十分に時間が経過し、温度上昇が完全に飽和した時点を意味する。
図11の(b)は、TEST2の装置302が起動した場合におけるTEST2の装置302とTEST2の装置302内の温度を示す図である。図11の(b)に示すように、TEST2の装置302では、吸気孔211aおよび排気孔326を形成したディスクドライブを用いた。TEST2の装置302では、円形状の吸気孔211aが、中央部分に形成された第1カバーを用いた。吸気孔211aには、本実施の形態のような遮蔽部213は設けられていない。吸気孔211aの内径は20mmであり、排気孔326の大きさは15mm×12.5mmである。
図11の(c)は、TEST3の装置303が起動した場合におけるTEST3の装置303とTEST3の装置303内の温度を示す図である。図11の(c)に示すように、TEST3の装置303では、吸気孔211bおよび排気孔326aを形成したディスクドライブを用いた。TEST3の装置303では、矩形状の吸気孔211bが中央部分に形成された第1カバーを用いた。吸気孔211bには、本実施の形態のような遮蔽部213は設けられていない。吸気孔211bの大きさは25mm×12.5mmであり、排気孔326の大きさは15mm×12.5mmである。
図11の(d)は、TEST4の装置304が起動した場合におけるTEST4の装置304とTEST4の装置304内の温度を示す図である。図11の(d)に示すように、TEST4の装置304では、吸気孔211cおよび排気孔326を形成したディスクドライブを用いた。TEST4の装置304では、矩形状の吸気孔211cが形成された第1カバー210用い、吸気孔211cは、第1カバー210の中央部分から離れた位置に形成している。吸気孔211cの大きさは25mm×12.5mmであり、排気孔326の大きさは15mm×12.5mmである。
本実施の形態のディスクドライブ200は、図3に示すように、本実験において、吸気孔211の内径を40mmとし、吸気孔211の遮蔽本体部214の外径を20mmとし、排気孔326の大きさを25×13.75mmとした。
TEST1の装置301における光ピックアップ270の周囲の温度を基準温度Taとする。この場合、実験結果では、TEST2の装置302内の温度が(基準温度Ta−10.3)℃となり、TEST3の装置303内の温度が(基準温度Ta−9.6)℃となり、TEST4の装置304内の温度が(基準温度Ta−6.6)℃となり、図3に示す本実施の形態のディスクドライブ200の温度が(基準温度Ta−10.8)℃となった。
この実験結果から、吸気孔211a、211b、211c、211および排気孔326、326、326、226を形成したTEST2の装置302、TEST3の装置303、TEST4の装置304および図3に示す本実施の形態のディスクドライブ200では、吸気孔および排気孔を形成していないTEST1の装置301に比べて、いずれの装置においても装置内の温度が低下していることが判った。特に、TEST2の装置302、TEST3の装置303および図3に示す本実施の形態のディスクドライブ200の実験結果から、吸気孔211が光ディスクDの回転軸心D1と重なる位置に形成(本実施の形態では第1カバー210の中央部分に形成)される場合に、より排熱効果が高くなることが判った。これは、光ディスクDの回転によって生み出された渦状の気流は、吸気能力が高くなる光ディスクDの回転軸心D1と重なる位置に吸気孔211を形成することで、吸気能力の向上による排気能力の向上によって、筐体内の換気能力が向上したと考えられる。
次に、本発明者は、ディスクドライブ内に生じる気流の流速についてのシミュレーション解析を行った。
図12の(a)は、図11の(b)に係るTEST2の装置302における筐体201内の気流の流速を示す図である。図12の(b)は、TEST2の装置302における筐体201内に発生している気流についてのシミュレーション解析である。TEST2の装置302では、吸気孔211aが第1カバー210の略中央部分に形成されているため、筐体201内部に発生している気流は、渦状となっている。この場合では、筐体201内を略均一に排熱し易くなる。
図12の(b)は、図11の(d)係るTEST4の装置304の筐体201内の気流を示す図である。図12の(b)は、TEST4の装置304の筐体201内に発生している気流についてのシミュレーション解析である。TEST4の装置304では、吸気孔211cが第1カバー210の端縁側に形成されているため、筐体201内部に発生している気流は、図12の(a)のような渦状とならず、孤を描くような気流が発生している。この場合では、筐体201内を略均一に排熱し難くなる。
[作用効果]
次に、本実施の形態におけるディスクドライブ200の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係るディスクドライブ200は、筐体201と、筐体201内で回転することで気流が発生する光ディスクDを回転させるスピンドルモータ240とを備える。また、筐体201には、気流により、筐体201の外部から外気が吸気される吸気孔211と、筐体201内の空気を排気する排気孔226とが形成される。光ディスクDを平面視した場合に、吸気孔211は、光ディスクDと重なる位置に形成される。
このように、吸気孔211と排気孔226とが筐体201に形成されているため、光ディスクDの回転で生じた気流によって、吸気孔211から外気が筐体201内に吸気されるとともに、排気孔226から筐体201内の空気が排気される。このため、ディスクドライブ200内のスピンドルモータ240、光ピックアップ270、制御部260等で生じた熱を排熱することができる。このため、ディスクドライブ200内の温度上昇を抑制することができる。
したがって、ディスクドライブ200の温度上昇を抑制することで、ディスクドライブ200の保証温度超過による各部品の故障や、寿命低下等による製品信頼性の悪化を抑制することができる。なお、ディスクドライブ200の部品は、光ピックアップ270の半導体部品に限定されず、光ピックアップ270の他の部品、制御部260等をも含む意味である。
特に、筐体201に吸気孔211および排気孔226を形成するといった簡易な構造で、筐体201内に渦状の気流を生み出すことができるため、内部の装置に特殊な加工や構造体を設ける必要もない。このため、このディスクドライブ200では、製造コストの高騰化を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る情報記録装置100は、データを記録する装置である。そして、情報記録装置100は、情報拡張装置50を複数備える。
この情報記録装置100においても、ディスクドライブ200と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係るディスクドライブ200において、排気孔226は、光ディスクDの回転方向に接する接線方向に流れる気流の下流側に位置する筐体201の側面と交わる箇所に形成される。
このように、光ディスクDの回転方向に接する接線方向に流れる気流の下流側に位置する筐体201の側面と交わる箇所に排気孔226が形成されているため、ディスクドライブ200内の空気が排気され易くなる。このため、ディスクドライブ200内の熱をより排熱することができる。
また、本実施の形態に係るディスクドライブ200において、光ディスクDを平面視した場合に、吸気孔211は、光ディスクDの回転軸心D1と重なる位置に形成される。
このように、吸気孔211が光ディスクDの回転軸心D1と重なる位置に形成されているため、吸気孔211からディスクドライブ200内に外気をより吸気することができる。このため、ディスクドライブ200内の熱をより排熱することができる。
また、本実施の形態に係るディスクドライブ200において、吸気孔211の一部には、外気の吸気を遮蔽する遮蔽部213が形成される。そして、光ディスクDを平面視した場合に、遮蔽部213は、スピンドルモータ240と重なっている。
このように、吸気孔211におけるスピンドルモータ240のZ軸マイナス方向の位置(遮蔽部213の遮蔽本体部214が設けられる位置)では、スピンドルモータ240が回転の中心であるため吸気能力が小さくなる。一方、光ディスクDを平面視した場合に、スピンドルモータ240と吸気孔211とが重なっていない吸気孔211の部分では、光ディスクDと空気との摩擦により発生した渦状の気流によって吸気能力が大きくなる。このため、吸気能力の大きい場所から吸気させるとともに、吸気能力の小さい場所の吸気を遮蔽する遮蔽部213を吸気孔211に設けることで、吸気孔211の吸気能力を確保することができる。このため、ディスクドライブ200内の熱をより排熱することができる。
また、本実施の形態に係るディスクドライブ200において、吸気孔211および排気孔226には、防塵フィルタ281、282が設けられる。
このように、吸気孔211および排気孔226に防塵フィルタ281、282が設けられているため、外部からの埃等の異物がディスクドライブ200の内部に入り込み難くすることができる。
また、本実施の形態に係る情報拡張装置50は、ディスクドライブ200を格納する。また、情報拡張装置50は、ディスクドライブ200を格納するラック151と、ディスクドライブ200に送風するファン152とを備える。そして、ラック151は、さらに、ファン152からの送風を吸気孔211に案内する第1、2風路板233、235を有する。
このように、ファン152がディスクドライブ200への送風を第1、2風路板233、235が吸気孔211に案内するため、吸気孔211が効果的に外気を吸気することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、上記実施の形態において、光ピックアップは、吸気孔と排気孔との間に形成される流路に配置されていることが好ましい。この場合、筐体内の気流により、光ピックアップに生じる熱をより放熱させることができる。このため、光ピックアップの劣化をより抑制することができる。
また、上記実施の形態において、吸気孔は、第1カバーに形成されているが、第2カバーに形成されていてもよい。
また、上記実施の形態において、吸気孔の形状は、円形状をなしているが、多角形状、半円状、これらを組み合わせた形状等であってもよく、特に限定しない。また、排気孔の形状においても、矩形状をなしているが、円形状、多角形状、半円状、これらを組み合わせた形状等であってもよく、特に限定しない。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各種記録型、再生型(ROM)の光ディスクに適用可能である。例えば、AD(アーカイバルディスク(登録商標))、BD(ブルーレイディスク(登録商標))、DVD、CDなどの記録型、再生型の光ディスクに適用可能である。また、光ディスクは、片面記録型、片面再生型であってもよい。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、記録型、再生型の光ディスク装置として有用である。
50 情報拡張装置
100 情報記録装置
151 ラック
152 ファン
200、302、303、304 ディスクドライブ(光ディスク装置)
201 筐体
211、211a、211b、211c 吸気孔
213 遮蔽部
226、326 排気孔
226a 第1排気孔(排気孔)
231a 第2排気孔(排気孔)
233 第1風路板(風路板)
235 第2風路板(風路板)
240 スピンドルモータ(モータ)
281、282 防塵フィルタ
D 光ディスク

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内で回転することで気流が発生する光ディスクを回転させるモータとを備え、
    前記筐体には、前記気流により、前記筐体の外部から外気が吸気される吸気孔と、前記筐体内の空気を排気する排気孔とが形成され、
    前記光ディスクを平面視した場合に、前記吸気孔は、前記光ディスクと重なる位置に形成される
    光ディスク装置。
  2. 前記排気孔は、前記光ディスクの回転方向に接する接線方向に流れる前記気流の下流側に位置する前記筐体の側面と交わる箇所に形成される
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ディスクを平面視した場合に、前記吸気孔は、前記光ディスクの回転軸心と重なる位置に形成される
    請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記吸気孔の一部には、外気の吸気を遮蔽する遮蔽部が形成され、
    前記光ディスクを平面視した場合に、前記遮蔽部は、前記モータと重なっている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 前記吸気孔および前記排気孔には、防塵フィルタが設けられる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ディスク装置を格納する情報拡張装置であって、
    前記光ディスク装置を格納するラックと、
    前記光ディスク装置に送風するファンとを備え、
    前記ラックは、さらに、前記ファンからの送風を前記吸気孔に案内する風路板を有する
    情報拡張装置。
  7. データを記録する情報記録装置であって、
    請求項6に記載の情報拡張装置を複数備える
    情報記録装置。
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