JP2018126303A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メイン制御部に負担を掛けることなく、回胴演出中の演出のパターンに幅を持たせることができる遊技機を提供する。
【解決手段】メイン制御部30aは、遊技の進行及び遊技結果に基づいて、特定の遊技上の利益に関する制御を行う。サブ制御部30bは、メイン制御部30aからの情報に基づいて、所定の演出装置に演出を実行させる。メイン制御部30aに設けられたリールコントローラ40は、所定のリール作動条件を契機にタイムカウントを開始し、タイムアップによって回転リールの作動態様を変化させる回胴演出を実行する。サブ制御部30bに設けられた特定演出制御部44aは、タイムアップのタイミングに合うように、プッシュボタン25を操作させることに促す特定演出を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置されるスロットマシンなどの遊技機に関する。
パチンコ店などに設置されるスロットマシンは、パチスロ機と呼ばれており、遊技媒体として例えばメダルを用いて遊技が行われる。パチスロ機では、スタートレバーによる操作によって遊技を開始し、当選役の抽選を行うとともに、外周に複数種類の図柄が配列されたリールを回転させる。そして、ストップボタンの操作によってリールを停止させ、この停止したときのリールの図柄の組合せによって遊技結果を報知する。
また、パチスロ機では、遊技中において、液晶ディスプレイやスピーカなどの演出装置を用いて、遊技を盛り上げる演出が行われる。また、遊技中の演出としては、演出装置による演出に代えて又は加えて、リールの挙動により演出を行う回胴演出も行われている。例えば、特許文献1では、回胴演出のリール停止状態中に、液晶ディスプレイでスタートレバーの操作を促す表示を行った上で、スタートレバーの操作、または所定時間の経過を契機に、リールを回転させて特定図柄の組み合わせで停止し、液晶ディスプレイにて特典付与(例えば、ATモードでの遊技回数の上乗せ)を報知する。また、特許文献2では、特許文献1のように、スタートレバーの操作を契機に特典付与の報知を行うのではなく、ベットボタンの操作等を契機に、特典付与の報知を行っている。
特開2015−77193号公報 特開2014−100305号公報
しかしながら、当選役の抽選などを主として行うメイン制御部は、回胴演出中において、遊技者によるプッシュボタンなど操作部材の操作を受け付けること、すなわち、遊技の進行に直接関与しない操作部材の操作を受け付けることは、遊技者に遊技誤認を与える等の理由により、実施が不可能になったため、回胴演出中の演出のパターンに幅をもたせることが難しくなった。また、ATモードやARTモードを備えるスロットマシンでは、メイン制御部は、当選役の抽選の処理などの他に、特定役を入賞させるための操作手順を報知する処理を行っていることもあり、メイン制御部におけるROMなどの記憶容量の効率化や処理負担の軽減が求められている。このような状況下において、メイン制御部が、回胴演出中での操作部材の操作の受付処理などを行うことは、記憶容量を圧迫するとともに処理負担をかけることとなる。
本発明は、メイン制御部に負担を掛けることなく、回胴演出中の演出のパターンに幅を持たせることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、複数の図柄が設けられた回転リールと、遊技の進行及び遊技結果に基づいて、特定の遊技上の利益に関する制御を行うメイン制御部と、メイン制御部からの情報に基づいて、所定の演出装置に演出を実行させるサブ制御部と、演出装置による演出の際に使用される操作部材とを備え、メイン制御部は、所定のリール作動条件を契機にタイムカウントを開始し、タイムアップによって回転リールの作動態様を変化させる回胴演出を実行するリール制御部であって、回胴演出の態様を特定の遊技上の利益に応じて設定するリール制御部を有し、サブ制御部は、タイムアップのタイミングに合うように操作部材を操作させることを促す特定演出を実行する特定演出制御部を有する。
特定演出制御部は、タイムアップのタイミングに略一致する範囲内で操作部材が操作された場合に、特定の特典を付与する演出を実行することが好ましい。
本発明によれば、メイン制御部に負担を掛けることなく、回胴演出中の演出のパターンに幅を持たせることができる。
スロットマシンの外観図である。 スロットマシンの機能を示すブロック図である。 上乗せ報知演出を示す説明図である。 タイムカウンタのミートポイント到達時にプッシュボタンが操作された場合における上乗せ報知演出を示す説明図である。 タイムカウンタがミートポイントに達する前にプッシュボタンが操作された場合における上乗せ報知演出を示す説明図である。 タイムカウンタがミートポイントにまでにプッシュボタンが操作されなかった場合における上乗せ報知演出を示す説明図である。 回胴演出の際に行われる処理などの一連の流れを示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明のスロットトマシン(遊技機)10は、収納箱11と、前面扉12とを備えている。収納箱11には、第1〜第3リール20a〜20cがユニット化されたリールユニットや、払い出し口27を介してメダル受け皿28にメダルの払い出しを行うホッパ装置(図示せず)などが収納されている。前面扉12は、上扉12aと下扉12bとに分割されており、これら上扉12a及び下扉12bはそれぞれ収納箱11に軸着され、開閉自在に支持されている。
上扉12aには、液晶ディスプレイ13、スピーカ14などの演出装置、及び表示窓16が設けられている。液晶ディスプレイ13は、各種演出画像を表示する。また、スピーカ14は、各種演出音を出力する。スロットマシン10は、これら液晶ディスプレイ13及びスピーカ14を制御することによって、遊技を演出する。演出装置として、ランプなどの電飾装置、アクチュエータやモータなどで駆動される可動式の役物なども加えて、演出を行ってもよい。
表示窓16の奥には、回胴自在な第1リール20a、第2リール20b、第3リール20cが設けられている。リール20a〜20cの外周面には複数種類の図柄が配列されている。表示窓16は、回転中のリール20a〜20cを表示するとともに、リール20a〜20cの回転が停止したときには、1リールあたり3個の図柄を表示する。なお、全てのリール20a〜20cが停止し、複数種類の当選役のいずれかに対応する図柄組み合わせが表示されたときに、当選役が入賞となり、入賞した当選役に対応する処理が行われる。
下扉12bには、メダルを投入するメダル投入口22、クレジットされたメダルを1枚ずつベットするための1ベットボタン23a、クレジットされたメダルをベット可能な上限数まで一括でベットするためのMAXベットボタン23b、遊技を開始する際に操作されるスタートレバー24、演出装置による演出の際に使用されるプッシュボタン25、回転中のリール20a〜20cを停止させるためのストップボタン26a〜26c、メダルを払い出す払い出し口27、払い出し口27から払い出されたメダルを受け取るメダル受け皿28が設けられている。
スロットマシン10では、メダル投入口22にメダルを投入してベットし、又は1ベットボタン23aやMAXベットボタン23bを操作してクレジットされたメダルをベットすることによって、スタートレバー24の操作が有効化される。この有効化されたスタートレバー24を操作すると、遊技が開始する。
スロットマシン10には、当選役として、リプレイ、小役、BBが設けられている。リプレイは、入賞すると新たなメダルをベットすることなく、次回の遊技を行うことができる。小役は、入賞すると入賞した小役の種類に対応する枚数のメダルが払い出される。BBは、入賞すると後述するボーナス状態へと移行する。リプレイ及び小役は、当選した回の遊技で入賞させることができないと入賞の権利が消失し、BBは、当選した回の遊技で入賞させることができなくても入賞の権利が次回以降の遊技に持ち越される。
スロットマシン10の遊技状態としては、BBが未当選の通常状態と、BBが当選してはいるが入賞はしていないボーナス内部状態と、BBが入賞することによって移行され、規定枚数のメダルの払い出しや規定回数の遊技が行われるなど所定条件を満たすと終了するボーナス状態の3つの遊技状態が設けられている。また、スロットマシン10の遊技モードには、リプレイまたは小役の一種である第1チャンス役が入賞(当選でもよい)することを契機に移行するATモードが含まれる。
ATモードは、小役の一種である第2チャンス役を入賞させるための手順を、演出装置で報知する遊技モードである。第2チャンス役は、報知された手順に従って遊技が行われた場合に入賞し、この入賞に対応した枚数のメダルが払い出される。一方、第2チャンス役は、演出装置から報知された手順に従わず、報知された手順とは異なる手順で遊技を行った場合には入賞させることができないようになっている。このように、ATモードでは、報知に従って遊技を行うことで、第2チャンス役を入賞させてメダルの払い出しを受けられるので、遊技者にとって有利となる。
また、スロットマシン10では、抽選確率の異なる複数の設定値が6段階に設定されている。具体的には、このスロットマシン10を設置している遊技ホールのホール管理者が、かかる6段階の設定値のうちから、営業形態等を考慮して、適当な設定値を決定している。
図2に示すように、スロットマシン10の内部には、スロットマシン10の各部を制御する制御装置30が設けられている。制御装置30は、メイン制御部30aと、サブ制御部30bとを備えている。メイン制御部30aには、メダルのベット処理を行うベット処理部32、当選役抽選を行う当選役抽選部34、ATモードへの移行抽選を行うAT抽選部36、回胴演出に関する抽選等を行う回胴演出抽選部38、リール20a〜20cの回転を制御するリールコントローラ40、メダルの払い出しを行う払出制御部42が設けられている。サブ制御部30bには、演出装置を制御する演出制御部44が設けられている。
ベット処理部32には、ベットされたメダルの枚数をカウントするためのベットカウンタ32aが設けられており、ベット処理では、このベットカウンタ32aの値の変更が行われる。ベット処理部32は、メダル投入口22にメダルが投入されると、メダルセンサ(図示しない)によりこれを検出し、投入されたメダル1枚につきベットカウンタ32aの値を「1」増加させる。スロットマシン10では、3枚ベットで遊技が行われ、ベット処理部32は、メダル投入口22にメダルが投入されると、「3」を上限としてベットカウンタ32aの値を増加させる。なお、ベットカウンタの値が「3」である状態に対して、更に、遊技中にメダル投入口22にメダルが投入された場合、ベットカウンタ32aの値は変化させずに、メダルを払い出し口27から払い出し、または、スロットマシン10にクレジット(貯留)される。
また、ベット処理部32は、スロットマシン10にクレジットされたメダルが存在する状態で、1ベットボタン23aまたはMAXベットボタン23bが操作されると、操作されたベットボタンの種類に対応する数だけベットカウンタ32aの値を増加させる一方で、増加させた値だけクレジット数から減少させる。なお、ベットカウンタ32aの値が「3」である状態、又は遊技中に1ベットボタン23aまたはMAXベットボタン23bが操作された場合、この操作は無効とされ、ベットカウンタ32aの値やクレジット数は変化しない。
制御装置30は、ベットカウンタ32aの値が所定値、例えば「3」となると、スタートレバー24の操作を有効化し、有効化されたスタートレバー24の操作に基づいてスロットマシン10の各部を制御して遊技を開始させる。また、遊技が開始されたとき、または遊技が終了したときなど予め定められた所定の契機に従って、ベットカウンタ32aの値を「0」にリセットする。
当選役抽選部34は、スタートレバー24の操作により遊技が開始されたときに、当選役抽選テーブル34aを用いた当選役抽選を行う。当選役抽選テーブル34aは、複数の当選役抽選用の数値と、ハズレまたは少なくとも1つの当選役が割り当てられた複数の当選エリアとを対応付けて記憶している。複数の当選役抽選用の数値は、乱数発生器34bによって発生させる乱数であり、例えば0〜65535である。当選役抽選部34では、乱数発生器34bで発生させた乱数を当選役抽選テーブル34aに照合して、いずれかの当選エリアに該当するかを判定する。判定の結果、乱数が当選エリアに該当している場合には、該当する当選エリアに対応付けられた当選役が当選となる。
AT抽選部36は、ATモードへ移行させるか否かをATモード移行抽選により決定する。ATモード移行抽選は、当選役抽選の結果が特定の抽選結果となった場合に、ATモードに移行するか否かの抽選を行うものである。このATモード移行抽選が行われた際には、ATモード用の初期の遊技上の利益が付与される。ATモード移行抽選後には、AT抽選部36は、初期の遊技上の利益に対して、特定の遊技上の利益を上乗せするか否かを抽選する上乗せ抽選が行われる。なお、本実施形態では、初期の遊技上の利益又は特定の遊技上の利益を、遊技回数とするが、その他に、メダル数やストック数などであってもよい。
AT抽選部36では、ATモードにおいて付与される初期の遊技上の利益又は特定の遊技上の利益をカウントするATカウンタ36aを備えている。ATカウンタ36aは、ATモードへの移行が決定されると、初期の遊技上の利益として、ATモードでの遊技回数として初期の遊技回数(例えば50G(Gは遊技回数))をセットするとともに、このセットした初期値をサブ制御部30bに送信する。また、上乗せ抽選に基づいて、特定の遊技上の利益が付与された場合には、特定の遊技上の利益として、ATモードでの上乗せ遊技回数が、ATカウンタ36aに上乗せされる。この上乗せ遊技回数は、サブ制御部30bに送信される。なお、ATカウンタ36aは、ATモードでの遊技が1回終了する毎に、値を「1」減算する。
回胴演出抽選部38は、ATモードへの移行が決定された後、スタートレバー24が初めて操作されたときに、即ち、ATモードでの最初の遊技が開始されたときに、回胴演出を行うか否かの回胴演出抽選を行う。回胴演出を行うことが決定されると、上乗せ抽選で決定された上乗せ遊技回数に応じて、回胴演出の実行回数を決定する。また、1回の回胴演出時に演出装置で報知する報知用上乗せ遊技回数を、回胴演出の実行回数に応じて、決定する。ここで、報知用上乗せ遊技回数は、全てを足し合わせると、上乗せ遊技回数となるように設定されている。
例えば、上乗せ遊技回数が「100G」の場合、回胴演出の実行回数は「3」と決定される。これに合わせて、3回分の第1〜第3の報知用上乗せ遊技回数が、合計が「100G」となるように決定される。例えば、1回目の回胴演出時に報知する第1の報知用上乗せ遊技回数として「20G」が決定され、2回目の回胴演出時に報知する第2の上乗せ遊技回数として「30G」が決定され、3回目の回胴演出時に報知する第3の上乗せ遊技回数として「50G」が決定される。
回胴演出抽選部38は、回胴演出抽選で決定された回胴演出の実行回数を記憶する回胴演出カウンタ38aを有する。回胴演出カウンタ38aでは、1回の回胴演出を実行する毎に、値を「1」減算する。なお、上乗せ遊技回数に応じて、回胴演出の実行回数を設定するが、その他の回胴演出の態様を、上乗せ遊技回数に応じて設定するようにしてもよい。
リールコントローラ40は、スタートレバー24の操作に応答してリール20a〜20cの回転を開始させるとともに、ストップボタン26a〜26cの操作に応答して、リール20a〜20cを停止させるリール停止制御を行う。
リールコントローラ40による回転制御には、リール20a〜20cの作動態様による演出である回胴演出が実行されない通常回転の場合に行う通常回転制御と、回胴演出を実行する回胴演出回転の場合に行う回胴演出回転制御の2種類の制御が設けられている。通常回転制御では、停止状態のリール20a〜20cの回転を開始させ、所定の加速度で加速し、一定時間後に定常回転速度に達するように制御する。そして、通常回転制御により、ストップボタン26a〜26cの操作が有効になるまでの間、リール20a〜20cは予め定められた通常の態様で回転する。
回胴演出回転制御においては、1回の回胴演出に費やす回胴演出時間が予め設定されている。1回の回胴演出においては、まず、スタートレバー24の操作を契機に、準備目と呼ばれる特定の図柄の組合せを、表示窓16から遊技者に視認可能な所定位置に疑似的に停止させる。この準備目を所定位置に停止させると、この準備目に対して所定数のコマ分だけ上方であって、表示窓16から遊技者に視認不可能な位置に、特徴的な図柄の組合せ(例えば、「7」、「7」、「7」)を待機させる。なお、回胴演出時間は適宜設定を変更できるようにしてもよい。
そして、リールコントローラ40に設けられたタイマー40aは、準備目が所定位置に停止したこと(所定のリール作動条件)を契機に、タイムカウントを開始する。タイマー40aによるタイムカウントの情報は、サブ制御部30bに送信される。そして、タイマー40aによってカウントしている時間が回胴演出時間に達したこと、即ちタイムアップしたことを契機に、リール20a〜20cをそれぞれ同じコマ数だけ回転させて、特徴的な図柄の組合せを、表示窓16から遊技者に視認可能な所定位置に停止させる。
上記特徴的な図柄の組合せが所定位置に停止したときに、報知用上乗せ遊技回数が報知される。これにより、1回の回胴演出が完了する。以下、決定された実行回数分の回胴演出が実行されるまで、同様の回胴演出回転制御を繰り返す。回胴演出が完了すると、通常回転制御が開始され、ストップボタン26a〜26cなどの操作は有効化される。
また、リールコントローラ40は、ストップボタン26a〜26cが有効化されている状態において、ストップボタン26a〜26cが操作されたときに、当選役抽選で当選した当選エリアに対応付けされた当選役が入賞するようにリール20a〜20cの回転を停止させる。なお、「当選役が入賞するようにリール20a〜20cの停止制御を行う」とは、ストップボタン26a〜26cが操作されたときに、当選役が入賞となる図柄組み合わせを構成する図柄(当選図柄)が、入賞有効ラインから所定の引き込み範囲内に存在する場合に、当該図柄を入賞有効ラインに引き込んで停止させることをいう。ここで、「入賞有効ライン」とは、当選図柄が並ぶと当選役が入賞となるラインのことをいう。
したがって、当選役が入賞するようにリール停止制御が行われたとしても、ストップボタン26a〜26cを操作したときに、当選図柄が所定の引き込み範囲内に存在しない場合には、当該図柄が入賞有効ラインに並ばず、入賞しないことになる。ただし、当選役の中でもリプレイについては、リール20a〜20cにおいて図柄の配列間隔等の調整により、取りこぼしがないように設計されている。そのため、リプレイに入賞するようにリール停止制御が行われた場合には、必ずリプレイに入賞するようになっている。
払出制御部42は、当選役が入賞すると、入賞した当選役に対応する払出数のメダルを遊技者に付与する。各当選役と、各当選役の入賞時に払い出すメダルの払出数との関係は、払出テーブル42aに記憶されている。払出制御部42は、当選役が入賞となった場合、払出テーブル42aを参照して入賞した当選役に対応する払出数を検出する。そして、クレジット数が最大数(例えば、「50」枚)となるまでは、払出数をクレジット数に加算する。払出数の加算時に、クレジット数が最大数を超える場合には、その超えた分のメダルがホッパ装置によって払い出される。
演出制御部44は、当選役抽選の結果や各リール20a〜20cの停止位置など各種情報に基づいて、液晶ディスプレイ13及びスピーカ14などの演出装置を制御して、遊技を演出する。ATモードにおいては、ATモード用の演出態様で遊技の演出を行うとともに、第2チャンス役が当選すると演出装置を制御して第2チャンス役を入賞させるための手順を報知する。
また、演出制御部44は、リール20a〜20cによる回胴演出が行われる場合においては、演出装置を制御して回胴演出に関する特定演出を行う。特定演出は、演出制御部44に設けられた特定演出制御部44aにより行われる。本実施形態では、特定演出制御部44aは、特定演出として、1回の回胴演出が行われる毎に、上乗せ報知演出を行う。
特定演出制御部44aは、上乗せ報知演出を行うにあたって、メイン制御部30aから「回胴演出時間」、「タイマー40aによるタイムカウントの情報」、「報知用上乗せ遊技回数」を受信し、これら情報を上乗せ報知演出に使用する。この上乗せ報知演出は、タイムアップしたときにリール20a〜20cの作動態様が変化するタイミングに合わせて、プッシュボタン25を操作するように促す演出となっている。
上乗せ報知演出では、図3に示すように、液晶ディスプレイ13において、タイムカウンタ50が、タイマー用ゲージ52を下方又は上方に移動する表示を行う。まず、タイムカウンタ50は、初期位置であるタイマー用ゲージ52の最上端にセットされ、「タイミングよく押せ!」との表示を行う。そして、タイムカウントの開始を契機として、タイムカウンタ50は、タイマー40aによるタイムカウントに合わせて、タイマー用ゲージ52を下方に移動させる。
そして、図4に示すように、タイムカウンタ50が、タイマー用ゲージ52のうちプッシュボタン25の最適操作位置を示すミートポイント52aの範囲内に位置したときに、遊技者がプッシュボタン25を操作すると、この操作を受けて、特定演出制御部44aは、「ジャストミート」と表示する制御を行う。また、この「ジャストミート」の表示と同時に、メイン制御部30aで決定した報知用上乗せ遊技回数(例えば、「+20G」)を表示する。なお、タイムカウンタ50がミートポイント52aに到達するタイミングは、回胴演出時に、特徴的な図柄の組合せが所定位置に揃うように、リール20a〜20cの作動態様を変化させるタイミングと同じにすることが好ましい。
これに対して、図5及び図6に示すように、タイムカウンタ50がミートポイント52aに達する前にプッシュボタン25を操作したとき、又はタイムカウンタ50がミートポイント52aに達するまでにプッシュボタン25が操作されなかった場合には、「失敗」との表示を行う。そして、回胴演出の実行回数に残りが有る場合(回胴演出カウンタ38aが「0」でない場合)には、タイマー40aによるタイムカウントがタイムアップしたときに、「もう1回」との表示を行うとともに、タイムカウンタ50をタイマー用ゲージ52の初期位置に戻す。
一方、回胴演出の実行回数に残りが無い場合(回胴演出カウンタ38aが「0」である場合)には、タイマー40aによるタイムカウントがタイムアップしたときに、「逆転」の表示を行うとともに、メイン制御部30aで決定した報知用上乗せ遊技回数を表示する。なお、「失敗」表示後に表示される報知用上乗せ遊技回数については、上乗せ報知演出中、即ち回胴演出中に表示することに限らず、上乗せ報知演出以外の他のATモード中の所定タイミングに表示するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態では、回胴演出中に、メイン制御部30aが、遊技者によるプッシュボタン25の操作を受け付けて特定演出、即ち上乗せ報知演出を変化させるのではなく、サブ制御部30bだけで、プッシュボタン25の操作を元に、上乗せ報知演出を変化させている。このようにサブ制御部30bだけで上乗せ報知演出に変化を付けるようにしたことで、メイン制御部30aは、タイマー40aによるタイマー処理のみが必要で、回胴演出中のプッシュボタン25の操作検出処理が不要となる。これにより、メイン制御部30aの処理負担の軽減を図ることができる。
また、上乗せ遊技回数は、メイン制御部30aにおいて予め決定されたものであり、上乗せ報知演出中においても、上乗せ遊技回数自体に変化は生じないが、上乗せ報知演出において、プッシュボタン25をタイミング良く操作したときに、リール20a〜20cの作動態様が変化して特徴的な図柄の組合せが揃うとともに、報知用上乗せ遊技回数が表示されることになるので、あたかも自力でリール20a〜20cの作動態様を変化させ、上乗せ遊技回数を自力で獲得しているように遊技者に感じさせることができる。
なお、上記実施形態では、タイムカウンタ50がミートポイント52aに到達したときに、プッシュボタン25が操作されると、「報知用上乗せ遊技回数」を表示するようにしているが、これに加えて、特定の特典を付与する演出を実行するようにしてもよい。特定の特典を付与する演出としては、例えば、スロットマシン10の抽選確率に関する複数段階(例えば6段階)の設定値のうち、いずれの設定値が設定されているかを示唆する設定値示唆の演出を、特定演出制御部44aによって、「報知用上乗せ遊技回数」の表示とともに行うようにしてもよい。また、スロットマシン10において、逆転演出(有利な状態でないと見せかけておいて、その後に、有利な状態の発生を報知することにより、遊技者を驚かせる演出)を行う場合に、ハズレ演出実行後の大当たり演出である復活演出を、特定演出制御部44aによって、「報知用上乗せ遊技回数」の表示とともに行うようにしてもよい。また、他の遊技状態では見ることのできないプレミアム画像を表示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、タイムカウンタ50がミートポイント52aに到達する前にプッシュボタン25の操作が行われた場合には、「失敗」との表示を行い、タイムアップしたときに「報知用上乗せ遊技回数」を表示するようにしているが、「失敗」の表示から「報知用上乗せ遊技回数」の表示までの間の待ち時間を緩和するために、所定の演出を行ってもよい。例えば、プッシュボタン25の操作に「失敗」したにも関わらず、遊技回数の「上乗せ」が付与されることを示唆する演出を行う他、タイムアップまでの間、ウェイト音をスピーカ14から鳴らすようにしてもよい。
次に、回胴演出の際に行われる処理などの一連の流れについて、図7に示すように、メイン制御部30aの処理等のフロー(メイン制御のフロー)と、サブ制御部30bの処理等のフロー(サブ制御のフロー)とに分けて説明を行う。まず、メイン制御部30aにおいて、回胴演出を行うか否かの抽選を、回胴演出抽選部38によって行う。回胴演出の実行が決定されると、上乗せ遊技回数に応じて回胴演出の実行回数が決定される。この決定された回胴演出の実行回数は、回胴演出カウンタ38aにセットされる。また、回胴演出の実行回数に応じて、報知用上乗せ遊技回数を決定する。この決定内容に関するコマンドは、サブ制御部30bに送信される。
次に、回胴演出のための準備目を表示窓16の所定ラインにセットする。そして、この準備目がセットされたことを契機に、タイマー40aがタイムカウントを開始する。次に、メイン制御部30aによる制御によって、タイマー40aによるタイムカウントがタイムアップしたことを契機に、特徴的な図柄の組合せを表示窓16から遊技者に視認可能な位置に停止させる。以上の処理が完了すると、回胴演出の実行が1回分行われたとして、回胴演出カウンタ38aの回数が「1」減少される。そして、回胴演出の実行回数に残りが無くなるまで、即ち、回胴演出カウンタ38aの回数が「0」になるまで、回胴演出が繰り返し行われる。
これに対して、サブ制御部30bは、メイン制御部30aからのコマンドを受信することで、回胴演出の開始を液晶ディスプレイ13に表示させる。また、演出制御部44によって、上乗せ報知演出を行う。上乗せ報知演出では、まず、タイムカウンタ50がタイマー用ゲージ52の初期位置にセットされる。そして、メイン制御部30aから送信されるタイムカウントに合わせて、タイムカウンタ50をタイマー用ゲージ52に沿って移動させる。
そして、タイムカウンタ50がミートポイント52aに達した時に、演出制御部44がプッシュボタン25の操作を検出した場合には、「ジャストミート」との表示を液晶ディスプレイ13上に表示し、報知用上乗せ遊技回数を表示する。この報知用上乗せ遊技回数の表示後は、回胴演出の実行回数に残りが有る場合、再度、回胴演出の開始を表示するとともに、上乗せ報知演出が行われる。一方、回胴演出の実行回数に残りが無い場合には、上乗せ報知演出を終了する。
一方、タイムカウンタ50がミートポイント52aに達する前に、演出制御部44がプッシュボタン25の操作を検出した場合、又はタイムカウンタ50がミートポイント52aに達するまでに、プッシュボタン25の操作が行われなかった場合には、「失敗」との表示を行う。この「失敗」の表示の後は、回胴演出の実行回数に残りが有る場合、「もう1回」との表示を行う。そして、再度、回胴演出が開始されることを表示するとともに、上乗せ報知演出が行われる。一方、回胴演出の実行回数に残りが無い場合には、「逆転」の表示を行うとともに、報知用上乗せ遊技回数を表示する。これにより、上乗せ報知演出が終了する。
なお、本発明は、回胴演出を行う遊技機に広く適用できるため、遊技状態や遊技モードの数や種類、各遊技モードでの遊技性など(どのような当選役でどのような特典を付与するかや、どのような条件を満たしたときに回胴演出を行うかなど)細部の構成は、上記実施形態に限定されず自由に設定することができる。例えば、上記実施形態では、ATモードへの移行が決定された際に抽選により回胴演出を行うか否かを決定する例を示しているが、抽選によらず、ATモードへの移行決定とともに回胴演出を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ATモード中に回胴演出が行われる例で説明をしているが、ATモードと、リプレイ役の当選確率が通常遊技状態より高く設定されたRTモードとを組み合わせたARTモードで回胴演出を行うようにしてもよい。さらには、ATモードやARTモードの他の遊技モード中や遊技状態中に回胴演出を行うようにしてもよい。また、遊技の開始とともに回胴演出を行う場合だけでなく、遊技の途中や終了直前または遊技の終了後に回胴演出を行ってもよい。
なお、上記実施形態では、上乗せ報知演出を行う際、プッシュボタン25の操作によって、演出が変化するようにしているが、プッシュボタン25に限らず、スロットマシン10に設けられた操作部材を用いて、演出が変化するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、3つのリールを備えたスロットマシンに本発明を適用する例を示しているが、2つ以下または4つ以上のリールを備えた遊技機に本発明を適用してもよい。さらに、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、液晶パネルなどを用いたスロットマシンや遊技媒体としてパチンコ球を使用するスロットマシンなどにも適用することができる。
10 スロットマシン(遊技機)
13 液晶ディスプレイ
14 スピーカ
20a、20b、20c リール(回転リール)
25 プッシュボタン(操作部材)
30 制御装置
30a メイン制御部
30b サブ制御部
40 リールコントローラ(リール制御部)
44a 特定演出制御部

Claims (2)

  1. 複数の図柄が設けられた回転リールと、
    遊技の進行及び遊技結果に基づいて、特定の遊技上の利益に関する制御を行うメイン制御部と、
    前記メイン制御部からの情報に基づいて、所定の演出装置に演出を実行させるサブ制御部と、
    前記演出装置による演出の際に使用される操作部材とを備え、
    前記メイン制御部は、
    所定のリール作動条件を契機にタイムカウントを開始し、タイムアップによって前記回転リールの作動態様を変化させる回胴演出を実行するリール制御部であって、前記回胴演出の態様を前記特定の遊技上の利益に応じて設定するリール制御部を有し、
    前記サブ制御部は、
    前記タイムアップのタイミングに合うように前記操作部材を操作させることを促す特定演出を実行する特定演出制御部を有する遊技機。
  2. 前記特定演出制御部は、前記タイムアップのタイミングに略一致する範囲内で前記操作部材が操作された場合に、特定の特典を付与する演出を実行する請求項1記載の遊技機。
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