JP2018124367A - 有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムおよび積層シート - Google Patents
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Abstract
Description
(1)長手方向および幅方向の曲げ試験から得られる曲げヒステリシス2HBが共に0.01gf・cm/cm以上0.04gf・cm/cm以下であること。
(2)分光色差計から得られるb値が2.0以下であって、全光線透過率が90%以上であること。
(3)長手方向および幅方向の曲げ硬さが共に0.01gf・cm2・cm以上0.1gf・cm2・cm以下であること。
(4)フィルム任意の長手方向10cm×幅方向20cm範囲における配向角のバラツキが5°以内であること。
(5)少なくとも幅方向の150℃熱収縮率が1%以下であって、かつ長手方向150℃熱収縮率が幅方向150℃熱収縮率に対して−2%以上、2%以下の範囲であること。
(6)ポリエステルを主たる構成成分とすること。
(7)厚み方向屈折率が1.5以上であること。
(8)(1)〜(7)のいずれかに記載のフィルムの少なくとも片面に硬化性樹脂を含有する層を有する積層シートであること。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、長手方向および幅方向の曲げ試験から得られる曲げヒステリシス2HBが共に0.01gf・cm/cm以上0.04gf・cm/cm以下である。曲げヒステリシス2HBが上記範囲であることによって、静的屈曲性およびハードコート等による硬化性樹脂層を設けた際の平面性に優れる。ここで静的屈曲性とは評価方法(12)マンドレル試験による静的屈曲性に記載の方法によって評価し、ハードコート等による硬化性樹脂層を設けた際の平面性は評価方法(13)硬化性樹脂塗布後の外観に記載の方法によって評価する。曲げヒステリシスが0.04gf・cm/cmを超えると静的屈曲性が悪化し、0.01gf/cm/cm未満であると、硬化性樹脂層を設けた際の平面性に劣る。静的屈曲試験を実施した際にフィルムにかかる応力は、フィルム折り曲げ内側は圧縮、折り曲げ外側は引っ張りであり、屈曲に対する耐性を得るにはフィルム面方向、厚み方向いずれの方向にかかる応力に対する耐性を持つことが重要である。曲げヒステリシス2HBを0.04gf・cm/cm以下に制御するにあたり、例えばポリエステルフィルムを用い、面配向を高くさせた場合、面方向に対する耐性、すなわち静的屈曲における折り曲げ外側の引っ張りに対する耐性は得られるものの、厚み方向屈折率の低下を伴ってしまうため、折り曲げ内側の圧縮に対する耐性が得られず、曲げヒステリシス2HBを0.04以下にできないことがある。このため、曲げヒステリシス2HBを0.04以下とするには、厚み方向屈折率を1.5以上とすることが好ましい。また、面方向に対する折り曲げ耐性を得る点から、面方向の配向度を示す、長手方向と幅方向の平均屈折率から厚み方向屈折率を差し引いた面配向係数を0.12以上0.16以下に制御することが好ましい。フィルムの面方向、厚み方向の屈折率および面配向係数は製膜条件における延伸温度や、面積延伸倍率、延伸後の熱処理温度の他、樹脂の結晶性によって調整可能であり、例えば、ポリエステルフィルムの逐次二軸延伸を採用する製造方法において厚み方向屈折率を1.5以上とするには長手方向の延伸温度を樹脂のガラス転移温度以上+20℃以下、幅方向の延伸温度を樹脂のガラス転移温度20℃以上60℃以下として、面積延伸倍率を8倍以上12倍以下とする方法が挙げられる。また、結晶性が高いものほど、延伸後の厚み方向屈折率は小さくなる傾向であり、樹脂の結晶性は共重合成分の導入によって制御可能である。ポリエステルの中でもポリエチレンテレフタレートを用いた場合を例に挙げると、イソフタル酸やシクロヘキサンジメタノールなどを共重合することによって結晶性を低下させることができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、厚みが35μmを超えると静的屈曲試験におけるフィルムの曲率が大きく、曲げヒステリシス2HBが0.04gf・cm/cm以上となってしまうことがあるため、フィルム全体の厚みを35μm以下とすることが重要である。また、シリコンゴム等、軟質塩化ビニル、二軸延伸ポリプロピレンフィルム等のいわゆる腰がない柔軟な樹脂についてはフィルム厚みが35μm以上であっても曲げヒステリシスが0.04gf・cm/cmとなることがあるが、0.01gf/cm/cm未満となる懸念や、薄膜化が求められるディスプレイ用途として好ましくない。また、ポリエステル以外における樹脂において、曲げヒステリシス2HBを0.04以下とするにあたっては、機械的強度がポリエステルフィルムと同程度であったとしても曲げヒステリシス2HBが低い樹脂もあり、具体的にはポリフェニレンスルフィドを用いたフィルムは曲げヒステリシス2HBが低い。モノマー構成単位として脂肪族が少ないことに由来していると推定する。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、ハードコート層等の硬化性樹脂層を塗布した際の平面性維持の観点から長手方向および幅方向の曲げ硬さが共に0.01gf・cm2・cm以上0.1gf・cm2・cm以下であることが好ましい。好ましくは0.04gf・cm2・cm以上0.1gf・cm2・cm以下である。上記範囲とするためにはフィルムの厚みを15μm以上35μm以下とする方法が挙げられる。また、フィルムの配向を強めることで、曲げ硬さを上昇させることができるため、必要な特性に応じて厚みとフィルムの配向を調整すればよい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、ハードコート層等の硬化性樹脂層塗布加工時の寸法安定性、表示装置としての反り抑制の観点から、幅方向の150℃熱収縮率が1%以下であって、かつ長手方向150℃熱収縮率が幅方向150℃熱収縮率に対して−2%以上、2%以下の範囲であることが好ましい。150℃での熱収縮率を上記範囲とすることで、硬化性樹脂を含有する層を積層する際の乾燥工程での寸法変化、表示装置とした際の反りを低減することができる。ここで、150℃における長手方向および幅方向の熱収縮率とは、評価方法(9)150℃熱収縮率に記載した方法にて実施する。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、表示装置としての見栄えの観点から、フィルムの10cm×20cm範囲における配向角のバラツキが5度以内であることが好ましい。フィルムの10cm×20cm範囲における配向角のバラツキを5度以内とすることで、表示装置として視認した際の色むらが抑制され良好な見栄えを達成することができる。ここで、本発明において、フィルムの10cm×20cm範囲における配向角のバラツキは、(10)フィルム10cm×20cm範囲における配向角のバラツキに示したとおり、評価した。フィルムの10cm×20cm範囲における配向角のバラツキは4度以内であればより好ましく、3度以内であれば最も好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、ハンドリング性、耐傷性、耐屈曲性、硬化性樹脂を塗布した際の平面性の観点より、フィルム厚みは13μm以上35μm以下であることが好ましく、15μm以上35μm以下であればさらに好ましく、15μm以上30μm以下であれば最も好ましい。また、厚み35μm以上であると曲げヒステリシス回復性2HBは、素材によらず非常に高くなる傾向があるため、35μm以下であることが好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、ディスプレイ用に使用される場合などは、分光色差計から得られるb値が2.0以下であって、全光線透過率が90%以上であることが好ましい。b値を2.0以下とするには、ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル、ポリアミド、ポリイミド、ナイロンなどを用いることで調整可能であり、全光線透過率が90%以上とすることができる。中でも、本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、ポリエステルを主たる構成成分とすることが、安価で生産性が高いために好ましい。
ポリエステルを与える、グリコールあるいはその誘導体としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族ジヒドロキシ化合物、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、スピログリコールなどの脂環族ジヒドロキシ化合物、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳香族ジヒドロキシ化合物、並びに、それらの誘導体が挙げられる。
本発明におけるポリエステルの組成としては、グリコール単位の80モル%以上がエチレングリコール由来の構造単位であることが好ましく、さらに好ましくは85モル%以上であり、90モル%以上であれば最も好ましい。また、ジカルボン酸単位の80モル%以上がテレフタル酸由来の構造単位であることが好ましく、85モル%以上であればさらに好ましく、90モル%以上であれば最も好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムは、少なくとも片面に硬化性樹脂を含有する層を有する、有機エレクトロルミネッセンス表示装置用積層シートとすることが好ましい。少なくとも片面に硬化性樹脂を含有する層を有することで、該硬化性樹脂層側からの衝撃に対する傷付き抑制効果を高めることが可能である。
ここで、硬化性樹脂とは、熱や光を照射することで架橋構造を形成し、硬化する樹脂を指す。硬化性樹脂としては特に限定されないが、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂であることが好ましく、具体的には、有機シリコーン系、ポリオール系、メラミン系、エポキシ系、多官能アクリレート系、ウレタン系、イソシアネート系、有機材料と無機材料の複合材料である有機無機ハイブリット系および硬化性のある官能基を有するシルセスキオキサン系などの樹脂が挙げられる。より好ましくは、エポキシ系、多官能アクリレート系、有機無機ハイブリット系、シルセスキオキサン系の樹脂である。更に好ましくは、多官能アクリレート系、有機無機ハイブリット系、シルセスキオキサン系の樹脂である。
本発明において、耐傷性向上効果をより高める点と、硬化性樹脂層形成により積層シート全体のカールを抑制するために、本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムの両面に硬化性樹脂を含有する層を有する積層構成とすることが好ましい。
本発明の硬化性樹脂を含有する層は、厚みが1μm以上20μm以下であることが好ましい。硬化性樹脂を含有する層の厚みが1μmより薄いと、十分な表面硬度が得られない場合がある。また、硬化性樹脂を含有する層の厚みが20μmを超えると積層シートを折り曲げた際に、積層された硬化性樹脂を含有する層にクラックが発生することがある。硬化性樹脂を含有する層の厚みは、2μm以上15μm以下であればより好ましく、3μm以上10μm以下であれば最も好ましい。なお、フィルムの両面に硬化性樹脂を含有する層を有する構成の場合は、各面の硬化性樹脂を含有する層の厚みが、それぞれ1μm以上20μm以下であることが好ましい。また、本発明の硬化性樹脂を含有する層は、1層あるいは2層以上で形成されていても構わない。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用積層シートは、有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムと硬化性樹脂を含有する層の間に厚み10nm以上500nm以下である易接着樹脂層を有し、該易接着樹脂層の表面自由エネルギーが38mN/m以上であることが好ましい。厚みが10nm以上500nm以下であって、表面自由エネルギーが38mN/m以上である樹脂層を有することで、フィルムと硬化性樹脂を含有する層との密着性が向上し、積層シートの耐屈曲性が向上する。該易接着樹脂層の厚みは20nm以上400nm以下であればより好ましく、30nm以上300nm以下であれば最も好ましい。また、該易接着樹脂層の表面自由エネルギーは、40mN/m以上であればより好ましく、42mN/m以上であれば最も好ましい。
(i)陽極/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/陰極
(i)陽極/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/陰極
(ii)陽極/正孔注入輸送層/発光層/正孔阻止層/電子注入輸送層/陰極
(iii)陽極/正孔注入輸送層/電子阻止層/発光層/正孔阻止層/電子注入輸送層/陰極
(iv)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極
(v)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/電子注入層/陰極
(vi)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/電子阻止層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/電子注入層/陰極
フィルムの全体厚みを測定する際は、ダイヤルゲージを用いて、フィルムから切り出した試料の任意の場所5ヶ所の厚みを測定し、平均値を求めた。
透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて断面を観察することにより、フィルム上の硬化性樹脂層の厚みを測定した。硬化性樹脂層の厚みは、TEMにより10万倍の倍率で撮影した画像から読み取った。合計で10点の硬化性樹脂層および易接着樹脂層の厚みを測定し、平均値を用いた。尚、観察倍率は厚みが測定可能であれば10万倍以外でもよい。
フィルムの任意の点において100mm×100mmの寸法でサンプルを切り出し、KSシステムズ製(現王子計測機器社)のマイクロ波分子配向計MOA−2001A(周波数4GHz)を用い、フィルム面内の主配向軸を求め、長手方向とし、長手方向と直交する方向を幅方向とした。
(4)曲げヒステリシス2HB
カトーテック社製多目的折り曲げ試験機(KES−FB2)を用い、以下の条件にて、長手方向および幅方向の測定を行い、曲げヒステリシス2HBを得た。尚、曲げヒステリシス2HBは、曲率−2.5〜+2.5cm−1を1サイクルとして、5サイクル目(繰り返し数5回)に得られたデータを採用した。
繰り返し数:5回(採用データ5サイクル目)
SENS:2×5
曲率:−2.5〜+2.5cm−1
変形速度:0.50cm−1/sec
サンプルサイズ:長手方向×幅方向=20cm×20cm
(5)曲げ硬さ
カトーテック社製多目的折り曲げ試験機(KES−FB2)を用い、以下の条件にて、長手方向および幅方向の測定を行い、曲げ硬さを得た。尚、曲げ硬さは、曲率−2.5〜+2.5cm−1を1サイクルとして、5サイクル目(繰り返し数5回)に得られたデータを採用した。
繰り返し数:5回(採用データ5サイクル目)
SENS:2×5
曲率:−2.5〜+2.5cm−1
変形速度:0.50cm−1/sec
サンプルサイズ:長手方向×幅方向=20cm×20cm
(6)フィルム屈折率および面配向係数
ナトリウムD線(波長589nm)を光源として、アッベ屈折計を用いて、フィルムの長手方向の屈折率(nMD)、幅方向の屈折率(nTD)、厚み方向の屈折率(nZD)を測定し、下記式から面配向係数(fn)を算出した。なお、本発明においてはフィルムの長手方向、幅方向が不明な場合は、主配向軸方向を長手方向、主配向軸方向と直交する方向を長手方向として測定を行った。
fn=(nMD+nTD)/2−nZD
(7)フィルムを構成する樹脂の組成
フィルムをヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)に溶解し、1H−NMRおよび13C−NMRを用いて各モノマー残基や副生ジエチレングリコールについて含有量を定量する。
(8)樹脂のガラス転移温度
JIS K7121 (1987)に準じて、セイコー電子工業(株)製示差走査熱量測定装置ロボットDSC-RDC220を、データ解析には“ディスクセッション”SSC/5200を用いて、樹脂のガラス転移温度を測定した。
フィルムを長手方向および幅方向にそれぞれ長さ150mm×幅10mmの矩形に切り出しサンプルとした。サンプルに100mmの間隔(中央部から両端に50mmの位置)で標線を描き、3gの錘を吊して150℃に加熱した熱風オーブン内に30分間設置し加熱処理を行った。熱処理後の標線間距離を測定し、加熱前後の標線間距離の変化から下記式により熱収縮率を算出した。
熱収縮率(%)={(加熱処理前の標線間距離)−(加熱処理後の標線間距離)}/(加熱処理前の標線間距離)×100。
フィルムの任意の点において、20cm(E方向)×30cm(F方向)のサンプルを準備し、KSシステムズ製(現王子計測機器)のマイクロ波分子配向計MOA−2001A(周波数4GHz)を用いて、サンプルの中心(G点)における主配向軸を求め、基準方向とした。続いて、20cm(E方向)×30cm(F方向)サンプルの4隅からそれぞれ、フィルム中心に向かってE方向に5cm、F方向に5cmの位置(4箇所)において、主配向軸を求め、基準方向となす角度を該位置の配向角とした。該測定位置(4箇所)を結ぶと、G点を中心として、E方向に10cm、F方向に20cmの大きさとなり、該4箇所の測定位置での配向角の中で最も大きい角度を、フィルム10cm×20cm範囲における配向角のバラツキとした。
(円偏光板−I)
厚さ40μmのポリビニルアルコールフィルムを、一軸延伸(温度110℃、延伸倍率5倍)した。これをヨウ素0.075g、ヨウ化カリウム5g、水100gからなる水溶液に60秒間浸漬した。次いで、ヨウ化カリウム6g、ホウ酸7.5g、水100gからなる68℃の水溶液に浸漬した。これを水洗、乾燥して偏光子を得た。得られた偏光子の、一方の面に予めコロナ処理されたλ/4位相差フィルム(環状オレフィンフィルム 23μm)、他方の面に予めケン化処理を施した保護フィルム(トリアセチルセルロールフィルム 25μm)を、接着剤を介して貼合せて、厚さ60μmの円偏光板を作製した。
ポリビニルアルコールフィルムの厚さを80μm、λ/4位相差フィルムの厚さを33μm、保護フィルムの厚さを40μmとし、円偏光板−Iと同様にして、厚さに95μmの円偏光板を作製した。
本発明のフィルム/円偏光板/有機エレクトロルミネッセンスパネル(LGディスプレイ製 15EL9500)を、それぞれアクリル系粘着剤(厚さ20μm)を介して有機エレクトロルミネッセンスパネル(LGディスプレイ社製 商品名15EL9500)の視認側に貼り合せて有機エレクトロルミネッセンス表示装置を作製した。
長手方向×幅方向=15mm×30mmに切り出したフィルムを23℃60%RH条件下にて24時間調湿し、マンドレル試験機(上島製作所製)の台座中央とフィルムの中心が一致するように図1のとおり設置する。φ1.0mmの試験棒を設置して、フィルムを180℃折りたたみ、24時間静置する。その後、フィルムを取り出し、速やかに平らな床に設置し、地面から浮き上がった高さを読み取った。サンプルの切り出し方向を幅方向×長手方向=15mm×30mmとして、同様に浮き上がった高さを読み取る。各方向サンプルにつき、それぞれ5回ずつ測定し、計10回の浮き上がった高さ平均値より、静的屈曲性を以下のように判定した。
0.2mm以上0.4mm未満:○
0.4mm以上0.5mm未満:△
0.5mm以上:×
(14)硬化性樹脂塗布後の外観
下記(硬化性樹脂Qの調合)記載の硬化性樹脂Qを、乾燥後の厚みが5μmになるように流量を制御してスロットダイコーターを用いて塗布し、100℃で1分間乾燥し、溶剤を除去した。次いで、硬化性樹脂を塗布したフィルムに高圧水銀灯を用いて300mJ/cm2の紫外線を照射し、積層シートを得た。得られた積層シートの硬化性樹脂層の塗布後の外観として、(a)シワ、(b)カールについて以下のとおり判定した。
(a)シワ
シワなく、シート全体の平面性が良好:◎
僅かにフィルムの歪みがある:○
明らかなフィルムの歪みが散見されるが、実用上問題なし:△
フィルム全体がうねり、使用不可:×
(b)カール
フィルムをA4サイズに切り出し、平面に置いた際、地面からの浮き上がり高さにより、以下のとおりに判定した。
フィルムの浮き上がりがない:◎
フィルムの浮き上がりが地面から10mm未満である:○
フィルムの浮き上がりが地面から10mm以上15mm未満である:△
フィルムの浮き上がりが地面から15mmを超える:×
(ポリエステルの製造)
製膜に供したポリエステル樹脂は以下のように準備した。
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分としてエチレングリコール成分が100モル%であるポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.65)。
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分として1−4,シクロヘキサンジメタノール成分が12モル%、エチレングリコール成分が80モル%であるポリエステル樹脂(固有粘度0.70)
(ポリエステルC)
ジカルボン酸成分としてイソフタル酸が15モル%、テレフタル酸成分が83モル%、グリコール成分としてエチレングリコール成分が100モル%であるポリエステル樹脂(固有粘度0.65)
(ポリフェニレンスルフィド)
オートクレーブ(最高使用圧力:14MPa)に100モルの硫化ナトリウム9水塩、45モルの酢酸ナトリウムおよび25リットルのN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと略称する)を仕込み、攪拌しながら徐々に220℃の温度まで昇温して、含有されている水分を蒸留により除去した。脱水の終了した系内に、主成分モノマーとして100モルのp−ジクロロベンゼンを5リットルのNMPと共に添加し、170℃の温度で質素を3Kg/cm2で加圧封入後、昇温、270℃にて4時間重合した。重合終了後に冷却し、蒸留水中にポリマーを沈殿させ、150メッシュ目開きを含有する金網によって、小塊状ポリマーを採取した。このようにして得られた小塊状ポリマーを90℃の蒸留水により2回洗浄した後、酢酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した後、蒸留水により1回洗浄し、減圧下120℃の温度にて乾燥して融点が280℃のポリアリーレンスルフィド樹脂の顆粒を得た。この顆粒を、320℃に加熱されたベント付き同方向回転式二軸混練押出機(日本製鋼所製、スクリュー直径30mm、スクリュー長さ/スクリュー直径=45.5)に投入し、滞留時間90秒、スクリュー回転数150回転/分で溶融押出してストランド状に吐出し、温度25℃の水で冷却した後、直ちにカッティングしてチップを作製し、ポリフェニレンスルフィドを得た。
プライムポリマー(株)製、TF850H、MFR:2.9g/10分をポリプロピレンAとして用いた。
ポリエステルA中に平均粒子径1.2μmの炭酸カルシウム粒子を粒子濃度1質量%で含有したポリエチレンテレフタレート粒子マスター(固有粘度0.65)。
フィルムの表面に積層する易接着樹脂層は以下のように準備した。
)の酸成分とジオール成分からなるポリエステル樹脂の水溶性塗液を70重量部と、酸成分であるテレフタル酸(50mol%)、イソフタル酸(49mol%)、5−ナトリウムスルホイソフタル酸(1mol%)とジオール成分であるエチレングリコール(55mol%)、ネオペンチルグリコール(44mol%)、ポリエチレングリコール(分子量:4000)(1mol%)の酸性分とジオール成分からなるポリエステル樹脂の水分散体30重量部を混合した溶液。
架橋剤(b):メチロール基型メラミン架橋剤
架橋剤(c):オキサゾリン基含有架橋剤
粒子(d):粒子径150nmのコロダイルシリカ粒子の水分散体
粒子(e):粒子径300nmのコロダイルシリカ粒子の水分散体
フッ素系界面活性剤(f):DIC(株)製メガファックF−444
これらを固形分重量比で(a)/(b)/(c)/(d)/(e)/(f)=47重量部
/19重量部/20重量部/4.9重量部/0.7重量部/0.1重量部で混合した。
屈折率は1.57。
粒径100nmのシリカ粒子(日産化学工業株式会社製 オルガノシリカゾル)と、多官能アクリレート(日本化薬株式会社製 KAYARAD PET30)を、質量比50:50で混合し、トルエン/MEK混合溶媒(質量比50:50)で、希釈して硬化性樹脂を調合した。
表1に記載のとおり樹脂種、粒子マスター種を表1に記載の含有量にて混合して押出機に投入した後、表2に記載の押出機温度で溶融させて、Tダイより表2に記載の温度に制御した冷却ドラム上にシート状に吐出した。その際、直径0.1mmのワイヤー状電極を使用して静電印加し、冷却ドラムに密着させ未延伸シートを得た。その後、10℃に温度制御した冷却ロールで急冷し、続いて、表2に記載の延伸温度、延伸倍率にて長手方向に延伸し、その後一旦冷却した。次いて、この一軸延伸フィルムの両面にコロナ放電処理を施し、フィルムの濡れ張力を55mN/mとし、そのフィルムの両面に易接着樹脂Pを塗布し、その後、表2に記載の延伸温度、延伸倍率にて幅方向に延伸し、テンター内にて表2に記載の熱処理温度にて熱処理および幅方向に弛緩し、表2に記載のフィルム厚みのフィルムを得た。得られたフィルムの物性は表3に示したとおりであり、実施例については曲げヒステリシスが0.01gf・cm2/cm以上0.04gf・cm2/cm以下であったため、静的屈曲性および硬化性樹脂塗布後の外観に優れていた。
また、実施例1〜5にて得られたフィルムの両面に硬化性樹脂Qを厚み5μmとなるように塗工し、100℃で1分間乾燥し、溶剤を除去した。次いで、硬化性樹脂層を塗布したフィルムに高圧水銀灯を用いて300mJ/cm2の紫外線を照射し、実施例7は実施例1、実施例8は実施例2、実施例9は実施例3、実施例10は実施例4、実施例11は実施例5のフィルムを用いて有機エレクトロルミネッセンス表示装置用積層シートを得た。実施例8〜12の積層シートについては表4に示したとおり、曲げヒステリシスが0.01gf・cm2/cm以上0.04gf・cm2/cm以下であるフィルムを用いたため、静的屈曲性および外観に優れていた。
一方、比較例1、2、4、5については曲げヒステリシスが0.04gf・cm2/cmを超えていたため、静的屈曲性に劣っていた。
(実施例6、12)
ポリフェニレンスルフィドAを、180℃で3時間減圧乾燥した後、溶融部が320℃に加熱されたフルフライトの単軸押出機に50kg/時間の吐出量で供給した・押出機で溶融した樹脂を温度300℃に加熱した16μmカットフィルターでろ過した後、温度320℃に設定したTダイ(口金)から溶融押出した後、表面温度25℃のキャストドラムに静電荷を印加させながら密着冷却固化し、厚み400μm未延伸フィルムを得た。次いで、得られた未延伸フィルムを、表面温度90℃に加熱された複数の加熱ロールで予熱した後、表面温度100℃に加熱された加熱ロールと、加熱ロールの次に設けられた収束の異なる30℃の冷却ロールとの間で長手方向(MD方向)に3.7倍延伸した。このようにして得られた1軸延伸シートを、テンターを用いて長手方向と垂直方向(TD方向)に95℃の温度で3.7倍に延伸し、続いて260℃で熱処理し、引き続き260℃にてTD方向に5%の弛緩処理を行った後、室温まで冷却し、厚み25μmのフィルムを得た。得られたフィルムの物性は表3に示したとおりであり、曲げヒステリシスが0.01gf・cm2/cm以上0.04gf・cm2/cm以下であったため、静的屈曲性および硬化性樹脂塗布後の外観に優れていた。
また、得られたフィルムの両面に硬化性樹脂Qを厚み5μmとなるように塗工し、表2に記載の積層シートを得た。表4に示したとおり、積層シートの曲げヒステリシスが0.02gf・cm2/cm以上0.08gf・cm2/cm以下であったため、静的屈曲性および外観に優れていた。
(比較例3)
単軸の溶融押出機にポリプロピレンAを供給し、240℃で溶融押出し行い、60μmカットの焼結フィルターで異物を除去後、該溶融シートを80℃に表面を制御したキャストドラムに吐出し、エアーナイフにより密着させ冷却固化し未延伸シートを得た。次いで、複数のセラミックロールを用いて125℃に予熱を行いフィルムの長手方向に125℃で4.6倍延伸を行った。次に、テンター式延伸機に端部をクリップで把持させて導入し、170℃で3秒間予熱後、165℃で8.0倍に延伸した。続く熱処理工程で幅方向に10%の弛緩を与えながら165℃で熱処理を行い、その後、130度で冷却工程を経てテンターの外側へ導き、フィルム端部のクリップを解放し、厚み25μmのフィルムを得た。得られたフィルムの物性は表3に示したとおりであり、曲げヒステリシスが0.01gf・cm2/cm未満であったため、静的屈曲性にすぐれていたものの、硬化性樹脂塗布後の外観に劣っていた。
Claims (8)
- 長手方向および幅方向の曲げ試験から得られる曲げヒステリシス2HBが共に0.01gf・cm/cm以上0.04gf・cm/cm以下である有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルム。
- 分光色差計から得られるb値が2.0以下であって、全光線透過率が90%以上であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルム。
- 長手方向および幅方向の曲げ硬さが共に0.01gf・cm2・cm以上0.1gf・cm2・cm以下である請求項1または2のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルム。
- フィルム任意の長手方向10cm×幅方向20cm範囲における配向角のバラツキが5°以内である請求項1〜3のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用ポリエステルフィルム。
- 少なくとも幅方向の150℃熱収縮率が1%以下であって、かつ長手方向150℃熱収縮率が幅方向150℃熱収縮率に対して−2%以上、2%以下の範囲である請求項1〜4のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルム。
- ポリエステルを主たる構成成分とする請求項1〜5のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルム。
- 厚み方向の屈折率が1.5以上である請求項1〜6のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用ポリエステルフィルム。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置用フィルムの少なくとも片面に硬化性樹脂を含有する層を有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用積層シート。
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