JP2018123510A - 路面評価システム及び評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 専用の路面性状測定車を使用することなく且つ人手によること無く、路面の段差やひび割れ等の評価を行うことが出来て、しかも、評価コストを低減することが出来る路面評価システム及び路面評価方法の提供。【解決手段】 車両(1)のタイヤ(2)における路面騒音を測定する路面騒音測定装置(3)と、車速を測定する速度センサ(5)と、車両の現在位置の情報を取得する装置(6)と、外気温を測定する装置(9)と、制御装置(10)を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、路面の段差やひび割れ等を評価する技術に関する。
路面の段差やひび割れ等を評価することは、道路を走行する車両の安全な運行に直結し、非常に重要である。そのため、路面評価は正確に実行されなければならない。
従来の路面評価は、専用の路面性状測定車による計測に基づいて行われていた。しかし、専用の路面性状測定車は極めて高額であり、その減価償却を考慮すると、専用の路面性状測定車による測定のコストは、例えば1回の計測で100万円程度となってしまう。それに加えて、専用の路面性状測定車を用いたデータの解析には、専用の装置や人材が必要となる。そのため、専用の路面性状測定車を用いた路面評価には、多大な経費が必要となる。
これに対して、専用の路面性状測定車を用いること無く、作業員のみにより人力で路面評価に必要な調査、計測を行うことも考えられる。しかし、路面評価に必要な調査、計測を行う際は、作業員の安全を確保するため、評価の対象となる路面において他の車両の走行を規制する必要がある。そのため、作業員のみにより人力で路面評価に必要な調査、計測を行うのは、評価の対象となる路面が極めて短い距離の場合(いわゆる「プロジェクトレベル」)のみ可能である。
係る問題を解決するため、路面評価あるいはそれに必要な計測を行う車両の走行速度の変動に対処することが出来る路面凹凸評価システムが提供されている(特許文献1参照)。この従来技術(特許文献1)は有用であるが、近年、運用費用その他の路面評価に関するコストを更に節減することが可能な技術が求められている。
その他の従来技術として、マイクロホンで車両の騒音を検出し、その騒音レベルから排水性舗装の表層厚さを判定する技術が提案されている(特許文献2参照)。しかし、係る従来技術(特許文献2)は排水性舗装の表層厚さ判定技術であり、路面の段差やひび割れ等の評価を行うことは出来ない。
特許第6021309号公報 特許第3476929号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、専用の路面性状測定車を使用することなく且つ人手によること無く、路面の段差やひび割れ等の評価を行うことが出来て、しかも、評価コストを低減することが出来る路面評価システム及び路面評価方法の提供を目的としている。
本発明の路面評価システム(100)は、車両(1)のタイヤ(例えば左右何れかの後輪2)における路面騒音を測定する路面騒音測定装置(例えばマイクロホン3)と、車速を測定する速度センサ(5)と、車両の現在位置の情報を取得する装置(例えば、衛星60からの信号に基づいて当該車両1の現在位置の情報(位置情報)を取得する装置(GPSレシーバ6)、エンジン制御コンピュータ7からの車速パルスを測定する装置、距離測定装置等)と、外気温を測定する装置(9)と、制御装置(PC、その他の情報処理機能を有する装置10)を備え、制御装置(10)は、測定された路面騒音を測定された外気温と車速により補正する機能と、補正された路面騒音と路面位置との特性を決定する機能と、路面騒音と路面位置との特性から(例えば路面の段差やひび割れ等)路面の評価が可能なイメージデータ(路面評価用イメージデータ:例えば図表等を含む)を作成する機能を有することを特徴としている。
ここで、本発明の路面評価システム(100)は、車両に搭載可能な機器により構成されている。
また、前記車両は乗用車であっても良いし、二輪車や貨物用自動車であっても良い。
本発明の路面評価システムにおいて、前記制御装置(10)は、測定された路面騒音を所定範囲の周波数の音圧レベルに分割してから補正し、分割された周波数の音圧レベルを重畳して、重畳された音圧レベルと路面位置との特性を決定する機能を有するのが好ましい。
また本発明の路面評価方法は、
路面騒音測定装置(例えばマイクロホン3)により車両のタイヤ(例えば左右何れかの後輪2)における路面騒音を測定する工程と、
速度センサ(5)により車速を測定する工程と、
(例えば、衛星60からの信号に基づいて当該車両の現在位置の情報(位置情報)を取得する装置(衛星測位システムの受信装置:例えばGPSレシーバ6)、エンジン制御コンピュータ7からの車速パルスを受信する装置、距離測定装置等により)車両の現在位置の情報を取得する工程と、
外気温を測定する工程と、
測定された路面騒音を測定された外気温と車速により補正する工程と、
補正された路面騒音と路面位置との特性を決定する工程と、
当該路面騒音と路面位置との特性から(例えば路面の段差やひび割れ等)路面の評価が可能なイメージデータ(路面評価用イメージデータ:例えば図表等を含む)を作成する工程と、
前記イメージデータに基づいて路面評価をする工程を有することを特徴としている。
本発明の路面評価方法において、測定された路面騒音を所定範囲の周波数の音圧レベルに分割してから補正し、分割された所定範囲の音圧レベルを重畳し、重畳された騒音レベルと路面位置との特性を決定するのが好ましい。
本発明の路面評価方法において、前記イメージデータに基づいて路面評価をする工程は人間(例えばオペレータや研究者等)により実行することが出来る。
或いは、本発明の路面評価システム(100)における制御装置(10:或いは制御装置10におけるデータ処理)により、前記イメージデータに基づいて路面評価を実行することも可能である。
本明細書において、「分割された周波数の音圧レベルを重畳」という文言は、分割された周波数の音圧レベルの全てを、同一のイメージ(例えば図面)に並べて表示することを意味している。
上述する構成を具備する本発明によれば、本発明のシステム(100)を搭載した車両(1)を評価するべき路面(FR)上で走行すると、車両(1)のタイヤ(例えば左右何れかの後輪2)における路面騒音を路面騒音測定装置(例えばマイクロホン3)で測定することにより、当該路面騒音に基づいて路面(FR)の評価を行うことが出来る。そして、路面騒音を測定するという簡易な手法により路面評価を実行することが出来るので、路面評価に係るコストを大幅に低減することが可能になる。
そして本発明によれば、全ての構成機器を通常の車両に搭載することが可能であり、専用の路面性状測定車を購入せずに、通常の車両に若干の改造を施すことにより導入することが出来る。そのため、路面評価に係るコストを安価にすることが出来る。さらに、作業員による測定のように、評価するべき路面の交通を規制する必要もなく、路面上で作業員に危険が及んでしまうことも防止される。
発明者は、路面のきめ深さと対応する路面位置を走行する際の路面騒音(タイヤと路面との騒音:タイヤ/路面騒音)を測定したところ、図1で示されるような極めて高い相関関係を確認することが出来た。
本発明は係る実験結果に基づいて創作された。
そのため本発明によれば、特に路面のきめ深さに関する評価を正確に行うことが出来る。そして、路面騒音と路面のきめ深さとは強い相関関係があるので、路面騒音により評価を行う本発明によれば、路面のひび割れ状態の把握、段差やポットホールの抽出、路面粗さの把握を正確に実行することが出来る。
測定した路面のきめ深さと路面騒音との特性を示す図である。 本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態の制御装置を示す機能ブロック図である。 第1実施形態における制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態を示すブロック図であって、図3の符号J2で示す部分に対応する機能ブロック図である。 第2実施形態における制御を示すフローチャートであって、図4のステップS2〜S5に対応するフローチャートである。 路面騒音と路面位置との特性の一例を示す図である。 路面評価用イメージデータの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
上述したように、発明者の実験により、路面のきめ深さと対応する路面位置を走行する際の路面騒音(タイヤと路面との騒音:タイヤ/路面騒音)は、図1で示すように、極めて高い相関関係が存在することが確認されている。
図2において、全体を符号100で示す路面評価システムは、車両1と、車両1のタイヤ2(図示の例では、左側の後輪)における路面とタイヤによる騒音(路面騒音:タイヤ/路面騒音)を測定する路面騒音測定装置3(以下、「マイクロホン3」と言う)と、車速センサ5と、車両1の現在位置の情報を取得する装置6(例えば、衛星60からの信号に基づいて当該車両1の現在位置の情報(位置情報)を取得する装置(以下、「GPSレシーバ6」と言う)を備えている。
さらに路面評価システム100は、エンジン制御コンピュータ7と、車体の外板に取り付けた外気温を測定する装置9(以下、「温度センサ9」と言う)と、カメラ20と、制御装置10(PC、その他の情報処理機能を有する装置)を備えている。
車体の外板に温度センサ9を取り付けることに代えて、車内に設けた温度センサの測定結果を処理して、外気温を決定することも可能である。
カメラ20は、動画カメラを用い、車両上方に取り付け、周囲の景色と路面の双方を同時に撮影可能としている。
図示の実施形態において、マイクロホン3と左側後輪2との間には、後輪2の発する風切り音の影響を遮断するための防風スクリーン4が配置されている。
マイクロホン3は、タイヤ2の風切音の影響を受けず、可聴音の路面騒音を確実に録音でき、防風スクリーン4がタイヤ2と干渉しない位置に設けられる。そして車両前後方向におけるマイクロホン3の設置位置は、例えば、後輪の路面との接地点から650mm以上後方である。ただし、タイヤの風切り音を拾わず、可聴音の路面騒音を録音でき、防風スクリーン4がタイヤと干渉しない位置であれば、車両前後方向において、後輪の路面との接地点からの650mm未満の距離にマイクロホン3を設けても良い。
マイクロホン3の高さ方向位置は、マイクロホン3を包囲する防風スクリーン4が、路面FRと接触しないように設定され、例えば地上200mm以上にマイクロホン3が設置される。ただし、防風スクリーン4が路面と接触しない位置であれば、地上200mm未満の位置にマイクロホン3を設けても良い。
GPSレシーバ6で受信した衛星60からの情報によって車両位置を特定するには、車両位置の精度は低い(粗い)。車両位置の精度を高くして、細かく路面評価をするためには、エンジン制御コンピュータ7から発信される車速パルスに基づいて、車両の位置を特定する。
ここで、車両の位置を高精度で特定する機能は、制御装置10における車両位置決定ブロック12(後述:図3参照)が有している。
次に図3に基づいて、制御手段10の構成を説明する。
図3において、制御手段10は、路面騒音決定ブロック11、車両位置決定ブロック12、車速決定ブロック13、外気温決定ブロック14、路面騒音補正ブロック15、路面騒音−路面位置決定ブロック16、評価用イメージ作成ブロック17を備えている。
図3における符号J2は、第2実施形態の機能ブロック図である図5における領域J2Aに対応する領域を示している。第2実施形態の領域J2Aにおける機能ブロックについては後述する。
図3において、路面騒音決定ブロック11は、情報伝達ラインL31によってインターフェースIF1を介してマイクロホン3と接続され、さらに情報伝達ラインL15によって路面騒音補正ブロック15と接続している。路面騒音決定ブロック11は、マイクロホン3から入力された情報によって、路面騒音(縦軸:音圧Pa或いは音圧レベルdB)と、路面位置(或いは測定開始点からの経過時間:横軸)との関係或いは特性を示すデータ(例えば特性図)を作成し、当該特性を路面騒音補正ブロックに送信する。
車両位置決定ブロック12は、情報伝達ラインL62によってインターフェースIF1を介してGPSレシーバ6と接続され、情報伝達ラインL72によってインターフェースIF1を介してエンジン制御コンピュータ7の車速パルス発信部(図示せず)と接続されている。
車両位置決定ブロック12は、GPSレシーバ6からの情報によって、路面評価をしている位置(車両の位置)の精度が比較的低い位置情報を取得し(車両の大体の現在位置を把握し)、さらにエンジン制御コンピュータ7の車速パルス発信部から発信される車速パルスに基づいて、路面評価位置の高精度の位置情報を取得する(車両の正確な位置を特定する)。路面評価位置の位置情報は、情報伝達ラインL26によって路面騒音−路面位置決定ブロック16に送信される。
車速決定ブロック13は、情報伝達ラインL53によってインターフェースIF1を介して車速センサ5と接続され、さらに情報伝達ラインL35によって路面騒音補正ブロック15と接続している。
騒音測定時の路面騒音は、車速の影響を受ける。そのため、車速決定ブロック13で決定した車速情報を路面騒音補正ブロック15に送信して、路面騒音の補正に用いる。
外気温度決定ブロック14は、情報伝達ラインL94によってインターフェースIF1を介して温度センサ9と接続され、情報伝達ラインL45によって路面騒音補正ブロック15と接続している。
騒音測定時の路面騒音は、外気温の影響を受ける。そのため、外気温度決定ブロック14で決定した外気温情報を路面騒音補正ブロック15に送信して、路面騒音の補正に用いる。
路面騒音補正ブロック15は、信号ラインL56によって路面騒音−路面位置決定ブロック16と接続され、路面騒音−路面位置決定ブロック16は、信号ラインL67によって評価用イメージ作成ブロック17と接続されている。
路面騒音−路面位置決定ブロック16は路面騒音と路面位置との特性を決定する機能を有している。路面騒音と路面位置との特性は、その一例が、図7で示されている。
そして路面騒音−路面位置決定ブロック16は、決定された特性(例えば図7参照)を評価用イメージ作成ブロック17に送信する機能を有している。
評価用イメージ作成ブロック17は、インターフェースIF2を介して制御手段10外の表示手段(モニタ)50と信号ラインL70によって接続されている。
評価用イメージ作成ブロック17では、路面騒音−路面位置決定ブロック16で関連付けられた路面騒音−路面位置の関連情報に基づいて、路面評価用イメージが作成される。作業者(例えばオペレータ、研究者等)は、当該評価用イメージから路面評価を行う。なお、イメージ処理技術を用いて、自動制御により、路面評価用イメージにより路面評価を行うことも可能である。
路面評価用イメージの一例が(後述した第2実施形態における路面評価用イメージではあるが)、図8に示されている。
次に、第1実施形態における路面評価方法を、主として図4を参照して説明する。
図4において、ステップS1では、マイクロホン3で路面騒音を測定し、GPSレシーバ6及び車速パルスに基づいて測定時の位置情報を決定し、車速センサ5により車速を求め、温度センサ9で外気温を測定する。
測定された路面騒音は路面騒音決定ブロック11、測定時の位置情報は車両位置決定ブロック12で処理され、車速情報は車速決定ブロック13で処理され、外気温情報は外気温決定ブロック14で処理される。そして、路面騒音補正ブロック15と路面騒音−路面位置決定ブロック16に送信される(図3参照)。
ステップS1に続くステップS2では、路面騒音補正ブロック15において、入力された車速情報及び外気温情報に基づいて路面騒音が補正される。そしてステップS3に進む。
ステップS3では、路面騒音−路面位置決定ブロック16において、補正された路面騒音と路面位置との特性(路面騒音−路面位置特性)を決定する。そしてステップS4に進む。
ステップS4では、ステップS3で決定された路面騒音−路面位置特性に基づいて、評価イメージ作成ブロック17により路面評価用イメージデータを作成する。そしてステップS5に進む。
ステップS5では、ステップS4で作成された路面評価用イメージデータによって路面を評価する。路面評価は、例えばオペレータ等の人により行われる。しかし公知のイメージ処理技術を用いて、制御装置10(或いは10A)により行うことも可能である。
ステップS6では、ステップS1〜S5の処理が、路面評価の対象となる全ての区間について行われたか否かを判断する。全ての評価するべき区間について行われていなければ(ステップS6がNO)、ステップS1まで戻り、ステップS1以降を繰り返す。
一方、路面評価するべき全ての区間について処理が完了したならば(ステップS6がYES)、制御を終了する。
ここで、ステップS5とステップS6の順序を逆にすることが可能であり、或いは、ステップS5とステップS6を同時に(並行して)実行することも可能である。
図2〜図4では明示されていないが、路面評価用イメージデータを作成するに際して、路面騒音特性に好適な「時間重み付け」(データ処理)を行い、解析間隔を特定することが出来る。
次に図5、図6を参照して、第2実施形態を説明する。
第1実施形態では測定された路面騒音をそのまま処理して路面評価用イメージデータを得ているが、第2実施形態では、録音された路面騒音を所定の周波数範囲ごとの音圧レベルに分割して必要な補正を行い、補正された音圧レベルを全ての周波数について重畳して、路面評価用イメージデータを取得している。
図5、図6では、第1実施形態とは異なる部分を図示している。そして以下の(第2実施形態に関する)説明も、主として第1実施形態と相違する内容を説明している。
図5は制御装置10Aの構成を示しており、図3の符号J2で示す領域に相当する領域J2Aを示す機能ブロック図である。
図5において、制御装置10Aは、分割ブロックJ21と、音圧レベル補正ブロックJ22と、特性決定ブロックJ23と、イメージデータ作成ブロックJ24と、重畳ブロックJ25とを備えている。
分割ブロックJ21は、情報伝達ラインL11によって路面騒音決定ブロック11と接続しており、情報伝達ラインLJ12によって音圧レベル補正ブロックJ22と接続している。
そして、分割ブロックJ21は路面騒音決定ブロック11から路面騒音を受信し、受信した路面騒音を周波数ごとの音圧レベルに分割する機能を有している。周波数ごとに分割された音圧レベルは、(情報伝達ラインLJ12を介して)音圧レベル補正ブロックJ22に送信される。
音圧レベル補正ブロックJ22は、情報伝達ラインL32によって車速決定ブロック13と接続され、情報伝達ラインL42によって外気温決定ブロック14と接続されている。そして音圧レベル補正ブロックJ22は、情報伝達ラインLJ23によって、特性決定ブロックJ23と接続している。
音圧レベル補正ブロックJ22は、分割ブロックJ21から受信した周波数ごとに分割された音圧レベルを、車速決定ブロック13からの車速情報及び外気温決定ブロック14からの温度情報に基づいて補正する機能を有している。
音圧レベル補正ブロックJ22によって補正された音圧レベルは、(情報伝達ラインLJ23を介して)特性決定ブロックJ23に送信される。
特性決定ブロックJ23は、情報伝達ラインLJ34によってイメージデータ作成ブロックJ24に接続している。そして、特性決定ブロックJ23は、音圧レベル補正ブロックJ22から受信した補正された音圧レベルと路面位置との特性を決定する機能を有しており、(情報伝達ラインLJ34を介して)決定された特性(音圧レベルと路面位置との特性)のデータをイメージデータ作成ブロックJ24に送信する機能を有している。
イメージデータ作成ブロックJ24は、情報伝達ラインLJ45によって重畳ブロックJ25に接続している。
イメージデータ作成ブロックJ24は、特性決定ブロックJ23から受信した特性(音圧レベルと路面位置との特性)から周波数ごとのイメージデータを作成する機能を有し、(情報伝達ラインLJ45を介して)作成した周波数ごとのイメージデータを重畳ブロックJ25に送信する機能を有している。
重畳ブロックJ25は、インターフェースを経由して情報伝達ラインLJ70によって外部の表示装置に接続している。そして、重畳ブロックJ25は、イメージデータ作成ブロックJ24から受信した周波数ごとのイメージデータを、路面騒音の周波数の全範囲について重畳して、路面評価用イメージを作成する機能を有しており、(情報伝達ラインLJ70を介して)路面評価用イメージを表示装置50(図3参照)に伝送する機能を有している。
第2実施形態における路面評価方法の制御を示すフローチャートである図6は、第1実施形態のフローチャートである図4におけるステップS2〜S5に対応する工程(図6におけるステップS2−1〜S2−5、ステップS5−2)を示している。
図6のステップS2−1は図4のステップS1に続いている。ステップS2−1では、分割ブロックJ21により路面騒音決定ブロック11から受信した路面騒音(音圧レベル)を周波数ごとの音圧レベルに分割する。そしてステップS2−2に進む。
ステップS2−2では、音圧レベル補正ブロックJ22により、分割ブロックJ21から受信した周波数ごとに分割された音圧レベルを、車速及び外気温に基づいて補正する。そしてステップS2−3に進む。
ステップS2−3では、特性決定ブロックJ23により、音圧レベル補正ブロックJ22から受信した音圧レベル(周波数ごとに分割され、補正された音圧レベル)を路面位置と関連付け、補正された音圧レベルと路面位置の特性を決定する。そして、当該特性(補正された音圧レベルと路面位置の特性)をイメージデータ作成ブロックJ24に伝送する。
ステップS2−3に続くステップS2−4では、イメージデータ作成ブロックJ24により、前記特性(補正された音圧レベルと路面位置の特性)から、周波数ごとにイメージデータを作成する。そして、ステップS2−5に進む。
ステップS2−5では、制御装置10Aは、路面騒音のすべての周波数範囲についてイメージデータを作成したか否かを判断する。
ステップS2−5において、路面騒音のすべての周波数範囲についてイメージデータが作成されていなければ(ステップS2−5がNO)、ステップS2−2まで戻り、再びステップS2−2以降を繰り返す。一方、路面騒音のすべての周波数範囲についてイメージデータが作成されていれば(ステップS2−5がYES)、ステップS5−2に進む。
ステップS5−2では、重畳ブロックJ25により、全ての周波数におけるイメージデータを重畳して、路面評価用イメージデータを作成する。そして、ステップS6(図4参照:第1実施形態と同じ)に進む。ステップS6以降は図4の第1実施形態と同様である。
第2実施形態のその他の構成及び作用効果は、第1実施形態と同様である。
図7は、路面騒音と路面位置との特性(路面騒音−路面位置特性)の一例を示している。
図7において、横軸は測定開始点(横軸の左端)からの距離を示し、縦軸は路面騒音(dB)を示す。
図7で例示する特性は、周波数ごとの音圧レベルと路面位置との特性ではない。
図8は、路面評価用イメージの一例である。
ここで、図8で例示する路面評価用イメージは、分割された音圧レベルを路面騒音の全周波数に亘って単一のイメージデータとして並べた(重畳した)ものであり、第2実施形態における路面評価用イメージの一例である。
図8の横軸は測定開始点(横軸の左端)からの距離を示し、左側の縦軸は周波数を示し、右側の凡例の縦軸は音圧レベル(dB)を示している。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示の実施形態では、前記車両としては、いわゆる「ミニバン」タイプの乗用車が例示されているが、二輪車であっても良いし、貨物用自動車であっても良い。あるいは、その他のタイプの車両であっても良い。
また図示の実施形態において、信号伝達ラインは有線として表示されているが、その一部或いは全てを無線で構成することも可能である。
1・・・車両
2・・・タイヤ(後輪タイヤ)
3・・・マイクロホン
4・・・防風スクリーン
5・・・車速センサ
6・・・GPSレシーバ
7・・・エンジン制御コンピュータ
9・・・温度センサ
10・・・制御装置
11・・・路面騒音決定ブロック
12・・・車両位置決定ブロック
13・・・車速決定ブロック
14・・・外気温決定ブロック
15・・・路面騒音補正ブロック
16・・・路面騒音−路面位置決定ブロック
17・・・評価用イメージ作成ブロック

Claims (4)

  1. 車両のタイヤにおける路面騒音を測定する路面騒音測定装置と、車速を測定する速度センサと、車両の現在位置の情報を取得する装置と、外気温を測定する装置と、制御装置を備え、制御装置は、測定された路面騒音を測定された外気温と車速により補正する機能と、補正された路面騒音と路面位置との特性を決定する機能と、路面騒音と路面位置との特性から路面の評価が可能なイメージデータを作成する機能を有することを特徴とする路面評価システム。
  2. 前記制御装置は、測定された路面騒音を所定範囲の周波数の音圧レベルに分割されて補正し、所定範囲の周波数の音圧レベルを重畳して、重畳された音圧レベルと路面位置との特性を決定する機能を有する請求項1の路面評価システム。
  3. 路面騒音測定装置により車両のタイヤにおける路面騒音を測定する工程と、
    速度センサにより車速を測定する工程と、
    車両の現在位置の情報を取得する工程と、
    外気温を測定する工程と、
    測定された路面騒音を測定された外気温と車速により補正する工程と、
    補正された路面騒音と路面位置との特性を決定する工程と、
    当該路面騒音と路面位置との特性から路面の評価が可能なイメージデータを作成する工程と、
    前記イメージデータに基づいて路面評価をする工程を有することを特徴とする路面評価方法。
  4. 測定された路面騒音を所定範囲の周波数の音圧レベルに分割して補正し、分割された所定範囲の音圧レベルを重畳し、重畳された音圧レベルと路面位置との特性を決定する請求項3の路面評価方法。
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