JP2018122889A - 包装用容器及びその組立方法 - Google Patents

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徹 若宮
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Abstract

【課題】構造が簡易で且つ組み立てが容易な包装用容器を提供する。【解決手段】包装用容器1は、一対の支持材4,5を備え、一対の支持材4,5の各々は、容器本体3に支持され、被包装物2の端部2a,2bが係合する段差凹部43,53を有する仕切板部41,51と、仕切板部41,51の縁に連設され、容器本体3の内周面に沿って折り曲げられて該内周面に当接する折曲片42,52とを備え、仕切板部41,51には、被包装物2の端部2a,2bが当接する当接部分41a,51aの周囲に、複数のスリット44,54が当接部分41a,51aの周方向に沿って設けられ、各スリット44,54の一端部は、隣のスリット44,54の他端部の外側に互いに間隔を空けて重なるように配置され、段差凹部43,53は、当接部分41a,51aが被包装物2とは反対側に押し出されて形成される。【選択図】図1

Description

この発明は、被包装物を収容する包装用容器に関する。
従来の包装用容器は、その内部に収容した被包装物を支持するための支持材を備えている(例えば特許文献1参照)。支持材は、被包装物の上端及び下端に嵌合する深皿状の上側立体成形品及び下側立体成形品と、上側立体成形品及び下側立体成形品を互いに結束する結束具とを備えている。
結束具は、上側立体成形品を巻き込んで支持する上側巻込部と、下側立体成形品を巻き込んで支持する下側巻込部と、上側巻込部と下側巻込部とを互いに連結する側面板とを備えている。結束具は、シート状の紙材が適宜形状に切り抜かれて折り曲げられることで、形成される。
上記の従来の包装用容器では、結束具によって、上側立体成形品及び下側立体成形品が安定的に包装用容器内に固定される。
特許第3770702号
しかしながら、上記の従来の包装用容器では、支持材は、上側立体成形品及び下側立体成形品を結束具によって連結する構造であるため、構造が複雑で、組み立てに時間が掛かるという問題がある。
また、上側立体成形品及び下側立体成形品が立体成形品であるため、製造コストが高くなる。また、支持具が複雑な折り曲げによって形成されるため、これによっても、構造が複雑になり、組み立てに時間が掛かる。
そこで、この発明は、構造が簡易で且つ容易に組み立てることができる包装用容器及びその組立方法を提供することを目的とする。
この発明は、被包装物が収容される容器本体と、前記容器本体に収容され、前記被包装物の両側の端部を支持する一対の支持材とを備え、前記一対の支持材の各々は、前記容器本体に支持され、前記被包装物の前記端部が係合する段差凹部を有する仕切板部と、前記仕切板部の縁に連設され、前記容器本体の内周面に沿って折り曲げられて前記内周面に当接する折曲片とを備え、前記仕切板部には、前記被包装物の前記端部が当接する当接部分の周囲に、複数のスリットが前記当接部分の周方向に沿って設けられ、前記各スリットの一端部は、隣の前記スリットの他端部の外側に互いに間隔を空けて重なるように配置され、前記段差凹部は、前記当接部分が、前記複数のスリットで段差が形成されるように前記被包装物とは反対側に押し出されて形成された包装用容器である。
この構成により、一対の支持材の各々は、前記容器本体で支持され、前記被包装物の前記端部が係合する段差凹部を有する仕切板部と、前記仕切板部の縁に連設され、前記容器本体の内周面に沿って折り曲げられて前記内周面に当接する折曲片とを備え、前記仕切板部には、前記被包装物の前記端部が当接する当接部分の周囲に、複数のスリットが前記当接部分の周方向に沿って設けられ、前記各スリットの一端部は、隣の前記スリットの他端部の外側に互いに間隔を空けて重なるように配置され、前記段差凹部は、前記当接部分が、前記複数のスリットで段差が形成されるように前記被包装物とは反対側に押し出されて形成されるため、支持材を簡易な構造にすることができる。
また、一対の支持材はそれぞれ、上記のように形成されるため、一枚のシート部材を適宜形状に切り抜いて簡単な曲げ加工(即ち折曲片の折り曲げ、及び、当接部分の押し出し)を行うだけで、形成することができる。よって、支持材の組み立てが容易であり、製造コストを低減することができる。
また、複数のスリットは、当接部分には形成されないため、当接部分の強度を確保できる。これにより、被包装物が一対の支持材の対向方向に位置ずれすることを抑制できるため、段差凹部の深さを比較的浅くしても、被包装物が段差凹部から外れることを抑制できる。段差凹部の深さを比較的浅くすることで、被包装物のうち段差凹部に隠れる部分を最小限度にでき、外部からの被包装物の全体の視認性を高めることができる。
この発明の態様として、前記一対の支持材の各々の前記仕切板部の前記段差凹部は、前記各仕切板部において、前記各段差凹部の対向方向が前記容器本体の軸線方向に対して平行になる位置に形成されてもよい。
この構成により、容器本体の内部で、被包装物を、容器本体の軸線方向に沿って真っ直ぐな姿勢で支持することができる。
また、この発明の態様として、前記一対の支持材の各々の前記仕切板部の前記段差凹部は、前記各仕切板部において、前記各段差凹部の対向方向が前記容器本体の前記軸線方向に対して傾斜する位置に形成されてもよい。
この構成により、容器本体の内部で、被包装物を容器本体の軸線方向に対して傾いた姿勢で支持することができる。
前記容器本体は、筒状の周壁部と、前記周壁部の両側の開口部のうちの少なくとも一方の開口部に設けられ、前記開口部を閉塞する底部とを有し、前記一対の支持材のうちの前記底部の側の支持材の前記折曲片は、前記底部の側に折り曲げられて前記底部に係止してもよい。
この構成により、支持材が底部に係止するため、支持材における容器本体の軸線方向の位置を位置決めすることができる。
また、この発明の態様として、前記容器本体は、筒状の周壁部と、前記容器本体の両側の開口部のうちの少なくとも一方の開口部の縁に連設され、前記容器本体の内部側から反対側の開口部の側に折り返された係止片とを有し、前記一対の支持材のうちの前記一方の開口部の側の支持材の前記折曲片は、前記係止片の折返部分に係止してもよい。
この構成により、支持材の折曲片が係止片の折返部分に係止するため、支持材における容器本体の軸線方向の位置を固定することができる。
また、この発明の態様として、前記容器本体は、多角形の筒状の周壁部を有し、前記一対の支持材の各々の前記仕切板部は、前記周壁部の前記多角形と略同形同大の多角形に形成され、前記折曲片は、前記仕切板部の多角形の各辺に連設されてもよい。
この構成により、容器本体が多角形の筒状の場合に、本発明を適用することができる。
また、この発明の態様として、前記容器本体は、互いに対向して配置して互いの対向方向外側に凸に湾曲した2つの側壁部を含む周壁部を有し、前記仕切板部の両側の辺が前記2つの側壁部に沿って湾曲した形に形成され、前記仕切板部の前記両側の辺に前記折曲片が連設され、前記各折曲片が前記仕切板部の前記両側の辺に沿って折り曲げられ、この折曲状態で、前記仕切板部が前記折曲片との境界に沿って湾曲してもよい。
なお、仮に、各折曲片が被包装物とは反対側に折り曲げられた場合、仕切板部は包装物とは反対側に凸に湾曲する。
この構成により、容器本体が、互いに対向して配置して互いの対向方向外側に凸に湾曲した2つの側壁部を含む周壁部を有する場合に、本発明を適用することができる。
また、仕切板部の両側の辺が2つの側壁部に沿って湾曲した形に形成され、仕切板部の両側の辺に折曲片が連設され、各折曲片が仕切板部の両側の辺に沿って折り曲げられ、この折曲状態で、仕切板部が折曲片との境界に沿って湾曲するため、上記の場合(即ち容器本体が、互いに対向して配置して互いの対向方向外側に凸に湾曲した2つの側壁部を含む周壁部を有する場合)でも、支持材を一枚のシート部材から曲げ加工によって形成することができる。
また、この発明は、上記の発明のうちの一に記載の包装用容器を、前記被包装物を位置決めする位置決め治具を用いて組み立てる組立方法であって、前記位置決め治具は、帯形のシート部材で形成されており、前記シート部材がその長手方向に間隔を空けて谷折り、山折り及び谷折りされて形成された折曲支持部と、前記折曲支持部における山折りされた辺に形成され、前記被包装物の前記両側の端部の間の中間部分が嵌合する嵌合凹部とを有し、前記容器本体に、前記一対の支持材のうちの一方の支持材を収容する工程と、前記位置決め治具の一端部が前記容器本体の外に引き出された状態で、前記位置決め治具を前記容器本体に収容すると共に、前記被包装物の一端部が前記一方の支持材の前記段差凹部に嵌合し且つ前記被包装物の前記中間部分が前記位置決め治具の前記嵌合凹部に嵌合した状態で、前記被包装物を前記容器本体に収容する工程と、前記一対の支持材のうちの他方の支持材の前記段差凹部が前記被包装物の他端部に嵌合し且つ前記位置決め治具の前記一端部が前記容器本体と前記他方の支持材との間から前記容器本体の外部に引き出された状態で、前記他方の支持材を前記容器本体に収容する工程と、前記位置決め治具の前記一端部を引っ張って前記位置決め治具を前記容器本体から引き抜く工程とを含む包装用容器の組立方法である。
この構成により、位置決め治具を用いて包装用容器を組み立てるため、容器本体の内部に被包装物を収容するときに、被包装物の両端部を一対の支持材の段差凹部に容易に嵌合させることができ、包装用容器の組立作業性を向上できる。
この発明によれば、構造が簡易で且つ容易に組み立てることができる包装用容器及びその組立方法を提供することができる。
(a)は、第1実施形態に係る包装用容器の組立状態を示す斜視図、(b)は、第1実施形態に係る包装用容器の分解状態を示す分解斜視図。 図1(a)のA−A断面図。 (a)は、支持材の平面展開状態を示す平面展開図、(b)(c)はそれぞれ、支持材を曲げ加工する手順を説明する図。 (a)は、位置決め治具の平面展開状態を示す平面展開図、(b)は、位置決め治具を示す斜視図。 (a)〜(c)は、包装用容器の組立方法を説明する断面図。 (a)〜(c)は、包装用容器の組立方法を説明する別の断面図。 図5(b)のB−B断面図。 変形例1に係る包装用容器の分解状体を示す斜視図。 変形例1に係る包装用容器の平面展開状態を示す平面展開図、 変形例2に係る包装用容器の組立状態を示す斜視図。 変形例2に係る包装用容器の分解状態を示す分解斜視図。 変形例3に係る包装用容器の組立状態を示す斜視図。 変形例3に係る包装用容器の分解状態を示す分解斜視図。 (a)は、第2実施形態に係る包装用容器の組立状態を示す斜視図、(b)は、図14のC−C断面図。 第2実施形態に係る包装用容器の分解状態を示す分解斜視図。 (a)は、図14のD−D断面図、(b)は、(a)のE−E断面図。 (a)は、容器本体の平面展開状態を示す平面展開図、(b)は、一方の支持材の平面展開状態を示す平面展開図、他方の支持材の平面展開状態を示す平面展開図。
<第1実施形態>
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る包装用容器1について説明する。
図1(a)(b)に示すように、包装用容器1は、小物などの被包装物(この実施形態では例えばペン形状の化粧用具)2を包装する容器であり、被包装物2が収容される容器本体3と、容器本体3に収容され、被包装物2の両側の端部2a,2bを支持する一対の支持材4,5とを備えている。この実施形態では、包装用容器1は、被包装物2のペン形状(即ち棒形状)に合わせて細長な箱状に形成されている。
容器本体3は、例えば透明性を有するシート部材(例えばシート状の樹脂部材)が折り曲げられて形成されている。容器本体3は、被包装物2が収容される筒状の周壁部31と、周壁部31の一端側の開口部(以後、一端開口部と呼ぶ)31aに開閉可能に設けられた第1底部32と、周壁部31の他端側の開口部(以後、他端開口部と呼ぶ)31bに開閉可能に設けられた第2底部33とを有している。
周壁部31は、底面視多角形(例えば正四角形)の筒状に形成され、4つの側壁部31eを有している。
第1底部32は、周壁部31の一端開口部31aの縁に折畳/展開可能に設けられ、例えば、所謂キャラメル箱底構造に形成されている。具体的には、第1底部32は、周壁部31の一端開口部31aの縁において周方向に沿って設けられた複数(例えば3つ)の折畳片32a,32b,32cを有している。
3つの折畳片32a,32b,32cは、周壁部31の一端開口部31aの縁を構成する4辺のうちの3辺に連設されている。3つの折畳片32a,32b,32cのうち、真ん中の折畳片32bは、一端開口部31aと略同形同大の平面視略矩形の主片部32dを有し、主片部32dの先端側の辺に、平面視略矩形の片状の係合部32eが連設されて形成されている。係合部32eは、主片部32dの内側主面の側に略直交するように折り曲げられている。
第1底部32の折畳状態では、3つの折畳片32a,32b,32cが、周壁部31の一端開口部31aの開口面に重なるように折り畳まれて、キャラメル箱底を構成して、一端開口部31aを閉塞する。また、この折畳状態では、真ん中の折畳片32bの係合部32eが、折り曲げられた各折畳片32a,32cと、真ん中の折畳片32bの反対側に配置する側壁部31eaとの間から、周壁部31の内部に挿入されている。この挿入により、この折畳状態が保持される。
第1底部32の展開状態では、各折畳片32a,32b,32cが、周壁部31の一端開口部31aの外周側に折り返されることで、一端開口部31aが開放される。
第2底部33は、周壁部31の他端開口部31bの縁に折畳/展開可能に設けられ、例えば、所謂ジゴク底構造に形成されている。具体的には、第2底部33は、周壁部31の他端開口部31bの縁において周方向に沿って設けられた複数(例えば4つ)の折畳片33a,33b,33c,33dを有している。4つの折畳片33a,33b,33c,33dは、周壁部31の他端開口部31bの縁を構成する4辺に連設されている。
第2底部33の折畳状態では、4つの折畳片33a,33b,33c,33dが、周壁部31の他端開口部31bの開口面に重なるように折り畳まれて、ジゴク底を構成して、他端開口部31bを閉塞する。なお、4つの折畳片33a,33b,33c,33dは、ジゴク底を構成する代わりに、所謂キャラメル箱底を構成してもよい。
支持材4は、例えば透明性を有するシート部材(例えばシート状の樹脂部材)が折り曲げられて形成されている。支持材4は、容器本体3の内周に嵌合した状態(即ち容器本体3の内部で支持された状態)で容器本体3に収容され、被包装物2の一端部2aが係合する段差凹部43を有する仕切板部41と、仕切板部41の縁に連設され、容器本体3の内周面に沿って折り曲げられて該内周面に当接する複数(例えば4つ)の折曲片42とを備えている。
仕切板部41は、周壁部31の内周に嵌合可能なように、周壁部31の底面視多角形(例えば正四角形)と略同形同大で容器本体3の軸線方向Yに直交する平板状に形成されており、例えば4つの辺を有している。それら4つの辺の各々には、例えば矩形の折曲片42が連設されている。4つの折曲片42の軸線方向Yの長さは、互いに同じ長さである。軸線方向Yは、筒状の周壁部31の筒軸線方向である。
4つの折曲片42のうちの1つの折曲片42aの先端辺には、誤挿入防止片42bが連設されている。誤挿入防止片42bは、折曲片42aの両側主面のうちの内側主面の側に略直角に折り曲げられている。これにより、第1底部32の折畳片32bの係合部32eが、折曲片42aの内側主面の側に挿入されることを防止する。
各折曲片42は、仕切板部41との連設部分で、仕切板部41の両側主面のうちの外側主面の側(即ち被包装物とは反対側)に略直角に折り曲げられている。なお、仕切板部41の外側主面とは、仕切板部41が周壁部31の内周に嵌合された状態で、被包装物2が配置する側とは反対側の主面である。
仕切板部41には、被包装物2の一端部2aが当接する当接部分(例えば円形部分)41a(図3(c))の周囲に、複数のスリット44が当接部分41aの周方向に沿って設けられている。なお、当接部分41aの形状は、被包装物2の一端部2bの底面形状(例えば円形)に対応した形状(例えば円形)である。各スリット44の一端部は、隣のスリット44の他端部の外側において、該他部と間隔を空けて重なるように配置されている。換言すれば、複数のスリット44は、当接部分41aの周囲において、当接部分41aの周方向に沿って渦状に形成されている。
図3(b)(c)に示すように、段差凹部43は、仕切板部41の当接部分41aが、複数のスリット44で段差が形成されるように仕切板部41の外側主面の側(即ち矢印方向T、即ち被包装物とは反対側)に押し出されることで、仕切板部41の内側主面に対して段差状に窪んだ凹形に形成されている。
図3(a)に示すように、支持材4は、平面展開された支持材4の形に切り出されたシート部材400が、折り曲げ加工されて形成される。シート部材400は、底面視正四角形の仕切板部41と、仕切板部41の4辺の各々に連設された4つの平面視矩形の折曲片42と、4つの折曲片42のうちの1つの折曲片42aの先端辺に連設された誤挿入防止片42bとを有している。仕切板部41には、その中央部分(即ち被包装物2の一端部2aが当接する当接部分41a)の周囲に、複数のスリット44が設けられている。
このシート部材400において、図3(a)の各矢印方向V1,V2に、4つの折曲片42及び誤挿入防止片42bが折り曲げられると共に(図3(b))、図3(b)の矢印方向Tに、仕切板部41の当接部分41aが複数のスリット44に沿って押し出されて段差凹部43が形成されることで、支持材4が形成される(図3(c))。
支持材5は、支持材4と比べて、誤挿入防止片42bが省略される点が異なる以外は同様に形成されている。即ち、支持材5は、例えば透明性を有する折曲可能なシート部材により形成されている。そして、支持材5は、容器本体3の内周に嵌合した状態(即ち容器本体3の内部で支持された状態)で容器本体3に収容され、被包装物2の他端部2bが係合する段差凹部53を有する仕切板部51と、仕切板部51の縁に連設され、容器本体3の内周面に沿って折り曲げられて該内周面に当接する複数(例えば4つ)の折曲片52とを備えている。仕切板部51には、仕切板部41と同様に、被包装物2の他端部2bが当接する当接部分51aの周囲に複数のスリット54が設けられ、当接部分51aが仕切板部51の外側主面51bの側(即ち被包装物とは反対側)に押し出されることで、段差凹部53が形成されている。
なお、仕切板部51の主面での段差凹部53の位置は、仕切板部41の主面での段差凹部43の位置(例えば仕切板部41の主面の中心位置)と同じ位置(例えば仕切板部51の主面の中心位置)である。これにより、各支持材4,5の段差凹部43,53は、容器本体3の内部に収容された状態で、互いに対向する位置に配置される。換言すれば、各支持材4,5の段差凹部43,53は、各支持材4,5の仕切板部41,51において、各段差凹部43,53の対向方向が容器本体3の軸線方向Yに対して平行になる位置に形成されている。この結果、被包装物2は、容器本体3の内部で軸線方向Yに沿って真っ直ぐな姿勢で収容される。
<包装用容器の組立方法>
図4〜図7を参照して、この実施形態に係る包装用容器1の組立方法を説明する。先ず、図4を参照して、包装用容器1の組立方法で使用する位置決め治具6を説明する。
位置決め治具6は、容器本体3の内部で被包装物2を位置決めするための治具である。位置決め治具6は、帯状のシート部材(例えばシート状の樹脂部材)6aが折り曲げられて形成されている。シート部材6aの横幅W1は、容器本体3の4つの側壁部31eの内面の横幅W2と略同じ幅である(図7参照)。
シート部材6aには、谷折線L1、山折線L2及び谷折線L3が設けられると共に、山折線L2を跨ぐように開口部6bが設けられている。谷折線L1、山折線L2及び谷折線L3は、それぞれシート部材6aの幅方向に延びた状態で設けられると共に、互いにシート部材6aの長手方向に間隔を空けて設けられている。開口部6bは、例えば、シート部材6aの長手方向に沿って延びた長円状に形成されている。
位置決め治具6は、折曲支持部6cと、折曲支持部6cの先端辺(即ち山折線L2に沿って山折りされた辺)6dに設けられ、被包装物2の両端部2a,2bの間の中間部分が嵌合する嵌合凹部6eとを有している。折曲支持部6cは、シート部材6aが谷折線L1、山折線L2及び谷折線L3に沿って折り曲げられて形成されており、シート部材6aの表側に逆V字状に突出している。嵌合凹部6eは、シート部材6aに形成された開口部6bが山折線L2に沿って2つ折りされて形成されている。折曲支持部6cは、シート部材6aの長手方向に引っ張られるとシート状に弾性的に展開し、その引張力が解除されると、元の折曲形状に弾性的に戻る。
次に、図5〜図7を参照して、包装用容器1の組立方法を説明する。
先ず、図5(a)に示すように、容器本体3の内部に、支持材5が、容器本体3の一端開口部31a側又は他端開口部31b側から収容される。
より詳細には、支持材5は、各折曲片52が容器本体3の他端開口部31bの側に向けられた状態で、容器本体3の内部に収容される。この収容状態では、支持材5の仕切板部51は、容器本体3の内周に嵌合すると共に容器本体3の軸線方向Yに直交して配置され、各折曲片52は、容器本体3の内面に沿って配置されて該内面に当接している。
また、上記の収容状態では、容器本体3の第2底部33が折り畳まれて容器本体3の他端開口部31bが閉塞されており、支持材5の各折曲片52の先端は、第2底部33に当接することで第2底部に係止している。このように支持材5が嵌合及び係止することで、支持材5は、容器本体3の内部の既定位置に位置決めされて収容されている。
そして、図5(b)及び図7に示すように、容器本体3の第1底部32が展開され、容器本体3の一端開口部31aから、被包装物2及び位置決め治具6が、容器本体3の内部に収容される。
より詳細には、位置決め治具6は、その他端部が容器本体3内の支持材5の仕切板部51に当接するまで、例えば容器本体の4つの側壁部31eのうちの一の側壁部(折畳片32a,32b,32cが設けられていない側壁部)31eaの内面に沿って、容器本体3の内部に挿入(即ち収容)される。
この収容状態では、位置決め治具6の折曲支持部6cは、容器本体3の内部において、容器本体3の長手方向の中央に配置されると共に該長手方向に直交方向に立設するように配置されている。
なお、上記のように、位置決め治具6の他端部が容器本体3内の支持材5の仕切板部51に当接することで、折曲支持部6cにおける軸線方向Yの位置が上記の位置に位置決めされている。また、位置決め治具6の横幅(即ちシート部材6aの横幅)W1が容器本体3の側壁部31eaの内面の横幅W2と略同じであることで、位置決め治具6の横幅W1が容器本体3の内部の横幅W2に嵌合して、折曲支持部6cにおけるその横幅方向の位置が容器本体3に対して位置決めされている。
また、上記の収容状態では、位置決め治具6の一端部は、容器本体3の一端開口部31aから容器本体3の外に引き出されている。また、上記の収容状態では、被包装物2は、被包装物2の他端部2bが支持材5の段差凹部53に嵌合し且つ被包装物2の中間部分が折曲支持部6cの嵌合凹部6eに嵌合した状態で、容器本体3の内部に収容されている。この収容状態では、被包装物2は、容器本体3の内部の既定位置に配置されている。
なお、被包装物2及び位置決め治具6が容器本体3に収容される順番は、どちらが先でも後でもよい。
そして、図5(c)に示すように、容器本体3の一端開口部31aから容器本体3の内部に、支持材4が収容される。より詳細には、支持材4は、各折曲片42が容器本体3の一端開口部31aの側に向けられた状態で、容器本体3の内部に収容される。この収容状態では、支持材4の仕切板部41は、容器本体3の内周に嵌合すると共に容器本体3の軸線方向Yに直交して配置され、支持材4の各折曲片42が容器本体3の内面に沿って配置され、支持材4の段差凹部43は、容器本体3内の被包装物2の一端部2aに嵌合し、支持材4の誤挿入防止片42bは、容器本体3の真ん中の折畳片32bの側とは反対側に配置されている。
なお、支持材4が容器本体3の内部に収容されるとき、仕切板部41が容器本体3の内周に嵌合するため、段差凹部43における軸線方向Yに直交する方向の位置が既定位置に位置決めされた状態で、支持材4は、容器本体3の内部に収容される。他方、位置決め治具6によって被包装物2(従って被包装物2の一端部2a)が既定位置に配置されている。このため、支持材4が容器本体3の内部に収容されるとき、段差凹部43及び被包装物2の一端部2aは、互いの相対位置を位置合わせすることなく、互いに嵌合する。
そして、図6(a)に示すように、位置決め治具6の一端部が容器本体3の外に引き出された状態で、容器本体3の第1底部32が折り畳まれて容器本体3の一端開口部31aが閉塞される。この閉塞状態では、支持材4の各折曲片42の先端が第1底部に当接することで第1底部に係止している。支持材4は、仕切板部41が容器本体3の内周に嵌合すると共に各折曲片42の先端が第1底部32に係止することで、容器本体3の内部の既定位置に位置決めされて収容されている。
なお、上記の一端開口部31aの閉塞に伴って、第1底部32の真ん中の折畳片32bが折り畳まれて係合部32eが容器本体3の一端開口部31a内に挿入されるとき、誤挿入防止片42bによって、係合部32eは、支持材4の折曲片42の内側に誤挿入されることが防止され、容器本体3の側壁部31eaと支持材4との間(より正確には位置決め治具6と支持材4との間)に挿入される。
そして、図6(b)に示すように、位置決め治具6の一端部(即ち容器本体3の外部に引き出された一端部)が引っ張られることで、位置決め治具6が、容器本体3の内部から外部に引き出される。その際、折曲支持部6cは、シート状に伸ばされて、容器本体3の側壁部31eaと支持材4の折曲片42との間を通過して、容器本体3の外部に引き出される。以上のように、容器本体3に被包装物2が収容される。
この収容状態では、図6(c)に示すように、各支持材4,5の段差凹部43,53が互いに対向して配置されているため、被包装物2は、各支持材4,5によって、容器本体3の内部の既定位置に支持されると共に容器本体3の軸線方向Yに沿って真っ直ぐな姿勢に支持されて、収容されている。
なお、上記の組立方法では、位置決め治具6は、容器本体3の第1底部32が折り畳まれて容器本体3の一端開口部31aが閉塞された後に容器本体3から引き抜かれたが、位置決め治具6は、支持材4が容器本体3の内部に収容された後で且つ第2底部33が折り畳まれる前に、容器本体3から引き抜かれてもよい。
<主要な効果>
以上、この実施形態に係る包装用容器1によれば、一対の支持材4,5の各々は、容器本体3に支持され、被包装物2の端部2a,2bが嵌合する段差凹部43,53を有する仕切板部41,51と、仕切板部41,51の縁に連設され、容器本体3の内周面に沿って折り曲げられて該内周面に当接する折曲片42,52とを備え、仕切板部41,51には、被包装物2の端部2a,2bが当接する当接部分41a,51aの周囲に、複数のスリット44,54が当接部分41a,51aの周方向に沿って設けられ、各スリット44,54の一端部は、隣のスリット44,54の他端部の外側に互いに間隔を空けて重なるように配置され、段差凹部43,53は、当接部分41a,51aが、複数のスリット44,54で段差が形成されるように被包装物2とは反対側に押し出されて形成されるため、支持材4,5を簡易な構造に形成することができる。
また、一対の支持材4,5はそれぞれ、上記のように形成されるため、一枚のシート部材を適宜形状に切り抜いて簡単な曲げ加工(即ち折曲片42,52の折り曲げ、及び、当接部分41a,51aの押し出し)を行うだけで、形成することができる。よって、支持材4,5の組み立てが容易であり、製造コストを低減することができる。
また、複数のスリット44,54は、被包装物2の端部2a,2bが当接する当接部分41a,51aの周囲に、当接部分41a,51aの周方向に沿って、設けられ、各スリット44,54の一端部は、隣のスリット44,54の他端部の外側に互いに間隔を空けて重なるように配置される。即ち、複数のスリット44,54は、当接部分41a,51aには形成されない。このため、当接部分41a,51aの強度を確保できる。これにより、被包装物2が一対の支持材4,5の対向方向に位置ずれすることを抑制できるため、段差凹部43,53の深さを比較的浅くしても、被包装物2が段差凹部43,53から外れることを抑制できる。段差凹部43,53の深さを比較的浅くすることで、被包装物2のうち段差凹部43,53に隠れる部分を最小限度にでき、外部からの被包装物2の全体の視認性を高めることができる。
また、一対の支持材4,5の各々の仕切板部41,51の段差凹部43,53は、各仕切板部41,51において、各段差凹部の対向方向が容器本体の軸線方向に対して平行になる位置に形成されるため、容器本体3の内部で、被包装物2を、容器本体3の軸線方向Yに沿って真っ直ぐな姿勢で支持することができる。
また、容器本体3は、筒状の周壁部31と、周壁部31の両側の開口部31a,31bのうちの少なくとも一方の開口部(この実施形態では両方の開口部31a,31b)に設けられ、開口部31a,31bを閉塞する底部32,33とを有し、一対の支持材4,5のうち、底部32の側の支持材4の折曲片42は、底部32の側に折り曲げられて底部32に係止し、底部33の側の支持材5の折曲片52は、底部33の側に折り曲げられて底部33に係止するため、支持材4,5における容器本体3の軸線方向Yの位置を位置決めすることができる。
また、容器本体3は、多角形(例えば四角形)の筒状の周壁部31を有し、一対の支持材4,5の各々の仕切板部41,51は、周壁部31の多角形と略同形同大の多角形に形成され、折曲片42,52は、仕切板部41,51の多角形の各辺に連設されるため、容器本体3が多角形の筒状の場合に、本発明を適用することができる。
また、包装用容器1の組立方法によれば、位置決め治具6は、帯形のシート部材6aで形成されており、シート部材6aがその長手方向に間隔を空けて谷折り、山折り及び谷折りされて形成された折曲支持部6cと、折曲支持部6cにおける山折りされた辺(先端辺)6dに形成され、被包装物2の両側の端部2a,2bの間の中間部分が嵌合する嵌合凹部6eとを有し、容器本体3に、一対の支持材4,5のうちの一方の支持材5を収容する工程(図5(a))と、位置決め治具6の一端部が容器本体3の外に引き出された状態で、位置決め治具6を容器本体3に収容すると共に、被包装物2の一端部2bが一方の支持材5の段差凹部53に嵌合し且つ被包装物2の中間部分が位置決め治具6の嵌合凹部6eに嵌合した状態で、被包装物2を容器本体3に収容する工程(図5(b))と、一対の支持材4,5のうちの他方の支持材4の段差凹部43が被包装物2の他端部2aに嵌合し且つ位置決め治具6の一端部が容器本体3と他方の支持材4との間から容器本体3の外部に引き出された状態で、他方の支持材4を容器本体3に収容する工程(図5(c))と、位置決め治具6の一端部を引っ張って位置決め治具6を容器本体3から引き抜く工程(図6(b))とを含む。即ち、位置決め治具6を用いて包装用容器1を組み立てるため、容器本体3の内部に被包装物2を収容するときに、被包装物2の両端部2a,2bを一対の支持材4,5の段差凹部43,53に容易に嵌合させることができ、包装用容器1の組立作業性を向上できる。
<変形例1>
第1実施形態では、各支持材4,5及び容器本体3は、互いに分離して形成されたが、図8に示すように、一体的に形成されてもよい。より詳細には、一方の支持材4の4つの折曲片42のうちの1つの折曲片42の先端辺が、容器本体3の4つの側壁部31eのうちの1つの側壁部31eaの一端開口部31a側の辺に連設されている。上記1つの折曲片42が、容器本体3の内部側から他端開口部31b側に折り返されることで、第1実施形態と同様に、一方の支持材4が容器本体3に収容される。
同様に、他方の支持材5の4つの折曲片52のうちの1つの折曲片52の先端辺が、側壁部31eの他端開口部31b側の辺に連設されている。上記の1つの折曲片52が、容器本体3の内部側から一端開口部31a側に折り返されることで、第1実施形態と同様に、他方の支持材5が容器本体3に収容される。なお、図8では、第2底部33は、ジゴク底構造でなく、第1底部32と同様に、3つの折畳片33e,33f,33gを備えてキャラメル箱底構造を形成している。
図9に示すように、この変形例1に係る包装用容器1は、平面展開された包装用容器1の形に切り出されたシート部材100が、折曲加工されて形成される。シート部材100は、4つの側壁部31eがそれらの幅方向Xに並べられて連結され、4つの側壁部31eのうち、3つの側壁部31eにおける軸線方向Yの一方側の端辺の各々に、第1底部32を構成する3つの折畳片32a,32b,32cが連設され、残り1つの側壁部31ea(31e)における軸線方向Yの一方側の端辺に、平面展開された支持材4の4つの折曲片42のうちの1つの折曲片42の先端辺が連設され、同様に、4つの側壁部31eのうち、3つの側壁部31eにおける軸線方向Yの他方側の端辺の各々に、第2底部33を構成する3つの折畳片33e,33f,33gが連設され、残り1つの側壁部31ea(32e)における軸線方向Yの他方側の端辺に、平面展開された支持材5の4つの折曲片52のうちの1つの折曲片52の先端辺が連設され、4つの側壁部31eのうち、幅方向Xの一端側の側壁部31eの同側の側辺に連結片37が連設されて、構成されている。
なお、4つの側壁部31eのうち、幅方向Xの他端側の側壁部31eaの外側主面(又は内側主面)の同側の縁には、連結片37が連結される連結領域31kが確保されている。
シート部材100は、下記のように折り曲げられて、包装用容器1に形成される。まず、シート部材100が、各側壁部31eの間の連結部分、及び側壁部31eと連結片37との間の連結部分に沿って折り曲げられ、連結片37が側壁部31eaの連結領域31kに接着剤などで連結される。これにより、4つの側壁部31eによって底面視矩形の筒状の容器本体3が形成される(図8)。
また、平面展開された各支持材4,5が既述のように折り曲げられて、各支持材4,5が形成される。そして、一方の支持材4の上記の1つの折曲片42が、既述のように、容器本体3の内部側から他端開口部31b側に折り返されることで、一方の支持材4が容器本体3の内部に収容される。同様に、他方の支持材5の上記の1つの折曲片52が、既述のように、容器本体3の内部側から一端開口部31a側に折り返されることで、他方の支持材5が容器本体3の内部に収容される。
そして、各折畳片32a,32b,32cが既述のように折り畳まれることで、第1底部32が形成されて容器本体3の一端開口部31aが閉塞される。同様に、各折畳片33e,33f,33gが既述のように折り畳まれることで、第2底部33が形成されて容器本体3の他端開口部31bが閉塞される(図1(a))。
以上、変形例1によれば、各支持材4,5及び容器本体3が一体形成されるため、部品点数を低減でき、包装用容器1の組立効率を高めることができる。
<変形例2>
第1実施形態では、被包装物2が棒形状であったため、その棒形状に合わせて、包装用容器1は細長状に形成されたが、図10及び図11に示すように、被包装物2が正面視矩形の板状である場合は、包装用容器1は、その正面視矩形の板状に合わせて、偏平な直方体状に形成される。
より詳細には、容器本体3の周壁部31は、底面視偏平な矩形(即ち長細い長矩形)の筒状に形成され、各支持材4,5の仕切板部41,51も、周壁部31の底面視矩形に略同形同大(即ち底面視偏平な矩形)の平板状に形成され、各仕切板部41,51の当接部分41a,51aも、被包装物2の端部2a,2bの底面視形状(即ち偏平な矩形)に合わせた形になる。各スリット44,54は、当接部分41a,51aの周囲に沿って形成されるため、段差凹部43,53の底面形状も、偏平な矩形状になる。この変形例によっても、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<変形例3>
第1実施形態では、被包装物2の両端部2a,2bの底面視形状が互いに同じ形状(例えば互いに同じ円形)であったため、各段差凹部43,53の底面視形状は互いに同じ形状であったが、図12及び図13に示すように、被包装物2の両端部2a,2bの底面視形状が互いに異なる場合は、各段差凹部43,53の底面視形状は互いに異なる形状になる。
図12及び図13では、被包装物2は、例えば化粧水用のボトルであり、略直方体状のボトル本体21と、略円筒形状の蓋部22とを備えている。被包装物2の上端部(即ち蓋部22の上端部)2aの底面視形状は円形であり、被包装物2の下端部(即ちボトル本体21の下端部)2bの底面視形状は矩形である。このため、被包装物2の上端部2aが嵌合する段差凹部43の底面視形状は、上端部2aの底面視形状と略同形同大の略円形であり、被包装物2の下端部2bが嵌合する段差凹部53の底面視形状は、下端部2bの底面視形状と略同形同大の略矩形である。
また、上記の実施形態では、各段差凹部43,53は、各仕切板部41,51の主面の中央位置に設けられたが、この変形例では、図12及び図13に示すように、各仕切板部41,51の主面における中央位置から例えば各仕切板部41,51の長手方向にずれた位置に設けられている。この変形例によっても、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第2実施形態>
図14〜図17を参照して、第2実施形態に係る包装用容器1について説明する。
第1実施形態では、被包装物2は、容器本体3の軸線方向Yに真っ直ぐな姿勢で容器本体3の内部に収容されたが、第2実施形態では、被包装物2は、容器本体3の軸線方向Yに対して傾斜した姿勢で容器本体3の内部に収容される。
より詳細には、第2実施形態では、包装用容器1内で被包装物2が傾斜した姿勢で支持されるために、一対の支持材4,5の仕切板部41,51が軸線方向Yの外側に凸の湾曲面状に湾曲され、この湾曲に伴って、仕切板部41,51及び容器本体3の各々の底面視形状が円弧鏡像対称形(即ち鏡像対称な2つの円弧を両端同士で連結した形状)に形成される。以下、図14〜図17を参照して、第2実施形態に係る包装用容器1について詳しく説明する。
図14〜図17に示すように、第2実施形に係る包装用容器1は、第1実施形態に係る包装用容器1と同様に、被包装物2が収容される容器本体3と、容器本体3に収容され、被包装物2の両側の端部2a,2bを支持する一対の支持材4,5とを備えている。
容器本体3は、例えば透明性を有するシート部材(例えばシート状の樹脂部材)が折り曲げられて形成されている。容器本体3は、被包装物2が収容される筒状の周壁部31と、周壁部31の一端開口部31aを開閉可能に周壁部31に設けられた底部32と、周壁部31の一端開口部31aの縁から延設された突出片35と、周壁部31の他端開口部31bの縁に設けられた係止片36とを備えている。
周壁部31は、底面視で円弧鏡像対称形の筒状に形成されている(図14(b))。より詳細には、周壁部31は、2つの側壁部31g,31hで構成されている。2つの側壁部31g,31hは、それぞれ正面視略矩形の板状に形成され、互いに対向して配置され、互いの両側の側辺が連結され、周壁部31の軸線方向Yから見て互いの対向方向の外側に凸に湾曲している。
一方の側壁部31gの一端開口部31a側の端辺(即ち円弧状凹曲辺)は、他端開口部31b側に凹の円弧状に湾曲している。他方の側壁部31hの一端開口部31a側の端辺(即ち円弧状凸曲辺)は、一端開口部31a側に凸の円弧状に湾曲して突出し、その突出部分によって突出片35が構成されている。突出片35には、包装用容器1を外部のフックに引っ掛けるための貫通孔31iが設けられている。各側壁部31g,31hの他端開口部31b側の端辺は、平坦状(即ち軸線方向Yに湾曲していない形状)に形成されている。
底部32は、周壁部31の底面視形状と略同形同大の形状(即ち円弧鏡像対称形)の板状に形成された底部本体32fと、底部本体32fにおける両側の円弧状凸曲辺のうちの一方の円弧状凸曲辺に連設され、底部本体32fの内側主面の側に屈曲された係合部32gとを備えている。
底部本体32fの他方の円弧状凸曲辺は、一方の側壁部31gの一端開口部31a側の端辺(即ち円弧状凹曲辺)31jに連設されている。底部32は、底部本体32fが周壁部31の一端開口部31aの開口面に重なるように、底部本体32fの上記の他方の円弧状凸曲辺に沿って折り曲げられることで折り畳まれて、周壁部31の一端開口部31aを閉塞する。この折畳状態では、底部本体32fの主面は、側壁部31gの円弧状凹曲辺31jに沿って周壁部31の他端開口部31b側に凹状に湾曲し、底部32の係合部32gは、他方の側壁部31hの内面に沿って周壁部31の内部に挿入される。
係止片36は、周壁部31の各側壁部31g,31hの他端開口部31b側の端辺(即ち平坦辺)に設けられている。各係止片36は、略矩形の板状に形成されており、その先端辺の中央に突出部36aが突状に設けられている。各係止片36は、その基端辺が各側壁部31g,31hの他端開口部31b側の端辺に連設され、周壁部31の内部側から一端開口部31a側に折り返されている。
各係止片36の基端辺の中央には、該基端辺に沿って切れ目36bが設けられている。この切れ目36bにより、各係止片36は、側壁部31g,31hの外側に凸の湾曲に沿って湾曲し易くなっている。
図17(a)に示すように、容器本体3は、平面展開された容器本体3の形に切り出されたシート部材300が、折り曲げ加工されて形成される。シート部材300は、各側壁部31g,31hがそれらの幅方向Xに並べられて互いに連結され、一方の側壁部31gにおける軸線方向Yの一方側の端辺(即ち円弧状凹曲辺)31jに、底部本体32fの他方の円弧状凸曲辺が連設するように底部本体32fが設けられ、底部本体32fの一方の円弧状凸曲辺に係合部32gが連設され、他方の側壁部31hにおける幅方向Xの一方の側辺に略矩形の連結片37が連設されて構成されている。
一方の側壁部31gの外側主面(又は内側主面)における側壁部31h側とは反対側の縁には、連結片37が連結される連結領域31kが確保されている。各係止片36の基端辺の中央には、切れ目36bが設けられ、他方の側壁部31hにおいて、軸線方向Yの一方側の端辺(即ち円弧状凸曲辺)側に、貫通孔31iが設けられている。一方の側壁部31g及び底部本体32fを合わせた輪郭形状は、他方の側壁部31hの輪郭形状と同形同大の輪郭形状になっている。
シート部材300は、下記のように折り曲げられて、容器本体3に形成される。まず、シート部材300が、各側壁部31g,31hの間の連結部分、及び側壁部31hと連結片37の間の連結部分に沿って折り曲げられ、連結片37が側壁部31gの連結領域31kに接着剤などで連結される(図15)。また、各係止片36、底部本体32f及び係合部32gが既述のように折り曲げられる。この結果、容器本体3が形成される。なお、各側壁部31g,31hにおける互いの対向方向の外側に凸の湾曲は、容器本体3内に支持材4,5が収容されることで確保される。
図14及び図15に示すように、支持材4は、例えば透明性を有するシート部材(例えばシート状の樹脂部材)が折り曲げられて形成されている。支持材4は、容器本体3の内周に嵌合した状態(即ち容器本体3の内部で支持された状態)で容器本体3に収容され、被包装物2の一端部2aが係合する段差凹部43を有する仕切板部41と、仕切板部41の縁に連設され、容器本体3の内周面に沿って折り曲げられて該内周面に当接する複数(例えば2つ)の折曲片42とを備えている。
仕切板部41は、周壁部31の底面視形状と略同形同大(即ち底面視円弧鏡像対称形)の板状に形成されている。即ち、仕切板部41の両側の辺(即ち円弧状凸曲辺)は、容器本体3の2つの側壁部31g,31hに沿って湾曲している。仕切板部41は、その長手方向に沿って、その外側主面の側(即ち軸線方向Yの外側、即ち被包装物とは反対側)に凸状に湾曲している。この湾曲は、被包装物2がその中心周りに回転されたときに、被包装物2の両端部2a,2bが描く円の曲率と略同じであることが望ましい。
各折曲片42は、略矩形の板状に形成され、その基端辺及び先端辺はそれぞれ、それらの対向方向に凹の円弧状に湾曲している。各折曲片42は、それらの基端辺が仕切板部41の両側の2つの円弧状凸曲辺に連設され、仕切板部41の外側主面の側(即ち軸線方向Yの外側、即ち被包装物とは反対側)に折り曲げられている。この折曲状態で、仕切板部41の主面は、折曲片42の基端辺(即ち折曲片42との境界、即ち円弧状凹曲辺)に沿って仕切板部41の外側主面の側に凸に湾曲している。
仕切板部41には、第1実施形態と同様に、被包装物2の一端部2aが当接する当接部分(例えば円形部分)41aの周囲に、複数のスリット44が当接部分41aの周方向に沿って設けられている(図17(b))。段差凹部43は、第1実施形態と同様に、仕切板部41の当接部分41aが、複数のスリット44で段差が形成されるように仕切板部41の外側主面の側(即ち被包装物とは反対側)に押し出されることで、仕切板部41の内側主面に対して段差状に窪んだ凹形に形成されている。段差凹部43は、仕切板部41の主面において、仕切板部41の主面の湾曲の頂点から湾曲方向(仕切板部41の長手方向)の一方に沿ってずれた位置に設けられている。換言すれば、各段差凹部43,53は、各仕切板部41,51の主面において、各段差凹部43,53の対向方向が容器本体3の軸線方向Yに対して傾斜する位置に設けられている。
支持材5は、支持材4と同様に、例えば透明性を有するシート部材が折り曲げられて形成されており、容器本体3の内周に嵌合した状態(即ち容器本体3の内部で支持された状態)で容器本体3に収容され、被包装物2の他端部2bが係合する段差凹部53を有する仕切板部51と、仕切板部51の縁に連設され、容器本体3の内周面に沿って折り曲げられて該内周面に当接する複数(例えば2つ)の折曲片52とを備えている。
仕切板部51には、仕切板部41と同様に、被包装物2の他端部2bが当接する当接部分(例えば円形部分)51aの周囲に、複数のスリット54が当接部分51aの周方向に沿って設けられている(図17(c))。段差凹部53は、段差凹部43と同様に、仕切板部51の当接部分51aが、複数のスリット54で段差が形成されるように仕切板部51の外側主面の側(即ち被包装物とは反対側)に押し出されることで、仕切板部51の内側主面に対して段差状に窪んだ凹形に形成されている。
支持材5は、支持材4と比べて、各折曲片52の先端片が平坦に形成され、折曲片52の基端辺の中央に、該基端辺に沿って、容器本体3の係止片36の突出部36aが挿入されるスリット52aが設けられた点で相違している。また、支持材5は、支持材4と比べて、段差凹部53が、仕切板部51の主面において、仕切板部51の主面の湾曲の頂点から湾曲方向の他方側(即ち、支持材4の段差凹部43が、仕切板部41の主面において湾曲の頂点から湾曲方向に沿ってずれた方向と反対側)にずれた位置に設けられた点、換言すれば、各支持材4,5の段差凹部43,53が、各仕切板部41,51の主面において、各段差凹部43,53の対向方向が容器本体3の軸線方向Yに対して傾斜する位置に形成された点で相違している。支持材5の他の部分は、支持材4と同様に形成されている。
図17(b)(c)に示すように、支持材4(5)は、平面展開された支持材4(5)の形に切り出されたシート部材400(500)が、折り曲げ加工されて形成される。シート部材400(500)は、底面視円弧鏡像対称形の仕切板部41(51)の両側の円弧状凸曲辺の各々に、折曲片42(52)がその基端側の円弧状凹曲辺が連設するように設けられて構成されている。
また、仕切板部41の主面には、その中心からその長手方向の一方側にずれた部分(即ち被包装物2の一端部2a)の周囲に、複数のスリット44が設けられている。
また、仕切板部51の主面には、その中心からその長手方向の他方側にずれた部分(即ち被包装物2の他端部2b)の周囲に、複数のスリット54が設けられている。シート部材500には、折曲片52の基端辺の中央に、該基端辺に沿って、容器本体3の係止片36の突出部36aが挿入されるスリット52aが設けられている。
このシート部材400(500)において、上記のように、両側の折曲片42(52)が仕切板部41(51)の両側の円弧状凸曲辺に沿って矢印方向Q1(Q2)に折り曲げられ、仕切板部41(51)の当接部分41a(51a)が複数のスリット44(54)に沿って折曲片42(52)と同じ側に押し出されて段差凹部43(53)が形成されることで、支持材4(50)が形成される。
次に、図15及び図16を参照して、この実施形態に係る包装用容器1の組立方法について説明する。
図15の矢印U1に示すように、まず容器本体3の他端開口部31bから支持材5が収容される。より詳細には、支持材5の折曲片52が容器本体3の軸線方向Yの外側に向けられた状態で、支持材5が、容器本体3の内部に、容器本体3の係止片36よりも奥側に一旦挿入された後、支持材5の折曲片52の先端が係止片36の折返部分に当接(即ち係止)し且つ係止片36の突出部36aが支持材5のスリット52aに挿入されるまで、他端開口部31b側に引き戻される(図16(a)(b))。このように、容器本体3内に支持材5が収容される。なお、支持材5は、容器本体3の他端開口部31bから露出しているが、この状態でも、支持材5は容器本体3に収容されている。
そして、容器本体3内に、被包装物2の他端部2bが容器本体3内の支持材5の段差凹部53に嵌合した状態で、被包装物2が収容される(図16(a))。
そして、図15の矢印U2に示すように、容器本体3の底部32が展開された状態で、容器本体3の一端開口部31aから支持材4が収容される。より詳細には、支持材4の折曲片42が容器本体3の軸線方向Yの外側に向けられた状態で、支持材4の段差凹部43が被包装物2の一端部2aに嵌合し且つ支持材4の折曲片42の先端辺(即ち円弧状凸曲辺)が容器本体3の側壁部31gの一端開口部31a側の端辺(即ち円弧状凸曲辺)と同じ高さになるまで、容器本体3内に支持材4が収容される(図16(a)(b))。
そして、図15の矢印U3に示すように、容器本体3の底部32が、容器本体3の側壁部31gの一端開口部31a側の端辺(即ち円弧状凸曲辺)に沿って折り畳まれて、容器本体3の一端開口部31aが閉塞される。この閉塞状態では、支持材4の各折曲片42の先端部が、底部32に当接することで底部32に係止する。このように、包装用容器1が組み立てられて、包装用容器1内に被包装物2が収容される。この収容状態では、被包装物2は、各支持材4,5によって容器本体3の軸線方向Yに傾斜した状態で支持されて収容されている。
<主要な効果>
以上、この実施形態に係る包装用容器1によれば、第1実施形態に係る包装用容器1と同じ構成部分については同じ効果を奏する他に、下記の効果を奏する。即ち、一対の支持材4,5の各々の仕切板部41,51の段差凹部43,53は、各仕切板部41,51において、各段差凹部43,53の対向方向が容器本体3の軸線方向Yに対して傾斜する位置に形成されているため、容器本体3の内部で、被包装物2を容器本体3の軸線方向Yに対して傾いた姿勢で支持することができる。
また、容器本体3は、筒状の周壁部31と、容器本体3の両側の開口部31a,31bのうちの少なくとも一方の開口部(この実施形態では、他端開口部31b)の縁に連設され、容器本体3の内部側から反対側の開口部31aの側に折り返された係止片36とを有し、一対の支持材4,5のうちの上記の開口部31bの側の支持材5の折曲片52は、係止片36の折返部分に係止するため、支持材5における容器本体3の軸線方向Yの位置を固定することができる。
なお、支持材4は、第1実施形態の支持材4と同様に、折曲片42の先端が容器本体3の底部32に当接して底部32に係止することで、支持材4における容器本体3の軸線方向Yの位置が固定されている。
また、容器本体3は、互いに対向して配置して互いの対向方向外側に凸に湾曲した2つの側壁部31g,31hを含む周壁部31を有し、仕切板部41,51の両側の辺(即ち円弧状凸曲辺)が2つの側壁部31g,31hに沿って湾曲した形に形成され、仕切板部41,51の両側の辺に折曲片42,52が連設され、各折曲片42,52が仕切板部41,51の両側の辺(即ち円弧状凸曲辺)に沿って折り曲げられ、この折曲状態で、仕切板部41,51が各折曲片42,52との境界に沿って湾曲しているため、容器本体3が、互いに対向して配置して互いの対向方向外側に凸に湾曲した2つの側壁部31g,31hを含む周壁部31を有する場合に、本発明を適用することができる。
また、仕切板部41,51の両側の辺(即ち円弧状凸曲辺)が2つの側壁部31g,31hに沿って湾曲した形に形成され、仕切板部41,51の両側の辺に折曲片42,52が連設され、各折曲片42,52が仕切板部41,51の両側の辺に沿って折り曲げられ、この折曲状態で、仕切板部41,51が各折曲片42,52との境界に沿って湾曲するため、上記の場合(即ち容器本体3が、上記の2つの側壁部31g,31hを含む周壁部31を有する場合)でも、支持材4,5を一枚のシート部材から曲げ加工によって形成することができる。
この発明は、上述の実施形態及び変形例の構成のみに限定されるものではなく、上述の実施形態及び変形例の組み合わせも含み、多くの実施の形態を得ることができる。
1…包装用容器
3…容器本体
4,5…支持材
6…位置決め治具
6a…シート部材
6c…折曲支持部
6e…嵌合凹部
31…周壁部
31a,31b…開口部
31g,31h…側壁部
32,33…底部
36…係止片
41,51…仕切板部
42,52…折曲片
43,53…段差凹部
44,54…スリット
Y…容器本体の軸線方向

Claims (8)

  1. 被包装物が収容される容器本体と、
    前記容器本体に収容され、前記被包装物の両側の端部を支持する一対の支持材とを備え、
    前記一対の支持材の各々は、前記容器本体に支持され、前記被包装物の前記端部が係合する段差凹部を有する仕切板部と、前記仕切板部の縁に連設され、前記容器本体の内周面に沿って折り曲げられて前記内周面に当接する折曲片とを備え、
    前記仕切板部には、前記被包装物の前記端部が当接する当接部分の周囲に、複数のスリットが前記当接部分の周方向に沿って設けられ、前記各スリットの一端部は、隣の前記スリットの他端部の外側に互いに間隔を空けて重なるように配置され、
    前記段差凹部は、前記当接部分が、前記複数のスリットで段差が形成されるように、前記被包装物とは反対側に押し出されて形成された
    包装用容器。
  2. 前記一対の支持材の各々の前記仕切板部の前記段差凹部は、前記各仕切板部において、前記各段差凹部の対向方向が前記容器本体の軸線方向に対して平行になる位置に形成された
    請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記一対の支持材の各々の前記仕切板部の前記段差凹部は、前記各仕切板部において、前記各段差凹部の対向方向が前記容器本体の前記軸線方向に対して傾斜する位置に形成された
    請求項1に記載の包装用容器。
  4. 前記容器本体は、筒状の周壁部と、前記周壁部の両側の開口部のうちの少なくとも一方の開口部に設けられ、前記開口部を閉塞する底部とを有し、
    前記一対の支持材のうちの前記底部の側の支持材の前記折曲片は、前記底部の側に折り曲げられて前記底部に係止する
    請求項1から請求項3のうちの一項に記載の包装用容器。
  5. 前記容器本体は、筒状の周壁部と、前記容器本体の両側の開口部のうちの少なくとも一方の開口部の縁に連設され、前記容器本体の内部側から反対側の開口部の側に折り返された係止片とを有し、
    前記一対の支持材のうちの前記一方の開口部の側の支持材の前記折曲片は、前記係止片の折返部分に係止する
    請求項1から請求項4のうちの一項に記載の包装用容器。
  6. 前記容器本体は、多角形の筒状の周壁部を有し、
    前記一対の支持材の各々の前記仕切板部は、前記周壁部の前記多角形と略同形同大の多角形に形成され、
    前記折曲片は、前記仕切板部の多角形の各辺に連設された
    請求項1から請求項5のうちの一項に記載の包装用容器。
  7. 前記容器本体は、互いに対向して配置して互いの対向方向外側に凸に湾曲した2つの側壁部を含む周壁部を有し、
    前記仕切板部の両側の辺が前記2つの側壁部に沿って湾曲した形に形成され、前記仕切板部の前記両側の辺に前記折曲片が連設され、前記各折曲片が前記仕切板部の前記両側の辺に沿って折り曲げられ、この折曲状態で、前記仕切板部が前記折曲片との境界に沿って湾曲した
    請求項1から請求項5のうちの一項に記載の包装用容器。
  8. 請求項1から請求項7のうちの一項に記載の包装用容器を、前記被包装物を位置決めする位置決め治具を用いて組み立てる組立方法であって、
    前記位置決め治具は、帯形のシート部材で形成されており、前記シート部材がその長手方向に間隔を空けて谷折り、山折り及び谷折りされて形成された折曲支持部と、前記折曲支持部における山折りされた辺に形成され、前記被包装物の前記両側の端部の間の中間部分が嵌合する嵌合凹部とを有し、
    前記容器本体に、前記一対の支持材のうちの一方の支持材を収容する工程と、
    前記位置決め治具の一端部が前記容器本体の外に引き出された状態で、前記位置決め治具を前記容器本体に収容すると共に、前記被包装物の一端部が前記一方の支持材の前記段差凹部に嵌合し且つ前記被包装物の前記中間部分が前記位置決め治具の前記嵌合凹部に嵌合した状態で、前記被包装物を前記容器本体に収容する工程と、
    前記一対の支持材のうちの他方の支持材の前記段差凹部が前記被包装物の他端部に嵌合し且つ前記位置決め治具の前記一端部が前記容器本体と前記他方の支持材との間から前記容器本体の外部に引き出された状態で、前記他方の支持材を前記容器本体に収容する工程と、
    前記位置決め治具の前記一端部を引っ張って前記位置決め治具を前記容器本体から引き抜く工程とを含む
    包装用容器の組立方法。
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