JP2018116130A - 車内音声処理装置および車内音声処理方法 - Google Patents

車内音声処理装置および車内音声処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018116130A
JP2018116130A JP2017006583A JP2017006583A JP2018116130A JP 2018116130 A JP2018116130 A JP 2018116130A JP 2017006583 A JP2017006583 A JP 2017006583A JP 2017006583 A JP2017006583 A JP 2017006583A JP 2018116130 A JP2018116130 A JP 2018116130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
speech
word
utterance
car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017006583A
Other languages
English (en)
Inventor
松本 修一
Shuichi Matsumoto
修一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2017006583A priority Critical patent/JP2018116130A/ja
Publication of JP2018116130A publication Critical patent/JP2018116130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】ユーザが面倒なボタン操作を行うことなく、発話音声を音声認識用と車内会話用とに適切に使い分けられる「車内音声処理装置および車内音声処理方法」を提供する。
【解決手段】音声認識用ワードと車内会話用ワードとを含む音声辞書を記憶する音声辞書記憶部21と、マイク200より入力された発話音声が音声認識用ワードまたは車内会話用ワードの何れに該当するかを判定する発話音声判定部12と、音声認識用ワードに該当する場合に発話コマンドとして所定の処理を実行する音声認識用処理部13と、車内会話用ワードに該当する場合に発話音声をスピーカ300から出力する車内会話用処理部14とを備え、音声認識または車内会話の開始を指示するためのボタン操作をユーザが一々行うことなく、ワード判定の結果に応じて、発話コマンドの実行またはスピーカ300への音声出力の何れかが適宜行われるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車内音声処理装置および車内音声処理方法に関し、特に、マイクより入力された発話音声を音声認識処理および車内会話処理に使用するシステムに用いて好適なものである。
車両には、オーディオ装置、エアコンディショナ、ナビゲーション装置など各種の電子機器が搭載されている。また、これらの電子機器を操作する際の片手運転等を回避するために、電子機器の操作を音声認識により行えるようにしたシステムも提供されている。この音声認識技術を用いれば、運転者は、ハンドルから手を離すことなく(リモートコントローラや操作パネル等の操作部を手動で操作せずに)各種電子機器の操作を行うことができる。
音声認識装置は通常、ユーザが発声した特定の単語や熟語、簡単な命令文など(以下、これらをまとめて「ワード」という)を発話コマンドとして認識する。電子機器は、音声認識装置により認識されたワード(発話コマンド)に応じた制御を行う。かかる音声認識装置では、音声認識辞書に登録している各認識対象ワードの音声パターンとユーザの発話音声とを比較して、発話音声との類似度が最も高い音声パターンを検索し、その音声パターンに対応付けられているワードを発話音声のワードであると認識する。
従来の音声認識装置は、ユーザが備え付けの発話ボタンを押すことで音声認識モードとなり、マイクから入力されたユーザの発話音声を認識してコマンドを実行するようになされている。発話ボタンの操作に代えて、手を叩く等の特定動作をトリガとして音声認識モードとなるようになされたものも知られている。最近では、音声認識時に発話ボタンの操作や特定動作などのトリガを不要にした音声認識(以下、トリガレス音声認識という)も提供されている。トリガレス音声認識では、マイクを常時オン状態にしておき、入力音声を識別して、発話コマンドに該当するワードかどうかを判定する。
なお、車内で発声された音声の認識結果と、音声キーワード記憶手段に記憶された音声キーワードとを照合することによって、音声認識された音声が指示入力であるか否かを判定し、指示入力でないと判定した場合に、照合結果に基づき車載アクチュエータを作動させるようにした技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、車内における乗員どうしの会話を行いやすくするために、前部座席のマイクから入力された乗員(例えば、運転者)の発話音声を、後部座席に設置されたスピーカから出力することで、前部座席の乗員の発話音声を後部座席の乗員に聞こえやすくすることができるようにした車内会話(ICC:In Car Communication)システムも知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
特許文献2に記載の車室内会話支援装置は、開閉自在な機構を有した、運転者が車室後方席の搭乗者の様子を確認するための後席確認ミラーと、後席確認ミラーの開閉動作に干渉しない場所で後席確認ミラーから所定距離の位置に設けられた音声用マイクと、音声用マイクで集音された音声を車室後方席に向かって出力する車載スピーカとを備えている。
特許文献3に記載の通信制御装置は、個人が車両内の座席で発音したときの声紋データから定まる個人の呼び名と個人が発音した座席とを対応付けた座席対応データを有し、車両内の座席にいる者が通信したい呼び名を発音したとき、座席対応データを参照して、発音した呼び名と対応する座席に設置している通信機器と、通信したい呼び名を発音したときの通信機器とを接続する。
特開2008−105608号公報 特開2014−181015号公報 特開2008−92322号公報
ところで、従来のICCシステムでは、ユーザが備え付けの会話開始ボタンを押すことで車内会話モードがオンとなり、前部座席のマイクから入力された発話音声が後部座席のスピーカから出力される。そして、ユーザが会話終了ボタンを押すことで車内会話モードがオフとなり、スピーカからの音声出力は停止される。ただ、このように会話開始/終了ボタンを一々押すことは煩わしいので、ボタン操作をしなくてもスピーカを通して会話ができるように、常に車内会話モードをオンにしておきたいという要望もある(以下、トリガレス車内会話という)。
しかしながら、トリガレス音声認識とトリガレス車内会話とを併用すると、マイクから入力される音声が、トリガレス音声認識またはトリガレス車内会話のどちらの用途のものであるかが定まらず、誤動作を起こす恐れがある。例えば、運転者が音声認識のために入力した音声が後部座席のスピーカから出力されてしまったり、運転者が後部座席の乗員と会話するために入力した音声が音声認識(誤認識)されてしまったりする恐れがある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ユーザが面倒なボタン操作を行うことなく、マイクから入力される発話音声を音声認識用と車内会話用とに適切に使い分けることができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、音声認識用のワードとその音声パターンとを対応付けるとともに、車内会話用のワードとその音声パターンとを対応付けて成る音声辞書を音声辞書記憶部に記憶させておく。そして、マイクより入力された発話音声が音声認識用のワードまたは車内会話用のワードの何れかに該当するか否かを判定し、音声認識用のワードに該当する場合は、当該音声認識用のワードを発話コマンドとして所定の処理を実行する一方、車内会話用のワードに該当する場合は、マイクより入力される発話音声をスピーカから出力するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、マイクから常に入力される発話音声が音声認識用のワードに該当するか否かに加えて、入力される発話音声が車内会話用のワードに該当するか否かの判定も行われ、何れかのワードに該当すると判定された場合に、発話音声に応じたコマンドの実行または発話音声のスピーカへの出力の何れかが適宜行われる。これにより、音声認識または車内会話の開始を指示するためのボタン操作をユーザが一々行うことなく、マイクから入力される発話音声を音声認識用と車内会話用とに適切に使い分けることができる。
本実施形態による車内音声処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の車内音声処理装置を適用する車載システムの構成例を示す図である。 本実施形態の音声辞書記憶部に記憶される音声認識用ワードおよび車内会話用ワードの一例を示す図である。 本実施形態による車内音声処理装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による車内音声処理装置100の機能構成例を示すブロック図である。図2は、本実施形態の車内音声処理装置100を適用する車載システムの構成例を示す図である。車載システムは、本実施形態の車内音声処理装置100、マイク200、スピーカ300およびディスプレイ400を備えて構成されている。
図2に示すように、本実施形態の車内音声処理装置100およびディスプレイ400は、車両のセンターコンソールまたはダッシュボード等に設置される。マイク200は、車両の前部座席付近に設置される。また、スピーカ300は、車両の後部座席付近に設置される。
本実施形態の車内音声処理装置100は、マイク200より入力された発話音声を、当該発話音声を発話コマンドとして実行する音声認識処理と、当該発話音声をスピーカ300から出力する車内会話処理との両方に使用するようになされた車載システムに用いて好適なものである。
すなわち、マイク200から入力された発話音声は、車内音声処理装置100により発話コマンドとして実行される。または、マイク200から入力された発話音声は、車内音声処理装置100を介してスピーカ300から出力され、後部座席の乗員が前部座席の乗員の発話音声を聞くことができるようになっている。ディスプレイ400は、後述する確認メッセージを表示するために使用される。
図1に示すように、本実施形態の車内音声処理装置100は、その機能構成として、音声入力部11、発話音声判定部12、音声認識用処理部13および車内会話用処理部14を備えている。また、車内音声処理装置100は、記憶媒体として、音声辞書記憶部21および音声一時記憶部22を備えている。
上記各機能ブロック11〜14は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜14は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
音声入力部11は、前部座席付近に設置されたマイク200から、前部座席の乗員の発話音声を入力する。音声一時記憶部22は、音声入力部11によりマイク200より入力された発話音声を一時的に記憶する。これは、マイク200より入力された発話音声が特定のワードか否かを判定し、その判定の後にその発話音声を音声認識処理または車内会話処理の何れかに利用するためである。
したがって、音声一時記憶部22に記憶した発話音声は、音声認識処理または車内会話処理の何れかに利用した後、または何れの処理にも利用しないことが決定した後は、消去してよい。あるいは、発話音声を音声一時記憶部22に記憶した後、所定時間が経過したときに消去するようにしてもよい。また、別の例として、次の発話音声が音声一時記憶部22に記憶されたときに、前に記憶されていた発話音声を消去するようにしてもよい。
音声辞書記憶部21は、音声認識用のワードとその音声パターンとを対応付けるとともに、車内会話用のワードとその音声パターンとを対応付けて成る音声辞書を記憶する。図3は、音声辞書記憶部21に記憶される音声認識用ワードおよび車内会話用ワードの一例を示す図である。音声認識用ワードは、例えば、「ふろんとかめらから」、「ちずひょうじ」、「るーとあんない」といった、発話コマンドとして使用されるワードである。一方、車内会話用ワードは、例えば、「ねぇー」、「あのさー」、「そういえば」といった、会話の開始によく使用されるワードである。
発話音声判定部12は、音声辞書記憶部21に登録されている各ワードの音声パターンと、音声一時記憶部22に記憶された発話音声とを比較し、発話音声が音声認識用ワードまたは車内会話用ワードの何れかに該当するか否かを判定する。すなわち、発話音声判定部12は、音声辞書記憶部21に登録されている各ワードの音声パターンと発話音声とを比較して、発話音声との類似度が所定レベル以上で最も高い音声パターンを検索し、その音声パターンに対応付けられているワードを発話音声のワードであると認識する。そして、その認識したワードが音声認識用ワードまたは車内会話用ワードの何れかに該当するか否かを判定する。
音声認識用処理部13は、発話音声判定部12により発話音声が音声認識用ワードに該当すると判定された場合、当該音声認識用ワードを発話コマンドとして所定の処理を実行する。すなわち、音声認識用処理部13は、種々の音声認識用ワード毎に発話コマンド(所定の処理の実行命令)を対応付けて記憶しており、発話音声判定部12により判定された音声認識用ワードに対応する発話コマンドを発行することにより、所定の処理を実行する。
車内会話用処理部14は、発話音声判定部12により発話音声が車内会話用ワードに該当すると判定された場合、マイク200より入力される発話音声をスピーカ300から出力する。本実施形態において、車内会話用処理部14は、発話音声判定部12により発話音声が車内会話用ワードに該当すると判定された場合、車内会話モードをオンに設定し、音声一時記憶部22に記憶される発話音声(発話音声判定部12の判定に用いられた発話音声の他、車内会話モードがオフとされるまでの間に音声一時記憶部22に随時記憶される発話音声を含む)をスピーカ300から出力する。また、車内会話用処理部14は、車内会話モードがオンに設定された後、マイク200から発話音声が入力されない状態(音声一時記憶部22に記憶された発話音声の更新がない状態)が所定時間以上続いた時点で、車内会話モードをオフに設定する。
なお、車内会話モードがオンに設定されている際も、発話音声判定部12の判定処理は続行する。会話を行っている中で、音声認識用ワードに相当する発話音声が入力されることもあるからである。ここで、その音声認識用ワードが、乗員が発話コマンドとして意識して発話したものである場合もあり得るし、会話の中で偶然に発話されたに過ぎない場合もあり得る。
そこで、車内会話モードがオンに設定されているときに、音声一時記憶部22に記憶された発話音声が音声認識用ワードに該当すると発話音声判定部12により判定された場合、発話音声判定部12は、発話コマンドに該当するか否かの確認メッセージをディスプレイ400に出力する。そして、発話コマンドに該当するとの応答をユーザ操作を通じて受けた場合に、音声認識用処理部13が当該発話コマンドに対応する所定の処理を実行する。
図4は、上記のように構成した本実施形態による車内音声処理装置100の動作例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、車内音声処理装置100の電源がオンとされたときに開始する。
まず、音声入力部11は、マイク200から発話音声の入力があったか否かを判定する(ステップS1)。マイク200から発話音声の入力があった場合、音声一時記憶部22は、その入力された発話音声を記憶する(ステップS2)。そして、発話音声判定部12は、音声辞書記憶部21に登録されている各ワードの音声パターンと、音声一時記憶部22に記憶された発話音声とを比較し(ステップS3)、発話音声が音声認識用ワードに該当するか否かを判定する(ステップS4)。
ここで、発話音声が音声認識用ワードに該当すると判定された場合、発話音声判定部12は、車内会話モードがオンに設定中か否かを判定する(ステップS5)。車内会話モードがオンに設定中ではない(オフに設定されている)と判定された場合、音声認識用処理部13は、音声認識用ワードに該当すると判定された発話音声を発話コマンドとして所定の処理を実行する(ステップS8)。
一方、車内会話モードがオンに設定中であると発話音声判定部12により判定された場合、発話音声判定部12は、音声認識用ワードであると判定された発話音声が発話コマンドに該当するか否かの確認メッセージをディスプレイ400に出力する(ステップS6)。そして、発話音声判定部12は、発話コマンドに該当するとの応答を示すユーザ操作を受けたか否かを判定する(ステップS7)。
ここで、発話音声が発話コマンドに該当するとの応答があった場合、音声認識用処理部13は、当該発話コマンドに対応する所定の処理を実行する(ステップS8)。一方、発話音声が発話コマンドに該当するとの応答がなかった場合、あるいは、発話コマンドに該当しないとの応答があった場合、車内会話用処理部14は、その発話音声(ステップS2で音声一時記憶部22に記憶されたもの)をスピーカ300から出力する(ステップS11)。
また、上記ステップS4において、発話音声が音声認識用ワードに該当しないと判定された場合、発話音声判定部12は、発話音声が車内会話用ワードに該当するか否かを判定する(ステップS9)。ここで、発話音声が車内会話用ワードに該当すると判定された場合、車内会話用処理部14は、車内会話モードをオンに設定し(ステップS10)、その発話音声(ステップS2で音声一時記憶部22に記憶されたもの)をスピーカ300から出力する(ステップS11)。
一方、発話音声が車内会話用ワードにも該当しないと判定された場合、発話音声判定部12は、車内会話モードがオンに設定中か否かを判定する(ステップS12)。車内会話モードがオンに設定中の場合、車内会話用処理部14は、その発話音声をスピーカ300から出力する(ステップS11)。これに対し、車内会話モードがオフの場合、処理はステップS15に進む。
また、上記ステップS1において、マイク200から発話音声の入力がないと判定された場合、車内会話用処理部14は、ステップS10で車内会話モードがオンに設定された後、マイク200から発話音声が入力されない状態(音声一時記憶部22に記憶された発話音声の更新がない状態)が所定時間以上続いたか否かを判定する(ステップS13)。発話音声が入力されない状態がまだ所定時間以上続いていない場合、処理はステップS1に戻る。一方、発話音声が入力されない状態が所定時間以上続いた場合、音声認識用処理部13は、車内会話モードをオフに設定する(ステップS14)。その後、処理はステップS1に戻る。
上記ステップS8またはステップS11の処理の後、車内音声処理装置100は電源がオフにされたか否かを判定する(ステップS15)。車内音声処理装置100の電源がオフにされていない場合、処理はステップS1に戻る。一方、車内音声処理装置100の電源がオフにされた場合は、図4に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、音声認識用ワードとその音声パターンとを対応付けるとともに、車内会話用ワードとその音声パターンとを対応付けて成る音声辞書を音声辞書記憶部21に記憶させておく。そして、マイク200より入力された発話音声が音声認識用ワードまたは車内会話用ワードの何れかに該当するか否かを発話音声判定部12にて判定し、音声認識用ワードに該当する場合は、音声認識用処理部13が当該音声認識用ワードを発話コマンドとして所定の処理を実行する。一方、車内会話用ワードに該当する場合は、車内会話用処理部14が発話音声をスピーカ300から出力する。
このように構成した本実施形態によれば、マイク200から常に入力される発話音声が音声認識用ワードに該当するか否かに加えて、入力される発話音声が車内会話用ワードに該当するか否かの判定も行われ、何れかのワードに該当すると判定された場合に、発話音声に応じたコマンドの実行または発話音声のスピーカ300への出力の何れかが適宜行われる。これにより、音声認識または車内会話の開始を指示するためのボタン操作をユーザが一々行うことなく、マイク200から入力される発話音声を音声認識用と車内会話用とに適切に使い分けることができる。
なお、上記実施形態では、マイク200から発話音声が入力されない状態が所定時間以上続いた時点で、車内会話モードをオフに設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車内会話用ワードとして、車内会話開始用のワードと車内会話終了用のワードとを音声辞書記憶部21に登録しておき、車内会話用処理部13は、発話音声判定部12により発話音声が車内会話開始用のワードに該当すると判定された場合に車内会話モードをオンに設定し、発話音声が車内会話終了用のワードに該当すると判定された場合に車内会話モードをオフに設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車内会話モードがオンに設定されているときに、発話音声が音声認識用ワードに該当すると判定された場合、発話コマンドに該当するか否かの確認メッセージを出力し、発話コマンドに該当するとの応答をユーザ操作を通じて受けた場合にのみ、発話コマンドに対応する所定の処理を実行する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、確認メッセージの出力は行わず、直ちに発話コマンドに対応する所定の処理を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車内会話モードがオンに設定されているときに、音声認識用ワードに該当する発話音声を発話コマンドとして所定の処理を実行した後も、車内会話モードのオン状態を継続する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車内会話モードがオンに設定されているときに音声認識用処理部13が発話コマンドを実行した時点で、車内会話モードをオフに設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車内会話モードがオンに設定されている際も、発話音声判定部12の判定処理を続行する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車内会話モードがオンに設定された場合、その後車内会話モードがオフに設定されるまでの間は、発話音声判定部12の判定処理は行わないようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車内会話開始用ワードとして、「ねぇー」、「あのさー」、「そういえば」といった、会話の開始によく使用されるワードを登録する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、後部座席によく座る人の名前やあだ名をユーザ操作によって任意に音声辞書記憶部21に登録できるようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 音声入力部
12 発話音声判定部
13 音声認識用処理部
14 車内会話用処理部
21 音声辞書記憶部
22 音声一時記憶部
100 車内音声処理装置

Claims (5)

  1. 音声認識用のワードとその音声パターンとを対応付けるとともに、車内会話用のワードとその音声パターンとを対応付けて成る音声辞書を記憶する音声辞書記憶部と、
    上記音声辞書に登録されている各ワードの音声パターンと、マイクより入力された発話音声とを比較し、上記発話音声が上記音声認識用のワードまたは上記車内会話用のワードの何れかに該当するか否かを判定する発話音声判定部と、
    上記発話音声判定部により上記発話音声が上記音声認識用のワードに該当すると判定された場合、当該音声認識用のワードを発話コマンドとして所定の処理を実行する音声認識用処理部と、
    上記発話音声判定部により上記発話音声が上記車内会話用のワードに該当すると判定された場合、上記マイクより入力される発話音声をスピーカから出力する車内会話用処理部とを備えたことを特徴とする車内音声処理装置。
  2. 上記車内会話用処理部は、上記発話音声判定部により上記発話音声が上記車内会話用のワードに該当すると判定された場合、車内会話モードをオンに設定し、上記マイクより入力される発話音声を上記スピーカから出力するようにするとともに、上記車内会話モードがオンに設定された後、上記マイクから発話音声が入力されない状態が所定時間以上続いた時点で、上記車内会話モードをオフに設定することを特徴とする請求項1に記載の車内音声処理装置。
  3. 上記車内会話用処理部は、上記発話音声判定部により上記発話音声が上記車内会話開始用のワードに該当すると判定された場合、車内会話モードをオンに設定し、上記マイクより入力される発話音声声を上記スピーカから出力するようにするとともに、上記発話音声判定部により上記発話音声が上記車内会話終了用のワードに該当すると判定された場合、上記車内会話モードをオフに設定することを特徴とする請求項1に記載の車内音声処理装置。
  4. 上記車内会話モードがオンに設定されているときに、上記マイクより入力された発話音声が上記音声認識用のワードに該当すると上記発話音声判定部により判定された場合、上記発話音声判定部は、上記発話コマンドに該当するか否かの確認メッセージを出力し、上記発話コマンドに該当するとの応答をユーザ操作を通じて受けた場合に、上記音声認識用処理部が、当該発話コマンドに対応する所定の処理を実行することを特徴とする請求項2または3に記載の車内音声処理装置。
  5. 音声認識用のワードとその音声パターンとを対応付けるとともに、車内会話用のワードとその音声パターンとを対応付けて成る音声辞書を記憶する音声辞書記憶部を備えた車内音声処理装置において、車内音声を処理する方法であって、
    上記車内音声処理装置の発話音声判定部が、上記音声辞書に登録されている各ワードの音声パターンと、マイクより入力された発話音声とを比較し、上記発話音声が上記音声認識用のワードまたは上記車内会話用のワードの何れかに該当するか否かを判定する第1のステップと、
    上記第1のステップにおいて上記発話音声判定部により上記発話音声が上記音声認識用のワードに該当すると判定された場合、上記車内音声処理装置の音声認識用処理部が、上記音声認識用のワードを発話コマンドとして所定の処理を実行する第2のステップと、
    上記第1のステップにおいて上記発話音声判定部により上記発話音声が上記車内会話用のワードに該当すると判定された場合、上記車内音声処理装置の車内会話用処理部が、上記マイクより入力される発話音声をスピーカから出力する第3のステップとを有するとを特徴とする車内音声処理方法。
JP2017006583A 2017-01-18 2017-01-18 車内音声処理装置および車内音声処理方法 Pending JP2018116130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006583A JP2018116130A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 車内音声処理装置および車内音声処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006583A JP2018116130A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 車内音声処理装置および車内音声処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018116130A true JP2018116130A (ja) 2018-07-26

Family

ID=62985459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017006583A Pending JP2018116130A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 車内音声処理装置および車内音声処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018116130A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110081536A (zh) * 2018-11-28 2019-08-02 福建澳尤机电有限公司 一种可移动蒸发式空调扇
WO2020027061A1 (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 日本電信電話株式会社 会話サポートシステム、その方法、およびプログラム
CN112599133A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 北京百度网讯科技有限公司 基于车辆的语音处理方法、语音处理器、车载处理器
WO2022176038A1 (ja) * 2021-02-17 2022-08-25 三菱電機株式会社 音声認識装置および音声認識方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020027061A1 (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 日本電信電話株式会社 会話サポートシステム、その方法、およびプログラム
CN112514414A (zh) * 2018-08-02 2021-03-16 日本电信电话株式会社 对话支持***、其方法以及程序
JPWO2020027061A1 (ja) * 2018-08-02 2021-08-10 日本電信電話株式会社 会話サポートシステム、その方法、およびプログラム
JP7020554B2 (ja) 2018-08-02 2022-02-16 日本電信電話株式会社 会話サポートシステム、その方法、およびプログラム
US11425517B2 (en) 2018-08-02 2022-08-23 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Conversation support system, method and program for the same
CN110081536A (zh) * 2018-11-28 2019-08-02 福建澳尤机电有限公司 一种可移动蒸发式空调扇
CN112599133A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 北京百度网讯科技有限公司 基于车辆的语音处理方法、语音处理器、车载处理器
WO2022176038A1 (ja) * 2021-02-17 2022-08-25 三菱電機株式会社 音声認識装置および音声認識方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6230138B1 (en) Method and apparatus for controlling multiple speech engines in an in-vehicle speech recognition system
EP2045140B1 (en) Adjustment of vehicular elements by speech control
JP3479691B2 (ja) 実時間作動での音声対話又は音声命令による1つ又は複数の機器の自動制御方法及びこの方法を実施する装置
US8005681B2 (en) Speech dialog control module
EP1562180B1 (en) Speech dialogue system and method for controlling an electronic device
US20070005206A1 (en) Automobile interface
JP2018116130A (ja) 車内音声処理装置および車内音声処理方法
JP2003532163A (ja) 車載音声認識システムのための選択的話者適合方法
WO2017042906A1 (ja) 車載用音声認識装置および車載機器
JP2017090612A (ja) 音声認識制御システム
JP6459330B2 (ja) 音声認識装置、音声認識方法、及び音声認識プログラム
JPH11126092A (ja) 音声認識装置および車両用音声認識装置
JPH1152976A (ja) 音声認識装置
KR20220073513A (ko) 대화 시스템, 차량 및 대화 시스템의 제어 방법
JP4478146B2 (ja) 音声認識システム、音声認識方法およびそのプログラム
JP2004301875A (ja) 音声認識装置
JPH0673800U (ja) 音声認識装置
JP4608670B2 (ja) 音声認識装置および音声認識方法
JP2010210756A (ja) 音声認識装置
JPH11109987A (ja) 音声認識装置
JP2004184803A (ja) 車両用音声認識装置
JP2020101778A (ja) 音声認識システム、学習済みモデルの生成方法、音声認識システムの制御方法、プログラム、及び移動体
JP2006023444A (ja) 音声対話装置
JP2019212168A (ja) 音声認識システムおよび情報処理装置
JPH11109989A (ja) 音声認識装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201228