JP2018115814A - 食品温調装置 - Google Patents

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武 東
Takeshi Azuma
武 東
英式 渡辺
Hidenori Watanabe
英式 渡辺
下山 俊明
Toshiaki Shimoyama
俊明 下山
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Abstract

【課題】除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させることができる食品温調装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る食品温調装置は、第1保温庫と、第2保温庫と、第1及び第2保温庫の外側に設けられ、第1及び第2保温庫を連通する循環路と、循環路内に配置され、冷却媒体を生成する冷却媒体生成部と、循環路内に配置され、加熱媒体を生成する加熱媒体生成部と、循環路内に配置され、冷却媒体又は加熱媒体を第1及び第2保温庫に送風する送風装置と、循環路を開閉する開閉弁と、冷却媒体生成部、加熱媒体生成部、送風装置、及び開閉弁の動作を制御して、除菌モードを含む複数の運転モードを行う制御部と、複数の運転モードの中から任意の運転モードを選択可能な選択部とを備え、制御部は、選択部にて除菌モードが選択されたとき、加熱媒体が第1保温庫、第2保温庫、及び循環路を循環するように加熱媒体生成部、送風装置、及び開閉弁の動作を制御する。
【選択図】図13

Description

本発明は、病院等の施設においてトレイ上に載置された食品を加熱及び保温する食品温調装置に関する。
病院、老人保健施設、ホテル、学校などの一度に大量の配膳が求められる施設においては、食事を提供するにあたって、適温配膳車や再加熱カートなどの食品温調装置が用いられている。従来の食品温調装置としては、例えば、特許文献1(特開2009−236382号公報)に記載された装置(保温装置)が知られている。
特開2009−236382号公報
病院等の施設においては、ノロウイルス対策など、食事の安全性を一層向上させることが求められている。このため、従来の食品温調装置においては、毎食後に、食品が載せられたトレイを入れる保温庫内が水洗いやアルコール拭きによって清掃されている。また、このとき、保温庫内のウイルスや菌を除菌するために、次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムなどの除菌剤が用いられている。
しかしながら、水洗いやアルコール拭きによる清掃では、清掃ムラが発生し、保温庫内を十分に除菌できないおそれがある。また、除菌剤として微酸性次亜塩素酸水、弱酸性次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムなどが使用されるが、これらの除菌剤を使用すると、除菌性は向上するものの、手荒れや金属腐食が発生するおそれがある。また、次亜塩素酸ナトリウムを使用した除菌剤については、食事の安全性に影響を与える場合があるので、除去する必要があり、当該除去に手間がかかる。
また、従来の食品温調装置においては、保温庫に冷風や熱風を送り込むために、保温庫の外側にダクトやファンが設けられている。当該ダクトやファンにウイルスや菌が付着した場合には、従来の構成では装置を分解しない限り、それらを除菌することができない。従って、従来の食品温調装置においては、除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させるという観点において未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させることができる食品温調装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る食品温調装置は、第1保温庫と
第2保温庫と、
前記第1保温庫及び前記第2保温庫の外側に設けられ、前記第1保温庫と前記第2保温庫とを連通する循環路と、
前記循環路内に配置され、冷却媒体を生成する冷却媒体生成部と、
前記循環路内に配置され、加熱媒体を生成する加熱媒体生成部と、
前記循環路内に配置され、前記冷却媒体又は前記加熱媒体を前記第1保温庫及び第2保温庫に送風する送風装置と、
前記循環路を開閉する開閉弁と、
前記冷却媒体生成部、前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御して、除菌モードを含む複数の運転モードを行う制御部と、
前記複数の運転モードの中から任意の運転モードを選択可能な選択部と、
を備え、
前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記加熱媒体が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する、
ように構成されている。
本発明に係る食品温調装置によれば、除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る食品温調装置の斜視図である。 図1の食品温調装置の上面を透過して示す平面図である。 図1の食品温調装置A1−A1線断面図であって、通常モードにおける加熱媒体及び冷却媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA2−A2線断面図であって、通常モードにおける加熱媒体及び冷却媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA3−A3線断面図であって、通常モードにおける加熱媒体及び冷却媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA1−A1線断面図であって、全冷モードにおける冷却媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA2−A2線断面図であって、全冷モードにおける冷却媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA3−A3線断面図であって、全冷モードにおける冷却媒体の流れを示す図である。 第1チャンバの構造を模式的に示す分解斜視図であって、通常モード及び全冷モードにおける冷却媒体及び加熱媒体の流れを示す図である。 第2チャンバの構造を模式的に示す分解斜視図であって、通常モード及び全冷モードにおける冷却媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置が備える制御部に関連する概略構成を示すブロック図である。 図1の食品温調装置のA1−A1線断面図であって、除菌モードにおける加熱媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA2−A2線断面図であって、除菌モードにおける加熱媒体の流れを示す図である。 図1の食品温調装置のA3−A3線断面図であって、除菌モードにおける加熱媒体の流れを示す図である。 第1チャンバの構造を模式的に示す分解斜視図であって、除菌モードにおける加熱媒体の流れを示す図である。 第2チャンバの構造を模式的に示す分解斜視図であって、除菌モードにおける加熱媒体の流れを示す図である。 加熱媒体生成部の構成例を模式的に示す斜視図であり、加熱媒体生成部が第1チャンバのダクト室内に配置された状態を示す図である。 図17の加熱媒体生成部が備える気液二相媒体生成部の概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る食品温調装置の斜視図である。 図19の食品温調装置の上面を透過して示す平面図である。 図20のB1−B1線断面図である。
本発明の一態様に係る食品温調装置によれば、第1保温庫と
第2保温庫と、
前記第1保温庫及び前記第2保温庫の外側に設けられ、前記第1保温庫と前記第2保温庫とを連通する循環路と、
前記循環路内に配置され、冷却媒体を生成する冷却媒体生成部と、
前記循環路内に配置され、加熱媒体を生成する加熱媒体生成部と、
前記循環路内に配置され、前記冷却媒体又は前記加熱媒体を前記第1保温庫及び第2保温庫に送風する送風装置と、
前記循環路を開閉する開閉弁と、
前記冷却媒体生成部、前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御して、除菌モードを含む複数の運転モードを行う制御部と、
前記複数の運転モードの中から任意の運転モードを選択可能な選択部と、
を備え、
前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記加熱媒体が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する、
ように構成されている。
この構成によれば、第1保温庫と第2保温庫とを連通する循環路を備えているので、冷却媒体又は加熱媒体を、第1保温庫、第2保温庫、及び循環路を通じて循環させることができる。また、除菌モードが選択されたとき、第1保温庫、第2保温庫、及び循環路を加熱媒体が循環するようにしているので、当該加熱媒体によって、第1保温庫、第2保温庫、及び循環路を加熱して除菌することができる。また、冷却媒体生成部、加熱媒体生成部、及び送風装置が循環路内に配置されているので、それらを加熱媒体によって加熱して除菌することができる。また、この除菌モードは、制御部による制御によって自動的に行われるので、清掃ムラを抑えることができる。従って、除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させることができる。
なお、前記加熱媒体生成部は、前記加熱媒体として過熱水蒸気を生成する過熱水蒸気生成部を備え、前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記過熱水蒸気が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御するように構成されることが好ましい。この構成によれば、加熱媒体として過熱水蒸気を循環させるようにしているので、次亜塩素酸ナトリウムなどの除菌剤を用いることなく、除菌性を一層向上させることができる。過熱水蒸気は凝縮すると水になるので、食事の安全性が損なわれない。
また、前記加熱媒体生成部は、前記加熱媒体として過熱水蒸気中に微細水滴が分散された100℃を超える気液二相媒体を生成する気液二相媒体生成部を備え、前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記気液二相媒体が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御するように構成されることが好ましい。前記気液二相媒体は、過熱水蒸気よりも比熱(熱伝達特性)が高く、除菌性が高いという性質を有している。前記構成によれば、加熱媒体として気液二相媒体を循環させるようにしているので、第1保温庫、第2保温庫、及び循環路を、より短時間でムラ無く加熱することができ、除菌剤を用いることなく、除菌性を一層向上させることができる。また、気液二相媒体は凝縮すると水になるので、食事の安全性が損なわれない。
また、前記複数の運転モードには、前記第1保温庫に加熱媒体を供給するとともに、前記第2保温庫に冷却媒体を供給する通常モードが含まれ、前記制御部は、前記選択部にて前記通常モードが選択されたとき、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたときよりも前記微細水滴の濃度が低い前記気液二相媒体が前記第1保温庫及び前記循環路の一部を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御するように構成されることが好ましい。この構成によれば、標準モードにおいて気液二相媒体を循環させることによって効率良く第1保温庫内の食品を加熱することができる。また、標準モードにおいて、微細水滴の濃度を低くすることによって、食品が過剰に水分を含むことを抑えることができる。逆に、除菌モードにおいて、微細水滴の濃度を高くすることによって、除菌性を一層向上させることができる。
また、前記加熱媒体生成部は、前記加熱媒体として熱風を生成する熱風生成部を備え、前記制御部は、前記除菌モードの終了後、前記熱風が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する乾燥モードを行うように構成されることが好ましい。この構成によれば、第1保温庫、第2保温庫、又は循環路内で発生した湿気を乾燥させることができ、湿気によるカビ等の繁殖を抑えることができる。
また、前記制御部は、前記乾燥モードの終了後、前記加熱媒体生成部の動作を停止させるとともに、前記送風装置から送風される空気が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記送風装置及び前記開閉弁の動作を制御する送風モードを行うように構成されることが好ましい。この構成によれば、加熱媒体生成部の動作を停止させるとともに、送風装置から送風される空気を循環させることで、第1保温庫、第2保温庫、及び循環路内の温度をより早く常温にすることができる。
また、前記循環路は、前記加熱媒体生成部を収容し、前記第1保温庫と連通する第1チャンバと、前記冷却媒体生成部を収容し、前記第2保温庫と連通する第2チャンバと、前記第1保温庫及び前記第2保温庫と前記第2チャンバとを連通する第1ダクトと、前記第1保温庫と前記第1チャンバとを連通する第2ダクトと、前記第1チャンバと前記第2チャンバとを連通する第3ダクトと、を備えるように構成してもよい。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって、本発明が限定されるものではない。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態に係る食品温調装置について説明する。図1は、本第1実施形態に係る食品温調装置の斜視図である。
図1に示すように、本第1実施形態に係る食品温調装置1は、移動型の再加熱カートであり、移動装置(台車)2と、移動装置2上に設けられた保温装置3とを備えている。食品温調装置1は、移動が可能なため、配膳車としても使用できる。なお、本発明において、食品温調装置1は据置型の再加熱装置であってもよい。再加熱装置は、予め調理された食品や食材を一旦冷蔵保存しておき、食事前に安全温度まで再加熱して配膳する、所謂クックチル方式を行う装置である。
移動装置2は、保温装置3を移動させることができるものである。例えば、移動装置2は、電動式(パワーアシスト式を含む)のものであっても、手押し式のものであってもよい。
保温装置3は、正面側に開口部が設けられた筐体31と、筐体31の開口部を開閉する開閉扉32と、複数の運転モードの中から任意の運転モードを選択可能な選択部の一例である温調操作パネル33とを備えている。「複数の運転モード」には、例えば、通常モード、全冷モード、除菌モードが含まれる。また、温調操作パネル33は、各運転モードにおける加熱温度や冷蔵温度等の設定を変更可能に構成されている。
また、保温装置3は、ハンドル部34と、マグネットコンセント35と、漏電ブレーカ36とを備えている。ハンドル部34は、保温装置3の側面に設けられ、移動装置2によって走行する際に、使用者の持ち手部分となるものである。マグネットコンセント35は、商用電源(例えば、AC200V)から電力を供給されるものである。漏電ブレーカ36は、漏電を防止するための安全機能として設けられている。
図2は、食品温調装置1の上面を透過して示す平面図である。図3及び図6は、図2のA1−A1線断面図である。図4及び図7は、図2のA2−A2線断面図である。図5及び図8は、A3−A3線断面図である。図3〜図5には、通常モードにおける加熱媒体及び冷却媒体の流れを示し、図6〜図8には、全冷モードにおける冷却媒体の流れを示している。
また、保温装置3は、図2〜図8に示すように、温蔵庫と冷蔵庫のいずれかに切り替えて使用可能な第1保温庫4と、冷蔵庫として使用可能な第2保温庫5とを備えている。保温装置3は、再加熱機能を有する保温装置である。第1保温庫4と第2保温庫5とは、例えば、ステンレスで構成され、間仕切り9で区画されている。なお、間仕切り9は、例えば特開2003−299524に記載されているような構造(図5、間仕切り桟43)である。
ここで、「保温庫」とは、庫内温度を一定の範囲に維持し得る機能を有する食品保存庫をいう。「温蔵庫」とは、庫内温度を室温(例えば、20℃)よりも高い温度範囲に維持するものをいう。「冷蔵庫」とは、庫内温度を室温よりも低い温度範囲に維持するものをいう。なお、第1保温庫4を温蔵庫として使用する場合、再加熱時の第1保温庫4内の温度は、例えば100〜130℃に設定され、保温時の第1保温庫4内の温度は、例えば60〜80℃に設定される。また、第1保温庫4及び第2保温庫5を冷蔵庫として使用する場合、第1保温庫4及び第2保温庫5内の温度は、例えば3〜10℃に設定される。第1保温庫4を温蔵庫として使用し、第2保温庫5を冷蔵庫として使用する場合を「通常モード」という。通常モードには、第1保温庫4内の食品を100〜130℃で再加熱する再加熱モードと、第1保温庫4内の食品を60〜80℃で保温する保温モードとが含まれる。また、第1保温庫4及び第2保温庫5の両方を冷蔵庫として使用する場合を「全冷モード」という。また、第1保温庫4及び第2保温庫5の両方に加熱媒体を供給して加熱する場合を「除菌モード」という。
第1保温庫4及び第2保温庫5には、図3〜図8に示すように、食品が載せられる複数のトレイ41が収納されている。複数のトレイ41は、間仕切り9に差し込まれることで、第1保温庫4と第2保温庫5とに跨って収納される。なお、トレイ41は、例えば特開2003−299524に記載されているような構造(図11、トレイ31)である。
また、保温装置3は、第1保温庫4及び第2保温庫5に冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置6と、第1保温庫4に供給された冷却媒体を冷却媒体供給装置6に戻す冷却媒体循環装置7と、第1保温庫4に加熱媒体を供給する加熱媒体供給装置8とを備えている。ここで、冷却媒体供給装置6は、送風室62a、ダクト室62b、送風室62cから成る第2チャンバ62と、ダクト室62b内に設置された冷却媒体生成部61から構成される。また、加熱媒体供給装置8は、送風室82a、ダクト室82b、送風室82cから成る第1チャンバ82と、ダクト室82b内に設置された加熱媒体生成部81から構成される。
冷却媒体循環装置7は、図2に示すように、第1保温庫4と冷却媒体供給装置6とを連通する第1ダクト71と、第1保温庫4に供給された冷却媒体を第1ダクト71内に送風する第1ファン72とを備えている。
第1ダクト71内には、電磁弁などの第1弁73が設けられている。第1弁73は、第1保温庫4を温蔵庫として使用するとき、第1ダクト71内を閉塞する一方で、第1保温庫4を冷蔵庫として使用するとき、第1ダクト71内を冷却媒体が流れるように開放するように開閉動作を制御される。
また、第1ダクト71内には、図2に示すように、第2ファン74が設けられている。また、本第1実施形態において、第1ダクト71は、開口部71aを通じて第2保温庫5とも連通している。第2ファン74は、第1弁73が第1ダクト71内を閉塞するとき、すなわち、第1保温庫4を温蔵庫として使用するとき、図4に示すように、第2保温庫5内に供給された冷却媒体を、第1ダクト71を通じて冷却媒体供給装置6に送風するように送風動作を制御される。また、第2ファン74は、第1弁73が第1ダクト71内を開放するとき、すなわち、第1保温庫4を冷蔵庫として使用するとき、図7に示すように、第2保温庫5内に供給された冷却媒体とともに第1弁73を通過した冷却媒体を冷却媒体供給装置6に送風するように送風動作を制御される。
加熱媒体供給装置8は、図2に示すように、加熱媒体を生成する加熱媒体生成部81と、加熱媒体生成部81を収容し、第1保温庫4と連通する第1チャンバ82と、第1チャンバ82と第1保温庫4とを連通する第2ダクト83とを備えている。第2ダクト83内には、第1保温庫4に供給された加熱媒体を第1チャンバ82に送風する第3ファン84が設けられている。また、第2ダクト83には、送風室82a、ダクト室82b、及び送風室82cの上部に跨がるように配置された共通ダクト85が接続されている。共通ダクト85と送風室82aとは、開口部85aを通じて連通している。共通ダクト85とダクト室82bとは、開口部85bを通じて連通している。共通ダクト85と送風室82cとは、開口部85cを通じて連通している。
本第1実施形態において、加熱媒体生成部81は、加熱媒体として熱風を生成する熱風生成部を備える。熱風生成部は、例えば、シーズヒータ、パネルヒータ、PTCヒータなどのヒータであり、空気を加熱して熱風を生成する。当該熱風生成部は、例えば、図17を用いて後述する熱風生成部81aである。すなわち、本第1実施形態において、加熱媒体生成部81は、図17に示す気液二相媒体生成部81bを備えず、1以上の熱風生成部81aのみで構成されている。熱風の温度は、例えば、100℃以上である。
図9は、第1チャンバ82の構造を模式的に示した分解斜視図である。図9に示すように、第1チャンバ82は、送風室82aと、ダクト室82bと、送風室82cとを備えている。送風室82a、ダクト室82b、及び送風室82cは、それぞれ筒状に形成され、その順に整列するように配置されている。
ダクト室82bは、加熱媒体生成部81を収容する大きさに形成されている。ダクト室82bの上部は、図4及び図7に示すように、第2ダクト83を介して第1保温庫4と連通している。ダクト室82bの下部には、図9に示すように、送風室82aと連通する開口部82dと、送風室82cと連通する開口部82eが設けられている。送風室82aの第1保温庫4と対向する面には、複数の送風穴82fが設けられている。また、送風室82cの第1保温庫4と対向する面には、複数の送風穴82gが設けられている。図示では模式的に縦方向に4箇所の送風穴を示したが、実際の送風穴数は保温庫内に縦方向に収納するトレイ数(例えば、6段〜12段)に応じて設定されている。
冷却媒体供給装置6は、冷却媒体を生成する冷却媒体生成部61と、冷却媒体生成部61を収容し、第2保温庫5と連通する第2チャンバ62と、第1チャンバ82と第2チャンバ62とを連通する第3ダクト63とを備えている。第3ダクト63内には、冷却媒体生成部61で生成された冷却媒体を第1チャンバ82に送風する第4ファン64が設けられている。
本第1実施形態において、冷却媒体生成部61は、冷却媒体として冷風を生成する冷却媒体生成部を備えている。冷却媒体生成部は、例えば、エバポレータなどの冷却装置であり、空気を冷却して冷風を生成する。冷風の温度は、例えば10℃以下である。なお、エバポレータと協働して冷却を行うコンプレッサは、例えば、移動装置2の下部に配置され、配管で接続されている。なお、ここで言う「冷却媒体」とは、エバポレータやコンプレッサ内を循環するフロンガス等の所謂「冷媒」ではない。
図10は、第2チャンバ62の構造を模式的に示した分解斜視図である。図10に示すように、第2チャンバ62は、送風室62aと、ダクト室62bと、送風室62cとを備えている。送風室62a、ダクト室62b、及び送風室62cは、それぞれ筒状に形成され、その順に整列するように配置されている。
ダクト室62bは、冷却媒体生成部61を収容する大きさに形成されている。送風室62cの上部は、第3ダクト63を介して第1チャンバ82のダクト室82bと連通している。ダクト室62bの下部には、図10に示すように、送風室62aと連通する開口部62dと、送風室62cと連通する開口部62eが設けられている。送風室62aの第2保温庫5と対向する面には、複数の送風穴62fが設けられている。また、送風室62cの第2保温庫5と対向する面には、複数の送風穴62gが設けられている。
また、第3ダクト63内には、電磁弁などの第2弁65が設けられている。第2弁65は、第1保温庫4を温蔵庫として使用するとき、第3ダクト63内を閉塞する一方で、第1保温庫4を冷蔵庫として使用するとき、第3ダクト63内を冷却媒体が流れるように開放するように開閉動作を制御される。
また、図2に示すように、第1ダクト71の第1ファン72と第1弁73との間には、全冷モードにおいて第1保温庫4に供給された冷却媒体の温度を検知するための温度センサ91が設けられている。また、第1ダクト71の開口部71aと第2ファン74との間には、通常モード及び全冷モードにおいて第2保温庫5に供給された冷却媒体の温度を検知するための温度センサ92が設けられている。また、第2ダクト83の第3ファン84とダクト室82bとの間には、通常モード及び除菌モードにおいて第1保温庫4に供給された加熱媒体の温度を検知するための温度センサ93が設けられている。これらの温度センサ91〜93の検知温度は、保温装置3が備える制御部37に送信される。
図11は、制御部37に関連する概略構成を示すブロック図である。図11に示すように、制御部37は、温度センサ91〜93の検知温度に基づいて、第1弁73、第2弁65、第1ファン72、第2ファン74、第3ファン84、第4ファン64、加熱媒体生成部81、及び冷却媒体生成部61の動作を制御し、温調操作パネル33にて選択された運転モードを行う。通常モードにおいて第1保温庫4が温蔵庫として機能しているとき、第3ファン84が動作しているので、第1保温庫4の温度は温度センサ93で測定する。一方、全冷モードにおいて第1保温庫4が冷蔵庫として機能しているとき、第1ファン72が動作しているが第3ファン84は停止している。このため、温度センサ93の近傍では熱気が滞留しており、温度センサ93の温度は第1保温庫4の温度を反映しているとは言えないので、第1保温庫4の温度は温度センサ91で測定する。
なお、本第1実施形態においては、第1チャンバ82と、第2チャンバ62と、第1ダクト71と、第2ダクト83と、第3ダクト63と、共通ダクト85とで、第1保温庫4と第2保温庫5とを連通する「循環路」が構成されている。また、第1弁73と第2弁65とで、当該循環路を開閉する「開閉弁」が構成されている。また、第1ファン72と、第2ファン74と、第3ファン84と、第4ファン64とで、冷却媒体又は加熱媒体を第1保温庫4及び第2保温庫5に送風する「送風装置」が構成されている。冷却媒体生成部61と、加熱媒体生成部81と、前記開閉弁と、前記送風装置とは、前記循環路内に配置されている。
なお、第1ファン72、第2ファン74、第3ファン84、及び第4ファン64として、例えば、シロッコファン、クロスフローファン、プロペラファン(軸流ファンを含む)などを用いることができる。
次に、図3〜図5を参照して、通常モードにおける加熱媒体及び冷却媒体の流れを説明する。
例えば、使用者により保温装置3の温調操作パネル33にて通常モードが選択されると、制御部37は、冷却媒体生成部61に冷却媒体を生成させるとともに、加熱媒体生成部81に加熱媒体を生成させる。また、制御部37は、第2ファン74及び第3ファン84を駆動(ON)させる。このとき、第1ファン72及び第4ファン64は非駆動(OFF)状態にある。また、制御部37は、第1弁73により第1ダクト71内を閉塞するとともに、第2弁65により第3ダクト63内を閉塞する。
図4に示すように、冷却媒体生成部61が生成した冷却媒体は、第2ファン74の風力により、図10において実線矢印で示すように、ダクト室62b内を下降し、ダクト室62bの下部の開口部62d,62eを通じて送風室62a,62c内に入る。送風室62a,62c内に入った冷却媒体は、図3又は図5に示すように、送風室62a,62c内を上昇し、複数の送風穴62f,62gを通じて第2保温庫5に供給される。第2保温庫5に供給された冷却媒体は、図4に示すように、第1ダクト71に設けられた開口部71aを通じて第1ダクト71内に入り、第2ファン74の風力により開口部71cを通って再びダクト室62bを下降する。通常モード中、このように冷却媒体が循環することで、第2保温庫5が冷蔵庫として機能する。なお、通常モードにおいて、第2保温庫5内の温度は、例えば、10℃に設定される。
図4に示すように、加熱媒体生成部81が生成した加熱媒体は、第3ファン84の風力により、図9において白抜き矢印で示すように、ダクト室82b内を下降し、ダクト室82bの下部の開口部82d,82eを通じて送風室82a,82c内に入る。送風室82a,82c内に入った加熱媒体は、図3又は図5に示すように、送風室82a,82c内を上昇し、複数の送風穴82f,82gを通じて第1保温庫4に供給される。
送風室82a,82c内に入った加熱媒体の一部は、開口部85a,85cを通じて共通ダクト85内に入る。また、第1保温庫4に供給された加熱媒体は、図4に示すように、第3ファン84の風力により第2ダクト83を介して共通ダクト85内に入る。共通ダクト85内に入った加熱媒体は、開口部85bを通って再びダクト室82bを下降する。通常モード中、このように加熱媒体が循環することで、第1保温庫4が温蔵庫として機能する。なお、通常モードにおいて、第1保温庫4内の温度は、例えば、再加熱時には120℃に設定され、保温時には23℃に設定される。なお、再加熱時においては、第1保温庫4内の温度が高温になるため、開閉扉32が開放されないように自動的にロックされることが好ましい。再加熱に要する時間は、例えば40分である。
次に、図6〜図8を参照して、全冷モードにおける冷却媒体の流れを説明する。
例えば、使用者により保温装置3の温調操作パネル33にて全冷モードが選択されると、制御部37は、冷却媒体生成部61に冷却媒体を生成させる。また、制御部37は、第1ファン72、第2ファン74、及び第4ファン64を駆動(ON)させる。このとき、第3ファン84は非駆動(OFF)状態にある。また、制御部37は、第1弁73により第1ダクト71内を開放するとともに、第2弁65により第3ダクト63内を開放する。
図7に示すように、冷却媒体生成部61が生成した冷却媒体は、第2ファン74の風力により、図10において実線矢印で示すように、ダクト室62b内を下降し、ダクト室62bの下部の開口部62d,62eを通じて送風室62a,62c内に入る。送風室62a,62c内に入った冷却媒体は、図6又は図8に示すように、送風室62a,62c内を上昇する。
送風室62a,62c内を上昇する冷却媒体は、複数の送風穴62f,62gを通じて第2保温庫5に供給される。第2保温庫5に供給された冷却媒体は、図7に示すように、第1ダクト71に設けられた開口部71aを通じて第1ダクト71内に入り、第2ファン74の風力により開口部71cを通って再びダクト室62bを下降する。
送風室62c内を上昇する冷却媒体の一部は、図8に示すように、第4ファン64の風力により、第3ダクト63内を通り、第2弁65を通過する。第2弁65を通過した冷却媒体は、共通ダクト85に入り、図7に示す開口部85bを通ってダクト室82b内に入る。ダクト室82b内に入った冷却媒体は、図9において実線矢印で示すように、ダクト室82b内を下降し、ダクト室82bの下部の開口部82d,82eを通じて送風室82a,82c内に入る。送風室82a,82c内に入った冷却媒体は、図6又は図8に示すように、送風室82a,82c内を上昇し、複数の送風穴82f,82gを通じて第1保温庫4に供給される。送風室82a,82c内に入った冷却媒体の一部は、開口部85a,85cを通じて共通ダクト85内に入り、第2弁65を通過した冷却媒体と合流する。
また、第1保温庫4に供給された冷却媒体は、図6に示すように、第1ファン72の風力により第1ダクト71内を通り、第1弁73を通過する。第1弁73を通過した冷却媒体は、図7に示す第2ファン74の風力により、第1ダクト71の開口部71aを通じて第2保温庫5から第1ダクト71内に入った冷却媒体と合流し、第1ダクト71内の開口部71cを通ってダクト室62bに入る。ダクト室62bに入った冷却媒体は、図10において実線矢印で示すように、ダクト室62b内を下降する。
全冷モード中、このように冷却媒体が循環することで、第1保温庫4及び第2保温庫5が冷蔵庫として機能する。なお、全冷モードにおいて、第1保温庫4及び第2保温庫5内の温度は、例えば、3℃に設定される。全冷モードに要する時間は、例えば60分である。
次に、図12〜図15を参照して、除菌モードにおける加熱媒体の流れを説明する。図12は、図2のA1−A1線断面図である。図13は、図2のA2−A2線断面図である。図14は、A3−A3線断面図である。図15は、第1チャンバ82の構造を模式的に示した分解斜視図である。図16は、第2チャンバ62の構造を模式的に示した分解斜視図である。図12〜図16には、除菌モードにおける加熱媒体の流れを示している。
なお、図13及び図15に示すように、除菌モードのため、第1チャンバ82のダクト室82bの下方には、第1保温庫4と連通する吸込口82hが開閉可能に設けられている。吸込口82hは、制御部37により自動で或いは手動で、通常モード及び全冷モードでは閉塞される一方、除菌モードでは開放されるように構成されている。
例えば、使用者により保温装置3の温調操作パネル33にて除菌モードが選択されると、制御部37は、加熱媒体生成部81に加熱媒体を生成させる。また、制御部37は、第1ファン72、第2ファン74、第3ファン84、及び第4ファン64を駆動(ON)させる。ファンの回転方向は必要に応じて切り替えられるようになっている。また、制御部37は、第1弁73により第1ダクト71内を開放するとともに、第2弁65により第3ダクト63内を開放する。
図13に示すように、加熱媒体生成部81が生成した加熱媒体は、第3ファン84の風力により、図15において白抜き矢印で示すように、ダクト室62b内を上昇し、開口部82bを通じて共通ダクト85内に入る。共通ダクト85内に入った加熱媒体は、第3ダクト83を通じて第1保温庫4内に供給される。共通ダクト85内に入った加熱媒体の一部は、開口部85a,85cを通じて送風室82a,82c内に入り、複数の送風穴82f,82gを通じて第1保温庫4内に供給される。送風室82a,82c内に入った加熱媒体の一部は、開口部82d,82eを通じてダクト室82b内に入る。第1保温庫4に供給された加熱媒体は、図13に示すように、吸込口82hを通じてダクト室82b内に入り、開口部82d,82eを通じてダクト室82b内に入った加熱媒体と合流して、再びダクト室82b内を上昇する。
共通ダクト85内に入った加熱媒体の一部は、図14に示すように、第4ファン64の風力により、第2ダクト63内を通り、第2弁65を通過して送風室62c内に入る。送風室62c内に入った加熱媒体は、送風室62c内を下降し、送風穴62gを通じて第2保温庫5に供給される。送風室62c内を下降する加熱媒体の一部は、図16に示すように、開口部62eを通じてダクト室62bに入る。
ダクト室62b内に入った加熱媒体は、図13又は図16に示すように、第2ファン74の風力によりダクト室62b内を上昇し、第1ダクト71及び開口部71aを通じて第2保温庫5に供給される。また、このとき、送風室62aが負圧状態になり、図12又は図16に示すように、第2保温庫5内に供給された加熱媒体が送風穴62fを通じて送風室62a内に入る。送風室62a内に入った加熱媒体は、開口部62dを通じてダクト室62b内に入り、開口部62eを通じてダクト室62bに入った加熱媒体と合流する。
第1ダクト71内に入った加熱媒体の一部は、図12に示すように、第1ファン72の風力により、第1弁73を通過し、第1保温庫4に供給される。
除菌モード中、このように加熱媒体が循環することで、第1保温庫4、第2保温庫5、及び前記循環路が加熱媒体によって加熱されて除菌される。なお、除菌モードにおいて、第1保温庫4及び第2保温庫5内の温度は、例えば、100℃に設定される。なお、除菌モード中においては、第1保温庫4及び第2保温庫5内の温度が高温になるため、開閉扉32が開放されないように自動的にロックされることが好ましい。除菌モードに要する時間は、例えば60分である。
本第1実施形態によれば、第1保温庫4と第2保温庫5とを連通する循環路を備えているので、冷却媒体又は加熱媒体を、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を通じて循環させることができる。また、除菌モードが選択されたとき、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を加熱媒体が循環するようにしているので、当該加熱媒体によって、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を加熱して除菌することができる。また、冷却媒体生成部61、加熱媒体生成部81、及び送風装置が循環路内に配置されているので、それらを加熱媒体によって加熱して除菌することができる。また、この除菌モードは、制御部37による制御によって自動的に行われるので、清掃ムラを抑えることができる。従って、除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させることができる。
なお、本発明は前記第1実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、加熱媒体生成部81は、加熱媒体として熱風を生成する熱風生成部を備えるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、加熱媒体生成部81は、加熱媒体として過熱水蒸気を生成する過熱水蒸気生成部を備えてもよい。この場合、制御部37は、温調操作パネル33にて除菌モードが選択されたとき、過熱水蒸気が第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を循環するように加熱媒体生成部81、送風装置、及び開閉弁の動作を制御することが好ましい。この構成によれば、加熱媒体として過熱水蒸気を循環させるようにしているので、次亜塩素酸ナトリウムなどの除菌剤を用いることなく、除菌性を一層向上させることができる。過熱水蒸気は凝縮すると水になるので、食事の安全性が損なわれない。
なお、「過熱水蒸気」とは、飽和蒸気を更に加熱することにより、ある圧力における飽和温度(例えば、常圧においては100℃)を超える蒸気温度を有する水蒸気である。過熱水蒸気は、例えば、水を加熱して水蒸気とし、更にその水蒸気をヒータによって加熱することにより生成することができる。この場合、水を溜めるタンクは、過熱水蒸気生成部とは別部品とし、ダクト室82b内ではなく、第1チャンバ82の外側に配置されてもよい。
また、加熱媒体生成部81は、加熱媒体として過熱水蒸気中に微細水滴が分散された100℃を超える気液二相媒体を生成する気液二相媒体生成部を備えてもよい。この場合、制御部37は、温調操作パネル33にて除菌モードが選択されたとき、気液二相媒体が第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を循環するように加熱媒体生成部81、送風装置、及び開閉弁の動作を制御することが好ましい。気液二相媒体は、後述するように内蔵電熱ヒータ等によって軟水と気体を加熱し、更に加圧することによって生成できる。具体例としては、アクアガス(登録商標)がある。この場合、軟水を溜めるタンクは、気液二相媒体生成部とは別部品とし、ダクト室82b内ではなく、第1チャンバ82の外側に配置されてもよい。気液二相媒体は、過熱水蒸気よりも比熱(熱伝達特性)が高く、除菌性が高いという性質を有している。前記構成によれば、加熱媒体として気液二相媒体を循環させるようにしているので、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を、より短時間でムラ無く加熱することができ、除菌剤を用いることなく、除菌性を一層向上させることができる。また、気液二相媒体は凝縮すると水になるので、食事の安全性が損なわれない。なお、「微細水滴」とは、例えば、粒径が100μm以下の水滴をいう。気液二相媒体の温度は、100℃以上が望ましく、例えば、115℃である。この微細水滴は生成時には粒径が100μm以下で100℃以上に熱せられた微細熱水滴となっている。
図17は、加熱媒体生成部81の構成例を模式的に示す斜視図であり、加熱媒体生成部81が第1チャンバ82のダクト室82b内に配置された状態を示す図である。図17に示すように、加熱媒体生成部81は、2つの熱風生成部81a,81aと、気液二相媒体生成部81bとを備えている。2つの熱風生成部81a,81aは、例えば、蛇行形状を有するヒータを備えている。気液二相媒体生成部81bは、2つの熱風生成部81a,81aの間に配置され、取付部81cによってダクト室82bの底面に固定されている。
図18は、気液二相媒体生成部81bの概略構成を示す図である。気液二相媒体生成部81bは、図18に示すように、板状の本体部81baと、軟水タンク81bbと、ポンプ81bcと、噴射ノズル81bdと、配管81beと、内蔵電熱ヒータ81bfとを備えている。配管81beは、一端部を軟水タンク81bbに接続され、他端部を噴射ノズル81bdに接続されている。ポンプ81bcは、本端部81baと軟水タンク81bbとの間で配管81beに取り付けられている。また、配管81beは、本体部81ba内を蛇行するように設けられている。気液二相媒体生成部81bは、軟水タンク81bbに溜められた軟水を、ポンプ81bcの力により配管81be内に流し、本体部81ba内の内蔵電熱ヒータ81bfで加熱して、噴射ノズル81bdから噴射するように構成されている。なお、軟水タンク81bb及びポンプ81bは、気液二相媒体生成部とは別部品とし、本体部81baを配置するダクト室82b内ではなく、第1チャンバ82の外側に配置されてもよい。
なお、前記では、標準モードにおいて、加熱媒体として熱風が第1保温庫4及び循環路の一部を循環するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、熱風に代えて、過熱水蒸気又は気液二相媒体が第1保温庫4及び循環路の一部を循環するように構成されてもよい。この構成によれば、標準モードにおいて過熱水蒸気又は気液二相媒体を循環させることによって効率良く第1保温庫4内の食品を加熱することができる。
なお、標準モードにおいて、気液二相媒体が第1保温庫4及び循環路の一部を循環するように構成する場合、微細水滴の濃度(単位体積当たりの濃度)は、除菌モードよりも低くすることが好ましい。すなわち、制御部37は、温調操作パネル33にて通常モードが選択されたとき、除菌モードが選択されたときよりも微細水滴の濃度が低い気液二相媒体が第1保温庫4及び循環路の一部を循環するように加熱媒体生成部81、送風装置、及び開閉弁の動作を制御することが好ましい。この構成によれば、標準モードにおいて、微細水滴の濃度を低くすることによって、食品が過剰に水分を含むことを抑えることができる。逆に、除菌モードにおいて、微細水滴の濃度を高くすることによって、除菌性を一層向上させることができる。
また、標準モードにおいて、気液二相媒体が第1保温庫4及び循環路の一部を循環するように構成する場合、気液二相媒体は、第1保温庫4の上部から下部に向けて供給されることが好ましい。これにより、第1保温庫4内に配置された食品を効率良く加熱するとともに、気液二相媒体が含む水分によって食品の乾燥を抑えることができる。このため、噴射ノズル81bdは、第1保温庫4の上部の近くに位置するダクト室82bの上部に配置されることが好ましい。また、微細水滴がより拡散するように、噴射ノズル81bdは上方に向けて気液二相媒体を噴射するように構成されることが好ましい。
また、除菌モードにおいて、加熱媒体として過熱水蒸気又は気液二相媒体を用いる場合には、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路内の湿気を乾燥するために、熱風を循環させる乾燥モードが行われることが好ましい。すなわち、制御部37は、除菌モードの終了後、熱風が第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を循環するように加熱媒体生成部81、送風装置、及び開閉弁の動作を制御する乾燥モードを行うことが好ましい。この構成によれば、第1保温庫4、第2保温庫5、又は循環路内で発生した湿気を乾燥させることができ、湿気によるカビ等の繁殖を抑えることができる。
また、制御部37は、乾燥モードの終了後、加熱媒体生成部81の動作を停止させるとともに、送風装置から送風される空気が第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路を循環するように送風装置及び開閉弁の動作を制御する送風モードを行うことが好ましい。この構成によれば、加熱媒体生成部81の動作を停止させるとともに、送風装置から送風される空気を循環させることで、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路内の温度をより早く常温にすることができる。
また、病院等の施設によっては、除菌モードを行う時間を十分に確保することができなかったり、より高い除菌性が求められたりすることが想定される。このため、加熱媒体の温度や湿度、乾燥時間等の組合せが異なる複数のコースを温調操作パネル33にて選択可能に構成されることが好ましい。複数のコースには、例えば、標準コース、強力コース、スピードコースが含まれる。標準コースは、例えば、除菌モードを1時間行うコースである。強力コースは、例えば、除菌モードを2時間行うコースである。スピードコースは、例えば、除菌モードを30分間行うコースである。
また、前記では、第1ファン72、第2ファン74、第3ファン84、及び第4ファン64をそれぞれ1つ設けたが、本発明はこれに限定されない。それぞれのファンに求められる風力、設置スペース等を考慮して、複数設けられてもよい。また、除菌モードにおいて、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路内に十分な加熱媒体が循環されるように適宜ファンが追加されてもよい。例えば、除菌モードにおいて、送風室82a及び送風室82cを下降する加熱媒体の流れが弱いことが起こり得る(図15参照)。この場合、送風室82a及び送風室82cの上部に別途ファンを追加して、送風室82a及び送風室82cを下降する加熱媒体の流れを強くしてもよい。これにより、除菌モードにおいて、第1保温庫4、第2保温庫5、及び循環路内における加熱媒体の循環を円滑にすることができる。また、この場合、吸込口82hを設ける必要性を無くすことができる。
また、循環路は、前記構成に限定されるものではなく、第1保温庫4及び第2保温庫5内に加熱媒体や冷却媒体等を循環させることができるとともに、冷却媒体生成部61、加熱媒体生成部81、送風装置を収容するように構成されていればよい。
(第2実施形態)
図19は、本発明の第2実施形態に係る食品温調装置の斜視図である。図20は、図19の食品温調装置の上面を透過して示す平面図である。図21は、図20のB1−B1線断面図である。
本第2実施形態に係る食品温調装置1Aは、前記第1実施形態に係る2台の食品温調装置1を、互いの加熱媒体供給装置8の加熱媒体生成部81及び第1チャンバ82を共有するように連結した構成を有している。言い換えれば、本第2実施形態に係る食品温調装置1Aは、冷却媒体供給装置6及び冷却媒体循環装置7をそれぞれ2組備え、それらが平面視において加熱媒体供給装置8の加熱媒体生成部81を中心として点対象に配置されるように構成されている。前記第1実施形態に係る装置及び部品と同様の装置及び部品については、同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本第2実施形態に係る食品温調装置1Aによれば、2台の食品温調装置1を、互いの加熱媒体供給装置8の加熱媒体生成部81及び第1チャンバ82を共有するように連結した構成を有しているので、2台の食品温調装置1を単に連結するよりも小型化、低コスト化を実現することができる。また、1つの加熱媒体生成部81を中央部に配置して、両端部へ熱風を流すようにしているので、最も電力を必要とする加熱媒体生成部81を効率良く駆動することができる。
また、本第2実施形態に係る食品温調装置1Aにおいては、加熱媒体生成部81を共有するように構成しているので、2つの第1保温庫4内に供給される加熱媒体の温度及び冷却媒体の温度は、同じ又はほぼ同じであると推定することができる。このため、第1保温庫4内に供給される加熱媒体又は冷却媒体の温度を計測する温度センサ91,93はそれぞれ1つ設けるだけでよい。これにより、低コスト化を図ることができる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明は、除菌性を向上させて食事の安全性を一層向上させることができるので、例えば、病院、老人保健施設、ホテル、学校などの一度に大量の配膳が求められる施設で使用される適温配膳車や再加熱カートなどの食品温調装置に有用である。
1,1A 食品温調装置
2 移動装置
3 保温装置
4 第1保温庫
5 第2保温庫
6 冷却媒体供給装置
7 冷却媒体循環装置
8 加熱媒体供給装置
9 間仕切り
31 筐体
32 開閉扉
33 温調操作パネル
34 ハンドル部
35 マグネットコンセント
36 漏電ブレーカ
37 制御部
41 トレイ
61 冷却媒体生成部
62 第2チャンバ
62a,62c 送風室
62b ダクト室
62d,62e 開口部
62f,62g 送風穴
63 第3ダクト
64 第4ファン
65 第2弁
71 第1ダクト
71a,71c 開口部
72 第1ファン
73 第1弁
74 第2ファン
81 加熱媒体生成部
81a 熱風生成部
81b 気液二相媒体生成部
81ba 本体部
81bb 軟水タンク
81bc ポンプ
81bd 噴射ノズル
81be 配管
81bf 内蔵電熱ヒータ
81c 取付部
82 第1チャンバ
82a,82c 送風室
82b ダクト室
82d,82e 開口部
82f,82g 送風穴
82h 吸込口
83 第2ダクト
84 第3ファン
85 共通ダクト
85a,85b,85c 開口部
91〜93 温度センサ

Claims (7)

  1. 第1保温庫と、
    第2保温庫と、
    前記第1保温庫及び前記第2保温庫の外側に設けられ、前記第1保温庫と前記第2保温庫とを連通する循環路と、
    前記循環路内に配置され、冷却媒体を生成する冷却媒体生成部と、
    前記循環路内に配置され、加熱媒体を生成する加熱媒体生成部と、
    前記循環路内に配置され、前記冷却媒体又は前記加熱媒体を前記第1保温庫及び第2保温庫に送風する送風装置と、
    前記循環路を開閉する開閉弁と、
    前記冷却媒体生成部、前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御して、除菌モードを含む複数の運転モードを行う制御部と、
    前記複数の運転モードの中から任意の運転モードを選択可能な選択部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記加熱媒体が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する、食品温調装置。
  2. 前記加熱媒体生成部は、前記加熱媒体として過熱水蒸気を生成する過熱水蒸気生成部を備え、
    前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記過熱水蒸気が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する、請求項1に記載の食品温調装置。
  3. 前記加熱媒体生成部は、前記加熱媒体として過熱水蒸気中に微細水滴が分散された100℃を超える気液二相媒体を生成する気液二相媒体生成部を備え、
    前記制御部は、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたとき、前記気液二相媒体が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する、請求項1に記載の食品温調装置。
  4. 前記複数の運転モードには、前記第1保温庫に加熱媒体を供給するとともに、前記第2保温庫に冷却媒体を供給する通常モードが含まれ、
    前記制御部は、前記選択部にて前記通常モードが選択されたとき、前記選択部にて前記除菌モードが選択されたときよりも前記微細水滴の濃度が低い前記気液二相媒体が前記第1保温庫及び前記循環路の一部を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する、請求項3に記載の食品温調装置。
  5. 前記加熱媒体生成部は、前記加熱媒体として熱風を生成する熱風生成部を備え、
    前記制御部は、前記除菌モードの終了後、前記熱風が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記加熱媒体生成部、前記送風装置、及び前記開閉弁の動作を制御する乾燥モードを行う、請求項1〜4のいずれか1つに記載の食品温調装置。
  6. 前記制御部は、前記乾燥モードの終了後、前記加熱媒体生成部の動作を停止させるとともに、前記送風装置から送風される空気が前記第1保温庫、前記第2保温庫、及び前記循環路を循環するように前記送風装置及び前記開閉弁の動作を制御する送風モードを行う、請求項5に記載の食品温調装置。
  7. 前記循環路は、
    前記加熱媒体生成部を収容し、前記第1保温庫と連通する第1チャンバと、
    前記冷却媒体生成部を収容し、前記第2保温庫と連通する第2チャンバと、
    前記第1保温庫及び前記第2保温庫と前記第2チャンバとを連通する第1ダクトと、
    前記第1保温庫と前記第1チャンバとを連通する第2ダクトと、
    前記第1チャンバと前記第2チャンバとを連通する第3ダクトと、
    を備える、請求項1〜6のいずれか1つに記載の食品温調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109330208A (zh) * 2018-11-19 2019-02-15 合肥跨越厨房设备有限公司 一种热风平面保温工作售卖台
JP2021078831A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 株式会社井上製作所 配膳車内の洗浄方法およびこれに用いる配膳車
JP7493844B1 (ja) 2023-03-01 2024-06-03 株式会社井上製作所 蒸気加熱式温冷庫およびその運転方法

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