JP2018109673A - 反射屈折光学系及び撮像装置 - Google Patents

反射屈折光学系及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の結像性能を有し、明るく、小さい低背係数を有する長焦点距離の薄型反射屈折光学系を提供すること。【解決手段】共軸2回反射屈折光学系であって、被写体側から、空気間隔を設けて配置された第1レンズと、第2レンズとを有し、第1レンズの被写体側面には、周辺領域に第1屈折面が形成され、中心領域に第2反射面が形成され、第2レンズの結像側面には、周辺領域に第1反射面が形成され、中心領域に第2屈折面が形成され、第1反射面と第2反射面の有効径に関する所定の条件を満たす反射屈折光学系及びそれを備えた撮像装置。【選択図】図1

Description

本発明は、反射屈折光学系及び撮像装置、さらに詳しくは、明るくかつ光軸方向に薄く、携帯電話、モバイル機器、ロボット、車載用機器等の撮像装置に好適に組み込むことができる薄型の反射屈折光学系及びそれを組み込んだ撮像装置に関する。
従来より、光軸方向に薄い、すなわちレンズの被写体側第1面から結像位置までの光軸上の距離を示す「レンズ全長」の短い薄型の反射屈折光学系は、携帯電話の撮像系がその概略的厚さから突出する量を少なくするため等、各種の機器の分野から要望されている。
従来の薄型の反射屈折光学系としては、図14に示すように、1枚レンズ構成であって、第1の撮像レンズ11は、第1の中心部21及び周辺部22からなる物体側面11aと第2の中心部23及び周辺部24からなる結像側面11bとを有し、第1の外周部22へ入射した物体からの光を内部に透過させ、第2の外周部24で内面反射させ、第1の中心部21でさらに内面反射させ、第2の中心部23を透過させて外部に出射する光学系が提案されている。15はシールガラスを示し、14aは受光面を示す。(例えば、特許文献1参照)
さらに従来の他の薄型の反射屈折光学系としては、図15に示すように、2枚レンズ構成であって、正(+)屈折力を有する第1レンズL1及び負(−)屈折力を有する第2レンズL2が順に配置され、第1レンズの被写体側は、光軸を中心として形成される第2反射面S3及び第2反射面S3周辺に形成される第1透過面S1を含み、結像側は、光軸を中心として形成される第2透過面S4及び第2透過面S4周辺に形成される第1反射面S2を含み、第1透過面S1は、凹状の曲面且つ光軸に対して垂直な面である光学系が提案されている。5はイメージセンサを示す。(例えば、特許文献2参照)
薄型反射屈折光学系の光学性能を示す係数として、次に示す低背係数が使用される。
低背係数=レンズ全長/有効結像円直径(最大像高の2倍)
ここで、レンズ全長とは、被写体側第1面から結像位置までの距離である。
特許文献1及び2の各実施例の低背係数及び焦点距離は以下の通りである。
低背係数 焦点距離
特許文献1の実施例 第1撮像レンズ 1.77 15.0
特許文献2の第1実施例 1.65 10.85
第2実施例 2.15 12.42
第3実施例 1.92 10.81
小型のデジタルカメラや携帯電話に内蔵されたカメラ機能において、撮影された像を電子的に拡大する、デジタルズームと呼ばれる機能が有る。該デジタルズームレンズは、光学ズームレンズのように、物理的に部材を動かさなくて済む機能であるが、あまり画像を拡大しすぎると、画質が低下してしまう。この画質の低下により、デジタルズームにより拡大できる範囲には制限がある。
一方、所望のズーム比を持った光学ズームレンズを所望のレンズ全長に形成することは、極めて困難であることが現実である。そこで、一本の光学レンズ系で撮像倍率を変化させることができるいわゆるズームレンズではないが、デジタルズーム撮像系の2種類以上のものを組み合わせ、あたかも一本の光学ズームレンズであるかのように使用できる「疑似ズームレンズ」が実用化されている。すなわち、該疑似ズームレンズにおいては、短い焦点距離の単焦点レンズの結像光学系と第1撮像素子とを有する広角撮像系と、長い焦点距離の単焦点レンズの結像光学系と第2撮像素子とを有する望遠撮像系が組合わされる。短いズーム焦点距離領域は、広角撮像系を使用して、そのデジタルズーム作動によって対応する。長いズーム焦点距離領域は、望遠撮像系を使用して、そのデジタルズーム作動によって対応する。そして、両デジタルズーム焦点距離領域を連続的に連結させることにより、あたかも一つのズームレンズの撮像系であるように構成する。
特開2004−85725号公報 特開2016−114939号公報
従来、長焦点距離の結像光学系すなわち望遠レンズの作用効果に関し、明るくしかも小さい低背係数を有する薄型の反射屈折光学系を形成するという要望に十分対応しきれていない。それに加えて、薄型の反射屈折光学系においては、その「薄型」であることの制限から、上表に示すように産業上実現できる焦点距離には限度がある。しかも、望遠レンズがより長い焦点距離を求めるという一般的な要望に加えて、前記疑似ズームレンズの技術分野においては、以下の理由で従来技術より長焦点距離で薄型の反射屈折光学系が求められている。
現在製造販売されている疑似ズームレンズは、例えば、短い焦点距離の単焦点レンズの結像光学系の焦点距離が28mm(35mmフィルム換算値)、長い焦点距離の単焦点レンズの結像光学系の焦点距離が50mm(35mmフィルム換算値)である。一方、デジタルズームは、映像の鮮明さ等の性能が需要者に容認される範囲で、5倍位までのデジタルズーム倍率を得ることができる。従って、前記例において、短い焦点距離の単焦点レンズの結像光学系では、焦点距離が28mm〜140mm(35mmフィルム換算値)の範囲がデジタルズームできる。他方、長い焦点距離の単焦点レンズの結像光学系では、焦点距離が50mm(35mmフィルム換算値)であり、50mm〜250mm(35mmフィルム換算値)の範囲がデジタルズームできる。このような前記疑似ズームレンズにおいては、両デジタルズーム領域において、50mm〜140mmが重複しており、光学構成上無駄な部分が存在する。
一方、引用文献1においては、反射屈折光学系のレンズを望遠側撮像系として使用し、反射面を含まない普通のレンズ系を広角側撮像レンズとして採用し、これら2本の撮像レンズ系を回転可能なレンズ保持部によって保持して、撮像レンズを選択的に使用する構成になっており、疑似ズームの光学系に類似している。しかし、引用文献1で提供されている反射屈折光学系を用いた望遠側撮像系は、換算焦点距離が210mmと長く、広角側撮像系でデジタルズームできる範囲を超え、良好な画質でこれら望遠側撮像系と広角側撮像系を組み合わせることができない。また、低背係数は1.77程度と大きいので、薄い筐体に収めるためには小さな画面サイズで使用することとなり、良好な画質で見易い大きさの画像を求めることが困難になる。
(発明の目的)
本発明は、従来技術の上記問題に鑑みてなされたものであって、所定の結像性能を有し、明るく、小さい低背係数を有する長焦点距離の反射屈折光学系を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本願第1発明は、
第1レンズと、前記第1レンズよりも結像側に空気間隔を設けて配置される第2レンズと、を含む反射屈折光学系であって、
前記第1レンズの被写体側面は、周辺領域が第1屈折面であり、中心領域に第2反射面が形成され、
前記第2レンズの結像側面は、中心領域が第2屈折面であり、周辺領域に第1反射面が形成され、
下記の条件式(1)を満足することを特徴とする反射屈折光学系。
Hm2/Hm1≦0.65・・・・・・・・・・・(1)
ただし、
Hm2:前記第2反射面の有効径
Hm1:前記第1反射面の有効径
である。
第2発明は、第1発明の反射屈折光学系と、該反射屈折光学系の結像位置に配置された撮像素子を備えた撮像装置である。
第1発明の反射屈折光学によれば、所定の結像性能を有し、明るく、小さい低背係数を有する長焦点距離の反射屈折光学系を構成することができる。
第2発明の撮像装置によれば、明るく、小さい低背係数を有する長焦点距離の反射屈折光学系を備えた結像性能に優れた小型で薄型の撮像装置を構成することができる。
第1発明の反射屈折光学系の第1実施例の光学断面図である。 第1発明の反射屈折光学系の第1実施例の球面収差図である。 第1発明の反射屈折光学系の第2実施例の光学断面図である。 第1発明の反射屈折光学系の第2実施例の球面収差図である。 第1発明の反射屈折光学系の第3実施例の光学断面図である。 第1発明の反射屈折光学系の第3実施例の球面収差図である。 第1発明の反射屈折光学系の第4実施例の光学断面図である。 第1発明の反射屈折光学系の第4実施例の球面収差図である。 第1発明の反射屈折光学系の第5実施例の光学断面図である。 第1発明の反射屈折光学系の第5実施例の球面収差図である。 第2発明の撮像装置の第1実施例の構成図である。 第2発明の撮像装置の第2実施例の構成図である。 第2発明の撮像装置の第2実施例を組み込んだ携帯電話の斜視図である。 特許文献1に示される撮影レンズの光学断面図である。 特許文献2に示される光学システムの光学断面図である。
以下、本発明の反射屈折光学系及びそれを備えた撮像装置について説明する。
第1発明の反射屈折光学系は、第1レンズと、前記第1レンズよりも結像側に空気間隔を設けて配置される第2レンズと、を含む反射屈折光学系であって、
前記第1レンズの被写体側面は、周辺領域が第1屈折面であり、中心領域に第2反射面が形成され、
前記第2レンズの結像側面は、中心領域が第2屈折面であり、周辺領域に第1反射面が形成され、
下記の条件式(1)を満足することを特徴とする反射屈折光学系。
Hm2/Hm1≦0.65・・・・・・・・・・・(1)
ただし、
Hm2:前記第2反射面の有効径
Hm1:前記第1反射面の有効径
である。
ここで、中心領域とは、レンズの光軸を中心としたときのレンズ面の中心付近を指し、周辺領域とは、レンズ面から中心領域を除いた領域であって、レンズ面の外周付近を指す。また、以降では、各レンズにおける被写体側面の中心領域と結像側面の中心領域とで挟まれる部分をレンズの中心部分とも呼称し、各レンズにおける被写体側面の周辺領域と結像側面の周辺領域とで挟まれる部分をレンズの周辺部分とも呼称する。
第1発明の反射屈折光学系は、多くの屈折面及び反射面が一体のレンズ系として形成され、各面を共軸に成形研磨加工し、該成形研磨面の共軸を維持したまま保持し組み立てることが容易で、高い加工精度及び組み立て精度を得ることができる。
また、第1レンズと、第2レンズとを空気間隔を設けて配置することにより、第1屈折面及び第1反射面の間に5面又はそれ以上の屈折面及び反射面を設けることができる。その結果、多くの収差補正要素を確保でき、特に球面収差及びコマ収差を容易に補正でき、高い解像性能を得ることができる。また、空気間隔を設けることで、屈折面と空気間隔の境界で光線が透過する光軸からの高さ位置を下げることができ、第2反射面を小径化するうえで好ましい。
なお、第1レンズの被写体側、第1レンズと第2レンズとの間、又は、第2レンズの結像面側に、屈折力を有するレンズやフィルター等を配置してもよい。
さらに、第1発明の反射屈折光学系の第1レンズ及び第2レンズの少なくとも一方が、貼り合わせレンズであってもよい。
条件式(1)は、レンズ遮光率を規定する条件式である。ここで、レンズ遮光率は、一つのレンズ面に関し、
レンズ遮光率=(レンズ面の遮光部分の直径/レンズ面の有効最大外径)
と定義される。条件式(1)の範囲内であれば、レンズ遮光率を小さく維持し、レンズの明るさを明るくすることができる。また、この反射屈折光学系が、携帯電話等の非常に小さい、かつ薄い空間に組み込まれる場合、第1屈折面すなわち入射瞳がドーナツ状であるから、屈折面及び反射面による収差より、回折の方が解像性能に大きな影響を与える。従って、レンズ遮光率が条件式(1)を超えて大きくなると、すなわちドーナツの幅が小さくなると、回折の影響による像劣化が現れ、高い解像性能を得ることができない。
反射屈折光学系を撮像装置へ組み込む際のレンズ外径、回折の影響等のバランスを考慮すると、条件式(1)は、より好ましくは、
0.35≦Hm2/Hm1≦0.65・・・・・・・・・・・(1’)
さらに、当該条件式(1’)において上限値は、0.60であることが好ましく、0.55であることがより好ましい。また、当該条件式(1’)の下限値は、0.36であることが好ましい。
前記第1屈折面及び前記第2反射面を単一レンズ部材上に形成することにより、第1屈折面と第2反射面の金型を同時に切削加工することができ、同軸精度を上げることができる。
また、単一曲率の第1レンズの結像側面を、第1屈折面の透過光、第1反射面の反射光及び第2反射面の反射光が透過するように構成することにより、それぞれのレンズ面の偏心による片ボケの発生等を抑えられ、好ましい。
第1発明の反射屈折光学系において、前記第1レンズの結像側面は、連続曲面であることが望ましい。前記第1レンズの結像側面を連続曲面にすると、複数の光束を重複させて前記第1レンズの結像側面を通過させることができる。これにより、所定のレンズ面でより太い光束を屈折させることができる。また、前記第1レンズの結像側面を連続曲面にすると、面形状が一様でないものと比べ、組み立ての際に芯ずれが起きてそれぞれの光束がずれて面に入射することとなっても、片ボケなどの非対称な像の劣化を最小限に抑えることができる。
ここで、連続曲面とは、滑らかで連続した面を指し、同一の曲率半径を有する形状および同一の非球面係数の形状の少なくとも何れかを満たす面であることが好ましいが、例えば、徐々に曲率半径が変化するような曲面であってもよい。
第1発明の反射屈折光学系は、下記の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.5≦|d/Y|≦4.5・・・・・・・・(2)
ただし、
d:第1反射面と第2反射面の空気換算間隔
Y:最大像高
ここで、第1反射面と第2反射面の空気換算間隔とは、第1反射面と第2反射面の光軸上の距離を空気に換算した値である。
条件式(2)は、低背係数、及び解像性能に影響する球面収差及びコマ収差に関連する条件式である。条件式(2)の上限を超えると、第1反射面と第2反射面の空気換算間隔が大きくなり、低背係数が大きくなってしまうことから好ましくない。条件式(2)の下限を超えると、低背係数は小さくなり好ましいが、第1反射面と第2反射面の空気換算間隔を小さくし過ぎると、第1屈折面から入射した光線を同一の面にある第2反射面に到達するまでに急激に曲げることになるため、球面収差及びコマ収差が大きく発生し、補正が困難になる。
これらの効果を得る上で、条件式(2)の上限値は、3.0であることが好ましく、2.5であることがより好ましく、2.0であることがより好ましい。また、条件式(2)の下限値は、0.6であることが好ましく、0.7であることがより好ましく、0.8であることがさらにより好ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、下記の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.2≦(f12)/f≦0.6・・・・・・・・(3)
ただし、
f12:第1屈折面から第1反射面までの合成焦点距離
f :当該反射屈折光学系の焦点距離
条件式(3)は、レンズ全長及び解像性能、特に球面収差及びコマ収差に関連する条件式である。条件式(3)の上限を超えると、レンズ全長が長くなり好ましくない。条件式(3)の下限を超えると、レンズ全長が短くなり好ましいが、球面収差及びコマ収差の補正が困難になる。
条件式(3)の上限を満足すること、つまり第1屈折面から第1反射面までの正の屈折力を強くすることにより、第1屈折面に入射した光線が第1反射面に入射するまでに光線高さを下げることができる。第1反射面で反射した光線は、第1屈折面に入射した光線が第1反射面に到達するまでに通過する面と同一の面を通過することで、更に光線高さを下げて第2反射面に入射する。このことによって、第2反射面の有効径を小さくし、反射屈折光学系の明るくしかつ低背係数を小さくすることを同時に達成することができる。
これらの効果を得る上で、条件式(3)の上限値は、0.55であることが好ましく、0.5であることがより好ましく、0.45であることがさらにより好ましい。また、条件式(3)の下限値は、0.25であることが好ましく、0.3であることがより好ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、下記の条件式(4)を満足することが望ましい。
Vp1>Vp2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
ただし、
Vp1:第1レンズのアッベ数
Vp2:第2レンズのアッベ数
条件式(4)は、第1レンズと第2レンズの材料に関する式であり、第2レンズのアッベ数が第1レンズより小さいことを示している。
第1レンズの屈折面は全て正の屈折力を持っており、正方向の色収差を発生する。また、第2レンズの周辺領域の屈折面は光線が2度通過することから、色収差を打ち消し合う。そのため、第2レンズの周辺領域の屈折面ではほとんど色収差が発生しない。一方、第2レンズの中心部分は負の屈折力を持っているため、負方向の色収差を発生する。
本発明の光学系は、全体で正の屈折力を有することから、第2レンズの中心部分は第1レンズの正の屈折力より弱い負の屈折力を有する。そのことから、それぞれの部分で発生した色収差を打ち消しあって補正するためには、第2レンズは第1レンズよりアッベ数が小さい材料を使うことが好ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、下記の条件式(5)を満足することが望ましい。
f/fr2≦1.5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
ただし、
f:当該反射屈折光学系の焦点距離
fr2:前記第2レンズの中心部分の焦点距離
条件式(5)は、第2レンズの中心部分の屈折力と全体の屈折力の比を規定した式である。つまり、屈折力は焦点距離の逆数であることから、第2レンズの中心領域の焦点距離の逆数(1/fr2)を光学系全体の焦点距離の逆数(1/f)で割ったものである。
第2レンズの中心部分の焦点距離とは、第2レンズの被写体側の中心領域から第2レンズの結像側の中心領域までの合成焦点距離のことを指す。第2レンズの中心部分は、負の屈折力又は弱い正の屈折力を有することが好ましい。条件式(5)の上限を超えると、正の屈折力が強くなりすぎてしまうことから、軸外の光束を跳ね上げる作用が弱まることで画角が狭まり、疑似ズームレンズに適さない。
さらに、像面の倒れによる軸外の解像性能の悪化を防ぐために、条件式(5)は、
−1.8≦f/fr2≦1.5 ・・・・・・・・・・・・・(5’)
を満足することが好ましい。
さらに、条件式(5)の上限値は、1.4であることが好ましく、1.3であることがより好ましい。また、条件式(5)の下限値は、−1.7であることが好ましく、−1.5であることがより好ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、下記の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.8≦D/f≦1.5 ・・・・・・・・・・・・・・(6)
ただし、
D:当該反射屈折光学系の光学全長
f:当該反射屈折光学系の焦点距離
条件式(6)は、望遠比を規定した式である。ここで、光学全長とは、光学特性に影響を与える全要素の光軸方向における間隔の総計であり、反射屈折光学系においては反射面によって折り返された光軸を引き延ばした場合の被写体側第1面から結像側最終面までの距離を指す。条件式(6)の下限を超えると、各構成レンズの屈折力が強くなるため、所収差が増大し、軸外及び軸上の解像性能が悪くなる。反射屈折レンズは望遠比を小さくしなくても、レンズ全長を短くすることが可能である。条件式(6)の上限を超えると、光学全長が長くなり過ぎることでレンズ全長が長くなり、屈折レンズと比較して反射屈折レンズを用いる優位性がなくなってしまう。
これらの効果を得る上で、条件式(6)の上限値は、1.4であることが好ましく、1.3であることがより好ましく、1.1であることがさらにより好ましい。また、条件式(6)の下限値は、0.9であることがより好ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、下記の条件式(7)を満足することが望ましい。
1.6≦TL/Y≦3.0 ・・・・・・・・・・・・・(7)
ただし、
TL:当該反射屈折光学系のレンズ全長
Y :最大像高
条件式(7)は低背であることを規定した式である。条件式(7)の上限を超えると、光学系の最大像高に対するレンズ全長が大きくなり、光学系が大型化してしまう。条件式(7)の下限を超えると、各面のパワーを大きくする必要があり、球面収差及びコマ収差が大きく発生し、補正が困難になる。
これらの効果を得る上で、条件式(7)の上限値は、2.8であることが好ましく、2.6であることが好ましく、2.4であることが好ましく、2.3であることがより好ましい。また、条件式(7)の下限値は、1.8であることが好ましく、1.9であることが好ましく、2.0であることがより好ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、前記第1屈折面が、光軸に近い部分から周辺に向かって、被写体側から見て凸から凹に変化することが望ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、第1屈折面をこのように構成することにより、コマ収差及び高次の球面収差の補正を有利に行うことができる。
第1発明の反射屈折光学系は、第1反射面と第2反射面が裏面鏡であることが望ましい。
第1発明の反射屈折光学系は、第1反射面と第2反射面を裏面鏡とすることによって、鏡面のゴミの付着を防ぎ、かつ鏡面の損傷からの保護を有効に行うことができる。また、小さい低背係数を確保しながら、球面収差などの補正に有効な面を増やすことができる。
第2発明の撮像装置は、第1発明の反射屈折光学系と、該反射屈折光学系の結像位置に配置された撮像素子とを備えることによって構成される。
このように構成される第2発明の撮像装置は、明るく、長焦点距離を有し、さらに、小さい低背係数を有する薄型の反射屈折光学系を備えた撮像装置を構成することができる。
第2発明の撮像装置は、第1発明の反射屈折光学系を疑似ズームレンズの一つの撮像光学系として使用すると、第1発明の反射屈折光学系の明るくしかも小さい低背係数を有し長焦点距離であるという効果をより有効に活用し、高い結像性能を有する撮像装置を構成することができる。
以下、第1発明の反射屈折光学系及び第2発明の撮像装置の実施例を、添付図面に基づいて説明する。各実施例に関し、非球面係数を示す表は、次式に示されるコーニック定数及び偶数次非球面係数を示す。
z=ch2/[1+{1-(1+k)c2h2}1/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10・・・
(但し、cは曲率(1/r)、hは光軸からの高さ、kは円錐係数、A4、A6、A8、A10・・・は各次数の非球面係数を示す)
反射屈折光学系の光学断面図には、第1レンズL1、第2レンズL2、屈折面R1、屈折面R2、屈折面R3、屈折面R4、屈折面R5、屈折面R6、屈折面R7、屈折面R8、屈折面R9、屈折面R10、第1反射面M1、第2反射面M2を示す。
実施例の収差図において、一点鎖線は、波長656nmの球面収差を示す。実線は、波長588nmの球面収差を示す。長破線は、波長546nmの球面収差を示す。中破線は、波長486nmの球面収差を示す。短破線は、波長436nmの球面収差を示す。
球面収差図において、「遮光された光束」とは、第1レンズに入射する光束のうち、第2反射面で遮光された光束を示しており、光学性能には関与しない。一方、光学系を通過した光束を示す「有効光束」が光学性能に関与する球面収差を表している。
(第1実施例)
第1実施例の反射屈折光学系の構成は、図1に示すように、第1レンズL1及び第2レンズL2を有する。
第1レンズL1は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R1(第1屈折面)を有し、中心領域に第2反射面M2を有する。第1レンズL1はまた、結像側面において、周辺領域に屈折面R2を有し、中心領域に屈折面R5及び屈折面R6を有する。
第2レンズL2は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R3を有し、中心領域に屈折面R4及び屈折面R7を有する。第2レンズL2はまた、結像側面において、周辺領域に第1反射面M1を有し、中心領域に屈折面R8(第2屈折面)を有する。
第2レンズL2は、被写体側面の屈折面R4と屈折面R7の間にゴースト防止バッフルBが配置され、また、結像側面の第1反射面M1と屈折面R8の間にゴースト防止V溝Cが形成される。
第1実施例の反射屈折光学系の球面収差を、図2に示す。
第1実施例の反射屈折光学系のレンズデータを、表1に示す。第1実施例の反射屈折光学系の非球面係数を、表2に示す。
Figure 2018109673
Figure 2018109673
(第2実施例)
第2実施例の反射屈折光学系の構成は、図3に示すように、第1レンズL1及び第2レンズL2を有する。
第1レンズL1は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R1(第1屈折面)を有し、中心領域に第2反射面M2を有する。第1レンズL1はまた、結像側面において、周辺領域に屈折面R2を有し、中心領域に屈折面R5及び屈折面R6を有する。
第2レンズL2は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R3を有し、中心領域に屈折面R4及びR7を有し、第2レンズL2はまた、結像側面において、周辺領域に第1反射面M1を有し、中心領域に屈折面R8(第2屈折面)を有する。
第2レンズL2は、被写体側面の屈折面R4と屈折面R7の間にゴースト防止バッフルBが配置され、また、結像側面の第1反射面M1と屈折面R8の間にゴースト防止V溝Cが形成される。
第2実施例の反射屈折光学系の球面収差を、図4に示す。
第2実施例の反射屈折光学系のレンズデータを、表3に示す。第2実施例の反射屈折光学系の非球面係数を、表4に示す。
Figure 2018109673
Figure 2018109673
(第3実施例)
第3実施例の反射屈折光学系の構成は、図5に示すように、第1レンズL1及び第2レンズL2を有する。
第1レンズL1は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R1(第1屈折面)を有し、中心領域に第2反射面M2を有する。第1レンズL1はまた、結像側面において、周辺領域に屈折面R2を有し、中心領域に屈折面R5及び屈折面R6を有する。
第2レンズL2は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R3を有し、中心領域に屈折面R4及び屈折面R7を有する。第2レンズL2はまた、結像側面において、周辺領域に第1反射面M1を有し、中心領域に屈折面R8(第2屈折面)を有する。
第1レンズL1は、被写体側面の屈折面R1と第2反射面M2の間にゴースト防止V溝Cが形成される。また、第2レンズL2は、被写体側面の屈折面R4と屈折面R7の間にゴースト防止バッフルBが配置される。
第3実施例の反射屈折光学系の球面収差を、図6に示す。
第3実施例の反射屈折光学系のレンズデータを、表5に示す。表5において、面番号8は、仮想面であり、ゴースト防止バッフルBの位置と外径を示す。第3実施例の反射屈折光学系の非球面係数を、表6に示す。
Figure 2018109673
Figure 2018109673
(第4実施例)
第4実施例の反射屈折光学系の構成は、図7に示すように、第1レンズL1、第2レンズL2及び第3レンズL3を有する。
第1レンズL1は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R1(第1屈折面)を有し、中心領域に第2反射面M2を有する。第1レンズL1はまた、結像側面において、周辺領域に屈折面R2を有し、中心領域に屈折面R5及び屈折面R6を有する。
第2レンズL2は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R3を有し、中心領域に屈折面R9を有する。第2レンズL2はまた、結像側面において、周辺領域に第1反射面M1を有し、中心領域に屈折面R10(第2屈折面)を有する。
第3レンズL3は、被写体側面において、屈折面R7を有する。第3レンズL3はまた、結像側面において、屈折面R8を有する。
第3レンズL3は、その周囲にであって、かつ第2レンズL2の被写体側面の屈折面R4及びR9の間の位置に、ゴースト防止バッフルBが配置される。
第4実施例の反射屈折光学系の球面収差を、図8に示す。
第4実施例の反射屈折光学系のレンズデータを、表7に示す。第4実施例の反射屈折光学系の非球面係数を、表8に示す。
Figure 2018109673
Figure 2018109673
(第5実施例)
第5実施例の反射屈折光学系の構成は、図9に示すように、第1レンズL1、第2レンズL2及び第4レンズL4を有する。
第1レンズL1は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R1(第1屈折面)を有し、中心領域に第2反射面M2を有する。第1レンズL1はまた、結像側面において、周辺領域に屈折面R2を有し、中心領域に屈折面R5及び屈折面R6を有する。
第2レンズL2は、被写体側面において、周辺領域に屈折面R3を有し、中心領域に屈折面R4及び屈折面R7を有する。第2レンズL2はまた、結像側面において、周辺領域に第1反射面M1を有し、中心領域に屈折面R8(第2屈折面)を有する。
第4レンズL4は、被写体側面に、中心領域に屈折面R9を有する。第4レンズL4はまた、結像側面に屈折面R10を有する。
第1レンズL1は、被写体側面の屈折面R1と第2反射面M2の間にゴースト防止V溝Cが形成される。また、第2レンズL2は、被写体側面の屈折面R4と屈折面R7の間にゴースト防止バッフルBが配置される。
第5実施例の反射屈折光学系の球面収差を、図10に示す。
第5実施例の反射屈折光学系のレンズデータを、表9に示す。第5実施例の反射屈折光学系の非球面係数を、表10に示す。
Figure 2018109673
Figure 2018109673
次に、各実施例の光学データ(mm)及び光学性能値を示す。
Figure 2018109673
以下に,各実施例の条件式(1)の値を示す。
Figure 2018109673
以下に、各実施例の条件式(2)の値を示す。
Figure 2018109673
以下に、各実施例の条件式(3)の値を示す。
Figure 2018109673
以下に、各実施例の条件式(4)の値を示す。
Figure 2018109673
以下に、各実施例の条件式(5)の値を示す。
Figure 2018109673
以下に、各実施例の条件式(6)の値を示す。
Figure 2018109673
以下に、各実施例の条件式(7)の値を示す。
Figure 2018109673
本願第2発明の撮像装置の第1実施例は、図11に示すように、第1発明の反射屈折光学系100を形成する第1保護ガラスG11,第1レンズL1及び第2レンズL2と、これらの結像側に配置された第2保護ガラスG12と、該反射屈折光学系の結像位置に配置された第1撮像素子P1とを有する。これらの構成要素は、第1ハウジングH1によって支持される。第1撮像素子P1から出力される画像信号は、デジタルズーム処理されて、デイスプレー(図示せず)によって画像表示される。
本願第2発明の撮像装置の第2実施例は、図12に示すように、前記第2発明の第1実施例の撮像装置の第1反射屈折光学系100に加えて、第1保護ガラスG11,5枚のレンズL21,L22,L23,L24,L25,これらのレンズの結像側に配置された第3保護ガラスG3と、該反射屈折光学系の結像位置に配置された第2撮像素子P2とを有する屈折光学系200を備える。第1反射屈折光学系100と第2屈折光学系200は、それらの光軸が実質上平行であり、それらのズーム撮像領域は連続的である。これらの構成要素は、第2ハウジングH2によって支持される。
第1撮像素子P1及び第2撮像素子P2から出力される画像信号は、それぞれデジタルズーム処理されて、デイスプレー(図示せず)によって択一的に画像表示される。第1反射屈折光学系100は、望遠ズーム領域を担い、第2屈折光学系200は、広角ズーム領域を担う。
本願第2発明の撮像装置の第2実施例の撮像装置を組み込んだ携帯電話は、図13に示すように、携帯電話500のデイスプレー(図示せず)の配置されていない裏面の隅部に設けられた撮像窓Tに、第1反射屈折光学系100及び第2屈折光学系200を配置される。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
C ゴースト防止V溝
B ゴースト防止バッフル
R1〜R10 屈折面
M1 第1反射面
M2 第2反射面
H1 第1ハウジング
H2 第2ハウジング
100 第1反射屈折光学系
200 第2屈折光学系

Claims (12)

  1. 第1レンズと、前記第1レンズよりも結像側に空気間隔を設けて配置される第2レンズと、を含む反射屈折光学系であって、
    前記第1レンズの被写体側面は、周辺領域が第1屈折面であり、中心領域に第2反射面が形成され、
    前記第2レンズの結像側面は、中心領域が第2屈折面であり、周辺領域に第1反射面が形成され、
    下記の条件式(1)を満足することを特徴とする反射屈折光学系。
    Hm2/Hm1≦0.65・・・・・・・・・(1)
    ただし、
    Hm2:前記第2反射面の有効径
    Hm1:前記第1反射面の有効径
  2. 前記第1レンズの結像側面は、連続曲面であることを特徴とする請求項1に記載の反射屈折光学系。
  3. 下記の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の反射屈折光学系。
    0.5≦|d/Y|≦4.5・・・・・・・・(2)
    ただし、
    d:前記第1反射面と前記第2反射面の空気換算間隔
    Y:最大像高
  4. 下記の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1〜3のうちの一項に記載の反射屈折光学系。
    0.2≦(f12)/f≦0.6・・・・・・(3)
    ただし、
    f12:前記第1屈折面から前記第1反射面までの合成焦点距離
    f :当該反射屈折光学系の焦点距離
  5. 下記の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1〜4のうちの一項に記載の反射屈折光学系。
    Vp1>Vp2・・・・・・・・・・・・・・(4)
    ただし、
    Vp1:前記第1レンズのアッベ数
    Vp2:前記第2レンズのアッベ数
  6. 下記の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1〜5のうちの一項に記載の反射屈折光学系。
    fr2/f≦1.0・・・・・・・・・・・・(5)
    ただし、
    fr2:前記第2レンズの中心部分の焦点距離
    f:当該反射屈折光学系の焦点距離
  7. 下記の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1〜6のうちの一項に記載の反射屈折光学系。
    0.8≦D/f≦1.5・・・・・・・・・・(6)
    ただし、
    D:当該反射屈折光学系の光学全長
    f:当該反射屈折光学系の焦点距離
  8. 下記の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1〜7のうちの一項に記載の反射屈折光学系。
    1.6≦TL/h≦3.0・・・・・・・・・(7)
    ただし、
    TL:当該反射屈折光学系のレンズ全長
    Y :最大像高
  9. 前記第1屈折面が、光軸に近い部分から周辺に向かって、被写体側から見て凸から凹に変化することを特徴とする請求項1〜8に記載の反射屈折光学系。
  10. 前記第1反射面と前記第2反射面は、裏面鏡であることを特徴とする請求項1〜8のうちの一項に記載の反射屈折光学系。
  11. 請求項1〜8に記載の反射屈折光学系と、該反射屈折光学系の結像位置に配置された撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  12. 2つの光学系と、該2つの光学系の各々の結像位置に配置された撮像素子とを備えた撮像装置であって、前記2つの光学系の少なくとも何れかは請求項1〜8に記載の反射屈折光学系であることを特徴とする撮像装置。
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