JP2018109391A - 液圧装置および風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した電力を供給することができる風力発電装置、およびこれに用いられる液圧装置を提供すること。
【解決手段】液圧装置100Aは、複数の液圧ポンプ20、循環路30および液圧モータ40を備える。複数の液圧ポンプ20は、液体が流入または流出する第1ポート21および第2ポート22を有し、複数の風車10によりそれぞれ駆動される。循環路30は、複数の液圧ポンプ20の第1ポート21にそれぞれ接続された複数の第1流路31と、複数の液圧ポンプ20の第2ポート22にそれぞれ接続された複数の第2流路32とを有し、それら液圧ポンプの駆動により液体を循環させる。液圧モータ40は、発電機60に接続可能であり、循環路30に設けられ、循環路30を循環する液体により駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、風力発電の技術に関する。
従来から、風力発電に利用される風車として、風の向きに対して回転軸が平行に設置される平行軸(水平軸)型の風車(例えば特許文献1参照)や、風の向きに対して回転軸が垂直に設置される垂直軸型の風車がある(例えば特許文献2参照)。水平軸型の風車は、比較的大型であるため、発電量が大きいという利点を有する。垂直型の風車は比較的小型であるため、発電量は小さいが、設置のための場所や環境の自由度が高く、静音性が高いという利点を有する。
特開2016-15882号公報 特開2014-118941号公報
一般に、風力発電による発電量は、風の強さに左右される。したがって、仮に複数の風車を利用したとしても、個々の風車の回転数にばらつきが生じやすいため、安定した電力を得ることが難しい。
本発明の目的は、安定した電力を供給することができる風力発電装置、およびこれに用いられる液圧装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る液圧装置は、複数に液圧ポンプと、循環路と、液圧モータとを具備する。
前記複数の液圧ポンプは、液体が流入または流出する第1ポートおよび第2ポートを有し、複数の風車によりそれぞれ駆動される。
前記循環路は、前記複数の液圧ポンプの前記第1ポートにそれぞれ接続された複数の第1流路と、前記複数の液圧ポンプの前記第2ポートにそれぞれ接続された複数の第2流路とを有し、それら液圧ポンプの駆動により液体を循環させる。
前記液圧モータは、発電機に接続可能であり、前記循環路に設けられ、前記循環路を循環する液体により駆動する。
この液圧装置では、風車ごとに設けられた液圧ポンプの駆動により、液体が循環路を循環し、液圧モータがその循環する液体により発電機を駆動する。したがって、液圧ポンプの液体の出力流量(回転数)と発電機の出力(回転数)とを異ならせることができる。これにより、この液圧装置を用いた風力発電装置は、所望する一定の出力で、つまり一定の回転数で発電機を駆動させることができ、安定した電力を供給することができる。
前記複数の液圧ポンプのうち少なくとも1つの液圧ポンプは、可変容量式ポンプであってもよい。そして、前記液圧装置は、前記可変容量式ポンプを用いて、前記風車の回転数を可変に制御する制御手段をさらに具備してもよい。
風車の特性上、また、風車が設置される場所や環境によって、個々の風車の回転数にはばらつきが生じやすい。例えば強風が発生した場合、風車の回転数が高すぎると、風車が破損するおそれがあるが、制御手段はその回転数を可変に制御することができるので、当該風車の破損を防止できる。
前記液圧装置は、前記液圧ポンプごとに前記循環路に設けられ、前記液圧モータの回転軸が同一方向に回転するように、前記複数の風車の回転方向の逆転に対応して、前記循環路の流通方向を逆転させる切換装置をさらに具備してもよい。
これにより、風車の回転方向に関わらず、循環路の液体の流通方向を一定にすることができる。その結果、発電機は一定方向に回転して発電することができる。
前記複数の風車は、垂直軸型の風車であってもよい。
垂直軸型の風車は比較的小型であり、その設置場所や設置形態の自由度が高いため、複数の風車による発電に非常に適している。したがって、個々の風車の回転数のばらつきを吸収して、発電機を一定の出力で駆動させることができる本発明に係る風力発電装置に、垂直軸型の風車を利用することは大きな利点がある。
本発明の一形態に係る風力発電装置は、複数の風車と、発電機と、上記液圧装置を含む。
以上、本発明によれば、風力発電において、安定した電力を供給することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る風力発電装置の構成を示す模式図である。 図2は、実施形態1に係る油圧装置の油圧回路を示す。 図3は、本発明の実施形態2に係る風力発電装置における油圧装置の油圧回路を示す。 図4は、本発明の実施形態3に係る風力発電装置における油圧装置の油圧回路を示す。 図5は、本発明の実施形態4に係る風力発電装置における油圧装置の油圧回路を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
1.実施形態1
図1は、本発明の実施形態1に係る風力発電装置の構成を示す模式図である。この風力発電装置1は、複数の風車10と、これらの風車10により駆動される油圧装置(液圧装置)100Aとを備える。
油圧装置100Aは、風車10ごとに設けられた油圧ポンプ(液圧ポンプ)20、油圧ポンプ20に接続された循環路30、循環路30に設けられた油圧モータ(液圧モータ)40、油圧モータ40に接続された発電機60を備える。
風車10としては、例えば鉛直方向に延びる回転軸11を有する垂直軸型のものが用いられる。1つの風車10は、回転軸11と、その回転軸の周りに設けられた複数の回転羽根12とを有する。なお、垂直軸型に代えて水平軸型の風車が用いられてもよい。
油圧ポンプ20は、回転軸23を有し、その回転軸23が風車10の回転軸11に連結されて構成されている。回転軸11と回転軸23は直結されることが望ましいが、ギア構造を介して接続されていてもよい。ギア構造としては、風車10の種類や設計、および/または、油圧ポンプ20の種類や設計に応じて、増速機および減速機のうちいずれか1つが適宜選択される。
油圧ポンプ20としては、例えばプランジャポンプのうちアキシャル型のもの、特に回転斜板式のポンプが用いられる。油圧ポンプ20としては、プランジャポンプに限られず、ギアポンプ、あるいはベーンポンプなどが用いられるようにしてもよい。
油圧ポンプ20は、作動油が流出する第1ポート21と、作動油が流入する第2ポート22とを有する。
循環路30は、複数の油圧ポンプ20の第1ポート21にそれぞれ接続された複数の第1流路31と、複数の油圧ポンプ20の第2ポート22にそれぞれ接続された複数の第2流路32を有する。各油圧ポンプ20の駆動により、循環路30内で作動油が循環する。
油圧モータ40は、循環路30を循環する作動油により駆動するモータである。図2は、油圧装置100Aの油圧回路を示す。循環路30において、各油圧ポンプ20に接続されたそれぞれの第1流路31は、合流して、油圧モータ40の流入ポート41に接続された流入路33を構成する。また、循環路30において、油圧モータ40の流出ポート42に接続された流出路34は、分岐して、各油圧ポンプ20に接続されたそれぞれの第2流路32を構成する。
図2に示すように、各第1流路31は、油圧ポンプ20から流入路33へ向けた作動油の流れを許容する逆止弁71をそれぞれ有する。各第2流路32は、流出路34から油圧ポンプ20に向けた作動油の流れを許容する逆止弁72をそれぞれ有する。
発電機60は、油圧モータ40の回転軸43(図1参照)に連結され、その回転軸43の回転運動により駆動され、発電する。発電機60が直流発電機である場合、例えば図示しないパワーコンディショナーがこの発電機60に接続されて、発生した直流電力が交流電力に変換される場合もある。
循環路30にアキュムレータが接続されていてもよい。これにより、循環路30内の余計な圧力変動による作動油の動作不具合の発生を抑えることができる。
以上のように構成された風力発電装置1の動作を説明する。
各風車10が風を受け、一方向に回転すると、各油圧ポンプ20が駆動する。すると、各油圧ポンプ20は、第1ポート21から作動油が流出し、流出した作動油は、各第1流路31で合流して流入路33を経由して1つの油圧モータ40に流入する。油圧モータ40内に流入した作動油は油圧モータ40内を一定の方向に流れる。これにより、油圧モータ40は回転軸を一方向に回転するように駆動し、発電機60が一方向に回転する。油圧モータ40から流出した作動油は、流出路34を通り、分岐されたそれぞれの第2流路32を通って油圧ポンプ20の第2ポート22から油圧ポンプ20内へ流入する。
以上のように、本実施形態1に係る風力発電装置1では、風車10ごとに設けられた油圧ポンプ20の駆動により、作動油が循環路30を循環し、油圧モータ40がその循環する作動油により発電機60を駆動する。したがって、油圧ポンプ20の作動油の出力流量(回転数)と発電機60の出力(回転数)とを異ならせることができる。これにより、この油圧装置100Aを用いた風力発電装置1は、所望する実質的に一定の出力で、つまり一定の回転数で発電機60を駆動させることができ、安定した電力を供給することができる。
また、この風力発電装置1は、複数の風車10が1つの油圧モータ40および1つの発電機60を駆動する。このため、風のエネルギーによって回転する各風車10の回転が一定でなく、各油圧ポンプ20から吐出される作動油の流量がばらついても、油圧モータ40に流入する作動油の流量を平均化することができる。このため、油圧モータ40の回転が安定し、発電機60の発電が安定する。
本実施形態1に係る風力発電装置1は、垂直軸型の風車10を用いているので、風車10同士を近づけることができ、また、風車10の高さも低くすることができる。さらに、垂直軸型の風車10では、回転軸11を油圧ポンプ20の回転軸23と直結または同軸とすることができるので、風車10の回転エネルギーが効率良く油圧ポンプ20に伝達される。したがって、油圧装置100Aのエネルギー損失や圧力損失を低減できる。
2.実施形態2
図3は、本発明の実施形態2に係る風力発電装置における油圧装置の油圧回路を示す。これ以降の説明では、上記実施形態1に係る風力発電装置1および油圧装置100Aが含む要素や機能等について実質的に同様の要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
実施形態2に係る油圧装置100Bが、上記実施形態1に係る油圧装置100Aと異なる点は、風車10の回転数を可変に制御する制御手段50を備える点である。制御手段50は、例えば油圧ポンプとして可変容量式ポンプ25を含む。すなわち、この制御手段50は、ロードセンシング制御を行う手段である。
なお、すべての油圧ポンプが可変容量式ポンプ25であることが望ましいが、それは必須ではなく、少なくとも1つの油圧ポンプが可変容量式ポンプ25として構成されていればよい。
図3に示す油圧回路では、制御手段50は、可変容量式ポンプ25と、第1流路31からのパイロット圧に応じて駆動する制御シリンダ55とを含む。可変容量式ポンプ25が回転斜板式のポンプが用いられる場合、制御シリンダ55は、第1流路31からのパイロット圧による操作で、この可変容量式ポンプ25に設けられた斜板の傾転角を変えるように構成される。回転斜板式の油圧ポンプ20では、斜板の傾転角が大きいほど(図1に示した回転軸23に対して斜板の角度が小さいほど)、吐出量が大きくなり、吐出圧が大きくなる。このような可変容量式ポンプは、例えば特開平8-310267号公報に開示されている。
上記公報にも開示されているように、制御シリンダ55は、例えば、可変容量式ポンプ25内に設けられている。制御シリンダ55は、パイロット圧で駆動するピストンを有している。このピストンは、斜板に当接しており、例えばパイロット圧でこのピストンが駆動されるように設計されたバネに接続されている。
ここで、例えば強風が発生した場合、風車10の回転数が高すぎると、風車10が破損するおそれがある。風車10の回転数が高すぎる場合、油圧ポンプ20の回転数も高くなり、この油圧装置100Bでは、第1流路31における当該吐出圧が所定以上の圧力(パイロット圧)に達する。そうなると、そのパイロット圧によって制御シリンダ55がピストンを駆動し、これにより斜板の角度が変わる。具体的には、斜板の傾転角が大きくなる(回転軸23に対して斜板の角度が小さくなる)。その結果、吐出圧が大きくなるため、油圧ポンプ20の負荷が大きくなる。これが、風車10の回転にブレーキ力を与え、風車10の回転数を低くする。
なお、上記風車10の回転数の低下に伴って、油圧ポンプ20の回転数も低くなるが、斜板の傾転角が大きくなると油圧ポンプ20の1回転当たりの吐出量は増える。すなわち、少なくとも油圧ポンプ20の設計次第では、斜板の傾転角の変更前と変更後とで、油圧モータ40の吐出量を実質的に変化させない設計にしてもよい。
このように、風車10の特性上、風車10の回転数が高くなりすぎないように抑えることが求められる。特に、風車10が設置される場所や環境によって、個々の風車10の回転数にはばらつきが生じやすい。したがって、風車10の回転数の制御(規制)は重要な技術となる。本実施形態に係る油圧装置100Bによれば、制御手段50によるロードセンシング技術を用いて風車10の回転数の上昇を抑えることにより、風車10の破損を防止できる。
本実施形態2は、斜板式の可変容量式ポンプ25を利用したが、他の可変容量式ポンプを利用してもよい。
3.実施形態3
図4は、本発明の実施形態3に係る風力発電装置における油圧装置の油圧回路を示す。実施形態3に係る油圧装置100Cは、循環路36に設けられた切換装置80を備える点で、実施形態1に係る油圧装置100Aと異なる。
この風力発電装置では、風車10が双方向に回転し得る。風車10の回転方向が逆転すると、油圧ポンプ20の回転軸の回転方向が逆転するため、油圧ポンプ20の第1ポート21および第2ポート22における作動油の流入出方向が逆転する。つまり、風車10が一方向に回転すると、油圧ポンプ20の第1ポート21から作動油が流出し、第2ポート22から作動油が流入するようになる。風車10が逆回転すると、油圧ポンプ20の第2ポート22から作動油が流出し、第1ポート21から作動油が流入するようになる。
発電機60は回転軸を一方向に回転して発電するものである。このため、発電機60の回転軸に接続された油圧モータ40の回転軸も一方向に回転させる必要がある。
切換装置80は、第1流路31および第2流路32にまたがって設けられている。切換装置80としては、例えば電磁弁が用いられる。風車10、油圧装置100C、または切換装置80は、風車10の回転方向(油圧ポンプ20の回転軸の回転方向)を検出する図示しない検出装置を備えており、この検出装置の出力に応じて循環路36を切り替えることができる。
風車10が一方向に回転していることを検出装置が検出している間は、切換装置80は、切換装置80より油圧ポンプ20側の第1流路31aと、切換装置80より流入路33側の第1流路31bとを連通させ、かつ、切換装置80より油圧ポンプ20側の第2流路32aと、切換装置80より流出路34側の第2流路32bとを連通させる。この場合、油圧ポンプ20の第1ポート21から流出した作動油は、第1流路31、流入路33、油圧モータ40、流出路34、第2流路32を通り、油圧ポンプ20の第2ポート22へ流入する。
一方、風車10が逆方向に回転していることを検出装置が検出している間は、切換装置80は、切換装置80より油圧ポンプ20側の第2流路32aと、切換装置80より流入路33側の第1流路31bとを連通させ、かつ、切換装置80より油圧ポンプ20側の第1流路31aと、切換装置80より流出路34側の第2流路32bとを連通させる。この場合、油圧ポンプ20の第2ポート22から流出した作動油は、第2流路32、流入路33、油圧モータ40、流出路34、第1流路31を通り、油圧ポンプ20の第1ポート21へ流入する。
以上のように、本実施形態3に係る油圧装置100Cでは、風車10の回転方向に関わらず、各油圧ポンプ20が、作動油が油圧モータ40内を一定の方向に流れるように、循環路36内で作動油を循環させることができる。このため、発電機60は常に一方向に回転し発電することができ、この風力発電装置は、安定した電力を供給することができる。
4.実施形態4
図5は、本発明の実施形態4に係る風力発電装置における油圧装置の油圧回路を示す。実施形態4に係る油圧装置100Dでは、上記実施形態3に係る油圧装置100Aと比べ、切換装置90の構成が異なる。
切換装置90は、油圧ポンプ20ごとに循環路37に設けられ、油圧モータ40の回転軸が同一方向に回転するように、各風車10の回転方向の逆転に対応して、循環路37の流通方向を逆転させるように構成される。例えば、切換装置90は、循環路37に設けられた4つの逆止弁91、92、93、94、第1分岐流路131、第2分岐流路132を有する。
第1逆止弁91は、第1流路31に設けられ、油圧ポンプ20から油圧モータ40へ向けた作動油の流れを許容する。第2逆止弁92は、第2流路32に設けられ、油圧モータ40から油圧ポンプ20へ向けた作動油の流れを許容する。
第1分岐流路131は、第1逆止弁91より油圧ポンプ20側の第1流路31から分岐し、第2逆止弁92より油圧モータ40側の第2流路32に連通している。第2分岐流路132は、第2逆止弁92より油圧ポンプ20側の第2流路32から分岐し、第1逆止弁91より油圧モータ40側の第1流路31に連通している。
第3逆止弁93は、第1分岐流路131に設けられ、油圧モータ40から油圧ポンプ20へ向けた作動油の流れを許容する。第4逆止弁94は、第2分岐流路132に設けられ、油圧ポンプ20から油圧モータ40へ向けた作動油の流れを許容する。
以上のように構成された切換装置90を備える油圧装置100Dによれば、風車10の回転方向に関わらず、各油圧ポンプ20が、作動油が油圧モータ40内を一定の方向に流れるように、循環路37内で作動油を循環させることができる。このため、発電機60は常に一方向に回転し発電することができ、この風力発電装置は、安定した電力を供給することができる。
5.他の種々の実施形態
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記実施形態2では、ロードセンシングの制御手段50として、第1流路31のパイロット圧の操作によって駆動される制御シリンダ55を備える可変容量式ポンプ25が用いられた。これに代えて、電子制御式を採用したロードセンシングの制御手段が用いられてもよい。電子制御式の場合、制御手段は、センサおよびコントローラを備える。センサは、風車10の回転数、可変容量式ポンプの回転数、吐出流量、または吐出圧力などを検出する。コントローラは、センサの検出値に応じて、可変容量式ポンプの容量可変機構(例えば制御シリンダや制御弁)を制御する。
実施形態3、4に係る油圧装置100C、100Dでは、循環路に切換装置80、90が設けられていた。しかし、油圧モータの回転方向を一方向にするための機構が、油圧モータに設けられていてもよい。
上記各実施形態では、液圧装置として油圧装置が用いられた。液圧装置に用いられる液体は、油の他、水等、他の液体であってもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
1…風力発電装置
10…風車
20…油圧ポンプ
21…第1ポート
22…第2ポート
25…可変容量式ポンプ
30、36、37…循環路
31…第1流路
32…第2流路
33…流入路
34…流出路
40…油圧モータ
50…制御手段
60…発電機
80、90…切換装置
100A、100B、100C、100D…油圧装置

Claims (5)

  1. 液体が流入または流出する第1ポートおよび第2ポートを有し、複数の風車によりそれぞれ駆動される複数の液圧ポンプと、
    前記複数の液圧ポンプの前記第1ポートにそれぞれ接続された複数の第1流路と、前記複数の液圧ポンプの前記第2ポートにそれぞれ接続された複数の第2流路とを有し、それら液圧ポンプの駆動により液体を循環させる循環路と、
    発電機に接続可能であり、前記循環路に設けられ、前記循環路を循環する液体により駆動する液圧モータと
    を具備する液圧装置。
  2. 請求項1に記載の液圧装置であって、
    前記複数の液圧ポンプのうち少なくとも1つの液圧ポンプは、可変容量式ポンプであり、
    前記可変容量式ポンプを用いて、前記風車の回転数を可変に制御する制御手段をさらに具備する液圧装置。
  3. 請求項1または2に記載の液圧装置であって、
    前記液圧ポンプごとに前記循環路に設けられ、前記液圧モータの回転軸が同一方向に回転するように、前記複数の風車の回転方向の逆転に対応して、前記循環路の流通方向を逆転させる切換装置をさらに具備する液圧装置。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載の液圧装置であって、
    前記複数の風車は、垂直軸型の風車である
    液圧装置。
  5. 複数の風車と、
    液体が流入または流出する第1ポートおよび第2ポートを有し、前記複数の風車によりそれぞれ駆動される複数の液圧ポンプと、
    前記複数の液圧ポンプの前記第1ポートにそれぞれ接続された複数の第1流路と、前記複数の液圧ポンプの前記第2ポートにそれぞれ接続された複数の第2流路とを有し、それら液圧ポンプの駆動により液体を循環させる循環路と、
    前記循環路に設けられ、前記循環路を循環する液体により駆動する液圧モータと、
    前記液圧モータの駆動により発電する発電機と
    を具備する風力発電装置。
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