JP2018105386A - Disk brake - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば自動車等の車両に制動力を付与するディスクブレーキに関する。 The present invention relates to a disc brake that applies a braking force to a vehicle such as an automobile.
一般に、自動車等の車両に設けられるディスクブレーキは、車輪と共に回転するディスクに摩擦パッドを押圧することにより、走行する車両に制動力を付与するものである。この種の従来技術によるディスクブレーキは、ディスクの外周側を軸方向に跨いで配置される支持部材と、この支持部材に支持されディスクの両面(インナ側とアウタ側)に対向配置される一対の摩擦パッドと、これら一対の摩擦パッドをディスクに押圧する押圧機構(キャリパ)とを備えている。 In general, a disc brake provided in a vehicle such as an automobile imparts a braking force to a traveling vehicle by pressing a friction pad against a disc that rotates together with wheels. A disc brake according to this type of prior art has a pair of support members that are arranged so as to straddle the outer peripheral side of the disc in the axial direction, and a pair of discs that are supported by the support member and are opposed to both sides (inner side and outer side) of the disc. A friction pad and a pressing mechanism (caliper) that presses the pair of friction pads against the disk are provided.
ここで、一対の摩擦パッドのうちインナ側の摩擦パッドは、キャリパのインナ側に設けられたピストンとディスクとの間に配置されている。一方、アウタ側の摩擦パッドは、キャリパのアウタ側部位とディスクとの間に配置されている。そして、ブレーキの作動時には、これら一対の摩擦パッドが押圧機構によってディスクの両面に押圧され、ディスクに制動力が付与される。 Here, the friction pad on the inner side of the pair of friction pads is disposed between the piston and the disk provided on the inner side of the caliper. On the other hand, the outer friction pad is disposed between the outer side portion of the caliper and the disk. When the brake is operated, the pair of friction pads are pressed against both sides of the disk by the pressing mechanism, and a braking force is applied to the disk.
この場合、摩擦パッドは、ディスクに接触するライニングが取付けられたプレートと、プレートのライニングとは反対側の面に設けられた第1のシムと、第1のシムのプレートとは反対側の面に設けられた第2のシムとを含んで構成されている(例えば、特許文献1参照)。 In this case, the friction pad includes a plate on which a lining that contacts the disk is attached, a first shim provided on a surface opposite to the lining of the plate, and a surface on the opposite side of the plate of the first shim. And a second shim provided in (see, for example, Patent Document 1).
ここで、第1,第2のシムは、ブレーキ操作時(制動時)に発生するブレーキ鳴きを抑制するもので、鋼板等を用いて薄肉な板体として形成され、これら第1,第2のシムの外周縁には、複数の係合爪が設けられている。そして、第1のシムをプレートに当接させた状態で、各係合爪がプレートの外周縁に掛止めされることにより、第1のシムがプレートに対して取付けられている。また、第2のシムを第1のシムの裏面に当接させた状態で、各係合爪が第1のシムの各係合爪とは異なる位置でプレートの外周縁に掛止めされることにより、第2のシムがプレートに対して取付けられている。 Here, the first and second shims suppress the brake squeal that occurs at the time of brake operation (during braking), and are formed as thin plates using a steel plate or the like. These first and second shims A plurality of engaging claws are provided on the outer peripheral edge of the shim. The first shim is attached to the plate by engaging the engaging claws with the outer peripheral edge of the plate with the first shim in contact with the plate. Further, each engagement claw is hooked to the outer peripheral edge of the plate at a position different from each engagement claw of the first shim with the second shim in contact with the back surface of the first shim. Thus, the second shim is attached to the plate.
一方、第1のシムに接着材を用いて第2のシムを接着することにより、第1,第2のシムが積層されたシム(積層シム)を用いることが提案されている。しかし、第1のシムと第2のシムとを接着剤を用いて積層した場合には、ブレーキ操作時に摩擦パッドがディスクの回転力に引摺られることにより、第1のシムと第2のシムとの間の接着剤層に剪断力が作用する。これにより、第2のシムが第1のシムに対して位置ずれしてしまい、第2のシムを、第1のシムに対して適正な位置に保持することができなくなるという問題がある。 On the other hand, it has been proposed to use a shim (laminated shim) in which the first and second shims are laminated by adhering the second shim to the first shim using an adhesive. However, when the first shim and the second shim are laminated using an adhesive, the friction pad is dragged by the rotational force of the disc during brake operation, so that the first shim and the second shim A shearing force acts on the adhesive layer in between. As a result, the second shim is displaced with respect to the first shim, and there is a problem that the second shim cannot be held at an appropriate position with respect to the first shim.
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、第2のシムを、第1のシムに対して適正な位置に保持することができるようにしたディスクブレーキを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide a disc brake that can hold the second shim in an appropriate position with respect to the first shim. It is to provide.
上述した課題を解決するため、本発明は、ディスクの外周側を軸方向に跨いで配置される支持部材と、前記支持部材に支持され前記ディスクの両面に対向配置される一対の摩擦パッドと、前記一対の摩擦パッドを前記ディスクに押圧する押圧機構とを備え、前記摩擦パッドは、前記ディスクに接触するライニングが取付けられたプレートと、前記プレートの両面のうち前記ライニングとは反対側の裏面に設けられる第1のシムと、前記第1のシムの両面のうち前記プレートとは反対側の裏面に重合わせて設けられる第2のシムとを備えてなるディスクブレーキにおいて、前記第1のシムおよび前記第2のシムには、前記ディスク回転方向の両端側に位置して前記プレートの前記ディスク回転方向の両端側に係合する爪部がそれぞれ設けられ、前記第1のシムおよび前記第2のシムの前記爪部は、積層された状態で前記プレート側に折曲げられていることを特徴としている。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a support member that is disposed across the outer peripheral side of the disk in the axial direction, a pair of friction pads that are supported by the support member and disposed opposite to both surfaces of the disk, A pressing mechanism that presses the pair of friction pads against the disk, the friction pad on a plate on which a lining that contacts the disk is attached, and on the back surface of the plate opposite to the lining. A disc brake comprising: a first shim provided; and a second shim provided to overlap a back surface opposite to the plate of both sides of the first shim. The second shims are respectively provided with claw portions that are located on both ends in the disk rotation direction and engage with both ends in the disk rotation direction of the plate, The claw portions of the serial first shim and the second shim is characterized by being bent on the plate side in a stacked state.
本発明によれば、積層された第1のシムおよび第2のシムに設けられた爪部により、第2のシムを第1のシムに対して適正な位置に保持することができる。 According to the present invention, the second shim can be held at an appropriate position with respect to the first shim by the claw portions provided on the stacked first and second shims.
以下、本発明の第1の実施形態によるディスクブレーキを、添付図面に従って詳細に説明する。 Hereinafter, a disc brake according to a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
ここで、図1ないし図8は本発明の第1の実施形態を示している。ディスク1は、例えば車両が前進方向に走行するときに車輪(図示せず)と共に図1中の矢示A方向に回転し、車両が後退するときには矢示B方向に回転するものである。 Here, FIG. 1 to FIG. 8 show a first embodiment of the present invention. For example, the disk 1 rotates in the direction of arrow A in FIG. 1 together with wheels (not shown) when the vehicle travels in the forward direction, and rotates in the direction of arrow B when the vehicle moves backward.
支持部材としてのキャリア2は、車両の非回転部分に取付けられている。このキャリア2は、ディスク1の回転方向(周方向)に離間してディスク1の外周側を軸方向に跨いで配置され、ディスク1の軸方向に延びた一対の腕部2A,2Aと、各腕部2Aの基端側を一体化するように連結して設けられ、ディスク1の軸方向の一側であるインナ側で前記車両の非回転部分に固定される厚肉の支承部(図示せず)とを含んで構成されている。
The
また、キャリア2には、ディスク1の軸方向の他側であるアウタ側で各腕部2Aの先端側を互いに連結する補強ビーム2Bが一体に形成されている。これにより、キャリア2の各腕部2Aは、ディスク1のインナ側で支承部(図示せず)により一体的に連結されると共に、ディスク1のアウタ側で補強ビーム2Bにより一体的に連結されている。そして、各腕部2Aのうちディスク1の軸方向の中間部に対応する部位には、ディスク1の外周(回転軌跡)に沿って弧状に延びるディスクパス部(図示せず)が形成されている。さらに、各腕部2Aのディスクパス部を挟む軸方向両側には、後述の摩擦パッド8をディスク1の軸方向にガイドする断面コ字状のパッドガイド(図示せず)が形成されている。
Further, the
押圧機構としてのキャリパ3は、キャリア2に摺動可能に支持されている。キャリパ3は、ディスク1のインナ側に設けられたインナ脚部3Aと、キャリア2の各腕部2A間でディスク1の外周側を跨ぐようにインナ脚部3Aからディスク1のアウタ側へと延設されたブリッジ部3Bと、ブリッジ部3Bの先端側であるアウタ側からディスク1の径方向内向きに延び、先端側が二又状をなしたアウタ脚部3Cとにより構成されている。
A caliper 3 as a pressing mechanism is slidably supported by the
そして、キャリパ3のインナ脚部3Aには、ピストンが摺動可能に挿嵌されるシリンダ(いずれも図示せず)が形成されている。また、インナ脚部3Aには、ディスク1の周方向に突出する一対の取付部3Dが設けられている。これら各取付部3Dは、後述の摺動ピン4を介して、キャリパ3全体をキャリア2の各腕部2Aに対して摺動可能に支持するものである。
The
摺動ピン4は、キャリパ3の各取付部3Dにそれぞれボルト5を用いて締結されている。各摺動ピン4の先端側は、キャリア2の各腕部2Aにディスク1の軸方向に沿って形成されたピン穴(図示せず)内に摺動可能に挿嵌されている。各腕部2Aと各摺動ピン4との間には、それぞれ保護ブーツ6が取付けられ、摺動ピン4と腕部2Aのピン穴との間に雨水等が浸入するのを防いでいる。
The sliding
キャリア2を構成する各腕部2Aには、パッドスプリング7がそれぞれ取付けられている。これらパッドスプリング7は、例えばステンレス鋼板等のばね性を有する鋼板材に曲げ加工を施すことにより形成され、後述する摩擦パッド8をキャリア2の各腕部2Aに対して弾性的に支持すると共に、各腕部2Aのパッドガイドに対する摩擦パッド8の摺動変位を滑らかにするものである。
A
摩擦パッド8は、ディスク1の両面(インナ側とアウタ側)に対向した状態で対をなして配置されている。これらインナ側とアウタ側の摩擦パッド8は、キャリパ3によってディスク1に押圧されることにより、ディスク1に制動力を付与するものである。ここで、各摩擦パッド8は、図2に示すように、後述するプレート9、第1のシム12、第2のシム15とを含んで構成されている。なお、図2中の第1のシム12は、第2のシム15によって外側から全体的に覆われている。
The
プレート9は、キャリア2の各腕部2Aに設けられたパッドガイドに沿ってディスク1の軸方向に移動可能に支持されている。プレート9のディスク1側となる表面側には、ライニング10が固着して設けられ、このライニング10がディスク1に接触するようになっている。図3に示すように、プレート9は、ディスク1の回転方向(周方向)に延びる略扇形状の板体によって形成され、ディスク1と対面する平板面9Aと、ディスク1の外径側に位置する外周端面9Bと、ディスク1の内径側に位置する内周端面9Cと、ディスク1が矢示A方向に回転するときの回転方向の出口側(以下、回出側という)に位置する側端面9Dと、ディスク1が矢示A方向に回転するときの回転方向の入口側(以下、回入側という)に位置する側端面9Eとを有している。この場合、プレート9の側端面9D,9Eは、プレート9のうちディスク1の回転方向に延びる両端側の端面を構成している。
The
また、プレート9には、回出側の側端面9Dから突出した略四角形状をなす耳部9Fと、回入側の側端面9Eから突出した略四角形状をなす耳部9Gが設けられている。これら各耳部9F,9Gは、キャリア2の各腕部2Aに形成されたパッドガイド(図示せず)にパッドスプリング7を介して摺動可能に嵌合している。これにより、プレート9は、パッドスプリング7にガイドされつつディスク1の軸方向に移動可能に支持されている。また、各耳部9F,9Gのうちディスク1の回入側に位置する耳部9Gには、後述の付勢ばね11が設けられている。
Further, the
プレート9の外周端面9Bには、周方向の中間部に位置して1個の外周側取付溝9Hが設けられ、プレート9の内周端面9Cには、周方向に離間して2個の内周側取付溝9Jが設けられている。外周側取付溝9Hには、後述する第2のシム15の外周係合突起15Cが掛止めされ、各内周側取付溝9Jには、第2のシム15の内周係合突起15Eが掛止めされている。
The outer
また、ディスク1の各耳部9F,9Gには、それぞれ凹溝9Kが設けられ、これら各凹溝9Kは、耳部9F,9Gの突出側の端面をL字状に切欠くことにより形成されている。そして、車両の前進走行時にディスク1の回入側に位置する耳部9Gの凹溝9Kには、付勢ばね11の一部が収納されている。この付勢ばね11は、キャリア2に設けられたパッドガイドの内壁面と耳部9Gとの間に設けられ、プレート9をディスク1の回出側に向けて周方向に付勢するものである。なお、ディスク1の回出側に位置する耳部9Fについても、回入側の耳部9Gと同様な凹溝9Kが設けられることにより、ディスク1のインナ側とアウタ側の摩擦パッド8を製造するときにプレート9の共通化を図ることが可能となっている。
The
次に、プレート9に設けられた第1のシム12、第2のシム15について、図4ないし図8を参照して説明する。
Next, the
第1のシム12は、プレート9の平板面9Aのうちライニング10が固着された面(表面)とは反対側となる面(裏面9L)に設けられている。第1のシム12は、図4および図6に示すように、例えばステンレス鋼板等のばね性を有する鋼板にプレス加工を施すことにより一体形成され、全面に亘って硬質ゴム、樹脂等がコーティングされている。第1のシム12は、全体的にプレート9よりも一回り小さく、かつプレート9よりも薄肉な板体として形成されている。なお、このコーティングは必ずしも必要ではなく、プレス加工された鋼板をそのまま用いてもよいものである。
The
ここで、第1のシム12は、ディスク1の回転方向(周方向)に延びる略扇形状の平板からなり、プレート9の平板面9Aに当接する当接板部12Aと、当接板部12Aの外周縁12Bに突設された1個の外周突起12Cと、当接板部12Aの内周縁12Dに突設された2個の内周突起12Eと、ディスク1の回出側となる回出側周縁12Fに突設された周縁突起12Gおよび耳部12Hと、ディスク1の回入側となる回入側周縁12Jに突設された周縁突起12Kおよび耳部12Lとを含んで構成されている。
Here, the
第1のシム12は、後述する第2のシム15を介してプレート9の裏面9Lに取付けられ、第1のシム12の耳部12H,12Lは、プレート9の各耳部9F,9Gと共に、キャリア2の各腕部2Aに形成されたパッドガイドに嵌合するものである。
The
第1のシム12のうちディスク1の回転方向に延びる両端側に設けられた周縁突起12G,12Kには、それぞれ第1の爪部13,14が形成されている。ここで、回出側の周縁突起12Gに設けられた第1の爪部13は、周縁突起12Gからプレート9に向けて直角に折曲げられ、プレート9の回出側の側端面9Dに対して平行となった直角折曲面13Aを有している。この場合、第1の爪部13の直角折曲面13Aと第1のシム12の周縁突起12Gとの間には、プレート9の裏面9Lから離れる方向に湾曲する凸円弧部13Bが設けられている。この凸円弧部13Bにより、プレート9の側端面9Dの角部と第1の爪部13との干渉を避けることができ、直角折曲面13Aがプレート9の側端面9Dに面接触する構成となっている。
一方、回入側の周縁突起12Kに設けられた第1の爪部14も、上述した第1の爪部13と同様に、周縁突起12Kからプレート9に向けて直角に折曲げられ、プレート9の回入側の側端面9Eに対して平行となった直角折曲面14Aと、凸円弧部(図示せず)とを有している。
On the other hand, the
そして、第1のシム12は、第1の爪部13の直角折曲面13Aをプレート9の回出側の側端面9Dに当接させると共に、第1の爪部14の直角折曲面14Aをプレート9の回入側の側端面9Eに当接させることにより、プレート9の裏面9Lに配置され、後述する第2のシム15と一緒にプレート9に取付けられるものである。
The
第2のシム15は、第1のシム12の両面のうちプレート9とは反対側となる面(裏面12M)に設けられている。第2のシム15は、図5および図6に示すように、例えばステンレス鋼板等のばね性を有する鋼板にプレス加工を施すことにより一体形成されている。第2のシム15は、例えば第1のシム12と略同一の形状を有し、第1のシム12に接着剤を用いて接着(積層)された状態で、第1のシム12と一緒にプレート9の裏面9Lに取付けられるものである。第2のシム15は、第1のシム12を外側から覆い、第1のシム12を保護する。これにより、第1のシム12は、キャリパ3のアウタ脚部3C(または、前記ピストン)等に直接的に接触して摩耗、損傷されることはなくなる。
The
ここで、第2のシム15は、ディスク1の回転方向(周方向)に延びる略扇形状の平板からなり、第1のシム12の当接板部12Aと板厚方向で重り合う当接板部15Aと、当接板部15Aの外周縁15Bに突設され、第1のシム12の外周突起12Cと重り合う1個の外周係合突起15Cと、当接板部15Aの内周縁15Dに突設され、第1のシム12の各内周突起12Eと重り合う2個の内周係合突起15Eと、ディスク1の回出側となる回出側周縁15Fに突設された周縁突起15Gおよび耳部15Hと、ディスク1の回入側となる回入側周縁15Jに突設された周縁突起15Kおよび耳部15Lとを含んで構成されている。
Here, the
第2のシム15の外周係合突起15Cの突出端は、プレート9の外周端面9Bに向けて折曲げられた係合部15C1となり、この係合部15C1は、プレート9の外周側取付溝9Hに係合する。また、第2のシム15の各内周係合突起15Eの突出端は、プレート9の内周端面9Cに向けて折曲げられた係合部15E1となり、この係合部15E1は、プレート9の各内周側取付溝9Jに係合する。
The protruding end of the outer
第2のシム15のうちディスク1の回転方向の両端側に設けられた周縁突起15G,15Kには、それぞれ第2の爪部16,17が設けられている。ここで、回出側の周縁突起15Gに設けられた第2の爪部16は、周縁突起15Gからプレート9に向けて直角に折曲げられ、プレート9の回出側の側端面9Dに対して平行となった直角折曲面16Aを有している。この場合、第2の爪部16の直角折曲面16Aと第2のシム15の周縁突起15Gとの間には、プレート9の裏面9Lから離れる方向に湾曲する凸円弧部16Bが設けられ、この凸円弧部16Bにより、直角折曲面16Aが第1の爪部13の直角折曲面13Aに隙間なく積層される構成となっている。
一方、回入側の周縁突起15Kに設けられた第2の爪部17も、上述した第2の爪部16と同様に、周縁突起15Kからプレート9に向けて直角に折曲げられ、プレート9の回入側の側端面9Eに対して平行となった直角折曲面17Aと、凸円弧部(図示せず)とを有している。
On the other hand, the
そして、第2のシム15は、第1のシム12の裏面12Mに接着剤を用いて接着され、外周係合突起15Cの係合部15C1をプレート9の外周側取付溝9Hに係合させると共に、各内周係合突起15Eの係合部15E1をプレート9の各内周側取付溝9Jに係合させる。これにより、第1のシム12と第2のシム15とが重合わされた(積層された)状態で、プレート9の裏面9Lに取付けられる。この場合、積層された第1のシム12と第2のシム15との間は、接着剤によって強固に固着され、第1のシム12と第2のシム15との間には、接着剤層18が形成されている。
The
このようにして、積層された第1のシム12と第2のシム15が、プレート9の裏面9Lに取付けられた状態で、プレート9の各耳部9F,9Gをキャリア2の各腕部2Aに形成されたパッドガイドに嵌合させることにより、摩擦パッド8は、キャリア2に対して移動可能に支持される。このとき、第1のシム12の各耳部12H,12L、第2のシム15の各耳部15H,15Lも、キャリア2のパッドガイドに嵌合する。これにより、仮に第2のシム15の外周係合突起15C(係合部15C1)が破損してプレート9の外周側取付溝9Hから離脱したとしても、第1,第2のシム12,15は、キャリア2のパッドガイドによって保持される構成となっている。
In this manner, the
このように、第1のシム12と第2のシム15とが積層されてプレート9に取付けられた状態で、第1のシム12に設けられた第1の爪部13,14は、プレート9の回出側および回入側の側端面9D,9Eに係合する。このとき、第1の爪部13,14には、プレート9の側端面9D,9Eに対して平行な直角折曲面13A,14Aが設けられているので、第1の爪部13,14の直角折曲面13A,14Aを、プレート9の側端面9D,9Eに隙間なく当接させることができる。
As described above, the
一方、第2のシム15に設けられた第2の爪部16,17は、第1のシム12に設けられた第1の爪部13,14に積層される。このとき、第2の爪部16,17にも、プレート9の側端面9D,9Eに対して平行な直角折曲面16A,17Aが設けられているので、第2の爪部16,17の直角折曲面16A,17Aを、第1の爪部13,14の直角折曲面13A,14Aに隙間なく当接させることができる。
On the other hand, the
これにより、車両のブレーキ操作時に、摩擦パッド8がディスク1の回転力に引摺られ、第1のシム12と第2のシム15との間の接着剤層18に剪断力が作用したとしても、第1のシム12に設けられた第1の爪部13,14と、第2のシム15に設けられた第2の爪部16,17とは、プレート9の側端面9D,9Eに係合する。従って、第2のシム15の位置ずれを抑制し、第2のシム15を、第1のシム12に対して適正な位置に保持することができる。さらに、第1の爪部13,14の直角折曲面13A,14Aは、プレート9の側端面9D,9Eに隙間なく当接するので、第1のシム12を、プレート9に対して適正な位置に保持することができる構成となっている。
Thereby, even when the
第1の実施形態によるディスクブレーキは、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。 The disc brake according to the first embodiment has the above-described configuration, and the operation thereof will be described next.
まず、車両のブレーキ操作時には、キャリパ3のインナ脚部3Aに設けられたシリンダにブレーキ液圧が供給されることにより、ピストンがディスク1に向けて摺動変位し、インナ側の摩擦パッド8がディスク1の一側面に押圧される。このとき、キャリパ3がディスク1からの押圧反力を受け、キャリパ3全体が、キャリア2の腕部2Aに対してインナ側に摺動変位する。これにより、アウタ脚部3Cが、アウタ側の摩擦パッド8をディスク1の他側面に押圧する。
First, at the time of brake operation of the vehicle, the brake fluid pressure is supplied to the cylinder provided on the
これにより、インナ側とアウタ側の摩擦パッド8は、車輪と共に回転するディスク1を軸方向両側から強く挟持することにより、このディスク1に制動力を与えることができる。そして、ブレーキ操作を解除したときには、前記ピストンへの液圧供給が停止されることにより、インナ側とアウタ側の摩擦パッド8がディスク1から離間し、再び非制動状態に復帰する。
As a result, the inner and
ここで、車両のブレーキ操作時は、摩擦パッド8がディスク1の回転力に引摺られることにより、第1のシム12と第2のシム15との間の接着剤層18に剪断力が作用する。これに対し、本実施形態では、第1のシム12と第2のシム15とが積層された状態で、第1のシム12に設けられた第1の爪部13,14と、第2のシム15に設けられた第2の爪部16,17とは、プレート9の側端面9D,9Eに係合している。従って、第2のシム15が、第1のシム12に対してディスク1の回転方向に位置ずれするのを抑え、第2のシム15を、第1のシム12に対して適正な位置に保持しておくことができる。この結果、第2のシム15によって第1のシム12を保護することができ、制動時におけるブレーキ鳴きを長期に亘って抑制することができる。
Here, during braking operation of the vehicle, the
この場合、第1のシム12に設けられた第1の爪部13,14には、直角折曲面13A,14Aが設けられ、これら各直角折曲面13A,14Aは、プレート9の側端面9D,9Eに隙間なく当接させることができる。また、第2のシム15に設けられた第2の爪部16,17には、直角折曲面16A,17Aが設けられ、これら各直角折曲面16A,17Aは、第1の爪部13,14の直角折曲面13A,14Aに隙間なく積層させることができる。
In this case, the
従って、プレート9の側端面9D,9Eに対する第1の爪部13,14の接触面積を大きく確保することができ、かつ、第1の爪部13,14に対する第2の爪部16,17の接触面積を大きく確保することができる。この結果、プレート9に対する第1のシム12の取付強度を高めることができると共に、第1のシム12に対する第2のシム15の取付強度を高めることができ、摩擦パッド8の耐久性を向上させることができる。
Therefore, a large contact area of the
次に、図9は本発明の第2の実施形態を示している。第2の実施形態の特徴は、第1,第2の爪部が、プレートの両端側の端面に対して傾斜するように折曲げられた傾斜折曲面を有していることにある。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。 Next, FIG. 9 shows a second embodiment of the present invention. The feature of the second embodiment resides in that the first and second claw portions have inclined bent curved surfaces that are bent so as to be inclined with respect to the end surfaces on both ends of the plate. In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
第1のシム12のうち回出側の周縁突起12Gには、第1の爪部21が設けられている。この第1の爪部21は、周縁突起12Gからプレート9に向けて鋭角に折曲げられ、プレート9の回出側の側端面9Dに対して傾斜した傾斜折曲面21Aを有している。この場合、第1の爪部21の傾斜折曲面21Aと第1のシム12の周縁突起12Gとの間には、プレート9の側端面9Dから離間する方向に湾曲する湾曲部21Bが形成されている。第1の爪部21の傾斜折曲面21Aは、湾曲部21Bによってプレート9の側端面9Dに対して傾斜し、第1の爪部21の先端は、プレート9の側端面9Dに線接触している。ここで、湾曲部21Bは、周縁突起12Gに対する第1の爪部21の曲げ加工に伴って自然に形成されるものであり、傾斜折曲面21Aを有する第1の爪部21は、周縁突起12Gをプレート9側に折曲げるだけで容易に形成されるものである。
A
第2のシム15のうち回出側の周縁突起15Gには、第2の爪部22が設けられている。この第2の爪部22は、周縁突起15Gからプレート9に向けて鋭角に折曲げられ、プレート9の回出側の側端面9Dに対して傾斜した傾斜折曲面22Aを有している。この場合、第2の爪部22の傾斜折曲面22Aと第2のシム15の周縁突起15Gとの間には、プレート9の側端面9Dから離れる方向に湾曲する湾曲部22Bが形成されている。この湾曲部22Bにより、傾斜折曲面22Aが第1の爪部21の傾斜折曲面21Aに隙間なく積層される構成となっている。ここで、湾曲部22Bは、周縁突起15Gに対する第2の爪部22の曲げ加工に伴って自然に形成されるものであり、傾斜折曲面22Aを有する第2の爪部22は、周縁突起15Gをプレート9側に折曲げるだけで容易に形成されるものである。
A
第2の実施形態によるディスクブレーキは、第1の爪部21に傾斜折曲面21Aが設けられると共に、第2の爪部22に傾斜折曲面22Aが設けられるもので、本実施形態においても、第1のシム12の裏面12Mに第2のシム15が積層された状態で、第2の爪部22に設けられた傾斜折曲面22Aを、第1の爪部21に設けられた傾斜折曲面21Aに隙間なく積層することができる。
In the disc brake according to the second embodiment, the
これにより、車両のブレーキ操作時に、摩擦パッド8がディスク1の回転力に引摺られ、第1のシム12と第2のシム15との間の接着剤層18に剪断力が作用したとしても、第1の爪部21と第2の爪部22とが係合することにより、第1のシム12に対する第2のシム15の位置ずれを抑制し、第2のシム15を、第1のシム12に対して適正な位置に保持することができる。
Thereby, even when the
この場合、傾斜折曲面21Aを有する第1の爪部21は、第1のシム12の周縁突起12Gをプレート9側に折曲げるだけで容易に形成することができ、傾斜折曲面22Aを有する第2の爪部22は、第2のシム15の周縁突起15Gをプレート9側に折曲げるだけで容易に形成することができる。この結果、第1の爪部21を有する第1のシム12、および第2の爪部22を有する第2のシム15を形成するときの製造コストを低減することができる。
In this case, the
なお、第1の実施形態では、第1のシム12に設けた第1の爪部13,14を、プレート9の側端面9D,9Eのうち耳部9F,9Gよりも下側部位に係合させ、これら第1の爪部13,14に対し、第2のシム15に設けた第2の爪部16,17を積層した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図10に示す第1の変形例のように構成してもよい。
In the first embodiment, the
即ち、図10に示すプレート9′の側端面9D′,9E′のうち耳部9F′,9G′よりも上側部位(径方向の外側)に、第1のシム12′に設けた第1の爪部13′,14′を係合させ、これら第1の爪部13′,14′に対し、第2のシム15′に設けた第2の爪部16′,17′を積層する構成としてもよい。なお、図10中の第1のシム12′は、第2のシム15′によって覆われている。この場合、互いに積層される第1の爪部13′と第2の爪部16′、および第1の爪部14′と第2の爪部17′は、例えば図8に示す直角折曲面として形成してもよく、図9に示す傾斜折曲面として形成してもよい。
That is, the first shim 12 'provided on the first shim 12' is located above the
また、例えば図11に示す第2の変形例のように構成してもよい。即ち、図11に示すプレート9″の側端面9D″,9E″のうち耳部9F″,9G″を挟む上,下2箇所に、第1のシム12″に設けた第1の爪部13″,14″を2個づつ係合させ、これら各第1の爪部13″,14″に対し、第2のシム15″に設けた第2の爪部16″,17″を2個ずつ積層する構成としてもよい。なお、図11中の第1のシム12″は、第2のシム15″によって覆われている。
Further, for example, a second modification shown in FIG. 11 may be configured. That is, the
さらに、第1の実施形態では、第1のシム12に設けられた第1の爪部13,14を、プレート9の側端面9D,9Eに係合させた場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えばプレート9の外周側取付溝9Hのような取付溝を各側端面9D,9Eに形成し、この取付溝に第1の爪部13,14を係合させる構成としてもよい。
Furthermore, in 1st Embodiment, although the case where the 1st nail | claw
以上説明した実施形態に基づくディスクブレーキとして、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。 As the disc brake based on the embodiment described above, for example, the following modes can be considered.
第1の態様としては、ディスクの外周側を軸方向に跨いで配置される支持部材と、前記支持部材に支持され前記ディスクの両面に対向配置される一対の摩擦パッドと、前記一対の摩擦パッドを前記ディスクに押圧する押圧機構とを備え、前記摩擦パッドは、前記ディスクに接触するライニングが取付けられたプレートと、前記プレートの両面のうち前記ライニングとは反対側の裏面に設けられる第1のシムと、前記第1のシムの両面のうち前記プレートとは反対側の裏面に重合わせて設けられる第2のシムとを備えてなるディスクブレーキにおいて、前記第1のシムおよび前記第2のシムには、前記ディスク回転方向の両端側に位置して前記プレートの前記ディスク回転方向の両端側に係合する爪部がそれぞれ設けられ、前記第1のシムおよび前記第2のシムの前記爪部は、互いに積層された状態で前記プレート側に折曲げられている。 As a first aspect, a support member disposed across the outer peripheral side of the disk in the axial direction, a pair of friction pads supported by the support member and disposed opposite to both surfaces of the disk, and the pair of friction pads A pressing mechanism that presses the disc against the disc, and the friction pad is provided on a plate on which a lining that contacts the disc is attached, and on a back surface of the plate opposite to the lining among both sides of the plate. A disc brake comprising: a shim; and a second shim provided to overlap a back surface of the first shim opposite to the plate. The first shim and the second shim Are provided with claw portions that are located on both ends of the disk in the disk rotation direction and engage with both ends of the plate in the disk rotation direction, respectively. The claw portion of the second shim is bent on the plate side in a state of being laminated together.
第2の態様としては、第1の態様において、前記爪部は、前記第1のシムに設けられた第1の爪部と、前記第2のシムに設けられた第2の爪部とにより構成され、前記第1,第2の爪部は、前記第1のシムのうち前記ディスク回転方向の両端側から前記プレートの両端側の端面に面接触するように折曲げられている。 As a second aspect, in the first aspect, the claw portion includes a first claw portion provided in the first shim and a second claw portion provided in the second shim. The first and second claw portions are bent so as to make surface contact with both end surfaces of the plate from both ends in the disk rotation direction of the first shim.
第3の態様としては、前記爪部は、前記第1のシムに設けられた第1の爪部と、前記第2のシムに設けられた第2の爪部とにより構成され、前記第1,第2の爪部は、前記第1のシムのうち前記ディスク回転方向の両端側から前記プレートの両端側の端面に斜めに傾斜して線接触するように折曲げられている。 As a third aspect, the claw portion includes a first claw portion provided in the first shim and a second claw portion provided in the second shim. The second claw portion is bent so as to incline obliquely from both ends of the first shim to the end faces of the plate at both ends in the disk rotation direction.
1 ディスク
2 キャリア(支持部材)
3 キャリパ(押圧機構)
8 摩擦パッド
9 プレート
9D,9E,9D′,9E′,9D″,9E″ 側端面
10 ライニング
12,12′,12″ 第1のシム
15,15′,15″ 第2のシム
13,13′,13″,14,14′,14″,21 第1の爪部
16,16′,16″,17,17′,17″,22 第2の爪部
1
3 Caliper (pressing mechanism)
8
Claims (3)
前記支持部材に支持され前記ディスクの両面に対向配置される一対の摩擦パッドと、
前記一対の摩擦パッドを前記ディスクに押圧する押圧機構とを備え、
前記摩擦パッドは、
前記ディスクに接触するライニングが取付けられたプレートと、
前記プレートの両面のうち前記ライニングとは反対側の裏面に設けられる第1のシムと、
前記第1のシムの両面のうち前記プレートとは反対側の裏面に重合わせて設けられる第2のシムとを備えてなるディスクブレーキにおいて、
前記第1のシムおよび前記第2のシムには、前記ディスク回転方向の両端側に位置して前記プレートの前記ディスク回転方向の両端側に係合する爪部がそれぞれ設けられ、前記第1のシムおよび前記第2のシムの前記爪部は、積層された状態で前記プレート側に折曲げられていることを特徴とするディスクブレーキ。 A support member disposed across the outer peripheral side of the disk in the axial direction;
A pair of friction pads supported by the support member and disposed opposite to both surfaces of the disk;
A pressing mechanism for pressing the pair of friction pads against the disk;
The friction pad is
A plate with a lining attached to contact the disk;
A first shim provided on the back side opposite to the lining of both sides of the plate;
In a disc brake comprising a second shim provided to overlap the back surface opposite to the plate of both sides of the first shim,
The first shim and the second shim are respectively provided with claw portions that are located on both ends of the disk rotation direction and engage with both ends of the plate in the disk rotation direction. The disc brake, wherein the shims and the claw portions of the second shim are bent toward the plate in a stacked state.
前記第1,第2の爪部は、前記第1のシムのうち前記ディスク回転方向の両端側から前記プレートの両端側の端面に面接触するように折曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。 The claw portion is composed of a first claw portion provided on the first shim and a second claw portion provided on the second shim,
The first and second claw portions are bent so as to be in surface contact with both end surfaces of the plate from both ends in the disk rotation direction of the first shim. Item 12. The disc brake according to item 1.
前記第1,第2の爪部は、前記第1のシムのうち前記ディスク回転方向の両端側から前記プレートの両端側の端面に斜めに傾斜して線接触するように折曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。 The claw portion is composed of a first claw portion provided on the first shim and a second claw portion provided on the second shim,
The first and second claw portions are bent so as to incline obliquely from both ends of the first shim to the end faces on both ends of the plate from the both ends in the disk rotation direction. The disc brake according to claim 1.
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