JP2018104040A - 積載ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックを構成するユニットの積み上げを容易にして、運搬効率を高めることが可能な積載ラックを提供する。【解決手段】積載ラックを構成する第1ユニット及び第2ユニットは、積載ラックの少なくとも四隅に設けられた複数の支柱2と、複数の支柱2間に取り付けられて、上下方向において1段以上設けられ、1段につき少なくとも1対、平行に延在して設けられた棒状の横架材3と、をそれぞれ備える。少なくとも1対の対を成す横架材3は、その上に板状の外壁パネルを積載するものである。第2ユニットは、第1ユニットの上部に積み上げられ、第1ユニットの被係止部7と係止する係止部6を有する。係止部6は、被係止部7に当接する当接部と、当接部から下方に突出して互いに対向する壁部6cと、を有する。対向する壁部6cは、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、板状の建築部材を積載する積載ラックに係り、特に、上下に積み上げられる複数のユニットから成る積載ラックに関する。
一般に、外壁パネル、屋根パネル及び腰壁パネル等の板状の建築部材は、専用のラックに収容されて、ラックごと収納され、そして、同ラックに収容された状態でパネル工場から建築現場まで車両によって運搬される。
そして、車両には、積載スペースや積載量の制限がある。このため、積載スペースの高さが高い車両又は積載量の大きな車両においては、ラックを構成するユニットを多段に積み上げて一度に運搬可能としつつ、積載スペースの高さが低い車両又は積載量の小さい車両においては、ユニットを積み上げずに運搬する方法が採られている。
このようなラックの例として、特許文献1には、長尺方向の長さが異なる建築パネルを積載可能とするため、ラックの長尺方向に並んで設けられた3本の支柱と、短尺方向の支柱間に設けられたパネル受け材と、を備える収容ラックが開示されている。
そして、特許文献1には、ラックを構成する2つのユニットを上下に容易に積み上げ可能とする構成が開示されている。具体的には、特許文献1には、上側ユニットを構成する最下段の支柱の下端部がカップ状に形成され、下側ユニットを構成する最上段にある支柱の上端部の挿入部を、上側ユニットのカップ状の下端部によってガイドさせて支柱の中空部に挿入させることが開示されている。
特開2016−89567号公報
しかし、特許文献1の収容ラックにおいて、下側ユニットに上側ユニットを積み上げる際には、少なからず手間がかかっていた。具体的には、上側ユニットを構成する最下段の支柱の下端部がカップ状に形成されているとしても、支柱の中空部に下側ユニットを構成する最上段の支柱の上端部にある挿入部が挿入されるように、相対位置を調整しなくてはならず、積み上げが困難であった。
また、下段ユニット上に積み上げられた上側ユニットを下段ユニットから床に下ろす際には、上側ユニットにおける床に当接する部位が自重により破損する恐れがあるため、上側ユニットを下ろす位置に架台を用意しなくてはならなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ラックを構成するユニットの積み上げを容易にして、運搬効率を高めることが可能な積載ラックを提供することにある。また、その他の目的は、架台を用意することなく、ユニットを床に配置可能にすることにある。
前記課題は、本発明の積載ラックによれば、板状の建築部材を積載する積載ラックであって、該積載ラックの少なくとも四隅に設けられた複数の支柱と、前記複数の支柱間に取り付けられて、上下方向において1段以上設けられ、1段につき少なくとも1対、平行に延在して設けられた棒状の横架材と、をそれぞれ備える第1ユニット及び第2ユニットから成り、少なくとも1対の対を成す前記横架材は、その上に前記板状の建築部材を積載するものであり、前記第2ユニットは、前記第1ユニットの上部に積み上げられ、前記第1ユニットの被係止部と係止する係止部を有し、該係止部は、前記被係止部に当接する当接部と、該当接部から下方に突出して互いに対向する対向壁部と、を有し、該対向壁部は、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることにより解決される。
上記構成によれば、係止部が、被係止部に当接する当接部と、互いに対向する対向壁部とを有し、対向壁部が、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることで、作業者は、第2ユニットの係止部を第1ユニットの被係止部に容易に係止させて第1ユニットの上部に第2ユニットを容易に積み上げることができる。
また、前記係止部は、水平に延在する下端部を有すると好ましい。
上記構成によれば、係止部が、水平に延在する下端部を有していることで、第2ユニットを略水平な床に載置する場合に、係止部の下端部が床に接触する面積が広くなる。このため、係止部の下端部に第2ユニットの自重が加わったとしても、床から係止部に加わる反力を分散させることができ、係止部が破損することを抑制できる。
さらに、前記対向壁部は、対向する面の逆側の面から突出するリブを有すると好ましい。
上記構成によれば、対向壁部が、対向する面の逆側の面から突出するリブを有することで、被係止部との係止に干渉することなく、係止部の剛性が高められて、第1ユニットとの係止を安定させることができる。さらに、第2ユニットを床に載置したときに係止部が第2ユニットの自重によって破損することを抑制できる。
また、前記対向壁部としての第1対向壁部は、水平面内の一方向である第1方向から見て、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されており、前記被係止部は、互いに対向する第2対向壁部を有し、該第2対向壁部は、水平面内の他の方向であり前記第1方向に垂直な第2方向から見て、上方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていてもよい。
上記構成によれば、第1対向壁部が水平面内の一方向である第1方向から見て、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されており、第2対向壁部が、水平面内の他の方向であり一方向に垂直な第2方向から見て、上方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることで、係止部の第1対向壁部と被係止部の第2対向壁部とが、相互に干渉しあうことで、相互に位置ずれすることを抑制できる。
また、前記被係止部は、前記第1ユニットにおける最上段に設けられた前記横架材にスペーサを介して取り付けられていてもよい。
上記構成によれば、被係止部が、スペーサを介して最上段の横架材に取り付けられていることで、スペーサによって広げられた、第1ユニットと第2ユニットの間にフォークリフトの爪を挿し込みやすくなる。
前記第1ユニットにおける最上段にある前記横架材には、下方に載置された前記建築部材を押さえる押さえ部が設けられており、前記係止部の下端部は、前記第1ユニット上に前記第2ユニットが積み上げられた状態において、前記押さえ部の押さえ面よりも上方にあると好ましい。
上記構成によれば、係止部の下端部が、第1ユニット上に第2ユニットが積み上げられた状態において、押さえ部の押さえ面よりも上方にあることで、第2ユニットにおいて下方に突出する係止部が建築部材に干渉することがなく、建築部材を損傷させることがない。
また、前記第1ユニットは、前記第2ユニットの上部に積み上げ可能に構成されており、前記係止部は、第1係止部であり、前記被係止部は、第1被係止部であり、前記第1ユニットは、前記第2ユニットの第2被係止部と係止する第2係止部を有し、該第2係止部は、互いに対向する第3対向壁部を有し、該第3対向壁部は、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていると好ましい。
上記構成によれば、第1ユニットと第2ユニットとの積み上げ順序を変更したとしても、第1ユニットの第2係止部が有する第3対向壁部が下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることで、第2ユニット上に第1ユニットを容易に積み上げることができる。
本発明の積載ラックによれば、作業者は、第2ユニットの係止部を第1ユニットの被係止部に容易に係止させて第1ユニットの上部に第2ユニットを容易に積み上げることができる。
本実施形態に係る積載ラックを示す正面図である。 第1ユニットを示す模式的な斜視図である。 係止部が被係止部に係止している状態における、図2のIII部分を拡大して示す拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る積載ラック1について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。なお、以下において、平面視略長方形状に形成された積載ラック1を基準として、長尺方向、短尺方向及び高さ方向が定められているものとする。
<<全体構成について>>
本実施形態に係る積載ラック1は、建築パネル等の板状の建築部材を収容して、建築部材の保管に用いられ、又は、車両に搭載されて建築部材の建築現場への搬送に用いられるものである。
まず、積載ラック1の全体構成について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る積載ラック1を示す正面図である。
積載ラック1は、第1ユニットU1と、第1ユニットU1の上部に積み上げられる第2ユニットU2と、を備える。そして、第1ユニットU1と第2ユニットU2とは詳細について後述するように、係止部6と被係止部7と係止して、相互の位置ずれが抑制された状態で第1ユニットU1上に第2ユニットU2が積み上げられる。
<<各ユニットの構成について>>
第1ユニットU1と第2ユニットU2とは略同じ構成から成り、主に異なる点は、第1ユニットU1が6枚の建築部材としての外壁パネルP1を積載可能な6段構成から成るのに対し、第2ユニットU2が4段構成から成る点にある。そこで、主に第1ユニットU1について図2を参照して説明する。図2は、第1ユニットU1を示す模式的な斜視図である。
第1ユニットU1は、図2に示すように、積載ラック1(第1ユニットU1)の四隅において立設する支柱2と、外壁パネルP1が載置される横架材3と、支柱2に取り付けられるツナギ材4及び補強ツナギ材5と、を備える。
支柱2は、積載ラック1の四隅に設けられた部材である。支柱2は、上下の段ごとに設けられたパーツが上下に重ね合わせられて、全体として一本の柱を形成するように構成されている。本実施形態に係る支柱2は7本の支柱が上下に重ねられている。なお、第1ユニットU1は、積載ラック1の四隅以外の部分に支柱2を追加的に備えていてもよい。
横架材3は、短尺方向に隣接する支柱2に対向する面の中央部分に、端部を溶接接合されおり、第1ユニットU1の短尺方向に延在している。横架材3は、上下方向において1段以上、本実施形態においては7段設けられており、1段につき短尺方向に延在する1対、平行に延在して設けられた棒状の部材である。なお、横架材3の数は、一段につき1対に限定されず、例えば、一段を構成する支柱2の本数を増やす場合には、更に複数設けるようにしてもよい。
最上段にある横架材3以外の1対の対を成す横架材3は、それぞれの上に外壁パネルP1を積載するものである。そして、最下段以外の横架材3は、それぞれの下にある外壁パネルP1を、緩衝材8を介して押さえる機能を有する。
詳細については後述するが、最上段の一対の横架材3における短尺方向の両端部それぞれには、第2ユニットU2に設けられた第1係止部としての係止部6とこれに係止する第1被係止部としての被係止部7が取り付けられている。さらに、最下段の一対の横架材3における短尺方向の両端部それぞれには、第2ユニットU2に設けられた被係止部17と係止する係止部16が取り付けられている。
ツナギ材4及び補強ツナギ材5は、第1ユニットU1の長尺方向において隣接する支柱2に取り付けられて、これらの間隔を所定間隔に保ち、剛性を付与するものである。
ツナギ材4は、第1ユニットU1の所定の段(本実施形態においては下から4つ目の段と最上段)において長尺方向に隣接する支柱2に両端部を取り付けられており、短尺方向に対を成して配設されている。
補強ツナギ材5は、第1ユニットU1の最下段において長尺方向に隣接する支柱2に両端部を取り付けられており、短尺方向に対を成して配設されている。補強ツナギ材5は、クレーンのワイヤーが架けられることにより、建築現場において、第1ユニットU1、第2ユニットU2又はその両方を吊り上げる際の支持部材となる。更に短尺方向に対を成す補強ツナギ材5に跨るように、その下方から図示せぬフォークリフトの爪を差し込んで、第1ユニットU1をフォークリフトで運搬できる構成となっている。
具体的には、補強ツナギ材5の下面と、後述する係止部16の下面との間にはフォークリフトの爪が差し込める程度の隙間が形成されている。そして、補強ツナギ材5は、第1ユニットU1の重量によって撓まないように、ツナギ材4よりも太く形成されて高い剛性を備えるように形成されている。
このように、補強ツナギ材5が設けられ、かつ、後述する係止部16(,6)が設けられている第1ユニットU1、及び同様の構成から成り第2ユニットU2は、それぞれの最下段に架台を設けていない。このため、第1ユニットU1及び第2ユニットU2は、部品点数を削減でき、軽量化が可能となり、かつ上下方向の高さを抑制することができる。
なお、第1ユニットU1上に第2ユニットU2が積み重ねられることにより、重量がかかる第1ユニットU1のみ、その最下段に架台を設けるようにしてもよい。
<<係止部と被係止部との係止構造について>>
次に、係止部6と被係止部7との係止構造、及び係止部16と被係止部17の係止構造について、図1、図2に加えて図3を参照して説明する。図3は、係止部6が被係止部7に係止している状態における、図2のIII部分を拡大して示す拡大斜視図である。
係止部6は、第1ユニットU1の被係止部7に係止する、第2ユニットU2に形成された部位であり、第2ユニットU2の四隅の下端部、厳密には、最下段の横架材3の両端部における支柱2に隣接する部位に配設される部材である。
係止部6は、板材6fから主に構成されており、第1ユニットU1に対して所定の間隔を置くためのスペーサ6aを介して、横架材3に取り付けられている。
スペーサ6aは、断面長方形状の角パイプ状に形成されており、端部に形成された図示せぬ穴に支柱2の下部が挿し込まれた上で、横架材3の端部の下面に沿うように配設されて、支柱2及び横架材3と溶接されている。
板材6fは、スペーサ6aの下面に接合され被係止部7に当接する当接部6bと、被係止部7に係止するための壁部6cと、床Fに安定して載置させるための下端部6dと、から主に構成されている。
当接部6bは、被係止部7の当接部7dと当接する部位であり、両端部にある壁部6c及び下端部6dと一体的に形成されており、板材6fの中央の下面部分である。
壁部6cは、本発明に係る対向壁部及び第1対向壁部に相当し、当接部6bにおける第2ユニットU2の長尺方向両側の端部から、下方に向けて斜めに、長尺方向に互いに広がる向きに延在している。つまり、長尺方向両側、かつ下方に向けて延在することによって対向する壁部6cは、水平面内の一方向である第2ユニットU2の短尺方向(第1方向に相当する。)から見て、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されている。
このように、対向する壁部6cが下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることで、係止部6が被係止部7に係止する位置にガイドすることができ、簡単に第1ユニットU1状に第2ユニットU2を積み上げることが可能となる。より詳細には、第1ユニットU1上に第2ユニットU2を積み上げる際に、第1ユニットU1から上方に突出する被係止部7に壁部6cが当接することで、被係止部7の当接部7dに係止部6の当接部6bが当接する位置に、第2ユニットU2をガイドすることができる。
対向する壁部6cは、対向する面の逆側の面、つまり、当接部6bに連続する面とは逆側の面から突出する2本の線条のリブ6eをそれぞれ有する。このような配置で形成されたリブ6eを有する壁部6cは、当接部6bに当接する被係止部7との係止にリブ6eが干渉することなく、係止部6の剛性を高めて、第1ユニットU1との係止を安定させることができる。さらに、第2ユニットU2を床Fに載置したときに、係止部6が第2ユニットU2の自重によって破損することを抑制できる。
下端部6dは、壁部6cから屈曲して、第2ユニットU2の長尺方向に水平に延在している。下端部6dが、このように延在していることで、第2ユニットU2を略水平な床Fに載置する場合に、係止部6の下端部6dが床Fに接触する面積が広くなる。したがって、係止部6の下端部6dに第2ユニットU2の自重が加わったとしても、床Fから係止部6に加わる反力を分散させることができ、係止部6が破損することを抑制できる。
第1ユニットU1における最上段にある横架材3には、下方に載置された外壁パネルP1を押さえる押さえ部としての緩衝材8が取り付けられている。係止部6の下端部6dは、第1ユニットU1上に第2ユニットU2が積み上げられた状態において、緩衝材8の押さえ面である下面8aよりも上方にある。このような構成により、第2ユニットU2において係止部6が下方に突出していたとしても、外壁パネルP1に干渉することがなく、外壁パネルP1を損傷させることがない。
被係止部7は、第2ユニットU2の係止部6に係止される、第1ユニットU1に形成された部位であり、第1ユニットU1の四隅の上端部、厳密には、最上段の横架材3の両端部における支柱2に隣接する部位に配設される部材である。
被係止部7は、板材7eによって主に構成されており、第2ユニットU2に対して所定の間隔を置くためのスペーサ7a,7bを介して、横架材3に取り付けられている。
スペーサ7a,7bは、断面長方形状の角パイプ状に形成されている。
スペーサ7aは、横架材3の端部の上面に沿うように配設されて、支柱2の上部に側方から当接する位置で、支柱2及び横架材3と溶接されている。
スペーサ7bは、端部に形成された図示せぬ穴に支柱2の上部が挿し込まれた上で、スペーサ7aの端部の上面に沿うように配設されて、支柱2及び横架材3と溶接されている。
板材7eは、スペーサ7bの上面に接合されて係止部6に当接する当接部7dと、係止部6に係止するための壁部7cと、から主に構成されている。
当接部7dは、係止部6の当接部6bと当接する部位であり、両端部にある壁部7cと一体的に形成されており、板材7eの中央の上面部分である。
壁部7cは、本発明に係る第2対向壁部に相当し、当接部7dにおける第1ユニットU1の短尺方向両側の端部から、上方に向けて斜めに、短尺方向に互いに広がる向きに延在している。つまり、短尺方向両側、かつ上方に向けて延在することによって対向する壁部7cは、水平面内の他の方向である第1ユニットU1の長尺方向(第2方向に相当する。)から見て、上方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されている。
このように、係止部6における対向する壁部6c及び被係止部7における対向する壁部7cが、互いに当接する当接部6bと当接部7dを基準として、交差する方向に斜めに延在していることで、相互に干渉しあって、相互に位置ずれが生じることを抑制できる。
上記のように、係止部6が、スペーサ6aを介して第2ユニットU2の最下段の横架材3に取り付けられ、被係止部7が、スペーサ7a,7bを介して第1ユニットU1の最上段の横架材3に取り付けられている。このため、スペーサ6a,7a,7bを備えることによって広がる、第1ユニットU1と第2ユニットU2の隙間にフォークリフトの爪を挿し込むことが可能となる。
特に、下端部6dの下面は、補強ツナギ材5の下面からフォークリフトの爪の高さよりも低い位置に、位置するように構成されている。このように構成されていることで、第2ユニットU2を持ち上げるために、補強ツナギ材5の下方にフォークリフトの爪を挿入することができる。このため、第2ユニットU2を床Fに載置する際に、図示せぬ台木を配置したり、取り除いたりする作業が不要となる。
このように、第2ユニットU2に係止部6、第1ユニットU1に被係止部7が形成されていることで、第1ユニットU1上に第2ユニットU2を積み上げる作業が容易となる。
係止部6及び被係止部7が無い、特開2016−89567号公報に記載の構成であると、第1ユニットU1上に第2ユニットU2を積み上げる作業は困難であった。
具体的には、第1ユニットU1の最上段の四隅にある支柱2の上部に設けられた図示せぬ突出部を、第2ユニットU2の最下段の四隅にある支柱2の下部に設けられた図示せぬ中空部に挿し込むようにして取り付けなければならない。特に、フォークリフトで外壁パネルP1を積載した第2ユニットU2を持ち上げて、第1ユニットU1上に積載する作業となるため、両者の水平面上の位置を調整することは困難を極める。
この点、第1ユニットU1上に第2ユニットU2を積み上げる際の両者の係止構造として、板材6fを有する係止部6及び板材7eを有する被係止部7が設けられていることで、下方の支柱2の突出部を上方の支柱2の中空部に穴に挿し込む必要がない。よって、両者の水平面上の位置を容易に調整することができるため、作業効率が高くなる。
また、上記構成において、第1ユニットU1上に第2ユニットU2を積み上げる構成について説明した。しかし、このような構成に限定されず、第1ユニットU1を第2ユニットU2の上部に積み上げるようにしてもよい。具体的には、図1に示すように、第1ユニットU1の下端部に第2係止部に相当する係止部16を設け、第2ユニットU2の上端部に第2被係止部に相当する被係止部17を設けるようにすればよい。
第1ユニットU1の係止部16は、第2ユニットU2の被係止部17に係止する、第1ユニットU1に形成された部位であり、第1ユニットU1の四隅の下端部、厳密には、最下段の横架材3の両端部における支柱2に隣接する部位に配設される部材である。
板材6fから主に構成されており、第1ユニットU1に対して所定の間隔を置くためのスペーサ6aを介して、横架材3に取り付けられている。
係止部16は、第2ユニットU2の係止部6と同一の構成からなり、板材16fから主に構成されており、第1ユニットU1又は床Fに対して所定の間隔を置くためのスペーサ16aを介して、横架材3に取り付けられている。
板材16fは、被係止部17の当接部17dと当接する当接部16bと、被係止部17に係止するための壁部16cと、床Fに安定して載置させるための下端部16dと、から主に構成される。
特に、互いに対向する第3対向壁部としての壁部16cは、壁部6cと同様に、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されている。第1ユニットU1の係止部16が有する壁部16cが下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることで、作業者は、第2ユニットU2上に第1ユニットU1を容易に積み上げることができる。
第2ユニットU2の被係止部17は、第1ユニットU1の係止部16に係止される、第2ユニットU2に形成された部位であり、第1ユニットU1の被係止部7と同一の構成からなる。被係止部17は、第2ユニットU2の四隅の上端部、厳密には、最上段の横架材3の両端部における支柱2に隣接する部位に配設される部材である。被係止部17は、板材7eによって主に構成されており、第2ユニットU2に対して所定の間隔を置くためのスペーサ17a,17bを介して、横架材3に取り付けられている。
また、板材17eは、板材7e同様、スペーサ17bの上面に接合されて係止部16に当接する当接部17dと、係止部16に係止するための壁部17cと、から主に構成されている。
上記実施形態によれば、積載ラック1を収容スペースの高さに応じて、第1ユニットU1のみ、第2ユニットU2のみを載置し、あるいは第1ユニットU1及び第2ユニットU2を積載した状態で載置することができる。特に、積載ラック1を搭載するトラック内の収容スペースの高さ、積載量に応じて、搭載するユニットを調整できるため効率的に運搬することが可能となる。
上記構成においては、被係止部7,17に壁部7c,17cが形成されているものとして説明した。壁部7c,17cが形成されていることで、壁部7c,17cによって、係止部6,16の位置ずれを抑制できるため、係止部6,16の壁部6c,16cとの係合状態がより強固となる。
しかしながら、本願発明はこのような構成に限定されず、被係止部7,17が壁部7c,17cを有しなくてもよい。例えば、揺れの生じない場所に保管する目的のみに用いる場合や、別途固定手段を用いる場合等によって、係止部6,16と被係止部7,17との間に位置ずれの問題が無い場合には、必ずしも被係止部7,17が壁部7c,17cを有する必要はない。
また、上記実施形態においては、積載ラック1に、外壁パネルP1を積載する例に説明したが、パネルの種類は任意であり、玄関パネル、袖壁パネル、屋根パネル等の板状の建築部材を積載対象としてもよい。
1 積載ラック
2 支柱
3 横架材
4 ツナギ材
5 補強ツナギ材
6 係止部(第1係止部)
6a スペーサ
6b 当接部
6c 壁部(対向壁部、第1対向壁部)
6d 下端部
6e リブ
6f 板材
7 被係止部(第1被係止部)
7a,7b スペーサ
7c 壁部(第2対向壁部)
7d 当接部
7e 板材
8 緩衝材(押さえ部)
8a 下面(押さえ面)
16 係止部(第2係止部)
16a スペーサ
16b 当接部
16c 壁部(第3対向壁部)
16d 下端部
16e リブ
16f 板材
17 被係止部(第2被係止部)
17a,17b スペーサ
17c 壁部
17d 当接部
17e 板材
P1 外壁パネル(建築部材)
U1 第1ユニット
U2 第2ユニット
F 床

Claims (7)

  1. 板状の建築部材を積載する積載ラックであって、
    該積載ラックの少なくとも四隅に設けられた複数の支柱と、
    前記複数の支柱間に取り付けられて、上下方向において1段以上設けられ、1段につき少なくとも1対、平行に延在して設けられた棒状の横架材と、をそれぞれ備える第1ユニット及び第2ユニットから成り、
    少なくとも1対の対を成す前記横架材は、その上に前記板状の建築部材を積載するものであり、
    前記第2ユニットは、前記第1ユニットの上部に積み上げられ、前記第1ユニットの被係止部と係止する係止部を有し、
    該係止部は、前記被係止部に当接する当接部と、該当接部から下方に突出して互いに対向する対向壁部と、を有し、
    該対向壁部は、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることを特徴とする積載ラック。
  2. 前記係止部は、水平に延在する下端部を有することを特徴とする請求項1に記載の積載ラック。
  3. 前記対向壁部は、対向する面の逆側の面から突出するリブを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の積載ラック。
  4. 前記対向壁部としての第1対向壁部は、水平面内の一方向である第1方向から見て、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されており、
    前記被係止部は、互いに対向する第2対向壁部を有し、
    該第2対向壁部は、水平面内の他の方向であり前記第1方向に垂直な第2方向から見て、上方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積載ラック。
  5. 前記被係止部は、前記第1ユニットにおける最上段に設けられた前記横架材にスペーサを介して取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の積載ラック。
  6. 前記第1ユニットにおける最上段にある前記横架材には、下方に載置された前記建築部材を押さえる押さえ部が設けられており、
    前記係止部の下端部は、前記第1ユニット上に前記第2ユニットが積み上げられた状態において、前記押さえ部の押さえ面よりも上方にあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の積載ラック。
  7. 前記第1ユニットは、前記第2ユニットの上部に積み上げ可能に構成されており、
    前記係止部は、第1係止部であり、
    前記被係止部は、第1被係止部であり、
    前記第1ユニットは、前記第2ユニットの第2被係止部と係止する第2係止部を有し、
    該第2係止部は、互いに対向する第3対向壁部を有し、
    該第3対向壁部は、下方に向かうにつれて互いの隙間が広がるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の積載ラック。
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