JP2018102707A - リクライニング式ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】リクライニング式ベッドの使用感を向上させること。
【解決手段】本発明では、横臥者の身体の異なる部分を受ける第1の受台(背部受台7)及び第2の受台(大腿部受台9)を基台(2)に対して起倒可能に設け、操作スイッチ(22,23)により第1の受台(背部受台7)を起立又は倒伏させるとともに第2の受台(大腿部受台9)を起倒させる共動動作を可能としたリクライニング式ベッド(1)において、基台(2)に対する第1及び第2の受台(背部受台7及び大腿部受台9)の起立角度の組合せを予め複数設けておき、操作スイッチ(22,23)が操作された場合にいずれかの組合せの起立角度に第1及び第2の受台(背部受台7及び大腿部受台9)を起倒させた後に共動動作を行わせることにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、横臥者の身体の異なる部分を受ける第1及び第2の受台を基台に対して起倒可能に設け、操作スイッチにより第1の受台を起立又は倒伏させるとともに第2の受台を起倒させる共動動作を可能としたリクライニング式ベッドに関するものである。
従来より、主に病院用や介護用などで使用されるベッドとして、横臥者の背部や大腿部を起こすことができるリクライニング式ベッドが広く利用されている。
このリクライニング式ベッドでは、横臥者の背部を受ける背部受台と横臥者の大腿部を受ける大腿部受台とを基台に対して起倒可能に設けている。そして、リクライニング式ベッドでは、基台に対して背部受台や大腿部受台をそれぞれ独立して起倒させることができる。
さらに、従来のリクライニング式ベッドでは、横臥者の身体への負担を軽減するために、背部受台とともに大腿部受台を起倒させる共動動作を行わせることができるようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2012−200470号公報
ところが、上記従来のリクライニング式ベッドでは、たとえば、背部受台とともに大腿部受台を起倒させる共動動作を途中まで行わせた後に、背部受台又は大腿部受台だけを起倒させた場合などに、その後に再び共動動作を行わせると、途中で背部受台又は大腿部受台が所定の起倒角度よりもずれた状態となっており、そのままではその後の共動動作が正常に行えなくなるために、背部受台や大腿部受台を所定の起倒角度に復帰させる必要がある。
そこで、請求項1に係る本発明では、横臥者の身体の異なる部分を受ける第1及び第2の受台を基台に対して起倒可能に設け、操作スイッチにより第1の受台を起立又は倒伏させるとともに第2の受台を起倒させる共動動作を可能としたリクライニング式ベッドにおいて、基台に対する第1及び第2の受台の起立角度の組合せを予め複数設けておき、操作スイッチが操作された場合にいずれかの組合せの起立角度に第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせることにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記操作スイッチは、第1の受台を起立させる側に共動動作を行わせる起立側の操作スイッチと、第1の受台を倒伏させる側に共動動作を行わせる倒伏側の操作スイッチとを有し、いずれかの操作スイッチが操作された場合に、操作された起立側又は倒伏側の操作スイッチに応じて前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のいずれかに第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせることにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記起立側の操作スイッチが操作された場合には、前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも起立させる起立角度とし、前記倒伏側の操作スイッチが操作された場合には、前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも倒伏させる起立角度とすることにした。
また、請求項4に係る本発明では、前記請求項1〜請求項3のいずれかに係る本発明において、前記第1の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第1の駆動部と、前記第2の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第2の駆動部とを有し、前記操作スイッチが操作された場合に、前記第1及び第2の駆動部がそれぞれ独立して前記第1及び第2の受台を駆動させることで共動動作を行わせることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、横臥者の身体の異なる部分を受ける第1及び第2の受台を基台に対して起倒可能に設け、操作スイッチにより第1の受台を起立又は倒伏させるとともに第2の受台を起倒させる共動動作を可能としたリクライニング式ベッドにおいて、基台に対する第1及び第2の受台の起立角度の組合せを予め複数設けておき、操作スイッチが操作された場合にいずれかの組合せの起立角度に第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせることにしているために、共動動作の途中で第1又は第2の受台だけを起倒させても、その後に再び共動動作を円滑に行わせることができ、リクライニング式ベッドの使用感を向上させることができる。
特に、前記操作スイッチは、第1の受台を起立させる側に共動動作を行わせる起立側の操作スイッチと、第1の受台を倒伏させる側に共動動作を行わせる倒伏側の操作スイッチとを有し、いずれかの操作スイッチが操作された場合に、操作された起立側又は倒伏側の操作スイッチに応じて前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のいずれかに第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせることにした場合には、起立側又は倒伏側のいずれの操作スイッチを操作された場合でも共動動作を円滑に再開させることができ、より一層リクライニング式ベッドの使用感を向上させることができる。
また、前記起立側の操作スイッチが操作された場合には、前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも起立させる起立角度とし、前記倒伏側の操作スイッチが操作された場合には、前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも倒伏させる起立角度とすることにした場合には、起立側又は倒伏側のいずれの操作スイッチを操作された場合でも操作された操作スイッチに応じて共動動作を円滑に再開させることができ、これによっても、より一層リクライニング式ベッドの使用感を向上させることができる。
さらに、前記第1の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第1の駆動部と、前記第2の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第2の駆動部とを有し、前記操作スイッチが操作された場合に、前記第1及び第2の駆動部がそれぞれ独立して前記第1及び第2の受台を駆動させることで共動動作を行わせることにした場合には、第1の駆動部及び第2の駆動部に対する制御や機構を簡素化することができ、リクライニング式ベッドのコストダウンを図ることができる。
リクライニング式ベッドを示す説明図。 背部受台の動作を示す説明図(a)、大腿部受台の動作を示す説明図(b)。 背部受台と大腿部受台との共動動作を示す説明図。 予め設けた背部受台と大腿部受台の起立角度の組合せを示す説明図。 操作スイッチを操作した際の動作を示す説明図。
以下に、本発明に係るリクライニング式ベッドの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、リクライニング式ベッド1は、前後に伸延させた基台2の上部に横臥者の身体を支持する受台3を設けている。なお、ここでは、便宜的に、リクライニング式ベッド1に横臥する者の足側を前側とし、頭側を後側として説明する。
受台3は、横臥者の身体の異なる部分を受ける(支持する)ように分割して構成している。すなわち、受台3は、主に横臥者の尻の荷重を受ける(横臥者の尻を下方から支える)ための尻部受台4と、主に横臥者の上半身(尻よりも上側)の荷重を受ける(横臥者の上半身を下方から支える)ための上半身受台5と、主に横臥者の下半身(尻よりも下側)の荷重を受ける(横臥者の下半身を下方から支える)ための下半身受台6とで構成している。
尻部受台4は、基台2の概略中央部に水平状に固定されている。
上半身受台5は、基台2の後側(尻部受台4よりも後側)に前端部を上下回動自在に枢着することによって基台2や尻部受台4に対して起倒可能に設けられている。
この上半身受台5は、主に横臥者の肩(肩甲骨)よりも下側の背中(背骨)の荷重を受ける(横臥者の肩(肩甲骨)よりも下側の背中(背骨)を下方から支える)ための背部受台7と、主に横臥者の肩(肩甲骨)から上側の肩及び頭の荷重を受ける(横臥者の肩(肩甲骨)から上側の肩及び頭を下方から支える)ための肩部受台8とに分割して構成している。なお、肩部受台8は、横臥者の頭を受けるだけでなく、肩(肩甲骨)を受けているが、これに限られず、横臥者の頭を受けるだけのヘッドレストに変更した構成であってもよい。
そして、上半身受台5は、基台2の尻部受台4よりも後側に背部受台7の前端部を上下回動自在に枢着している。これにより、背部受台7は、基台2や尻部受台4に対して起倒可能となっている。また、上半身受台5は、背部受台7の後端部に肩部受台8の前端部を上下回動自在に枢着している。これにより、肩部受台8は、基台2や尻部受台4に対して背部受台7とともに起倒するとともに、背部受台8に対して起倒可能となっている。
下半身受台6は、基台2の前側(尻部受台4よりも前側)に後端部を上下回動自在に枢着することによって基台2や尻部受台4に対して起倒可能に設けられている。
この下半身受台6は、主に横臥者の大腿の荷重を受ける(横臥者の大腿を下方から支える)ための大腿部受台9と、主に横臥者の下腿の荷重を受ける(横臥者の下腿を下方から支える)ための下腿部受台10とに分割して構成している。
そして、下半身受台6は、基台2の尻部受台4よりも前側に大腿部受台9の後端部を上下回動自在に枢着している。これにより、大腿部受台9は、基台2や尻部受台4に対して起倒可能となっている。また、下半身受台6は、大腿部受台9の前端部に下腿部受台10の後端部を上下回動自在に枢着している。これにより、下腿部受台10は、基台2や尻部受台4に対して大腿部受台9とともに起倒するとともに、大腿部受台9に対して起倒可能(自由に屈曲可能)となっている。なお、下腿部受台10は、後端部が大腿部受台9の前端部とともに動き、前端部が基台2の上面に沿って動くようになっている。
背部受台7、肩部受台8、大腿部受台9には、それぞれを独立して起倒させるための駆動部11,12,13が接続されている。これらの駆動部11,12,13は、制御部14に接続されており、制御部14に格納されたプログラムに従って駆動制御されている。なお、ここでは、背部受台7、肩部受台8、大腿部受台9にそれぞれ駆動部11,12,13を接続した構成としているが、これに限られず、1個の駆動部とリンク機構とで背部受台7及び肩部受台8並びに大腿部受台9を駆動するように構成してもよく、1個の駆動部とリンク機構とで背部受台7及び肩部受台8や背部受台7及び大腿部受台9を駆動するとともに残りの大腿部受台9や肩部受台8を他の駆動部で駆動するように構成してもよい。また、駆動部11,12,13は、背部受台7、肩部受台8、大腿部受台9を起立又は倒伏させる方向に駆動できる機構であればよく、たとえば、電動モーターに進退可能なシリンダーを連動連結し、電動モーターでシリンダーを進退させることで各受台7,8,9を起倒させるようにすることができる。
制御部14には、操作部15や各種センサー(たとえば、各受台7,8,9の起立角度を検出するセンサー)などが接続されている。操作部15には、背部受台7を単独で起立させるための操作スイッチ16と、背部受台7を単独で倒伏させるための操作スイッチ17と、肩部受台8を単独で起立させるための操作スイッチ18と、肩部受台8を単独で倒伏させるための操作スイッチ19と、大腿部受台9を単独で起立させるための操作スイッチ20と、大腿部受台9を単独で倒伏させるための操作スイッチ21とを有している。さらに、操作部15には、背部受台7を起立させるとともに肩部受台8や大腿部受台9を起倒させることで背部受台7と肩部受台8と大腿部受台9とを共動して動作(共動動作)させるための起立側の操作スイッチ22と、背部受台7を倒伏させるとともに肩部受台8や大腿部受台9を起倒させることで背部受台7と肩部受台8と大腿部受台9とを共動して動作(共動動作)させるための倒伏側の操作スイッチ23とを有している。
制御部14は、各操作スイッチ16〜21が操作されたことを検出した場合に、操作された操作スイッチ16〜21に応じていずれかの駆動部11,12,13を駆動制御して、背部受台7や肩部受台8や大腿部受台9をそれぞれ単独で起立又は倒伏する方向に駆動させる。
また、制御部14は、共動動作を行う起立側の操作スイッチ22が操作されたことを検出した場合に、駆動部11,12,13を駆動制御して、背部受台7を起立する方向に駆動させるとともに、肩部受台8や大腿部受台9を起立又は倒伏する方向に駆動させて、背部受台7と肩部受台8と大腿部受台9とに共動動作を行わせる。一方、制御部14は、共動動作を行う倒伏側の操作スイッチ23が操作されたことを検出した場合に、駆動部11,12,13を駆動制御して、背部受台7を倒伏する方向に駆動させるとともに、肩部受台8や大腿部受台9を起立又は倒伏する方向に駆動させて、背部受台7と肩部受台8と大腿部受台9とに共動動作を行わせる。
ここで、共動動作とは、横臥者の身体の異なる部分を受ける受台(背部受台7、肩部受台8、大腿部受台9)が互いに関連して起倒する動作を指し、背部受台7と肩部受台8と大腿部受台9とが全て関連して起倒するものに限られず、背部受台7と肩部受台8とが関連して起倒するものでもよく、背部受台7と大腿部受台9とが関連して起倒するものでもよい。また、共動動作は、関連して起倒する受台を予め定められた連動パターンに従って制御部14で連動させるものに限られず、関連して起倒する受台をそれぞれ予め定められた動作パターンで独立して動作させるものでもよい。
以下の説明では、理解を容易にするために、背部受台7(第1の受台)と大腿部受台9(第2の受台)とをそれぞれの駆動部11(第1の駆動部)及び駆動部13(第2の駆動部)によって予め定められた動作パターンで独立して駆動させることで背部受台7と大腿部受台9とが互いに関連して起倒する共動動作を行う場合について説明する。
背部受台7を駆動する駆動部11は、図2(a)に示すように、背部受台7が水平となっている状態から起立側の操作スイッチ22が操作された通算の操作時間によって背部受台7を起立させるように制御部14で制御する。駆動部11は、電動モーターに連動連結したシリンダーを進退移動させることで背部受台7を起倒させる。制御部14は、駆動部11の電動モーターに印加する電圧を制御することで、単位時間当たりの電動モーターの回転数を変化させ、それに伴って、シリンダーの単位時間当たりの進退移動距離を変化させて背部受台7の起倒速度を変化させている。ここでは、予め定めた平均的な体格(身長や全体重や上半身荷重や下半身荷重など)の横臥者が横臥した状態において、操作時間が0からT2までの間で背部受台7の起立角度(基台2や尻部受台4に対する角度)が0からθ2まで変化し、操作時間がT2からT4までの間で背部受台7の起立角度がθ2からθ4まで変化し、操作時間がT4からT5までの間でθ4からθ5まで変化するようにしている。なお、図中の傾きが背部受台7の起倒速度となる。また、倒伏側の操作スイッチ23が操作された場合には、その操作時間によって上記と逆方向の動作をするように制御する。
一方、大腿部受台9を駆動する駆動部13は、図2(b)に示すように、大腿部受台9が水平となっている状態から起立側の操作スイッチ22が操作された通算の操作時間によって大腿部受台9を起立させるように制御部14で制御する。駆動部13は、電動モーターに連動連結したシリンダーを進退移動させることで大腿部受台9を起倒させる。制御部14は、駆動部13の電動モーターに印加する電圧を制御することで、単位時間当たりの電動モーターの回転数を変化させ、それに伴って、シリンダーの単位時間当たりの進退移動距離を変化させて大腿部受台9の起倒速度を変化させている。ここでは、予め定めた平均的な体格(身長や全体重や上半身荷重や下半身荷重など)の横臥者が横臥した状態において、操作時間が0からT1までの間で大腿部受台9の起立角度(基台2や尻部受台4に対する角度)が0からφ1まで変化し、操作時間がT1からT3までの間で大腿部受台9の起立角度がφ1からφ3まで変化し、操作時間がT3からT5までの間でφ3から0まで変化するようにしている。なお、図中の傾きが大腿部受台9の起倒速度となる。また、倒伏側の操作スイッチ23が操作された場合には、その操作時間によって上記と逆方向の動作をするように制御する。
制御部14は、背部受台7の駆動部11と大腿部受台9の駆動部13とをそれぞれ別々に制御して、各駆動部11,13に独立して背部受台7や大腿部受台9を起倒させる。すると、予め定めた平均的な体格の横臥者が横臥した状態においては、背部受台7と大腿部受台9とが図3の一点鎖線で示すように関連して共動動作を行う。しかしながら、図3中の一点鎖線で示す背部受台7や大腿部受台9の共動動作は、あくまでも予め定めた平均的な体格の横臥者が横臥した状態に過ぎない。実際には、横臥者の身長や全体重や上半身荷重や下半身荷重などの体格が人それぞれで大きく異なるため、例えば図3中の実線で示すように背部受台7と大腿部受台9とが共動動作することになる。
このように、それぞれの駆動部11,13で背部受台7や大腿部受台9を予め定めた動作で独立して駆動するように制御部14で制御することで共動動作を行わせる場合には、実際の横臥者の体格などによって背部受台7と大腿部受台9との共動動作が理想的な共動動作(図3中に一点鎖線で示す動作)からずれてしまうおそれがあるが、駆動部11,13の構成や制御部14での制御が容易となり、リクライニング式ベッド1を安定して動作させることができ、また、リクライニング式ベッド1のコストダウンを図ることができる。
なお、これに対して、背部受台7の起立角度と大腿部受台9の起立角度からなる座標を細かく予め設定しておき、必ずその座標を通過する連動パターンを用いて制御部14でそれぞれの制御部11,13を制御させて共動動作を行わせる場合には、横臥者の体格によらずに一定の連動パターンに沿って共動動作させることができるが、駆動部11,13の構成や制御部14での制御が複雑となるおそれがあり、リクライニング式ベッドの誤動作やコストアップの起因となるおそれがある。
また、一定の連動パターンに沿って共動させる場合であっても、上記リクライニング式ベッド1と同様に背部受台7だけや大腿部受台9だけを単独で起倒させた場合には、共動動作のずれが生じる。
そのため、上記リクライニング式ベッド1では、共動動作のずれが生じた場合に所望の共動動作に復帰させるようにしている。
まず、上記リクライニング式ベッド1では、図4に示すように予め復帰するポイント(図4中に・で示す。)として基台2に対する背部受台7及び大腿部受台9の起立角度の組合せを複数設けて、制御部14に記憶させている。なお、復帰するポイントは、通常の共動動作の際に通過する背部受台7及び大腿部受台9の起立角度の組合せ(図3中に一点鎖線で示す線上の組合せ)でもよく、また、これとは異なる組合わせでもよい。
そして、リクライニング式ベッド1では、起立側又は倒伏側の操作スイッチ22,23が操作された場合に、制御部14が駆動部11,13をそれぞれ駆動させて予め記憶したいずれかの組合せの起立角度となるように背部受台7や大腿部受台9(背部受台7及び/又は大腿部受台9)を起倒(復帰)させる。
その後、リクライニング式ベッド1は、図2(a)及び(b)に示すように制御部14が駆動部11,13をそれぞれ駆動させて背部受台7と大腿部受台9とが共動動作するように制御する。
復帰する組合せは、予め記憶した複数の組合せのいずれかであればよい。
たとえば、図5に示すように、起立側又は倒伏側の操作スイッチ22,23のいずれかが操作された場合に、いずれの操作スイッチ22,23が操作されても同じ組合せに復帰するようにしてもよい。この場合、複数の組合せの中から背部受台7及び大腿部受台9を最も短時間で復帰することができる組合せ(現状の組合せ(図5中に×で示す。)と復帰する組合せの図5中での距離が最も短くなる組合せ)に復帰するようにしてもよい(図5中に実線矢印で示す。)。或は、複数の組合せの中から背部受台7が最も短時間で復帰することができる組合せに復帰するようにしてもよい(図5中に一点鎖線矢印で示す。)。なお、複数の組合せの中から大腿部受台9が最も短時間で復帰することができる組合せに復帰するようにしてもよい。また、上記説明では背部受台7と大腿部受台9の両方共を起倒させているが、背部受台7や大腿部受台9のいずれか一方又は両方が既に復帰する組合せの起立角度となっている場合には、背部受台7や大腿部受台9を起倒させなくてもよい。これは、以下の説明でも同様である。
また、起立側又は倒伏側の操作スイッチ22,23のいずれかが操作された場合に、操作された起立側又は倒伏側の操作スイッチ22,23に応じて異なる組合せに復帰するようにしてもよい。この場合、起立側の操作スイッチ22が操作されたときは、背部受台7を起立させる組合せ(図5中で点線よりも右側の組合せ)の中から最も短時間で復帰することができる組合せに復帰し(図5中に実線矢印で示す。)、倒伏側の操作スイッチ23が操作されたときは、背部受台7を倒伏させる組合せ(図5中で点線よりも左側の組合せ)の中から最も短時間で復帰することができる組合せに復帰するようにしてもよい(図5中に二点鎖線矢印で示す。)。或は、起立側の操作スイッチ22が操作されたときは、背部受台7を起立させる組合せ(図5中で点線よりも右側の組合せ)の中から背部受台7を最も短時間で復帰することができる組合せに復帰し(図5中に一点鎖線矢印で示す。)、倒伏側の操作スイッチ23が操作されたときは、背部受台7を倒伏させる組合せ(図5中で点線よりも左側の組合せ)の中から背部受台7を最も短時間で復帰することができる組合せに復帰するようにしてもよい(図5中に二点鎖線矢印で示す。)。なお、起立側の操作スイッチ22が操作されたときは、大腿部受台9を起立させる組合せの中から大腿部受台9を最も短時間で復帰することができる組合せに復帰し、倒伏側の操作スイッチ23が操作されたときは、大腿部受台9を倒伏させる組合せの中から大腿部受台9を最も短時間で復帰することができる組合せに復帰するようにしてもよい。
背部受台7や大腿部受台9を復帰させる際は、背部受台7と大腿部受台9とを同時に起倒させて復帰させる場合に限られず、背部受台7又は大腿部受台9だけを先に復帰させてもよく、背部受台7と大腿部受台9とを起倒させて漸次復帰するようにしてもよい。
また、背部受台7や大腿部受台9を復帰させるタイミングは、制御部14が共動動作の途中で背部受台7又は大腿部受台9だけが起倒されたことを検出した後に共動動作を行わせる操作スイッチ22,23のいずれかが操作された時に復帰させるようにしてもよく、また、制御部14が現状の組合せを検出して復帰が必要と判断した後に共動動作を行わせる操作スイッチ22,23のいずれかが操作された時に復帰させるようにしてもよく、さらには、共動動作を行わせる操作スイッチ22,23のいずれかが操作された時に常に復帰させるようにしてもよい。
以上に説明したように、上記リクライニング式ベッド1は、横臥者の身体の異なる部分を受ける第1の受台(背部受台7)及び第2の受台(大腿部受台9)を基台2に対して起倒可能に設け、操作スイッチ22,23により第1の受台(背部受台7)を起立又は倒伏させるとともに第2の受台(大腿部受台9)を起倒させる共動動作を可能としている。なお、上記リクライニング式ベッド1では、第1の受台を背部受台7とするとともに第2の受台を大腿部受台9としているが、本発明は、これに限られず、第1の受台を背部受台7とするとともに第2の受台を肩部受台8とするものなどであってもよい。
そして、上記リクライニング式ベッド1は、基台2に対する第1及び第2の受台(背部受台7及び大腿部受台9)の起立角度の組合せを予め複数設けておき、操作スイッチ22,23が操作された場合にいずれかの組合せの起立角度に第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせる構成としている。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、共動動作の途中で第1又は第2の受台だけを起倒させても、一旦所定の組合せに復帰させることができ、その後に再び共動動作を円滑に行わせることができるので、リクライニング式ベッド1の使用感を向上させることができる。
また、上記リクライニング式ベッド1では、第1の受台を起立させる側に共動動作を行わせる起立側の操作スイッチ22と、第1の受台を倒伏させる側に共動動作を行わせる倒伏側の操作スイッチ23とを有し、いずれかの操作スイッチ22,23が操作された場合に、操作された起立側又は倒伏側の操作スイッチ22,23に応じて予め設けられた複数の組合せの起立角度のいずれかに第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせる構成としている。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、起立側又は倒伏側のいずれの操作スイッチ22,23を操作された場合でも共動動作を円滑に再開させることができ、より一層リクライニング式ベッド1の使用感を向上させることができる。
また、上記リクライニング式ベッド1は、起立側の操作スイッチ22が操作された場合には、予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも起立させる起立角度とし、倒伏側の操作スイッチが操作された場合には、予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも倒伏させる起立角度とする構成としている。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、起立側又は倒伏側のいずれの操作スイッチ22,23を操作された場合でも操作された操作スイッチ22,23に応じて共動動作を円滑に再開させることができ、これによっても、より一層リクライニング式ベッド1の使用感を向上させることができる。
さらに、上記リクライニング式ベッド1は、第1の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第1の駆動部11と、第2の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第2の駆動部13とを有し、操作スイッチ22,23が操作された場合に、第1及び第2の駆動部11,13がそれぞれ独立して第1及び第2の受台を駆動させることで共動動作を行わせる構成としている。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、第1の駆動部11及び第2の駆動部13に対する制御や機構を簡素化することができリクライニング式ベッドのコストダウンを図ることができる。
1 リクライニング式ベッド 2 基台
3 受台 4 尻部受台
5 上半身受台 6 下半身受台
7 背部受台 8 肩部受台
9 大腿部受台 10 下腿部受台
11,12,13 駆動部 14 制御部
15 操作部 16〜23 操作スイッチ

Claims (4)

  1. 横臥者の身体の異なる部分を受ける第1及び第2の受台を基台に対して起倒可能に設け、操作スイッチにより第1の受台を起立又は倒伏させるとともに第2の受台を起倒させる共動動作を可能としたリクライニング式ベッドにおいて、
    基台に対する第1及び第2の受台の起立角度の組合せを予め複数設けておき、操作スイッチが操作された場合にいずれかの組合せの起立角度に第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせることを特徴とするリクライニング式ベッド。
  2. 前記操作スイッチは、第1の受台を起立させる側に共動動作を行わせる起立側の操作スイッチと、第1の受台を倒伏させる側に共動動作を行わせる倒伏側の操作スイッチとを有し、
    いずれかの操作スイッチが操作された場合に、操作された起立側又は倒伏側の操作スイッチに応じて前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のいずれかに第1及び第2の受台を起倒させた後に共動動作を行わせることを特徴とする請求項1に記載のリクライニング式ベッド。
  3. 前記起立側の操作スイッチが操作された場合には、前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも起立させる起立角度とし、
    前記倒伏側の操作スイッチが操作された場合には、前記予め設けられた複数の組合せの起立角度のうちで第1の受台を現状よりも倒伏させる起立角度とすることを特徴とする請求項2に記載のリクライニング式ベッド。
  4. 前記第1の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第1の駆動部と、
    前記第2の受台を予め定めた動作で独立して駆動する第2の駆動部と、
    を有し、
    前記操作スイッチが操作された場合に、前記第1及び第2の駆動部がそれぞれ独立して前記第1及び第2の受台を駆動させることで共動動作を行わせることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のリクライニング式ベッド。
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