JP2018099639A - 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法 - Google Patents

回転霧化塗装装置及び車体塗装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018099639A
JP2018099639A JP2016245518A JP2016245518A JP2018099639A JP 2018099639 A JP2018099639 A JP 2018099639A JP 2016245518 A JP2016245518 A JP 2016245518A JP 2016245518 A JP2016245518 A JP 2016245518A JP 2018099639 A JP2018099639 A JP 2018099639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
atomizing head
bell
rotary atomizing
painted surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016245518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6642407B2 (ja
Inventor
彰彦 有地
Akihiko Yuchi
彰彦 有地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2016245518A priority Critical patent/JP6642407B2/ja
Publication of JP2018099639A publication Critical patent/JP2018099639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6642407B2 publication Critical patent/JP6642407B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】回転霧化塗装装置を使用して車体を塗装する際に右側塗装面と左側塗装面との間に塗装品質差が生じにくくするのに有効な技術を提供する。【解決手段】回転霧化塗装装置1は、車体50の塗装を行うための塗装装置であり、車体50の右側塗装面51Rに対向して配置される第1回転霧化頭20Rと、車体50のうち右側塗装面51Rと左右対称位置にある左側塗装面51Lに対向して配置される第2回転霧化頭20Lと、を備え、第1回転霧化頭20R及び第2回転霧化頭20Lはいずれも、回転によって塗料を霧化して噴射するとともに、第1回転霧化頭20Rが車体50の右側塗装面51Rに向かって回転する回転方向と第2回転霧化頭20Lが車体50の左側塗装面51Lに向かって回転する回転方向とが互いに逆になるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車体を塗装する技術に関する。
従来、車体を塗装する中塗り、上塗りラインにおいては、高速で回転する回転霧化頭を備えた回転霧化塗装装置(以下、単に「塗装装置」ともいう。)が使用されている。この塗装装置は、塗料を回転霧化頭の回転によって粒化し、空気と静電気を利用して車体の塗装面に塗着させるように構成されている。
このような塗装装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の塗装装置は、車体の左右の塗装面に対向して配置される一対或いは複数対のベル型塗装ガンと、アーム先端部にベル型塗装ガンを保持する塗装ロボットと、を備えている。この塗装装置によれば、各ベル型塗装ガンの回転霧化頭を回転させて塗料を噴射しながら、塗装ロボットのアームを予め教示された移動軌跡にしたがって動かすことによって、塗料を車体の左右の塗装面に塗着させることができる。
特開平11−104544号公報
ところで、上記の塗装装置において、各ベル型塗装ガンの回転霧化頭は予め定められた一方向に回転するように構成されるのが一般的である。本構成の場合、一方の回転霧化頭の回転方向が車体の右側塗装面に向かって右回りであるとき、他方の回転霧化頭の回転方向も車体の左側塗装面に向かって右回りとなる。或いは、一方の回転霧化頭の回転方向が車体の右側塗装面に向かって左回りであるとき、他方の回転霧化頭の回転方向も車体の左側塗装面に向かって左回りとなる。
そして、各回転霧化頭から噴射された塗料は、この塗料を各塗装面の側方から視たとき、各回転霧化頭の回転方向後方へと流れるように飛散する。この場合、塗料の流れる方向が右側塗装面と左側塗装面とで非対称であり、右側塗装面と左側塗装面との間に塗装品質差が生じる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、回転霧化塗装装置を使用して車体を塗装する際に右側塗装面と左側塗装面との間に塗装品質差が生じにくくするのに有効な技術を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
車体の塗装を行うための回転霧化塗装装置であって、
上記車体の右側塗装面に対向して配置される第1回転霧化頭と、
上記車体のうち上記右側塗装面と左右対称位置にある左側塗装面に対向して配置される第2回転霧化頭と、
を備え、
上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭はいずれも、回転によって塗料を霧化して噴射するとともに、上記第1回転霧化頭が上記車体の上記右側塗装面に向かって回転する回転方向と上記第2回転霧化頭が上記車体の上記左側塗装面に向かって回転する回転方向が互いに逆になるように構成されている、回転霧化塗装装置、にある。
また、本発明の別態様は、
車体の塗装を行うための車体塗装方法であって、
回転によって塗料を霧化して噴射する第1回転霧化頭を、上記車体の右側塗装面に向けて配置し、
回転によって塗料を霧化して噴射する第2回転霧化頭を、上記車体のうち上記右側塗装面と左右対称位置にある左側塗装面に向けて配置し、
上記第1回転霧化頭が上記車体の上記右側塗装面に向かって回転する回転方向と上記第2回転霧化頭が上記車体の上記左側塗装面に向かって回転する回転方向が互いに逆になるように、上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭を回転駆動する、車体塗装方法、にある。
上記の回転霧化塗装装置及び車体塗装方法によれば、塗装作業時に、第1回転霧化頭及び第2回転霧化頭は、対象となる塗装面に向かって互いに逆の方向に回転する。
例えば、第1回転霧化頭の回転方向が車体の右側塗装面に向かって右回り(時計方向)であるとき、第2回転霧化頭の回転方向が車体の左側塗装面に向かって左回り(反時計方向)になる。或いは、第1回転霧化頭の回転方向が車体の右側塗装面に向かって左回り(反時計方向)であるとき、第2回転霧化頭の回転方向が車体の左側塗装面に向かって右回り(時計方向)になる。
この場合、回転霧化頭から噴射された塗料の流れる方向が右側塗装面と左側塗装面とで概ね対称になるため、車体の右側塗装面と左側塗装面との間に塗装品質差が生じにくい。
以上のごとく、上記の各態様によれば、回転霧化塗装装置を使用して車体を塗装する際に右側塗装面と左側塗装面との間に塗装品質差が生じにくい。
実施形態1の回転霧化塗装装置を正面から視た図。 図1の回転霧化塗装装置を上方から視た図。側面図。 図1中の第1塗装機の断面構造を示す図。 図3の第1塗装機においてエア吹出口から吹き出すシェーピングエアの流れを模式的に示す図。 第1塗装機において第1回転霧化頭と駆動軸との締結構造を模式的に示す図。 第2塗装機において第2回転霧化頭と駆動軸との締結構造を模式的に示す図。 第1塗装機を使用して車体の右側塗装面に塗料を塗着させるときの様子を模式的に示す図。 第2塗装機を使用して車体の左側塗装面に塗料を塗着させるときの様子を模式的に示す図。 実施形態2の回転霧化塗装装置において第1回転霧化頭と駆動軸との締結構造を模式的に示す図。 実施形態2の回転霧化塗装装置において第2回転霧化頭と駆動軸との締結構造を模式的に示す図。 図9の第1塗装機を使用して車体の右側塗装面に塗料を塗着させるときの様子を模式的に示す図。 図10の第2塗装機を使用して車体の左側塗装面に塗料を塗着させるときの様子を模式的に示す図。 図1中の第1塗装機及び第2塗装機を使用して車体の複数の塗装面に塗料を塗着させるときの様子を模式的に示す図。
上記の回転霧化塗装装置は、上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭のそれぞれから噴射される塗料に向けて霧化用のシェーピングエアを吹き出すためのエア吹出口を備え、上記エア吹出口から吹き出すシェーピングエアの吹き出し方向が当該回転霧化頭の回転方向に対して逆方向に捩れるように構成されているのが好ましい。
本構成によれば、各回転霧化頭から噴射された塗料に対して、その飛散方向と交差するようにシェーピングエアが衝突することとなり、塗料の微粒化を促進させることができる。
上記の回転霧化塗装装置において、上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭はいずれも、当該回転霧化頭を回転駆動するための駆動軸と同軸状に螺合することによってこの駆動軸に締結固定されており、且つ当該回転霧化頭がこの螺合のねじ込み方向に回転するように構成されているのが好ましい。
本構成によれば、各回転霧化頭の回転方向が駆動軸との螺合が強まる方向に一致する。このため、塗装作業に際に、各回転霧化頭と駆動軸との締結が解除されるのを防止することができる。
上記の回転霧化塗装装置において、上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭はいずれも、予め設定された一方向にのみ回転するように構成されているのが好ましい。
本構成によれば、各回転霧化頭は、その回転時には常時に一方向に回転する。このため、回転霧化頭の回転方向を途中で逆転させるような制御が必要とならず、塗装装置の構造を簡素化することができる。
以下、回転霧化塗装装置(以下、単に「塗装装置」という。)の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、この塗装装置の説明のための図面において、塗装対象である車体の前方を矢印FRで示し、車体の上方を矢印UPで示し、車体の右方を矢印Rで示し、車体の左方を矢印Lで示している。また、回転霧化頭の軸方向を矢印Xで示し、塗装装置の幅方向を矢印Yで示している。
(実施形態1)
図1及び図2に示されるように、実施形態1の塗装装置1は、車体50の塗装を行うためのものである。車体50の中塗り、上塗りラインにおいて、この車体50は、塗装台車Tによって支持された状態で塗装ブースB内へと搬送される。
車体50の塗装面51には、車体50の右側面を構成する右側塗装面51Rと、車体50の左側面を構成する左側塗装面51Lと、が含まれている。
右側塗装面51Rは、車体50のボディシェルのうち、右側フロントヒンジピラーから右側リヤフェンダーまでの右側サイドボディ(以下、「右側サイドボディ51R」ともいう。)として構成されている。
同様に、左側塗装面51Lは、車体50のボディシェルのうち、左側フロントヒンジピラーから左側リヤフェンダーまでの左側サイドボディ(以下、「左側サイドボディ51L」ともいう。)によって構成されている。
ここで、左側塗装面51Lは、車体50のうち右側塗装面51Rと左右対称位置にある塗装面である。即ち、右側塗装面51Rと左側塗装面51Lは、車体50を前後方向に延びる車体中心線(図2中に示される車体中心線Mを参照)について互いに左右対称な塗装面をなしている。
塗装装置1は、2つの塗装機10R,10Lと、2つの塗装ロボット30,30と、制御装置40と、を備えている。
第1塗装機10Rは、車体50の右側塗装面51Rを塗装するのに使用される一方で、車体50の左側塗装面51Lの塗装には使用されない。塗装装置1の作動時に、第1塗装機10Rを構成する第1回転霧化頭20R(以下、「第1ベル20R」という。)が車体50の右側塗装面51Rに対向して配置される。
第2塗装機10Lは、第1塗装機10Rと対をなし、車体50の左側塗装面51Lを塗装するのに使用される一方で、車体50の右側塗装面51Rの塗装には使用されない。塗装装置1の作動時に、この第2塗装機10Lを構成する第2回転霧化頭20L(以下、「第2ベル20L」という。)が車体50の左側塗装面51Lに対向して配置される。
2つの塗装ロボット30,30は、一方の塗装ロボット30が第1塗装機10Rに割り当てられ、且つ他方の塗装ロボット30が第2塗装機10Lに割り当てられている。
第1塗装機10Rを保持する保持フレーム2に一方の塗装ロボット30のロボットアーム31が取付けられている。このため、一方の塗装ロボット30は、第1塗装機10Rを車体50の右側塗装面51Rに対向配置させるとともに、右側塗装面51Rに対向配置されたこの第1塗装機10Rを右側塗装面51Rに沿って動かすための駆動部として構成されている。
同様に、第2塗装機10Lを保持する保持フレーム2に他方の塗装ロボット30のロボットアーム31が取付けられている。このため、他方の塗装ロボット30は、第2塗装機10Lを車体50の左側塗装面51Lに対向配置させるとともに、左側塗装面51Lに対向配置されたこの第2塗装機10Lを左側塗装面51Lに沿って動かすための駆動部として構成されている。
制御装置40は、既知のCPU、メモリ、入出力部等によって構成されている。この制御装置40は、塗装機制御部41及びロボット制御部42を備えている。
塗装機制御部41は、2つの塗装機10R,10Lを制御する機能を有する。この塗装機制御部41によれば、2つの塗装機10R,10Lの起動及び停止が制御され、また2つの塗装機10R,10Lの起動時に2つのベル20R,20Lの回転数が調整される。
ロボット制御部42は、塗装ロボット30を制御する機能を有する。このロボット制御部42によれば、各塗装ロボット30のロボットアーム31が予め教示された移動軌跡にしたがって動くことによって、2つの塗装機10R,10Lの位置及び姿勢が変更される。
次に、図3〜図6を参照しつつ、第1塗装機10Rの詳細な構造について説明する。
なお、第2塗装機10Lの全体的な構造は第1塗装機10Rと同様であるため、以下では、第1塗装機10Rの全体的な構造のみを説明し、第2塗装機10Lについては第1塗装機10Rとの相違点のみを説明する。
図3に示されるように、第1塗装機10Rは、ハウジング10aと、エアモータ14と、第1ベル20Rと、を備えている。
ハウジング10aは、エアモータ14及び第1ベル20Rを収容している。このハウジング10aは、その外表面に近い部位にエア供給源(図示省略)に接続されたエア供給部(エア供給路)12を備えている。エア供給部12の流入口12aから流入したエアの一部は、エアモータ14においてスラスト方向の空気軸受、及びラジアル方向の空気軸受に使用される。また、このエアの一部は、エアモータ14を駆動する駆動用エアに使用される。更に、このエアの残りは、エア供給部12のエア吹出口12bから吹き出すシェーピングエアに使用される。エア供給部12のエア吹出口12bは、ハウジング10aの周方向に沿って等間隔で複数設けられている。
エアモータ14は、第1ベル20Rを回転駆動するアクチュエータとして構成されている。このエアモータ14は、第1ベル20Rを回転駆動するための駆動軸16を有する。第1ベル20Rのベルカップ21は、エアモータ14の駆動軸16に同軸状に螺合することによってこの駆動軸16に締結固定されている。具体的には、ベルカップ21に設けられた雌ネジ21aと、駆動軸16の外周面に設けられた雄ネジ16aとが同一の仮想軸線上において互いに螺合するように構成されており、この螺合が強まることによってベルカップ21が駆動軸16に締結固定される。この場合、第1ベル20Rは駆動軸16に直に連結される。
また、エアモータ14は、エア駆動式のモータであり、その駆動軸16にタービン15が固定されている。このタービン15の外周面には、周方向に互いに等間隔で配置された複数の羽根15aが設けられている。駆動軸16は、タービン15の複数の羽根15aにエアが供給されることによって回転する。これにより、駆動軸16の雄ネジ16aがベルカップ21の雌ネジ21aに螺合した状態で、第1ベル20Rは、駆動軸16の径方向の仮想の中心部分である回転軸Aを中心にエアモータ14と一体的に回転する。
特に図示しないものの、第1塗装機10Rは回転数センサを備えている。塗装機制御部41は、この回転数センサによって検出された、第1ベル20Rの実際の回転数に基づいて、この回転数を目標回転数に一致させるように、エアモータ14のタービン15に供給するエア量をフィードバック制御するように構成されている。これにより、第1ベル20Rの回転数が目標回転数に制御される。
なお、エアモータ14を構成するタービン15の詳細については、例えば実開昭60−151555号公報に開示のタービン5が参照される。従って、本明細書では、この公報を援用することにより、タービン15の更なる詳細な説明を省略する。
エアモータ14の駆動軸16には塗料管17が内蔵されている。この塗料管17は、塗料の付着度合いを容易に確認できるような透明な樹脂のチューブによって形成されるのが好ましい。この塗料管17は、塗料供給源(図示省略)から供給された塗料が流れる流路17aと、流路17aに連通し且つ第1ベル20Rの内部空間23に配置された噴射口(吐出口)17bと、を備えている。このため、塗料管17の噴射口17bから内部空間23に塗料が噴射される。
第1ベル20Rは、回転によって塗料を霧化して噴射する機能を有する。この第1ベル20Rは、カップ状のベルカップ21と、ベルカップ21の径方向の中心部分に設けられた円板状のベルハブ22と、を備えている。ベルハブ22は、ネジ部材(図示省略)によってベルカップ21に締結固定されている。この第1ベル20Rにおいて、ベルカップ21とベルハブ22とによって内部空間23が区画されている。また、ベルカップ21とベルハブ22の外周との間には塗料流通孔24が形成されている。
ベルハブ22の表面22aは、ワークである車体50の塗装面51に対向する対向面として構成されている。ベルハブ22の裏面22bは、内部空間23に噴射された塗料をベルハブ22の径方向外方の塗料流通孔24へと誘導可能な湾曲面として構成されている。
第1ベル20Rは、電気ケーブル(図示省略)を通じて外部電源に接続されている。このため、第1塗装機10Rの運転時に電気ケーブルを通じて供給された電力によって第1ベル20Rへの通電が行われる。
第1ベル20Rの内部空間23に噴射された塗料は、通電状態のベルハブ22の裏面22bに接触することにより内部空間23において帯電した状態で噴霧化される。その後、この帯電した塗料は、ベルカップ21とベルハブ22との間の塗料流通孔24を通じて外部に流出し、エア供給部12のエア吹出口12bから吹き出す霧化用のエア、所謂「シェーピングエア」によって、一定のパターンで車体50の塗装面51に向けて噴射される。
このとき、第1ベル20Rの回転数と塗料の粒化の度合いとの間に相関関係がある。即ち、第1ベル20Rの回転数が上がると塗料の粒化の度合いが相対的に高くなり、第1ベル20Rの回転数が下がる塗料の粒化の度合いが相対的に低くなる。
また、図4に示されるように、第1塗装機10Rは、エア供給部12の各エア吹出口12bから吹き出すシェーピングエアの吹き出し方向Sがベル20Rの回転方向D1に対して逆方向(即ち、ベル20Rの回転方向後方)に捩れるように構成されている。これにより、第1ベル20Rの回転方向D1とは逆向きにシェーピングエアの旋回流が形成される。このため、第1ベル20Rから噴射された塗料に対して、その飛散方向と交差するようにシェーピングエアが衝突することとなり、塗料の微粒化を促進させることができる。
図5に示されるように、上記の第1塗装機10Rは、ベル20Rのベルカップ21が駆動軸16と同軸状に螺合し、ベルカップ21の雌ネジ21aに対して駆動軸16の雄ネジ16aを右回りである時計方向に回すと締まる螺合構造を有している。このような螺合構造を構成する雄ネジ16a及び雌ネジ21aは、「右ネジ」或いは「正ネジ」とも称呼される。
この螺合構造の場合、駆動軸16の雄ネジ16aとベルカップ21の雌ネジ21aとを互いに係合させた状態で、駆動軸16をベルカップ21に対して右回りに相対回転させる。これにより、第1ベル20Rのベルカップ21に駆動軸16が締付けられて、第1ベル20Rは螺合によって駆動軸16に締結固定される。
また、この第1塗装機10Rにおいて、第1ベル20Rは、予め設定された一方向である右回りにのみ回転するように構成されている。具体的には、この第1ベル20Rは、その作動時の回転方向が車体50の右側塗装面51Rに向かって常時に右回りとなるように構成されている。即ち、この第1ベル20Rは、駆動軸16から伝達される回転軸力によって、ベルカップ21と駆動軸16との螺合のねじ込み方向に回転するように構成されている。
本構成によれば、第1ベル20Rの回転方向がベルカップ21と駆動軸16との螺合の強まる方向に一致する。本構成を実現するために、第1塗装機10Rのタービン15は、エア供給によって第1ベル20Rが回転軸Aを回転中心として右回りに回転するように、複数の羽根15aの向きが設定されている。
上記の第1塗装機10Rに対して、第2塗装機10Lは、駆動軸16と第2ベル20Lとの螺合のねじ込み方向、及び第2ベル20Lの作動時の回転方向が相違している。
図6に示されるように、この第2塗装機10Lは、ベル20Lのベルカップ21が駆動軸16と同軸状に螺合し、ベルカップ21の雌ネジ21aに対して駆動軸16の雄ネジ16aを左回りである反時計方向に回すと締まる螺合構造を有している。このような螺合構造を構成する雄ネジ16a及び雌ネジ21aは、「左ネジ」或いは「逆ネジ」とも称呼される。
この螺合構造の場合、駆動軸16の雄ネジ16aとベルカップ21の雌ネジ21aとを互いに係合させた状態で、駆動軸16をベルカップ21に対して左回りに相対回転させる。これにより、第2ベル20Lのベルカップ21に駆動軸16が締付けられて、第2ベル20Lは螺合によって駆動軸16に締結固定される。
上述のように、第1塗装機10Rの駆動軸16の雄ネジ16aと、第2塗装機10Lの駆動軸16の雄ネジ16aと、は互いに逆ネジの関係(ネジが形成されている向きが反対の関係)にある。同様に、第1塗装機10Rの第1ベル20Rの雌ネジ21aと、第2塗装機10Lの第2ベル20Lの雌ネジ21aと、は互いに逆ネジの関係にある。
また、この第2塗装機10Lにおいて、第2ベル20Lは、予め設定された一方向である左回りにのみ回転するように構成されている。具体的には、この第2ベル20Lは、作動時の回転方向が車体50の左側塗装面51Lに向かって常時に左回りとなるように構成されている。即ち、この第2ベル20Lは、駆動軸16から伝達される回転軸力によって、ベルカップ21と駆動軸16との螺合のねじ込み方向に回転するように構成されている。
本構成によれば、第2ベル20Lの回転方向がベルカップ21と駆動軸16との螺合が強まる方向に一致する。本構成を実現するために、第2塗装機10Lのタービン15は、エア供給によって第2ベル20Lが回転軸Aを回転中心として左回りに回転するように、複数の羽根15aの向きが設定されている。
ここで、図7及び図8を参照しながら、塗装装置1を使用した車体塗装方法によって、車体50の右側塗装面51R及び左側塗装面51Lに塗料を塗着させるときの様子について説明する。
図7に示されるように、車体50の右側塗装面51Rを塗装する際、第1塗装機10Rの第1ベル20Rを右側塗装面51Rに向けて配置する。そして、第1塗装機10Rを作動させて第1ベル20Rを回転駆動する。このとき、第1ベル20Rは、回転軸Aを回転中心として右側塗装面51Rに向かって右回りである回転方向D1に回転し、且つエア供給部12のエア吹出口12b(図3参照)から吹き出すシェーピングエアとの協働によって、帯電した塗料を粒化しつつ右側塗装面51Rに向けて噴射する。
第1ベル20Rから噴射された塗料Cは、この第1ベル20Rの回転時の遠心力によって径方向外方へ広がる。また、この塗料Cを右側塗装面51Rの側方から視たとき、即ち第1ベル20Rを軸方向Xについて駆動軸16側から視たとき、この塗料Cは、図7中の矢印Sで示される方向に吹き出すシェーピングエアの流れにしたがって、全体的には第1ベル20Rの回転方向後方へと流れるように飛散する。
また、この第1塗装機10Rは、第1ベル20Rの回転が維持されたままの状態で、予め教示された塗装ロボット30のロボットアーム31(図1参照)の移動軌跡にしたがって、例えば移動軌跡P1上を移動する。このとき、第1塗装機10Rが車体50の右側塗装面51Rに対して一定間隔を隔てた状態でこの右側塗装面51Rに沿って移動することによって、右側塗装面51Rの全体にわたって塗料を塗着させることができる。
図8に示されるように、車体50の左側塗装面51Lを塗装する際、第2塗装機10Lの第2ベル20Lを左側塗装面51Lに向けて配置する。そして、第2塗装機10Lを作動させて第2ベル20Lを回転駆動する。このとき、第2ベル20Lは、回転軸Aを回転中心として左側塗装面51Lに向かって左回りである回転方向D2に回転し、且つエア供給部12のエア吹出口12b(図3参照)から吹き出すシェーピングエアとの協働によって、帯電した塗料を粒化しつつ左側塗装面51Lに向けて噴射する。
第2ベル20Lから噴射された塗料Cは、この第2ベル20Lの回転時の遠心力によって径方向外方へ広がる。また、この塗料Cを左側塗装面51Lの側方から視たとき、即ち第2ベル20Lを軸方向Xについて駆動軸16側から視たとき、この塗料Cは、図8中の矢印Sで示される方向に吹き出すシェーピングエアの流れにしたがって、全体的には第2ベル20Lの回転方向後方へと流れるように飛散する。
また、この第2塗装機10Lは、第2ベル20Lの回転が維持されたままの状態で、予め教示された塗装ロボット30のロボットアーム31(図1参照)の移動軌跡にしたがって、例えば移動軌跡P2上を移動する。このとき、第2塗装機10Lが車体50の左側塗装面51Lに対して一定間隔を隔てた状態でこの左側塗装面51Lに沿って移動することによって、左側塗装面51Lの全体にわたって塗料を塗着させることができる。
上述のように、塗装装置1を使用した場合、第1ベル20Rが車体50の右側塗装面51Rに向かって回転する回転方向D1と第2ベル20Lが車体50の左側塗装面51Lに向かって回転する回転方向D2が互いに逆になっている。
次に、実施形態1の作用効果について説明する。
上記の塗装装置1及び車体塗装方法によれば、第1塗装機10Rの第1ベル20Rと第2塗装機10Lの第2ベル20Lをいずれも、対象となる塗装面に向かって同一の方向に回転させることができる。この場合、ベル20R,20Lから噴射された塗料の流れる方向が車体50の右側塗装面51Rと左側塗装面51Lとで概ね対称になるため(図7及び図8参照)、車体50の右側塗装面51Rと左側塗装面51Lとの間に塗装品質差が生じにくい。
第1ベル20R及び第2ベル20Lが対象となる塗装面に向かっていずれも同じ方向に回転する場合には、右側塗装面51Rと左側塗装面51Lとの間の塗装品質差を無くすための調整作業を要するが、上記の塗装装置1によれば、このような調整作業を省略、若しくは調整作業に要する時間を短縮できる。その結果、塗装作業に要する時間を短縮して作業効率を高めることができる。
なお、上記の調整作業として、典型的には、各ベルにおいて吹き出すシェーピングエアの吹き出し量やベルの回転数を個別に調整する作業、各ベルにおいて塗料の噴射が開始されるオン状態と塗料の噴射が停止されるオフ状態との切替タイミングを調整する作業などが挙げられる。
また、上記の塗装装置1によれば、第1ベル20R及び第2ベル20Lがいずれも、対応する駆動軸16との螺合のねじ込み方向に回転するため、塗装作業に際に、ベル20R,20Lと対応する駆動軸16との締結が解除されるのを防止することができる。
また、上記の塗装装置1によれば、第1ベル20R及び第2ベル20Lがいずれも、予め設定された一方向にのみ常時に回転するため、ベル20R,20Lの回転方向を途中で逆転させるような制御が必要とならず、装置の構造を簡素化することができる。
以下、実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図9に示されるように、実施形態2の塗装装置101の第1塗装機110Rは、実施形態1の塗装装置1の第2塗装機10Lと同様の構成を有する。
即ち、この第1塗装機110Rは、ベルカップ21の雌ネジ21aに対して駆動軸16の雄ネジ16aを左回りである反時計方向に回すと締まる螺合構造を有している。また、この第1塗装機110Rにおいて、第1ベル20Rは、その作動時の回転方向が左回りであり、ベルカップ21と駆動軸16との螺合のねじ込み方向に回転するように構成されている。
図10に示されるように、実施形態2の塗装装置101の第2塗装機110Lは、実施形態1の塗装装置1の第1塗装機10Rと同様の構成を有する。
即ち、この第2塗装機110Lは、ベルカップ21の雌ネジ21aに対して駆動軸16の雄ネジ16aを右回りである時計方向に回すと締まる螺合構造を有している。また、この第2塗装機110Lにおいて、第2ベル20Lは、その作動時の回転方向が右回りであり、ベルカップ21と駆動軸16との螺合のねじ込み方向に回転するように構成されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
ここで、図11及び図12を参照しながら、塗装装置101を使用して車体50の右側塗装面51R及び左側塗装面51Lに塗料を塗着させるときの様子について説明する。
図11に示されるように、車体50の右側塗装面51Rを塗装する際、第1塗装機110Rの第1ベル20Rは、回転軸Aを回転中心として左回りである回転方向D2に回転する。このとき、第1ベル20Rから噴射された塗料を右側塗装面51Rの側方から視たとき、この塗料は、全体的には第1ベル20Rの回転方向後方へと流れるように飛散する(図11中のシェーピングエアの吹き出し方向Sを参照)。
一方で、図12に示されるように、車体50の左側塗装面51Lを塗装する際、第2塗装機110Lの第2ベル20Lは、回転軸Aを回転中心として右回りである回転方向D1に回転する。このとき、第2ベル20Lから噴射された塗料を左側塗装面51Lの側方から視たとき、この塗料は、全体的には第2ベル20Lの回転方向後方へと流れるように飛散する(図12中のシェーピングエアの吹き出し方向Sを参照)。
上記の塗装装置101によれば、実施形態1の塗装装置1の場合と同様に、ベル20R,20Lから噴射された塗料の流れる方向が車体50の右側塗装面51Rと左側塗装面51Lとで概ね対称になるため(図11及び図12参照)、車体50の右側塗装面51Rと左側塗装面51Lとの間に塗装品質差が生じにくい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の本実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、本実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の各実施形態では、第1ベル20Rの雌ネジ21aと第2ベル20Lの雌ネジ21aとが互いに逆ネジの関係にある場合について例示したが、第1ベル20R及び第2ベル20Lの回転方向が逆であるという条件を少なくとも満足していれば、雌ネジ21aが形成される向きが同じであってもよい。
例えば、第1塗装機10R及び第2塗装機10Lのいずれにおいても、ベルカップ21の雌ネジ21aに対して駆動軸16の雄ネジ16aを右回りに回すと締まる螺合構造を採用することができる。また、第1塗装機110R及び第2塗装機110Lのいずれにおいても、ベルカップ21の雌ネジ21aに対して駆動軸16の雄ネジ16aを左回りに回すと締まる螺合構造を採用することができる。
上記の各実施形態では、ベル20R,20Lが駆動軸16に同軸状に螺合する場合について例示したが、これに代えて、ベル20R,20Lと駆動軸16との間に1又は複数のギアを介在させ、ベル20R,20Lが当該ギアを介して駆動軸16に連結される構造を採用することもできる。
上記の各実施形態では、車体50の右側サイドボディ51Rを第1塗装機10Rによって塗装し、且つ左側サイドボディ51Lを第2塗装機10Lによって塗装する場合について例示したが、これらの塗装機10R,10Lを使用して車体50の別の部位を塗装することもできる。
図13に示されるように、上記の右側サイドボディ51Rに加えて、車体50のフード右側の領域52Rと、ルーフ右側の領域53Rと、トランクフード右側の領域54Rと、のうちの少なくも1つ領域を、第1塗装機10Rによって塗装する右側塗装面とすることができる。この場合、第1塗装機10Rは、車体右側の1つの領域のみを塗装してもよいし、或いは車体右側の複数の領域の塗装を兼務してもよい。
同様に、上記の左側サイドボディ51Lに加えて、車体50のフード左側の領域52Lと、ルーフ左側の領域53Lと、トランクフード左側の領域54Lと、のうちの少なくも1つの領域を、第2塗装機10Lによって塗装する左側塗装面とすることができる。この場合、第2塗装機10Lは、車体左側の1つの領域のみを塗装してもよいし、或いは車体左側の複数の領域の塗装を兼務してもよい。
図13に示されるように、例えば、実施形態1の第1塗装機10Rを使用した場合、第1ベル20Rは、車体50の右側の領域52R,53R,54Rにおいて回転方向D1に回転する。また、実施形態1の第2塗装機10Lを使用した場合、第2ベル20Lは、車体50の左側の領域52L,53L,54Lにおいて回転方向D1と逆方向である回転方向D2に回転する。
上記の各実施形態では、シェーピングエアの吹き出し方向Sがベル20R,20Lの回転方向に対して逆方向(回転方向後方)に捩れる構造について例示したが、本構造に代えて、シェーピングエアの吹き出し方向Sがベル20R,20Lの回転方向に対して同方向(回転方向前方)に捩れる構造を採用することもできる。
上記の各実施形態では、ベル20R,20Lのベルカップ21が雌ネジ21aを有し、この雌ネジ21aに螺合する雄ネジ16aを駆動軸16が有する場合について例示したが、これに代えて、ベルカップ21に雄ネジ16aのような雄ネジを設け、且つこの雄ネジに螺合する雌ネジを設けた構造を採用することもできる。
上記の各実施形態では、2つの塗装機を備えた塗装装置について例示したが、塗装装置における塗装機の数は2つに限定されるものではなく、必要に応じて3つ以上であってもよい。例えば、車体50の右側塗装面51Rのために1または複数の塗装機を設け、且つ車体50の左側塗装面51Lのために1または複数の塗装機を設けることができる。
上記の各実施形態では、2つのベル20R,20Lの回転駆動のためにエア駆動式のエアモータ14を使用する場合について例示したが、これに代えて電動モータを使用することもできる。
上記の各実施形態では、2つのベル20R,20Lを動かすための駆動部として塗装ロボット30を使用する場合について例示したが、これに代えて別の駆動部を使用することもできる。別の駆動部の一例として、スプロケットと組み合わせて使用される動力伝達用チェーンにブラケットを介してベルを固定する構造を採用することができる。本構造の場合、動力伝達用チェーンの作動時の動力伝達によってベルを動かすことができる。
1,101 回転霧化塗装装置
12b エア吹出口
16 駆動軸
20R 第1回転霧化頭(第1ベル)
20L 第2回転霧化頭(第2ベル)
50 車体
51 塗装面
51R,52R,53R,54R 右側塗装面(右側サイドボディ)
51L,52L,53L,54L 左側塗装面(左側サイドボディ)
D1,D2 回転方向

Claims (5)

  1. 車体の塗装を行うための回転霧化塗装装置であって、
    上記車体の右側塗装面に対向して配置される第1回転霧化頭と、
    上記車体のうち上記右側塗装面と左右対称位置にある左側塗装面に対向して配置される第2回転霧化頭と、
    を備え、
    上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭はいずれも、回転によって塗料を霧化して噴射するとともに、上記第1回転霧化頭が上記車体の上記右側塗装面に向かって回転する回転方向と上記第2回転霧化頭が上記車体の上記左側塗装面に向かって回転する回転方向が互いに逆になるように構成されている、回転霧化塗装装置。
  2. 上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭のそれぞれから噴射される塗料に向けて霧化用のシェーピングエアを吹き出すためのエア吹出口を備え、上記エア吹出口から吹き出すシェーピングエアの吹き出し方向が当該回転霧化頭の回転方向に対して逆方向に捩れるように構成されている、請求項1に記載の回転霧化塗装装置。
  3. 上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭はいずれも、当該回転霧化頭を回転駆動するための駆動軸と同軸状に螺合することによってこの駆動軸に締結固定されており、且つ当該回転霧化頭がこの螺合のねじ込み方向に回転するように構成されている、請求項1または2に記載の回転霧化塗装装置。
  4. 上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭はいずれも、予め設定された一方向にのみ回転するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転霧化塗装装置。
  5. 車体の塗装を行うための車体塗装方法であって、
    回転によって塗料を霧化して噴射する第1回転霧化頭を上記車体の右側塗装面に向けて配置し、
    回転によって塗料を霧化して噴射する第2回転霧化頭を上記車体のうち上記右側塗装面と左右対称位置にある左側塗装面に向けて配置し、
    上記第1回転霧化頭が上記車体の上記右側塗装面に向かって回転する回転方向と上記第2回転霧化頭が上記車体の上記左側塗装面に向かって回転する回転方向が互いに逆になるように、上記第1回転霧化頭及び上記第2回転霧化頭を回転駆動する、車体塗装方法。
JP2016245518A 2016-12-19 2016-12-19 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法 Active JP6642407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016245518A JP6642407B2 (ja) 2016-12-19 2016-12-19 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016245518A JP6642407B2 (ja) 2016-12-19 2016-12-19 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018099639A true JP2018099639A (ja) 2018-06-28
JP6642407B2 JP6642407B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=62714844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016245518A Active JP6642407B2 (ja) 2016-12-19 2016-12-19 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6642407B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6074753U (ja) * 1983-10-28 1985-05-25 トリニテイ工業株式会社 静電塗装装置
JPH0899052A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Abb Ransburg Kk 回転霧化頭型塗装装置
US6299073B1 (en) * 2000-02-03 2001-10-09 Ford Global Technologies, Inc. Paint spray housing for reducing paint buildup
JP2004305874A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Abb Kk 塗装方法
JP2012040498A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Honda Motor Co Ltd 回転霧化塗装装置
JP2014057948A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Mazda Motor Corp 塗装方法及び塗装装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6074753U (ja) * 1983-10-28 1985-05-25 トリニテイ工業株式会社 静電塗装装置
JPH0899052A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Abb Ransburg Kk 回転霧化頭型塗装装置
US6299073B1 (en) * 2000-02-03 2001-10-09 Ford Global Technologies, Inc. Paint spray housing for reducing paint buildup
JP2004305874A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Abb Kk 塗装方法
JP2012040498A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Honda Motor Co Ltd 回転霧化塗装装置
JP2014057948A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Mazda Motor Corp 塗装方法及び塗装装置
US20150273496A1 (en) * 2012-09-19 2015-10-01 Mazda Motor Corporation Coating method and coating device

Also Published As

Publication number Publication date
JP6642407B2 (ja) 2020-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4428973B2 (ja) 回転霧化塗装装置および塗装方法
JP4964721B2 (ja) 塗装装置
JP2012135758A (ja) 対象を媒体でコーティングする装置及び方法
JP5865406B2 (ja) 被覆材料を噴霧するための回転噴霧器及びその噴霧器を備える装置
US7384670B2 (en) Coating method and atomizer
JPH0899052A (ja) 回転霧化頭型塗装装置
JP6642407B2 (ja) 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法
JP2006297353A (ja) 塗装装置
JP2018099640A (ja) 回転霧化塗装装置及び車体塗装方法
JP7188845B2 (ja) ベル型塗装装置
JPH1071345A (ja) 回転霧化式塗装装置
JP2005177607A (ja) 回転霧化塗装装置
WO2018056226A1 (ja) 塗布装置
JP6939721B2 (ja) ベル型塗装装置
JP6973356B2 (ja) ベル型塗装装置
KR20190025357A (ko) 스프레이 방식의 표면처리 시스템
KR102109824B1 (ko) 회전식 프로젝터 및 코팅 제품을 살포하기 위한 방법
JP5812967B2 (ja) 塗装ガン及び塗装方法
JPS59193167A (ja) スプレ−ガンの制御方法
JP3828960B2 (ja) バンパの塗装方法
JPH0141496Y2 (ja)
JP4245612B2 (ja) 回転霧化静電塗装方法
JPH0422451A (ja) 回転霧化式塗装装置
JP5350132B2 (ja) 回転霧化式塗装装置
JP5448522B2 (ja) 塗装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6642407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250