JP2018098127A - 透明導電体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
透明フィルム基材上に導電性材料を含むインクを用いてライン状液体を形成し、
次いで、前記ライン状液体を乾燥させる際に、前記ライン状液体の線幅方向両端に前記導電性材料を選択的に堆積させて導電性細線パターンを形成し、
次いで、前記導電性細線パターンの表面比抵抗が1.0×102Ω/□以上1.0×106Ω/□以下、且つ前記透明フィルム基材のヘイズ値が2%以下になるように焼成処理を施し、
次いで、メッキにより前記導電性細線パターン上に金属膜を形成して透明導電体を得ることを特徴とする透明導電体の製造方法。
2.
前記焼成処理は、光照射又は熱処理によって施されることを特徴とする前記1記載の透明導電体の製造方法。
3.
前記焼成処理は、
昇温速度10℃/分〜50℃/分で昇温し、
次いで、保持温度100℃〜130℃、保持時間5〜60分で保持し、
次いで、降温速度5℃/分以上で降温する熱処理によって施されることを特徴とする前記1記載の透明導電体の製造方法。
4.
前記焼成処理は、波長制御された赤外線照射によって施されることを特徴とする前記1記載の透明導電体の製造方法。
5.
前記焼成処理は、キセノンフラッシュ照射によって施されることを特徴とする前記1記載の透明導電体の製造方法。
6.
前記透明フィルム基材は、ポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする前記1〜5の何れかに記載の透明導電体の製造方法。
図1は、導電性パターンの形成方法を概念的に説明する図である。
メッシュパターン形成の第一態様においては、まず、図2(a)に示すように、基材1上に、所定の間隔で並設された複数のライン状液体2を形成する。
メッシュパターン形成の第二態様においては、まず、図3(a)に示すように、基材1上に、基材1の長手方向(図中、上下方向)及び幅方向(図中、左右方向)に所定の間隔で並設された、複数の四角形を成すライン状液体2を形成する。
焼成処理は、導電性細線パターンの表面比抵抗(以下、シート抵抗ともいう。)が1.0×102Ω/□以上1.0×106Ω/□以下、且つ導電性細線パターンを含む基材のヘイズ値が2%以下になるように施される。例えば、焼成処理に伴ってヘイズ値が増加する場合、その増加量(変化量)は例えば1%以下に抑えることが好ましい。
メッキとしては、例えば、電解メッキ、無電解メッキ等が挙げられる。特に電解メッキを用いる場合は、導電性細線パターンの導電性を利用することによって、導電性細線パターン上に選択的に金属膜を形成することが容易である。
以上のようにして、透明導電体が得られる。透明導電体は、基材と、該基材上に設けられた導電性細線パターンと、該導電性細線パターン上に設けられた金属膜とにより構成される。
1.導電性細線パターンの形成
透明フィルム基材上に導電性材料を含むインクを用いてライン状液体を形成し、次いで、前記ライン状液体を乾燥させる際に、前記ライン状液体の線幅方向両端に前記導電性材料を選択的に堆積させて導電性細線を形成することで、前記導電性細線からなるパターンを形成した。
得られた導電性細線パターンに焼成処理を施した。
焼成処理された導電性細線パターンに、下記電解銅メッキ及び下記電解ニッケルメッキを施して、該導電性細線パターン上に、銅メッキ層、ニッケルメッキ層を順に形成し、透明導電体を得た。
硫酸銅5水塩60g、硫酸19g、1N塩酸2g、光沢付与剤(メルテックス社製「ST901C」)5gを、イオン交換水で1000mlに仕上げる処方で調製した銅メッキ浴中に浸漬された導電性細線パターンに給電し、電解銅メッキを行った。アノードにはメッキ用銅板を用いた。
硫酸ニッケル240g、塩化ニッケル45g、ホウ酸30gを、イオン交換水で1000mlに仕上げる処方で調製したニッケルメッキ浴中に浸漬された導電性細線パターン(上記電解銅メッキ後の導電性細線パターン)に給電し、電解ニッケルメッキを行った。アノードにはメッキ用ニッケル板を用いた。
メッキ処理後の透明導電体を観察し、以下の評価基準で評価した。
[評価基準]
○:めっきが全面に均一にかかっている。
×:めっきされていない部分がある。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度9.5℃/分で昇温し、次いで、保持温度120℃、保持時間10分で保持し、次いで、降温速度100℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度52℃/分で昇温し、次いで、保持温度120℃、保持時間10分で保持し、次いで、降温速度100℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度32℃/分で昇温し、次いで、保持温度95℃、保持時間30分で保持し、次いで、降温速度100℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度32℃/分で昇温し、次いで、保持温度135℃、保持時間10分で保持し、次いで、降温速度100℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度32℃/分で昇温し、次いで、保持温度120℃、保持時間10分で保持し、次いで、降温速度4.5℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、波長制御された赤外線照射を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、キセノンフラッシュ照射を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度5℃/分で昇温し、次いで、保持温度135℃、保持時間30分で保持し、次いで、降温速度100℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、焼成処理として、昇温速度23℃/分で昇温し、次いで、保持温度95℃、保持時間10分で保持し、次いで、降温速度100℃/分で降温する熱処理を施したこと以外は実施例1と同様にして透明導電体を製造し、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
導電性細線からなるパターンの表面比抵抗が1.0×102Ω/□以上1.0×106Ω/□以下、且つ導電性細線からなるパターンのヘイズ値が2%以下になるように焼成処理を施した実施例1〜8は、比較例1、2との対比で、導電性の向上と低ヘイズ化を両立できることがわかる。
2:ライン状液体
3:導電性細線
Claims (6)
- 透明フィルム基材上に導電性材料を含むインクを用いてライン状液体を形成し、
次いで、前記ライン状液体を乾燥させる際に、前記ライン状液体の線幅方向両端に前記導電性材料を選択的に堆積させて導電性細線パターンを形成し、
次いで、前記導電性細線パターンの表面比抵抗が1.0×102Ω/□以上1.0×106Ω/□以下、且つ前記透明フィルム基材のヘイズ値が2%以下になるように焼成処理を施し、
次いで、メッキにより前記導電性細線パターン上に金属膜を形成して透明導電体を得ることを特徴とする透明導電体の製造方法。 - 前記焼成処理は、光照射又は熱処理によって施されることを特徴とする請求項1記載の透明導電体の製造方法。
- 前記焼成処理は、
昇温速度10℃/分〜50℃/分で昇温し、
次いで、保持温度100℃〜130℃、保持時間5〜60分で保持し、
次いで、降温速度5℃/分以上で降温する熱処理によって施されることを特徴とする請求項1記載の透明導電体の製造方法。 - 前記焼成処理は、波長制御された赤外線照射によって施されることを特徴とする請求項1記載の透明導電体の製造方法。
- 前記焼成処理は、キセノンフラッシュ照射によって施されることを特徴とする請求項1記載の透明導電体の製造方法。
- 前記透明フィルム基材は、ポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の透明導電体の製造方法。
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