JP2018097563A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理ツールに対応するサムネイル画像において画像処理の内容や画像処理領域をより分かりやすくするモードを選択することが可能な画像処理装置を提供する。【解決手段】ワーク画像に基づく画像に対して画像処理を行う処理対象領域を設定する処理対象領域設定部(12)と、処理対象領域設定部によって設定された処理対象領域を示す領域標示(25)をワーク画像に基づく画像に含ませた第1サムネイル画像を生成する第1サムネイル画像生成部(13)と、ワーク画像に基づく画像に強調処理を施して得られた強調画像に領域標示を含ませた第2サムネイル画像を生成する第2サムネイル画像生成部(14)と、を備え、第1サムネイル画像を表示させる第1モードと、第2サムネイル画像を表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成されたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ワークを撮像して得られたワーク画像に対して画像処理を施す画像処理装置に関するものである。
製品(ワーク)の検査において当該ワークを撮影し、撮影されたワーク画像に対して画像処理を行うことで、製品の良否判定等の検査を行う画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示されている画像処理装置では、画像処理を行う対象であるワーク画像に対して画像処理を行う領域(検査領域)を重ねて表示して縮小化したものをサムネイル画像として画像処理のユーザーインターフェース等に表示することが可能に構成されている。
特開2013−171026号公報
ところが、実際のワーク画像を縮小化したサムネイル画像では、画像処理の内容や画像処理領域がワーク画像に埋没してわかりにくくなる場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像処理ツールに対応するサムネイル画像において画像処理の内容や画像処理領域をより分かりやすくするモードを選択することが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明の画像処理装置は、上記目的を達成するために提案されたものであり、複数の画像処理ツールから選択された画像処理ツールに対応するサムネイル画像をユーザーインターフェースに表示し、ワークを撮影して得られた前記ワークを含むワーク画像に対して前記選択された画像処理ツールを実行する画像処理装置であって、
前記ワーク画像に基づく画像に対して画像処理を行う処理対象領域を設定する処理対象領域設定部と、
前記処理対象領域設定部によって設定された処理対象領域を示す領域標示を前記ワーク画像に基づく画像に含ませた第1サムネイル画像を生成する第1サムネイル画像生成部と、
前記ワーク画像に基づく画像に強調処理を施して得られた強調画像に前記領域標示を含ませた第2サムネイル画像を生成する第2サムネイル画像生成部と、
を備え、
前記第1サムネイル画像を表示させる第1モードと、第2サムネイル画像を表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、領域標示をワーク画像に基づく画像に含ませた第1サムネイル画像を表示させる第1モードと、ワーク画像に基づく画像に強調処理を施して得られた強調画像に領域標示を含ませた第2サムネイル画像を表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成されたので、第1モードでは処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没してしまう場合においても、第2モードに切り替えることにより、強調画像により処理対象領域や画像処理の内容をユーザーにとって直感的に認識しやすくなる。また、第1サムネイル画像においても処理対象領域や画像処理ツールの内容等が容易に把握することができるような場合には、第1モードに切り替えることにより、強調処理を行わない分、画像処理における負荷が軽減されるので、処理速度の向上が図られる。
また、上記構成において、前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像を2値化する処理である構成を採用することができる。
この構成によれば、処理の負荷を抑えつつ強調処理を行うことができる。
また、上記構成において、前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像において前記処理対象領域を強調する処理構成を採用することもできる。
この構成によれば、ワーク画像に基づく画像の処理対象領域を強調することにより、処理の負荷をより抑制することができる。
さらに、上記構成において、前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像において、前記ワークの外形、または、当該ワークに含まれる特徴部位を強調する処理である構成を採用することもできる。
この構成によれば、ワークの外形、または、当該ワークに含まれる特徴部位を強調することにより、処理の負荷をより抑制しつつ、ユーザーにとってワークの特徴等を把握しやすいサムネイル画像を生成することができる。
また、上記構成において、前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像に対して画像処理対象のワークが相対的に小さい場合に、当該ワークを拡大表示する処理を含む構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、ワーク画像に基づく画像に対して画像処理対象のワークが相対的に小さい場合に、当該ワークを拡大表示することにより、サムネイル画像において処理対象領域や画像処理の内容をより一層認識しやすくすることが可能となる。
この構成において、前記第2サムネイル画像生成部は、前記ワークを拡大した強調画像に、前記ワーク画像に基づく画像における当該ワークの位置を示す標示を含ませた画像を生成する構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、拡大表示した場合においてもワーク画像に基づく画像全体におけるワークの位置関係を認識しつつ作業を行うことが可能となる。
また、上記構成において、前記第1モードと前記第2モードとは、前記選択された画像処理ツール毎に選択可能であることが望ましい。
この構成によれば、画像処理ツール毎に第1モードと第2モードを必要に応じて選択できることにより、よりユーザーの要望に柔軟に対応することができる。
さらに、上記構成において、前記第1サムネイル画像生成部および前記第2サムネイル画像生成部は、画像処理前の処理前サムネイル画像および画像処理後の処理後サムネイル画像をそれぞれ生成し、前記処理前サムネイル画像および前記処理後サムネイル画像を対で表示するように構成することが望ましい。
この構成によれば、処理前のサムネイル画像と処理後のサムネイル画像が対で表示されることにより、画像処理の内容をユーザーがより直感的に把握することができる。
画像処理装置の一形態について説明する図である。 画像処理に係るユーザーインターフェースの表示例である。 第1モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第2モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第1モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第2モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第1モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第2モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第1モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第2モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第1モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 第2モードにおける画像処理ツールの画像処理アイコンの表示例である。 強調処理の他の例について説明する図である。 強調処理の他の例について説明する図である。 強調処理の他の例について説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る画像処理装置の一形態の構成を示す図である。本実施形態における画像処理装置1は、ステージ2、撮影装置3、コンピューター4、入力装置5、および表示装置6等を備えており、電子部品や金属加工品等のワーク7について画像処理により検査等を行う。ワーク7は、ステージ2上に載置される。なお、ステージ2に関し、例えば、ベルトコンベアーのように撮影装置3の下方にワーク7を順次搬送可能な構成を採用することもできる。
撮影装置3は、ワーク7を光学的に拡大する光学系や、当該光学系により拡大されたワーク7の像を受光して電気信号に変換する撮像素子等を備えている。この撮影装置3は、ステージ2上のワーク7を撮影し、画像データに変換してコンピューター4に出力する。コンピューター4は、撮影装置3を制御し、当該撮影装置3から得られた画像データ(以下、ワーク画像)に各種画像処理を行う。入力装置5は、例えば、キーボードやマウス等からなり、ユーザーの操作を受けて操作信号をコンピューター4に出力する。表示装置6は、コンピューター4に接続された液晶ディスプレイなどの表示装置である。
本実施形態におけるコンピューター4は、演算部10および記憶部11を備えている。記憶部11は、例えばハードディスクドライブから構成され、この記憶部11には、オペレーションシステム、各種アプリケーションプログラム、画像処理用データ等が記憶されている。また、これらのアプリケーションプログラム等は、記憶部11に限られず、ネットワークを介して接続されたサーバーに記憶され、当該サーバーから適宜読み出す構成とすることもできる。そして、演算部10は、図示しないCPU、ROM、RAM等を有しており、記憶部11に記憶されたオペレーションシステムに従い、画像処理などの各種の処理を行う。また、演算部10は、処理対象領域設定部12、第1サムネイル画像生成部13、および、第2サムネイル画像生成部14等を備えている。撮影装置3で撮像されたワーク画像は、コンピューター4の記憶部11に記憶される。撮影装置3で撮像されたワーク画像そのものや、このワーク画像に何らかの画像処理が施された画像は、いずれもワーク画像に基づく画像と言える。以下においては、これらを区別せずにワーク画像と称する。
処理対象領域設定部12は、ワーク画像に対し、後述する各種の画像処理ツールに応じて画像処理が行われる領域を処理対象領域として設定する。第1サムネイル画像生成部13は、処理対象領域設定部12によって設定された処理対象領域を示す枠状の領域標示25をワーク画像に含ませた第1サムネイル画像を生成する。第2サムネイル画像生成部14は、ワーク画像に強調処理を施して得られた強調画像に、上記の領域標示25を含ませた第2サムネイル画像を生成する。この点の詳細については後述する。
図2は、演算部10により実行される画像処理アプリケーションに係るユーザーインターフェース17の表示例を説明する図である。また、図3〜図12は、各種画像処理ツールに対応した画像処理アイコン23の表示例をそれぞれ示している。本実施形態におけるユーザーインターフェース17には、作業領域18、設定領域19、強調処理領域20、アイコン表示領域21等が設けられている。作業領域18は、撮影装置3から入力されたワーク画像が表示され、実際に画像処理が行われる領域である。設定領域19は、画像処理全般の設定等を行ったり、各種画像処理ツールについて設定や調整を行ったり、その他、設定値や計測数値等が表示されたりする領域である。強調処理領域20は、後述する強調処理を行う場合の設定等が行われる領域である。
アイコン表示領域21には、各種画像処理ツールに対応するサムネイル画像からなる画像処理アイコン23が表示される。このアイコン表示領域21に表示される画像処理アイコン23は、ユーザーによって選択される。すなわち、ユーザーが必要な画像処理ツールを順次登録する際に、サムネイル画像生成部13,14によって画像処理アイコン23が生成されてアイコン表示領域21に表示される。本実施形態において、各画像処理アイコン23は、それぞれ上下の2段のサムネイル画像で構成されており、上段が画像処理前の状態を示すサムネイル画像、下段が画像処理後の状態をそれぞれ示すサムネイル画像である。このように、画像処理前のサムネイル画像と画像処理後のサムネイル画像が対で表示されることにより、画像処理の内容をユーザーがより直感的に把握することができる。そして、このような画像処理アイコン23は、画像処理ツール毎に画面の横方向に並べて表示されている。なお、アイコン表示領域21の位置や、画像処理アイコン23の並設方向等は例示したものには限られず、例えば、ユーザーインターフェースの左右のいずれ一側にアイコン表示領域21が設けられ、画像処理アイコン23が縦方向に並べられる構成を採用することもできる。
アイコン表示領域21の下には、各画像処理ツールの画像処理アイコン23に対応させてモード切替ボタン22がそれぞれ設けられている。本実施形態においては、このモード切替ボタン22を操作することにより、第1サムネイル画像を画像処理アイコン23として表示させる第1モードと、第2サムネイル画像を画像処理アイコン23として表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成されている。すなわち、ユーザーは、画像処理ツール毎に第1モードまたは第2モードを必要に応じて選択することができる。これにより、ユーザーの要望により柔軟に対応することができる。
図3および図4は、設定された処理対象領域において物体(小塊)すなわちワーク7を検出する画像処理ツールの画像処理アイコン23の表示例を示している。ここで、図3は、第1モードにおける表示例であり、図4は、第2モードにおける表示例である。また、各図において、左側が画像処理前の画像であり、右側が画像処理後の画像である。以下で説明する各画像処理ツールの画像処理アイコン23についても同様である。この画像処理ツールは、設定された処理対象領域を示す領域標示25で囲まれた範囲内でワーク7を検出し、検出したワーク7に重ねて枠状の検出標示26を表示する処理を行う。図3に示されるように、第1モードでは、処理対象領域(領域標示25)や検出標示26を含むワーク画像がそのまま縮小された第1サムネイル画像から画像処理アイコン23が構成されている。この第1モードでは、後述する強調処理が行われない分、演算部10における処理の負荷を軽減することができる。しかしながら、当該第1サムネイル画像がアイコン表示領域21に画像処理アイコン23として表示された際に、領域標示25や検出標示26、あるいは画像処理の内容が画像において埋没してユーザーにとって分かりづらくなる場合がある。特に、ワーク画像がより高解像度の画像である場合に、このような問題が生じやすい。このような場合には、ユーザーが入力装置5を介して画像処理アイコン23に対応するモード切替ボタン22を操作して第1モードから第2モードに切り替えることにより、図4に示されるように、ワーク画像に強調処理が施された強調画像に上記の領域標示25・検出標示26が重ねられた第2サムネイル画像が画像処理アイコン23として表示される。
本実施形態における第2サムネイル画像生成部14は、強調処理としてワーク画像について2値化する処理を行い、図4に示されるように、背景(ワーク7以外の部分)の色を黒、ワーク7の色を白とした強調画像を生成する。そして、第2サムネイル画像生成部14は、画像処理前の強調画像には領域標示25を重ね、画像処理後の強調画像には検出標示26を重ねて、それぞれ縮小することで第2サムネイル画像を画像処理アイコン23として生成する。勿論、強調処理としての2値化処理では、背景の色を白、ワーク7の色を黒とするようにしてもよい。このように、第2モードでは、ワーク画像に強調処理を施すことで得られた強調画像に基づいて生成された第2サムネイル画像を画像処理アイコン23とすることにより、処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没することが抑制され、処理対象領域や画像処理の内容をユーザーがより把握しやすくなる。また、強調処理として2値化処理を採用した場合には、処理の負荷を抑えつつ強調処理を行うことができる。
以下、他の画像処理ツールについて説明する。
図5および図6は、設定された処理対象領域において選択されたワーク7と同じ輝度値を有するワーク7を検出する画像処理ツールの画像処理アイコン23の表示例である。この画像処理ツールは、処理対象領域を示す領域標示25で囲まれた範囲内でユーザーにより選択されたワーク7と同程度の輝度値を有するワーク7を検出し、検出したワーク7に重ねて枠状の検出標示26を表示する。例えば、処理前のサムネイル画像では、領域標示25内のワーク7a〜7dのうち、左下のワーク7bがユーザーにより選択され、当該ワーク7bが選択されていることを示す枠状の選択標示27が表示されている。そして、処理後のサムネイル画像には、選択されたワーク7bの輝度値と同程度の輝度値を有するものとして検出されたワーク7a,7dにそれぞれ枠状の検出標示26が重ねて表示されている。図5に示されるように、第1モードでは、各処理対象領域(領域標示25や検出標示26)やワーク7の特徴(この画像処理の場合、輝度の差)が画像において埋没してユーザーにとって分かりづらくなる場合がある。これに対し、図6に示される第2モードでは、ワーク画像に強調処理(2値化処理)が施された上、ワーク7毎に輝度値の差が分かりやすいように濃淡を付けた強調画像に上記の領域標示25、選択標示27、検出標示26が重ねられて縮小された第2サムネイル画像が画像処理アイコン23として表示されるので、処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没することが抑制され、処理対象領域や画像処理の内容をユーザーが把握しやすくなっている。
図7および図8は、設定された処理対象領域において選択されたワーク7と同様なエッジ形状を有するワーク7を検出する画像処理ツールの画像処理アイコン23の表示例である。この画像処理ツールは、処理対象領域を示す領域標示25で囲まれた範囲内でユーザーにより選択されたワーク7と同様なエッジ形状を有するワーク7を検出し、検出したワーク7に重ねて枠状の検出標示26を表示する。例えば、処理前のサムネイル画像では、領域標示25内のワーク7a〜7dのうち、左下のワーク7bがユーザーにより選択され、当該ワーク7に重ねて選択標示27が表示されている。そして、処理後のサムネイル画像には、ワーク7bと同様なエッジ形状を有するものとして検出されたワーク7a,7dにそれぞれ検出標示26が重ねて表示されている。図7に示されるように、第1モードでは、領域標示25、検出標示26、選択標示27や、選択されたワーク7と同様なエッジ形状のワーク7を検出するという画像処理の内容が画像において分かりづらい場合がある。これに対し、図8に示される第2モードでは、ワーク画像に強調処理としてエッジ検出処理や2値化処理が施されて得られた強調画像(黒の背景にワーク7のエッジが白で表された画像)に上記の領域標示25、選択標示27、検出標示26が重ねられて縮小された第2サムネイル画像が画像処理アイコン23として表示されるので、処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没することが抑制され、処理対象領域や画像処理の内容をユーザーが把握しやすくなっている。
図9および図10は、設定された処理対象領域において直線を検出する画像処理ツールの画像処理アイコン23の表示例である。この画像処理ツールは、領域標示25で囲まれた範囲内で1本の直線を検出し、検出した部分に重ねて直線状の検出標示26を表示する。例えば、処理前のサムネイル画像では、ワーク7a〜7dのうち、右上のワーク7cに領域標示25が重ねて表示されている。この領域標示25の矢印は、領域標示25の範囲において当該矢印で示される方向に検索して当該矢印に交差する直線を検出することを意味している。そして、処理後のサムネイル画像には、領域標示25の範囲から直線が検出され、直線状の検出標示26が重ねて表示されている。図9に示されるように、第1モードでは、領域標示25および検出標示26や、直線を検出するという画像処理の内容が画像において分かりづらい場合がある。これに対し、図10に示される第2モードでは、ワーク画像に強調処理(2値化処理)が施された強調画像に上記の領域標示25および検出標示26が重ねられて縮小された第2サムネイル画像が画像処理アイコン23として表示されるので、処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没することが抑制され、処理対象領域や画像処理の内容をユーザーが把握しやすくなっている。
図11および図12は、2本の直線を検出し、検出された直線間の距離を計測する画像処理ツールの画像処理アイコン23の表示例である。この画像処理ツールは、2つの領域標示25においてそれぞれ1本の直線を検出し、検出した部分に重ねて直線状の検出標示26aを表示するとともに、これらの直線間の距離を計測する。例えば、処理前のサムネイル画像では、ワーク7a〜7dのうち、左上のワーク7aと左下のワーク7bにそれぞれ領域標示25が重ねて表示されている。そして、処理後のサムネイル画像には、領域標示25の範囲から直線が検出され、直線状の検出標示26aが重ねて表示されている。また、これらの直線に交差するように両者の距離を計測することを示す直線状の検出標示26bが表示されている。図11に示されるように、第1モードでは、領域標示25および検出標示26a,26bや、2直線を検出して距離を計測するという画像処理の内容が画像において分かりづらい場合がある。これに対し、図12に示される第2モードでは、ワーク画像に強調処理(2値化処理)が施された強調画像に上記の領域標示25および検出標示26a,26cが重ねられて縮小された第2サムネイル画像が画像処理アイコン23として表示されるので、処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没することが抑制され、処理対象領域や画像処理の内容をユーザーが把握しやすくなっている。
なお、上記の各画像処理ツールの処理内容はあくまで例示であり、この他、種々の画像処理ツールについても同様に、第1サムネイル画像を画像処理アイコン23として表示させる第1モードと、第2サムネイル画像を画像処理アイコン23として表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成することができる。
図13〜15は、強調処理の他の例について説明する図である。
上記実施形態においては、ワーク画像全体を強調処理する例を示したが、これには限られず、例えば、図13に示されるように、処理対象領域として領域標示25で囲まれた部分のみを2値化処理して、他の部分はワーク画像をそのまま使用することも可能である。この例では、領域標示25で囲まれたワーク7aのみを黒く塗りつぶし、領域標示25内のワーク7a以外の部分を白く塗りつぶした強調処理が施されている。このように、ワーク画像の処理対象領域のみを強調処理することにより、処理の負荷をより抑制することができる。
また、強調処理は、処理対象領域に拘わらず、例えば、ワーク7の外形、または、当該ワーク7に含まれる開口部分や突起部分等の特徴部位を強調するものであってもよい。このようにワークの外形、または、当該ワークに含まれる特徴部位を強調することにより、処理の負荷をより抑制しつつ、ユーザーにとってワークの特徴等を把握しやすいサムネイル画像を生成することができる。
そして、第2モードにおいてどの部分を強調するかについてユーザーにより任意に選択できるようにすることが望ましい。これにより、よりユーザーの要望を反映させたユーザーフレンドリーな画像処理装置を提供することができる。
また、図14に示されるように、ワーク画像のうち、処理対象領域に含まれるワーク7(注目ワーク7)を拡大表示し、この拡大表示におけるワーク7のみ、あるいは、拡大表示における領域標示25で囲まれた部分のみを強調処理する構成を採用することもできる。これにより、ワーク画像に対して画像処理対象のワーク7が相対的に小さい場合に、当該ワーク7を注目ワーク7として拡大表示することにより、サムネイル画像において処理対象領域や画像処理の内容をより一層認識しやすくすることが可能となる。
この場合、注目ワーク7を拡大表示した画像のみのモードと、図15に示されるようにワーク画像全体をさらに縮小するとともに、この縮小画像に注目ワークの位置を示す標示を含ませた縮小全体画像29を拡大表示の隅角部等に重ねて表示するモードとに切り替え可能に構成してもよい。このようにすることで、拡大表示した場合においてもワーク画像全体における注目ワーク7の位置関係をユーザーが認識しつつ作業を行うことが可能となる。
以上のように本発明の画像処理装置1によれば、ワーク画像に処理対象領域を含ませて生成された第1サムネイル画像を画像処理アイコン23として表示させる第1モードと、ワーク画像に強調処理を施して生成された強調画像に処理対象領域を示す領域標示を含ませた第2サムネイル画像を画像処理アイコン23として表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成されたので、第1モードでは処理対象領域や画像処理ツールの内容等が画像において埋没してしまう場合においても、第2モードに切り替えることにより、強調画像により処理対象領域や画像処理の内容をユーザーにとって直感的に認識しやすくなる。また、第1サムネイル画像においても処理対象領域や画像処理ツールの内容等が容易に把握することができるような場合には、第1モードに切り替えることにより、強調処理を行わない分、画像処理における負荷が軽減されるので、処理速度の向上が図られる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。要するに、ワークを撮影して得られた撮影画像(ワーク画像)に対して種々の画像処理ツールにより画像処理を行う構成であって、ユーザーインターフェース等に画像処理ツールを示すアイコンとしてワーク画像を縮小した縮小画像を表示するものであれば、種々の画像処理装置に適用することが可能である。
1...画像処理装置,2...ステージ,3...撮影装置,4...コンピューター,5...入力装置,6...表示装置,7...ワーク,10...演算部,11...記憶部,12...処理対象領域設定部,13...第1サムネイル画像生成部,14...第2サムネイル画像生成部,17...インターフェース,18...作業領域,19...設定領域,20...強調処理領域,21...アイコン表示領域,22...モード切替ボタン,23...画像処理アイコン,25...領域標示,26...検出標示,27...選択標示,29...縮小全体画像

Claims (8)

  1. 複数の画像処理ツールから選択された画像処理ツールに対応するサムネイル画像をユーザーインターフェースに表示し、ワークを撮影して得られた前記ワークを含むワーク画像に対して前記選択された画像処理ツールを実行する画像処理装置であって、
    前記ワーク画像に基づく画像に対して画像処理を行う処理対象領域を設定する処理対象領域設定部と、
    前記処理対象領域設定部によって設定された処理対象領域を示す領域標示を前記ワーク画像に基づく画像に含ませた第1サムネイル画像を生成する第1サムネイル画像生成部と、
    前記ワーク画像に基づく画像に強調処理を施して得られた強調画像に前記領域標示を含ませた第2サムネイル画像を生成する第2サムネイル画像生成部と、
    を備え、
    前記第1サムネイル画像を表示させる第1モードと、第2サムネイル画像を表示させる第2モードと、に切り替え可能に構成されたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像を2値化する処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像において前記処理対象領域を強調する処理であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像において、前記ワークの外形、または、当該ワークに含まれる特徴部位を強調する処理であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記強調処理は、前記ワーク画像に基づく画像に対して画像処理対象のワークが相対的に小さい場合に、当該ワークを拡大表示する処理を含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2サムネイル画像生成部は、前記ワークを拡大した強調画像に、前記ワーク画像に基づく画像における当該ワークの位置を示す標示を含ませた画像を生成することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1モードと前記第2モードとは、前記選択された画像処理ツール毎に選択可能であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1サムネイル画像生成部および前記第2サムネイル画像生成部は、画像処理前の処理前サムネイル画像および画像処理後の処理後サムネイル画像をそれぞれ生成し、前記処理前サムネイル画像および前記処理後サムネイル画像を対で表示するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の画像処理装置。
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