JP2018096806A - 誘電分光センサ及び誘電分光センサの作製方法 - Google Patents

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【課題】取り付け、固定が容易であって、高いS/N比で反射係数を測定可能な誘電分光センサを提供する。【解決手段】基板11,21に、ビア13A,23Aが内部導体となり、ビア13B,23Bが外部導体となるように準同軸構造を構成して基板11表面に準同軸構造を同軸プローブとして用いる試料配置面を設け、基板21表面にコプレーナ線路又はマイクロストリップ線路を設け、線路のシグナル線となる金属パターン22Aと内部導体となるビア23Aを接続する。これにより、平面型の準同軸型センサを形成でき、生体への取り付け、固定が容易であって、高いS/N比で反射係数を測定可能な誘電分光センサの提供が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、試料の複素誘電率を求めるためのセンサインターフェースの技術に関する。
高齢化が進み、成人病に対する対応が大きな課題になっている。血糖値などの検査は血液の採取が必要なために患者にとって大きな負担である。そのため、血液を採取しない非侵襲な成分濃度測定装置が注目されている。
非侵襲な成分濃度測定装置としては、近赤外光などの光学的な手法と比べ生体内での散乱が少ない、1フォトンの持つエネルギーが低い、などの理由からマイクロ波−サブミリ波帯の電磁波を用いた手法が提案されている。
例えば、非特許文献1に示される共振構造を用いた手法がある。この手法では、アンテナや共振器などのQ値の高いデバイスと測定試料を接触させ、共振周波数周辺の周波数特性を測定する。共振周波数はデバイスの周囲の複素誘電率により決定されるため、共振周波数のシフト量と成分濃度との間の相関を予め予測することにより、共振周波数のシフト量から成分濃度を推定する。
マイクロ波−ミリ波帯の電磁波を用いた他の手法としては、特許文献1に示す誘電分光法が提案されている。誘電分光法は、皮膚内に電磁波を照射し、測定対象である血液成分、例えば、グルコース分子と水の相互作用に従い、電磁波を吸収させ、電磁波の振幅及び位相を観測する。観測される電磁波の周波数に対する振幅及び位相から、誘電緩和スペクトルを算定する。誘電緩和スペクトルは、一般的には、Cole−Cole式に基づき緩和カーブの線形結合として表現し、複素誘電率を算定する。生体成分の計測では、例えば血液中に含まれるグルコースやコレステロール等の血液成分の量に複素誘電率は相関があり、その変化に対応した電気信号(振幅、位相)として測定される。複素誘電率変化と成分濃度との相関を予め測定することによって検量モデルを構築し、計測した誘電緩和スペクトルの変化から成分濃度の検量を行う。また、誘電分光を用いた手法は、取得した誘電緩和スペクトルにPLS回帰分析などの多変量解析を行うことにより、多成分系からなる水溶液での濃度分析にも有利であると考えられる。
誘電分光にはマイクロストリップ線路やコプレーナ線路、同軸プローブといった広帯域な電気信号の伝送が可能な伝送線路が用いられる。図10,11に誘電分光に用いる従来の伝送線路の例を示す。図10(a)はマイクロストリップ線路を用いた従来例であり、図10(b)はコプレーナ線路を用いた従来例である。マイクロストリップ線路やコプレーナ線路の誘電分光センサは、基板61上に配線金属62で線路を形成し、線路上にマイクロ流路63を配置する。図11は同軸プローブを接続する同軸線路の図である。内部導体72A、外部導体72B、誘電体73で構成された同軸ケーブルの先端に配置された高周波コネクタ71に同軸プローブが接続される。
特開2013−32933号公報
M. Hofmann, G. Fischer, R. Weigel, and D. Kissinger, "Microwave-Based Noninvasive Concentration Measurements for Biomedical Applications", IEEE Trans. Microwave Theory and Techniques, Vol.61, No.5, pp. 2195-2203.
マイクロストリップ線路やコプレーナ線路を用いた手法では、試料と線路の接触している箇所の長さを正確に把握しておく必要がある。そのため、線路上に測定用のマイクロ流路を設けることが多い。流路を設けず線路を直接皮膚へ接触させることは可能ではあるが、接触部の長さを正確に把握することは困難である。また、生体には水分が多く含まれており、伝送損失が増加し測定時のS/N比が小さくなるという問題があった。
同軸プローブを用いた手法では接触部の長さを計算する必要はなく、また反射波のみを用いるため高いS/N比が期待できる。しかしながら、同軸プローブはマイクロストリップ線路やコプレーナ線路のようにプリント基板上では作製できない。同軸プローブの形状は棒状となり、腕や指などへ同軸プローブを立てた状態で接触させるため、同軸プローブの固定が困難であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、生体への取り付け、固定が容易であって、高いS/N比で反射係数を測定可能な誘電分光センサを提供することを目的とする。
第1の本発明に係る誘電分光センサは、ビアによって構成した準同軸構造を同軸プローブとして反射係数を測定する誘電分光センサであって、第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板を貫通して配置された第1ビアと、前記第1の誘電体基板を貫通して、前記第1ビアを中心とした円状に配置された複数の第2ビアと、前記第1の誘電体基板に重ねて配置された第2の誘電体基板と、前記第1ビアに対応する位置において前記第2の誘電体基板を貫通して配置された第3ビアと、前記第2の誘電体基板の前記第1の誘電体基板を重ねていない面に前記第3ビアと導通して配置された信号線路と、前記信号線路と導通しない位置の前記第2ビアに対応する位置において前記第2の誘電体基板を貫通して配置された複数の第4ビアと、を有することを特徴とする。
第2の本発明に係る誘電分光センサの作製方法は、ビアによって構成した準同軸構造を同軸プローブとして反射係数を測定する誘電分光センサの作製方法であって、第1の誘電体基板を貫通する第1スルーホールを形成する工程と、前記第1スルーホールを中心とした円状の位置において前記第1の誘電体基板を貫通する複数の第2スルーホールを形成する工程と、前記第1スルーホールに対応する位置において第2の誘電体基板を貫通する第3スルーホールを形成する工程と、前記第2スルーホールに対応し、信号線路を形成する位置を除いた位置において前記第2の誘電体基板を貫通する第4スルーホールを形成する工程と、前記第1乃至第4スルーホールに金属を充填してビアを形成する工程と、前記第2の誘電体基板の表面に前記第1スルーホールに形成したビアと導通する信号線路を形成する工程と、前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板の前記信号線路を形成していない面を貼り合わせる工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、生体への取り付け、固定が容易であって、高いS/N比で反射係数を測定可能な誘電分光センサを提供することができる。
本実施の形態の誘電分光センサの構成を示す斜視図である。 本実施の形態の誘電分光センサの試料配置面を有する基板の平面図である。 本実施の形態の誘電分光センサの線路を有する基板の平面図である。 本実施の形態の誘電分光センサの線路を有する基板の別の構成例の平面図である。 本実施の形態の誘電分光センサの製造工程の一例を示す工程図である。 本実施の形態の誘電分光センサの試料を接着する部分の等価回路である。 本実施の形態の誘電分光センサを用いた測定系の例を示す図である。 本実施の形態の誘電分光センサを用いた別の測定系の例を示す図である。 本実施の形態の誘電分光センサを用いたさらに別の測定系の例を示す図である。 マイクロストリップ線路及びコプレーナ線路を用いた従来の誘電分光に用いる伝送線路の例を示す図である。 同軸線路を用いた従来の誘電分光に用いる伝送線路の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における誘電分光センサの構成を示す斜視図である。図1の誘電分光センサは、誘電体基板である基板11と基板21を積層した構造である。図1(a)は、試料を配置する試料配置面を有する基板11を上にしたときの斜視図である。図1(b)は、線路を形成した線路面を有する基板12を上にしたときの斜視図である。図1(a)の誘電分光センサを裏返すと図1(b)の状態になる。
図2は、基板11の平面図である。図2(a)は、基板11の試料配置面の平面図である。図2(b)は、基板11の基板21に接着する接着面の平面図である。
図3は、基板21の平面図である。図3(a)は、基板21の基板11に接着する接着面の平面図である。図3(b)は、基板21の線路面の平面図である。
基板11,21の材料としては、高周波で用いられるガラスエポキシ、テフロン、アルミナ、石英、Siなどを用いる。基板11,21の大きさは数センチ×数センチ角、基板厚は数百μmから数mmである。基板11,21は、比誘電率が2〜3の低誘電率である。
基板11の両面には円形の開口部を設けた金属パターン12A,12Bが設けられる。開口部の直径は数百μmから数mmである。金属パターン12A,12Bの材料としては、高周波基板で用いられる金属、例えばCuやAuなどを用いる。金属パターン12A,12Bは同じ形状であるので、設計に必要なパターンを少なくできる。
基板11の開口部の中央に基板11を貫通するビア13Aが設けられる。また、 開口部の円周に沿い、金属パターン12A,12Bと導通するビア13Bが設けられる。つまり、ビア13Aを中心とした円状にビア13Bが設けられる。ビア13A,13B内は導体で充填されている。ビア13A,13Bの材料としては、導電性のインク、銅ペースト、銀ペースト、銅めっきなどを用いる。あるいは、ビア13A,13B径と同じ直径を持つ金属ピンを埋め込んでもよい。ビア13Aを内部導体、ビア13Bを外部導体とする準同軸構造により、基板11の平面方向にTEMモードの電磁波が伝搬する。ビア13A,13Bと基板11で構成された準同軸構造の基板11表面が試料を配置する試料配置面となる。ビア13A,13Bのビア径は数十μmから数mmであり、同軸構造に要求されるカットオフ周波数や電界の試料方向への侵入深さによって適宜決定する。内部導体径及び開口部の直径は、本誘電分光センサに接続される測定器の特性インピーダンスに合わせて決定する。
基板21の線路面には、コプレーナ線路を構成する金属パターン22A,22Bが設けられる。金属パターン22Aはコプレーナ線路のシグナル線となり、金属パターン22Bはグランド線となる。金属パターン22Aの幅、および金属パターン22A,22B間のギャップの幅は数十μmから数mmである。本誘電分光センサに接続される測定器の特性インピーダンスに合わせて、例えば50Ω又は75Ωとなるようにコプレーナ線路の各寸法を設計する。なお、金属パターン22A,22Bの材料は基板11の金属パターン12A,12Bと同様である。
基板21には、基板11のビア13A,13Bの位置に対応させて、準同軸構造を構成するビア23A,23Bが設けられる。ビア23Aは、ビア13A及び金属パターン22Aと導通する。ビア23Bは、ビア13B及び金属パターン22Bと導通する。この構成により、基板21は、コプレーナ線路−準同軸変換の役割を果たす。なお、ビア23Bは、シグナル線となる金属パターン22Aと接触しないように配置する。本実施の形態では、基板11のビア13Bに対応する位置であっても、金属パターン22Aに接触する位置のビア23Bは形成していない。
基板11と基板21は接着剤などにより接着する。基板11と基板21の間の金属パターン12Bがグランドとなり、基板21、金属パターン12B,22A,22Bによって裏面グランド付きコプレーナ線路が構成される。裏面グランドが存在することにより、コプレーナ線路の基板方向の電界が準同軸構造へ及ぼす影響が低減される。
なお、基板21の線路には、コプレーナ線路の代わりにマイクロストリップ線路を用いてもよい。
また、基板21のコプレーナ線路のグランド線部分と基板11の金属パターン12Bの電位を等電位にするために、図4に示すようにグランド線部分に基板21を貫通する追加のビア23Cを設けてもよい。
次に、本実施の形態における誘電分光センサの製造について説明する。
図5は、本実施の形態における誘電分光センサの製造工程の一例を示す工程図である。
基板を所定のサイズにカットし、基板11,21を作製する(ステップS1)。基板11,21のビア13A,13B,23A,23Bに対応する位置にスルーホールを形成し(ステップS2)、スルーホールにビア金属を充填してビア13A,13B,23A,23Bを形成する(ステップS3)。ビア13A,13B,23A,23Bの形成後、基板11,21の表面を研磨する(ステップS4)。基板11,21の表面に所定の金属パターンを形成する(ステップS5)。基板11,21を貼り合わせて誘電分光センサを得る(ステップS6)。
スルーホールにビア金属を充填したとき、基板11,21の表面の金属部分の直径はビア径よりも大きくなることがある。各基板11,21の接続、および試料との接触部分での不要なインダクタンス、キャパシタンスが生じるのを防ぐため、金属充填を行ったのち、各基板11,21の両面を研磨することにより理想的な準同軸構造を形成できる。
次に、試料の複素誘電率の測定について説明する。
図6は、誘電分光センサの試料を接着する部分の等価回路である。ここで、Cfは誘電分光センサのフランジキャパシタンス、C0(εm *),G0(εm *)は開口部のキャパシタンスと放射コンダクタンスであり、試料の複素誘電率の関数となっている。
所望の周波数、例えば10MHz−50GHzを掃引し、その反射係数を測定することで、以下の式(1)、式(2)に基づいて試料の複素誘電率を測定できる。
Figure 2018096806
ここで、ε*は未知試料の誘電率、εi *(i=A,B,C)は標準試料の誘電率である。ρ*は複素反射係数で、測定で得られた反射係数をΓi、位相をφiとするとき、以下のように記述できる。
Figure 2018096806
標準試料としては、空気、金属、液体試料を用いる。金属としては、銅、インジウム、水銀、金などを用いる。液体試料としては純水、メタノール、エタノール、ホルムアミドなどを用いる。
図7は、本実施の形態の誘電分光センサを用いた測定系の例を示す図である。
図7(a)に示すように、誘電分光センサのコプレーナ線路部分に高周波コネクタ3を接続する。高周波コネクタ3には、例えばKコネクタ、Vコネクタ、1mmコネクタ、GPPOコネクタ、G3POコネクタを用いる。
図7(b)に示すように、誘電分光センサは高周波ケーブルによって測定器4に接続される。測定器4として、ベクトルネットワークアナライザ、インピーダンスアナライザ、リフレクトメータなどを用いる。高周波ケーブルは、例えばセミリジッドケーブルやソフトリジッドケーブルを用い、伝送帯域は例えばDCから数十GHzのものを用いる。
あるいは、誘電分光センサに高周波コネクタ3を接続する代わりに、高周波ケーブルにGSGプローブを装着し、誘電分光センサの線路部分にプローブを当てて測定してもよい。
以上のような方法で測定系を構築し、試料100を誘電分光センサの試料配置面の準同軸構造に接触させた状態でセンサの反射係数を測定し、式(1),式(2)を用いることで、試料100の複素誘電率を求めることができる。
別の測定系として、基板上に誘電分光センサを実装してもよい。
例えば、図8に示すように、誘電分光センサのコプレーナ線路部分をボンディングワイヤ51によって測定IC5に電気的に接続する。あるいは、図9に示すように、フリップチップ実装により誘電分光センサと測定IC5とを電気的に接続してもよい。測定IC5は、複数のICチップで構成され、上記の測定器と同様の機能を持つ。
以上説明したように、本実施の形態によれば、基板11,21に、ビア13A,23Aが内部導体となり、ビア13B,23Bが外部導体となるように準同軸構造を構成して基板11表面に準同軸構造を同軸プローブとして用いる試料配置面を設け、基板21表面にコプレーナ線路又はマイクロストリップ線路を設け、線路のシグナル線となる金属パターン22Aと内部導体となるビア23Aを接続することにより、平面型の準同軸型センサを形成でき、生体への取り付け、固定が容易であって、高いS/N比で反射係数を測定可能な誘電分光センサの提供が可能となる。
11…基板
12A,12B…金属パターン
13A,13B…ビア
21…基板
22A,22B…金属パターン
23A,23B,23C…ビア
3…高周波コネクタ
4…測定器
5…測定IC
51…ボンディングワイヤ
100…試料

Claims (5)

  1. ビアによって構成した準同軸構造を同軸プローブとして反射係数を測定する誘電分光センサであって、
    第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板を貫通して配置された第1ビアと、
    前記第1の誘電体基板を貫通して、前記第1ビアを中心とした円状に配置された複数の第2ビアと、
    前記第1の誘電体基板に重ねて配置された第2の誘電体基板と、
    前記第1ビアに対応する位置において前記第2の誘電体基板を貫通して配置された第3ビアと、
    前記第2の誘電体基板の前記第1の誘電体基板を重ねていない面に前記第3ビアと導通して配置された信号線路と、
    前記信号線路と導通しない位置の前記第2ビアに対応する位置において前記第2の誘電体基板を貫通して配置された複数の第4ビアと、
    を有することを特徴とする誘電分光センサ。
  2. 前記信号線路は、マイクロストリップ線路又はコプレーナ線路であることを特徴とする請求項1に記載の誘電分光センサ。
  3. 前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板との間に、前記第2ビア及び前記第4ビアと導通するグランド板を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の誘電分光センサ。
  4. ビアによって構成した準同軸構造を同軸プローブとして反射係数を測定する誘電分光センサの作製方法であって、
    第1の誘電体基板を貫通する第1スルーホールを形成する工程と、
    前記第1スルーホールを中心とした円状の位置において前記第1の誘電体基板を貫通する複数の第2スルーホールを形成する工程と、
    前記第1スルーホールに対応する位置において第2の誘電体基板を貫通する第3スルーホールを形成する工程と、
    前記第2スルーホールに対応し、信号線路を形成する位置を除いた位置において前記第2の誘電体基板を貫通する第4スルーホールを形成する工程と、
    前記第1乃至第4スルーホールに金属を充填してビアを形成する工程と、
    前記第2の誘電体基板の表面に前記第1スルーホールに形成したビアと導通する信号線路を形成する工程と、
    前記第1の誘電体基板と前記第2の誘電体基板の前記信号線路を形成していない面を貼り合わせる工程と、
    を有することを特徴とする誘電分光センサの作製方法。
  5. 前記ビアを形成する工程の後に、前記第1の誘電体基板の表面及び前記第2の誘電体基板の表面を研磨する工程を有することを特徴とする請求項4に記載の誘電分光センサの作製方法。
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