JP2018096481A - コルゲートクランプ及びコルゲートクランプの組付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コルゲートチューブに与えるダメージを抑制しつつ、コルゲートクランプの周方向への回転を規制する。【解決手段】コルゲートクランプ10は、第1周壁部12の内周面に一体に設けられ、コルゲートチューブTの1つの凹部Ta内に挿入される一対の挿入部21と、一対の挿入部21の間に圧入される圧入部22とを備える。そして、一対の挿入部21は、圧入部22と凹部Taのチューブ長手方向の両側面Tcとの間にそれぞれ介在されて、凹部Taの両側面Tcをチューブ長手方向に広げる方向に押圧可能に構成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、車載のワイヤハーネスのコルゲートチューブを車体に固定するためのコルゲートクランプ、及び該コルゲートクランプの組付方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、車両用のワイヤハーネスの電線を保護する外装材として、周方向に延びる環状の凹部と凸部が外周面の長手方向に交互に形成された蛇腹状をなすコルゲートチューブが用いられている。そして、コルゲートチューブには、車体側への固定のための環状のコルゲートクランプが組み付けられている。
上記のコルゲートクランプでは、周方向の回転規制を必要とする場合があり、それに対応できる構成としては、コルゲートクランプの内周面に突起を設け、該突起をコルゲートチューブ外周の凹部に圧入する構成が考えられる。しかしながら、そのようなコルゲートチューブの凹部に突起を直接的に圧入する構成では、コルゲートチューブに損傷を与えるおそれがある。
そこで、特許文献1では、コルゲートチューブの外周にテープ(塩化ビニルテープ)を巻き、そのテープの上からコルゲートクランプを組み付けている。この構成によれば、コルゲートクランプの内周面に設ける突起を、コルゲートチューブの凹部よりも幅狭(凹部に対して遊嵌可能)としても、突起とテープとの摩擦によってコルゲートクランプの周方向の回転を規制できるようになっている。
しかしながら、上記特許文献1の構成では、コルゲートクランプの組付箇所に事前にテープを巻いておく必要があり、組付性の観点からは喜ばしくない。そのため、本発明者は、テープを用いない構成で、コルゲートチューブに与えるダメージを抑制しつつ、コルゲートクランプの周方向への回転を規制できないかを検討していた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、コルゲートクランプ及びコルゲートクランプの組付方法において、コルゲートチューブに与えるダメージを抑制しつつ、コルゲートクランプの周方向への回転を規制することにある。
上記課題を解決するコルゲートクランプは、第1周壁部と第2周壁部が組み合わされて環状のクランプ本体が構成され、環状の凹部と凸部を外周面の長手方向において交互に有するコルゲートチューブに前記クランプ本体が外装されるコルゲートクランプであって、前記第1周壁部の内周面に一体に設けられ、前記コルゲートチューブの1つの前記凹部内に挿入される一対の挿入部と、前記一対の挿入部の間に圧入される圧入部とを備え、前記一対の挿入部は、前記圧入部と前記凹部のチューブ長手方向の両側面との間にそれぞれ介在されて、前記凹部の前記両側面をチューブ長手方向に広げる方向に押圧可能に構成されている。
この構成によれば、コルゲートチューブの凹部と直接接触する一対の挿入部を、該凹部に対して非圧入(遊嵌)とし、それら一対の挿入部の間に圧入部を圧入することで、一対の挿入部を凹部のチューブ長手方向の側面に押し付けて、コルゲートチューブに対するコルゲートクランプの周方向の回転を規制することが可能となる。また、コルゲートクランプ側の部位がコルゲートチューブの凹部に直接的に圧入されない構成となるため、コルゲートチューブに与えるダメージを抑制できる。
上記コルゲートクランプにおいて、前記圧入部は、前記第2周壁部の内周面に一体に設けられている(図1〜図3参照)。
この構成によれば、第1及び第2周壁部を互いに組み付けるのに伴い、第2周壁部側の圧入部を、第1周壁部側の一対の挿入部の間に圧入させることが可能となり、組付性の向上を図ることができる。
この構成によれば、第1及び第2周壁部を互いに組み付けるのに伴い、第2周壁部側の圧入部を、第1周壁部側の一対の挿入部の間に圧入させることが可能となり、組付性の向上を図ることができる。
上記コルゲートクランプにおいて、前記圧入部は、前記クランプ本体とは別体をなしている(図4参照)。
この構成によれば、一対の挿入部の間に圧入部を装着するか否かを選択できる構成となる。従って、コルゲートクランプの回転を規制したい場合には圧入部を装着し、コルゲートクランプの回転規制が不要の場合には圧入部を装着しない、といった使い方が可能となり、コルゲートクランプの汎用性を向上させることができる。
この構成によれば、一対の挿入部の間に圧入部を装着するか否かを選択できる構成となる。従って、コルゲートクランプの回転を規制したい場合には圧入部を装着し、コルゲートクランプの回転規制が不要の場合には圧入部を装着しない、といった使い方が可能となり、コルゲートクランプの汎用性を向上させることができる。
上記コルゲートクランプにおいて、前記第1周壁部及び前記第2周壁部は、互いの周方向一端部がヒンジ部を介して回動可能に連結され、前記一対の挿入部は、前記第1周壁部における前記ヒンジ部とは反対側の端部寄りの位置に設けられている。
この構成によれば、コルゲートチューブの凹部に挿入された状態の一対の挿入部の間に、圧入部を好適に圧入させることが可能となる。
上記課題を解決するコルゲートクランプの組付方法は、上記記載のコルゲートクランプの組付方法であって、前記一対の挿入部を、前記コルゲートチューブの1つの前記凹部内に遊嵌する遊嵌工程と、前記遊嵌工程の後、前記圧入部を前記一対の挿入部の間に圧入して、該一対の挿入部から前記凹部の前記両側面への押圧力を生じさせる圧入工程とを備える。
上記課題を解決するコルゲートクランプの組付方法は、上記記載のコルゲートクランプの組付方法であって、前記一対の挿入部を、前記コルゲートチューブの1つの前記凹部内に遊嵌する遊嵌工程と、前記遊嵌工程の後、前記圧入部を前記一対の挿入部の間に圧入して、該一対の挿入部から前記凹部の前記両側面への押圧力を生じさせる圧入工程とを備える。
この方法によれば、コルゲートチューブに与えるダメージを抑制しつつ、コルゲートクランプの周方向への回転を規制することができる。
本発明のコルゲートクランプ及びコルゲートクランプの組付方法によれば、コルゲートチューブに与えるダメージを抑制しつつ、コルゲートクランプの周方向への回転を規制することができる。
以下、コルゲートクランプ及びコルゲートクランプの組付方法の一実施形態について、図1〜図3に従って説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示す本実施形態のコルゲートクランプ10は、車両に搭載されるワイヤハーネスの合成樹脂製のコルゲートチューブTを車体に固定するためのものであり、コルゲートチューブTに外装される。コルゲートチューブTは、ワイヤハーネスの電線束Cを包囲する円筒状をなし、その外周面には、周方向に延びる環状の凹部Taと凸部Tbが長手方向に交互に形成されている。
図1及び図3(a)に示すように、コルゲートクランプ10は、合成樹脂材料から形成されている。コルゲートクランプ10は、コルゲートチューブTに外装される円筒状のクランプ本体11を備えている。クランプ本体11は、周方向において半分割された構造をなし、その分割ブロック(半環状体)の一方を第1周壁部12とし、他方を第2周壁部13とする。すなわち、共に半円筒状をなす第1及び第2周壁部12,13が組み合わされて円筒状のクランプ本体11が構成されている。
第1周壁部12の周方向一端部12aと、第2周壁部13の周方向一端部13aとは、ヒンジ部14を介して連結されている。これにより、第1周壁部12と第2周壁部13とは、ヒンジ部14によって相対回動可能となっており、第1及び第2周壁部12,13の相対回動によって、クランプ本体11が、図1や図2(a)に示す開放状態と、図3(a)に示す閉鎖状態とに移行されるようになっている。なお、第1及び第2周壁部12,13のいずれか一方の外周面には、車体側に連結される連結部材(図示略)が固定される固定部(図示略)が形成されている。
第2周壁部13の周方向他端部13bには、第1周壁部12の周方向他端部12bに形成された係止部12cに対して係止可能な係止部13cが形成されている。そして、各係止部12c,13c同士の係止によって、第1及び第2周壁部12,13にて構成されるクランプ本体11の閉鎖状態(環状状態)が保持される。なお、本実施形態では、各係止部12c,13cは、スナップフィットによる係止構造をなしており、第1周壁部12の係止部12cが雌型、第2周壁部13の係止部13cが雄型とされている。
第1周壁部12の内周面には、コルゲートチューブTの長手方向に沿って並ぶ一対の挿入部21が一体形成されている。一対の挿入部21は、第1周壁部12の内周面における周方向他端部12b(係止部12c側の端部)の近傍位置に設けられている。
図2(a)(b)に示すように、一対の挿入部21は、コルゲートチューブTの凹部Taに挿入される。なお、コルゲートチューブTの凹部Taに対する挿入部21の挿入方向は、コルゲートチューブTの周方向に略沿っている。図2(b)に示すように、各挿入部21の長手方向外側面間の寸法D1は、コルゲートチューブTの凹部Taの長手方向寸法D2よりも小さく設定されている。これにより、一対の挿入部21は、コルゲートチューブTの凹部Taに挿入されたとき、遊嵌状態とされる。また、各挿入部21における凹部Taに対する挿入方向の先端部には、先細となるように傾斜するテーパ部21aが形成されている。
図3(a)(b)に示すように、第2周壁部13の内周面には、閉鎖状態において一対の挿入部21の間に圧入される圧入部22が一体形成されている。圧入部22は、第2周壁部13の内周面における周方向他端部13b(係止部13c側の端部)の近傍位置に設けられている。コルゲートチューブTの長手方向における圧入部22の寸法D3は、圧入前の状態における各挿入部21の間(長手方向内側面間)の寸法D4よりも大きく設定されている(図2(b)参照)。これにより、圧入部22の一対の挿入部21に対する圧入代が確保されている。そして、一対の挿入部21の間に圧入部22が圧入された状態では、各挿入部21は、長手方向において、コルゲートチューブTの凹部Taの側面Tcを押圧している(図3(b)参照)。なお、圧入部22における一対の挿入部21に対する圧入方向の先端部には、先細となるように傾斜するテーパ部22aが形成されている。
次に、コルゲートチューブTに対する本実施形態のコルゲートクランプ10の組付方法について、その作用と共に説明する。
まず、図2(a)(b)に示すように、開放状態における第1周壁部12をコルゲートチューブTに外装する。このとき、第1周壁部12の一対の挿入部21を、コルゲートチューブTの1つの凹部Taに遊嵌する(遊嵌工程)。この状態では、一対の挿入部21が凹部Taの側面Tcに対してコルゲートチューブTの長手方向に係合可能であるため、該長手方向における第2周壁部13の移動は規制される一方、コルゲートチューブTに対する第2周壁部13の周方向の回転は規制されていない。このため、この状態では、コルゲートチューブTに対する第2周壁部13の周方向の位置調整が可能となっている。
まず、図2(a)(b)に示すように、開放状態における第1周壁部12をコルゲートチューブTに外装する。このとき、第1周壁部12の一対の挿入部21を、コルゲートチューブTの1つの凹部Taに遊嵌する(遊嵌工程)。この状態では、一対の挿入部21が凹部Taの側面Tcに対してコルゲートチューブTの長手方向に係合可能であるため、該長手方向における第2周壁部13の移動は規制される一方、コルゲートチューブTに対する第2周壁部13の周方向の回転は規制されていない。このため、この状態では、コルゲートチューブTに対する第2周壁部13の周方向の位置調整が可能となっている。
次に、ヒンジ部14を軸として第2周壁部13を回動させて、図3(a)(b)に示すような、各係止部12c,13cが互いに係止された閉鎖状態とする。このクランプ本体11を閉鎖状態とする第2周壁部13の回動動作に伴って、第2周壁部13の圧入部22が、凹部Taに挿入された状態の一対の挿入部21の間に圧入される(圧入工程)。なお、このときの圧入部22の圧入方向は、コルゲートチューブTの周方向に略沿っている。
圧入部22を一対の挿入部21間に圧入するに際し、まず、圧入部22のテーパ部22aが挿入部21に当接し、テーパ部22aが一対の挿入部21間に挿入されるに従って、一対の挿入部21がコルゲートチューブTの長手方向外側に押し広げられるように弾性変形する。そして、圧入部22が挿入部21間に圧入された状態では、各挿入部21が凹部Taの側面Tcに対してコルゲートチューブTの長手方向に押し付けられるようになっている。これにより、挿入部21と凹部Taの側面Tcとの間の静摩擦力が増し、コルゲートチューブTに対するクランプ本体11の周方向への回転が規制されるようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)コルゲートクランプ10は、第1周壁部12の内周面に一体に設けられ、コルゲートチューブTの1つの凹部Ta内に挿入される一対の挿入部21と、一対の挿入部21の間に圧入される圧入部22とを備える。そして、一対の挿入部21は、圧入部22と凹部Taのチューブ長手方向の両側面Tcとの間にそれぞれ介在されて、凹部Taの両側面Tcをチューブ長手方向に広げる方向に押圧可能に構成されている。この構成によれば、コルゲートチューブTの凹部Taと直接接触する一対の挿入部21を、該凹部Taに対して非圧入(遊嵌)とし、それら一対の挿入部21の間に圧入部22を圧入することで、一対の挿入部21を凹部Taのチューブ長手方向の側面Tcに押し付けて、コルゲートチューブTに対するコルゲートクランプ10の周方向の回転を規制できる。また、コルゲートクランプ10側の部位がコルゲートチューブTの凹部Taに直接的に圧入されない構成となるため、コルゲートチューブTに与えるダメージを抑制できる。
(1)コルゲートクランプ10は、第1周壁部12の内周面に一体に設けられ、コルゲートチューブTの1つの凹部Ta内に挿入される一対の挿入部21と、一対の挿入部21の間に圧入される圧入部22とを備える。そして、一対の挿入部21は、圧入部22と凹部Taのチューブ長手方向の両側面Tcとの間にそれぞれ介在されて、凹部Taの両側面Tcをチューブ長手方向に広げる方向に押圧可能に構成されている。この構成によれば、コルゲートチューブTの凹部Taと直接接触する一対の挿入部21を、該凹部Taに対して非圧入(遊嵌)とし、それら一対の挿入部21の間に圧入部22を圧入することで、一対の挿入部21を凹部Taのチューブ長手方向の側面Tcに押し付けて、コルゲートチューブTに対するコルゲートクランプ10の周方向の回転を規制できる。また、コルゲートクランプ10側の部位がコルゲートチューブTの凹部Taに直接的に圧入されない構成となるため、コルゲートチューブTに与えるダメージを抑制できる。
(2)圧入部22は、第2周壁部13の内周面に一体に設けられている。この構成によれば、第1及び第2周壁部12,13を互いに組み付ける(本実施形態ではヒンジ部14を軸として回動する)のに伴い、第2周壁部13側の圧入部22を、第1周壁部12側の一対の挿入部21の間に圧入させることが可能となり、組付性の向上を図ることができる。
(3)第1周壁部12及び第2周壁部13は、互いの周方向一端部12a,13aがヒンジ部14を介して回動可能に連結され、一対の挿入部21は、第1周壁部12におけるヒンジ部14とは反対側の端部寄り(周方向他端部12b寄り)の位置に設けられている。この構成によれば、コルゲートチューブTの凹部Taに挿入された状態の一対の挿入部21の間に、圧入部22を好適に圧入させることが可能となる。
(4)本実施形態のコルゲートクランプ10の組付方法は、一対の挿入部21を、コルゲートチューブTの1つの凹部Ta内に遊嵌する遊嵌工程と、遊嵌工程の後、圧入部22を一対の挿入部21の間に圧入して、該一対の挿入部21から凹部Taの両側面Tcへの押圧力を生じさせる圧入工程とを備える。この方法によれば、コルゲートチューブTに与えるダメージを抑制しつつ、コルゲートクランプ10の周方向への回転を規制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、圧入部22が第2周壁部13(クランプ本体11)に一体形成されたが、これに限らず、圧入部をクランプ本体11とは別体で構成してもよい。例えば、図4(a)(b)に示す構成では、クランプ本体11とは別体をなす圧入部31を備えている。圧入部31は、クランプ本体11と別体をなしている点以外は、上記実施形態の圧入部22と略同様の構成を有している。この構成によれば、一対の挿入部21の間に圧入部31を装着するか否かを選択できる構成となる。従って、コルゲートクランプ10の回転を規制したい場合には圧入部31を装着し、コルゲートクランプ10の回転規制が不要の場合には圧入部31を装着しない、といった使い方が可能となり、コルゲートクランプ10の汎用性を向上させることができる。
・上記実施形態では、圧入部22が第2周壁部13(クランプ本体11)に一体形成されたが、これに限らず、圧入部をクランプ本体11とは別体で構成してもよい。例えば、図4(a)(b)に示す構成では、クランプ本体11とは別体をなす圧入部31を備えている。圧入部31は、クランプ本体11と別体をなしている点以外は、上記実施形態の圧入部22と略同様の構成を有している。この構成によれば、一対の挿入部21の間に圧入部31を装着するか否かを選択できる構成となる。従って、コルゲートクランプ10の回転を規制したい場合には圧入部31を装着し、コルゲートクランプ10の回転規制が不要の場合には圧入部31を装着しない、といった使い方が可能となり、コルゲートクランプ10の汎用性を向上させることができる。
なお、図4(a)(b)に示す構成では、第2周壁部13の内周面には、第2周壁部13の回動方向(ヒンジ部14を軸とした回動方向)において圧入部31の基端部と当接可能な当接部13dが設けられている。これにより、このクランプ本体11を閉鎖状態とする第2周壁部13の回動動作に伴って、当接部13dが圧入部31と当接して、該圧入部31を一対の挿入部21間に押し込むことができる。なお、圧入部31を備えた構成において、このような当接部13dは必ずしも必要という訳ではなく、当接部13dは省略可能である。
・上記実施形態では、一対の挿入部21及び圧入部22は、第1及び第2周壁部12,13の周方向他端部12b,13b(係止部12c,13c側の端部)の近傍位置に設けられたが、これに限らず、第1及び第2周壁部12,13の周方向一端部12a,13a(ヒンジ部14側の端部)の近傍位置に設けてもよい。なお、一対の挿入部21及び圧入部22を、第1及び第2周壁部12,13の周方向一端部12a,13aの近傍位置に設けた場合には、クランプ本体11を閉鎖状態とする際の干渉を防ぐために、挿入部21及び圧入部22の形状等の制約が多くなるおそれがあるため、その点、本実施形態の構成の方が有利である。
・上記実施形態では、圧入部22の圧入方向の先端部にはテーパ部22aが形成されているが、これに限らず、圧入部22側のテーパ部22aを省略して、挿入部21側(挿入部21先端の内側面)にテーパ部を形成してもよい。
・第1周壁部12の係止部12c及び第2周壁部13の係止部13cの構成は、上記実施形態のようなスナップフィット構造に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2周壁部12,13からなるクランプ本体11は、ヒンジ部14を軸とした回動開閉が可能に構成されているが、クランプ本体11の構成はこれに特に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更可能である。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…コルゲートクランプ
11…クランプ本体
12…第1周壁部
13…第2周壁部
14…ヒンジ部
21…挿入部
22…圧入部
31…圧入部
T…コルゲートチューブ
Ta…凹部
Tb…凸部
11…クランプ本体
12…第1周壁部
13…第2周壁部
14…ヒンジ部
21…挿入部
22…圧入部
31…圧入部
T…コルゲートチューブ
Ta…凹部
Tb…凸部
Claims (5)
- 第1周壁部と第2周壁部が組み合わされて環状のクランプ本体が構成され、環状の凹部と凸部を外周面の長手方向において交互に有するコルゲートチューブに前記クランプ本体が外装されるコルゲートクランプであって、
前記第1周壁部の内周面に一体に設けられ、前記コルゲートチューブの1つの前記凹部内に挿入される一対の挿入部と、
前記一対の挿入部の間に圧入される圧入部と
を備え、
前記一対の挿入部は、前記圧入部と前記凹部のチューブ長手方向の両側面との間にそれぞれ介在されて、前記凹部の前記両側面をチューブ長手方向に広げる方向に押圧可能に構成されていることを特徴とするコルゲートクランプ。 - 請求項1に記載のコルゲートクランプにおいて、
前記圧入部は、前記第2周壁部の内周面に一体に設けられていることを特徴とするコルゲートクランプ。 - 請求項1に記載のコルゲートクランプにおいて、
前記圧入部は、前記クランプ本体とは別体をなしていることを特徴とするコルゲートクランプ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコルゲートクランプにおいて、
前記第1周壁部及び前記第2周壁部は、互いの周方向一端部がヒンジ部を介して回動可能に連結され、
前記一対の挿入部は、前記第1周壁部における前記ヒンジ部とは反対側の端部寄りの位置に設けられていることを特徴とするコルゲートクランプ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコルゲートクランプの組付方法であって、
前記一対の挿入部を、前記コルゲートチューブの1つの前記凹部内に遊嵌する遊嵌工程と、
前記遊嵌工程の後、前記圧入部を前記一対の挿入部の間に圧入して、該一対の挿入部から前記凹部の前記両側面への押圧力を生じさせる圧入工程と
を備えたことを特徴とするコルゲートクランプの組付方法。
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