JP2018094217A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】肌触りが向上し、製品の品質が向上するパンツ型使い捨ておむつを提供すること。【解決手段】本発明のパンツ型使い捨ておむつ1は、外層シート6及び内層シート5の間に横方向Yに伸長状態で配された弾性部材71を具備する。外層シート6及び内層シート5は、隣り合う弾性部材71の間に間欠的に配置された融着部8により互いに融着されている。内層シート5の肌対向面側に配される肌側シート6E及び内層シート5は、第1接着剤91により接着された部分91Tを有する。第1接着剤91は、縦方向Xに折り返しながら横方向Yに延びる連続線を形成している。【選択図】図3

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつには、吸収体を備えた縦長の吸収性本体の外側に外装体が配されている所謂パンツ型の使い捨ておむつがある。本出願人は、先に、このようなパンツ型の使い捨ておむつの外装体の外表面に、所定の物性値を満たすスパンボンド不織布を用いる技術を提案した(例えば、特許文献1)。
特開2016−005545号公報
特許文献1に記載のパンツ型使い捨ておむつによれば、肌触りが良くなり、製品の品質が向上する。しかし、肌触りを更に向上させ、製品の品質を更に向上させたいとのニーズがあった。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、着用者の腹側に配される腹側領域及び背側に配される背側領域とそれらの間に位置する股下領域とを有すると共に、該腹側領域から該股下領域を介して該背側領域に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外装体とを備え、前記腹側領域及び前記背側領域それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、前記外装体は、前記パンツ型使い捨ておむつの非肌対向面を形成する外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配される内層シートと、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において該内層シートの肌対向面側に配される肌側シートと、該外層シート及び該内層シートの間に横方向に伸長状態で配された複数本の弾性部材とを具備し、前記外層シート及び前記内層シートは、隣り合う前記弾性部材の間に間欠的に配置された複数の融着部により互いに融着された部分を有しており、前記肌側シートは、坪量17g/m2以下のスパンボンド不織布であり、前記肌側シート及び前記内層シートは、第1接着剤により接着された部分を有しており、前記第1接着剤は、前記パンツ型使い捨ておむつを展開し且つ伸長させた状態を平面視して、縦方向に折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している、パンツ型使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、肌触りが更に向上し、製品の品質が更に向上する。
図1は、本発明の好ましい一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを展開して引き伸ばした状態を肌当接面側から視た一部破断展開平面図である。 図3は、図2に示すIII―III線断面図である。 図4は、図1に示すおむつの備える外装体において、内層折り返し部分が内層シートを折り返して形成され、肌側シートが外層シートを折り返した外層折り返し部分で形成される様子を説明するための展開図である。 図5は、図1に示すおむつの備える外装体を展開して、折り返し部分を形成する前の外層シート及び折り返し部分を形成する前の内層シートを伸長させた状態を肌当接面側から視た展開平面図である。 図6は、図5に示す展開平面図の背側領域を拡大した拡大展開平面図である。 図7(a)は、弾性部材を伸長させて内層シート及び肌側シートを伸長させた状態を縦方向に断面視した断面図であり、図7(b)は、弾性部材が収縮して内層シート及び肌側シートが変形した状態を縦方向に断面視した断面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の使い捨ておむつは、着用者の腹側に配される腹側領域A及び背側に配される背側領域Bとそれらの間に位置する股下領域Cとを有すると共に、腹側領域Aから股下領域Cを介して背側領域Bに延びる縦方向Xと、縦方向Xに直交する横方向Yとを有している。ここで、腹側領域Aとは使い捨ておむつの着用時に着用者の腹側に配される領域であり、背側領域Bとは使い捨ておむつの着用時に着用者の背側に配される領域である。
図1及び図2には、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態である使い捨ておむつ1(以下、「おむつ1」ともいう。)が示されている。おむつ1は、図1及び図2に示すとおり、液保持性の吸収体23を含む吸収性本体2と、吸収性本体2の非肌対向面側に配されて該吸収性本体2を固定している外装体3とを備えている。おむつ1は、外装体3の腹側領域Aの縦方向Xに沿う両側縁部(左右両側縁部)3a1,3a1と外装体3の背側領域Bの縦方向Xに沿う両側縁部(左右両側縁部)3b1,3b1とが接合されて一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WH及び一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている使い捨ておむつである。好適に、おむつ1の外装体3は、図2に示すように、おむつ1を展開し且つ伸長させた状態を平面視して、着用時に着用者の腹側に配される腹側領域A、着用時に着用者の背側に配される背側領域B、及び腹側領域Aと背側領域Bとの間の股下領域Cに区分されている。
上述したおむつ1を展開し且つ伸長させた状態とは、図2に示すように、サイドシール部Sを引き剥がして、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで広げた状態を意味する。
本明細書において、「肌対向面」とは、おむつ1又はその構成部材における、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、「非肌対向面」とは、おむつ1又はその構成部材における、着用時に着用者の肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。おむつ1において、縦方向(X方向)とは、平面に展開させかつ伸長させた状態で、腹側領域Aから背側領域Bにわたる方向のことである。また、横方向(Y方向)とは、縦方向(X方向)と直交する方向であり、平面に展開させかつ伸長させた状態のおむつ1の幅方向のことである。
また、おむつ1は、図2に示す、縦方向(X方向)に延びる縦中心線CL1に対して左右対称形となっている。尚、図2中のCL2は、おむつ1を縦方向(X方向)に二分する横方向(Y方向)に延びる横中心線であり、縦中心線CL1に直交している。
おむつ1では、吸収性本体2は、図2に示すとおり、おむつ1を展開し且つ伸長させた状態において、縦方向(X方向)が相対的に長い縦長の形状を有している。吸収性本体2は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21と、非肌対向面を形成する液難透過性(撥水性も含む)の裏面シート22と、これら両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23とを具備する。おむつ1では、吸収性本体2の縦方向(X方向)の全長は吸収体23のそれと同じであり、吸収体23の前後端部23A,23Bの外端縁23A1,23B1の位置は、図2に示すように、吸収性本体2の前後端部の外端縁の位置と同位置にある。また、吸収性本体2の縦方向(X方向)に沿う両側部には、図2に示すように、縦方向(X方向)に伸長状態で配された弾性部材25を有する防漏カフ24,24が設けられている。具体的には、防漏カフ24は、液不透過性又は撥水性で且つ通気性の素材から構成されており、各防漏カフ24の自由端部近傍には、防漏カフ形成用弾性部材25が縦方向(X方向)に伸長した状態で配されている。おむつの着用時には、防漏カフ形成用弾性部材25の収縮により防漏カフ24の自由端部側が起立して、横方向(Y方向)への体液の流出が阻止される。
おむつ1では、吸収体23は、図2に示すように、腹側領域Aから股下領域Cを通って背側領域Bにまで亘る下層吸収体231と、腹側領域Aから股下領域Cにのみ亘る上層吸収体232とを有し、上層吸収体232と下層吸収体231とが重なる坪量の高い高坪量部23Kと、高坪量部23Kの周りの周辺吸収領域23Sとに区分される。下層吸収体231は、おむつ1の縦方向Xの全長に亘って縦方向Xに長い矩形状に形成されており、吸収性本体2を平面視した際の輪郭形状に一致している。また、上層吸収体232は、その縦方向Xの長さが、下層吸収体231の縦方向Xの長さよりも短く、その横方向Yの長さが、下層吸収体231の横方向Yの長さよりも短く、縦方向Xに長い矩形状に形成されている。高坪量部23Kは、上層吸収体232及び下層吸収体231の2層構成の領域であり、周辺吸収領域23Sは、下層吸収体231のみの単層構成の領域である。高坪量部23Kは、その坪量が、周辺吸収領域23Sの坪量よりも大きくなっている。また、高坪量部23Kは、その厚みが、周辺吸収領域23Sの厚みよりも大きくなっている。このように、おむつ1では、上層吸収体232が、腹側領域Aから股下領域Cにのみ亘って配されており、高坪量部23Kが、腹側領域A側に変位した位置に形成されている。
おむつ1では、下層吸収体231を構成する吸収性コアの坪量は、100g/m2以上1000g/m2以下であることが好ましい。下層吸収体231を構成するコアラップシートの坪量は、3g/m2以上20g/m2以下であることが好ましい。
また、おむつ1では、上層吸収体232を構成する吸収性コアの坪量は、50g/m2以上500g/m2以下であることが好ましい。上層吸収体232を構成するコアラップシートの坪量は、3g/m2以上20g/m2以下であることが好ましい。
以上のように構成された吸収性本体2は、図2に示すように、その縦方向(X方向)を、展開かつ伸長状態におけるおむつ1の縦方向(X方向)に一致させて、外装体3の中央部に、本体固定用接着剤によって接合されている。このように、外装体3は、使い捨ておむつ1の厚み方向における、吸収性本体2を構成する裏面シート22の非肌対向面側に配されて接着固定されている。従って、おむつ1では、吸収性本体2を構成する吸収体23が、腹側領域Aと背側領域Bとに亘って配されている。
外装体3は、おむつ1では、図2及び図3に示すように、着用時においておむつ1の外面即ち非肌対向面を形成する外層シート6と、外層シート6の肌対向面側に配される内層シート5と、腹側領域A及び背側領域Bにおいて内層シート5の肌対向面側に配される肌側シート6Eと、外層シート6及び内層シート5の間に横方向Yに伸長状態で配された複数本の弾性部材71とを具備している。好適に、おむつ1では、外装体3は、おむつ1の非肌対向面を形成する外層シート6と、外層シート6の肌対向面側の内層シート5と、内層シート5の肌対向面側の肌側シート6Eとを具備し、更に、内層シート5が、背側領域Bにおいて、ウエスト開口部WHの周縁部に沿って内層シート5の肌対向面側に折り返された背側領域B側の内層折り返し部分5Eと、腹側領域Aにおいて、ウエスト開口部WHの周縁部に沿って内層シート5の肌対向面側に折り返された腹側領域A側の内層折り返し部分5Eとを有している。そして、外装体3は、外層シート6及び内層シート5の間に、横方向Yに伸長状態で配された弾性部材71を複数具備しており、弾性部材71が、縦方向Xに間隔を空けて配されている。
おむつ1では、内層シート5は、図2及び図3に示すように、背側領域Bにおいて、おむつ1の背側領域Bにおける縦方向Xの外端部1B、言い換えれば、ウエスト開口部WHの周縁部にて、おむつ1の内面側に折り返されており、その折り返しにより形成された内層折り返し部分5Eを有している(図4参照)。そして、内層シート5は、腹側領域Aにおいて、おむつ1の腹側領域Aにおける縦方向Xの外端部1A、言い換えれば、ウエスト開口部WHの周縁部にて、おむつ1の内面側に折り返されており、その折り返しにより形成された内層折り返し部分5Eを有している。このように、おむつ1の内層シート5は、背側領域B側の内層折り返し部分5E、及び腹側領域A側の内層折り返し部分5Eを有している。内層折り返し部分5Eは、おむつ1では、ウエスト開口部WHの周縁部から股下領域Cに向かって、吸収性本体2の縦方向Xの端部に至らない位置まで延在している。おむつ1では、内層折り返し部分5Eが、内層シート5の肌対向面に当接するように重なっている。
内層折り返し部分5Eを有する内層シート5は、おむつ1では、疎水性の繊維からなる疎水性不織布で形成されている。疎水性不織布としては、スパンボンド不織布が好ましい。内層シート5を形成するスパンボンド不織布は、その坪量が、剛性を低くする観点から、15g/m2以上19g/m2以下であることが好ましい。
また、おむつ1では、肌側シート6Eは、図2及び図3に示すように、背側領域Bに配された背側肌側シート6EBと腹側領域Aに配された腹側肌側シート6EAとを有している。好適には、外層シート6は、背側領域Bにおいて、内層シート5の縦方向Xの背側領域B側の外端部5B、言い換えれば、ウエスト開口部WHの周縁部にて、内層折り返し部分5Eの肌対向面側(おむつ1の内面側)に折り返されており、その折り返しにより形成された背側肌側シート6EBを有している(図4参照)。また、外層シート6は、腹側領域Aにおいて、内層シート5の縦方向Xの腹側領域A側の外端部5A、言い換えれば、ウエスト開口部WHの周縁部にて、内層折り返し部分5Eの肌対向面側(おむつ1の内面側)に折り返されており、その折り返しにより形成された腹側肌側シート6EAを有している。
おむつ1では、肌側シート6Eは、図3及び図4に示すように、背側領域B及び腹側領域Aにおいて、ウエスト開口部WHの周縁部に沿って外層シート6が内層シート5の肌対向面側に折り返された外層折り返し部分で形成されている。おむつ1の肌側シート6Eは、背側領域B側の折り返しにより形成された背側肌側シート6EB、及び腹側領域A側の折り返しにより形成された腹側肌側シート6EAを有している。このように、肌側シート6Eが、外層シート6の外層折り返し部分で形成されているので、内層シート5の縦方向Xの端部が露出しない袋状構造となり、内層シート5の該端部が着用者の肌に触れることを防止でき、肌に刺激を与え難くなっている。
おむつ1では、図3及び図4に示すように、背側肌側シート6EBは、ウエスト開口部WHの周縁部から吸収体23の背側領域B側の端部23Bを覆う位置まで配されている。また、腹側肌側シート6EAは、ウエスト開口部WHの周縁部から吸収体23の腹側領域A側の端部23Aを覆う位置まで配されている。好適に、背側肌側シート6EB及び腹側肌側シート6EAを有する肌側シート6Eは、ウエスト開口部WHの周縁部から股下領域Cに向かって配されており、おむつ1では、ウエスト開口部WHの周縁部から股下領域Cに向かって、内層折り返し部分5Eの全域を越え、吸収体23の縦方向Xの前後端部23A,23Bを覆う位置まで延在している。
おむつ1では、図3及び図4に示すように、肌側シート6Eは、縦方向Xにおいて、内層折り返し部分5Eよりも長く形成されている。このように配された肌側シート6Eによって、吸収性本体2を構成する吸収体23の縦方向Xの前後端部23A,23Bが被覆されている。その為、肌側シート6Eによって、吸収性本体2を構成する吸収体23の前後端部23A,23Bが着用者の肌に触れることを防止でき、肌に刺激を与え難くなっている。特におむつ1では、吸収体23の高坪量部23Kが、腹側領域A側に変位した位置に形成されているので、吸収体23は、背側肌側シート6EBで覆われた吸収体23の背側領域B側の端部23Bの坪量が、腹側肌側シート6EAで覆われた吸収体23の腹側領域A側の端部23Aの坪量よりも小さい。その為、おむつ1の着用時に、着用者の臀部を覆うために屈曲の変動が大きい背側領域B側において、肌への刺激を与え難くなっている。
背側肌側シート6EB及び腹側肌側シート6EAを有する肌側シート6Eは、スパンボンド不織布で形成されており、その坪量が、剛性を低くする観点から、17g/m2以下であり、15g/m2以下であることが好ましい。尚、スパンボンド不織布の坪量の下限値としては、10g/m2以上であることが好ましい。
上述のように、おむつ1では、肌側シート6Eは、外層シート6の外層折り返し部分で形成されており、肌側シート6Eを含む外層シート6が、前記スパンボンド不織布で形成されている。用いるスパンボンド不織布としては、柔軟な不織布となる観点から、ポリオレフィン系重合体であるプロピレン系重合体から形成されていることが好ましい。プロピレン系重合体としては、分子量分布(Mn/Mn)が1.5以上3.5以下のプロピレン系重合体であることが好ましい。また、プロピレン系重合体としては、滑らかで柔軟な不織布となる観点から、ランダムコポリマー、ホモポリマー、ブロックコポリマーのいずれか1種以上を5〜100重量%、より好ましくは25重量%〜80重量%含んだ樹脂からなるものであることが好ましい。また、これらのコポリマーやホモポリマーを混合してもよいし、他の樹脂を混合してもよく、ポリプロピレンのホモポリマーとランダムコポリマーの混合物であってもよい。さらにはプロピレン成分をベースとしたランダムコポリマーとして、エチレンやα−オレフィンと共重合したものが好ましく、エチレンプロピレンランダム共重合体が特に好ましい。プロピレン系重合体としては、同様な観点から、エチレンプロピレンランダム共重合体を主成分として5〜100重量%含んだ重合体であることが好ましく、25重量%以上含んだ重合体であることが更に好ましい。エチレンプロピレンランダム共重合体中には、エチレン含有量が2.0mol%以上10.0mol%以下であることが好ましく、エチレン含有量が3.0mol%以上8.0mol%以下であること更に好ましい。また、プロピレン重合体としては、環境の観点から、再生ポリプロピレン樹脂を25重量%以上含んだ重合体であることが好ましく、50重量%以上含んだ重合体であることが更に好ましい。
肌側シート6Eを含む外層シート6に用いるスパンボンド不織布は、柔軟性の観点から、捲縮長繊維の含有率が、30質量%以上であることが好ましく、40質量%以上であることが更に好ましく、形態安定性の観点から、100質量%以下であることが好ましく、90質量%以下であることが更に好ましく、具体的には、柔軟性と形態安定性との両立の観点から、30質量%以上100質量%以下であることが好ましく、40質量%以上90質量%以下であることが更に好ましい。
ここで捲縮長繊維とは、例えば、熱可塑性樹脂を溶融紡糸した後、該溶融紡糸された糸状体を左右あるいは前後から異なる温度の冷却風を当てて冷却したり、若しくは片方から冷却風を当てて冷却したり、又は、異型断面繊維あるいは偏芯中空繊維として溶融紡糸された糸状体や、融点の異なる重合体を用いて複合溶融紡糸された糸状体を冷却したりして形成された捲縮する繊維を示す。捲縮長繊維は、通常捲縮数を好ましくは10個/25mm以上、更に好ましくは15個/25mm以上、特に好ましくは20個/25mm以上有する顕在捲縮長繊維である。該顕在捲縮長繊維は、通常、繊維径が0.5d以上5.0d以下の範囲にあることが好ましく、0.5d以上3.0d以下の範囲にあることが更に好ましい。尚、捲縮長繊維の捲縮数は、以下の測定法により測定する。
〔捲縮長繊維の捲縮数(個/25mm)の測定法〕
表面が滑らかで光沢のある紙片に空間距離25mmの区分線を引く。次いで、エンボスロールにより加熱加圧処理される前の長繊維ウエブから、捲縮性が損なわれないように慎重に採取した捲縮長繊維を1本ずつ、空間距離に対して25±5%の緩みをもたせて、両端を前記紙片に接着剤で貼り付け固着させる。この試料を1本ずつ、捲縮試験機のつかみに取り付け、紙片を切断した後、試料に初荷重(0.18mN×表示テックス数)をかけたときの、つかみ間の距離(空間距離)(mm)を測定する。そして、その時の捲縮数を数え、25mm間当たりの捲縮数を求める。捲縮数は、山と谷を全部数え、その数の半分の値を捲縮数とする。捲縮数は不織布の中から捲縮長繊維のみを取り出して20本を測定し、その平均値を小数点1けたまで求めたものを捲縮数とする。なお、捲縮数の測定は、JIS Z8703(試験場所の標準状態)に規定する温度20±2℃、湿度65±2%の恒温室内で実施する。
肌側シート6Eを含む外層シート6に用いるスパンボンド不織布は、使用時の破れの防止及び加工適性の観点から、構成する繊維の配向方向に直交する方向の破断強度が、7.0N/50mm以上であることが好ましく、8.0N/50mm以上であることが好ましく、そして、30.0N/50mm以下であることが好ましく、具体的には、7.0N/50mm以上30.0N/50mm以下であることが好ましく、8.0N/50mm以上30.0N/50mm以下であることが更に好ましい。破断強度は、以下の測定法により測定する。
〔破断強度の測定法〕
22℃65%RH環境下にて、外層シート6を構成繊維の配向方向に沿うCD方向に50mm、CD方向に直交するMD方向に200mmの長方形状に測定片を切り出す。この切り出された測定片を測定サンプルとする。この測定サンプルを、MD方向が引張方向となるように、引張試験機(例えば、オリエンテック社製テンシロン引張り試験機「RTA−100」)のチャックに取り付ける。尚、チャック間は150mmとする。そして、測定サンプルを300mm/分の速度で引っ張り、測定サンプルの破断に至るまでの最大荷重点を、構成する繊維の配向方向に直交する方向(MD方向)の破断強度とする。
肌側シート6Eを含む外層シート6に用いるスパンボンド不織布は、その構成繊維を固着してスパンボンド不織布を構成する複数の熱融着部を有している。複数の熱融着部は、柔軟で肌触り良い不織布となる観点から、個々の面積が、0.3mm2以下であることが好ましく、0.1mm2以上0.25mm2以下であることが更に好ましく、0.1mm2以上0.2mm2以下であることが特に好ましい。熱融着部の数は、10個/cm2以上250個/cm2以下であることが好ましく、35個/cm2以上65個/cm2以下であることが更に好ましい。
また、肌側シート6Eを含む外層シート6に用いるスパンボンド不織布は、その一面の表面積に占める前記複数の熱融着部の合計面積の割合(エンボス率)が、柔軟で肌触り良い不織布となる観点から、15%以下であることが好ましく、5%以上13%以下であることが更に好ましく、6%以上11%以下であることが特に好ましい。
肌側シート6Eを含む外層シート6に用いるスパンボンド不織布を構成する前記熱融着部は、エンボス(エンボス凸ロールとフラットロールなどによる)による熱圧着により間欠的に形成されたものや、超音波融着によるもの、間欠的に熱風を加えて部分融着させたものなどが挙げられる。これらの中で熱圧着によるものが繊維を破断させやすい点で好ましい。前記熱融着部の形状は、特に制限されず、例えば、円形、菱形、三角形等の任意の形状であってもよい。
上述のように、おむつ1では、外装体3は、図3に示すように、背側領域B及び腹側領域Aにおいて、おむつ1の外面側からおむつ1の内面側に向かって、外層シート6、内層シート5、内層折り返し部分5E、外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eの順に有している。おむつ1では、内層折り返し部分5E及び肌側シート6Eを除く外層シート6及び内層シート5は、縦方向(X方向)中央部において縦中心線CL1に向かって内方に括れており、互いに同形同大に形成されている。内層折り返し部分5Eは、背側領域B及び腹側領域Aにおいて、横方向(Y方向)に長い矩形状に形成されている。肌側シート6Eは、腹側領域A及び背側領域Bそれぞれにおいて、横方向(Y方向)に長い矩形状に形成されている。肌側シート6E、内層折り返し部分5E、内層シート5及び外層シート6は、それぞれ、別体のシートであってもよいが、おむつ1では、肌側シート6Eが、外層シート6の折り返し部分によって形成されている。内層折り返し部分5Eが、内層シート5の折り返し部分によって形成されている。
また、おむつ1では、外装体3は、図2〜図4に示すように、外層シート6と内層シート5との間に、横方向Yに伸長した状態で、縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の糸状又は帯状の弾性部材71を有している。おむつ1では、横方向Yに伸長した状態の弾性部材71が、ウエスト開口部WHの周縁部の周縁に位置する一対のサイドシール部S,Sの上端と、一対のサイドシール部S,Sの下端との間に間隔を空けて複数配されている。おむつ1では、複数の弾性部材71を備えることにより、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2を有する伸縮領域を形成している。また、おむつ1では、内層シート5と外層シート6との間に、図2に示すように、伸長した状態の複数の糸状又は帯状のレッグ弾性部材72を有している。おむつ1では、複数のレッグ弾性部材72を備えることにより、レッグ伸縮部G3を形成している。レッグ伸縮部G3は、図2に示すように、レッグ開口部LHの周縁部に形成されている。
おむつ1では、ウエスト伸縮部G1は、図2に示すように、縦方向(X方向)において、吸収性本体2を構成する吸収体23の縦方向(X方向)の前後端部23A,23Bの外端縁23A1,23B1よりも縦方向Xの外方(横中心線CL2側と反対側)に位置するエンドフラップに形成されている。また、おむつ1では、胴回り下部伸縮部G2は、縦方向(X方向)において、ウエスト伸縮部G1の横中心線CL2側の下端と一対のサイドシール部S,Sの下端との間に位置するサイドフラップに形成されている。
おむつ1では、外装体3は、図2〜図4に示すように、外層シート6及び内層シート5を接合する複数の融着部8を有している。おむつ1では、外層シート6及び内層シート5は、隣り合う弾性部材71,71の間に間欠的に配置された複数の融着部8により互いに融着された部分(融着部分8T)を有している。おむつ1では、融着部8は、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、ウエスト伸縮部G1から胴回り下部伸縮部G2の一部に亘る領域、言い換えれば、外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eが配された領域と重なる外層シート6及び内層シート5における位置に配されている。肌側シート6Eが配された領域に対応する外層シート6及び内層シート5の領域に、融着部8が、縦方向(X方向)に沿って一列をなすように隣り合う弾性部材71,71の間に間欠的に配されており、その複数の融着部8からなる融着部列8Lが、横方向(Y方向)に間隔を開けて複数列配されて、融着部分8Tが形成されている。
おむつ1は、図2〜図4に示すように、融着部8で固定された内層シート5と外層シート6との間に、横方向(Y方向)に伸長した状態で配され且つ縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の弾性部材71を有している。好適に、おむつ1では、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、ウエスト伸縮部G1から胴回り下部伸縮部G2の一部に亘る領域に、複数本の弾性部材71が、それぞれ、複数の融着部列8Lそれぞれの融着部8どうし間の隙間を通って、横方向(Y方向)に伸長状態で配されている。
おむつ1では、図3及び図4に示すように、外装体3を構成する肌側シート6E及び内層シート5は、第1接着剤91により接着された部分(接着剤配置部分91T)を有している。腹側領域A及び背側領域Bにおいて、第1接着剤91は、図5に示すように、おむつ1の外装体3を展開して、折り返し部分を形成する前の外層シート6及び折り返し部分を形成する前の内層シート5を伸長させた状態を平面視して、縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している。縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる第1接着剤91の連続線は、外層シート6の折り返し部分となる予定の位置に、螺旋形を形成しながら横方向Yに延びており、横方向に延びる第1接着剤91の連続線が縦方向Xに複数列配されている。このような複数列の第1接着剤91の連続線が配された前記予定の位置が折り返されることによって、外層シート6の折り返し部分である肌側シート6E及び内層シート5は、第1接着剤91の配された接着剤配置部分91Tを有し、第1接着剤91により互いに接着固定されている。肌側シート6E及び内層シート5は、接着剤配置部分91Tにおいては、連続線を形成している第1接着剤91により互いに固定されており、該第1接着剤91で囲まれた部分は第1非接合部分91Nとなっており、互いに固定されていない。
おむつ1では、図5に示す折り返し部分を形成する前の外層シート6及び内層シート5を伸長させた状態において、縦方向Xに隣り合う第1接着剤91の連続線どうしは、縦方向Xの端部において、互いに重なっていてもよく、互いに重なっていなくてもよいが、第1非接合部分91Nを多く形成する観点からは、互いに重なっていない方が好ましい。
おむつ1では、螺旋形を形成している第1接着剤91の坪量は、好ましくは2g/m2以上、さらに好ましくは4g/m2以上、そして、好ましくは10g/m2以下、さらに好ましくは8g/m2以下であり、具体的には、好ましくは2g/m2以上10g/m2以下、さらに好ましくは4g/m2以上8g/m2以下である。第1接着剤91の坪量は、以下の方法によって測定することができる。
〔第1接着剤91の坪量の測定法〕
腹側領域Aまたは背側領域Bのいずれかにおいて、接着されている内層シート5と肌側シート6Eを、第1接着剤91の連続線の1条により接着された領域の外縁に沿って切り出し、切り出した切片の重量(WT1)と面積(SQ)を測定する。その後、切片を酢酸ブチル中に浸漬させてピンセットで3分間振とうしたのち、金属トレー上に取り出して、換気されたドラフトチャンバー内に48時間静置し、風乾後の切片重量(WT2)を測定する。これらを用いて、下記式より第1接着剤91の坪量を測定する。

第1接着剤91の坪量BW=(WT1−WT2)/SQ
また、第1接着剤91の連続線によって形成された螺旋形の幅(連続線による螺旋形の延びる方向と直交する方向の長さ)は、好ましくは10mm以上、さらに好ましくは14mm以上、そして、好ましくは20mm以下、さらに好ましくは18mm以下であり、具体的には、好ましくは10mm以上20mm以下、さらに好ましくは14mm以上18mm以下である。第1接着剤91の連続線の幅は、肉眼で観察して測定する。第1接着剤91の螺旋形の幅は、連続線の折り返しにおける一方の縦方向X端部と他方の縦方向X端部との間隔を意味する。尚、おむつ1では、第1接着剤91の連続線が螺旋を形成しているので、第1接着剤91の連続線による螺旋形のスパイラル円の直径とみなすこともできる。
また、おむつ1では、図3及び図4に示すように、外装体3を構成する肌側シート6Eの股下領域C側の端部6ECと、一対のサイドシール部S,Sの股下領域C側の端部SCとで挟まれた領域と重なる位置KTでは、外層シート6及び内層シート5は、第2接着剤92により接着されている。腹側領域A及び背側領域Bにおいて、第2接着剤92は、図5に示すように、おむつ1の外装体3を展開して、折り返し部分を形成する前の外層シート6及び折り返し部分を形成する前の内層シート5を伸長させた状態を平面視して、縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している。縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる第2接着剤92の連続線は、重なる位置KTに、螺旋形を形成しながら横方向Yに延びており、横方向に延びる第2接着剤92の連続線が、縦方向Xに複数列配されている。おむつ1では、上述したように、外層シート6及び内層シート5は、肌側シート6Eが配された領域に対応する領域において、複数の融着部8からなる融着部列8Lによって互いに固定されており、肌側シート6Eの股下領域C側の端部6ECの端縁とサイドシール部Sの端部SCの端縁とで挟まれた領域に対応する重なる位置KTにおいて、複数列の第2接着剤92の連続線を形成している第2接着剤92によって互いに固定されている。外層シート6及び内層シート5は、連続線を形成している第2接着剤92により互いに固定されており、該第2接着剤92で囲まれた部分は第2非接合部分92Nとなっており、互いに固定されていない。
おむつ1では、図5に示す折り返し部分を形成する前の外層シート6及び内層シート5を伸長させた状態において、縦方向Xに隣り合う第2接着剤92の連続線どうしは、縦方向Xの端部において、互いに重なっていてもよく、互いに重なっていなくてもよいが、第2非接合部分92Nを多く形成する観点からは、互いに重なっていない方が好ましい。
おむつ1では、螺旋形を形成している第2接着剤92の坪量は、第1接着剤91の坪量よりも大きいことが好ましく、好適に、好ましくは2g/m2以上、さらに好ましくは4g/m2以上、そして、好ましくは10g/m2以下、さらに好ましくは8g/m2以下であり、具体的には、好ましくは2g/m2以上10g/m2以下、さらに好ましくは4g/m2以上8g/m2以下である。第2接着剤92の坪量は、上述した第1接着剤91の坪量と同様の方法によって測定することができる。
また、第2接着剤92の連続線よって形成された螺旋形の幅(連続線による螺旋形の延びる方向と直交する方向の長さ)は、第1接着剤91の連続線の幅よりも大きいことが好ましく、好適に、好ましくは10mm以上、さらに好ましくは14mm以上、そして、好ましくは20mm以下、さらに好ましくは18mm以下であり、具体的には、好ましくは10mm以上20mm以下、さらに好ましくは14mm以上18mm以下である。第2接着剤92の連続線の幅は、第1接着剤91の連続線の幅と同様の方法によって測定することができる。第2接着剤92の螺旋形の幅は、第1接着剤91の螺旋形の幅と同様に、連続線の折り返しにおける一方の縦方向X端部と他方の縦方向X端部との間隔を意味する。尚、おむつ1では、第2接着剤92の連続線が螺旋を形成しているので、第2接着剤92の連続線による螺旋形のスパイラル円の直径とみなすこともできる。
また、おむつ1では、図3に示すように、外装体3を構成する内層折り返し部分5Eの肌対向面と肌側シート6Eとが固定されている。好適には、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eと内層折り返し部分5Eとが、所定の部位において、接着剤、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の接合手段を介して互いに接合されていることが好ましく、おむつ1では、散点状に配された複数の融着部8によって、互いに固定されている。
また、おむつ1では、図3に示すように、外装体3を構成する内層折り返し部分5Eの非肌対向面と内層シート5とが固定されている。好適には、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、内層折り返し部分5Eと内層シート5とが、所定の部位において、接着剤、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の接合手段を介して互いに接合されていることが好ましく、おむつ1では、第4接着剤94により接着固定されている。第4接着剤94は、図5に示す折り返し部分を形成する前の外層シート6及び内層シート5を伸長させた状態において、縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している。縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる第4接着剤94の連続線は、内層シート5における内層折り返し部分5Eとなる予定の位置に、螺旋形を形成しながら横方向Yに延びており、横方向に延びる第4接着剤94の連続線が、縦方向Xに単数又は複数列配されていることが好ましく、図5に示す展開且つ伸長状態のおむつ1の外装体3では、縦方向Xに複数列配されている。このような複数列の第4接着剤94の連続線が配された前記予定の位置が折り返されることによって、内層折り返し部分5Eの非肌対向面及び内層シート5は、第4接着剤94の配された接着剤配置部分94Tを有し、第4接着剤94により互いに接着固定されている。内層折り返し部分5E及び内層シート5は、接着剤配置部分94Tにおいては、連続線を形成している第4接着剤94により互いに固定されており、該第4接着剤94で囲まれた部分は第4非接合部分94Nとなっており、互いに固定されていない。
第4接着剤94の連続線が縦方向Xに複数列配されている場合には、縦方向Xに隣り合う第4接着剤94の連続線どうしは、縦方向Xの端部において、互いに重なっていてもよく、互いに重なっていなくてもよいが、第4非接合部分94Nを多く形成する観点からは、互いに重なっていない方が好ましい。
また、おむつ1では、横方向(Y方向)に伸長した状態で配され且つ縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の弾性部材71は、図2及び図6に示すように、各弾性部材71が、外装体3の腹側領域Aの両側縁部3a1,3a1及び外装体3の背側領域Bの両側縁部3b1,3b1にて、第3接着剤93を介して外層シート6及び内層シート5に接着されている。第3接着剤93は、吸収性物品の分野において一般的に使用されるコームガンを用いて各弾性部材71の表面上にのみ塗工されており、外装体3の腹側領域Aの両側縁部3a1,3a1及び外装体3の背側領域Bの両側縁部3b1,3b1は、隣り合う弾性部材71間に第3接着剤93が配されていない部分を有する。このように、おむつ1では、外装体3の腹側領域Aの両側縁部3a1,3a1及び外装体3の背側領域Bの両側縁部3b1,3b1に、内層シート5と外層シート6とが弾性部材固定用の第3接着剤93を介して接合された一対の外側固定領域3T1,3T1を有している。
また、おむつ1では、吸収性本体2の縦方向(X方向)に沿う両側部の近傍に重なる位置において、内層シート5の非肌対向面又は外層シート6の肌対向面に、吸収性物品の分野において一般的に使用されるコーターを用いて第5接着剤95が面状に塗工されており、面状に塗工された第5接着剤95によって複数の弾性部材71が内層シート5と外層シート6との間で接合された一対の本体側固定領域3T2,3T2を有している。
おむつ1のウエスト伸縮部G1では、図2に示すように、複数本の弾性部材71が、一対の外側固定領域3T1,3T1間に亘って配されており、それらの弾性部材71は、一対の外側固定領域3T1,3T1それぞれにおいて、内層シート5と外層シート6との間に第3接着剤93によって固定されている一方、一対の外側固定領域3T1,3T1間においては、内層シート5及び外層シート6の何れにも固定されていない。詳述すると、おむつ1のウエスト伸縮部G1では、複数本の弾性部材71が、一対の外側固定領域3T1,3T1間に亘って配されており、それらの弾性部材71は、一対の外側固定領域3T1,3T1それぞれにおいて、内層シート5と外層シート6との間に固定されている一方、横方向Yの中央領域を含む一対の外側固定領域3T1,3T1間においては、内層シート5及び外層シート6の何れにも固定されていない。
また、おむつ1の胴回り下部伸縮部G2では、図2に示すように、複数本の弾性部材71が、外側固定領域3T1と本体側固定領域3T2との間に亘って配されており、それらの弾性部材71は、外側固定領域3T1と本体側固定領域3T2とのそれぞれにおいて、内層シート5と外層シート6との間に固定されている一方、外側固定領域3T1と本体側固定領域3T2との間においては、内層シート5及び外層シート6の何れにも固定されていない。おむつ1の胴回り下部伸縮部G2では、一対の本体側固定領域3T2,3T2の間には、弾性部材71が配されていないか、或いは、弾性部材71が、弾性伸縮性を発現しないように細かく分断される等の処理を施された状態で配されている。
おむつ1のレッグ伸縮部G3では、図2に示すように、レッグ開口部LHの周縁部に伸長状態で配された複数のレッグ弾性部材72が、第6接着剤96を介して内層シート5と外層シート6との間に固定されている。好適に、おむつ1では、図5に示すように、股下領域Cにおいて、外装体3を構成する外層シート6及び内層シート5は、第6接着剤96により接着されている。股下領域Cにおいて、第6接着剤96は、図5に示すように、おむつ1の外装体3を展開して、折り返し部分を形成する前の外層シート6及び折り返し部分を形成する前の内層シート5を伸長させた状態を平面視して、外層シート6と内層シート5との間に配され、一対のレッグ開口部LH,LHそれぞれに沿って曲線状に伸長した状態で配された複数本のレッグ弾性部材72を固定している。第6接着剤96は、横方向Yに沿って複数本配され、各第6接着剤96が、横方向Yに平行におむつ1の全幅に亘って配されており、複数本の第6接着剤96によってストライプ状に塗工されている。
股下領域Cに配される第6接着剤96は、例えば、吸収性物品の分野において一般的に使用されるコーターを用いて、外層シート6の肌対向面又は内層シート5の非肌対向面にストライプ状に塗工されている。
上述したおむつ1の各部の形成材料について説明する。
吸収性本体2を構成する表面シート21、裏面シート22、吸収体23及び防漏カフ24等としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート22としては、透湿性の樹脂フィルム等を用いることができる。吸収体23としては、吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成された吸収性コアをティッシュペーパーによって被覆されているものを用いることができる。また、防漏カフ24としては、撥水性の単層又は多層構造の不織布等を用いることができる。
弾性部材(防漏カフ形成用弾性部材25、弾性部材71、レッグ弾性部材72等)としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形、若しくは多角形状等の糸状(糸ゴム等)、又は紐状(平ゴム等)のもの等を好ましく用いることができる。
弾性部材(防漏カフ形成用弾性部材25、弾性部材71、レッグ弾性部材72等)を固定する弾性部材固定用接着剤、及び外装体3及び吸収性本体2等を固定する本体固定用接着剤、具体的に、第1接着剤91、第2接着剤92、第3接着剤93、第4接着剤94、第5接着剤95及び第6接着剤96等としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のホットメルト接着剤等を特に制限なく用いることができる。
上述した本実施形態のおむつ1の作用効果について説明する。
上述したおむつ1では、図1及び図2に示すように、外装体3が、外層シート6と、内層シート5と、腹側領域A及び背側領域Bに肌側シート6Eと、横方向Yに伸長状態で配された複数本の弾性部材71とを具備し、外層シート6及び内層シート5は、隣り合う弾性部材71,71の間に間欠的に配置された複数の融着部8により互いに融着された融着部分8Tを有している。おむつ1では、外装体3の融着部分8Tであるウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2において、内層シート5と外層シート6との間に横方向(Y方向)に伸長状態で配され且つ縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の弾性部材71の収縮により、横方向(Y方向)に隣接する融着部列8L,8Lどうしの間の外層シート6が外方に膨らむように変形し、肌側シート6E及び内層シート5が内方に膨らむように変形してギャザー部が形成されるようになる。このように変形して形成される空間によって、おむつ1の使用中のムレ感を改善することができる。
上述したおむつ1は、外装体3の肌対向面を形成する最も内側のシートである肌側シート6Eが、17g/m2以下のスパンボンド不織布で構成されており、肌側シート6E及び内層シート5は、図4及び図5に示すように、縦方向Xに折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している第1接着剤91によって接着された部分である接着剤配置部分91Tを有している。接着剤配置部分91Tにおいては、肌側シート6E及び内層シート5は、図3及び図7(a)に示すように、連続線を形成している第1接着剤91により互いに固定されており、該第1接着剤91で囲まれた部分は第1非接合部分91Nとなっており、互いに固定されていない。その為、横方向(Y方向)に伸長状態で配され且つ縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の弾性部材71の収縮により、図7(b)に示すように、肌側シート6E及び内層シート5の第1非接合部分91Nが膨らんで変形し易い。このように肌側シート6Eが着用者側の内方に膨らんで変形すれば、肌側シート6Eが配された領域に対応する外層シート6及び内層シート5の領域を固定するために形成された融着部8が着用者の肌に触れ難く、17g/m2以下のスパンボンド不織布という柔らかな不織布で構成された肌側シート6Eと相俟って、肌触りが更に向上し、おむつ1の品質が更に向上する。
また、上述したおむつ1では、図3及び図4に示すように、肌側シート6Eの股下領域C側の端部6ECとサイドシール部Sの端部SCとで挟まれた領域に対応する重なる位置KTにおいて、外層シート6及び内層シート5は、連続線を形成している第2接着剤92により互いに固定されており、該第2接着剤92で囲まれた部分は第2非接合部分92Nとなっており、互いに固定されていない。その為、横方向(Y方向)に伸長状態で配され且つ縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の弾性部材71の収縮により、外層シート6及び内層シート5の第2非接合部分92Nが膨らんで変形し易い(図7(b)参照)。このように、重なる位置KTにおいて、内層シート5が着用者側の内方に膨らんで変形すれば、肌側シート6Eの股下領域C側の端部6ECとサイドシール部Sの端部SCとで挟まれた領域において、肌触りが更に向上し、おむつ1の品質が更に向上する。
また、上述したおむつ1では、図2及び図6に示すように、外装体3の腹側領域Aの両側縁部3a1,3a1及び外装体3の背側領域Bの両側縁部3b1,3b1を接合する一対のサイドシール部S,Sそれぞれにおいて、弾性部材71を固定する外側固定領域3T1を有し、各外側固定領域3T1は、縦方向Xに隣り合う弾性部材71,71間に第3接着剤93が配されていない部分を有している。その為、一対のサイドシール部S,Sが硬くなり過ぎることを防止でき、肌触りが更に向上し、おむつ1の品質が更に向上する。
また、上述したおむつ1では、図3に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、外装体3を構成する内層折り返し部分5Eの肌対向面と、外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eとが、散点状に配された複数の融着部8によって、互いに固定されている。その為、弾性部材71の位置や配列がずれることによる着用感の悪化が起こり難く、また弾性部材71と外層シート6及び肌側シート6Eとが独立に可動することで、例えば弾性部材71の収縮によって、外層シート6と肌側シート6Eにクッションの役割を担う凹凸が生じ易く、肌への刺激が低減する効果を奏する。尚、肌触りの観点から、内層折り返し部分5Eの肌対向面と肌側シート6Eとの固定は、融着部8ではなく、接着剤であることが好ましい。
また、上述したおむつ1では、図3に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、外装体3を構成する内層折り返し部分5Eの非肌対向面と内層シート5とが固定されている。その為、ウエスト開口部WHにおいて内層折り返し部分5Eが内層シート5から離れるなどの予期しない変形による着用感や外観の悪化が抑制される効果を奏する。尚、おむつ1では、内層折り返し部分5Eの非肌対向面及び内層シート5は、第4接着剤94の配された接着剤配置部分94Tを有し、接着剤配置部分94Tにおいては、内層折り返し部分5E及び内層シート5は、第4接着剤94により互いに接着固定されており、連続線を形成している第4接着剤94で囲まれた部分は第4非接合部分94Nとなっており、互いに固定されていない。その為、横方向(Y方向)に伸長状態で配され且つ縦方向(X方向)に間欠的に配された複数の弾性部材71の収縮により、内層折り返し部分5E及び内層シート5の第4非接合部分94Nが膨らんで変形し易い(図7(b)参照)。このように変形すれば、例えば弾性部材71の収縮によって、内層折り返し部分5Eの非肌対向面及び内層シート5の間にクッションの役割を担う凹凸が生じ易く、肌への刺激が低減する効果を奏する。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、上述したおむつ1は、図3及び図4に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、外装体3を構成する不織布として、内層シート5、内層折り返し部分5E、外層シート6、及び外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eを有しているが、腹側領域A及び背側領域Bの外装体3を形成する不織布の構成が異なっていてもよい。例えば、背側領域Bにおける外装体3を構成する不織布が、内層シート5、内層折り返し部分5E、外層シート6、及び肌側シート6Eを有しており、腹側領域Aにおける外装体3を構成する不織布が、内層シート5及び外層シート6のみを有する形態であってもよい。
また、上述したおむつ1は、図3及び図4に示すように、腹側領域A及び背側領域Bにおいて、外装体3を構成する不織布として、内層シート5、内層折り返し部分5E、外層シート6、及び外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eを有しているが、内層折り返し部分5Eを有していなくてもよい。
また、上述したおむつ1は、図3及び図4に示すように、外装体3を構成する不織布として、内層シート5、外層シート6及び、外層シート6の折り返し部分である肌側シート6Eを有しているが、肌側シート6Eが、外層シート6の折り返し部分で形成されていなくてもよい。即ち、外装体3を構成する不織布として、内層シート5及び外層シート6以外に、別体の疎水性の繊維からなる肌側シート6Eを有していてもよい。
また、上述した使い捨ておむつ1においては、図2に示すように、外装体3が腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bにわたる砂時計状等の連続した形状のパンツ型使い捨ておむつであるが、外装体3が、腹側外装体、背側外装体及び股下外装体に別部材として区分された分割型のパンツ型使い捨ておむつであってもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下のパンツ型使い捨ておむつを開示する。
<1>
着用者の腹側に配される腹側領域及び背側に配される背側領域とそれらの間に位置する股下領域とを有すると共に、該腹側領域から該股下領域を介して該背側領域に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外装体とを備え、前記腹側領域及び前記背側領域それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
前記外装体は、前記パンツ型使い捨ておむつの非肌対向面を形成する外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配される内層シートと、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において該内層シートの肌対向面側に配される肌側シートと、該外層シート及び該内層シートの間に横方向に伸長状態で配された複数本の弾性部材とを具備し、
前記外層シート及び前記内層シートは、隣り合う前記弾性部材の間に間欠的に配置された複数の融着部により互いに融着された部分を有しており、
前記肌側シートは、坪量17g/m2以下のスパンボンド不織布であり、
前記肌側シート及び前記内層シートは、第1接着剤により接着された部分を有しており、
前記第1接着剤は、前記パンツ型使い捨ておむつを展開し且つ伸長させた状態を平面視して、縦方向に折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している、パンツ型使い捨ておむつ。
<2>
前記肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記股下領域に向かって配されており、
前記外層シート及び前記内層シートを融着する前記融着部は、前記肌側シートが配された領域と重なる位置に配されており、
前記肌側シートの前記股下領域側の端部と、一対の前記サイドシール部の前記股下領域側の端部とで挟まれた領域と重なる位置では、前記外層シート及び前記内層シートは、第2接着剤により接着されており、
前記第2接着剤は、前記パンツ型使い捨ておむつを展開し且つ伸長させた状態を平面視して、縦方向に折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している、前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
前記外層シート及び前記内層シートは、連続線を形成している前記第2接着剤により互いに固定されており、該第2接着剤で囲まれた部分は第2非接合部分となっており、互いに固定されていない、前記<2>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
折り返し部分を形成する前の前記外層シート及び前記内層シートを伸長させた状態において、縦方向に隣り合う前記第2接着剤の連続線どうしは、縦方向の端部において、互いに重なっていない、前記<2>又は<3>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<5>
螺旋形を形成している前記第2接着剤の坪量は、前記第1接着剤の坪量よりも大きい、前記<2>〜<4>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
螺旋形を形成している前記第2接着剤の坪量は、2g/m2以上、好ましくは4g/m2以上であり、そして、10g/m2以下、好ましくは8g/m2以下である、前記<2>〜<5>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
前記第2接着剤の連続線よって形成された螺旋形の幅(連続線による螺旋形の延びる方向と直交する方向の長さ)は、前記第1接着剤の連続線の幅よりも大きい、前記<2>〜<6>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<8>
前記第2接着剤の連続線よって形成された螺旋形の幅(連続線による螺旋形の延びる方向と直交する方向の長さ)は、10mm以上、好ましくは14mm以上であり、そして、20mm以下、好ましくは18mm以下である、前記<2>〜<7>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
前記弾性部材の収縮により、前記連続線を形成している前記第2接着剤で囲まれた前記外層シート及び前記内層シートの第2非接合部分が膨らんで変形する、前記<2>〜<8>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
各前記弾性部材は、前記外装体における前記腹側領域の両側縁部及び前記背側領域の両側縁部にて、第3接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートに接着されており、
前記外装体の前記腹側領域の両側縁部及び前記背側領域の両側縁部は、隣り合う前記弾性部材の間に前記第3接着剤が配されていない部分を有する、前記<1>〜<9>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
前記肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記吸収性本体の前記背側領域側の端部を覆う位置まで延在している、前記<1>〜<10>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<12>
前記内層シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返される内層折り返し部分を有し
前記内層折り返し部分の肌対向面と前記肌側シートとが固定されている、前記<1>〜<11>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
前記内層シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返された内層折り返し部分を有し
前記内層折り返し部分の非肌対向面と前記内層シートとが固定されている、前記<1>〜<12>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<14>
前記肌側シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って前記外層シートが前記内層シートの肌対向面側に折り返された外層折り返し部分である、前記<1>〜<13>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<15>
前記肌側シートは、前記背側領域に配された背側肌側シートと前記腹側領域に配された腹側肌側シートとを有し、
前記背側肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記吸収体の前記背側領域側の端部を覆う位置まで配され、
前記腹側肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記吸収体の前記腹側領域側の端部を覆う位置まで配されており、
前記吸収体は、前記背側肌側シートで覆われた該吸収体の前記背側領域側の端部の坪量が、前記腹側肌側シートで覆われた該吸収体の前記腹側領域側の端部の坪量よりも小さい、前記<1>〜<14>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<16>
前記内層シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返される内層折り返し部分を有し、
前記肌側シートは、縦方向において、前記内層折り返し部分よりも長く形成されている、前記<1>〜<15>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<17>
前記肌側シートは、スパンボンド不織布で形成されており、その坪量が、17g/m2以下、15g/m2以下であることが好ましく、坪量の下限値は10g/m2以上である、前記<1>〜<16>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<18>
前記肌側シートを含む前記外層シートはスパンボンド不織布で形成されており、
前記外層シートは捲縮長繊維の含有率が、30質量%以上、好ましくは40質量%以上であり、100質量%以下、好ましくは90質量%以下である、前記<1>〜<17>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<19>
前記肌側シートはスパンボンド不織布で形成されており、
前記肌側シートは、該前記肌側シートを構成する繊維の配向方向に直交する方向の破断強度が、7.0N/50mm以上、好ましくは8.0N/50mm以上であり、そして、30.0N/50mm以下である、前記<1>〜<18>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<20>
前記肌側シートに用いるスパンボンド不織布は、その構成繊維を固着して該スパンボンド不織布を構成する複数の熱融着部を有し、該複数の熱融着部は、個々の面積が、0.3mm2以下、好ましくは0.1mm2以上0.25mm2以下、更に好ましくは0.1mm2以上0.2mm2以下である、前記<1>〜<19>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<21>
前記肌側シートに用いる前記スパンボンド不織布は、その一面の表面積に占める前記複数の熱融着部の合計面積の割合(エンボス率)が、15%以下、好ましくは5%以上13%以下、更に好ましくは6%以上11%以下である、前記<1>〜<20>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<22>
前記肌側シート及び前記内層シートは、接着剤配置部分においては、連続線を形成している前記第1接着剤により互いに固定されており、連続線を形成している前記第1接着剤で囲まれた部分は第1非接合部分となっており、互いに固定されていない、前記<1>〜<21>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<23>
折り返し部分を形成する前の前記外層シート及び前記内層シート5伸長させた状態において、縦方向に隣り合う前記第1接着剤の連続線どうしは、縦方向の端部において、互いに重なっていない、前記<1>〜<22>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<24>
螺旋形を形成している前記第1接着剤の坪量は、2g/m2以上、好ましくは4g/m2以上であり、そして、10g/m2以下、好ましくは8g/m2以下である、前記<1>〜<23>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<25>
螺旋形を形成している前記第1接着剤の連続線の幅(連続線の延びる方向と直交する方向の長さ)は、10mm以上、好ましくは14mm以上であり、そして、20mm以下、好ましくは18mm以下である、前記<1>〜<24>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<26>
前記内層シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返される内層折り返し部分を有し、
前記内層折り返し部分と前記内層シートとが、第4接着剤により接着固定されており、
前記第4接着剤は、折り返し部分を形成する前の前記外層シート及び前記内層シートを伸長させた状態において、縦方向に折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している、前記<1>〜<25>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<27>
縦方向に折り返しながら横方向に延びる前記第4接着剤の連続線は、前記内層シートにおける前記内層折り返し部分となる予定の位置に、螺旋形を形成しながら横方向に延びており、横方向に延びる第4接着剤の連続線が、縦方向に複数列配されている、前記<26>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<28>
前記内層折り返し部分及び前記内層シートは、接着剤配置部分においては、連続線を形成している前記第4接着剤により互いに固定されており、該第4接着剤で囲まれた部分は第4非接合部分となっており、互いに固定されていない、前記<26>又は<27>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<29>
前記第4接着剤の連続線が縦方向に複数列配されており、縦方向に隣り合う該第4接着剤の連続線どうしは、縦方向の端部において、互いに重なっていない、前記<26>〜<28>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<30>
前記外装体の前記腹側領域の両側縁部及び該外装体の前記背側領域の両側縁部に、前記内層シートと前記外層シートとが弾性部材固定用の第3接着剤を介して接合された一対の外側固定領域を有しており、
複数本の前記弾性部材が、一対の前記外側固定領域間に亘って配されており、該弾性部材は、一対の該外側固定領域それぞれにおいて、前記内層シートと前記外層シートとの間に前記第3接着剤によって固定されている一方、一対の該外側固定領域間においては、該内層シート及び該外層シートの何れにも固定されていない、前記<1>〜<29>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<31>
前記股下領域において、前記外装体を構成する前記外層シート及び前記内層シートは、第6接着剤により接着されている、前記<1>〜<30>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<32>
前記第6接着剤は、横方向に沿って複数本配され、が第6接着剤が、横方向に平行にパンツ型使い捨ておむつの全幅に亘って配されており、複数本の該第6接着剤がストライプ状に塗工されている、前記<31>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<33>
前記弾性部材の収縮により、前記連続線を形成している前記第1接着剤で囲まれた前記肌側シート及び前記内層シートの第1非接合部分が膨らんで変形する、前記<1>〜<32>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<34>
前記吸収体は、前記腹側領域から前記股下領域を通って前記背側領域にまで亘る下層吸収体と、該腹側領域から該股下領域にのみ亘る上層吸収体とを有している、前記<1>〜<33>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<35>
前記上層吸収体が、前記腹側領域から前記股下領域にのみ亘って配されており、高坪量部が、該腹側領域側に変位した位置に形成されている、前記<34>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<36>
前記下層吸収体を構成する吸収性コアの坪量は、100g/m2以上1000g/m2以下であり、該下層吸収体を構成するコアラップシートの坪量は、3g/m2以上20g/m2以下である、前記<34>又は<35>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<37>
前記上層吸収体を構成する吸収性コアの坪量は、50g/m2以上500g/m2以下であり、該上層吸収体を構成するコアラップシートの坪量は、3g/m2以上20g/m2以下である、前記<34>〜<36>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<38>
前記内層シートが、前記背側領域において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返された背側領域側の内層折り返し部分と、前記腹側領域において、該ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返された腹側領域側の内層折り返し部分とを有している、前記<1>〜<37>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<39>
前記内層折り返し部分を有する前記内層シートは、疎水性の繊維からなる疎水性不織布で形成されている、前記<38>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<40>
前記疎水性不織布はスパンボンド不織布である、前記<39>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<41>
前記内層シートを形成する前記スパンボンド不織布は、その坪量が、15g/m2以上19g/m2以下である、前記<40>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
1 パンツ型使い捨ておむつ
1B 背側領域における縦方向の外端部
1A 腹側領域における縦方向の外端部
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 防漏カフ
25 防漏カフ形成用弾性部材
3 外装体
5 内層シート
5E 内層折り返し部分
6 外層シート
6E 肌側シート(外層折り返し部分)
71 弾性部材
72 レッグ弾性部材
8 融着部
8L 融着部列
91〜96 第1〜6接着剤
91N 第1非接合部分
92N 第2非接合部分
94N 第4非接合部分
A 腹側領域、B 背側領域、C 股下領域

Claims (8)

  1. 着用者の腹側に配される腹側領域及び背側に配される背側領域とそれらの間に位置する股下領域とを有すると共に、該腹側領域から該股下領域を介して該背側領域に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外装体とを備え、前記腹側領域及び前記背側領域それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
    前記外装体は、前記パンツ型使い捨ておむつの非肌対向面を形成する外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配される内層シートと、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において該内層シートの肌対向面側に配される肌側シートと、該外層シート及び該内層シートの間に横方向に伸長状態で配された複数本の弾性部材とを具備し、
    前記外層シート及び前記内層シートは、隣り合う前記弾性部材の間に間欠的に配置された複数の融着部により互いに融着された部分を有しており、
    前記肌側シートは、坪量17g/m2以下のスパンボンド不織布であり、
    前記肌側シート及び前記内層シートは、第1接着剤により接着された部分を有しており、
    前記第1接着剤は、前記パンツ型使い捨ておむつを展開し且つ伸長させた状態を平面視して、縦方向に折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している、パンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記股下領域に向かって配されており、
    前記外層シート及び前記内層シートを融着する前記融着部は、前記肌側シートが配された領域と重なる位置に配されており、
    前記肌側シートの前記股下領域側の端部と、一対の前記サイドシール部の前記股下領域側の端部とで挟まれた領域と重なる位置では、前記外層シート及び前記内層シートは、第2接着剤により接着されており、
    前記第2接着剤は、前記パンツ型使い捨ておむつを展開し且つ伸長させた状態を平面視して、縦方向に折り返しながら横方向に延びる連続線を形成している、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記弾性部材は、前記外装体における前記腹側領域の両側縁部及び前記背側領域の両側縁部にて、第3接着剤を介して前記外層シート及び前記内層シートに接着されており、
    前記外装体の前記腹側領域の両側縁部及び前記背側領域の両側縁部は、隣り合う前記弾性部材の間に前記第3接着剤が配されていない部分を有する、請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記吸収性本体の前記背側領域側の端部を覆う位置まで延在している、請求項1〜3の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記内層シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返される内層折り返し部分を有し
    前記内層折り返し部分の肌対向面と前記肌側シートとが固定されている、請求項1〜4の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記内層シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って該内層シートの肌対向面側に折り返された内層折り返し部分を有し
    前記内層折り返し部分の非肌対向面と前記内層シートとが固定されている、請求項1〜5の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記肌側シートは、前記腹側領域及び前記背側領域の少なくとも一方において、前記ウエスト開口部の周縁部に沿って前記外層シートが前記内層シートの肌対向面側に折り返された外層折り返し部分である、請求項1〜6の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  8. 前記肌側シートは、前記背側領域に配された背側肌側シートと前記腹側領域に配された腹側肌側シートとを有し、
    前記背側肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記吸収体の前記背側領域側の端部を覆う位置まで配され、
    前記腹側肌側シートは、前記ウエスト開口部の周縁部から前記吸収体の前記腹側領域側の端部を覆う位置まで配されており、
    前記吸収体は、前記背側肌側シートで覆われた該吸収体の前記背側領域側の端部の坪量が、前記腹側肌側シートで覆われた該吸収体の前記腹側領域側の端部の坪量よりも小さい、請求項1〜7の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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