JP2018093086A - シリコンウェーハの製造方法 - Google Patents

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【課題】シリコン検査試料を、より端部まで評価することのできるシリコンウェーハの製造方法を提供する。【解決手段】円柱状のインゴットIG0の外周を、ウェーハ製造工程用のインゴットブロックIB2の径寸法よりも大きな径寸法に研削する工程S22、円柱状のインゴットIG1を、円柱の軸方向に複数のインゴットブロックIB1に切断する工程、複数のインゴットブロックIB1から、シリコン検査試料SWを切り出す工程S25、シリコン検査試料SWを用い、品質評価を行う工程S31、それぞれのインゴットブロックIB1の外周を、ウェーハ製造工程用の径寸法に研削する工程S24、研削されたそれぞれのインゴットブロックIB2の外周に、結晶方位に応じてノッチを形成する工程、シリコンウェーハを切り出す工程S4を実施する。【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウェーハの製造方法に関する。
従来、チョクラルスキー法等により育成されたシリコン単結晶のインゴットは、トップ部およびボトム部を切断し、円柱状のインゴットに加工した後、外周研削を行って半導体製造工程用の径寸法に揃え、結晶方位に応じてノッチ加工を行う。続けて、円柱状のインゴットは、円柱の軸方向に沿って、複数のインゴットブロックに切断され、切断されたインゴットブロックをウェーハ加工メーカ、半導体製造メーカ等の顧客に出荷する(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
ところで、インゴットブロックの切断に際しては、並行してサンプルウェーハを切り出し、サンプルウェーハの格子間酸素濃度、抵抗率、再結合ライフタイム、酸素誘起積層欠陥(OSF)等の測定を行い、サンプルウェーハを評価した結果を、ウェーハの品質保証値として顧客に提出している。
近年、顧客からは、シリコンウェーハの端部まで効率的に使うために、サンプルウェーハの評価をより端部まで行って欲しいという要望があり、シリコンウェーハの端部における測定値の提出を要求されるようになっている。
特開2010−221393号公報 特開2011−3773号公報
しかしながら、従来のシリコン単結晶のインゴットブロックの製造方法では、インゴットブロックを、ウェーハ製造工程用の径寸法に研削し、このインゴットブロックから切り出されたサンプルウェーハの端部から内側に控えた位置で測定を行わなければならず、顧客要望に十分に対応できないという課題がある。
本発明の目的は、シリコン検査試料を、より端部まで評価することのできるシリコンウェーハの製造方法を提供することにある。
本発明のシリコンウェーハの製造方法は、育成されたシリコン単結晶のインゴットを複数のインゴットブロックに切断し、前記複数のインゴットブロックからシリコンウェーハを製造するシリコンウェーハの製造方法であって、円柱状のインゴットの外周を、ウェーハ製造工程用のインゴットブロックの径寸法よりも大きな径寸法に研削する第1研削工程と、前記第1研削工程の後の円柱状のインゴットを、円柱の軸方向に複数のインゴットブロックに切断するブロック切断工程と、前記複数のインゴットブロックのそれぞれから、評価対象となるシリコン検査試料を切り出すサンプル切出工程と、切り出された前記シリコン検査試料を用い、品質評価を行う品質評価工程と、切断されたそれぞれのインゴットブロックの外周を、ウェーハ製造工程用の径寸法に研削する第2研削工程と、前記第2研削工程の後のそれぞれのインゴットブロックの外周に、インゴットブロックの結晶方位に応じてノッチを形成するノッチ形成工程と、ノッチを形成した前記インゴットブロックのそれぞれからシリコンウェーハを切り出すウェーハ製造工程と、を実施することを特徴とする。
本発明によれば、サンプル切り出し工程により、ウェーハ製造用の径寸法よりも大きな径寸法のシリコン検査試料を得ることができるため、品質評価工程では、より端部の品質評価を行うことができる。
本発明では、前記第1研削工程の後、前記ブロック切断工程の前に、前記円柱状のインゴットの外周に、仮ノッチを形成する仮ノッチ形成工程を実施するのが好ましい。
第1研削工程および仮ノッチ形成工程により、たとえば、{100}の位置にノッチを形成した場合であっても、第2研削工程および第2ノッチ形成工程により、通常の{110}の位置に再加工することができる。したがって、{100}ノッチ位置のインゴットブロックが、規格から外れても、再度のノッチ形成により通常の{110}の位置にノッチを形成することができ、再利用することができる。
本発明では、前記品質評価工程は、前記シリコン検査試料の格子間酸素濃度測定、抵抗率測定、再結合ライフタイム測定、および酸素誘起積層欠陥評価のうち、少なくともいずれかであるのが好ましい。
この発明によれば、これらのシリコン検査試料の評価は、ウェーハ端部における測定値が悪くなるため、シリコン検査試料をより端部まで評価する上で好ましい。
本発明の実施形態に係るシリコン単結晶のインゴットブロックの製造方法を示す模式図。 前記実施形態における第1ノッチ形成工程を示す模式図。 前記実施形態における結晶方位に応じて異なる位置にノッチを入れる具体例を示す模式図。 本発明の実施例および比較例におけるシリコン検査試料の端部における格子間酸素濃度測定結果を示すグラフ。 本発明の実施例および比較例における抵抗率測定の方法を示す模式図。 本発明の実施例および比較例におけるシリコン検査試料の端部における抵抗率測定結果を示すグラフ。 本発明の実施例および比較例における再結合ライフタイム測定の方法を示す模式図。 本発明の実施例および比較例におけるシリコン検査試料の端部における再結合ライフタイム測定結果を示すグラフ。 本発明の実施例および比較例におけるシリコン検査試料の汚染状態を示す模式図。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
[1]インゴットブロックIB2の製造方法
図1および図2には、本発明の実施形態に係るシリコンウェーハの製造方法が示されている。本実施形態のシリコンウェーハの製造方法は、結晶引き上げ工程S1、結晶加工工程S2、および結晶検査工程S3、およびウェーハ製造工程S4に大別される。
結晶引き上げ工程S1では、引き上げ装置を用いて、チョクラルスキー法等によりシリコン単結晶のインゴットIG0の引き上げ(育成)を行う。インゴットIG0の引き上げ方向に直交する径寸法は、たとえば、300mmφのシリコンウェーハの場合、308mmφ以上の寸法とする。
結晶加工工程S2では、まず、引き上げられたインゴットIG0のトップ部およびテール部を切断して、円柱状のインゴットに加工するインゴット加工工程S21を実施する。
インゴット加工工程S21の後は、円柱状のインゴットの外周を研削する第1研削工程S22を実施する。第1研削工程S22は、図示を略したが、たとえば、インゴットの端部を回転可能にクランプ保持して、インゴットを回転させながら、メタルボンドホイールを備えた研削ユニットを、インゴットの回転軸に沿って移動させ、インゴットの外周面を全体に亘ってトラバース研削することにより行われる。
第1研削工程S22では、引き上げ時のインゴットIG0の径寸法308mmφ以上に対して、ウェーハ製造工程用の径寸法301mmφよりも大きな径寸法が304mmφとなるように研削を行い、円柱状のインゴットIG1を得る。
第1研削工程S22の後は、仮ノッチ形成工程としての第1ノッチ形成工程S23を実施する。第1ノッチ形成工程S23では、図2に示すように、インゴット加工工程S21で得られたインゴットIG1の円柱の軸方向に沿って、V字状のノッチNT1を形成する。第1ノッチ形成工程S23は、メタルボンドホイールを用いて切削加工することにより行われる。ノッチNT1の深さは、ウェーハ製造工程用のインゴットブロックIB2の径寸法301mmφよりも深くならないように、径寸法304mmφの円柱状のインゴットIG1の外周から1mm〜2mm程度とする。
ノッチNT1は、インゴットIG1が成長軸<100>結晶である場合、図3(A)に示すように、通常、{110}の位置に入れ、これを0°品と称している。一方、顧客要望によって{110}以外の位置にノッチNT1を入れることもあり、たとえば、図3(B)に示すように、{100}の位置にノッチNT1を入れることがあり、これを45°品と称している。
第1ノッチ形成工程S23の後は、ブロック切断工程S24を実施する。ブロック切断工程S24は、メタルボンドホイールや、バンドソー、ワイヤソーを用いて、所定の長さインゴットブロックIB1に切断する。
このブロック切断工程S24と並行して、サンプル切出工程S25を実施する。サンプル切出工程S25は、ブロック切断工程S24と交互に行われ、インゴットブロックIB1の切断、サンプルウェーハSWの切出を繰り返すことにより、インゴットIG1から複数枚のサンプルウェーハSWの切り出しを行う。
ブロック切断工程S24およびサンプル切出工程S25の後、第2研削工程S26を実施する。第2研削工程S26は、インゴットブロックIB1の外周面を、第1研削工程S22と同様に、トラバース研削することにより行われる。第2研削工程S26により、インゴットブロックIB2の径寸法は、301mmφ程度とする。
第2研削工程S26の後、図示を略したが、第2ノッチ形成工程を実施する。第2ノッチ形成工程は、第1ノッチ形成工程S23と同様に切削加工で断面V字状のノッチを、インゴットブロックIB2の円柱の軸に沿って形成する。
第2ノッチ形成工程におけるノッチの形成は、品質評価により客先要求を満足していれば同じノッチ位置とし、満足していない場合は別用途として第2ノッチを第1ノッチと異なる位置に加工する場合がある。
製造されたインゴットブロックIB2は、台車DI等によって、ウェーハ製造工程S4に搬送される。ウェーハ製造工程S4では、インゴットブロックIB2からシリコンウェーハを切りだした後、研削工程、研磨工程、エッチング工程等を経てシリコンウェーハが完成する。
本実施形態の単結晶シリコンのインゴットブロック製造方法によれば、第1研削工程S22および第1ノッチ形成工程S23により、{100}の位置にノッチNT1を形成した場合であっても、第2研削工程S26および第2ノッチ形成工程により、通常の{110}の位置に再加工することができる。したがって、{100}のノッチ位置のインゴットブロックIB1が、規格から外れても、第2ノッチ形成工程により、通常の{110}の位置にノッチNT1を形成することができ、再利用することができる。
[2]サンプルウェーハSWによる結晶検査工程S3
シリコンウェーハの結晶検査工程S3では、切り出したサンプルウェーハSWを扇状に4等分して評価対象となるシリコン検査試料とし、それぞれのサンプルウェーハ片について、格子間酸素濃度測定、抵抗率測定、再結合ライフタイム測定、および酸素誘起積層欠陥評価の4つの品質を評価する品質評価工程S31を実施する。以下、各測定方法について説明する。
[2-1]格子間酸素濃度測定([Oi]測定)
格子間酸素濃度測定は、サンプルウェーハ片に、HF:HNO=1:5エッチング液によりエッチング処理を行い、650℃×45minまたは1100℃×60minの雰囲気でドナーキラー熱処理を行った後、格子間酸素濃度の測定を行う。格子間酸素濃度の測定は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用いて行う。
[2-2]抵抗率測定(ρ測定)
抵抗率測定は、サンプルウェーハ片に、HF:HNO=1:5エッチング液によりエッチング処理を行い、650℃×45minまたは1100℃×60minの雰囲気でドナーキラー熱処理を行った後、表面研磨を行い、抵抗率の測定を行う。抵抗率の測定は、四探針法により行い、測定された抵抗値に抵抗率補正係数を乗じて、抵抗率を求める。
[2-3]再結合ライフタイム測定(LT測定)
再結合ライフタイム測定は、サンプルウェーハ片に、HF:HNO=1:5エッチング液によりエッチング処理を行い、さらにフッ酸洗浄を行い、1000℃×10minの雰囲気の酸化熱処理により、サンプル表面に酸化膜形成を行った後、再結合ライフタイムの測定を行う。再結合ライフタイムの測定は、マイクロ波光導電減衰法(μ−PCD法:Microwave Photo Conductivity Decay)により行う。
[2-4]酸素誘起積層欠陥評価(OSF評価)
酸素誘起積層欠陥評価は、サンプルウェーハ片に、HF:HNO=1:5エッチング液によりエッチング処理を行い、製品仕様に応じて雰囲気を変更した酸化熱処理を行い、酸化膜を除去し、セコ液、ライト液、ダッシュ液等製品仕様に応じたエッチング液を用いて選択エッチングを行った後、顕微鏡を用いて欠陥の数をカウントするにより、OSFを評価する。
以下に示す実施例および比較例について、前述した結晶検査工程S3の品質評価工程S31における[Oi]測定、ρ測定、LT測定、OSF評価を行った。
なお、以下の実施例では第1研削工程によるインゴット径として304mmφを記載したが、この値に限定されるものではない。インゴット径は、客先がシリコンウェーハ外周端部からどの位置まで品質保証を要求するかに依存し、加えて、品質項目にも依存する。
例えば、中心から148mmの[Oi]値の保証が要求された場合には、検査試料の外周端部から6mmまで保証可能なので、第1研削後の直径は308mmφとなる。
また、以下の実施例では300mmウェーハの事例を示したが、これに限定されるものではなく200mmφ、450mmφにも適用できる。
実施例:前述したサンプル切出工程S25によって切り出した径寸法304mmφのサンプルウェーハSWを、扇状に4等分に分割してサンプルウェーハ片とし、各種測定を行った。
比較例:従来の方法により、インゴットの研削工程を1回のみとし、径寸法301mmφのサンプルウェーハを、扇状に4等分に分割してサンプルウェーハ片とし、各種測定を行った。
([Oi]測定)
図4に示すように、比較例である301mmφのサンプルウェーハでは、サンプルウェーハの外周端部から4mm内側の位置から[Oi]の値が上昇してしまい、外周端部から6mm以内の位置までしか[Oi]の値を保証することができなかった。
これに対して、実施例のサンプルウェーハでは、サンプルウェーハの外周端部が比較例よりも1.5mm大きくなっているので、サンプルウェーハの外周端部から2mm内側の位置で[Oi]の値が上昇し、外周端部から4mm以内の位置まで[Oi]の値を保証できることがわかる。なお、図4において、150mmの位置がウェーハの端部近傍となり、301mmφの比較例では、150.5mmがサンプルウェーハの端部であり、304mmφの実施例では、152mmがサンプルウェーハSWの端部となる。
このような結果となったのは、サンプルウェーハが、エッチング処理により、外周端部の方がエッチングされ易くなり、外周端部が薄くなったためと推測される。
(ρ測定)
ρ測定では、図5(A)に示すように、サンプルステージSTに対して、通常の測定位置による測定(304mmφに相当)と、図5(B)に示すように、サンプルウェーハSWを外周側に1mmずらした位置(301mmφに相当)で測定した結果を比較した。結果は、図6に示すように、径寸法の小さい301mmφの方が、より外周端部側での計測となってしまうため、ウェーハ中心から150mm位置での抵抗率のずれが大きくなっている。したがって、比較例では、外周端部から3mm内側の位置までしか抵抗率の値を保証できないが、実施例では、外周端部から2mm内側の位置まで抵抗率を保証することができる。
これは、外周端部側になるにつれ、抵抗率補正係数が大きくなるため、わずかなサンプルウェーハの測定位置のずれの影響を受けているためであると推測される。
(再結合ライフタイム測定)
再結合ライフタイム測定は、図7に示すように、ウェーハ製造工程用のシリコンウェーハの径寸法となる301mmφを基準として、サンプルウェーハSWの外周端部から3mm内側の位置(In3)、5mm内側の位置(In5)、10mm内側の位置(In10)におけるμ−PCD法による測定を行い、円周方向に複数箇所測定し、再結合ライフタイム測定結果のヒストグラムを作成した。
結果は、図8に示すように、比較例では、径寸法301mmφの外周端部ぎりぎりからの測定となるため、再結合ライフタイム値が低くなっている。これに対して、実施例では、再結合ライフタイム値が低くなっているものは見られない。
したがって、比較例では、外周端部から10mm内側の位置までしか再結合ライフタイム値を保証できないが、実施例では外周端部から3mm内側の位置まで再結合ライフタイム値を保証することができる。
サンプルウェーハ片の汚染度を測定したところ、図9に示すように、サンプルウェーハ片の直線部分と、円弧部分の複数箇所において、汚染度が高い(色が濃い)箇所が発見された。汚染源は、直線部分の汚染がエッチング処理における治具保持による汚染、円弧部分が酸化熱処理における熱処理ボートとの接触に起因するものと推測される。
(OSF評価)
OSF評価についてもサンプルウェーハの外周部は、再結合ライフタイム測定と同様に、汚染等の影響でOSFが発生し易いため、比較例の場合、外周端部から5mm内側の位置よりも外側をOSF評価の除外領域としていた。実施例の場合、1.5mm外周端部が大きくなっているため、3.5mm内側の位置よりも外側をOSF評価の除外領域とすることができる。
このように、実施例に係るサンプルウェーハであれば、各種測定値の保証範囲をウェーハの外周端部側まで拡張できるので、より外周端部側までシリコンウェーハの評価を行うことができる。
DI…台車、IB1…インゴットブロック、IB2…インゴットブロック、IG0…インゴット、IG1…インゴット、NT1…ノッチ、S1…結晶引き上げ工程、S2…結晶加工工程、S3…結晶検査工程、S4…ウェーハ製造工程、S21…インゴット加工工程、S22…第1研削工程、S23…第1ノッチ形成工程、S24…ブロック切断工程、S25…サンプル切出工程、S26…第2研削工程、S31…品質評価工程、ST…サンプルステージ、SW…サンプルウェーハ。

Claims (3)

  1. 育成されたシリコン単結晶のインゴットを複数のインゴットブロックに切断し、前記複数のインゴットブロックからシリコンウェーハを製造するシリコンウェーハの製造方法であって、
    円柱状のインゴットの外周を、ウェーハ製造工程用のインゴットブロックの径寸法よりも大きな径寸法に研削する第1研削工程と、
    前記第1研削工程の後の円柱状のインゴットを、円柱の軸方向に複数のインゴットブロックに切断するブロック切断工程と、
    前記複数のインゴットブロックのそれぞれから、評価対象となるシリコン検査試料を切り出すサンプル切出工程と、
    切り出された前記シリコン検査試料を用い、品質評価を行う品質評価工程と、
    切断されたそれぞれのインゴットブロックの外周を、ウェーハ製造工程用の径寸法に研削する第2研削工程と、
    前記第2研削工程の後のそれぞれのインゴットブロックの外周に、インゴットブロックの結晶方位に応じてノッチを形成するノッチ形成工程と、
    ノッチを形成した前記インゴットブロックのそれぞれからシリコンウェーハを切り出すウェーハ製造工程と、
    を実施することを特徴とするシリコンウェーハの製造方法。
  2. 請求項1に記載のシリコンウェーハの製造方法において、
    前記第1研削工程の後、前記ブロック切断工程の前に、前記円柱状のインゴットの外周に、仮のノッチを形成する仮ノッチ形成工程を実施することを特徴とするシリコンウェーハの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシリコンウェーハの製造方法において、
    前記品質評価工程は、前記シリコン検査試料の格子間酸素濃度測定、抵抗率測定、再結合ライフタイム測定、および酸素誘起積層欠陥評価のうち、少なくともいずれかを実施することを特徴とするシリコンウェーハの製造方法。
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