JP2018092254A - 表示装置、表示プログラムおよび表示方法 - Google Patents

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Kaoru Yoshino
薫 吉野
祐輝 勝俣
Yuki Katsumata
祐輝 勝俣
嘉明 宮川
Yoshiaki Miyagawa
嘉明 宮川
栗山 孝司
Koji Kuriyama
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Abstract

【課題】使い勝手のよい表示装置を提供する。【解決手段】表示装置は、複数の画像を表示する表示部と、前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、前記制御部は、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置、表示プログラムおよび表示方法に関する。
従来、1つの画面を複数の画面領域に分割することで、複数の画像を1つの画面にレイアウトして表示する画像表示システムが知られている(例えば特許文献1)。しかし、従来技術には、レイアウトの変更に煩雑な操作を伴うという課題がある。
特開2010−278824号公報
第1の態様によると、表示装置は、複数の画像を表示する表示部と、前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、記制御部は、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する。
第2の態様によると、表示装置は、複数の画像を表示する表示部と、前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域に画像を表示する表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域に画像を表示する表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、記制御部は、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域、または前記領域に表示されている画像を選択する指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する。
第3の態様によると、表示プログラムは、表示画面に複数の画像を表示する表示ステップと、前記表示画面に表示された前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させ、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つ領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、前記制御ステップでは、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する。
第4の態様によると、表示方法は、表示画面に複数の画像を表示する表示工程と、前記表示画面に表示された前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御工程と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記制御工程では、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する。
第1の実施の形態に係る画像再生システムの構成を示すブロック図 記憶装置30に記憶されているデータの模式図 携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図 携帯機器7の外観を示す模式図 第1の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 画像データ31の選択方法の一例を示す説明図 再生処理のフローチャート 第2の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 第3の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 第4の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 第5の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 画像データA1の再生中にフリック操作を行った後の表示画面を例示する図 画像データA3の再生中にフリック操作を行った後の表示画面を例示する図 変形例7の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 変形例8の実施の形態に係る電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 記憶装置30に記憶されているデータの模式図 携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図 スケジュールデータ720の構造を示す模式図 電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 再生処理のフローチャート 携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図 電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図 記憶装置30に記憶されているデータの模式図 電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 電子アルバム再生時の表示画面を例示する図 電子アルバム再生時の表示画面を例示する図
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像再生システムの構成を示すブロック図である。画像再生システム1は、ネットワーク2、サーバ3、情報端末4、カメラ5a、カメラ5b、無線中継局6a、無線中継局6b、および携帯機器7を含む。なお、以下の説明では、カメラ5aとカメラ5bをカメラ5と総称する。
画像再生システム1は、カメラ5による撮影画像を携帯機器7で再生するシステムである。ネットワーク2は、例えばインターネット等の広域通信網である。ネットワーク2には、サーバ3、情報端末4、無線中継局6a、無線中継局6bが接続されている。情報端末4は、例えばパソコン等の情報端末である。カメラ5aは、情報端末4およびネットワーク2を介して、サーバ3に画像データを送信することができる。
無線中継局6aおよび無線中継局6bは、カメラ5bや携帯機器7との間で、例えば無線LAN等の無線通信を行う。カメラ5bは、無線中継局6aおよびネットワーク2を介して、サーバ3に画像データを送信することができる。携帯機器7は、無線中継局6bおよびネットワーク2を介して、サーバ3から画像データを受信することができる。
サーバ3は、記憶装置30を有する。記憶装置30は、例えばHDD等の記憶装置である。サーバ3は、カメラ5aおよびカメラ5bから受信した画像データを記憶装置30に記憶する。サーバ3は、記憶装置30に記憶されている種々のデータを、必要に応じて携帯機器7に送信する。
図2は、記憶装置30に記憶されているデータの模式図である。記憶装置30は、複数の画像データ31および複数の電子アルバムデータ32を記憶している。画像データ31は、カメラ5によって作成された、例えばJPEG形式の画像ファイルである。本実施の形態において、画像データ31は、静止画を記録した画像ファイルである。画像データ31には、1つ以上のカテゴリデータ33が関連付けられている。
カテゴリデータ33は、画像データ31に関連する1つ以上のカテゴリを示すデータである。例えば、被写体の属性に関する「自動車」、「山」、「動物」等のカテゴリ、撮影時期(季節や時間帯など)に関する「春」、「夜」等のカテゴリ、撮影場所に関する「市街地」、「日本」、「東京」等のカテゴリ、撮影構図に関する「風景」、「ポートレート」等のカテゴリが存在する。これらのカテゴリは一例であり、その他、画像データ31に関する種々の項目が、カテゴリデータ33により示されるカテゴリになり得る。以下の説明では、何らかのカテゴリを示すカテゴリデータ33に関連付けられた画像データ31を、そのカテゴリに属する画像データ31と呼ぶ。
電子アルバムデータ32は、電子アルバムを表現するデータである。電子アルバムデータ32は、複数の画像データ31が関連付けられたデータである。ユーザは、例えば情報端末4を操作することにより、電子アルバムデータ32の作成および編集を行うことができる。ユーザは、複数の画像データ31を適宜選択し、選択した画像データ31が関連付けられた電子アルバムデータ32を作成する。以下の説明では、電子アルバムデータ32に関連付けられた画像データ31を、その電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31と呼ぶ。
ここでユーザとは、画像を鑑賞(閲覧)する人のことであり、画像の撮影者、画像の編集者及び鑑賞のみを行う人のいずれをも含む。
図3は、携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図である。携帯機器7は、いわゆるタブレット型の情報端末である。携帯機器7は、制御部70、DRAM71、フラッシュメモリ72、液晶ディスプレイ73、タッチパネル74、および無線通信モジュール75を備える。
制御部70は、不図示のマイクロプロセッサおよびその周辺回路から構成される。制御部70は、フラッシュメモリ72に予め記録されている所定の制御プログラムを読み込んで実行することにより、携帯機器7の各部を制御する。DRAM71は主記憶装置である。フラッシュメモリ72は補助記憶装置である。液晶ディスプレイ73は表示装置である。タッチパネル74は、液晶ディスプレイ73に積層された入力装置である。無線通信モジュール75は、無線中継局6bとの間で無線によるデータ通信を行う通信モジュールである。制御部70は、無線通信モジュール75を介して、ネットワーク2に接続されたサーバ3等のノードとデータ通信を行うことができる。
図4は、携帯機器7の外観を示す模式図である。携帯機器7は板状の筐体を有している。筐体の一面には、液晶ディスプレイ73が設けられている。液晶ディスプレイ73にはタッチパネル74が積層されている。ユーザが手指等を液晶ディスプレイ73の表示画面に接触させると、タッチパネル74は、表示画面における接触位置を検出する。以下の説明では、ユーザが手指等を液晶ディスプレイ73の表示画面に接触させて行う種々の操作をタッチ操作と称する。
携帯機器7は、記憶装置30に記憶されている電子アルバムデータ32に基づき、電子アルバムを再生することができる。以下、電子アルバムの再生処理を説明する。
図5(a)は、電子アルバム再生時の初期画面を例示する図である。表示画面73aは、タイル状に、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dに区切られている。以下の説明では、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100d等の区画を区画100と総称する。各々の区画100は、長方形の形状を有しており、そのサイズおよび位置は様々である。なお、区画の形状は長方形に限らず、正方形、台形のような形状でも構わない。
制御部70は、再生対象の電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31から、4つの画像データA1,B1,C1,D1を選択し、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dにそれぞれ表示する。なお、画像データA1〜D1のサイズや縦横比は、表示対象の区画100のサイズや縦横比と必ずしも一致しない。制御部70は、画像データA1〜D1を区画100に収まるように適宜加工して表示する。例えば、画像データA1を第1区画100aに表示するに際し、画像データA1を拡大または縮小したり、画像データA1の一部を切り出したり、画像データA1の周囲に余白を設けて縦横比を調節したりする。
図6は、画像データ31の選択方法の一例を示す説明図である。再生処理に際し、制御部70は、再生対象の電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31を、カテゴリデータ33に基づき集計する。例えば図6では、カテゴリごとに、そのカテゴリに属する画像データ31の個数を数え、カテゴリを降順(個数が多い順)にソートしている。制御部70は、この処理によって、画像データ31の個数が多い上位4つのカテゴリを特定する。図6では、画像データ31の個数が最も多い4つのカテゴリを、カテゴリA、カテゴリB、カテゴリC、カテゴリDと表記している。
制御部70は、カテゴリAに属する複数の画像データ31から画像データA1を選択する。同様に、カテゴリBに属する複数の画像データ31から画像データB1を、カテゴリCに属する複数の画像データ31から画像データC1を、カテゴリDに属する複数の画像データ31から画像データD1を、それぞれ選択する。これにより、4つの画像データA1〜D1が選択される。
図5(a)に示すように、制御部70は、選択した画像データA1を第1区画100aに、画像データB1を第2区画100bに、画像データC1を第3区画100cに、画像データD1を第4区画100dに、それぞれ表示(再生)する。結果として、表示画面73aには、それぞれ異なるカテゴリに属する4つの画像データA1〜D1が表示される。
閲覧しているユーザ(以下、閲覧者と称する)は、表示画面73aに表示された4つの画像データA1〜D1から、興味のある画像データ31(例えば、画像データA1)を見つける。閲覧者は、その画像データA1が表示されている第1区画100aにタッチ操作を行うことで、画像データA1に興味があることを制御部70に指示することができる。つまり、このタッチ操作は、第1区画100aに表示されている画像データA1の選択指示である。
制御部70は、このタッチ操作に応じて、表示画面73aに新たに第5区画100eおよび第6区画100fを追加する。第5区画100eおよび第6区画100fには、閲覧者が興味のある画像データA1に関連する他の画像データA2,A3(関連画像データ)が表示される。
図5(b)は、図5(a)の第1区画100aに対してタッチ操作が為された後の表示画面73bを例示する図である。制御部70は、タッチ操作が為された第1区画100aの近傍に、新たに第5区画100eおよび第6区画100fを設ける。制御部70は、第1区画100a以外の既存の区画100である第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dを縮小して、第5区画100eおよび第6区画100fの表示領域を確保する。つまり制御部70は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを変更する。なお、第2区画100bに表示されていた画像データB1は、第2区画100bに合わせて縮小されてもよいし、縮尺はそのままに表示範囲が縮小されてもよい。第3区画100c、第4区画100dについても同様である。
新たに設けられた第5区画100eおよび第6区画100fには、それぞれ、第1区画100aに表示されていた画像データA1に関連する関連画像データA2,A3が表示される。制御部70は、第1区画100aに表示されていた画像データA1のカテゴリ、すなわちカテゴリAに属する他の画像データA2および画像データA3を、関連画像データとして第5区画100eおよび第6区画100fに表示する。
閲覧者は、図5(b)の表示画面73bが表示されている状態で、更に、区画100にタッチ操作を行うことができる。例えば、閲覧者が第5区画100eに表示されている画像データA2に興味があり、第5区画100eにタッチ操作を行う。画像データA2はカテゴリAに属するので、制御部70はこのタッチ操作に応じて、表示画面73bに、カテゴリAに属する画像データ31を、より多く表示する。ただし、新たな区画100を更に追加しようとすると、個々の区画100のサイズが小さくなりすぎてしまう。そこで、制御部70は、カテゴリAとは異なるカテゴリに属する画像データB1〜D1が表示されている第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dに、カテゴリAに属する画像データA4、A5、A6を表示する。換言すると、制御部70は、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dに表示している画像データB1〜D1を、カテゴリAに属する画像データA4,A5,A6に切り替える。
図5(c)は、図5(b)の第5区画100eに対してタッチ操作が為された後の表示画面73cを例示する図である。図5(a)から図5(b)への変化と違い、図5(b)から図5(c)への変化では、区画100の個数、形状、位置およびサイズは変化していない。制御部70は、第2区画100b、第3区画100c、第4区画100dに、第5区画100eに表示されていた撮影データA2のカテゴリAと同一のカテゴリAに属する他の画像データA4、A5、A6を表示する。
なお、図5(b)から図5(c)への表示画面73の変化で、区画100の個数、形状、位置およびサイズは変化しない場合について記載したが、区画100の個数、形状、位置および形状は変化してもよい。
以上のように、制御部70は、区画100にタッチ操作が為される度に、複数の区画100の表示態様と、複数の区画100に表示する複数の画像データ31と、を共に変更させる。
この他に閲覧者は、例えばタッチパネル74に対するタッチ操作や不図示の操作部材への操作により、ページ送りやページ戻し等のページ移動操作を行うことが可能である。閲覧者がページ移動操作を行うと、制御部70は、複数の区画100の表示態様をそのままに、各区画100に表示する画像データ31を他の画像データ31に切り替える。なお、ページ移動操作によって、電子アルバムに含まれる全ての画像データ31を必ずしも閲覧可能にしなくてもよい。また、所定の優先順位に基づき、ページ移動操作によって新たに表示される画像データ31を決定してもよい。例えば被写体抽出、縦横構図などによる、既存の画像判定技術によって、電子アルバムに含まれる多数の画像データ31について優先順位を決めることができる。
図7は、再生処理のフローチャートである。ステップS10で、制御部70に、再生対象となる電子アルバムデータ32を特定する指示が入力される。閲覧者は、電子アルバムデータ32を特定するために、例えば電子アルバムの名称やURL等を、タッチパネル74等の入力装置により入力する。ステップS20で、制御部70は、再生対象の電子アルバムデータ32をサーバ3から受信する。
ステップS30で、制御部70は、電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31から、初期画面で表示する4つの画像データ31を選択する。具体的な選択手順は、図6を用いて説明した通りである。ステップS40で、制御部70は、ステップS30で選択した4つの画像データ31を、図5(a)に例示した4つの区画100にそれぞれ表示する。
ステップS50で、制御部70は、表示中の画像データ31のいずれかの選択指示が入力されたか否かを判定する。つまり、表示中の画像データ31のいずれかに対するタッチ操作が為されたか否かを判定する。選択指示が入力されていなかった場合、制御部70は処理をステップS100に進める。他方、選択指示が入力されていた場合、制御部70は処理をステップS60に進める。
ステップS60で、制御部70は、既存の区画100のサイズが所定サイズ以上か否かを判定する。全ての区画100のサイズが所定サイズ以上である場合、制御部70は、処理をステップS70に進める。ステップS70で、制御部70は、タッチ操作が為された区画100の近傍に、新たな区画100を設ける。ステップS80で、制御部70は、新たな区画100に、タッチ操作が為された画像データ31に関連する関連画像データを表示する。その後、制御部70は、処理をステップS100に進める。
ステップS60において、所定サイズ未満の区画100が存在した場合、制御部70は、処理をステップS90に進める。ステップS90で、制御部70は、タッチ操作が為された区画100とは異なる区画100に、タッチ操作が為された画像データ31に関連する関連画像データを表示する。その後、制御部70は、処理をステップS100に進める。
ステップS100で、制御部70は、所定の再生終了操作が為されたか否かを判定する。再生終了操作が為されていない場合、制御部70は、処理をステップS50に進める。再生終了操作が為されていた場合、制御部70は、電子アルバムの再生処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)制御部70は、表示画面に設けられた複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示するよう制御する。制御部70は、閲覧者の指示に基づき、複数の区画100の表示態様と、複数の画像データ31と、を共に変更させるよう制御する。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(2)制御部70が変更させる複数の区画100の表示態様は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズである。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(3)制御部70は、閲覧者の指示が複数の画像データ31のいずれかに対する選択指示である場合には、選択指示の対象となった画像データ31に関連する他の画像データ31を表示する。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像が自動的により多く表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(4)制御部70は、他の画像データ31を表示するに際し、複数の区画100に新たな区画100を追加し、その新たな区画100に他の画像データ31を表示する。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像を同時に多数閲覧に供することができる。
(5)閲覧者の指示は、閲覧者によるタッチパネル74へのタッチ操作である。このようにしたので、直感的な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る画像再生システムは、第1の実施の形態で説明したものとは異なる操作形態を有している。以下、第2の実施の形態に係る画像再生システムと、第1の実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図8を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一の箇所については、第1の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図8(a)は、電子アルバム再生時の初期画面を例示する図である。表示画面73dと図5(a)に例示した表示画面73aとの違いは、画面下部にスライダー110が設けられている点である。スライダー110は、タッチ操作によってインジケータ111を画面左右方向に移動させることができるGUI部品である。
電子アルバムの再生開始時、インジケータ111は画面左端に位置している。閲覧者は、表示画面73aに表示された4つの画像データA1,B1,C1,D1から、興味のある画像データ31を見つける。閲覧者は、その画像データ31が表示されている区画100にタッチ操作を行うことで、その画像データ31を選択状態にすることができる。複数の画像データ31は同時に選択状態にならない。既に選択状態になっている画像データ31が存在するときに、他の画像データ31にタッチ操作が為されると、前者の画像データ31の選択状態は解除され、後者の画像データ31が選択状態になる。閲覧者は、興味のある画像データ31を選択状態にし、その後、スライダー110のインジケータ111を画面右方向に移動させることで、その画像データ31に興味があることを制御部70に指示することができる。つまり、画像データ31を選択状態にするタッチ操作と、インジケータ111を画面右方向に移動させるタッチ操作は、区画100に表示されている画像データ31の選択指示である。
制御部70は、選択状態の区画100を、他の区画100とは異なる態様で画面に表示し、その区画100が選択状態であることを閲覧者に知らせる。例えば図8(a)では、第1区画100aに網掛けが為されている。これは、第1区画100aが選択状態であることを示している。これ以外に、第1区画100aを点滅させたり、第1区画100aを太さや色が異なる線で囲ったり、カーソルやアイコン等のシンボルを第1区画100aに重畳して表示させたり等、種々の方法で、区画100が選択状態であることを知らせてよい。
閲覧者は、選択状態の画像データ31に対する関心の高さを、インジケータ111の移動量により示すことができる。閲覧者は、選択状態の画像データ31に対してより関心が高いほど、インジケータ111を右方向に大きく動かす。制御部70は、インジケータ111の移動量が大きいほど、より多くの関連画像データを、表示画面に新たに表示する。
図8(b)は、図8(a)のインジケータ111を画面右方向に所定量m1だけ移動させた後の表示画面73eを例示する図である。この場合、制御部70は、選択状態の第1区画100aの近傍に、新たに第5区画100eおよび第6区画100fを設ける。制御部70は、第1区画100a以外の既存の区画100である第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dを縮小して、第5区画100eおよび第6区画100fの表示領域を確保する。つまり制御部70は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを変更する。
新たに設けられた第5区画100eおよび第6区画100fには、それぞれ、第1区画100aに表示されていた画像データA1に関連する関連画像データが表示される。制御部70は、第1区画100aに表示されていた画像データA1のカテゴリ、すなわちカテゴリAに属する他の画像データA2および画像データA3を、関連画像データとして第5区画100eおよび第6区画100fに表示する。
図8(c)は、図8(a)のインジケータ111を画面右方向に所定量m2だけ移動させた後の表示画面73fを例示する図である。所定量m2は、図8(b)に例示した所定量m1よりも大きい。この場合、制御部70は、選択状態の第1区画100aの近傍に、新たに第5区画100eおよび第6区画100fを設けて画像データA2および画像データA3を表示すると共に、既存の第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dに、カテゴリAに属する画像データA4、A5、A6を表示する。換言すると、制御部70は、図8(b)よりも多数の関連画像データを画面に表示させる。
以上のように、制御部70は、区画100を選択状態にしてスライダー110を操作する度に、複数の区画100の表示態様と、複数の区画100に表示する複数の画像データ31と、を共に変更させる。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(6)制御部70は、表示画面に設けられた複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示するよう制御する。制御部70は、閲覧者の指示に基づき、複数の区画100の表示態様と、複数の画像100と、を共に変更させるよう制御するこのようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(7)制御部70が変更させる複数の区画100の表示態様は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズである。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(8)制御部70は、閲覧者の指示が複数の画像データ31のいずれかに対する選択指示である場合には、選択指示の対象となった画像データ31に関連する他の画像データ31を表示させる。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像が自動的により多く表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(9)制御部70は、他の画像データ31を表示するに際し、複数の区画100に新たな区画100を追加し、その新たな区画100に他の画像データ31を表示する。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像を同時に多数閲覧に供することができる。
(10)閲覧者の指示は、閲覧者による画像データ31へのタッチ操作およびスライダー110へのタッチ操作である。このようにしたので、直感的な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る画像再生システムは、上述した各実施の形態で説明したものとは異なる操作形態を有している。以下、第3の実施の形態に係る画像再生システムと、上述した実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図9を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一の箇所については、第1の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
電子アルバム再生時の初期画面は、図5(a)に例示した表示画面73aである。閲覧者は、表示画面73aに表示された4つの画像データA1,B1,C1,D1から、興味のある画像データ31を見つける。第2の実施の形態と同様に、閲覧者は、その画像データ31が表示されている区画100にタッチ操作を行うことで、その画像データ31を選択状態にすることができる。
図9(a)は、画像データ31を選択状態にした直後の表示画面73gを例示する図である。画像データ31を選択状態にすると、制御部70は、表示画面に重畳して、操作パネル120aをポップアップ表示する。
図9(b)は、操作パネル120aの説明図である。操作パネル120aには、正方形のボタン121が計9個、3×3で配列されている。各々のボタン121は、特定の表示設定に関連付けられている。閲覧者がいずれかのボタン121に対してタッチ操作を行うと、制御部70は、画面表示に、そのボタン121に対応する表示設定を適用する。
図9(b)の例において、表示設定とは、画面に同時に表示される区画100の個数と、電子アルバムのページ数との組み合わせである。つまり、各々のボタン121には、区画100の個数とページ数とが関連付けられており、閲覧者がいずれかのボタン121にタッチ操作を行うと、区画100の個数とページ数とが変化する。いずれかのボタン121にタッチ操作が行われた時点で、操作パネル120aの表示は終了する。
区画100の個数は操作パネル120aの左右方向と連動している。操作パネル120aの左側にあるボタン121ほど、対応する区画100の個数は少なく、操作パネル120aの右側にあるボタン121ほど、対応する区画100の個数が多い。電子アルバムのページ数は操作パネル120aの上下方向と連動している。操作パネル120aの下側にあるボタン121ほど、対応するページ数は少なく、操作パネル120aの上側にあるボタン121ほど、対応するページ数は多い。
閲覧者は、選択状態にした画像データ31の関連画像データに対する関心の高さに応じて、タッチ操作を行うボタン121を選択する。例えば、関心が高く、より多くの関連画像データを閲覧したい場合には、操作パネル120aの右側にあるボタン121に対してタッチ操作を行えばよい。このとき制御部70は、図5(c)のように、多数の区画100で関連画像データを表示する。制御部70は、必要であれば、区画100の個数を増やす。また、ページ数が多いほど、選択状態にした画像データ31の関連画像データ以外の画像データ31を閲覧することが可能になる。従って、閲覧者は、より多様な画像データ31を閲覧したい場合には、操作パネル120aの上側にあるボタン121に対してタッチ操作を行えばよい。
図9(c)は、図9(b)に例示した操作パネル120aとは別種の操作パネル120bが表示されている表示画面73hを例示する図である。どの画像データ31も選択状態になっていないときに、閲覧者が所定のパネル表示操作を行うと、制御部70は、表示画面に重畳して、操作パネル120bをポップアップ表示する。所定のパネル表示操作は、例えばタッチパネル74に対するタッチ操作や不図示の操作部材への操作である。
操作パネル120bは、図9(b)に例示した操作パネル120aと同様に、計9個のボタン121を有している。各々のボタン121には、電子アルバムに含まれるカテゴリデータ33が示すカテゴリの名称が表記されている。図9(c)に図示したA〜Iの計9種類のアルファベットが、実際には、例えば「人物」、「移動車」等の各カテゴリの名称になる。
閲覧者は、表示された各カテゴリに対する関心の高さに応じて、タッチ操作を行うボタン121を選択する。制御部70は、タッチ操作が行われたボタンに対応するカテゴリの画像データ31がより多く表示されるように、画面表示を変更する。例えば、閲覧者が「A」というカテゴリの名称が表記されたボタン121にタッチ操作を行った場合、制御部70は、カテゴリAに属する画像データ31がより多く表示されるように、画面表示を変更する。制御部70は、必要であれば、区画100の個数を増やす。例えば、カテゴリAに属する画像データ31が、他のカテゴリに属する画像データ31よりも相対的に多い場合には、区画100の個数を増やす。逆に、カテゴリAに属する画像データ31が、他のカテゴリに属する画像データ31よりも相対的に少ない場合には、区画100の個数を減らす。
以上のように、制御部70は、操作パネル120a、120bを操作する度に、複数の区画100の表示態様と、複数の区画100に表示する複数の画像データ31と、を共に変更させる。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(11)制御部70は、表示画面に設けられた複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示するよう制御する。制御部70は、閲覧者の指示に基づき、複数の区画100の表示態様と、複数の画像データ31と、を共に変更させるよう制御する。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(12)制御部70が変更させる複数の区画100の表示態様は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズである。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(13)制御部70は、閲覧者の指示が複数のカテゴリのいずれかに対する選択指示である場合には、選択指示の対象となったカテゴリに関連し表示中の複数の画像データ31とは異なる他の画像データ31を表示させる。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像が自動的により多く表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(14)制御部70は、他の画像データ31を表示するに際し、複数の区画100に新たな区画100を追加し、その新たな区画100に他の画像データ31を表示する。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像を同時に多数閲覧に供することができる。
(15)閲覧者の指示は、閲覧者によるボタン121へのタッチ操作である。このようにしたので、直感的な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(第4の実施の形態)
上述した各実施の形態に係る画像再生システムは、静止画を記録した画像データ31を扱うものであった。第4の実施の形態に係る画像再生システムは、静止画を記録した画像データ31と、動画を記録した画像データ31とを扱うことができる。以下、第4の実施の形態に係る画像再生システムと、第1の実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図10を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一の箇所については、第1の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態において、画像データ31には、静止画が記録された画像データ31と、動画が記録された画像データ31とが含まれる。従って、1つの電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31にも、静止画と動画とが含まれることになる。制御部70は、区画100を、静止画表示用のものと、動画再生用のものに適宜分類する。例えば、画面に表示される区画100の半分を静止画表示用に、残りを動画再生用にする。あるいは、電子アルバムに含まれる画像データ31のうちの静止画の割合を、区画100に含まれる静止画表示用の区画100の割合とする。
図10は、電子アルバム再生時の表示画面73iを例示する図である。図5(a)に例示した表示画面73aとの違いは、第1区画100aおよび第4区画100dが、動画用の区画100である点である。制御部70は、動画用の区画100に重畳して、動画の再生を制御するための種々のGUI部品を画面に表示する。例えば図10では、第1区画100aおよび第4区画100dに重畳して、シークバー130およびボタン131が表示されている。シークバー130は、動画の再生位置を表示および設定するためのGUI部品である。ボタン131は、動画の再生を一時停止したり再開したりするGUI部品である。閲覧者は、これらのGUI部品を操作することで、動画の再生位置を設定したり、動画の再生を一時停止したり再開したりすることができる。
制御部70は、1つの動画再生用の区画100に対して、特定のカテゴリに属する複数の画像データ31(動画)を割り当てる。制御部70は、その区画100において、割り当てられた複数の画像データ31(動画)を順に再生する。つまり、複数の画像データ31(動画)を、1つの区画100において時分割的に再生する。カテゴリの特定方法は、第1の実施の形態で説明した静止画の場合と同様であるので、説明を省略する。そのカテゴリに属する複数の画像データ31(動画)から、区画100に割り当てる画像データ31(動画)を選択する方法は、例えば被写体抽出、手振れ大小などによる、既存の画像判定技術を用いて適宜定めればよい。
なお、区画100内で再生するのではなく、表示画面全体で動画を再生してもよい。この場合、制御部70は、閲覧者が特定の区画100に対する再生指示を入力したことに応じて、その区画100に割り当てられた複数の画像データ31の画面全体による再生を開始する。
また、1つの区画100内で時分割的に動画を再生する際、2つ目以降の動画が、区画100よりも小さなサイズで再生されるようにしてもよい。例えば、1つ目の動画は、区画100全体に広がって再生され、2つ目の動画は、区画100よりも一回り小さいサイズで再生される。このとき、2つ目の動画の周囲には、1つ目の動画の最終フレームの画像が表示され続ける。3つ目の動画は、更に一回り小さいサイズで再生される。このようにすると、その区画100に複数の動画が割り当てられていることを、一目で把握することができる。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、閲覧者は、静止画用の区画100にタッチ操作を行うことで、その区画100に表示されている画像データ31に興味があることを制御部70に指示することができる。つまり、このタッチ操作は、区画100に表示されている画像データ31の選択指示である。このタッチ操作が為された場合、制御部70は、第1の実施の形態と同様の処理を実行する。すなわち、このタッチ操作に応じて、図5(b)のように、表示画面73aに新たな区画100を追加する。その新たな区画100には、閲覧者が興味のある画像データ31に関連する他の画像データ31(関連画像データ)が表示される。もしくは、図5(c)のように、既存の区画100に表示する画像データ31を、タッチ操作が為された区画100に表示されている画像データ31と同一カテゴリの画像データ31に切り替える。
動画用の区画100に対するタッチ操作について説明する。閲覧者は、動画用の区画100に表示されたシークバー130に対して、タッチ操作の一種であるピンチイン操作およびピンチアウト操作を行うことができる。ピンチイン操作は、例えば2本の指でシークバー130に接触し、接触状態を保ったまま2本の指の間隔を狭めるタッチ操作である。ピンチアウト操作は、例えば2本の指でシークバー130に接触し、接触状態を保ったまま2本の指の間隔を広げるタッチ操作である。
閲覧者が特定の区画100のシークバー130に対して、ピンチアウト操作を行うと、制御部70は、その区画100に割り当てられた画像データ31(動画)を増加させる。例えば、2つの画像データ31(動画)が割り当てられた区画100のシークバー130に対して所定量のピンチアウト操作が為された場合、更に2つの画像データ31(動画)をその区画100に追加で割り当てる。結果として、その区画100には計4つの画像データ31(動画)が割り当てられた状態になる。追加で割り当てられる画像データ31(動画)は、その区画100に既に割り当てられている画像データ31(動画)と同一カテゴリに属する他の画像データ31(動画)である。
制御部70は、ピンチアウト操作の操作量の大きさに応じた数の画像データ31(動画)を割り当てる。つまり、大きくピンチアウト操作を行うと、より多くの画像データ31(動画)が割り当てられる。
なお、追加で割り当てられる画像データ31(動画)は、その区画100に既に割り当てられている画像データ31(動画)とは異なるカテゴリに属する他の画像データ31(動画)であってもよい。例えば、ある区画100に、カテゴリAに属する画像データA1、A2が割り当てられており、再生中の電子アルバムデータ32には、カテゴリAに属する他の画像データ31が存在しないとする。この場合、その区画100に、追加でカテゴリAに属する他の画像データ31を割り当てることができない。このような場合に、制御部70が、カテゴリA以外のカテゴリに属する画像データ31を新たにその区画100に割り当ててもよい。この場合において、カテゴリAに関連する他のカテゴリに属する画像データ31を割り当てることが望ましい。例えば、カテゴリAが「電車」である場合、「駅」など、「電車」に関連する別のカテゴリに属する画像データ31を割り当てることが望ましい。
閲覧者が特定の区画100のシークバー130に対して、ピンチイン操作を行うと、制御部70は、上述したピンチアウト操作と逆の処理を行う。すなわち、その区画100に割り当てられた画像データ31(動画)を減少させる。
なお、シークバー130ではなく、区画100に対してピンチアウト操作やピンチイン操作を行うようにしてもよい。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(16)制御部70は、表示画面に設けられた複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示するよう制御する。制御部70は、閲覧者の指示に基づき、複数の区画100の表示態様と、複数の画像データ31と、を共に変更させるよう制御する。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(17)制御部70が変更させる複数の区画100の表示態様は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズである。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(18)制御部70は、閲覧者の指示が複数の画像データ31のいずれかに対する選択指示である場合には、選択指示の対象となった画像データ31に関連する他の画像データ31を表示する。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像が自動的により多く表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(19)制御部70は、他の画像データ31を表示するに際し、複数の区画100に新たな区画100を追加し、その新たな区画100に他の画像データ31を表示する。このようにしたので、このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像を同時に多数閲覧に供することができる。
(20)閲覧者の指示は、閲覧者によるタッチパネル74へのタッチ操作である。このようにしたので、直感的な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(21)複数の画像データ31は、複数の動画を含む。制御部70は、複数の区画100のうち少なくとも1つの区画100に複数の動画を割り当て、1つの区画100において時分割的に複数の動画を再生する。このようにしたので、複数の動画を限定的な表示スペース内で再生することができる。
(22)制御部70は、閲覧者の指示が1つの区画100に対する選択操作であった場合には、複数の動画の少なくとも1つに関連する他の動画を用いて複数の動画の再生を変更する。このようにしたので、閲覧者の関心の高さに応じて再生される動画を適切に切り替えることができる。
(第5の実施の形態)
上述した第4の実施の形態に係る画像再生システムは、ピンチイン操作およびピンチアウト操作を行うことで、区画100に割り当てられた動画の数を増減させることが可能に構成されていた。第5の実施の形態に係る画像再生システムは、より多様な動画を閲覧可能な操作体系を有している。以下、第5の実施の形態に係る画像再生システムと、第4の実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図11〜13を参照して説明する。なお、第4の実施の形態と同一の箇所については、第4の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、電子アルバム再生時の表示画面73jを例示する図である。例えば区画100aには、各々がカテゴリAに属する、画像データA1、A2、A3が割り当てられている。画像データA1は、カテゴリAだけでなく、カテゴリBにも属している。画像データA2は、カテゴリAにのみ属している。画像データA3は、カテゴリAだけでなく、カテゴリCにも属している。再生中の電子アルバムデータ32には、カテゴリBに属する動画である他の画像データB1、B2と、カテゴリCに属する動画である他の画像データC1、C2、C3が含まれる。
このように、区画100aに割り当てられた動画に、更に関連する他の動画が存在する場合、制御部70は、区画100aに関連画像アピール操作部140を表示する。関連画像アピール操作部140は、第1区画100aと第2区画100bおよび第3区画100cとの境界部に表示される、横長のGUI部品である。関連画像アピール操作部140は、第1区画100aに現在割り当てられている画像データ31に関連する他の関連画像データの存在を示す指標である。閲覧者は、関連画像アピール操作部140を視認することで、第1区画100aに関連画像データが存在することを認識することができる。
閲覧者は、関連画像アピール操作部140に対して、タッチ操作の一種であるフリック操作を行うことができる。フリック操作は、例えば1本の指で関連画像アピール操作部140に接触し、接触状態を保ったままその指を画面下方向に移動させるタッチ操作である。
図12は、第1区画100aにおいて画像データA1が再生中であった場合に、関連画像アピール操作部140に対してフリック操作を行った後の表示画面73kを例示する図である。フリック操作が行われると、制御部70は、第1区画100aの下部に、新たに第5区画100eおよび第6区画100fを設ける。制御部70は、第1区画100a以外の既存の区画100である第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dを縮小して、第5区画100eおよび第6区画100fの表示領域を確保する。つまり制御部70は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを変更する。関連画像アピール操作部140は、第5区画100eおよび第6区画100fと、第2区画100bおよび第3区画100cとの間に移動する。
フリック操作が為されたとき第1区画100aにおいて画像データA1が再生中であった場合、制御部70は、新たに設けた第5区画100eおよび第6区画100fに、カテゴリBに属する動画である画像データB1、B2をそれぞれ割り当てる。つまり制御部70は、関連画像アピール操作部140にフリック操作が為されると、表示画面に新たな区画100を追加して、その新たな区画100に他の画像データ31(動画)を割り当てる。ここで新たに割り当てられる他の画像データ31(動画)とは、関連画像アピール操作部140に対応する区画100で再生中の画像データ31(動画)に関連する関連画像データである。
図13は、第1区画100aにおいて画像データA3が再生中であった場合に、関連画像アピール操作部140に対してフリック操作を行った後の表示画面73lを例示する図である。フリック操作が行われると、制御部70は、第1区画100aの下部に、新たに第5区画100e、第6区画100f、および第7区画100gを設ける。
フリック操作が為されたとき第1区画100aにおいて画像データA3が再生中であった場合、制御部70は、新たに設けた第5区画100e、第6区画100f、および第7区画100gに、カテゴリCに属する動画である画像データC1、C2、C3をそれぞれ割り当てる。つまり制御部70は、関連画像アピール操作部140にフリック操作が為されると、表示画面に新たな区画100を追加して、その新たな区画100に他の画像データ31(動画)を割り当てる。ここで新たに割り当てられる他の画像データ31(動画)とは、関連画像アピール操作部140に対応する区画100で再生中の画像データ31(動画)に関連する関連画像データである。
なお、第1区画100bにおいて、関連画像データが存在しない画像データA2を再生中である場合、関連画像アピール操作部140はフリック操作を受け付けない。このとき、関連画像アピール操作部140や第1区画100bの表示態様を変更し、関連画像データが存在しないことを閲覧者に示唆してもよい。例えば関連画像アピール操作部140の表示色を淡い色に変化させてもよい。関連画像アピール操作部140の表示態様に、これとは異なる意味合いを持たせることもできる。例えば、関連画像データが閲覧済みか否かで、関連画像アピール操作部140の色合いが変化してもよい。
また、既存の区画100を縮小して新たな区画100を設け、その新たな区画100に関連画像データを割り当てるのではなく、既存の区画100に直接関連画像データを割り当ててもよい。例えば図11(a)に例示した表示画面73jにおいて、第2区画100bおよび第3区画100cに、それぞれ画像データB1、B2を割り当ててもよい。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(23)制御部70は、表示画面に設けられた複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示するよう制御する。制御部70は、閲覧者の指示に基づき、複数の区画100の表示態様と、複数の画像データ31と、を共に変更させるよう制御する。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(24)制御部70が変更させる複数の区画100の表示態様は、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズである。このようにしたので、簡易な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(25)制御部70は、閲覧者の指示が複数の画像データ31のいずれかに対する選択指示である場合には、選択指示の対象となった画像データ31に関連する他の画像データ31を表示させる。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像が自動的により多く表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(26)制御部70は、他の画像データ31を表示するに際し、複数の区画100に新たな区画100を追加し、その新たな区画100に他の画像データ31を表示する。このようにしたので、閲覧者の関心が高い画像を同時に多数閲覧に供することができる。
(27)閲覧者の指示は、閲覧者によるタッチパネル74のタッチ操作である。このようにしたので、直感的な操作でレイアウトを変更可能な、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(28)複数の画像データ31は、複数の動画を含み、制御部70は、複数の区画100のうち少なくとも1つの区画100に複数の動画を割り当て、1つの区画100において時分割的に複数の動画を再生する。このようにしたので、複数の動画を限定的な表示スペース内で再生することができる。
(29)制御部70は、閲覧者の指示が1つの区画100に対する選択操作であった場合には、複数の動画の少なくとも1つに関連する他の動画を用いて複数の動画の再生を変更する。このようにしたので、閲覧者の関心の高さに応じて再生される動画を適切に切り替えることができる。
(30)制御部70は、複数の区画100のうち少なくとも1つの区画100について、その1つの区画100に表示されている画像データ31に関連する関連画像データが存在する場合、関連画像データの存在を示す指標である関連画像アピール操作部140を表示する。このようにしたので、関連画像データの存在を容易に把握することができる。
(31)制御部70は、関連画像アピール操作部140が表示されているときに閲覧者によりフリック操作が為されると、新たな区画100を追加し、新たな区画100に関連画像データを表示する。このようにしたので、簡易な操作で関連画像データを閲覧することができる、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(32)制御部70は、関連画像アピール操作部140を、関連画像アピール操作部140に対応する区画100とその区画100に隣接する他の区画100との境界部分に表示し、閲覧者によりフリック操作が為されると、境界部分に新たな区画100を追加し、新たな区画100に関連画像データを表示する。このようにしたので、互いに関連する画像データ31同士が近い場所で再生される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
次のような変形例の一つ、もしくは複数を上述した第1〜第5の実施の形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
区画100に表示する画像データ31の優先順位を決定する方法は、図6を用いて説明した方法と異なっていてもよい。例えば、閲覧者による画像データ31ごとの過去の閲覧時間および閲覧回数を記録しておき、その閲覧時間および閲覧回数に基づき優先順位を決定してもよい。また、SNS等による閲覧者の興味分析により決定してもよい。
優先順位だけでなく、区画100のサイズ等を過去の閲覧時間および閲覧回数に基づき決定してもよい。例えば、よく閲覧する画像データ31を表示する区画100のサイズを、他の区画100より大きくしてもよい。逆に、よく閲覧する画像データ31を表示する区画100のサイズを、他の区画100より小さくしてもよい。
動画の再生時間を、以上の情報に基づき決定してもよい。例えば、閲覧者が初めて閲覧する画像データ31(動画)は全期間を再生するが、既に何回か閲覧したことのある画像データ31(動画)は、その一部分(例えば重要部分)のみを再生するようにしてもよい。逆に、よく閲覧する画像データ31(動画)については、他の画像データ31(動画)よりも再生時間を長くしてもよい。
上述した変形例によれば、次の作用効果が得られる。
(33)制御部70は、閲覧者が過去に閲覧した画像データ31ごとの閲覧時間および閲覧回数の履歴に基づき、複数の区画100の表示態様と、複数の画像データ31と、を共に変更させる。このようにしたので、閲覧者ごとに最適化された表示装置を提供することができる。
(変形例2)
区画100に表示する画像データ31の優先順位を、画像データ31の編集履歴に基づき決定してもよい。例えば、サーバ3に画像データ31を送信する前に、いわゆるフォトレタッチソフトや動画編集ソフト等を用いて、画像データ31を加工編集することができるが、この加工編集に関する情報も画像データ31と共にサーバ3に送信する。この場合、制御部70が、加工編集の回数が多い画像データ31ほど優先的に表示するようにしてもよい。
上述した変形例によれば、次の作用効果が得られる。
(34)制御部70は、過去に為された編集操作の回数が多い画像データ31ほど優先的に複数の画像データ31として選択する。このようにしたので、編集者がより加工編集に力を入れた、品質の高い画像データ31を、優先的に閲覧者に閲覧させることができる。
(変形例3)
上述した各実施の形態では、タッチパネル74を用いたタッチ操作により携帯機器7を操作する例について説明した。つまり、閲覧者による指示は、全てタッチパネル74を用いたタッチ操作により制御部70に入力されていた。これを、他の操作部材(例えばメカニカルスイッチ等)を用いた操作で置き換えてもよい。
また、種々のセンサにより検出された閲覧者の所定動作で置き換えることも可能である。例えば、閲覧者の視線を撮像装置により検出し、視線の変化を閲覧者による指示とすることができる。別の例としては、赤外線センサ等により閲覧者の手の動きを検出し、所定の手の動きを指示とすることもできる。また、マイクロフォンで閲覧者の音声を検出し、所定の音声を指示とすることも可能である。
上述した変形例によれば、次の作用効果が得られる。
(35)閲覧者の指示は、所定のセンサにより検出された閲覧者の所定動作である。このようにしたので、より直感的に操作可能な表示装置を提供することができる。
(変形例4)
第4の実施の形態において、閲覧者のピンチイン操作およびピンチアウト操作は、1つの区画100に割り当てられた動画の数を増減させていた。これを、既に割り当てられている動画の再生時間を増減させるようにしてもよい。例えば、各々の動画の再生時間を予め1分だけに限定しておく。閲覧者がある区画100のシークバー130に対してピンチアウト操作を行うと、この1分という時間が2分や3分に増加する。ピンチアウト操作を行うと、逆に、50秒や40秒に減少する。また、その区画100に割り当てられている全ての動画の再生時間を増減させるのではなく、現在再生中の動画の再生時間のみを増減させるようにしてもよい。
(変形例5)
上述した各実施の形態において、携帯機器7はタブレット端末であったが、これを他の形態の端末としてもよい。例えば、いわゆるスマートフォンであってもよい。携帯機器7が、画面サイズの異なる種々の端末である場合、画面サイズに応じて区画100の個数を変化させることもできる。
(変形例6)
以上で説明した操作方法および表示方法は一例であり、異なる操作方法や表示方法を採用してもよい。例えば、第1の実施の形態では、特定の画像データ31をタッチすると、区画100を増やして、その画像データ31に関連する関連画像データを表示していた。これを、特定の画像データ31に対してピンチイン操作やピンチアウト操作を行うようにしてもよい。この場合、ピンチアウト操作が為されると、区画100を増やして、その画像データ31に関連する関連画像データを表示する。逆に、ピンチイン操作が為されると、区画100を減らす。その他、操作方法の変形例として、ピンチイン操作とピンチアウト操作を逆転させてもよいし、インジケータ111の位置を左右逆転させてもよい。
(変形例7)
以上で説明した操作方法および表示方法は一例であり、異なる操作方法や表示方法を採用してもよい。例えば、図14に示す様に、A1/B1/C1/D1の画像が表示された区画において、閲覧者がB1の画像をタッチすると、A1/B1の表示画像は変更せず、C1の画像が表示されていた区画を2つの区画に分割し、B1の画像に関連した画像B2/B3を表示し、D1の画像が表示されていた区画を2つの区画に分割し、C1とD1の画像を表示してもよい。次に、閲覧者がB1の画像(またはB2、B3の画像)を操作するとB1に関連する画像が表示されるようにしてもよい。
(変形例8)
以上で説明した操作方法および表示方法は一例であり、異なる操作方法や表所方法を採用してもよい。例えば、図15に示す様に、A1/B1/C1/D1の画像が表示された区画において、閲覧者が所望する画像を固定(ロック)し、その他の画像が表示されている区画部分の表示領域について区画分けと表示画像を変更することが可能である。閲覧者はA1/D1の画像に興味があり、2つの画像を変更しないために、画像を固定(ロック)する。画像の固定(ロック)の操作方法は、例えば画像を長押ししてロック(鍵)マークを付けて区別してもよいし、ダブルタップする操作でロック(鍵)マークを付けてもよい。閲覧者によってロック(鍵)マークが付けられた画像は、その後の区画や表示画像が変化した場合でも、変化しない。閲覧者が画像に付けられたロック(鍵)マークを解除すると、その後の操作により表示画像の区画の変化や、画像の削除が可能になる。閲覧者によって画像を固定(ロック)する場合、表示画面の区画が6区画であれば固定(ロック)可能な区画は1区画から5区画までとなり、固定(ロック)されなかった残りの1区画が今後の処理で変化していく、つまり区画が分割され、新しい画像が区画に割り当てられるようになる。
また、例えば閲覧者がA1の表示画像の区画の真ん中に線をひくような操作を行うと、区画が2分割されて新しい2つの区画にA1に関連する画像を表示してもよい。
(その他の変形例)
上述の各実施の形態では、表示形態は携帯機器について述べたが、表示形態は携帯機器に限定されたものではなく、例えばタブレット端末やカメラボディ、テレビなどタッチ操作可能な表示機器であれば適用される。なお、タッチ操作に関して記述してきたが、パソコンのマウス操作や釦操作、または音声による指示操作や視線による指示操作、などのように選択可能な操作であればタッチ操作に限定されるものではない。
また、上述した各実施の形態では、複数の区画100が表示画面全体を覆っていた。これを、各々の区画100の間に、隙間が設けられるようにしてもよい。つまり、複数の区画100は必ずしも表示画面全体に隙間なく敷き詰められていなくてもよい。表示方法に関する他の例としては、液晶ディスプレイ73の代わりに、国際公開WO2013/077338号公報に記載されているような、空中に立体像を表示する表示装置を採用することができる。
また、上述した各実施の形態では、表示画面を縦姿勢(図5に示す様に、表示画面の長辺が縦方向、短辺が横方向となる位置を縦姿勢とする)の姿勢で閲覧者が閲覧しているケースについて述べているが、表示画面を横姿勢(縦姿勢とは異なり、表示画面の長辺が横方向、短辺が縦方向となる位置を横姿勢とする)の姿勢で閲覧者が閲覧するケースがあってもよい。閲覧者が表示画面を横姿勢で閲覧するケースでも、表示画面を縦姿勢で閲覧するケースと比較して、閲覧者の操作方法や画像の表示方法に変更はない。しかし、表示画面の縦姿勢と横姿勢で閲覧するケースでは、表示画面の区画の割り方や表示する画像の順番が異なってもよい。
また、表示画面に画像を順次表示していく際に、画像が表示されない区画が生じてもよい。この画像が表示されない区画は、例えば関連する画像がもうないということを示し、或いは閲覧者がコメントを記入するためのメモ欄として空白の区画を利用することも可能である。
また、閲覧者が閲覧を終了する際は、最終表示画面の区画と表示画像の内容をメモリ(携帯機器やカメラの内部メモリ、SDカードなどの外部記録媒体、PCやクラウド上の記録空間)にファイルとして保存してもよいし、保存せず閲覧機能を終了してもよい。ファイルとして保存する形態は、最終表示画面に表示された画像と最終区画の両方を保存してもよいし、最終表示画面に表示された画像のみ、または最終区画のどちらかのみを保存してもよい。最終表示画面の形態を保存した場合は、閲覧者はメモリから保存したファイルを選択することで閲覧を再開することができる。例えば、閲覧者が最終表示画面に表示された画像と最終区画の両方を保存した場合、閲覧者は保存したそのファイルを選択すると、閲覧を終了した画面を表示することができる。また、閲覧者が最終区画のみを保存した場合、閲覧者が保存された区画分割を選択すると、表示画面がその区画に分割され、任意の画像が割り当てられ表示される。また、閲覧者が最終表示画面に表示された画像のみを保存した場合、保存された画像ファイルから読み出されると、表示画面は画像の枚数に適した区画に分けられ、画像が表示される。もしくは、保存された画像が1枚ずつ順次表示されてもよい。
また、閲覧者が閲覧操作を継続して行うと、表示画面に表示される区画のサイズが徐々に小さくなり、区画に割り当てられた表示画像が確認しにくい場合が起こり得る。そのような場合においては、区画のサイズに制限を設けてもよい。区画のサイズの制限(最小区画サイズ)は、閲覧者が設定してもよいし、表示画面の大きさに基づいて表示装置があらかじめ設定していてもよい。例えば上記変形例8のようにロックされた画像がある場合は、表示画像と区画を変更できる表示部分が少なくなるため、閲覧者操作の回数が少ない間に最小区画サイズに至る。逆に、区画のサイズの最大は、表示画面に画像を1枚だけ表示するサイズとしてもよい。
また、初期の表示画面において閲覧者にとって興味がない画像が表示されている場合に、閲覧者は例えばスライド操作のような操作により興味のない画像については削除することも可能である。
また、表示画像の1つを拡大して表示したい場合は、閲覧者のタッチ操作やスライド操作で拡大可能であり、拡大表示を終了すると、拡大操作前の元の画面(表示画像と区画ともに)に戻る。
なお、分割したい区画に仕切りを設けるような操作(例えば線を引くような操作)を行った場合は、区画をそのように分かれた区画に分割し、各々の区画に画像を表示することが可能である。
表示画面に対して、タッチ操作以外の操作を適用可能にしてもよい。以下、具体的な操作の例を説明する。
図25は、変形例における表示画面の例を示す図である。例えば、最初に図25(a)に示す表示画面730aが表示されているものとする。表示画面730aには5つの区画が設けられている。5つの区画にはカテゴリAに属する画像データA1と、カテゴリBに属する画像データB1と、カテゴリCに属する画像データC1と、カテゴリDに属する画像データD1と、カテゴリEに属する画像データE1と、がそれぞれ表示されている。
閲覧者が画像データA1を(すなわち画像データA1が表示されている区画を)第1の時間(例えば3秒)だけ長押しすると、制御部70は表示画面730aを図25(b)に示す表示画面730bに変化させる。すなわち、各区画は画面左方向に全体的に縮小され、画面右側に縦長の領域731が設けられる。この領域731には、新たに画像データA2、画像データA3、画像データA4、画像データA5をそれぞれ表示する4つの区画が設けられる。これら4つの画像データA2〜A5は、閲覧者が長押しした画像データA1の関連画像データである。
図25(b)に示す表示画面730bにおいて、閲覧者が画像データA1を再び第1の時間だけ長押しすると、制御部70は表示画面730bを図25(c)に示す表示画面730cに変化させる。すなわち、画面右側に設けられている領域731において、既存の区画が画面上方向に少しずつ縮小されると共に、それらの区画の下方向に新たに4つの区画が設けられる。追加された4つの区画には、閲覧者が長押しした画像データA1の関連画像データである画像データA6、A7、A8、A9がそれぞれ表示される。
このように、閲覧者が第1の時間の長押しを行う度に、領域731における関連画像データの表示数が増えていく。
図25(a)に示す表示画面730aにおいて、閲覧者が画像データA1を第1の時間よりも長い第2の時間(例えば5秒)だけ長押しすると、制御部70は表示画面730aを図25(c)に示す表示画面730cに変化させる。つまり、第2の時間の長押しを行うと、制御部70は、閲覧者が第1の時間の長押しを2回繰り返した場合と同様に、表示画面730cを表示する。
なお、長押し操作以外の操作によって図25(b)に示す表示画面730bや図25(c)に示す表示画面730cを表示するようにしてもよい。例えば表示画面730aにおいて閲覧者が2点同時タッチ操作(2本の指を画面に接触させる操作)を行うと、制御部70が表示画面730aを図25(b)に示す表示画面730bに変化させる。2点同時タッチ操作ではなく2点フリック操作(2本の指を画面に接触させたまま、それらの指を画面のいずれかの方向に動かす操作)を採用してもよい。
図25(a)に示す表示画面730aにおいて、閲覧者が画像データA1をタッチすると、制御部70は表示画面730aを図25(d)に示す表示画面730dに変化させる。すなわち、画像データB1、C1、D1、E1を表示している各区画が画面下方向に縮小されると共に、画像データA1を表示している区画の下方に新たに3つの区画が設けられる。それら3つの区画には、閲覧者がタッチした画像データA1の関連画像である画像データA2、A3、A4が表示される。
このように、閲覧者がタッチ操作を行う度に、関連画像データの表示数が増えていく。
図25(d)に示す表示画面730dにおいて、閲覧者が画像データA1を数回タッチした後の表示画面730eを図25(e)に示す。図25(e)では、図25(d)に存在した各区画は図25(d)よりも小さく縮小されると共に、新たに11個の区画が設けられている。これら11個の区画には、閲覧者が繰り返しタッチした画像データA1の関連画像データである画像データA5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、A13、A14、A15が表示される。
以上のように、閲覧者が画像データA1をタッチする度に、制御部70は表示画面に画像データA1の関連画像データを表示する新たな区画を追加する。制御部70は、いずれかの区画(もしくは所定数以上の区画)のサイズが、予め定められた最小サイズに達している場合、閲覧者によってそれ以上のタッチ操作が行われても区画を増やさない。代わりに、制御部70は、既存の区画に表示されている画像データを、他の画像データに置き換える。
例えば、図25(e)に示す表示画面730eにおいて、いずれかの区画のサイズが所定の最小サイズに達しているものとする。このとき、閲覧者が画像データA1をタッチすると、制御部70は、表示画面730eを、図25(f)に示す表示画面730fに変化させる。ここでは、横一列に配置された4つの区画に表示されていた画像データA4〜A7が、画像データA1の関連画像データである画像データA16、A17、A18、A19に変化している。
例えば、図25(e)に示す表示画面730eにおいて、いずれかの区画のサイズが所定の最小サイズに達しているものとする。このとき、閲覧者が画像データB1をタッチすると、制御部70は、表示画面730eを、図25(g)に示す表示画面730gに変化させる。ここでは、横一列に配置された4つの区画に表示されていた画像データA4〜A7が、画像データB1の関連画像データである画像データB2、B3、B4、B5に変化している。
なお、図25(f)および図25(g)に例示したパターンとは異なるパターンで、表示画像を変化させてもよい。例えば、画像データA4〜A7を他の画像データに変更するのではなく、画像データA8〜A11を他の画像データに変更してもよい。また、横一列に配置された4つの区画以外の区画の表示内容を変更してもよい。
また、いずれかの区画のサイズが最小サイズに達しているときに閲覧者が画像データB1をタッチした場合、制御部70が、画像データA1の関連画像データが表示されている区画をすべて表示画面から取り除くと共に、画像データB1の関連画像データを表示するための区画を表示画面に追加するようにしてもよい。もしくは、いずれかの区画のサイズが最小サイズに達している場合、閲覧者がいずれかの区画をタッチしても、区画の数、大きさ、表示される画像データなどが変化しないようにしてもよい。その場合、制御部70が、これ以上区画を追加できない旨のメッセージを表示してもよい。
なお、図25(b)〜図25(g)に例示した各表示画面において、制御部70は画像データB1、C1、D1、E1を常に表示していたが、新たな区画を追加したり表示される画像データを変更したりする際、画像データB1、C1、D1、E1のうちのいずれか1つ以上の画像データを表示画面に表示されないようにしてもよい。表示されなくなる画像データは、例えば閲覧者の画像データに対する興味度合い(より高い画像データほどより表示され続ける)、電子アルバムデータ32に含まれる関連画像データの総数(より多い画像データほどより表示され続ける)などにより決定することが望ましい。
なお、図25(b)に示す表示画面730bにおいて、閲覧者が画像データA1を第1の時間だけ長押しした場合に、制御部70が図25(c)に示す表示画面730cではなく、図25(d)に示す表示画面730dに表示画面を変化させてもよい。
次に、図25(d)において、閲覧者が画像データB1をタッチした場合について説明する。このタッチ操作に応じて制御部70は、表示画面730dを、図26(a)に示す表示画面730hに変化させる。すなわち制御部70は、画像データA1およびその関連画像データA2、A3、A4を表示する区画のサイズを小さくすると共に、タッチされた画像データB1の関連画像データB2、B3、B4をそれぞれ表示する3つの区画を表示画面に追加する。画像データA1およびその関連画像データA2、A3、A4は既に閲覧済みであるため、制御部70はこれらの画像データを他の区画よりも小さい区画内に表示する。
なお、図25(d)において、閲覧者が画像データB1をタッチした場合、制御部70は、表示画面730dを図26(b)に示す表示画面730iに変化させてもよい。すなわち制御部70は、画像データA1〜A4を表示したまま、タッチされた画像データB1の関連画像データB2、B3を表示する2つの区画を表示画面に追加する。
なお、図25(d)において、閲覧者が画像データB1をタッチした場合、制御部70は、表示画面730dを図26(c)に示す表示画面730jに変化させてもよい。すなわち制御部70は、画像データA2〜A4を表示する区画を表示画面から取り除く。換言すると、制御部70は、カテゴリAに属する画像データA1〜A4のうち、画像データA1を表示する区画のみを残し、それ以外の画像データを表示する区画を表示画面から取り除く。制御部70は、タッチされた画像データB1の関連画像データB2、B3、B4を表示する3つの区画を表示画面に追加する。ここで残す区画は、カテゴリAに属する画像データA1〜A4のうち、画像データA1以外の画像データを表示する区画であってもよい。例えば、画像データA2を表示する区画を表示画面に残し、画像データA1、A3、A4を表示する区画を表示画面から取り除いてもよい。
なお、図25(d)において、閲覧者が画像データB1をタッチした場合、制御部70は、表示画面730dを図26(d)に示す表示画面730kに変化させてもよい。すなわち制御部70は、画像データA1〜A4を表示する区画を表示画面から取り除くと共に、タッチされた画像データB1の関連画像データB2、B3、B4、B5を表示する区画を表示画面に追加する。
なお、図25(d)において、閲覧者が画像データB1をタッチした場合、制御部70は、表示画面730dを図26(e)に示す表示画面730lに変化させてもよい。すなわち制御部70は、画像データA2〜A4を表示する区画を表示画面から取り除く。換言すると、制御部70は、カテゴリAに属する画像データA1〜A4のうち、画像データA1を表示する区画のみを残し、それ以外の画像データを表示する区画を表示画面から取り除く。制御部70は、タッチされた画像データB1の関連画像データB2、B3、B4と、新たな画像データF1とを表示する4つの区画を表示画面に追加する。新たな画像データF1は、これまで表示されていた画像データA1、B1、C1、D1、E1などとは異なるカテゴリの画像である。ここで表示画面に残す区画は、画像データA1〜A4のうち、画像データA1以外の画像データを表示する区画であってもよい。例えば、画像データA2を表示する区画を表示画面に残し、画像データA1、A3、A4を表示する区画を表示画面から取り除いてもよい。
なお、図25(d)において、閲覧者が画像データB1をタッチした場合、制御部70は、表示画面730dを図26(f)に示す表示画面730mに変化させてもよい。すなわち制御部70は、画像データA1〜A4を表示する区画を表示画面から取り除くと共に、タッチされた画像データB1の関連画像データB2、B3、B4と、新たな画像データF1とを表示する4つの区画を表示画面に追加する。新たな画像データF1は、これまで表示されていた画像データA1、B1、C1、D1、E1などとは異なるカテゴリの画像データである。
図25(b)、(c)に例示した領域731に対する操作について説明する。領域731内に配置された各区画に表示される画像データを、例えば上下方向へのフリック操作などにより閲覧者が任意に変更可能にしてもよい。例えば、図25(b)に示す表示画面730bにおいて、閲覧者が領域731に対して画面下方向へのフリック操作を行うと、制御部70は、表示画面730bを、図27(a)に示す表示画面730nに変更する。すなわち制御部70は、領域731内に表示されている画像データA2〜A5(いずれも画像データA1の関連画像データ)を、他の関連画像データA6〜A9に変更する。
更に、領域731を用いて、画像データA1が表示されている区画に、他の画像データを表示することができるようにしてもよい。例えば、図25(a)に示す表示画面730aにおいて、閲覧者が画像データA1を2つの指でタッチすると、制御部70は、表示画面730aを図27(b)に示す表示画面730oに変化させる。表示画面730oは、図25(b)に示す表示画面730bに似ているが、領域731内の特定の1つの区画732が、他の区画とは異なる態様で表示される点が異なっている。例えば区画732は、特別な枠で囲まれていたり、他の区画とは異なる色彩を有していたりする。
閲覧者が画像データA1を1つの指でタッチした状態のまま、もう1つの指で領域731に対して上下方向へのフリック操作を行うと、制御部70は、領域731内の各区画に表示される画像データをスクロールさせる。例えば図27(b)に示す表示画面730oにおいて、閲覧者が領域731に対して上方向へのフリック操作を行うと、制御部70は、表示画面730oを図27(c)に示す表示画面730pに変化させる。表示画面730pにおいて、領域731内の各区画には、表示画面730oとは1つずれて画像データが表示されている。例えば図27(b)に示す表示画面730oでは、区画732に画像データA2が表示されており、その1つ下の区画には画像データA3が表示されていた。図27(c)に示す表示画面730pでは、区画732には画像データA3が表示され、その1つ下の区画には画像データA4が表示される。
閲覧者が、特別な区画732に画像データA3が表示されているときに、画像データA1をタッチしている指を画面から離すと、制御部70は、画像データA1と画像データA3とを入れ替える。入れ替えが為された後の表示画面730qを図27(d)に示す。
以上のように、区画内に表示されている画像データを、他の関連画像データに入れ替えることができるようにすることで、閲覧者が表示画面を任意にカスタマイズすることができるようになる。
更に、閲覧者が特定の状態の表示画面をデフォルトの表示画面に指定できるようにしてもよい。例えば区画の配置や個数、それらの区画に表示される画像データ等を閲覧者がカスタマイズした後に、閲覧者が所定の操作(例えば不図示のボタンの押下操作)を行うと、制御部70は区画の配置や個数、それらの区画に表示される画像データ等の情報を記憶する。制御部70は、次回以降の電子アルバムデータ32の再生開始時に、その記憶した情報に基づき、表示画面における区画の配置や個数、それらの区画に表示される画像データ等を復元する。
以上で説明した各実施の形態や変形例において、新たな関連画像データを表示するに際し、関連画像データがこれ以上存在しない場合に、その旨を示すメッセージを表示するようにしてもよい。また、関連画像データがまだ残っている場合に、その旨を示すアイコン等を画面に表示してもよい。関連画像データが残っていることを、アイコン等とは異なる態様で示唆してもよい。例えば、カテゴリAに属する関連画像データA2、A3、A4が表示されており、まだカテゴリAに属する未表示の関連画像データA5、A6、A7等が残っている場合に、関連画像データA4を表示している区画内に、一定時間ごとに関連画像データA5、A6、A7等を順次表示することで、それらの関連画像データが残っていることを示唆してもよい。
複数の区画に表示されている画像データ同士が関連画像データ同士であることを閲覧者に対して示唆してもよい。例えば、区画の枠の色を、その区画内に表示している画像データのカテゴリごとに共通にしたり、区画内の所定位置(右上隅など)に、その区画内に表示している画像データのカテゴリに対応するアイコンを重畳表示したりしてもよい。
以上の説明において言及した「画像データ」は、例えばカメラ等による撮像画像(静止画、動画)だけではなく、表示可能な任意のデータを含む。例えばテキストデータや整形済みの文書データ、プレゼンテーションに用いるスライドデータ等のデータを、上述した画像データとして扱うことが可能である。
スライドデータの例について説明する。例えば制御部70は、4つのスライドデータのタイトルページ(または目次ページ)を4つの区画に表示する。閲覧者がいずれか1つの区画をタッチすると、制御部70は、その区画に対応するスライドデータ内の各ページを各区画に表示する。つまり、1つのスライドデータ内の各ページを、同一のカテゴリに属する関連画像データとして扱うことができる。このようにすることで、多数のスライドデータの内容を一挙に確認することができる。
また、区画をタッチする強さや長さに応じて、その区画に対応するスライドデータ内の各ページを各区画に表示する際のページ数が変化するようにしてもよい。例えば、より強く、より長くタッチするほど、より多くのページが追加で表示されるようにしてもよい。
テキストデータの例について説明する。例えば制御部70は、4つのテキストデータからそれぞれ抽出された4つの文章を、4つの区画に表示する。閲覧者がいずれか1つの区画をタッチすると、制御部70は、その区画に対応するテキストデータ内の各文章を各区画に表示する。
また、テキストデータと画像データとを組み合わせて表示してもよい。例えば結婚式で撮影した写真(画像データ)と撮影者のメッセージ(テキストデータ)とが電子アルバムデータ32内に互いに関連付けて記憶されている場合、制御部70は、ある区画に画像データを表示する際、他の区画に、その画像データに対応するテキストデータを画像データに連動して表示する。また、ある区画に日付を表示し、他の区画にはその日付に撮った写真(画像データ)を表示するようにしてもよい。この場合、閲覧者は日付が表示された区画をタッチして日付を変更することができる。閲覧者が日付を変更すると、制御部70は、他の区画に表示される画像データをその日付に撮影された画像データに変更する。
動画像データを再生する例を説明する。図28(a)に示す表示画面730rには、動画像データA1と、静止画像データC1、D1、E1とが表示されている。初期状態において、動画像データA1は停止中である。閲覧者が動画像データA1をタッチすると(動画像データA1が表示されている区画をタッチすると)、制御部70は動画像データA1の再生を開始する。すなわち、動画像データA1は再生中状態になる。
動画像データA1の再生中に、閲覧者が動画像データA1をタッチすると、制御部70はタッチされた時点における動画像データA1の再生中フレームB1を、動画像データA1が表示されている区画とは別の区画に表示する。例えば制御部70は、図28(b)に示す表示画面730sのように、新たな区画を表示画面に追加すると共に、その新たな区画に動画像データA1の再生中フレームB1を表示する。
動画像データA1の再生が完了すると、制御部70は、引き続き、動画像データA1の関連画像データである動画像データA2、A3等の再生を同じ区画内で開始する。例えば図2(c)に示す表示画面730tのように、それらの動画像データの再生中も、前述の再生中フレームB1は表示画面に表示されたままである。動画像データA3の再生中に閲覧者が動画像データA3をタッチすると、制御部70は、先ほどと同様に、タッチされた時点における動画像データA3の再生中フレームB3を、動画像データA3が表示されている区画とは別の区画に表示する。例えば制御部70は、図28(d)に示す表示画面730uのように、新たな区画を表示画面に追加すると共に、その新たな区画に動画像データA3の再生中フレームB3を表示する。
動画と静止画を同時に撮影するカメラが知られている。例えば動画撮影中に所定操作を行ったり特定の被写体が検出されたりすると、動画の撮影を継続したまま、静止画を撮影するカメラが知られている。そのようなカメラで撮影した動画と静止画のペアを、通常の動画や静止画とは異なる態様で表示してもよい。
(第6の実施の形態)
以下、第6の実施の形態について説明する。なお、上述した第1の実施の形態と同一の箇所については同一の符号を付し、説明を省略する。
図16は、記憶装置30に記憶されているデータの模式図である。記憶装置30は、複数の画像データ31および複数の電子アルバムデータ32を記憶している。画像データ31は、カメラ5によって作成された、例えばJPEG形式の画像ファイルである。本実施の形態において、画像データ31は、静止画を記録した画像ファイルである。
電子アルバムデータ32は、電子アルバムを表現するデータである。電子アルバムデータ32は、複数の画像データ31が関連付けられたデータである。ユーザは、例えば情報端末4を操作することにより、電子アルバムデータ32の作成および編集を行うことができる。ユーザは、複数の画像データ31を適宜選択し、選択した画像データ31が関連付けられた電子アルバムデータ32を作成する。以下の説明では、電子アルバムデータ32に関連付けられた画像データ31を、その電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31と呼ぶ。
図17は、携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図である。フラッシュメモリ72には、上述した制御プログラム等に加えて、スケジュールデータ720が記憶されている。スケジュールデータ720は、携帯機器7を利用するユーザのスケジュールに関するデータである。携帯機器7のユーザは、いわゆるスケジューラプログラムを用いて、スケジュールデータ720の表示や編集を行うことができる。
図18は、スケジュールデータ720の構造を示す模式図である。スケジュールデータ720は、日付7201、時間帯7202、および予定内容7203の組を複数有し、その他にも場所や移動手段の情報なども記録していてもよい。個々の組は、ユーザの予定1つを示している。例えば、図18に例示する予定720aは、10月15日の10時から11時までの期間、ユーザに「ミーティングA」という予定が存在することを示している。携帯機器7は、例えばスケジュールデータ720に基づきカレンダーと共にユーザの予定を表示する、いわゆるスケジュールプログラムを実行することができる。ユーザは、このようなプログラムを操作して、スケジュールデータ720を編集することができる。このようなプログラムは周知であり説明を省略する。
携帯機器7は、記憶装置30に記憶されている電子アルバムデータ32に基づき、電子アルバムを再生することができる。携帯機器7のユーザは、携帯機器7に対して、記憶装置30に記憶されている電子アルバムデータ32から再生したい電子アルバムデータ32を特定する指示を入力する。携帯機器7は、特定された電子アルバムデータ32をサーバ3から受信して電子アルバムの再生処理を実行する。以下、電子アルバムの再生処理を説明する。
図19(a)は、電子アルバム再生時の表示画面73aを例示する図であり、図19(b)は、図19(a)の表示画面73aとは異なる表示画面73bを例示する図である。図19(a)の表示画面73aは、タイル状に、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dに区切られている。以下の説明では、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100d等の区画を区画100と総称する。各々の区画100は、長方形の形状を有しており、そのサイズおよび位置は様々である。なお、区画100の形状は長方形に限らず、正方形やひし形などの形状でもよい。
図19(b)の表示画面73bは、図19(a)に例示した表示画面73aに、更に、第5区画100eおよび第6区画100fを追加した構成を有している。制御部70は、第1区画100a以外の既存の区画100である第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dを縮小して、第5区画100eおよび第6区画100fの表示領域を確保する。つまり制御部70は、図19(a)に例示した表示画面73aと図19(b)に例示した表示画面73bとで、複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを異ならせている。
制御部70は、電子アルバムの再生処理において、図19(a)に例示した表示画面73aと、図19(b)に例示した表示画面73bとを、スケジュールデータ720に基づき使い分ける。以下、スケジュールデータ720に基づく表示画面の選択方法について説明する。
表示装置は、閲覧者を確認するための撮像装置による顔認証や指紋認証、音声認証などのセンサを備えている。表示装置は、それらのセンサ等により、閲覧者が誰であるのかを特定することが可能である。
制御部70は、電子アルバムの再生に際し、スケジュールデータ720を読み出し、閲覧者の本日のスケジュールを調べる。ここで、閲覧者のスケジュールを読み出す方法としては、例えばクラウドに保存されている閲覧者のスケジュールデータを無線通信により取得する方法がある。他にも、表示装置と連携したデバイス(例えばスケジュール管理のソフトを備えたスマートフォン等の携帯機器)に閲覧者のスケジュールが保存されており、表示装置の制御部が閲覧者を上記方法で特定したら、連携したデバイスから閲覧者のスケジュールを読み出してもよい。制御部70は、スケジュールデータ720から、日付7201(図18)が本日の日付と一致するスケジュールを抽出する。制御部70は、0時から24時までの時間帯のうち、抽出したスケジュールの時間帯7202に含まれていない時間帯、すなわち予定が組まれていない時間帯(空き時間帯)を算出する。制御部70は、空き時間帯の長さが一定時間未満である場合には、図19(b)に例示した表示画面73bを用いて電子アルバムを再生する。他方、制御部70は、空き時間帯の長さが一定時間以上である場合には、図19(a)に例示した表示画面73aを用いて電子アルバムを再生する。つまり制御部70は、スケジュールが所定程度以上に過密である場合には、スケジュールが所定程度以上に過密でない場合よりも複数の区画100の個数を増やす。
制御部70は、図19(a)の表示画面73aを用いて電子アルバムを再生する場合、再生対象の電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31から、4つの画像データ31a,31b,31c,31dを選択し、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、および第4区画100dにそれぞれ表示する。なお、画像データ31a〜31dのサイズや縦横比は、表示対象の区画100のサイズや縦横比と必ずしも一致しない。制御部70は、画像データ31a〜31dを区画100に収まるように適宜加工して表示する。例えば、画像データ31aを第1区画100aに表示するに際し、画像データ31aを拡大または縮小したり、画像データ31aの一部を切り出したり、画像データ31aの周囲に余白を設けて縦横比を調節したりする。
閲覧者は、例えばタッチパネル74に対するタッチ操作や不図示の操作部材への操作により、ページ送りやページ戻し等のページ移動操作を行うことが可能である。閲覧者がページ移動操作を行うと、制御部70は、複数の区画100の表示態様をそのままに、各区画100a〜100dに表示する画像データ31a〜31dを他の画像データ31に切り替えてもよい。
また、表示画面のページ切替は閲覧者のページ移動操作による方法の他に、例えば表示装置が閲覧者を識別するセンサ(例えば顔認証を行う撮像装置)を備えており、閲覧者を特定してから一定時間(例えば5秒)後に自動でページを切り替えてよい。または、閲覧者の音声指示や、表示されている複数の画像から閲覧者が1つを選択する操作によりページを切り替えてもよい。
なお、ページ移動操作によって、電子アルバムに含まれる全ての画像データ31を必ずしも鑑賞可能にしなくてもよい。また、所定の優先順位に基づき、ページ移動操作によって新たに表示される画像データ31を決定してもよい。例えば被写体抽出、縦横構図などによる、既存の画像判定技術によって、電子アルバムに含まれる多数の画像データ31について優先順位を決めることができる。
制御部70は、図19(b)の表示画面73bを用いて電子アルバムを再生する場合、再生対象の電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31から、6つの画像データ31a,31b,31c,31d,31e,31fを選択し、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、第4区画100d、第5区画100e、および第6区画100fにそれぞれ表示する。図19(a)に例示した表示画面73aと比べて、1つのページにより多くの画像データ31を表示することができるので、空き時間帯の少ない、忙しい閲覧者にとって、よりスピーディーで好ましい再生処理を提供することができる。
なお、以上の説明では、図19(a)の表示画面73aと、図19(b)の表示画面73bとを例示したが、より多くの表示画面を空き時間帯の長さに応じて切り替えてもよい。例えば、互いに区画100の個数が異なる10種類の表示画面を用意し、空き時間帯の長さを10段階に分けて10種類の表示画面を切り替えるようにしてもよい。
図20は、再生処理のフローチャートである。ステップS10で、制御部70に、再生対象となる電子アルバムデータ32を特定する指示が入力される。閲覧者は、電子アルバムデータ32を特定するために、例えば電子アルバムの名称やURL等を、タッチパネル74等の入力装置により入力する。ステップS20で、制御部70は、再生対象の電子アルバムデータ32をサーバ3から受信する。
ステップS30で、制御部70は、スケジュールデータ720を読み出して、閲覧者の本日のスケジュールを集計し、本日の閲覧者の空き時間帯を算出する。ステップS40で、制御部70は、空き時間帯の長さが一定時間以上か否かを判定する。空き時間帯が一定時間以上の長さである場合、制御部70は処理をステップS50に進める。ステップS50で、制御部70は、図19(a)に例示した、より区画100の個数がより少ない表示画面73aを選択し、処理をステップS70に進める。他方、ステップS40において空き時間帯が一定時間未満の長さである場合、制御部70は処理をステップS60に進める。ステップS60で、制御部70は、図19(b)に例示した、より区画100の個数がより多い表示画面73bを選択し、処理をステップS70に進める。
ステップS70で、制御部70は、電子アルバムデータ32に含まれる画像データ31から、表示画面に表示する4つまたは6つの画像データ31を選択する。ステップS80で、制御部70は、ステップS70で選択した4つまたは6つの画像データ31を、図19(a)に例示した4つの区画100a〜100d、または図19(b)に例示した6つの区画100a〜100fにそれぞれ表示する。
ステップS90で、制御部70は、所定のページ移動操作が入力されたか否かを判定する。ページ移動操作が入力されていなかった場合、制御部70は処理をステップS120に進める。他方、ページ移動操作が入力されていた場合、制御部70は処理をステップS100に進める。
ステップS100で、制御部70は、現在選択されている画像データ31とは異なる画像データ31を選択する。ステップS110で、制御部70は、選択したそれらの画像データ31が区画100に表示されるよう、画面表示を更新する。ステップS120で、制御部70は、所定の再生終了操作が為されたか否かを判定する。再生終了操作が為されていない場合、制御部70は、処理をステップS90に進める。再生終了操作が為されていた場合、制御部70は、電子アルバムの再生処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)制御部70は、表示画面に設けられた、鑑賞するユーザの属性に関するユーザ情報の一種であるスケジュールデータ720に基づく表示態様を有する複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示する。このようにしたので、煩雑な操作なしで最適な画面が表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(2)制御部70は、ユーザ情報に基づき複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを決定する。このようにしたので、ユーザに応じた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(3)ユーザ情報とは、ユーザの少なくとも鑑賞当日のスケジュールに関するスケジュールデータ720である。このようにしたので、ユーザのスケジュールに合わせた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(4)制御部70は、スケジュールが所定程度以上に過密である場合には、スケジュールが所定程度以上に過密でない場合よりも複数の区画100の個数を増やす。このようにしたので、忙しいユーザに対してより一覧性の高い表示画面73bを提供すると共に、比較的時間に余裕のあるユーザに対しては個々の画像をより大きく表示できる表示画面73aを提供することができる。
なお、以上の説明では、空き時間の少ない、忙しい閲覧者に対して、スピーディーにより多くの画像を鑑賞してもらうことを目的として、表示画面73の1つの表示画面により多くの画像データ31を表示する方法を例示したが、閲覧者の中には表示画面73に表示される画像データ31の表示サイズが所定の大きさ以上であることを望む人もいる。そのような場合には、表示画面73に表示する画像データ31の表示サイズは閲覧者の要望する表示サイズで表示してもよい。
また、忙しい閲覧者に対して、表示画面73により多くの画像データ31を表示する方法の他に、画像データをあるガテゴリ毎に関連付け(例えば旅行、運動会、風景など)、複数のカテゴリ毎の代表となる画像データを表示画面に表示してもよい。このように表示することで、忙しい閲覧者が見たい画像により簡単にたどりつけることが可能となる。
なお、以上の説明では、閲覧者のスケジュールに基づいて表示画面73に表示する画像の区画や画像データ31を再生するとしているが、その他にも、閲覧者が画像をじっくりと鑑賞している、すなわち時間に余裕があると判断することも可能である。逆に、閲覧者が画像を鑑賞している時間が短いと、閲覧者は時間がなく急いでいると判断することが可能である。この閲覧者が画像をどれくらいの時間鑑賞しているのかということは、閲覧者の視線検出から確認することができる。
(第7の実施の形態)
第7の実施の形態に係る画像再生システムは、第6の実施の形態で説明したスケジュールデータ720とは異なるユーザ情報(ユーザの嗜好に関する情報)に基づき、区画100の表示態様を決定する。以下、第7の実施の形態に係る画像再生システムと、第6の実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図21〜22を参照して説明する。なお、第6の実施の形態と同一の箇所については、第6の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図2は、記憶装置30に記憶されているデータの模式図である。第7の実施の形態の画像データ31には、第1の実施の形態等と同様に、画像の内容によって分類される1つ以上のカテゴリデータ33が関連付けられている。
図21は、携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図である。第7の実施の形態に係る携帯機器7のフラッシュメモリ72には、嗜好データ721が記憶されている。嗜好データ721は、携帯機器7を利用するユーザ(閲覧者)の嗜好に関するデータである。第7の実施の形態では、嗜好データ721は、閲覧者の画面レイアウトに対する嗜好と、画像データ31のカテゴリに対する嗜好とを示している。画面レイアウトに対する嗜好とは、例えば「区画100の個数は4つを最も好む」や「区画100のサイズを100画素×80画素以下にすることは好まない」等の形で示される。画像データ31のカテゴリに対する嗜好とは、例えば「自動車のカテゴリに属する画像データ31を最も好む」や「夜のカテゴリに属する画像データは好まない」等の形で示される。
なお、嗜好データ721は、閲覧者が自身の嗜好を直接入力して作成されてもよいし、それ以外の方法で作成されてもよい。例えば、何らかの画面レイアウトで表示された表示画面に対し、閲覧者がその画面レイアウトの好き嫌いを入力すると、入力した内容が嗜好データ721に反映されるようにしてもよい。また、電子アルバムの再生とは全く異なる別のプログラム等で入力した画面レイアウトやカテゴリの好き嫌いが嗜好データ721に反映されるようにしてもよい。
制御部70は、電子アルバムの再生時、画面に表示される複数の区画100の表示態様や、表示される画像データ31を、嗜好データ721により示される閲覧者の嗜好に基づき決定する。以下、この点について詳述する。
図22(a)は、電子アルバム再生時の表示画面73cを例示する図である。表示画面73cは、タイル状に、第1区画100a、第2区画100b、第3区画100c、第4区画100d、第5区画100e、および第6区画100fに区切られている。嗜好データ721に閲覧者の嗜好が特に示されていない場合、制御部70は、第1区画100a〜第6区画100fに、それぞれ、画像データA1、B1、C1、D1、E1、F1を表示する。なお、以下では説明を省略するが、ページ移動操作は第1の実施の形態と同様に行うことができる。
画像データA1〜F1は、それぞれ、互いに異なるカテゴリA,B,C,D,E,Fに属している。つまり制御部70は、1つの表示画面73cに、互いに異なるカテゴリA〜Fに属する6種類の画像データA1〜F1を表示する。
図22(b)は、カテゴリに関する閲覧者の嗜好を反映した表示画面73dを例示する図である。例えば嗜好データ721により、閲覧者がカテゴリAをより好み、カテゴリDをより好まないことが示されていたとする。この場合、制御部70は、カテゴリAに属する画像データ31をより多く表示し、カテゴリDに属する画像データ31をより少なく表示する。図22(a)と図22(b)を比較すると、カテゴリDに属する画像データD1が表示されなくなっている。また、カテゴリAに属する画像データA1に加えて、更に、カテゴリAに属する画像データA2,A3が表示されている。なお、図22(b)では、カテゴリCに属する画像データC1も表示されなくなっている。これは、カテゴリAに属する画像データA2,A3を優先的に表示するための処置である。
図22(c)は、画面レイアウトに関する閲覧者の嗜好を反映した表示画面73eを例示する図である。例えば嗜好データ721により、閲覧者が区画100を4つ表示した画面を好むことが示されていたとする。この場合、制御部70は、画面に表示される区画100の数を4つにする。図22(a)と図22(c)とを比較すると、第5区画100eおよび第6区画100fが画面から取り除かれ、結果として、画面には第1区画100a〜第4区画100dの計4つの区画100が表示されるようになっている。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(5)制御部70は、表示画面に設けられた、鑑賞するユーザの属性に関するユーザ情報である嗜好データ721に基づく表示態様を有する複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示する。このようにしたので、煩雑な操作なしで最適な画面が表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(6)制御部70は、ユーザ情報に基づき複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを決定する。このようにしたので、ユーザに応じた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(7)ユーザ情報とは、区画100の表示態様に対するユーザの嗜好を含む嗜好データ721である。このようにしたので、ユーザの嗜好に合わせた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(第8の実施の形態)
第8の実施の形態に係る画像再生システムは、第6の実施の形態で説明したスケジュールデータ720とは異なるユーザ情報(ユーザの視力に関する情報)と、液晶ディスプレイ73の表示性能とに基づき、区画100の表示態様を決定する。以下、第8の実施の形態に係る画像再生システムと、第6の実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図23を参照して説明する。なお、第6の実施の形態と同一の箇所については、第6の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図23は、携帯機器7の構成を模式的に示すブロック図である。第8の実施の形態に係る携帯機器7は、第6の実施の形態に係る携帯機器7と同様の各部に加えて、更に、撮像部76を有している。撮像部76は、液晶ディスプレイ73の表示面が設けられた面に設けられる。撮像部76は、例えば撮像光学系と撮像素子とを有し、携帯機器7を利用しているユーザ(閲覧者)の顔を少なくとも撮像可能に構成されている。
第8の実施の形態に係る携帯機器7のフラッシュメモリ72には、視力データ722および表示性能データ723が記憶されている。視力データ722は、携帯機器7を利用するユーザ(閲覧者)の視力に関するデータである。制御部70は、撮像部76により撮像された閲覧者の顔の画像に基づき、閲覧者の視力を推定する。例えば、閲覧者の顔の画像から所定の特徴量を検出して閲覧者の年齢を推定し、年齢毎に予め定められた視力を、閲覧者の視力と推定する。なお、これとは異なる方法で閲覧者の視力を検出してもよい。また、閲覧者が自身の視力を直接入力したデータを視力データ722としてもよい。表示性能データ723は、液晶ディスプレイ73の表示性能に関するデータである。液晶ディスプレイ73の表示性能とは、液晶ディスプレイ73の画面サイズおよび表示画素数(解像度)である。
制御部70は、電子アルバムの再生時、画面に表示される複数の区画100の表示態様を、視力データ722および表示性能データ723に基づき決定する。具体的には、閲覧者の視力が高いほど、画面に表示される区画100の数を多くし、区画100のサイズを小さくする(例えば図19(a)の表示画面73a)。逆に、閲覧者の視力が低いほど、画面に表示される区画100の数を少なくし、区画100のサイズを大きくする(例えば図19(b)の表示画面73b)。制御部70は、液晶ディスプレイ73のサイズが大きいほど、画面に表示される区画100の数を多くし、サイズが小さいほど、画面に表示される区画100の数を少なくする。制御部70は、液晶ディスプレイ73の表示画素数が多いほど、画面に表示される区画100の数を少なくし、表示画素数が少ないほど、画面に表示される区画100の数を多くする。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(8)制御部70は、表示画面に設けられた、鑑賞するユーザの属性に関するユーザ情報である視力データ722に基づく表示態様を有する複数の区画100に、選択された複数の画像データ31をそれぞれ表示する。このようにしたので、煩雑な操作なしで最適な画面が表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(9)制御部70は、ユーザ情報に基づき複数の区画100の個数、形状、位置、およびサイズを決定する。このようにしたので、ユーザに応じた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(10)ユーザ情報とは、ユーザの視力に関する視力データ722である。このようにしたので、ユーザの視力に合わせた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(11)制御部70は、ユーザの視力が所定度数以上である場合には、視力が所定度数以上でない場合よりも複数の区画100の個数を増やす。このようにしたので、ユーザの視力に合わせた最適な表示態様で電子アルバムを再生することができる。
(12)制御部70は、ユーザの顔の少なくとも一部を撮像部76により撮像した結果に基づき、視力に関する情報を検出するよう制御する。このようにしたので、ユーザが自分で視力に関する情報を入力する必要がなく、使い勝手のよい画像再生システムを提供することができる。
(13)制御部70は、ユーザ情報に加えて、表示画面のサイズおよび解像度(表示画素数)に基づき、区画100の表示態様を決定する。このようにしたので、携帯機器7の表示性能をも考慮して画像データ31を表示する、より使い勝手のよい画像再生システムを提供することができる。
(第9の実施の形態)
第9の実施の形態に係る画像再生システムは、鑑賞するユーザと画像データ31との関係に基づき、区画100の表示態様を決定する。以下、第9の実施の形態に係る画像再生システムと、第6の実施の形態に係る画像再生システムとの相違点について、図24を参照して説明する。なお、第6の実施の形態と同一の箇所については、第6の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図24は、記憶装置30に記憶されているデータの模式図である。第9の実施の形態の画像データ31には、関連ユーザデータ34が関連付けられている。関連ユーザデータ34は、その画像データ31に関連する1人以上のユーザを示す情報である。例えば、ユーザXの旅行において、特定時間帯にユーザYが同行していた場合、その旅行の特定時間帯に撮影された画像データ31には、ユーザXとユーザYとを示す関連ユーザデータ34が関連付けられる。
電子アルバムに含まれる画像データ31に、閲覧者を示す関連ユーザデータ34が関連付けられたものが含まれる場合、制御部70はその画像データ31(関連画像データ)を優先的に再生する。例えば、その画像データ31のみを再生し、他の画像データ31(非関連画像データ)を再生しない。他方、電子アルバムに含まれる画像データ31に、閲覧者を示す関連ユーザデータ34が関連付けられたものが含まれていない場合、制御部70は電子アルバムの作成者以外のユーザを示す関連ユーザデータ34が関連付けられていない画像データ31(非関連画像データ)を優先的に再生する。例えば、そのような画像データ31のみを再生し、電子アルバムの作成者以外のユーザを示す関連ユーザデータ34が関連付けられた画像データ31を再生しない。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(14)複数の画像データ31は、ユーザに関連する関連画像データと、ユーザに関連しない非関連画像データ31とを含み、制御部70は、ユーザにより鑑賞される際には、関連画像データに基づく表示態様の複数の区画100を設ける。このようにしたので、煩雑な操作なしで最適な画面が表示される、使い勝手のよい表示装置を提供することができる。
(15)制御部70は、ユーザにより鑑賞される際には、複数の画像データ31のうちの関連画像データを複数の区画100に表示し、異なるユーザにより鑑賞される際には、複数の画像データ31のうちの非関連画像データを複数の区画100に表示する。このようにしたので、鑑賞するユーザごとに最適な画像データ31を表示することができる。
次のような変形例の一つ、もしくは複数を上述した第6〜第9の実施の形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
画像データ31は、静止画でなく動画であってもよい。この場合、1つの区画100に対して、複数の画像データ31(動画)を割り当ててもよい。制御部70は、その区画100において、割り当てられた複数の画像データ31(動画)を順に再生する。つまり、複数の画像データ31(動画)を、1つの区画100において時分割的に再生する。
また、複数の動画の全てを1つの区画100において再生するのではなく、各々の動画の一部を抜き出して再生してもよい。例えば、4つの動画を1つの区画100に割り当てる場合において、各々の動画の再生時間を1分に限定することができる。更に、複数の動画の再生時間を一律に定めるのではなく、上述した種々のユーザ情報に基づき各々の動画の再生時間を決定してもよい。例えば、よりユーザが好むカテゴリに属する動画については、他の動画よりも長い再生時間を割り当てることができる。
(変形例2)
上述した各実施の形態では、タッチパネル74を用いたタッチ操作により携帯機器7を操作する例について説明した。つまり、閲覧者による指示は、全てタッチパネル74を用いたタッチ操作により制御部70に入力されていた。これを、他の操作部材(例えばメカニカルスイッチ等)を用いた操作で置き換えてもよい。
また、種々のセンサにより検出された閲覧者の所定動作で置き換えることも可能である。例えば、閲覧者の視線を撮像装置により検出し、視線の変化を閲覧者による指示とすることができる。別の例としては、赤外線センサ等により閲覧者の手の動きを検出し、所定の手の動きを指示とすることもできる。また、マイクロフォンで閲覧者の音声を検出し、所定の音声を指示とすることも可能である。
(変形例3)
上述した各実施の形態において、携帯機器7はタブレット端末やスマートフォンなどのモバイル端末であったが、これを他の形態の端末としてもよい。例えば、いわゆる設置型のパーソナルコンピュータや大画面モニタなど表示画面を備えた表示機器であればよい。各実施の形態の携帯機器7やその他の表示機器が、画面サイズの異なる種々の端末である場合、画面サイズに応じて区画100の個数を変化させることもできる。
(変形例4)
以上で説明した操作方法および表示方法は一例であり、異なる操作方法や表示方法を採用してもよい。例えば、上述した各実施の形態では、複数の区画100が表示画面全体を覆っていた。これを、各々の区画100の間に、隙間が設けられるようにしてもよい。つまり、複数の区画100は必ずしも表示画面全体に隙間なく敷き詰められていなくてもよい。表示方法に関する他の例としては、液晶ディスプレイ73の代わりに、国際公開WO2013/077338号公報に記載されているような、空中に立体像を表示する表示装置を採用することができる。
(変形例5)
電子アルバムデータ32には、その電子アルバムに含まれる画像データ31を特定する情報だけでなく、それらの画像データ31のレイアウトを示す情報を含めてもよい。この場合、電子アルバムの作成者は、再生時の画面レイアウト(複数の区画100の表示態様)も含めた形で電子アルバムを作成する。このとき、制御部70は、電子アルバムの作成者が設定した画面レイアウトをできるだけ尊重して電子アルバムの再生を行うことが望ましい。例えば、ユーザ情報に基づき区画100の個数を増やす場合に、特定の区画100を分割するような形で区画100を増やし、多数の区画100のサイズや位置が変化するような形では区画100を増やさない。
(その他の変形例)
閲覧者の識別結果を、スケジュールデータの読み出し以外の目的に利用してもよい。例えば第1の閲覧者が電子アルバムデータ32を再生しているときに、第1の閲覧者が、第2の閲覧者に携帯機器7を渡す。このとき制御部70は、閲覧者を識別することにより、閲覧者が第1の閲覧者から第2の閲覧者に変化したことを検知する。その後、第2の閲覧者が画像データの鑑賞を終え、携帯機器7を第1の閲覧者に返す。このとき制御部70は、閲覧者を識別することにより、第2の閲覧者から第1の閲覧者に携帯機器7が返されたことを検知する。制御部70は、これに応じて、表示画面を、第1の閲覧者が最後に鑑賞していたときの表示画面に戻す。あるいは、第2の閲覧者がどのような操作を行ってどのような画像データを鑑賞したかを示す情報を表示する。例えば、第2の閲覧者が鑑賞を開始した時から順に、表示画面の変化を再現することで、第2の閲覧者による画像データの鑑賞体験を、第1の閲覧者に追体験させる。
また、同一の電子アルバムデータ32を鑑賞している複数の閲覧者同士(複数の携帯機器7同士)で、鑑賞に関する情報が共有されるようにしてもよい。例えば、ある閲覧者が表示画面全体をフリックすると、制御部70は、表示画面を、他の閲覧者が見ている(もしくは過去に見ていた)表示画面に切り替える。あるいは、例えば画像データA2〜A4が表示されている行を上下にスクロールさせると、制御部70は、その行に他の閲覧者が現在鑑賞している(もしくは過去に鑑賞していた)画像(例えば画像データA5〜A7など)を表示する。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
上述した実施の形態および変形例は、以下のような表示装置、表示プログラムおよび表示方法も含む。
(1)複数の画像を表示する表示部と、前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、前記制御部は、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示装置。
(2)(1)のような表示装置において、前記制御部は、前記画像を選択する指示を検出した対象の画像を検出画像として、前記第2の表示形態に表示する。
(3)(1)のような表示装置において、前記制御部は、前記領域を選択する指示を検出した対象の領域に表示される画像を検出画像として、前記第2の表示形態に表示する。
(4)(2)または(3)のような表示装置において、前記制御部は、少なくとも1つの前記検出画像に関連のある関連画像を、前記第2の表示形態に表示する。
(5)(4)のような表示装置において、前記制御部は、前記関連画像の表示する数を一定数以下で表示する。
(6)(5)のような表示装置において、前記制御部は、前記関連画像の表示する数が一定数に達した後に、前記画像を選択する指示、または、前記領域を選択する指示を検出すると、前記表示部に表示されている最古の画像を前記関連画像のうち未表示の画像に置き換える。
(7)(2)〜(6)のような表示装置において、前記制御部は、前記第1の複数の画像のうち、前記検出画像ではない他の画像を、前記第2の表示形態に表示する。
(8)(7)のような表示装置において、前記制御部は、前記他の画像を前記第2の表示形態に表示する際に、前記他の画像の領域の大きさを所定の大きさ以上で表示する(5)のような。
(9)(1)〜(8)のような表示装置において、前記制御部は、前記画像を選択する指示、または、前記領域を選択する指示の少なくとも一方の指示を検出している長さに基づいて、前記画像と前記領域の対応を連続的に変更する。
(10)(1)〜(9)のような表示装置において、前記制御部は、前記画像を選択する指示、または、前記領域を選択する指示の少なくとも一方の指示を検出している押圧力の強さに基づいて、前記画像と前記領域の対応を連続的に変更する。
(11)複数の画像を表示する表示部と、前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域に画像を表示する表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域に画像を表示する表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、前記制御部は、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域、または前記領域に表示されている画像を選択する指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示装置。
(12)表示画面に複数の画像を表示する表示ステップと、前記表示画面に表示された前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させ、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つ領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、前記制御ステップでは、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示プログラム。
(13)表示画面に複数の画像を表示する表示工程と、前記表示画面に表示された前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御工程と、を備え、前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、前記制御工程では、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示方法。
1…画像再生システム、2…ネットワーク、3…サーバ、4…情報端末、5、5a、5b…カメラ、6a、6b…無線中継局、7…携帯機器、30…記憶装置、70…制御部

Claims (13)

  1. 複数の画像を表示する表示部と、
    前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、
    前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、
    前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、
    前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、
    前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、
    前記制御部は、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記画像を選択する指示を検出した対象の画像を検出画像として、前記第2の表示形態に表示する表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記領域を選択する指示を検出した対象の領域に表示される画像を検出画像として、前記第2の表示形態に表示する表示装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の表示装置において、
    前記制御部は、少なくとも1つの前記検出画像に関連のある関連画像を、前記第2の表示形態に表示する表示装置。
  5. 請求項4に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記関連画像の表示する数を一定数以下で表示する表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記関連画像の表示する数が一定数に達した後に、前記画像を選択する指示、または、前記領域を選択する指示を検出すると、前記表示部に表示されている最古の画像を前記関連画像のうち未表示の画像に置き換える表示装置。
  7. 請求項2から請求項6までのいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記第1の複数の画像のうち、前記検出画像ではない他の画像を、前記第2の表示形態に表示する表示装置。
  8. 請求項7に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記他の画像を前記第2の表示形態に表示する際に、前記他の画像の領域の大きさを所定の大きさ以上で表示する請求項5に記載の表示装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記画像を選択する指示、または、前記領域を選択する指示の少なくとも一方の指示を検出している長さに基づいて、前記画像と前記領域の対応を連続的に変更する表示装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記制御部は、前記画像を選択する指示、または、前記領域を選択する指示の少なくとも一方の指示を検出している押圧力の強さに基づいて、前記画像と前記領域の対応を連続的に変更する表示装置。
  11. 複数の画像を表示する表示部と、
    前記表示部の前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御部と、を備え、
    前記第1の表示形態は、第1の複数の領域に画像を表示する表示形態であり、
    前記第2の表示形態は、第2の複数の領域に画像を表示する表示形態であり、
    前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つの領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、
    前記制御部は、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域、または前記領域に表示されている画像を選択する指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示装置。
  12. 表示画面に複数の画像を表示する表示ステップと、
    前記表示画面に表示された前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、
    前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、
    前記第2の複数の領域とは、前記第1の複数の領域とは少なくとも1つ領域の大きさが異なり、または、前記第1の複数の領域とは領域の個数が異なる複数の領域であり、
    前記第2の複数の画像とは、前記第1の複数の画像とは少なくとも1つの画像の内容が異なる複数の画像であり、
    前記制御ステップでは、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示プログラム。
  13. 表示画面に複数の画像を表示する表示工程と、
    前記表示画面に表示された前記複数の画像の表示形態を、第1の表示形態、または、第2の表示形態に制御する制御工程と、を備え、
    前記第1の表示形態は、第1の複数の領域と第1の複数の画像とからなる表示形態であり、
    前記第2の表示形態は、第2の複数の領域と第2の複数の画像とからなる表示形態であり、
    前記制御工程では、前記第1の複数の画像のうち少なくとも1つの画像を選択する指示、または、前記第1の複数の領域のうち少なくとも1つの領域を選択する指示、の少なくとも一方の指示を検出すると、前記第1の表示形態から前記第2の表示形態に変更する表示方法。
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