JP2018091680A - 放射線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度を向上できる放射線検出器を提供する。【解決手段】実施形態によれば、放射線検出器は、積層体を含む。前記積層体は、第1シンチレータ層、第1導電層、第2導電層及び有機半導体層を含む。前記第2導電層は、前記第1シンチレータ層と前記第1導電層との間に設けられる。前記有機半導体層は、前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられる。前記有機半導体層は、第1元素を含む。前記第1元素は、ホウ素、ガドリニウム、ヘリウム、リチウム及びカドミウムよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、放射線検出器に関する。
放射線検出器において、感度の向上が望まれる。
米国特許出願公開第2008/0128628A1号明細書
本発明の実施形態は、感度を向上できる放射線検出器を提供する。
本発明の実施形態によれば、放射線検出器は、積層体を含む。前記積層体は、第1シンチレータ層、第1導電層、第2導電層及び有機半導体層を含む。前記第2導電層は、前記第1シンチレータ層と前記第1導電層との間に設けられる。前記有機半導体層は、前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられる。前記有機半導体層は、第1元素を含む。前記第1元素は、ホウ素、ガドリニウム、ヘリウム、リチウム及びカドミウムよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。
第1の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的断面図である。 放射線検出器における特性を例示する模式図である。 放射線検出器における特性を例示する模式図である。 放射線検出器における特性を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。 第2の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的斜視図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る放射線検出器110は、積層体SBを含む。積層体SBは、第1シンチレータ層41、第1導電層10、第2導電層20及び有機半導体層30を含む。
第2導電層20は、第1シンチレータ層41と第1導電層10との間に設けられる。有機半導体層30は、第1導電層10と第2導電層20との間に設けられる。有機半導体層30は、第1元素を含む。
第1元素は、例えば、有機半導体層30に入射する放射線81と反応して荷電粒子を生成する。放射線81は、例えば、中性子を含む。
第1元素は、ホウ素、ガドリニウム、ヘリウム、リチウム及びカドミウムよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1元素は、例えば、10B、157Gd、155Gd、He、Li及び113Cdよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1元素は、例えば、10B及びLiよりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1元素は、例えば、10Bを含んでも良い。
例えば、積層体SBに放射線81(例えば中性子)が入射したときに、その中性子と第1元素との反応により、荷電粒子が生成される。有機半導体層30において、荷電粒子により第1電荷が生じる。
例えば、第1元素が、10Bを含む場合、生成される荷電粒子は、例えば、Li及びα粒子の少なくともいずれかである。例えば、第1元素が、Liを含む場合、荷電粒子は、α粒子を含む。
積層体SBで発生した上記の荷電粒子(例えばα粒子)の一部が、第1シンチレータ層41に入射する。荷電粒子により、第1シンチレータ層41において、光が発生する。この光が、有機半導体層30に入射する。有機半導体層30において、光に応じた電荷(第2電荷)が生じる。
例えば、第1導電層10と第2導電層20との間にバイアス電圧が印加されると、上記の電荷(第1電荷及び第2電荷)が取り出される。取り出された電荷の量は、例えば、積層体SBに入射する放射線81に応じている。放射線81に応じた電気信号が得られる。
このように、実施形態に係る放射線検出器110においては、有機半導体層30に含まれる第1元素に基づく電荷と、第1シンチレータ層41の発光に基づく電荷と、が利用される。
実施形態によれば、感度を向上できる放射線検出器が提供できる。
上記のバイアス電圧は、例えば検出回路70により供給される。検出回路70は、第1導電層10及び第2導電層20と電気的に接続される。例えば、第1配線71により、検出回路70と第1導電層10とが電気的に接続される。例えば、第2配線72により、検出回路70と第2導電層20とが電気的に接続される。
例えば、第1導電層10の電位が、第2導電層20の電位よりも高くされる。これにより、例えば、有機半導体層30で生じた負電荷(例えば電子)が、第1導電層10に向けて移動する。有機半導体層30で生じた正電荷(例えばホール)が、第2導電層20に向けて移動する。これらの電荷に応じた電流が、配線に流れる。検出回路70において、電荷に応じた電流が電気信号(例えば電圧)に変換される。検出回路70から出力される出力信号OSは、放射線81の強度(量)に対応する。
第1シンチレータ層41から第1導電層10に向かう方向を第1方向(Z軸方向)とする。第1方向は、積層体SBにおける積層方向である。第1シンチレータ層41、第1導電層10、第2導電層20及び有機半導体層30のそれぞれは、例えば、第1方向に対して垂直な面に沿って広がる。
この例では、基板50が設けられている。基板50は、第1方向において、積層体SBと重なる。この例では、第1シンチレータ層41と基板50との間に、第1導電層10、有機半導体層30及び第2導電層20が設けられている。例えば、基板50は、可撓性を有しても良い。
既に説明したように、実施形態に係る放射線検出器110においては、第1元素を含む有機半導体層30、及び、第1シンチレータ層41を用いることにより、感度を向上できる。しかしながら、放射線検出器110により中性子を検出する場合において、中性子と共に、意図せずにγ線が検出される場合がある。その結果、目的とする中性子を高い感度で検出することが困難になる状況がある。以下、この状況について説明する。
放射線検出器110は、例えば、中性子を放出する物質の検出に使用される。放射線検出器110は、例えば、核物質探知に利用される場合もある。放射線検出器110は、例えば、各種の中性子2次元検出器に利用される場合もある。中性子2次元検出器は、例えば、中性子透過撮影、中性子イメージングまたは中性子散乱実験などを含む。このような中性子が照射される場において、中性子及び原子核の反応により、即発γ線が生成される。即発γ線は、原子核の種類で異なるため、種々のエネルギーを有している。このように、放射線検出器110が使用される状況において、即発γ線がバックグランドとして存在する。このような状況があるため、γ線に対しての感度が低く、中性子に対する感度が高いことが望まれる。
例えば、第1シンチレータ層41が無機シンチレータ(例えばCsI(Tl)など)を含む場合に、中性子に対して高い感度を得やすいと考えられる。有機半導体層30に入射した中性子が第1元素と反応して生じたα粒子が、第1シンチレータ層41で光に変換される。この変換において、有機シンチレータ(プラスチックシンチレータなど)よりも、無機シンチレータにおいては、高い発光量を得やすいためである。このため、実用的には、無機シンチレータを用いることが好ましい。
一方、第1シンチレータ層41が無機シンチレータの場合、第1シンチレータ層41の密度が高くなる。密度が高いと、γ線が吸収されやすい。このため、無機シンチレータを用いて中性子に対する感度を高めようとすると、γ線に対する感度が高くなり、結果として、目的とする中性子を高い感度で検知することが困難になる。
実施形態に係る放射線検出器110において、第1シンチレータ層41の厚さ(第1厚さt1、図1参照)と、有機半導体層30の厚さ(第2厚さt2、図1参照)と、を適切に設定することで、γ線に対しての感度が低く、中性子に対する感度を高くできることがわかった。以下、厚さと感度との関係の例について説明する。
第1シンチレータ層41と有機半導体層30との間に設けられる第2導電層20の厚さは、第1厚さt1及び第2厚さt2と比べて薄い(例えば約50nm)ため、以下の説明では、無視する。
図2は、放射線検出器における特性を例示する模式図である。
図2は、有機半導体層30で生じたα粒子が第1シンチレータ層41において検出される検出率を模式的に示している。図2の横軸は、第1シンチレータ層41の第1厚さt1である。横軸は、対数で表示されている。縦軸は、第1シンチレータ層41におけるα粒子の検出率CT2(α)である。検出率CT2(α)は、規格化された値である。
図2に示すように第1シンチレータ層41の第1厚さt1が約20μm以下の場合は、第1厚さt1が厚くなると、検出率CT2(α)が高くなる。しかしながら、第1厚さt1が約20μmを超えると、検出率CT2(α)は飽和する。
このような現象は、以下のことが原因であると考えられる。第1シンチレータ層41に、有機半導体層30で生じたα粒子が入射する。α粒子の固体中での飛距離(平均)は、10μm程度以下であると考えられる。第1シンチレータ層41を過度に厚くしても、α粒子が届かない。このため、例えば、第1シンチレータ層41の第1厚さt1が20μmを超えると検出率CT2(α)が飽和すると考えられる。
従って、第1シンチレータ層41の第1厚さt1が、20μm以下のときに、中性子により生じるα粒子に対して高い感度が得られると考えられる。
一方、有機半導体層30においては、中性子が入射して生じたα粒子は有機半導体層30で電荷に変換される。α粒子が発生する場所に、電荷への変換する領域があるため、α粒子の飛距離の制約がない。このため、中性子により生じるα粒子の変換の観点では、有機半導体層30の第2厚さt2が厚いと、効率が高くなると考えられる。
一方、第1シンチレータ層41及び有機半導体層30に、中性子とともに、γ線が入射する。まず、第1シンチレータ層41及び有機半導体層30のそれぞれにγ線が入射したときのγ線の検出率について説明する。
図3は、放射線検出器における特性を例示する模式図である。
図3は、第1構成ST1と第2構成ST2における、γ線の検出率のシミュレーション結果を示す。第1構成ST1においては、第1シンチレータ層41だけが設けられる。第2構成においては、有機半導体層30だけが設けられる。図3の横軸は、第1シンチレータ層41の第1厚さt1、または、有機半導体層30の第2厚さt2である。縦軸は、それぞれの層におけるγ線の検出率CT3(γ)である。
図3に示すように、第1構成ST1におけるγ線の検出率CT3(γ)は、第2構成ST2におけるγ線の検出率CT3(γ)よりも高い。第2構成ST2においては、第1厚さt1が150μmを超えると、第1厚さt1の増大につれて、γ線の検出率CT3(γ)が急激に上昇する。第1構成ST1においては、第1厚さt1が50μmを超えると、γ線の検出率CT3(γ)が急激に上昇する。
実施形態においては、このような特性を有する第1シンチレータ層41と有機半導体層30とが組み合わされる。上記のように、第1シンチレータ層41の第1厚さt1は、10μm〜20μm程度が適切である。以下、第1シンチレータ層41の第1厚さt1がこれらの厚さのときにおいて、有機半導体層30の第2厚さt2を変えたときの、第1シンチレータ層41及び有機半導体層30の全体における検出率について説明する。積層体SBに、中性子とともにγ線が入射する。以下では、γ線の検出率に対する中性子の検出率の比について着目する。
図4は、放射線検出器における特性を例示する模式図である。
図4は、実施形態に係る放射線検出器110(第1シンチレータ層41及び有機半導体層30が組み合わされる)における検出率のシミュレーション結果を例示する。図4の横軸は、第2厚さt2に対する第1厚さt1の比(厚さ比t1/t2)である。この例では、第1厚さt1は、10μmまたは20μmである。縦軸は、γ線の検出率に対する中性子の検出率の比R(n/γ)である。比R(n/γ)が高いと、γ線に影響されずに中性子をより正確に検出できる。γ線の検出率には、有機半導体層30におけるγ線の検出と、第1シンチレータ層41におけるγ線の検出と、の合計が寄与する。第1厚さt1が一定の場合、厚さ比t1/t2が低いことは、有機半導体層30の厚さt2が厚いことを意味する。
図4に示すように、厚さ比t1/t2が0.5または1などの場合、比R(n/γ)が1よりも低い。この状態においては中性子の検出の感度が、γ線の検出の感度よりも低い。この状態では、中性子とγ線とが存在する場合において、中性子を適正に検出することが困難である。厚さ比t1/t2が0.1以下になると、比R(n/γ)は、例えば、2以上になる。このとき、中性子とγ線とが存在していても、中性子を適正に検出できる。
実施形態においては、例えば、厚さ比t1/t2は、0.1以下である。例えば、第1シンチレータ層41の第1厚さt1は、有機半導体層30の第2厚さt2の0.1倍以下である。これにより、中性子とγ線とが存在する場合においても、中性子を適正に検出できる。
例えば、第1厚さt1は、20マイクロメートル以下である。第2厚さt2は、20マイクロメートルを超え1000マイクロメートル以下である。このとき、厚さt1/t2は、0.1以下であることが好ましい。
例えば、中性子コンバータ膜、CsIシンチレータ膜、及び、光電変換膜をこの順で積層した第1参考例がある。第1参考例においては、中性子コンバータ膜に中性子が入射し、α粒子が生成される。このα粒子がCsIシンチレータ膜に入射し、光が生じる。光電変換膜において、この光が電気信号に変換される。この例では、中性子コンバータ膜が、光電変換膜とは別に設けられる。中性子コンバータ膜を厚くできないため、例えば、感度が低い。
一方、放射線に反応するシンチレータ膜と、光電変換膜と、用いる第2参考例がある。第2参考例において、γ線に対する感度を低くし、中性子に対する感度を高くすることが困難である。
中性子コンバータ膜、第1電極、GaAs半導体膜、及び、第2電極をこの順で積層した第3参考例がある。第3参考例においては、中性子コンバータ膜を厚くできないため、中性子に対する感度を向上することが困難である。
実施形態においては、有機半導体層30中に、第1元素が設けられる。第1元素は、例えば、中性子コンバータとして機能する。有機材料を用いることで、有機半導体層30の厚さ(第2厚さt2)を厚くすることが容易である。第2厚さt2を厚くすることで、中性子に対する高い感度が得やすくなる。そして、有機材料を用いることで、γ線に対する感度を低く維持できる。
さらに、第1シンチレータ層41を用いることで、中性子に対する感度をさらに高くできる。第1シンチレータ層41の第1厚さt1を有機半導体層30の第2厚さt2よりも薄くすることで、γ線に対する感度を著しく低くできる。例えば、第1厚さt1は、第2厚さt2の0.1倍以下である。実施形態において、第1厚さt1は第2厚さt2の0.01倍以上であることがさらに好ましい。これにより、例えば、γ線に対する感度がより低く抑えられる。
有機半導体層30において、第1元素は、化合物として存在してもよい。有機半導体層30において、第1元素は、有機半導体化合物と結合しても良い。例えば、有機半導体化合物の分子構造に、第1元素が組み込まれても良い。例えば、有機半導体層30に、第1元素を含む複数の粒子が設けられても良い。例えば、複数の粒子の周りに有機半導体化合物が設けられる。有機半導体化合物中に、複数の粒子が分散されても良い。
例えば、第1元素は、ホウ素である。この場合、有機半導体層30は、例えば、カルボランを含んでも良い。カルボランは、ホウ素を含む分子骨格を有する。
実施形態において、第1シンチレータ層41は、例えば、ナトリウム、ヨウ素、タリウム、セシウム、フッ素、バリウム、ルテチウム、セリウム、ユウロピウム、塩素、テルビウム、ストロンチウム、臭素、カリウム、イットリウム、亜鉛、硫黄、銀及び酸素からなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1シンチレータ層41は、例えば、ヨウ素及びセシウムを含む。第1シンチレータ層41は、例えば、CsI(Tl)などを含んでも良い。
例えば、第1シンチレータ層41の密度は、有機半導体層30の密度よりも高い。例えば、第1シンチレータ層41の密度は、2g/cm以上7g/cm以下である。有機半導体層30の密度は、0.7g/cm以上2g/cm未満である。このような差を有する2つの層を用い、それらの厚さを適切にすることで、例えば、中性子とγ線とが有る場合においても、中性子を適正に検出できる。
放射線検出器110において、例えば、第1導電層10の側から、積層体SBに放射線81(例えば中性子)が入射する(図1参照)。放射線81の一部が、有機半導体層30において、第1元素により電荷に変換される。放射線81の別の一部は、有機半導体層30及び第2導電層20を通過して第1シンチレータ層41に入射する。後述するように、第2導電層20の側から、積層体SBに放射線81(例えば中性子)が入射しても良い。
図5は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器111は、有機膜35を含む。これ以外は、放射線検出器110と同様である。
有機膜35は、第1導電層10と有機半導体層30との間の第1位置、及び、第2導電層20と有機半導体層30との間の第2位置の少なくともいずれかに設けられる。この例では、有機膜35は、第1有機膜35a及び第2有機膜35bを含む。第1有機膜35aは、第1導電層10と有機半導体層30との間に設けられる。第2有機膜35bは、第2導電層20と有機半導体層30との間に設けられる。
第1有機膜35aは、例えば、電子受容性材料を含む。電子受容性材料は、例えば、トリアゾール化合物などを含む。第1有機膜35aの材料の例については、後述する。第1有機膜35aの厚さは、例えば、50nm以上100nm以下である。
第1有機膜35aは、例えば、正孔ブロッキング膜として機能しても良い。第1有機膜35aにより、例えば、バイアス電圧が印加されたときに、第1導電層10から有機半導体層30に正孔が注入されることを抑制する。例えば、暗電流が抑制される。
第2有機膜35bは、例えば、電子供与性有機材料を含む。電子供与性有機材料は、例えば、芳香族ジアミン化合物などを含む。第2有機膜35bの材料の例については、後述する。第2有機膜35bの厚さは、例えば、50nm以上100nm以下である。
第2有機膜35bは、例えば、電子ブロッキング膜として機能しても良い。第2有機膜35bにより、例えば、バイアス電圧が印加されたときに、第2導電層20から有機半導体層30に電子が注入されることが抑制される。例えば、暗電流が抑制される。
有機膜35を設けることで、例えば、暗電流が抑制できる。高い感度が得られる。
図6は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器112は、第1有機膜35a(有機膜35)を含む。これ以外は、放射線検出器110と同様である。
図7は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器113は、第2有機膜35b(有機膜35)を含む。これ以外は、放射線検出器110と同様である。
放射線検出器112及び113においても例えば、暗電流が抑制できる。高い感度が得られる。
図8は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図8に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器114は、第2シンチレータ層42を含む。これ以外は、放射線検出器110と同様である。
第1シンチレータ層41と第2シンチレータ層42との間に、第1導電層10、第2導電層20及び有機半導体層30が設けられる。第2シンチレータ層42は、例えば、積層体SBに含まれる。例えば、有機半導体層30において、中性子と第1元素との反応により、荷電粒子が発生する。荷電粒子が第2シンチレータ層42に入射し、第2シンチレータ層42において、光が放出される。この光が有機半導体層30において、電荷に変換される。放射線検出器114においても、高い感度が得られる。
図9は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図9に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器115は、光学層45を含む。これ以外は、放射線検出器110と同様である。
第1シンチレータ層41と光学層45との間に、第1導電層10、第2導電層20及び有機半導体層30が設けられる。光学層45は、例えば、積層体SBに含まれる。光学層45は、例えば、光反射層として機能する。
例えば、第1シンチレータ層41に放射線81が入射したときに、第1シンチレータ層41から光が放出される。この光のピーク波長における光学層45の第1反射率は、このピーク波長における第2導電層20の第2反射率よりも高い。例えば、光は、第2導電層20を通過して有機半導体層30に入射する。光の一部が、光電変換される。光の一部は、有機半導体層30を通過し、第1導電層10を通過する場合がある。光のこの一部が、光学層45で反射する。光が、有機半導体層30に戻り、光電変換が行われる。高い感度が得られる。
光学層45として、アルミニウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム及び酸化チタンからなる群から選択された少なくとも1つが用いられる。光学層45は、放射線81を透過させる。
図10は、第1の実施形態に係る別の放射線検出器を例示する模式的断面図である。
図10に示すように、本実施形態に係る別の放射線検出器116においても、積層体SBは、第1シンチレータ層41、第1導電層10、第2導電層20及び有機半導体層30を含む。放射線検出器116においては、第1シンチレータ層41の側から、積層体SBに放射線81が入射する。放射線検出器116においても、高い感度が得られる。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態に係る放射線検出器を例示する模式的斜視図である。
図11に示すように、放射線検出器120は、積層体SBを含む。積層体SBは、第1シンチレータ層41、第1導電層10、第2導電層20及び有機半導体層30を含む。この例では、基板50が設けられている。図11においては、図の見やすさのために、放射線検出器120に含まれる要素の一部が互いに離されて描かれている。
放射線検出器120においては、第2導電層20は、複数設けられる。複数の第2導電層20は、第1シンチレータ層41から第1導電層10に向かう第1方向(Z軸方向)に対して交差する平面(例えばX−Y平面)に沿って並ぶ。X−Y平面は、Z軸方向に対して垂直である。
複数の第2導電層20は、例えば、X軸方向及びY軸方向に沿って並ぶ。複数の第2導電層20は、例えば、マトリクス状に並ぶ。
放射線検出器120においては、放射線81に応じた画像が得られる。放射線検出器120において、第1の実施形態に関して説明した構成、及び、その変形が適用できる。放射線検出器120においても、感度を向上できる放射線検出器が提供できる。
以下、実施形態に用いられる材料の例について説明する。
有機半導体層30は、例えば、n形半導体領域と、p形半導体領域と、を含む。例えば、2つの領域は、混ざり合っていても良い。例えば、有機半導体層30は、例えば、バルクヘテロ接合構造を有しても良い。バルクヘテロ接合構造により、例えば、高い光電変換効率が得られる。有機半導体層30において、複数のn形半導体領域と、複数のp形半導体領域と、が交互に並んでも良い。1つのn形半導体領域と、1つのp形半導体領域と、の間に、導電領域が設けられても良い。導電領域は、例えば、銀及び金からなる群から選択された少なくとも1つを含む。
例えば、p形半導体領域は、p形半導体化合物を含む。p形半導体化合物は、例えば、正孔輸送性有機化合物である。p形半導体化合物は、例えば、ドナー性の化合物である。p形半導体化合物は、例えば、電子を供与しやすい。例えば、p形半導体化合物のイオン化ポテンシャルは、小さい。p形半導体化合物は、例えば、電子供与性を有する。
p形半導体化合物は、例えば、トリアリールアミン化合物、ベンジジン化合物、ピラゾリン化合物、スチリルアミン化合物、ヒドラゾン化合物、トリフェニルメタン化合物、カルバゾール化合物、ポリシラン化合物、チオフェン化合物、フタロシアニン化合物、シアニン化合物、メロシアニン化合物、オキソノール化合物、ポリアミン化合物、インドール化合物、ピロール化合物、ピラゾール化合物、ポリアリーレン化合物、縮合芳香族炭素環化合物、及び、金属錯体、からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記の縮合芳香族炭素環化合物は、例えば、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、フェナントレン誘導体、テトラセン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体、及び、フルオランテン誘導体からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記の金属錯体は、含窒素ヘテロ環化合物を配位子として有する。
例えば、n形半導体領域は、n形半導体化合物を含む。n形半導体化合物は、例えば、電子輸送性有機化合物である。n形半導体化合物は、例えば、アクセプター性の化合物である。n形半導体化合物は、例えば、電子を受容しやすい。例えば、n形半導体化合物の電子親和力は、大きい。
n形半導体化合物は、例えば、縮合芳香族炭素環化合物、ヘテロ環化合物、ポリアリーレン化合物、フルオレン化合物、シクロペンタジエン化合物、シリル化合物、及び、金属錯体からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記の縮合芳香族炭素環化合物は、例えば、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、フェナントレン誘導体、テトラセン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体及びフルオランテン誘導体からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記のヘテロ環化合物は、例えば、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子を含む。上記のヘテロ環化合物は、例えば、5員から7員である。上記のヘテロ環化合物は、例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン、シンノリン、イソキノリン、プテリジン、アクリジン、フェナジン、フェナントロリン、テトラゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、カルバゾール、プリン、トリアゾロピリダジン、トリアゾロピリミジン、テトラザインデン、オキサジアゾール、イミダゾピリジン、ピラリジン、ピロロピリジン、チアジアゾロピリジン、ジベンズアゼピン、及び、トリベンズアゼピンからなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記の金属錯体は、例えば、含窒素ヘテロ環化合物を配位子として有する。
p形半導体化合物及びn形半導体化合物の少なくともいずれかは、色素を含んでも良い。色素は、例えば、シアニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、メロシアニン色素、3核メロシアニン色素、4核メロシアニン色素、ロダシアニン色素、コンプレックスシアニン色素、コンプレックスメロシアニン色素、アロポーラー色素、オキソノール色素、ヘミオキソノール色素、スクアリウム色素、クロコニウム色素、アザメチン色素、クマリン色素、アリーリデン色素、アントラキノン色素、トリフェニルメタン色素、アゾ色素、アゾメチン色素、スピロ化合物、メタロセン色素、フルオレノン色素、フルギド色素、ペリレン色素、フェナジン色素、フェノチアジン色素、キノン色素、インジゴ色素、ジフェニルメタン色素、ポリエン色素、アクリジン色素、アクリジノン色素、ジフェニルアミン色素、キナクリドン色素、キノフタロン色素、フェノキサジン色素、フタロペリレン色素、ポルフィリン色素、クロロフィル色素、フタロシアニン色素、金属錯体色素、及び、縮合芳香族炭素環系色素からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記のメロシアニン色素は、例えば、ゼロメチンメロシアニン(シンプルメロシアニン)を含む。上記の金属錯体色素は、例えば、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、フェナントレン誘導体、テトラセン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体、及び、フルオランテン誘導体からなる群から選択された少なくとも1つを含む。
上記の金属錯体においては、例えば、配位子を有する。配位子は、金属に配位する。配位子は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子の少なくとも1つを含む。金属錯体中の金属イオンは、例えば、ベリリウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン、ガリウムイオン、亜鉛イオン、インジウムイオン、及び錫イオンからなる群から選択された少なくとも1つを含む。金属錯体中の金属イオンは、例えば、ベリリウムイオン、アルミニウムイオン、ガリウムイオン、及び亜鉛イオンからなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。金属錯体中の金属イオンは、例えば、アルミニウムイオン及び亜鉛イオンからなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。
配位子は、例えば、含窒素ヘテロ環配位子を含む。含窒素ヘテロ環配位子における炭素の数は、例えば、1以上30以下である。含窒素ヘテロ環配位子における炭素の数は、例えば、2以上20以下でも良い、含窒素ヘテロ環配位子における炭素の数は、例えば、3以上15以下でも良い。配位子は、単座配位子でも良い。配位子は、例えば、2座以上の配位子でも良い。
配位子は、例えば、ピリジン配位子、ビピリジル配位子、キノリノール配位子、及び、ヒドロキシフェニルアゾール配位子からなる群から選択された少なくとも1つを含む。ヒドロキシフェニルアゾール配位子は、例えば、ヒドロキシフェニルベンズイミダゾール、ヒドロキシフェニルベンズオキサゾール配位子、及び、ヒドロキシフェニルイミダゾール配位子からなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、アルコキシ配位子を含む。アルコキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上30以下である。アルコキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上20以下でも良い。アルコキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上10以下でも良い。アルコキシ配位子は、例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、及び、2−エチルヘキシロキシからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、アリールオキシ配位子を含む。アリールオキシ配位子における炭素の数は、例えば、6以上30以下である。アリールオキシ配位子における炭素の数は、例えば、6以上20以下でも良い。アリールオキシ配位子における炭素の数は、例えば、6以上12以下でも良い。アリールオキシ配位子は、例えば、フェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシ、2,4,6−トリメチルフェニルオキシ、及び、4−ビフェニルオキシからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、ヘテロアリールオキシ配位子を含む。ヘテロアリールオキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上30以下でる。ヘテロアリールオキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上20以下である。ヘテロアリールオキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上12以下である。ヘテロアリールオキシ配位子は、例えば、ピリジルオキシ、ピラジルオキシ、ピリミジルオキシ、及び、キノリルオキシからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、アルキルチオ配位子を含む。アルキルチオ配位子における炭素の数は、例えば、1以上30以下である。アルキルチオ配位子における炭素の数は、例えば、1以上20以下でも良い。アルキルチオ配位子における炭素の数は、例えば、1以上12以下でる。アルキルチオ配位子は、例えば、メチルチオ及びエチルチオからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、アリールチオ配位子を含む。アリールチオ配位子における炭素の数は、例えば、6以上30以下である。アリールチオ配位子における炭素の数は、例えば、6以上20以下でも良い。アリールチオ配位子における炭素の数は、例えば、6以上12以下でも良い。アリールチオ配位子は、例えばフェニルチオを含む。
配位子は、例えば、ヘテロ環置換チオ配位子を含む。ヘテロ環置換チオ配位子における炭素の数は、例えば、1以上〜30以下である。ヘテロ環置換チオ配位子における炭素の数は、例えば、1以上20以下でも良い。ヘテロ環置換チオ配位子における炭素の数は、例えば、1以上12以下でも良い。ヘテロ環置換チオ配位子は、例えば、ピリジルチオ、2−ベンズイミゾリルチオ、2−ベンズオキサゾリルチオ、及び、2−ベンズチアゾリルチオからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、シロキシ配位子を含む。シロキシ配位子における炭素の数は、例えば、1以上30以下である。シロキシ配位子における炭素の数は、例えば、3以上25以下でも良い。シロキシ配位子における炭素の数は、例えば、6以上20以下でも良い。シロキシ配位子は、例えば、トリフェニルシロキシ基、トリエトキシシロキシ基、及び、トリイソプロピルシロキシ基からなる群から選択された少なくとも1つを含む。
配位子は、例えば、含窒素ヘテロ環配位子、アリールオキシ配位子、ヘテロアリールオキシ基、及びシロキシ配位子からなる群から選択された少なくとも1つを含む。配位子は、例えば、含窒素ヘテロ環配位子、アリールオキシ配位子及びシロキシ配位子からなる群から選択された少なくとも1つを含む。
第2導電層20は、光透過性を有する。第2導電層20の厚さは、例えば、30nm以上300nm以下である。第2導電層20は、例えば、ITO、IZO、AZO、FTO、SnO、TiO、及び、ZnOからなる群から選択された少なくとも1つを含む。第2導電層20は、例えば、金属膜を含んでも良い。金属膜は、例えば、アルミニウム、銀及びAuからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
第1導電層10は、例えば、Al、Ag、Au及びNiからなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1導電層10の厚さは、例えば、50nm以上10μm以下である。
第1有機膜35aは、例えば、電子受容性有機材料を含む。電子受容性材料は、例えば、フラーレン及びカーボンナノチューブからなる群から選択された少なくとも1つを含む。電子受容性材料は、例えば、それらの誘導体を含んでも良い。フラーレンは、例えば、C60及びC70の少なくとも1つを含む。電子受容性材料は、例えば、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、バソクプロイン及びバソフェナントロリンからなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。電子受容性材料は、これらの誘導体を含んでも良い。電子受容性材料は、トリアゾール化合物、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、ビス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、ジスチリルアリーレン誘導体、及び、シロール化合物からなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。
第1有機膜35aの厚さは、例えば、10nm以上200nm以下である。例えば、暗電流が効果的に抑制できる。第1有機膜35aの厚さは、例えば、30nm以上150nm以下でも良い。第1有機膜35aの厚さは、例えば、50nm以上100nm以下でも良い。
例えば、第1有機膜35aにおけるイオン化ポテンシャルは、第1導電層10の仕事関数よりも大きい。第1有機膜35aにおけるイオン化ポテンシャルと、第1導電層10の仕事関数と、の差は、例えば、1.3eV以上である。
例えば、第1有機膜35aにおける電子親和力は、有機半導体層30における電子親和力以上である。
第2有機膜35bは、例えば、電子供与性有機材料を含む。電子供与性有機材料は、例えば、低分子材料を含む。低分子材料は、例えば、芳香族ジアミン化合物、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、イミダゾロン、スチルベン誘導体、ピラゾリン誘導体、テトラヒドロイミダゾール、ポリアリールアルカン、ブタジエン、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)、ポリフィリン化合物、リアゾール誘導体、オキサジザゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アニールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、及び、シラザン誘導からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記の芳香族ジアミン化合物は、例えば、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)、及び、4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)からなる群から選択された少なくとも1つを含む。上記のポリフィリン化合物は、例えば、ポルフィン、テトラフェニルポルフィン銅、フタロシアニン、銅フタロシアニン、及び、チタニウムフタロシアニンオキサイドからなる群から選択された少なくとも1つを含む。
電子供与性有機材料は、例えば、高分子材料を含む。高分子材料は、例えば、フェニレンビニレン、フルオレン、カルバゾール、インドール、ピレン、ピロール、ピコリン、チオフェン、アセチレン及びジアセチレンからなる群から選択された少なくとも1つを含む。高分子材料は、これらの誘導体を含んでも良い。
例えば、第2有機膜35aの電子親和力は、第2導電層20の仕事関数よりも大きい。第2有機膜35aの電子親和力と、第2導電層20の仕事関数と、の差は、例えば、1.3eV以上である。第2有機膜35aのイオン化ポテンシャルは、有機半導体層30のイオン化ポテンシャル以下である。
第2有機膜35bの厚さは、例えば、10nm以上200nm以下である。暗電流が効果的に抑制される。第2有機膜35bの厚さは、例えば、30nm以上150nm以下でも良い。第2有機膜35bの厚さは、例えば、50nm以上100nm以下でも良い。
実施形態によれば、感度を向上できる放射線検出器を提供することができる。
本願明細書において、「電気的に接続される状態」は、複数の導電体が物理的に接してこれら複数の導電体の間に電流が流れる状態を含む。「電気的に接続される状態」は、複数の導電体の間に、別の導電体が挿入されて、これらの複数の導電体の間に電流が流れる状態を含む。
本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、放射線検出器に含まれるシンチレータ層、導電層、有機半導体層及び第1元素などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した放射線検出器を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての放射線検出器も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1導電層、 20…第2導電層、 30…有機半導体層、 35…有機膜、 35a、35b…第1、第2有機膜、 41、42…第1、第2シンチレータ層、 45…光学層、 50…基板、 70…検出回路、 71、72…第1、第2配線、 81…放射線、110〜116、120…放射線検出器、 CT2(α)、CT3(γ)…検出率、 OS…出力信号、 R(n/γ)…比、 SB…積層体、 ST1、ST2…第1、第2構成、 t1、t2…第1、第2厚さ

Claims (11)

  1. 第1シンチレータ層と、
    第1導電層と、
    前記第1シンチレータ層と前記第1導電層との間に設けられた第2導電層と、
    前記第1導電層と前記第2導電層との間に設けられ、ホウ素、ガドリニウム、ヘリウム、リチウム及びカドミウムよりなる群から選択された少なくとも1つを含む第1元素を含む有機半導体層と、
    を含む積層体を備えた、放射線検出器。
  2. 前記第1シンチレータ層の密度は、前記有機半導体層の密度よりも高く、
    前記第1シンチレータ層の第1厚さは、前記有機半導体層の第2厚さの0.1倍以下である、請求項1記載の放射線検出器。
  3. 前記第1厚さは、20マイクロメートル以下であり、
    前記第2厚さは、20マイクロメートルを超え1000マイクロメートル以下である、請求項2記載の放射線検出器。
  4. 前記第1シンチレータ層の前記密度は、2g/cm以上7g/cm以下であり、
    前記有機半導体層の前記密度は、0.7g/cm以上2g/cm未満である、請求項2または3に記載の放射線検出器。
  5. 前記第1シンチレータ層は、ナトリウム、ヨウ素、タリウム、セシウム、フッ素、バリウム、ルテチウム、セリウム、ユウロピウム、塩素、テルビウム、ストロンチウム、臭素、カリウム、イットリウム、亜鉛、硫黄、銀及び酸素からなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  6. 前記第1シンチレータ層は、無機シンチレータを含む、請求項1〜3のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  7. 前記第1元素は、10B、157Gd、155Gd、He、Li及び113Cdよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項1〜6のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  8. 前記第1導電層と前記有機半導体層との間の第1位置、及び、前記第2導電層と前記有機半導体層との間の第2位置の少なくともいずれかに設けられた有機膜をさらに備えた、請求項1〜7のいずれか1つに記載の放射線検出装置。
  9. 前記積層体は、第2シンチレータ層をさらに含み、
    前記第1シンチレータ層と前記第2シンチレータ層との間に、前記第1導電層、前記第2導電層及び前記有機半導体層がある、請求項1〜8のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  10. 前記積層体は、光学層をさらに含み、
    前記第1シンチレータ層と前記光学層との間に、前記第1導電層、前記第2導電層及び前記有機半導体層があり、
    前記第1シンチレータ層に放射線が入射したときに前記第1シンチレータ層から放出される光のピーク波長における前記光学層の第1反射率は、前記ピーク波長における前記第2導電層の第2反射率よりも高い、請求項1〜9のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  11. 前記第1導電層及び前記第2導電層と電気的に接続された検出回路をさらに備え、
    前記検出回路は、前記積層体に入射する放射線の強度に応じた信号を出力する、請求項1〜10のいずれか1つに記載の放射線検出器。
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