JP2018089797A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 セキュリティを維持した画像形成の中断と再開を行う画像形成装置を提供する。【解決手段】 本発明は画像形成装置に関する。そして、本発明の画像形成装置は、画像形成処理の中断処理を受け付け、中断処理の受付の際に識別情報を取得し、中断処理の指示を受け付けた場合実行中の画像形成処理の中断処理を行い、中断処理を行った画像形成データを中断処理の指示を受け付けた際に取得した識別情報に基づいて暗号化処理し、画像形成処理の再開処理の指示を受け付け、再開処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得し、再開処理の指示を受け付けた場合、再開処理に係る画像形成データを、再開所の指示を受け付けた際に取得した識別情報に基づいて復号処理して、画像形成を再開させることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関し、例えば、印刷ジョブの中断及び再開を行うプリンタや複合機に適用し得る。
従来、実行中の印刷ジョブを制御可能とする画像形成装置として特許文献1に記載された装置があった。特許文献1の画像形成装置では、割り込みやジャム等によって印刷の中断が要求されたときに、コピー条件やコピー進行状況のデータ記憶しておき、コピーの再開が可能となったとき記憶したデータに基づいてコピーを再開する。
特開平5−199341号公報
しかしながら、従来のプリンタでは、印刷実行中のジョブを一時的に中断し、後に再開を受け付けることが可能であるが、その際のセキュリティが考慮されていないという問題があった。例えば、従来のプリンタでは、印刷実行中の印刷ジョブを一時的に中断すると、その後当該印刷ジョブを再開する操作は誰でも(誰の印刷ジョブでも)実行可能となっており、不正に印刷物が持ち去られること等を抑制することができなかった。
そのため、セキュリティを維持した画像形成(印刷)の中断と再開を行う画像形成装置及び画像形成システムが望まれている。
第1の本発明の画像形成装置は、(1)媒体に画像形成を行う画像形成手段と、(2)前記画像形成手段を用いて画像形成処理を行うための画像形成データを管理する管理手段と、(3)前記管理手段で管理されている画像形成データを用いて前記画像形成手段に画像形成処理を実行させる制御手段と、(4)前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理の指示を受け付けるものであって、中断処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する中断指示受付手段とを備え、(5)前記制御手段は、前記中断指示受付手段で、中断処理の指示を受け付けた場合、前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理を行い、中断処理を行った画像形成処理の画像形成データを、前記中断指示受付手段が取得した識別情報に基づいて暗号化処理し、(6)中断処理を行った画像形成処理を再開する再開処理の指示を受け付けるものであって、再開処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する再開指示受付手段をさらに備え、(7)前記制御手段は、前記再開指示受付手段で、再開処理の指示を受け付けた場合、再開処理を受け付けた画像形成処理の画像形成データを、前記再開指示受付手段が取得した識別情報に基づいて復号処理して、前記画像形成手段に復号処理した画像形成データの画像形成処理を再開させることを特徴とする。
第2の本発明は、画像形成装置と、前記画像形成装置を制御することが可能な情報処理装置とを備える画像形成システムにおいて、(1)前記画像形成装置は、(1−1)媒体に画像形成を行う画像形成手段と、(1−2)前記画像形成手段を用いて画像形成処理を行うための画像形成データを管理する管理手段と、(1−3)前記管理手段で管理されている画像形成データを用いて前記画像形成手段に画像形成処理を実行させる制御手段と、(1−4)前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理の指示を受け付けるものであって、中断処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する中断指示受付手段とを備え、(1−5)前記制御手段は、前記中断指示受付手段で、中断処理の指示を受け付けた場合、前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理を行い、中断処理を行った画像形成処理の画像形成データを、前記中断指示受付手段が取得した識別情報に基づいて暗号化処理し、(1−6)中断処理を行った画像形成処理を再開する再開処理の指示を受け付けるものであって、再開処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する再開指示受付手段をさらに備え、(1−7)前記制御手段は、前記再開指示受付手段で、再開処理の指示を受け付けた場合、再開処理を受け付けた画像形成処理の画像形成データを、前記再開指示受付手段が取得した識別情報に基づいて復号処理して、前記画像形成手段に復号処理した画像形成データの画像形成処理を再開させ、(1−8)前記中断指示受付手段は、前記情報処理装置から中断処理の指示を受け付け、中断処理の指示を受け付ける際に、識別情報として、前記情報処理装置から前記情報処理装置を識別する装置識別情報を取得し、(1−9)前記再開指示受付手段は、前記情報処理装置から、再開処理の指示を受け付け、再開処理の指示を受け付ける際に、識別情報として、前記情報処理装置から前記情報処理装置を識別する装置識別情報を取得することを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティを維持した画像形成の中断と再開を行う画像形成装置を提供することができる。
実施形態に係る画像形成システムの全体構成について示したブロック図である。 実施形態に係る印刷待ちジョブリストの構成例について示した説明図である。 実施形態に係る保存ジョブリストの構成例について示した説明図である。 実施形態に係る画像形成システムの動作の例について示したシーケンス図である。 実施形態に係る携帯端末で表示される印刷中断指示画面の構成例について示した説明図である。 実施形態に係る携帯端末で表示される印刷再開指示画面の構成例について示した説明図である。 実施形態に係る携帯端末の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置の動作について示したフローチャートである。 実施形態の変形例に係る印刷待ちジョブリストの遷移の例について示した説明図である。 実施形態の変形例に係る保存ジョブリストの遷移の例について示した説明図である。 実施形態の変形例係る携帯端末で表示される印刷中断指示画面の構成について示した説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による画像形成装置及び画像形成システムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態の画像形成システム1の全体構成を示すブロック図である。
画像形成システム1には、画像形成装置200、画像形成装置200に印刷ジョブを送信(印刷データを送信して印刷を依頼)する複数のホスト端末300(300−1、300−2、…)と、ユーザーの操作に応じて画像形成装置200を制御する情報処理装置としての携帯端末100を有している。なお、画像形成システム1を構成する各装置(携帯端末100、画像形成装置200、及びホスト端末300)の数は限定されないものである。この実施形態の例では、携帯端末100及びホスト端末300−1をユーザーIDが「UserA」のユーザー(以下、単に、「UserA」とも呼ぶ)が使用し、ホスト端末300−2をユーザーIDが「UserB」のユーザー(以下、単に「UserB」とも)が使用するものとして以下の説明を行う。なお、画像形成システム1において、携帯端末100及びホスト端末300は、単一のユーザーにより使用される装置としてもよいし、複数のユーザーで共用される装置(例えば、ログインの際にユーザーIDを入力して使用される装置)としてもよい。
画像形成装置200は、受信した印刷ジョブのデータ(以下、「印刷データ」と呼ぶ)に従って媒体(例えば、用紙)に印刷(画像形成)を行う装置である。
ホスト端末300は、画像形成装置200に印刷ジョブを送信(印刷データを送信して印刷を依頼)することが可能な端末(クライアント端末)である。この実施形態において、ホスト端末300は、ネットワークNを介して画像形成装置200と通信するものとして説明する。なお、ネットワークNの構成(ホスト端末300と画像形成装置200との間の通信経路や通信方式)については限定されないものであるが、例えば、LANやインターネット等のIPネットワークが該当する。
まず、携帯端末100の内部構成について説明する。
携帯端末100は、アプリケーション部110、端末情報格納部120、近距離無線通信部130、及び操作表示部140を有している。
端末情報格納部120は、自装置に関する情報(以下、「携帯端末情報」と呼ぶ)を格納(記録)するものである。携帯端末情報には、例えば、自装置の識別情報としての携帯識別ID(例えば、電話番号やMACアドレス等の装置識別情報)及び使用者のユーザーID(この実施形態の例では、UserA)が含まれるものとする。以下では、携帯端末100の端末情報格納部120には携帯識別IDとして電話番号「1234−5678」が登録されているものとする。
近距離無線通信部130は、画像形成装置200等と無線通信を行うための無線通信インタフェースである。この実施形態の例では、携帯端末100と画像形成装置200との間はNFC(Near Field radio Communication)の通信方式で通信するものとして説明する。携帯端末100と画像形成装置200との間の通信方式(通信経路)は限定されないものであり、例えば、無線LAN通信やBluetooth(登録商標)通信等を適用するようにしてもよい。
無線通信部150は、図示しないネットワーク(例えば、キャリア通信網(移動体通信網)や無線LANネットワーク)に接続するための通信インタフェースである。
なお、この実施形態の携帯端末100では、近距離無線通信部130と無線通信部150とを別個に設けているが、無線通信部150等の他の手段を用いて画像形成装置200と通信する場合には、近距離無線通信部130の存在は必須ではない。
操作表示部140は、ユーザーに対する情報の出力やユーザーからの操作や情報入力を受け付けるユーザインタフェースの機能を担うデバイスである。この実施形態の例では、操作表示部140として、タッチパネルディスプレイが適用されるものとして説明するが、操作表示部140に適用するデバイスの種類は限定されないものである。
アプリケーション部110は、携帯端末100上で動作するアプリケーションである。アプリケーション部110は、ユーザーの操作に応じて、画像形成装置200に対して印刷ジョブに係る制御指示(例えば、印刷ジョブの中断や再開の指示)を行うことが可能なアプリケーションであるものとする。アプリケーション部110は、例えば、図示しないプロセッサ及びメモリを有するコンピュータ上にインストールされたアプリケーションプログラム(実施形態に係る情報処理プログラム)である。
アプリケーション部110は、機能的には中断ジョブ情報格納部111、印刷指示送信部112、及び印刷指示入力部113を有している。
中断ジョブ情報格納部111は、画像形成装置200で印刷を中断している印刷ジョブの情報を格納するものである。
印刷指示送信部112は、ユーザーの操作に応じて、印刷ジョブの中断又は再開の指示を画像形成装置に送信するものである。
印刷指示入力部113は、操作表示部140を用いてユーザーからの印刷ジョブに関する入力指示を受け付ける処理を行う。印刷指示入力部113は、例えば、操作表示部140にユーザーからの入力指示を受け付けるための操作画面(GUI画面)を表示させて、ユーザーからの入力指示を受け付ける処理を行う。
次に、画像形成装置200の内部構成について説明する。
画像形成装置200は、近距離無線通信部201、印刷ジョブリスト制御部202、印刷待ちジョブリスト格納部203、印刷待ちジョブデータ格納部204、保存ジョブリスト格納部205、保存ジョブデータ格納部206、印刷データ展開部207、印刷データ処理部208、印刷部209、通信部210、印刷ジョブ受信部211、及び操作パネル212を有している。
通信部210は、ネットワークNに接続するためのネットワークインタフェースである。上述の通り画像形成装置200は、ネットワークNを経由してホスト端末300と通信する。
近距離無線通信部201は、携帯端末100等とNFC通信(近距離無線通信)するためのインタフェース(NFCリーダ)である。なお、上述の通り、携帯端末100と画像形成装置200との間は他の通信方式(通信経路)で通信するようにしても良い。
操作パネル212は、ユーザーに対する情報出力やユーザーからの入力操作を受け付けるためのユーザインタフェースを担うデバイスである。操作パネル212は、例えば、タッチパネルディスプレイ等を用いて実現するようにしてもよい。
印刷ジョブ受信部211は、ネットワークN(通信部210)を介してホスト端末300から印刷ジョブ(印刷データ)を受信する処理を行う。印刷ジョブ受信部211は、印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブ(印刷データ)に対してジョブID(印刷ジョブの識別情報)を付与する。そして、印刷ジョブ受信部211は、当該印刷ジョブの情報を印刷待ちジョブリスト格納部203に追加登録し、さらに当該印刷ジョブの印刷データを印刷待ちジョブデータ格納部204に格納する。
印刷待ちジョブリスト格納部203は、待機中(印刷待ち中)又は印刷中の印刷ジョブの情報のリスト(以下、「印刷待ちジョブリスト」と呼ぶ)を格納するものである。
印刷待ちジョブデータ格納部204は、印刷待ちジョブリスト格納部203に登録された印刷ジョブの印刷データ(印刷待ちの印刷ジョブに対応する印刷データ)を格納するものである。
図2は、印刷待ちジョブリストの構成例について示した説明図である。
図2に示す印刷待ちジョブリストには、各印刷ジョブについて、「No」、「ユーザーID」、「ジョブID」、及び「ステータス」を含む項目の情報が登録されている。
「No」の項目は、当該印刷ジョブを印刷する際の順序を示している。Noの値が小さいほど、印刷ジョブ実行の順序が先である(優先順位が高い)ことを示しているものとする。
「ユーザーID」の項目は当該印刷ジョブの所有者のユーザーID(当該印刷ジョブの印刷データに設定されていたユーザーID)を示している。
「ジョブID」の項目は、上述の印刷ジョブ受信部211により当該印刷ジョブに対して付与された識別情報である。
「ステータス」の項目は、当該印刷ジョブ(印刷データ)の実行状態について示している。例えば、印刷待ちジョブリストに登録された各印刷ジョブ(印刷データ)のステータスとしては、「印刷中」や「待機中」(印刷待ち中)が挙げられる。印刷ジョブ受信部211は、受信した印刷ジョブを印刷待ちジョブリストに登録する際、ステータスの初期値を待機中とする。
印刷ジョブリスト制御部202は、印刷ジョブ受信部211で受信され、印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストに登録された印刷ジョブ(印刷データ)に関する制御を行う。また、印刷待ちジョブリスト格納部203は、近距離無線通信部201を介して、ユーザーの所持する携帯端末100から印刷ジョブの制御に関する指示を受け付けて、当該指示に従って印刷ジョブの制御処理を行う。
まず、印刷ジョブリスト制御部202が行う通常の印刷ジョブの処理(携帯端末100からの制御がない場合の印刷ジョブの処理)の概要について説明する。印刷ジョブリスト制御部202は、ステータスが待機中の印刷ジョブから所定のルール(例えば、Noの項目で示される順序)に従って、次に印刷を行う印刷ジョブを選択する。そして、印刷ジョブリスト制御部202は、選択した印刷ジョブの印刷データを印刷待ちジョブデータ格納部204に供給して印刷処理を依頼するとともに、当該印刷ジョブのステータス(印刷待ちジョブリストのステータス)を印刷中に変更する。
次に、印刷ジョブリスト制御部202が、携帯端末100からの制御を受け付けた場合の処理について説明する。
印刷ジョブリスト制御部202は、携帯端末100から、印刷待ちジョブリストでステータスが印刷中の印刷ジョブについて中断の指示を受け付けると、当該印刷ジョブについて中断し、当該印刷ジョブの印刷データを印刷待ちジョブデータ格納部204から取得し、暗号化して保存ジョブデータ格納部206に格納する。さらに、印刷ジョブリスト制御部202は、当該印刷ジョブの情報について、印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストから削除し、保存ジョブリスト格納部205に格納されているリスト(以下、「保存ジョブリスト」と呼ぶ)に追加登録する。
保存ジョブデータ格納部206は、中断された印刷ジョブの印刷データ(暗号化された印刷データ)を格納(保存)するものである。
保存ジョブリスト格納部205は、保存ジョブデータ格納部206に格納(保存)されている印刷ジョブ(印刷データ)のリスト(保存ジョブリスト)を格納するものである。
この実施形態では、印刷ジョブリスト制御部202が印刷データを暗号化する際に、携帯識別ID(制御指示の送信元の携帯端末100に係る携帯識別ID)に基づく一意のパスワードを生成して暗号化処理のキー情報(鍵情報)に適用する。この実施形態の例では、印刷ジョブリスト制御部202は、携帯識別IDを示す文字列と、ジョブIDを示す文字列を含む情報(携帯識別IDとジョブIDを連結した情報)をパスワード(キー情報)として生成するものとする。
図3は、保存ジョブリストの構成例について示した説明図である。
図3に示す保存ジョブリストには、保存ジョブデータ格納部206に格納されている各印刷ジョブ(印刷データ)について、「No」、「ユーザーID」、「キー情報」、「ジョブID」、及び「ステータス」を含む項目の情報が登録されている。
保存ジョブリストにおける「No」の項目は保存ジョブリスト上で印刷ジョブを管理するための番号である。また、印刷待ちジョブリストの項目に「キー情報」の項目が追加されている点で異なっている。キー情報の項目は、印刷ジョブリスト制御部202が当該印刷ジョブの印刷データを暗号化する際に用いられたキー情報(鍵情報)である。
印刷データ展開部207は、供給された印刷データに基づき、印刷部209で画像形成処理に適用可能な形式の画像データに展開処理して、印刷データ処理部208に供給する。
印刷データ処理部208は、印刷部209を制御して、印刷データ展開部207から供給された画像データに基づく画像を媒体に印刷する制御処理(画像形成させる処理)を行う。
印刷部209は、印刷データ処理部208の制御に従って、媒体に印刷(画像形成処理)を行うものである。
以上のように、画像形成装置200では、印刷データ展開部207、印刷データ処理部208、及び印刷部209により、媒体に印刷(画像形成処理)を行う画像形成手段が構成されている。また、画像形成装置200では、印刷ジョブリスト制御部202、印刷待ちジョブリスト格納部203、印刷待ちジョブデータ格納部204、保存ジョブリスト格納部205、及び保存ジョブデータ格納部206により、印刷ジョブ(印刷データ)を管理する管理手段が構成されている。さらに、画像形成装置200では、印刷ジョブリスト制御部202により、印刷ジョブ(印刷データを用いた印刷処理)の実行を制御する制御手段と、印刷中断処理の受付を行う中断受付手段と、印刷再開処理の受付を行う再開受付手段が構成されている。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の画像形成システム1の動作を説明する。
図3は、この実施形態における画像形成システム1の動作の例について示したシーケンス図である。
図3では、画像形成装置200において、携帯端末100からの指示に応じ、印刷ジョブの中断(印刷中断処理)及び再開(印刷再開処理)が行われる場合の動作概要の例について示している。
図3のシーケンス図の処理の前提として、上述の通り、携帯端末100及びホスト端末300−1をUserAが使用し、ホスト端末300−2をUserBが使用するものとして説明する。
まず、UserAの操作に応じてホスト端末300−1が、画像形成装置200に印刷ジョブ(所有者をUserAとする印刷ジョブ)を送信(印刷データを送信して印刷を依頼)したものとする(S−100)。
画像形成装置200は、印刷ジョブ(印刷データ)を受信し、受信した印刷ジョブ(印刷データ)に基づいた印刷を開始することになる(S−300)。
このとき、画像形成装置200では、印刷ジョブ受信部211により印刷ジョブ(印刷データ)が受信される。そして、印刷ジョブ受信部211は、受信した印刷ジョブの印刷データを印刷待ちジョブデータ格納部204に格納すると共に印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストに当該印刷ジョブの情報を追加する。このとき、印刷ジョブ受信部211は、当該印刷ジョブについて「xxxx」というジョブIDを付与したものとする。また、このとき印刷ジョブ受信部211は、当該印刷ジョブのステータスの初期値として待機中を設定する。そして、その後、印刷ジョブリスト制御部202により、当該印刷ジョブ(UserAの印刷ジョブ)について印刷開始が判断されて当該印刷ジョブの印刷データが印刷データ展開部207に供給されたものとする。これにより、印刷データ処理部208により印刷部209を用いた印刷処理が開始されることになる。また、印刷ジョブリスト制御部202は、印刷開始と同時に、当該印刷ジョブについて、印刷待ちジョブリストのステータスを印刷中に変更する。
このとき印刷待ちジョブリスト格納部203に格納される印刷待ちジョブリストが、図2の状態であったものとして以下の説明を行う。図2では、ジョブIDがxxxxの印刷ジョブ(ユーザIDがUserAの印刷ジョブ)のステータスが「印刷中」となっている。また、図2の印刷待ちジョブリストでは、UserBをユーザーIDとする2つの印刷ジョブ(ジョブIDが「yyyy」、「zzzz」の印刷ジョブ)が待機中となっている。このように、印刷ジョブ受信部211は、受信した印刷ジョブを順番に印刷ジョブリストに登録する。
そして、ここでは、UserAは画像形成装置200の前で自分が実行した印刷(印刷ジョブ)が完了するのを待っている状況を想定する。そして、UserAが、当該印刷ジョブの印刷が完了する前に、急な用事等により画像形成装置200の前から離れる必要が生じたものとする。このとき、画像形成装置200では、UserAの所持する携帯端末100から、以下のような指示(UserAの操作に応じた指示)を受け付けることで、印刷中の印刷ジョブの中断を行うことが可能である。これにより、画像形成装置200では、UserAが周辺にいない状態で当該印刷ジョブの印刷を続行することを抑制し、画像形成装置200で当該印刷ジョブの印刷による印刷物が放置されることを防ぐことができる。
次に、UserAの操作に応じて生成されたジョブID「xxxx」の印刷ジョブがUserAの操作に応じて印刷中断処理されるまでの動作例について説明する。図3において、ステップS−101、S−102、S−200〜S−202、S−301〜S−303は、画像形成システム1(画像形成装置200)における印刷中断処理の動作例について示している。
次に、ジョブIDxxxxの印刷ジョブ(UserAの印刷ジョブ)の印刷中に、画像形成装置200の前から離れる必要の生じたUserAが、携帯端末100を画像形成装置200の近距離無線通信部201にかざし(近づけ)(S−101)、画像形成装置200(近距離無線通信部201)と携帯端末100(近距離無線通信部130)との間でNFC通信(近距離無線通信)が確立されたものとする(S−200)。
画像形成装置200との間でNFC通信が確立すると、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、中断ジョブ情報格納部111を参照して、印刷中断処理されたままの印刷ジョブの有無(印刷中断処理後、再開されていない印刷ジョブの有無)を確認する。この時点では、中断ジョブ情報格納部111には、印刷中断処理されたままの印刷ジョブの情報は存在しないため、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷中断処理されたままの印刷ジョブは存在しないと判断することになる。印刷中断処理されたままの印刷ジョブが存在しない場合、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示送信部112)が、端末情報格納部120に格納されているユーザーID(UserA)と携帯識別ID(1234−5678)を画像形成装置200に送信する。
そして、画像形成装置200の印刷ジョブリスト制御部202が、近距離無線通信部201を介して、端末情報格納部120から送信されたユーザーID(UserA)及び携帯識別ID(1234−5678)を取得すると、印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストを参照し、取得したユーザーID(UserA)で印刷中の印刷ジョブの有無を判断する(S−301)。
このとき、画像形成装置200の印刷ジョブリスト制御部202は、印刷待ちジョブリストに、当該ユーザーID(ここではUserA)で印刷中の印刷ジョブが存在する場合にはその印刷ジョブのジョブIDを携帯端末100に返答する。また、画像形成装置200の印刷ジョブリスト制御部202は、該当する印刷ジョブが存在しない場合には、例えば、そのまま処理を終了するようにしてもよいし、該当する印刷ジョブが存在しない旨を示す通知(例えば、所定のコードやメッセージ)を、携帯端末100に返答するようにしても良い。
上述の通り、この時点で、印刷待ちジョブリストの内容は、上述の図2のような内容となっているので、画像形成装置200の印刷ジョブリスト制御部202は、UserAの印刷中の印刷ジョブが存在するものと判断することになる。
したがって、ここでは、画像形成装置200の印刷ジョブリスト制御部202は、携帯端末100に対して、UserAの印刷中の印刷ジョブに対応するジョブIDとして「xxxx」を返答することになる(S−302)。
そして、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、ジョブID(xxxx)を受信すると、ユーザーから当該印刷ジョブの印刷を中断するか否かの指示を受け付ける処理を行う(S−201)。
この実施形態では、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、ジョブID(xxxx)を受信すると、当該印刷ジョブの印刷を中断するか否かの指示を受け付ける操作画面(以下、「印刷中断指示画面」と呼ぶ)を操作表示部140に表示させる処理を行う。
図5は、印刷中断指示画面の構成例について示した説明図である。
図5に示す印刷中断指示画面では、中断対象の印刷ジョブのジョブID(xxxx)と、印刷中のジョブを中断するかどうかを確認するメッセージ(「印刷中のジョブを中断しますか?」というメッセージ)と、印刷中断を行うことを受け付けるためのボタンB101(「はい」と表示されたボタン)と、印刷中断を行わないことを受け付けるためのボタンB102(「いいえ」と表示されたボタン)とが表示されている。図5に示す印刷中断指示画面で、印刷中断を行うことを受け付けるためのボタンB101が押下されると、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷ジョブ(印刷中断指示画面で表示されたジョブIDの印刷ジョブ)の中断を受け付けることになる。なお、ここでは、印刷中断指示画面でジョブIDを表示するものとして説明するが、画像形成装置200から携帯端末100にジョブIDとともにジョブ名(例えば、印刷ジョブに係るファイル名等)を送信して、ジョブ名を印刷中断指示画面に表示するようにしてもよい。
一方、図5に示す印刷中断指示画面で、印刷中断を行わないことを受け付けるためのボタンB102が押下されると、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、例えば、そのまま処理を終了するようにしてもよいし、印刷中断を行わないことを画像形成装置200に通知するようにしてもよい。
ここでは、印刷中断指示画面で、UserAにより、印刷中断を行うことを受け付けるためのボタンB101が押下され、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷中断の指示を受け付けたのものとする(S−102)。このとき、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷中断指示した印刷ジョブの情報(例えば、ジョブIDを含む情報)を、中断ジョブ情報格納部111に格納する。
次に、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、印刷中断指示を受け付けたことを、近距離無線通信部130を介して画像形成装置200に送信(NFC通信により送信)する(S−202)。
次に、印刷中断指示を受けた画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷中断指示に係る印刷ジョブ(この場合、ステップS−302で送信したジョブIDの印刷ジョブ)を中断する制御処理を行う。そして、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷中断指示に係る印刷ジョブ(印刷データ)を保存する処理を行う(S−303)。
このとき、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存処理対象に係る印刷ジョブ(印刷中断指示に係る印刷ジョブ)に対して、例えば、以下のような処理を行う。画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存処理対象に係る印刷ジョブ(印刷中断指示に係る印刷ジョブ)の印刷データを印刷待ちジョブデータ格納部204から読み込んで暗号化し、保存ジョブデータ格納部206に保存(格納)する。また、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存処理対象に係る印刷ジョブの情報を保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストに保存する処理を行う。さらに、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存処理対象に係る印刷ジョブの情報を印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストから削除し、当該印刷ジョブの印刷データを印刷待ちジョブデータ格納部204から削除する処理を行う。なお、このとき、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存処理対象に係る印刷ジョブ(印刷中断指示に係る印刷ジョブ)の印刷データを暗号化する際のキー情報として、携帯端末100から受信した携帯端末IDと保存処理対象の印刷ジョブのジョブIDを連結した文字列を用いるものとする。例えば、携帯端末100の携帯端末IDが「1234−5678」で、印刷中断指示に係る印刷ジョブのジョブIDが「xxxx」の場合、パスワードは(キー情報)は、「1234−5678−xxxx」となるものとする。このとき、上述のような保存処理を行った結果、保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストは、上述の図3のような内容となる。図3では、保存対象となる印刷ジョブ(ジョブIDが「xxxx」の印刷ジョブ)のキー情報が「1234−5678−xxxx」、ユーザーIDが「UserA」、ステータスが「暗号化保存中」となっている。
なお、印刷データを暗号化するキー情報は、少なくとも携帯端末IDに基づく情報であればよい。例えば、キー情報は、携帯端末IDの情報だけで構成するようにしてもよいし、携帯端末IDにその他の任意の情報を連結した情報としてもよい。
以上のように、画像形成装置200では、印刷中断処理が行われる。
次に、画像形成システム1における印刷再開処理の動作例について説明する。図3において、ステップS−103、S−104、S−203〜S−205、S−304は、画像形成システム1における印刷中断処理の動作例について示している。
以下では、上述のステップS−303までの処理で印刷中断処理されたジョブID「xxxx」の印刷ジョブがUserAの操作に応じて再開するまでの処理の例について説明する。
ここでは、ステップS−303の後、UserAが画像形成装置200の前を離れ、その後戻ってきた場合を想定する。このとき、UserAにより、携帯端末100が画像形成装置200の近距離無線通信部201にかざされ(近づけられ)(S−103)、画像形成装置200と携帯端末100との間でNFC通信が確立されたものとする(S−203)。
画像形成装置200との間でNFC通信が確立すると、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、中断ジョブ情報格納部111を参照して、印刷中断処理されたままの印刷ジョブの有無(印刷中断処理後、再開されていない印刷ジョブの有無)を確認する。この時点では、中断ジョブ情報格納部111には、上述のステップS−202の処理により、ジョブID「xxxx」の印刷ジョブの情報が残っているため、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷中断処理されたままの印刷ジョブは存在すると判断することになる。印刷中断処理されたままの印刷ジョブが存在する場合、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、ユーザーから当該印刷ジョブの印刷を再開するか否かの指示を受け付ける処理を行う(S−204)。
この実施形態では、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、画像形成装置200とのNFC通信時に印刷中断処理されたままの印刷ジョブが存在する場合、当該印刷ジョブの印刷を再開するか否かの指示を受け付ける操作画面(以下、「印刷再開指示画面」と呼ぶ)を操作表示部140に表示させる処理を行う。
図6は、印刷再開指示画面の構成例について示した説明図である。
図6に示す印刷再開指示画面では、再開対象の印刷ジョブのジョブID(xxxx)と、「印刷を再開しますか?」というメッセージと、印刷再開を行うことを受け付けるためのボタンB201(「はい」と表示されたボタン)と、印刷再開を行わないことを受け付けるためのボタンB202(「いいえ」と表示されたボタン)とが表示されている。図6に示す印刷再開指示画面で、印刷再開を行うことを受け付けるためのボタンB201が押下されると、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷ジョブ(印刷再開指示画面で表示されたジョブIDの印刷ジョブ)の再開を受け付けることになる。一方、図6に示す印刷再開指示画面で、印刷再開を行わないことを受け付けるためのボタンB202が押下された場合、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、例えば、そのまま印刷再開に係る処理を終了するようにしても良いし、印刷再開を行わないことを画像形成装置200に通知するようにしてもよい。
ここでは、印刷再開指示画面で、UserAにより、印刷再開を行うことを受け付けるためのボタンB201が押下され、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷再開の指示を受け付けたのものとする(S−104)。
印刷再開指示を受け付けると、アプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、画像形成装置200に対して、印刷再開処理を要求すると共に、印刷再開処理に係る印刷ジョブの情報を送信する(S−205)。
このとき、アプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、画像形成装置200に対して、印刷再開処理に係る印刷ジョブの情報として、ジョブID(xxxx)、ユーザーID(UserA)、及び携帯識別ID(1234−5678)を送信するものとする。
そして、画像形成装置200の印刷ジョブリスト制御部202が、近距離無線通信部201を介して、端末情報格納部120から印刷再開指示を受信すると、保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストを参照して、当該印刷再開指示に係る印刷ジョブが保存されているか否かを確認し、該当する印刷ジョブが保存されている場合、当該印刷ジョブを再開する処理を行う(S−304)。
画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷再開対象に係る印刷ジョブ(印刷データ)を再開する処理として、例えば、以下のような処理を行う。画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存処理対象に係る印刷ジョブ(印刷中断指示に係る印刷ジョブ)の印刷データ(暗号化された印刷データ)を、保存ジョブデータ格納部206から読み込んで復号し、印刷待ちジョブデータ格納部204に格納する。なお、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、再開処理対象に係る印刷ジョブ(印刷中断指示に係る印刷ジョブ)の印刷データを復号する際に、暗号化する際と同様に受信した携帯識別IDとジョブIDに基づいてキー情報(復号鍵)を生成して復号するようにしてもよいし、保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストに登録されているキー情報を用いて復号するようにしても良い。また、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、再開処理対象に係る印刷ジョブの情報を印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストに追加する処理を行う。さらに、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、再開処理対象に係る印刷ジョブの情報を保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストから削除し、当該印刷ジョブの印刷データを保存ジョブデータ格納部206から削除する処理を行う。
このとき、上述のような保存処理を行った結果、印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストは、例えば、上述の図2のような内容に戻ることになる。
次に、上述の図3の処理における携帯端末100の詳細動作について図7のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、まず、UserAにより、携帯端末100が画像形成装置200の近距離無線通信部201にかざされ(近づけられ)、画像形成装置200(近距離無線通信部201)と携帯端末100(近距離無線通信部130)との間でNFC通信(近距離無線通信)が確立されたものとする(S−400)。
画像形成装置200との間でNFC通信が確立すると、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、中断ジョブ情報格納部111を参照して、印刷中断処理されたままの印刷ジョブの有無(印刷中断処理後、再開されていない印刷ジョブの有無)を確認する(S−401)。
携帯端末100は、印刷中断処理されたままの印刷ジョブが存在しない場合は、後述するステップS−402から動作し、そうでない場合は後述するステップS−409から動作する。
印刷中断処理されたままの印刷ジョブが存在しない場合、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、端末情報格納部120に格納されているユーザーIDと携帯識別IDを画像形成装置200に送信し(S−402)、画像形成装置200からの返答内容に応じて自装置(UserA)に係る印刷ジョブ(UserAの印刷ジョブ)が印刷中であるか否かを確認する(S−403)。携帯端末100は、自装置(UserA)に係る印刷ジョブが印刷中でない場合当該フローチャートの処理を終了し、自装置に係る印刷ジョブが印刷中である場合後述するステップS−404から動作する。
例えば、携帯端末100のアプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、画像形成装置200から、印刷中の印刷ジョブのジョブIDを受信した場合、自装置に係る印刷ジョブ(UserAの印刷ジョブ)が印刷中であると判断し、そうでない場合(例えば、印刷中の印刷ジョブがない旨の通知を受信した場合)、自装置に係る印刷ジョブ(UserAの印刷ジョブ)が印刷中でないと判断することができる。
自装置(UserA)に係る印刷ジョブが印刷中である場合、アプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、画像形成装置200から受信した印刷ジョブのジョブIDを取得する(S−404)。
次に、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、当該印刷ジョブの中断指示を受け付けるための印刷中断指示画面(上述の図5参照)を操作表示部140に表示させ(S−405)、ユーザーからの指示を受け付ける(S−406)。アプリケーション部110は、ユーザーから印刷中断を行う旨を受け付けた場合後述するステップS−407から動作し、ユーザーから印刷中断を行わない旨を受け付けた場合、当該フローチャートの処理を終了する。
印刷中断指示画面で、印刷中断を行う旨を受け付けた場合、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、中断する印刷ジョブの情報(少なくともジョブIDを含む情報)を中断ジョブ情報格納部111に格納する(S−407)。
次に、印刷指示送信部112は、画像形成装置200に印刷中断指示を送信し(S−408)、当該フローチャートの処理を終了する。
一方、上述のステップS−401で、印刷中断処理されたままの印刷ジョブが存在する場合、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、印刷中断処理されたままの印刷ジョブの再開を行うか否かを受け付けるための印刷再開指示画面(上述の図6参照)を操作表示部140に表示させ(S−409)、ユーザーからの指示を受け付ける(S−410)。アプリケーション部110は、ユーザーから印刷再開を行う旨を受け付けた場合後述するステップS−410から動作し、ユーザーから印刷再開を行わない旨を受け付けた場合、当該フローチャートの処理を終了する。
印刷再開指示画面で、印刷再開を行う旨を受け付けた場合、アプリケーション部110(印刷指示入力部113)は、画像形成装置200に対して、印刷再開処理を要求すると共に、印刷再開処理に係る印刷ジョブの情報を送信する(S−411)。このとき、アプリケーション部110(印刷指示送信部112)は、画像形成装置200に対して、印刷再開処理に係る印刷ジョブの情報として、ジョブID、ユーザーID、及び携帯識別IDを送信する。
次に、上述の図3の処理における画像形成装置200の詳細動作について図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、画像形成装置200で、携帯端末100が近距離無線通信部201に近づけられ、携帯端末100との間でNFC通信が開始し、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)が、携帯端末100からデータ受信したものとする(S−500)。
携帯端末100から印刷再開処理の要求が送信された場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)が携帯端末100から受信するデータには、ユーザーID、携帯識別ID、及びジョブID(携帯端末100の中断ジョブ情報格納部111で格納されていたジョブID)が含まれる。一方、携帯端末100から印刷中断処理の要求が送信された場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)が携帯端末100から受信するデータには、ユーザーID、及び携帯識別IDが含まれるが、ジョブIDは含まれない。このように、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)では、携帯端末100から受信したデータに含まれるデータの項目で、携帯端末100から要求された処理の内容を把握することもできる。なお、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、携帯端末100から、直接的に印刷中断処理又は印刷再開処理を示す通知(例えば、所定のコードやメッセージ)を受信することで、携帯端末100から要求された処理の内容を認識するようにしても良い。
次に、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、携帯端末100から受信したデータにジョブIDが含まれるか否かを確認し(S−501)、ジョブIDが含まれる場合には携帯端末100からの要求を印刷再開処理と認識して後述のステップS−509に移行し、ジョブIDが含まれない場合には携帯端末100からの要求を印刷中断処理と認識して後述のステップS−502に移行する。
携帯端末100から受信したデータにジョブIDが含まれていなかった場合(携帯端末100から印刷中断指示を受信した場合)、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷ジョブリスト制御部202の印刷ジョブリストを参照(印刷中の印刷ジョブを確認)し、取得したユーザーIDで印刷中の印刷ジョブ(ステータスが印刷中の印刷ジョブ)の有無を確認する(S−502)。画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、取得したユーザーIDで印刷中の印刷ジョブがあった場合後述するステップS−503に移行し、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。
取得したユーザーIDで印刷中の印刷ジョブがあった場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、当該印刷ジョブのジョブIDを取得して、NFC通信中の携帯端末100に送信し(S−503)、携帯端末100からの返答(印刷中断指示)を待つ(S−504)。画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、携帯端末100から印刷中断指示があった場合、後述するステップS−505から動作し、携帯端末100からの印刷中断指示がない場合(例えば、所定時間内に携帯端末100から印刷中断指示がない場合等)には、本フローチャートの処理を終了する。
携帯端末100から印刷中断指示があった場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷データ展開部207及び印刷データ処理部208を制御して、印刷中のページを排紙させてから、印刷中の印刷ジョブを中断させる(S−505)。
次に、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、ステップS−500で取得した携帯識別IDとジョブIDを元にパスワードを生成し(S−506)、このパスワードをキー情報として、中断した印刷ジョブの印刷データを暗号化(印刷待ちジョブデータ格納部204から取得して暗号化)して、保存ジョブデータ格納部206に保存する(S−507)。また、このとき、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存した印刷ジョブの情報を保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストに登録する。なお、このとき、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存対象の印刷ジョブの印刷データから印刷が完了していない残りのページのデータのみを暗号化して保存するようにしても良いし、全ページ分の印刷データを暗号化して保存し、何ページまで印刷完了したかという情報をあわせて保持(例えば保存ジョブリストに登録して保持)するようにしても良い。
印刷データの保存が完了すると、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷ジョブリストから、保存した印刷ジョブの情報を削除し、さらに、印刷待ちジョブデータ格納部204から保存した印刷ジョブの印刷データを削除して(S−508)、本フローチャートの処理を終了し、後続の印刷待ちの印刷ジョブ(印刷待ちジョブリストでステータスが印刷待ちの印刷ジョブ)の印刷処理に移行することになる。このとき、後続する印刷ジョブが存在しない場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷データ展開部207に展開中の印刷ジョブのデータ(直前に保存した印刷ジョブのデータ)をそのままにしておき、次回に印刷再開にかかる時間の短縮を行うようにしても良い。また、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、直前に保存した印刷ジョブの印刷再開が始まる前に、次の印刷ジョブの受信があった場合、その時点で印刷データ展開部207から印刷中ジョブのデータを破棄して後続の印刷ジョブの印刷を行うようにしても良い。
一方、上述のステップS−501で、携帯端末100から受信したデータにジョブIDが含まれていた場合(携帯端末100から印刷再開指示を受信した場合)、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、携帯端末100から受信した携帯識別ID及びジョブIDを用いてパスワードを生成する(S−509)。
次に、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストから、携帯端末100から受信したジョブIDの印刷ジョブ(印刷再開処理に係る印刷ジョブ)を検索し(S−510)、該当する印刷ジョブが保存されているいか否かを確認する(S−511)。画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、該当する印刷ジョブが保存されていると確認された場合後述するステップS−512から動作し、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。
上述のステップS−511で、該当する印刷ジョブが保存されていると確認された場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、ステップS−509で生成したパスワードをキー情報(復号鍵)として、当該印刷ジョブの印刷データ(保存ジョブデータ格納部206に格納されている暗号化された印刷データ)を復号して、当該印刷ジョブの再開処理を行い(S−512)、本フローチャートの処理を終了する。
また、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、再開処理対象に係る印刷ジョブの情報を印刷待ちジョブリスト格納部203の印刷待ちジョブリストに戻す処理を行う。さらに、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、再開処理対象に係る印刷ジョブの情報を保存ジョブリスト格納部205の保存ジョブリストから削除し、当該印刷ジョブの印刷データを保存ジョブデータ格納部206から削除する処理を行う。なお、このとき、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷再開処理を行った印刷ジョブを印刷待ちジョブリストに戻す位置(印刷を開始する順序)は限定されないものである。例えば、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、印刷再開処理を行った印刷ジョブを、印刷待ちジョブリストの最後尾に配置するようにしてもよいし、印刷中の印刷ジョブの次の順序に配置するようにしてもよいし、印刷中の印刷ジョブを中断しして割り込ませるようにしてもよい。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
画像形成装置200では、印刷形式によらず印刷中の印刷ジョブの印刷データを暗号化して保存することで、セキュリティを維持した印刷中断と印刷再開を実現することができる。
また、画像形成装置200では、携帯端末100の携帯識別IDとジョブIDを暗号化及び復号のキー情報として、印刷データの保存を行うことで、印刷中断と印刷再開にかかるユーザーの手間(例えば、パスワードの入力等)を減らすことができるという効果を奏する。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態において、画像形成装置200は、印刷中断指示を受け付ける際、印刷中の印刷ジョブの中断のみを行うが、印刷中の印刷ジョブと同じユーザーIDの待機中の印刷ジョブも同時に保存するようにしてもよい。
例えば、図9に示すように、印刷待ちジョブリストで、UserAの印刷中の印刷ジョブ(ジョブID:xxxx)と待機中の印刷ジョブ(ジョブID:zzzz)が存在する場合を想定する。
この場合、画像形成装置200は、上述の図5のフローチャートで印刷中の印刷ジョブ(ジョブID:xxxx)を中断する処理(ステップS−505〜S−508)を行う際に、印刷中の印刷ジョブと同じユーザーID(UserA)の待機中の印刷ジョブ(ジョブID:zzzz)も同時に保存するようにしてもよい。この際、画像形成装置200は、キー情報として、携帯端末IDとジョブIDで作成するため、それぞれの印刷ジョブで異なるキー情報を用いた暗号化を行うことになる。この場合、2つの印刷ジョブ(ジョブID:xxxx、zzzz)を保存した結果、保存ジョブリストの内容は、図10のような内容となる。図10では、ジョブIDがxxxxの印刷ジョブと、ジョブIDがzzzzの印刷ジョブが保存中(暗号化保存中)であることを示している。
また、この場合、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、上述の図5のフローチャートで携帯端末100にジョブIDを送信する処理(ステップS−503)において、2つのジョブID(ジョブID:xxxx、zzzz)を送信することになる。
そして、このとき、携帯端末100で表示される印刷中断指示画面においても、図11に示すように、印刷中断指示対象の印刷ジョブ(ジョブID)が2つ表示されることになる。これにより、ユーザーに、2つの印刷ジョブに対する印刷中断指示を行うか否かを判断させることができる。図11に示す印刷中断指示画面で印刷中断を行う入力(ボタンB101が押下)された場合には、携帯端末100の中断ジョブ情報格納部111には、2つの印刷ジョブのジョブIDが格納されることになる。
さらに、その後、携帯端末100で表示される印刷再開指示画面においても上述の図11と同様に2つの印刷ジョブのジョブIDが表示される。そして、印刷再開指示を行う入力が行われた場合には、2つのジョブIDが携帯端末100から画像形成装置200に送信される。そして、画像形成装置200では、携帯端末100からの指示に応じて、保存されている2つの印刷ジョブの印刷データが復号されて、印刷ジョブの再開が行われることになる。この場合、画像形成装置200では、中断前に印刷中だった印刷ジョブを優先的に再開させるようにしてもよい。
(B−2)上記の実施形態では、印刷再開のユーザー操作として画像形成装置200の近距離無線通信部201(NFCリーダー)に携帯端末100をかざされる例について説明したが、印刷中断中のユーザーが所持する携帯端末100が、画像形成装置200と一定の距離まで近づいた場合、携帯端末100に印刷再開を促すメッセージを表示させるようにしてもよい。この場合、携帯端末100では、例えば、近距離無線通信部130や無線通信部150で電波を受信する受信強度に基づいて画像形成装置200との距離を判断するようにしてもよい。
(B−3)上記の実施形態では、ユーザーから印刷の中断及び再開の指示を受け付けるデバイスを携帯端末100としたが、携帯端末100に限定されず他のデバイスとしてもよい。例えば、画像形成装置200における操作パネル212を用いて、ユーザーからの印刷中断及び印刷再開の指示を受け付けるようにしてもよい。この場合例えば、操作パネル212を用いて、ユーザーから入力される情報に基づき印刷データを暗号化/復号する際のキー情報を取得するようにしてもよい。例えば、画像形成装置200(印刷ジョブリスト制御部202)は、操作パネル212を用いて、ユーザーから印刷中断処理及び印刷再開処理の指示(選択)を受け付け、印刷中断処理/印刷再開処理の指示を受け付けたときに、ユーザーにユーザー情報(例えば、ユーザID等の識別情報)の入力を要求(例えば、ユーザーID及びパスワードの入力を要求するログイン要求)し、入力されたユーザー情報に基づきパスワードを生成して暗号化/復号のキー情報(暗号鍵)として用いるようにしてもよい。
(B−4)上記の実施形態では、本発明の画像形成装置をプリンタに適用する例について説明したが、コピー機や複合機(コピー機能を備える複合機)に適用するようにしてもよい。この場合、本発明の画像形成装置を適用したコピー機や複合機では、印刷ジョブとして外部から受信した印刷データに基づく印刷ジョブだけでなく、ユーザーにより操作パネル212を用いて指示されたコピー機能実行に伴う印刷ジョブについても同様に印刷中断処理や印刷再開処理の対象として取り扱うようにしてもよい。
1…画像形成システム、100…携帯端末、110…アプリケーション部、111…中断ジョブ情報格納部、112…印刷指示送信部、113…印刷指示入力部、120…端末情報格納部、130…近距離無線通信部、140…操作表示部、150…無線通信部、200…画像形成装置、201…近距離無線通信部、202…印刷ジョブリスト制御部、203…ジョブリスト格納部、204…ジョブデータ格納部、205…保存ジョブリスト格納部、206…保存ジョブデータ格納部、207…印刷データ展開部、208…印刷データ処理部、209…印刷部、210…通信部、211…印刷ジョブ受信部、212…操作パネル、300、300−1、300−2…ホスト端末。

Claims (7)

  1. 媒体に画像形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成手段を用いて画像形成処理を行うための画像形成データを管理する管理手段と、
    前記管理手段で管理されている画像形成データを用いて前記画像形成手段に画像形成処理を実行させる制御手段と、
    前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理の指示を受け付けるものであって、中断処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する中断指示受付手段とを備え、
    前記制御手段は、前記中断指示受付手段で、中断処理の指示を受け付けた場合、前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理を行い、中断処理を行った画像形成処理の画像形成データを、前記中断指示受付手段が取得した識別情報に基づいて暗号化処理し、
    中断処理を行った画像形成処理を再開する再開処理の指示を受け付けるものであって、再開処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する再開指示受付手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記再開指示受付手段で、再開処理の指示を受け付けた場合、再開処理を受け付けた画像形成処理の画像形成データを、前記再開指示受付手段が取得した識別情報に基づいて復号処理して、前記画像形成手段に復号処理した画像形成データの画像形成処理を再開させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中断指示受付手段は、外部の情報処理装置から中断処理の指示を受け付け、中断処理の指示を受け付ける際に、識別情報として、前記情報処理装置から前記情報処理装置を識別する装置識別情報を取得し、
    前記再開指示受付手段は、前記情報処理装置から、再開処理の指示を受け付け、再開処理の指示を受け付ける際に、識別情報として、前記情報処理装置から前記情報処理装置を識別する装置識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    中断処理に係る画像形成データを暗号化処理する際に、前記中断指示受付手段が取得した識別情報を含む情報を鍵情報として暗号化処理し、
    再開処理に係る画像形成データを復号処理する際に、前記再開指示受付手段が取得した識別情報を含む情報を鍵情報として復号処理する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記管理手段は、画像形成データに基づく画像形成処理を制御するためのジョブIDを管理し、
    前記中断指示受付手段は、中断処理の指示を受け付ける際に、中断する画像形成処理の画像形成データに対応するジョブIDを前記情報処理装置に送信し、
    前記再開指示受付手段は、再開処理の指示を受け付ける際に、前記情報処理装置から再開処理を受け付けた画像形成データに対応するジョブIDを受信し、
    前記制御手段は、前記再開指示受付手段で、再開処理の指示を受け付けた場合、前記再開指示受付手段が受信したジョブIDに基づいて、再開処理の対象となる画像形成データを特定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    中断処理を行った画像形成データを暗号化処理する際に、前記中断指示受付手段が取得した識別情報と、当該画像形成データに対応するジョブIDを含む情報を暗号化処理の鍵情報とし、
    再開処理を行う画像形成データを復号処理する際に、前記再開指示受付手段が取得した識別情報と、当該画像形成データに対応するジョブIDを含む情報を復号処理の鍵情報とする
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記情報処理装置が近づけられると前記情報処理装置と近距離無線通信を行う近距離無線通信部をさらに備え、
    前記中断指示受付手段は、前記近距離無線通信部を介して中断処理の指示を受付け、
    前記再開指示受付手段は、前記近距離無線通信部を介して再開処理の指示を受付ける
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置と、前記画像形成装置を制御することが可能な情報処理装置とを備える画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    媒体に画像形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成手段を用いて画像形成処理を行うための画像形成データを管理する管理手段と、
    前記管理手段で管理されている画像形成データを用いて前記画像形成手段に画像形成処理を実行させる制御手段と、
    前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理の指示を受け付けるものであって、中断処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する中断指示受付手段とを備え、
    前記制御手段は、前記中断指示受付手段で、中断処理の指示を受け付けた場合、前記画像形成手段で実行中の画像形成処理を中断する中断処理を行い、中断処理を行った画像形成処理の画像形成データを、前記中断指示受付手段が取得した識別情報に基づいて暗号化処理し、
    中断処理を行った画像形成処理を再開する再開処理の指示を受け付けるものであって、再開処理の指示を受け付ける際に識別情報を取得する再開指示受付手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記再開指示受付手段で、再開処理の指示を受け付けた場合、再開処理を受け付けた画像形成処理の画像形成データを、前記再開指示受付手段が取得した識別情報に基づいて復号処理して、前記画像形成手段に復号処理した画像形成データの画像形成処理を再開させ、
    前記中断指示受付手段は、前記情報処理装置から中断処理の指示を受け付け、中断処理の指示を受け付ける際に、識別情報として、前記情報処理装置から前記情報処理装置を識別する装置識別情報を取得し、
    前記再開指示受付手段は、前記情報処理装置から、再開処理の指示を受け付け、再開処理の指示を受け付ける際に、識別情報として、前記情報処理装置から前記情報処理装置を識別する装置識別情報を取得する
    ことを特徴とする画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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