JP2018085819A - ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクに影響する磁束を妨げることが少なく、漏れ磁束を抑制すると共に、ロータコアの強度の低下が抑制された埋込磁石型回転電機のロータを提供する。【解決手段】1つの磁極Pがロータコア2の内部に埋め込まれた複数の永久磁石Mによって形成される埋込磁石型回転電機のロータ1は、回転軸Xに沿って孔状に形成されて永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31と、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に位置すると共に回転軸Xに沿って孔状に形成された空隙部7と、を有し、空隙部7に非磁性体の充填材Fが充填され、空隙部7の内壁70と充填材Fとが結合している。【選択図】図1

Description

本発明は、埋込磁石型回転電機のロータに関する。
埋込磁石型回転電機のロータでは、1つの磁極が複数の永久磁石を用いて構成されることも多い。この際、磁極内での漏れ磁束を抑制するために、永久磁石が埋め込まれる磁性体のロータコアにフラックスバリアと称される空隙が形成される場合がある。但し、ロータコアに空隙を設けることによって、ロータコアの強度、特にロータが回転した際の遠心力に対抗する径方向の強度は低下する。例えば、下記に出典を示す特許文献1には、1つの磁極を形成する永久磁石の周方向の間に形成された空隙の径方向内側と径方向外側とにアンカー部分(外周凹部(51,52)及び内周凹部(71,72))を設け、当該アンカー部分同士を非磁性体のブリッジ(46,47)によって連結することによって強度を確保することが記載されている(特許文献1:図2等参照。背景技術において括弧内の符号は参照する文献のもの。)。但し、ロータの回転速度が高くなると、アンカー部分に掛かる力も増大するため、高い回転速度に対応可能なロータを構成するためには、アンカー部分(凹部)も大きくする必要がある。しかし、アンカー部分を大きくすると、ロータコアを通る磁束、特にトルクに影響する磁束を妨げる場合がある。
特開2015−122820号公報
上記背景に鑑みて、トルクに影響する磁束を妨げることが少なく、漏れ磁束を抑制できると共に、ロータコアの強度の低下も抑制できる埋込磁石型回転電機のロータが望まれる。
上記に鑑みた、1つの磁極がロータコアの内部に埋め込まれた複数の永久磁石によって形成される埋込磁石型回転電機のロータは、1つの態様として、回転軸に沿って孔状に形成されて前記永久磁石が挿入される磁石挿入部と、それぞれの前記磁極における複数の前記永久磁石の周方向の間に位置すると共に前記回転軸に沿って孔状に形成された空隙部と、を有し、前記空隙部に非磁性体の充填材が充填され、前記空隙部の内壁と前記充填材とが結合している。
この構成によれば、空隙部の内壁と結合された状態で、空隙部に充填材が充填されているため、漏れ磁束を抑制するために適切な空隙を設けても、ロータコアの強度の低下を抑制することができる。また、充填材が空隙部の内壁に結合されるので、強度を確保するためのブリッジ等を連結するために、ロータコアにアンカー部等を設ける必要がない。従って、アンカー部等により、ロータコアの強度が低下することや、トルクに影響する磁束が妨げられることがない。このように、本構成によれば、トルクに影響する磁束を妨げることが少なく、漏れ磁束を抑制できると共に、ロータコアの強度の低下も抑制できる埋込磁石型回転電機のロータを提供することができる。
埋込磁石型回転電機のロータのさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
ロータの模式的な部分斜視図 空隙部の模式的縦断面図 ロータ(第1例)の模式的な平面図 ロータ(第2例)の模式的な平面図 ロータ(第3例)の模式的な平面図 ロータ(第4例)の模式的な平面図 ロータ(第5例)の模式的な平面図 ロータ(第6例)の模式的な平面図 ロータ(第7例)の模式的な平面図 ロータ(第8例)の模式的な平面図 ロータの模式的な平面図において磁束の経路を示す説明図
以下、埋込磁石型回転電機のロータの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、ロータ1の模式的な部分斜視図を示している。ロータ1は、複数の磁極P(複数組の磁極対)を有する。1つの磁極Pは、ロータコア2の内部に埋め込まれた複数の永久磁石Mによって形成されている。ロータコア2は、複数枚の板状の磁性体板4(電磁鋼板)が回転軸Xに沿って積層されて形成されている。磁性体板4には、磁石挿入孔3、フラックスバリアとなる貫通孔(空隙孔5)が形成されている。複数の磁性体板4が積層されることによってそれぞれの貫通孔が回転軸Xの方向に繋がり、ロータコア2に磁石挿入孔3及び空隙孔5が形成される。磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、磁石挿入孔3の一部又は全てが、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31となる。本実施形態(図1の他、図3〜図10を参照して例示する第1例〜第8例)では、磁石挿入孔3の一部に永久磁石Mが挿入されて磁石挿入部31となる形態を例示している。このため、磁石挿入孔3には、永久磁石Mが存在しない空間、即ち空隙(33,35)がある。図示は省略するが、当然ながら磁石挿入孔3の全てが、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31となる形態であってもよい。
上述したように、1つの磁極Pは複数の永久磁石Mを有しており、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間には、空隙孔5が形成されている。空隙孔5は、同一の永久磁石Mの磁束Bがロータコア2を通って周回する漏れ磁束B2、B3を低減するために設けられている(図11参照)。フラックスバリアとして機能する空隙孔5の一部、又は全ては、充填材Fが充填される空隙部7に相当する。磁石挿入孔3に空隙(33,35)が存在する場合、当該空隙(33,35)もフラックスバリアとして機能する。詳細は後述するが、磁石挿入孔3に形成された径方向内側の空隙(内側空隙33)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、充填材Fが充填される空隙部7に含むことができる。磁石挿入孔3に形成された径方向外側の空隙(外側空隙35)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間には形成されていないが、フラックスバリアとして機能する場合は、空隙部7(第1空隙部)と同様に、充填材Fが充填される第2空隙部8とすることができる。
図1に示すような空隙孔5は、漏れ磁束B2を適切に軽減することができるが、一方でロータコア2の機械的強度を低下させる。特に、ロータ1が高速回転するとその遠心力がブリッジ部6に作用するため、ロータ1の回転速度を制限しなければならない場合がある。本実施形態では、適切に漏れ磁束B3及びB2を抑制すると共に、空隙孔5によるロータコア2の機械的な強度の低下を抑制し、より高速回転に対応可能なロータ1を実現している。
具体的には、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に位置すると共に回転軸Xに沿って孔状に形成された空隙部7には、非磁性体の充填材Fが充填され、空隙部7の内壁70と充填材Fとが結合している。上述したように、ロータコア2は、複数枚の板状の磁性体板4が回転軸Xに沿って積層されて形成されている。好適には、空隙部7の模式的縦断面図である図2に示すように、空隙部7の内壁70には、磁性体板4の回転軸Xに沿った方向の厚みDより小径の複数の凹凸が形成されている。充填材Fは、当該複数の凹凸にも充填されている。内壁70に形成された凹凸に充填材が入り込むことによって、内壁70と充填材Fとが強固に接合される。当然ながら、内壁70と充填材Fとが結合していれば、ロータコア2がこのように複数枚の板状の磁性体板4を積層することなく形成されていなくてもよい。
ロータコア2における磁石挿入孔3、空隙孔5,空隙部7等の配置は、種々の態様を取ることができる。以下、回転軸Xに沿った方向からロータ1を見た模式的な平面図である図3から図10も参照してロータ1の構成例(第1例〜第8例)を説明する。尚、全ての構成例に共通して、ロータ1は、1つの磁極Pがロータコア2の内部に埋め込まれた複数の永久磁石Mによって形成される埋込磁石型回転電機のロータ1であり、磁石挿入部31と空隙部7とを有している。そして、空隙部7には非磁性体の充填材Fが充填され、空隙部7の内壁70と充填材Fとが結合している。
空隙部7(第2空隙部8を含む)に充填される充填材Fは、ロータコア2を形成する磁性体板4よりも透磁率が低い低透磁率材料であり、例えば樹脂である。樹脂の他、充填材Fは、アルミニウム、ステンレス等の金属や、炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastic)などであってもよい。一般的には、樹脂に比べて熱膨張等が少なく、遠心力に対しても高い強度を得ることができる。
また、図2では、空隙部7の全てが樹脂による充填材Fによって充填される形態を例示しているが、空隙部7は複数の材料を用いた充填材Fによって充填されてもよい。例えば、アルミニウム、ステンレス、CFRP等を充填材Fの中核材料として用い、中核材料と内壁70(及び内壁80)とを樹脂性の接合材によって接合する形態であってもよい。
〔第1例〕
図3に示すように、第1例のロータ1では、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている。磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、第1例では、磁石挿入孔3の一部が、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31となる。空隙孔5は、1つの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙孔5の全てが空隙部7となる。第1例では、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。磁石挿入孔3に形成された径方向内側R2の空隙(内側空隙33)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙部7に含むことができる。第1例では、空隙部7に含まれる内側空隙33にも、非磁性体の充填材Fが充填され、その内壁70と充填材Fとが結合されている。
尚、後述するように、第1例では、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間とは異なる位置にも、符号8で示す空隙部が形成される。この空隙部と区別するため、第1例では、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成される空隙部7を第1空隙部7と称する。
磁石挿入孔3に形成された径方向外側の空隙(外側空隙35)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間には形成されていないが、空隙部7(第1空隙部)と同様に充填材Fが充填された空隙部とすることができる。第1空隙部7と区別するため、永久磁石Mよりもロータコア2の外周側に、回転軸Xに沿って孔状に形成されたこの空隙部を第2空隙部8と称する。第1空隙部7と同様に、第2空隙部8にも、非磁性体の充填材Fが充填され、第2空隙部8の内壁80と充填材Fとが結合されている。好適には、第1空隙部7と同様に、図2に示すように、第2空隙部8の内壁80にも、磁性体板4の回転軸Xに沿った方向の厚みDより小径の複数の凹凸が形成され、充填材Fは、当該複数の凹凸にも充填されている。
上述したように、空隙孔5を設けることによるロータコア2の強度は、ロータ1が回転した際の遠心力に対する耐力が必要である。従って、内壁70の内、径方向外側R1及び径方向内側R2の内壁(第1径方向内壁71,第2径方向内壁73)が少なくとも充填材Fと結合していることが望ましい。このように、第1例では、磁石挿入孔3及び空隙孔5の全ての空隙が充填材Fによって充填されている。
〔第2例〕
第1例では、図3に示すように、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている形態を示した。第2例では、図4に示すように、複数の永久磁石Mを挿入できるように形成された1つの磁石挿入孔3に磁石挿入部31及び空隙部(第1空隙部7及び第2空隙部8)が形成される。換言すれば、単独の空隙孔5は形成されておらず、磁石挿入孔3と空隙孔5とが共通した孔として、ここでは磁石挿入孔3として形成されている。
第2例の磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31が磁石挿入孔3の2箇所に形成されている。磁石挿入孔3において、2箇所の磁石挿入部31の周方向Cの間は、空隙部7(第1空隙部)に相当する。第1例と同様に第2例でも、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。磁石挿入孔3に形成された径方向内側の空隙(内側空隙33)は、第2例では、空隙部7(第1空隙部)となる。第1例と同様、磁石挿入孔3に形成された径方向外側R1の空隙(外側空隙35)も、空隙部7(第1空隙部)と同様に空隙部とすることができる。第2例においても、第1空隙部7と区別するため、永久磁石Mよりもロータコア2の外周側に、回転軸Xに沿って孔状に形成されたこの空隙部を第2空隙部8と称する。このように、第2例においては、1つの共通の磁石挿入孔3に、2箇所の磁石挿入部31、第1空隙部7、第2空隙部8が形成されている。
第1例と同様に、第2例でも、第1空隙部7及び第2空隙部8に非磁性体の充填材Fが充填され、第1空隙部7の内壁70と充填材Fとが結合されると共に第2空隙部8の内壁80と充填材Fとが結合されている。好適には、第1空隙部7の内壁、及び、第2空隙部8の内壁80には、図2に示すように、磁性体板4の回転軸Xに沿った方向の厚みDより小径の複数の凹凸が形成され、充填材Fは、当該複数の凹凸にも充填されている。第1例と同様に、第2例でも、磁石挿入孔3の全ての空隙が充填材Fによって充填されている。
〔第3例〕
図5に示すように、第3例のロータ1でも、第1例と同様に、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている。磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、第1例と同様、第3例でも、磁石挿入孔3の一部が、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31となる。空隙孔5は、1つの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙孔5の全てが空隙部7となる。第1例と同様、第3例でも、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。磁石挿入孔3に形成された径方向内側R2の空隙(内側空隙33)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙部7に含むことができる。第3例でも、第1例と同様に、空隙部7に含まれる内側空隙33にも、非磁性体の充填材Fが充填され、その内壁70と充填材Fとが結合されている。
また、第1例と同様に、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間とは異なる位置にも空隙が形成されている。第1例と同様に、磁石挿入孔3に形成された径方向外側R1の空隙(外側空隙35)は、空隙部7(第1空隙部)と同様に空隙部(第2空隙部8)とすることができる。第1例では、第1空隙部7と同様に、第2空隙部8にも、非磁性体の充填材Fが充填され、第2空隙部8の内壁80と充填材Fとが結合されている形態を示した。しかし、ロータコア2に充分な強度が確保できるような場合には、図5(第3例)に示すように、第2空隙部8には充填材Fが充填されていなくてもよい。
〔第4例〕
図6に示すように、第4例のロータ1でも、第1例及び第3例と同様に、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている。磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、第1例及び第3例と同様、磁石挿入孔3の一部が、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31となる。空隙孔5は、1つの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙孔5の全てが空隙部7となる。第1例及び第3例と同様、第4例でも、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。第1例及び第3例では、磁石挿入孔3に形成された径方向内側R2の空隙(内側空隙33)も空隙部7に含め、内側空隙33にも非磁性体の充填材Fが充填され、その内壁70と充填材Fとが結合されている形態を示した。しかし、ロータコア2に充分な強度が確保できるような場合には、図6に示すように、内側空隙33には非磁性体の充填材Fが充填されなくてもよい。また、図5(第3例)と同様、ロータコア2に充分な強度が確保できるような場合には、第2空隙部8にも充填材Fが充填されなくてもよい。
〔第5例〕
第1例、第3例、第4例では、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている形態を示した。第5例では、第2例と同様、図7に示すように、複数の永久磁石Mを挿入できるように形成された1つの磁石挿入孔3に磁石挿入部31及び空隙部(第1空隙部7及び第2空隙部8)が形成されている。つまり、単独の空隙孔5は形成されておらず、磁石挿入孔3と空隙孔5とが共通した孔として、ここでは磁石挿入孔3として形成されている。
第2例と同様に、第5例においても、磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31が磁石挿入孔3の2箇所に形成されている。磁石挿入孔3において、2箇所の磁石挿入部31の周方向Cの間は、空隙部7(第1空隙部)に相当する。第1例〜第4例と同様に第5例でも、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。磁石挿入孔3に形成された径方向内側R2の空隙(内側空隙33)は、第2例と同様に第5例でも、空隙部7(第1空隙部)となり、充填材Fが充填されて内壁70と結合する。
また、第1例〜第4例と同様、磁石挿入孔3に形成された径方向外側R1の空隙(外側空隙35)は、空隙部7(第1空隙部)と同様に空隙部(第2空隙部8)とすることができる。つまり、第2例と同様、第5例においても、1つの共通の磁石挿入孔3に、2箇所の磁石挿入部31、第1空隙部7、第2空隙部8が形成されている。
第2例では、第1空隙部7及び第2空隙部8に非磁性体の充填材Fが充填され、第1空隙部7の内壁70と充填材Fとが結合されると共に第2空隙部8の内壁80と充填材Fとが結合されている形態を示した。しかし、ロータコア2に充分な強度が確保できるような場合には、図5(第3例)及び図6(第4例)と同様、図7(第5例)に示すように、第2空隙部8に充填材Fが充填されていなくてもよい。
〔第6例及び第7例〕
図8及び図9は、それぞれ、第6例、第7例を示している。図8及び図9に示すように、第6例及び第7例のロータ1も、第1例、第3例、第4例と同様に、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている。但し、磁石挿入孔3は、ロータコア2の外周部に開放されており、回転軸Xに沿って溝状に形成されている。しかし、磁石挿入孔3は、径方向Rに深い溝状であり、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31は孔状ということもできるので、ここでは「孔」と称する。第1例と同様に第6例及び第7例でも、磁石挿入孔3の一部が、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31となる。第1例、第3例、第4例と同様に、空隙孔5は、1つの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙孔5の全てが空隙部7となる。
第6例においても、第1例、第3例、第4例と同様に、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。磁石挿入孔3に形成された径方向内側R2の空隙(内側空隙33)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されており、空隙部7に含むことができる。第6例においても、第1例、第3例と同様に、空隙部7に含まれる内側空隙33に、非磁性体の充填材Fが充填され、その内壁70と充填材Fとが結合されている。
第6例でも、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間とは異なる位置にも空隙が形成されている。磁石挿入孔3に形成された径方向外側R1の空隙(外側空隙35)も、空隙部7(第1空隙部)と同様に空隙部(空隙溝部9)とすることができる。空隙溝部9は、永久磁石Mよりもロータコア2の外周側に、回転軸Xに沿って溝状に形成されると共にロータコア2の外周部に開放されている。空隙溝部9は、図3〜図7を参照して説明した第1例〜第5例における第2空隙部8に相当する。
第6例では、ロータコア2の外周部において、磁石挿入孔3が開放されるため、径方向内側R2のブリッジ部6に機械的な負荷が掛かることとなる。しかし、空隙部7(空隙孔5及び内側空隙33)に充填材Fが充填されることによって、ロータコア2の強度が強化されるため、径方向外側R1において磁石挿入孔3を開放端とすることができる。尚、図8には、空隙溝部9(第2空隙部)に充填材Fが充填されていない形態を例示しているが、空隙溝部9に充填材Fが充填されていてもよい。空隙溝部9にも充填材Fが充填されると、ロータコア2の強度を強化することができる。
第7例においても、第1例、第3例、第4例、第6例と同様に、磁石挿入孔3に、永久磁石Mが存在しない空間(33,35)が存在する。磁石挿入孔3に形成された径方向内側の空隙(内側空隙33)は、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間に形成されているが、第7例では第6例とは異なり、内側空隙33には充填材Fは充填されていない。第7例では、図9に示すように、空隙部7としての空隙孔5にのみ、充填材Fが充填され、内壁70と充填材Fとが結合されている。
第7例でも、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間とは異なる位置にも空隙が形成されている。磁石挿入孔3に形成された径方向外側R1の空隙(外側空隙35)も、空隙部7(第1空隙部)と同様に空隙部(空隙溝部9)とすることができる。空隙溝部9は、永久磁石Mよりもロータコア2の外周側に、回転軸Xに沿って溝状に形成されると共にロータコア2の外周部に開放されている。空隙溝部9は、図3〜図7を参照して説明した第1例〜第5例における第2空隙部8に相当する。
第6例と同様、第7例でも、ロータコア2の外周部において、磁石挿入孔3が開放されるため、径方向内側R2のブリッジ部6に機械的な負荷が掛かることとなる。しかし、空隙部7(空隙孔5)に充填材Fが充填されることによって、ロータコア2の強度が強化されるため、径方向外側R1において磁石挿入孔3を開放端とすることができる。第6例と第7例とを比較すると、第7例では、磁石挿入孔3に形成された径方向内側の空隙(内側空隙33)に充填材Fが充填されていない点が異なる。ロータコア2に充分な強度が確保できるような場合には、第7例に示すように、内側空隙33に充填材Fが充填されていなくてもよい。尚、第6例(図8)と同様に、図9には、空隙溝部9(第2空隙部)に充填材Fが充填されていない形態を例示しているが、空隙溝部9に充填材Fが充填されていてもよい。空隙溝部9にも充填材Fが充填されると、ロータコア2の強度を強化することができる。
〔第8例〕
第6例及び第7例では、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されており、磁石挿入孔3がロータコア2の外周部に開放されて回転軸Xに沿って溝状に形成されている形態を示した。図10に示す第8例では、磁石挿入孔3がロータコア2の外周部に開放されて回転軸Xに沿って溝状に形成されている点で第6例及び第7例と共通するが、空隙孔5は磁石挿入孔3とは独立して形成されていない。第8例では、図4や図7を参照して上述した第2例や第5例と同様に、複数の永久磁石Mを挿入できるように形成された1つの磁石挿入孔3に磁石挿入部31及び空隙部7(第1空隙部)が形成されている。
尚、図8及び図9を参照して上述した第6例及び第7例と同様、磁石挿入孔3は、ロータコア2の外周部に開放されており、回転軸Xに沿って溝状に形成されている。しかし、磁石挿入孔3は、径方向Rに深い溝状であり、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31は孔状ということもできるので、ここでは「孔」と称する。
第2例及び第5例と同様に、第8例の磁石挿入孔3は、回転軸Xに沿って孔状に形成され、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部31が磁石挿入孔3の2箇所に形成されている。磁石挿入孔3において、2箇所の磁石挿入部31の周方向Cの間(内側空隙33)は、空隙部7(第1空隙部)に相当する。空隙部7には非磁性体の充填材Fが充填され、その内壁70と充填材Fとが結合されている。
第8例でも、第6例及び第7例と同様に、それぞれの磁極Pにおける複数の永久磁石Mの周方向Cの間とは異なる位置にも空隙が形成されている。磁石挿入孔3に形成された径方向外側の空隙(外側空隙35)も、空隙部7(第1空隙部)と同様に空隙部(空隙溝部9)とすることができる。空隙溝部9は、永久磁石Mよりもロータコア2の外周側に、回転軸Xに沿って溝状に形成されると共にロータコア2の外周部に開放されている。第6例及び第7例と同様に、空隙溝部9は、図3〜図7を参照して説明した第1例〜第5例における第2空隙部8に相当する。
第8例でも、ロータコア2の外周部において、磁石挿入孔3が開放されるため、径方向内側R2のブリッジ部6に機械的な負荷が掛かることとなる。しかし、空隙部7(内側空隙33)に充填材Fが充填されることによって、ロータコア2の強度が強化されるため、径方向外側R1において磁石挿入孔3を開放端とすることができる。尚、第6例(図8)及び第7例(図9)と同様に、図10には、空隙溝部9(第2空隙部)に充填材Fが充填されていない形態を例示しているが、空隙溝部9にも充填材Fが充填されていてもよい。空隙溝部9にも充填材Fが充填されると、ロータコア2の強度を強化することができる。
図11は、ロータ1の模式的な平面図において磁束Bの経路を示している。図11では、第1例等と同様に、磁石挿入孔3と空隙孔5とが、それぞれ独立した孔として形成されている場合の磁束Bの経路を示している。磁石挿入孔3と空隙孔5とが独立した孔として形成されている場合には、磁石挿入孔3と空隙孔5との間のブリッジ部6(径方向ブリッジ部61)が、ロータコア2の強度を保つ役割を担うが、一方で当該ブリッジ部6が漏れ磁束B2の経路となる場合がある。第2例(図4)、第5例(図7)、第8例(図10)では、磁石挿入孔3と空隙孔5とを共通化することによって、当該ブリッジ部6を無くし、漏れ磁束B2の発生を軽減することができる。一方、ブリッジ部6が無いことによってロータコア2の強度は低下するが、空隙部7(第1空隙部)に充填材Fを充填して内壁70と充填材Fとを結合することによって、又は、第1空隙部7及び第2空隙部8に充填材Fを充填して充填材Fと内壁70及び80とを結合することによってロータコア2の強度を確保するようにしている。
また、図11では、磁石挿入孔3がロータコア2の外周面に開放しておらず、磁石挿入孔3の径方向外側R1にブリッジ部6(周方向ブリッジ部62)が形成されている。このブリッジ部6は、ロータコア2の強度を保つ役割を担うが、一方で当該ブリッジ部6が漏れ磁束B3の経路となる場合がある。第6例〜第8例(図8〜図10)では、磁石挿入孔3がロータコア2の外周部に開放されているため、当該ブリッジ部6を無くし、漏れ磁束B3の発生を軽減することができる。一方、ブリッジ部6が無いことによってロータコア2の強度は低下するが、空隙部7(第1空隙部)に充填材Fを充填して内壁70と充填材Fとを結合することによって、又は、第1空隙部7及び第2空隙部8に充填材Fを充填して充填材Fと内壁70及び80とを結合することによってロータコア2の強度を確保するようにしている。図示は省略しているが、第6例〜第8例(図8〜図10)において、空隙溝部9にも充填材Fを充填されると、さらにロータコア2の強度を高くすることができる。
ところで、上述したように、第1空隙部7の内壁、及び、第2空隙部8の内壁80には、図2に示すように、磁性体板4の回転軸Xに沿った方向の厚みDより小径の複数の凹凸が形成され、充填材Fは、当該複数の凹凸にも充填されている。この凹凸は、例えば、内壁70及び80に相当する磁性体板4の端面を薬品又はレーザによって処理することによって形成することができる。薬品処理又はレーザ処理によって形成される凹凸は、概ね100[μm]以下であり、ロータコア2の寸法や強度に対してはほとんど影響しない。
また、上述したようにロータコア2が複数枚の磁性体板4を積層して形成される場合には、積層方向(回転軸Xに沿った方向)において磁性体板4を連結するために、しばしばカシメ処理等が施される。しかし、空隙部7(第1空隙部)に充填される充填材Fにより、積層方向において磁性体板4が連結される(第2空隙部8に充填材Fが充填される場合には第2空隙部8に充填される充填材Fによる連結も含む。)。これにより、カシメ処理による損失も低減することができる。
〔実施形態の概要〕
以下、上記において説明したロータ(1)の概要について簡単に説明する。
請求項1
1つの磁極(P)がロータコア(2)の内部に埋め込まれた複数の永久磁石(M)によって形成される埋込磁石型回転電機のロータ(1)は、1つの態様として、回転軸(X)に沿って孔状に形成されて前記永久磁石(M)が挿入される磁石挿入部(31)と、それぞれの前記磁極(P)における複数の前記永久磁石(M)の周方向(C)の間に位置すると共に前記回転軸(X)に沿って孔状に形成された空隙部(7)と、を有し、前記空隙部(7)に非磁性体の充填材(F)が充填され、前記空隙部(7)の内壁(70)と前記充填材(F)とが結合している。
この構成によれば、空隙部(7)の内壁(70)と結合された状態で、空隙部(7)に充填材(F)が充填されているため、漏れ磁束を抑制するために適切な空隙を設けても、ロータコア(2)の強度の低下を抑制することができる。また、充填材(F)が空隙部(7)の内壁(70)と結合されるので、強度を確保するためのブリッジ等を連結するために、ロータコア(2)にアンカー部等を設ける必要がない。従って、アンカー部等により、ロータコア(2)の強度が低下することや、トルクに影響する磁束が妨げられることが少ない。このように、本構成によれば、トルクに影響する磁束を妨げることが少なく、漏れ磁束を抑制できると共に、ロータコアの強度の低下も抑制できる埋込磁石型回転電機のロータを提供することができる。
1つの態様として、前記空隙部(7)の内壁(70)の内、少なくとも径方向外側(R1)及び径方向内側(R2)の内壁(71,73)が、前記充填材(F)と結合していると好適である。
ロータ(1)が高速で回転すると、遠心力が空隙部(7)を径方向(R)に拡大する方向に作用する。径方向外側(R1)及び径方向内側(R2)の内壁(71,73)が、充填材(F)と結合することによって、この遠心力に対抗することができ、ロータコア(2)の強度の低下が適切に抑制される。
1つの態様として、前記磁石挿入部(31)と前記空隙部(7)とは、互いに独立した孔として形成されていると好適である。
この構成によれば、空隙部(7)として、漏れ磁束の抑制に適切な位置に適切な大きさの孔(5)を、永久磁石(M)を挿入する孔(3)とは別に設けることができる。
また、1つの態様として、前記ロータコア(2)は、複数枚の板状の磁性体板(4)が前記回転軸(X)に沿って積層されて形成され、前記内壁(70)には、前記磁性体板(4)の前記回転軸(X)に沿った方向の厚み(D)より小径の複数の凹凸が形成され、前記充填材(F)は、当該複数の凹凸にも充填されていると好適である。
この構成によれば、内壁(70)に形成された凹凸に充填材(F)が入り込むことにより、内壁(70)と充填材(F)との接合面積が広くなり、内壁(70)と充填材(F)とが強く結合する。従って、空隙部(7)によるロータコア(2)の強度の低下を適切に抑制することができる。
また、1つの態様として、前記空隙部(7)を第1空隙部(7)とし、前記永久磁石(M)よりも前記ロータコア(2)の外周側に、前記回転軸(X)に沿って孔状に形成された第2空隙部(8)が形成され、前記第2空隙部(8)にも、非磁性体の前記充填材(F)が充填され、前記第2空隙部(F)の内壁(80)と前記充填材(F)とが結合されていると好適である。
漏れ磁束を抑制するための空隙は、永久磁石(M)よりもロータコア(2)の外周側にも設けられる場合がある。そのような空隙も、ロータコア(2)の強度を低下させる場合があるので、空隙部(7)と同様に、充填材(F)が充填されて内壁部(80)と結合されると好適である。
また、1つの態様として、前記空隙部(7)を第1空隙部(7)とし、前記永久磁石(M)よりも前記ロータコア(2)の外周側に、前記回転軸(X)に沿って溝状に形成されると共に前記ロータコア(2)の外周部に開放された第2空隙部(9)が形成されていると好適である。
ロータコア(2)の外周部において当該空隙の周方向(C)に繋がった周方向ブリッジ部(62)を有していると、当該周方向ブリッジ部が漏れ磁束の経路となる場合がある。そのような周方向ブリッジ部(62)を設けず、外周部に開放された溝状の空隙部(9)を設けることによって、さらに漏れ磁束を軽減することができる。複数の永久磁石(M)の周方向(C)の間に形成された空隙部(7)が充填材(F)と結合されていることによって、ロータコア(2)の強度が確保されるため、このような溝状の空隙部(9)の形成によるロータコア(2)の強度の低下を許容して適切に漏れ磁束を軽減することができる。
1 ロータ
2 ロータコア
31 磁石挿入部
5 空隙孔
7 空隙部、第1空隙部
70 内壁
71 径方向外側の内壁
73 径方向内側の内壁
8 第2空隙部
80 内壁
9 空隙溝部(第2空隙部)
C 周方向
D 磁性体板の厚み
F 充填材
M 永久磁石
P 磁極
R 径方向
R1 径方向外側
R2 径方向内側
X 回転軸

Claims (6)

  1. 1つの磁極がロータコアの内部に埋め込まれた複数の永久磁石によって形成される埋込磁石型回転電機のロータであって、
    回転軸に沿って孔状に形成されて前記永久磁石が挿入される磁石挿入部と、
    それぞれの前記磁極における複数の前記永久磁石の周方向の間に位置すると共に前記回転軸に沿って孔状に形成された空隙部と、を有し、
    前記空隙部に非磁性体の充填材が充填され、前記空隙部の内壁と前記充填材とが結合しているロータ。
  2. 前記空隙部の内壁の内、少なくとも径方向外側及び径方向内側の内壁が、前記充填材と結合している、請求項1に記載のロータ。
  3. 前記磁石挿入部と前記空隙部とは、互いに独立した孔として形成されている、請求項1又は2に記載のロータ。
  4. 前記ロータコアは、複数枚の板状の磁性体板が前記回転軸に沿って積層されて形成され、
    前記内壁には、前記磁性体板の前記回転軸に沿った方向の厚みより小径の複数の凹凸が形成され、前記充填材は、当該複数の凹凸にも充填されている、請求項1から3の何れか一項に記載のロータ。
  5. 前記空隙部を第1空隙部とし、前記永久磁石よりも前記ロータコアの外周側に、前記回転軸に沿って孔状に形成された第2空隙部が形成され、前記第2空隙部にも、非磁性体の前記充填材が充填され、前記第2空隙部の内壁と前記充填材とが結合されている、請求項1から4の何れか一項に記載のロータ。
  6. 前記空隙部を第1空隙部とし、前記永久磁石よりも前記ロータコアの外周側に、前記回転軸に沿って溝状に形成されると共に前記ロータコアの外周部に開放された第2空隙部が形成されている、請求項1から4の何れか一項に記載のロータ。
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WO2023105701A1 (ja) 2021-12-09 2023-06-15 株式会社 東芝 回転電機の回転子

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