JP2018084393A - 熱交換器及び貯湯給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプにより加熱された高温の湯水と、温水暖房端末で放熱された低温熱媒との間で熱交換を行うための熱交換器及びそれを利用した貯湯給湯装置を提供する。【解決手段】ヒートポンプ(2) によって加熱された高温の湯水と、温水暖房端末で放熱された低温熱媒との間の熱交換を行うための熱交換器(5) が設けられ、この熱交換器(5) は、ヒートポンプ(2) で加熱された高温の温水を導入するための温水導入口(5a)と、熱交換後の温水をヒートポンプに戻すための湯水導出口(5b)と、低温暖房端末で放熱された熱媒を導入するための低温用熱媒導入口(5d)と、暖房加熱装置(1) に熱媒を戻すための熱媒導出口(5e)とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプにより加熱された高温水と、温水暖房端末で放熱された低温熱媒との間で熱交換を行うための熱交換器及びそれを利用した貯湯給湯装置に関する。
従来、ヒートポンプと貯湯タンクと補助熱源機とを備えた貯湯給湯装置が広く実用に供されており、貯湯タンクの高温の湯水と暖房端末からの戻りの熱媒との間で熱交換する暖房用熱交換器を備えたものがある。
暖房用端末には、床暖房等の低温暖房端末と、浴室暖房や浴室乾燥等の高温暖房端末とがあり、低温暖房端末からの戻りの熱媒(例えば30〜40℃)と高温暖房端末からの戻りの熱媒(例えば60℃)は合流後膨張タンクへ導入され、暖房系統に戻される。
他方、暖房端末からの戻りの熱媒をヒートポンプで加熱するようにした貯湯給湯装置も公知である。例えば、特許文献1の暖房システムでは、低温暖房端末からの戻りの熱媒をヒートポンプで加熱し、高温暖房端末からの戻りの熱媒は、ヒートポンプで加熱後の熱媒と合流してからガス燃焼式熱源機で加熱するようにしている。この低温暖房端末からの戻りの低温の熱媒をヒートポンプで加熱するため、ヒートポンプの運転効率を高めることができる。
特許第6009797号公報
上記の暖房用熱交換器を備えた一般的な貯湯給湯装置の場合、貯湯タンクからの高温の湯水を暖房用熱交換器に供給し、その暖房用熱交換器において、低温用と高温用の戻りの熱媒を混合させた中温の熱媒を加熱するため、運転効率を高めることは難しい。
しかも、貯湯タンクが満蓄状態の場合、ヒートポンプの運転効率が著しく低下するが、この場合でもヒートポンプで加熱した高温の温水を用いて暖房用熱媒を加熱するため、ヒートポンプの運転効率を高める上で不利である。
特許文献1の暖房システムでは、ヒートポンプの凝縮熱交換器に、暖房専用の熱交換部と、貯湯専用の熱交換部を設けるため、凝縮熱交換器が大型化し、製作費が高価になる。
本発明の目的は、ヒートポンプにより加熱された高温の温水と、温水暖房端末で放熱された低温熱媒との間で熱交換を行うための熱交換器及びそれを利用した貯湯給湯装置を提供することである。
請求項1の熱交換器は、ヒートポンプによって加熱された高温の温水と、温水暖房端末で放熱された低温熱媒との間の熱交換を行うための熱交換器であって、ヒートポンプで加熱された高温温水を導入するための温水導入口と、熱交換後の温水が導出される湯水導出口と、低温暖房端末で放熱された熱媒を導入するための低温用熱媒導入口と、暖房加熱装置に熱媒を戻すための熱媒導出口とを備えたことを特徴としている。
請求項2の熱交換器は、請求項1の発明において、前記熱交換器はプレート式熱交換器であることを特徴としている。
請求項3の熱交換器は、請求項1又は2の発明において、前記低温暖房端末からの熱媒を導入する低温用熱媒導入口は、複数設けられていることを特徴としている。
請求項4の熱交換器は、請求項2又は3の発明において、前記熱媒導出口は、高温暖房端末で放熱された熱媒の高温用熱媒導入口と連通しており、高温暖房端末で放熱された熱媒は前記高温の温水と熱交換することなく導出されることを特徴としている。
請求項5の貯湯給湯装置は、請求項1の熱交換器と前記ヒートポンプと燃焼式の補助加熱装置と貯湯タンクとを備え、前記温水導出口は前記貯湯タンクの上部に接続された配管に接続され、前記暖房加熱装置として機能する貯湯給湯装置であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、熱交換器の温水導入口からヒートポンプで加熱された高温の温水を導入し、低温用熱媒導入口から低温暖房端末で放熱された低温の熱媒のみを導入して、前記の高温の温水で低温の熱媒を加熱することができるため、運転効率を高める上で有利である。
請求項2の発明によれば、熱交換器がプレート式熱交換器であるため、小型で高性能の熱交換器とすることができる。
請求項3の発明によれば、前記低温暖房端末からの熱媒を導入する低温用熱媒導入口は、複数設けられているため、この熱交換器は複数の低温用熱媒導入口を集合するヘッダーとして機能させることができる。
請求項4の発明によれば、前記熱媒導出口は、高温暖房端末で放熱された熱媒の高温用熱媒導入口と連通しており、高温暖房端末で放熱された熱媒はこの熱交換器で熱交換することなく導出されるため、この熱交換器における運転効率の低下を避けることができる。
請求項5の発明(貯湯給湯装置)によれば、前記熱交換器で放熱した温水を貯湯タンクへ供給して貯湯し、その貯湯を補助加熱装置で適宜加熱して貯湯することができる。
しかも、貯湯タンクが満蓄状態の場合は、温水を熱交換器とヒートポンプとの間で循環させることにより、ヒートポンプの運転効率を一層高めることができる。
本発明の実施例に係る貯湯給湯装置の要部の構成図である。 プレート式熱交換器の斜視図である。 プレート式熱交換器の概略構成図である。 変更形態に係るプレート式熱交換器の概略構成図である。 別の変更形態に係るプレート式熱交換器の概略構成図である。
本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、貯湯給湯装置1の要部の構成について説明する。
図1に示すように、貯湯給湯装置1は、ヒートポンプ2と、貯湯タンク3と、ガス燃焼式の補助熱源機4(補助加熱装置)と、熱媒加熱用熱交換器5と、暖房用熱交換器6と、風呂追い焚き用熱交換器7と、図示の配管系統と、図示外の給水系と給湯系と浴槽への湯張り系の配管系統と、ポンプやバルブ等の機器類、制御ユニット8、操作リモコン9等を備え、ヒートポンプ2と熱媒加熱用熱交換器5と操作リモコン9以外のものはケース10内に収納されている。
前記ヒートポンプ2は、蒸発器11と、この蒸発器11に外気を供給する送風ファン12と、電動モータで駆動される圧縮機13と、凝縮熱交換器14と、膨張弁15と、これらを接続する冷媒回路16とを備えた一般的なヒートポンプである。
貯湯タンク3は、ほぼ円筒形の金属製タンクの周囲を断熱材(図示略)で覆ったもので、一側部には複数の温度センサs1〜s4が取付けられている。
ガス燃焼式の補助熱源機4は、ファン17とバーナー18と顕熱回収用熱交換器19と潜熱回収用熱交換器20とを備え、外部から供給されるガスの燃焼熱で貯湯タンク3 から導入した湯水を加熱するものである。
熱媒加熱用熱交換器5は、ヒートポンプ2から供給される高温の温水で低温暖房端末からの低温の戻り熱媒を加熱するプレート式熱交換器であり、これの詳細については後述する。暖房用熱交換器6は、貯湯タンク3から供給される高温の湯水で暖房用熱媒を加熱する熱交換器である。風呂追い焚き用熱交換器6は、貯湯タンク3から供給される高温の湯水で浴槽水を追い焚きする熱交換器である。
次に、配管系統と機器類について説明する。
給水源に接続された給水通路51は制御弁21を介して給水用の下部給水通路52に接続され、下部給水通路52は貯湯タンク3の底部に接続されている。
貯湯タンク3の頂部に接続された出湯通路53は出湯通路54に接続され、この出湯通路54は図示外の給湯系及び湯張り系に接続されている。
補助熱源機4の温水導出部に接続された出湯通路55は、制御弁22を介して出湯通路54に接続されている。上記の出湯通路55から分岐した温水通路56は、風呂追い焚き用熱交換器7に高温の湯水を供給する通路57と、暖房用熱交換器6に高温の湯水を供給する通路60とに分岐している。通路57は風呂追い焚き用熱交換器7を通過してから電磁弁23を介して通路61に接続されている。浴槽に接続された風呂戻り通路58は、風呂追い焚き用熱交換器7を通過して風呂往き通路59に接続されている。
温水通路56から分岐した通路60は、暖房用熱交換器6を通過してから電磁弁24を介して通路61に接続されている。暖房用熱媒を貯留する膨張タンク25にポンプ26を介して接続された通路66に熱媒通路62が接続されている。この熱媒通路62は、暖房用熱交換器6を通過して高温熱媒通路63に接続され、この高温熱媒通路63は図示外の高温暖房端末(例えば、浴室暖房端末や浴室乾燥端末)に高温熱媒(例えば約80℃)を供給する。熱媒通路62に開閉弁27を介して接続された低温熱媒通路64は、図示外の低温暖房端末(例えば、床暖房端末)に低温熱媒(例えば約60℃)を供給する。
高温暖房端末からの戻り熱媒(例えば、約60℃)は、高温用熱媒戻り通路80により熱媒加熱用熱交換器5の高温用熱媒導入口5cに導入され、低温暖房端末からの戻り熱媒(例えば、約30〜40℃)は、低温用熱媒戻り通路81により熱媒加熱用熱交換器5の低温用熱媒導入口5dに導入され、低温暖房端末からの戻り熱媒は、熱媒加熱用熱交換器5内においてヒートポンプ2から供給される高温の温水で加熱された後、高温暖房端末からの戻り熱媒と合流して熱媒導出口5eに導出され、熱媒導出口5eは戻り通路65を介して膨張タンク25に接続されている。
熱媒としての水を膨張タンク25に補給する為の通路67は給水源に接続されている。膨張タンク25からオーバーフローした熱媒は通路68により排水升28に排出される。
通路61に接続された低温水戻り通路69には流量計29が装着されると共に、この低温水戻り通路69は制御弁21を介して下部給水通路52に接続されている。制御弁21は、通路51,52を接続する状態と、通路51,69を接続する状態とに切換え可能である。低温水戻り通路69の下流端は、通路70,75の分岐部に設けられた制御弁30に接続されている。この制御弁30は、通路69,70を接続する状態と、通路75,70を接続する状態とに切換え可能である。
通路70の下流端は補助熱源機4の潜熱回収用熱交換器20の導入部に接続され、通路70にはポンプ31及び流量計32が装着されている。通路75の上流端は出湯通路53に接続され、下流端は制御弁30に接続されている。
貯湯タンク3内の湯水をヒートポンプ2に循環させる循環通路は、往き通路71,72と、外部通路77,78,79と、熱媒加熱用熱交換器5と、戻り通路73,74とで構成され、往き通路71の上流端は貯湯タンク3の底部に接続され、下流端は制御弁33に接続されている。往き通路72の上流端は制御弁33に接続され、下流端は外部通路77を介してヒートポンプ2の凝縮熱交換器14の低温水導入部に接続され、往き通路72にはポンプ34が装着されている。
また、戻り通路73の上流端は外部通路79に接続され、下流端は通路74の上流端に接続されている。通路74の下流端は貯湯タンク3の上部に接続されている。
戻り通路73と往き通路72を接続するバイパス通路76も設けられている。バイパス通路76の上流端は戻り通路73,74の接続部に接続され、下流端は制御弁33に接続されている。制御弁33は、往き通路71,72を接続する状態と、バイパス通路76と往き通路72を接続する状態とに切換え可能である。
ヒートポンプ2の凝縮熱交換器14の高温水導出部は、外部通路78を介して熱媒加熱用熱交換器5の温水導入口5aに接続され、熱媒加熱用熱交換器5の温水導出口5bは外部通路79により戻り通路73の上流端に接続されている。
尚、配管系には、図示のように複数の温度センサt1〜t10が設けられている。
これら温度センサt1〜t10の検出信号及び操作リモコン9からの指令信号が制御ユニット8へ供給され、制御ユニット8により、補助熱源機4とポンプ類と制御弁類が制御される。
次に、熱媒加熱用熱交換器5について説明する。
図2に示すように、熱媒加熱用熱交換器5は、プレート式熱交換器であり、直方体状に形成されている。熱媒加熱用熱交換器5の一方の側面には、温水導入口5aと、温水導出口5bと、暖房加熱装置として機能する貯湯給湯装置1に熱媒を戻す為の熱媒導出口5eが形成されている。熱媒加熱用熱交換器5の他方の側面には、熱媒導出口5eに直接連通した高温用熱媒導入口5cと、低温用熱媒導入口5dとが形成されている。尚、熱媒加熱用熱交換器5は、プレート式熱交換器であるため、小型で高性能の熱交換器とすることができる。
上記の熱媒加熱用熱交換器5の内部通路は、模式的に図示すると、図3のように形成されている。温水導入口5aから導入された高温の温水は、複数の内部温水通路78aを流れる間に、低温用熱媒導入口5dから導入されて内部熱媒通路81aを流れる熱媒を加熱してから温水導出口5bへ導出される。
低温暖房端末からの通路81は低温用熱媒導入口5dに接続され、高温暖房端末からの通路80は高温用熱媒導入口5cに接続されている。低温用熱媒導入口5dから導入された熱媒が流れる内部熱媒通路81aは、内部の合流通路80aに接続されており、内部熱媒通路81aを流れる熱媒は高温用熱媒導入口5cから導入された熱媒と合流通路80a内で合流して熱媒導出口5eへ排出される。高温用熱媒導入口5cから導入された熱媒は、合流通路80aを通過するだけで温水で実質的に加熱されることはない。このように、熱媒導出口5eは、合流通路80aを介して高温用熱媒導入口5cと連通している。
上記の貯湯給湯装置1と熱媒加熱用熱交換器5の作用、効果について説明する。
この貯湯給湯装置1において、貯湯タンク3に貯湯する際には、貯湯タンク3の底部から低温の湯水を通路71,72を介してヒートポンプ2へ供給し、ヒートポンプ2で加熱された高温の温水を、熱媒加熱用熱交換器5を経由後、通路73,74を介して貯湯タンク3へ戻して貯湯する。
給湯系や湯張り系へ給湯する際には、貯湯タンク3から通路53,54を介して湯水を供給するが、貯湯タンク3の湯水温度が給湯設定温度以下の場合には、貯湯タンク3の湯水を通路53,75,70を介して補助熱源機4へ供給し、補助熱源機4で補助的に加熱してから出湯通路55,54へ供給する。
風呂を追い焚きする際には、貯湯タンク3の湯水を、通路53,75,70と、補助熱源機4と、通路55,56を介して追い焚き用熱交換器7へ供給する。このとき、貯湯タンク3の湯水の温度が高い場合は、補助熱源機4を作動させることなく湯水を通過させるが、貯湯タンク3の湯水の温度が低い場合には、補助熱源機4を作動させてこの補助熱源機4により補助的に加熱してから追い焚き用熱交換器7へ供給する。
暖房端末を作動させる際には、上記と同様にして、暖房用熱交換器6へ高温の湯水を供給し、必要に応じて補助熱源機4で補助的に加熱してから暖房用熱交換器6へ高温の湯水を供給する。暖房端末へ供給する熱媒は、膨張タンク25から通路66,62を介して暖房用熱交換器6へ供給され、暖房用熱交換器6で加熱された高温用熱媒は、通路63から高温用暖房端末へ供給され、低温用暖房端末への熱媒は、開閉弁27開いた状態で通路66から通路64を介して低温用暖房端末へ供給される。
低温用暖房端末からの戻り熱媒は、熱媒加熱用熱交換器5の低温用熱媒導入口5dへ導入され、この熱媒加熱用熱交換器5において、ヒートポンプ2から供給された高温の温水で加熱されてから合流通路80aを通って熱媒導出口5eへ流れる。
高温用暖房端末からの戻り熱媒は、熱媒加熱用熱交換器5の高温用熱媒導入口5cへ導入され、熱媒加熱用熱交換器5の合流通路80aにおいて、加熱されることなく、加熱後の低温用の戻りの熱媒と合流してから熱媒導出口5eへ流れ、熱媒導出口5eから通路65へ供給される。
ヒートポンプ2で加熱された高温の温水は、熱媒加熱用熱交換器5の温水導入口5aに供給され、熱媒加熱用熱交換器5において、低温用暖房端末から戻った低温用熱媒を加熱した後、熱媒加熱用熱交換器5の温水導出口5bから外部通路79を介して通路73の上流端に供給される。
低温暖房端末の作動開始後の暫くの間は、熱媒加熱用熱交換器5から戻る湯水の温度は低温であるが、時間経過と共に暖房端末の温度が上昇して暖房端末での消費熱量が低下するため、熱媒加熱用熱交換器5から戻る湯水の温度が上昇していく。
但し、暖房端末が休止中の場合は、ヒートポンプ2で加熱された高温の温水は、熱媒加熱用熱交換器5において何ら熱交換することなく、外部通路79を介して通路73の上流端に供給される。
ヒートポンプ2で加熱後の温水の温度が低い場合には、制御弁33により通路76,72を連通させ、バイパス通路76と通路72,73と外部通路78,79を介して湯水をヒートポンプ2及び熱媒加熱用熱交換器5に循環させて複数回加熱することで湯水の温度を高めてから、通路73,74を介して貯湯タンク3へ貯湯する。
このように、熱媒加熱用熱交換器5において、ヒートポンプ2から供給される高温の温水と、低温用暖房端末からの戻りの低温の熱媒との間で熱交換するため、運転効率を高めることができる。しかも、熱媒加熱用熱交換器5において、高温用暖房端末からの戻りの熱媒を加熱しないため、運転効率の低下を避けることができる。
こうして、低温用暖房端末からの戻りの熱媒を熱媒加熱用熱交換器5において加熱するため、通路65へ戻る熱媒の温度が高くなるため、暖房用熱交換器5で加熱する熱量を節減し、貯湯タンク3から暖房用熱交換器6へ供給する高温の湯水の消費量を少なくすることができる。
また、貯湯タンク3が満蓄状態のときには、制御弁33で通路76,72を連通させてヒートポンプ2と熱媒加熱用熱交換器5との間で湯水を循環させることができ、この場合は、ヒートポンプ2において、暖房用熱交換器5で放熱した低温の温水を加熱することになるため、ヒートポンプ2の運転効率を高める上で一層有利である。
しかも、この熱媒加熱用熱交換器5は、温水導入口5aと、温水導出口5bと、高温用熱媒導入口5cと、低温用熱媒導入口5dと、熱媒導出口5eを集合するヘッダーとしても機能する。熱媒加熱用熱交換器5は、貯湯給湯装置1のケース10の外側にオプション的に装備されているため、既存の貯湯給湯装置1に追加的に装備することができる。
次に、変更形態1について説明する。
低温用暖房端末が複数ある場合には、図4に示すように、熱媒加熱用熱交換器5Aにおいて、複数の低温用暖房端末からの通路81a〜81dを集合させた通路が低温用熱媒導入口5dに接続される。
次に、変更形態2について説明する。
低温用暖房端末が複数ある場合には、図5に示すように、熱媒加熱用熱交換器5Bに複数の低温用熱媒導入口5da〜5ddが形成され、複数の低温用暖房端末からの通路81e〜81hが低温用熱媒導入口5da〜5ddに接続される。尚、複数の低温用熱媒導入口5da〜5ddは、複数の内部熱媒通路81aに夫々接続されている。
この熱媒加熱用熱交換器5Bは、複数の低温用熱媒導入口5da〜5ddを集合するヘッダーとしても機能する。
次に、前記実施例を変更する例として、ヒートポンプで加熱された高温の温水の一部を熱媒加熱用熱交換器5に供給し、高温の温水の残部を通路73へ供給するように構成してもよい。
その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明とそのような変更形態をも包含するものである。
1 貯湯給湯装置
2 ヒートポンプ
3 貯湯タンク
4 補助熱源機(補助加熱装置)
5 熱媒加熱用熱交換器
5a 温水導入口
5b 温水導出口
5c 高温用熱媒導入口
5d 低温用熱媒導入口
5e 熱媒導出口
73,74 戻り通路
77,78,79 外部通路

Claims (5)

  1. ヒートポンプによって加熱された高温の温水と、温水暖房端末で放熱された低温熱媒との間の熱交換を行うための熱交換器であって、
    ヒートポンプで加熱された高温の温水を導入するための温水導入口と、
    熱交換後の温水が導出される温水導出口と、
    低温暖房端末で放熱された熱媒を導入するための低温用熱媒導入口と、
    暖房加熱装置に熱媒を戻すための熱媒導出口とを備えたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記熱交換器はプレート式熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記低温暖房端末からの熱媒を導入する低温用熱媒導入口は、複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記熱媒導出口は、高温暖房端末で放熱された熱媒の高温用熱媒導入口と連通しており、高温暖房端末で放熱された熱媒は前記高温の温水と熱交換することなく導出されることを特徴とする請求項2又は3に記載の熱交換器。
  5. 請求項1の熱交換器と前記ヒートポンプと燃焼式の補助加熱装置と貯湯タンクとを備え、前記温水導出口は前記貯湯タンクの上部に接続された配管に接続され、前記暖房加熱装置として機能する貯湯給湯装置であることを特徴とする貯湯給湯装置。
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