JP2018081657A - エネルギーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の再生可能エネルギーにより発電した電気を送電ネットワークにて託送して複数の電解式水素製造装置により水素を製造し譲渡するエネルギーシステムにおいて、水素を扱う装置の維持管理力の低下、サイバー攻撃及び自然災害からの安全性確保が課題。【解決手段】前記エネルギーシステムに水素設備安全監視強制制御サーバを備えて、電解式水素製造装置の監視を行い、該サーバにて、異常や危険の解析結果を得たときには、水素製造の停止や装置内の水素ガスの大気安全放出等の制御を強制的に行い、サーバ類は、制御も含めた分散台帳技術にて、装置故障事故、サイバー攻撃及び自然災害に備える。【選択図】図1

Description

本発明は再生可能エネルギーによる電気から水素製造をおこなうエネルギーシステムの安全確保に関する。
再生可能エネルギーにより発電し、発電された電気を近傍の電力会社の送電ネットワークから託送する複数の発電装置と、前記送電ネットワークに接続され、前記発電装置から託送された電気を受け取って、受け取った電気により水素、又は水素及び酸素を製造する電解式水素製造装置と、前記発電装置を管理する事業者に与える対価を管理する課金サーバをさらに備え、前記課金サーバは、前記電解式水素製造装置により製造された水素又は酸素を利用者に譲渡することにより得られる対価を管理する水素売価管理部と、前記送電ネットワークによる託送に要する費用を管理する託送費用管理部とを備え、前記電解式水素製造装置は、前記水素又は水素及び酸素を製造する際に、前記発電装置から託送された電気のみでは不足している場合、前記送電ネットワークからさらに電気を受け取るエネルギーシステムであって、該エネルギーシステムの運用を監視する監視サーバをさらに備え、前記監視サーバは、通信ネットワークを介して前記発電装置から前記発電装置の状態情報を取得する発電状態取得部と、通信ネットワークを介して前記電解式水素製造装置から水素又は酸素の製造情報を取得する製造情報取得部と、前記発電装置の状態情報及び前記電解式水素製造装置の製造情報を分析して、前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の運転制御の内容を決定する分析部と、前記通信ネットワークを介して前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析部による分析情報又は運転制御情報を送信する送信部と、を備えるエネルギーシステムが特許第5327585号にて知られており、
さらに、前記エネルギーシステムに電解水素設備維持管理サーバを備え、該電解水素設備維持管理サーバは、電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部の設備属性情報、設備稼働情報、水素製造量情報、事故故障情報、設備劣化情報、水素センサ濃度情報、異常温度情報、モニター画像情報及び感震情報を取得してロギングするとともに、保全及び異常情報を作成して管理事務所の端末に送信する維持管理情報部を備えるエネルギーシステムが、特開2016−136419など下記にて知られている。
前記電解式水素製造装置のディスペンサ部いわゆる水素ステーションにおいては、不特定の人が水素燃料電池車への水素充填に訪れること、水素ガスが82MPaと高圧であること、水素ガスはきわめて着火しやすいこと、燃焼可能濃度範囲が広いガスであること及び金属をもろくする水素脆化作用があることなどから、水素ステーションの運営において潜在的なリスクは極めて高く、その装置機器には高度な安全対策が求められていた。
再生可能エネルギーにより水素製造をおこなう上記エネルギーシステムは、重要なエネルギーインフラであり、システムの通信ネットワークにインターネットを用いることは非常に有用ではあるが、サイバー攻撃の可能性が高いことなどから非常にリスキーであった。しかしその冗長性と利便性の良さからエネルギーインフラにおける安全性の高いインターネットの利用技術が求められていた。
特許第5327585号 特開2016−136425 特開2016−136426 特開2016−136431 特開2016−136435
前記エネルギーシステムの電解式水素製造装置においては、水素ステーションとして、不特定の利用者が非常に危険性の高い水素を扱うことから、ひとたび事故が起きれば即重大事故に至ってしまうことが予見できる。従って運営中の確実な安全管理が求められるが、かつての火災等の事故例の中には、管理者の安全に対する理解の欠如や経営苦を理由とした安全管理義務の放棄という類の原因が多くあり、所有者及び管理者に対する法的な義務による安全の確保には限界がある、という課題があった。
前記水素ステーションにおいて、不特定の人が水素燃料電池車への水素充填に訪れることに対する安全対策については、水素充填の易操作性、フールプルーフ設計、耐車衝突避けフェンス等により、かなりの部分について対策することができる。一方、水素ガスが82MPaと高圧であること、きわめて着火しやすいこと、燃焼可能濃度範囲が広いガスであること及び金属をもろくする水素脆化作用があること等による水素ガス漏洩、あるいは電解セルタンク内での電解反応の暴走等が起きると、激しい燃焼や爆発等による大事故の可能性があり、ひとたび発生すると止めることができないという課題があった。
水素製造を含む上記エネルギーシステムは、重要な社会インフラであるが、通信ネットワークにインターネットを用いることは、サイバー攻撃を受ける可能性が高くなるという課題があった。
又、大規模な災害等による専用の通信ネットワークやサーバシステムのダウンの可能性という課題があった。
再生可能エネルギーにより発電し、発電された電気を近傍の電力会社の送電ネットワークから託送する複数の発電装置と、前記送電ネットワークに接続され、前記発電装置から託送された電気を受け取って、受け取った電気により水素、又は水素及び酸素を製造する複数の電解式水素製造設備と、前記発電装置を管理する事業者に与える対価を管理する課金サーバを備え、前記課金サーバは、前記電解式水素製造設備により製造された水素又は酸素を利用者に譲渡することにより得られる対価を管理する水素等売価管理部と、前記送電ネットワークによる託送に要する費用を管理する託送費用管理部とを備え、前記電解式水素製造装置は、前記水素又は水素及び酸素を製造する際に、前記発電装置から託送された電気のみでは不足している場合、前記送電ネットワークからさらに電気を受け取るエネルギーシステムであって、該エネルギーシステムの運用を監視する監視サーバをさらに備え、前記監視サーバは、通信ネットワークを介して前記発電装置から前記発電装置の状態情報を取得する発電状態取得部と、通信ネットワークを介して前記電解式水素製造装置から水素又は酸素の製造情報を取得する製造情報取得部と、前記発電装置の状態情報及び前記電解式水素製造装置の製造情報を分析して、前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の運転制御の内容を決定する分析部と、前記通信ネットワークを介して前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析部による分析情報又は運転制御情報を送信する送信部とを備えるエネルギーシステムに、
さらに備える水素設備安全監視強制制御サーバであって、通信ネットワークを介して、前記電解式水素製造装置及び、前記電解式水素製造装置の構成部である電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部、及び又は水素の圧縮機、蓄圧器、プレクーラー装置に設置した、少なくともガス検知器、温度センサ及び火災センサからなる環境監視装置、装置類の運用運転状態を監視して制御する運転監視制御装置、設備の劣化を物性のパラメータで計測する設備劣化計測装置、又は少なくとも地震計からなるハウジング異常監視装置からのデータ情報を受け取ってロギングするデータ記録部を備えるとともに、過去のデータと現在のデータを比較監視してアナリティクスを実施する解析部を備え、前記解析部にて、前記電解式水素製造装置の環境空間解析、運転状況解析、異常解析、危険状況解析及び劣化状況解析、又はさらに故障予兆解析の結果、異常、危険、劣化又は故障予兆を解析するに至った、電解式水素製造装置に対して、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御を実行する情報を作成して、当該電解式水素製造設備及び前記監視サーバに送信するとともに、センター、利用者又は行政に報告できる制御情報送信部を備えることを特徴とする水素設備安全監視強制制御サーバである。
再生可能エネルギーにより発電し、発電された電気を近傍の電力会社の送電ネットワークから託送する複数の発電装置と、前記送電ネットワークに接続され、前記発電装置から託送された電気を受け取って、受け取った電気により水素又は水素及び酸素を製造する複数の電解式水素製造設備と、前記発電装置を管理する事業者に与える対価を管理する課金サーバを備え、前記課金サーバは、前記電解式水素製造設備により製造された水素又は酸素を利用者に譲渡することにより得られる対価を管理する水素等売価管理部と、前記送電ネットワークによる託送に要する費用を管理する託送費用管理部とを備え、前記電解式水素製造装置は、前記水素又は水素及び酸素を製造する際に、前記発電装置から託送された電気のみでは不足している場合、前記送電ネットワークからさらに電気を受け取るエネルギーシステムであって、該エネルギーシステムの運用を監視する監視サーバをさらに備え、前記監視サーバは、通信ネットワークを介して前記発電装置から前記発電装置の状態情報を取得する発電状態取得部と、通信ネットワークを介して前記電解式水素製造装置から水素又は酸素の製造情報を取得する製造情報取得部と、前記発電装置の状態情報及び前記電解式水素製造装置の製造情報を分析して、前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の運転制御の内容を決定する分析部と、前記通信ネットワークを介して前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析部による分析情報又は運転制御情報を送信する送信部とを備え、
さらに、概エネルギーシステムの水素設備の安全を管理する水素設備安全監視強制制御サーバを備え、前記水素設備安全監視強制制御サーバは、通信ネットワークを介して、前記電解式水素製造装置及び、前記電解式水素製造装置の構成部である電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部、及び又は水素の圧縮機、蓄圧器、プレクーラー装置に設置した、少なくともガス検知器、温度センサ及び火災センサからなる環境監視装置、装置類の運用運転状態を監視して制御する運転監視制御装置、設備の劣化を物性のパラメータで計測する設備劣化計測装置、又は少なくとも地震計からなるハウジング異常監視装置からのデータ情報を受け取ってロギングするデータ記録部を備えるとともに、過去のデータと現在のデータを比較監視してアナリティクスを実施する解析部を備え、前記解析部にて、前記電解式水素製造装置の環境空間解析、運転状況解析、異常解析、危険状況解析及び劣化状況解析、又はさらに故障予兆解析の結果、異常、危険、劣化又は故障予兆を解析するに至った、電解式水素製造装置に対して、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御を実行する情報を作成して、当該電解式水素製造設備及び前記監視サーバに送信するとともに、センター、利用者又は行政に報告できる制御情報送信部を備えることを特徴とするエネルギーシステムである。
上記エネルギーシステムの電解式水素製造設備に、さらに備えてもよい中継制御器であって、該中継制御器は、前記環境監視装置、前記運転監視制御装置、前記設備劣化計測装置又は前記ハウジング異常監視装置からのデータ情報を、中継して、通信ネットワークを介して前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信するとともに、データ情報を中継する中継部、前記中継する前記データ情報を受け取ってロギングする中継器データ記録部、前記データ情報から電解式水素製造設備の正常と異常を分析する中継器データ分析部及び当該分析結果から異常を分析した時に危険性を減ずる制御情報を出力する安全制御部とを備え、前記中継器データ分析部の分析結果を、参考値として前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信し、前記中継部が前記水素設備安全監視強制制御サーバ間との通信障害を検出したときで、且つ、前記中継器データ分析部にて電解式水素製造装置の異常を分析したときには、前記安全制御部から、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、及び電解式水素製造装置に対して、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御又は水噴霧冷却制御情報を出力することを特徴とする、中継制御器である。
上記エネルギーシステムにおいて、前記電解式水素製造設備にさらに、前記環境監視装置、前記運転監視制御装置、前記設備劣化計測装置又は前記ハウジング異常監視装置からのデータ情報を、中継して、通信ネットワークを介して前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信する中継制御器をさらに備えてもよく、前記中継制御器は、データ情報を中継する中継部、前記中継する前記データ情報を受け取ってロギングする中継器データ記録部、前記データ情報から電解式水素製造設備の正常と異常を分析する中継器データ分析部及び当該分析結果から異常を分析した時に危険性を減ずる制御情報を出力する安全制御部とを備え、前記中継器データ分析部の分析結果を、参考値として前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信し、前記中継部が前記水素設備安全監視強制制御サーバ間との通信障害を検出したときで、且つ、前記中継器データ分析部にて電解式水素製造装置の異常を分析したときには、異常内容に応じて前記安全制御部から、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、及び電解式水素製造装置に対して、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御又は水噴霧冷却制御情報を出力する中継制御器を備える前記エネルギーシステムである。
上記エネルギーシステムにおいて、課金サーバは、複数であってよく、前記課金サーバには、それぞれさらに課金台帳データベースを備えてもよく、前記一の課金サーバにおいては、課金台帳データベースに反映される正当な更新データはブロックにまとめられて、他の課金サーバに対して通信ネットワークを介して送信され、その結果の他の課金サーバからのブロックの内容の正当性と合意状況を確認することで認証して、前記ブロックを前記課金データベースに取り込む分散台帳技術を備えてもよい。
上記エネルギーシステムにおいて、監視サーバは、複数であってよく、該監視サーバには、それぞれさらに監視台帳データベースを備えてよく、前記一の監視サーバにおいて、監視台帳データベースに反映される発電装置状態データ及び水素又は酸素製造データを含む正当な更新監視データ、又は前記更新監視データとともに前記更新監視データに基づき前記分析部にて決定した前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の分析情報又は運転制御情報は、ブロックにまとめられて、他の監視サーバに対して通信ネットワークを介して送信され、その結果の他の監視サーバからのブロックの内容の正当性と合意状況を確認することで認証して、前記ブロックを前記監視データベースに取り込むとともに、前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析情報又は運転制御情報を送信する、分散台帳技術を備えてもよい。
前記エネルギーシステムにおいて、前記水素設備安全監視強制制御サーバは、複数であって、該水素設備安全監視制御サーバには、安全監視制御台帳データベースを備えてもよく、前記安全監視制御台帳データベースに反映される個々の正当な、電解式水素製造装置及び、電解式水素製造装置の構成部である電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部、及び又は水素の圧縮機、蓄圧器、プレクーラー装置に設置した、少なくともガス検知器、温度センサ及び火災センサからなる環境監視装置、装置類の運転状態を監視して制御する運転監視制御装置、設備の劣化を物性のパラメータで計測する設備劣化計測装置、又は少なくとも地震計からなるハウジング異常監視装置からのデータ情報、当該データ情報から解析部にて行った、前記電解式水素製造装置の環境空間解析結果、運転状況解析結果、異常解析結果、危険状況解析結果及び劣化状況解析結果、又はさらに故障予兆解析結果、並びに、該結果から行う、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御の情報は、ブロックにまとめられて、他の水素設備安全監視強制制御サーバに対して制御情報送信部から通信ネットワークを介して送信され、その結果の他の水素設備安全監視強制制御サーバからの合意状況を確認することで認証して、前記ブロックを前記安全監視制御台帳データベースに取り込むとともに、前記管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御の情報を当該電解式水素製造設備及び前記監視サーバに前記制御情報送信部から送信するとともに、センター、利用者、行政に報告する、分散台帳技術を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によるエネルギーシステムは危険な水素を扱う装置を備えるが、水素設備安全監視強制制御サーバを備えることで、その解析部にて、電解式水素製造装置の、構成部等に設置した環境監視装置、運転監視制御装置、設備劣化計測装置又はハウジング異常監視装置からの過去のデータと現在のデータとを比較監視してアナリティクスを実施した結果、異常、危険、劣化又は故障予兆を解析するに至った電解式水素製造装置に対して、管理者への状態通知及び保全修理勧告をおこなうのは当然としても、水素等製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素等製造を強制中止する制御又は電力託送を制限する制御を強制的に実行することから、管理責任者の安全に対する理解の欠如や経営苦を理由とした維持管理義務の放棄という状況であっても、部品交換等の維持管理が疎かになった時点、故障の予兆を解析した時点又は非常に初期の異常発生時点において、無理をすれば水素製造が可能なレベルの異常であっても、最善のセーフティー制御が強制実行されてしまうので、安全が確保されるという効果がある。
また、本発明のエネルギーシステムに備える水素設備安全監視強制制御サーバは、電解式水素製造装置の環境監視装置、運転監視制御装置、設備劣化計測装置又はハウジング異常監視装置からのデータが突然に異常を示したときには、例えばガス検知器からの水素濃度データが危険濃度に急激に達した時には、水素製造を強制中止する制御及び所定の装置内の水素を水素放散ベントから大気に安全放出する弁の制御を出力するとともに、センター、利用者又は行政に知らせることから、緊急性が何よりも優先される機器の安全制御の部分に人の判断が介在せず水素爆発のような状況になる前により安全な対処が素早くできるという効果がある。
本発明によるエネルギーシステムは重要な社会インフラであり、危険性の高い水素を扱うことからも本エネルギーシステムにおいては、管理システムのサーバは災害及び事故に備えて、広域に分散設置されており、一部地域のサーバが被災することがあっても他の健全なサーバによりバックアップすることができることに加えて、本発明においては、いわゆる分散台帳技術を制御の分野にまで広げ、更新データとその結果の制御データも加えたブロックチェーンにより、複数のサーバの制御データも含めた合意による認証を条件にしてデータ更新及び制御を行うことでサイバー攻撃に備えることができ、従来にない災害とサイバー攻撃の両方に備えたエネルギーシステムが得られるという効果がある。
本発明によるエネルギーシステムでは、前記環境監視装置、前記運転監視制御装置、前記設備劣化計測装置又は前記ハウジング異常監視装置からのデータ情報を、中継して、通信ネットワークを介して前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信する中継制御器を備えることができ、該中継器の中継器データ分析部にて電解式水素製造装置の異常を分析したときで、且つ前記水素設備安全監視強制制御サーバ間との通信障害を検出したときには、前記水素設備安全監視強制制御サーバからの制御を待たずに中継器から直接機器に対して安全制御が行われ、万一の通信ネットワークの異常事態にも安全対処できるレジリエントなシステムが得られるという効果がある。
実施の形態に係るエネルギーシステムの構成を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るエネルギーシステムの構成を示す。エネルギーシステム1は、再生可能エネルギーにより発電し、発電された電気を近傍の電力会社の送電ネットワーク30から託送31する複数の発電装置10〜15と、送電ネットワーク30に接続され、発電装置10〜15から託送31された電気を受け取って、受け取った電気により水素等を製造する少なくとも電解水素製造部21、水素貯蔵タンク部22及び水素譲渡用ディスペンサ装置部23を備える複数の電解式水素製造装置20と、エネルギーシステム1を管理する管理システム40及び管理事務所41を備えて構成されている。
本エネルギーシステム1に記載されている送電ネットワーク30はいわゆる一般電気事業者発電16から電力が供給されコントロールされているので、前記電解式水素製造装置20において水素又は水素及び酸素(以下水素等という)を製造する際に、発電装置10〜15から託送された電気のみでは過不足となる場合には、前記送電ネットワーク30との間で電気を授受することができる。
図1のエネルギーシステム1は管轄区域が設定されている例であり、管轄区域ごとに管理システム40を備えている。
前記管轄区域は、地理的条件、管理単位の条件、管理者の条件又は通信ネットワークやその他の条件で設定してよく、管理システム40は主に自己の管轄区域内のノードを中心に管理を行うが、広域分散システムとして他の管轄区域のノードを管理することができる。図1では管轄区域aからcを代表的に記載し、d以降nをd…nと表現し、前記発電装置10〜15、電解式水素製造装置20及び管理システム40の各番号には管轄区域a〜cを添え字で記載している。
本エネルギーシステム1には、複数の管理システム40及び複数の電解式水素製造装置20が記載されているが、その中で代表として管轄区域aにある管理システム40a及び電解式水素製造装置20aの一つについては、その構成部までを記載している。
上記電解式水素製造装置20には水素燃料電池及びバッテリーを備えた水素発電装置80を備えており、震災等の非常時には発電して電力を送電ネットワークに提供し、又、他の電解式水素製造装置に水素等製造用の託送電気の不足が起こった時には、発電して託送送電することが出来る。
送電ネットワーク30に接続される再生可能エネルギーによる複数の発電装置は、水力発電装置10、風力発電装置11、太陽光発電装置12、波力発電装置13、地熱発電装置14、バイオマス発電装置15を例示しているが、他の再生可能エネルギー発電であっても良く、前記送電ネットワーク30にはもともと接続されている化石・原子力エネルギーによる発電16がある。送電ネットワークに沿って記載された託送のライン31は再生可能エネルギー発電の前記送電ネットワークによる託送時を表現している。
本実施形態のエネルギーシステム1では、点在する再生可能エネルギーによる発電装置10〜15で発電された電気を、送電ネットワーク30により、複数の電解式水素製造装置20に託送31して、受け取った電気で水素又は水素および酸素を製造し、需要者に譲渡するというエネルギーのメインの流れがある。
さらに前記エネルギーシステム1では、前記複数の発電装置10〜15及び前記複数の電解式水素製造装置20は、インターネットに代表される通信ネットワーク32にて、複数の管理システム40、オペレータの操作端末が置かれる管理事務所41及び上記送電ネットワーク30を管理運用する一般電気事業者16のノードと接続され、監視及び制御を含む運用管理情報を送受信するようになっている。
前記管理システム40は、発電装置10〜15を管理する事業者に与える対価及び託送に要する費用を管理する課金サーバ50、エネルギーシステムの運用を監視する監視サーバ60及び水素設備安全監視強制制御サーバ70を備えている。
管轄区域aを主に管理する管理システム40aの課金サーバ50aは、電解式水素製造装置20aにより製造された水素等を利用者に譲渡することにより得られる対価と送電ネットワーク30による託送31に要する費用等を管理するようになっており、前記電解式水素製造装置により製造された水素等を利用者に譲渡することにより得られる対価を管理する水素売価管理部51a、前記送電ネットワークによる託送に要する費用を管理する託送費用管理部52a及び課金台帳データベース53aと、を備え、水素等売価管理部51a及び託送費用管理部52aは、各発電装置及び電解式水素製造装置の管理者に対して与えるべき対価や、前記各装置の管理者が支払うべき費用を算出する。これらの費用算出データは、課金ブロック生成部54aにて所定の大きさにまとめられてブロック化され、他の課金サーバである課金サーバ50b、50c、・・50nに送信される。ブロックを受け取った各課金サーバは課金認証処理部55にてそれぞれ、ブロックに含まれるデータ内容が改ざんされていないこと等、ブロック内容の正当性を確認し、確認結果をさらに他の課金サーバに対して送信する。受信した課金サーバはそれぞれ所定台数の課金サーバがブロックについて合意していることを確認してブロックを承認する準備が整ったことをさらに他の課金サーバに送信する。ここで課金サーバ50aは自身を含む所定台数の課金サーバでブロックを承認する準備が整ったことを確認して認証し、自身の課金台帳データベース53aにブロックを取り込むと共に前記費用算出データを各発電装置10a〜15a、各電解式水素製造装置20a及び管理事務所41に送信する分散台帳技術にて管理を行っているサーバシステムである。
管理システム40aの監視サーバ60aは、
通信ネットワーク32を介して前記管轄区域aの発電装置11a〜15aから前記発電装置の状態情報を取得する発電状態取得部61aと、通信ネットワークを介して前記電解式水素製造装置から水素又は酸素の製造情報を取得する製造情報取得部62aと、前記発電装置の状態情報及び前記電解式水素製造装置の製造情報を分析して、前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の運転制御の内容を決定する分析部63aと、前記通信ネットワーク32を介して前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析部による分析情報及び運転制御情報を送信する送信部64aと、を備える。
前記監視サーバ60aの分析情報又は運転制御情報は、送信部64aから各発電装置11a〜15a、各電解式水素製造装置20a及び管理事務所41に送信しても良いが、本実施例では監視サーバ60aは、監視台帳データベース65a、監視ブロック生成部66a及び監視認証処理部67aを備え、監視サーバ60aの発電状態取得部61a及び製造情報取得部62aで受け取った前記発電状態データ、前記製造データ及び分析部63aにて導かれた分析情報又は運転制御情報は、監視ブロック生成部66aによりブロックにまとめられ、他の監視サーバである監視サーバ60b、60c、・・60nに送信される。ブロックを受け取った各監視サーバはそれぞれの監視認証処理部67にて、ブロックに含まれるデータ内容が改ざんされていないこと等、ブロック内容の正当性を確認し、確認結果をさらに他の監視サーバに対して送信する。受信した監視サーバはそれぞれが所定台数の監視サーバがブロックについて合意していることを確認してブロックを承認する準備が整ったことをさらに他の監視サーバに送信する。ここで監視サーバ60aは自身を含む所定台数の監視サーバでブロックを承認する準備が整ったことを確認して認証し、自身の監視台帳データベース65aにブロックを取り込むと共に前記託送先及びルート制御情報を各発電装置11a〜15a、各電解式水素製造装置20a及び管理事務所41に送信する分散台帳技術にて管理を行っている。
上記水素設備安全監視強制制御サーバ70aは、通信ネットワーク32を介して、
前記電解式水素製造装置20a及び、前記電解式水素製造装置20aの構成部である電解水素製造部21a、水素貯蔵タンク部22a及び水素等譲渡用ディスペンサ装置部23a、及び又は水素の圧縮機27a、蓄圧器28a、プレクーラー装置29aに設置した、水素センサ83a、温度センサ84a及び火災センサ85aからなる環境監視装置81a、装置類の運用運転状態を監視して制御する運転監視制御装置25a、設備の劣化を物性のパラメータで計測する本実施例では水素ボンベの経時変化をボンベ本体に人工的に与える加振波形の伝播特性変化で計測する設備劣化計測装置26a、又は地震計86a、モニターカメラ87aからなるハウジング異常監視装置82aからのデータ情報を受け取ってデータ記録部71aにロギングする。
さらに水素設備安全監視強制制御サーバ70aではさらに、前記データ情報を解析部72aにて比較監視してアナリティクスを実施して行った前記電解式水素製造装置の環境空間解析結果、運転状況解析結果、異常解析結果、危険状況解析及び劣化状況解析結果、又はさらに故障予兆解析結果の情報、並びに、該結果から行う、水素及び酸素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素及び酸素製造を強制中止する制御、装置内の水素又は酸素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御の情報は、安全監視ブロック生成部75aにおいてブロックにまとめられて、他の水素設備安全監視強制制御サーバ70b、70c、・・70nに対して通信ネットワークを介して送信され、ブロックを受け取った各水素設備安全監視強制制御サーバはそれぞれの安全監視認証処理部76にて、ブロックに含まれるデータ内容が改ざんされていないこと等、ブロック内容の正当性を確認し、確認結果をさらに他の水素設備安全監視強制制御サーバに対して送信する。受信した水素設備安全監視強制制御サーバは、それぞれが所定台数の水素設備安全監視強制制御サーバがブロックについて合意していることを確認してブロックを承認する準備が整ったことをさらに他の水素設備安全監視強制制御サーバに送信する。ここで水素設備安全監視強制制御サーバ70aは自身を含む所定台数の水素設備安全監視強制制御サーバでブロックを承認する準備が整ったことを確認して認証し、自身の安全監視制御台帳データベース74aに取り込むとともに、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御の情報を電解式水素製造設備20a及び監視サーバ60aに制御情報送信部73aから送信するとともに、センター41、電解式水素製造装置20aの利用者に音声出力制御及び所轄消防に通報出力を行う。
本実施例の電解式水素製造装置20aにおいては、中継制御器90aを備えており、通常は前記環境監視装置81a、前記運転監視制御装置25a、前記設備劣化計測装置26a又は前記ハウジング異常監視装置からのデータ情報を含む電解式水素製造装置20aの情報は、全て中継部91aにて中継して、通信ネットワークを介して前記課金サーバ50a、監視サーバ60a及び水素設備安全監視強制制御サーバ70aに送信している。
前記中継制御器90aは、上記データ情報を中継する中継部91a、前記中継する前記データ情報を受け取ってロギングする中継器データ記録部94a、前記データ情報から電解式水素製造設備の正常と異常を分析する中継器データ分析部93a及び当該分析結果から異常を分析した時に危険性を減ずる制御情報を出力する安全制御部92aとを備え、通常は前記中継器データ分析部93aの安全に関する分析結果は、参考値として前記水素設備安全監視強制制御サーバ70aに送信している。
前記中継部91aが水素設備安全監視強制制御サーバ70a間との通信障害を検出したときで、且つ、中継器データ分析部93aにて電解式水素製造装置の異常を分析したときには、水素設備安全監視強制制御サーバ70aからの制御によらず安全制御部92aから直接運転監視制御装置25aに対して、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御又は水噴霧冷却制御情報を出力し、運転監視制御装置25aは情報に基づいて制御を行う。
本実施例では、前記課金サーバ、監視サーバ及び水素設備安全監視強制制御サーバはメインで管轄する管轄区域が設定されているが、特に管轄区域の設定は無くても良い。本サーバシステムは広域分散型であって地理的に離れた複数の設置場所にて連携し、各種オペレータの操作端末が置かれる管理事務所41もアクセス管理に設置場所が限定されない自由配置のシステムであり、広域分散したサーバ間での相互バックアップ連係機能により、災害時の信頼性を確保している。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 エネルギーシステム、10 水力発電装置、11 風力発電装置、
12 太陽光発電装置、13 波力発電装置、14 地熱発電装置、
15 バイオマス発電装置、16 一般電気事業者、20 電解式水素製造装置、
21 電解水素製造部、22 水素貯蔵タンク部、
23 水素等譲渡用ディスペンサ装置部、24 水槽、25 運転監視制御装置、
26 設備劣化計測装置、27 圧縮機、28 蓄圧器、29 プレクーラー、
30 送電ネットワーク、31 託送、32 通信ネットワーク、40 管理システム、
41 管理事務所、50 課金サーバ、51 水素等売価管理部、
52 託送費用管理部、53 課金台帳データベース、54 課金ブロック生成部、
55 課金認証処理部、60 監視サーバ、61 発電状態取得部、
62 製造情報取得部、63 分析部、64 送信部、65 監視台帳データベース、
66 監視ブロック生成部、67監視認証処理部、
70 水素設備安全監視強制制御サーバ、71 データ記録部、72 解析部、
73 制御情報送信部、74 安全監視制御台帳データベース、
75 安全監視ブロック生成部、76 安全監視処理部、80 水素発電装置、
81 環境監視装置、82 ハウジング異常監視装置、83 水素センサ、
84 温度センサ、85 火災センサ、86 地震計、87 モニターカメラ
88 水素・酸素安全弁、89 水噴霧装置弁、90 中継制御器、91 制御部、
92 安全制御部、93 中継器データ分析部、94 中継器データ記録部、
添え字abcd・・nは管轄区域を指す。

Claims (7)

  1. 再生可能エネルギーにより発電し、発電された電気を近傍の電力会社の送電ネットワークから託送する複数の発電装置と、前記送電ネットワークに接続され、前記発電装置から託送された電気を受け取って、受け取った電気により水素、又は水素及び酸素を製造する複数の電解式水素製造設備と、前記発電装置を管理する事業者に与える対価を管理する課金サーバを備え、前記課金サーバは、前記電解式水素製造設備により製造された水素又は酸素を利用者に譲渡することにより得られる対価を管理する水素等売価管理部と、前記送電ネットワークによる託送に要する費用を管理する託送費用管理部とを備え、前記電解式水素製造装置は、前記水素又は水素及び酸素を製造する際に、前記発電装置から託送された電気のみでは不足している場合、前記送電ネットワークからさらに電気を受け取るエネルギーシステムであって、該エネルギーシステムの運用を監視する監視サーバをさらに備え、前記監視サーバは、通信ネットワークを介して前記発電装置から前記発電装置の状態情報を取得する発電状態取得部と、通信ネットワークを介して前記電解式水素製造装置から水素又は酸素の製造情報を取得する製造情報取得部と、前記発電装置の状態情報及び前記電解式水素製造装置の製造情報を分析して、前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の運転制御の内容を決定する分析部と、前記通信ネットワークを介して前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析部による分析情報又は運転制御情報を送信する送信部とを備えるエネルギーシステムに、
    さらに備える水素設備安全監視強制制御サーバであって、
    通信ネットワークを介して、前記電解式水素製造装置及び、前記電解式水素製造装置の構成部である電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部、及び又は水素の圧縮機、蓄圧器、プレクーラー装置に設置した、少なくともガス検知器、温度センサ及び火災センサからなる環境監視装置、装置類の運用運転状態を監視して制御する運転監視制御装置、設備の劣化を物性のパラメータで計測する設備劣化計測装置、又は少なくとも地震計からなるハウジング異常監視装置からのデータ情報を受け取ってロギングするデータ記録部を備えるとともに、過去のデータと現在のデータを比較監視してアナリティクスを実施する解析部を備え、前記解析部にて、前記電解式水素製造装置の環境空間解析、運転状況解析、異常解析、危険状況解析及び劣化状況解析、又はさらに故障予兆解析の結果、異常、危険、劣化又は故障予兆を解析するに至った、電解式水素製造装置に対して、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御を実行する情報を作成して、当該電解式水素製造設備及び前記監視サーバに送信するとともに、センター、利用者又は行政に報告できる制御情報送信部を備えることを特徴とする水素設備安全監視強制制御サーバ。
  2. 再生可能エネルギーにより発電し、発電された電気を近傍の電力会社の送電ネットワークから託送する複数の発電装置と、前記送電ネットワークに接続され、前記発電装置から託送された電気を受け取って、受け取った電気により水素、又は水素及び酸素を製造する複数の電解式水素製造設備と、前記発電装置を管理する事業者に与える対価を管理する課金サーバを備え、前記課金サーバは、前記電解式水素製造設備により製造された水素又は酸素を利用者に譲渡することにより得られる対価を管理する水素等売価管理部と、前記送電ネットワークによる託送に要する費用を管理する託送費用管理部とを備え、前記電解式水素製造装置は、前記水素又は水素及び酸素を製造する際に、前記発電装置から託送された電気のみでは不足している場合、前記送電ネットワークからさらに電気を受け取るエネルギーシステムであって、該エネルギーシステムの運用を監視する監視サーバをさらに備え、前記監視サーバは、通信ネットワークを介して前記発電装置から前記発電装置の状態情報を取得する発電状態取得部と、通信ネットワークを介して前記電解式水素製造装置から水素又は酸素の製造情報を取得する製造情報取得部と、前記発電装置の状態情報及び前記電解式水素製造装置の製造情報を分析して、前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の運転制御の内容を決定する分析部と、前記通信ネットワークを介して前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析部による分析情報又は運転制御情報を送信する送信部とを備え、
    さらに、概エネルギーシステムの水素設備の安全を管理する水素設備安全監視強制制御サーバを備え、前記水素設備安全監視強制制御サーバは、通信ネットワークを介して、前記電解式水素製造装置及び、前記電解式水素製造装置の構成部である電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部、及び又は水素の圧縮機、蓄圧器、プレクーラー装置に設置した、少なくともガス検知器、温度センサ及び火災センサからなる環境監視装置、装置類の運用運転状態を監視して制御する運転監視制御装置、設備の劣化を物性のパラメータで計測する設備劣化計測装置、又は少なくとも地震計からなるハウジング異常監視装置からのデータ情報を受け取ってロギングするデータ記録部を備えるとともに、過去のデータと現在のデータを比較監視してアナリティクスを実施する解析部を備え、前記解析部にて、前記電解式水素製造装置の環境空間解析、運転状況解析、異常解析、危険状況解析及び劣化状況解析、又はさらに故障予兆解析の結果、異常、危険、劣化又は故障予兆を解析するに至った、電解式水素製造装置に対して、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御を実行する情報を作成して、当該電解式水素製造設備及び前記監視サーバに送信するとともに、センター、利用者又は行政に報告できる制御情報送信部を備えることを特徴とするエネルギーシステム。
  3. 請求項2に記載のエネルギーシステムの電解式水素製造設備に、さらに備える中継制御器であって、
    前記環境監視装置、前記運転監視制御装置、前記設備劣化計測装置又は前記ハウジング異常監視装置からのデータ情報を、中継して、通信ネットワークを介して前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信する中継部、前記中継する前記データ情報を受け取ってロギングする中継器データ記録部、前記データ情報から電解式水素製造設備の正常と異常を分析する中継器データ分析部及び当該分析結果から異常を分析した時に危険性を減ずる制御情報を出力する安全制御部とを備え、前記中継器データ分析部の分析結果を、参考値として前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信し、前記中継部が前記水素設備安全監視強制制御サーバ間との通信障害を検出したときで、且つ、前記中継器データ分析部にて電解式水素製造装置の異常を分析したときには、前記安全制御部から、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、及び電解式水素製造装置に対して、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御又は水噴霧冷却制御情報を出力する、ことを特徴とする中継制御器。
  4. 請求項2に記載のエネルギーシステムにおいて、前記電解式水素製造設備にさらに、前記環境監視装置、前記運転監視制御装置、前記設備劣化計測装置又は前記ハウジング異常監視装置からのデータ情報を、中継して、通信ネットワークを介して前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信する中継制御器を備え、前記中継制御器は、データ情報を中継する中継部、前記中継する前記データ情報を受け取ってロギングする中継器データ記録部、前記データ情報から電解式水素製造設備の正常と異常を分析する中継器データ分析部及び当該分析結果から異常を分析した時に危険性を減ずる制御情報を出力する安全制御部とを備え、前記中継器データ分析部の分析結果を、参考値として前記水素設備安全監視強制制御サーバに送信し、前記中継部が前記水素設備安全監視強制制御サーバ間との通信障害を検出したときで、且つ、前記中継器データ分析部にて電解式水素製造装置の異常を分析したときには、異常内容に応じて前記安全制御部から、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、及び電解式水素製造装置に対して、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御又は水噴霧冷却制御情報を出力する、中継制御器であることを特徴とするエネルギーシステム。
  5. 請求項2又は請求項4のうちいずれか1項に記載のエネルギーシステムにおいて、課金サーバは、複数であって、前記課金サーバには、それぞれさらに課金台帳データベースを備え、前記一の課金サーバにおいて、課金台帳データベースに反映される正当な更新データはブロックにまとめられて、他の課金サーバに対して通信ネットワークを介して送信され、その結果の他の課金サーバからのブロックの内容の正当性と合意状況を確認することで認証して、前記ブロックを前記課金データベースに取り込む分散台帳技術を備えることを特徴とするエネルギーシステム。
  6. 請求項2、請求項4又は請求項5のうちいずれか1項に記載のエネルギーシステムにおいて、監視サーバは、複数であって、該監視サーバには、それぞれさらに監視台帳データベースを備え、前記一の監視サーバにおいて、監視台帳データベースに反映される発電装置状態データ及び水素又は酸素製造データを含む正当な更新監視データ、又は前記更新監視データとともに前記更新監視データに基づき前記分析部にて決定した前記発電装置及び前記電解式水素製造装置の分析情報又は運転制御情報は、ブロックにまとめられて、他の監視サーバに対して通信ネットワークを介して送信され、その結果の他の監視サーバからのブロックの内容の正当性と合意状況を確認することで認証して、前記ブロックを前記監視データベースに取り込むとともに、前記発電装置又は前記電解式水素製造装置に前記分析情報又は運転制御情報を送信する、分散台帳技術を備えることを特徴とするエネルギーシステム。
  7. 請求項2、請求項4、請求項5又は請求項6のうちいずれか1項に記載のエネルギーシステムにおいて、前記水素設備安全監視強制制御サーバは、複数であって、該水素設備安全監視制御サーバには、安全監視制御台帳データベースを備え、前記安全監視制御台帳データベースに反映される個々の正当な、電解式水素製造装置及び、電解式水素製造装置の構成部である電解水素製造部、水素貯蔵タンク部及び水素譲渡用ディスペンサ装置部、及び又は水素の圧縮機、蓄圧器、プレクーラー装置に設置した、少なくともガス検知器、温度センサ及び火災センサからなる環境監視装置、装置類の運転状態を監視して制御する運転監視制御装置、設備の劣化を物性のパラメータで計測する設備劣化計測装置、又は少なくとも地震計からなるハウジング異常監視装置からのデータ情報、当該データ情報から解析部にて行った、前記電解式水素製造装置の環境空間解析結果、運転状況解析結果、異常解析結果、危険状況解析結果及び劣化状況解析結果、又はさらに故障予兆解析結果、並びに、該結果から行う、管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御の情報は、ブロックにまとめられて、他の水素設備安全監視強制制御サーバに対して制御情報送信部から通信ネットワークを介して送信され、その結果の他の水素設備安全監視強制制御サーバからの合意状況を確認することで認証して、前記ブロックを前記安全監視制御台帳データベースに取り込むとともに、前記管理者への状態通知及び保全修理勧告の送信制御、水素製造のスローダウンを含む設備安全制御、水素製造を強制中止する制御、装置内の水素を大気に安全放出する制御、水噴霧冷却制御又は電力託送を制限する制御の情報を当該電解式水素製造設備及び前記監視サーバに前記制御情報送信部から送信するとともに、センター、利用者、行政に報告する、分散台帳技術を備えることを特徴とするエネルギーシステム。
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