JP2018068768A - パンツタイプ吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、通気性や、不織布シートの肌触りの良好な、パンツタイプ吸収性物品を提供する。【解決手段】本発明は、吸収性本体と、腹側帯部材と、背側帯部材と、を有するパンツタイプ吸収性物品であって、吸収性本体は、トップシート、バックシート、及び吸収体、から構成され、腹側帯部材及び背側帯部材は、肌当接面側に向けられた内装不織布シート、非肌当接面側に向けられた外装不織布シート、並びに内装不織布シート及び外装不織布シートの間に配設された複数の伸縮性弾性部材、から構成され、内装不織布シートは、凹凸のエンボスパターンを有する不織布であり、内装不織布シートと、伸縮性弾性部材とは、伸縮性弾性部材が伸長した状態において、内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンの底部に接合され、腹側帯部材と、背側帯部材とで、内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンが異なっている、パンツタイプ吸収性物品を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、通気性が良好で、不織布シートの肌触りの良好な、パンツタイプ吸収性物品に関する。
従来、幼児、成人、及び病人の***物を吸収するため、パンツ型の紙おむつ(パンツタイプ吸収性物品)が使用されている。パンツタイプ吸収性物品は、ウエスト開口部と一対の脚開口部とを形成するとともに、***物を吸収する吸収性本体とその支持部材である外装体を有し、吸収性本体が前後から着用者の股間部を覆っている。そして、脚開口部に着用者の両足を入れ、紙おむつ本体を胴回りへ引っ張り上げて着用する。
このようなパンツタイプ吸収性物品においては、前後のウエスト周り、前後の胴周り、左右脚周り、股部等において、外装体を構成する不織布シートの間に伸縮性弾性部材が配置されている。そして、各部位に配置された伸縮性弾性部材がギャザーを構成し、着用者の身体に吸収性物品をフィットさせることによって、体液の漏れを防止したり、快適な着用感を付与したりしている。しかしながら、これらの伸縮性弾性部材は、場合によっては、身体を締め付けすぎることがあり、これにより、吸収性物品から外部への通気性を阻害したり、ギャザーのひだにより皮膚がこすれて肌触りの不快感を招いたりすることがある。
このような問題に対処した発明として、例えば、特許文献1には、2枚のシート材と、これら両シート材間に配された複数本の弾性部材とからなる伸縮部を有する複合伸縮部材であって、2枚のシート材は、伸縮部の伸縮方向及びそれに直行する方向において間欠的に互いに接合されており、弾性部材は、両シート同士の接合部を通らないように伸縮部に配されており且つその両端部において両シート材に固定されており、両シート材のそれぞれが、各々複数本の弾性部材に亘って連続して延びる複数本のひだを形成している複合伸縮性部材が開示されている。
また、特許文献2には、前身頃と後身頃の両方又はいずれか一方に、クッション部が形成された使い捨ておむつであって、このクッション部は、内側シートと、この内側シートの肌非対向面側に位置する外側シートと、使い捨ておむつの幅方向に沿って伸長した状態で、内側シートと外側シートの間に挟んで固定される一又は複数のウエスト伸縮部材と、内側シートと外側シートの両方又はいずれか一方に重ねられて、幅方向に接合部と非接合部が交互に連続するように間欠的に接合されたクッション形成シートと、を含み、接合部は、それぞれ、長手方向に沿って延びる直線状の接合線が2列以上に並んで形成されたものであり、接合部同士の間の間隔を第1の間隔と定義し、接合部内の接合線の列の間の間隔を第2の間隔と定義した場合に、第2の間隔は、第1の間隔よりも狭い、使い捨ておむつが開示されている。
さらに、特許文献3には、トップシートと、バックシートと、吸収体とからなるパンツタイプの吸収性物品であって、長手方向に延びる吸収性本体と、内装シート及び外装シートとからなり、外装シートは低繊度の繊維からなるエアスルー不織布から形成されている、パンツタイプの吸収性物品が開示されている。
特開2005−080859号公報 特開2016−042917号公報 特開2010−035581号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の発明を利用したパンツタイプ吸収性物品における通気性や、不織布シートの肌触りは、依然として満足のいくものではなく、特に、吸収性物品を着用したまま、仰向けに寝た場合には、特に背側領域における外部への通気性が阻害されて、蒸れやかぶれが生じやすくなるという問題が指摘されていた。したがって、本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、着用したまま、仰向けに寝た場合であっても、背側領域も含め、通気性や、不織布シートの肌触りの良好な、パンツタイプ吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、吸収性本体と、腹側帯部材と、背側帯部材と、から構成されるパンツタイプ吸収性物品において、腹側帯部材及び背側帯部材の内装不織布シートを、凹凸のエンボスパターンを有する不織布とし、内装不織布シートと、伸縮性弾性部材とを、伸縮性弾性部材が、伸長した状態において、内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンの底部に接合されるように構成するとともに、腹側帯部材の内装不織布シートと、背側帯部材の内装不織布シートとで、凹凸のエンボスパターンを異なるものとしたパンツタイプ吸収性物品によれば、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、腹側部と背側部との上部にウエスト開口部を形成し、前記腹側部と前記背側部との間の股部の両側に脚開口部を形成し、吸収性本体と、前記吸収性本体の長手方向一方端部である前方端部に、非肌当接面側から重ねられた腹側帯部材と、前記腹側帯部材とは別部材として、前記吸収性本体の長手方向他方端部である後方端部に、非肌当接面側から重ねられた背側帯部材と、を有するパンツタイプ吸収性物品であって、前記吸収性本体は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、並びにトップシート及びバックシートの間に配置される吸収体、から構成され、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材は、肌当接面側に向けられた内装不織布シート、非肌当接面側に向けられた外装不織布シート、並びに内装不織布シート及び外装不織布シートの間に配設された複数の伸縮性弾性部材、から構成され、前記内装不織布シートは、凹凸のエンボスパターンを有する不織布であり、前記内装不織布シートと、前記伸縮性弾性部材とは、前記伸縮性弾性部材が伸長した状態において、前記内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンの底部に接合され、前記腹側帯部材と、前記背側帯部材とで、前記内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンが異なっていることを特徴とする、パンツタイプ吸収性物品である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記内装不織布シートに形成される凹凸のエンボスパターンが、円、楕円、又は多角形の連続パターンからなり、腹側帯部材の内装不織布シートにおいて、前後に隣接する円、楕円、又は多角形の中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に対して所定の角度を有している一方で、背側帯部材の内装不織布シートにおいて、前後に隣接する円、楕円、又は多角形の中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に平行となっていることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記腹側帯部材の内装不織布シートの、パンツタイプ吸収性物品の長手方向における寸法が、40mm以上80mm以下であり、前記背側帯部材の内装不織布シートの、パンツタイプ吸収性物品の長手方向における寸法が、50mm以上100mm以下であることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記内装不織布シートの、凹凸のエンボスパターンの凸部の高さは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材をパンツタイプ吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、1.0mm以上3.0mm以下であり、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長していない状態で、2.0mm以上6.0mm以下であることを特徴とするものである。
(5)本発明の第5の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記内装不織布シートの、凹凸のエンボスパターンは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、パンツタイプ吸収性物品の長手方向の寸法が3.0mm以上7.0mm以下であり、パンツタイプ吸収性物品の幅方向の寸法が7.0mm以上13.0mm以下であり、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長していない状態で、パンツタイプ吸収性物品の長手方向の寸法が3.0mm以上7.0mm以下であり、パンツタイプ吸収性物品の幅方向の寸法が3.0mm以上7.0mm以下であることを特徴とするものである。
(6)本発明の第6の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記内装不織布シートは、エアースルー不織布又はスパンボンド不織布であることを特徴とするものである。
(7)本発明の第7の態様は、(1)から(6)のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記内装不織布シートと、前記伸縮性弾性部材とは、前記伸縮性弾性部材にのみ介在するホットメルト接着剤を介して接着されていることを特徴とするものである。
(8)本発明の第8の態様は、(1)から(7)のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品であって、前記内装不織布シートと、前記外装不織布シートとは、前記伸縮性弾性部材が存在しない部位において、熱又は超音波で接合されていることを特徴とするものである。
本発明のパンツタイプ吸収性物品においては、着用者の肌に直接触れる内装不織布シートとして、凹凸のエンボスパターンを有する不織布を使用する。凹凸のエンボスパターンを有する不織布は、柔らかな肌触りを有するので、このような不織布を内装不織布シートとして用いることにより、パンツタイプ吸収性物品の肌触りが良好なものとなる。また、本発明のパンツタイプ吸収性物品においては、外装不織布シート及び内装不織布シートの間に複数の伸縮性弾性部材が配置されて、伸縮性弾性部材が伸長した状態において、内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンの底部に接合される状態で、内装不織布シートと伸縮性弾性部材が接合されている。これにより、パンツタイプ吸収性物品の着用時において、内装不織布シートと着用者の肌の間に空隙が形成され、パンツタイプ吸収性物品の通気性が良好に維持される。さらに、腹側帯部材と、背側帯部材とで、内装不織布シートのエンボスパターンが異なるものとなっているので、着用したまま、仰向けに寝た場合であっても、背側領域も含め、通気性や、不織布シートの肌触りが良好なものとなる。
本発明のパンツタイプ吸収性物品の斜視図である。 本発明のパンツタイプ吸収性物品の展開図である。 (a)腹側帯部材を200%伸長したとき、及び非伸縮時の内装不織布シートの平面図;及び内装不織布シート、伸縮性弾性部材、及び外装不織布シートの状態を示す断面図;並びに、(b)背側帯部材を200%伸長したとき、及び非伸縮時の内装不織布シートの平面図;及び内装不織布シート、伸縮性弾性部材、及び外装不織布シートの状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るパンツタイプ吸収性物品1について説明する。なお、パンツタイプ吸収性物品1を着用したときに着用者の腹側となる位置を「前」又は「前側」と称し、着用者の背側となる位置を「後」又は「後側」と称する。また、パンツタイプ吸収性物品1を着用したときに着用者の肌側となる面を「内側」と称する。
<パンツタイプ吸収性物品>
パンツタイプ吸収性物品1は、着用者の股間部を前後から覆う前後方向に細長い形態を有する吸収性本体20と、吸収性本体20の長手方向一方端部である前方端部に、非肌当接面側から重ねられた腹側帯部材30と、腹側帯部材30とは別部材として、吸収性本体20の長手方向他方端部である後方端部に、非肌当接面側から重ねられた背側帯部材31とを有している。そして、図1に示すように、パンツタイプ吸収性物品1は、腹側部13及び背側部15の上部にウエスト開口部11が、腹側部13及び背側部15の間の股部14の左右両側に脚開口部12が形成されており、大きく区分して、着用者の腹部に当接する腹側部13、着用者の背部に当接する背側部15、及び吸収性本体20が配置された股部14に区分される。
[吸収性本体]
図2に示すように、吸収性本体20は、液透過性のトップシート24と、液不透過性のバックシート25と、トップシート24及びバックシート25の間に配置される吸収体29とを含む。
(トップシート)
トップシート24は、体液が吸収体29へと移動するような液透過性を備えた基材から形成すればよく、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布等の親水性の不織布材料等、感触が柔らかで肌に刺激を与えない材料から構成される。また、トップシート24には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート24には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。さらに、強度及び加工性の点から、トップシート24の坪量は、18g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート24の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体29へと誘導するために必要とされる、吸収体29を覆う形状であればよい。
(バックシート)
バックシート25は、吸収体29が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成すればよく、通気性又は非通気性の樹脂フィルムから形成される。ここで、使用できる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。強度及び加工性の点から、バックシート25の坪量は、15g/m以上40g/m以下であることが好ましい。また、装着時の蒸れを防止するため、通気性を有する樹脂フィルムをバックシート25として使用することが好ましい。バックシート25に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート25にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
(吸収体)
吸収性本体20は、トップシート24及びバックシート25の間に配置される吸収体29を有している。吸収体29は、基材としての吸収性繊維と、高吸水性ポリマー(SAP)と、を含有する。吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。斯かるフラッフパルプとしては、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体29の吸収性繊維は、吸収性能及び肌触りを損なわないよう、100g/m以上800g/m以下の坪量とすることが好ましい。
吸収体29に使用される高吸水性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン−アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。吸収体29のSAP量は、吸収性能及び肌触りを損なわないよう、50g/m以上500g/m以下の坪量とすることが好ましく、15質量%以上50質量%以下の含有量とすることが好ましい。
吸収体29における吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成した積層マットの形態であることが好ましい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体29の形状の安定化の目的から、吸収体29をキャリアシートに包むことが好ましい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、キャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
吸収体29は、2層以上の吸収体からなるものであってもよく、例えば、上層吸収体と下層吸収体とを積層してなるものであってもよい。この場合、上層吸収体と下層吸収体の長手方向及び幅方向の寸法は、上層吸収体の寸法が下層吸収体の寸法より大きくてもよく、上層吸収体の寸法が下層吸収体の寸法と同じであってもよく、上層吸収体の寸法が下層吸収体の寸法より小さくてもよい。
[腹側帯部材、背側帯部材]
腹側帯部材30及び背側帯部材31は、吸収性本体20の端部である前方端部及び後方端部に、非肌当接面側から重ねられて形成されたものであり、この腹側帯部材30と、背側帯部材31の幅方向両端部を接合することにより、ウエスト開口部11及び脚開口部12を形成し、それぞれ、パンツタイプ吸収性物品1の外側表面を構成し、非肌当接面側に向けられた外装不織布シート301,311と、外装不織布シート301,311の身体側で、肌当接面側に向けられた内装不織布シート302,312から構成される。
(外装不織布シート及び内装不織布シート)
上述のとおり、外装不織布シート301,311及び内装不織布シート302,312は、吸収性本体20が内側となるように吸収性本体20の中心線で二つ折りにされ、腹側部13及び背側部15の両側縁が重なり部を有して接続されている。これにより、外装不織布シート301,311は、伸縮性のウエスト開口部11と、一対の脚開口部12とを形成し、パンツタイプ吸収性物品1を全体として着脱可能なパンツ状に構成する。そして、パンツタイプ吸収性物品1を着用すると、腹側部13が着用者の腹側で腰部を覆い、背側部15が着用者の背側で腰部を覆うようになっている。
外装不織布シート301,311の内側には、内装不織布シート302,312が積層されており、腹側帯部材30及び背側帯部材31の強度を高めるようになっている。外装不織布シート301,311及び内装不織布シート302,312には、サーマルボンド不織布、エアースルー不織布、スパンボンド不織布等の不織布、好ましくはエアースルー不織布又はスパンボンド不織布であって、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる不織布を用いることができる。これらの不織布を用いる場合、その坪量は、18g/m以上40g/m以下とすればよい。
本発明のパンツタイプ吸収性物品1においては、内装不織布シート302,312は、凹凸のエンボスパターンを有する不織布である。内装不織布シート302,312が凹凸のエンボスパターンを有することにより、パンツタイプ吸収性物品1の着用時の肌触りが良好なものとなる。内装不織布シート302,312に形成されるエンボスパターンとしては、円、楕円等の丸形、及び三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形等の多角形のエンボスパターンを挙げることができ、長手方向の寸法と幅方向の寸法が同一であっても、異なっていてもよいが、腹側帯部材30及び背側帯部材31を吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、パンツタイプ吸収性物品1の幅方向の寸法が、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向の寸法よりも大きいことが好ましい。なお、ここで、「200%伸長した状態」とは、伸長していない状態での寸法を100%とし、伸長していない状態の寸法から2倍に伸長させた状態と指すものとする。より具体的には、図3に示すように、腹側帯部材30及び背側帯部材31を吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向におけるエンボスパターンの寸法は、3.0mm以上7.0mm以下であることが好ましく、パンツタイプ吸収性物品1の幅方向の寸法は、7.0mm以上13.0mm以下であることが好ましく、腹側帯部材30及び背側帯部材31を吸収性物品の幅方向に伸長していない状態で、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向及び幅方向の寸法は、3.0mm以上7.0mm以下であることが好ましい。また、凹凸のエンボスパターンの凸部の高さは、腹側帯部材30及び背側帯部材31を吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、1.0mm以上3.0mm以下であることが好ましく、腹側帯部材30及び背側帯部材31を吸収性物品の幅方向に伸長していない状態で、2.0mm以上6.0mm以下であることが好ましい。なお、内装不織布シート302,312と外装不織布シート301,311とは、後述する伸縮性弾性部材が存在しない部位において、熱又は超音波で接合されていることが好ましい。
本発明においては、腹側帯部材30と、背側帯部材31とで、内装不織布シート302,312の凹凸のエンボスパターンが異なっている。具体的には、腹側帯部材30の内装不織布シート302においては、凹凸のエンボスパターンが円、楕円、又は多角形の連続パターンからなり、前後に隣接する円、楕円、又は多角形の中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向に対して所定の角度を有している一方で、背側帯部材31の内装不織布シート312においては、凹凸のエンボスパターンが円、楕円、又は多角形の連続パターンからなり、前後に隣接する円、楕円、又は多角形の中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向と平行になっていることが好ましい。このような構成を採用することにより、パンツタイプ吸収性物品1を着用したまま、仰向けに寝た場合であっても、背側領域も含め、パンツタイプ吸収性物品1の通気性や、不織布シートの肌触りが良好なものとなる。
腹側帯部材30の内装不織布シート302の、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向における寸法は、40mm以上80mm以下であることが好ましく、背側帯部材31の内装不織布シート312の、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向における寸法は、50mm以上100mm以下であることが好ましい。また、腹側帯部材30の内装不織布シート302は、吸収性本体20と、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向の寸法で20mm以上30mm以下重複していることが好ましく、背側帯部材31の内装不織布シート312は、吸収性本体20と、パンツタイプ吸収性物品1の長手方向の寸法で20mm以上40mm以下重複していることが好ましい。内装不織布シート302,312の寸法を上記の範囲内のものとすることにより、背側領域も含めて、パンツタイプ吸収性物品1の通気性や、不織布シートの肌触りを良好なものとすることができる。
[伸縮性弾性部材]
本発明のパンツタイプ吸収性物品1には、ウエスト開口部11の周縁、脚開口部12の周縁、腹側部13、背側部15、及び股部14において、外装不織布シート301,311及び内装不織布シート302,312の間に、複数の伸縮性弾性部材が配置されており、これが、外装不織布シート301,311及び内装不織布シート302,312に接合されている。そして、この伸縮性弾性部材が伸長した状態で、内装不織布シート302,312の凹凸のエンボスパターンの底部に接合されている。このような構成を採用することにより、パンツタイプ吸収性物品1を着用した状態において、内装不織布シート302,312対して、凹凸のエンボスパターンに沿った襞が形成され、着用者とパンツタイプ吸収性物品1の内装不織布シート302,312の間に間隙が保持されるので、パンツタイプ吸収性物品1の通気性が良好に維持される。なお、内装不織布シート302,312と伸縮性弾性部材とは、伸縮性弾性部材にのみ介在するホットメルト接着剤を介して互いに接着されていることが好ましい。
伸縮性弾性部材を構成する弾性部材としては、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン等の糸状、紐状、平型形状のものを適宜使用することができ、その太さは、620dtex以下であることが好ましい。
以下、実施例を挙げて、本発明について詳細に説明する。
縦350mm、横180mmの吸収性本体に対して、幅方向の寸法が350mmの腹側帯部材、及び幅方向の寸法が350mmの背側帯部材を用意して、H型パンツタイプ吸収性物品を作製した。なお、吸収性本体において、吸収体はフラッフパルプ8g、高吸収性ポリマー9gを含んでいた。腹側帯部材の内装不織布シートには、略円形の凹凸が、その中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に対して45°傾斜しているエンボスパターンを有する不織布を用いた。一方、背側帯部材の内装不織布シートには、略円形の凹凸が、その中心部を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に対して平行に形成されているエンボスパターンを有する不織布を用いた。試作品を育児中の女性20人に提供して、0.5カ月から1.0歳未満の乳児に1週間使用してもらい、インジケータ変色時におむつを取り替えるように指示して、以下の評価基準で評価した。結果を表1に示す。
[評価基準]
〇:現在使用している紙おむつよりもお尻の肌感がさらっとしている。
×:現在使用している紙おむつとお尻の肌感が変わらない。
Figure 2018068768
実施例1及び実施例2では、背側及び腹側に凹凸のエンボスパターンを有する不織布シートが配置され、柔らかさが向上し、通気性能が改善した。特に、背側については、さらっとしている、という意見は多く、背側のエンボスパターンが、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に平行になっていることによって、通気性がより改善したものと考えられる。比較例1では、背側に凹凸のエンボスパターンを有する不織布シートが配置されておらず、比較例2では、腹側及び背側に凹凸のエンボスパターンを有する不織布シートが配置されていなかった。この結果、使用後のさらっとした肌感が感じられないとの意見が多かった。
1 パンツタイプ吸収性物品
11 ウエスト開口部
12 脚開口部
13 腹側部
14 股部
15 背側部
20 吸収性本体
24 トップシート
25 バックシート
29 吸収体
30 腹側帯部材
301 外装不織布シート(腹側帯部材)
302 内装不織布シート(腹側帯部材)
31 背側帯部材
311 外装不織布シート(背側帯部材)
312 内装不織布シート(背側帯部材)

Claims (8)

  1. 腹側部と背側部との上部にウエスト開口部を形成し、前記腹側部と前記背側部との間の股部の両側に脚開口部を形成し、
    吸収性本体と、
    前記吸収性本体の長手方向一方端部である前方端部に、非肌当接面側から重ねられた腹側帯部材と、
    前記腹側帯部材とは別部材として、前記吸収性本体の長手方向他方端部である後方端部に、非肌当接面側から重ねられた背側帯部材と、を有するパンツタイプ吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、液透過性のトップシート、液不透過性のバックシート、並びにトップシート及びバックシートの間に配置される吸収体、から構成され、
    前記腹側帯部材及び前記背側帯部材は、肌当接面側に向けられた内装不織布シート、非肌当接面側に向けられた外装不織布シート、並びに内装不織布シート及び外装不織布シートの間に配設された複数の伸縮性弾性部材、から構成され、
    前記内装不織布シートは、凹凸のエンボスパターンを有する不織布であり、
    前記内装不織布シートと、前記伸縮性弾性部材とは、前記伸縮性弾性部材が伸長した状態において、前記内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンの底部に接合され、
    前記腹側帯部材と、前記背側帯部材とで、前記内装不織布シートの凹凸のエンボスパターンが異なっていることを特徴とする、パンツタイプ吸収性物品。
  2. 前記内装不織布シートに形成される凹凸のエンボスパターンが、円、楕円、又は多角形の連続パターンからなり、
    腹側帯部材の内装不織布シートにおいて、前後に隣接する円、楕円、又は多角形の中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に対して所定の角度を有している一方で、
    背側帯部材の内装不織布シートにおいて、前後に隣接する円、楕円、又は多角形の中心を結ぶ直線が、パンツタイプ吸収性物品の長手方向に平行となっている、請求項1に記載のパンツタイプ吸収性物品。
  3. 前記腹側帯部材の内装不織布シートの、パンツタイプ吸収性物品の長手方向における寸法が、40mm以上80mm以下であり、
    前記背側帯部材の内装不織布シートの、パンツタイプ吸収性物品の長手方向における寸法が、50mm以上100mm以下である、請求項1又は2に記載のパンツタイプ吸収性物品。
  4. 前記内装不織布シートの、凹凸のエンボスパターンの凸部の高さは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材をパンツタイプ吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、1.0mm以上3.0mm以下であり、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長していない状態で、2.0mm以上6.0mm以下である、請求項1から3のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品。
  5. 前記内装不織布シートの、凹凸のエンボスパターンは、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を吸収性物品の幅方向に200%伸長した状態で、パンツタイプ吸収性物品の長手方向の寸法が3.0mm以上7.0mm以下であり、パンツタイプ吸収性物品の幅方向の寸法が7.0mm以上13.0mm以下であり、前記腹側帯部材及び前記背側帯部材を伸長していない状態で、パンツタイプ吸収性物品の長手方向の寸法が3.0mm以上7.0mm以下であり、パンツタイプ吸収性物品の幅方向の寸法が3.0mm以上7.0mm以下である、請求項1から4のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品。
  6. 前記内装不織布シートは、エアースルー不織布又はスパンボンド不織布である、請求項1から5のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品。
  7. 前記内装不織布シートと、前記伸縮性弾性部材とは、前記伸縮性弾性部材にのみ介在するホットメルト接着剤を介して接着されている、請求項1から6のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品。
  8. 前記内装不織布シートと、前記外装不織布シートとは、前記伸縮性弾性部材が存在しない部位において、熱又は超音波で接合されている、請求項1から7のいずれかに記載のパンツタイプ吸収性物品。
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