JP2018068000A - 軸受保持構造およびモータ - Google Patents

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【課題】モータが取り付けられる被駆動体との同軸度を出しやすくする。【解決手段】モータのシャフトを回転自在に支持する転がり軸受2を保持する軸受保持構造であって、有底筒状のハウジング1と、モータを被駆動体に取り付けるための取付板3とを備える。ハウジング1は、貫通孔1cを持つ底部1bに転がり軸受2が嵌合される。取付板3はハウジング1の底部1bに固定される。ハウジング1は、転がり軸受2の外周面2aと対向する円筒面10aと転がり軸受2の一端面2bに当接する支持面10bとを底部1bに有する。取付板3は、ハウジング1に固定された状態で貫通孔1cと同軸上に位置する開口部30を有するとともに、転がり軸受2の他端面2cを押圧する押圧面32と転がり軸受2の外周面2aに当接する当接面31とを開口部30の周囲に有する。【選択図】図2

Description

本発明は、シャフトを回転自在に支持する転がり軸受の保持構造、および、この軸受保持構造が適用されたモータに関する。
モータのシャフトは、転がり軸受の内輪に圧入固定され、この軸受がハウジングやエンドベル(以下「ハウジング等」という)に取り付けられることで回転自在に支持される。軸受をハウジング等に取り付ける構造としては、例えば、ハウジング等に形成された凹部に軸受を収容し、接着剤によって取り付ける構造が挙げられる。また、凹部に軸受を収容し、ハウジング等にプレートを固定して、凹部の底面とプレートとによって軸受を軸方向から挟持する構造も提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−183709号公報
軸受に支持されたシャフトの先端部は、上記の特許文献1のように、凹部からハウジング外部へ突設され、例えばギヤ等を介して負荷(例えば事務機器や車載電装機器など、以下「被駆動体」という)に連結される。モータを被駆動体に対して取り付ける場合に、上記の特許文献1のようにエンドベル(エンドケース)を用いる方法では、エンドベルの構造や形状が複雑化するという懸念がある。
これに対し、モータとは別体の取付板をハウジングに固定するとともに、その取付板を被駆動体に固定することで、モータを被駆動体に取り付ける方法であれば、上記の懸念は解消されうる。しかしながら、この場合にはモータと被駆動体との間に取付板という新たな部品が介在することになるため、ハウジングに対する取付板の位置精度を向上させることが重要となる。すなわち、取付板がモータに対して正確な位置に取り付けられていないと、モータを被駆動体に対して精度よく固定することが困難となり、同軸度を出すことができなくなってしまう。
本件は、このような課題に鑑み案出されたもので、取付板を用いた軸受保持構造において、モータが取り付けられる被駆動体との同軸度を出しやすくすることを目的の一つとする。また、被駆動体との同軸度を出しやすくしたモータを提供することも目的の一つとする。なお、これらの目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する軸受保持構造は、モータのシャフトを回転自在に支持する転がり軸受を保持する軸受保持構造であって、有底筒状に形成され、貫通孔を持つ底部に前記転がり軸受が嵌合されるハウジングと、前記ハウジングの前記底部に固定され、前記モータを被駆動体に取り付けるための取付板と、を備え、前記ハウジングは、前記転がり軸受の外周面と対向する円筒面と前記転がり軸受の一端面に当接する支持面とを前記底部に有し、前記取付板は、前記ハウジングに固定された状態で前記貫通孔と同軸上に位置する開口部を有するとともに、前記転がり軸受の他端面を押圧する押圧部と前記転がり軸受の前記外周面に当接する当接部とを前記開口部の周囲に有することを特徴としている。
(2)前記取付板は、複数の前記押圧部と複数の前記当接部とを有することが好ましい。
(3)前記取付板は、少なくとも三つの前記当接部を有することが好ましい。
(4)前記押圧部と前記当接部とが前記開口部の周囲に交互に配置されていることが好ましい。
(5)前記円筒面および前記支持面はいずれも、前記底部の中央部分が前記ハウジングの内方へ凹設された凹部の内面として設けられることが好ましい。
(6)ここで開示するモータは、ハウジングに内蔵されたステータおよびロータを具備したモータであって、前記ロータと一体回転するシャフトを回転自在に支持する転がり軸受に対し、上記の(1)〜(5)のいずれか一つの軸受保持構造が適用されたことを特徴としている。
開示の軸受保持構造によれば、転がり軸受を基準として、取付板をモータに対して固定することができる。すなわち、モータの回転中心に対して最小の誤差で固定することができる。このため、取付板を介してモータを被駆動体へ取り付けるときに、被駆動体に対するモータの取付位置を、モータの回転中心に対して精度良く決めることができる。これにより、モータと被駆動体との同軸度を出しやすくすることができる。
また、開示のモータによれば、軸受基準で被駆動体に対する取付位置を決めることができるため、被駆動体との同軸度を簡単に出すことができる。
実施形態に係るモータの分解斜視図である。 実施形態に係る軸受保持構造の軸方向断面図である。 図2から軸受を除いて取付板側から見た斜視図である。
図面を参照して、実施形態としての軸受保持構造およびモータについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
図1は本実施形態に係るモータ9の斜視図であり、図2は本実施形態に係る軸受保持構造を示す軸方向断面図であり、図3は図2から転がり軸受2を除いて取付板3側から見た斜視図である。本実施形態のモータ9は、例えば事務機器や家庭用電気機器など(以下「被駆動体」という)に使用される小型モータである。なお、モータ9の種類や用途は特に限定されない。
図1に示すように、モータ9は、いずれもハウジング1に内蔵されるステータおよびロータ(いずれも図示略)と、ロータと一体回転するシャフト4とを備える。ハウジング1は有底円筒状に形成され、その開口(図示略)にはエンドベル5が結合される。なお、エンドベル5には、シャフト4の一端側を回転自在に支持する滑り軸受(図示略)が固定される。シャフト4の他端部4aはハウジング1の底部1b(図2参照)から突設され、例えばギヤ等を介して被駆動体(いずれも図示略)に連結される。モータ9は、その動力がシャフト4から出力されて被駆動体に伝達されることで、被駆動体を駆動する。
図1〜図3に示すように、ハウジング1の底部1bには、シャフト4の他端側が挿通される貫通孔1cが設けられるとともに、シャフト4の他端側を回転自在に支持する転がり軸受2(以下「軸受2」という)が保持される。さらに、ハウジング1の底部1bには、モータ9を被駆動体に取り付けるための取付板3が固定される。本実施形態の軸受保持構造は、軸受2を保持するものであり、ハウジング1および取付板3から構成される。なお、シャフト4は軸受2の内輪に圧入固定される。
本実施形態のハウジング1は、軸受2が嵌合される凹部10を底部1bに有する。凹部10は、底部1bの中央部分がハウジング1の内方へ凹設された部分であり、軸方向に延在する円筒面10aと、円筒面10aと直交する支持面10bとを有する。円筒面10aは、凹部10の内面(ハウジング1の外方を向く面)のうち、ハウジング1の周壁1aと同一の中心軸を持つ面である。円筒面10aの内径は、貫通孔1cの直径よりも大きく、軸受2の外径と同等か僅かに大きい。支持面10bは、凹部10の内面のうち貫通孔1cを囲む円環状の平面(円筒面10a以外の面)である。
円筒面10aおよび支持面10bはいずれも、底部1bのうち取付板3が固定される部分(以下「固定部1d」という)よりもハウジング1の内方に位置する。円筒面10aは、軸受2の外周面2a(すなわち外輪の外周面)が対向する面であり、支持面10bは、軸受2の一端面2b(外輪の一端面)が当接する面である。なお、円筒面10aと軸受2の外周面2aとは、当接するか僅かな隙間(図示略)を形成する。
本実施形態の取付板3は、角が丸い略ひし形状の平板(板金製)であって、底部1bと軸方向に重なる円形部3aと、円形部3aの縁から外方へ突設された一対のフランジ部3bとを有する。一対のフランジ部3bは180度ずれて配置される。フランジ部3bは先細形状に形成され、その先端部に丸孔が穿設される。取付板3の円形部3aの中心には開口部30が形成される。開口部30は、取付板3がハウジング1の底部1bに固定された状態(以下「固定状態」という)で、貫通孔1cと同軸上に位置する。なお、取付板3は、円形部3aと底部1bとが重ねられた状態で、例えば螺子止めやかしめによってハウジング1に固定される。
取付板3は、軸受2の外周面2aに当接する複数の当接面31(当接部)と、軸受2の他端面1c(外輪の他端面)を押圧する複数の押圧面32(押圧部)とを開口部30の周囲に有する。本実施形態の当接面31は、開口部30の周囲に等間隔で配置された複数の保持壁33における内壁部33a(後述)のそれぞれに設けられる。また、本実施形態の押圧面32は、開口部30の周囲に等間隔で配置された複数の保持爪34のそれぞれに設けられる。すなわち、本実施形態の当接面31および押圧面32は、開口部30の周囲に交互に配置される。なお、本実施形態の取付板3は、三つの当接面31と三つの押圧面32とを有する。
保持壁33は、円形部3aにおける開口部30の周囲が底部1bから離隔する方向へ膨出するように屈曲形成された部分である。保持壁33は、軸方向に沿う断面形状が底部1b側を開放させたU字型とされ、内壁部33aと外壁部33bと頂部33cとから構成される。外壁部33bは底部1bに重ねられる円形部3aに対し略直交方向に立設された略円筒状の壁部である。外壁部33bの先端は径方向内側へ湾曲形成され、頂部33cが連続的に設けられる。頂部33cは、外壁部33bの径方向内側に位置する内壁部33aと外壁部33bとを繋ぐ部分である。内壁部33aは、周方向に隣接する保持爪34の間に位置し、頂部33cと反対側の端部が径方向内側に向かって湾曲形成されることで端面が径方向内側を向いて設けられる。内壁部33aの径方向内側を向く端面が、上記の当接面31として機能する。
保持爪34は、保持壁33の一部が切り起こされた部分であり、可撓性を有する。具体的には、保持壁33の一部に径方向に沿って複数の切り込みを形成し、隣接する2本の切り込み間を起こすことで保持爪34が形成される。保持爪34は、軸受2を保持した状態(以下「保持状態」という)では、軸受2によって起こされて弾性変形し、元に戻ろうとして弾性力が生じる。この力が、軸受2を支持面10bへと押し付ける力(押圧力)となる。すなわち、保持爪34における軸受2と接触する面が、押圧面32として機能する。なお、ここでいう保持状態とは、軸受2を凹部10に嵌合させて、取付板3をハウジング1に固定した(固定状態とした)状態である。取付板3は一枚の金属板をプレス加工することで成形されたものであり、円形部3a,フランジ部3b,保持壁33および保持爪34が一体で設けられている。
ここで、軸受保持構造の組立手順を説明する。まず、軸受2をハウジング1の凹部10に嵌合する。すなわち、軸受2の一端面2bを支持面10bに当接させるとともに、外周面2aと円筒面10aとを対向させる。次いで、ハウジング1の底部1bに取付板3を固定する。このとき、取付板3の当接面31を軸受2の外周面2aに当接させることで、取付板3の径方向位置を決める。この状態で、取付板3を螺子止めやかしめによってハウジング1の底部1bに固定する。これにより、保持爪34の押圧面32が軸受2の他端面2cを押圧するため、軸受2が支持面10bと押圧面32とによって軸方向から挟持される。
[2.効果]
(1)上述した軸受保持構造によれば、ハウジング1の支持面10bと取付板3の押圧面32とによって軸受2を軸方向で挟むことができるため、軸受2の移動を抑制することができる。さらに、取付板3には、軸受2の外周面2aに当接する当接面31が設けられることから、ハウジング1に対する取付板3の位置(径方向位置)を、軸受2を基準として決めることができる。
すなわち、上述した軸受保持構造によれば、軸受2を基準として取付板3をモータ9に対して固定することができる。軸受2の中心とモータ9の回転中心とはほぼ一致することから、上述した軸受保持構造であれば、モータ9の回転中心に対して最小の誤差で取付板3をモータ9に固定することできる。このため、取付板3を介してモータ9を被駆動体へ取り付けるときに、被駆動体に対するモータ9の取付位置を、モータ9の回転中心に対して精度良く決めることができる。したがって、モータ9と被駆動体との同軸度を出しやすくすることができる。例えば、上述した軸受保持構造と、ハウジング1に対する取付板3の位置(径方向位置)を、周壁1aを基準として決める構造と比べると、前者の方が後者よりもモータ9と被駆動体との同軸度を容易に出すことができる。
(2)上述した軸受保持構造では、当接面31および押圧面32がそれぞれ複数設けられることから、当接面31と押圧面32とを開口部30の周囲に分割して配置することができ、取付板3の構成を簡素化することができる。これにより、例えば一枚の金属板を切断,プレス加工することで取付板3を成形することができるため、取付板3の製造コストを低減することができる。なお、本実施形態では、押圧面32が、開口部30の周囲に等間隔に配置された複数の保持爪34のそれぞれに設けられるため、軸受2に対して周方向に均等な力で押さえることができる。これにより、軸受2の移動を抑制でき、保持性能を向上させることができる。
(3)上述した軸受保持構造によれば、取付板3が三つの当接面31を有することから、ハウジング1に対する取付板3の位置を高精度に決めることができる。言い換えると、取付板3の位置決め精度を向上させることができる。
(4)また、当接面31と押圧面32とが開口部30の周囲に交互に配置されることから、取付板3が、軸受2を押さえる(移動を抑制する)機能と取付板3の位置決めを行う機能とをバランスよく発揮することができる。言い換えると、上述した軸受保持構造によれば、軸受2の保持性能を確保しつつ取付板3の位置決め精度を高めることができる。
(5)上述した軸受保持構造では、円筒面10aおよび支持面10bがいずれも底部1bに凹設された凹部10の内面として設けられる。すなわち、円筒面10aおよび支持面10bがともに底部1bの固定部1dよりもハウジング1の内方に位置するため、底部1bからの軸受2の突出量を小さくすることができる。これにより、軸受2の他端面1cを押圧する押圧面32の位置を底部1bに近付けることができるため、取付板3の軸方向長さを短くすることができる。
(6)上述したモータ9によれば、軸受2を基準として(モータ9の回転中心に対して最小の誤差で)、被駆動体に対する取付位置を決めることができるため、被駆動体との同軸度を簡単に出すことができる。
[3.その他]
上記の実施形態で説明した軸受保持構造は一例であって、その構成は上述したものに限られない。例えば、上述した取付板3には、三つの当接面31と三つの押圧面32とが開口部30の周囲に交互に設けられているが、当接面31および押圧面32の個数は特に限られず、互いの個数が同一でなくてもよい。例えば、円筒状の当接面31と円環状の押圧面32とを設けてもよい。また、当接面31と押圧面32とが交互に配置されていなくてもよいし、当接面31の配置間隔、および、押圧面32の配置間隔のそれぞれが等間隔でなくてもよい。なお、当接面31は、ハウジング1に対する取付板3の位置を規定するものであることから、複数設ける場合には、その個数は三つ以上であることが好ましい。
上述した実施形態では、断面コ字状の保持壁33の内壁部33aに当接面31が設けられた構成を例示したが、保持壁の形状は上述したものに限られない。例えば、円形部3aにおける開口部30の周囲が底部1bから離隔する方向へ屈曲形成され、底部1bに重ねられる円形部3aに対し略直交方向に立設された略円筒状の壁部として設けられていてもよい。この場合、保持壁の径方向内側を向く面を軸受2の外周面2aに当接させることで、この部分を当接面として機能させることができる。このような構成であっても、ハウジング1に対する取付板3の位置を、軸受2を基準として決めることができるため、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
また、当接面は保持壁に設けられていなくてもよい。例えば、開口部30の縁(端面)を軸受2の外周面2aに当接させることで、この縁(端面)を当接面として機能させてもよい。この場合、保持壁は省略可能である。なお、取付板は、軸受2の外周面2aに当接する部分(構造)を有していればよく、その部分が面でなくてもよい(例えば線や点であってもよい)。当接部は、少なくとも開口部30の周囲において、軸受2の外周面2aに当接する部分として設けられていればよい。
上述した実施形態では、保持壁33の一部を切り起こして形成された保持爪34に押圧面32が設けられた構成を例示したが、保持爪34が保持壁33の一部からなるものでなくてもよい。例えば、平板状の円形部3aに対し、保持爪となる部位と保持壁となる部位とを周方向に離隔させて形成し、それぞれの部位を屈曲(湾曲)形成することで、隣接する保持爪と保持壁との間に空間を設けてもよい。このような構成であっても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、取付板は、軸受2の他端面2cを押圧する部分(構造)を有していればよく、その部分が面なくてもよい(例えば線や点であってもよい)。押圧部は、少なくとも開口部30の周囲において、軸受2の他端面2cに当接する部分として設けられていればよく、保持爪に設けられていなくてもよい。
上述した実施形態では、ハウジング1の底部1bに軸受2が嵌合される凹部10が凹設され、円筒面10aおよび支持面10bが凹部10の内面として設けられた構成を例示したが、円筒面10aおよび支持面10bは凹部10の内面でなくてもよい。例えば凹部10を省略し、底部1bの外面と同一面上に支持面を設けるとともに、この支持面の径方向外側にハウジング1の外方へ突出した円筒状の壁部を設け、この壁部の径方向内側の面を円筒面としてもよい。なお、支持面10bが円環状ではなく、周方向に離隔した複数の平面から構成されていてもよい。ハウジング1は、少なくともその底部1bに、軸受2の外周面2aと対向する円筒面と、軸受2の一端面2bに当接する支持面を有していればよい。
なお、上述した取付板3の外形状は一例であり、特に限られない。例えば、フランジ部1bが三つ以上設けられていてもよいし、その形状が上記した形状以外であってもよい。また、取付板3の材質は板金に限られず、例えば取付板が樹脂製であってもよい。なお、ハウジング1の形状は有底筒状であればよく、軸直交断面が矩形状や長円状等であってもよい。
1 ハウジング
1b 底部
1c 貫通孔
1d 固定部
2 軸受(転がり軸受)
2a 外周面
2b 一端面
2c 他端面
3 取付板
4 シャフト
9 モータ
10 凹部
10a 円筒面
10b 支持面
30 開口部
31 当接面(当接部)
32 押圧面(押圧部)
33 保持壁
34 保持爪

Claims (6)

  1. モータのシャフトを回転自在に支持する転がり軸受を保持する軸受保持構造であって、
    有底筒状に形成され、貫通孔を持つ底部に前記転がり軸受が嵌合されるハウジングと、
    前記ハウジングの前記底部に固定され、前記モータを被駆動体に取り付けるための取付板と、を備え、
    前記ハウジングは、前記転がり軸受の外周面と対向する円筒面と前記転がり軸受の一端面に当接する支持面とを前記底部に有し、
    前記取付板は、前記ハウジングに固定された状態で前記貫通孔と同軸上に位置する開口部を有するとともに、前記転がり軸受の他端面を押圧する押圧部と前記転がり軸受の前記外周面に当接する当接部とを前記開口部の周囲に有する
    ことを特徴とする、軸受保持構造。
  2. 前記取付板は、複数の前記押圧部と複数の前記当接部とを有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の軸受保持構造。
  3. 前記取付板は、少なくとも三つの前記当接部を有する
    ことを特徴とする、請求項2記載の軸受保持構造。
  4. 前記押圧部と前記当接部とが前記開口部の周囲に交互に配置された
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の軸受保持構造。
  5. 前記円筒面および前記支持面はいずれも、前記底部の中央部分が前記ハウジングの内方へ凹設された凹部の内面として設けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の軸受保持構造。
  6. ハウジングに内蔵されたステータおよびロータを具備したモータにおいて、
    前記ロータと一体回転するシャフトを回転自在に支持する転がり軸受に対し、請求項1〜5のいずれか1項に記載の軸受保持構造が適用された
    ことを特徴とする、モータ。
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