JP2018065909A - フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートを含む水性組成物 - Google Patents

フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートを含む水性組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】フルオレン骨格を有する2官能性(メタ)アクリレートが、高屈折率などの高機能特性を損なうことなく、水性溶媒中に溶解した水性組成物を提供する。【解決手段】下記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と、水(B1)及び炭素数2以上であり、かつ水よりも低い沸点を有するアルカノール(B2)を含む溶媒(B)とを含む水性組成物を調製する。(式中、環Zはアレーン環、Aはアルキレン基、R1及びR2は置換基、R3は水素原子又はメチル基、n1及びn2の合計は6〜17の数、mは0〜4の数、kは0又は1以上の数、sは0又は1である)。【選択図】なし

Description

本発明は、9,9−ビスアリールフルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートが水性溶媒中に溶解した水性組成物に関する。
(メタ)アクリル系樹脂は、レンズ、成形材料、塗料、接着剤など、工業的に幅広い用途に用いられている。特に、透明性や耐久性に優れているため、光学レンズなどの光学材料用途に利用されている。近年、急速な技術革新に伴い、液晶ディスプレイ用プリズムシートやタッチパネル用シートなどの光学材料では、高機能な特性(高屈折率、高耐熱性、低粘度、耐スクラッチ性、低吸水性など)を有する(メタ)アクリル系樹脂に対する要望が高くなっている。
(メタ)アクリル系樹脂に高耐熱性や高屈折率を付与できる化合物として、9,9−ビス(アリール)フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレート化合物が知られている。例えば、WO2013/022065号パンフレット(特許文献1)には、優れた耐スクラッチ性と高い屈折率とを両立できる(メタ)アクリレート化合物として、9,9−ビス(フェニル)フルオレン骨格及び平均付加モル数8.5〜17のアルキレンオキシド鎖を有する多官能性(メタ)アクリレートが開示されている。
しかし、このようなフルオレン骨格を有する(メタ)アクリレート化合物は、芳香族環を有しているため、水や汎用のアルコール(安全性が高く、適度な揮発性を有し、取り扱い性に優れたエタノールやイソプロパノールなど)に対する溶解性が低い。特に、液晶ディスプレイ用プリズムシートやタッチパネル用シートなどの光学材料においても、近年、資源保護、環境保全、作業の安定性の向上等のニーズの高まりによって水性化が進行しつつある。また、フィラー分散体の多くが、特に金属酸化物などは水性の分散体が多い。そのため、フィラーの凝集を防ぐためにも、フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレート化合物も水性の化合物が要求されている。
なお、樹脂を水性化するためには、通常、スルホ基やカルボキシル基を導入してイオン化する方法や、エチレンオキシド鎖を長鎖化する方法が採用される。しかし、樹脂をイオン化すると、着色が起こり易くなり、エチレンオキシド鎖を長鎖化すると、屈折率が低下するため、高度な光学特性が要求される用途では使用できない。
WO2013/022065号パンフレット(請求項1、段落[0041])
従って、本発明の目的は、フルオレン骨格を有する2官能性(メタ)アクリレートが、高屈折率などの高機能特性を損なうことなく、適度な揮発性を有して取り扱い性に優れた水性溶媒中に溶解した水性組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、フルオレン骨格を有する2官能性(メタ)アクリレートを含み、コーティングしても均一な膜を形成できる水性組成物を提供することにある。
本発明者は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、意外なことに、フルオレン骨格を有する2官能性(メタ)アクリレートが、水単体及び汎用のアルカノール単体のそれぞれには溶解しないにも拘わらず、水と汎用のアルカノールとを組み合わせた水性の混合溶媒には溶解することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の水性組成物は、下記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と、水(B1)及び炭素数2以上であり、かつ水よりも低い沸点を有するアルカノール(B2)を含む溶媒(B)とを含む。
Figure 2018065909
(式中、環Zはアレーン環、Aはアルキレン基、R及びRは置換基、Rは水素原子又はメチル基、n1及びn2の合計は6〜17の数、mは0〜4の数、kは0又は1以上の数、sは0又は1である)。
前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレートは、下記式(1a)で表される2官能性(メタ)アクリレートであってもよい。
Figure 2018065909
(式中、kは0〜4の数であり、R〜R、n1、n2及びmは前記に同じ)。
前記アルカノール(B2)はC2−3アルカノールであってもよい。本発明の水性組成物は、水(B1)及びアルカノール(B2)の合計割合が溶媒(B)全体に対して90重量%以上であり、かつ水(B1)とアルカノール(B2)との重量割合が、前者/後者=1/99〜50/50(特に10/90〜30/70)程度であってもよい。また、本発明の水性組成物は、溶媒(B)が水よりも高い沸点を有する水性溶媒(B3)をさらに含み、アルカノール(B2)の割合が、水(B1)100重量部に対して50〜100重量部程度であり、水性溶媒(B3)の割合が、水(B1)100重量部に対して30〜50重量部程度であってもよい。水性溶媒(B3)は、100℃を超え、かつ150℃以下の沸点を有するセロソルブ類であってもよい。前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と前記溶媒(B)との重量割合は、前者/後者=90/10〜10/90程度である。
本発明では、フルオレン骨格を有する2官能性(メタ)アクリレートを、高屈折率や耐熱性などの高機能特性を損なうことなく、適度な揮発性を有して取り扱い性に優れた水性溶媒中に溶解できる。そのため、環境に負荷の少ないコーティング剤などとして利用でき、例えば、金属酸化物などで形成されたフィラーを配合しても、フィラーの凝集も抑制できる。さらに、溶媒の割合や組成を調整することにより、フルオレン骨格を有する2官能性(メタ)アクリレートを含み、コーティングしても均一な膜を形成できる水性組成物を提供できる。
本発明の水性組成物は、前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と、水(B1)及び炭素数2以上であり、かつ水よりも低い沸点を有するアルカノール(B2)を含む溶媒(B)とを含む。本発明において、特定の(メタ)アクリレートが水と汎用のアルカノールとの混合溶媒に溶解する詳細なメカニズムは不明であるが、アルカノールのヒドロキシル基と、(メタ)アクリレートのカルボニル基との水素結合による流動性の向上や、アルカノールのフルオレン骨格への溶解性などの要因が関係していると推測できる。
[(A)式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート]
前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレートは、前記式(1)において、sが1であるフルオレン含有エポキシ(メタ)アクリレートであってもよく、sが0であるフルオレン含有(メタ)アクリレートであってもよい。これらのうち、屈折率が高い点などから、sが0であるフルオレン含有(メタ)アクリレートが好ましく、前記式(1a)で表される2官能性(メタ)アクリレートが特に好ましい。
前記式(1)において、環Zで表されるアレーン環としては、ベンゼン環などの単環式アレーン環、多環式アレーン環などが挙げられ、多環式アレーン環には、縮合多環式アレーン環(縮合多環式炭化水素環)、環集合アレーン環(環集合芳香族炭化水素環)などが含まれる。
環集合アレーン環としては、ビアレーン環、例えば、ビフェニル環、ビナフチル環、フェニルナフタレン環(1−フェニルナフタレン環、2−フェニルナフタレン環など)などのビC6−12アレーン環、テルアレーン環、例えば、テルフェニレン環などのテルC6−12アレーン環などが例示できる。好ましい環集合アレーン環は、ビC6−10アレーン環、特にビフェニル環などが挙げられる。
縮合多環式アレーン環としては、例えば、縮合二環式アレーン(例えば、ナフタレンなどの縮合二環式C10−16アレーン)環、縮合三環式アレーン(例えば、アントラセン、フェナントレンなど)環などの縮合二乃至四環式アレーン環などが挙げられる。好ましい縮合多環式アレーン環としては、ナフタレン環、アントラセン環などが挙げられ、特に、ナフタレン環が好ましい。
2つの環Zは、同一の環であってもよく、異なる環であってもよいが、通常、同一の環である。これらのアレーン環のうち、ベンゼン環などの単環式アレーン環、ビフェニル環などのビアレーン環、ナフタレン環などの縮合二環式アレーン環などが汎用され、ベンゼン環が好ましい。
オキシアルキレン基を構成する基Aのアルキレン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、1,2−ブタンジイル基、テトラメチレン基などのC2−6アルキレン基などが挙げられる。両側の基Aは、それぞれ同一のアルキレン基であってもよく、異なるアルキレン基であってもよい。また、nが2以上のポリオキシアルキレン基であるとき、ポリオキシアルキレン基を構成するアルキレン基は異なるアルキレン基であってもよく、通常、同一のアルキレン基であってもよい。基Aとしては、光学特性の点から、C2−4アルキレン基が好ましく、エチレン基やプロピレン基などのC2−3アルキレン基(特にエチレン基)が特に好ましい。
オキシアルキレン基AOの繰り返し数(付加モル数)であるn1及びn2(各基AOの繰り返し数)は、合計が6〜17の数であればよく、好ましくは7〜15、さらに好ましくは8〜14(特に10〜12)程度の数であればよい。また、この付加モル数は平均値(相加平均値又は算術平均値)であってもよい。n1及びn2の合計が6未満であれば、透明な水性組成物を透明な水性組成物を調製できなくなり、逆に17を超えると、フルオレン含有(メタ)アクリレート又はフルオレン含有エポキシ(メタ)アクリレートの高機能特性が低下する。
n1及びn2は、合計が前記範囲にあればよく、各n1及びn2は、特に限定されず、それぞれ0〜17の範囲から選択された数であればよいが、例えば1〜12、好ましくは2〜10、さらに好ましくは3〜8(特に4〜7)程度の数である。
前記式(1)において、(メタ)アクリロイル基含有基の置換位置は、特に限定されず、環Zがベンゼン環である場合、フルオレンの9位に置換したベンゼン環の2〜6位のいずれであってもよいが、4位が好ましい。また、環Zがナフタレン環である場合には、ナフチル基の5〜8位である場合が多く、例えば、フルオレンの9−位に対して、1−,5−位、2−,6−位などの関係(特に2−,6−位の関係)である場合が多い。
置換基Rとしては、例えば、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基などの直鎖状又は分岐鎖状C1−6アルキル基など)、アリール基(例えば、フェニル基などのC6−10アリール基など)などの炭化水素基;シアノ基;ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子など)などが挙げられる。
これらの置換基Rは、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。置換基Rとしては、アルキル基[例えば、直鎖状又は分岐鎖状C1−4アルキル基(特に、メチル基などのC1−3アルキル基)]、シアノ基、ハロゲン原子が好ましく、特にアルキル基(例えば、メチル基などのC1−2アルキル基など)が好ましい。
置換基Rの置換数mは、それぞれ0〜4の整数から選択でき、例えば0〜3、好ましくは0〜2、さらに好ましくは0〜1(特に0)であってもよい。なお、フルオレン骨格を形成する2つのベンゼン環において、それぞれの置換数mは、互いに同一又は異なっていてもよく、それぞれのRの種類は、互いに同一又は異なっていてもよい。また、mが2以上である場合、同一のベンゼン環に置換する2以上のRの種類は、互いに同一又は異なっていてもよい。また、Rの置換位置は特に制限されず、例えば、フルオレン環の2−位乃至7−位(2−位、3−位及び7−位など)であってもよい。
置換基Rとしては、例えば、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのC1−6アルキル基など)、シクロアルキル基(シクロへキシル基などのC5−8シクロアルキル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基などのC6−10アリール基など)、アラルキル基(ベンジル基、フェネチル基などのC6−10アリール−C1−4アルキル基など)などの炭化水素基;アルコキシ基(メトキシ基などのC1−6アルコキシ基など)、シクロアルコキシ基(シクロヘキシルオキシ基などのC5−10シクロアルキルオキシ基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基などのC6−10アリールオキシ基など)、アラルキルオキシ基(ベンジルオキシ基などのC6−10アリール−C1−4アルキル基など);アルキルチオ基(メチルチオ基などのC1−6アルキルチオ基など);アシル基(アセチル基などのC1−6アシル基など);ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など);ニトロ基;シアノ基;ジアルキルアミノ基(ジメチルアミノ基などのジC1−4アルキルアミノ基など);ジアルキルカルボニルアミノ基(ジアセチルアミノ基などのジC1−4アルキル−カルボニルアミノ基など)などが挙げられる。
これらの置換基Rは、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。置換基Rとしては、C1−6アルキル基、C5−8シクロアルキル基、C1−4アルコキシ基が好ましく、メチル基などのC1−4アルキル基が特に好ましい。
置換基Rの置換数kは、環Zの種類に応じて適宜選択でき、例えば、0〜8程度であってもよく、好ましくは0〜4(例えば0〜2)、さらに好ましくは0又は1であってもよい。kが1である場合、環Zはベンゼン環、ナフタレン環又はビフェニル環であり、かつRはメチル基であってもよい。特に、環Zがベンゼン環の場合、置換基Rの置換数kは、それぞれ例えば0〜4の整数から選択でき、例えば0〜3、好ましくは0〜2、さらに好ましくは0〜1(特に0)であってもよい。なお、異なるアレーン環における置換数kは、互いに同一又は異なっていてもよい。また、置換数kが2以上である場合、同一のアレーン環に置換する2以上のRの種類は、同一又は異なっていてもよい。また、Rの置換位置は特に制限されず、アレーン環と、エーテル結合(−O−)及びフルオレン環の9−位との結合位置以外の位置に置換していればよい。
前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレートのうち、代表的な化合物としては、例えば、9,9−ビス[(メタ)アクリロイルオキシ−ポリエトキシフェニル]フルオレン、9,9−ビス[(メタ)アクリロイルオキシ−ポリエトキシナフチル]フルオレンなどの9,9−ビス[(メタ)アクリロイルオキシ−ポリエトキシアリール]フルオレン類;9,9−ビス[(3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)ポリエトキシフェニル]フルオレン、9,9−ビス[(3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)ポリエトキシナフチル]フルオレンなどの9,9−ビス[(3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)ポリエトキシアリール]フルオレン類などが挙げられる。
前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレートは、慣用の方法により製造でき、例えば、式(1a)で表される2官能性(メタ)アクリレートは、特許文献1に記載の方法で製造してもよい。
[(B)溶媒]
溶媒(B)は、水(B1)及びアルカノール(B2)を含んでいればよいが、2官能性(メタ)アクリレート(A)に対する溶解性に優れる点から、水(B1)及びアルカノール(B2)を主成分として含む2成分系の溶媒、水(B1)、アルカノール(B2)及び水よりも高い沸点を有する水性溶媒(B3)を主成分として含む3成分系の溶媒が好ましい。
アルカノール(B2)は、炭素数2以上であり、かつ水よりも低い沸点を有していればよい。具体的には、アルカノール(B2)としては、例えば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール(イソプロパノール)、2−ブタノール(s−ブチルアルコール)、t−ブチルアルコールなどのC2−4アルカノールなどが挙げられる。これらのアルカノールは、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのアルカノールのうち、2官能性(メタ)アクリレート(A)に対する溶解性に優れる点から、エタノール、イソプロパノールなどのC2−3アルカノールが好ましく、前記溶解性及び取り扱い性に優れる点から、イソプロパノールが特に好ましい。
水性溶媒(B3)は、水よりも高い沸点を有する水性溶媒であればよい。具体的には、水性溶媒(B3)としては、例えば、脂肪族多価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、トリエチレングリコールなどの(ポリ)C2−4アルカンジオール;グリセリンなど)、セロソルブ類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブなどのC1−4アルキルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのプロピレングリコールモノC1−4アルキルエーテルなど)、セロソルブアセテート類(エチルセロソルブアセテートなどのC1−4アルキルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのプロピレングリコールモノC1−4アルキルエーテルアセテートなど)、カルビトール類(メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトールなどのC1−4アルキルカルビトール類;ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)、ジエチレングリコールメチルエチルエーテルなど)などが挙げられる。これらの水性溶媒は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
これらの水性溶媒のうち、取り扱い性に優れる点から、メチルセロソルブ(2−メトキシエタノール)やプロピレングリコールモノメチルエーテル(1−メトキシ−2−プロパノール)などのセロソルブ類が好ましい。
水性溶媒(B3)の沸点は、水よりも高ければよいが、取り扱い性の点から、150℃以下であってもよく、例えば103〜150℃、好ましくは105〜140℃、さらに好ましくは110〜130℃(特に115〜125℃)程度である。
溶媒(B)における主成分の割合[2成分系の場合、水(B1)及びアルカノール(B2)の合計割合であり、3成分系の場合、水(B1)、アルカノール(B2)及び水性溶媒(B3)の合計割合]は、90重量%以上であってもよく、好ましくは95重量%以上、さらに好ましくは99重量%以上であり、主成分のみであってもよい。主成分以外の他の水性溶媒としては、例えば、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなどのジC1−4アルキルケトンなど)、環状エーテル類(テトラヒドロフランなど)などが挙げられる。他の水性溶媒の割合は、溶媒(B)全体に対して、例えば10重量%以下、好ましくは5重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下であってもよい。
溶媒(B)が2成分系の溶媒である場合、水(B1)とアルカノール(B2)との重量割合は、2官能性(メタ)アクリレート(A)の溶解性を向上できる点から、水(B1)/アルカノール(B2)=1/99〜50/50、好ましくは3/97〜40/60(例えば5/95〜35/65)、さらに好ましくは10/90〜30/70(特に15/85〜25/75)程度である。
溶媒(B)が2成分系の溶媒である場合、水(B1)とアルカノール(B2)との重量割合は、コーティング膜の均一性を向上できる点から、水(B1)及びアルカノール(B2)の共沸混合比付近の重量割合であってもよい。共沸混合比と大きく異なる場合、水性組成物をコーティングして加熱すると、揮発性の高いアルカノールが揮発することにより、水分比率が大きくなって2官能性(メタ)アクリレート(A)の溶解性が低下するため、コーティング膜が白濁し易くなる。さらに加熱を続けて水を揮発させると、コーティング膜は透明に戻るが、加熱過程における溶解性の低下によりコーティング膜の均一性が低下する虞がある。例えば、アルカノール(B2)がイソプロパノールである場合、水(B1)とイソプロパノールとの重量割合は、水/イソプロパノール=5/95〜40/60、好ましくは8/92〜30/70、さらに好ましくは10/90〜20/80程度であってもよい。
溶媒(B)が3成分系の溶媒である場合、アルカノール(B2)の割合は、2官能性(メタ)アクリレート(A)の溶解性を向上できる点から、水(B1)100重量部に対して50重量部以上(例えば50〜100重量部)であるのが好ましく、コーティング膜の均一性を向上できる点から、例えば50〜80重量部、好ましくは55〜70重量部、さらに好ましくは58〜65重量部程度である。水性溶媒(B3)の割合は、水(B1)100重量部に対して55重量部以下(例えば10〜55重量部)であるのが好ましく、コーティング膜の均一性を向上できる点から、例えば25〜50重量部、好ましくは30〜48重量部、さらに好ましくは35〜45重量部程度である。
[水性組成物]
本発明の水性組成物において、前記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と前記溶媒(B)との重量割合は、例えば、2官能性(メタ)アクリレート(A)/溶媒(B)=90/10〜10/90、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは70/30〜30/70(特に60/40〜40/60)程度である。2官能性(メタ)アクリレート(A)の割合が多すぎると、取り扱い性が低下する虞があり、溶媒(B)の割合が多すぎると、均一なコーティング膜の形成が困難となる虞がある。
本発明の水性組成物は、2官能性(メタ)アクリレート(A)及び溶媒(B)に加えて、他の重合性成分、慣用の添加剤などをさらに含んでいてもよい。
他の重合性成分としては、例えば、2官能性(メタ)アクリレート(A)以外の慣用の水性ビニル化合物、例えば、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートなど)、アルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート(メトキシトリエチレングリコールアクリレートなどのメトキシポリエチレングリコールアクリレートなど)、マレイン酸、無水マレイン酸、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(テトラエチレングリコールジアクリレートなど)などが挙げられる。他の重合性成分の割合は、2官能性(メタ)アクリレート(A)100重量部に対して、例えば50重量部以下、好ましくは30重量部以下、さらに好ましくは10重量部以下(例えば0.1〜5重量部)程度である。
慣用の添加剤としては、例えば、樹脂成分、重合開始剤、重合禁止剤(ヒドロキノン、ヒドロキノンモノエチルエーテルなど)、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、滑剤、安定剤(抗酸化剤、熱安定剤、耐光安定剤など)、可塑剤、界面活性剤、溶解促進剤、着色剤、充填剤(フィラー)、帯電防止剤、シランカップリング剤、レベリング剤、分散剤、分散助剤などが挙げられる。これらの添加剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの添加剤のうち、本発明の水性組成物は、従来の疎水性組成物では均一な分散が困難であった充填剤(特に、金属酸化物などの無機フィラー)を含むのが好ましい。
慣用の添加剤の割合は、水性組成物全体に対して50重量%以下であってもよく、例えば0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜30重量%、さらに好ましくは0.5〜10重量%程度である。添加剤が無機フィラー(特に金属酸化物で形成されたフィラー)である場合、無機フィラーの割合は、水性組成物全体に対して70重量%以下であってもよく、例えば10〜50重量%、好ましくは15〜40重量%、さらに好ましくは20〜30重量%程度である。
本発明の水性組成物は、2官能性(メタ)アクリレート(A)を含むため、高い屈折率を有しており、20℃、波長589nmでの屈折率は1.5以上(例えば1.5〜1.6程度)であってもよく、好ましくは1.53以上、さらに好ましくは1.55以上(特に1.57以上)であってもよい。
本発明の水性組成物は、2官能性(メタ)アクリレート(A)が溶媒(B)中に溶解しているため、透明性に優れており、2官能性(メタ)アクリレートの透明性を損なうことがない。また、水(B1)及びアルカノール(B2)は、工業的にも大量生産されていることなどから、安価に入手できるため、本発明の水性組成物も安価に提供できる。
本発明の水性組成物は、慣用の攪拌手段、例えば、攪拌棒や攪拌子などを用いた機械的攪拌手段(回転羽根を有するミキサーなど)、超音波分散機などを利用して混合することにより調製できる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、用いた原料の略号及び詳細を以下に示す。また、樹脂又はフィルムの特性の測定や評価は以下の方法によって行った。
[原料]
BPEF−A:9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、大阪ガスケミカル(株)製
BPEF−3EO:9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン1モルに対して、平均値で合計3モルのオキシエチレン基(又はエチレンオキシド)が付加した付加体
BPEF−5EO:9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン1モルに対して、平均値で合計5モルのオキシエチレン基が付加した付加体
BPEF−9EO:9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン1モルに対して、平均値で合計9モルのオキシエチレン基が付加した付加体
BPEF−3EOA:BPEF−3EOのジアクリレート[式(1a)において、n1+n2が5、Rが水素原子、k及びmが0である化合物]
BPEF−5EOA:BPEF−5EOのジアクリレート
BPEF−9EOA:BPEF−9EOのジアクリレート
BPEF−5EO−GA:BPEF−5EOのジグリシジルエーテルにアクリル酸が付加したジアクリレート
BPEF−9EOA−GA:BPEF−9EOのジグリシジルエーテルにアクリル酸が付加したジアクリレート
DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ダイセル・オルネクス(株)製「DPHA」
4EG−A:テトラエチレングリコールジアクリレート
9EG−A:ポリエチレングリコールジアクリレート(平均値で9モルのエチレンオキシド付加体)
14EG−A:ポリエチレングリコールジアクリレート(平均値で14モルのエチレンオキシド付加体)
BisA−10EO:平均値で合計10モルのオキシエチレン基が付加したビスフェノールA。
[屈折率(nD)]
原料であるアクリレートは、多波長アッベ屈折率計((株)アタゴ製、DR―M2<循環式恒温水槽60―C3使用>)を用い、温度25℃を保持し、589nmでの屈折率を測定した。
[溶解性]
実施例及び比較例で攪拌して得られた水性組成物を、攪拌終了後、1分間静置した後、組成物の状態を目視で観察し、アクリレートの溶解性を以下の基準で評価した。
○:アクリレートが溶媒に溶解(混合)し、透明な1層の液体であった
△:アクリレートが溶媒に溶解せず、白濁していた
×:アクリレートが溶媒に溶解せず、2層に分離していた。
[コーティング性]
バーコーターを用いて、実施例及び比較例で攪拌して得られた水性組成物をガラス基板上にコーティングして、100μm程度のコーティング膜を作製した。その後、ホットプレート上80℃で10分間加熱乾燥させて得られた膜の状態を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:得られたコーティング膜が透明であった
×:得られたコーティング膜が白濁した。
参考例1〜7及び実施例1〜3
水とイソプロパノール(2−プロパノール)とを表1に示す割合でサンプル管に採取し、混合溶液を作製した。この混合溶液5重量部及び表1に示す2官能性アクリレート5重量部をサンプル管に採取し、タッチ駆動タイプの攪拌機にて、10秒程度攪拌し、水性組成物を調製した。2官能性アクリレート単体の屈折率を測定した結果と、得られた水性組成物の溶解性を評価した結果とを表1に示す。
Figure 2018065909
表1の結果から明らかなように、実施例では、屈折率が高い2官能性アクリレートは、水単体及びイソプロパノール単体では溶解しなかったが、両者を混合することにより溶解した。
実施例4
水10重量部及びイソプロパノール40重量部をサンプル管に採取し、混合溶液を作製した。この混合溶液5重量部及びBPEF−5EOA 5重量部をサンプル管に採取し、タッチ駆動タイプの攪拌機にて、10秒程度攪拌し、水性組成物を調製した。2官能性アクリレート単体の屈折率は1.578であり、BPEF−5EOAが溶媒に溶解し、透明な1層の液体であった。
参考例8〜19及び実施例5〜6
水と表2に示す溶媒(参考例16〜19については、溶媒としても機能する他の重合成分)とを表2に示す割合でサンプル管に採取し、混合溶液を作製した。この混合溶液5重量部及びBPEF−9EOA 5重量部をサンプル管に採取し、タッチ駆動タイプの攪拌機にて、10秒程度攪拌し、水性組成物を調製した。得られた水性組成物の溶解性を評価した結果を表2に示す。
Figure 2018065909
表2の結果から明らかなように、実施例では、水と汎用のアルカノールとを混合することにより2官能性アクリレートが溶解した。
実施例7〜10
水と表3に示す溶媒とを表3に示す割合でサンプル管に採取し、混合溶液を作製した。この混合溶液5重量部及びBPEF−9EOA 5重量部をサンプル管に採取し、タッチ駆動タイプの攪拌機にて、10秒程度攪拌し、水性組成物を調製した。得られた水性組成物の溶解性及びコーティング性を評価した結果を表3に示す。
Figure 2018065909
表3の結果から明らかなように、いずれの実施例でも、2官能性アクリレートの溶解性は高く、特に、実施例7及び10では、コーティング性も高かった。
本発明の水性組成物は、例えば、インク材料、発光材料(例えば、有機EL用発光材料など)、有機半導体、黒鉛化前駆体、ガス分離膜(例えば、COガス分離膜など)、コート剤(例えば、LED(発光ダイオード)用素子のコート剤などの光学用オーバーコート剤又はハードコート剤など)、レンズ[ピックアップレンズ(例えば、DVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)用ピックアップレンズなど)、マイクロレンズ(例えば、液晶プロジェクター用マイクロレンズなど)、眼鏡レンズなど]、偏光膜(例えば、液晶ディスプレイ用偏光膜など)、複合シート、輝度向上フィルム、プリズムシート、反射防止フィルム(又は反射防止膜、例えば、表示デバイス用反射防止フィルムなど)、タッチパネル用フィルム、フレキシブル基板用フィルム、ディスプレイ用フィルム[例えば、PDP(プラズマディスプレイ)、LCD(液晶ディスプレイ)、VFD(真空蛍光ディスプレイ)、SED(表面伝導型電子放出素子ディスプレイ)、FED(電界放出ディスプレイ)、NED(ナノ・エミッシブ・ディスプレイ)、ブラウン管、電子ペーパーなどのディスプレイ(特に薄型ディスプレイ)用フィルム(保護フィルムなど)など]、位相差フィルム、拡散シート、導光板、反射シート、拡散板、バリアフィルム、保護フィルム、オーバーコート、フレキシブルフィルム基板、異方性導電接着フィルム(ACF)、カラーフィルタ[例えば、レンズフィルタ、ディスプレイ用カラーフィルタなど]、液晶表示装置用ネガ型フォトレジスト[例えば、TFTアレイエッチング用フォトレジスト、顔料分散型フォトレジスト、染料型フォトレジスト、保護膜など]、層間絶縁膜、ソルダーレジスト、液晶ディスプレイ用フォトスペーサー、燃料電池用膜、光ファイバー、光導波路、ホログラム、各種光学接着剤[例えば、光学レンズ、プリズム、光ファイバー、光学フィルター、光導波路]、キーパッド、キーボード、タッチパネルなどに好適に使用できる。

Claims (8)

  1. 下記式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と、水(B1)及び炭素数2以上であり、かつ水よりも低い沸点を有するアルカノール(B2)を含む溶媒(B)とを含む水性組成物。
    Figure 2018065909
    (式中、環Zはアレーン環、Aはアルキレン基、R及びRは置換基、Rは水素原子又はメチル基、n1及びn2の合計は6〜17の数、mは0〜4の数、kは0又は1以上の数、sは0又は1である)
  2. 式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレートが、下記式(1a)で表される2官能性(メタ)アクリレートである請求項1記載の水性組成物。
    Figure 2018065909
    (式中、kは0〜4の数であり、R〜R、n1、n2及びmは前記に同じ)
  3. アルカノール(B2)がC2−3アルカノールである請求項1又は2記載の水性組成物。
  4. 水(B1)及びアルカノール(B2)の合計割合が溶媒(B)全体に対して90重量%以上であり、かつ水(B1)とアルカノール(B2)との重量割合が、前者/後者=1/99〜50/50である請求項1〜3のいずれかに記載の水性組成物。
  5. 水(B1)とアルカノール(B2)との重量割合が、前者/後者=10/90〜30/70である請求項4記載の水性組成物。
  6. 溶媒(B)が水よりも高い沸点を有する水性溶媒(B3)をさらに含み、アルカノール(B2)の割合が、水(B1)100重量部に対して50〜100重量部であり、水性溶媒(B3)の割合が、水(B1)100重量部に対して30〜50重量部である請求項1〜3のいずれかに記載の水性組成物。
  7. 水性溶媒(B3)が100℃を超え、かつ150℃以下の沸点を有するセロソルブ類である請求項6記載の水性組成物。
  8. 式(1)で表される2官能性(メタ)アクリレート(A)と溶媒(B)との重量割合が、前者/後者=90/10〜10/90である請求項1〜7のいずれかに記載の水性組成物。
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