JP2018065404A - 駐車支援装置 - Google Patents

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伊藤 和彦
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Abstract

【課題】駐車枠に対する車両の進入時に、車両が描くと想定される目標軌跡線を単純化することができ、車両を駐車枠内にスムーズに駐車させる。【解決手段】車両2の中心線CL1の延長線と駐車枠Wの中心線CL2の延長線とが交差する方向に車両2を走行させ、中心線CL2の延長線上に車両2の重心Gが一致した位置で車両2を停車し、中心線CL1の延長線が中心線CL2の延長線と平行になるように、右駆動輪20FR,20RRと左駆動輪20FL,20RLとを互いに逆回転させることによって、重心Gを中心として車両2を回転させ、その回転する過程において、中心線CL2の延長線に対する重心Gのずれを検出し、そのずれが検出された場合、中心線CL1の延長線と中心線CL2の延長線とが交差する交点Aから中心線CL1に沿った長さB1と、交点Aから中心線CL2に沿った長さB2とが等しくなる位置で、車両2の重心Gを中心とする回転を停止させる。【選択図】図6

Description

本発明は、駐車支援装置に関する。
従来、駐車枠の前方の車路空間が狭い場合に有効な駐車制御装置が提案されている。この駐車制御装置は、通常走行モードと超信地旋回モードを選択的に実行する駆動系を備える。その駆動系は、各ホイールに独立したステアリング(操舵装置)を備え、各ホイールの駆動力が独立して制御される。この駐車制御装置の超信地旋回モードでは、駐車枠の中心線の延長線上に車両中心を一致させて、その場で、車両の重心を中心として車両を旋回させる超信地旋回が行われる。その駐車枠の中心線に沿った向きと、車両の中心線に沿った向きとが一致したときに、超信地旋回モードが終了し、通常走行モードによる駐車(直進操舵状態での後退等)が行われる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/137723号
ところで、各ホイールに独立して備え付けられたステアリングの構造は非常に複雑であり、大幅なコスト増加になる。ここで、各ホイールに独立したステアリングを備えないものでも、各ホイールに独立した駆動力を有する車両がある。すなわち、この車両は、各ホイールを独立して駆動するインホイールモータを有し、各ホイールの駆動力が独立して制御される。その車両では、左右のホイールを逆方向へ駆動するだけで、その場での回転制御が行われる。しかし、この回転制御は、全てのホイールが操舵されるものではないため、路面との摩擦抵抗が大きく、回転制御を行っている最中に車両の回転中心が駐車枠の中心線の延長線上からずれることがある。その回転中心がずれた状態で、車両を駐車枠の中心線の延長線と平行に停止した場合、そこから車両を駐車枠の中心線に導くためには、例えばステアリングを右に舵取りしてから左に舵取りする必要がある。つまり、駐車枠に対する車両の進入時に、車両が描くと想定される目標軌跡線が複雑化する。また、車両と駐車枠との距離が近い場合は目標軌跡線を引けないことも発生する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、駐車枠に対する車両の進入時に、車両が描くと想定される目標軌跡線を単純化することができ、車両を駐車枠内にスムーズに駐車させることができる駐車支援装置を提供することを目的とする。
本発明に係る駐車支援装置は、駐車枠に対する車両の進入時に、車両が描くと想定される目標軌跡線を単純化することができ、車両を駐車枠内にスムーズに駐車させることができるものである。
すなわち、本発明に係る駐車支援装置は、全車輪が独立して駆動する駆動輪を有する車両を駐車枠に導く軌跡を設定する駐車支援装置であって、前記車両の中心線の延長線と前記駐車枠の中心線の延長線とが交差する方向に前記車両を走行させ、前記駐車枠の中心線の延長線上に前記車両の重心が一致した位置で前記車両を停車する車両走行制御部と、前記車両の中心線の延長線が前記駐車枠の中心線の延長線と平行になるように、前記全車輪のうちの右駆動輪と左駆動輪とを互いに逆回転させることによって、前記重心を中心として前記車両を回転させる車両回転制御部と、前記車両回転制御部により前記車両が回転する過程において、前記駐車枠の中心線の延長線に対する前記重心のずれを検出する重心ずれ検出部と、前記重心ずれ検出部により前記重心のずれが検出された場合、前記車両の中心線の延長線と前記駐車枠の中心線の延長線とが交差する交点から前記車両までの前記車両の中心線に沿った長さと、前記交点から前記駐車枠までの前記駐車枠の中心線に沿った長さとが等しくなる位置で、前記車両の前記重心を中心とする回転を停止させる車両回転停止制御部と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る駐車支援装置によれば、駐車枠に対する車両の進入時に、車両が描くと想定される目標軌跡線を単純化することができる。その結果、車両を駐車枠内にスムーズに駐車させることができる。
本発明の実施例1に係る駐車支援装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る駐車支援装置の具体的な機器構成を示すハードウェアブロック図である。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その1)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その2)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その3)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その4)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その5)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その6)。 実施例1の四輪車を二輪車に置き換えた二輪モデルを説明する図である。 実施例1に係る駐車支援装置で行われる処理の全体の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る駐車支援装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、本発明の駐車支援装置を車両に実装して、車両の駐車動作を支援するシステムを構成したものである。
(実施例の構成の説明)
まず、本装置の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
本実施例の駐車支援装置1は、図1に示すように、車両2に設置されている。その駐車支援装置1は、画像変換部10と、駐車枠情報検出部11と、制御開始SW検出部12と、制御開始判断部13と、駐車枠前車路走行制御部14と、駐車枠前停止制御部15と、車両回転制御部16と、重心ずれ検出部17と、車両回転停止制御部18と、回転角算出部19と、車両目標軌跡線設定部21と、車両目標軌跡線走行制御部22と、車両停止制御部23と、を有する。
車両2は、前輪が操舵輪である自動四輪車であり、四輪全てが独立して駆動する駆動輪である。すなわち、車両2は、インホイールモータを車輪毎に設け、それぞれのモータの駆動力を個別に制御するように構成される。
画像変換部10は、各カメラ20b〜20e(図2)で撮像された複数の画像をそれぞれ座標変換して、車両2を上空から見下ろした俯瞰図を生成する。画像変換部10は、その生成した複数の俯瞰図を、車両2を表す仮想画像の周囲に合成して、1枚の俯瞰画像を生成する。この俯瞰画像は、ディスプレイ20f(図2)に表示される。なお、このような俯瞰画像を生成する技術は、例えば特開平5−79848号公報等で提案されているなど、既に周知であるため、詳細な説明は省略する。
駐車枠情報検出部11は、車両2を駐車する駐車枠に関する駐車枠情報を検出する。例えば、駐車枠情報検出部11は、俯瞰画像中に描かれた駐車枠のうち車両が駐車されていない位置を駐車枠情報として取得する。なお、俯瞰画像から各種情報を検出する技術は、例えば特開平5−79848号公報等で提案されているなど、既に周知であるため詳細な説明は省略する。
制御開始SW検出部12は、車両2の運転手によるシステム作動SW30b(図2)の操作を検出する。
制御開始判断部13は、制御開始SW検出部12で検出された検出信号の正否を判断する。制御開始判断部13は、検出信号がノイズ等でない場合は、正しいと判断する。制御開始判断部13は、検出信号が正しい場合、その旨を示す正信号を駐車枠前車路走行制御部14に出力する。
駐車枠前車路走行制御部14は、制御開始判断部13から正信号を受信すると、駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて、インホイールモータ40b(図2)を制御して、駐車枠前にある車路である駐車枠前車路に沿って車両2を走行させる。
駐車枠前停止制御部15は、駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて、ブレーキキャリパ50b(図2)を制御して、駐車枠前車路で車両2を停止させる。駐車枠前停止制御部15は、駐車枠前車路において駐車枠の中心線の延長線上に車両2の重心が一致した位置で車両2を停車する。
車両回転制御部16は、駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて、インホイールモータ40b(図2)を制御することで、前後左右の四輪のうちの右駆動輪と左駆動輪とを互いに逆回転させることによって、車両2の重心を中心として車両2を回転(超信地旋回)させる。
重心ずれ検出部17は、車両2がその重心を中心として回転する過程において、駐車枠の中心線の延長線に対する車両2の重心のずれを、駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて検出する。
車両回転停止制御部18は、駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて、インホイールモータ40b(図2)を制御することで、車両2の重心を中心とする回転を停止させる。
回転角算出部19は、車両2が重心を中心とする回転を停止させた状態にあるときに、車両2の回転角を駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて算出する。
車両目標軌跡線設定部21は、駐車枠まで車両2を導く際に車両2が辿る目標軌跡線を、駐車枠情報検出部11で検出された駐車枠情報に基づいて設定する。
車両目標軌跡線走行制御部22は、インホイールモータ40b(図2)やパワーステアリングモータ60b(図2)を制御して、車両目標軌跡線設定部21で設定された目標軌跡線に沿って車両2を走行させる。
車両停止制御部23は、ブレーキキャリパ50b(図2)を制御して、車両2が駐車枠内に進入した状態で車両2を停車する。
図2は、駐車支援装置1を構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。
駐車支援装置1は、図2に示すように、車両2に敷設されたCAN(Controller Area Network)バス3に接続された、駐車支援装置1が備える各制御モジュールに対して制御指令を送る、カメラECU(Electronic Control Unit)20aと、ADAS(Advanced Driving Assistant System) ECU30aと、ホイールモータECU40aと、ブレーキECU50aと、電動パワーステアリングECU60aと、を有する。なお、以下において、電動パワーステアリングECU60aを単に電動パワステECU60aと略記することがある。
カメラECU20aには、車両2の前端を含む前方直近領域を撮像する前方カメラ20b(撮像部)と、車両の左端を含む左方直近領域を撮像する左方カメラ20c(撮像部)と、車両の後端を含む後方直近領域を撮像する後方カメラ20d(撮像部)と、車両の右端を含む右方直近領域を撮像する右方カメラ20e(撮像部)と、がそれぞれ接続される。そのカメラECU20aは、これらカメラ20b〜20eの撮像動作を制御する。
そのカメラECU20aには、さらに、車両2の運転者が駐車支援装置1の動作状況を確認するためのディスプレイ20fが接続される。そのディスプレイ20fは、運転者が視認できる位置に設置されて、画像変換部10(図1)で生成された俯瞰図を表示する。なお、ディスプレイ20fは、タッチパネルの機能を有しており、運転者がディスプレイ20fの所定の位置を押下することによって、押下された位置座標を入力することができる。また、ディスプレイ20fには、適宜、駐車支援装置1の操作メニューが表示されて、運転者はその都度、目標駐車位置の指定や駐車方法の入力等、必要な指示を行う。
ADAS ECU30aには、車両2の運転者が容易に操作できる位置に設けられた、駐車支援の開始を指示するシステム作動SW30bと、予期しない障害物の進入等によって駐車支援機能が停止した際に、運転者にその旨を報知する制御停止ブザー30cが、それぞれ接続される。そのADAS ECU30aは、駐車支援装置1の全体の動作を司る。
ホイールモータECU40aには、車両2の各駆動輪に備えられたインホイールモータ40bが接続されており、駐車動作を行う際に、インホイールモータ40bの回転方向と回転量を制御して、車両2の移動制御を行う。
ブレーキECU50aには、車両2の各駆動輪に備えられたブレーキキャリパ50bが接続されており、車両2の制動力の制御を行う。
電動パワステECU60aには、パワーステアリングモータ60bが接続されており、駐車動作を行う際に、パワーステアリングモータ60bの回転方向と回転量を制御して、車両2の操舵制御を行う。
(自動駐車の概要の説明)
以下、図3〜図8を用いて、駐車支援装置1で行われる動作の概要について順を追って説明する。図3〜図8は、車両2に設置された各カメラ20b〜20e(図2)でそれぞれ撮像された画像を、画像変換部10(図1)において、上空から俯瞰したように座標変換して1枚の俯瞰画像に合成した例である。
図3〜図8に示すように、例えばCGで作成された車両2の現在位置の周りに、カメラ20b〜20eで撮像された画像が合成される。以後、この画像を周囲マップIと呼ぶ。この座標変換と合成は、例えばシステム作動SW30b(図2)のON操作とともに開始されて、以後、予め決められた時間間隔で連続的に実行されて、合成された周囲マップIは、随時、ディスプレイ20f(図2)に表示される。本実施例では、図3〜図8に示す目標駐車位置S1に車両2を駐車させるものとする。
(駐車枠を示す区画線の説明)
まず、図3を用いて、駐車枠を示す区画線について説明する。
駐車支援装置1が動作する目標駐車位置S1を構成する駐車枠は、図3に示すように、路面に例えば白線又は黄線で引かれた区画線で構成される。図3は、目標駐車位置S1の左右を規定するように描画された区画線Wiの例である。車両2は、区画線Wiが描画された目標駐車位置S1に対して駐車される。
(目標駐車位置の指定方法の説明)
次に、図3を用いて、駐車支援装置1を動作させたときの目標駐車位置S1の指定方法について説明する。
車両2の運転者は、車両2を停車させて、ディスプレイ20f(図2)に表示された周囲マップIを確認しながら目標駐車位置S1を指定する。具体的には、車両2の運転者は、自分が駐車したい目標駐車位置S1が、ディスプレイ20fに表示された周囲マップIの中に映る位置まで車両2を移動させて、そこで、車両2を一旦停止させる。その後、手指でディスプレイ20fの中の目標駐車位置S1(駐車枠の内部の1点)に触れて、目標駐車位置S1の座標を入力する。
その入力された目標駐車位置S1の座標を示す情報は、駐車枠情報検出部11(図1)に送信される。その駐車枠情報検出部11は、目標駐車位置S1が含まれる駐車枠を規定する区画線Wi検出する。
区画線Wiの検出は、例えば撮像部を構成する4台のカメラ(前方カメラ20b,左方カメラ20c,後方カメラ20d,右方カメラ20e)のうち、目標駐車位置S1の座標を含む画像を撮像するカメラを選択して、そのカメラで撮像された画像に対して行われる。
画像処理によって、路面に描画された白線や黄線の検出を行うことは、昨今、一般的に行われており、そのいずれの方法を用いて行ってもよい。
例えば、路面に描画された白線又は黄線で構成される区画線は、一般に路面に対して明るく撮像される。したがって、路面に対して正の輝度差を有している点(画素)を検出して、検出された点で囲まれ、且つ、所定の幅を持った領域を、区画線を表わす領域として検出すればよい。なお、この方法によると、路面の汚れやごみなども検出される可能性があるため、該当する点を検出した後で、検出された複数の点が直線を構成している等の拘束条件を適用して、区画線を表わす領域を選択することが好ましい。
(駐車枠前車路における走行制御方法の説明)
目標駐車位置S1の設定が完了した後で、運転者は、駐車方法の指定を行う。具体的には、ディスプレイ20fに表示された、駐車方法を選択するメニューの中から、これから行うべき駐車方法を選択する。本実施例では、後退によって並列駐車を行う選択がされるものとする。
駐車方法が選択されると、次に、駐車枠前車路走行制御部14(図1)の作用によって、図3に示すように、目標駐車位置S1が含まれる駐車枠Wの前方にある駐車枠前車路R1における車両2の目標移動軌跡が算出される。
車枠前車路走行制御部14は、車両2の中心線CL1を2等分する重心Gと、駐車枠Wの中心線CL2の延長線とが交差する交点P1と、を結ぶ経路を目標移動経路として算出する。中心線CL1は、前方カメラ20bの位置Bと、後方カメラ20dの位置Cとを両端とする線分である。中心線CL2は、車両2が進入する側の左右2本の区画線Wiの端点K1,K2を両端とする線分Kを2等分する点Dを通過し、且つ、線分Kに垂直な線分である。
なお、目標移動経路の算出に必要な情報は、周囲マップI上の座標から駐車枠情報として必要に応じて読み出されて使用される。
駐車枠前車路走行制御部14は、インホイールモータ40b(図2)を制御して、目標移動経路に沿って交点P1に向けて車両2を前進走行させる。すなわち、駐車枠前車路走行制御部14は、図3中の破線で示すように、右前輪20FR及び右後輪20RRと、左前輪20FL及び左後輪20RLとを同一方向に回転させることで、車両2の重心Gが駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致する状態まで、図3中の白抜きの矢印で示す方向、すなわち、車両2の中心線CL1の延長線と駐車枠Wの中心線CL2の延長線とが交差する方向に車両2を移動させる。
なお以下では、右前輪20FR、右後輪20RR、左前輪20FL及び左後輪20RLについて、それらの位置を特定する必要ない場合には、それらを単に駆動輪20と呼ぶ。
(駐車枠前車路における走行停止制御方法の説明)
駐車枠前車路走行制御部14が駐車枠前車路における走行制御を行っている最中も、随時、カメラECU20a(図1)において、車両2の重心Gが駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致したか否かの検出がカメラ画像を用いて行われる。
その一致が検出されると、次に、駐車枠前停止制御部15が、ブレーキキャリパ50b(図2)を動作させて、図4に示すように、車両2を駐車枠前車路R1で停車させる。
なお、走行停止制御に必要な情報は、周囲マップI上の座標から駐車枠情報として必要に応じて読み出されて使用される。
(駐車枠前車路における車両回転制御方法の説明)
車両2が駐車枠前車路R1で停車したか否かは、カメラECU20a(図2)でカメラ画像を用いて随時検出される。
その停車が検出されると、次に、車両回転制御部16において、インホイールモータ40b(図2)が制御されて、図4の白抜きで示す矢印の方向に車両2のその場での回転制御が行われる。すなわち、車両回転制御部16は、車両2の中心線CL1が駐車枠Wの中心線CL2の延長線と平行になるように、右前輪20FR及び右後輪20RRと、左前輪20FL及び左後輪20RLとを互いに逆回転させることによって、車両2の重心Gを中心としてその場で車両2を回転させる。本実施例では、左前輪20FL及び左後輪20RLを前進回転させて、右前輪20FR及び右後輪20RRを後退回転させることで、車両2を時計回りに回転させる。
なお、車両の回転制御に必要な情報は、周囲マップI上の座標から駐車枠情報として必要に応じて読み出されて使用される。
(重心のずれの検出方法の説明)
車両2では、右前輪20FR及び右後輪20RRと、左前輪20FL及び左後輪20RLとを逆方向へ駆動するだけで、その場での回転制御が行われる。しかし、この回転制御は、全ての駆動輪20が操舵されるものではないため、路面との摩擦抵抗が大きく、回転制御を行っている最中に車両2の重心Gが駐車枠Wの中心線CL2の延長線上からずれることがある。例えば、図5に示すように、その重心Gの位置が点P1から点P2へ徐々に変化していく。
図5に示すように、その重心Gがずれた状態で、カメラECU20a(図2)は、線分B1の長さと線分B2の長さとを検出し続ける。重心Gのずれが無ければ、回転制御が終了したときに、駐車枠Wの中心線CL2の延長線と車両2の中心線CL1が一致した状態となるので、車両2の操舵をすることなく、そのまま車両2を後退走行させれば、駐車枠Wに導くことができる。
しかし、重心Gのずれが生じた状態で、回転制御が終了すると、その場合は、駐車枠Wの中心線CL2の延長線と車両2の中心線CL1とが平行になった状態になる。その平行になった状態で、車両2を駐車枠Wに導こうとすると、車両2が描くと想定される目標軌跡線がS字状の曲線になって複雑化する。この点、本実施例は、S字状の曲線を描くのではなく、一回の操舵だけで車両2を駐車枠Wに導くために、以下の制御を行っている。
車両回転制御部16により車両2が重心Gを中心として回転する過程において、重心ずれ検出部17は、駐車枠Wの中心線CL2の延長線に対する車両2の重心Gのずれを検出する。
具体的には、線分B1は、車両2の中心線CL1の延長線と駐車枠Wの中心線CL2の延長線とが交差する交点Aから、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ車軸の中心位置Fに至るまで車両2の中心線CL1に沿って延びる線分である。線分B2は、交点Aから点Dに至るまで駐車枠Wの中心線CL2に沿って延びる線分である。
(駐車枠前車路における車両回転停止制御方法の説明)
重心ずれ検出部17により重心Gのずれが検出された場合、車両回転停止制御部18(図1)において、インホイールモータ40b(図2)が制御されて、車両2は図6に示すような姿勢で回転を停止する。すなわち、車両回転停止制御部18は、図6に示すように、線分B1の長さと、線分B2の長さとが等しくなる位置で、車両2の重心Gを中心とする回転を一旦停止させる。線分B1の長さは、図6に示すように、線分B0の長さと線分B3の長さの和になる。線分B0は、図6に示すように、交点Aと、後方カメラ20dの位置Cとを両端とする線分である。線分B3は、図6に示すように、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ車軸の中心位置Fから後方カメラ20dの位置Cに至るまで車両2の中心線CL1に沿った長さ(オフセット値)を有する線分である。
(タイヤ角の算出方法の説明)
その車両2が回転を停止したか否かは、カメラECU20a(図2)でカメラ画像を用いて随時検出される。
その停止が検出されると、次に、回転角算出部19において、これから操舵すべきタイヤ角δの算出が行われる。すなわち、回転角算出部19は、図6に示すように、車両2が重心Gを中心とする回転を停止させた状態にあるときに、これから操舵すべき車両2のタイヤ角δを算出する。
具体的に、回転角算出部19は、図9に示すような、四輪車を二輪車に置き換えた二輪モデルに基づき、以下の式(1)を用いて、タイヤ角δを算出する。
ここで、Lは、車両2のホイールベースである。そのホイールベースLは、図6に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FL同士を繋ぐ車軸の中心位置Eと、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ車軸の中心位置Fとを両端とする線分である。Rは、線分B1と線分B2を2つの接線とする円の半径である。
なお、タイヤ角δの算出に必要な情報は、回転角算出部19において周囲マップI上の座標から駐車枠情報として必要に応じて読み出されて使用される。
(目標軌跡線の設定方法の説明)
回転角算出部19で算出されたタイヤ角δを示す情報は、車両目標軌跡線設定部21(図1)に送信される。
その情報を受け取ると、車両目標軌跡線設定部21は、タイヤ角δを示す情報を用いて、駐車枠Wまで車両2を導く際に車両2が辿る目標軌跡線Mを設定する。すなわち、車両目標軌跡線設定部21は、図6に示すように、線分B1と線分B2を2つの接線とする円弧を目標軌跡線Mに設定する。その目標軌跡線Mは、図6に示すように、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ車軸の中心位置Fから点Dに至る単調な円弧を描く。これにより、駐車枠Wに対する車両2の進入時に、車両2が描くと想定される目標軌跡線Mを単純化することができる。
なお、目標軌跡線Mの設定に必要な線分B1や線分B2の接線情報は、周囲マップI上の座標から駐車枠情報として必要に応じて読み出されて使用される。
目標軌跡線Mが設定されると、車両目標軌跡線走行制御部22(図1)は、目標軌跡線Mに沿って車両2を移動させる。すなわち、車両目標軌跡線走行制御部22は、図6に示すように、全ての駆動輪20のうちの操舵可能な右前輪20FR及び左前輪20FLを回転角算出部19にて算出されたタイヤ角δに基づいて操舵させる。具体的に、車両目標軌跡線走行制御部22において、パワーステアリングモータ60b(図2)が制御されて、図6に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FLが左向きに操舵される。
この操舵に続き、車両目標軌跡線走行制御部22は、インホイールモータ40b(図2)を制御して、全ての駆動輪20を同一方向に向けて、目標軌跡線Mに沿って車両2の後退走行を行う。すなわち、車両目標軌跡線走行制御部22は、右前輪20FR及び右後輪20RRと、左前輪20FL及び左後輪20RLとを同一方向に回転させることで、図7に示すように、車両2の中心線CL1の延長線が駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致する状態まで車両2を移動させる。この状態において、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ車軸の中心位置Fは、図7に示すように、点Dと一致する。
また、図7では図示を省略したが、その移動後の状態において、車両目標軌跡線走行制御部22において、パワーステアリングモータ60b(図2)が制御されて、右前輪20FR及び左前輪20FLが直進状態に操舵され、図8に示すような車両2の中心線CL1と平行な向きに戻される。
(目標駐車位置における車両停止制御方法の説明)
そして、カメラECU20a(図2)において、車両目標軌跡線走行制御部22による車両2が目標駐車位置S1に到達したか否かの検出が随時行われる。
その到着したことが検出されると、車両停止制御部23は、目標駐車位置S1で車両2を停車させる。すなわち、車両停止制御部23は、図8に示すように、車両2が進入する側の左右2本の区画線Wiの端点K1,K2を両端とする線分Kと、車両2の幅と等しい長さを有して、前方カメラ20bの位置Bに接する線分Hとの位置関係に基づいて、目標駐車位置S1で車両2を停車させる。
具体的に、カメラECU20a(図2)は、図8に示すように、前方カメラ20bの位置Bが、線分Kを跨いで、さらに所定距離だけ駐車枠W内に進入したときに、駐車枠Wへの並列駐車が完了したと判断し、車両停止制御部23は、ブレーキキャリパ50b(図2)を動作させて、車両2を停車させる。
なお、目標駐車位置における車両停止制御に必要な情報は、周囲マップI上の座標から駐車枠情報として必要に応じて読み出されて使用される。
(実施例における処理の流れの説明)
以上、駐車支援装置1で行われる処理の概要を説明したが、次に、全体の処理の流れを、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS10)駐車枠前車路走行制御部14(図1)において、駐車枠前車路R1(図3)における車両2の直進走行制御が行われる。
(ステップS11)カメラECU20a(図2)において、車両2の重心Gが駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致したか否かの検出が行われる。その一致が検出されたときはステップS12に進み、その一致が検出されないときはステップS10を繰り返す。
(ステップS12)駐車枠前停止制御部15(図1)において、車両2の停止制御が行われる。この停止制御に続き、車両回転制御部16(図1)において、車両2の重心Gを中心としてその場での車両2の回転制御が行われる。
(ステップS13)カメラECU20a(図2)において、車両2の重心Gが駐車枠Wの中心線CL2の延長線上に有るか否かの検出が行われる。重心Gが中心線CL2の延長線上に有ると検出されたときはステップS14に進み、重心Gが中心線CL2の延長線上に有ると検出されないとき、つまり、重心Gの位置が中心線CL2の延長線からずれている場合はステップS17に進む。
(ステップS14)カメラECU20a(図2)において、車両2の中心線CL1の延長線が駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致したか否かの検出が行われる。その一致が検出されたときはステップS15に進み、その一致が検出されないときはステップS12に進む。
(ステップS15)車両回転停止制御部18(図1)において、車両2の重心Gを中心とするその場での車両2の回転が停止される。路面摩擦抵抗の左右差が無い場合は、車両2の重心Gの位置は動かない。このとき、車両2の中心線CL1の延長線が駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致するため、その場で車両2の停止制御を行えば良い。
(ステップS16)車両目標軌跡線設定部21(図1)において、車両2を駐車枠Wに向けて後退走行させる目標軌跡線が設定される。
(ステップS17)カメラECU20a(図2)において、線分B1(図6)の長さと、線分B2(図6)の長さが一致したか否かの検出が行われる。その一致が検出されたときはステップS18に進み、その一致が検出されないときはステップS12を繰り返す。
(ステップS18)車両回転停止制御部18(図1)において、車両2の重心Gを中心とするその場での車両2の回転が停止される。
(ステップS19)車両目標軌跡線設定部21(図1)において、車両2を駐車枠Wに向けて後退走行させる目標軌跡線M(図6)が設定される。
(ステップS20)車両目標軌跡線走行制御部22(図1)において、目標軌跡線M(図6)に沿った車両2の走行制御が行われる。
(ステップS21)カメラECU20a(図2)において、車両2の位置が目標駐車位置S1(図8)と一致したか否かの検出が行われる。その一致が検出されたときはステップS22に進み、その一致が検出されないときはステップS20を繰り返す。
(ステップS22)車両停止制御部23(図1)において、目標駐車位置S1において車両2の停止制御が行われる。
以上説明したように、このように構成された実施例1の駐車支援装置1によれば、重心ずれ検出部17により重心Gのずれが検出された場合、車両回転停止制御部18において、インホイールモータ40b(図2)が制御されて、車両2は図6に示すような姿勢で回転を停止する。すなわち、車両回転停止制御部18は、図6に示すように、線分B1の長さと、線分B2の長さとが等しくなる位置で、車両2の重心Gを中心とする回転を一旦停止させる。
このため、車両2をその場で回転させる過程において、路面摩擦抵抗の左右差によって車両2の重心Gの位置が変化しても、車両回転制御部16による回転制御の終了後、自動駐車制御を行う際に、ステアリングの方向を目標駐車位置S1に向かう一方向のみに操作するだけで車両2を目標駐車位置S1に停車できる。
つまり、自動駐車制御を行う際に、車両目標軌跡線走行制御部22において、図6に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FLが左向に操舵される。この操舵に続き、車両目標軌跡線走行制御部22は、目標軌跡線Mに沿って全ての駆動輪20を同一方向に向けて、車両2の後退走行を行う。その後退走行後の状態において、車両目標軌跡線走行制御部22において、右前輪20FR及び左前輪20FLが直進状態に操舵され、図8に示すような車両2の中心線CL1と平行な向きに戻される。
このように構成された実施例1の駐車支援装置1によれば、右前輪20FR及び左前輪20FLを左に操舵し、その後、直進状態に操舵して車両2の中心線CL1と平行な向きに戻すだけの制御で車両2を目標駐車位置S1に導くことができる。つまり、一回の操舵と、一回の戻しからなる二段階の制御を行うだけで、車両2を目標駐車位置S1に導くことができる。これにより、駐車枠Wに対する車両2の進入時に、車両2が描くと想定される目標軌跡線Mを単純化することができる。その結果、車両2を駐車枠W内の目標駐車位置S1にスムーズに駐車させることができる。
なお、実施例1では、本発明の駐車支援装置を、車両に適用する例を示した。しかし、本発明の駐車支援装置は、操舵輪、ステアリング機構及びこれらの駆動系を備えた移動体(例えば、電動車いす等)についても同様に適用できる。
さらに、実施例1では、目標駐車位置S1の左右を規定するように描画された区画線Wiを有する駐車枠に車両2を停車する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、目標駐車位置S1の四方を囲むように描画された区画線を有する駐車枠や、目標駐車位置S1の左右と、前方または後方を規定するように描画された区画線を有する駐車枠や、駐車位置の前後と、左方または右方を規定するように描画された区画線を有する駐車枠に車両2を停車しても良い。また例えば、目標駐車位置を規定する区画線が描画されていない駐車枠に車両2を停車しても良い。
さらに、実施例1では、前方カメラ20bの位置Bと、後方カメラ20dの位置Cとを両端とする線分で、車両2の中心線CL1を構成する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、図6に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FL同士を繋ぐ車軸の中心位置Eと、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ車軸の中心位置Fとを両端とする線分で、車両2の中心線CL1を構成しても良い。
さらに、実施例1では、車両2が進入する側の左右2本の区画線Wiの端点K1,K2を両端とする線分Kを2等分する点Dを、目標軌跡線Mが終了するポイントに設定する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、駐車枠中央付近や駐車枠後端などの点を、目標軌跡線Mが終了するポイントに設定しても良い。
さらに、実施例1では、駐車枠情報検出部11が、撮像部で撮像された画像を変換した俯瞰画像から駐車枠情報を検出する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、レーザセンサのような三次元計測を行えるセンサを用いて駐車枠情報を検出しても良く、GPS(Global Positioning System)データを用いて駐車枠情報を検出しても良い。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1・・・駐車支援装置
2・・・車両
10・・・画像変換部
11・・・駐車枠情報検出部
14・・・駐車枠前車路走行制御部(車両走行制御部)
15・・・駐車枠前停止制御部(車両走行制御部)
16・・・車両回転制御部
17・・・重心ずれ検出部
18・・・車両回転停止制御部
19・・・回転角算出部
20・・・駆動輪
20FL・・・左前輪(操舵輪)
20FR・・・右前輪(操舵輪)
20RL・・・左後輪
20RR・・・右後輪
20b・・・前方カメラ(撮像部)
20c・・・左方カメラ(撮像部)
20d・・・後方カメラ(撮像部)
20e・・・右方カメラ(撮像部)
22・・・車両目標軌跡線走行制御部(車両走行制御部)
23・・・車両停止制御部(車両走行制御部)
B0,B1,B2,B3・・・線分
CL1,CL2・・・中心線
G・・・重心
L・・・ホイールベース
P1・・・交点
W・・・駐車枠
δ・・・タイヤ角(回転角)

Claims (3)

  1. 全車輪が独立して駆動する駆動輪を有する車両を駐車枠に導く軌跡を設定する駐車支援装置であって、
    前記車両の中心線の延長線と前記駐車枠の中心線の延長線とが交差する方向に前記車両を走行させ、前記駐車枠の中心線の延長線上に前記車両の重心が一致した位置で前記車両を停車する車両走行制御部と、
    前記車両の中心線の延長線が前記駐車枠の中心線の延長線と平行になるように、前記全車輪のうちの右駆動輪と左駆動輪とを互いに逆回転させることによって、前記重心を中心として前記車両を回転させる車両回転制御部と、
    前記車両回転制御部により前記車両が回転する過程において、前記駐車枠の中心線の延長線に対する前記重心のずれを検出する重心ずれ検出部と、
    前記重心ずれ検出部により前記重心のずれが検出された場合、前記車両の中心線の延長線と前記駐車枠の中心線の延長線とが交差する交点から前記車両までの前記車両の中心線に沿った長さと、前記交点から前記駐車枠までの前記駐車枠の中心線に沿った長さとが等しくなる位置で、前記車両の前記重心を中心とする回転を停止させる車両回転停止制御部と、を有する
    ことを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記車両が前記重心を中心とする回転を停止させた状態にあるときに、前記交点から前記車両までの前記車両の中心線に沿った長さを有する線分と、前記交点から前記駐車枠までの前記駐車枠の中心線に沿った長さを有する線分を2つの接線とする円の半径と、前記車両のホイールベースとに基づいて、前記車両の回転角を算出する回転角算出部を有し、
    前記車両回転制御部は、前記全車輪のうちの操舵可能な操舵輪を前記回転角算出部にて算出された回転角に基づいて操舵させ、その操舵させた状態で、前記右駆動輪と前記左駆動輪とを同一方向に回転させることで、前記車両の中心線の延長線が前記駐車枠の中心線の延長線と一致する状態まで前記車両を移動させることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記車両の周囲を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像して得られた画像を俯瞰画像に変換する画像変換部とを有し、
    前記俯瞰画像から取得される、前記駐車枠に関する駐車枠情報には、前記交点から前記車両までの前記車両の中心線に沿った長さを示す情報と、前記交点から前記駐車枠までの前記駐車枠の中心線に沿った長さを示す情報が少なくとも含まれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駐車支援装置。
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