JP2018063606A - 移動検出装置、移動検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像画像及び電磁波センサによる物体の検出結果を併用して物体の将来位置を算出する場合に、将来位置の算出開始のタイミングを早めることができる移動検出装置、および移動検出方法を提供することを目的とする。【解決手段】ECU20は、第1位置と、第2位置とに基づいて、物体を同一物体と判定する物体判定部21と、同一物体として判定された物体における、第1位置と第2位置とに基づいて、物体の位置として融合位置を算出する融合位置算出部24と、時系列の異なる複数の融合位置に基づいて、物体の将来位置を算出する将来位置算出部25と、を備える。将来位置算出部25は、物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に物体の第1位置及び第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている第1位置又は第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、物体の移動を検出する移動検出装置、及び移動検出方法に関する。
従来、画像センサで取得した撮像画像や電磁波センサにより自車前方の物体の位置を検出し、この検出位置の時系列での変化により物体の将来位置を算出する移動検出装置が知られている。ここで、将来位置は物体が所定期間後に到達すると予測される位置である。例えば、移動検出装置は、時系列の異なる複数の検出位置から、物体の移動方向を予測し、予測した移動方向により、物体の将来位置を算出することができる。
また、撮像画像による検出位置は、電磁波センサによる検出位置と比べて車両から物体までの相対距離の精度が低く、電磁波センサによる検出位置は撮像画像による検出位置と比べて車両を基準とする方位の検出精度が低いという特性がある。そのため、特許文献1には、電磁波センサにより検出された物体と撮像画像により検出された物体とが同一物体である場合に、撮像画像により検出された物体の方位と電磁波センサにより検出された物体の相対距離とを組み合わせることで物体の位置を示す新たな融合位置を算出し、この融合位置により物体を検出する装置が開示されている。融合位置は、撮像画像及び電磁波センサのそれぞれの検出結果と比べて物体の検出精度が高くなる。そのため、移動検出装置が、この融合位置を用いて物体の将来位置を算出することで、将来位置の精度を高めることができる。
特開2016−66180号公報
撮像画像により物体の位置を検出できる条件と、電磁波センサにより物体の位置を検出できる条件とは異なるため、電磁波センサにより物体が検出されるタイミングと撮像画像により物体が検出されるタイミングとに時間差が生じる場合がある。そのため、例えば、撮像画像により物体の位置が検出されてから、遅れて、電磁波センサにより物体の位置が検出される場合、移動検出装置が融合位置を算出できるタイミングは、電磁波センサにより物体の位置が検出された時点から以後となる。また、融合位置の算出の遅れは、将来位置の算出開始を遅くする要因となる。例えば、将来位置により車両に対して物体との衝突を回避する制御を実施する場合、将来位置の算出に時間を要することで、衝突を回避するための制御の実施に遅延を生じさせる場合がある。
本発明は上記課題に鑑みたものであり、撮像画像及び電磁波センサによる物体の検出結果を併用して物体の将来位置を算出する場合に、将来位置の算出開始のタイミングを早めることができる移動検出装置、および移動検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、電磁波センサにより自車前方の物体を検出した第1位置と、画像センサにより前記自車前方を撮像した撮像画像から検出した前記物体の第2位置とに基づいて、前記物体を同一物体と判定する物体判定部と、前記同一物体として判定された物体における、前記第1位置と前記第2位置とに基づいて、前記物体の位置として融合位置を算出する融合位置算出部と、時系列の異なる複数の前記融合位置に基づいて、前記物体の将来位置を算出する将来位置算出部と、を備え、前記将来位置算出部は、前記物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に前記物体の前記第1位置及び前記第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている前記第1位置及び前記第2位置のいずれかと前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する。
第1位置と第2位置とを融合した融合位置に基づいて物体の将来位置を算出する場合、第1位置又は第2位置の取得が遅れると、将来位置を算出するのに必要な数だけ融合位置を設定するに時間を要する場合がある。この点、上記構成では、物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に物体の第1位置又は第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出することとした。この場合、融合位置のみで物体の将来位置を算出する場合と異なり、融合位置が設定された時点において物体の将来位置の算出が開始されるため、将来位置を算出するタイミングを早めることができる。
車両制御装置を示す構成図。 物体の検出を説明する図。 ECUにより実施される物体の将来位置の算出を説明する図。 ECUが第1位置と第2位置とを格納する処理を説明するフローチャート。 第1位置と第2位置とを用いた物体の将来位置の予測を説明するフローチャート。 図5のステップS26による統合許可判定を説明するフローチャート。 物体の飛び出し判定を説明する図。 図5のステップS29での統合許可判定を説明するフローチャート。 第2実施形態において、ステップS26での統合許可判定を説明する図。 第3実施形態において、ステップS26での統合許可判定を説明するフローチャート。 第3実施形態において、ステップS26での統合許可判定を説明する図。 第4実施形態において、ステップS31において実行される処理を説明するフローチャート。 信頼度に基づいて、変更される検出点の参照数を説明する図。
以下、移動検出装置及び移動検出方法の実施の形態を、図面を使用して説明する。以下では、移動検出装置は、自車両と自車前方の物体との衝突の回避又は軽減を行う車両制御装置の一部として適用される。なお、以下の実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両制御装置100は、車両に搭載されており、車両前方に位置する物体の移動を検出する。そして、物体と車両とが衝突するおそれがある場合、自車両と物体との衝突の回避動作、又は衝突の緩和動作を実施する。図1に示すように、車両制御装置100は、各種センサ30と、移動検出装置として機能するECU(Electronic Control Unit)20と、運転支援装置40と、を備えている。
各種センサ30は、ECU20に接続されており、物体に対する検出結果をこのECU20に出力する。図1では、各種センサ30は、電磁波センサ31と、撮像画像を取得する画像センサ32と、自車周囲の明るさを検出する照度センサ33と、を備えている。物体の内、電磁波センサ31により検出されるものと画像センサ32により取得された撮像画像により検出されるものとを区別する場合、電磁波センサ31により検出される物体を電磁波物標と記載し、撮像画像により検出される物体を画像物標と記載する。
電磁波センサ31は、ミリ波やレーダ等の指向性のある送信波を送信し、この送信波に応じて電磁波物標から反射される反射波により物体の位置や、自車両を基準とする相対速度を検出する。図2(a)に示すように、電磁波センサ31による物体の検出位置である第1位置Prは、車両横方向をX方向、車両の進行方向をY方向とするXY平面上の位置として検出される。この第1位置Prは、自車両から物体までの相対距離r1と、自車両を中心とする方位θrとを含んでいる。なお、図2(a)のXY平面は、自車両CSの先端位置(電磁波センサ31が設けられた位置)が基準点Poとして設定されている。
画像センサ32は、自車両CSの前側に配置されており、自車前方を撮像した撮像画像を取得し、この撮像画像を所定周期でECU20に出力する。画像センサ32は、CCD(Charge coupled device)等の撮像素子を解像度に応じた数だけ縦横に配置することで構成されている。この画像センサ32により取得される撮像画像は、画像センサ32の解像度に応じた画素により形成されている。この実施形態では、画像センサ32は、単眼カメラとして説明を行うが、ステレオカメラを用いるものであってもよい。
照度センサ33は、自車両CSの周囲の明るさを検知する。照度センサ33は、明るさを検知するフォトダイオード等の検知部を備えており、この検知部の検知結果に応じた信号をECU20に出力する。
ECU20は、CPU,ROM,RAM等を備えた周知のコンピュータとして構成されている。そして、CPUが、ROMに格納されたプログラムを実行することで、自車前方の物体の将来位置の算出や、この将来位置に基づく物体との衝突可能性の判定を行うための各機能を実現する。
物体判定部21は、電磁波センサ31により自車前方の物体を検出した第1位置と、画像センサ32により自車前方を撮像した撮像画像から検出した物体の第2位置とに基づいて、物体が同一物体であるか否かを判定する。図1では、物体判定部21は、第1位置に基づいた電磁波探索領域を設定する電磁波領域設定部22と、第2位置に基づいた画像探索領域を設定する画像領域設定部23と、を備えている。
図2(a)に示すように、電磁波探索領域Rrは、第1位置Prを基準として、距離方向及び方位方向のそれぞれについて、電磁波センサ31の特性に基づき予め設定されている想定誤差分の幅を持たせた領域である。例えば、電磁波探索領域Rrは、第1位置Pr(r1,θr)を基準として、距離方向の想定誤差、及び方位方向の角度の想定誤差分だけ広がる領域として設定される。
画像領域設定部23は、撮像画像に含まれる画像物標の認識結果に基づいて、第2位置を検出する。例えば、予め登録されている辞書を用いたマッチング処理により撮像画像から画像物標を認識する。辞書は、画像物標の種類ごとに用意されており、これにより画像物標の種別も特定される。画像物標の種別としては、歩行者、自転車、自動車、ガードレール等が挙げられる。例えば、画像物標として認識された撮像画像の画素の内、中心点が第2位置として検出される。図2(a)では、第2位置Piは、自車両からX方向での相対距離r2と、自車両を基準とする方位方向の方位θiとを含み、第1位置Prと同様にXY平面上の位置として検出される。
画像探索領域Riは、第2位置Piを基準として、距離方向及び方位方向のそれぞれについて、画像センサ32の特性に基づき予め設定されている想定誤差分の幅を持たせた領域である。例えば、図2(a)では、第2位置Pi(r2,θi)を基準として、距離方向の想定誤差、及び方位方向の角度の想定誤差分だけ広げた領域として設定される。
この実施形態では、物体判定部21は、電磁波探索領域と画像探索領域とで重なる領域が存在することを条件に、電磁波物標と画像物標とが同一物体であるとの判定を行う。図2(a)では、電磁波探索領域Rrと画像探索領域Riとの間に重なる領域OLが存在しているため、物体判定部21は、電磁波物標と画像物標とを同一の物体として判定する。
融合位置算出部24は、物体判定部21により同一物体として判定された物体における、第1位置と第2位置とに基づいて、この物体の位置として融合位置を算出する。融合位置算出部24は、同一物と判定された物体における、第1位置Prと第2位置Piとのそれぞれの精度の高い情報を融合させることで融合位置を算出する。図2(b)では、第1位置Pr(r1,θr)の相対距離r1と、第2位置Pi(r2,θi)の方位θiとを用いて、融合位置Pf(r1,θi)を算出している。以下では、物体判定部21により同一物体と判定されることで、融合位置が算出された物体をフュージョン物標と記載する。
将来位置算出部25は、時系列の異なる複数の融合位置に基づいて、フュージョン物標と判定された物体の将来位置を算出する。将来位置算出部25による将来位置の算出を、図3を用いて説明する。図3では、自車前方に位置する歩行者が自車両CSに対して横方向に移動する場合の、歩行者の時刻t1〜t6における自車両を基準とした相対位置の変化を示している。また、時刻t1〜t3では、歩行者に対して第2位置のみが検出され、第1位置が検出されていないものとする。そして、時刻t4の時点で歩行者に対して第1位置及び第2位置が検出され、時刻t4以後は、歩行者がフュージョン物標として判定されているものとする。
将来位置算出部25は、時系列の異なる複数の融合位置に基づいて、物体の将来位置を算出する。具体的には、将来位置算出部25は、所定数の融合位置に基づいて、物体の移動軌跡を算出し、この移動軌跡を自車両側に向けて延長することで物体の将来位置を算出する。図3(a)は、時刻t4〜t6で算出された3つの融合位置による移動軌跡の算出を例示している。また、算出された移動軌跡を自車両に向けて延長することで将来位置Fpを算出している。
衝突判定部26は、将来位置算出部25により算出された将来位置に基づいて、物体が自車両と衝突するか否かを判定する。衝突判定部26は、将来位置が自車両に設定された衝突横位置CSP内である場合、この物体と自車両との衝突余裕時間TTC(Time to Collision)を算出することで、物体が自車両と衝突するか否かを判定する。衝突横位置CSPは、自車両の前部において自車中心から横方向(X方向)に延びた範囲である。また、衝突余裕時間TTCは、このままの自車速度で走行した場合に、何秒後に物体に衝突するかを示す評価値であり、TTCが小さいほど、衝突の危険性は高くなり、TTCが大きいほど衝突の危険性は低くなる。衝突余裕時間TTCは、物体と自車両との進行方向の距離を、自車両を基準とする物体の相対速度で除算する等の方法で算出できる。なお、相対速度は、電磁波センサ31により取得される。
運転支援装置40は、ドライバに対して警報音を発する警報装置や、自車両の車速を減速させるブレーキ装置であり、衝突余裕時間TTCに基づいて、物体との衝突回避動作や衝突軽減動作を行う。運転支援装置40がブレーキ装置であれば、衝突余裕時間TTCに応じて、自動ブレーキを実施する。運転支援装置40が警報装置であれば、衝突余裕時間TTCに応じて、警報音を発する。
上述したECU20による衝突判定において、融合位置を用いて物体の将来位置を算出することで、将来位置の精度を高めることができる。しかし、撮像画像により物体の位置を検出できる条件と、電磁波センサ31により物体の位置を検出できる条件とは異なるため、同一の物体に対して、撮像画像により物体を検出できても、電磁波センサ31により物体を検出できる条件となるまで、電磁波センサ31により物体を検出できない場合がある。
図3(a)の例では、第2位置は時刻t1において検出されているが、第1位置は時刻t1より後の時刻t4において検出されており、時刻t4において融合位置の算出が開始されている。また、将来位置の算出には複数の融合位置が必要となるため、時刻t4での融合位置の算出後、時刻t6において、最初の将来位の算出が開始されることとなる。そのため、将来位置の算出に時間を要することで、フュージョン物標として判定された物体との衝突を回避するための運転支援装置40の制御の実施に遅延を生じさせる場合がある。
そこで、将来位置算出部25は、物体がフュージョン物標として判定された時点で、それ以前に当該物体の第1位置及び第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出することとした。図3(b)の例では、時刻t4で融合位置が算出された時点で、この融合位置の算出時点において取得されている時刻t2,t3で取得された第2位置により、物体の移動軌跡の算出を開始する。そのため、時刻t4の時点において、将来位置の予測を開始している。
次に、ECU20より実施される物体の将来位置の算出方法を説明する。まずは、図4を用いて、ECU20が第1位置と第2位置とを格納(取得)する処理を説明する。図4に示す処理は、ECU20により所定周期で実施される。
まず、ステップS11では、電磁波センサ31による電磁波物標の検出結果である第1位置を検出したか否かを判定する場合。第1位置を検出した場合(ステップS11:YES)、ステップS12では、第1位置の確からしさを示す信頼度を算出する。例えば、ECU20は、電磁波物標から反射される反射波の強度や、同じ電磁波物標を継続して検出している回数に応じて第1位置の信頼度を算出する。具体的には、反射波の強度が強い程、第1位置の信頼度を高い値とする。また、同じ電磁波物標を継続して検出している回数が多い程、第1位置の信頼度を高い値とする。
ステップS13では、撮像画像による画像物標の検出結果である第2位置を検出したか否かを判定する。第2位置を検出した場合(ステップS13:YES)、ステップS14では、第2位置の確からしさを示す信頼度を算出する。例えば、ECU20は、撮像画像から画像物標を識別するのに用いたパターンマッチングのスコアに応じて、信頼度を算出する。具体的には、パターンマッチングのスコアが高い程、第2位置の信頼度を高い値とする。
ステップS15では、第1位置と第2位置とをそれぞれをRAM上のバッファに関連づけて格納する。このとき、ECU20は、ステップS12,S14において算出している信頼度も各位置に関連づけて格納する。以下では、RAM上において第1位置が格納される領域を第1格納領域と記載し、RAM上において第2位置が格納される領域を第2格納領域と記載する。
一方、ステップS13において、第2位置を検出していない場合(ステップS13:NO)、ステップS16では、第1位置のみをRAM上のバッファに記録する。そのため、第1位置は、RAM上の第1格納領域に格納される。
また、ステップS11において、第1位置を検出していない場合(ステップS11:NO)、ステップS17では、第2位置を検出しているか否かを判定する。第2位置を検出している場合(ステップS17:YES)、ステップS18では、第1位置の信頼度を算出する。ステップS18で算出される信頼度はステップS14同様、例えば、パターンマッチングのスコアに応じてその値が算出される。そのため、ステップS12,S14,S18が信頼度算出部として機能する。
ステップS19では、第2位置のみをRAM上のバッファに記録する。そのため、第2位置はRAM上の第2格納領域に格納される。一方、第2位置を検出していない場合(ステップS17:NO)、図4に示す処理を終了する。この場合、自車前方において物体の位置(第1位置,第2位置)が検出されないこととなる。
次に、第1位置と第2位置とを用いた物体の将来位置の算出を、図5を用いて説明する。図5に示す処理は、ECU20により所定周期で実施される処理である。また、図5に示す将来位置の算出では、歩行者の将来位置を算出する場合を例示している。
ステップS21では、第1位置を検出した電磁波物標と第2位置を検出した画像物標とが同一物体であるか否かを判定する。ECU20は、第1位置に基づいて設定された電磁波探索領域と、第2位置に基づいて設定された画像探索領域とに重複する領域が存在することを条件として、画像物標と電磁波物標とが同一物体であると判定する。電磁波探索領域と画像探索領域とに重複する領域を検出しない場合や、第1位置又は第2位置のいずれかを検出していない場合、同一物体の判定を行わない(ステップS21:NO)。そして、ECU20は、図5に示す処理を、一旦、終了する。ステップS21が物体判定工程として機能する。
一方、電磁波物標と画像物標とが同一物体であると判定した場合(ステップS21:YES)、ステップS22では、RAMのバッファに格納している第1位置と第2位置とに基づいて融合位置を算出する。ステップS22が融合位置算出工程として機能する。
ステップS23では、ステップS22で算出した融合位置により示される位置をRAM上のバッファに格納する。なお、ステップS22において格納されるバッファは、RAM上において第1位置が格納される第1格納領域及び第2位置が格納される第2格納領域とは異なる領域であり、以下では、第3格納領域と記載する。
ステップS24では、同一物体に対する融合位置の算出回数が閾値Th1以下であるか否かを判定する。閾値Th1は、例えば、ECU20が将来位置を算出するのに必要とする融合位置の参照数に基づいて定められ、2以上の整数である。
融合位置の算出回数が閾値Th1以下である場合(ステップS24:YES)、同一物体であると判定された時点で、それ以前に物体の第1位置又は第2位置が取得されているか否かを判定する。まず、ステップS25において、RAM上の第2格納領域にフュージョン物標として判定された物体の第2位置が所定数だけ格納されていれば(ステップS25:YES)、ステップS26では、フュージョン物標と判定された物体における融合位置と、複数の第2位置との統合を許可するか否かを判定する。ここで、統合とは、第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とを、物体の将来位置を算出する検出点として用いるために、各位置をバッファ上の所定領域に格納することを意味している。
ステップS26による統合許可判定を、図6を用いて説明する。ステップS26における統合許可判定では、まず、ステップS41〜S43において、フュージョン物標と判定された物体が、自車前方において自車線上に飛び出す可能性の高い歩行者又は自転車であるか否かを判定する。そのため、ステップS41〜S43が飛び出し判定部として機能する。
ステップS41では、撮像画像内に、電磁波センサ31による歩行者の検出に際して当該検出の障害となり得る障害物が存在しているか否かを判定する。例えば、ECU20は、撮像画像内に自車両から歩行者を検出する場合に死角となる遮蔽物を認識した場合に、この遮蔽物を歩行者の検出の障害となり得る障害物として判定する。以下では、障害物の一例として道路上に位置する駐車車両を例に説明を行う。なお、障害物の存在を判定しない場合(ステップS41:NO)、ステップS47に進む。
遮蔽物となる駐車車両が存在していると判定した場合(ステップS41:YES)、ステップS42では、フュージョン物標と判定された歩行者がステップS41で判定された駐車車両から横方向に飛び出す歩行者であるか否かを判定する。例えば、ECU20は、まず、駐車車両の周囲に第2位置が検出された歩行者が位置しているか否かを判定する。そして、歩行者が駐車車両の周囲に位置している場合に、この歩行者に対応する特徴点の時系列の変化に基づいて周知のオプティカルフローを算出する。そして、算出されたオプティカルフローにより、歩行者の移動方向が自車前方において、駐車車両から横方向に移動している場合、歩行者が自車線上に飛び出す方向に移動していると判定する。なお、特徴点は、撮像画像内において歩行者を認識するのに用いられる画素であり、例えば、歩行者のエッジ点が用いられる。
フュージョン物標として判定された歩行者が駐車車両から横方向に飛び出す歩行者と判定した場合(ステップS42:YES)、ステップS43では、電磁波センサ31の検出点を用いて、ステップS41で判定された駐車車両が適正であるか否かを判定する。具体的には、駐車車両は立体物であるため、ECU20は、電磁波センサ31によりこの駐車車両を検出することで、この駐車車両の自車進行方向に沿った長さを検出できるはずである。そのため、ECU20は、図7(a)に示すように、自車前方の駐車車両を電磁波センサ31により検出した検出点DPを取得し、この検出点DPを用いて駐車車両の自車進行方向での長さL1を算出する。そして、算出した長さL1を閾値Th2と比較し、この長さL1が閾値Th2以上であれば、ステップS44に進む。一方、算出された長さが閾値Th2未満であれば(ステップS43:NO)、ステップS47に進む。
なお、閾値Th2は、車両の長さに基づいて設定される値であり、例えば、3メートル以上、6メートル以下の値である。
ステップS44では、将来位置を算出するために用いる第2位置の信頼度を判定する。例えば、ECU20は、図4のステップS14又はS18で取得されている信頼度を閾値Th3と比較することで、第2位置の信頼度を判定する。信頼度が閾値Th3未満であれば(ステップS44:NO)、ステップS47に進む。なお、閾値Th3は、画像センサ32の撮像精度や、ECU20の物体検出アルゴリズムの検出精度等に基づいて、実験的に定められる値である。
信頼度が閾値Th3以上である場合(ステップS44:YES)、ステップS45では、歩行者と駐車車両とが近接しているか否かを判定する。融合位置と第2位置とを用いて算出される物体の将来位置は、融合位置のみで算出される物体の将来位置と比べてその精度が若干低いため、限定的に用いられることが望ましい。ここで、図7(a)に示すように、駐車車両と歩行者とが近接している場合、両者は横方向においてその位置が重っており、電磁波センサ31により第1位置を検出し難く、フュージョン物標が判定された時点から過去において第1位置が検出されていない可能性が高くなる。そのため、ECU20は、歩行者と駐車車両とが近接していることを、統合許可条件の一つとしている。
歩行者と駐車車両とが近接しているか否かを判定する手法の一例として、図7(b)では、ECU20は、撮像画像内において、自車両CSと歩行者Gb1とを結ぶ線分と、自車両CSと駐車車両Gb2とを結ぶ線分とのなす角θdを算出し、この角度θdにより歩行者Gb1と駐車車両Gb2との横方向での距離を判定する。例えば、図7(b)では、駐車車両Gb2における自車両CS側の側面において、自車進行方向において自車両CSから遠い方の端部を示すエッジ点を取得し、基準点Poとこのエッジ点とを結ぶ線分を、自車両CSと駐車車両Gb2とを結ぶ線分としている。また、角度θが閾値Th4以下である場合、歩行者と遮蔽物とが近接していると判定する。なお、閾値Th4は、電磁波センサ31により、歩行者と駐車車両とを区別することができる、距離に基づいて設定される値である。ステップS45が近接判定部として機能する。なお、閾値Th4は、例えば、0度以上、20度以下の値を用いることができる。
歩行者と駐車車両とが近接している場合(ステップS45:YES)、ステップS46では、融合位置と第2位置との統合を許可するための許可フラグをオンにし、統合を許可する。一方、歩行者と駐車車両とが近傍していない場合(ステップS45:NO)、ステップS47では、融合位置と第2位置との統合を許可する許可フラグをオフにし、統合を不許可とする。
図5に戻り、統合を許可しない場合(ステップS26:NO)、図5に示す処理を終了する。一方、統合を許可する場合(ステップS26:YES)、ステップS27では、同一物体における融合位置と、複数の第2位置とを、フュージョン物標の将来位置を算出するための参照点として統合する。具体的には、ECU20は、現時点で算出されている融合位置が格納されている第3格納領域と、第2位置が格納されている第2格納領域とをRAM上で統合し、移動軌跡を算出するための各位置が格納された新たな領域を設定する。
ステップS25に戻り、バッファに所定数以上の第2位置が格納されていない場合(ステップS25:NO)、ステップS28では、バッファに所定数以上の第1位置が格納されているか否かを判定する。
所定数以上の第1位置が格納されている場合(ステップS28:YES)、ステップS29では、同一物体における融合位置と、複数の第1位置との統合を許可するか否かを判定する。
図8は、ステップS29での統合許可判定を説明するフローチャートである。ステップS29における統合許可判定では、まず、ステップS51,S52で、照度センサ33で検出した自車周囲の検出明度が撮像画像により画像物標を検出できる明るさとして予め定められた明るさ範囲に属するか否かを判定する。明るさ範囲は、撮像画像から画像物標を検出することができる明るさの下限値に応じて定められた閾値Th11と、撮像画像から画像物標を検出することができる明るさの上限値に応じて定められた閾値Th12との間の範囲である。
ステップS51において、明るさを示す検出明度が閾値Th11以下であれば、自車周囲が暗いため、ステップS53に進む。また、検出明度が閾値Th11を超える場合でも(ステップS51:NO)、検出明度が閾値Th12以上であれば(ステップS52:YES)、自車周囲が明るすぎるため、ステップS53に進む。なお、検出明度が閾値Th12未満であれば(ステップS52:NO)、ステップS56において第1位置と融合位置との統合を不許可とする。
ステップS53では、第1位置が電磁波センサ31の検出範囲内であるか否かを判定する。第1位置が、電磁波センサ31の検出範囲から外れている場合、ノイズ等を電磁波物標として誤検出している可能性が高いためである。そのため、第1位置が検出範囲内であれば(ステップS53:YES)、ステップS54に進む。一方、第1位置が検出範囲外であれば(ステップS53:NO)、ステップS56に進み、統合を不許可する。
ステップS54では、融合位置を算出するために用いる第1位置の信頼度を判定する。ECU20は、図4のステップS12で取得した信頼度を閾値Th13と比較する。信頼度が閾値Th13以上であれば、電磁波物標の信頼度が高いとしてステップS55に進む。一方、信頼度が閾値Th13未満でれば、電磁波物標の信頼度が低いとして、ステップS56に進む。なお、閾値Th13は、電磁波センサ31による物体の検出精度に基づいて実験的に定められた値である。信頼度を反射強度に基づいて算出する場合、その下限値は、電磁波センサ31により物体の第1位置を検出できる反射強度より強い値となる。
ステップS55では、第1位置と融合位置との統合を許可する。一方、ステップS56では、第1位置と融合位置との統合を許可しない。
図5に戻り、融合位置と第1位置との統合が許可された場合(ステップS29:YES)、ステップS30では、融合位置と、複数の第1位置とを、フュージョン物標の将来位置を算出するための参照点として統合する。具体的には、ECU20は、現時点で算出されている融合位置が格納されている第3格納領域と、第1位置が格納されている第1格納領域とをRAM上で統合することで、各位置が統合された領域を設定する。なお、統合を許可しない場合(ステップS29:NO)、図5に示す処理を一旦終了する。
ステップS31では、ステップS27又はステップS30で統合された各位置に基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出する。例えば、ECU20は、第2位置と融合位置との統合を許可する場合、融合位置と、この融合位置よりも過去において取得されている第2位置とを用いて歩行者の移動軌跡を算出し、この移動軌跡を自車両に向けて延長することで、歩行者の将来位置を算出する。また、ECU20は、第1位置と融合位置との統合を許可する場合、融合位置と、この融合位置よりも過去において取得されている第1位置とを用いて歩行者の移動軌跡を算出し、この移動軌跡を自車両に向けて延長することで、歩行者の将来位置を算出する。そのため、ステップS31が将来位置算出工程として機能する。
なお、ステップS24において、融合位置の算出回数が閾値Th1以下の場合、ステップS32では、融合位置を用いた物体の移動予測を行う。この場合、融合位置の算出回数が移動軌跡を算出できる回数に達しているため、融合位置のみでフュージョン物標の移動軌跡を算出することとなる。例えば、ECU20は、時系列の異なる融合位置を用いて歩行者の移動軌跡を算出し、この移動軌跡を自車両に向けて延長することで、歩行者の将来位置を算出する。
以上説明したように、第1実施形態では、ECU20は、物体がフュージョン物標として判定された時点で、それ以前に物体の第1位置又は第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出することとした。この場合、融合位置のみで物体の将来位置を算出する場合と異なり、融合位置が設定された時点において物体の将来位置の算出が開始されるため、将来位置の算出を行うタイミングを早めることができる。
ECU20は、フュージョン物標と判定された物体の将来位置として歩行者の将来位置を算出するものであり、同一物体として判定された物体が自車前方において自車線上に飛び出す可能性の高い歩行者であるか否かを判定する。そして、物体が自車前方において自車線上に飛び出す可能性の高い歩行者であると判定したことを条件に、取得されている第1位置及び前記第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出する。自車前方において自車線上に飛び出す可能性が高い歩行者は、自車両と衝突する可能性が高く、できるだけ早く将来位置の予測を開始することで、自車両との衝突を回避する可能性が高まる。この点、上記構成では、物体が自車前方において自車線上に飛び出す可能性が高い歩行者であると判定されたことを条件に、物体の将来位置を算出することとした。この場合、自車両と衝突する可能性の高い歩行者の将来位置の予測の開始タイミングを早めることができ、自車両の安全性を高めることができる。
ECU20は、歩行者と、電磁波センサ31による歩行者の検出に際して当該検出の障害となり得る障害物が近接しているか否かを判定する。そして、物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に物体の第2位置が取得されている場合に、歩行者又と障害物とが近接していることを条件に、第2位置と融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出する。融合位置と第2位置とを用いた物体の将来位置は、融合位置のみで物体の将来位置を算出する場合と比べて算出精度が若干低いため、適用される場面が制限されることが望ましい。ここで、検出対象となる歩行者の近傍に静止物が存在している状態では、電磁波センサ31により第1位置を検出し難く、フュージョン物標が判定された時点から過去において第1位置が検出されていない可能性が高くなる。この点、上記構成では、歩行者と道路上の静止物とが近接していることを条件に、取得されている第2位置と融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出することとした。この場合、フュージョン物標の判定時より過去において第1位置が検出されていない可能性が高い状況を判定することで、不必要に第2位置と融合位置とを用いて物体の将来位置を算出するのを防止することができる。
ECU20は、自車周囲の明るさが、撮像画像により物体を適正に検出することができる所定範囲に属するか否かを判定し、物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に物体の第1位置が取得されている場合に、自車周囲の明るさが所定範囲に属することを条件に、第1位置と融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出する。自車周囲の明るさが画像物標を検出することがでない明るさとなった場合、フュージョン物標が判定された時点から過去においても、第2位置を検出できない期間が継続していること予想される。この点、上記構成では、自車周囲の明るさが所定範囲に属さないと判定されたことを条件に、取得されている第1位置と融合位置とに基づいて物体の将来位置を算出することとした。この場合、第2位置が検出されない可能性が高い状況を判定することで、不必要に第1位置と融合位置とを用いた将来位置の算出が行われるのを防止することができる。
ECU20は、将来位置を算出するために用いる第1位置及び第2位置のいずれかの信頼度が所定値以上であることを条件に、第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出する。第1位置又は第2位置の信頼度が低いと、この第1位置又は第2位置が適正な位置でない可能性が高くなり、この位置と融合位置とを用いたフュージョン物標の将来位置の予測精度が低下する場合がある。この点、上記構成では、第1位置又は第2位置の信頼度が所定値以上であるか否かを判定し、検出精度が所定値以上であることを条件に、融合位置と、第1位置又は第2位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出することとした。この場合、信頼度が低い場合は、第1位置又は第2位置と融合位置とを用いた物体の将来位置が予測されないため、将来位置の予測開始のタイミングを早めることを優先して、予測精度が大きく低下するのを抑制することができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、図5のステップS26での統合許可の判定において、画像物標である歩行者が自車線に沿って延びるガードレールから自車線上に飛び出す物体である場合に、第2位置と融合位置との統合を許可する。ここで、ガードレールは、電磁波センサ31による歩行者の検出に際して当該検出の障害となり得る障害物の一例であり、歩行者と比較して、電磁波センサ31が受信する反射波の反射強度が強くなる。そのため、歩行者がこのガードレールの近傍に位置していると、ガードレールからの反射波の強度が歩行者からの反射波の強度を上回り、電磁波センサ31が歩行者の第1位置を検出することが難しくなる。そのため、この第2実施形態では、歩行者の近傍にガードレール等の静止物が存在していることを条件に、第2位置と融合位置とに基づいて物体の将来位置を算出することとした。
この場合、図6のステップS41では、撮像画像内に、ガードレールが存在しているか否かを判定する。そして、ステップS43では、電磁波センサ31の検出点を用いて、ガードレールの自車進行方向(Y方向)での長さを算出する。
ステップS45では、図9に示すように、撮像画像内における歩行者Gb11とガードレールGb12とが近接しているか否かを判定する。ECU20は、撮像画像に基づいて、歩行者Gb11と、ガードレールGb12との自車横方向での距離を示す角度θdを算出する。図9では、歩行者Gb11を検出した第2位置から横方向(X方向)に延びた線分とガードレールGb12とが交わる点Paを算出する。そして、基準点Poから交点Paを結ぶ線分と、自車両CSと歩行者Gb11とを結ぶ線分との角度θdを算出する。そして、この角度θが閾値Th4以下である場合、歩行者とガードレールとが近接していると判定する。
歩行者がガードレールに近接していると判定された場合(ステップS45:YES)、ステップS46では、融合位置と第2位置との統合を許可するための許可フラグをオンにする。一方、歩行者とガードレールとが近接していない場合、(ステップS45:NO)、ステップS47では、融合位置と第2位置との統合を許可する許可フラグをオフにする。
以上説明したようにこの第2実施形態では、ガードレールの近傍に位置する歩行者が自車線上に飛び出す場合においても、この歩行者の将来位置の算出開始タイミングを早めることができる。その結果、自車両を安全に走行させることができる。
(第3実施形態)
この第3実施形態では、ECU20は、物体の将来位置として自車線の前方を走行する先行車両の将来位置を算出するものであり、この先行車両をフュージョン物標として判定した時点において、この先行車両の第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて、物体の将来位置を算出する。
図10は、第3実施形態において、図5のステップS26での統合許可判定を説明するフローチャートである。まず、ステップS61〜S63では、先行車両と並走する並走車両が存在しているか否かを判定する。なお、図11において、並走車両は、自車線と隣接する隣接車線を走行している車両である。そのため、ステップS61〜S63が並走判定部として機能する。
ステップS61では、撮像画像に基づいて、自車前方において先行車両と、この先行車両以外の他車両が走行しているか否かを検出する。図11では、ECU20は、撮像画像内において、フュージョン物標として判定された先行車両Gb31の周囲に他車両Gb32を検出している。なお、先行車両の周囲に他車両を検出できない場合(ステップS61:NO)、ステップS66に進み、融合位置と第2位置との統合を不許可とする。
先行車両と他車両とを検出した場合(ステップS61:YES)、ステップS62では、先行車両と他車両との自車進行方向での車間距離差を算出する。図11に示すように、ECU20は、撮像画像に基づいて、自車両から先行車両までの車間距離D1と、自車両から他車両までの車間距離との差D2を算出する。この車間距離の差が閾値Th21を超える場合(ステップS62:NO)、先行車両と他車両とは自車進行方向において離れた位置であるとして、ステップS66に進み、融合位置と第2位置との統合を不許可とする。
一方、先行車両と他車両との車間距離の差が閾値Th21以下でる場合(ステップS62:YES)、ステップS63では、先行車両と他車両との横方向での距離を判定する。図11では、ECU20は、自車両と先行車とを結ぶ線分と、自車両と先行車両とを結ぶ線分のなす角θdを算出し、この角度θdにより横方向での距離を判定する。この角度θdが閾値Th22を超える場合(ステップS63:NO)、先行車両と他車両とが横方向で近接していないと判定し、ステップS66に進む。
そのため、自車進行方向での車間距離の差が閾値Th21以下であり(ステップS62:YES)、かつ横方向での距離を示す角度θdが閾値Th22以下であれば(ステップS63:YES)、ECU20は、他車両が先行車両と並走していると判定したことになり、ステップS64に進む。なお、閾値Th21,Th22は、例えば、電磁波センサ31により2つの車両をそれぞれ認識することができる、自車進行方向での距離と、横方向での距離に基づいて算出される値である。
ステップS64では、将来位置を算出するのに用いる第2位置の信頼度を判定する。例えば、ECU20は、図4のステップS14又はS18で取得されている先行車両における信頼度を閾値Th23と比較することで、第2位置の信頼度を判定する。
第2位置の信頼度が閾値Th23以上であれば(ステップS64:YES)、ステップS65では、第2位置と融合位置との統合を許可する。第2位置の信頼度が閾値Th23未満であれば(ステップS64:NO)、ステップS66では、第2位置と融合位置との統合を不許可とする。
以上説明したように、ECU20は、将来位置として自車前方に位置する先行車両の将来位置を算出するものであり、この先行車両と並走する並走車両が存在しているか否かを判定し、並走車両が存在していることを条件に、取得されている第2位置と融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出する。融合位置と第2位置とを用いた物体の将来位置は、融合位置のみで物体の将来位置を算出する場合と比べて算出精度が若干低いため、適用される場面が制限されることが望ましい。ここで、先行車両の将来位置を算出する場合、先行車両と並走する並走車両が存在することで、電磁波センサ31が先行車両の第1位置を検出し難くなる。この点、上記構成では、先行車両と並走する並走車両が存在することを条件に、取得されている第2位置と融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出することとした。この場合、フュージョン物標の判定時より過去において第1位置が検出されていない可能性が高い状況を判定することで、不必要に第2位置と融合位置とを用いて物体の将来位置を算出するのを防止することができる。
(第4実施形態)
この第4実施形態では、ECU20は、第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいてフュージョン物標の将来位置を算出する場合に、将来位置を算出するのに用いる第1位置又は第2位置の信頼度が低い程、物体の将来位置を算出するのに用いる第1位置又は第2位置の数を増加させる。
図12は、第4実施形態において、ステップS31において実行される処理を説明するフローチャートである。なお、図12では、ステップS30において第2位置と融合位置とが統合された場合を例に説明を行う。
ステップS71では、将来位置を算出するために用いる第2位置の信頼度を判定する。例えば、ECU20は、RAM上の第2格納領域に格納された第2位置の信頼度の総和を算出する。例えば、2点の第2位置と1点の融合位置により将来位置を算出する場合、2点の第2位置の信頼度を総和する。
ステップS72では、ステップS71で算出された信頼度の総和に応じて、将来位置を算出するために用いる第2位置の数を変更する。例えば、ECU20は、図13(a)に示す、信頼度の総和と第2位置の数Nとの関係性を規定したマップを保持しており、このマップに基づいて、将来位置を算出するために用いる第2位置の数を、信頼度の総和に応じた数Nに変更する。マップには、ステップS71で算出された第2位置の信頼度の総和が低い程、将来位置を算出するのに用いる第2位置の数Nを増加させるよう各値が規定されている。なお、図13(a)において、N0は、将来位置を算出するために用いられる第2位置の初期値であり、この実施形態では、2点である。
なお、信頼度の総和に応じた数分の第2位置がバッファに格納されていない場合に、将来位置を算出するために用いる第2位置の現在の数を変更することなくステップS73に進むものであってもよい。
ステップS73では、複数の第2位置と、融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置を算出する、図13(b)では、将来位置を算出するために用いる第2位置の初期値が2点である場合を例に、信頼度に応じて変化する第2位置の数を説明している。まず、信頼度の総和が高い場合、将来位置を算出するために用いる第2位置の数は2点から変更されず、2点の第2位置と融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置が算出される。そのため、時刻t15で算出された融合位置と、時刻t13,t14のそれぞれで取得された2点の第2位置とが、将来位置を算出するために用いられる。一方、信頼度の総和が低い場合、将来位置を算出するために用いる第2位置の数が3点に増加され、3つの第2位置と融合位置とに基づいて、フュージョン物標の将来位置が算出される。そのため、時刻t15で算出された融合位置と、時刻t12〜t14のそれぞれで取得された3点の第2位置とが、将来位置を算出するために用いられる。
以上説明したようにこの第4実施形態では、ECU20は、物体の将来位置を算出するために用いる第1位置及び第2位置の信頼度が低い程、物体の将来位置を算出するのに用いる第1位置及び第2位置のいずれかの数を増加させる。第1位置又は第2位置を検出した物体の信頼度が低いと、将来位置の予測精度が低下することも懸念される。この点、上記構成では、将来位置の算出に用いる第1位置又は第2位置の信頼度を算出し、この信頼度が低い程、フュージョン物標の将来位置を算出するのに用いる第1位置又は第2位置の数を増加させることとした。この場合、第1位置又は第2位置の信頼度が低い程、将来位置を算出するのに用いる第1位置又は第2位置の数を増加させることで、将来位置の予測精度の低下を抑制することができる。
(その他の実施形態)
図5のステップS24において、融合位置の算出回数を閾値と比較する場合に代えて、物体におけるフュージョン物標の判定が初回である場合に、第1位置及び第2位置のいずれかと融合位置とに基づいて物体の将来位置を算出するものであってもよい。
第1及び第2実施形態において、将来位置を算出する物体の種別を歩行者に代えて自転車とするものであってもよい。この場合、ECU20は、歩行者用の辞書に代えて、自転車用の辞書を用いることで、撮像画像から自転車を認識し、認識した自転車に基づいて第2位置を検出する。
図6のステップS42において、撮像画像を用いて歩行者又は自転車が横方向に移動しているか否かを判定することに代えて、電磁波センサ31による検出結果に基づいて、歩行者又は自転車が横方向に移動しているか否かを判定するものであってもよい。
図5のステップS26での統合許可判定において、フュージョン物標が歩行者である場合と先行車両である場合とで、統合許可判定の手法を変更するものであってもよい。この場合、フュージョン物標が歩行者である場合は、第1実施形態に示す統合許可判定を行い、フュージョン物標が先行車である場合は、第3実施形態に示す統合許可判定を実施する。
21…物体判定部、24…融合位置算出部、25…将来位置算出部、31…電磁波センサ、32…画像センサ、Fp…将来位置、Pf…融合位置、Pi…第2位置、Pr…第1位置。

Claims (8)

  1. 電磁波センサ(31)により自車前方の物体を検出した第1位置と、画像センサ(32)により前記自車前方を撮像した撮像画像から検出した前記物体の第2位置とに基づいて、前記物体を同一物体と判定する物体判定部と、
    前記同一物体として判定された物体における、前記第1位置と前記第2位置とに基づいて、前記物体の位置として融合位置を算出する融合位置算出部と、
    時系列の異なる複数の前記融合位置に基づいて、前記物体の将来位置を算出する将来位置算出部と、を備え、
    前記将来位置算出部は、前記物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に前記物体の前記第1位置及び前記第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている前記第1位置及び前記第2位置のいずれかと前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、移動検出装置。
  2. 前記将来位置算出部は、前記物体の将来位置として歩行者又は自転車の将来位置を算出するものであり、
    前記同一物体と判定された前記物体が、自車前方において自車線上に飛び出す可能性の高い歩行者又は自転車であるか否かを判定する飛び出し判定部を備え、
    前記将来位置算出部は、前記飛び出し判定部により、前記物体が前記自車前方において前記自車線上に飛び出す可能性の高い歩行者又は自転車であると判定されたことを条件に、取得されている前記第1位置及び前記第2位置のいずれかと前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、請求項1に記載の移動検出装置。
  3. 前記歩行者又は前記自転車と、前記電磁波センサによる前記歩行者又は前記自転車の検出に際して当該検出の障害となり得る障害物とが近接しているか否かを判定する近接判定部を備え、
    前記将来位置算出部は、前記物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に前記物体の前記第2位置が取得されている場合に、前記歩行者又は前記自転車と前記障害物とが近接していることを条件に、前記第2位置と前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、請求項2に記載の移動検出装置。
  4. 前記将来位置算出部は、前記物体の将来位置として自車線上に位置する先行車両の将来位置を算出するものであり、
    前記先行車両が、他車両と並走しているか否かを判定する並走判定部を備え、
    前記将来位置算出部は、前記物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に前記物体の前記第2位置が取得されている場合に、前記先行車両と前記他車両とが並走していることを条件に、前記第2位置と前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動検出装置。
  5. 自車周囲の明るさが、前記撮像画像により前記物体を適正に検出することができる所定範囲に属するか否かを判定する明るさ判定部を備え、
    前記将来位置算出部は、前記物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に前記物体の前記第1位置が取得されている場合に、前記自車周囲の明るさが前記所定範囲外であることを条件に、前記第1位置と前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動検出装置。
  6. 前記第1位置又は前記第2位置の信頼度を算出する信頼度算出部を備え、
    前記将来位置算出部は、前記物体の将来位置を算出するために用いる前記第1位置及び前記第2位置のいずれかの前記信頼度が所定値以上であることを条件に、前記第1位置及び前記第2位置のいずれかと前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の移動検出装置。
  7. 前記第1位置又は前記第2位置の信頼度を算出する信頼度算出部を備え、
    前記将来位置算出部は、前記物体の将来位置を算出するために用いる前記第1位置及び前記第2位置のいずれかの前記信頼度が低い程、前記物体の将来位置を算出するのに用いる前記第1位置及び前記第2位置のいずれかの数を増加させる、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の移動検出装置。
  8. 電磁波センサにより自車前方の物体を検出した第1位置と、画像センサにより前記自車前方を撮像した撮像画像から検出した前記物体の第2位置とに基づいて、前記物体を同一物体と判定する物体判定工程と、
    前記同一物体として判定された物体における、前記第1位置と前記第2位置とに基づいて、前記物体の位置として融合位置を算出する融合位置算出工程と、
    時系列の異なる複数の前記融合位置に基づいて、前記物体の将来位置を算出する将来位置算出工程と、を備え、
    前記将来位置算出工程では、前記物体が同一物体であると判定された時点で、それ以前に前記物体の前記第1位置及び前記第2位置のいずれかが取得されている場合に、取得されている前記第1位置及び前記第2位置のいずれかと前記融合位置とに基づいて、前記物体の将来位置を算出する、移動検出方法。
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