JP2018062210A - 荷台装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】産業機械を運搬する車両に用いられる荷台装置において、大型化を抑制すると共に重量の増大を抑制する。
【解決手段】 荷台装置10の荷台12は、車両の前方に配置される荷台本体12と、荷台本体12の後端に回動可能に取付けられる傾斜部14を備えていてもよい。第1駆動装置22は、傾斜部16が荷台本体12に対して平行となる平行状態((b)に示す状態)と、傾斜部16が荷台本体12に対して下方に傾斜する傾斜状態((a)に示す状態)とに切替える。第1駆動装置22はエアによって動作する。
【選択図】図2
【解決手段】 荷台装置10の荷台12は、車両の前方に配置される荷台本体12と、荷台本体12の後端に回動可能に取付けられる傾斜部14を備えていてもよい。第1駆動装置22は、傾斜部16が荷台本体12に対して平行となる平行状態((b)に示す状態)と、傾斜部16が荷台本体12に対して下方に傾斜する傾斜状態((a)に示す状態)とに切替える。第1駆動装置22はエアによって動作する。
【選択図】図2
Description
本明細書に開示する技術は、産業機械(例えば、建設機械(ブルドーザ、ロードローラ等)、工作機械等)を運搬する車両に用いられる荷台装置に関する。
特許文献1には、重機を運搬するトラックが開示されている。このトラックには、車両の中間に油圧ジャッキ装置が設けられている。油圧ジャッキ装置が作動すると、荷台とともに車両前部が持上げられ、荷台が地面に対して傾斜する。荷台が地面に対して傾斜した状態で、重機が荷台上を自走するか、あるいはウインチで重機を荷台上に牽引することで、重機が荷台に積載されるようになっている。
特許文献1の技術では、荷台を傾斜させるために油圧ジャッキ装置が用いられている。このため、重機を積載する荷台装置が大型化し、また、重量が増大するという問題を有している。本明細書は、産業機械を運搬する車両に用いられる荷台装置であって、大型化を抑制すると共に重量の増大を抑制することができる技術を開示する。
本明細書に開示する荷台装置は、産業機械を運搬する車両に用いられる。この荷台装置は、荷台と、荷台の少なくとも一部を傾斜させる第1駆動装置を備えている。そして、第1駆動装置は、エアによって動作することを特徴とする。
上記の荷台装置では、荷台の少なくとも一部を傾斜させるための駆動装置として、エアによって動作する駆動装置が用いられる。このため、油圧によって動作する駆動装置を用いた場合と比較して、荷台装置の大型化及び重量の増大を抑制することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
本明細書に開示する荷台装置では、荷台は、車両の前方に配置される荷台本体と、荷台本体の後端に回動可能に取付けられる傾斜部を備えていてもよい。第1駆動装置は、傾斜部が荷台本体に対して平行となる平行状態と、傾斜部が荷台本体に対して下方に傾斜する傾斜状態とに切替えてもよい。このような構成によると、荷台全体ではなく、傾斜部のみを傾斜させればよいため、第1駆動装置の大型化及び重量化を抑制することができる。なお、第1駆動装置は、例えば、エアが供給されると膨張し、エアが排気されると収縮するエアバックを有していてもよい。そして、エアバックを膨張又は収縮することで、平行状態と傾斜状態とを切替えてもよい。
本明細書に開示する荷台装置は、第1駆動装置に供給されるエアを貯留するエアタンクをさらに備えていてもよい。そして、エアタンクに貯留されるエアは、車両のブレーキ装置にも供給されてもよい。すなわち、第1駆動装置にエアを供給するエアタンクと、車両のブレーキ装置にエアを供給するエアタンクとが共通化される。このため、荷台装置を搭載する車両の軽量化をさらに促進することができる。
本明細書に開示する荷台装置では、傾斜部の先端に回動可能に取付けられる歩み板と、歩み板の先端が傾斜部よりも下方に位置する第1状態と、歩み板の先端が傾斜部よりも上方に位置する第2状態とに切替える第2駆動装置をさらに備えていてもよい。そして、第2駆動装置は、エアによって動作してもよい。このような構成によると、歩み板のセットを容易に行うことを可能にしながら、荷台装置の大型化及び重量化を抑制することができる。
以下、図面を参照して実施例に係る荷台装置10について説明する。図1に示すように、荷台装置10は、ブルドーザ等の建設機械を運搬する車両に取付けられる。荷台装置10は、車両の前方に配置される荷台本体12と、車両の後方に配置される傾斜部16を備えている。
荷台本体12は、シャシフレーム20aに固定されており、地面50と略平行となっている。なお、シャシフレーム20aの後端には、リアフレーム20bが一体に形成されている。リアフレーム20bは、シャシフレーム20aから下方に傾斜している。傾斜部16は、荷台本体12の後端に回動可能に取付けられている。すなわち、傾斜部16は、荷台本体12にピン14により連結されており、ピン14を回動軸として荷台本体12に対して回動可能となっている。
図2に示すように、傾斜部16は、荷台本体12に対して平行となる平行状態((b)に示す状態)と、荷台本体12に対して下方に傾斜する傾斜状態((a)に示す状態)とに切替えられる。傾斜部16の後端には脚部18が設けられている。脚部18は、図2(a)に示す傾斜状態において、地面50に接触又はその近傍に位置し、傾斜部16のさらなる回転を規制する。
リアフレーム20bと傾斜部16の間にはエア駆動装置22(第1駆動装置の一例)が配置されている。エア駆動装置22としては、例えば、自動車やバス等に用いられるエアサスペンションと同様の構造のものを採用することができる。すなわち、エア駆動装置22は、エアバック22a,22bと、取付部材22c,22dを備えている。取付部材22cは傾斜部16に固定されており、取付部材22cには回動可能にエアバック22bの一端が取付けられている。エアバック22bの他端には、エアバック22aの一端が取付けられている。エアバック22aの他端には取付部材22dが回動可能に取付けられており、取付部材22dはリアフレーム20bに固定されている。エアバック22a,22bは、エアが供給されると膨張し、エアが排気されると収縮する。すなわち、エアバック22a,22b内に収容される空気量によって、その軸方向の長さが変化する。なお、エアバック22aの径は、エアバック22bの径よりも小さくされている。エアバック22a,22bの径を異ならせることで、エアバック22aとエアバック22bとがその軸方向(伸長又は収縮する方向)に好適に配置されている。
図2から明らかなように、エアバック22a,22bが伸縮することで、傾斜部16が傾斜状態と平行状態に切替えられる。具体的には、エアバック22a,22bに後述するエアタンク28からエアが供給されると、エアバック22a,22bが軸方向に伸長する。これによって、傾斜部16が平行状態に切替えられる(図2(b))。一方、エアバック22a,22bからエアが排気されると、エアバック22a,22bが軸方向に収縮する。これによって、傾斜部16が傾斜状態に切替えられる(図2(a))。
図3に示すように、制御装置30は、エア駆動装置22の動作を制御すると共にブレーキ装置24の動作を制御する。制御装置30は、エアタンク28からエア駆動装置22へのエア供給をON/OFF制御することで、エア駆動装置22の動作を制御する。また、制御装置30は、エアタンク28からブレーキ装置24(詳細には、駐車時のパーキングブレーキ装置)へのエア供給をON/OFF制御することで、ブレーキ装置24の動作を制御する。上記の説明から明らかなように、本実施例では、エア駆動装置22とブレーキ装置24とでエアタンク28が共通化され、エアタンク28内に貯留されるエアがエア駆動装置22及びブレーキ装置24の両者に供給される。なお、制御装置30は、例えば、エア駆動装置22とエアタンク28を接続するエア流路と、ブレーキ装置24とエアタンク28を接続するエア流路と、これらエア流路に配置されたバルブと、これらバルブの開閉を制御する制御回路によって構成することができる。また、ブレーキ装置24には公知の構成を用いることができる。
上述した荷台装置10の動作を説明する。荷台本体12に建設機械を積載する際は、まず、運転者がスイッチ26(図3に図示)を操作する。すると、制御装置30は、ブレーキ装置24(駐車時のブレーキ装置)からエアを排気し、ブレーキ装置24を作動させる。これによって、車両にはパーキングブレーキが作用した状態となる。次に、制御装置30は、エア駆動装置22からエアを排気し、エアバック22a,22bを軸方向に収縮させる。これによって、荷台本体12に対して傾斜部16が傾斜する状態(図2(a)の状態)となる。傾斜部16が傾斜すると、作業者は図示しない歩み板を傾斜部16にセットする。この状態で、傾斜部16上を建設機械を自走させ、荷台本体12に建設機械を積載する。建設機械を積載すると、運転者はスイッチ26を再度操作する。これによって、エア駆動装置22にエアが供給され、エアバック22a,22bを軸方向に伸長させ、傾斜部16を平行状態とする。また、ブレーキ装置24にエアが供給され、車両は走行可能な状態となる。なお、荷台本体から建設機械を積み下ろす際は、上記の手順と逆の手順で行えばよい。
上述したことから明らかなように、実施例の荷台装置10では、傾斜部16を傾動させるためにエア駆動装置22が用いられる。また、エア駆動装置22には、ブレーキ装置24にエアを供給するエアタンク28からエアが供給される。このため、荷台装置10の大型化を抑制できると共に荷台装置10の軽量化を促進することができる。特に、本実施例では、エア駆動装置22にエアバック22a,22b(空気ばね)を利用した装置が用いられている。このため、エア駆動装置22を極めて軽量化することができる
また、傾斜部16がエア駆動装置22で傾斜状態に維持されるため、傾斜部16上を建設機械が自走する際の振動がエアバック(空気ばね)22a,22bで吸収される。その結果、荷台装置10の各部に過大な荷重が作用することが抑制され、荷台装置10の耐久性を向上することができる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施例では、荷台本体12に対して傾斜部14を傾斜させるようにしたが、このような形態に限られない。例えば、図4に示すように、荷台32は傾斜することなく、荷台32の後端に取付けられる歩み板36のみを回動させるように構成してもよい。すなわち、荷台32の後端に回動可能に歩み板36を取付け、歩み板36を荷台32から下方に傾斜する状態(一点鎖線の状態)と、荷台32に直交する状態(実線の状態)とに切替えるようにしてもよい。この場合でも、歩み板36をエアによって動作する駆動装置(例えば、上記実施例と同様のエアバックを利用した駆動装置等)で駆動すれば、荷台装置の大型化と重量化を抑制することができる。なお、歩み板をエアで駆動する構成は、図1〜3に示す実施例にさらに付加することもできる。すなわち、傾斜部16の先端に歩み板を回動可能に取付け、その歩み板を第2の駆動装置(例えば、エア駆動装置)で駆動してもよい。
さらには、図5に示すように、荷台40全体をエア駆動装置42で傾斜させる構成を採用してもよい。この場合でも、エア駆動装置42を上記実施例と同様にエアバックを利用した構成とすることで、荷台装置の大型化と重量化を抑制することができる。なお、エア駆動装置22又は42のストロークが足りない場合、複数のエアバックを軸方向に直列に接続することで、エア駆動装置のストロークを長くしてもよい。また、エア駆動装置としては、上述したエアバックを利用したものに限られず、公知の他の装置(例えば、エアシリンダ等)を用いてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:荷台装置
12:荷台本体
14:ピン
16:傾斜部
20:シャシ
22:エア駆動装置
24:ブレーキ装置
26:スイッチ
28:エアタンク
30:制御装置
12:荷台本体
14:ピン
16:傾斜部
20:シャシ
22:エア駆動装置
24:ブレーキ装置
26:スイッチ
28:エアタンク
30:制御装置
Claims (6)
- 産業機械を運搬する車両に用いられる荷台装置であって、
荷台と、
前記荷台の少なくとも一部を傾斜させる第1駆動装置と、を備えており、
前記第1駆動装置は、エアによって動作することを特徴とする荷台装置。 - 前記荷台は、車両の前方に配置される荷台本体と、前記荷台本体の後端に回動可能に取付けられる傾斜部と、を備えており、
前記第1駆動装置は、前記傾斜部が前記荷台本体に対して平行となる平行状態と、前記傾斜部が前記荷台本体に対して下方に傾斜する傾斜状態とに切替える、請求項1に記載の荷台装置。 - 前記第1駆動装置は、エアが供給されると膨張し、エアが排気されると収縮するエアバックを有しており、
前記エアバックを膨張又は収縮することで、前記平行状態と前記傾斜状態とを切替える、請求項2に記載の荷台装置。 - 前記第1駆動装置に供給されるエアを貯留するエアタンクをさらに備えており、
前記エアタンクに貯留されるエアは、前記車両のブレーキ装置にも供給されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の荷台装置。 - 前記傾斜部の先端に回動可能に取付けられる歩み板と、
前記歩み板の先端が前記傾斜部よりも下方に位置する第1状態と、前記歩み板の先端が前記傾斜部よりも上方に位置する第2状態とに切替える第2駆動装置と、をさらに備えており、
前記第2駆動装置は、エアによって動作することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の荷台装置。 - 産業機械を運搬する車両に用いられる荷台装置であって、
荷台と、
前記荷台の後端に回動可能に取付けられる歩み板と、
前記歩み板の先端が前記荷台よりも下方に位置する第1状態と、前記歩み板の先端が前記荷台よりも上方に位置する第2状態とに切替える駆動装置と、を備えており、
前記駆動装置は、エアによって動作することを特徴とする荷台装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016200358A JP2018062210A (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 荷台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016200358A JP2018062210A (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 荷台装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018062210A true JP2018062210A (ja) | 2018-04-19 |
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ID=61967312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016200358A Pending JP2018062210A (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 荷台装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018062210A (ja) |
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2016
- 2016-10-11 JP JP2016200358A patent/JP2018062210A/ja active Pending
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