JP2018059662A - 収納温度監視システム - Google Patents

収納温度監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018059662A
JP2018059662A JP2016197182A JP2016197182A JP2018059662A JP 2018059662 A JP2018059662 A JP 2018059662A JP 2016197182 A JP2016197182 A JP 2016197182A JP 2016197182 A JP2016197182 A JP 2016197182A JP 2018059662 A JP2018059662 A JP 2018059662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
storage
storage box
information
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016197182A
Other languages
English (en)
Inventor
原 周平
Shuhei Hara
周平 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2016197182A priority Critical patent/JP2018059662A/ja
Publication of JP2018059662A publication Critical patent/JP2018059662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】 収納装置の収納ボックス内の温度状態を常に把握して収納ボックスにおいて発生したトラブルを発見し、当該トラブルに対し迅速に対応可能な収納温度監視システムを提供する。【解決手段】 収納温度監視システムは、物品を低温に保ちながら収納ボックスに収納可能な収納装置10と、上記収納装置10の収納ボックス内の温度状態を管理する管理サーバ20と、物品の配送先又は配送元であるユーザにより操作されるユーザ端末30と、上記収納装置10の収納ボックスによる物品の保管状態を管理する管理事業者により操作される管理者端末50とを有して構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、収納温度監視システムに関し、特に、物品を収納する収納装置の収納ボックス内の温度を監視する収納温度監視システムに関する。
近年、マンション等の集合住宅の共用部等には、いわゆる宅配ロッカーと称される宅配物の収納装置が設置されることが多くなってきている。
この宅配物の収納装置は、居住者が共用で使用可能な収納ボックスを複数備え、当該共用の収納ボックスにおいて、宅配便等により集合住宅の居住者宛に配送された物品を、一時的に預かり、施錠可能に収納することにより、当該居住者が不在の場合であっても、再配達を依頼することなく、当該収納装置から自身宛の配送物を取り出すことにより、スムーズに当該配送物を受け取ることができるというものである。
また、近年は、ネットスーパーの隆盛に伴って、生鮮食品を収納可能な上記収納装置の需要が高まってきている。
生鮮食品は傷みやすく、収納装置は生成食品を保管する際には、収納ボックス内の温度を低温に保つ冷蔵機能を備えることが必要である。
上記のような冷蔵機能を備えた収納装置に関する従来技術の1つとして、特許文献1が開示するところのロッカー式冷蔵庫が提案されている。
この特許文献1に開示されるロッカー式冷蔵庫は、収納ボックス内の温度を例えば5℃,0℃,−18℃といったように複数の温度に設定を切り替えることができ、収納ボックス内の保冷宅配物を取り出した後は、例えば−18℃から5℃に設定を切り替えることにより、自然除霜を可能にしている。
特許第2702793号
しかしながら、上記特許文献1に提案されるロッカー式冷蔵庫は、上述のとおり収納ボックス内を低温に保つことはできるものの、周囲の環境や収納装置の冷却機能の故障等により低温に保つことが困難となった場合、収納ボックス内の要冷蔵の物品(食品等)の品質が損なわれるおそれがあり、また、その故障等に対し対応が遅れるという問題がある。
また、上記収納装置の冷却機能の故障の他、近年、収納装置の収納ボックスの庫内に子供等が誤って閉じ込められる事故が発生しており、最悪の場合には死に至る危険性もあることから、当該子供らの閉じ込めについての対策も望まれている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、収納装置の収納ボックス内の温度状態を常に把握して収納ボックスにおいて発生したトラブルを発見し、当該トラブルに対し迅速に対応可能な収納温度監視システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明における収納温度監視システムは、物品を施錠可能に収納する収納ボックスを備え、収納ボックスの庫内の温度を測定し、測定温度を示す情報を送信する収納装置と、測定温度を示す情報を収納装置から受信し、受信した情報に含まれる測定温度が所定温度の範囲にある場合に、収納ボックスに障害が発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有することを特徴とする。
また、本発明における収納温度監視システムは、保冷機能を有する低温収納ボックスを備え、低温収納ボックスの庫内の温度を測定し、測定温度を含む温度測定情報を送信する収納装置と、温度測定情報を収納装置から受信し、受信した測定温度が所定温度の範囲を外れた状態を所定時間継続した場合に、低温収納ボックスの冷却機能に異常が発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有することを特徴とする。
また、本発明における収納温度監視システムによれば、管理サーバは、収納装置から受信した温度測定情報において測定温度が所定温度の範囲を外れた状態を所定時間継続した場合に、低温収納ボックスを強制的に施錠する旨の制御信号を収納装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明における収納温度監視システムによれば、低温収納ボックスの庫内の温度を管理する管理者により操作される管理者端末をさらに有し、管理者端末は、アラート通知を管理サーバから受信すると、アラート通知に基づく報知を行い、アラート通知の対象の低温収納ボックスについて強制的に施錠する旨の指示情報が入力されると、指示情報を管理サーバへ送信し、管理サーバは、指示情報を管理者端末から受信すると、低温収納ボックスを強制的に施錠する旨の制御信号を収納装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明における収納温度監視システムは、物品を施錠可能に収納する収納ボックスを備え、収納ボックスの庫内の温度分布を測定し、温度分布を含む温度分布情報を送信する収納装置と、温度分布情報を収納装置から受信し、受信した温度分布情報に基づいて収納ボックスの庫内において所定時間内に所定幅以上の温度分布の変化を検出した場合に、収納ボックスに生物の閉じ込めが発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有することを特徴とする。
また、本発明における収納温度監視システムによれば、管理サーバは、収納装置から受信した温度分布情報において温度分布が所定時間内に所定幅以上変化したことを検出した場合に、収納ボックスを強制的に解錠する旨の制御信号を収納装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明における収納温度監視システムによれば、収納装置を管理する管理者により操作される管理者端末をさらに有し、管理者端末は、アラート通知を管理サーバから受信すると、アラート通知に基づく報知を行うことを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明における収納温度監視システムは、物品を施錠可能に収納する収納ボックスを備え、収納ボックスの庫内の温度を測定し、測定温度を示す情報を送信する収納装置と、測定温度を示す情報を収納装置から受信し、受信した情報に含まれる測定温度が所定温度の範囲にある場合に、収納ボックスに障害が発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有するので、収納装置の収納ボックス内の温度状態を常に把握して収納ボックスにおいて発生したトラブルを発見し、当該トラブルに対し迅速に対応することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における収納温度監視システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における収納装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における収納装置の正面側の外観を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における収納装置の収納部の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における情報格納部が格納する各データベースを示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザDBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における収納ボックスDBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における作業員DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における注文DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における管理サーバの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における管理サーバの情報格納部が格納する各データベースを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における温度履歴DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における温度監視DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザ端末の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における管理者端末の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、配送業者等の作業員が物品を収納装置に入庫するときの収納装置による動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態において収納装置が表示するスタート画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において収納装置が表示する作業員IDの入力画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において収納装置が表示する注文番号の入力画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において収納装置が表示するボックス画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、ユーザが物品を収納装置から取り出すときの収納装置による動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における低温収納ボックスの温度管理動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における低温収納ボックスの温度管理動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における低温収納ボックスの強制施錠の解除動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態における収納装置の収納部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における管理サーバの情報格納部が格納する各データベースを示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、管理サーバが収納装置の庫内の温度分布の監視動作の流れを示すシーケンスチャートである。
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態における収納温度監視システムは、物品を一時的に預かり保管する収納装置に備えられている低温収納ボックス内の温度が適温(低温)に保たれているかどうかを監視するものである。
収納温度監視システムは、停電や冷却手段の不具合等により低温収納ボックス内の温度が、設定温度以上に上昇したり、設定温度よりも低い温度に下降したりした場合には、収納装置の管理者の端末にアラート通知を行う。
(第1の実施の形態の構成)
(1)収納温度監視システムの全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における収納温度監視システムの構成を示す図である。以下、図を用いて、収納温度監視システムの構成について説明を進める。
収納温度監視システムは、物品を低温に保ちながら収納ボックスに収納可能な収納装置10と、上記収納装置10の収納ボックス内の温度状態を管理する管理サーバ20と、物品の配送先又は配送元であるユーザにより操作されるユーザ端末30と、上記収納装置10の収納ボックスによる物品の保管状態を管理する管理事業者により操作される管理者端末50とを有して構成される。
これら各機器10,20,30,50は、インターネットやLAN等のネットワーク100を介して互いに通信可能に接続される。
(2)収納装置10の構成
(2−a)収納装置10の全体構成
収納装置10は、複数の施錠可能な収納ボックスを備え、当該収納ボックスに物品を収納するものであり、それら収納ボックスの中には保冷機能を備えたものがある。
例えば、収納装置10は、集合住宅又はオフィス等に設置されるいわゆる宅配ロッカーであってもよいし、郵便局やスーパーマーケット等において配送物や購入商品等を一時預かるロッカー装置であってもよいし、駅等の公共の場所や商業施設に設置されるコインロッカーであってもよい。
上記の収納装置10の例は、あくまで一例であり、保冷機能を備えた収納ボックスを有する収納装置であれば、当該例に限定されない。
以下、本実施の形態では、一例として、収納装置10を集合住宅等に設置される宅配ロッカーであるとして説明を進める。
図2は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の構成を示す図である。
また、図3は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10正面側の外観を示す図である。
図に示すように、収納装置10は、CPU等から構成され収納装置10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、ネットワーク100を介して管理サーバ20と通信を行う通信部13と、各種情報を表示する表示部14と、各種キーを備え情報入力が可能であるとともに、収納ボックスの解錠用の認証情報の読取り等をする操作部15と、物品を収納する収納ボックスを複数備えた収納部16とを有して構成される。
なお、上記表示部14と操作部15は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
(2−b)収納装置10の収納部16の構成
図4は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の収納部16の構成を示す図である。
図3,4に示すように、収納部16を構成する収納ボックスには、温度調節機能を備えない一般的な収納ボックスである常温収納ボックス161と、冷蔵又は冷凍機能を備え、要冷蔵又は要冷凍の物品を収納する収納ボックスである低温収納ボックス162との2種類がある。
常温収納ボックス161及び低温収納ボックス162は、双方とも物品を入庫又は取出し可能な開口部が設けられており、当該開口部が扉により封止及び施錠可能に構成されている。
各収納ボックス161,162に物品が収納されているときには、物品を安全に保管するため閉扉及び施錠され、操作部15による認証情報の入力により解錠及び開扉される。
一方、各収納ボックス161,162に物品が収納されていないときには、施錠又は解錠されており、このうち施錠された状態の場合であっても、認証情報を入力することなく、操作部15による所定の操作(キー入力等)で解錠することができる。
また、各収納ボックス161,162の庫内には、物品が収納されていることを検知する物品検知センサ1611が設けられ、当該物品検知センサ1611は制御部11と接続されるよう構成されていてもよい。
この場合、制御部11は、当該物品検知センサ1611からの入力信号に基づいて、物品が各収納ボックス161,162に収納されていることを確認(検出)することができる。
上記物品検知センサ1611は、例えば、赤外線等の光学センサや重量センサ等により構成される。
また、低温収納ボックス162には、低温収納ボックス162の庫内の温度を測定する温度センサ1621と、低温収納ボックス162の庫内の温度を冷却する温度調整部1622とが設けられている。
温度調整部1622は、一般的な冷蔵庫等に備えられているものと同様の構成を採用してもよく、例えば、圧縮機を用いる蒸気圧縮式冷蔵/冷凍システムや、吸収式冷蔵/冷凍システムや、ペルチェ式冷蔵/冷凍システム等を用いることができる。
上記温度センサ1621及び温度調整部1622による低温収納ボックス162の庫内の温度調整は以下のように行われる。
温度センサ1621は、所定時間ごとに低温収納ボックス162の庫内温度を測定し、その測定温度を表す温度測定信号を制御部11へ出力する。
制御部11は、上記温度測定信号が入力されると、当該入力された温度測定信号に表される低温収納ボックス162の庫内の測定温度と、後述の温度監視DB124に登録されている設定温度とを比較し、その比較結果に基づいて温度調整部1622へ制御信号を出力し、温度調整部1622の動作を制御する。
具体的には、制御部11は、測定温度が設定温度の上限より高い場合には、温度調整部1622による冷却動作を実行させ、測定温度が設定温度の下限より低い場合には、温度調整部1622による冷却動作を停止させるよう動作制御を行う。
このように、温度調整部1622が低温収納ボックス162の庫内温度の測定結果に基づいて冷却動作を行ったり、動作を停止したりすることにより、低温収納ボックス162の庫内の温度は設定温度の範囲内に保たれ、庫内の物品の冷蔵又は冷凍を行いながら保管することができる。
また、制御部11は、温度センサ1621から温度測定信号が入力されると、当該信号に含まれる測定温度の情報(温度測定情報)を生成し、通信部13は、当該温度測定情報を管理サーバ20へ送信する。
管理サーバ20は、その温度測定情報を収納装置10から受信し、当該温度測定情報に含まれる低温収納ボックス162庫内の測定温度がアラート(警告)を発信する必要があると判断した場合には、管理サーバ20を介して管理者端末50へアラート通知を発信して、収納装置10の低温収納ボックス162の冷却機能に障害が発生している旨を警告する。
(2−c)収納装置10の情報格納部12の構成
図5は、本発明の第1の実施の形態における情報格納部12が格納する各データベース121〜124を示す図である。
図に示すように、情報格納部12は、物品の配送先又は配送元のユーザが各収納ボックス161,162を解錠するための認証情報等を管理するユーザDB121と、各収納ボックス161,162の収納状況の情報(収納されているか否か、入庫者・入庫時期を示す入庫履歴、庫内の物品の取出しが許可されている者の情報等)を管理する収納ボックスDB122と、物品を収納装置10に入庫又は収納装置10から取り出して配送業務を行う作業員のデータを管理する作業員DB123と、物品の注文番号と当該物品の配送先のユーザの専有部情報とを対応付けて管理する注文DB124とを格納する。
制御部11は、操作部15を用いて認証情報が入力されると、当該入力された認証情報と、ユーザDB121に管理されている認証情報とを照合し、認証処理を行う。認証の結果、失敗した場合にはそのまま物品が収納されている収納ボックス161,162の施錠を維持し、成功した場合には該当する物品が収納されている収納ボックス161,162を解錠し、物品を庫内から取出し可能にする。
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザDB121のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、ユーザDB121は、ユーザ名と、ユーザの専有部情報(部屋番号)と、収納ボックス解錠用の認証情報と、メールアドレスとをそれぞれユーザを識別するID(ユーザID)に対応付けて管理している。
本実施の形態では、各専有部ごとに認証情報が設定されており、当該認証情報がユーザDB121において、上述のとおり管理されている。すなわち、本実施の形態では、一例として、同一専有部に居住又は利用するユーザに対しては同一の認証情報が割り当てられ、ユーザDB121において管理されている。
また、図の例において、ユーザDB121は、ユーザの連絡先(ユーザ端末30等)の情報としてメールアドレスを管理しているが、連絡先の情報であればこれに限定されない。
ユーザは、各収納ボックス161,162において、自身又は自身と同一の専有部に居住又は利用するユーザ宛の物品が入庫されている場合のみ、自身の認証情報により解錠することができ、これら以外の他のユーザ宛の物品が入庫されている収納ボックス161,162については解錠することはできない。
制御部11は、各収納ボックス161,162に物品が入庫されたとき、又は各収納ボックス161,162から物品が取り出されたとき、その旨の情報(時期、入庫者又は取り出した者等の情報を含む)を収納ボックスDB122に書き込んで、各収納ボックス161,162の使用状況を管理する。
図7は、本発明の第1の実施の形態における収納ボックスDB122のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、収納ボックスDB122は、各収納ボックスを示すボックス番号に対応付けて、収納ボックスの種類(常温収納ボックス161、低温収納ボックス162のいずれか)の情報と、収納されている物品の宛先のユーザの専有部情報(部屋番号)と、物品が収納されるごとに配送業務を管理するために新たに付与される注文番号と、収納ボックス161,162における物品の収納能力の情報(「収納可能」か「収納不可能」か)と、物品の入庫又は取出しの履歴情報と、解錠が許可されている作業員又はグループのIDとをそれぞれ管理している。
当該グループIDとは作業員が所属するグループを識別するためのIDであり、物品の取出しがグループ単位で許可されている場合には、当該グループに所属する作業員全てが取出し可能である。
当該グループIDで特定されるグループとは、例えば、店舗、企業、部署、組織又は団体等、作業員が所属するグループをいう。さらに具体的な例を示すと、上記グループは、宅配便や郵便等の配送会社、クリーニング店、食品配達業務を行うスーパーマーケット等である。
収納ボックスDB122は、図の例では、ボックス番号「6」の収納ボックスは、低温収納ボックス162であり、「2015年10月30日の12時15分」に「作業員ID:00003」の作業員により、「部屋番号:103」のユーザ宛の物品が入庫され、当該物品には「注文番号:120025」が付されている。
図8は、本発明の第1の実施の形態における作業員DB123のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す作業員DB123は、各作業員を識別する作業員IDに対応付けて、当該作業員が所属するグループ(企業、店舗等)のグループIDと、当該所属のグループの名称と、当該作業員の氏名又は名称とを管理している。
作業員が操作部15を用いて作業員ID及び注文番号を入力すると、収納装置10の制御部11は、作業員DB123を参照して、上記入力された作業員IDに対応付けられているグループIDを抽出し、次に、当該抽出されたグループIDと上記入力された注文番号とが収納ボックスDB122において対応付けられているか否かを判断し、対応付けられていれば認証成功とし、該当する収納ボックス161,162が解錠され、作業員は当該収納ボックス161,162から物品を取り出すことができる。
図9は、本発明の第1の実施の形態における注文DB124のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、注文DB124は、各注文番号に、当該注文番号の物品の宛先のユーザの専有部情報(部屋番号)が対応付けて管理している。
例えば、ユーザがネットショップ等で商品(物品)の購入及び配送を決定すると、その物品の配送について注文番号が発行される。また、商品購入の際にユーザは自身の専有部情報をショップ側等に提示する。
これら注文番号と専有部情報とは互いに対応付けられて収納装置10に入力され、上記のとおり、注文DB124に登録される。
(3)管理サーバ20の構成
管理サーバ20は、ユーザの情報と収納装置10におけるユーザ宛の物品の収納状況とを管理する情報処理装置であって、居住/利用施設の内部又は外部いずれに設置されていてもよい。
図10は、本発明の第1の実施の形態における管理サーバ20の構成を示す図である。
図に示すように、管理サーバ20は、管理サーバ20全体を制御する制御部21と、ユーザの情報及び物品の状況等の情報を格納する情報格納部22と、収納装置10及びユーザ端末30との間で各種情報の送受信を行う通信部23とを有して構成される。
図11は、本発明の第1の実施の形態における管理サーバ20の情報格納部22が格納する各データベース221〜226を示す図である。
図に示すように、情報格納部22は、ユーザの個人情報を管理するユーザDB221と、ユーザ宛の物品の収納状況の情報を管理する物品収納ボックスDB222と、作業員が収納部16を解錠する際に必要なパスワード等の認証情報等を管理する作業員DB223と、物品の注文番号と当該物品の配送先のユーザの専有部情報とを対応付けて管理する注文DB224と、低温収納ボックス162庫内の測定温度の履歴を管理する温度履歴DB225と、低温収納ボックス162庫内の温度を管理する温度監視DB226とを格納する。
各データベース121,221で管理される各情報は、例えば、定期的に又は一方が更新されるごとに、収納装置10と情報提供サーバ20との間で通信が行われ、最新の内容に同期がとられ、各データベース121,221の情報が更新される。
また、同様に、各データベース122,222間の情報、各データベース123,223間の情報、及び各データベース124,224間の情報についても同期がとられる。
図12は、本発明の第1の実施の形態における温度履歴DB225のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、温度履歴DB225は、各低温収納ボックス162ごとに、現在の庫内の測定温度と、その測定時刻と、現在の測定温度が後述のアラート温度の範囲内かどうかの情報とを互いに対応付けて管理している。
収納装置10は、温度センサ1621によって計測された各低温収納ボックス162庫内の測定温度に基づく温度測定情報を管理サーバ20へ送信し、管理サーバ20の通信部23はその温度測定情報を受信すると、制御部21は当該温度測定情報から各低温収納ボックス162の測定温度及び測定時刻の情報を抽出し、温度履歴DB225に書き込む。
図13は、本発明の第1の実施の形態における温度監視DB226のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、温度監視DB226は、各低温収納ボックス162ごとに、庫内の温度の維持目標である設定温度と、低温収納ボックス162に異常が生じていると判定する温度の範囲を示すアラート温度と、現在の庫内の測定温度と、低温収納ボックス162に異常が発生した旨のアラートを報知する際の基準となる上記アラート温度の継続時間(アラート設定時間)と、アラート報知時に当該低温収納ボックス162を強制的に施錠するか否かを示す情報(強制施錠)と、当該低温収納ボックス162に現在物品が収納されているか否かを示す収納状況と、現在強制施錠が行われているか否かを示す情報(強制施錠の現在状況)とを互いに対応付けて管理している。
上記アラート温度は、設定温度の範囲を外れた範囲に設定することが好ましく、具体的には、設定温度の上限より高い温度と、設定温度の下限より低い温度に設定することが好ましい。
図13では、例えば、ボックス番号「5」の低温収納ボックス162は、設定温度は3〜6℃であり、温度調整部1622は、庫内の測定温度が6℃より高くなると、庫内を冷却し、3℃未満になると、冷却を一時停止する。
ボックス番号「5」の低温収納ボックス162は、アラート温度が10℃より高い温度及び0℃未満に設定されており、アラート設定時間が10分に設定されている。この場合、アラート温度が10分間継続すると、管理サーバ20は、低温収納ボックス162に異常が発生した旨のアラートを管理者端末50に通知する。
また、ボックス番号「5」の低温収納ボックス162は、強制施錠が「自動」に設定されているので、上記アラート通知後には該当する低温収納ボックス162は自動的に強制施錠がされ、当該低温収納ボックス162に自分宛の物品が収納されているユーザが認証情報を入力しても解錠することはできなくなる。
一方、例えば、ボックス番号「7」の低温収納ボックス162は、強制施錠が「手動」に設定されており、アラート通知後に、管理者が管理者端末50を用いて強制施錠の指示を行った場合のみ強制施錠が行われ、当該指示がない場合には強制施錠が行われない。すなわち、強制施錠が「手動」に設定されている場合には、障害が発生した低温収納ボックス162の強制施錠を管理者の任意で行うことができる。
上述のとおり、管理サーバ20の制御部21は、収納装置10から受信した温度測定情報に基づいて、各低温収納ボックス162の測定温度及び測定時刻を温度履歴DB225に書き込むが、これに併せて、温度監視DB226を参照し、上記温度履歴DB225に書き込んだ測定温度がアラート温度の範囲内に該当するか否かを判断する。
また、制御部21は、図12の例のように、そのアラート温度の範囲内に該当するか否かを温度履歴DB225に書き込むようにしてもよい。
(4)ユーザ端末30の構成
ユーザ端末30は、物品の配送宛のユーザにより操作される情報処理装置である。
例えば、ユーザ端末30は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、携帯電話、PDA、PHS、PC等の携帯型情報処理装置である。
ユーザ端末30は、当該ユーザ宛の物品預かり情報を管理サーバ20から受信し、表示又は音声出力等する。
ここで、物品預かり情報とは、ユーザに対し当該ユーザ宛の物品を収納装置10に収納して保管している旨を示す情報である。例えば、物品預かり情報は、預かり時刻、保管している収納ボックスのボックス番号とを含む。
図14は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザ端末30の構成を示す図である。
図に示すように、ユーザ端末30は、CPU等からなりユーザ端末30全体を制御する制御部31と、ユーザ端末30を操作するユーザのユーザID等の各種情報を格納する情報格納部32と、インターネット等のネットワーク100を介して管理サーバ20との間で情報の送受信を行う通信部33と、各種情報を表示する表示部34と、各種キー及びボタン等からなり、各種情報の入力を行う操作部35とを有して構成される。
また、上記表示部34と操作部35は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
(5)管理者端末50の構成
管理者端末50は、収納装置10の管理、特に、低温収納ボックス162の保冷状態の管理を行う管理者により操作される情報処理装置である。
例えば、管理者端末50は、PC、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、携帯電話、PDA、PHS等の情報処理装置である。
管理者端末50は、低温収納ボックス162に異常が発生して保冷が不可能となった場合に、アラート通知を管理サーバ20から受信し、表示又は音声出力等する。
このアラート通知には、例えば、異常が発生した収納装置10及びその低温収納ボックス162のボックス番号、現在の測定温度等の情報が含まれる。
図15は、本発明の第1の実施の形態における管理者端末50の構成を示す図である。
図に示すように、管理者端末50は、CPU等からなり管理者端末50全体を制御する制御部51と、管理者端末50を操作するユーザのユーザID等の各種情報を格納する情報格納部52と、インターネット等のネットワーク100を介して管理サーバ20との間で情報の送受信を行う通信部53と、各種情報を表示する表示部54と、各種キー及びボタン等からなり、各種情報の入力を行う操作部55とを有して構成される。
また、上記表示部54と操作部55は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
管理者は、管理者端末50を用いて、管理サーバ20へアクセスして情報閲覧要求を送信すると、管理サーバ20は、自身が管理する各データベース221〜226の情報のうち上記情報閲覧要求において指定されている情報を管理者端末50へ送信する。
管理者端末50の通信部53は上記情報を管理サーバ20から受信すると、表示部54は当該受信した情報を表示する。
これにより、管理者は、収納装置10の各収納ボックス161,162の収納状況や低温収納ボックス162の保冷機能の状況等を容易に確認することができる。
また、管理者には、全ての収納ボックス161,162を解錠することが可能な権限が与えられており、収納装置10の操作部15を用いて特定のパスワードを入力したり、鍵(マスターキー)を用いたりして当該解錠を行うことが可能となっている。例えば、低温収納ボックス162の冷却機能に故障が発生した場合等には、管理者は、その故障が発生した収納ボックスを解錠して庫内の物品を取り出し、冷蔵庫等の冷却が可能な場所へ移して保管等を行う。
(第1の実施の形態の動作)
(1)作業員が物品を入庫するときの動作
図16は、本発明の第1の実施の形態において、配送業者等の作業員が物品を収納装置10に入庫するときの収納装置10による動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、作業員が収納ボックスにユーザ宛の物品を入庫するときの収納装置10による動作について説明を進める。
なお、上記作業員が入庫しようとしている物品は宅配物等であり、常温収納ボックス161又は低温収納ボックス162のいずれかに入庫するものであるとする。
まず、作業員は、ユーザ宛の配送物を持って集合住宅のエントランス等の収納装置10の設置場所を訪れる。
収納装置10の表示部14には、収納装置10の使用目的を選択するためのスタート画面が表示されている。
図17は、本発明の第1の実施の形態において収納装置10が表示するスタート画面の一例を示す図である。
図に示す例において、スタート画面には、収納装置10の使用目的として「お取り出し」、「荷物の預け入れ」、「荷物の回収」、「管理者メニュー」が表示されている。
作業員は、収納装置10の操作部15を用いて、スタート画面上の複数の使用目的から今回該当するものを選択する(ステップS101)。
ここでは、作業員は「荷物の預け入れ」を選択する。
収納装置10の使用目的として「荷物の預け入れ」を選択すると、表示部14は、作業員IDの入力画面を表示する。
図18は、本発明の第1の実施の形態において収納装置10が表示する作業員IDの入力画面の一例を示す図である。
図に示す例では、作業員IDの入力画面には、これからユーザ宛の物品を収納装置10に預け入れる作業員の作業員IDの入力欄が設けられている。
ここで、作業員は、操作部15を用いて、作業員IDの入力画面上の入力欄に自身の作業員IDを入力する(ステップS102)。
上記のとおり作業員IDが入力されると、表示部14は、注文番号の入力画面を表示する。
図19は、本発明の第1の実施の形態において収納装置10が表示する注文番号の入力画面の一例を示す図である。
図に示す例では、注文番号の入力画面には、これから作業員が入庫するユーザ宛の物品の注文番号を入力するための入力欄が設けられている。
ここで、作業員は、操作部15を用いて、注文番号の入力画面上の入力欄に注文番号を入力する(ステップS103)。
この注文番号は、作業員は予め配送元等から知らされており、例えば、配送伝票やユーザ宛の物品の包装等に記載されていてもよい。
上記のとおり注文番号が入力されると、制御部11は、収納ボックスDB122を参照し、現在収納状況が「未使用」の収納ボックス161,162を抽出し、表示部14は、その「未使用」の収納ボックス161,162が示されたボックス画面を表示する。
図20は、本発明の第1の実施の形態において収納装置10が表示するボックス画面の一例を示す図である。
図に示す例では、ボックス画面には、収納装置10の収納ボックス161,162が示され、そのうち「未使用」の収納ボックス161,162には、「使用中」の収納ボックス161,162とは異なる色等で区別されて表現されている(図では斜線)。
ここで、作業員は、操作部15を用いて、ボックス画面上に示される「未使用」の収納ボックス161,162から、物品の特徴に合った、物品を入庫する任意の収納ボックス161,162を選択する(ステップS104)。
上記のとおり作業員が物品を入庫する収納ボックス161,162を選択すると、制御部11は、該当する収納ボックス161,162を解錠及び開扉させる(ステップS105)。
作業員は、開扉した収納ボックス161,162に配送物を収納し、閉扉すると、施錠される。
制御部11は、物品検知センサ1611から当該収納ボックス161,162に物品が入庫された旨の検知信号が入力されると、作業員が物品を収納ボックス161,162に入庫した旨の情報を収納ボックスDB122に記録する(ステップS106)。
具体的には、ステップS102で入力された作業員IDと、ステップS103で入力された注文番号と、日時等の時間情報とが、収納ボックスDB122におけるステップS104で選択された該当する収納ボックス161,162の欄(注文番号の欄、履歴情報の欄)に記録される。
また、ステップS106において、制御部11は、注文DB124を参照し、上記ステップS103で入力された注文番号に対応付けられている専有部情報(部屋番号)を抽出し、当該抽出した専有部情報を、上記ステップS104で選択された収納ボックス161,162の専有部情報の欄に記録する。
さらに、ステップS106において、制御部11は、収納ボックスDB122の当該収納ボックス161,162の収納状況の欄において、「未使用」から「使用中」に書き替える。
次に、制御部11は、当該ユーザ宛の物品が収納装置10に入庫された旨の着荷情報を生成し、通信部13は、当該生成された着荷情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS107)。
管理サーバ20の通信部23は当該着荷情報を収納装置10から受信すると、管理サーバ20の制御部21は、ユーザDB221を参照して当該ユーザのメールアドレスを抽出し、管理サーバ20の通信部23は当該着荷情報を図示しないメールサーバ等を介して上記抽出した当該メールアドレス宛のユーザ端末30へ送信する(ステップS108)。
ユーザ端末30の通信部33は上記着荷情報を受信すると、表示部34は当該着荷情報を表示する(ステップS109)。
ユーザは、その着荷情報の内容を確認して、その後、自身宛の物品を収納装置10まで取りに行く。
なお、上記着荷情報には、物品を収納装置10から取り出す際に必要な注文番号が含まれていてもよい。
以上で、作業員による物品の入庫動作は終了する。
(2)ユーザが物品を取り出すときの動作
以上のように、作業員が収納装置10の収納ボックスにユーザ宛の物品を入庫した後に、着荷情報の通知によりこれを知ったユーザは収納装置10の設置場所を訪れ、上記収納ボックスから自身宛の物品を取り出す。
図21は、本発明の第1の実施の形態において、ユーザが物品を収納装置10から取り出すときの収納装置10による動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
まず、ユーザは、自身宛の物品が収納されている収納装置10が設置される集合住宅のエントランスを訪れる。
収納装置10の表示部14には、収納装置10の使用目的を選択するためのスタート画面が表示されている。
ここで表示されるスタート画面は、上述の図17に示したスタート画面と同様のものであってよい。
スタート画面には、収納装置10の使用目的として「お取り出し」、「荷物の預け入れ」、「荷物の回収」、「管理者メニュー」が表示されている。
ユーザは、収納装置10の操作部15を用いて、スタート画面上の複数の使用目的から今回該当するものを選択する(ステップS201)。
ここでは、ユーザは、自身宛の物品を収納装置10から取り出したいので、「お取り出し」を選択する。
収納装置10の使用目的として「お取り出し」を選択すると、表示部14は、ユーザに対し認証情報の入力を促す旨のメッセージを表示する。
ここで、ユーザは、自身の認証媒体から認証情報を操作部15に読み取らせたり、自ら操作部15を用いて認証情報を入力したりして、自身の認証情報の入力を行う(ステップS202)。
制御部11は、ユーザの認証情報の入力を認識すると、注文番号の入力画面を表示部14に表示させる。
ここで表示される注文情報の入力画面は、上述の図19に示した注文情報の入力画面と同様のものであってよい。
注文番号の入力画面には、これからユーザが取り出そうとしている自身宛の物品の注文番号を入力するための入力欄が設けられている。
ここで、ユーザは、操作部15を用いて、注文番号の入力画面上の入力欄に注文番号を入力する(ステップS203)。
上記注文番号は、ユーザは予め配送元等から知らされている。
例えば、注文番号は、上述のように、ユーザが受け取る着荷情報に含まれていてもよい。
また、例えば、ユーザ宛の物品がユーザがネットショップで購入した商品である場合には、購入時にその購入に用いた端末(ユーザ端末30等)の画面上に上記注文番号が表示され、ユーザが知るようにしてもよい。
また、ユーザは、ユーザ端末30を用いて、自身宛の物品の配送状況が示されたマイページを管理サーバ20から受信して表示させることで、当該マイページ上の注文番号を知るようにしてもよい。
このマイページとは、例えばWebページ等の画面情報であって、収納装置10を利用した配送物の一時預け入れサービスを利用する居住者個々ごとに設けられ、当該各居住者だけがパスワード等を入力してログインし閲覧できる画面情報であり、各居住者宛の配送物の情報や収納装置10の使用状況等の情報が表示される。
例えば、マイページには、居住者への配送物が収納装置10に入庫されている又は入庫されたこと、あるいは配送物に合った収納ボックスの空きがない等の理由で入庫されなかった旨の情報、すなわち荷物情報が表示される。
制御部11は、上記注文番号が入力されたことを認識すると、収納ボックスDB122において当該入力された注文番号と対応付けられている専有部情報を抽出し、ユーザDB121において当該抽出した専有部情報に対応付けられた認証情報と、上記ステップS202で入力された認証情報との照合を行って認証を行う(ステップS204)。
ここで、制御部11は、認証失敗と判断した場合には(ステップS204/No)、収納ボックス161,162を解錠せずにそのまま動作を終了する。
一方、制御部11は、認証成功と判断した場合には(ステップS204/Yes)、収納ボックスDB122において、上記ステップS203で入力された注文番号に対応付けられている収納ボックス161,162を解錠及び開扉させる(ステップS205)。
ユーザは、開扉した収納ボックス161,162から物品を取り出して閉扉すると、施錠される。
制御部11は、物品検知センサ1611から当該収納ボックス161,162から物品が取り出された旨の検知信号が入力されると、ユーザが物品を収納ボックス161,162から取り出した旨の情報を収納ボックスDB122に記録する(ステップS206)。
具体的には、物品が取り出された収納ボックス161,162の各欄の情報(専有部情報、注文番号、履歴情報)を削除するとともに、収納ボックスDB122の当該収納ボックス161,162の収納状況の欄において、「使用中」から「未使用」に書き替える。
以上で、ユーザによる物品の取り出し動作を終了する。
(3)低温収納ボックス162の温度管理動作
収納装置10の低温収納ボックス162には、食品等の低温での保管が必要な物品が収納される。
従って、管理サーバ20は、低温収納ボックス162が適切な温度に保たれる必要があるかどうかを管理する必要がある。
図22,23は、本発明の第1の実施の形態における低温収納ボックス162の温度管理動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
収納装置10の温度センサ1621は、所定時間ごとに低温収納ボックス162の庫内の温度を測定し、その計測した温度を表す温度測定信号を制御部11へ出力する(ステップS401)。
収納装置10の制御部11は、その温度センサ1621からの温度測定信号が入力すると、該温度測定信号に基づいて温度測定情報を生成し、通信部13はその温度測定情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS402)。
この温度測定情報には、低温収納ボックス162の測定温度と、測定時刻と、当該低温収納ボックス162を特定するボックス番号と、当該低温収納ボックス162を備えた収納装置10を特定する情報とが含まれる。
管理サーバ20の通信部23は上記温度測定情報を受信すると、管理サーバ20の制御部21は、当該温度測定情報に含まれるボックス番号等から低温収納ボックス162を特定し、温度履歴DB225における当該特定した低温収納ボックス162の欄に記録する(ステップS403)。
ここで、温度履歴DB225に記録される項目は、例えば、測定時刻及び測定温度である。
管理サーバ20の制御部21は、所定時間ごとに、温度履歴DB225を参照し、各低温収納ボックス162庫内の測定温度について、温度監視DB226に定められているアラート温度に達した状態でアラート時間分継続しているか否かを判断する(ステップS404)。
図13の例においては、ボックス番号「5」の低温収納ボックス162のアラート温度は「10℃以上」又は「0℃以下」に設定されており、アラート時間は「10分」に設定されている。
また、図12の例においては、当該ボックス番号「5」の低温収納ボックス162の庫内温度が上昇し、測定時刻が「13時03分」以降はアラート温度に達している。
このアラート温度に達している時間が「10分」継続すると、管理サーバ20の通信部23は、管理者端末50に対しアラート通知を行う。
ここで、制御部21は、低温収納ボックス162庫内の測定温度について、温度監視DB226に定められているアラート温度に達した状態でアラート時間分継続していないと判断した場合には(ステップS404/No)、低温収納ボックス162の保冷機能について重大な障害が発生していないので、管理サーバ20はアラート通知を行うことなく、このまま動作を終了する。
一方、制御部21は、低温収納ボックス162庫内の測定温度について、温度監視DB226に定められているアラート温度がアラート時間継続していると判断した場合には(ステップS404/Yes)、温度監視DB226を参照し、当該ボックス番号の低温収納ボックス162は強制施錠が「自動」に設定されているか否かを判断する(ステップS405)。
ここで、制御部21は、当該低温収納ボックス162の強制施錠が「手動」に設定されていると判断した場合には(ステップS405/No)、ステップS410の処理に進む。
一方、制御部21は、当該低温収納ボックス162の強制施錠が「自動」に設定されていると判断した場合には(ステップS405/Yes)、当該低温収納ボックス162を強制的に施錠する旨の制御信号を生成し、通信部23は、当該強制施錠の制御信号を収納装置10へ送信する(ステップS406)。
収納装置10の通信部13は上記強制施錠の制御信号を管理サーバ20から受信すると、収納装置10の制御部11は、該当する低温収納ボックス162を強制的に施錠する(ステップS407)。
この強制的に施錠された低温収納ボックス162については、当該ボックス内の物品の宛先であるユーザが、たとえ正当な認証情報を入力しても解錠することはできないようになっており、管理サーバ20からの制御信号によってのみ解錠される。
収納装置10の制御部11が当該低温収納ボックス162を強制的に施錠すると、通信部13はその施錠を実行した旨の情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS408)。
管理サーバ20の通信部23はその強制施錠を実行した旨の情報を収納装置10から受信すると、制御部21は、温度監視DB226の強制施錠の現在状況の項目を「未強制施錠」から「強制施錠中」に書き替える(ステップS409)。
また、管理サーバ20の通信部23は、当該低温収納ボックス162に何らかの障害が発生し、保冷機能が損なわれている旨のアラート通知を管理者端末50に対し送信する(ステップS410)。
管理者端末50の通信部55は上記アラート通知を管理サーバ20から受信すると、制御部51は当該アラート通知の内容を表示部54上に表示させたり、管理者端末50が備えるスピーカ(図示せず)から音声出力をさせたりして管理者にその内容を報知する(ステップS411)。
当該アラート通知に基づく報知をアラート報知という。
管理者は、そのアラート報知の内容を確認して、障害が発生している収納装置10の設置場所を訪れ、点検や修理を行う等の対応を行うことができる。
また、上記アラート報知には、自動的に強制施錠を行ったか否かについても示されている。ここで、当該アラート報知に、自動的に強制施錠を行わなかった旨が示され、管理者がそれを確認した場合には、管理者は、手動で上記障害が発生した低温収納ボックス162の強制施錠を行うことができる。
自動的に強制施錠が行われた場合(ステップS412/Yes)、そのまま動作を終了する。
また、自動的に強制施錠が行われなかった場合であっても(ステップS412/No)、管理者は、管理者端末50を用いた強制制御を指示しなかった場合には(ステップS413/No)、そのまま動作を終了する。
一方、自動的に強制制御が行われず(ステップS412/No)、管理者が管理者端末50の操作部55を用いて強制施錠を指示する場合には(ステップS413/Yes)、管理者端末50の通信部53は、強制施錠の指示情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS414)。
この強制施錠の指示情報には、強制施錠の対象となる低温収納ボックス162のボックス番号等が含まれる。
管理サーバ20の通信部23は上記強制施錠の指示情報を管理者端末50から受信すると、管理サーバ20の制御部21は温度監視DB226の強制施錠の現在状況の項目を「未強制施錠」から「強制施錠中」に書き替える(ステップS415)。
次に、管理サーバ20の通信部23は、上記強制施錠の制御信号を収納装置10へ送信する(ステップS416)。
収納装置10の通信部13は上記強制施錠の制御信号を管理者端末50から受信すると、制御部11は、当該制御信号に含まれるボックス番号の低温収納ボックス162の強制施錠を行う(ステップS417)。
この手動で行われた強制施錠についてもまた、自動で行われた場合と同様に、管理者端末50からの解除指示がない限り、解錠は不可能である。
以上で、動作を終了する。
(4)強制施錠の解除動作
上述のように、低温収納ボックス162に異常が発生し、保冷効果が十分に果たせない状態となった場合には、当該常温収納ボックス161を強制施錠することにより、例えば、保冷機能が失われたため品質の低下した物品をユーザが取り出すことを規制することができる。
この強制施錠された低温収納ボックス162は、ユーザが認証情報を入力することにより解錠することはできない。
この強制施錠の解除は以下のとおり行うことができる。
図24は、本発明の第1の実施の形態における低温収納ボックス162の強制施錠の解除動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
まず、管理者は、管理者端末50の操作部55を用いて、強制施錠解除の指示情報を入力する(ステップS501)。この強制施錠解除の指示情報には、その解除対象の収納装置10の低温収納ボックス162を特定するボックス情報等が含まれる。
管理者端末50の通信部53は、上記入力された強制施錠解除の指示情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS502)。
管理サーバ20の通信部23は、上記強制施錠解除の指示情報を管理者端末50から受信すると、管理サーバ20の制御部21は温度監視DB226の強制施錠の現在状況の項目を「強制施錠中」から「未強制施錠」に書き替える(ステップS503)。
次に、管理サーバ20の通信部23は、上記強制施錠解除の制御信号に基づいて、強制施錠解除の制御信号を収納装置10へ送信する(ステップS504)。
収納装置10の通信部13は、上記強制施錠解除の制御信号を管理者端末50から受信すると、制御部11は、当該解除の制御信号に含まれるボックス番号の低温収納ボックス162の強制施錠の解除を行う(ステップS505)。
低温収納ボックス162はこの強制施錠の解除が行われても、施錠はそのまま維持される。すなわち、強制施錠の解除が行われた低温収納ボックス162は、ユーザが認証情報により解錠可能な状態にはなっているが、物品の宛先ではなく解錠のための認証情報を持たない第三者が開扉可能な状態ではない。
以上で動作を終了する。
(5)ユーザへの物品の収納状況の情報の提供動作
上記のとおり、収納装置10は、収納ボックスDB122において各収納ボックスの収納状況を管理している。
また、管理サーバ20は、収納ボックスDB222において、上記収納ボックスDB122と同様の情報をそれぞれ管理している。
ユーザは、ユーザ端末30を用いて、ネットワーク100を介して管理サーバ20に対し、各収納ボックスにおける物品の収納状況の情報の取得要求を送信すると、管理サーバ20の制御部21は、当該取得要求に応じて該当する情報を収納ボックスDB222から抽出し、通信部23は当該抽出した情報をユーザ端末30へ送信し提供する。
また、管理サーバ20は、たとえユーザ端末30からの情報の取得要求を受信しなくても、当該ユーザ宛の物品が収納装置10の収納ボックスに入庫され、収納ボックスDB122にその旨が書き込まれると、その内容の情報を該当するユーザのユーザ端末30へ送信するようにしてもよい。
上記のとおり、ユーザは、収納装置10の収納ボックスが空いているか、又は自身宛の物品が収納装置10に収納されているか等の情報を容易に取得することができる。
また、ユーザは、ユーザ端末30を用いて、収納装置10に対して同様の情報の取得要求をして、収納装置10から同様の情報を取得するよう構成してもよい。
(第1の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における収納温度監視システムによれば、収納装置10の低温収納ボックス162庫内の測定温度が所定温度(アラート温度)に達したまま所定時間(アラート時間)経過した場合、管理サーバ20は当該低温収納ボックス162に障害が発生したと判断して管理者端末50へアラート通知するので、収納装置10の管理者は、当該低温収納ボックス162の状態を的確に把握し、当該低温収納ボックス162から物品を取り出して別の場所で適切な状態で保管できるとともに、早期に当該低温収納ボックス162の修理等の対応を行うことが可能となる。
また、本発明の第1の実施の形態における収納温度監視システムによれば、管理サーバ20は、障害が発生した低温収納ボックス162に対し自動的に強制施錠を行うので、品質が損なわれている物品をユーザが低温収納ボックス162から取り出すことを規制することが可能となる。
例えば、上記物品が要冷蔵の食品であって、低温収納ボックス162の冷却機能が不十分である場合には、当該食品が傷み、食中毒の原因となる可能性がある。
このような場合であっても、上記のとおり強制施錠を行ってユーザが物品を低温収納ボックス162から取り出せないようにすることにより、ユーザの安全を保証することが可能となる。
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理者端末50は、アラート報知の内容を確認することにより、障害が発生した低温収納ボックス162に対し手動で強制施錠を行うことができるので、自動で強制施錠を行う場合と同様に、ユーザの安全を保証することが可能となる。
なお、上記の第1の実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施の形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
例えば、上述の実施の形態では、作業員がユーザ宛の物品を収納装置10に入庫し、その宛先のユーザが物品を収納装置10から取り出す例について説明したが、ユーザが収納装置10に物品を入庫してもよいし、作業員が物品を収納装置10から取り出すようにしてもよい。
また、上述の第1の実施の形態においては、強制施錠が行われると、ユーザによる解錠が制限されていたが、解錠が制限される対象は、例えば作業員等のユーザ以外の者であってもよい。
また、上述の第1の実施の形態においては、低温収納ボックス162は強制施錠が解除されても施錠状態を維持していたが、解除の際、解錠するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の概要)
収納装置10の中には、ゴルフバッグ等の大型の物品を収納するための大きい収容サイズの収納ボックスを備えたものもある。
近年、その大きいサイズの収納ボックスに子供がいたずらやかくれんぼ等をして入り込んだ状態で鍵がかかり、収納ボックス内に閉じ込められる事故が発生している。
特に気温が上昇する夏に閉じ込められた状態で長時間放置された場合、熱中症の発症等の重大事故に発展することが考えられるため、このような閉じ込め事故には注意が必要である。
本発明の第2の実施の形態における収納温度監視システムは、収納ボックス内の温度を監視することにより、収納ボックス内の人や動物等の存在を検知し、上記のような収納ボックスにおける閉じ込め事故の発生を未然に防ぐものである。
以下、特記しない限り、本発明の第2の実施の形態における収納温度監視システムの構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様であるとして説明を進める。
(第2の実施の形態の構成)
(1)収納温度監視システムの全体構成
本発明の第2の実施の形態における収納温度監視システムは、第1の実施の形態と同様に、収納ボックスに収納可能な収納装置10と、上記収納装置10の収納ボックス内の温度状態を管理する管理サーバ20と、物品の配送先又は配送元であるユーザにより操作されるユーザ端末30と、上記収納装置10の収納ボックスによる物品の保管状態を管理する管理事業者により操作される管理者端末50とを有して構成される。
これら各機器10,20,30,50は、インターネットやLAN等のネットワーク100を介して互いに通信可能に接続される。
(2)収納装置10の構成
(2−a)収納装置10の全体構成
収納装置10は、複数の施錠可能な収納ボックスを備え、当該収納ボックスに物品を収納するものである。
なお、本実施の形態における収納装置10は保冷機能を備えた低温収納ボックス162を有していてもよいが必須ではなく、本実施の形態ではその説明を省略する。
以下、本実施の形態では、一例として、収納装置10を集合住宅等に設置される宅配ロッカーであるとして説明を進める。
本発明の第2の実施の形態における収納装置10は、第1の実施の形態と同様に、CPU等から構成され収納装置10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、ネットワーク100を介して管理サーバ20と通信を行う通信部13と、各種情報を表示する表示部14と、各種キーを備え情報入力が可能であるとともに、収納ボックスの解錠用の認証情報の読取り等をする操作部15と、物品を収納する収納ボックスを複数備えた収納部16とを有して構成される。
なお、上記表示部14と操作部15は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
(2−b)収納装置10の収納部16の構成
図25は、本発明の第2の実施の形態における収納装置10の収納部16の構成を示す図である。
図25に示すように、収納部16を構成する収納ボックスの庫内には、人や動物等の生物が収納されていることを検知する生物検知センサ1601が設けられる。
当該生物検知センサ1601は、例えば、赤外線を利用して収納ボックスの庫内の温度分布を検知するサーモグラフィ(温度分布センサ)等により構成される。
例えば、収納ボックスの庫内の空間が仮想的に複数の領域に分割され、生物検知センサ1601は当該各領域の温度を計測する。
上記複数の領域は収納ボックスの庫内の空間を仮想的に複数の立体に分割したものでもよいし、収納ボックスの庫内の平面撮影画像を仮想的に複数の平面に分割したものでもよい。
生物検知センサ1601は制御部11と接続されており、上記各領域の温度からなる庫内の温度分布を示す信号(温度分布信号)を所定時間ごとに制御部11へ出力する。
制御部11は、生物検知センサ1601から入力された温度分布信号に示される各収納ボックスにおける庫内の温度分布の情報(温度分布情報)を通信部13に管理サーバ20へ送信させる。
管理サーバ20は、所定時間ごとに収納装置10から受信する上記温度分布情報に基づいて、各収納ボックスにおける庫内の温度分布の時間変化を観察し、所定時間内に温度分布において変化を検出すると、庫内で生物の動きがあることを確認(検知)する。
このことにより、収納ボックスの庫内に生物が入り込み、閉じ込められていることをいち早く発見することが可能となる。
また、図25に示すように、収納ボックスの庫内には、施錠され庫内に閉じ込められた者が強制解錠するための解錠ボタン1602が設けられている。
解錠ボタン1602には例えばLED等の発光体を有して構成されており、収納ボックスが閉扉して暗い状態であっても、解錠ボタン1602の位置が容易に把握できるようになっている。
当該解錠ボタン1602は、例えば、制御部11が閉扉又は施錠を検知すると、上記発光体を発光させ、開扉又は解錠すると、上記発光体を消灯させるよう制御してもよい。
解錠ボタン1602が押下されると、当該収納ボックスの解錠を要求する解錠要求信号(収納ボックスを特定する情報を含む)が解錠ボタン1602から制御部11へ出力される。
制御部11は当該入力された解錠要求信号を検出すると、収納部16へ当該収納ボックスを強制的に解錠するための解錠信号(収納ボックスを特定する情報を含む)を出力する。
収納部16は上記解錠信号を制御部11から入力すると、該当する収納ボックスを強制解錠する。
これにより、当該収納ボックスに閉じ込められている子供等は庫外へ脱出することが可能となる。
(3)管理サーバ20の構成
本発明の第2の実施の形態における管理サーバ20は、第1の実施の形態と同様に、ユーザの情報と収納装置10におけるユーザ宛の物品の収納状況とを管理する情報処理装置である。
本実施の形態では、さらに、管理サーバ20は、収納ボックス庫内の温度変化を検出し、収納ボックス内に閉じ込められた子供や動物等がいないかどうか監視する。
図26は、本発明の第2の実施の形態における管理サーバ20の情報格納部22が格納する各データベース221〜226を示す図である。
図に示すように、情報格納部22は、ユーザの個人情報を管理するユーザDB221と、ユーザ宛の物品の収納状況の情報を管理する物品収納ボックスDB222と、作業員が収納部16を解錠する際に必要なパスワード等の認証情報等を管理する作業員DB223と、物品の注文番号と当該物品の配送先のユーザの専有部情報とを対応付けて管理する注文DB224と、収納ボックス庫内の温度分布の履歴を管理する温度分布履歴DB227とを格納する。
各データベース121,221で管理される各情報は、例えば、定期的に又は一方が更新されるごとに、収納装置10と情報提供サーバ20との間で通信が行われ、最新の内容に同期がとられ、各データベース121,221の情報が更新される。
また、同様に、各データベース122,222間の情報、各データベース123,223間の情報、及び各データベース124,224間の情報についても同期がとられる。
上述のとおり、収納装置10は、各収納ボックスの庫内の温度分布を示す温度分布情報を管理サーバ20へ送信する。
管理サーバ20は、上記温度分情報を収納装置10から受信すると、当該温度分布情報を温度分布履歴DB227に記録する。
温度分布履歴DB227は、上記所定時間ごとに収納装置10から送信される温度分布情報を記録し管理するものである。
生物検知センサ1601は閉扉又は施錠してから所定時間後(例えば3分後)から検知を開始し、温度分布履歴DB227にその温度分布情報が記録されていく。
管理サーバ20の制御部21は、上記温度分布履歴DB227に記録されている温度分布情報に基づいて、収納ボックスの庫内の各領域における温度変化があるか否かを判断し、庫内の領域に短時間で急激な温度変化があった場合には、庫内に生物の存在を検知する。
(第2の実施の形態の動作)
(1)収納ボックス内の温度分布の監視動作
図27は、本発明の第2の実施の形態において、管理サーバ20が収納装置10の庫内の温度分布の監視動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、管理サーバ20が、収納ボックスの庫内の温度変化に基づいて、庫内に生物の閉じ込めが発生していないかどうかを監視する動作について説明を進める。
収納装置10の制御部11は、所定時間ごとに閉扉又は施錠された収納ボックスがあるか否かを判断する(ステップS701)。
制御部11は閉扉又は施錠された収納ボックスがあると判断した場合(ステップS701/Yes)、当該閉扉又は施錠された収納ボックスに設置された生物検知センサ1601に対し、当該収納ボックスの庫内の温度分布の検知を開始させる(ステップS702)。
制御部11は、所定時間ごとに生物検知センサ1601から入力される温度分布信号に基づいて、温度分布情報を生成し、当該生成した温度分布情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS703)。
管理サーバ20は、上記温度分布情報を収納装置10から受信すると、当該受信した温度分布情報を温度分布履歴DB227に記録する(ステップS704)。
管理サーバ20の制御部21は、上記温度分布履歴DB227を参照し、各収納ボックスの庫内において、短時間で急激な温度変化が検出された領域があるか否か判断する(ステップS705)。
ここで、制御部21は、急激な温度変化があった領域を検出せず、庫内全体の温度分布に変化が見られない場合には(ステップS705/No)、収納ボックスにおいて生物の閉じ込め事故が発生していないと判断し、このまま動作を終了する。
仮に、収納ボックスの庫内に子供や動物等の生物が閉じ込められた場合、生物検知センサ1601は、庫内の空間において、生物が存在する領域は当該生物の体温を検出し、生物が存在しない領域は外気温(室温)に近い温度を検出する。
その後、閉じ込められた生物に庫内で何らかの動きがあると、生物が存在する領域が変化するので、これに伴って、庫内の各領域で検出される温度も変化し、庫内空間全体の温度分布も変化する。
例えば、制御部21は、各温度分布情報が3分ごとに温度分布履歴DB227に記録されており、時間的に連続した2つの温度分布情報間において、5℃以上の変化が発生した領域があるか否かにより、上記庫内の各領域において短時間で急激な温度変化が検出されたか否かを判断する。
なお、上記3分及び5℃という数値はあくまでも一例であり、他の数値であってもよいことはいうまでもない。また、当該各数値は収納ボックスごとに異なった値をそれぞれ予め定めていてもよい。
制御部21は、収納ボックスの庫内において、短時間で急激な温度変化があった領域があったことを検知すると(ステップS705/Yes)、当該収納ボックス内に生物が閉じ込められていると判断し、当該収納ボックスのボックス番号を含む強制解錠情報を収納装置10へ送信する(ステップS706)。
収納装置10は、上記強制解錠情報を管理サーバ20から受信すると、収納装置10の制御部11は、当該強制解錠情報に含まれるボックス番号に対応する収納ボックスにたとえ物品が収納されている状態であっても、当該収納ボックスを強制的に解錠し、開扉可能にする(ステップS707)。
これにより、仮に当該強制解錠した収納ボックス庫内に生物が閉じ込められた場合には、脱出することが可能となる。
また、管理サーバ20は、上記収納ボックスの強制解錠を実行した旨のアラート通知を管理者端末50へ送信する(ステップS708)。
当該アラート通知には、収納ボックスに生物の閉じ込めが発生したおそれがあることから当該収納ボックスを強制解錠した旨の情報と、当該強制解錠を実行した収納ボックスのボックス番号と、当該収納装置10を識別する情報(装置ID)とが含まれている。
管理者端末50は、上記アラート通知を受信すると、当該受信したアラート通知の内容を表示部54上に表示したり、音声情報を出力したりすることにより、管理者に対し、生物の閉じ込めが発生し、当該収納ボックスの強制解錠を行った旨を報知する(ステップS709)。
管理者は、装置IDと収納装置10の設置場所とが対応付けられている情報を予め入手しており、当該アラート通知の内容を確認して、収納装置10の設置場所へ駆け付け、閉じ込められていた生物が無事脱出できたかどうかの確認作業を容易に行うことが可能となる。
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、収納装置10は、閉扉又は施錠された収納ボックスの庫内の温度分布を検知し、管理サーバ20は、その収納ボックスの庫内の温度分布の変化を監視し、短時間で急激な温度変化があった場合には当該収納ボックスを強制解錠するので、仮に当該収納ボックス庫内に生物が閉じ込められている場合には、閉じ込めの状態を解消し、当該生物の死亡や体調不良等を引き起こす閉じ込め事故の発生を未然に防止することが可能となる。
なお、上記の第2の実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施の形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
例えば、以上説明した第2の実施の形態では、生物の閉じ込めが発生したおそれのある収納ボックスの強制解錠は自動的に実行されるものであったが、管理者端末50が管理サーバ20からアラート通知を受け取った後に、管理者が管理者端末50を操作することにより、該当する収納装置10の収納ボックスを強制解錠する制御信号を収納装置10に対して送信し、強制解錠を行うようにしてもよい。
本実施の形態においては、生物検知センサ1601は、一例として、赤外線照射によるサーモグラフィの技術を利用した温度検知センサにより構成されるものであったが、その他の技術を利用した温度検知センサであってもよい。
また、生物検知センサ1601は、上記のように温度に基づいて生物の存在を検知するものの他、温度検知以外の他の方法により収納ボックスの庫内の生物の存在を検知するようにしてもよく、例えば、庫内に赤外線を照射して遮るものがある場合に生物の存在を検知したり、庫内の撮影画像の画像認識を行って生物の存在を検知したりするようにしてもよい。
<実施の形態のまとめ>
以上説明したように、本発明の第1,第2の実施の形態における収納温度監視システムによれば、管理サーバ20は、収納装置10の収納ボックスの庫内の温度を監視し、当該温度に基づいて、収納ボックスの冷却機能の故障や生物の閉じ込めといった収納ボックスにおける障害発生が発生した場合には、障害発生を収納装置10の管理者側へ通知を行ったり、当該障害が発生した収納ボックスの強制施錠又は強制解錠を行ったりするので、収納ボックスにおいて発生した障害にいちはやく対応することができ、当該障害に起因する重大な事故の発生を未然に防止することが可能となる。
また、本発明の第1の実施の形態における収納温度監視システムによれば、収納装置10の低温収納ボックス162庫内の測定温度が所定温度(アラート温度)に達したまま所定時間(アラート時間)経過した場合、管理サーバ20は当該低温収納ボックス162に障害が発生したと判断して管理者端末50へアラート通知するので、収納装置10の管理者は、当該低温収納ボックス162の状態を的確に把握し、当該低温収納ボックス162から物品を取り出して別の場所で適切な状態で保管できるとともに、早期に当該低温収納ボックス162の修理等の対応を行うことが可能となる。
また、本発明の第2の実施の形態によれば、収納装置10は、閉扉又は施錠された収納ボックスの庫内の温度分布を検知し、管理サーバ20は、その収納ボックスの庫内の温度分布の変化を監視し、短時間で急激な温度変化があった場合には当該収納ボックスを強制解錠するので、仮に当該収納ボックス庫内に生物が閉じ込められている場合には、閉じ込めの状態を解消し、当該生物の死亡や体調不良等を引き起こす閉じ込め事故の発生を未然に防止することが可能となる。
上記の収納装置10、管理サーバ20、ユーザ端末30又は管理者端末50は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記の収納装置10、管理サーバ20、ユーザ端末30又は管理者端末50をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施の形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
例えば、第1,第2の実施の形態における収納温度監視システムの構成を組み合わせて、収納温度監視システムを新たに形成することもできる。
10 収納装置
11,21,31,51 制御部
12,22,32,52 情報格納部
13,23,33,53 通信部
14,34,54 表示部
15,35,55 操作部
20 管理サーバ
30 ユーザ端末
50 管理者端末
100 ネットワーク
121,221 ユーザDB
122,222 収納ボックスDB
123,223 作業員DB
124,224 注文DB
161 常温収納ボックス
162 低温収納ボックス
225 温度履歴DB
226 温度監視DB
227 温度分布履歴DB
1601 生物検知センサ
1602 解錠ボタン
1611 物品検知センサ
1621 温度センサ
1622 温度調整部

Claims (7)

  1. 物品を施錠可能に収納する収納ボックスを備え、該収納ボックスの庫内の温度を測定し、該測定温度を示す情報を送信する収納装置と、
    前記測定温度を示す情報を収納装置から受信し、該受信した情報に含まれる測定温度が所定温度の範囲にある場合に、前記収納ボックスに障害が発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有することを特徴とする収納温度監視システム。
  2. 保冷機能を有する低温収納ボックスを備え、該低温収納ボックスの庫内の温度を測定し、該測定温度を含む温度測定情報を送信する収納装置と、
    前記温度測定情報を収納装置から受信し、該受信した測定温度が所定温度の範囲を外れた状態を所定時間継続した場合に、前記低温収納ボックスの冷却機能に異常が発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有することを特徴とする収納温度監視システム。
  3. 前記管理サーバは、前記収納装置から受信した温度測定情報において測定温度が所定温度の範囲を外れた状態を所定時間継続した場合に、前記低温収納ボックスを強制的に施錠する旨の制御信号を前記収納装置へ送信することを特徴とする請求項2記載の収納温度監視システム。
  4. 前記低温収納ボックスの庫内の温度を管理する管理者により操作される管理者端末をさらに有し、
    前記管理者端末は、前記アラート通知を前記管理サーバから受信すると、前記アラート通知に基づく報知を行い、前記アラート通知の対象の低温収納ボックスについて強制的に施錠する旨の指示情報が入力されると、該指示情報を前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記指示情報を前記管理者端末から受信すると、前記低温収納ボックスを強制的に施錠する旨の制御信号を前記収納装置へ送信することを特徴とする請求項2又は3記載の収納温度監視システム。
  5. 物品を施錠可能に収納する収納ボックスを備え、該収納ボックスの庫内の温度分布を測定し、該温度分布を含む温度分布情報を送信する収納装置と、
    前記温度分布情報を収納装置から受信し、該受信した温度分布情報に基づいて前記収納ボックスの庫内において所定時間内に所定幅以上の温度分布の変化を検出した場合に、前記収納ボックスに生物の閉じ込めが発生した旨のアラート通知を行う管理サーバとを有することを特徴とする収納温度監視システム。
  6. 前記管理サーバは、前記収納装置から受信した温度分布情報において温度分布が所定時間内に所定幅以上変化したことを検出した場合に、前記収納ボックスを強制的に解錠する旨の制御信号を前記収納装置へ送信することを特徴とする請求項5記載の収納温度監視システム。
  7. 前記収納装置を管理する管理者により操作される管理者端末をさらに有し、
    前記管理者端末は、前記アラート通知を前記管理サーバから受信すると、前記アラート通知に基づく報知を行うことを特徴とする請求項5又は6記載の収納温度監視システム。
JP2016197182A 2016-10-05 2016-10-05 収納温度監視システム Pending JP2018059662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016197182A JP2018059662A (ja) 2016-10-05 2016-10-05 収納温度監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016197182A JP2018059662A (ja) 2016-10-05 2016-10-05 収納温度監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018059662A true JP2018059662A (ja) 2018-04-12

Family

ID=61907471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016197182A Pending JP2018059662A (ja) 2016-10-05 2016-10-05 収納温度監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018059662A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133985A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
JP2020133986A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
JP2020138572A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 株式会社デンソー 表示装置
JP2020170492A (ja) * 2019-03-27 2020-10-15 株式会社 テクノミライ 商品収容・保管・保存用電機設備の内部温度デジタル管理システム

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566081A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 電子ロツク付き冷蔵庫の制御方法
JPH0861814A (ja) * 1994-08-12 1996-03-08 Nakano Reiki Kk 冷凍設備の監視・管理方法及び装置
JPH08200932A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Sanyo Electric Co Ltd 警報装置
JPH08285427A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース等の集中管理装置
JPH11201617A (ja) * 1998-01-13 1999-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵ロッカー
JPH11313753A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Clarion Co Ltd ロッカーシステム
JP2002054872A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 異常温度警報装置
US20070125100A1 (en) * 2006-03-29 2007-06-07 S&S X-Ray Products, Inc. Remotely or locally actuated refrigerator lock with temperature and humidity detection
JP2007232361A (ja) * 2000-10-20 2007-09-13 Promega Corp 製品配送の無線周波数識別方法及びシステム
JP2012225641A (ja) * 2012-07-17 2012-11-15 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却庫
JP2013053809A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Mitsubishi Electric Corp 冷凍・冷蔵システム
JP2014508265A (ja) * 2010-12-06 2014-04-03 オムニセル, インコーポレイテッド コンピュータ制御式および監視式医療ストレージシステム
JP2015014831A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社 いそのボデー Wi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉管理システム及びそのドア開閉管理方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566081A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 電子ロツク付き冷蔵庫の制御方法
JPH0861814A (ja) * 1994-08-12 1996-03-08 Nakano Reiki Kk 冷凍設備の監視・管理方法及び装置
JPH08200932A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Sanyo Electric Co Ltd 警報装置
JPH08285427A (ja) * 1995-04-11 1996-11-01 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース等の集中管理装置
JPH11201617A (ja) * 1998-01-13 1999-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵ロッカー
JPH11313753A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Clarion Co Ltd ロッカーシステム
JP2002054872A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 異常温度警報装置
JP2007232361A (ja) * 2000-10-20 2007-09-13 Promega Corp 製品配送の無線周波数識別方法及びシステム
US20070125100A1 (en) * 2006-03-29 2007-06-07 S&S X-Ray Products, Inc. Remotely or locally actuated refrigerator lock with temperature and humidity detection
JP2014508265A (ja) * 2010-12-06 2014-04-03 オムニセル, インコーポレイテッド コンピュータ制御式および監視式医療ストレージシステム
JP2013053809A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Mitsubishi Electric Corp 冷凍・冷蔵システム
JP2012225641A (ja) * 2012-07-17 2012-11-15 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却庫
JP2015014831A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社 いそのボデー Wi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉管理システム及びそのドア開閉管理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133985A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
JP2020133986A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
JP2020138572A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 株式会社デンソー 表示装置
JP2020170492A (ja) * 2019-03-27 2020-10-15 株式会社 テクノミライ 商品収容・保管・保存用電機設備の内部温度デジタル管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101859157B1 (ko) 컴퓨터로 제어되고 감시되는 의료 보관 시스템
JP2018059662A (ja) 収納温度監視システム
US20190277552A1 (en) Smart delivery package storage container
US10430752B2 (en) Storage equipment and door-to-door delivery system
US20160058181A1 (en) Systems and Methods for Securing and Temperature Regulating a Delivery Container
US8742889B2 (en) Apparatus and method for electronic access control
US20180158265A1 (en) Techniques for securing a dropspot
WO2016164577A1 (en) Devices, systems, and methods for storing items
US10997547B2 (en) System and method for detecting potentially unauthorized access to an enclosure
US20150235495A1 (en) System and Method for Partially Opening an Access Barrier
US10600267B2 (en) Storage apparatus and storage system
JP2021504617A (ja) 配達物を安全にするためのシステム、方法、および装置
KR101693358B1 (ko) 가구별 택배물품 보관함과 이를 이용한 원격 택배 관리 통제 시스템
WO2020175834A1 (ko) 냉장고
JP7498829B2 (ja) パントリー、及び住宅
US20230115325A1 (en) A Dispatch System
JP2017218780A (ja) 収納装置
AU2013101761A4 (en) A distribution system
CN108665591A (zh) 基于身份识别的治安防盗***
JP2017205288A (ja) 収納装置
KR102214524B1 (ko) 스마트 서비스를 위한 이중 도어 구조체
KR20220021426A (ko) 비대면 물품수령이 가능한 현관문 및 이 현관문을 이용한 비대면 물품배송 시스템
AU2016204911B2 (en) A distribution system
WO2021195516A1 (en) Apparatus to allow for storage or holding of items, especially for deliveries and/or pickups
US11583124B2 (en) Secured delivery box

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20161024

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200929