JP2018056789A - 工程管理システム、工程管理プログラム及び工程管理方法 - Google Patents

工程管理システム、工程管理プログラム及び工程管理方法 Download PDF

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彰男 黒川
Akio Kurokawa
彰男 黒川
秀樹 太齋
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Abstract

【課題】現場における誤操作などによるトラブルを抑制し、適切な工程の管理と開通後の品質管理を含めた総合的な管理が可能とする。
【解決手段】工程の進行を進捗情報として取得するとともに各工程で取得される管理対象装置の設定情報を取得する情報取得部203aと、進捗情報に設定情報を関連付けて蓄積する工程管理データベース210と、進捗情報及び設定情報を解析し管理対象装置を動作させる工程の到来及び管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する判断部203bと、管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、動作条件及び設定情報に基づいて当該管理対象装置を制御する制御データを生成する制御データ生成部203cと、制御データを出力する出力部203dとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信の伝送路構築工程などの工程管理システム、工程管理プログラム及び工程管理方法に関する。
一般的に、携帯電話等の無線通信システムにおいて、その伝送路を構築するために通常基地局や無線エントランス回線の中継基地局等、種々の無線基地局を設置する。これらの無線基地局の設置及び開通に際しては、多くの工程を適切な順番で実施していく必要がある。これらの工程には、並行して進行するものが含まれるとともに、一方が完了しないと他方を進行できないものも含まれている。
従来、このような多数の工程を管理する技術として、例えば特許文献1に開示された配電工事管理システムがある。このシステムでは、工事を実施する施工会社に設置されているサーバーを介して地図情報中に予定されている工事内容を入力し、工事を監視する監視要員が所持する携帯端末機に、配電工事の予定、配電工事中及び配電工事終了等を区別して表示するとともに、携帯端末機を介して工事情報を現場において入力してその情報をサーバーに送出する。この特許文献1に開示されたシステムによれば、施工会社や工事の発注元で、現場における工事の進捗状況をリアルタイムに把握することができる。
特開2008−52461号公報
ところで、無線通信システムの伝送路構築工事では、電波の試射などの作業が含まれており、この電波の試射のためには免許の申請手続が必要となる。そのため、例えば、免許申請と電波発射の工程が噛み合わない場合には、無免許での電波発射を実施してしまうというトラブルにつながる。
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたシステムでは、現場での工事の進捗をサーバー側で監視するに留まることから、現場での連絡不行き届きや電波発信装置の誤操作まで禁止し得るものではなく、現場におけるトラブルの抑制には一定の限界があった。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、現場における誤操作などによるトラブルを抑制し、適切な工程の管理と開通後の品質管理を含めた総合的な管理が可能な工程管理システム、工程管理プログラム及び工程管理方法を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理する工程管理システムであって、
前記工程の進行を進捗情報として入力する進捗情報入力部と、
各工程で取得される前記管理対象装置の設定情報を入力する設定情報入力部と、
前記進捗情報入力部で入力された進捗情報に、前記設定情報入力部で入力された設定情報を関連付けて蓄積する進捗情報蓄積部と、
前記進捗情報蓄積部に蓄積された進捗情報及び前記設定情報を解析し、前記管理対象装置を動作させる工程の到来、及び前記管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する判断部と、
前記判断部による判断結果に基づいて、前記管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、前記動作条件及び前記設定情報に基づいて、前記管理対象装置に入力されて当該管理対象装置を制御する制御データを生成する制御データ生成部と、
前記制御データ生成部が生成した前記制御データを出力する出力部と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理する工程管理プログラムであって、コンピューターを、
前記工程の進行を進捗情報として入力する進捗情報入力部と、
各工程で取得される前記管理対象装置の設定情報を入力する設定情報入力部と、
前記進捗情報入力部で入力された進捗情報に、前記設定情報入力部で入力された設定情報を関連付けて蓄積する進捗情報蓄積部と、
前記進捗情報蓄積部に蓄積された進捗情報及び前記設定情報を解析し、前記管理対象装置を動作させる工程の到来、及び前記管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する判断部と、
前記判断部による判断結果に基づいて、前記管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、前記動作条件及び前記設定情報に基づいて、前記管理対象装置に入力されて当該管理対象装置を制御する制御データを生成する制御データ生成部と、
前記制御データ生成部が生成した前記制御データを出力する出力部と
して機能させることを特徴とする。
第3の発明は、通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理する工程管理方法であって、
前記工程の進行を、進捗情報入力部を通じて進捗情報として取得する進捗情報取得ステップと、
各工程で取得される前記管理対象装置の設定情報を、設定情報入力部を通じて取得する設定情報取得ステップと、
前記進捗情報入力部で入力された進捗情報に、前記設定情報入力部で入力された設定情報を関連付けて進捗情報蓄積部に蓄積する進捗情報蓄積ステップと、
前記進捗情報蓄積部に蓄積された進捗情報及び前記設定情報を解析し、前記管理対象装置を動作させる工程の到来、及び前記管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断部が判断する判断ステップと、
前記判断部による判断結果に基づいて、前記管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、前記動作条件及び前記設定情報に基づいて、前記管理対象装置に入力されて当該管理対象装置を制御する制御データを、制御データ生成部が生成する制御データ生成ステップと、
前記制御データ生成部が生成した前記制御データを出力部が出力する出力ステップと
を備えることを特徴とする。
これらの発明では、各工程の進捗情報に管理対象装置の設定情報を関連付けて管理し、管理対象装置を動作させる工程の到来、及び管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する。そして、管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、動作条件及び設定情報に基づいて、管理対象装置の制御データを生成して出力する払い出しを実行する。このため、本発明によれば、管理対象装置を動作させる条件が整った適切なタイミングにおいてコンフィグ等の制御データが生成或いは設定されることとなり、免許取得が完了するなど、正しい進捗ステイタスにならなければ管理対象装置を動作可能な状態へ移行させることができず、例えば電波発射等の適正化が図れる。
上記発明において、前記管理対象装置には、通信ネットワーク上に配置されて前記伝送路を論理的に構築するルーター機器が含まれ、
前記制御データには、前記ルーター機器に対して前記伝送路を定義させるためのルーティング情報が含まれる
ことが好ましい。
この場合には、免許取得などの他の工程の進捗に合わせて、ネットワークセンター側のルーター機器など、バックボーン側の伝送設定を行うことで、バックボーン側の開通タイミングを適切にコントロールでき、無線エントランス装置などのアクセス伝送装置が接続される前に実施されるバックボーン側の伝送疎通確認を利用して、電波発射の適正化の強化が図れる。
上記発明において前記ルーター機器は、スイッチポートに論理的に構築される前記伝送路に固有のセグメント識別子に基づいて、ブロードキャストドメインの分割を行うスイッチング機能を有し、
前記ルーティング情報には、前記ブロードキャストドメインの分割によって、前記通信ネットワークの物理的な接続形態とは独立した仮想的な通信セグメントを定義するスイッチング情報が含まれる
ことが好ましい。
この場合には、いわゆるVLAN等の仮想的な通信セグメントを定義するスイッチング情報の設定など、バックボーン側の伝送設定を、適切なタイミングで行うことができ、バックボーン側の伝送疎通確認を進捗管理に利用した電波発射の適正化をさらに強化することができる。
上記発明において前記伝送経路には、前記伝送経路上に配置されたノード間を無線回線により中継する無線エントランス回線が含まれ、
前記管理対象装置には、前記無線エントランス回線を構築するノードとして設置される無線中継基地局を構成するエントランス機器が含まれ、
前記制御データには、前記エントランス機器の前記伝送路上における位置を定義するアドレス情報が含まれる
ことが好ましい。
この場合には、動作条件である免許取得の工程が完了するのを待って、実際に電波を発射するエントランス機器の設定用コンフィグや設定パラメーターの払い出しを行うため、正しい進捗ステイタスにならなければエントランス機器を電波発射可能な状態へ移行させる操作ができず、誤操作などによる無免許状態での電波発射を確実に防止できる。
以上述べたように、これらの発明によれば、例えば、免許に関する情報と、工程に関する進捗情報を基に、適切なタイミングにおいてコンフィグデータ等の制御データを生成するため、必要な情報(免許情報等)が埋まり、正しい進捗ステイタスにならないと、管理対象装置を動作可能な状態へ移行させることができなくなるため、例えば無免許状態におけるエントランス機器の電波発射など、現場における誤操作などによるトラブルを抑制し、適切な工程の管理と開通後の品質管理を含めた総合的な管理が可能となる。
実施形態に係る工程管理システムの全体構成を示す概念図である。 実施形態に係る管理サーバーの内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る端末装置の内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る無線エントランス回線の構築工程を示すフローチャート図である。 実施形態に係る無線エントランス回線の構築における論理工事及び物理工事を示すフローチャート図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの案件検索画面を示す説明図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの机上検討画面を示す説明図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの案件詳細表示画面を示す説明図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの免許情報変更履歴画面を示す説明図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの基地局情報表示画面を示す説明図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアの附帯監視装置情報表示画面を示す説明図である。 実施形態に係る工程管理ソフトウェアのパフォーマンス情報表示画面を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る工程管理システムの実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、本発明の工程管理システムを、無線通信システムの伝送路構築においてエントランス装置を設置する工事に適用した場合を例示する。なお、以下の実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、地上無線による無線エントランス回線の伝送路を例に説明するが、本発明は、バックボーン側から制御できる設備や機器であれば、無線・有線又は衛星回線などを通じたエントランス回線全般に適用することができる。
(工程管理システムの全体構成)
図1は、本実施形態に係る工程管理システムの全体構成を示す概念図である。本実施形態に係る工程管理システム1は、電波を発信する通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理するシステムであり、図1に示すように、通信ネットワーク3上に管理サーバー2が配置され、この管理サーバー2に対して、通信ネットワーク3を通じて、各地域に配属された各担当者M1〜M4が使用する情報処理端末11〜14が接続可能に配置されている。なお、ここでの情報処理端末11〜14の通信ネットワーク3に対する接続方式としては、常時接続及び都度接続とすることができ、情報処理端末11〜14は一時的に通信ネットワーク3から切り離して各担当者M1〜M4の業務のために使用されてもよい。
本実施形態における工程管理システムは、無線エントランス回線を構築するノードとして設置される無線中継基地局に設けられるエントランス機器や、伝送路を論理的に構築するルーター機器を管理対象装置として、これら管理対象装置に関する工事の各工程の進捗情報に、各管理対象装置の設定情報を関連付けて管理サーバー2において管理する。
担当者M1〜M4は、各部署における各種業務を担当する人員であり、管理対象となっている業務の進捗状況を報告する。地域担当者M1は、管理対象であるエントランス機器41の工事を行う作業員である。本社免許担当者M2は免許の申請手続を行う人員であり、本社管理担当者M3は工程などの全体的な管理を行う人員である。また、ネットワークセンター側担当者M4は、ルーター機器44に対する工事を行う作業員である。
これらの各担当者M1〜M4は、それぞれ情報処理端末11〜14を所持しており、各自が担当する作業の進捗を管理サーバー2に送信するとともに、これらの情報処理端末11〜14を通じて、プロジェクト全体の進捗状況や各自の作業に対する指示などの業務連絡を閲覧できるようになっている。
ここで、通信ネットワーク3は、通信プロトコルTCP/IPを用いたIP網であって、種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、WCDMA(登録商標)及びCDMA2000などの第3世代(3G)の通信方式、LTEなどの第4世代(4G)の通信方式、及び第5世代(5G)以降の通信方式等の他、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信ネットワーク)を相互に接続して構築される分散型の通信ネットワークである。このIP網には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANなども含まれる。
管理サーバー2は、管理対象装置に関する工事の各工程の進捗情報に、各管理対象装置の設定情報を関連付けて一元的に管理するサーバー装置であり、例えば、管理対象装置を動作させる工程の到来や、管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを監視し、管理対象装置を動作させる条件が整った適切なタイミングにおいてコンフィグ等の制御データの払い出しを実行することにより、正しい進捗ステイタスになるまで、管理対象装置の動作を規制し、電波発射等の適正化を図るようにしている。
各人員が使用する情報処理端末11〜14は、通信ネットワーク3に接続されたクライアント装置であり、CPU等の演算処理装置を備え、アプリケーションソフトを実行することによって種々の機能を提供する。この情報処理端末としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピューターや機能を特化させた専用装置により実現することができ、スマートフォンやモバイルコンピューター、PDA(Personal Digital Assistance )、携帯電話機、ウェアラブル端末装置等が含まれる。
この各情報処理端末11〜14は、ブラウザソフトを通じて上記管理サーバー2にアクセスして、情報の送受信が可能となっている。このブラウザソフトは、Webページを閲覧するためのモジュールであり、通信ネットワーク3からHTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生する。フォームを使用してユーザーがデータをWebサーバーに送信したり、JavaScript(登録商標)やFlash及びJava(登録商標)などで記述されたアプリケーションソフトを動作させたりすることも可能である。
(各装置の構成)
次いで、各装置の構成について詳述する。図2は、本実施形態に係る管理サーバーの内部構成を示すブロック図であり、図3は、本実施形態に係る各端末装置の内部構成を示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
(1)管理サーバーの構成
管理サーバー2は、単数又は複数のサーバー装置群により構成され、各サーバー装置の機能は、各種情報処理を実行するサーバーコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアで実現される。この管理サーバー2には、サーバー用のアプリケーションソフトウェアを実行するサーバーコンピューター、若しくはそのようなコンピューター上でのアプリケーションの実行を管理補助するミドルウェアで構成されたアプリケーションサーバーが含まれる。
本実施形態係る管理サーバー2は、工程管理プログラム5を実行することによって、工程管理に必要な機能を提供する。それぞれの情報処理端末11〜14のブラウザソフトを通じて、管理サーバー2の工程管理プログラム5にアクセスすることによって、本実施形態に係る工程管理システムを利用することができる。なお、本実施形態では、管理サーバー2上で工程管理プログラム5を実行してクライアント装置に機能を提供する場合を例示するが、本発明はこれに限定されるものではなく、プログラムの一部または全部をクライアント側においてスタンドアローンで実行されるソフトウェアとすることができる。
また、管理サーバー2には、情報処理端末11〜14等のクライアント装置から、HTTPのレスポンス要求を処理するウェブサーバーが含まれ、このウェブサーバーは、バックエンドの関係データベース管理システム(RDBMS)を実行するデータベース中核層への橋渡しを担い、データの加工などの処理を行う。関係データベースサーバーは、データベース管理システム(DBMS)が稼動しているサーバーであり、クライアント装置やアプリケーションサーバー(APサーバー)に要求されたデータを送信したり、操作要求を受け付けてデータを書き換えたり削除したりする機能を有する。
図2(a)に示すように、本実施形態に係る管理サーバー2は、通信ネットワーク3を通じて工程管理用のWebページ配信サービス及びデータベースサービスを提供するサーバー装置群であり、各サーバー装置の機能は、各種情報処理を実行するサーバーコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアで実現される。本実施形態では、具体的に管理サーバー2は、通信インターフェース201と、認証部202と、管理実行部205と、通知部206と、各種データベース210〜212とを備えている。
通信インターフェース201は、通信ネットワーク3を通じて、他の機器とデータの送受信を行うモジュールであり、通信方式としては、例えば、電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、WCDMA(登録商標)及びCDMA2000などの第3世代(3G)の通信方式、LTEなどの第4世代(4G)の通信方式、及び第5世代(5G)以降の通信方式等の他、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信ネットワークが含まれる。
認証部202は、アクセス者の正当性を検証するコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアであり、各ユーザーを特定するユーザーIDに基づいて認証処理を実行する。本実施形態では、通信ネットワーク3を通じてアクセス者のユーザー端末からID及びパスワードを取得し、社員データベース212を照合することによって、アクセス権限付与の可否を確認するとともに、社員の所属、役割、業務に必要となる資格、資格の有効期間などに基づくアクセス可否及びアクセス権限を確認し、確認されたアクセス権限に基づいて情報の開示範囲を設定する。
通知部206は、本システムに関わる人員に対して電子メール等の通信手段により、各種メッセージ等の通知を自動的に実行するモジュールである。例えば、地域担当者M1からの工事進捗報告や、本社側の管理者からの業務連絡を送信する機能を果たしている。
各種データベースとしては、工程管理データベース210と、基地局管理データベース211と、社員データベース212とを備えている。なお、これらのデータベースは、関係データベース管理システム(RDBMS)により、相互に情報の参照が可能となっている。
工程管理データベース210は、基地局を新規に増設したりする際の工事進捗を記録して格納する蓄積装置であり、例えば、情報取得部203aで取得された進捗情報及び設定情報を関連付けて蓄積する進捗情報蓄積部としての機能を果たす。基地局管理データベース211は、管理対象施設の現在のステイタスが記録された管理対象リストを格納する蓄積部である。社員データベース212は、地域や本社に勤務する社員に関する情報を格納する蓄積装置であり、この社員に関する情報には、社員の氏名、所属の他、社員のIDやパスワード等の認証情報が含まれる。
管理対象リストは、各無線基地局装置や無線エントランス回線等の装置や設備の一覧であり、基本情報として、その装置又は設備の名称、属する地域及び関連するプロジェクト名などが基本情報として格納されているとともに、この基本情報に関連付けられて記述されている。
管理実行部205は、工事の進捗管理を行うモジュールであり、本実施形態では、進捗管理部203を備えている。進捗管理部203は、無線基地局の開設など、管理対象装置に関する工事の各工程の進捗情報に、各管理対象装置の設定情報を関連付けて管理するモジュールであり、各工事や業務の進捗状況を取得して、各工事等の進捗を監視するとともに、各工程の条件に応じた次工程の規制を行う。具体的にこの進捗管理部203は、本実施形態では、図2(b)に示すように、情報取得部203aと、判断部203bと、制御データ生成部203cと、出力部203dとを備えている。
情報取得部203aは、情報処理端末11〜14を通じて、各担当者M1〜M4から各工事や業務の進捗報告を受け付けるモジュールである。本実施形態において、この情報取得部203aは、管理サーバー2のWebサーバー機能及び通信インターフェース201を通じて、情報を入力する入力フォームを提示する機能を備え、この入力フォームは、各工程の進行を進捗情報として入力する進捗情報入力部と、各工程で取得される各管理対象装置の設定情報を入力する設定情報入力部としての役割を果たす。
判断部203bは、工程管理データベース210に蓄積された進捗情報及び設定情報を解析し、管理対象装置を動作させる工程の到来、及び管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断するモジュールであり、工程の到来動作条件が満たされた際に、制御データ生成部203cに制御データの払い出しを実行させる。
制御データ生成部203cは、判断部203bによる判断結果に基づいて、管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、動作条件及び設定情報に基づいて、制御する制御データを生成するモジュールである。この制御データ生成部203cで生成された制御データは出力部203dに受け渡されて配布される。
ここで制御データには、例えば、ルーター機器44に対して伝送路を定義させるためのルーティング情報が含まれ、このルーティング情報としては、いわゆるVLANのネットワークセンター側のルーター機器など、バックボーン側の伝送設定が含まれ、このルーティング情報の払い出しを規制することによって、無線エントランス装置などをバックボーン側の伝送路が、物理的に或いは論理的に接続される前に実施されるバックボーン側の伝送疎通確認の実施タイミングを制御して、電波発射の適正化を図るようにしている。なお、このVLANのルーティング情報には、ブロードキャストドメインを分割し、通信ネットワークの物理的な接続形態とは独立した仮想的な通信セグメントを定義するスイッチング情報が含まれる。
また、制御データには、エントランス機器41の伝送路上における位置を定義するアドレス情報であるIPアドレスが含まれ、このエントランス機器41に対するIPアドレスの払い出しのタイミングを規制することによって、エントランス機器を動作させるタイミングを制御している。
出力部203dは、制御データ生成部203cが生成した制御データを出力するモジュールである。この制御データは、本実施形態では、所定のファイル形式で出力され、通知部206を通じて電子メールにより配布されたり、対象装置に固有のファームウェア等のプログラム形式で出力することができ、ファームウェアのアップデート処理として配布することもできる。
(2)情報処理端末の構成
各工事担当者M1,M4、本社免許担当者M2及び本社管理担当者M3が使用する情報処理端末11〜14はいずれも、汎用的なコンピューターやスマートフォン、専用の装置で実現することができ、具体的には、図3に示すように、CPU102と、メモリ103と、入力インターフェース104と、ストレージ装置101と、出力インターフェース105と、通信インターフェース106とを備えている。なお、本実施形態では、これらの各デバイスは、CPUバスを介して接続されており、相互にデータの受渡しが可能となっている。
メモリ103及びストレージ装置101は、データを記録媒体に蓄積するとともに、これら蓄積されたデータを各デバイスの要求に応じて読み出す装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、メモリカード等により構成することができる。
入力インターフェース104は、キーボードやポインティングデバイス、タッチパネルやボタン等の操作デバイスから操作信号を受信するモジュールであり、受信された操作信号はCPU402に伝えられ、OSや各アプリケーションに対する操作を行うことができる。出力インターフェース105は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスから映像や音声を出力するために映像信号や音声信号を送出するモジュールである。
通信インターフェース106は、他の通信機器とデータの送受信を行うモジュールであり、通信方式としては、例えば、電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、WCDMA(登録商標)及びCDMA2000などの第3世代(3G)の通信方式、LTEなどの第4世代(4G)の通信方式、及び第5世代(5G)以降の通信方式等の他、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信ネットワークが含まれる。
CPU402は、各部を制御する際に必要な種々の演算処理を行う装置であり、各種プログラムを実行することにより、CPU402上に仮想的に各種モジュールを構築する。このCPU402上では、OS(Operating System)が起動・実行されており、このOSによって情報処理端末11〜c,4,5の基本的な機能が管理・制御されている。また、このOS上では種々のアプリケーションが実行可能になっており、CPU402でOSプログラムが実行されることによって、情報処理端末の基本的な機能が管理・制御されるとともに、CPU402でアプリケーションプログラムが実行されることによって、種々の機能モジュールがCPU上に仮想的に構築される。
本実施形態では、CPU402上でブラウザソフトを実行することによって、ブラウザ部102aが構成され、このブラウザ部102aを通じて、システム上の情報を閲覧したり、情報を入力したりする。詳述すると、このブラウザ部102aは、Webページを閲覧するためのモジュールであり、通信ネットワーク3を通じて管理サーバー2からHTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生する。フォームを使用してユーザーがデータをWebサーバーに送信したり、JavaScript(登録商標)やFlash、及びJava(登録商標)などで記述されたアプリケーションソフトを動作させたりすることも可能である。
(3)工程管理ソフトウェアの構成
次いで、工程管理ソフトウェアの構成について説明する。図6は、本実施形態に係る工程管理ソフトウェアの画面遷移を示すブロック図である。工程管理ソフトウェアは、管理サーバー2の管理実行部205で本発明の工程管理プログラムを実行することによって実装され、進捗管理部203が備える各機能モジュールが仮想的に構築される。この進捗管理部203が備える各機能モジュールは、工程管理ソフトウェアのメニュー画面から呼び出して総合的に制御することができる。具体的には、図6に示すように、メニュー機能501から各種機能の画面に遷移する。
先ず、メニュー機能501からエントランス区間管理機能502を介して、案件検索機能503に遷移する。この案件検索機能503は、管理対象となる装置や回線、基地局などを検索する検索画面であり、所定の検索情報を入力することによって、工程管理データベース210や基地局管理データベース211を検索する。この案件検索機能503では、図7に示すように、区間IDや論理回線ID、機器名称、基地局名などが分かっている場合には、それらの完全一致、部分一致検索ができる他、開通未処理、開通済み、変更予約、廃止済みなどのステイタスや、地域、エントランス種別、開通予定日などの日時による絞り込み検索も可能となっている。
この案件検索機能503で抽出された各基地局情報には、各基地局の詳細情報にリンクが設定されており、クリック等の選択処理によって、図9に示すような案件管理機能507の案件詳細表示フォームF3に遷移できるようになっている。この案件詳細表示フォームF3では、工程管理データベース210や基地局管理データベース211に格納されたデータが抽出されて表示されるようなっており、例えば、無線エントランス回線情報の詳細表示を閲覧することができる。
この詳細表示の項目としては、区間管理情報のIDに紐付けられるようにして、親機のエントランス設定情報、アドレス情報、アンテナ情報、附帯設備情報、及びエントランス工事情報が記載されているとともに、合わせて子機のエントランス設定情報、アドレス情報、アンテナ情報が記載されている。なお、附帯設備情報F3eには、図12に示すような各基地局に備えられる附帯監視装置情報表示フォームF6にリンクが貼られており、各監視情報のステイタスが確認できるようになっている。
さらに、この案件詳細表示フォームF3では、親機及び子機のエントランス設定情報にリンクF3aが設定されており、このリンクF3aをクリックすることによって、図13に示すような、各回線のパフォーマンス情報にアクセスできるようになっている。
また、案件検索機能503では、新規に無線エントランス回線を登録したり、新規の設計情報を記述したCSVファイルをアップロードすることにより、新規案件のデータを生成できるようになっている。具体的には、案件検索機能503のボタンF1aをクリックすることにより新規・CSVをアップロードする新規SCVアップロード機能504に遷移が可能となり、所定の情報を入力することにより新規の案件詳細表示フォームF3に遷移可能となり、所定のリンクを辿ることによって、机上検討機能505か、或いはIPアドレス割当機能506に遷移できるようになっている。これら機能504〜506からは、案件管理機能507に遷移できるようになっている。
机上検討機能505では、図8に示すように、親基地及び子基地のエントランス設定情報を入力して、演算を実行させるとともに地図に反映させる。この設定情報としては、基地局名、緯度、経度、アンテナ設置高、サーチ半径などが含まれる。このエントランス机上計算としては、利用周波数、伝送路の区間距離、送信アンテナ及び受信アンテナのアンテナ利得、自由空間伝搬損失、受信電力、想定フェージング量、フェージング時の想定受信電力などが含まれる。
IPアドレス割当機能506は、管理対象装置の設定情報を入力する設定情報入力部としての役割を果たし、このIPアドレス割当機能506を通じて、設定情報を入力することによって、管理サーバー2の情報取得部203aにアドレス情報であるIPアドレスを取得させることができる。このIPアドレスとしては、例えば、エントランス機器の伝送路上における位置を定義するアドレス情報が含まれる。
案件管理機能507からは、基地局情報管理機能508に移行できるようになっている。この基地局情報管理機能508では、図11に示すように、基地局情報表示フォームF5に示すように、各基地局に関する回線情報やアドレス設定情報、エリア、基地局名、設定先地域等の情報の他、論理回線状態が提示されている。
なお、案件管理機能507からは、故障対応管理機能509に移行できるようになっている。この故障対応管理機能509では、故障が生じた設備や装置に関する情報が表示され、生じた故障に対する応答措置の有無や内容が記述されている。
また、メニュー機能501からは、論理オーダー機能510に遷移できるようになっている。この論理オーダー機能510は、進捗情報及び設定情報を解析して管理対象装置を動作させる工程の到来や、管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する判断部203bを呼び出すメニューであり、論理オーダー機能510では、進捗情報及び設定情報を表示させるとともに、その解析結果として、管理対象装置を動作させる工程の到来や、管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを提示している。この論理オーダー機能510は、案件管理機能507からも呼び出されるようになっており、例えば、案件詳細表示フォームF3のコンフィグ出力ボタンF3dをクリックするなどして制御データを出力しようとした際に、判断部203bによる判定を実行し、コンフィグ出力の可否が規制されるようになっている。
(工程管理方法の手順)
以上説明した工程管理ソフトウェアを通じて工程管理システムを動作させることによって、本発明の工程管理方法を実施できる。ここでは、無線エントランス回線の構築工程を管理する場合を例示する。図4は、実施形態に係る無線エントランス回線の構築工程を示すフローチャート図である。
図4に示すように、本実施形態では、先ず、置局設計を行う(S101)。この置局設計では、基地局をどこに設置するのか、無線エントランス回線の周波数は何を使うのかなど、基本的な置局条件を設計する。ここで設計された事項を設定情報として新規SCVアップロード機能504で入力或いはアップロードすることにより、新たな案件が新規登録される。
次いで、机上検討を行う(S102)。この机上検討では、エントランス無線の見通しがあるか、どの程度の通信速度が確保できるのかを検討する。この机上検討では、図8に示すような、机上検討フォームF2を用いて、親基地局の位置(緯度・経度)アンテナ設置高、サーチ半径と合わせて、子基地局の位置(緯度・経度)アンテナ設置高、サーチ半径などを設定することによって、利用周波数や伝搬路の区間距離、送信・受信アンテナの利得や、自由空間伝搬損失、想定フェージング量・受信電力などを算出して、地図上に表示させることができる。
その後、現地調査を実施し、調査後に免許申請の手続きを進めるか、或いは現地調査と並行して免許申請等の手続を進める(S103)。具体的には、机上検討である程度絞り込まれた地域に赴いて現地調査を行い、机上検討通りに開通が可能かを確認するとともに、必要に応じて電波発信の免許を申請する手続を開始する。この免許申請手続の進捗、及び免許取得完了などの報告は、図10に示す免許情報変更履歴フォームF4を通じて、管理サーバー2の情報取得部203aに取得される。
次いで、論理工事と物理工事を進める(S104)。具体的には、ネットワークセンター側担当者M4による論理工事としてネットワークセンター内のルーター機器44の設定を行ったり、地域担当者M1による物理工事として現地におけるエントランス無線装置の設置及び機器の設定を行ったりする。これらの各工事の進捗は、各人員が使用する端末11,14を通じて、管理サーバー2の情報取得部203aに取得される。その後、エントランス無線が開通される(S105)。
上記ステップS104における論理工事及び物理工事では、具体的に以下のような処理を実行する。図5は、上述したステップS104における処理手順を示すフローチャート図である。
同図に示すように、先ず、情報の入力を受け付ける(S104a)。具体的には、物理工事として現地におけるエントランス無線装置の設置工事等の進捗報告と合わせて、各免許申請等の手続に関する進捗報告の入力を待ち、所定の条件が満たされたか否かを判断部203bにおいて監視する。そして、ステップS104aで入力された情報が条件を満たしていれば(ステップS104bにおける)、ステップS104cに移行する。ステップS104aにおいて入力された情報が条件を満たしていない場合(S104bにおける「N」)は、必要事項が全て入力され、条件が満たされるまで繰り返す。
そして、入力された情報が条件を満たした場合にステップS104cでは、制御情報(設定パラメーター&コンフィグデータ)の払い出しを実行する。具体的には、制御データ生成部203cにより所定の制御データを生成し、出力部203dを通じて、各工事の担当者に配布されるとともに(S104d)、論理工事及び物理工事(電波発信)が可能となった旨の現地指示を連絡する(S104e)。
この現地指示を受けて、ネットワークセンター側のネットワークセンター側担当者M4や、現地の地域担当者M1は、制御データに基づいて各機器の設置及び伝送疎通確認等を実施する。具体的には、ネットワークセンター側において、ルーター機器44に対して伝送路を定義させるための設定パラメーターとして、ルーティング情報及びスイッチング情報を設定し、ブロードキャストドメインを分割し、通信ネットワークの物理的な接続形態とは独立した仮想的な通信セグメントを定義する。また、現地側では、エントランス機器41の伝送路上における位置を定義するアドレス情報であるIPアドレス等を含むコンフィグデータをインストールする。これらの制御データの導入が完了することによりはじめて伝送疎通確認などの電波発信を伴う工程を実施することが可能となる。
なお、上記エントランス無線の開通後にあっては(S105)、品質管理情報(SNMP等)を開通後の情報として、情報取得部203aに報告し、工程管理データベース210及び基地局管理データベース211に蓄積される。このように、開通後の回線の品質と、開通前における工程及び基地局に関する情報とを紐付けてフィードバックする。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態によれば、各工程の進捗情報に管理対象装置の設定情報を関連付けて管理し、管理対象装置を動作させる工程の到来、及び管理対象装置の動作条件など、管理対象装置を動作させる条件が整った適切なタイミングにおいて、設定パラメーターやコンフィグ等の制御データを生成或いは設定することができる。これにより、必要な情報(免許情報等)が埋まり、正しい進捗ステイタスにならないと、無線エントランス装置を電波発射モードへ変更することができなくなるため、電波発射の適正化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、免許取得などの他の工程の進捗に合わせて、ネットワークセンター側のルーター機器など、バックボーン側の伝送設定を行うことで、基地局伝送路の開通タイミングを適切にコントロールでき、無線エントランス装置などの伝送路が接続される前に実施されるバックボーン側の伝送疎通確認を利用して、電波発射の適正化の強化が図れる。
また、本実施形態では、いわゆるVLAN等の仮想的な通信セグメントを定義するスイッチング情報の設定など、バックボーン側の伝送設定を、適切なタイミングで行うことができ、バックボーン側の伝送疎通確認を利用した電波発射の適正化を図れるとともに、現地における誤操作などによる無免許状態での電波発射を確実に防止できる。
さらには、エントランス無線の開通後に、品質管理情報(SNMP等)を開通後の情報として、情報取得部203aに報告し、工程管理データベース210及び基地局管理データベース211に蓄積しておくことにより、開通後の回線の品質を、開通前における工程及び基地局に関する情報と紐付けてフィードバックすることができ、免許と品質を関連付け、開通後においても正しい免許の維持と設備の維持を図ることができるとともに、置局の設計ノウハウの蓄積を促すことができる。
また、このような品質のフィードバックを行うことで、災害発生時等において、既存局の位置情報から 既存伝送路の代替手段として無線エントランス方式が使用できるか否かの判定ができ、伝送路復旧手段に関して判断の加速が図れる。あわせて免許申請に関する情報の生成をすることで、無線エントランス方式が適用できる場合の復旧の迅速化が図れる。
さらには、基地局毎の免許情報を、伝送区間という括りで管理することができ、基地局毎の管理と伝送区間での管理とが錯綜して情報管理が煩雑化するのを回避することができ、また、伝送路の廃止にあたっても、全体情報を総合的に判断し免許情報の適正管理を行うことができる。
F1a…ボタン
F2…机上検討フォーム
F3…案件詳細表示フォーム
F4…免許情報変更履歴フォーム
F5…基地局情報表示フォーム
F6…附帯監視装置情報表示フォーム
M1…工事担当者
M2…本社免許担当者
M3…本社管理担当者
M4…ネットワークセンター側担当者
1…工程管理システム
2…管理サーバー
3…通信ネットワーク
11〜14…情報処理端末
41…エントランス機器
44…ルーター機器
101…ストレージ装置
102…CPU
102a…ブラウザ部
103…メモリ
104…入力インターフェース
105…出力インターフェース
106…通信インターフェース
201…通信インターフェース
202…認証部
203…進捗管理部
203a…情報取得部
203b…判断部
203c…制御データ生成部
203d…出力部
205…管理実行部
206…通知部
210…工程管理データベース
211…基地局管理データベース
212…社員データベース
501…メニュー機能
502…エントランス区間管理機能
503…案件検索機能
504…新規SCVアップロード機能
505…机上検討機能
506…IPアドレス割当機能
507…案件管理機能
508…基地局情報管理機能
509…故障対応管理機能
510…論理オーダー機能

Claims (6)

  1. 通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理する工程管理システムであって、
    前記工程の進行を進捗情報として入力する進捗情報入力部と、
    各工程で取得される前記管理対象装置の設定情報を入力する設定情報入力部と、
    前記進捗情報入力部で入力された進捗情報に、前記設定情報入力部で入力された設定情報を関連付けて蓄積する進捗情報蓄積部と、
    前記進捗情報蓄積部に蓄積された進捗情報及び前記設定情報を解析し、前記管理対象装置を動作させる工程の到来、及び前記管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果に基づいて、前記管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、前記動作条件及び前記設定情報に基づいて、前記管理対象装置に入力されて当該管理対象装置を制御する制御データを生成する制御データ生成部と、
    前記制御データ生成部が生成した前記制御データを出力する出力部と
    を備えることを特徴とする工程管理システム。
  2. (IPアドレス・VLANのネットワークセンター側設定)
    前記管理対象装置には、通信ネットワーク上に配置されて前記伝送路を論理的に構築するルーター機器が含まれ、
    前記制御データには、前記ルーター機器に対して前記伝送路を定義させるためのルーティング情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の工程管理システム。
  3. (VLAN詳細)
    前記ルーター機器は、スイッチポートに論理的に構築される前記伝送路に固有のセグメント識別子に基づいて、ブロードキャストドメインの分割を行うスイッチング機能を有し、
    前記ルーティング情報には、前記ブロードキャストドメインの分割によって、前記通信ネットワークの物理的な接続形態とは独立した仮想的な通信セグメントを定義するスイッチング情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項2に記載の工程管理システム。
  4. (エントランス機器のIPアドレス)
    前記伝送経路には、前記伝送経路上に配置されたノード間を無線回線により中継する無線エントランス回線が含まれ、
    前記管理対象装置には、前記無線エントランス回線を構築するノードとして設置される無線中継基地局を構成するエントランス機器が含まれ、
    前記制御データには、前記エントランス機器の前記伝送路上における位置を定義するアドレス情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の工程管理システム。
  5. 通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理する工程管理プログラムであって、コンピューターを、
    前記工程の進行を進捗情報として入力する進捗情報入力部と、
    各工程で取得される前記管理対象装置の設定情報を入力する設定情報入力部と、
    前記進捗情報入力部で入力された進捗情報に、前記設定情報入力部で入力された設定情報を関連付けて蓄積する進捗情報蓄積部と、
    前記進捗情報蓄積部に蓄積された進捗情報及び前記設定情報を解析し、前記管理対象装置を動作させる工程の到来、及び前記管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果に基づいて、前記管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、前記動作条件及び前記設定情報に基づいて、前記管理対象装置に入力されて当該管理対象装置を制御する制御データを生成する制御データ生成部と、
    前記制御データ生成部が生成した前記制御データを出力する出力部と
    して機能させることを特徴とする工程管理プログラム。
  6. 通信装置を管理対象装置として設置して伝送路を構築する工程を管理する工程管理方法であって、
    前記工程の進行を、進捗情報入力部を通じて進捗情報として取得する進捗情報取得ステップと、
    各工程で取得される前記管理対象装置の設定情報を、設定情報入力部を通じて前記設定情報を取得する設定情報取得ステップと、
    前記進捗情報入力部で入力された進捗情報に、前記設定情報入力部で入力された設定情報を関連付けて進捗情報蓄積部に蓄積する進捗情報蓄積ステップと、
    前記進捗情報蓄積部に蓄積された進捗情報及び前記設定情報を解析し、前記管理対象装置を動作させる工程の到来、及び前記管理対象装置の動作条件が満たされたか否かを判断部が判断する判断ステップと、
    前記判断部による判断結果に基づいて、前記管理対象装置を動作させる工程が到来した場合に、前記動作条件及び前記設定情報に基づいて、前記管理対象装置に入力されて当該管理対象装置を制御する制御データを、制御データ生成部が生成する制御データ生成ステップと、
    前記制御データ生成部が生成した前記制御データを出力部が出力する出力ステップと
    を備えることを特徴とする工程管理方法。
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