JP2018056300A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理容器内にて加熱されたウエハに処理ガスを供給するにあたり、簡易な方法で処理ガスを加熱してウエハに供給すること。【解決手段】処理容器内にて、DCSガスを吸着させたウエハWを加熱し、O3ガスを供給するにあたって、O3ガス供給ノズル4を外管41と内管40との二重管とする。さらに、内管40の先端側部分の管壁部分を多孔質材40aで構成し、O3ガスをウエハWの加熱により加熱された多孔質材40aを通過させ、O3ガスを加熱する。また、外管41を内管40の多孔質材40aを囲むように設け、内管40と外管41との間に緩衝空間を形成し、内管41から吐出されたO3ガスを緩衝空間にて圧力を高めて、吐出口42からウエハWに向けて吐出する。この構造により、O3ガスの流速を高めてウエハWに向けて吐出する。【選択図】図4

Description

本発明は、処理容器内にて加熱された基板に処理ガスを供給して処理を行う技術に関する。
基板である半導体ウエハ(以下「ウエハ」と言う)に対して例えばシリコン酸化膜などの薄膜の成膜を行う手法の一つとして、原料ガスと反応ガスとをウエハの表面に順番に供給して反応生成物を積層するALD(Atomic Layer Deposition)法が知られている。このALD法を用いて成膜処理を行う成膜装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、複数枚のウエハを周方向に並べて公転させるための回転テーブルを処理容器内に設けた構成が挙げられる。
このような成膜装置においては、回転テーブルの径方向に水平に伸びるようにガスノズルを設け、ウエハの通過領域に対応する領域にてガスノズルの下部側に多数のガス吐出孔を配列している。そして回転テーブルの下方に設けられた加熱部によりウエハを加熱しながら回転テーブルを回転させ、夫々回転テーブルの周方向に離間して設けられた原料ガス供給部及び反応ガス供給部から下方にガスを吐出することにより原料ガス及び反応ガスの各々をウエハの全面に供給している。
成膜プロセスの一例としては、例えばDCS(ジクロロシラン)などの原料ガスとO(オゾン)などの酸化ガスと交互にウエハに供給して、SiO膜(シリコン酸化膜)を成膜するプロセスが挙げられる。しかしながらDCSガスと、Oガスとでは、適切なウエハ温度が異なり、ウエハの加熱温度を、例えばDCSガスの吸着効率を高める観点から設定した場合には、Oガスの活性化が低くなってしまう。この結果SiO膜に要求されるスペックによっては十分な膜質が確保できない場合があるため、例えばOガスの活性化を促進するためにOガスを励起(プラズマ化)したり、Oガスを供給した後にプラズマにより膜の改質を行う場合があった。一方Oガスの活性を高めるという観点からウエハの加熱温度を設定するとDCSガスがガスノズル内で自己分解してガスノズル内に付着してパーティクルの発生要因となるおそれがあった。
またウエハに処理ガスを供給する際に温度の低いガスを供給すると、プロセスの種別によっては、ウエハの温度が下がり膜質が悪くなるおそれがある。そのため処理ガスを加熱して供給する技術が求められる場合がある。
特開2010−239103号公報
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、処理容器内にて加熱された基板に処理ガスを供給するにあたり、処理ガスを適切な温度に加熱して基板に供給することができる技術を提供することにある。
本発明の基板処理装置は、処理容器内にて加熱された基板に対して処理ガスを供給して処理を行う基板処理装置において、
前記処理容器内にて基板を載置するための載置部と、
前記載置部に載置された基板を加熱するための加熱部と、
前記処理容器内に設けられ、処理ガス供給源から送られた処理ガスを吐出するためのガス供給部と、
前記処理容器内を排気する排気部と、を備え、
前記ガス供給部は、ガスの通過空間を区画すると共に、基板が置かれている雰囲気と前記通過空間との間に介在する部位が多孔質材からなる区画部材を備え、
前記区画部材内を通ってきた処理ガスが前記多孔質材を介して当該区画部材の外に吐出するように構成されていることを特徴とする。
本発明の基板処理方法は、処理容器内に設けられ、処理ガス供給源から送られたガスの通過空間を区画すると共に、基板が置かれている雰囲気と前記通過空間との間に介在する部位が多孔質材からなる区画部材を備えたガス供給部を備え、処理容器内にて加熱された基板に対して処理ガスを供給して処理を行う基板処理装置を用い、
前記基板を処理容器内に載置する工程と、
前記処理容器内に載置された基板を加熱する工程と、
前記処理ガス供給源から送られた処理ガスを基板に向けて吐出する工程と、
前記処理容器内を排気する工程と、を含み、
前記基板の加熱により前記多孔質材が加熱され、前記処理ガスを基板に向けて吐出する工程は、前記区画部材内を通ってきた処理ガスが前記加熱された多孔質材を介して当該区画部材の外に吐出することを特徴とする。
本発明は、処理容器内にて加熱された基板にガス供給部から吐出される処理ガスを供給して処理を行う基板処理装置において、ガス供給部に供給された処理ガスがガスの通過空間と基板が置かれた雰囲気との間に設けられた多孔質材を介して吐出されるように構成している。そのため処理ガスがガスの通過空間から基板が置かれた雰囲気に供給されるまでの時間が長くなると共に、多孔質材と処理ガスとの接触面積が広くなり効率よく熱交換が行われる。従って基板の加熱により加熱された多孔質材により、処理ガスを適切な温度に加熱して基板に供給することができる。
第1の実施の形態に係る成膜装置の縦断面図である。 第1の実施の形態に係る成膜装置の平面図である。 ガス供給ノズルの断面斜視図である。 ガス供給ノズルの側断面図である。 ガス供給ノズルの断面図である。 ガス供給ノズルの作用を示す説明図である。 ガス供給ノズルの作用を示す説明図である。 ガス供給部の他の例を示す分解斜視図である。 ガス供給部の他の例を示す構成図である。 ガス供給部の他の例の作用を示す説明図である。 ガス供給部の更に他の例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る成膜装置の縦断面図である。 前記成膜装置における酸化ガス供給ノズルの側断面図である。 第3の実施の形態に係る成膜装置の縦断面図である。
本発明の基板処理装置を成膜装置に適用した実施の形態について説明する。この成膜装置は、図1及び図2に示すように、平面形状が概ね円形である真空容器である処理容器1と、この処理容器1内に設けられ、当該処理容器1の中心に回転中心を有すると共にウエハWを公転させるための例えば石英製の回転テーブル2と、を備えている。処理容器1は、天板部11及び容器本体12を備えており、天板部11が容器本体12から着脱できるように構成されている。天板部11の上面側における中央部には、処理容器1内の中央部において互いに異なる処理ガス同士が混ざり合うことを抑制するために、窒素(N)ガスを分離ガスとして供給するための分離ガス供給管51が接続されている。
回転テーブル2は、中心部にて概略円筒形状のコア部21に固定されており、このコア部21の下面に接続されると共に鉛直方向に伸びる回転軸22によって、鉛直軸周りこの例では上方から見て時計周りに回転自在に構成されている。図1中23は回転軸22を鉛直軸周りに回転させる駆動部であり、20は回転軸22及び駆動部23を収納するケース体である。このケース体20には、回転テーブル2の下方領域に窒素ガスをパージガスとして供給するためのパージガス供給管72が接続されている。
回転テーブル2の表面部には、直径寸法が例えば300mmのウエハWを載置するための円形状の凹部24が形成されており、図2に示すようにこの凹部24は、回転テーブル2の回転方向(周方向)に沿って複数箇所例えば5箇所に設けられている。凹部24は、ウエハWを当該凹部24に収納すると、ウエハWの表面と回転テーブル2の表面とが揃うように、直径寸法及び深さ寸法が設定されている。
図1に示すように回転テーブル2と処理容器1の底面部との間の空間には、加熱部である加熱部7が全周に亘って設けられている。図1中71は加熱部7の側方側に設けられたカバー部材、70はこの加熱部7の上方側を覆う石英製の覆い部材である。そして加熱部7から放射される熱及び加熱部7により加熱された回転テーブル2の輻射熱により、ウエハWが、例えば400℃に加熱される。また加熱部7の下方側において、処理容器1の底面部を貫通するパージガス供給管73が周方向に亘って複数箇所に設けられている。
処理容器1の側壁には、図2に示すように図示しない外部の搬送アームと回転テーブル2との間においてウエハWの受け渡しを行うための搬送口15が形成されており、この搬送口15は図示しないゲートバルブにより気密に開閉自在に構成されている。回転テーブル2の凹部24は、この搬送口15に臨む位置にて搬送アームとの間でウエハWの受け渡しが行われ、当該受け渡し位置に対応する部位には、回転テーブル2の下方側に凹部24を貫通してウエハWを裏面から持ち上げるための受け渡し用の昇降ピン及びその昇降機構(いずれも図示せず)が設けられている。
図2に示すように、回転テーブル2における凹部24の通過領域と各々対向する位置には、搬送口15から見て時計周り(回転テーブル2の回転方向)に分離ガス供給ノズル34、シリコン化合物を含むガス、例えばDCS(ジクロロシラン)を供給するDCSガス供給ノズル30、分離ガス供給ノズル37及びガス供給部であるO(オゾン)ガス供給ノズル4がこの順番で処理容器1の周方向(回転テーブル2の回転方向)に互いに間隔をおいて配置されている。
DCSガス供給ノズル30は、処理容器1の外周壁から中心部に向かって伸び、回転テーブル2を回転させた時にウエハWが通過する領域を跨ぐように設けられている。DCSガス供給ノズル30は、先端が封止された筒状に構成され、DCSガス供給ノズル30の下面には、図1に示すようにウエハWが通過する領域を跨ぐ範囲に複数のガス吐出孔31が設けられている。
図2に示すようにDCSガス供給ノズル30の基端側は、容器本体12に形成されたポート12aに接続されている。ポート12aには、容器本体12外側からDCSガス供給管32の一端側が接続され、DCSガス供給管32の他端側には、DCSガス供給源33が接続されている。またDCSガス供給管32には、DCSガス供給ノズル30側からバルブV32及び流量調整部M32がこの順で介設されている。
ガス供給ノズル4について、図3〜5も参照して説明する。Oガス供給ノズル4は、内管40と、外管41とを備えた二重管となっている。内管40は、先端側が閉じられた管状に構成され、酸化ガス、ここではOガスの通過空間とウエハWの置かれた雰囲気を区画する区画部材に相当する。内管40の先端側の管壁部分は、例えば不透明で輻射率の高い石英のビーズを焼結させた壁部の厚さが1mm〜10mmの多孔質材40aとなっており、通過空間を流れた処理ガスが、多孔質材40aを介して内管40の外側に吐出されるように構成されている。多孔質材40aは全部の部位が多孔質ではなく、一部が管壁であってもよい。
外管41は、例えば石英により、内管40における多孔質材40aの部分の周囲を覆う、管壁の厚さが1mm〜4mmの円筒形状に構成され、外管41と内管40との間は、Oガスの圧力を高めるための緩衝空間(バッファ空間)になっている。外管41の下面には、直径0.1〜1mmの吐出口42が外管41の長さ方向に1mm〜10mmの間隔に複数形成され緩衝空間により圧力が高められたOガスが吐出口42から吐出されるように構成されている。
ガス供給ノズル4は、内管40の基端側が、処理容器1の外周壁に設けられたポート12bに接続され、先端側が処理容器1の中心部に向かって伸び、外管41における吐出口42が回転テーブル2を回転させた時にウエハWが通過する領域を跨いで並ぶように設けられている。図2に示すようにポート12bには、Oガス供給管43の一端側が接続され、Oガス供給管43の基端側には、Oガス供給源44が接続されている。またOガス供給管43には、Oガス供給ノズル4側からバルブV43及び流量調整部M43がこの順で介設されている。
2つの分離ガス供給ノズル34、37は、各々DCSガス供給ノズル30と同様に構成されたノズルで構成され、分離ガス供給ノズル34、37の基端側は、処理容器1を貫通するガス供給管35、38が接続され、Nガス供給源36、39に接続されている。各分離ガス供給ノズル34、37の上方には、図2に示すように平面形状が概略扇形の凸状部34a、37aが各々設けられている。分離ガス供給ノズル34から吐出されたNガスは、分離ガス供給ノズル34から処理容器1の周方向両側に広がり、DCSガス供給ノズル30の回転テーブル2回転方向に対して上流側にて、DCSガスの雰囲気と、Oガスの雰囲気とを分離する。また分離ガス供給ノズル37から吐出されたNガスは、分離ガス供給ノズル37から処理容器1の周方向両側に広がり、DCSガス供給ノズル30の回転テーブル2回転方向に対して下流側にて、DCSガスの雰囲気と、Oガスの雰囲気とを分離する。
図1、図2に示すように回転テーブル2の外周側において当該回転テーブル2よりも僅かに下方の位置には、溝部をなすガス流路101が形成されたカバー体であるサイドリング100が配置されている。サイドリング100には、DCSガス供給ノズル30の下流側及びOガス供給ノズル4の下流側の2か所に互いに周方向に離間するように排気口61が形成されている。これら排気口61は、図1に示すように、各々バタフライバルブなどの圧力調整部65の介設された排気管63により、真空排気機構である例えば真空ポンプ64に接続されている。
また成膜装置には、装置全体の動作のコントロールを行うためのコンピュータからなる制御部90が設けられている。制御部90のメモリ内には後述の成膜処理を行うためのプログラムが格納されている。このプログラムは、後述の装置の動作を実行するようにステップ群が組まれており、ハードディスク、コンパクトディスク、光磁気ディスク、メモリカード、フレキシブルディスクなどの記憶媒体によりインストールされる。
上述の実施の形態の作用について説明する。まずゲートバルブを開放して、回転テーブル2を間欠的に回転させながら、図示しない外部の搬送アームにより搬送口15を介して処理容器1に搬入し、既述の図示しない昇降ピンの昇降動作を伴って、回転テーブル2上に例えば5枚のウエハWを順次載置する。次いで、ゲートバルブを閉じ、真空ポンプ64及び圧力調整部65により処理容器1内を引き切りとすると共に、回転テーブル2を時計周りに例えば10rpmの回転数で回転させながら加熱部7によりウエハWを例えば400℃に加熱する。
続いてDCSガス供給ノズル30から、例えば10〜300sccmの流量のDCSガスを供給する。さらにOガス供給ノズル4からOガスを例えば1000sccmの流量で供給する。ここでOガス供給ノズル4から供給されるOガスについて説明する。既述のようにOガス供給ノズル4における内管40は石英製の多孔質材40aを備えている。そのため図6に示すようにウエハWが加熱部7により加熱されたときに加熱部7から照射される熱及び加熱されたウエハWから放射される輻射熱により多孔質材40aの温度が上がる。
そして図7に示すように内管40に供給されたOガスは、内管40内を流れ多孔質材40aの隙間から内管40の外に吐出される。その際にOガスは、多孔質材40aに蓄積されている熱により加熱される。この時多孔質材40aの隙間は狭いため流速が下がり、内管40の内から外に流れるまでの時間が長くなる。また多孔質材40aであることからOガスが接する表面積が大きくなっており、Oガスと多孔質材40aとの間の熱交換の効率が高くなっている。従ってOガスは、加熱された多孔質材40aにより高い効率で長い時間加熱され、例えば350〜400℃に加熱される。さらに内管40から吐出されたガスは外管41内の緩衝空間において圧力が高くなり、吐出口42から下方に向けて吐出される。
そして回転テーブル2を例えば10rpmの回転数で回転させる。ここで一のウエハWに着目すると、まずウエハWは、DCSガス供給ノズル30の下方を通過する。DCSガス供給ノズル30から吐出されたDCSガスは、回転テーブル2上を径方向に広がりながら、回転テーブル2あるいはウエハWからの熱により昇温して活性化されてウエハWに吸着する。
そしてDCSガスが吸着したウエハWは、回転テーブル2の回転により、Oガス供給ノズル4の下方を通過する。Oガスは、多孔質材40aを通過するときに加熱され、さらに緩衝空間により昇圧されることにより速い速度でウエハWに供給される。従ってOガスは、高い活性状態でウエハWに供給され、ウエハWの表面においてウエハW上に吸着したDCSガスが速やかに酸化される。そして速やかに酸化が進行することにより良好なシリコン酸化膜(SiO膜)が成膜される。
こうして回転テーブル2の回転を続けることにより、ウエハW表面へのDCSガスの吸着、ウエハW表面に吸着したDCSガスの成分の酸化がこの順番で多数回に亘って行われて、反応生成物が積層されてSiO膜の薄膜が形成される。
上述の実施の形態によれば処理容器1内にて、DCSガスを吸着させたウエハWを加熱し、Oガスを供給するにあたって、Oガス供給ノズル4を外管41と内管40との二重管としている。さらに内管40の先端側部分の管壁部分を多孔質材40aで構成し、OガスをウエハW及び回転テーブル2からの輻射熱により加熱された多孔質材40aを通過させている。多孔質材40aは、隙間が狭いためOガスが内管40の外に吐出されるまでの時間が長くなり、流速が遅くなる。また多孔質材40aは、熱容量が高く、さらに通過するOガスとの接触面積が大きい。従って内管40に多くの量の熱量を蓄熱させることができると共にOガスが加熱された多孔質材40aから伝熱される時間が長くなり、Oガスを効率よく加熱することができる。そして一旦流速が遅くなったOガスは、外管41内で昇圧されて外管の吐出口42から速い流速で吐出される。従ってウエハWに活性の高いOガスを供給することができるため、良好な膜質のSiO膜が得られる。
またOガスを電力による励起を行うことなく高い活性状態とすることができるのでOガスをプラズマ化するための装置を用いる必要がなく、基板処理装置の低廉化に寄与する。なお本発明では、Oガスを励起するように構成してもよいがこの場合には、プラズマ化のための電力を小さくできることが期待できる。また原料ガスの供給−Oガスの供給を1サイクルとすると、例えば各サイクルで、あるいは所定の膜厚になったサイクルにおいて、プラズマを用いてSiO膜の改質処理を行うことが知られているが、この改質処理を不要にできるか、あるいはプラズマの供給電力を小さくできることが期待できる。さらにまたOガスのプラズマ化及びプラズマによる改質処理の少なくとも一方を利用することで更なる良好な膜質が期待できる。
またDCSガス供給ノズル30をOガス供給ノズル4と同じ構成としてもよい。ウエハWにガスを吹き付けるときにガスの温度が低いとウエハWの温度下がり、ウエハW面内における温度の不均一化や膜質の悪化のおそれがある。そのためDCSガスをウエハWの加熱により加熱された多孔質材40aを通過させて吐出することにより、ウエハの温度の低下を防ぐことができる。
またOガス供給ノズル4に外管41を設けない構成でも、多孔質材40aによりOガスを加熱してウエハWに供給することができるため効果を得ることができる。しかしながらOガス供給ノズル4から吐出するガスの時間当たりの吐出量を増加させ、ウエハW直上のガスの濃度を高める観点から、処理ガスの流速を高めてウエハWに供給することが好ましい。上述の実施の形態においては、内管40の周囲を外管41で覆った二重管とし、内管40から吐出される処理ガスを外管41内の緩衝空間にて圧力を高めて吐出している。そのためウエハWに向けて吐出される処理ガスの流速を高めることができ、ウエハW直上のガスの濃度を高めることができる。
また成膜装置をクリーニングするために、処理容器1内にパージガスやクリーニングガスを供給するノズルを設け、処理容器1内にパージガスやクリーニングガスを供給しての付着物の除去を行っている。この時クリーニングガスやパージガスが内管40に吹き付けられると、多孔質材40aが削られるおそれがある。そのため内管40における多孔質材40aの周囲を外管41で覆うことにより、多孔質材40aの削れを防ぐことができ、ガス供給部の交換周期を長くすることができる。
なお吐出口42を外管41の長さ方向に沿って形成するとは、複数の吐出口42が配列されている構成、長さ方向にガスを吐出するスリットが形成された構成のいずれかであってもよい。
[第1の実施の形態の他の例]
また第1の実施の形態に係る基板処理装置の他の例として、図3〜図5に示すガス供給部を加熱する補助加熱部を設けてもよい。このような例としては図8に示すようにOガス供給ノズル4の長さ方向に伸びる補助加熱部400を設けた構成が挙げられる。例えば補助加熱部400は、棒状の抵抗発熱体からなるヒータで構成され、Oガス供給ノズル4の上方において、Oガス供給ノズル4の幅方向に補助加熱部400、熱電極からなる温度測定部401、補助加熱部400の順番に並べて処理容器1の天板部11から伸び出すように設ける。なお図8において天板部11及び補助加熱部400、温度測定部401の接続部分は省略した。
そして図9に示すように、例えばPID制御を行う温度制御部402を設け、温度測定部401により測定された温度と、制御部90から入力される設定温度とを比較して補助加熱部400の加熱温度を制御するように構成してもよい。このように構成することで図10に示すようにOガス供給ノズル4における多孔質材40aをウエハWや回転テーブル2からの輻射熱により加熱すると共に、補助加熱部400を用いて加熱温度を一定に制御できるため、多孔質材40aの加熱温度を安定させ、ウエハWに供給するガスの温度を安定させることができる。さらに補助加熱部400を用いることにより、よりOガス供給ノズル4における処理ガスの加熱温度を広い範囲の温度に調整できる。
また処理容器1内において、ウエハWに複数種のガスを供給して処理を行うにあたって、各々のガスを異なる温度に設定するために、第1の実施の形態においては、一の処理ガスをガスの通過空間から多孔質材40aを介してウエハWに供給している。しかし本発明では、複数の処理ガスを供給する各々のガス供給部をガスの通過空間から多孔質材40aを介してウエハWに供給する構成とし、例えば一方のガス供給部を補助加熱部400により加熱し、他方のガス供給部を補助加熱部400を設けない構成として各処理ガスを異なる温度に調整してもよい。あるいは、すべてのガス供給部にも補助加熱部400を設け、各々の処理ガスを異なる温度に調整するように設定しウエハWに供給するようにしてもよい。
また処理ガスは、例えば焼結させるビーズ体の輻射率を変えたり、ビーズの大きさを変えてガスが多孔質材40aの隙間を通過する時間を変えることにより、多孔質材40aを介して吐出されるガスの温度を変えることができる。そのため各処理ガスの供給温度を変えるにあたっては、各々のガス供給部のビーズ体の輻射率を変えたり、ビーズ体の大きさを変えて調整するようにしてもよい。
また処理ガス供給ノズルは、図11の横断面図に示すように角筒状の内管410及び外管411で構成されていてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係る基板処理装置として、縦型熱処理装置に適用した例について説明する。図12に示すように縦型熱処理装置は、両端が開口した石英製の管状に構成され、内部に成膜ガスが供給される反応管である内側反応管111を備えており、内側反応管111の周囲には、上端側が塞がれ、下端側が開口した石英製の円筒状の外側反応管112が設けられている。外側反応管112の下方には、外側反応管112と開口部に気密に接続され、外側反応管112と連続するステンレス製の筒状のマニホールド115が設けられ、マニホールド115の下端は、フランジ117が形成されている。またマニホールド115の内側には、リング状の支持部116が形成され、内側反応管111は、その下端が支持部116の内側の周縁に沿って起立して接続されている。内側反応管111、外側反応管112及びマニホールド115は処理容器に相当する。
また縦型熱処理装置は、外側反応管112を上方側から覆う断熱体113を備え、断熱体113の下方は、反応容器110を固定している基体109に固定されている。断熱体113の内側には、全周に亘って抵抗発熱体からなる加熱部114が設けられている。
マニホールド115におけるフランジ117に囲まれる開口部118には、開口部118を開閉する石英製の円形の蓋体119が設けられ、蓋体119は、蓋体119を昇降させるボートエレベータ120の上に設けられている。蓋体119の上面側には、回転台121が設けられ、回転台121は、ボートエレベータ120の下方に設けられた駆動部122により鉛直軸周りに回転自在に設けられている。
回転台121の上方には、断熱ユニット123が設けられている。断熱ユニット123の上方には、基板保持具であるウエハボート102が設けられている。ウエハボート102は、天板124aと、底板124bと、を備え、天板124aと底板124bとを互いに接続する支柱125には、ウエハW挿入して、ウエハWを棚状に保持するための保持溝126が形成されている。
マニホールド115における支持部116の下方側には、DCSガス供給ノズル127及びガス供給部であるOガス供給ノズル128が設けられている。DCSガス供給ノズル127は、水平に伸びその先端がガス供給口として開口している。DCSガス供給ノズル127の基端側はマニホールド115に形成されたポート115aに接続されている。またポート115aには、マニホールド115の外周側からDCSガス供給管131の一端が接続され、DCSガス供給管131の他端側は、バルブV131、流量調整部M131を介してDCSガス供給源132に接続されている。
またOガス供給ノズル128は、水平部分とウエハWの配列方向に伸びる垂直部分とを備え、垂直部分は図13に示すように内管140及び外管141を備えた二重管となっている。内管140の先端側、この例では上下方向で見てウエハWの配列領域を含む高さ領域に相当する部分は、図3〜図5に示したOガス供給ノズル4と同様に不透明の石英ビーズを焼結させた多孔質材140aとなっており、石英製の円筒形状の外管141が、内管140の多孔質材140aの部位の周囲を覆うように設けられている。そして外管141におけるウエハボート102側には、各ウエハW間の隙間にOガスを供給するための吐出口142がウエハW間の隙間に各々対応するように設けられている。
ガス供給ノズル128の基端側はマニホールド115に形成されたポート115bに接続されている。またポート115bには、マニホールド115の外周側からOガス供給管133の一端が接続され、Oガス供給管133の他端側は、バルブV133、流量調整部M133を介してOガス供給源134に接続されている。
またマニホールド115における支持部116の上方側には、他端側に真空排気機構135が接続された排気管136の一端側が接続され、マニホールド115における支持部116の上方側、即ち外側反応管112と内側反応管111との隙間から排気するように構成されている。
このような縦型熱処理装置においては、ウエハボート102における各保持溝126にウエハWを挿入し、加熱部114により、例えばウエハWを780℃に加熱する。そして排気を開始し、DCSガス供給ノズル127からDCSガスを供給する。これにより内側反応管111内がDCSガスで満たされ、さらにOガス供給ノズル128からOガスを供給する。従って内側反応管111内においてウエハWの表面に吸着したDCSガスがOガスにより酸化されてSiOとなりウエハWの表面に堆積してSiO膜が成膜される。
この時ウエハWを加熱部114により加熱するときにOガス供給ノズル128の多孔質材140aも加熱される。そのためOガスを多孔質材140aを通過させて内側反応管111内に供給したときにOガスが加熱され、活性が高められた状態で供給されるため同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
続いて第3の実施の形態に係る基板処理装置として、枚葉式の成膜装置に適用した例について説明する。図14に示すように成膜装置は、処理容器211を備えている処理容器211は、天板212と、容器本体213とを備え、概略扁平な円筒形状の処理容器として構成されている。容器本体213の側壁にはウエハWの搬入出が行われる搬入出口214と、当該搬入出口214を開閉するゲートバルブ215とが設けられている。
処理容器211の内部には、成膜対象のウエハWを載置する載置台221が設けられ、載置台221の上面には、成膜対象のウエハWを収容可能な円形の凹部が形成されている。載置台221の下面側中央部には、回転軸222が設けられ、回転軸222は容器本体213の底板を貫通し、その下端部には、載置台221を鉛直軸周りに回転させると共に載置台221を成膜処理が行われる位置と、ウエハWの受け渡しを行う受け渡し位置との間を昇降させるための駆動部223がもうけられている。なお図14中の224は、軸受部である。また容器本体213の底板と載置台221との間には、載置台221の上面側のウエハWの載置領域に対応させた加熱部207が配置されている。
載置台221の上方側には、ウエハWに対してDCSガスを吐出するためのガス供給部であるDCSガス供給部203が設けられている。DCSガス供給部203は、例えば処理容器211内における搬入出口214から見て奥側における載置台221の上方に、ウエハWの中心の上方からウエハWの周縁の上方に亘る位置に設けられている。DCSガス供給部203は、断面がウエハWの径方向に伸びる楕円状の空間を形成するための石英製の区画部材240を備えている。なお区画部材240は断面が円柱形状、あるいは矩形であってもよい。区画部材240は、載置台221と対向する面、即ち区画部材240の底面部が、不透明の石英ビーズを焼結させた多孔質材240aになっている。区画部材240の天井部には、DCSガス供給管241の一端が接続され、DCSガス供給管241の他端側は、バルブV241、流量調整部M241を介して、DCSガス供給源242が接続されている。
また載置台221と処理容器211の天井面との隙間に側方から酸化ガスを吐出するOガス供給ノズル204が設けられている。Oガス供給ノズル204は、Oガス供給管243の一端が接続され、Oガス供給管243の他端側は、バルブV243、流量調整部M243を介して、Oガス供給源244が接続されている。
さらにDCSガス供給部203の周囲を囲むように排気口245が形成されており、排気口245から排気することにより、処理容器211内にてDCSガス供給部203から供給されるDCSガスとOガス供給管243から供給されるOガスとが混合されないように区画されている。
この成膜装置は、載置台221に載置されたウエハWを加熱すると共に排気を開始する。さらにウエハWを鉛直軸周りに回転させながら、ウエハWの上方からDCSガスを供給すると共にOガスを供給する。排気口245から排気を行っているため、DCSガスは、ウエハWの表面における排気口245に囲まれた領域にのみ付着する。そしてウエハW回転させると、ウエハWの表面におけるDCSガスが吸着した領域が排気口245に囲まれた領域に移動し、処理容器内に供給されているOガスに曝される。
この結果ウエハWの表面に吸着したDCSガスが酸化されて酸化シリコンの層が形成される。このようにウエハWを回転させることで、ウエハWの表面にDCSガスとOガスとが交互に供給されてSiO膜が成膜される。このような成膜装置においても、DCSガス供給部203における区画部材240がウエハWを加熱する加熱部207による熱及び加熱されたウエハWから放射される熱により加熱される。そのためDCSガスを多孔質材240aを通過させることにより加熱してウエハWに供給することができるため同様の効果を得ることができる。
またガス供給部は、平面がウエハWよりも大きな円形のシャワーヘッド構造であり、ウエハWの表面全体に向けてガスを供給するように構成し、処理容器内におけるガス供給部の周囲に排気口が形成された構成でも良く、さらに処理容器内における排気口で囲まれた領域の外側にパージガス供給口を設け、処理容器に更にパージガスを排気する排気口を設けた構成でも良い。
また本発明はウエハにDCSガス及びNHガスを供給して行うSiN膜の成膜装置に用いてもよい。また成膜装置に限らずウエハWに処理ガスを供給してウエハWのエッチングを行うエッチング装置であってもよい。
1 処理容器
2 回転テーブル
7 加熱部
4 Oガス供給ノズル
30 DCSガス供給ノズル
40 内管
40a 多孔質材
41 外管
42 吐出口
W ウエハ

Claims (12)

  1. 処理容器内にて加熱された基板に対して処理ガスを供給して処理を行う基板処理装置において、
    前記処理容器内にて基板を載置するための載置部と、
    前記載置部に載置された基板を加熱するための加熱部と、
    前記処理容器内に設けられ、処理ガス供給源から送られた処理ガスを吐出するためのガス供給部と、
    前記処理容器内を排気する排気部と、を備え、
    前記ガス供給部は、ガスの通過空間を区画すると共に、基板が置かれている雰囲気と前記通過空間との間に介在する部位が多孔質材からなる区画部材を備え、
    前記区画部材内を通ってきた処理ガスが前記多孔質材を介して当該区画部材の外に吐出するように構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記ガス供給部内の処理ガスを加熱するために前記加熱部とは別個に設けられた補助加熱機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記区画部材は石英により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記区画部材は、管壁部分が多孔質材からなる多孔質管であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記ガス供給部は、前記基板が置かれている雰囲気と前記多孔質材との間に、前記多孔質材から吐出された処理ガスの圧力を高めるための緩衝空間を形成する外部材を備え、
    前記外部材には、前記雰囲気に処理ガスを吐出するための吐出口が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記区画部材は、管壁部分が多孔質材からなる多孔質管であり、
    前記外部材は、その長さ方向に沿って前記吐出口が形成された外管であることを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 基板を載置する前記載置部を公転させるための回転テーブルと、
    前記載置部が通過する領域に第1の処理ガスを供給して基板に第1の処理ガスの成分を吸着させるための第1の処理ガス供給部と、
    前記第1の処理ガス供給部に対して回転テーブルの回転方向に離間して設けられ、基板に吸着された前記第1の処理ガスの成分と反応して反応層を形成するための第2の処理ガスを供給する第2の処理ガス供給部と、を備え、
    前記多孔質管を備えた前記ガス供給部は、前記第2の処理ガス供給部に相当することを特徴とする請求項4または6に記載の基板処理装置。
  8. 前記第1の処理ガスは、シリコン化合物を含むガスであり、
    前記第2の処理ガスは、酸素を含む酸化用のガスであり、
    基板に対して行われる処理はシリコン酸化膜を成膜する処理であることを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記処理容器は、周囲に前記加熱部が配置された縦型の反応管であり、
    前記載置部は、複数の基板を棚状に保持するための基板保持具であり、
    前記多孔質管は、前記反応管内にて前記基板保持具に沿って縦方向に配置され、
    前記基板保持具を前記反応管に対して搬入出するための昇降機構を備え、縦型熱処理装置として構成されていることを特徴とする請求項4または6に記載の基板処理装置。
  10. 処理容器内に設けられ、処理ガス供給源から送られたガスの通過空間を区画すると共に、基板が置かれている雰囲気と前記通過空間との間に介在する部位が多孔質材からなる区画部材を備えたガス供給部を備え、処理容器内にて加熱された基板に対して処理ガスを供給して処理を行う基板処理装置を用い、
    前記基板を処理容器内に載置する工程と、
    前記処理容器内に載置された基板を加熱する工程と、
    前記処理ガス供給源から送られた処理ガスを基板に向けて吐出する工程と、
    前記処理容器内を排気する工程と、を含み、
    前記基板の加熱により前記多孔質材が加熱され、
    前記処理ガスを基板に向けて吐出する工程は、前記区画部材内を通ってきた処理ガスが前記加熱された多孔質材を介して当該区画部材の外に吐出する工程を含むことを特徴とする基板処理方法。
  11. 前記ガス供給部は、前記基板が置かれている雰囲気と前記多孔質材との間に、緩衝空間を形成する外部材を備え、
    前記処理ガスを基板に向けて吐出する工程は、前記多孔質材から吐出された処理ガスを前記緩衝空間により圧力を高めて吐出する工程を含むことを特徴とする請求項10記載の基板処理方法。
  12. 基板を加熱する加熱部とは別個に設けられた補助加熱機構を用い、
    処理ガスを基板に向けて吐出する工程の前に、前記補助加熱部により、ガス供給部内の処理ガスを加熱することを特徴とする請求項10または11に記載の基板処理方法。
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