JP2018054723A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置姿勢によらず、光源の点灯回避などの保護動作を適切に行うことが可能な投射型表示装置を提供する。【解決手段】光源1からの光を用いて画像を投射する投射型表示装置100であって、吸気口から外気を吸気し、排気口から内部の熱を排出する冷却手段4と、温度を検出する温度検出手段8と、温度検出手段により検出された温度が基準温度よりも高い場合に保護動作を行う制御手段とを有し、制御手段は、温度検出手段により検出された温度の変化に応じて基準温度を変更する。【選択図】図3

Description

本発明は、投射型表示装置に関する。
投射型表示装置は、その内部に多くの冷却対象物を内蔵し、ファン等の冷却装置を用いて適正温度に温度管理する必要がある。一方、投射型表示装置の利用場所は近年多岐に渡り、ユーザが生活する環境とは隔離されて利用されることもある。その場合、装置が設置される環境は、人が生活する上での適温に管理されないこともあり、装置自体が高温環境にさらされた状態で使用されることもあるのが実状である。
そこで、従来は、装置内部であって冷却風取り込み口(吸気口)の近傍に温度センサを配置することで、装置内部の冷却に利用される吸気温度を検出して、その環境温度にあった冷却能力を発揮できるようにシステムが組まれているのが一般的である。
特許文献1には、外気温度と発熱体温度との差に基づいてファンの回転数を決定する冷却装置が開示されている。
特開2008−172118号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、投射型表示装置の設置姿勢によっては外気温度を誤検出する可能性がある。具体的には、投射型表示装置の内部に設けられた温度センサ(吸気温度センサ)が光源などの高発熱体の重力方向における上側に配置された場合、熱気の上昇によって温度センサの周囲の温度が高くなることがある。特に、投射型表示装置の光源を消灯させた後に排気ファンが停止すると、その余熱が上方へ移動することにより、温度センサの検出値が実際の外気温度よりも高くなる。このため、光源を再点灯しようとする場合、投射型表示装置は実環境温度よりも高温環境にあると誤認識し、過剰冷却や光源の点灯回避などの異常動作(保護動作)を行うことがある。
そこで本発明は、設置姿勢によらず、光源の点灯回避などの保護動作を適切に行うことが可能な投射型表示装置を提供する。
本発明の一側面としての投射型表示装置は、光源からの光を用いて画像を投射する投射型表示装置であって、吸気口から外気を吸気し、排気口から内部の熱を排出する冷却手段と、温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された前記温度が基準温度よりも高い場合に保護動作を行う制御手段とを有し、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記温度の変化に応じて前記基準温度を変更する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、設置姿勢によらず、光源の点灯回避などの保護動作を適切に行うことが可能な投射型表示装置を提供することができる。
実施例1における制御方法を示すフローチャートである。 実施例2における制御方法を示すフローチャートである。 各実施例における投射型表示装置の構成図である。 各実施例における投射型表示装置に設けられた温度センサの周辺領域の構成図である。 各実施例における温度センサの検出温度の説明図である。 各実施例における制御基板のブロック図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図3および図4を参照して、本発明の実施例1における投射型表示装置の構成について説明する。図3は、投射型表示装置100(プロジェクタ)の全体構成図である。図4は、投射型表示装置に設けられた温度センサ8(吸気温度センサ)の周辺領域の構成図である。
1は光源(光源ランプ)である。2は、光源1からの光に画像情報を付加して外部のスクリーン(投射面)に投射する光学系(投射光学系)である。3は、投射型表示装置100の内部の空気を外部へ排気する排気ファン(排気手段)である。4は、投射型表示装置100の外部から後述の吸気口6を介して冷却風(外気)を吸気し、光学系2を構成する光学素子などを冷却する冷却ファン(冷却手段)である。5は、投射型表示装置100の外装に設けられた排気口である。6は、投射型表示装置100の外装に設けられた吸気口である。7は、少なくとも冷却ファン4と吸気口6とを連結する冷却ダクトである。8は、投射型表示装置100の内部であって吸気口6の近傍に配置される温度センサ(温度検出手段)である。図3中の矢印Wは、投射型表示装置100の内部に流れるエアフローを示す。
投射型表示装置100の内部には、制御基板10(制御部)が設けられている。制御基板10は、温度センサ8(吸気温度センサ)により検出された温度(検出結果)の取得および記録、計算、排気ファン3、冷却ファン4、および、光源1などの各要素の制御、経過時間の計測などを行う。図6は、制御基板10(制御部)のブロック図である。本実施例において、制御基板10は、時間計測手段11(タイマ)、記憶手段12(メモリ)、算出手段13、および、制御手段14を有する。時間計測手段11は、ある時刻からの経過時間を計測する。記憶手段12は、時間計測手段11により計測された経過時間と、温度センサ8により検出された温度(検出温度)とを関連付けて記憶する。算出手段13は、記憶手段12に記憶された2つの検出温度を用いて所定の演算(減算など)を行う。制御手段14は、温度センサ8による検出温度が基準温度(所定の温度、設定値)よりも高い場合、所定の保護動作(警告表示、光源1の出力低下または強制消灯など)を行う。これらの各要素の詳細については、後述する。
温度センサ8は、冷却に用いられる冷却風の温度を正確に検出する必要がある。このため温度センサ8は、常に外気温を検出することが可能な位置(吸気口6の近傍など)に配置されることが好ましい。例えば、温度センサ8は、冷却ダクト7の中に配置される(冷却ダクト7の壁面を構成する壁に温度センサ8が取り付けられる構成を含む)ことにより、より高精度に冷却に利用される外気の温度を検出することが可能になる。すなわち、冷却ファン4が駆動されることで、吸気口6から侵入した外気が冷却ダクト7の中を通過する際に、外気が温度センサ8の近傍を通過する。このため、冷却に利用される外気(冷却風)の温度を高精度に検出することができる。
一方、光源1は、点灯時において発光部が1000℃近くなるなど高発熱部位である。光源1の点灯時には、光源1の周囲もその影響を受けて高温になる。このため、排気ファン3を駆動することにより、高温空気を排気口5から投射型表示装置100の外部へ排気し、投射型表示装置100の内部に熱がこもることが抑制される。
近年、投射型表示装置は、その用途の多様化により、様々な姿勢で利用される場面が増え、ユーザからも投射型表示装置の姿勢による制約を受けないことが要求されている。ここで、投射型表示装置100からの投射光が上方へ投射されるように設置された場合(図3において、上方が高い位置になるように設置された場合)について説明する。このような姿勢で投射型表示装置100を設置すると、温度センサ8は光源1よりも高い位置(重力方向において高い位置)に配置される。
暖まった空気は軽くなり、自然対流で上方へ向かう特性を有する。このため、光源1で暖められた空気は、温度センサ8の近傍に到達する。その結果、本来であれば吸気する外気温度を検出すべき温度センサ8が、投射型表示装置100の内部の熱の影響を受けて外気温度を誤検出してしまう可能性がある(光源1の影響による温度を外気温度として誤検出する可能性がある)。特に、投射型表示装置100の使用を停止するために光源1を消灯して冷却ファン4および排気ファン3が停止すると、投射型表示装置100の内部への新たな外気の導入(吸気)および排熱(排出)が停止する。その結果、前述した自然対流の影響が顕著に現れ、温度センサ8の検出温度が上昇することがある。
図5を参照して、投射型表示装置100を上方投射する姿勢で設置した場合(図3において、上方が高い位置になるように設置された場合)において、投射型表示装置100のOFF/ON動作による温度センサ8の検出温度について説明する。図5は、温度センサ8の検出温度の説明図である。図5において、縦軸は温度センサ8の検出温度(温度)、横軸は経過時間(時間)をそれぞれ示している。実線Aは温度センサ8の検出温度、破線Bは外気温度をそれぞれ示している。
図5において、時刻S1は、投射型表示装置100の電源をオフした時刻である。時刻S2は、投射型表示装置100のクーリングダウン動作が終了した時刻である。時刻S3は、投射型表示装置100の電源をオンした時刻である。
時刻S2にてクーリングダウン動作が終了して冷却ファン4および排気ファン3の回転が停止すると、実線Aで示される温度センサ8の検出温度は、破線Bで示される外気温度に対して上昇していく。温度センサ8の検出温度が上昇している状態で、時刻S3にて再び電源をオンすると、冷却ファン4および排気ファン3が回転を開始する。このため、外気が再導入され、温度センサ8の近傍に外気が流通するようになる。その結果、温度センサ8の検出温度は低下し、外気温度と等しくなる(温度センサ8の検出温度は外気温度に近づく)。
投射型表示装置100は、その内部に配置された各部品を適正温度に冷却する必要がある。このため、温度センサ8の検出温度が所定の温度(基準温度)を超えた場合、ファン回転数の制御、光源1の出力制御、警告表示、または、光源1の強制消灯などを行うことが一般的である。例えば、環境温度が想定範囲内の上限付近に投射型表示装置100が設置されて使用された場合を考える。このとき、内部余熱の影響により温度センサ8の検出温度が上昇すると、投射型表示装置100は、本来であれば不要な光源1の強制消灯などの熱保護処理(保護動作)を行ってしまうことがある。一方、光源1の強制消灯などの保護動作を回避するため、保護動作の実行可否の判定に用いられる所定の温度(基準温度)を余熱影響分だけ高温側へシフトさせる(高い基準温度を設定する)ことが考えられる。しかしこの場合、ユーザの使い方によっては実際に想定外の高温環境で利用することができるため、投射型表示装置100の内部の各部品にダメージを与えて各部品の寿命が短くなる可能性がある。そこで本実施例において、投射型表示装置100(制御手段14)は、温度センサ8により検出された温度(検出温度)の変化に応じて基準温度を変更する。
図1を参照して、本実施例における投射型表示装置100の制御方法について説明する。図1は、本実施例における制御方法を示すフローチャートである。図1の各ステップは、制御基板10の各部により実行される。
まずステップS101において、ユーザの指示(操作)に基づき、制御手段14は投射型表示装置100の電源をオンする。続いてステップS102において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T11(第1の時刻(図5中の時刻S4)に検出された第1の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T11を記憶する。続いてステップS103において、制御手段14は時間計測手段11(制御基板10に搭載されたタイマ)を用いて所定時間(経過時間)をカウントし、記憶手段12はその経過時間を記憶する。続いてステップS104において、ステップS102から所定時間経過後、制御手段14は温度センサ8の検出温度T12(第1の時刻よりも後の第2の時刻(図5中の時刻S5)に検出された第2の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T12を記憶する。
続いてステップS105において、算出手段13は、ステップS102にて取得した検出温度T11と、ステップS104にて取得した検出温度T12との差(ΔT=T11−T12)を算出する。この差(算出結果)が正の値である場合(ΔT>0)、ステップS106に進む。このとき、ファンが駆動してから温度センサ8の検出温度が低下しているため、温度センサ8は、前述のように正確な外気温度を検出していない可能性がある。このため制御手段14は、ステップS106において、基準温度として、本来想定すべき温度Tb1(第1の基準温度)よりも高い温度Ta1(第2の基準温度)を設定する。一方、その差(算出結果)が負の値またはゼロである場合(ΔT≦0)、ステップS111に進む。このとき制御手段14は、温度センサ8が外気温度を正確に検出していると判定し、基準温度として本来想定すべき温度Tb1(第1の基準温度)を設定する。本実施例において、算出手段13は、温度センサ8の検出温度のバラツキや不安定さを考慮して、検出温度に平均化処理を行うことや、ステップS105の算出結果(差)から所定値を減算する処理を行ってもよい。
続いてステップS107において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T13(第3の時刻に検出された第3の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T13を記憶する。続いてステップS108において、制御手段14は、ステップS106にて設定された温度Ta1(第2の基準温度)と、ステップS107にて検出された検出温度T13とを比較する。検出温度T13が温度Ta1よりも大きいか、または検出温度T13が温度Ta1と等しい場合(Ta1≦T13)、ステップS109に進む。ステップS109において、制御手段14は警告表示(保護動作)を行う。
一方、検出温度T13が温度Ta1よりも小さい場合(Ta1>T13)、ステップS110に進む。ステップS110において、制御手段14は、時間計測手段11を用いて、ステップS106にて温度Ta1を設定してからの経過時間を計測する。温度Ta1を設定してから所定時間が経過した後、ステップS111に進む。ここで所定時間は、余熱の影響を除去(または十分に低減)するのに必要な時間である。ステップS111において、制御手段14は、基準温度を、温度Ta1から温度Tb1へ変更する。すなわち制御手段14は、基準温度として温度Ta1(第2の基準温度)を設定した場合、所定時間の経過後に、基準温度を温度Ta1(第2の基準温度)から温度Tb1(第1の基準温度)へ変更する。
続いてステップS112において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T14(第4の時刻に検出された第4の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T14を記憶する。続いてステップS113において、制御手段14は、ステップS111にて設定された温度Tb1(第1の基準温度)と、ステップS112にて検出された検出温度T14とを比較する。検出温度T14が温度Tb1よりも大きいか、または検出温度T14が温度Tb1と等しい場合(Tb1≦T14)、ステップS114に進む。ステップS114において、制御手段14は警告表示(保護動作)を行う。一方、検出温度T14が温度Tb1よりも小さい場合(Tb1>T14)、ステップS112に戻り、ステップS112、S113を繰り返す。
このように本実施例において、制御手段14は、第1の時刻に検出された第1の温度(T11)と、第1の時刻よりも後の第2の時刻に検出された第2の温度(T12)との差に応じて、基準温度を変更する。より好ましくは、制御手段14は、第1の温度が第2の温度よりも小さい場合、基準温度として第1の基準温度(Tb1)を設定する。一方、制御手段14は、第1の温度が第2の温度よりも大きい場合、基準温度として、第1の基準温度よりも高い第2の基準温度(Ta1)を設定する。また好ましくは、温度センサ8は、投射型表示装置100の電源がオンした後(冷却ファン4の駆動後)に第1の温度を検出し、第1の温度を検出した後に第2の温度を検出する。
本実施例によれば、投射型表示装置100の内部の発熱体からの余熱の影響を除去(十分に低減)して外気温度をより正確に認識することが可能になるため、熱保護動作を適正化することができる。
次に、本発明の実施例2における投射型表示装置について説明する。実施例1では、電源をオンした直後に温度センサ8による検出値(検出温度)を用いた制御を行うが、本実施例では、電源をオフする直前の待機状態において取得した検出値を用いた制御を行う。このような制御によっても実施例1と同様の効果を得ることができる。なお、本実施例の投射型表示装置は、図3を参照して実施例1にて説明した投射型表示装置100の構造と同様であるため、その説明は省略する。
図2を参照して、本実施例における投射型表示装置100の制御方法について説明する。図2は、本実施例における制御方法を示すフローチャートである。図2の各ステップは、制御基板10の各部により実行される。なお、図2の各ステップに関し、図1と共通の説明については省略する。
まずステップS201において、ユーザの指示(操作)に基づき、制御手段14は投射型表示装置100の電源をオフする。続いてステップS202において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T21(第1の時刻に検出された第1の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T21を記憶する。続いてステップS203において、ユーザの指示(操作)に基づき、制御手段14は投射型表示装置100の電源をオンする。続いてステップS204において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T22(第1の時刻よりも後の第2の時刻に検出された第2の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T22を記憶する。
続いてステップS205において、算出手段13は、検出温度T21と検出温度T22との差(ΔT=T21−T22)を算出する。この差(算出結果)が正の値である場合(ΔT>0)、ステップS206に進み、制御手段14は、基準温度として、温度Tb2(第1の基準温度)よりも高い温度Ta2(第2の基準温度)を設定する。一方、その差(算出結果)が負の値またはゼロである場合(ΔT≦0)、ステップS211に進み、基準温度として温度Tb2(第1の基準温度)を設定する。
ステップS207において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T23(第3の時刻に検出された第3の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T23を記憶する。続いてステップS208において、制御手段14は、温度Ta2(第2の基準温度)と検出温度T23とを比較する。検出温度T23が温度Ta2よりも大きいか、または検出温度T23が温度Ta2と等しい場合(Ta2≦T23)、ステップS209に進み、制御手段14は警告表示(保護動作)を行う。
一方、検出温度T23が温度Ta2よりも小さい場合(Ta2>T23)、ステップS210に進み、制御手段14は、時間計測手段11を用いて、ステップS206にて温度Ta2を設定してからの経過時間を計測する。温度Ta2を設定してから所定時間が経過した後、ステップS211に進み、制御手段14は、基準温度を、温度Ta2から温度Tb2へ変更する。すなわち制御手段14は、基準温度として温度Ta2(第2の基準温度)を設定した場合、所定時間の経過後に、基準温度を温度Ta2(第2の基準温度)から温度Tb2(第1の基準温度)へ変更する。
続いてステップS212において、制御手段14は温度センサ8の検出温度T24(第4の時刻に検出された第4の温度)を取得し、記憶手段12は検出温度T24を記憶する。続いてステップS213において、制御手段14は、温度Tb2(第1の基準温度)と検出温度T24とを比較する。検出温度T24が温度Tb2よりも大きいか、または検出温度T24が温度Tb2と等しい場合(Tb2≦T24)、ステップS214に進み、制御手段14は警告表示(保護動作)を行う。一方、検出温度T24が温度Tb2よりも小さい場合(Tb2>T24)、ステップS212に戻り、ステップS212、S213を繰り返す。
このように本実施例において、温度センサ8は、投射型表示装置100の電源がオフした後(光源1の消灯後)に第1の温度を検出し、第1の温度を検出してから電源がオンした後に第2の温度を検出する。本実施例によれば、投射型表示装置100の内部の発熱体からの余熱の影響を除去(十分に低減)して外気温度をより正確に認識することが可能になるため、熱保護動作を適正化することができる。
各実施例の投射型表示装置は、投射型表示装置の姿勢によらず、温度センサの検出温度が、本来の外気温度であるのか、または余熱の影響を受けた偽りの検出温度であるかを判定することができる。このため各実施例によれば、設置姿勢によらず、警告表示や光源の点灯回避などの保護動作を適切に行うことが可能な投射型表示装置を提供することができる。特に、温度検出手段が光源よりも高い位置になるように投射型表示装置が設置される場合に効果的である。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本発明の各実施例においては、前述の制御を行う投射型表示装置について説明したが、本発明はこのような投射型表示装置に限られるものではない。吸気口から外気を吸気する冷却手段と、温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検出された温度が基準温度よりも高い場合に保護動作を行う制御手段とを有する投射型表示装置のためのプログラムであってもよい。そして、このプログラムが温度検出手段により検出された温度の変化に応じて基準温度を変更するステップを有している。
4 冷却ファン(冷却手段)
8 温度センサ(温度検出手段)
14 制御手段
100 投射型表示装置

Claims (10)

  1. 光源からの光を用いて画像を投射する投射型表示装置であって、
    吸気口から外気を吸気する冷却手段と、
    温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記温度が基準温度よりも高い場合に保護動作を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された前記温度の変化に応じて前記基準温度を変更することを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記制御手段は、第1の時刻に検出された第1の温度と、該第1の時刻よりも後の第2の時刻に検出された第2の温度との差に応じて、前記基準温度を変更することを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の温度が前記第2の温度よりも小さい場合、前記基準温度として第1の基準温度を設定し、
    前記第1の温度が前記第2の温度よりも大きい場合、前記基準温度として、前記第1の基準温度よりも高い第2の基準温度を設定することを特徴とする請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記基準温度として前記第2の基準温度を設定した場合、所定時間の経過後に、該基準温度を該第2の基準温度から前記第1の基準温度へ変更することを特徴とする請求項3に記載の投射型表示装置。
  5. 前記温度検出手段は、
    前記投射型表示装置の電源がオンした後に前記第1の温度を検出し、
    前記第1の温度を検出した後に前記第2の温度を検出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  6. 前記温度検出手段は、
    前記投射型表示装置の電源がオフした後に前記第1の温度を検出し、
    前記第1の温度を検出してから前記電源がオンした後に前記第2の温度を検出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  7. 前記制御手段は、前記保護動作として警告表示を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  8. 前記制御手段は、前記保護動作として前記光源の出力を下げることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  9. 前記温度検出手段は、前記吸気口の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  10. 前記投射型表示装置は、前記温度検出手段が前記光源よりも高い位置になるように設置されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
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