JP2018054658A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モノクロ画像形成時とフルカラー画像形成時とでブラックの画像形成部以外の複数の画像形成部へのベルトの着脱が行われる中間転写ベルトユニットにおいて、耐久性への懸念が少なく、コストを抑え、ユニット周囲のスペースに制約を受けないピッチムラ及びショックスジ画像対策を行う。【解決手段】中間転写ベルトユニット内にモノクロ画像形成時にのみ駆動ローラに負荷を与える負荷部材を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、印刷機などの画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置の高速化に伴い、ベルト部材に対応して複数の画像形成部を並べて配置し、各色の作像プロセスを並行処理する構成が主流となっている。例えば、電子写真方式のフルカラー画像形成装置における中間転写ベルトがその代表的なものとして挙げられる。
中間転写ベルトは各色のトナー像が順次ベルト表面に重ねあわされて転写され、記録材に対してカラートナー像を一括的に転写するというものである。また、モノクロ画像を形成する場合には、画像形成部の寿命を考慮し、ブラックの画像形成部以外の画像形成部に対してベルトを離間させる構成が幅広く採用されている。この中間転写ベルトは、駆動ローラをはじめとする複数の張架部材である張架ローラによって張架され、回転可能とされている。
このような、複数の張架ローラに張架されたベルト部材は、駆動ローラの重量が軽く回転時のイナーシャが小さい場合には、画像形成部で形成された画像がベルト上に転写される際に駆動ローラの回転ムラや記録紙先端がベルト表面に突入する時のショックの影響を受けやすくなり、駆動ローラの1回転周期で画像濃度が不均一になるピッチムラやショックスジが発生する。特にモノクロ画像形成時にはフルカラー画像形成時に比べて画像形成部からベルトを経由して駆動ローラが受ける負荷が減少するため、これらの現象は顕著に表れるようになる。
このような一般的なピッチムラやショックスジ問題に対する手段として、駆動ローラの重量を増やすことが有効であるが、ユニットサイズに制約が設けられている場合には駆動ローラのサイズや重量を大きく変えることが困難である。このため、駆動ローラのイナーシャを変えずに駆動ローラの回転ムラや記録紙先端の突入の影響を抑える様々な提案がなされており、特許文献1に提案されている駆動ローラの上流側のローラにブレーキ部材を設けた構成や、特許文献2に提案されている駆動ローラに伝達される駆動系に対してブレーキを備える構成、特許文献3に提案されているベルトに当接部材により負荷を与える構成が知られている。
特開2008−107444号公報 特開2008−40289号公報 特開2009−294312号公報
しかし、特許文献1では、モノクロ画像形成時、フルカラー画像形成時を問わずブレーキを与え続けるため、ブレーキの加圧部において摩耗によるブレーキ性能の低下や削れ粉の発生といった耐久性に対する課題がある。
特許文献2では、モノクロ画像形成時にのみ駆動ローラに負荷を与えるために電気部品を用いており、コスト高が課題である。また、特許文献2は電気部品を必要としないが、ベルト外側の画像形成部の間に当接部材を設けるため、画像形成ユニットの配置により制約を受ける課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
ブラック用の像担持体と、
複数のカラー用の像担持体と、
複数のローラに張架される無端状の像担持体ベルトと、
前記像担持体ベルトを挟んで前記ブラックの像担持体と当接するブラック用の一次転写ローラと、
前記像担持体ベルトを挟んで前記複数のカラー用のそれぞれの像担持体と当接する複数のカラー用の一次転写ローラと、
前記複数のベルト張架ローラのうちの一つでありベルトの搬送を行う駆動ローラと、
前記複数のベルト張架ローラのうちの一つでありベルトに従動して回転する複数のアイドラローラと、
前記像担持体ベルトを挟んで前記駆動ローラと当接して記録材に対してベルト上の画像を転写するための二次転写ローラと、
前記ブラック用の一次転写ローラを像担持体に対して着脱させるブラック用着脱部材と複数の前記カラー用の一次転写ローラを像担持体に対して着脱させるカラー用着脱部材と、を備え、
前記ブラック用の一次転写ローラのみ前記像担持体に当接してモノクロ画像を形成するモノクロモードと前記ブラック用と前記複数のカラー用の一次転写ローラが前記像担持体に当接してカラー画像を形成するカラーモードと前記ブラック用と前記複数のカラー用の一次転写ローラが前記像担持体から離間する全離間モードと、
を有する画像形成装置において、
前記駆動ローラに対して当接状態を変化可能な負荷部材と、
負荷部材を前記ブラック用着脱部材及び前記カラー用着脱部材の動作に連動して前記負荷部材を前記駆動ローラに対して当接状態を変化させる位置変動部材と、
前記位置変動部材を介して前記負荷部材により前記駆動ローラに負荷を与える加圧部材を有し、
前記負荷部材はモノクロモードでは前記駆動ローラに当接するとともに、カラーモード及び全離間モードでは前記駆動ローラに対する前記負荷部材の負荷をモノクロモードよりも低減する状態に前記負荷部材の位置を変位させることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、モノクロ画像形成時とフルカラー画像形成時とでブラックの画像形成部以外の複数の画像形成部へのベルトの着脱が行われる中間転写ベルトユニットにおいて、中間転写ユニット内にモノクロ画像形成時にのみ駆動ローラに負荷を与える負荷部材を設ける。これにより、耐久性への懸念が少なく、コストを抑え、ユニット周囲のスペースに制約を受けないピッチムラ及びショックスジ画像対策が可能となる。
中間転写方式の画像形成装置の断面図である。 本発明の実施例における(a)フルカラー画像作成時に中間転写ベルトが全てのドラムに接している状態、(b)全離間時に中間転写ベルトがドラムから離れている状態、(c)モノクロ画像作成時に中間転写ベルトがブラックのドラムのみに接している状態、のそれぞれの中間転写ベルトユニット周囲の断面図である。 本発明の実施例における(a)フルカラー画像作成時に中間転写ベルトが全てのドラムに接している状態、(b)全離間時に中間転写ベルトがドラムから離れている状態、(c)モノクロ画像作成時に中間転写ベルトがブラックのドラムのみに接している状態、のそれぞれの張架ローラの着脱動作を示す二次転写内駆動ローラ周囲の断面図である。 本発明の実施例における二転前ローラおよび一転ローラを除いた二次転写内駆動ローラ周辺の斜視図である。 本発明の実施例における駆動負荷ローラの斜視図である。 本発明の実施例における(a)フルカラー画像作成時に中間転写ベルトが全てのドラムに接している状態、(b)全離間時に中間転写ベルトがドラムから離れている状態、(c)モノクロ画像作成時に中間転写ベルトがブラックのドラムのみに接している状態、のそれぞれの駆動負荷ローラの着脱動作を示す二次転写内駆動ローラ周囲の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説明する。
[実施例]
まず、図1を用いて電子写真方式の画像形成装置の動作について説明する。
<転写材の搬送プロセス>
記録材Sは記録材収納部151内のリフトアップ装置152上に積載される形で収納されており、給紙ローラ153により画像形成タイミングに合わせて給紙される。もちろん、他の給紙方式であってもいい。給紙ローラ153により送り出された記録材Sは給紙搬送パス154を通過し、レジストローラ155へと搬送される。レジストローラ155において斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部へと送られる。二次転写部は、対向する第一の二次転写部材である二次転写内駆動ローラ2および第二の二次転写部材である二次転写外ローラ156により形成される転写ニップ部である。
そして、所定の加圧力と静電的負荷バイアスが与えられることで、中間転写ベルト上のトナー像が記録材S上に転写される。
<画像の作像プロセス>
以上説明した二次転写部までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部までの画像形成プロセスについて説明する。
本実施例では、イエロー(Y)のトナーにより画像を形成する画像形成部110Yと、マゼンタ(M)のトナーで画像形成する画像形成部110Mと、シアン(C)のトナーで画像形成する画像形成部110Cと、ブラック(BK)のトナーで画像形成する画像形成部110BKを有する。画像形成部110Yと画像形成部110Mと画像形成部110Cと画像形成部110BKとは、トナーの色が異なる以外は、同様の構成であるため、代表して画像形成部110Yを用いて説明する。
トナー像形成手段である画像形成部110Yは、像担持体である感光体111、感光体111を帯電する帯電器112、露光部113、現像装置114、一次転写装置115、および感光体クリーナ116から構成される。図中矢印mの方向に回転する感光体111は、帯電器112により表面を一様に帯電される。レーザー、ポリゴンミラー補正系レンズを含むスキャナユニット117から画像信号に応じて変調されたレーザー光が出力され、このレーザー光が折り返しミラーで反射して露光部113にて帯電された感光体111を露光することで、静電潜像が形成される。感光体111上に形成された静電潜像は、現像装置114により現像され、感光体上にトナー像が形成される。
その後、一次転写部材117により所定の加圧力および静電的負荷バイアスにより、ベルト部材である中間転写ベルト1上にイエローのトナー像が転写される。その後、感光体111上に残った転写残トナーは感光体クリーナ116により回収され、再び次の画像形成に備える。
以上説明した画像形成部110は図1の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(Bk)の4セット存在する。そのため、中間転写ベルト1に形成されたイエローのトナー像に対して、画像形成部Mで形成されたマゼンタのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。さらに、形成されたマゼンタのトナー像に対して、画像形成部Cで形成されたシアンのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。
さらに、シアンのトナー像に対して、画像形成部BKで形成されたブラックのトナー像が中間転写ベルト1に転写される。このように、異なる色のトナー像が中間転写ベルト1上に重ねられて形成されることで、フルカラー画像が中間転写ベルト1上に形成される。また、モノクロ画像を形成する場合には、画像形成部BKでのみトナー像が形成され中間転写ベルト1に転写される。これによりブラック単色のモノクロ画像が中間転写ベルト1上に形成される。
なお、本実施例の色数は4色およびブラックのみの1色であったが、色数は4色およびブラックのみの1色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
次に、中間転写ベルト1を備える中間転写ベルトユニット102について説明する。中間転写ベルト1は駆動部材と二次転写内部材を兼ねる二次転写内駆動ローラ2、テンション部材であるテンションローラ3、および張架部材である二次転写前ローラ4、テンション後ローラ5によって張架されている。そして、中間転写ベルト1は図中矢印Vの方向へと搬送駆動されるベルト部材である。
中間転写ベルト1の搬送方向Vに対して二次転写前ローラ4は二次転写内駆動ローラ2の上流側に配置され、中間転写ベルト1に所定の張力を付与するテンションローラ3は二次転写内駆動ローラ2の下流に配置され、さらにその下流にテンション後ローラ5が配置されている。テンション後ローラ5と二次転写前ローラ4の間には中間転写ベルト1を感光体111に当接させるための一転ローラ115が配設されているため、中間転写ベルト1の搬送距離は二次転写前ローラ4から二次転写内駆動ローラ2の間よりも二次転写内駆動ローラ2からテンションローラ3までの間の方が短くなっている。
テンションローラ3、二次転写前ローラ4、テンション後ローラ5には駆動は与えられておらず、中間転写ベルト1の搬送に従動して回転する。中間転写ベルト1にテンションローラによる張力があたえられた状態で二次転写内駆動ローラ2が摩擦力にて中間転写ベルト1を搬送可能であるように、二次転写内駆動ローラ2の外周部は導電性EPDMにて形成されている。二次転写内駆動ローラの外周面の初期摩擦抵抗μは1.0〜1.5程度で設定されている。
フルカラー画像形成時には先述の各画像形成部110Y,110M,110C,110BKにより並列処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト1上に一次転写された上流色のトナー像上に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト1上に形成され、二次転写部へと搬送される。またモノクロ画像形成時にはブラックの画像形成部BKにおいてのみ中間転写ベルト1上に一次転写され、ブラックのみのトナー像が中間転写ベルト1上に形成され、二次転写部へと搬送される。
なお、中間転写ベルト1を張架するローラの本数は図1の構成に限定されるものではない。また、二次転写内駆動ローラ2の材質や外周面の初期摩擦抵抗に関しても上述の構成に限定されるものではない。
<中間転写ベルトの感光体への着脱動作>
次に、中間転写ベルト1の感光体111への着脱動作を説明する。図2(a)は中間転写ベルト1が各色の感光体111Y,111M,111C,111BKに接している状態、図2(b)は中間転写ベルト1が各色の感光体111Y,111M,111C,111BKから離れている状態、図2(c)は中間転写ベルト1が感光体111BKのみに接して感光体111Y,111M,111Cから離れている状態をそれぞれ示す。また、図3(a)、(b)、(c)はそれぞれ図2(a)、(b)、(c)における二次転写内駆動ローラ2周辺における詳細図である。
本実施例における画像形成装置101では画像形成時にのみ中間転写ベルト1を感光体111に対して当接させ、本体待機状態では中間転写ベルト1を感光体111から離間させている。これはメンテナンスで中間転写ベルトユニット102や感光体111を含むプロセスカートリッジを画像形成装置101から取り外す際に、中間転写ベルト1と感光体111が当接していることにより摺擦して感光体111上に摺擦メモリが発生するのを防ぐためである。
図2(a)はフルカラー画像の画像形成状態であり、中間転写ベルトユニット102に備えられた一次転写ローラ115により中間転写ベルト1は感光体111に対して押し付けられて接している。
図3(a)に示すように、二次転写前ローラ4を回転可能に支持する二次転写前ローラ軸受20は、ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられた軸受回動軸29に回動自在に支持され、図示しない引張バネにより反時計周り方向に付勢されている。ブラック離間スライダー24は図示しない離間カムにより右方向に押されて移動しているため、ブラック離間スライダー24の軸受押込み部25に対して二次転写前ローラ軸受20の当接時接触部21が当接し、中間転写ベルト1と感光体111の当接状態となる下方に位置している。
また、ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられたアーム回動軸30Bkに回動自在に支持された離間アーム27Bkの押込みボス28は、離間スライダー24が右方向に移動しているためアーム押込み部26から離間されており、圧縮バネ31により下方に付勢された一転ローラ115Bkは離間アーム27からの影響を受けずに中間転写ベルト1を挟んで感光体111Bkと当接する位置に移動している。
カラー離間スライダー35は図示しない離間カムにより左方向に押されて移動している。ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられたアーム回動軸30Cに回動自在に支持された離間アーム36Cの押込みボス37は、カラー離間スライダー35が左方向に移動しているためアーム押込み部38から離間されており、圧縮バネ31により下方に付勢された一転ローラ115Cは離間アーム36Cからの影響を受けずに中間転写ベルト1を挟んで感光体111Cと当接する位置に移動している。図示しない一転ローラ115Y、115Mも同様に感光体111と当接する位置に移動している。
また、本発明の特徴となる二転内駆動ローラに回転負荷を与える負荷ローラ51は二転内駆動ローラ2から離間した状態になっている。
図2(b)は本体待機状態であり、二次転写前ローラ4及び一次転写ローラ115が感光体111から離れた状態に持ち上げられているため、中間転写ベルト1は感光体111から離間している。
図3(b)に示すように、ブラック離間スライダー24は図示しない離間カムにより左方向に押されて移動しているため、ブラック離間スライダー24の軸受押込み部25に対して二次転写前ローラ軸受20の離間時接触部21が当接している。離間時接触部21は当接時接触部よりも面が低く形成されているため、中間転写ベルト1と感光体111が離間状態となる上方に位置している。
また、ブラック離間スライダー24が左方向に移動しているためアーム押込み部26によって離間アーム27Bkの押込みボス28が反時計周り方向に押されることで、一転ローラ115Bkは離間アーム27により中間転写ベルト1から離間する位置に移動している。
カラー離間スライダー35は図示しない離間カムにより右方向に押されて移動している。ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられたアーム回動軸30Cに回動自在に支持された離間アーム36Cの押込みボス37は、カラー離間スライダー35が右方向に移動しているためアーム押込み部38によって離間アーム36Cの押込みボス37が時計周り方向に押されることで、一転ローラ115Cは離間アーム36Cにより中間転写ベルト1から離間する位置に移動している。図示しない一転ローラ115Y、115Mも同様に中間転写ベルト1から離間する位置に移動している。
本発明の特徴となる負荷ローラ51は二転内駆動ローラ2から離間した状態になっている。図2(c)はモノクロ画像の画像形成状態であり、中間転写ベルトユニット102に備えられた一次転写ローラ115Bkにより中間転写ベルト1は感光体111Bkに対して押し付けられて接しているが、カラー画像形成用の感光体111Y、111M、111Cからは離間している。
図3(c)に示すように、二次転写前ローラ4を回転可能に支持する二次転写前ローラ軸受20は、ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられた軸受回動軸29に回動自在に支持され、図示しない引張バネにより反時計周り方向に付勢されている。ブラック離間スライダー24は図示しない離間カムにより右方向に押されて移動しているため、ブラック離間スライダー24の軸受押込み部25に対して二次転写前ローラ軸受20の当接時接触部21が当接し、中間転写ベルト1と感光体111の当接状態となる下方に位置している。
また、ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられたアーム回動軸30Bkに回動自在に支持された離間アーム27Bkの押込みボス28は、離間スライダー24が右方向に移動しているためアーム押込み部26から離間されており、圧縮バネ31により下方に付勢された一転ローラ115Bkは離間アーム27からの影響を受けずに中間転写ベルト1を挟んで感光体111Bkと当接する位置に移動している。
カラー離間スライダー35は図示しない離間カムにより右方向に押されて移動している。ユニット後側板103R(ユニット前側板103F)に設けられたアーム回動軸30Cに回動自在に支持された離間アーム36Cの押込みボス37は、カラー離間スライダー35が右方向に移動しているためアーム押込み部38によって離間アーム36Cの押込みボス37が時計周り方向に押されることで、一転ローラ115Cは離間アーム36Cにより中間転写ベルト1から離間する位置に移動している。図示しない一転ローラ115Y、115Mも同様に中間転写ベルト1から離間する位置に移動している。
本発明の特徴となる負荷ローラ51は二転内駆動ローラ2に当接して加圧しているため、二転内駆動ローラ2の回転に対して負荷を与える状態になっている。なお、本実施例において中間転写ベルト1が全ての感光体111対して当接もしくは離間、もしくはブラックの感光体111Bkにのみ中間転写ベルト1が当接を行う構成であったが、必ずしも3状態でのみで当接もしくは離間を行う必要はなく、例えばマゼンタの感光体111Mに対してのみ中間転写ベルト1が当接し、その他の感光体111Y、111C、111Bkに対しては中間転写ベルト1が離間する状態を含む構成であっても問題ない。
<二次転写以降のプロセス>
以上、それぞれ説明した記録材Sの搬送プロセスおよび画像形成プロセスを以って、二次転写部において中間転写ベルト1に形成されたフルカラーのトナー像が記録材S上に二次転写される。その後、記録材Sは定着前搬送部157により定着装置158へと搬送される。定着装置158には様々な構成および方式があるが、図1では対向する定着ローラ159および加圧ローラ160が形成する定着ニップ内で所定の加圧力と熱量を与えて記録材S上にトナー像を溶融固着させるものである。
ここで、定着ローラ159は内部に熱源となるヒータを備え、加圧ローラは定着ローラ159に向かって付勢されている。定着装置158を通過し排紙反転ローラ161に搬送された記録材Sはそのまま排紙トレイ162上に排出されるか、もしくは両面画像形成を要する場合には分岐装置163に案内されて両面搬送装置164へと搬送されるかの経路選択が行われる。
両面画像形成を要する場合、記録材Sは排紙反転ローラ161によるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送装置164へと搬送される。その後、給紙ローラ153より搬送されてくる後続ジョブの記録材とのタイミングを合わせて、再給紙パス165から給紙搬送パス154に合流し、同様に二次転写部へと送られる。裏面(2面目)の画像形成プロセスに関しては、先述の表面(1面目)の場合と同様なので説明は省略する。また、記録材Sに二次転写されずに中間転写ベルト1上に残ったトナーは中間転写ベルト1に当接されている中間転写クリーナー50により除去される。
<二転内駆動ローラへの負荷付与の詳細構成>
ここで本発明の特徴となる二転内駆動ローラに対する負荷構成に関して詳細に説明する。図4は図1に示した画像形成装置101が有する中間転写ベルトユニット102の二転前ローラおよび一転ローラを除いた二次転写内駆動ローラ周辺の斜視図である。また、図5は二転内駆動ローラ2に当接する負荷ローラ51を示している。
両端にローラ部52F、52Rを備えた負荷ローラ51は負荷アーム55F、55Rの軸支部57F、57Rにより回転可能に支持されている。また負荷アーム55F、55Rに設けられた回動穴56F、56Rがユニット前側板103Fおよびユニット後側板103Rに設けられたアーム回動軸部61F、61Rによって回転可能に支持されており、バネ座面60F、60Rにおいて圧縮バネ64F、64Rにより負荷ローラ51が二転内駆動ローラ2に加圧される方向に力を受けている。
また、負荷アーム55F、55Rにはフルカラー画像形成時にカラー離間スライダー35F、35Rに設けられた第二アーム当接部62F、63Rにより加圧される第一離間当接部59F、59R、また、待機状態にブラック離間スライダー24F、24Rに設けられた第一アーム当接部62F、62Rにより加圧される第一離間当接部58F、58Rが形成されている。負荷アーム55F、55Rは互いにアームステイ65により固定されており、2つの負荷アーム55F、55Rが一体となって稼働可能となっている。
また、負荷ローラ51の軸部は負荷アーム55F、55Rに軸支されている軸両端部53F、53Rと軸中央部54から構成されており、軸中央部54の外径は軸両端部53F、53Rの外径より大きくなっている。軸両端部53F、53Rが負荷アーム55F、55Rにより両端側から挟まれて軸支されることで中間転写体ユニット内での前奥方向の位置を規制され、ローラ部52F、52Rは画像形成装置101における最大画像形成領域の外側において二転内駆動ローラ2に当接する構成となっている。
負荷ローラ51が二転内駆動ローラ2に対して当接している状態において、圧縮バネ64F、64Rにより負荷ローラ51は二転内駆動ローラ2に4kgfで加圧されている。これにより、二転内駆動ローラ2の駆動トルクは負荷ローラ51が当接しない場合の9.8cNmに対して、25cNmに増加する。本実施例におけるピッチムラ及びショックスジ画像が発生しない場合の二転内駆動ローラ2の駆動トルクは20cNmであるため、ピッチムラ及びショックスジ画像の発生を抑制することが可能となる。
なお、本実施例において二転内駆動ローラに負荷を与える負荷部材は耐久時の削れ粉の発生を防ぐために二転内駆動ローラに従動して回転する負荷ローラを用いたが、ユニットの耐久寿命内で削れ粉の発生の恐れがない場合には回転しない負荷部材を突き当てても問題ない。
<負荷ローラの二転内駆動ローラへの着脱動作>
次に、負荷ローラ51の二転内駆動ローラ2への着脱動作を説明する。図6(a)は中間転写ベルト1が各色の感光体111Y,111M,111C,111BKに接している状態、図6(b)は中間転写ベルト1が各色の感光体111Y,111M,111C,111BKから離れている状態、図6(c)は中間転写ベルト1が感光体111BKのみに接して感光体111Y,111M,111Cから離れている状態における負荷ローラ周辺における詳細図である。
本実施例における画像形成装置101ではモノクロ画像形成時にのみ負荷ローラ51を二転内駆動ローラ2に対して当接させ、フルカラー画像形成時および本体待機状態では負荷ローラ51を二転内駆動ローラ2から離間させている。これは二転内駆動ローラへの負荷が必要な時にのみ負荷を与えることで、耐久による摩耗で中間転写ベルトユニット内での削れ粉等の発生を防ぐためである。
図6(a)に示すフルカラー画像形成時には、前述のようにブラック離間スライダー24は右方向に移動しており、負荷アーム55に設けられた第一離間当接部58はブラック離間スライダー24に設けられた第一アーム当接部62と接触しない。しかし、カラー離間スライダー35は左方向に移動しているため、負荷アーム55に設けられた第一離間当接部59はカラー離間スライダー35に設けられた第二アーム当接部63と接触する。これにより負荷アーム55はカラー離間スライダー35により時計周り方向に回転される。このため、負荷アーム55に支持される負荷ローラ51は二転内駆動ローラ2から離間し、負荷を与えない状態となる。
図6(b)に示す待機状態時には、前述のようにブラック離間スライダー24は左方向に移動しており、負荷アーム55に設けられた第一離間当接部58はブラック離間スライダー24に設けられた第一アーム当接部62と接触する。カラー離間スライダー35は右方向に移動しており、負荷アーム55に設けられた第一離間当接部59はカラー離間スライダー35に設けられた第二アーム当接部63と接触しない。これにより負荷アーム55はブラック離間スライダー24により時計周り方向に回転される。このため、負荷アーム55に支持される負荷ローラ51は二転内駆動ローラ2から離間し、負荷を与えない状態となる。
図6(c)に示すモノクロ画像形成時には、前述のようにブラック離間スライダー24は左方向に移動しており、負荷アーム55に設けられた第一離間当接部58はブラック離間スライダー24に設けられた第一アーム当接部62と接触しない。また、カラー離間スライダー35は右方向に移動しており、負荷アーム55に設けられた第一離間当接部59はカラー離間スライダー35に設けられた第二アーム当接部63と接触しない。このため負荷アーム55はブラック離間スライダー24およびカラー離間スライダー35のどちらとも接触せずに、負荷アーム55は圧縮バネ64により反時計回り方向に回転する。これにより負荷アーム55に支持された負荷ローラ51が二転内駆動ローラ2を加圧し、負荷を与える状態となる。
モノクロ画像形成時にのみ二転内駆動ローラ2に負荷を与えることで、ピッチムラやショックスジの抑制が可能となるとともに、耐久性を兼ね備えた構成となる。
1 中間転写ベルト、2 二次転写内駆動ローラ、3 テンションローラ、4 二次転写前ローラ、24 ブラック離間スライダー、35 カラー離間スライダー、51 負荷ローラ、55 負荷アーム、58 第一離間当接部、59 第二離間当接部、62 第一アーム当接部、63 第二アーム当接部、64 圧縮バネ、111Y,111M,111C,111Bk 感光体、115Y,115M,115C,115Bk 一転ローラ、156 二次転写外ローラ

Claims (4)

  1. ブラック用の像担持体と、
    複数のカラー用の像担持体と、
    複数のローラに張架される無端状の像担持体ベルトと、
    前記像担持体ベルトを挟んで前記ブラックの像担持体と当接するブラック用の一次転写ローラと、
    前記像担持体ベルトを挟んで前記複数のカラー用のそれぞれの像担持体と当接する複数のカラー用の一次転写ローラと、
    前記複数のベルト張架ローラのうちの一つでありベルトの搬送を行う駆動ローラと、
    前記複数のベルト張架ローラのうちの一つでありベルトに従動して回転する複数のアイドラローラと、
    前記像担持体ベルトを挟んで前記駆動ローラと当接して記録材に対してベルト上の画像を転写するための二次転写ローラと、
    前記ブラック用の一次転写ローラを像担持体に対して着脱させるブラック用着脱部材と複数の前記カラー用の一次転写ローラを像担持体に対して着脱させるカラー用着脱部材と、
    を備え、
    前記ブラック用の一次転写ローラのみ前記像担持体に当接してモノクロ画像を形成するモノクロモードと前記ブラック用と前記複数のカラー用の一次転写ローラが前記像担持体に当接してカラー画像を形成するカラーモードと前記ブラック用と前記複数のカラー用の一次転写ローラが前記像担持体から離間する全離間モードと、
    を有する画像形成装置において、
    前記駆動ローラに対して当接状態を変化可能な負荷部材と、
    負荷部材を前記ブラック用着脱部材及び前記カラー用着脱部材の動作に連動して前記負荷部材を前記駆動ローラに対して当接状態を変化させる位置変動部材と、
    前記位置変動部材を介して前記負荷部材により前記駆動ローラに負荷を与える加圧部材を有し、
    前記負荷部材はモノクロモードでは前記駆動ローラに当接するとともに、カラーモード及び全離間モードでは前記駆動ローラに対する前記負荷部材の負荷をモノクロモードよりも低減する状態に前記負荷部材の位置を変位させることを特徴とする画像形成装置。
  2. カラーモード及び全離間モードでは前記負荷部材は前記駆動ローラから離間することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記負荷部材は前記像担持体ベルト上に形成される最大の画像に対して、前記駆動ローラの画像領域外に対して当接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. カラーモードでは前記カラー用着脱部材により前記駆動ローラに対する前記負荷部材の負荷を低減する状態に前記負荷部材の位置を変位させ、全離間モードでは前記ブラック用着脱部材により前記駆動ローラに対する前記負荷部材の負荷を低減する状態に前記負荷部材の位置を変位させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021081600A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および感光体ユニット

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