JP2018054412A - 処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】影境界領域において高精度に被写体の面法線を算出可能な処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体を提供する。
【解決手段】互いに異なる複数の位置の光源200からの光を被写体に順次照射して被写体の複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部104aと、複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成する第1の影マップ作成部104bと、第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成する第2の影マップ作成部104cと、第2の影マップおよび複数の撮影画像に基づいて算出された被写体の法線情報を取得する法線情報取得部104dと、を有する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体に関する。
被写体に関するより多くの物理情報を取得しておくことで、撮像後の画像処理において、物理モデルに基づく画像生成を行うことができる。例えば、被写体の見えを変更した画像を生成することが可能となる。被写体の見えは、被写体の形状情報、被写体の反射率情報、光源情報等で決定される。光源から射出され、被写体によって反射された光の物理的な振る舞いは局所的な面法線に依存するため、形状情報としては3次元形状ではなく被写体の面法線を用いることが特に有効である。被写体の面法線を取得する方法として、例えば、レーザ光を用いた三角測量や2眼ステレオなどの方法で取得された距離情報から求められた三次元形状を面法線情報に変換する方法が知られている。しかしながら、このような方法では装置は複雑になり、取得された面法線の精度は不十分である。
そこで、特許文献1や非特許文献1では、被写体の面法線を直接取得する方法として照度差ステレオ法を開示している。照度差ステレオ法は、被写体の面法線と被写体から光源への方向とに基づく被写体の反射特性を仮定し、複数の光源位置での被写体の輝度情報と仮定した反射特性とから面法線を算出する方法である。被写体の反射特性は、例えば、ランバートの余弦則に従うランバート反射モデルを用いて近似することができる。
また、照度差ステレオ法では、複数の光源位置での被写体の輝度情報が必要となるため、陰影や輝度飽和等で輝度情報が観測されない光源位置での輝度情報を使用すると正確に被写体の面法線を算出することができない。特許文献2では、輝度情報が観測されない光源位置をしきい値判定し、その光源位置における輝度情報を使用しないようにすることで、精度良く被写体の面法線を算出する方法を開示している。
特開2010−122158号公報 特開2012−122870号公報
松下康之、"照度差ステレオ"、情報処理学会研究報告、Vol.2011−CVIM−177、No.29、pp.1−12、2011
照度差ステレオ法により被写体の面法線を取得する際、照射した光が遮られることで被写体中に影の領域が生じる場合がある。影領域のような輝度情報が取得できない領域に対しては、特許文献2のようにしきい値判定を行うことで被写体の面法線を算出することができる。しかしながら、影領域と影ではない領域の境界部分(以下、影境界領域という)には、撮像光学系の収差や遮蔽物からの光の回折、光源の大きさの影響および被写体での内部散乱等によってボケが生じる。影境界領域では照射した光が遮られない条件下で観測されるはずの本来の輝度値を取得できないため、影境界領域を影であると判定して影領域と同様に面法線算出に使用しないことが望ましい。しかしながら、影境界領域ではある程度の輝度値を有するため、しきい値判定では影であると判定されない。そのため、しきい値判定を用いた面法線算出処理では、影境界領域における被写体の面法線を正確に算出することができない。
このような課題に鑑みて、本発明は、影境界領域において高精度に被写体の面法線を算出可能な処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての処理装置は、互いに異なる複数の位置の光源からの光を被写体に順次照射して前記被写体の複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成する第1の影マップ作成部と、前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成する第2の影マップ作成部と、前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得する法線情報取得部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての処理システムは、光源部と、互いに異なる複数の位置の前記光源部からの光を被写体に順次照射して前記被写体の複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成する第1の影マップ作成部と、前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成する第2の影マップ作成部と、前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得する法線情報取得部と、を備える処理装置と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての撮像装置は、互いに異なる複数の位置の光源からの光を順次照射される被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像する前記被写体の複数の輝度情報を取得し、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで作成された第1の影マップを取得し、前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成し、前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得する処理部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての処理方法は、互いに異なる複数の位置の光源からの光を被写体に順次照射して前記被写体の複数の撮影画像を取得するステップと、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成するステップと、前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成するステップと、前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、影境界領域において高精度に被写体の面法線を算出可能な処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体を提供することができる。
実施例1の撮像装置の外観図である。 実施例1の撮像装置のブロック図である。 実施例1の処理システムを示す図である。 実施例1の面法線算出処理を示すフローチャートである。 実施例1の第1の影マップの作成例を示す図である。 実施例1の撮影画像における微分値のピークの算出方法を示す図である。 実施例1の第2の影マップの作成例を示す図である。 実施例1の点像強度分布を用いた膨張処理のパラメータの決定方法を示す図である。 実施例2の面法線算出処理を示すフローチャートである。 実施例2の撮像素子の受光部と撮像光学系の瞳との関係図である。 実施例2の撮像部の模式図である。 実施例2の撮像の他の例を示す図である。 実施例2の光の回折による影境界領域を示す図である。 実施例2の光源の大きさの影響による影境界領域を示す図である。 実施例3の法線情報取得システムの外観図である。 Torrance−Sparrowモデルの説明図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
照度差ステレオ法は、被写体の面法線と被写体から光源への方向とに基づく被写体の反射特性を仮定し、複数の光源位置での被写体の輝度情報と仮定した反射特性とから面法線を算出する方法である。反射特性は、所定の面法線と光源の位置が与えられたときに反射率が一意に定まらない場合、ランバートの余弦則に従うランバート反射モデルで近似すればよい。また、鏡面反射成分は、図15に示されるように、光源ベクトルsと視線方向ベクトルvの2等分線と、面法線nのなす角αに依存する。したがって、反射特性は、視線方向に基づく特性としてもよい。また、輝度情報は、光源が点灯している場合と消灯している場合のそれぞれの被写体を撮像し、これらの差分をとることで環境光等の光源以外の光源による影響を除いてもよい。
以下、ランバート反射モデルで反射特性を仮定した場合について説明する。反射光の輝度値をi、物体のランバート拡散反射率をρ、入射光の強さをE、物体から光源への方向(光源方向)を示す単位ベクトル(光源ベクトル)をs、物体の単位面法線ベクトルをnとすると、輝度値iはランバートの余弦則から以下の式(1)で示される。
異なるM個(M≧3)の光源ベクトルの各成分をs、s、・・・、s、光源ベクトルの各成分ごとの輝度値をi、i、・・・iとすると、式(1)は以下の式(2)で示される。
式(2)の左辺はM行1列の輝度ベクトル、右辺の[s 、・・・s ]はM行3列の光源方向を示す入射光行列S、nは3行1列の単位面法線ベクトルである。M=3の場合は、入射光行列Sの逆行列S−1を用いて、Eρnは以下の式(3)で示される。
式(3)の左辺のベクトルのノルムが入射光の強さEとランバート拡散反射率ρの積であり、正規化したベクトルが物体の面法線ベクトルとして算出される。すなわち、入射光の強さEとランバート拡散反射率ρは積の形でのみ条件式に現れるので、Eρを1つの変数とみなすと、式(3)は単位面法線ベクトルnの2自由度と合わせて未知の3変数を決定する連立方程式とみなせる。したがって、少なくとも3つの光源を用いて輝度情報を取得することで、各変数を決定することができる。なお、入射光行列Sが正則行列でない場合は逆行列が存在しないため、入射光行列Sが正則行列となるように入射光行列Sの各成分s〜sを選択する必要がある。すなわち、成分sを成分s、sに対して線形独立に選択することが望ましい。
また、M>3の場合は求める未知変数より多い条件式が得られるので、任意に選択した3つの条件式からM=3の場合と同様の方法で単位面法線ベクトルnを算出すればよい。4つ以上の条件式を用いる場合は、入射光行列Sが正則行列ではなくなるため、例えば、Moore−Penrose疑似逆行列を使って近似解を算出すればよい。また、フィッティング手法や最適化手法によって単位面法線ベクトルnを算出してもよい。
光源ベクトルの各成分ごとの輝度値のうち、陰影や輝度飽和により正確な値が取得できなかった輝度値を用いて算出された単位面法線ベクトルnは正確ではない。したがって、陰影や輝度飽和により正確な値が取得できなかった輝度値は使用せずに単位面法線ベクトルnを算出してもよい。つまり、M=mの光源ベクトルsで得られた輝度値iが陰影や輝度飽和である場合には、光源ベクトルsおよび輝度値iを式(3)から除外して単位面法線ベクトルnを算出する。除外する輝度値はしきい値判定により決定すればよい。ただし、上述したように単位面法線ベクトルnを算出するためには、少なくとも3つの輝度情報が必要である。
被写体の反射特性をランバート反射モデルとは異なるモデルで仮定した場合は、条件式が単位面法線ベクトルnの各成分に対する線形方程式と異なる場合がある。その場合、未知変数以上の条件式が得られれば、フィッティング手法や最適化手法を用いることができる。
また、M>3の場合には3以上M−1以下の複数の条件式が得られるため、単位面法線ベクトルnの複数の解の候補を求めることができる。この場合、さらに別の条件を用いて複数の解の候補から解を選択すればよい。例えば、単位面法線ベクトルnの連続性を条件として用いることができる。単位面法線nを撮像装置の1画素ごとに算出する場合、画素(x、y)での面法線をn(x、y)として、n(x−1、y)が既知であれば以下の式(4)で示される評価関数が最小となる解を選択すればよい。
また、n(x+1、y)やn(x、y±1)も既知であれば、以下の式(5)が最小となる解を選択すればよい。
既知の面法線がなく、全画素位置で面法線の不定性があるとすれば、以下の式(6)で示される式(5)の全画素での総和が最小となるように解を選択してもよい。
なお、最近傍以外の画素での面法線を用いたり、注目する画素位置からの距離に応じて重みづけした評価関数を用いてもよい。
また、別の条件として、任意の光源位置での輝度情報を用いてもよい。ランバート反射モデルに代表される拡散反射モデルでは、単位面法線ベクトルと光源方向ベクトルが近いほど反射光の輝度が大きくなる。よって、複数の光源方向での輝度値のうち最も輝度値が大きくなる光源方向ベクトルに近い解を選択することで、単位面法線ベクトルを決定することができる。
また、鏡面反射モデルでは、光源ベクトルをs、物体からカメラへの方向の単位ベクトル(カメラの視線ベクトル)をvとすると、以下の式(7)が成り立つ。
式(7)に示されるように、光源方向ベクトルsとカメラの視線ベクトルvが既知であれば単位面法線ベクトルnを算出することができる。表面に粗さがある場合、鏡面反射も出射角の広がりを持つが、平滑面として求めた解の付近に広がるため、複数の解の候補うち最も平滑面に対する解に近い候補を選択すればよい。また、複数の解の候補の平均によって真の解を決定してもよい。
図1は本実施例の撮像装置1の外観図であり、図2Aは撮像装置1のブロック図である。撮像装置1は、撮像部100および光源部200を備える。撮像部100は、撮像光学系101を備える。光源部200は、撮像光学系101の光軸を中心とした同心円状に等間隔で配置された8個の光源から構成される。なお、照度差ステレオ法を実施する際に必要な光源は少なくとも3個であるため、光源部200は3個以上の光源を備えていればよい。また、本実施例では光源部200は複数の光源を撮像光学系101の光軸を中心とした同心円状に等間隔で配置しているが、本発明はこれに限定されない。また、本実施例では、光源部200は、撮像装置1に内蔵されているが、着脱可能に取り付けられる構成としてもよい。
撮像光学系101は、絞り101aを備え、被写体からの光を撮像素子102上に結像させる。本実施例では、撮像光学系101は、撮像装置1に内蔵されているが、一眼レフカメラのように撮像装置1に着脱可能に取り付けられる構成であってもよい。撮像素子102は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成され、被写体を撮像する。撮像素子102の光電変換によって生成されたアナログ電気信号は、A/Dコンバータ103でデジタル信号に変換されて画像処理部104に入力される。
画像処理部104は、デジタル信号に対して一般的に行われる画像処理と併せて、被写体の法線情報を算出する。画像処理部104は、撮影画像取得部104a、第1の影マップを作成する第1の影マップ作成部104b、第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成する第2の影マップ作成部104c、および法線取得部(法線情報取得部)104dを備える。画像処理部104で処理された出力画像は、半導体メモリや光ディスク等の画像記録部109に保存される。また、出力画像を、表示部105に表示してもよい。なお、本実施例では、撮影画像取得部104a、第1の影マップ作成部104b、第2の影マップ作成部104c、および法線取得部104dは、撮像装置1に内蔵されているが、後述するように撮像装置1とは別に構成されてもよい。
情報入力部108は、ユーザーによって選択された撮影条件(絞り値、露出時間、および焦点距離など)をシステムコントローラ110に供給する。撮像制御部107は、システムコントローラ110からの情報に基づいて、ユーザーが選択した所望の撮影条件で画像を取得する。照射光源制御部106は、システムコントローラ110からの指示に応じて光源部200の発光状態を制御する。
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施例の面法線算出処理について説明する。図3は、本実施例の面法線算出処理を示すフローチャートである。本実施例の面法線算出処理は、システムコントローラ110および画像処理部104により、コンピュータプログラムとしての処理プログラムに従って実行される。なお、処理プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。
ステップS101では、撮影画像取得部104aは、互いに位置の異なる複数の光源位置で被写体の撮像を行うことで取得された複数の撮影画像を取得する。複数の撮影画像は、単一の光源の位置を変更して光源からの光を順次照射することで取得してもよいし、それぞれ位置の異なる複数の光源からの光を順次照射して取得してもよい。
ステップS102では、第1の影マップ作成部104bは、ステップS101で取得した複数の撮影画像それぞれにおいて影であると判定される画素をマップ化した複数の第1の影マップを作成する。例えば、各撮影画像の全画素のうち、輝度値がしきい値より小さい画素を影であると判定するしきい値判定を行うことで第1の影マップを作成すればよい。また、あらかじめ撮影時に作成した第1の影マップを撮影画像に付帯させておき、ステップS101で取得した撮影画像から第1の影マップを取得してもよい。本実施例では、撮影画像ごとに第1の影マップを作成しているが、あらかじめ影が発生する光源位置が認識されている場合は、その光源位置での撮影画像に対してのみ第1の影マップおよび後述する第2の影マップを作成してもよい。
図4は、第1の影マップの作成例を示す図である。図4(b)は、図4(a)に示される撮影画像に対して、しきい値を10としてしきい値判定を行うことで作成される第1の影マップを示している。図4(b)の第1の影マップでは、影である画素を1、影ではない画素を0で表している。図4(b)に示されるように、影境界領域は影であるとは判定されていない。
ステップS103では、第2の影マップ作成部104cは、ステップS102で作成した複数の第1の影マップのそれぞれに対応する複数の第2の影マップを作成する。上述したように、影境界領域は、影領域と同様に面法線算出に使用しないことが望ましいが、ある程度の輝度値を有するためしきい値判定では影であると判定されない。そのため、しきい値判定を用いた面法線算出処理では、影境界領域における被写体の面法線を正確に算出することができない。そこで、第2の影マップ作成部104cは、影境界領域を影領域として扱うために、一般的に画像処理で行われる膨張処理によって第1の影マップを膨張させることで第2の影マップを作成する。
膨張処理では、第1の影マップの各画素を原点とした構造化要素内に影判定されている画素が存在するならば、その画素は影であると判定することで第1の影マップを膨張させる。膨張処理を行う際の構造化要素のサイズや形状および膨張回数等のパラメータは任意に決定してよい。好ましくは、影境界領域のみを影領域として膨張するように膨張処理のパラメータを決定するとよい。影境界領域のみを影領域として膨張するためには、例えば、図4(b)の第1の影マップにおけるエッジ近傍で図4(a)の撮影画像における微分値(輝度勾配)のピークを探索し、そのピークの画素が影判定されるように膨張処理のパラメータを決定すればよい。
図5は、撮影画像における微分値のピークの算出方法を示す図である。本実施例では、図5(a)に示される撮影画像の一部に対して図5(b)のsobelフィルタを適用することで、図5(c)に示される微分値が算出される。本実施例では、水平方向のsobelフィルタを適用しているが、垂直方向のsobelフィルタを適用してもよい。影境界領域と影ではない領域との境界では輝度値が大きく変化する場合が多いため、微分値のピークがその境界部分に対応する。そこで、図5(c)に示される微分値のピークの画素(灰色部分)が影判定されるまで、第1の影マップに対して膨張処理を行う。
図6は、第2の影マップの作成例を示す図である。本実施例では、図6(a)に示される第1の影マップに対して図6(b)に示される中心を原点として水平方向へ3画素、垂直方向へ3画素から成る構造化要素を用いて膨張処理を複数回行うことで第2の影マップを作成する。膨張処理を1回行った後の図6(c)に示される影マップでは、微分値のピーク(灰色部分)の画素が影判定されていない。本実施例では、再度膨張処理を行うことで、図6(d)に示される微分値のピークの画素が影判定された(影境界領域が影判定された)第2の影マップを作成することができる。本実施例では膨張処理を複数回行うことで影境界領域が影判定された第2の影マップを作成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、構造化要素のサイズや形状を調整して膨張処理を行ってもよい。また、微分値のピークの画素が影判定されるように膨張処理を行ったが、本発明はこれに限定されない。例えば、影境界領域の大きさを推定して膨張処理のパラメータを決定してもよい。
影境界領域の大きさを推定して膨張処理のパラメータを決定するために、撮影光学系の光学情報を用いてもよい。影境界領域は撮像光学系の収差等によってボケが生じた領域であるため、光学情報に基づいたボケ量(収差情報)から膨張処理のパラメータを決定できる。光学情報に基づいたボケ量の一例として、点像強度分布(PSF:Point Spread Function)が挙げられる。撮像により取得した撮影画像は、理想的な被写体像にPSFが畳み込まれたものである。したがって、第1の影マップに対して膨張処理を行う構造化要素としてPSFを用いる。例えば、図7(a)に示される撮像光学系のPSFを2値化(しきい値0.01)した図7(b)に示される構造化要素(図7(b))を用いて膨張処理を行う。
点像強度分布は、撮像光学系の状態によって膨大な量のバリエーションがある。例えば、焦点距離が可変であるズームレンズでは、焦点距離、F値、撮像距離、撮像素子(撮像面)上での位置、および色(波長)等の組み合わせ分だけ点像強度分布が存在する。さらに、撮像素子の画素サイズ等の撮像素子の特性と組み合わせた場合にもバリエーションがある。したがって、現実的には、多数の組み合わせの中から膨張処理に必要なものだけを保持しておけばよい。なお、保持していない撮像条件での点像強度分布は、補間処理によって生成してもよい。
点像強度分布は、あらかじめ光学CAD等で計算しておき、膨張処理に適したデータベースにしてメモリに保持しておく。また、点像強度分布は、測定によって求め、データとして保持しておいてもよい。第2の影マップ作成部104cは、あらかじめ保持された点像強度分布のデータベースの中から撮影画像から取得される撮像時の焦点距離、F値、撮像距離、画素サイズ等の情報に一致する点像強度分布を取得すればよい。
また、被写体の内部散乱特性(例えば、双方向散乱面反射率分布関数:BSSRDF)に基づいて推定される影境界領域の大きさを用いて膨張処理を行ってもよい。
ステップS104では、法線取得部104dは、互いに位置の異なる複数の光源位置で被写体の撮像を行うことで取得された複数の撮影画像とステップS103で作成した第2の影マップを用いて、被写体の法線情報を算出する。つまり、法線取得部104dは、複数の撮影画像の各画素に対応する第2の影マップで影と判定された画素の輝度情報を使用せずに、照度差ステレオ法により面法線を算出する。法線情報は、照度差ステレオ法を用いて、光源位置による輝度情報の変化に基づいて算出される。照度差ステレオ法では各画素に最低3つの輝度情報が必要であるため、第2の影マップにより使用できる輝度情報が減ることで輝度情報が3つ未満にならないようにする必要がある。なお、本実施例では、法線取得部104dは、法線情報を算出しているが、他のユニットが算出した法線情報を取得するようにしてもよい。
なお、本実施例では撮像装置1内で被写体の法線情報を算出しているが、図2Bに示されるように、撮像装置1とは異なる処理システム2を用いて被写体の法線情報を算出してもよい。図2Bに示される処理システム2は、処理装置500、法線算出部(法線情報算出部)501、撮像部502、および光源部503を備える。処理装置500は、撮影画像取得部500a、第1の影マップ作成部500b、第2の影マップ作成部500c、および法線取得部(法線情報取得部)500dを備える。処理システム2を用いて法線情報を算出する場合、まず、撮影画像取得部500aは複数の光源位置で被写体の撮像を行うことで取得された複数の撮影画像を取得する。次に、第1の影マップ作成部500bは、撮影画像取得部500aが取得した複数の撮影画像に基づいて第1の影マップを取得する。そして、第2の影マップ作成部500cは、第1の影マップ作成部500bが作成した第1の影マップから第2の影マップを作成する。さらに、法線算出部501は、撮影画像取得部500aが取得した複数の撮影画像と第2の影マップ作成部500cが作成した第2の影マップを用いて被写体の法線情報を算出する。最後に、法線取得部500dは、法線算出部501が算出した法線情報を取得する。なお、処理システムは少なくとも処理装置500と法線算出部501を備えていればよく、処理装置500が法線算出部501を備えていてもよい。また、撮像部502および光源部503はそれぞれ、個別の装置であってもよいし、光源部503が撮像部502に内蔵されていてもよい。
以上説明したように、本実施例では、影境界領域においても高精度に被写体の法線情報を算出することができる。
本実施例では、影の原因となる光の遮蔽物、被写体および光源の3次元位置関係(撮像条件)と光源の大きさ(光源条件)の少なくとも一方に基づいて推定される影境界領域の大きさに基づいて膨張処理を行い、法線情報を取得する方法について説明する。本実施例の撮像装置は、実施例1と同様の撮像装置であるが、本実施例では被写体空間の3次現位置情報が必要となるため、後述する被写体距離算出部を有することが望ましい。
図8のフローチャートを参照して、本実施例の面法線算出処理について説明する。図8は、本実施例の面法線算出処理を示すフローチャートである。本実施例の面法線算出処理は、図2Aに示されるシステムコントローラ110および画像処理部104により、コンピュータプログラムとしての処理プログラムに従って実行される。なお、処理プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。
本実施例のステップS201、S202、およびS205はそれぞれ、実施例1のステップS101、S102、およびS104と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS203では、被写体距離算出部は、被写体距離を算出する。本実施例では、異なる視点から撮影した複数の視差画像を取得するステレオ法によって被写体距離を算出する。ステレオ法では、取得した複数の視差画像中の被写体の対応点の視差量と撮影した各視点の位置情報および光学系の焦点距離から三角測量によって奥行きを算出する。被写体距離は、被写体の対応点で算出された奥行きの平均値としてもよいし、被写体の特定の点における奥行きとしてもよい。視差画像から被写体距離を算出する場合、複数の視差画像の撮像部は、図9に示されるように、撮像光学系の瞳のうちそれぞれ異なる領域を通過した複数の光束を撮像素子の互いに異なる受光部(画素)に導いて光電変換を行う撮像系を有する。
図9は、撮像素子の受光部と撮像光学系の瞳との関係図である。撮像素子には、受光部であるG1画素とG2画素の対(画素対)が複数配列されている。複数のG1画素をまとめてG1画素群といい、複数のG2画素をまとめてG2画素群という。対のG1画素とG2画素は、共通の(すなわち、画素対ごとに1つずつ設けられた)マイクロレンズMLを介して撮像光学系の射出瞳EXPと共役な関係を有する。また、マイクロレンズMLと受光部との間には、カラーフィルタCFが設けられている。
図10は、図9の射出瞳EXPの位置に薄肉レンズがあると仮定した場合の撮像系の模式図である。G1画素は射出瞳EXPのうちP1領域を通過した光束を受光し、G2画素は射出瞳EXPのうちP2領域を通過した光束を受光する。撮像している物点OSPには必ずしも物体が存在している必要はなく、物点OSPを通った光束は通過する瞳内での領域(位置)に応じてG1画素またはG2画素に入射する。瞳内の互いに異なる領域を光束が通過することは、物点OSPからの入射光が角度(視差)によって分離されることに相当する。すなわち、マイクロレンズMLごとに設けられたG1画素およびG2画素のうち、G1画素からの出力信号を用いて生成された画像とG2画素からの出力信号を用いて生成された画像とが、互いに視差を有する複数(ここでは一対)の視差画像となる。以下の説明において、瞳内の互いに異なる領域を通過した光束を互いに異なる受光部(画素)により受光することを瞳分割という。
図9および図10において、射出瞳EXPの位置がずれる等して、上述した共役関係が完全ではなくなったりP1領域とP2領域とが部分的にオーバーラップしたりしても、得られた複数の画像を視差画像として扱うことができる。
図11は、撮像の他の例を示す図である。図11に示されるように、1つの撮像装置に複数の撮像光学系OSj(j=1、2)を設けることで視差画像を取得することができる。また、複数のカメラを用いて同一被写体を撮像する場合も視差画像が得られる。
なお、本実施例ではステレオ法によって被写体距離を算出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、レーザ距離計等を用いて算出してもよい。
ステップS204では、第2の影マップ作成部104は、撮像条件および光源条件の少なくとも一方に基づいて推定される影境界領域の大きさを用いて膨張処理を行うことで第2の影マップを作成する。例えば、図12に示されるように、影の原因となる光の遮蔽物、被写体および光源の3次元位置関係(撮影条件)に基づいて推定される光の回折現象による影境界領域の大きさを用いて膨張処理を行ってもよい。また、図13に示されるように、3次元位置関係および光源の大きさ(光源条件)に基づいて推定される影境界領域の大きさを用いて膨張処理を行ってもよい。
以上説明したように、本実施例では、影境界領域においても高精度に被写体の法線情報を算出することができる。
実施例1および2では、光源を内蔵した撮像装置について説明したが、本実施例では撮像装置と光源ユニットから構成される法線情報取得システムについて説明する。
図14は、法線情報取得システムの外観図である。法線情報取得システムは、被写体303を撮像する撮像装置301、および複数の光源ユニット302を備える。本実施例の撮像装置301は、実施例1と同様の撮像装置であるが、複数の光源を内蔵する構成である必要はない。
光源ユニット302は、撮像装置301と有線または無線で接続され、撮像装置301からの情報に基づいて制御できることが好ましい。また、照度差ステレオ法では少なくとも3光源を順次照射して撮像された画像が必要であるが、光源が移動可能に構成された光源ユニットを使用する場合、少なくとも1つの光源ユニットを備えていればよい。ただし、光源を移動させて、最低3つの光源位置で撮影を行う必要がある。なお、光源ユニット302が自動で光源位置を変更できない場合や光源ユニット302が撮像装置301により制御できない場合には、撮像装置301の表示部に表示される光源位置に位置するようにユーザーに光源ユニット302を調整させてもよい。
本実施例の面法線算出処理は、実施例1の処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
500 処理装置
500a 撮影画像取得部
500b 第1の影マップ作成部
500c 第2の影マップ作成部
500d 法線取得部(法線情報取得部)

Claims (18)

  1. 互いに異なる複数の位置の光源からの光を被写体に順次照射して前記被写体の複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
    前記複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成する第1の影マップ作成部と、
    前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成する第2の影マップ作成部と、
    前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得する法線情報取得部と、を有することを特徴とする処理装置。
  2. 前記処理装置は、
    前記第1の影マップ作成部は、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで複数の第1の影マップを作成し、
    前記第2の影マップ作成部は、前記複数の第1の影マップのそれぞれに対応する複数の第2の影マップを作成し、
    前記法線情報取得部は、前記複数の第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて前記被写体の法線情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記第2の影マップ作成部は、前記第1の影マップを膨張させることで前記第2の影マップを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
  4. 前記第2の影マップ作成部は、前記第1の影マップおよび前記複数の撮影画像の輝度情報に基づいて前記第2の影マップを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の処理装置。
  5. 前記第2の影マップ作成部は、前記第1の影マップおよび前記撮影画像の輝度勾配に基づいて前記第2の影マップを作成することを特徴とする請求項4に記載の処理装置。
  6. 前記第2の影マップ作成部は、前記第1の影マップおよび光学情報に基づいて前記第2の影マップを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 前記光学情報は、前記被写体を撮像した撮像光学系の収差情報であることを特徴とする請求項6に記載の処理装置。
  8. 前記第2の影マップ作成部は、前記第1の影マップ、および前記被写体を撮像した際の撮影条件と光源条件の少なくとも一方に基づいて前記第2の影マップを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の処理装置。
  9. 前記第2の影マップ作成部は、前記第1の影マップ、および前記被写体を撮像した際の撮影条件における回折現象に基づいて前記第2の影マップを作成することを特徴とする請求項8に記載の処理装置。
  10. 前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて前記被写体の法線情報を算出する法線情報算出部を更に有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の処理装置。
  11. 光源部と、
    互いに異なる複数の位置の前記光源部からの光を被写体に順次照射して前記被写体の複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成する第1の影マップ作成部と、前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成する第2の影マップ作成部と、前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得する法線情報取得部と、を備える処理装置と、を有することを特徴とする処理システム。
  12. 前記光源部は、移動可能であることを特徴とする請求項11に記載の処理システム。
  13. 互いに位置の異なる3つ以上の光源部を備えることを特徴とする請求項11に記載の処理システム。
  14. 前記被写体を撮像する撮像部を更に有することを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の処理システム。
  15. 互いに異なる複数の位置の光源からの光を順次照射される被写体を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像する前記被写体の複数の輝度情報を取得し、前記複数の撮影画像の影領域を判定することで作成された第1の影マップを取得し、前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成し、前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得する処理部と、を有することを特徴とする撮像装置。
  16. 互いに異なる複数の位置の光源からの光を被写体に順次照射して前記被写体の複数の撮影画像を取得するステップと、
    前記複数の撮影画像の影領域を判定することで第1の影マップを作成するステップと、
    前記第1の影マップに基づいて第2の影マップを作成するステップと、
    前記第2の影マップおよび前記複数の撮影画像に基づいて算出された前記被写体の法線情報を取得するステップと、を有することを特徴とする処理方法。
  17. 請求項16に記載の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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