JP2018052398A - Seat slide device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両に設けられるシートスライド装置に関する。 The present invention relates to a seat slide device provided in a vehicle.
車両用のシートスライド装置は、車体に固定したロアレールに対し、シートに固定したアッパレールをスライド移動自在に設け、アッパレールに取り付けたロック部材のロック歯を、ロアレールのロック溝に係合させてロック状態となる。特許文献1のロック部材は、アッパレールへの固定部よりも前方で下方に屈曲するフランジに開口が設けられ、当該開口に操作ハンドルを前方から挿入し、中央付近の貫通孔を通してロック部材の上部に操作ハンドルの先端側を位置させている。操作ハンドルを操作することによって、先端側がロック部材を下方に変位させ、ロックが解除される。操作ハンドルは、フランジの開口へ挿入された部分が縮径され、さらに先端にストッパを備えることで、ロック部材に対する前後方向が固定される。
A seat slide device for a vehicle is provided in such a manner that an upper rail fixed to a seat is slidably movable with respect to a lower rail fixed to a vehicle body, and a lock tooth of a lock member attached to the upper rail is engaged with a lock groove of the lower rail to be locked. It becomes. The lock member of
また、特許文献2,3では、ロック解除操作部材を設けて、操作ハンドルとロック解除操作部材をレール前端部付近で連結する構造が提案されている。この特許文献2,3では、構造の簡素化を図るため、回転軸を用いないロック解除操作部材の回転支持構造となっている。
例えば車両が後方から衝突されると、乗員の踵がシートスライド装置の操作ハンドルに後方に向けて衝突することがある。この場合、特許文献1に記載されたシートスライド装置は、操作ハンドルの受ける荷重が、ロック部材に対する前後の縮径部及びストッパによる固定部を介してロック解除方向に作用する恐れがある。特許文献2,3も同様の課題を備えている。
For example, when the vehicle is collided from behind, the passenger's heel may collide backward with the operation handle of the seat slide device. In this case, in the seat slide device described in
そこで、本発明は、操作ハンドルが後方に向けて衝撃荷重を受けたときに、ロック部材のロック解除を抑制することを目的としている。 Therefore, an object of the present invention is to suppress unlocking of the lock member when the operation handle receives an impact load toward the rear.
本発明は、車両前後方向に沿って延設されるロアレールと、前記ロアレールの長手方向に沿って相対移動するアッパレールと、前記アッパレールに取り付けられ、前記ロアレールに形成された被ロック部に係合するロック方向に付勢されたロック部を備えたロック部材と、解除レバーと操作ハンドルとを備える。解除レバーは、前記ロック部材と前記アッパレールの長手方向で重なる位置に設けられ、前記ロック部の前記被ロック部に対する係合を解除するように前記ロック部材の前記ロック部周辺を押圧可能な解除押圧部と、操作ハンドルの少なくともロック解除操作により作動される作動部と、前記解除押圧部と前記作動部の間に設けられた揺動支点部とを備える。操作ハンドルは、前記解除レバーの作動部の下側に配置され、前記アッパレールに対して回動可能に支持され、前記ロック部材をロック方向に付勢する付勢力よりも弱い付勢力で前記解除レバーの作動部と係合する方向に付勢される。前記揺動支点部は、前記アッパレール又はロック部材に設けられた被支持部に対して揺動可能に係合するとともに、後方への所定の荷重にて離脱可能な支持部を備え、前記作動部は、前記操作ハンドルがロック解除方向に回動操作されるときの力が付与される作用部と、前記操作ハンドルが後方に移動したときに係合する押し込み部と、前記アッパレールの側壁に向けて突出する係止突起と、を備え、前記アッパレールの側壁は、前記係止突起が収容される略L字形状の係止突起収容部を備える。前記係止突起収容部は、前記揺動支点部の前記支持部が前記被支持部を支持する支持状態で前記係止突起が位置し、前記解除レバーのロック解除方向への回動を許容するとともに、前記係止突起と係合して前記解除レバーの下方への移動を規制する下方移動規制部と、前記解除レバーの押し込み部が操作ハンドルから後方に向けて衝撃荷重を受けたときに、前記揺動支点部の前記支持部が前記被支持部から外れて、前記解除レバーが後方へ移動することで前記係止突起が位置し、前記係止突起と係合して前記解除レバーのロック解除方向への回動を規制するとともに、前記解除レバーの下方への移動を規制するロック解除規制部と、を備えていることを特徴とする。 The present invention relates to a lower rail that extends along the longitudinal direction of the vehicle, an upper rail that moves relative to the longitudinal direction of the lower rail, and a locked portion that is attached to the upper rail and formed on the lower rail. A lock member having a lock portion biased in the lock direction, a release lever, and an operation handle are provided. The release lever is provided at a position overlapping the lock member in the longitudinal direction of the upper rail, and is a release press capable of pressing around the lock portion of the lock member so as to release the engagement of the lock portion with the locked portion. And an operating part that is operated by at least an unlocking operation of the operating handle, and a swing fulcrum provided between the release pressing part and the operating part. The operation handle is disposed below the operation portion of the release lever, is rotatably supported with respect to the upper rail, and has a biasing force that is weaker than a biasing force that biases the lock member in the locking direction. It is urged | biased in the direction engaged with the operation part. The swing fulcrum portion includes a support portion that can swingably engage with a supported portion provided on the upper rail or the lock member, and can be detached by a predetermined load to the rear, and the operating portion Is directed to an action portion to which a force is applied when the operation handle is rotated in the unlocking direction, a push-in portion to be engaged when the operation handle moves rearward, and a side wall of the upper rail. A locking protrusion that protrudes, and a side wall of the upper rail includes a substantially L-shaped locking protrusion accommodating portion that accommodates the locking protrusion. The locking protrusion accommodating portion allows the locking protrusion to be positioned in a support state where the support portion of the swing fulcrum portion supports the supported portion, and allows the release lever to rotate in the unlocking direction. And a downward movement restricting portion that engages with the locking protrusion and restricts the downward movement of the release lever, and when the pushing portion of the release lever receives an impact load from the operation handle toward the rear, When the support portion of the swing fulcrum portion is disengaged from the supported portion and the release lever moves rearward, the locking projection is positioned and engages with the locking projection to lock the release lever. And a lock release restricting portion for restricting the downward movement of the release lever as well as restricting rotation in the release direction.
本発明によれば、解除レバーが衝撃荷重を受けて後方に向けて移動すると、解除レバーの支持部がロック部材の被支持部から外れる。このとき、解除レバーの係止突起が、アッパレールの係止突起収容部内を後方へ移動し、係止突起収容部のロック解除規制部が係止突起の上方への移動を規制する。これにより、解除レバーのロック解除方向への移動が規制され、操作ハンドルにロック解除方向の荷重が作用した場合でもロック部材のロック解除を抑制することができる。 According to the present invention, when the release lever receives an impact load and moves rearward, the support portion of the release lever is detached from the supported portion of the lock member. At this time, the locking projection of the release lever moves backward in the locking projection housing portion of the upper rail, and the lock release restricting portion of the locking projection housing portion regulates the upward movement of the locking projection. As a result, movement of the release lever in the unlocking direction is restricted, and unlocking of the lock member can be suppressed even when a load in the unlocking direction acts on the operation handle.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1〜図4に示す本発明の一実施形態に係わるシートスライド装置1は、車両用シートの前後方向への調節を手動で行う手動式である。シートスライド装置1は、車両の床面上に設置され、車両前後方向に沿って延設されるロアレール3と、シート座部(図示せず)の裏面に設置され、ロアレール3の長手方向に沿って、ロアレール3内を相対移動自在に組付けられるアッパレール5とを備えている。ロアレール3とアッパレール5とでレール体6を構成しており、レール体6は左右一対設けられている。図2、図3では、ロアレール3を省略している。なお、以下の説明で、「前」は図2、図3中で左側の車両前方側であり、「後」は図2、図3中で右側の車両後方側である。
The
ロアレール3は、図4に示すように、車両前後方向に延びる長方形の板形状を具備するロア底壁3aを備えている。ロア底壁3aの車幅方向の両端縁から、左右一対のロア外側壁3bが、ロア底壁3aから上方に向けてやや外側に傾斜するように立ち上がっている。左右一対の両ロア外側壁3bの上端縁から、互いに近づくように斜め上方に向けて延在するロア斜壁3cを備え、ロア斜壁3cの上端から、互いに近づく方向にロア底壁3aと平行に延在する左右一対のロア上壁3dが設けられている。
As shown in FIG. 4, the
左右一対のロア上壁3dの内端縁からロア底壁3aに向かって下方に垂下する、左右一対のロア内側壁3eが設けられている。なお、互いに平行な状態で対向するロア内側壁3e間の間隔は、ロアレール3内に収容されるアッパレール5が移動可能なように設定されている。
A pair of left and right lower
アッパレール5は、車体前後方向に延びる長方形の板形状を具備するアッパ天壁5aを備えている。アッパ天壁5aの車幅方向の両端縁から、左右一対のアッパ側壁5bが下方に向けて垂下している。両アッパ側壁5bの下端縁から、アッパ下方斜壁5cがそれぞれの外側斜め上方に向けて立ち上がっている。左右一対の両アッパ下方斜壁5cの上端縁から、屈曲部5dを介してアッパ上方斜壁5eがロア斜壁3cに向かって斜め上方に向けて立ち上がっている。
The
ロアレール3のロア底壁3aとロア外側壁3bとの間の下方円弧部3fと、アッパレール5のアッパ下方斜壁5cとの間に、下方ガイドボール7を転動自在に配置している。ロアレール3のロア外側壁3bとロア斜壁3cとの間の上方円弧部3gと、アッパレール5のアッパ上方斜壁5eとの間に上方ガイドボール9を転動自在に配置している。
A
下方ガイドボール7及び上方ガイドボール9は、図5に示すように、図4では省略しているボールリテーナ11に回転自在に支持されている。ボールリテーナ11は、下方ガイドボール7及び上方ガイドボール9を2個ずつ、計4個を支持している。これら下方ガイドボール7及び上方ガイドボール9を支持した状態のボールリテーナ11は、ロア外側壁3b、ロア斜壁3c、ロア上壁3d及びロア内側壁3eに囲まれた収容部13(図4)内に、前後2カ所配置され、左右一対のレール体6に対して計4カ所配置される。なお、図1〜図3は、下方ガイドボール7、上方ガイドボール9及びボールリテーナ11を省略している。
As shown in FIG. 5, the
図2、図3に示すように、アッパレール5の前方側におけるアッパ天壁5aには、リベットなどの固定具15によってロック部材17を固定している。ロック部材17は、板状のばね部材で構成している。ロック部材17は、固定具15によって固定される固定部19に、固定具15が挿入される固定孔19aを備えている。ここで、アッパレール5のアッパ天壁5aには、固定具15の固定孔5fを挟むように、アッパ天壁5aとアッパ側壁5bの連結部分に沿って一対のスリットが形成されるとともに、このアッパ天壁5aの固定孔5fの周辺部分が他のアッパ天壁5aの部分に対して下方に窪んで形成されている。これにより、固定具15の頭部がアッパレール5のアッパ天壁5aの他の上面よりも突出しないように設定される。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
固定部19は、アッパ天壁5aとほぼ平行に前後方向に延在し、固定部19の後端から後方斜め下方に傾斜する後方傾斜部21が形成される。後方傾斜部21の後端から固定部19とほぼ平行に後方に向けて延在する後方弾性変形部23が形成されている。後方弾性変形部23の後端部23aには、図3、図7に示すように、左右両側方に突出するロック部としてのロック歯25が、前後方向ほぼ等間隔に3個ずつ全部で6個設けられている。
The fixed
図6に示すように、アッパレール5の前後方向のほぼ中央付近において、左右両アッパ側壁5bから両アッパ下方斜壁5cにわたり、ロック歯嵌合孔29を、前後方向に沿って左右それぞれ3箇所形成している。図2、図3に示すように、ロック歯嵌合孔29にロック部材17のロック歯25が下方から入り込んでいる。
As shown in FIG. 6, in the vicinity of the center of the
一方、図5に示すように、ロアレール3の左右のロア内側壁3eの前部付近及び後部付近を除く位置には、被ロック部としてのロック溝27を前後方向に沿って複数設けている。ロック溝27にロック部材17のロック歯25が、ロック歯嵌合孔29に位置している状態で下方から入り込むことで、ロック部材17がロアレール3に対してロックした状態となる。これにより、ロック部材17を取り付けてあるアッパレール5は、ロアレール3に対して前後方向の移動が規制される。
On the other hand, as shown in FIG. 5, a plurality of
ロック部材17は、アッパレール5に取り付けた状態で、後方弾性変形部23が上方に弾性力を付与することで、ロック歯25がロック溝27に入り込んだ状態が維持される。この状態から、操作ハンドル33を上方に向けて操作することで、解除レバー31を介してロック部材17の後端部23aが下方に押され、ロックが解除される。操作ハンドル33は、アッパレール5内に前部から挿入されて解除レバー31と連動可能に配置される。
With the
ロック部材17は、図3、図7に示すように、固定部19の固定孔19aに対応する位置の左右両側部から、それぞれ側方に向けて突出する被支持部としての突出部19bを備えている。突出部19bは、固定部19を含むロック部材17の板厚と同じ厚さで側方に突出していて、平面視で矩形状である。図2に示すように、ロック部材17は、固定部19を境にして後方傾斜部21と反対側の前方に前方第1傾斜部35が形成されている。前方第1傾斜部35は、前方ほど下方となるよう傾斜している。
As shown in FIGS. 3 and 7, the
前方第1傾斜部35の前端(下端)から前方に固定部19とほぼ平行に延びる操作ハンドル受部37が形成され、操作ハンドル受部37の前端からは前方の斜め下方に延びる前方第2傾斜部39が形成されている。操作ハンドル受部37の上面には、操作ハンドル33の後述するアーム部67の先端部67aが載置されるようにして当接する。前方第2傾斜部39の前端からは、前方に向けて操作ハンドル受部37とほぼ平行に延在する前方弾性変形部41が形成されている。
An operation
前方弾性変形部41の前端には、前方斜めやや上方に向けて屈曲して延びる緩傾斜部43を備え、緩傾斜部43の前端部には左右両側に向けて突出する前端爪部45が形成されている。前端爪部45は、操作ハンドル33の下面に形成してある凹状の段部33aに下方から係合している。前方弾性変形部41は、前端爪部45を介して段部33aを上方に向けて押圧している。前方弾性変形部41の段部33aに対する押圧力は、後方弾性変形部23のロック歯25によるロック溝27への押圧力よりも弱く設定している。これにより、操作ハンドル33の先端下部が、ロック部材17の操作ハンドル受部37に当接した状態が確保される。
At the front end of the front elastically deforming
ロック部材17は、図2に示すように、アッパレール5に取り付けた状態で、前方弾性変形部41の前後方向のほぼ中央から前方側が、アッパレール5から前方に突出している。
As shown in FIG. 2, when the
図8に示すように、解除レバー31は、左右の側壁47と、左右の側壁47の後方側のほぼ半分の領域において、左右の側壁47の上端相互をつなぐ上壁49とを備えている。ロック部材17は、前部付近及び後部付近を除く部位が、解除レバー31の左右の側壁47相互間に配置される。すなわち、解除レバー31は、ロック部材17とアッパレール5の長手方向及び上下方向で重なる位置に設けられている。
As shown in FIG. 8, the
解除レバー31の上壁49より前方側の側壁47の上側端部には、支持部としての凹所47aを形成している。凹所47aは、円弧形状の凹曲面状となっている。凹所47aは、図10に示すように、ロック部材17の左右の突出部19bの下側に配置され、突出部19bの下部が凹所47aに係合される。ロック部材17の突出部19b及び解除レバー31の凹所47aは、解除レバー31の前後が上下に揺動する際の揺動支点部51を構成する。揺動支点部51は、ロック部材17の固定具15によるアッパレール5に対する固定部位と前後方向で一致している。
A
解除レバー31は、揺動支点部51よりも後方の端部に解除押圧部53を備えている。解除押圧部53は、上壁49の左右両端から下方に延びる側壁47の下端47bが、ロック部材17における後方弾性変形部23の後端部23aの上面に当接している。
The
解除レバー31の左右の側壁47の前端部には、互いに近づくように屈曲した前部側壁55を備え、左右の前部側壁55の上端相互は、前部上壁57によりつながっている。前部側壁55は、操作ハンドル33が上方のロック解除方向に向けて回動操作されるときの力が、下方から付与される前部側壁55(作動部59)を構成する。すなわち、解除レバー31は、揺動支点部51を境にして後方の解除押圧部53と反対の前方に、操作ハンドル33が操作されるときの力が付与される作用部(作動部59)を備えている。前部側壁55と後述する係止突起61と押し込み部としての第1凸部47cとで、作動部59を構成している。解除レバー31の作動部59は、揺動支点部51を境にして後方の解除押圧部53と反対の前方に位置している。
The front end portions of the left and
図8、図9に示すように、左右の前部側壁55の前端(作用部近傍)には係止突起61を設けている。係止突起61は、前部側壁55の前端から両アッパ側壁5bに向けて略直角に折り曲げられる折り曲げ部を構成し、前部側壁55から幅方向の外側へ向けてそれぞれ突出している。係止突起61の先端よりも内側位置で、係止突起61から下方に延びる垂下部63を形成し、垂下部63の下端から内側に向けて延びる屈曲部65を形成している。係止突起61、垂下部63及び屈曲部65は、前後方向に対して直交する方向の同一平面内に形成されており、これら全体を屈曲フランジ66とする。
As shown in FIGS. 8 and 9, locking
図9に示す左右の垂下部63相互間に、ロック部材17の自由状態(操作ハンドルが組み付けられていない状態)において前方弾性変形部41が位置する。このとき、左右の屈曲部65の先端相互の間隔Hは、前方弾性変形部41の左右方向(図9中で左右方向、図2中で紙面に直交する方向)の幅よりも広く形成してある。これにより、前方弾性変形部41は、下方から左右の屈曲部65相互間を通して、垂下部63相互間の位置に入り込ませることができる。
The front
操作ハンドル33は、左右一対のレール体6に対応して左右一対のアーム部67を両端に備えた略U字状を有している。左右一対のアーム部67は、前後方向に延在し、左右それぞれのアッパレール5内に前端から挿入される。左右の各アーム部67は、車幅方向に延在する図示しない把持部によりつながっていて一体化している。把持部は、操作ハンドル33を乗員が操作するときに把持する。
The operation handle 33 has a substantially U shape with a pair of left and
アーム部67は、図2及び図10に示すように、後端部分が、解除レバー31の左右の側壁47相互間に挿入され、前述したように後方側の先端部67aが、図2に示すようにロック部材17の操作ハンドル受部37の上面に当接している。アーム部67は、上記した図示しない把持部を含めた全体が円筒部材で構成しており、段部33a付近から後方部分は、図11に示すように、円筒部分を上下から押し潰して断面ほぼハット形状とした操作部69を備えている。
2 and 10, the
操作部69は、上面69aと、上面69aの左右の両端部から下方に延びる側面69bと、左右の側面69bの下端から左右両側に向けて上面69aとほぼ平行に延びるフランジ69cとを備え、ハット形状の下方が開口している。ハット形状の下部は、ロック部材17の前方弾性変形部41を収容する収容凹部70となっている。フランジ69cは、解除レバー31の前部側壁55の下端55aにほぼ接触した状態となっている。この状態で、操作ハンドル33を上方に向けて操作したときの力が、フランジ69cを介して前部側壁55の下端55aに下方から付与される。
The
図3に示すように、解除レバー33には、操作部69の各フランジ69cの先端の後方に対向する位置に、第1凸部47cを設けてある。第1凸部47cは、解除レバー31の側壁47から内側に向けて突出しており、段差33aに前端爪部45が係合した操作ハンドル33の組付け状態で、フランジ69cに対して僅かに離間している。第1凸部47cよりも前方で、かつ上方の側壁47には、側壁47から内側に向けて突出する第2凸部47dを設けてある。第2凸部47dは、操作ハンドル33の非操作時の保持状態で、フランジ69cの上方位置でフランジ69cから離間した位置に設けられている。
As shown in FIG. 3, the
解除レバー31の前端におけるフランジ69cの下方には、図10に示すように屈曲フランジ66の屈曲部65が位置している。この状態で、操作ハンドル33の把持部が下方に押されたときに、操作ハンドル33が、前方弾性変形部41を弾性変形させながら、屈曲部65を支点として図2中で反時計回り方向に揺動する。このとき、先端部67aが図12に示すように実線位置から二点鎖線位置となるよう上方に変位し、フランジ69cが第2凸部47dに下方から当接する。これにより、操作ハンドル33の操作部の必要以上の下方への移動を規制する。ここで、解除レバー31の前部は、係止突起61がアッパレール5のアッパ側板5bの後述する係止突起収容部71(図13)に係合しているため、下方に移動することはない。
A
アッパレール5の前端には、解除レバー31の係止突起61を収容する係止突起収容部71を備えている。係止突起収容部71は、アッパレール5の左右一対のアッパ側壁5bの各前端に、後方へ向けて略L字状に凹む凹部73で構成している。凹部73は、図13に拡大して示すように、後端に位置する底部73aを備える。底部73aの下端から前方に下方側部73bが延び、下方側部73bの前端は、アッパレール5の前端まで達している。
At the front end of the
底部73aの上端から前方に上方第1側部73cが延び、上方第1側部73cは下方側部73bよりも前後方向の長さが短い。すなわち、上方第1側部73cの前端はアッパレール5の前端まで達していない。上方第1側部73cの前端からは面取り部を介して上方に延びる前方底部73dが形成され、前方底部73dの上端からは、前方に延びる上方第2側部73eが形成されている。
The upper
図2、図3のように解除レバー31をアッパレール5に組み付けた状態では、図12に示すように、係止突起61は、下方側部73bと上方第2側部73eとの間に位置し、下方側部73b側に位置している。下方側部73bと上方第2側部73eとの間の空間は、凹部73内の前方側に位置し、解除レバー31が上下に揺動操作されるときの係止突起61の上下の動きを許容する前方凹部73f(下方移動規制部)を構成している。ここで、凹部73の下方側部73bは、解除レバー31の前部が下方へ移動するのを規制している。
In the state where the
凹部73内の前方凹部73fよりも後方の空間、すなわち下方側部73bと上方第1側部73cとの間の空間は、解除レバー31が後方へ移動した状態で、係止突起61の上方への移動を規制して解除レバー31のロック解除方向への移動を規制する後方凹部73r(ロック解除規制部)を構成している。
A space behind the front concave portion 73f in the
図2に示す非操作時の保持状態では、解除レバー31の係止突起61の下端は、アッパレール5の凹部73の下方側部73b側に位置している。したがって、この状態で解除レバー31は、揺動支点部51を構成する突出部19bと凹所47aがほぼ接した状態を維持しており、解除レバー31の前部側壁55の下方への移動が規制されている。尚、この保持状態では、操作ハンドル33が前方弾性変形部41の付勢力によって上方に付勢されているため、操作ハンドル33を介して解除レバー31の作動部59が上方に付勢されている。このため、突出部19bと凹所47aは接した状態にあるとともに、係止突起61の下端と凹部73の下方側部73bの間にはわずかな隙間を有している。
In the non-operating holding state shown in FIG. 2, the lower end of the locking
次に、上記のように構成されたシートスライド装置1の動作を説明する。
Next, the operation of the
図1〜図3は、ロック部材17のロック歯25がロアレール3のロック溝27に係合してロックされたロック保持状態である。この状態から、乗員が操作ハンドル33を上方に向けて操作すると、操作ハンドル33は、アーム部67の先端部67aの下面がロック部材17の操作ハンドル受部37に支持されているため、先端部67aを支点として上方に向けて揺動する。操作ハンドル33を上方に向けて揺動すると、操作部69のフランジ69cが、解除レバー31の前部側壁55の作動面となる下端55aを上方に向けて押し付ける。
1 to 3 show a lock holding state in which the
これにより、解除レバー31は、揺動支点部51を中心として図2中で時計回り方向に揺動回転する。このとき、解除レバー31は、係止突起61が図13に示した前方凹部73f内を、上方第2側部73eに向けて上方に移動する。解除レバー31は、揺動回転によって後方の解除押圧部53の下端47bが、ロック部材17のロック部周辺に相当する後端部23aを下方に押し付け、後方弾性変形部23が下方に向けて弾性変形する。その結果、ロック歯25がロアレール3のロック溝27から外れてロックが解除される。ロックが解除されることで、図示しないシートをアッパレール5とともに、ロアレール3側の車両の床面に対して前後に移動させることができ、乗員の希望とするシート位置を確保できる。
Thereby, the
シート位置を決定した状態で、乗員が操作ハンドル33から手を離すと、ロック部材17の後方弾性変形部23が解除押圧部53の下端47bを上方に押し付け、解除レバー31を揺動回転させて図2のロック保持状態に戻る。このとき、解除レバー31は、揺動支点部51を中心として図2中で反時計回り方向に揺動回転し、係止突起61が図13に示した前方凹部73f内を下方側部73bに向けて下方に移動する。
When the occupant releases his hand from the operation handle 33 with the seat position determined, the rear
図2の状態で、例えば車両が後方から衝突され、乗員の踵が操作ハンドル33に後方に向けて衝突した場合を想定する。この場合、操作ハンドル33に作用する衝撃で段差33aから前端爪部45が外れ、操作ハンドル33が後方に移動する。このとき、操作ハンドル33が受ける荷重が、図11のフランジ69cの後端を介して図2、図3に示す解除レバー31の第1凸部47cに作用する。第1凸部47cが後方に向けて荷重を受けることで、解除レバー31は、揺動支点部51における凹所47aがロック部材17の突出部19bから外れて後方に移動する。これにより、乗員の踵が操作ハンドル33に衝突したときの衝撃が緩和される。操作ハンドル33は後方へ移動すると、図11に示す操作部69の上面69aの後端が、図2に示すロック部材17の前方第1傾斜部35に当接してそれ以上の後方への移動が規制される。なお、操作ハンドル33の先端部67aは、前方第1傾斜部35に沿って後上方に移動することで、解除レバー31より大きく後方に移動することができる。また、先端部67aが上方に移動することで、フランジ69cが第1凸部47cの対向位置から外れるため、解除レバー31は必要以上に後方へ移動しない。
In the state of FIG. 2, for example, it is assumed that the vehicle has collided from behind, and the passenger's heel collided with the operation handle 33 in the backward direction. In this case, the front
解除レバー31が後方に移動するときには、図13に示す係止突起61が、凹部73内を前方凹部73fから後方凹部73rに向けて移動する。係止突起61は、後方凹部73rに位置することで、上下方向の移動が上方第1側部73cと下方側部73bとの間で規制される。すなわち、後方凹部73rの上下方向の間隔は、係止突起61の上下方向に高さ寸法とほぼ同等で僅かに大きく設定している。この場合、解除レバー31が後方に移動するときに、係止突起61の上端と上方第1側部73cの下端との間に、少なくとも隙間が形成されていればよい。
When the
このように、解除レバー31は、後方に移動した後退位置では、上下の揺動が規制される。このため、操作ハンドル33がロック解除方向に移動した場合でも解除レバーはロック解除方向に回動することがなく、後方の解除押圧部53が、ロック部材17の後方弾性変形部23の後端部23aを下方に押圧する恐れがなくなり、ロックが解除されることを抑制できる。したって、乗員の踵が操作ハンドル33に後方に向けて衝突しても、解除レバー31及びロック部材17にはロック解除方向の荷重は作用しないため、乗員が着座するシートの不用意な移動を抑制できる。
In this way, the
解除レバー31が後方に移動した後退位置では、解除レバー31の揺動支点部51より前部が上方に向けて荷重が作用しても、解除レバー31の係止突起61が後方凹部73r内で上方第1側部73cに当接し、上方への移動が規制される。したがって、上方第1側部73cは、解除レバー31が後方へ移動した状態で、解除レバー31のロック解除方向への移動を規制するロック解除規制部を構成している。
In the retracted position where the
図10に示すように、ロック部材17と解除レバー31とは、これらをアッパレール5に組み付ける前に、互いに組み付けることができる。解除レバー31は、下部が長手方向全長にわたり開口しているので、下部の開口側から、ロック部材17を傾けた状態で左右の側壁47相互間に挿入する。突出部19bを備える固定部19が側壁47より上方位置となるまで挿入した状態で、ロック部材17を水平に戻し、その後下方に移動させることで、ロック部材17の突出部19bを解除レバー31の凹所47aに入り込ませる。
As shown in FIG. 10, the
このとき、ロック部材17の後端部23aの上に解除レバー31の下端47bが当接し、前方弾性変形部41の前後方向中央位置付近から前方が解除レバー31から前方に突出する。このようにして組み付けたロック部材17及び解除レバー31を、図1〜図3に示すように、アッパレール5の左右のアッパ側壁5b相互間に入り込ませ、固定具15によってロック部材17の固定部19をアッパレール5のアッパ天壁5aに固定する。このように、ロック部材17と解除レバー31とは、あらかじめ互いに組み付けた状態で、固定具15だけでアッパレール5に組み付けることができるので、組み付け作業性が向上する。
At this time, the
操作ハンドル33は、ロック部材17及び解除レバー31を、アッパレール5に組み付けた状態で、ロック部材17の前方弾性変形部41を下方に撓ませつつ、操作部69を解除レバー31の前端開口から挿入する。前方弾性変形部41は、下方に撓ませるときに、図9に示す左右の屈曲部65相互間を移動する。
The operation handle 33 inserts the
操作ハンドル33は、収容凹部70を前方弾性変形部41に沿って移動させるように差し込み、図2、図10に示すように、先端部67aが前方第2傾斜部39から操作ハンドル受け部37に至るとともに、ロック部材17の前端爪部45が段部33aに対応する位置まで挿入されることで、前端爪部45が段部33aに係合して組み付けが完了する。このように、操作ハンドル33は、ロック部材17の前方弾性変形部41を下方に撓ませた状態で解除レバー31内に挿入するだけでよく、操作ハンドル33の組み付け作業性も向上する。
The operation handle 33 is inserted so that the
解除レバー31は、左右の側壁47が、アッパレール5の左右のアッパ側壁5bに沿って配置され、解除押圧部53と凹所47a(揺動支点部51)と作動部59とが、前後方向に沿ってほぼ一直線上に配置される。このため、解除レバー31の上下方向の高さを小さくでき、アッパレール5内の狭いスペースに効率よく配置することができ、装置全体の小型化を達成できる。
The
本実施形態は、係止突起61は、解除レバー31の作動部59近傍から外側に向けて折り曲げられる折り曲げ部で構成され、係止突起収容部71は、アッパレール5のアッパ側壁5bの前端から後方に凹む凹部73で構成されている。凹部73は、解除レバー31が操作されるときの係止突起61の上下の動きを許容する前方凹部73fと、前方凹部73fよりも後方に位置する後方凹部73rとを有する。後方凹部73rは、係止突起61が凹部73内を前方凹部73fから後方に移動しながら、解除レバー31が後方へ移動した状態で、係止突起61の上方への移動を規制して解除レバー31のロック解除方向への移動を規制する。
In the present embodiment, the locking
この場合、係止突起収容部71をアッパレール5に設け、係止突起61を解除レバー31に設けているので、別途部品を設けることなく、解除レバー31が後方に移動したときのロック解除を抑制できる。係止突起61含む屈曲フランジ66は外側に向けて突出するようにして屈曲しているので、解除レバー31にロック部材17を組み付けるときに、屈曲フランジ66全体が邪魔になることを抑制できる。互いに組み付けた状態の解除レバー31及びロック部材17を、アッパレール5に組み付ける際には、係止突起61をアッパレール5の前端から凹部73に入り込ませればよく、容易に組み付けることができる。
In this case, since the locking
解除レバー31の係止突起61及びアッパレール5の凹部73は、解除レバー31の揺動支点部51より前方部分の下方への移動規制と、解除レバー31が後方へ移動したときのロック解除規制との2つの規制手段を兼ねている。このため、これら2つの規制手段は、別々に設けた場合に比較してアッパレール5内のより狭いスペースに設けることができる。
The locking
本実施形態は、ロック部材17の被支持部は、ロック部材17から側方に突出する突出部19bで構成され、解除レバー31の支持部は、上側端部に設けられ、突出部19bが入り込む凹曲面形状の凹所47aで構成されている。この場合、解除レバー31は凹所47aによってロック部材17の突出部19bを支持することで、解除レバー31の揺動支点部51となる。揺動支点部51は、板ばねで構成しているロック部材17のほぼ厚さの中に設定でき、揺動支点構造をよりコンパクトにできる。
In the present embodiment, the supported portion of the
解除レバー31が衝撃を受けて後方に向けて移動する際に、凹所47aが突出部19bから外れる。この際、解除レバー31は、凹所47aに入り込んだ部分の突出部19bのほぼ高さ分下方へ移動するだけなので、下方への移動量は極めて小さい。このため、凹所47aが突出部19bから外れたときに、解除レバー31がロック部材17を下方に押す量も極めて小さく、ロック解除をより確実に抑制できる。
When the
凹所47aが突出部19bから外れる際の荷重設定は、凹所47aまたは突出部19bの形状を変更することで容易にできる。例えば、突出部19bの下部を、凹所47aの曲面形状に合わせて下方に凸となる曲面形状としてもよい。凹所47aは、底部を平面形状とし、平面形状の底部の前後に傾斜面を設ける形状としてもよい。
The load setting when the
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, these embodiment is only the illustration described in order to make an understanding of this invention easy, and this invention is not limited to the said embodiment. The technical scope of the present invention is not limited to the specific technical matters disclosed in the above embodiment, but includes various modifications, changes, alternative techniques, and the like that can be easily derived therefrom.
例えば、アッパレール5の前端に、解除レバー31の係止突起61を収容する係止突起収容部71として、凹部73を設けているが、凹部73に代えて、アッパレール5のアッパ側壁5bから内側に突出する保持突起を設けてもよい。すなわち、保持突起によって、図13に示してある凹部73の下方側部73b及び上方第1側部73cにそれぞれ対応する部位を、例えば図14のように形成する。
For example, a
図14に示すように、アッパレール5の左右のアッパ側壁5bの内面に互いに対向する方向に突出する保持突起75を形成する。保持突起75は、図13の下方側部73bに対応する下方突起75b及び、上方第1側部73cに対応する上方突起75cをそれぞれ備える。下方突起75b及び上方突起75cは、前後方向に延在し、上方突起75cの前端は下方突起75bの前端よりも後方に位置している。下方突起75bと上方突起75cとの間の上下方向の間隔は、図13の下方側部73bと上方第1側部73cとの上下方向の間隔と同等である。
As shown in FIG. 14, holding
図14の構成において、操作ハンドル33の非操作時である図2に対応する状態では、解除レバー31の係止突起61は、二点鎖線で示すように、下方突起75bの前端付近の上面に下端がほぼ接触する位置にある。このとき、係止突起61は上方に移動可能であり、解除レバー31の上方への移動が可能となる。操作ハンドル33が後方に向けて衝撃荷重を受け、解除レバー31が後方に移動したときには、係止突起61は、破線で示すように、下方突起75bと上方突起75cとの間に位置する。このとき、係止突起61は上下方向の移動が規制され、解除レバー31の上下方向の移動が規制されるので、ロック解除が抑制される。
14, in the state corresponding to FIG. 2 when the operation handle 33 is not operated, the locking
上記実施形態では、揺動支点部51における解除レバー31の凹所47aを支持する被支持部として、ロック部材17に突出部19bを設けたが、アッパレール5に突出部19bと同様な突出部を設けて被支持部としてもよい。
In the embodiment described above, the
3 ロアレール
5 アッパレール
5b アッパレールのアッパ側壁
17 ロック部材
19b ロック部材の突出部(揺動支点部、被支持部)
25 ロック部材のロック歯(ロック部)
27 ロアレールのロック溝(被ロック部)
31 解除レバー
33 操作ハンドル
47a 解除レバーの凹所(揺動支点部、支持部)
47c 解除レバーの第1凸部(押し込み部、作動部)
51 揺動支点部
53 解除レバーの解除押圧部
55 解除レバーの前部側壁(作用部、作動部)
59 解除レバーの作動部
61 解除レバーの係止突起(折り曲げ部、作動部)
71 アッパレールの係止突起収容部
73 アッパレールの凹部(係止突起収容部)
73b 凹部の下方側部
73c 凹部の上方第1側部(ロック解除規制部)
73f 凹部の前方凹部(下方移動規制部)
73r 凹部の後方凹部(ロック解除規制部)
75 保持突起
75b 保持突起の下方突起(下方移動規制部)
75c 保持突起の上方突起(ロック解除規制部)
3
25 Lock teeth of lock member (lock part)
27 Lower rail lock groove (locked part)
31
47c First convex part of release lever (push-in part, actuating part)
51
59 Release
71 Upper rail locking
73b Lower side portion of
73f Front concave portion of concave portion (downward movement restricting portion)
73r Back recess of recess (lock release restricting part)
75
75c Upper protrusion of holding protrusion (lock release restricting part)
Claims (3)
前記ロアレールの長手方向に沿って相対移動するアッパレールと、
前記アッパレールに取り付けられ、前記ロアレールに形成された被ロック部に係合するロック方向に付勢されたロック部を備えたロック部材と、
前記ロック部材と前記アッパレールの長手方向で重なる位置に設けられ、前記ロック部の前記被ロック部に対する係合を解除するように前記ロック部材の前記ロック部周辺を押圧可能な解除押圧部と、操作ハンドルの少なくともロック解除操作により作動される作動部と、前記解除押圧部と前記作動部の間に設けられた揺動支点部とを備える解除レバーと、
前記解除レバーの作動部の下側に配置され、前記アッパレールに対して回動可能に支持され、前記ロック部材をロック方向に付勢する付勢力よりも弱い付勢力で前記解除レバーの作動部と係合する方向に付勢された前記操作ハンドルと、を備え、
前記揺動支点部は、前記アッパレール又はロック部材に設けられた被支持部に対して揺動可能に係合するとともに、後方への所定の荷重にて離脱可能な支持部を備え、
前記作動部は、前記操作ハンドルがロック解除方向に回動操作されるときの力が付与される作用部と、前記操作ハンドルが後方に移動したときに係合する押し込み部と、前記アッパレールの側壁に向けて突出する係止突起と、を備え、
前記アッパレールの側壁は、前記係止突起が収容される略L字形状の係止突起収容部を備え、
前記係止突起収容部は、
前記揺動支点部の前記支持部が前記被支持部を支持する支持状態で前記係止突起が位置し、前記解除レバーのロック解除方向への回動を許容するとともに、前記係止突起と係合して前記解除レバーの下方への移動を規制する下方移動規制部と、
前記解除レバーの押し込み部が操作ハンドルから後方に向けて衝撃荷重を受けたときに、前記揺動支点部の前記支持部が前記被支持部から外れて、前記解除レバーが後方へ移動することで前記係止突起が位置し、前記係止突起と係合して前記解除レバーのロック解除方向への回動を規制するとともに、前記解除レバーの下方への移動を規制するロック解除規制部と、
を備えていることを特徴とするシートスライド装置。 A lower rail extending along the longitudinal direction of the vehicle,
An upper rail that relatively moves along the longitudinal direction of the lower rail;
A locking member that is attached to the upper rail and includes a locking portion that is biased in a locking direction to engage with a locked portion formed on the lower rail;
A release pressing portion provided at a position overlapping the locking member in the longitudinal direction of the upper rail and capable of pressing the periphery of the locking portion of the locking member so as to release the engagement of the locking portion with the locked portion; A release lever comprising an operating part that is operated by at least an unlocking operation of the handle, and a swinging fulcrum provided between the release pressing part and the operating part;
The release lever operating portion is disposed below the release lever operating portion, is rotatably supported with respect to the upper rail, and has a biasing force that is weaker than a biasing force that biases the lock member in the locking direction. The operation handle biased in the engaging direction,
The swing fulcrum portion includes a support portion that is slidably engaged with a supported portion provided on the upper rail or the lock member, and that can be detached by a predetermined load to the rear.
The operating portion includes an action portion to which a force is applied when the operation handle is rotated in the unlocking direction, a push-in portion that engages when the operation handle moves rearward, and a side wall of the upper rail. And a locking projection that protrudes toward
The side wall of the upper rail includes a substantially L-shaped locking protrusion receiving portion in which the locking protrusion is stored,
The locking protrusion accommodating portion is
The locking projection is positioned with the support portion of the swing fulcrum supporting the supported portion, allowing the release lever to rotate in the unlocking direction, and engaging the locking projection. And a downward movement restricting portion for restricting downward movement of the release lever,
When the pushing portion of the release lever receives an impact load toward the rear from the operation handle, the support portion of the swing fulcrum portion is detached from the supported portion, and the release lever moves backward. The lock protrusion is located, engages with the lock protrusion and restricts the rotation of the release lever in the unlock direction, and the lock release restricting part restricts the downward movement of the release lever;
A seat slide device comprising:
前記係止突起収容部は、前記アッパレールの前記側壁の前端から後方に凹む凹部で構成され、
前記凹部は、前記解除レバーがロック解除操作されるときの前記係止突起の動きを許容する前方凹部と、当該前方凹部の後方に連続して形成され、前記解除レバーが後方へ移動した状態で前記係止突起が位置し、前記係止突起の上方への移動を規制して前記解除レバーのロック解除方向への移動を規制する後方凹部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。 The locking projection is configured by a bent portion that is bent outward from the vicinity of the action portion of the release lever,
The locking protrusion accommodating portion is configured by a concave portion recessed backward from a front end of the side wall of the upper rail,
The recess is formed continuously with a front recess allowing movement of the locking projection when the release lever is unlocked and behind the front recess, and the release lever is moved rearward. 2. The rear recess portion, wherein the locking projection is located, and has a rear concave portion that regulates upward movement of the locking projection and restricts movement of the release lever in the unlocking direction. Seat slide device.
前記解除レバーの前記支持部は、前記解除レバーの上側端部に設けられ、前記突出部が入り込む凹曲面形状の凹所で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシートスライド装置。 The supported portion of the lock member is constituted by a protruding portion that protrudes laterally from the lock member,
3. The seat according to claim 1, wherein the support portion of the release lever is formed at a concave end portion provided at an upper end portion of the release lever and into which the protruding portion enters. Slide device.
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JP2016193041A JP2018052398A (en) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | Seat slide device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113163950A (en) * | 2018-11-26 | 2021-07-23 | 提爱思科技股份有限公司 | Seat rotating device |
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- 2016-09-30 JP JP2016193041A patent/JP2018052398A/en active Pending
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