JP2018052391A - フレーム部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】CFRP製部材とこれに結合された金属製の取付部材で構成されたフレーム部材において、他の部材と強固に連結可能であると共に、CFRP製部材と取付部材の結合強度を向上させて軽量でありながら曲げ荷重に対する強度が高いフレーム部材を提供する。【解決手段】CFRP製の管状部材と、この管状部材の少なくとも一端部に金属製の取付部材が結合したフレーム部材であって、締結部材により前記取付部材と他の部材を締結することにより前記管状部材と他の部材とを連結可能なフレーム部材において、前記取付部材は、前記管状部材が挿通された開口部と、この開口部の縁部に沿うように延びて前記開口部内方に突出した凸部を有し、前記管状部材は、前記凸部に係合する溝部を有し、前記凸部を前記溝部に係合させることにより前記取付部材と前記管状部材を結合し、前記溝部を形成する壁部における底部の壁厚よりも底部と反対側の溝開口部の壁厚を大きく形成した。【選択図】図1

Description

本発明は、CFRP製の管状部材と、これと結合した金属製の取付部材で構成されたフレーム部材に関し、特に曲げ荷重に対する強度を向上可能なフレーム部材に関する。
従来から、同じ重量の鋼製の部材と比較して強度や剛性が高いCFRP製部材が航空機やスポーツカー等に利用されている。CFRP製部材を使用することにより軽量化が可能であるため、一般車においてもCFRP製部材の使用が検討されている。
鋼製の部材を全てCFRP製部材に置き換えることは生産性やコストの面で困難であるため、置き換え可能な部分から置き換えていくことになるが、CFRP製部材と他の部材との連結には課題がある。例えば、他の部材が金属製であると、CFRP製部材と他の部材の連結部に雨水等が侵入した場合に、炭素繊維と金属の間で導通して電食が発生する。
電食対策として例えば特許文献1のように、CFRPパイプとアルミニウムパイプとの連結部分に絶縁体を介在させることにより絶縁するものがある。しかし、CFRPパイプにアルミニウムパイプを挿入して連結し、連結部分に設けた挿通穴にリベットを挿通させて固定するので、その挿通穴に侵入した雨水等を介してCFRPパイプとアルミニウムパイプ導通し、電食が発生する。
また、CFRP製部材を締結部材で他の部材と締結するために締結部材に挿通穴を設けると、挿通穴により炭素繊維が分断されてしまうので、CFRP製部材に期待される強度や剛性が発揮されない虞がある。そのため、CFRP製部材に挿通穴を設けずに他の部材と連結可能な取付部材を介してCFRP製部材と他の部材とを連結する必要がある。
例えば特許文献2のように、FRP製の管状部材の端部に管状部材の内側及び外側から管状部材を挟んで金属製の取付部材であるボールスタッドを取り付け、そのボールスタッドを受けるソケットが他の部材に設けられた所謂ボールジョイントにより連結されるものがある。管状部材に挿通穴を設けないので強化繊維が切断されず、管状部材の強度や剛性を損なうことがない。また、管状部材がCFRP製であっても、挿通穴を介した電食が生じない。
特開平11−123765号公報 特開2011−37313号公報
しかし、特許文献2の取付部材による他の部材との連結では、強固な固定が困難である。例えば取付部材を介して管状部材を曲げる方向に荷重が作用したときに、管状部材と取付部材の間で滑りが生じて荷重が管状部材に十分伝わらない虞がある。また、ボールジョイントではボールとソケットの間で滑るので連結部が変形し易く、他の部材と強固に連結できない虞がある。
本発明の目的は、CFRP製部材とこれに結合された金属製の取付部材で構成されたフレーム部材において、他の部材と強固に連結可能であると共に、CFRP製部材と取付部材の結合強度を向上させて軽量でありながら曲げ荷重に対する強度が高いフレーム部材を提供することである。
請求項1の発明のフレーム部材は、CFRP製の管状部材と、この管状部材の少なくとも一端部に金属製の取付部材が結合したフレーム部材であって、締結部材により前記取付部材と他の部材を締結することにより前記管状部材と他の部材とを連結可能なフレーム部材において、前記取付部材は、前記管状部材が挿通された開口部と、この開口部の縁部に沿うように延びて前記開口部内方に突出した凸部を有し、前記管状部材は、前記凸部に係合する溝部を有し、前記凸部を前記溝部に係合させることにより前記取付部材が前記管状部材に結合され、前記溝部を形成する壁部における底部の壁厚よりも底部と反対側の溝開口部の壁厚が大きく形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、取付金具の凸部と係合する管状部材の溝部を形成する壁部において、溝部の底部の壁厚に対して溝開口部の壁厚が大きく形成されているので溝開口部の強度が強化され、取付部材を介して管状部材に入力される荷重に対して取付金具と管状部材の結合強度が強化される。そのため、取付部材を介して入力される曲げ荷重に対して強度を高めることができる。
請求項2の発明のフレーム部材は、請求項1において、前記凸部は、この凸部が延びる方向と直交する断面が曲線状であることを特徴としている。
上記構成によれば、凸部が係合する溝部と曲面で当接するので溝部の応力集中が緩和され、取付部材を介して管状部材に入力される荷重に対して取付金具と管状部材の結合強度が強化される。そのため、取付部材を介して入力される曲げ荷重に対して強度を高めることができる。
請求項3の発明のフレーム部材は、請求項1または2において、前記凸部は、第1凸部と、前記開口部に対して前記第1凸部と反対側に形成された第2凸部を有し、前記取付部材は、前記第2凸部が突出する方向に前記締結部材を挿通して他の部材と連結するための複数の締結穴を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、取付部材を介して入力される締結部材を挿通する方向の曲げ荷重に対して、取付金具と管状部材の結合強度が強化されているので、曲げ荷重を管状部材に確実に伝えてフレーム部材の機能を発揮させることができ、取付部材を介して入力される曲げ荷重に対して強度を高めることができる。
請求項4の発明のフレーム部材は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記溝部の前記底部から壁厚が大きく形成された前記溝開口部にわたる領域において、前記フレーム部材は、前記取付部材が前記管状部材に絶縁部材を介して結合されていることを特徴としている。
上記構成によれば、取付部材と管状部材の結合部において、CFRP表面の炭素繊維の露出を絶縁部材により防いで炭素繊維と取付部材とが導通することがないので、電食による取付部材の破損を防ぐことができる。
請求項5の発明のフレーム部材は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記フレーム部材は車体のルーフレールとサイドシルに連結されてピラーを構成していることを特徴としている。
上記構成によれば、走行時に発生する車体を捩じり変形させる荷重により、ピラーを構成するフレーム部材に取付部材を介して車幅方向内側向きに管状部材を曲げるように荷重が入力されたときに、曲げ荷重に対する強度が高いフレーム部材を機能させて車体の捩じり変形を抑制可能である。
本発明のフレーム部材によれば、CFRP製部材とこれに結合された金属製の取付部材で構成されたフレーム部材において、他の部材と強固に連結可能であると共に、CFRP製部材と取付部材の結合強度を向上させて曲げ荷重に対する強度が高いフレーム部材を提供することができる。
本発明のフレーム部材の斜視図である。 第1取付部材を前方左側から見た斜視図である。 第1取付部材を左上から見た斜視図である。 第2取付部材前方左上から見た斜視図である。 第2取付部材を後方右上から見た斜視図である。 管状部材の正面図である。 管状部材の上端部を後方右上から見た斜視図である。 管状部材を前方左上から見た斜視図である。 図7のIX−IX線断面図である。 管状部材の下端部右側面図である。 管状部材の下端部を前方左上から見た斜視図である。 管状部材上端部に第1取付部材が結合したフレーム部材の上端部分の斜視図である。 フレーム部材を車体のセンタピラーに適用した車体右側の斜視図である。 フレーム部材とルーフレールの連結部の右側面図である。 図14のXV−XV線断面図である。 フレーム部材とサイドシルの連結部の左側面図である。 図16のXVII−XVII線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。尚、図中の矢印Fは前方を示し、矢印Lは左方を示し、矢印Uは上方を示す。
図1に示すように、フレーム部材1は、CFRP製の管状部材10と、この管状部材10の一端部に金属製(例えばアルミ合金製)の第1取付部材20が結合し、他端部に金属製の第2取付部材30が結合して形成されている。図示を省略するが第1,第2取付部材20,30を他の部材とボルト等の締結部材により締結することで、管状部材10と他の部材とを強固に連結可能である。
次に、取付部材である第1,第2取付部材20,30について説明する。
第1取付部材20は、図2,図3に示すように管状部材10を挿通するための開口部21を備えている。開口部21は上方から見て略矩形状に形成され、開口部21の縁部に沿って延びて開口部21内方に例えば4〜8mm程度突出する凸部を備えている。凸部は開口部21の1辺に設けられた第1凸部22aと、開口部21の第1凸部22aの反対側に設けられた第2凸部22bと、開口部21の他の2辺に設けられた第3,第4凸部22c,22dを有する。第2凸部22bは、その両端が第3,第4凸部22c,22dに連なっている。
図15,図17に示すように、第1凸部22aが延びる方向に直交する第1凸部22aの断面(横断面)の形状は角部が無い曲線状に形成されている。同様に、第2〜第4凸部22b〜22dの横断面の形状も曲線状に形成されている。
図2,図3に示すように、第1凸部22aは第2凸部22bに対して下方に(図1の管状部材10の長手方向中央側に)オフセットした位置に設けられている。また、第4凸部22dは第3凸部22cに対して下方にオフセットした位置に設けられている。第1凸部22aが下方にオフセットしているので、管状部材10との接触面を大きく設けることができ、第1取付部材20に入力される曲げ荷重を管状部材10へ伝え易くなるように構成することができる。
第1取付部材20には、他の部材と連結するためにボルト等の締結部材を挿通可能な複数の締結穴23a,23bが設けられている。締結穴23a,23bは第2凸部22bが設けられた側の第1取付部材20の壁部に設けられ、第3,第4凸部22c,22dが開口部21の縁部に沿って延びる方向と略平行に締結部材を挿通する。上記構成の第1取付部材20を形成するための金型は、締結穴23a,23bの挿通方向に沿って第1取付部材20からの取り外しが容易になるように構成可能である。
図4,図5に示すように、第2取付部材30は第1取付部材20と同様に、略矩形状の開口部31とその縁部に沿って開口部31内方に突出する第5〜第8凸部32a〜32dを有し、第5凸部32aが第6凸部32bに対して上方にオフセットした位置に設けられている
第2取付部材30には、他の部材と連結するためにボルト等の締結部材を挿通可能な複数の締結穴33a〜33cが設けられている。締結穴33a〜33cは第5凸部32aが設けられた側の第2取付部材30の壁部に設けられ、第8凸部32dが開口部21の縁部に沿って延びる方向と略平行に締結部材を挿通する。上記構成の第2取付部材30を形成するための金型は、締結穴33a〜33cの挿通方向に沿って第2取付部材30からの取り外しが容易になるように構成可能である。
次に、管状部材10について説明する。
図6に示すように、管状部材10は正面視で湾曲状に形成されているが、用途に応じて適宜形状等を変えて形成することができる。この管状部材10は、熱硬化性樹脂の母材と、この母材内に配設された炭素繊維からなるCFRPにより、長手方向と直交する断面が略矩形の管状に形成され、その壁厚は2mm程である。
炭素繊維は主として管状部材10の長手方向全長にわたって延びるように母材内に配設されているが、この長手方向に延びる炭素繊維に対して所定の角度(例えば+/−30°)で交差するように延びる炭素繊維も母材内に含まれている。そのため、管状部材10は長手方向の剛性が高く、長手方向に沿う方向に割れにくくなっている。
図7,図8に示すように管状部材10の一端部である上端部(先端部)には、第1取付部材20と結合するために、第1取付部材20の凸部と係合する溝部が形成されている。溝部は第1取付部材20の第1〜第4凸部22a〜22dに対応する第1〜第4溝部12a〜12dを有する。第1溝部12aは、湾曲状の管状部材10の湾曲外側に位置する。
図9に示すように、第1溝部12aは、第1溝部12aの底部の壁厚ta1よりも第1溝部12aの開口部の壁厚ta2,ta3が10〜20%程大きく形成されている。図示を省略するが、第2〜第4溝部12b〜12dも同様に形成されている。第1溝部12aと第2〜第4溝部12b〜12dは連なっていないが、管状部材10の上端側から見て管状部材10の周壁を1周するように設けられている。
図10,図11に示すように、管状部材10の下端部(基端部)には、第2取付部材30の第5〜第8凸部32a〜32dに係合する第5〜第8溝部13a〜13dが設けられている。図示を省略するが、第5〜第8溝部13a〜13dも第1〜第4溝部12a〜12dと同様に、溝部の底部の壁厚よりも溝部の開口部の壁厚が10〜20%程大きく形成されている。
第5溝部13aは、湾曲状に形成された管状部材10の湾曲外側に位置する。第5溝部13aと第6〜第8溝部13b〜13dは連なっていないが、管状部材10の下端側から見て管状部材10の周壁を1周するように設けられている。
ここで、フレーム部材1の形成方法について簡単に説明する。フレーム部材1の管状部材10は内圧成形法にて成形される。内圧成形法は、金型キャビティ内に管状素材を配置し、管状素材の内側に配置された圧力バッグを空気圧等により膨張させて金型キャビティ内壁に密着させた状態で管状素材を熱硬化させるものである。
まず、炭素繊維が所定方向に配設された熱硬化性樹脂シートを積層して先端部が閉じて基端部が開いた管状素材を形成する。管状素材の第1,第2取付部材20,30と接触する部分には、絶縁性の強化繊維が配設された熱硬化性樹脂シート(絶縁部材)を最上層に貼っておく。
この管状素材を第1取付部材20の開口部21と第2取付部材30の開口部31に挿通させた状態で第1,第2取付部材20,30と共に金型キャビティ内に配置する。そして、管状素材の内側に配置された圧力バッグを膨張させ、管状素材を金型キャビティ内壁及び第1,第2取付部材20,30に密着させる圧力を調節して熱硬化させる。管状素材が熱硬化したものが管状部材10である。熱硬化させた後、圧力バッグを基端部から除去する。
こうして形成されたフレーム部材1は、図12に示すように、管状部材10の先端部に閉鎖部14を有し、第1〜第4溝部12a〜12dと第1取付部材20の第1〜第4凸部22a〜22dが絶縁部材を介して係合して、管状部材10と第1取付部材20が結合している。また、図示を省略するが、フレーム部材1の基端部は先端部と同様に、管状部材10と第2取付部材30が結合している。
上記のフレーム部材1を、例えば車体Vのセンタピラーに適用する。車体Vは車幅方向に対称なので、車体Vの右側について説明し、左側の説明を省略する。図13に示すように、フレーム部材1の第1取付部材20を車体Vのルーフレール50と連結し、第2取付部材30をサイドシル51と連結することにより車体Vのセンタピラーを形成する。
第1取付部材20とルーフレール50の連結は、図14,図15に示すように、車幅方向内側から外側に向かう方向にボルト40等を挿通してルーフレール50に連結されたルーフレイン52の固定部材53を介して連結する。ルーフレール50に直接連結するように構成することも可能である。
第2取付部材30も同様に、図16,図17に示すように、車幅方向内側から外側に向かう方向にボルト41等を挿通してサイドシル51に連結する。フレーム部材1の管状部材10は、車幅方向外方に膨出するように湾曲し、図15,図17に示すように、管状部材10の上端部及び下端部が正面視にて車幅方向外側に傾斜した状態でルーフレール50とサイドシル51に夫々連結されている。
次に、本発明のフレーム部材1の作用、効果について説明する。
第1,第2取付部材20,30の凸部と係合する管状部材10の溝部を形成する壁部において、図9に示すように、溝部の底部の壁厚ta1に対して溝開口部の壁厚ta2,ta3が大きく形成されるので、溝開口部の強度が強化される。そのため、第1,第2取付部材20,30を介して管状部材10に入力される荷重に対して第1,第2取付部材20,30と管状部材10の結合強度が強化される。従って、第1,第2取付部材20,30を介して入力される曲げ荷重に対して強度を高めることができる。
また、凸部が延びる方向と直交する横断面が曲線状なので、凸部が係合する溝部と曲面で当接する。そのため、溝部の応力集中が緩和されるので、第1,第2取付部材20,30を介して管状部材10に入力される荷重に対して第1,第2取付部材20,30と管状部材10の結合強度が強化される。従って、第1,第2取付部材20,30を介して入力される曲げ荷重に対して強度を高めることができる。
第1,第2取付部材20,30は、第2,第6凸部22b,32bが突出する方向にボルト等を挿通可能な複数の締結穴23a,33a等を夫々備えている。第1,第2取付部材20,30を介して入力されるボルト等を挿通する方向の曲げ荷重に対して、第1,第2取付部材20,30と管状部材10の結合強度が強化されたので、曲げ荷重を管状部材10に確実に伝えてフレーム部材1の機能を発揮させることができる。
フレーム部材1は、溝部の底部から壁厚が大きく形成された溝開口部にわたる領域において、第1,第2取付部材20,30が管状部材10の表面に設けられた絶縁部材を介して結合される。それ故、この結合部において絶縁部材により炭素繊維と金属製の第1,第2取付部材20,30の接触を防ぐことができる。従って、炭素繊維と第1,第2取付部材20,30を電気的に絶縁して、電食による第1,第2取付部材20,30の破損を防ぐことができる。
このフレーム部材1でセンタピラーを構成した車体Vにおいて、通常の走行時に路面の凹凸等に起因して車体Vを捩じり変形させる荷重が発生すると、図15においてセンタピラーを車幅方向内側に倒すような荷重、即ち管状部材10を曲げる方向に第1取付部材20を介して曲げ荷重が入力される。
センタピラーを構成するフレーム部材1の管状部材10と第1,第2取付部材20,30は結合が強化されているので、入力された荷重が管状部材10に確実に伝達される。管状部材10はその長手方向に高い剛性を有し、曲げ荷重に対する強度が高い。従って、入力された荷重に対して変形を抑えるように機能する。
その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 フレーム部材
10 管状部材
12a〜12d 第1〜第4溝部
13a〜13d 第5〜第8溝部
14 閉鎖部
20 第1取付部材
21 開口部
22a〜22d 第1〜第4凸部
23a,23b 締結穴
30 第2取付部材
31 開口部
32a〜32d 第5〜第8凸部
33a〜33c 締結穴
40,41 ボルト(締結部材)
50 ルーフレール
51 サイドシル
52 ルーフレイン
53 固定部材
V 車体

Claims (5)

  1. CFRP製の管状部材と、この管状部材の少なくとも一端部に金属製の取付部材が結合したフレーム部材であって、締結部材により前記取付部材と他の部材を締結することにより前記管状部材と他の部材とを連結可能なフレーム部材において、
    前記取付部材は、前記管状部材が挿通された開口部と、この開口部の縁部に沿うように延びて前記開口部内方に突出した凸部を有し、
    前記管状部材は、前記凸部に係合する溝部を有し、
    前記凸部を前記溝部に係合させることにより前記取付部材が前記管状部材に結合され、前記溝部を形成する壁部における底部の壁厚よりも底部と反対側の溝開口部の壁厚が大きく形成されていることを特徴とするフレーム部材。
  2. 前記凸部は、この凸部が延びる方向と直交する断面が曲線状であることを特徴とする請求項1に記載のフレーム部材。
  3. 前記凸部は、第1凸部と、前記開口部に対して前記第1凸部と反対側に形成された第2凸部を有し、
    前記取付部材は、前記第2凸部が突出する方向に前記締結部材を挿通して他の部材と連結するための複数の締結穴を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のフレーム部材。
  4. 前記溝部の前記底部から壁厚が大きく形成された前記溝開口部にわたる領域において、前記フレーム部材は、前記取付部材が前記管状部材に絶縁部材を介して結合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフレーム部材。
  5. 前記フレーム部材は車体のルーフレールとサイドシルに連結されてピラーを構成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレーム部材。
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