JP2018049683A - コネクタ付ケーブル - Google Patents

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石橋 賢一
Kenichi Ishibashi
賢一 石橋
太田 信之
Nobuyuki Ota
信之 太田
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Abstract

【課題】周方向の外径を小さくすることができるコネクタ付ケーブルを提供すること。【解決手段】コネクタ付ケーブル1Aは、ケーブル2と、コネクタ3とを備える。コネクタ付ケーブル1Aは、コネクタ3において、端子4と、ハウジング5と、モールド部材6とを備える。モールド部材6は、端子4がハウジング5に挿入された状態で、ケーブル2、端子4およびハウジング5の、少なくとも一部を周方向に埋没して保持する。端子4は、本体部41の外周面に第1螺合溝43が周方向に形成される。ハウジング5は、内周面に第1螺合溝43と螺合する第2螺合溝54が周方向に形成される。端子4の電気接続部42がハウジング5に挿入された状態で、第1螺合溝43と第2螺合溝54とが螺合して、端子4がハウジング5に対して係止する。【選択図】図2

Description

本実施形態は、コネクタ付ケーブルに関する。
従来のコネクタ付ケーブルにおいて、コネクタは、例えば、一端にケーブルが接続される端子と、内部に端子が軸方向に挿入されるハウジングと、端子をハウジングに対して係止するリアホルダとを備える(特許文献1参照)。
特開平8−31489号公報
上記のコネクタは、例えば、リアホルダを端子の外周に組み付けて、端子をハウジングに対して係止させる。そして、ハウジング、端子およびケーブルの一部、リアホルダを外部に露出させない目的で、モールド部材がリアホルダを覆うように設けられている。ところが、モールド部材は、リアホルダの外周に設けられているため、リアホルダの外径が大きくなるに伴いモールド部材の外径が大きくなり、コネクタの周方向の外径が大きくなるという問題がある。そのため、配索時における作業性や組み付け時における作業性の観点から、周方向の外径を小さくしたコネクタを備えるコネクタ付ケーブルが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、周方向の外径を小さくすることができるコネクタ付ケーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るコネクタ付ケーブルは、ケーブルと、前記ケーブルの端部に設けられるコネクタとを備え、前記コネクタは、一方の端部に前記ケーブルが接続される本体部、および前記本体部の他方の端部から軸方向に突出して設けられ相手方コネクタと電気的に接続する電気接続部を備える端子と、前記端子のうち、少なくとも前記電気接続部が軸方向に挿入される中空形状のハウジングと、前記電気接続部が前記ハウジングに挿入された状態で、前記端子と前記ハウジングとの接続部、および前記端子と前記ケーブルとの接続部を周方向に埋設して保持するモールド部材とを備え、前記端子は、前記本体部の外周面に第1螺合溝が周方向に形成され、前記ハウジングは、内周面に前記第1螺合溝と螺合する第2螺合溝が周方向に形成され、前記端子および前記ハウジングは、前記電気接続部が前記ハウジングに挿入された状態で、前記第1螺合溝と前記第2螺合溝とが螺合して、前記端子が前記ハウジングに対して係止することを特徴とする。
また、上記コネクタ付ケーブルにおいて、前記端子は、前記本体部のうち、軸方向において前記第1螺合溝よりも前記ケーブルが接続される端部側に突出部を備え、前記突出部は、前記本体部の外周面の少なくとも一部から径方向外側に向かって突出して形成され、かつ前記第1螺合溝と前記第2螺合溝とが螺合した状態において前記ハウジングの端部と軸方向に当接し、前記端子および前記ハウジングは、前記突出部と前記ハウジングの端部とが当接した状態において、前記電気接続部の先端部と前記ハウジングの内周面との間に隙間が形成されることが好ましい。
本発明に係るコネクタ付ケーブルは、コネクタにおいて、電気接続部をハウジングの内部に軸方向に挿入し第1螺合溝および第2螺合溝を螺合させることで、リアホルダを用いずに、端子をハウジングに対して係止することができる。これにより、モールド部材の周方向の外径を小さくすることができ、コネクタの周方向の外径を小さくすることができる。この結果、コネクタ付ケーブルの周方向の外径を小さくすることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの斜視図である。 図2は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの断面図である。 図3は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの部分断面拡大図である。 図4は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの分解斜視図である。 図5は、実施形態2に係るコネクタ付ケーブルの断面図である。 図6は、実施形態2に係るコネクタ付ケーブルの部分断面拡大図である。
以下に、本発明に係るコネクタ付ケーブルの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルについて説明する。図1は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの斜視図である。図2は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの断面図である。図3は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの部分断面拡大図である。図4は、実施形態1に係るコネクタ付ケーブルの分解斜視図である。図2は図1におけるコネクタ付ケーブルの軸方向断面図である。図3は図2におけるS部拡大図である。各図におけるX方向は、コネクタ付ケーブルにおけるコネクタの中心軸線に沿った方向であり、軸方向である。
実施形態1におけるコネクタ付ケーブル1Aは、例えば離間して配置された電源と負荷との間に配索され、電源から出力された電力を負荷に対して供給するものである。コネクタ付ケーブル1Aは、後述のコネクタ3を備える雌型のコネクタ付ケーブルであり、相手方として雄型のコネクタを備える不図示の雄型のコネクタ付ケーブルと電気的に接続する。コネクタ付ケーブル1Aは、雄型のコネクタ付ケーブルと電気的に接続することで、雌雄一対のケーブル対ケーブルの接続構成を成し、各ケーブル間において電力の受け渡しを行う。コネクタ付ケーブル1Aは、図1に示すように、ケーブル2と、コネクタ3とを備える。
ケーブル2は、コネクタ3と電気的に接続し電力を伝達するものである。ケーブル2は、例えば電線であり、図2および図4に示すように、導電部材21と、導電部材21の外周を覆う被覆部材22とを備える。導電部材21は、金属(例えば、銅)等の導電性材料から形成された素線を複数撚り合わせて構成される。被覆部材22は、絶縁性の合成樹脂等から構成される。ケーブル2は、端部において被覆部材22の一部が周方向に剥離され導電部材21が軸方向に沿って外部に露出して形成される。
コネクタ3は、コネクタ付ケーブル1Aと相手方コネクタ付ケーブルとの接続において、接続機構を構成するものである。コネクタ3は、雌雄一対のコネクタの一方、ここでは雌型のコネクタである。コネクタ3は、相手方コネクタとして、雌雄一対のコネクタの他方、ここでは雄型のコネクタと嵌合する。コネクタ3は、図1および図2に示すように、ケーブル2の端部に設けられ、端子4と、ハウジング5と、モールド部材6とを備える。
端子4は、図2に示すように、雌雄一対の端子の一方、ここでは雌端子である。端子4は、コネクタ3において電力の受け渡しを行うものであり、相手方の雌雄一対の端子の他方、ここでは雄端子と電気的に接続されることで、ケーブル2と相手側のケーブルとを電気的に接続するものである。端子4は、金属(例えば、銅)等の導線性材料から構成される。端子4は、軸方向に沿って円柱形状に形成される。端子4は、本体部41および電気接続部42を備え、本体部41の外周面に第1螺合溝43が周方向に形成される。
本体部41は、一方の端部41aにケーブル2が接続されるものである。本体部41は、端部41aから軸方向に沿って形成され、かつ端子4の外部空間と端部41aに形成される開口を介して連通する空間部4Aを備える。空間部4Aには、ケーブル2の導電部材21のうち外部に露出した部分が軸方向に挿入され、本体部41の内周面と接触した状態で保持される。これにより、端子4とケーブル2とが電気的に接続されることとなる。本体部41の他方の端部41bには、電気接続部42が形成される。
電気接続部42は、相手方の雄端子が挿入されることで相手側コネクタと電気的に接続し、本体部41、つまり端子4に電力を伝えるものである。電気接続部42は、本体部41の端部41bから軸方向に突出して設けられる。電気接続部42は、本体部41と一体化されている。電気接続部42は、端部42aから軸方向に沿って形成され、かつ本体部41側と反対側の端部42aに形成される開口を介して端子4の外部空間と連通する空間部4Bを備える。空間部4Bには、相手側コネクタの雄端子が端部42aの開口から軸方向に挿入される。電気接続部42は、端子4の外部空間と空間部4Bとを連通する、複数の切欠き部42bが形成される。複数の切欠き部42bは、互いに平行かつ一定の間隔をおいて、周方向全周に亘って形成される。
第1螺合溝43は、図2および図3に示すように、後述の第2螺合溝54と螺合することで端子4をハウジング5に対して係止するものである。第1螺合溝43は、本体部41のうち端部41b側の外周面において周方向に沿って全周に亘り形成される。第1螺合溝43は、本体部41のうち、空間部4Aが形成されていない領域、すなわち本体部41の中実部に形成される。第1螺合溝43は、本体部41の外周面から、ネジ山が径方向外側に突出して形成された雄ネジ構造である。
ハウジング5は、絶縁部材から成り、内部に端子4が挿入され、端子4が電力の受け渡しを行っている際、つまり通電している際に外部の導電部材と接触してショートすることを防いだり、端子4を外圧などから保護するためのものである。ハウジング5は、図2に示すように、軸方向に沿って形成され、かつハウジング5の両端部で外部空間と連通する空間部5Aを備え、端子4の外径と略同一の内径を備える中空形状に形成される。本実施形態において、ハウジング5は、円筒形状に形成される。ハウジング5は、空間部5Aに端子4のうち少なくとも電気接続部42を保持する。ハウジング5は、一方の端部51aが開口して形成される。ハウジング5は、端部51aに対し軸方向反対側の他方の端部51bが底板52を備える有底状に形成される。底板52には、軸方向に貫通する貫通孔52aが形成される。貫通孔52aの孔径は、電気接続部42の空間部4Bの内径と略同一の大きさに形成されている。したがって、ハウジング5に挿入された端子4に対し、相手方の雄端子を電気接続部42の空間部4Bに挿入することができる。ハウジング5は、軸方向と直交する方向から見て、端部51a側の外周面から径方向外側に向かって突出し周方向全周に亘って形成されるフランジ53を備える。フランジ53は、端子4が挿入された状態において、少なくとも径方向内側に端子4の空間部4Bが形成されていない領域、すなわち端子4の中実部に対応する領域に形成される。ハウジング5は、端部51a側の内周面に第2螺合溝54が形成される。
第2螺合溝54は、図2および図3に示すように、端子4をハウジング5に挿入するとき、第1螺合溝43と螺合して、端子4をハウジング5に対して係止するものである。第2螺合溝54は、端部51a側の内周面において周方向に沿って全周に亘り形成され、かつ第2螺合溝54の端部がハウジング5の端部51aと一致するように形成される。第2螺合溝54は、軸方向において、第1螺合溝43と同一の長さに形成される。第2螺合溝54は、第1螺合溝43のネジ山に対応するネジ溝がハウジング5の内周面から径方向外側に向かって凹んで形成される、雌ネジ構造である。
ここで、第1螺合溝43は、第1螺合溝43が第2螺合溝54に対して全て螺合したとき、つまり第1螺合溝43がハウジング5の内部に挿入されて見えなくなったとき、電気接続部42の先端部とハウジング5の端部51bの内周面との間が離間し、隙間が形成される位置に、形成される。
モールド部材6は、図2に示すように、電気接続部42がハウジング5に挿入された状態において、少なくとも端子4とハウジング5との接続部、端子4のうちハウジング5の外部に露出する部分、および端子4とケーブル2の接続部を周方向に埋設して保持し、外圧や液体などからこれらを保護するものである。モールド部材6は、樹脂などの絶縁体によって形成される。モールド部材6は、一方の端部61aにおいてハウジング5のフランジ53と軸方向に当接し、他方の端部61bにおいてケーブル2の被覆部材22と接触する。モールド部材6の外径は、軸方向から見てフランジ53の外径と略同一の大きさに形成され、軸方向に沿ってケーブル2に向かうにつれて径が小さくなる。
コネクタ付ケーブル1Aにおける組み立て手順について説明する。まず、作業員は、ケーブル2の導電部材21が外部に露出した部分を、端子4の端部41aの開口から空間部4Aに向かって軸方向に挿入する。次に、作業員は、本体部41のうち導電部材21が挿入されている領域に、本体部41の外側から圧着などの外力を加える。これにより、端子4に対してケーブル2が保持され、端子4とケーブル2の組み付けが完了する。次に、作業員は、端子4の電気接続部42を、ハウジング5の端部51aの開口から空間部5Aに向かって軸方向に挿入する。作業員は、端子4を第1螺合溝43と第2螺合溝54との螺合を可能とする位置まで空間部5Aに挿入し、第1螺合溝43と第2螺合溝54とを螺合させる。作業員が第1螺合溝43と第2螺合溝54とを螺合させることにより、端子4はさらにハウジング5の空間部5Aに軸方向に挿入される。第1螺合溝43が全てハウジング5の内部に位置したとき、第1螺合溝43と第2螺合溝54との螺合が完了したとする。このとき、第1螺合溝43と第2螺合溝54は、軸方向において同一の長さに形成されているため、各螺合溝が形成された全ての領域において螺合している。したがって、作業員は、それ以上第1螺合溝43と第2螺合溝54とを螺合させること、つまり端子4をハウジング5の空間部5Aに挿入することができない。さらに、このとき、電気接続部42の先端部とハウジング5の端部51bの内周面との間が離間し、隙間が形成されている。したがって、第1螺合溝43がハウジング5の内部に位置したことを、作業員が目視によって確認し、かつ端子4をハウジング5の空間部5Aにそれ以上挿入させることができなくなったとき、端子4はハウジング5に対して係止され、端子4とハウジング5との組み付けが完了する。次に、作業員は、それぞれ互いに組み付けて一体化させたケーブル2、端子4、ハウジング5をモールド部材6の金型に設置しインサート成型を行う。このとき、ハウジング5に設けられたフランジ53によって、金型に充填されたモールド部材6の原料がハウジング5の端部51bのほうに流れ込むことを抑制する。これにより、ケーブル2、端子4、ハウジング5の外側を覆うようにモールド部材6が形成され、コネクタ3およびコネクタ付ケーブル1Aの組み立てが完了する。さらに、コネクタ付ケーブル1Aのコネクタ3に相手方のコネクタを嵌合する場合について説明する。相手方のコネクタは、相手方のハウジングから相手方の雄端子のうちの一部が突出し、外部に露出している。作業員は、端子4に相手方の雄端子の外部に露出した部分を接続させる。相手方の雄端子は、軸方向から見て電気接続部42の内径より若干大きい外径を備えている。そのため、作業員が相手方の雄端子を電気接続部42の空間部4Bに挿入したとき、電気接続部42は、複数の切欠き部42bによって径方向外側に弾性変形するので、相手方の雄端子を空間部4Bに圧入状態で挿入することができる。そして、弾性変形した電気接続部42の径方向内側に向かう復元力によって、電気接続部42は、相手方の雄端子に積極的に接触することができる。これにより、端子4と相手方の雄端子の電気的接続性が向上する。端子4に相手方の雄端子が係止されたとき、コネクタ3と相手方のコネクタの嵌合が完了する。
以上のように、実施形態1に係るコネクタ付ケーブル1Aは、コネクタ3において、電気接続部42をハウジング5の空間部5Aに軸方向に挿入し、第1螺合溝43および第2螺合溝54を螺合させる。したがって、端子4をハウジング5から離間する方向に外力が掛かった場合の強度、いわゆる端子4のハウジング5に対する引っ張り強度を保つことができ、リアホルダを使用せずに端子4をハウジング5に対して係止することができる。これにより、コネクタ付ケーブル1Aは、モールド部材6の周方向の外径を小さくすることができるので、コネクタ3の周方向の外径を小さくすることができ、コネクタ付ケーブル1Aの周方向の外径を小さくすることができる。
さらに、リアホルダを使用して端子4をハウジング5に対して係止する構造においては、例えば軸方向に当接したフランジ53とハウジング5の端部51aとの外側にリアホルダを組み付け、ハウジング5の端部51aとリアホルダによって、フランジ53を挟持する構造もあるが、この構造と比較しても、コネクタ付ケーブル1Aはリアホルダを必要としないので、コネクタ付ケーブル1Aの周方向の外径を小さくすることができる。
コネクタ付ケーブル1Aの周方向の外径を小さくすることができることで、例えば狭いスペースに複数のコネクタ付ケーブル1Aを配索する場合、作業員の負荷を減らし作業性を向上させることができ、コネクタ付ケーブル1Aの配索性を向上することができる。
また、コネクタ付ケーブル1Aは、端子4をハウジング5に対して係止するためのリアホルダを必要としないので、コネクタ3の外径をケーブル2の外径に近い大きさとすることができる。これにより、リアホルダを必要とする構造では、ケーブルに対してコネクタの外径が大きいことにより、例えばコネクタ付ケーブルを壁などに貫通させて配索させる際、貫通孔の孔径はコネクタの外径に合わせ、ケーブルの外径と比較して大きな孔径の貫通孔を必要とするのに対し、コネクタ付ケーブル1Aは、ケーブル2の外径に近い大きさの孔径の貫通孔でよい。この結果、コネクタ付ケーブル1Aの配索性などを向上することができる。
また、コネクタ付ケーブル1Aは、リアホルダを有する従来の構造と比較して、リアホルダを必要としないので、部品点数を削減することができる。その結果、コネクタ付ケーブル1Aは、製造工程における作業性やコスト削減による生産性を向上させることができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係るコネクタ付ケーブルについて説明する。図5は、実施形態2に係るコネクタ付ケーブルの断面図である。図6は、実施形態2に係るコネクタ付ケーブルの部分断面拡大図である。図5は、図1における軸方向断面図と同位置の断面図である。図6は図5におけるT部拡大図である。図5および図6に示すように、実施形態2に係るコネクタ付ケーブル1Bは、端子7に突出部74が設けられる点で、実施形態1に係るコネクタ付ケーブル1Aと異なる。実施形態2に係るコネクタ付ケーブル1Bは、その他、上述した実施形態1に係るコネクタ付ケーブル1Aと共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。
図5、図6に示すように、端子7は、本体部71と、電気接続部72と、第1螺合溝73と、突出部74とを備える。端子7は、本体部71のうち、軸方向において第1螺合溝73よりもケーブル2が接続される端部71a側に突出部74を備える。
突出部74は、端子7をハウジング5に挿入する際、第1螺合溝73と第2螺合溝54とを螺合しすぎる、つまり端子7を挿入しすぎることで電気接続部72がハウジング5の内周面に接触することを防ぐものである。突出部74は、本体部71のうち、軸方向において第1螺合溝73よりもケーブル2が接続される端部71a側に形成される。突出部74は、本体部71のうち、空間部7Aが形成されていない領域、すなわち本体部71の中実部に形成される。突出部74は、本体部71の外周面から径方向外側に向かって突出して形成される。突出部74は、周方向に沿って全周に亘って形成される。突出部74は、第1螺合溝73と第2螺合溝54とが螺合し、突出部74のうち最も電気接続部72側の端面74aと、ハウジング5の端部51aとが軸方向に当接する。突出部74の形成位置は、突出部74の端面74aとハウジング5の端部51aとが軸方向に当接した状態において、電気接続部72の先端部とハウジング5の端部51bの内周面との間が離間し、隙間が形成されるように、形成される。
コネクタ付ケーブル1Bにおける組み立て手順について説明する。作業員が、ケーブル2を端子7に保持し、端子7をハウジング5の空間部5Aに挿入して第1螺合溝73と第2螺合溝54とを螺合させる手順までは、実施形態1と同じである。作業員が、第1螺合溝73と第2螺合溝54とを螺合させ、突出部74とハウジング5の端部51aとが当接し、それ以上端子4をハウジング5に挿入することができなくなったとき、第1螺合溝73と第2螺合溝54との螺合が完了し、端子7のハウジング5に対する組み付けが完了したとする。
以上のように、実施形態2に係るコネクタ付ケーブル1Bは、コネクタ3において、電気接続部72をハウジング5の空間部5Aに軸方向に挿入し、第1螺合溝73および第2螺合溝54を螺合させる。さらに、端子7をハウジング5の空間部5Aに挿入することで、突出部74とハウジング5の端部51aとが軸方向に当接し、第1螺合溝73と第2螺合溝54との螺合が完了する。このとき、電気接続部72の先端部とハウジング5の内周面との間が離間し、隙間が形成されている。これにより、リアホルダを使用せずに端子7をハウジング5に対して係止することができるので、コネクタ付ケーブル1Bは、モールド部材6の周方向の外径を小さくすることができ、したがって周方向の外径を小さくすることができる。
また、突出部74とハウジング5の端部51aとが軸方向に当接するときを、第1螺合溝73と第2螺合溝54との螺合の完了とすることで、作業員が第1螺合溝73と第2螺合溝54とを螺合させすぎる、つまり端子7がハウジング5に対して挿入しすぎることを防ぐ。これにより、電気接続部72の先端部とハウジング5の内周面との間が確実に離間し、隙間が形成された状態で、端子7をハウジング5に対して係止することができる。
また、実施形態2に係るコネクタ付ケーブル1Bは、突出部74によって、端子7のハウジング5に対する係止位置を一定にすることができる。これにより、端子7がハウジング5の端部51bに対して近づきすぎる、または離れすぎることによる、相手方の雄端子との接続不良を抑制することができ、コネクタ付ケーブル1Bの性能を向上させることができる。
また、実施形態2に係るコネクタ付ケーブル1Bは、端子7とハウジング5の組み付けにおいて、端子7をハウジング5に挿入することを突出部74によって物理的に抑制する。これにより、作業員が確実に端子7のハウジング5に対する組み付け作業を行うことができるので、コネクタ付ケーブル1Bの生産性を向上させることができる。
実施形態2において、突出部74は端子7の周方向に沿って全周に亘って形成されるとしたが、本体部71の外周面の少なくとも一部から径方向外側に向かって突出する形状としても構わない。
実施形態1および実施形態2において、コネクタ付ケーブル1A、1Bは雌型のコネクタ付ケーブルであるが、雄型のコネクタ付ケーブルとしても構わない。その場合、相手方は雌型のコネクタ付ケーブルとなる。
実施形態1および実施形態2において、円筒形状のハウジング5を例に挙げたが、ハウジング5の外形はこれに限らない。ハウジング5は、軸方向から見て、少なくとも第2螺合溝54が形成される内周面は円形形状に形成されるが、これに対し、例えば外形形状は、矩形形状などの形状に形成されていてもよい。
1A、1B コネクタ付ケーブル
2 ケーブル
21 導電部材
22 被覆部材
3 コネクタ
4 端子
4A、4B 空間部
41 本体部
42 電気接続部
42b 切欠き部
43 第1螺合溝
5 ハウジング
5A 空間部
51a、51b 端部
52 底板
52a 貫通孔
53 フランジ
54 第2螺合溝
6 モールド部材
61a、61b 端部
7 端子
7A、7B 空間部
71 本体部
72 電気接続部
72b 切欠き部
73 第1螺合溝
74 突出部

Claims (2)

  1. ケーブルと、
    前記ケーブルの端部に設けられるコネクタとを備え、
    前記コネクタは、
    一方の端部に前記ケーブルが接続される本体部、および前記本体部の他方の端部から軸方向に突出して設けられ相手方コネクタと電気的に接続する電気接続部を備える端子と、
    前記端子のうち、少なくとも前記電気接続部が軸方向に挿入される中空形状のハウジングと、
    前記電気接続部が前記ハウジングに挿入された状態で、前記端子と前記ハウジングとの接続部、および前記端子と前記ケーブルとの接続部を周方向に埋設して保持するモールド部材とを備え、
    前記端子は、前記本体部の外周面に第1螺合溝が周方向に形成され、
    前記ハウジングは、内周面に前記第1螺合溝と螺合する第2螺合溝が周方向に形成され、
    前記端子および前記ハウジングは、
    前記電気接続部が前記ハウジングに挿入された状態で、前記第1螺合溝と前記第2螺合溝とが螺合して、前記端子が前記ハウジングに対して係止することを特徴とする、
    コネクタ付ケーブル。
  2. 前記端子は、前記本体部のうち、軸方向において前記第1螺合溝よりも前記ケーブルが接続される端部側に突出部を備え、
    前記突出部は、
    前記本体部の外周面の少なくとも一部から径方向外側に向かって突出して形成され、かつ前記第1螺合溝と前記第2螺合溝とが螺合した状態において前記ハウジングの端部と軸方向に当接し、
    前記端子および前記ハウジングは、
    前記突出部と前記ハウジングの端部とが当接した状態において、前記電気接続部の先端部と前記ハウジングの内周面との間に隙間が形成されることを特徴とする、
    請求項1に記載のコネクタ付ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102578955B1 (ko) * 2023-02-08 2023-09-15 초이스테크닉스 주식회사 화학기상증착장치의 전기 배선용 암커넥터

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KR102578955B1 (ko) * 2023-02-08 2023-09-15 초이스테크닉스 주식회사 화학기상증착장치의 전기 배선용 암커넥터

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