JP2018049095A - 試験管用rfid付きラベル,試験管用rfid付きラベルロール及び試験管用rfid付きラベル折り畳み台紙 - Google Patents
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Abstract
Description
この採血管自動準備システムを用いることで、採血前の採血管の選択ミスや、採血すべき患者の取り間違い等の問題は解消され、安全で確実な採血環境を得ることができている。
しかし、バーコードは個々にバーコードリーダーでスキャンしてデータを読み取らなければならないため、読取を自動的に行う場合にはバーコードラベルが貼り付けられた試験管をバーコードリーダーの前を通過させる構造が必要になり、また、読取を手動で行う場合には、作業者が試験管を一つずつ手に取ってその試験管に貼り付けられているバーコードラベルをバーコードリーダーで読み取らなければならないという面倒な作業が強いられる。
上記した問題を解消するために、ラベルにRFIDインレットを設け、ラベル表面に検体ID等を印字すると共に、ラベルに設けたRFIDインレットのICチップに必要な情報を書き込んで貼付用のラベルを作成し、作成後のラベルを試験管に貼り付けることが提案されている(特許文献2)。
上記したようにRFID付きラベルを用いることによりバーコードを用いていた時の問題点は解消し、全ての試験管の情報を一括で読み取ることができるようになる。
図5は従来のRFID付きラベルの概略裏面図を、図6は、従来のRFID付きラベルの製造方法を示す図5におけるB−B断面図である。
図面に示すように、従来のRFID付きラベルは、裏面全面に接着層(第1接着層)を有する感熱タック紙等から成るラベル(図6(a))の裏面にRFIDインレットを配置して、RFIDインレットをラベル裏面に貼り付け(図6(b))、その後、RFIDインレットを含むラベルの裏面全体に、両面テープを貼り付けることで構成される(図6(c))。
このため、ラベルの裏面は、第1接着層と両面テープ(第2接着層)とを二層に重ねた状態になり、粘着剤が過剰に設けられた状態となる。このため、ラベルの表面に文字やバーコード等を印字をするためにプリンタでラベルを上方から押さえつけると、ラベルの外周から第1接着層及び/又は両面テープ(第2接着層)の粘着剤が押し出されてはみ出し、これによりプリンタの印字ヘッドに粘着剤が付着してしまうという問題があった。ラベルを試験管に貼り付ける時も、貼り付けローラによってラベルを上方から押さえつけるため、同様に、ラベルの外周から第1接着層及び/又は両面テープの粘着剤が押し出されてはみ出すという問題が生じている。このように採血管に貼り付けられたラベルの縁部から粘着剤がはみ出していると、その後、仕分け装置や分析装置において、試験管に接触するアームやベルト等に粘着剤が付着する可能性があるという問題も生じる。
さらにまた、例えば、RFIDへの情報の書込み間違え、ラベル表面への情報の印字間違え、医師からのオーダーのキャンセル等、様々な理由で、一度、採血管にラベルを貼り付けた後に、そのラベル貼付済採血管が不要になることがある。このような場合、通常は、不要となった未使用のラベル貼付済採血管からRFID付きラベルを剥がして、採血管を再利用するのだが、上記したように従来のRFID付きラベルは、RFIDインレットを含むラベルの裏面全体に両面テープを貼り付けて形成されているため、RFIDインレットの裏面にも両面テープによる接着層が形成される。このため、未使用採血管からRFID付きラベルを剥がす時に、剥がしている途中でラベルだけが破れて剥がれ、RFIDインレットだけが採血管側に残ってしまうことがよくある。このように従来のRFID付きラベルの場合、不要になった時に、ラベルとRFIDインレットとをそれぞれ別々に剥がさなければならなくなることが多く、非常に面倒で手間がかかるという問題がある。
また、RFIDインレットを確実に剥がした後で採血管を再利用するのであれば問題はないが、RFIDインレットはラベルとは異なり透明であることが多いため、ラベルを剥がした時にRFIDインレットが採血管に残っていることに気が付かずに、RFIDインレットが残ったまま採血管を再利用してしまう場合には、さらに問題になる。一度、採血管に貼り付けられたRFID付きラベルのRFIDインレットには、既に、採血に使用するための患者に関する情報が書き込まれている。RFIDインレットを剥がさずに再利用してしまうと、既に、ある患者に関する情報が書き込まれたRFIDインレットが貼り付けられた採血管の上に、別の患者に関する情報が書き込まれたRFID付きラベルが貼り付けられることになるため、RFIDから情報を読み取る時に読取エラーが生じてしまったり、別の患者の情報を読み取って処理が進んでしまったりする可能性がある。別の患者の情報を読み取って処理が進んでしまうと、その後に間違った処置がとられる可能性もあるので深刻な問題である。
さらにまた、上記したように、従来のRFID付きラベルは、裏面に接着層が設けられた感熱タック紙等のラベルの裏面に、RFIDインレットを位置決めして貼り付け、さらに、RFIDインレットを含むラベルの裏面全体に両面テープを位置決めして貼り付けなければならず、位置決めが面倒であり、かつ、二回の位置決めが必要になるため公差も大きくなるという問題もある。
本発明は、上記した従来の問題点を解決し、印字、貼付、仕分及び分析等の時に接着剤が装置の部品に付着する等の問題がなく、かつ、ラベル貼付後の未使用採血管からRFIDインレットを残すことなくRFID付きラベルを剥がすことができ、さらに、製造も容易になるRFID付きラベル、RFID付きラベルロール及びRFID付きラベル折り畳み台紙を提供することを目的としている。
前記RFIDインレットの外周より外側にある接着層の幅は、少なくとも2mmでありえる。
また、本発明に係る試験管用RFID付きラベルロールは、裏面の全面に接着層が形成されたラベルと、外形寸法が前記ラベルより小さく、前記ラベルの裏面に少なくともその外周より外側に所定の幅の接着層を残すように配置された、接着層を有さないRFIDインレットとから成るRFID付きラベルを、剥離面を有する帯状の台紙の剥離面に複数設け、該帯状の台紙をロール状に巻回して成ることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る試験管用RFID付きラベル折り畳み台紙は、裏面の全面に接着層が形成されたラベルと、外形寸法が前記ラベルより小さく、前記ラベルの裏面に少なくともその外周より外側に所定の幅の接着層を残すように配置された、接着層を有さないRFIDインレットとから成るRFID付きラベルを、剥離面を有する帯状の台紙の剥離面に複数設け、該帯状の台紙を折り畳んで成ることを特徴とする。
前記RFIDインレットの外周より外側にある接着層の幅は、好ましくは、少なくとも2mmであり得る。製造公差を考慮すると2mmを確保するためには、例えば、約4mm程度の幅が必要になる。このようにRFIDインレットの外周より外側にある接着層の幅を少なくとも2mmとすることにより、製造公差によってRFIDインレットの位置がずれて、RFIDインレットがラベルからはみ出したりする等の問題が生じない。また、前記接着層の幅を少なくとも2mmとすることにより、RFIDインレットの裏面に接着層を設けていなくても、確実にラベルを試験管に接着することが可能になる。
また、本発明に係る試験管用RFID付きラベルロール及び試験管用RFID付きラベル折り畳み台紙は、裏面の全面に接着層が形成されたラベルと、外形寸法が前記ラベルより小さく、前記ラベルの裏面に少なくともその外周より外側に所定の幅の接着層を残すように配置された、接着層を有さないRFIDインレットとから成るRFID付きラベルを、剥離面を有する帯状の台紙の剥離面に複数設け、該帯状の台紙をロール状に巻き回すか、又は、折り畳んで成るものであるので、既存の採血管自動準備装置に搭載されているプリンタ及びRFID用の書込装置等で利用することが可能である。
図面に示すように、ラベル1は、その裏面全面に接着層1aが設けられている。
ラベル1の裏面中央には、RFIDインレット2が設けられている。このRFIDインレット2は、透明な二枚の薄板3の間に、ICチップ4及びアンテナ5を挟んで固定して成る。
上記したように構成されたRFIDインレット2は、図1に示すように、その外周寸法(即ち、縦横の長さ)がラベル1の外周寸法(縦横の長さ)より小さい。
RFIDインレット2は、その周囲に、所定の幅の接着層1aが残るように、ラベル1の裏面中央の位置で接着層1aによってラベル1の裏面に接着固定されている。
RFIDインレット2自体には接着層が設けられていないため、使用時にRFIDインレット2が設けられたラベル1は、RFIDインレット2の周囲の接着層の部分だけで、試験管の表面に接着されることになる。
このようにRFIDインレット2の周囲の接着層の部分だけで、ラベル1が試験管の表面に接着されるように構成されているので、RFIDインレット2が直接試験管に接着されることはなく、その結果、ラベル1を剥がした後に、RFIDインレット2だけが試験管に貼りついたまま残ることはない。
さらに、従来のRFID付きラベルのように、RFIDインレット2を含むラベルの裏面全体にさらに接着層を設けていないため、接着剤が過剰に配置されることがなくなり、その結果、印刷時及び貼付時にラベルの外周から接着剤が漏れ出ることがなくなる。
図示実施例では、前記RFIDインレット2の周囲に残る接着層の幅w1及びw2は、2mmである。これらの幅w1及びw2は、同じ幅でも良く、異なる幅でもよいが、採血管へ確実に接着されるように、少なくとも2mm以上の幅が確保されるように構成され得る。
上記したように構成されたRFID付きラベルLは、剥離面7を有する帯状台紙8に並べて貼り付けられ、ラベルLが貼り付けられた帯状台紙8はロール状に巻き回されてRFID付きラベルロール9として市場に供給される(図3参照)。
RFID付きラベルLの市場への供給形態は、ロールに限定されるものではなあく、例えば、剥離面107を有する帯状台紙11に並べて貼り付けられ、ラベルLが貼り付けられた帯状台紙11を折り畳んでRFID付き折り畳み台紙12として市場に供給してもよい(図4参照)。
1 ラベル
1a 接着層
2 インレット
3 透明薄板
4 ICチップ
5 アンテナ
7 剥離面
8 帯状台紙
9 RFID付きラベルロール
10 剥離面
11 帯状台紙
12 RFID付きラベル折り畳み台紙
Claims (4)
- 裏面の全面に接着層が形成されたラベルと、
外形寸法が前記ラベルより小さく、前記ラベルの裏面に少なくともその外周より外側に所定の幅の接着層を残すように配置された、接着層を有さないRFIDインレットと
から成ることを特徴とする試験管用RFID付きラベル。 - 前記RFIDインレットの外周より外側にある接着層の幅が、少なくとも2mmである
ことを特徴とする請求項1に記載の試験管用RFID付きラベル。 - 請求項1又は2に記載のラベルを、剥離面を有する帯状の台紙の剥離面に設け、
該帯状の台紙をロール状に巻回して成る
ことを特徴とする試験管用RFID付きラベルロール。 - 請求項1又は2に記載のラベルを、剥離面を有する帯状の台紙の剥離面に設け、
該帯状の台紙を折り畳んで成る
ことを特徴とする試験管用RFID付きラベル折り畳み台紙。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117017286A (zh) * | 2023-06-30 | 2023-11-10 | 中国人民解放军陆军军医大学第二附属医院 | 便携式智能采血装置 |
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-
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