JP2018047321A - ヘアスタイリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】髪をカールさせかつ長く持続するカールを付与するための迅速かつ容易な方法を提供すること。
【解決手段】ヘアスタイリング装置は、第1および第2のアームであって、第1のアームの接触面が第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと、各アームの接触面が離間される開ポジションとの間で移動でき、それによって、各アームの接触面が、使用時にアームが閉ポジションにある場合に髪の一部が接触面間にクランプされるように、相補的な形状を有する、第1および第2のアームを備える。接触面の少なくとも一方における加熱領域が、接触面間の髪の上記部分を加熱するために設けられる。接触面の少なくとも一方における冷却領域が、髪の一部が加熱された後に髪のその部分を冷却するために設けられる。冷却領域が湾曲しており、それによって、使用時に、ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されると同時に髪のその部分がカールされる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ヘアスタイリング装置、特に髪をカールさせるためのヘアスタイリング装置に関するものである。
髪をカールさせかつストレートにするためにさまざまなヘアスタイリング装置が存在する。そうした装置の一例としてエアブラシまたはエアスタイリング装置が公知である。そのようなスタイリング装置は、スタイル(および/または量)を整えるために髪に向けて供給される加熱された空気流を発生させる。いくつかのスタイリング装置において、加熱された空気流が加圧されて供給される。一般的にはエアブラシは、素早くかつ容易にスタイルを付与することはできない。なぜなら、迅速にスタイルを付与するには空気の温度が低すぎる(110℃しかない)からである。さらにその熱は効率的に髪に伝達されない。この製品において空気流が加圧されていることを考慮しても、その空気圧は、髪を空気を通過させて髪に熱を伝えるには低すぎる。結果として、空気流は、髪を通過しない「より安易な」経路に流れる傾向がある。そのパフォーマンスは、例えば空気流を小さな孔を通過させることによってその圧力を増大させかつ温度を高めることによって向上できる。
カーリングのための別の装置として棒状または舌状の器具が知られている。この装置は、加熱される略円筒形状の胴部分を備える。髪の一部が胴部分の周囲に巻き付けられ、当該装置が前記胴部分の表面から髪の当該部分に熱を供給する。しかしながらその熱伝達には時間がかかり、髪に熱を伝える方法としては非常に非効率的である(髪は断熱材である)。胴部分にセラミック製ヒータを使用することで熱応答性が向上されることが知られている。しかしながらこれは、髪に熱を伝達する非効率的な方法に対処するものではない。
セラミック製ヒータはヘアストレート装置にも使用される。髪に熱を伝達するこの非効率的な方法は、そうしたデバイスにおいて、2つの加熱プレートを設けてこれらプレート間に髪を配置させることによって対処される(例えば本願の出願人による特許文献1を参照されたい。当該文献はこの参照によって本明細書に組み込まれる)。これは、髪への熱伝達に非常に効率的な方法であり、速い熱応答性を提供する。さらに、そうしたスタイリング装置は、通常、髪のうちプレート間に配置された部分全体へのかつその部分全体にわたる熱伝達の効率性に起因して、長持ちするスタイルを付与する。そうしたヘアストレート装置は、ヘアストレート装置を180°回転させることによって髪をカールさせるよう使用できる。しかしながら、同じ方向にカールする髪を形成するためには回転方向に気を付ける必要がある。
特許文献2には、一対の平坦な加熱されるヘアスタイリング面と、スタイリングされた直後の髪から熱を奪うためにスタイリング面に隣接して配置される冷却装置と、を備えるヘアストレート装置が開示される。同様に、引用文献3には、加熱部材と冷却部材とを有するヘアストレート装置が開示される。いずれにおいても、髪へのダメージを防止しかつより持続したスタイルを付与するために、髪は加熱部材から離れると冷却される。
他の例および技術は、以下の特許文献4〜11から明らかである。
英国特許第2477834号明細書 国際公開第2008/062293号パンフレット 国際公開第2007/000700号パンフレット 独国特許出願公開第102010062715号明細書 韓国特許第100953446号明細書 独国特許出願公開第102010061907号明細書 韓国特許第100959792号明細書 独国特許第19748067号明細書 英国特許第2459507号明細書 米国特許出願公開第2010/0154817号明細書 国際公開第2008/062293号パンフレット
本出願人は、髪をカールさせかつ長く持続するカールを付与するための迅速かつ容易な方法を提供する改良された装置が必要とされていることを見出した。
本発明の第1の態様によれば、第1のアームおよび第2のアームであって、第1のアームの接触面が第2のアームの接触面に隣接する閉ポジションと各アームの接触面が離間される開ポジションとの間で移動でき、それによって使用時にアームが閉ポジションにある場合に髪の一部が接触面間にクランプされるように、アームそれぞれの接触面が相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;接触面間の髪の一部を加熱するための、接触面の少なくとも一方における加熱領域と、髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するための、接触面の少なくとも1つにおける冷却領域と、を備えており、このものにおいて、冷却領域が湾曲しており、それによって使用時に、ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて髪のその部分がカールされる、ヘアスタイリング装置が提供される。
そうした装置は使用が容易である。一対のアームが開放されて、これらアーム間に髪の一部が配置され、次いでアームが閉じられる。続いて、この装置は、ヘアストレート装置が髪をストレートにする様式と同じ様式でカールを付与するように、髪にわたって引っ張られる。この動きは直線的である。いくつかの構成においては、装置の周囲で髪をひねる必要も、装置を頭部に対してひねる必要もない。なおいくつかの変形例においては、装置は、使用時に髪に対して90°までひねられてもよい。
冷却領域は、好ましくは、加熱領域のすぐ隣に設けられる。それによって髪は、その最も高温となるポイントで冷却される。冷却領域は、使用時にこれら冷却領域が加熱領域より低い温度となるため、そのように称される。本出願人は、髪を冷却しかつその形状を維持するにはこれが最も効果的な配置であることを見出した。さらに、冷却領域の曲率は、加熱領域のすぐ隣において最大となってもよい。この場合も先と同様にカーリングが向上される。
加熱領域は少なくとも160℃に髪を加熱してもよい。冷却領域は、90℃から160℃に髪を冷却してもよい。
冷却領域は、加熱領域が髪を加熱する温度未満の温度に髪を加熱するように、さらに構成される。髪が少なくとも160℃まで加熱される構成において、冷却領域における熱は、より低い温度になされてもよく、好ましくは90から160℃まで髪を加熱し、より好ましくは約90℃まで冷却領域にある髪を加熱/冷却するようなされてもよい。冷却領域の温度は、冷却領域の温度を調整された作動温度に上昇させるためにスタイリング装置が始めにスイッチを入れられた際に、特に有用となり得る一定の温度に調整されてもよい。これは、より一貫性のあるスタイリングをもたらし得る。
接触面のそれぞれが加熱領域を備えてもよく、これら加熱領域は、アームが閉ポジションにある場合にこれら加熱領域が隣接するよう整列される。この方法において、髪の一部は2つの加熱領域と直接接触し、それにより熱伝達性が向上される。加熱領域の一方またはそのそれぞれが、ヘアスタイリング装置内のヒータに熱接触する加熱可能なプレートであってもよい。
接触面のそれぞれは冷却領域を備えてもよく、これら冷却領域は、アームが閉ポジションにある場合に冷却領域が隣接するように整列される。この方法において、髪の一部は2つの冷却領域と直接接触する。
冷却領域の一方またはそのそれぞれは、例えば伝導プレートまたは伝導部材を使用することによって、伝導性のあるものとすることができる。そうした伝導プレートは、使用の合間に/ストローク間に、生じた熱を環境中に放散するのに十分な表面積を有してもよい。代替的には、伝導プレートは、流体冷却システムと関連して使用されてもよい。使用の合間に伝導面を冷却するために流体(例えば空気)が使用されてもよい。そうした伝導部材は、例えば金属ロッドまたは金属から機械加工されたまたは鋳造された形態のものであってもよい。
代替的には、冷却領域の一方またはそのそれぞれは、単独の流体冷却システムによって提供されてもよい。他の構成において、流体冷却システムは、伝導体(伝導プレートまたは伝導部材など)と併せて使用されてもよい。
流体は、高圧で冷却領域に供給されてもよい。流体の圧力および/または流量は、カーリングを向上させるよう調整されてもよい。
流体冷却システムは、冷却領域の一方またはそのそれぞれに空気流を供給するよう構成されたファンを備えてもよい。ファンは、好ましくは、アームの一方または両方へ向けて本体を通過する導管とともに装置の本体に収容されてもよい。
冷却領域は、例えば流体の流動のための、伝導プレートまたは伝導部材を通過し得る1つ以上の導管を備えてもよい。これら導管は、能動的な冷却のために使用されてもよい。導管は、伝導プレートまたは伝導部材の冷却のために、伝導プレートまたは伝導部材を通るよう経路付けられてもよい。
髪との良好な熱接触を確実なものとすることが重要である。そのため、接触面のそれぞれは、各接触面がそのアームに対してある程度移動できるようにする弾性サスペンションで支持されてもよい。これは、髪と接触面との接触性を向上させる。
冷却領域の少なくとも一方またはそのそれぞれは、加熱領域および冷却領域から離れて冷却された髪の一部をガイドするよう配置されたガイド部材をさらに備えてもよい。使用時に、ヘアスタイリング装置は、スタイリングされた髪が冷却領域を介してその経路とは逆方向にひねられるように髪が冷却領域を離れるとすぐに90°ひねられるように、頭部に対して所定の角度で保持されてもよい。このような逆方向に髪がひねられる際にヘアスタイルを損なう可能性のあるさらなる冷却を最小限にするために、ガイド部材は、冷却を最小にするよう熱伝導率の乏しい材料から形成されてもよい。そうした材料は、装置のハウジングの材料(例えばライナイト)であってもよい。
冷却領域のそれぞれが上述のガイド部材を備えてもよい。そうした構成において、一方のガイド部材は凸状であってもよく、かつ他方のガイド部材は、両方のガイド部材が互いにぴったりフィットするように、適合する凹形状を有してもよい。ガイド部材はまた、加熱領域の両側の冷却領域の両方に設けられていてもよい。
各アームは、略細長状のものであってもよく、かつ前記加熱領域は、アームの少なくとも一方の長さの少なくとも一部あるいはその大部分に沿って延在している。同様に冷却領域も、アームの少なくとも一方の長さの少なくとも一部またはその大部分に沿って延在してもよい。
カーリングに関して、湾曲した冷却領域で髪が冷却される前に髪を加熱することが重要である。装置の一構成は、単一の冷却区域と単一の加熱区域とを備えてもよい。冷却区域は、接触面の一方または両方に冷却領域を備えてもよい。同様に加熱区域も、接触面の一方または両方に加熱領域を備えてもよい。そうした装置において、使用者は、カーリングの発生を確実なものとするために、確実に装置を髪に対して正しい方向に移動させる必要がある。
代替案として、装置は髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するために2つの冷却区域を備えていてもよく、これら冷却区域は加熱領域の両側に配置される。冷却区域は、接触面の一方または両方に冷却領域を備えてもよい。そうした装置において、髪は加熱後に常に冷却される。そのため、使用方向は重要な意味をもたなくなる。そうした装置は、両手利き用(ambidextrous)と称されてもよい。アームが細長形状である場合、2つの冷却領域はいずれも、アームの少なくとも一方の長さの少なくとも一部またはその大部分に沿って延在してもよく、かつ加熱領域の両側に配置される。
当該装置は、加熱された髪から吸収される熱を両方の冷却領域間で伝達するために、2つの冷却領域を熱連結するよう構成された熱伝達手段をさらに備えてもよい。熱伝達手段は、加熱領域の両側の冷却領域間に、一方の冷却領域から他方の冷却領域へ熱が伝達され得るように熱結合を提供してもよい。熱伝達手段は、伝導プレートまたはヒートパイプを備えてもよい。熱伝達手段は、冷却のための表面積を増大させるために1つ以上の冷却フィンをさらに備えてもよい。2つの冷却区間は熱連結されているという事実は、使用時に、髪が装置に進入する際に、加熱されてスタイリングされた髪が出てくる冷却領域からの熱が他方の冷却領域に伝達されることを意味する。これは、入口側にある冷却領域が、髪が加熱領域を通過する前に、所定のレベルの予加熱をもたらし得ることを意味する。熱伝達手段/「ヒートブリッジ」は、さらに、本発明の第2の態様に関連して説明されるファンまたは他の特徴部と併せて使用されてもよい。このときファンは例えば冷却効果をさらに向上させ得、ヒートブリッジや後述の突出フィンを横断するよう空気流が吹き付けられる。
本発明の第2の態様によれば、第1および第2のアームであって、第1のアームの接触面が第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと各アームの接触面が離間される開ポジションとの間で移動可能であり、それによって使用中にアームが閉ポジションにある場合に髪の一部が接触面間にクランプされるようにアームそれぞれの接触面が相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;接触面間にある髪の部分を加熱するための接触面の少なくとも1つにおける加熱領域と、髪の当該部分を冷却するための接触面の少なくとも一方における2つの冷却領域であって、加熱領域の両側に配置される冷却領域と;2つの冷却領域を熱連結するよう構成された熱伝達手段と、を備えるヘアスタイリング装置が提供される。
2つの冷却領域が、1つずつ加熱領域の片側にあるように設けられるという事実は、髪がスタイリング装置を通るよう引っ張られる方向に関わらず、2つの冷却領域を連結する熱伝達手段が、2つの冷却領域間で熱伝達可能であることを意味する。そのため、スタイリング装置を使用するために使用者が選択する方向がどのようなものであっても冷却領域の一方によって予加熱効果がもたらされる。
そうした装置は使用が簡単である。一対のアームが開放されると、アームの間に髪の一部が配置され、次いでアームが閉じられる。続いて装置は、髪をスタイリングするために髪にわたって引っ張られる。ストレートにする場合、髪は加熱され、その後、ストレートのヘアスタイルを維持するよう冷却される。カールさせる場合、この装置は、ヘアストレート装置が加熱および冷却によって髪をストレートにする様式と同様の様式でカールを形成するのではなく、髪にカールをセットするために湾曲した冷却領域を通じて冷却する。冷却領域は、好ましくは、少なくとも1つのアームにおける加熱領域の両側において接するよう隣接しており、かつアームにおける一方の冷却領域から他方の冷却領域へ熱を伝達できるように熱伝達手段/熱伝導体によって熱連結されている。いくつかの構成は、アームの両方に冷却領域を有してもよい。使用時に、髪が加熱後に冷却領域を通過する場合、髪から奪われた熱は、当該冷却領域に吸収される。この「後加熱(post heating)」冷却領域は冷たいままにすること、好ましくは冷却領域のプレート温度を約50℃に保持することを確実にするために、冷却領域は、当該「後加熱」冷却領域からの熱伝達のためのヒートブリッジによって熱連結されている。これのさらなる効果の1つとして、髪が加熱領域に到達する前に髪が通過する冷却領域に熱を誘導することが挙げられる。このとき、効率性の向上のために、髪は加熱領域に入る前に「予加熱」され、髪の加熱およびスタイリングをより速めることができる。逆に使用された場合、「後加熱」冷却領域および「予加熱」冷却領域の機能が入れ替わる。
本発明の第2の態様に関連して本明細書に記載した他の特徴部は、本発明の他の態様に等しく適用される。当業者には、本発明の第2の態様に関連して説明された、いくつかの特徴部が熱伝達手段の設置次第であることが明らかであろう。なお、当業者には、多くの特徴部がそうした熱伝達手段に左右されず、かつ本発明の第1の態様や他の態様により幅広く適応可能であることも明らかであろう。
いくつかの構成において、ヘアスタイリング装置は、冷却領域の温度を調整するよう構成された温度調節手段を備えてもよい。そうした調整装置は、温度を検知するために冷却領域に熱連結された温度センサと、使用時に冷却領域の温度が加熱領域の温度まで調整されるように検知された温度に基づいて冷却領域の加熱または冷却を制御するよう構成された制御回路と、を備えていてもよい。いくつかの構成において、好ましくは、冷却領域の温度を、160°以上の加熱領域の温度よりも低い50℃(またはそれ以上)に調整してもよい。そのため、好ましくは、冷却領域における髪の温度は50℃から160℃に調整されてもよい。いくつかの実施形態においては、その温度は、90℃から160℃に調整されれば十分である。
接触面の形状は、所望のカーリング効果をもたらすよう構成されてもよい。例えば、湾曲面の曲率半径および/または表面積は、所望のカーリング効果を提供するよう設計されてもよい。
加熱領域の一方またはそのそれぞれは、略平坦であってもよく、あるいは湾曲していてもよい。湾曲した加熱領域を設けることは、反対方向に冷却領域に導入された湾曲部が、略平行な方向におけるスタイリング装置への髪の出入りを可能にし、そうしたスタイリング装置をより容易に使用できるようにすることを意味する。湾曲した冷却領域と同様に、一方のアームにおいて加熱領域が凸状であってもよく、かつ他方のアームは、適合する凹形状を有している。
加熱領域の一方またはそのそれぞれは、アームの開閉方向に平行であってもよい。あるいは、加熱領域の一方またはそのそれぞれは、アームの開閉方向に対して傾斜していてもよい。加熱領域の角度を変更すると、冷却領域の曲率が変化する。
アームの一方における冷却領域は凸形状であってもよく、他方のアームの接触面は、適合する凹形状を有している。あるいは、アームの一方における冷却領域は凹形状であってもよく、他方のアームの接触面は、適合する凸形状を有している。各アームに冷却領域が設けられる場合、その一方が凸形状であってもよく、かつ他方が適合する凹形状を有してもよい。凸形状の冷却領域は2mmから10mmの半径、例えば6mmの半径を有していてもよい。したがって他方のアームにおける適合する凹形状は、アームが閉じた際にぴったりとフィットするように、同じであるかまたは十分に相似するものであってもよい。
冷却領域の曲率は、より複雑であってもよい。例えば、アームの一方における冷却領域は少なくとも2つの湾曲を有していてもよく、他方のアームの接触面はそれに適合する形状を有している。曲率がどのようなものであっても、2つの接触面の形状は、良好な接触を保証するために略平行である。
上記装置は、さらに接触面の少なくとも一方における冷却領域の一方またはそのそれぞれと加熱領域との間に断熱材を備えてもよい。断熱材は、加熱領域と冷却領域との間の熱伝達を最小にする。適切な断熱材の一例としてエアロゲルが挙げられる。
冷却領域において、装置は、伝導プレートまたは伝導部材からの熱を吸収するために使用される相変化材料をさらに備えてもよい。そうした相変化材料はまた、さらなる冷却方法を提供するために熱伝達手段に連結されていてもよい。
本発明のさらなる態様によれば、第1および第2のアームであって、第1のアームの接触面が第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと各アームの接触面が離間される開ポジションとの間で移動可能であり、それによって、使用時にアームが閉ポジションにある場合に接触面間に髪の一部がクランプされるようにアームそれぞれの接触面が相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;接触面間の髪の当該部分を加熱するための、接触面の少なくとも1つにおける湾曲した加熱領域と、髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するための、接触面の少なくとも一方における2つの冷却領域と;を備えるヘアスタイリング装置が提供される。
いくつかの実施形態において、接触面のそれぞれは2つの冷却領域を備えてもよく、アームが閉ポジションにある場合に一対の第1の冷却領域が隣接しかつ一対の第2の冷却領域が隣接するように、接触面のそれぞれにおける冷却領域それぞれ第1の冷却領域が整列され、かつ各アームにおける第2の冷却領域それぞれの第2の冷却領域が整列される。これにより、スタイリング装置は両方向に使用されてもよい。
いくつかの構成において、冷却領域の両方または少なくとも1つが湾曲しており、それにより、使用時に、ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて、髪の当該部分がカールされる。これにより、髪の当該部分がカールできるようになる。ヒータの両側の冷却領域がいずれも湾曲している場合には、ヘアスタイリング器具は、髪をカールさせるために両方向に使用され得る。一側のみが湾曲しており他側が略平坦である場合、ヘアスタイリング器具は、髪をカールするためには一方の方向に使用され、髪をストレートにするために他の方向に使用されてもよい。
いくつかの構成において、一方のアームにおける冷却領域の両方または少なくとも1つは凸状であり、かつ他方のアームの接触面は、適合する凹形状を有する。この方法において、一方のアームにおける冷却領域は、これら冷却領域が、髪のうち冷却される部分の周囲にぴったりフィットするように、他方のアームにおける冷却領域に対して相補的な形状を形成する。これにより、より効果的な冷却が実現されてもよい。
冷却領域の少なくとも一方が湾曲していてもよく、それによって、使用時に、ヘアスタイリング装置が略直線的な様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて、髪の当該部分がカールされる。これは、向上されたカーリング能力を提供する。
他の構成において、冷却領域の少なくとも一方は、使用時にヘアスタイリング装置が略直線的な様式で髪の一部に沿って移動される場合に、髪の当該部分がストレートとなるように、略平坦であってもよい。
本発明の態様のいずれかにおける熱伝達手段は、例えば、伝導プレート、1つ以上の伝導部材またはヒートパイプであってもよい。いくつかの構成において、熱伝達手段は、冷却領域をさらに冷却するための1つ以上の冷却フィンをさらに備えてもよい。そうした冷却フィンは、冷却領域における加熱プレートとスタイリング装置のハウジングとの間の空間へ突出していてもよい。そうした構成において、熱伝達手段および/または冷却領域をさらに冷却するために当該空間に空気が流入してもよい。
接触面のそれぞれが加熱領域を備えていてもよい。これら加熱領域は、アームが閉ポジションにある場合にこれら加熱領域が隣接するように整列されてもよい。これは、髪への熱伝達性を向上させる。加熱領域の一方またはそのそれぞれは、ヘアスタイリング装置内のヒータと熱接触する加熱プレートであってもよい。
接触面は、両方のアームが2つの冷却領域を有するように、それぞれ2つの冷却領域を備えてもよい。アームが閉ポジションにある場合に一対の第1の冷却領域が隣接しかつ一対の第2の冷却領域が隣接するように、接触面のそれぞれにおける各冷却領域の第1のもの(例えば「後加熱」冷却領域)が整列されてもよく、かつ各冷却領域の第2のもの(例えば「予加熱」冷却領域)が整列されてもよい。これは髪の冷却性を向上させる。
いくつかの構成において、冷却領域の少なくとも1つは、加熱領域および冷却領域から離れて冷却された髪の一部をガイドするよう配置されたガイド部材をさらに備えてもよい。使用時に、ヘアスタイリング装置は、スタイリングされた髪が冷却領域を介してその経路に対して逆方向にひねられるように髪が冷却領域を離れてすぐに90°ひねられるように頭部に対して所定の角度で保持されてもよい。このような逆方向に髪がひねられる場合の、ヘアスタイルを損なう可能性のあるさらなる冷却を最小にするために、ガイド部材は、冷却を最小にするような熱伝導性の乏しい材料から形成されてもよい。
いくつかの構成において、一対の第1の冷却領域のそれぞれが、ガイド部材を備えていてもよい。一方のガイド部材が凸状であってもよく、かつ他方のガイド部材は、これらガイド部材がぴったりフィットするように適合する凹形状を有してもよい。さらなる構成において、第1および第2の対の冷却領域がガイド部材を有していてもよい。この方法において、スタイリング装置は、両方向に使用できかつ両方向に同じ効果を提供できる。
いくつかの構成において、加熱領域の一方またはそのそれぞれは略平坦である。さらに、いくつかの構成において、アームの一方における冷却領域の少なくとも1つが凸状であり、かつ他方のアームの接触面は、それらが互いにぴったりフィットするように、適合する凹形状を有している。これら構成は、両方の冷却領域が凸形状を有する一方のアームと、両方の冷却領域が凹形状を有する他方のアームと、を有していてもよい。他の変形例において、一方のアームは、凸形状を有する1つの冷却領域と、凹形状を有する他の冷却領域と、を有していてもよい。後者の場合において、他方のアームはまた、これら冷却領域が互いにぴったりフィットするような各形状のうち一方を有していてもよい。
他の構成において、加熱領域の一方またはそのそれぞれが湾曲していてもよい。湾曲した加熱領域を設けることは、反対方向において冷却領域に導入された湾曲により、髪が略平行な方向にスタイリング装置に出入り可能となり、スタイリング装置を容易に使用できるようになることを意味する。湾曲した冷却領域と同様に、一方のアームにおいて、加熱領域は凸状であってもよく、かつ他方のアームはそれに適合する凹形状を有する。
上記特徴は、本発明の上述の他の態様に適用されてもよい。
以下、本発明のより良い理解のために、また本発明がどのように実施されるかを示すために、本発明について、添付の図面を参照して単なる一例として説明する。
[付記項1]
ヘアスタイリング装置であって、
第1および第2のアームであって、前記第1のアームの接触面が前記第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと、各アームの接触面が離間される開ポジションと、の間で移動可能であり、それによって、各アームの接触面が、使用時に前記アームが閉ポジションにある場合に髪の一部が前記接触面間にクランプされるように、相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;
前記接触面間で髪の一部を加熱するための、前記接触面の少なくとも一方における加熱領域と;
髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するための、前記接触面の少なくとも一方における冷却領域と;
を備え、
前記冷却領域が湾曲しており、それによって、使用時に、前記ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて髪の当該部分がカールされることを特徴とするヘアスタイリング装置。
[付記項2]
前記接触面のそれぞれが加熱領域を備えており、前記加熱領域は、前記アームが前記閉ポジションにある場合にこれら加熱領域が隣接するように整列されることを特徴とする付記項1に記載の装置。
[付記項3]
前記加熱領域の一方または両方が、前記ヘアスタイリング装置内のヒータと熱接触する加熱プレートであることを特徴とする付記項1または付記項2に記載の装置。
[付記項4]
前記接触面のそれぞれが冷却領域を備えており、前記冷却領域は、前記アームが前記閉ポジションにある場合にこれら冷却領域が隣接するように整列されることを特徴とする付記項1から付記項3のいずれか一項に記載の装置。
[付記項5]
前記冷却領域の少なくとも一方またはそのそれぞれが、前記加熱領域および冷却領域から離れて、冷却された髪の一部をガイドするよう位置決めされたガイド部材をさらに備えることを特徴とする付記項1から付記項4のいずれか一項に記載の装置。
[付記項6]
前記冷却領域のそれぞれがガイド部材を備えており、かつ前記ガイド部材の一方が凸状であり、かつ前記ガイド部材の他方は、適合する凹形状を有することを特徴とする、付記項4を引用する付記項5に記載の装置。
[付記項7]
髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するために2つの冷却領域を備えており、前記冷却領域は、前記加熱領域の両側に配置されていることを特徴とする付記項1から付記項6のいずれか一項に記載の装置。
[付記項8]
前記2つの冷却領域を熱連結するよう構成された熱伝達手段をさらに備えることを特徴とする付記項7に記載の装置。
[付記項9]
前記熱伝達手段は、伝導プレートまたは伝導部材を備えることを特徴とする付記項8に記載の装置。
[付記項10]
前記熱伝達手段は、ヒートパイプを備えることを特徴とする付記項8または付記項9に記載の装置。
[付記項11]
前記熱伝達手段は、1つ以上の冷却フィンを備えることを特徴とする付記項8、付記項9、または付記項10に記載の装置。
[付記項12]
前記冷却領域は、前記アームの少なくとも一方の長さの少なくとも一部に沿って延在することを特徴とする付記項1から付記項11のいずれか一項に記載の装置。
[付記項13]
2つの冷却領域を備えており、前記冷却領域の両方が、前記アームの少なくとも一方の長さの少なくとも一部に沿って延在しており、かつ前記加熱領域の両側に配置されていることを特徴とする付記項7から付記項11のいずれか一項に記載の装置。
[付記項14]
前記加熱領域の一方またはそのそれぞれが、略平坦であることを特徴とする付記項1から付記項13のいずれか一項に記載の装置。
[付記項15]
前記加熱領域の一方またはそのそれぞれが、湾曲していることを特徴とする付記項1から付記項13のいずれか一項に記載の装置。
[付記項16]
前記加熱領域の一方またはそのそれぞれが、前記アームの開閉方向に対して角度付けられていることを特徴とする付記項14に記載の装置。
[付記項17]
前記アームの一方における前記冷却領域は、凸状であり、かつ前記アームの他方における前記接触面は、適合する凹形状を有することを特徴とする付記項1から付記項16のいずれか一項に記載の装置。
[付記項18]
前記凸状の冷却領域は、2mmから10mm、特に6mmの半径を有することを特徴とする付記項17に記載の装置。
[付記項19]
前記アームの一方における前記冷却領域は、少なくとも2つの湾曲部を有しており、かつ前記アームの他方の前記接触面は、適合する形状を有することを特徴とする付記項1から付記項18のいずれか一項に記載の装置。
[付記項20]
ヘアスタイリング装置であって、
第1および第2のアームであって、前記第1のアームの接触面が前記第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと、各アームの接触面が離間される開ポジションと、の間で移動可能であり、それによって、各アームの接触面が、使用時に前記アームが閉ポジションにある場合に髪の一部が前記接触面間にクランプされるように、相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;
前記接触面間において髪の一部を加熱するための、前記接触面の少なくとも一方における湾曲加熱領域と;
髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するための、前記接触面の少なくとも一方における冷却領域と;
を備えることを特徴とする装置。
[付記項21]
前記接触面のそれぞれが2つの冷却領域を備えており、各接触面における各冷却領域の第1の冷却領域が整列され、かつ各アームにおける各冷却領域の第2の冷却領域が整列され、それにより、前記アームが閉ポジションにある場合に一対の第1の冷却領域が隣接しかつ一対の第2の冷却領域が隣接するようになることを特徴とする付記項20に記載のヘアスタイリング装置。
[付記項22]
前記冷却領域または前記冷却領域の少なくとも一方は湾曲しており、それによって、使用時に、前記ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて髪の当該部分がカールされることを特徴とする付記項20または付記項21に記載のヘアスタイリング装置。
[付記項23]
前記アームの一方における前記冷却領域の両方または前記冷却領域の少なくとも一方は凸状であり、他方の前記アームの前記接触面は、適合する凹形状を有することを特徴とする付記項22に記載のヘアスタイリング装置。
[付記項24]
ヘアスタイリング装置であって、
第1および第2のアームであって、前記第1のアームの接触面が前記第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと、各アームの接触面が離間される開ポジションと、の間で移動可能であり、それによって、各アームの接触面が、使用時に前記アームが閉ポジションにある場合に髪の一部が前記接触面間にクランプされるように、相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;
前記接触面間で髪の一部を加熱するための、前記接触面の少なくとも一方における加熱領域と;
髪の当該部分を冷却するための、前記接触面の少なくとも一方における2つの冷却領域であって、前記加熱領域の両側に配置された、2つの冷却領域と;
前記2つの冷却領域を熱連結するよう構成された熱伝達手段と;
を備えることを特徴とするヘアスタイリング装置。
[付記項25]
前記冷却領域の少なくとも一方が湾曲しており、それによって、使用時に、前記ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて髪の当該部分がカールされることを特徴とする付記項24に記載のヘアスタイリング装置。
[付記項26]
前記冷却領域の少なくとも一方は略平坦であることを特徴とする付記項24または付記項25に記載のヘアスタイリング装置。
[付記項27]
前記接触面のそれぞれは、加熱領域を備えており、前記加熱領域は、前記アームが閉ポジションにある場合にこれら加熱領域が隣接するように整列されることを特徴とする付記項24または付記項25、または付記項26に記載の装置。
[付記項28]
前記加熱領域の一方または両方が、前記ヘアスタイリング装置内のヒータと熱接触する加熱プレートであることを特徴とする付記項24から付記項27のいずれか一項に記載の装置。
[付記項29]
前記接触面のそれぞれが2つの冷却領域を備えており、各接触面における各冷却領域の第1の冷却領域が整列され、かつ各アームにおける各冷却領域の第2の冷却領域が整列され、それにより、前記アームが閉ポジションにある場合に一対の第1の冷却領域が隣接しかつ一対の第2の冷却領域が隣接するようになっていることを特徴とする付記項24から付記項28のいずれか一項に記載の装置。
[付記項30]
前記冷却領域の少なくとも一方は、前記加熱領域および冷却領域から離れて、冷却された髪の一部をガイドするよう位置決めされたガイド部材をさらに備えることを特徴とする付記項24から付記項29のいずれか一項に記載の装置。
[付記項31]
前記一対の第1の冷却領域のそれぞれがガイド部材を備えており、かつ前記ガイド部材の一方が凸状であり、かつ前記ガイド部材の他方は、適合する凹形状を有することを特徴とする、付記項29を引用する付記項30に記載の装置。
[付記項32]
前記熱伝達手段は、伝導プレートまたは伝導ロッドを備えることを特徴とする付記項24から付記項31のいずれか一項に記載の装置。
[付記項33]
前記熱伝達手段は、ヒートパイプを備えることを特徴とする付記項24から付記項32のいずれか一項に記載の装置。
[付記項34]
前記熱伝達手段は、1つ以上の冷却フィンを備えることを特徴とする付記項24から付記項33のいずれか一項に記載の装置。
[付記項35]
前記加熱領域の一方またはそのそれぞれが略平坦であり、かつ前記アームの一方における前記冷却領域の少なくとも1つが凸状であり、かつ他方の前記アームの接触面が、適合する凹形状を有することを特徴とする付記項24または付記項25に記載の装置。
[付記項36]
前記凸状の冷却領域は、2mmから10mm、特に6mmの半径を有することを特徴とする付記項35に記載の装置。
[付記項37]
前記加熱領域は湾曲していることを特徴とする付記項24から付記項34のいずれか一項に記載の装置。
[付記項38]
前記冷却領域の一方または両方が、前記アームの少なくとも一方の長さの少なくとも一部に沿って延在しており、かつ前記加熱領域の両側に配置されていることを特徴とする付記項24から付記項37のいずれか一項に記載の装置。
[付記項39]
前記冷却領域の一方またはそのそれぞれが伝導性を有することを特徴とする付記項1から付記項38のいずれか一項に記載の装置。
[付記項40]
前記冷却領域の一方またはそのそれぞれが、流体冷却システムによって提供されることを特徴とする付記項1から付記項39のいずれか一項に記載の装置。
[付記項41]
前記流体は、高圧で前記冷却領域に供給されることを特徴とする付記項40に記載の装置。
[付記項42]
前記流体の圧力および/または流量は、カーリングを向上させるために調整可能であることを特徴とする付記項40または付記項41に記載の装置。
[付記項43]
前記流体冷却システムは、前記冷却領域の一方またはそのそれぞれへ空気流を供給するよう構成されたファンを備えることを特徴とする付記項40から付記項42のいずれか一項に記載の装置。
[付記項44]
前記冷却領域は、前記流体を移動させるための1つ以上の導管を備えることを特徴とする付記項40から付記項43のいずれか一項に記載の装置。
[付記項45]
前記接触面は、弾性サスペンションに支持されることを特徴とする付記項1から付記項44のいずれか一項に記載の装置。
[付記項46]
各アームは略細長形状であり、かつ前記加熱領域は、前記アームの少なくとも1つの長さの少なくとも一部に沿って延在することを特徴とする付記項1から付記項45のいずれか一項に記載の装置。
[付記項47]
前記接触面の形状は、所望のカーリング効果をもたらすよう構成されることを特徴とする付記項1から付記項46のいずれか一項に記載の装置。
[付記項48]
前記加熱領域は、少なくとも160℃に髪を加熱することを特徴とする付記項1から付記項47のいずれか一項に記載の装置。
[付記項49]
前記冷却領域の一方またはそのそれぞれは、髪を90℃から160℃に冷却することを特徴とする付記項1から付記項48のいずれか一項に記載の装置。
[付記項50]
前記冷却領域の一方は、さらに、160℃未満の温度に髪を加熱するよう構成されていることを特徴とする付記項49に記載の装置。
[付記項51]
前記接触面の少なくとも一方における前記加熱領域と前記冷却領域またはそのそれぞれとの間において、さらに断熱材を備えることを特徴とする付記項1から付記項50のいずれか一項に記載の装置。
[付記項52]
前記冷却領域は、相変化材料を備えることを特徴とする付記項1から付記項51のいずれか一項に記載の装置。
[付記項53]
実質的に、添付の図面を参照して明細書に記載されかつ添付の図面に図示された装置。
平坦な加熱および冷却部分を備えるデバイスの概略断面図である。 髪をカーリングするために使用される図1aのデバイスの概略断面図である。 使用者の頭部に隣接される装置の一例の概略図である。 平坦な加熱部分と湾曲した冷却部分とを備えるデバイスの概略断面図である。 平坦な加熱部分と湾曲した冷却部分とを備えるデバイスの概略断面図である。 加熱部分と冷却部分のための構成の一例を示す図である。 加熱部分と冷却部分のための構成の一例を示す図である。 加熱部分と冷却部分のための構成の一例を示す図である。 加熱部分と冷却部分のための構成の一例を示す図である。 図4bの加熱部分と冷却部分の分解断面図である。 代替的な加熱部分と冷却部分の分解断面図である。 図1aから図5bの特徴のいずれかを包含し得るデバイス全体の斜視図である。 図1aから図3cのデバイスのいずれかに基づくアームの平面図である。 図4aから図4dのデバイスのいずれかに基づくアームの平面図である。 平坦な加熱領域と湾曲した冷却領域とを備えるさらなるデバイスの概略断面図である。 図8のデバイスの変形例を示す図である。 図8のデバイスのアームの一方を通る冷却手段の変形例を示す図である。 図8のアームの一方を通る冷却手段のさらなる変形例を示す図である。 図8から図11の特徴のいずれかを包含し得るデバイス全体の斜視図である。 図8から図12に図示された冷却特徴部を用いる図4dのデバイスの変形例を示す図である。 使用者の頭部に隣接して角度付けられた装置の一例の概略図である。 髪をストレートにしかつカールするためのデバイスのさらなる変形例を示す図である。 髪をストレートにするために使用されるデバイスのさらなる変形例を示す図である。
当業者には公知のように、スタイリング中に、髪は、使用者の頭部とスタイリング装置との間で張力を受ける。スタイリング装置が髪から離れると同時に髪にカールが形成される。多くの図面において、スタイリングされた髪が、スタイリング装置を通過した部分はカールされた状態で、図示されている−これは単に、髪がスタイリング装置を通過した場合の効果を例示するためのものである。髪に張力が掛けられなくなった際に、カールが形成される。
図6には、使用者が装置を把持するためのハンドルを形成する細長本体30を備えるヘアスタイリング装置が図示される。一対のアーム32が本体に取り付けられている。これらアームは、アームが本体に取り付けられる一端において互いにヒンジ連結されている。アームは、アームの対向端部が互いに隣接する閉ポジションと、アームの対向端部が離間される開ポジションと、の間で動作可能である。図1aから図5bに関連して詳細に説明されるように各アームには加熱領域と冷却領域とが形成される。
本体は、加熱領域および冷却領域の作動のために必要な構成要素を収容する。そのため、本体は、装置のオンオフを切り替えるための、加熱システムおよび冷却システムを使用者が作動させる制御機構とともに収容する。
多くの構成において、冷却システムは、例えば空気などの流体を使用してもよい。これは、冷却領域に流体を供給するための、本体およびアームを通る導管とともに本体に収容されるモータならびにファンによって供給されてもよい。ファンのタイプには、アキシャルファン、ラジアルファン、または遠心ファンが含まれる。あるいは流体は、冷却領域に流体を供給するための本体およびアームを通る導管とともに本体に収容されたポンプとモータを備え、モータによって駆動されるガスマイクロポンプによって供給されてもよい。ポンプのタイプには、ダイアグラムポンプ、ギアポンプ、スクロールポンプ、またはスライド式中空スクロールポンプが含まれる。流体は、当該流体が髪全体を確実に冷却するように高圧下で供給されてもよい。このタイプの冷却システムは、能動的な冷却を用いる図示された構成のいずれかに使用されてもよい。
高圧空気の供給の一例として、エアブレードが挙げられる。これは、より高速であり、よりコンパクトであり、かつより正確な供給をもたらす。空気を提供するマイクロエアブレードは、加熱プレートに隣接してアームに組み込まれる。マイクロスクロールポンプは、ハンドルに収容されてもよい。冷却空気は、小さなフレキシブルチューブに従ってマイクロエアブレードへ向けて経路付けられてもよい。
代替的かつより一般的な技術としてブラシレスDCモータとファンとを備える「BLDCファン」が挙げられる。これはまた、開発のリスクがより低い良好な結果をもたらす。
大気空気を用いた髪の冷却率は、空気を供給するための空気流量および圧力に左右される。例えば圧力が高くなればなるほどより小さな空間(冷却領域)での冷却効果が大きくなる。より多くの空気を供給するためには、背圧を増大させることが最も効果的な方法である。加えて、空気圧を大きくすればするほど、空気はより効果的に、装置に包囲された髪を通過するようになる。それにより、より多くの冷却が髪に提供される(これは髪の「縮れ」や「飛び出し(ハネ)」を低減するのに重要である)。
冷却領域への空気流を調整することにより、使用者はカールのサイズ(直径)を変更できる。概して、空気を多くすればするほど髪はカールをより良好に保持し、髪はよりカールした状態となる。空気流は、髪を通るその使用率を制御するよう使用者に調整されてもよい。そうした調整は、制御されるバルブによってなされてもよい。
両手利きの装置(例えば図4aから図4dの、2つの冷却湾曲面を有する装置)に関して、空気流の調整は、所望の面に空気流を向け直すよう要求されてもよい。その理由として、空気の量が、手で保持されるデバイスの幾何学的形状の範囲内に制限されることが挙げられる。そうした調整はまた、より費用効果がよく、より静かでかつエネルギー効率のよいシステムを提供し得る。
冷却システムは、流体と直接伝導とを組み合わせたものを使用してもよい。そうしたシステムにおいて、アームにおける冷却領域は、所定の大きさを有する1つ以上の面であってもよい。一実施形態において、流体(例えば空気)は、使用の合間に(つまりストローク間に)伝導面を冷却するよう使用されてもよい。そうしたシステムは、冷却領域において相変化材料をさらに備えてもよい。相変化材料内では残留熱(潜熱)が上昇し、当該残留熱は、例えば空気を用いて使用の合間にまたはストローク間で放散できる。適切な相変化材料は、ワックスおよび/または水を含む。
空気流の調整は、製品の伝導面(作用面)における上昇した熱を除去するよう空気流を制御するために用いられてもよい。これは、スタイリング(カール付け)の効果を高めることができ、あるいは人間工学的に使用者の助けとなるように表面温度を低減させ得る。このシステムは、2つの冷却領域の伝導プレート間の温度上昇またはより大きな温度差の検知によって実行可能となる。空気流の調整は、より温度の高い側へ向けて、その温度を低減させるように、空気を方向付けてもよい。上述のように、空気流の調整法にはバルブが含まれてもよい。
代替的に、冷却システムは、直接伝導によって提供されてもよい。そうしたシステムにおいて、アームにおける冷却領域は、所定の大きさを有する面を1つ以上有していてもよい。こうした面は、使用の合間に/ストローク間に、上昇した熱を環境中に放散するのに十分な表面積を有する。そうした構成については、以下で図8を参照して説明する。
上記構成のいずれにおいても、加熱システムは、本体に取り付けられたヒータを備えていてもよい。ヒータは、一対の加熱可能なプレート34と熱接触状態で配置される。加熱プレートは、実質的に平坦であり、かつ対向する形式でアームの内面に配置されている。
各構成において、冷却システムは、髪が加熱領域から離れる際にカーリング面で髪を迅速に冷却するよう構成される。カーリング面はカーリングを強くするよう急な丸み(tight radius)を有してもよい。さらに加熱領域と冷却領域との間の断熱が重要である。効果的な断熱のために、断熱材料および空気境界域を用いることができる。
図1aおよび図1bには、ヘアスタイリング装置の構成の一例のアームの断面図を示す。これら図面において、アームは閉ポジションにある。各アームの外側表面が破線で図示されており、かつアームは、開ポジションへ向けて矢印Dの方向に移動可能である。加熱領域16は、一対の加熱プレートを備えており、加熱プレートは各アームに1つずつ配置されており、かつ冷却領域14は加熱領域に隣接している。
図1aには、ヘアストレート装置として使用されるデバイスを示す。ストレートにする工程中、髪10は高温の加熱プレート間でクランプされる。装置は、髪に対して矢印Bの方向に移動させられる。相対移動中に、髪をストレートな形態に成型するよう、髪はプレートを介して張力が掛けられたまま保持される。髪が加熱領域を通過すると、髪はスタイリングのために準備をされる。続いて髪は、スタイルを定着させるために冷却領域を通過させられる(この場合はストレートな形態が定着される)。それゆえ、髪は、ヒータから離れるとすぐにその温度を下げられる。
図1bには、髪10が方向Cに高温の加熱プレートを通過するよう引っ張られる前に、頭部へ向けてヘアストレート装置を180°回転させることによって髪をカールするよう使用される図1aのデバイスを示す。図1aと同様に、髪は加熱領域16で加熱される。デバイスの湾曲した外面を用いてカールが形成される。当該面上では、髪は、ヒータから離れた直後にその温度が低減される。冷却は、髪がカールした表面の形状を保持することを確実なものとするために必要である。こうした冷却は、カーリング面を冷却するための冷却領域14を有することによって向上される。
図2には、図3aのヘアスタイリング装置がカールを形成するためにどのように使用されるかを示す。使用者は、装置のアーム間に一房の髪を配置し、そして矢印Aの方向に装置を移動させる。髪10が装置に対して移動されるにつれて、髪は、まず加熱領域16の2つのプレートを通過させられる。プレートは、髪を加熱するように髪と接触する。髪は、加熱領域を離れた直後に(例えば「空気」で)冷却される。この冷却領域14で、カールが形成される。冷却は、形状の維持を促進させる。冷却が両側から方向付けられる場合には、その形状はより効果的に保持される。カール18は、張力が掛けられている間に髪に記憶されるよう保持される。
こうした装置は使用が簡単である。一対のアームが開かれて、アームの間に一房の髪が配置され、続いてアームが閉じられる。その後、装置は、ヘアストレート装置が髪をストレートにする様式と同様の様式で、カールを形成するように髪にわたって引っ張られる。この動きは直線的である。装置の周囲に髪を巻き付けたり、頭部に対して装置をひねったりするようなことはない。
図3aから図4dには、髪を容易にカールさせる装置を提供するための加熱領域および冷却領域のさまざまな構成が図示される。さらなる例が図8から図13に図示される。いずれの場合でも、加熱および冷却領域は、アームの一方または両方に収容されており、かつそのハウジング20の外面は(図示される場合には)破線で示される。アームは、髪10は、2つのアームの間に挟まれる閉ポジションで図示される。図1aおよび図1bに図示される構成において、2つのアームの接触面は平坦である。しかしながら、図3aから図4cの各々においては、2つのアームの接触面は、加熱領域では平坦であるが冷却領域では平坦ではない(つまり湾曲している)。図4dにおいては、加熱領域は平坦ではない。カールを形成するための冷却を最も効果的に使用するには、髪がその最も高温となるポイントにある場合、つまり髪がヒータを離れかつ髪がその丸みが最も急となる箇所が挙げられる。破線で図示される円は、装置によってもたらされるカールの断面を図示する。
各アームの接触面は、髪が加熱領域および冷却領域の両方にわたってこれら接触面の両方と接触することを確実なものとするように相補的な形状を有している。言い換えると、接触面は、接触面が湾曲しているか平坦であるかに関わらず互いに対して略平行である。髪への効果的な熱伝達/冷却を提供するために、2つの接触面がともに均一に接触することを確実なものとすることが重要である。接触面は、説明される構成のいずれにおいても、例えばエラストマー支持体などの弾性的なサスペンション(懸架装置)で支持されていてもよく、各接触面がそのアームに対してある程度移動することが可能となり、それによりさらに微細な誤差が吸収される。これは、髪に対する良好な面接触を向上させる。
図3aにおいて、1つのアームが、加熱領域16のための略平坦部分と冷却領域14のための凸状部分とを有する接触面を有する。他方のアームもまた、加熱領域のための略平坦部分と冷却領域のための凹状部分とを有する。両方のアームが互いにぴったりと適合するように、凹状部分の曲率は凸状部分の曲率と一致している。平坦部分は、アームの開閉方向Dに対して略垂直である。
冷却方法(および髪を冷却する速度)に応じてさまざまな形状を使用することができる。図3bには、システムの冷却段階において髪の表面積を増大させるために、加熱領域が冷却領域に入る角度が変更できる代替案を図示する。図3aにおけるように、各アームは、加熱領域のための接触面からなる略平坦部分を有する。なお図3bでは、接触面の平坦部分は、アームの開閉方向に対して約5°の角度に設定されている。これは、髪を冷却領域で遠回りさせるための、より長い湾曲経路を形成する。図示されるように、接触面はそれぞれ、相補的な凸面および凹面の両方を有しており、それゆえ略「S」形状の接合部を形成する。この領域において冷却能力が増大される場合には、カールを形成する湾曲部の半径および表面積は低減されてもよい。それにより、製品全体のサイズも低減されてもよい。
図3aおよび図3bのいずれにおいても、装置を髪にわたって相対する方向に直線的に移動させることによって、装置が髪をストレートにしかつカールさせるように使用されてもよい。装置が方向Bに移動される場合、髪10はまず冷却領域14を通過し、続いて加熱領域16を通過する。そのため冷却領域14は髪に影響せず、ゆえにその全体的な効果は髪10をストレートにすることである。あるいは装置が反対の方向Cに移動される場合、髪10はまず加熱領域16を通過し、続いて冷却領域14を通過する。この場合に、髪は冷却領域でカールされる。さらにいずれの構成においても、アームは、互いに対してヒンジ動作で開閉する。
図4aから図4dには、使用方向に関係なく髪が確実にカールされるヘアスタイリング装置に組み込まれる加熱領域および冷却領域の概略的な構成を図示する。図3aのように、装置は、髪にわたって直線的に移動させられ、かつアームはヒンジ動作で開閉される。アームハウジングの外面は、図4aから図4dには図示されない;アームハウジングは、後述する接触面を含むのに適当な形状とすることができる。
図4aにおいて、略平坦な加熱領域16が、一対の略二重に湾曲した(「S」形状の)冷却領域14の間に挟まれている。いずれの冷却領域14の曲率も同じ方向にある。一方の冷却領域14は、一方のアームの外面へ向けて湾曲しており、かつ他方の冷却領域14は、他方のアームの外面へ向けて湾曲している。したがって、アーム各々の断面はそのサイズがほぼ同じである。このように湾曲面を構成することによって、これは、使用者による直感的な使用の手助けとなり、かつ装置の移動方向に関わらず同じカール方向の発生を確実なものとする。
図4bは、一方の冷却領域14の曲率が他方の冷却領域14の曲率に対して逆である点を除いて、図4aとほぼ同じである。いずれの冷却領域14も、装置の移動方向に関わらず同じカール方向の発生を確実なものとするために、同じアームの外面へ向けて湾曲している。したがって、一方のアーム(上アームまたは下アームの一方)は、他方のアームの断面より小さな断面を有する。
図4cは、図3bにおけるように平坦部分が85°の角度で傾斜されている点を除いて、図4aと同様である。図3bに関して説明したように、そうした角度変化は、より効果的に所望の結果をもたらすよう、冷却領域における表面積および曲率半径を変化させる。図示されるように、髪がヒータを離れるすぐ後のところに、丸みがより急でありかつより小さな曲率半径が設けられる。このポイントにおいて、髪はその丸みが最も急となり、かつ冷却領域の他のポイントと比較して、このポイントにおける髪と冷却流体との温度差が最も大きくなるため、このポイントに冷却集中することは最も効率的となる。その結果として、髪に保持されるカールの量が最大となる。
図4dに図示されるような平坦ではない加熱領域を使用することによって、曲率半径および表面積の比における同様の変化を実現できる。図4dにおいて、一方のアームは、加熱領域において凸状接触面を有しており、かつ他方のアームは、加熱領域において凹状接触面を有する。そうした平坦でない加熱領域は、いずれの構成に組み込まれてもよい。良好な熱応答性をもたらす能力のある現在の既製のヒータ技術の導入に関して、平坦なヒータを使用することは最もコスト効果が高いものとなろう。しかしながら、湾曲した表面は、冷却領域内での髪の表面積および丸みを最大にすることに効果的であると言える。湾曲した加熱領域は、例えば湾曲したアルミニウムプレートから形成されてもよい。特に有用でありかつ耐久性のある加熱領域の実施形態の1つは、酸化アルミニウムのプラズマ電解酸化(PEO)コーティングを有するアルミニウムプレートを備えていてもよい。このPEOは電気絶縁層を提供し、当該層の上に、アルミニウムプレートを加熱するための加熱電極が配置されてもよい。PEO層はまた、それを所望の湾曲状態となるように形状付けることを(必要であれば再形成)可能にするアルミニウムの耐久性を高める。
図3aから図4dにおいて、冷却は空気によってなされてもよい。図3aおよび図4dに図示されるように、空気流の方向は、一方のアームにおいては内側へ向かい、かつ他方のアームにおいては放出のために髪から外側へ向かうことができる。あるいは、図3bに図示されるように、両方のアームから髪へ向かいかつ髪を通り抜けるよう流入部が設けられてもよい。この場合において、1つの流入部が放出部として機能する負圧を提供してもよい。
図5aおよび図5bには、冷却領域中で髪に空気を吹き付ける構成のいずれか1つに組み込まれ得る空気流入部の構成を示す。
図5aでは、高温になった髪はヒータから離れると、所定の面の周囲で湾曲させられる。加圧された環境空気が、流入部26、28を介してプレナムチャンバ22、24から供給される。プレナムチャンバは、空気放出部30、32の長さに沿ってより速い(より冷たい)空気を保証するために必要とされる。流入部は、空気が、髪のキューティクルに対して下方向を向く角度で方向付けられるように、配置される。これは、つやをもたらすのに役立ち得る。空気は、その区間にわたる温度差を最小にするためかつ髪の縮れやハネを低減し得る冷却をさらにもたらすために、両側から加圧状態で供給される。
空気流入部26、28の断面積は、空気の流量および圧力に応じて最適化される;圧力が低ければ低いほど、その断面積は大きくなる。空気の流量および圧力は、空気流を発生させる方法に依存する。例えばファンは、より低い空気圧とより大きな空気流量とをもたらすが、大きな断面を必要とし得る。一方で、相対的に言うと、ポンプはより小さな断面しか必要としない。
空気は放出部30、32を通って放出される。放出部に対する流入部の断面積の比は、放出される高温の空気流の方向を制御するよう調整できる。放出部32の断面積が圧力降下をもたらすのに十分であるならば、空気は、(ベンチュリ効果)によって空気放出部30へ引き込まれる。空気放出部の長さは、髪の一部にわたってさらなる冷却を提供するために、ヒータの長さに等しい。
図5bは、単一の放出部30しか設けられていない点を除いて、図5aのものとほぼ同じである。この放出部は、アーム間にある髪によってもたらされるアームの接触面同士の間の小さな隙間によって提供される。
図7aおよび図7bには、加熱領域16と冷却領域14とがアームの長さに沿って長手方向に延在することを示す。弾性サスペンション40およびヒンジ42がいずれも概略的に図示されている。図7aでは単一の冷却領域しか設けられておらず、それゆえこの装置は、カーリングの実現のためには矢印で示される方向に使用する必要がある。図7bでは2つの冷却領域が設けられており、そのためこの装置は「両手利きの(右手でも左手でも使用できる)」ものであり、カーリングの実現のために、いずれの方向にも使用できる。
図1bに関連して上述したように、以前から、使用者は、髪10を高温の加熱プレートを通過するよう矢印Cの方向に引っ張る前に頭部へ向けてヘアストレート装置を180°回転させることによって、髪をカールさせている。そうした従来のヘアストレート装置は、一般的にライナイトなどのプラスチックハウジングから形成される。そのヘアストレート装置の湾曲した外面は、カールを形成するために使用される。そうしたプラスチック材料は一般的に熱伝導率が乏しく、そのため加熱された髪はゆっくりと冷却される。一般的に言えば、冷却をより良好なものとすると、髪がカーリング面の形状を保持する期間はより長くなる。
図12には、使用者が装置を把持するためのハンドルを形成する細長本体50を備えるヘアスタイリング装置のさらなる構成を図示する。一対のアーム52が本体に取り付けられている。アームは、これらアームが本体に取り付けられる一端においてともにヒンジ連結されている。アームは、これらアームの対向端部が互いに隣接する閉ポジションと、これらアームの対向端部が離間される開ポジションとの間で移動可能である。この装置において、加熱領域および冷却領域は、一方のアームにおける加熱領域の両側の冷却領域が熱伝導手段/熱伝導体によって互いに熱連結される状態で、それぞれのアームに形成される(上アームには参照符号40aが付与されているが下アームにはない)。
図12の構成において、冷却システムはファンを使用してもよいが、これは任意のものでありかつ単なる例示にすぎない。使用され得る任意のタイプのファンはすでに図6に関連して本明細書中で説明されている。図8から図11および関連する説明では、図12のヘアスタイリング装置に適用され得る他の冷却システムの代替例を示す。
図8〜図11には、加熱領域および冷却領域のさまざまな構成を図示する。上述したように、カールを形成するための冷却を、髪がその最も高温となるポイント、つまり例えば髪がヒータを離れた時に用いることが最も効果的である。図8を参照すると、当該図面には、髪を容易にカールさせる装置を提供するよう構成された加熱および冷却領域を備えたヘアスタイリング装置の一構成の断面が図示される。図8および図9において、スタイリング機器は、使用者の頭部12で使用された状態で図示される。加熱および冷却領域は、アームの一方またはその両方およびハウジング39の外面の内側に収容されている。上述した装置に例示されるように、アームはここでも髪10が2つのアームの間に挟まれる閉ポジションで図示される。図8に図示された装置において、2つのアームの接触面は、加熱領域16では平坦であり、一方のアームの冷却部材42a、42bと他方のアームにおける冷却部材43a、43bとから形成される冷却領域14では平坦ではない(つまり湾曲している)。これら冷却部材は、例えば機械加工または鋳造金属されたプリフォーム金属ロッド(例えば凸状部材42a、42b)から形成されてもよい。
図8〜図11の構成において、加熱および冷却領域はまた、図8における断熱材46によって互いから断熱されている。断熱材は、加熱領域と冷却領域との間の熱伝達を最小にする。適切な断熱材の一例としてエアロゲルが挙げられる。
図3aから図4dにおける構成と同様に、図8の構成における各アームの接触面も、髪が加熱領域と冷却領域の両方を通じて両方の接触面と接触することを確実なものとするように、相補的な形状を有する。これは、接触面が湾曲しているか平坦であるかに関わらず、これら接触面が略平行であることを意味する。これによって、髪への効果的な熱伝達/冷却が提供される。図9から図11に図示される構成もまた、各アームの接触面において同様の相補的な形状を有する。
図8において、アームの一方は、加熱領域16のための略平坦部分と、加熱領域の両側に配置される冷却部材42aおよび42bから形成される冷却領域のための凸状部分と、を有する接触面を有する。他方のアームも同様に加熱領域のための略平坦部分を有するが、冷却部材43aおよび43bから形成される冷却領域14のための凹状部分を有する。凹状部分の曲率は、両方のアームがぴったりと整合するように、凸状部分の曲率と一致する。平坦部分は、アームの開閉方向におおむね直交する。アームそれぞれにおいて、冷却部材42a、42b、43aおよび43bは、加熱プレートの側部に沿って各アームに沿って延在している。
本出願人は、カールされる髪に対するストレート部分の長さの比として「カール率(curl factor)」を規定した。一般的に言うと、湾曲冷却部材の半径「r(図8参照)」が小さければ小さいほど、より丸みの急なカールがもたらされること、すなわち湾曲した冷却部材の半径が低下するにつれてカール率が向上されることが明らかとなっている。半径を16mmから10mmに変更することにより、カール率は約20%まで向上される。これは、丸みがより急なカールがもたらされることを意味する。冷却部材におけるカーブの半径を16mmから6mmに変更することにより、カール率は約60%まで向上される−さらにカールの丸みは急になる(カールがきつくなる)。冷却領域における冷却部材を約2mmから10mmの半径に設定することにより、満足のいくカールがもたらされることが観察されている。湾曲した冷却部材の好ましい半径「r」の一例は6mmである。上述の半径は、湾曲した冷却領域を備える上記構成にも同様に適用される。
上述のように、ライナイトなどのプラスチック材料は一般的に熱導電性に乏しく、そのため冷却部材は、代替的に、髪の冷却性を向上させるためにより熱伝導率の高い材料から形成されてもよい。冷却部材は、銅またはアルミニウムなどの金属から形成されてもよく、かつエアロゲルなどの断熱材によって加熱プレートから離間される湾曲バーとして構成されてもよい。これら冷却部材は、プラスチックと比較して、その湾曲表面上での髪の冷却およびカーリングを迅速にする。実験データにより、銅からなる冷却部材は、プラスチック冷却部材に対して、85%までカール率を向上させることが明らかとなった。なお、当然のことながら、アルミニウムなどのより安価な材料が好まれてもよい。
図8において、冷却部材は、使用方向が重要とならないように、加熱領域の両側に配置される。これは、スタイリング装置を両方向に使用できるようにし、頭部12の両側で容易にスタイリングできるようにし、かつ左手でも右手でも使用できるようにする。なお、いくつかの実施形態において、この構成は必須のものではなく、装置の重量およびコストの両方を低減するために、冷却部材は一側のみに配置されてもよい。冷却部材が一側だけ(つまり図示されるように加熱領域の右または左だけ)に設けられる場合、ヘアスタイリング装置は、髪をストレートにするために一方向に使用され、かつ髪をカールするために他の方向に使用される。
使用中、冷却部材は、髪から伝達される熱を放散するための機構がない場合には、暖機運転してもよい。冷却部材が暖機運転をすると、カールの寿命(カールが保たれる期間)は減少しかつカールの直径は大きくなる。冷却部材の温度が30℃から70℃に上昇すると、全体的なカーリングパフォーマンスは著しく落ちることがある。図8には、これに対処するための装置の一構成が図示される。実験により、冷却部材の温度を約50℃に制限することが、スタイリングに効果的でありかつカールを長持ちさせることが判明している。なお、当然のことながら、初めにスイッチを入れる際には、これら冷却部材は非常に低い温度となっていてもよい。いくつかの構成において、冷却部材はまた、例えば装置が完全に加熱された時および使用中に一貫した冷却を行うために、約50℃に加熱されてもよい。これは、一貫性のあるカールスタイルをもたらすことを可能にする。
図8において、熱伝導体40aおよび40bが、冷却部材間の熱伝達のために各アームの片側における個々の冷却部材間にヒートブリッジを提供する。このヒートブリッジは、アームの一方または両方の内側で伝導部材として作用する金属プレートまたは一連のパイプ/バーの形態をとってもよい。ヒートブリッジ(ヒートシンク)は、良好な熱伝導体から、好ましくはアルミニウムなどの金属から形成されてもよい。いくつかの構成において、一方のアームにおけるヒートブリッジおよび冷却部材は、単一のユニットとして製造されてもよい。ヒートブリッジの変形例として、熱伝達のためのヒートパイプまたはポンプ作動される流体を使用してもよい。ヒートパイプは、効果的な作用のために、その長さが少なくとも5cmのものであってもよい。
図10には、図8の構成の変形例を図示する。上アームのみが図示されているが、同じ技術が同様に下アームにも実施されてもよい。図10において、冷却フィン47が、表面積を増大させることによってヒートシンク/ラジエータと同様の構成を提供するように空間内に延在している。図12を参照すると、ヒートブリッジ/ヒートシンク40aが破線で図示される(外側プラスチックケーシングの内側に配置された状態で図示される)。図12においてファン54とヒートブリッジ/ヒートシンクとを組み合わせることによって、ヒートシンクおよび冷却部材の冷却効果を向上させるように冷却フィンに空気を吹き込むことが可能となる。空気が空間およびヒートブリッジ/ヒートシンクのフィンを通り抜けるように移動させることは、ファンが、冷却部材にチューブまたは孔を用いた構成を通過するよりも小さな空気圧を発生できることを意味する。これは、ファンサイズを低減してもよいこと、および/または利用される速度の遅い回転がより静かなファンを導出することを意味する。効率性をさらに向上させるために、加熱プレートとヒートブリッジ/ヒートシンクとの間の空間の一部にさらなる断熱材が含まれてもよい。この構成において、一方のアームの両側における冷却部材同士の間に熱連結(thermal link)を提供することは必ずしも必要ではない−それぞれ冷却フィンを通り抜ける空気流によって独立的に冷却されてもよい。
図8および図9において、使用者の頭部12にある髪が、スタイリングされる。髪をスタイリングするために、使用者は、髪をスタイリング装置に配置し、続いて、高温の加熱プレートにより直線様式で髪10を引っ張る前に、頭部へ向けて図8のヘアスタイリング装置を90°まで回転させる(装置を90°回転させることは、180°回転させることに比べて、使用者にとって直感的に分かりやすいものである)。装置を図8における矢印Aの方向に髪に沿って移動させる(装置自体が使用者の頭部12に対して方向Cまたは方向Dに移動されてもよい)ように髪を引っ張ることによって、髪はまず冷却部材42aおよび43bにわたって引っ張られ(ここで予加熱される)、続いて加熱領域16を通過する。髪10が冷却部材42aおよび43aを横切るように引っ張られると、髪は迅速に冷却されてカール付けされる。髪から冷却部材42aおよび43aへの熱伝達は、個々の冷却部材42bおよび43bに対して各熱伝導体を介して伝達される。これは、熱伝達の結果として、冷却部材42bおよび43bの加熱を引き起こす。要素42bおよび43bは、続いて効果的に予加熱要素として機能し、冷却されかつカールされた髪から取り出された熱が、髪のうち、これから加熱されかつスタイリングされる部分に戻される。
髪を矢印Bの方向に引っ張られるように、逆に作動させる場合、髪はまず冷却部材42aおよび43aを横切るように引っ張られ(ここで予加熱される)、続いて加熱領域16を通過する。髪10が冷却部材42bおよび43bを横切るよう引っ張られると、髪は迅速に冷却されてカールされる。髪から冷却部材42bおよび43bへの熱伝達は、個々の熱伝導体を介して個々の冷却部材42aおよび43aへ伝達される。
図8において、スタイリングされた髪が(図示されるように)冷却部材42aおよび43aから形成される右側の冷却領域14から出てくると、髪は冷却部材43aの縁部にわたって90°(またはそれ以上)の角度でひねられた状態となる。こうした方向転換は、上述のカーリングとは反対の方向となってもよい(髪は「S」形状の軌道をとってもよい)。第2の方向転換中に続いて髪を冷却させることは、備えられるカールされたヘアスタイルを良質なものとし得る−カールされかつ冷却された髪は、全体的な質およびカールの見た目に影響を及ぼし得る加熱および冷却に続いて、ここでは第2の方向にひねられている。図9には、この問題に対処する一例を図示する。
図9において、カールガイド44a、44b、45aおよび45bが、冷却部材の外側縁部に配置されている。これらガイドは、通常、熱伝導性の低い材料から形成されており、ライナイトなどのヘアスタイリング装置のハウジングと同じ材料から形成されてもよい。ガイドは、髪をさらに90°の角度にひねるようガイドするよう構成される一方で、反対方向においては冷却部材に向けて案内するよう配置されている。これらガイドは、ヘアスタイリング装置のハウジングとは別の構成要素であってもあるいはその一体部品であってもよい。この方法において、髪は、髪が進入した方向と同じ方向にスタイリング装置を離れる。これはヘアスタイリング装置を、頭部に対して90°の角度で装置を保持せずに、髪に沿って略直線様式で引っ張ることができることを意味する。例えば図9において、スタイリング装置が使用者の頭部12の側方で髪をスタイリングするよう方向Aに引っ張られる場合に、スタイリング装置を頭部12に対して90°の角度で保持する必要がないことが明らかだ。図13は、カールガイドを使用する必要さえない湾曲した加熱領域を使用するさらなる変形例を示す。
冷却部材に使用される材料に比べて熱伝導性の低い材料からガイドを形成することによって、カールされた髪がガイドを通過する際に、カールされた髪からの熱損失が低減される。これにより、髪が冷却領域を離れて反対方向に曲がる際の、スタイリングされた髪への影響が低減される。
これらガイドは、さらなる利点を有する。スタイリング装置が使用後に表面上に配置された場合の、意図しない引っ掻きやへこみ、および熱伝達から冷却部材を保護することに役立つ。
図15に図示されるような別の変形例において、スタイリング装置は先と同様に冷却領域14と加熱領域16とを有するが、当該装置は、一側においては湾曲した冷却領域150と、他方においては平坦な冷却領域152と、を有してもよい。この方法において、スタイリング装置を一方の方向に使用する場合には髪は加熱され、冷却され、そしてカール付けされてもよく、この時、スタイリング装置を反対方向に使用する場合には、髪は加熱され、冷却され、そしてストレートにされてもよい。ヒートブリッジ154a、154bをこの構成にも利用してもよい。
さらなる変形例を図16に示す。図16の構成は、髪をストレートにするために使用される。ここでは、冷却領域160、162の両方が略平坦である(当然のことながら、一側のみが冷却領域を有していてもよく、かつ当該装置が一方向のみに使用されるのならば、他側は冷却領域を有していなくてもよい)。加熱領域の両側に2つの領域を備える構成においては、ヒートブリッジ164a、164bは先と同様に冷却領域を熱連結しかつ向上された冷却を提供するよう使用されてもよい。本明細書に記載した他の構成のように、冷却フィン、能動的冷却機構(流体冷却など)、および/またはファンなどの特徴部が冷却の向上のために使用されてもよい。冷却領域は、また、髪の均一な冷却を実現するために、加熱領域の温度より低い温度まで加熱することを含んでもよい。
図13における構成において、加熱領域は、図4dの構成を参照して説明したように湾曲している。加熱領域の両側の冷却領域において(使用時に、その一方が上述のように予加熱のために使用されてもよい)、冷却部材42a、42b、43aおよび43bは先と同様に髪を90°ひねる。加熱領域での湾曲によって、カールが形状付けられる冷却領域において反対方向に続いてひねることは、髪を、スタイリング装置に髪が受容される方向と同じ方向に離れるよう方向付ける。図9で使用されるようなカールガイド/ガイド部材は、もはや必要とされなくてもよい。それでもなおガイドは保護の目的で使用されてもよいが、これらガイドは、髪の軌道をさらに転向させるために必要とされるものではない。
図11には、図8のデバイスのアームの一方を通る冷却部材のさらなる構成を示す。この構成において、冷却部材は、冷却部材内に1つ以上の導管を含んでもよい。当該導管内に流体(気体または水などの液体)をポンプで送り込むことができる。流体は、効果的な冷却および迅速な熱伝達の実現を確実にするために高圧で供給されてもよい。そうした構成は、ポンプで送出される流体の冷却のための手段を提供するために図8および図10のヒートシンク/ヒートブリッジなどの他の構成部材を含んでもよい。
上述の構成に関して説明したように、図8から図12における冷却部材から熱を奪うために相変化材料が使用されてもよい。そうした材料は、冷却領域におけるヒートブリッジ40aと置換されるかあるいはそれに連結されてもよい。残留熱(潜熱)は相変化材料内で高められ、かつ例えば空気を用いて使用の合間にまたはストロークの間に放散できる。適切な相変化材料には、ワックスおよび/または水が含まれる。
カールを形成する方向を制御するために、使用時に、使用者は、移動方向に対する角度オフセット(図14における角度Θ)でスタイリングされる髪に沿ってヘアスタイリング装置を移動させてもよい。図14に図示されるように、装置は、加熱プレートのうちヒンジ端部から最も離れる端部が加熱プレートの他端をリードするように、角度付けられている。カールの方向は、ヒータの端部のうちヒンジ端部に最も近接する端部が上記端部をさらに遠くへ導くように角度オフセットを変更することによって逆になる。そうした技術は、ヘアスタイルが確実に頭部の両側でバランスをとれるようにするのに有用であり、かつ上述の構成すべてに適用可能である。
上述のすべての構成において、2つの平行なプレート間の直接接触は、髪への熱伝達を効果的に実現するために重要である。髪の部分全体の均一な加熱を実現することは、カールの維持に重要である。2つの加熱プレートによって生じる熱伝達の効率性は、髪への熱エネルギーの流れを生じる。その表面の制御による応答温度の追加によって、装置内の髪の温度は、髪のその部分に沿ってプレートを移動することで維持される。この髪のカールスタイル(形状)は、髪が冷却されると形成され、それと同時に髪に形状が保持される。
これに対して、1つのみの面(つまり片側)から髪を加熱することは、あまり効率的ではなく、かつ髪への熱伝達性に依存する。なお髪は良好な断熱材であるため、この方法では時間がかかる。不便な点の一例として、そうした装置は、髪に沿って単に移動させるだけでは差支えることが挙げられる。さらに、装置内にある髪の一部にわたって温度差が存在してしまい、これは、この部分における個々の毛髪が、さまざまな量のカールとなるか、またはさまざまに反応することを意味する。これは、髪のハネを引き起こし、さらには持続性の乏しいスタイルをもたらす可能性がある。なぜなら、個々の毛髪が均一に反応しない場合、丸みがより急なカールがかかった繊維組織は、結局、他のものの重量を支持することとなり、そのため、より早めにカールが落ちてしまうからである。
上述の構成のすべては、また、所定の部分がメークアップされた(整えられた)髪全体をさらに冷却することを実現する。これは、個々の毛髪繊維に毛羽立った髪をもたらす不均一なカールが保持されることを防止するのに重要である。こうした冷却を使用しないのであれば、使用者は、装置の使用速度を制御しなければならない。
各構成において、髪は、好ましくは、加熱領域において160℃以上の温度に加熱される。髪は、冷却領域において、その温度が加熱領域よりも低い温度まで下げられることが好ましい。90℃未満まで髪を冷却することには、スタイルに関する利点はあまりない。そのため、髪は好ましくは90℃から160℃の間の温度まで冷却される。これは、図8から図15に図示される構成における冷却部材の温度を、最大で50℃まで制限することによって達成されてもよい。なお簡単に言うと、冷却領域中の髪を冷却すればするほど、髪は、冷却領域を通して保持される形状をより効果的に維持するようになる。加熱および冷却は、好ましい温度で安定されることが望まれる。
冷却領域において安定した温度を維持するために、加熱領域に続く冷却領域(つまり髪が機器を離れる冷却領域)はその温度が調整されてもよい。これは、特に装置が冷たい状態から始動される場合には、加熱領域で用いられる温度以下の温度に冷却領域を加熱することを含んでもよい。冷却領域の両方の温度が調整されてもよい。この方法において、冷却領域の一方または両方の温度は、一貫性のあるスタイリングやカーリングを可能にするために安定するよう維持されてもよい。続いて、実現される冷却システムは、加熱領域の温度より低い安定した温度を維持するために、冷却領域の冷却と冷却領域の加熱とを能動的に切り替えてもよい。図10および図11には、冷却領域に加熱要素を導入する構成の1つを図示する。図10において、加熱要素100、101は冷却部材に連結されてもよい(冷却部材が金属である場合には、当業者には加熱要素を電気的に絶縁する必要があることは明らかであろう)。図11において、同様の加熱要素が使用されてもよく、あるいは、加熱された流体が導管を通して流通させられてもよい。当然のことながら、そうした冷却領域の加熱は、全体的に任意のものであり、多くの構成において、そうした加熱装置を提供しないことが選択されてもよい。
一定の安定したヒータ・インプット温度と、髪を冷却する連続的な空気流とを維持することによって、使用者は、髪にわたって製品を引く速さを変更することによって、よりきついカールまたはよりゆるいカールを形成することができる。一般的に、より速い移動は髪をよりまっすぐにし、装置をより遅い移動は髪をよりカールさせる。移動の速度は、ヒータ・インプット温度によって制限される。これを達成するために髪をその部分にわたって幅広く冷却することも重要である。カーリングに適切な速さは10から30mm/sであってもよい。
形成されたカールの特性は、髪の投入量および髪の特性にも左右される。ストレートヘアの一部を投入することにより、髪のその部分の量および形成されるカールのきつさに応じて、カールのついた髪の房が1つ以上形成され得る。これは、カールした髪が呈する(つまりカールした髪の房を形成することに関する)自然な関係に基づく。自然にカールした髪は、まっすぐな髪をカールできる方法と同じ方法で、所望のサイズのカールとなるようにカールできる。
上述のように、髪を冷却する(湾曲形状を保持する)のに最も効果的な箇所は、髪がヒータから離れかつその曲率が最大となる最も温度の高い地点である。さらに上述のように、最も効果的な冷却は、髪へ空気を方向付ける装置において、空気の圧力と流量と開口のサイズとのバランスを最適にすることによって実現される。他の効果は、装置のデザインを変更することによって実現できる。例えば「つやがあり」かつ柔らかい感触の髪は、空気の方向を下方向に向けることによって、つまりキューティクルが閉じることを促進させることによって、得ることができる。その反対方向への空気流は、髪のつやに好ましくない効果を及ぼし得る。図8から図14におけるような他の構成において、髪を一方向に冷却しかつカールさせることだけを確実なものとすることにより(つまり異なる方向にさらなる冷却およびカール付けを実施しない)、カールが向上される。
空気流中に(例えば高電圧ニードルによって公知の様式で発生される)マイナスイオンを追加することは、使用時の動作に起因して髪に発生する正電荷の減少を促すことができる。小規模ではあるが、マイナスイオンが個々の毛髪繊維のキューティクルを閉じることを促進して、さらなるつやを与えると考えられる。
当業者であれば多くの他の効果的な代替物が考えられるだろう。本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨およびその記載の範囲内であれば、当業者に明らかな変更が含まれることを理解されたい。
本明細書の記載および特許請求の範囲の記載にわたって、「具備する」および「含む」との用語、およびその変形、例えば「備えている」、「備える」との用語は、「包含するがそれに限定されない」ことを意味し、かつ他の一部、付加物、構成要素や完全物、または手段を排除することを意図していない(そして排除しない)。
本明細書の記載および特許請求の範囲の記載にわたって単数は、特に断らない限り複数を含む。特に、その数が限定されない場合、本明細書は、特に断らない限り単数だけでなく複数も想定していると理解すべきである。
本発明の特定の態様、実施形態あるいは実施例と関連付けて説明した特徴部、完全物あるいはグループは、それと矛盾しない限り、本明細書で説明した他の態様、実施形態あるいは実施例に対して適用可能であると理解すべきである。
10 髪
12 使用者の頭部
14 冷却領域
16 加熱領域
18 カール
20 ハウジング
22、24 プレナムチャンバ
26、28 流入部
30 空気放出部または細長本体
32 空気放出部またはアーム
34 一対の加熱プレート
39 ハウジング
40 弾性サスペンション
40 熱導体
42、43 冷却部材
44 カールガイド
46 断熱材
47 冷却フィン
50 細長本体
52 一対のアーム
54 ファン

Claims (1)

  1. ヘアスタイリング装置であって、
    第1および第2のアームであって、前記第1のアームの接触面が前記第2のアームの接触面に近接する閉ポジションと、各アームの接触面が離間される開ポジションと、の間で移動可能であり、それによって、各アームの接触面が、使用時に前記アームが閉ポジションにある場合に髪の一部が前記接触面間にクランプされるように、相補的な形状を有する、第1および第2のアームと;
    前記接触面間で髪の一部を加熱するための、前記接触面の少なくとも一方における加熱領域と;
    髪の一部が加熱された後に髪の当該部分を冷却するための、前記接触面の少なくとも一方における冷却領域と;
    を備え、
    前記冷却領域が湾曲しており、それによって、使用時に、前記ヘアスタイリング装置が略直線様式で髪の一部に沿って移動されるにつれて髪の当該部分がカールされることを特徴とするヘアスタイリング装置。
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