JP2018046440A - アンテナ基板 - Google Patents

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【課題】電磁波を特定方向に送受信することが可能なアンテナ基板を提供すること。【解決手段】第1の誘電体層1a上に延伸し、終端部3aを有するストリップ導体3と、第1の誘電体層1a上に積層された第2の誘電体層1bと、第2の誘電体層1b上に配置された第1のパッチ導体4aと、第2の誘電体層1b上に積層された第3の誘電体層1cと、第3の誘電体層1c上に配置された第2のパッチ導体4bとを備えるアンテナ基板において、第1および第2のパッチ導体4a、4bよりもストリップ導体3の延伸方向側の領域に、上面側および下面側接地導体9a、2ならびに両者を接続するように配列された複数の接地貫通導体10を含む導波管6が形成されており、上面側および下面側接地導体9a、2ならびに接地貫通導体10の配列に挟まれた領域に、第1〜第3の誘電体層1a〜1cの比誘電率よりも小さな比誘電率を有する第4の誘電体層11が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、誘電体層と導体層とを多層に積層することにより形成したアンテナ基板に関するものである。
従来のアンテナ基板を図5に示す。図5(a)はアンテナ基板の上面図であり、図5(b)はZ−Z間におけるアンテナ基板の断面図である。
従来のアンテナ基板は、誘電体基板21と、接地導体層22と、ストリップ導体23と、パッチ導体24と、補助パッチ導体25とを備えている。
誘電体基板21は、5層の誘電体層21a〜21eが積層されて構成されている。
接地導体層22は、最下層の誘電体層21aの下面の全面に被着されている。
ストリップ導体23は、誘電体層21aを挟んで接地導体層22と対向しており、誘電体層21aと21bとの間に配設されている。ストリップ導体23は、誘電体基板21の内部を外周縁から中央部にかけて一方向に延びる細い帯状の導体であり、誘電体基板21の中央部に終端部23aを有している。
パッチ導体24は、第1のパッチ導体24aと第2のパッチ導体24bと第3のパッチ導体24cとから構成されている。
第1のパッチ導体24aは、ストリップ導体23の終端部23aの位置にかぶさるようにして誘電体層21cと21dとの間に配設されている。第1のパッチ導体24aは、誘電体層21cを貫通する貫通導体26および誘電体層21bを貫通する貫通導体27を介してストリップ導体23の終端部23aに接続されている。
第2のパッチ導体24bは、少なくとも一部が第1のパッチ導体24aの位置にかぶさるようにして誘電体層21dと21eとの間に配置されている。
第3のパッチ導体24cは、少なくとも一部が第2のパッチ導体24bの位置にかぶさるようにして誘電体層21eの上面に配置されている。
補助パッチ導体25は、誘電体層21eの上面に、第3のパッチ導体24cにおけるストリップ導体23の延伸方向と直交する方向の両側に形成されている。
ところで近年、例えば車載用の検知器のように、特定方向における電磁波を集中的に送受信することで人や物を検知する電子機器がある。このような電子機器に搭載されるアンテナ基板においては、特定方向において集中的に電磁波を送受信できることが要求される。
ところが、従来のアンテナ基板では、パッチ導体上方の広範囲において分散的に電磁波が送受信され、特定方向に集中的に送受信することができないという問題がある。
特開平5−145327号公報
本発明の課題は、高周波信号に対応する電磁波を特定方向に集中的に送受信することが可能なアンテナ基板を提供することにある。
本発明のアンテナ基板は、第1の誘電体層と、第1の誘電体層の上面に配置されており、第1の誘電体層の外周部から中央部にかけて一方向に延び、中央部において終端部を有するストリップ導体と、第1の誘電体層の下面側に配置されたシールド用の接地導体層と、第1の誘電体層およびストリップ導体の上面側に積層された第2の誘電体層と、第2の誘電体層の上面に、終端部の位置にかぶさるように配置された第1のパッチ導体と、第2の誘電体層および第1のパッチ導体上に積層された第3の誘電体層と、第3の誘電体層の上面に、第1のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさり、その中心が第1のパッチ導体の中心に対してストリップ導体の延伸方向にずれて配置されており、かつ電気的に独立した第2のパッチ導体と、第2の誘電体層を貫通して終端部と第1のパッチ導体とを接続する貫通導体と、を備えるアンテナ基板において、第1および第2のパッチ導体よりもストリップ導体の延伸方向側の領域に、互いに対向する上面側接地導体および下面側接地導体、ならびに延伸方向と直交する方向の両側に上面側接地導体と下面側接地導体とを接続するように配列された複数の接地貫通導体を含む導波管が形成されているとともに、少なくとも上面側および下面側接地導体および接地貫通導体の配列に挟まれた領域に、第1〜第3の誘電体層の比誘電率よりも小さな比誘電率を有する第4の誘電体層が形成されていることを特徴とするものである。
本発明のアンテナ基板によれば、第1および第2のパッチ導体よりもストリップ導体の延伸方向側の領域に、互いに対向する上面側接地導体および下面側接地導体、ならびに両者を接続するように配列された複数の接地貫通導体を含む導波管が形成されている。
さらに、少なくとも上面側および下面側接地導体、ならびに接地貫通導体の配列に挟まれた領域に、第1〜第3の誘電体層の比誘電率よりも小さな比誘電率を有する第4の誘電体層が形成されている。
このため、電磁波は、伝播し易い導波管内の第4の誘電体層を介して集中的に放射あるいは入射される。
これにより、高周波信号に対応する電磁波を特定方向に集中的に送受信することが可能なアンテナ基板を提供することができる。
図1(a)〜(c)は、本発明に係るアンテナ基板の第1の実施形態を示す上面図および断面図である。 図2(a)〜(c)は、本発明に係るアンテナ基板の第2の実施形態を示す上面図および断面図である。 図3(a)〜(c)は、本発明に係るアンテナ基板の第3の実施形態を示す上面図および断面図である。 図4(a)、(b)は、本発明に係るアンテナ基板の第4の実施形態を示す上面図および断面図である。 図5(a)、(b)は、従来のアンテナ基板を示す上面図および断面図である。
次に、本発明に係るアンテナ基板の実施形態の一例を添付の図面を基に説明する。なお、図1(a)は、アンテナ基板の上面図であり、図1(b)および(c)は、図1(a)におけるX−X間およびY−Y間を通る断面図である。
本例のアンテナ基板は、誘電体基板1と、接地導体層2と、ストリップ導体3と、パッチ導体4と、補助パッチ導体5と、導波管6とを備えている。
誘電体基板1は、誘電体層1a〜1eが積層されて形成されている。誘電体層1a〜1eは、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂、アクリル変性ポリフェニレンエーテル樹脂等の誘電体材料から成る。誘電体基板1に剛性を付与したい場合は、例えばガラスクロスに上記の誘電体材料を含浸させた誘電体層を設ければよい。誘電体層1a〜1eの厚みは、それぞれ30〜100μm程度である。誘電体層1a〜1eの比誘電率は、3〜5程度である。
接地導体2は、最下層の誘電体層1aの下面の全面に被着されている。接地導体2は、シールドとして機能する。接地導体2の厚みは、5〜20μm程度である。接地導体2は、例えば周知のめっき法により銅等の良導電性金属から成る。
ストリップ導体3は、誘電体層1aを挟んで接地導体2と対向した状態で誘電体層1aと1bとの間に配設されている。ストリップ導体3は、誘電体基板1の中央部に終端部3aを有する細い帯状の導体であり、誘電体基板1の内部を終端部3aに向けて一方向に延びている。ストリップ導体3は、本例のアンテナ基板において、高周波信号を入出力するための伝送路として機能し、このストリップ導体3に高周波信号が伝送される。ストリップ導体3の幅は、50〜350μm程度である。ストリップ導体3の厚みは、5〜20μm程度である。ストリップ導体3は、例えば周知のめっき法により銅等の良導電性金属から成る。
パッチ導体4は、第1のパッチ導体4aと第2のパッチ導体4bと第3のパッチ導体4cとから構成されている。これらのパッチ導体4a〜4cは、電気的に互いに独立している。パッチ導体4a〜4cは、ストリップ導体3が延びる延伸方向に平行な辺と、延伸方向に対して直角な方向に平行な辺とを有する四角形をしている。パッチ導体4a〜4cの各辺の長さは、0.5〜5mm程度である。パッチ導体4a〜4cの厚みは、それぞれ5〜20μm程度である。パッチ導体4a〜4cは、例えば周知のめっき法により銅等の良導電性金属から成る。
第1のパッチ導体4aは、ストリップ導体3の終端部3aの位置にかぶさるようにして誘電体層1cと1dとの間に配設されている。そのため、第1のパッチ導体4aとストリップ導体3との間には、2層の誘電体層1b,1cが介在している。第1のパッチ導体4aは、誘電体層1cを貫通する貫通導体7および誘電体層1bを貫通する貫通導体8を介してストリップ導体3の終端部3aに接続されている。なお、貫通導体7は、直径が50〜200μm程度で、厚みが5〜20μm程度の円筒状である。貫通導体8は、直径が30〜100μm程度の円柱状または円錐台状である。そして、第1のパッチ導体4aは、ストリップ導体3からの高周波信号の供給を受けて電磁波を外部に放射する。あるいは、外部からの電磁波を受けてストリップ導体3に高周波信号を発生させる。貫通導体7、8は、誘電体層1b、1cにそれぞれ形成された貫通孔内に、例えば周知のめっき法により銅等の良導電性金属を析出させて形成される。
第2のパッチ導体4bは、少なくとも一部が第1のパッチ導体4aに対応する位置にかぶさるようにして誘電体層1dと1eとの間に配置されている。これにより第2のパッチ導体4bは、誘電体層1dを挟んで第1のパッチ導体4aと静電容量結合している。
さらに、第2のパッチ導体4bは、第1のパッチ導体4aに対して延伸方向に偏心して配置されている。第2のパッチ導体4bの偏心は、第1のパッチ導体4aに対応する位置の80%以上の面積にかぶさる程度とする。
そして、第2のパッチ導体4bは、第1のパッチ導体4aからの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を外部に放射する。あるいは外部からの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を第1のパッチ導体4aに供給する。なお、第2のパッチ導体4bは、その各辺が第1のパッチ導体4aの各辺よりも0.05〜0.5mm程度ずつ大きいことが好ましい。
第3のパッチ導体4cは、少なくとも一部が第2のパッチ導体4bに対応する位置にかぶさるようにして最上層の誘電体層1eの上面に配設されている。これにより第3のパッチ導体4cは、誘電体層1eを挟んで第2のパッチ導体4bと静電容量結合している。
さらに、第3のパッチ導体4cは、第2のパッチ導体4bに対して延伸方向に偏心して配置されている。第3のパッチ導体4cの偏心は、第2のパッチ導体4bに対応する位置の80%以上の面積にかぶさる程度とする。
そして、第3のパッチ導体4cは、第2のパッチ導体4bからの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を外部に放射する。あるいは外部からの電磁波を受けて、それに対応する電磁波を第2のパッチ導体4bに供給する。なお、第3のパッチ導体4cは、その各辺が第2のパッチ導体4bの各辺よりも0.05〜0.5mm程度ずつ大きいことが好ましい。
なお、第2のパッチ導体4bが、第1のパッチ導体4aに対応する位置の80%未満の面積にかぶさるように偏心している場合や、第3のパッチ導体4cが、第2のパッチ導体4bに対応する位置の80%未満の面積にかぶさるように偏心している場合には、アンテナ基板が対応できる周波数帯域が狭いものとなってしまう。したがって、第2のパッチ導体4bは、第1のパッチ導体4aに対応する位置の80%以上の面積にかぶさるように偏心していることが好ましく、第3のパッチ導体4cは、第2のパッチ導体4bに対応する位置の80%以上の面積にかぶさるように偏心していることが好ましい。
補助パッチ導体5は、誘電体層1eの上面に、第3のパッチ導体4cにおける延伸方向と直交する方向の両側に第1のパッチ導体4aおよび第2のパッチ導体4bに対応する位置にかぶさらないように形成されている。
補助パッチ導体5は、電気的に互いに独立している。補助パッチ導体5は、ストリップ導体3が延在する延伸方向に平行な辺と、延伸方向に対して直角な方向に平行な辺とを有する四角形をしている。補助パッチ導体5の各辺の長さは、0.5〜5mm程度である。補助パッチ導体5の厚みは、それぞれ5〜20μm程度である。補助パッチ導体5は、第3のパッチ導体4cからそれぞれ0.1〜1mm程度離間した位置に配置される。補助パッチ導体5は、例えば周知のめっき法により銅等の良導電性金属から形成される。
このように、第2のパッチ導体4bは、第1のパッチ導体4aに対して延伸方向に偏心して配置されているとともに、第3のパッチ導体4cは、第2のパッチ導体4bに対して延伸方向に偏心して配置されていることから、例えばパッチ導体4a〜4cを介して高周波信号に対応する電磁波を放射する場合に、下側のパッチ導体4aから上側のパッチ導体4b,4cの外周縁に沿って順次拡がるように電磁波が放射されるとともに、偏心により複合的な共振が起こり放射される。
さらに、第3のパッチ導体4cと補助パッチ導体5との間において更に複合的な共振が起こり放射される。
これにより、第1〜第3のパッチ導体4a〜4cおよび補助パッチ導体5を介して放射される高周波信号の周波数帯域を広いものとすることができる。
導波管6は、パッチ導体4よりも延伸方向側の領域に形成された上下接地導体層9と接地貫通導体10とから構成されている。
上下接地導体層9は、例えば最下層の誘電体層1aの下面に形成された下面側接地導体2と、誘電体層1d上面に形成された上面側接地導体9aとから成る。上下接地導体層9の厚みは、それぞれ5〜20μm程度である。上下接地導体層9は、例えば周知のめっき法により銅等の良導電性金属から形成される。
接地貫通導体10は、上下接地導体層9の間に介在する各誘電体層1a〜1dをそれぞれ同軸で貫通する複数の貫通導体10a〜10dから成る。貫通導体10aは接地導体2に接続されており、貫通導体10dは上面側接地導体9aに接続されている。
接地貫通導体10は、誘電体層1a〜1dを延伸方向に沿って左右から挟むように2つの列をなして配置されている。
貫通導体10a、10b、10dは、直径が30〜100μm程度の円柱状または円錐台状である。貫通導体10cは、直径が50〜200μm程度の円柱状である。接地貫通導体10は、例えば周知のめっき法によって、誘電体層10a〜10dに設けられた貫通孔内を充填するようにして銅等の良導電性金属から形成される。
なお、接地貫通導体10の2つの列は、少なくともパッチ導体4側においては、左右の補助パッチ導体5よりもそれぞれ外周側に形成されていることが好ましい。接地貫通導体10の2つの列を、パッチ導体4側において、それぞれ左右の補助パッチ導体5よりも内側に形成すると、パッチ導体4および補助パッチ導体5から導波管6に伝播される電磁波が弱くなってしまう。
なお、パッチ導体4よりもストリップ導体3の延伸方向側の領域において、上下接地導体層9および接地貫通導体10の配列に挟まれた領域には、誘電体層1a〜1eの比誘電率よりも小さな比誘電率を有する低誘電体層11が形成されている。
これにより、第1〜第3のパッチ導体4a〜4cおよび補助パッチ導体5を介して放射、あるいは入射される高周波信号に対応する電磁波は、導波管6内の伝播しやすい低誘電体層11を介して集中的に放射され、外部からの電磁波を受けるときにも低誘電体層11を介して集中的に入射される。
低誘電体層11の比誘電率は、誘電体層1a〜1eの比誘電率よりも2以上小さいことが好ましい。比誘電率の違いが2未満であると、低誘電体層11と誘電体層1a〜1eとの間で電磁波の伝播性の差が小さくなり、特定方向における電磁波の送受信機能が損なわれる。
このような低誘電体層11は、例えば次のように形成される。
まず、第1のパッチ導体4aおよび貫通導体7、10cが形成された誘電体層1cの上下面に誘電体層1b、1dがそれぞれ積層された状態の製造途中の基板を用意する。次に、貫通導体10cの配列に挟まれた領域の誘電体層1b〜1dを切断して除去する。次に、切断により空所となった領域に低誘電体層11用のペースト状、あるいはシート状の絶縁樹脂を充填、あるいは嵌装して硬化させることで低誘電体層11が形成される。
上述のように、本発明のアンテナ基板によれば、パッチ導体4よりもストリップ導体3の延伸方向側の領域に、互いに対向する上面側接地導体9aおよび下面側接地導体2、ならびに両者を接続するように配列された複数の接地貫通導体10を含む導波管6が形成されている。このため、第3のパッチ導体4cおよび補助パッチ導体5を介して放射あるいは入射される高周波信号に対応する電磁波の一部が、導波管6を介して優先的に放射あるいは入射される。
さらに、少なくとも上面側接地導体9aおよび下面側接地導体2、ならびに接地貫通導体10の配列に挟まれた領域に、誘電体層1a〜1eの比誘電率よりも小さな比誘電率を有する低誘電体層11が形成されている。
このため、電磁波は、導波管内6の伝播し易い低誘電体層11を介してより集中的に放射あるいは入射される。
これにより、高周波信号に対応する電磁波を特定方向に集中的に送受信することが可能なアンテナ基板を提供することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変更は可能である。
例えば上述の実施の形態の一例では、接地貫通導体10の2つの列を、パッチ導体4側から外周側にかけて、それぞれ延伸方向に沿って直列的に配置したが、例えば、図2(a)〜(c)に示すように、外周側の列同士の間隔をパッチ導体4側の列同士の間隔よりも小さくしても構わない。
また、図3(a)〜(c)に示すように、外周側の列同士の間隔をパッチ導体4側の列同士の間隔よりも大きくしても構わない。
このように、上下接地導体層9および接地貫通導体10を配置することで、高周波信号の周波数に応じて効率的に信号の送受信が可能なアンテナ基板を提供できる。
また、例えば上述の実施の形態の一例では、第1のパッチ導体4aおよびストリップ導体3の終端部3aは、一組の貫通導体7および8により接続されているが、図4に示すように、延伸方向に沿って互いに隣接して配設された二組の貫通導体7、8および17、18によって接続されても構わない。このように二組の貫通導体7、8および17、18を隣接するように配設して両者の間に容量をもたせることで、複合的な共振を生じさせることができる。これによりさらに高周波信号の周波数帯域を広げることが可能になる。
なお、隣接間隔は、ストリップ導体3に伝送される高周波信号の波長の1/2以下であることが好ましい。隣接間隔が1/2を超える場合は、十分な容量を持たせることができなくなるため、複合的な共振を生じさせることができず高周波信号の周波数帯域を広げる効果が小さくなってしまう。
1a〜1e 誘電体層
2 接地導体層(下面側接地導体)
3 ストリップ導体
3a ストリップ導体の終端部
4 パッチ導体
4a 第1のパッチ導体
4b 第2のパッチ導体
4c 第3のパッチ導体
6 導波管
7 貫通導体
9a 上面側接地導体
10 接地貫通導体
11 低誘電体層

Claims (7)

  1. 第1の誘電体層と、
    該第1の誘電体層の上面に配置されており、前記第1の誘電体層の外周部から中央部にかけて一方向に延び、該中央部において終端部を有するストリップ導体と、
    前記第1の誘電体層の下面側に配置されたシールド用の接地導体層と、
    前記第1の誘電体層および前記ストリップ導体の上面側に積層された第2の誘電体層と、
    該第2の誘電体層の上面に、前記終端部の位置にかぶさるように配置された第1のパッチ導体と、
    前記第2の誘電体層および第1のパッチ導体上に積層された第3の誘電体層と、
    該第3の誘電体層の上面に、前記第1のパッチ導体が形成された位置に少なくとも一部がかぶさり、その中心が前記第1のパッチ導体の中心に対して前記ストリップ導体の延伸方向にずれて配置されており、かつ電気的に独立した第2のパッチ導体と、
    前記第2の誘電体層を貫通して前記終端部と前記第1のパッチ導体とを接続する貫通導体と、を備えるアンテナ基板において、
    前記第1および第2のパッチ導体よりも前記ストリップ導体の延伸方向側の領域に、互いに対向する上面側接地導体および下面側接地導体、ならびに前記延伸方向と直交する方向の両側に前記上面側接地導体と下面側接地導体とを接続するように配列された複数の接地貫通導体を含む導波管が形成されているとともに、少なくとも前記上面側および下面側接地導体および接地貫通導体の配列に挟まれた領域に、前記第1〜第3の誘電体層の比誘電率よりも小さな比誘電率を有する第4の誘電体層が形成されていることを特徴とするアンテナ基板。
  2. 前記接地貫通導体の配列が、前記ストリップ導体の延伸方向に沿って直列的に設けられている請求項1に記載のアンテナ基板。
  3. 前記接地貫通導体が、前記延伸方向に沿って直列的な並びに設けられたものと、該直列的な並びから外れた位置に設けられたものと、を含む請求項1に記載のアンテナ基板。
  4. 前記第2のパッチ導体は、前記第1のパッチ導体が形成された位置の80%以上の面積にかぶさるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ基板。
  5. 前記第3の誘電体層の上面に、前記第2のパッチ導体における前記延伸方向と直交する方向の両側に、前記第1および第2のパッチ導体が形成された位置にかぶさらないように補助パッチ導体が更に配置されており、該補助パッチ導体は前記第1および第2のパッチ導体から電気的に独立している請求項1乃至4のいずれかに記載のアンテナ基板。
  6. 前記終端部および第1のパッチ導体が、前記延伸方向に沿って互いに隣接して配設された複数の前記貫通導体によって接続されている請求項1乃至5のいずれかに記載のアンテナ基板。
  7. 前記貫通導体同士の間隔が、前記ストリップ導体に伝送される高周波信号波長の1/2以下である請求項6に記載のアンテナ基板。
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