JP2018046373A - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パス切り替えにより生ずるエラーが低減された伝送装置及び伝送方法を提供する。
【解決手段】 伝送装置は、複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成する生成部と、第1パスを介し前記他装置に第1フレームを送信する第1送信部と、第2パスを介し他装置に第2フレームを送信する第2送信部と、データを第1フレームまたは第2フレームのスロットに収容する収容部と、データの収容先が第1フレームのスロットである場合、スロット内のデータの出力先のポートを、第1パスを介して他装置に通知し、データの収容先が第1フレームのスロットから第2フレームのスロットに切り替えられる場合、切り替え前に、第2フレームのスロットと出力先のポートの対応関係を、第2パスを介して他装置に通知する通知部とを有する。
【選択図】図16

Description

本件は、伝送装置及び伝送方法に関する。
OIF(Optical Internetworking Group Forum)では、国際標準のイーサネットのデータレートとして規定されていない伝送速度のクライアント信号を1以上の100GbE(Gigabit Ethernet(登録商標、以下同様))の信号に多重化して収容する「Flex Ethernet」技術が検討されている。このようなクライアント信号としては、例えば10(Gbps)、40(Gbps)、25(Gbps)などのイーサネット(登録商標、以下同様)信号が挙げられる。なお、1以上の100GbEの信号のグループは「FlexE Group」と呼ばれる。
信号の多重化技術に関し、例えば特許文献1には、複数のチャネルのイーサネット信号を多重して、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)/SONET(Synchronous Optical Network)フレームのペイロードに変換する技術が知られている。
特開2006−5506号公報
「Flex Ethernet」技術によると、クライアント信号を収容した各100GbEの信号は別々のパスを介して送信される。100GbEの信号の帯域を効率よく利用するためには、例えば、各クライアント信号の帯域の合計が100(Gbps)以下である場合に各クライアント信号を同一の100GbEの信号に収容することが望ましい。
しかし、この場合、送信中のクライアント信号の収容先を変更するため、そのクライアント信号のパスを切り替える必要が生じるので、例えば他のクライアント信号に対するパス切り替えの影響によってエラーが発生するおそれがある。
本発明は、パス切り替えにより生ずるエラーが低減された伝送装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、伝送装置は、複数のポートを備える他装置にフレームを伝送する伝送装置において、複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成する生成部と、第1パスを介し前記他装置に前記第1フレームを送信する第1送信部と、第2パスを介し前記他装置に前記第2フレームを送信する第2送信部と、データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットに収容する収容部と、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートを、前記第1パスを介して前記他装置に通知し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係を、前記第2パスを介して前記他装置に通知する通知部とを有する。
1つの態様では、伝送装置は、複数のスロットを有する第1フレームを他装置から第1パスを介し受信する第1受信部と、複数のスロットを有する第2フレームを前記他装置から第2パスを介し受信する第2受信部と、データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットから取得する取得部と、複数のポートとを有し、前記取得部は、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記他装置から前記第1パスを介して、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートの通知を受け、前記通知に従い前記データを前記第1フレームのスロットから取得して前記出力先のポートから出力し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記他装置から前記第2パスを介して、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係の通知を受ける。
1つの態様では、伝送方法は、複数のポートを備える他装置にフレームを伝送する伝送方法において、複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成し、第1パスを介し前記他装置に前記第1フレームを送信し、第2パスを介し前記他装置に前記第2フレームを送信し、データを前記第1フレームまたは第2フレームのスロットに収容し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートを、前記第1パスを介して前記他装置に通知し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係を、前記第2パスを介して前記他装置に通知する方法である。
1つの態様では、伝送方法は、複数のスロットを有する第1フレームを他装置から第1パスを介し受信し、複数のスロットを有する第2フレームを前記他装置から第2パスを介し受信し、データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットから取得し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記他装置から前記第1パスを介して、当該スロット内の前記データの出力先のポートの通知を受け、前記通知に従い前記データを前記第1フレームのスロットから取得して前記出力先のポートから出力し、 前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記他装置から前記第2パスを介して、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係の通知を受ける方法である。
1つの側面として、パス切り替えにより生ずるエラーを低減することができる。
伝送システムの一例を示す構成図である。 信号多重化装置及び信号分離装置の適用例を示す構成図である。 信号多重化装置及び信号分離装置の適用例を示す構成図である。 信号多重化装置及び信号分離装置の適用例を示す構成図である。 多重化フレームの一例を示す構成図である。 クライアント信号の多重化処理の一例を示す図である。 FlexEオーバヘッドの一例を示す図である。 信号多重化装置の一例を示す構成図である。 多重化部の一例を示す構成図である。 信号分離装置の一例を示す構成図である。 クライアント信号の削除の一例を示す図である。 クライアント信号の削除後の多重化処理の一例を示す図である。 クライアント信号の削除処理の一例を示すシーケンス図である。 クライアント信号のパス切り替えの一例を示す図である。 クライアント信号のパス切り替え後の多重化処理の一例を示す図である。 クライアント信号のパス切り替え処理の一例を示すシーケンス図である。 同一の伝送速度の複数組のクライアント信号を伝送する場合の伝送システムの例を示す図である。 伝送速度ごとに多重化フレームのスロットを固定する場合の多重化処理の一例を示す図である。 カレンダの内容の変形例を示す図である。
図1は、伝送システムの一例を示す構成図である。伝送システムは、データの一例であるクライアント信号Sa〜Sdを多重化して伝送する信号多重化装置(MUX)1と、多重化されたクライアント信号Sa〜Sdを受信して分離する信号分離装置(DMUX)2とを有する。なお、信号多重化装置1及び信号分離装置2は、それぞれ、伝送装置の一例である。
信号多重化装置1のポート#1〜#4には、国際標準のイーサネットのデータレートとして規定されていない伝送速度のクライアント信号Sa〜Sdが入力される。信号多重化装置1は、例えば「Flex Ethernet」技術に基づき各クライアント信号Sa〜Sdを多重化フレームに多重化し、一例として2つの物理的な100GbEの通信回線L1,L2を介し信号分離装置2に伝送する。
通信回線L1は、信号多重化装置1と信号分離装置2を結ぶパスP1(例えば光ファイバ)に設けられ、通信回線L2は、信号多重化装置1と信号分離装置2を結ぶ他のパスP2(例えば光ファイバ)に設けられている。通信回線L1,L2は例えば100GBASE−Rの技術に基づきイーサネットフレーム(イーサネット信号)を伝送する。なお、パスP1は第1パスの一例であり、パスP2は第2パスの一例である。
100GbEの通信回線L1,L2は、「FlexE Group」と呼ばれるグループを構成し、イーサネットフレームに変換された多重化フレームを100(Gbps)の伝送速度で伝送する。なお、クライアント信号Sa〜Sdとしては、例えば、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector)勧告G.709/Y.1331に規定されたOTU(Optical channel Transport Unit)信号が挙げられるが、これに限定されない。
信号分離装置2は、多重化フレームから各クライアント信号Sa〜Sdを分離して各ポート#1〜#4から出力する。このとき、信号分離装置2は、信号多重化装置1から通信回線L1,L2ごとに通知されたカレンダに基づいてクライアント信号Sa〜Sdを分離して各ポート#1〜#4から出力する。カレンダは、後述するように、各スロット内のクライアント信号が出力される出力先のポートを示すポート番号を示す。
多重化フレームには複数のスロットが設けられており、信号多重化装置1は、カレンダにより多重化フレーム内のスロットごとの出力先のポート番号を信号分離装置2に指示する。なお、以降の説明では、信号多重化装置1のポート#1〜#4をクライアント信号Sa〜Sdの「入力元ポート」と表記し、信号分離装置2のポート#1〜#4をクライアント信号Sa〜Sdの「出力先ポート」と表記する。
このように、信号多重化装置1は、国際標準のイーサネットのデータレートとして規定されていない伝送速度のクライアント信号Sa〜Sdを100GbEのイーサネット信号に柔軟に収容して伝送することができる。
次に図2〜図4を参照し信号多重化装置1及び信号分離装置2の適用例を述べる。
図2の例において、信号多重化装置1は送信側のルータ80に設けられ、信号分離装置2は受信側のルータ81に設けられている。なお、本例及び以下の例では、説明の便宜上、伝送方向を、送信側のルータ80から受信側のルータ81に向かう一方向とするが、信号多重化装置1を受信側のルータ81に設け、信号分離装置2を送信側のルータ80に設ければ双方向伝送が可能となる。
ネットワークNWaには、ROADM(Reconfigurable Optical Add and Drop Multiplexer)のような波長多重伝送を行うトランスポンダ90,91が接続されている。送信側のルータ80は、信号多重化装置1によりクライアント信号を多重化フレームに多重して2つの100GbEの通信回線を介しトランスポンダ90に伝送する。トランスポンダ90は、多重化フレームを他信号と波長多重し、波長多重光信号として伝送する。このとき、トランスポンダ90は、多重化フレームを終端せずにネットワークNWaを介して他方のトランスポンダ91に伝送する。
トランスポンダ91は、ネットワークNWaから波長多重光信号を受信して、波長多重光信号から送信側のルータ80の多重化フレームを取得する。トランスポンダ91は、多重化フレームを、2つの100GbEの通信回線を介し受信側のルータ81に伝送する。受信側のルータ81は、信号分離装置2により多重化フレームからクライアント信号を分離して出力する。
このように、本例ではトランスポンダ90,91及びネットワークNWaが、信号多重化装置1及び信号分離装置2の間の通信を中継する。
また、図3の例において、信号多重化装置1は送信側のルータ82及びトランスポンダ93,94に設けられ、信号分離装置2は受信側のルータ83,84及びトランスポンダ92に設けられている。なお、本例では、図2の例と同様に、送信側のルータ82から受信側のルータ83,84に向かう方向のみに伝送する場合を挙げている。
送信側のルータ82には、クライアント信号として40(Gbps)及び150(Gbps)の各OTNフレームが入力される。送信側のルータ82は、信号多重化装置1によりクライアント信号を多重化フレームに多重して、2つの100GbEの通信回線を介しトランスポンダ92に伝送する。
トランスポンダ92は、信号分離装置2により多重化フレームからクライアント信号として、40(Gbps)及び150(Gbps)の各OTNフレームを分離してネットワークNWbに出力する。40(Gbps)のOTNフレームは、ネットワークNWbを介してトランスポンダ94に入力され、150(Gbps)のOTNフレームは、ネットワークNWbを介してトランスポンダ93に入力される。
トランスポンダ94は、信号多重化装置1により40(Gbps)のOTNフレームを多重化フレームに多重して、2つの100GbEの通信回線を介し受信側のルータ84に伝送する。受信側のルータ84は、信号分離装置2により多重化フレームから、クライアント信号として40(Gbps)のOTNフレームを分離して出力する。
トランスポンダ93は、信号多重化装置1により150(Gbps)のOTNフレームを多重化フレームに多重して、2つの100GbEの通信回線を介し受信側のルータ83に伝送する。受信側のルータ83は、信号分離装置2により多重化フレームから、クライアント信号として150(Gbps)のOTNフレームを分離して出力する。
このように、本例ではトランスポンダ92が多重化フレームを終端することによって、多重化フレームから分離された40(Gbps)及び150(Gbps)の各OTNフレームが、ネットワークNWbを介し別々のトランスポンダ94,93に出力される。
また、図4の例において、信号多重化装置1は送信側のルータ85に設けられ、信号分離装置2は受信側のルータ86に設けられている。なお、本例では、図2の例と同様に、送信側のルータ85から受信側のルータ86に向かう方向のみに伝送する場合を挙げている。
ネットワークNWcにはトランスポンダ95,96が接続されている。送信側のルータ85には、150(Gbps)のOTUフレームが入力される。送信側のルータ85は、信号多重化装置1により150(Gbps)のOTUフレームを多重化フレームに多重して2つの100GbEの通信回線を介しトランスポンダ95に伝送する。
トランスポンダ95は、多重化フレームを終端せず、150(Gbps)のOTUフレームと100GbEの通信回線の通信帯域の差分を削除する。トランスポンダ95は、点線枠内に示されるように、PMA(Physical Medium Attachment)機能部950、デスキュー部951、レーン配列部952、デスクランブル部953、オーバヘッド(OH)検出部954、帯域削減部955、フレーム生成部956、及びフレーム送信部957を有する。
PMA機能部950、デスキュー部951、レーン配列部952、及びデスクランブル部953は、100GbEの通信回線ごとに設けられている。PMA機能部950は、OTUフレームの信号をシリアル−パラレル変換して、複数のレーンを介しデスキュー部951に出力する。デスキュー部951は、各レーンのデータに挿入された同期パタンであるアライメントマーカを検出することにより、各レーンのデータ間のデスキュー処理を実行する。デスキューされたデータはレーン配列部952に入力される。
レーン配列部952は、アライメントマーカに含まれるレーン番号に基づき各データを正しいレーンに配列する。配列されたデータはデスクランブル部953に入力される。デスクランブル部953はデータをデスクランブルしてOH検出部954に出力する。
OH検出部954はデータ(多重化フレーム)からFlexEオーバヘッドを検出する。OH検出部954は、FlexEオーバヘッド内のカレンダから、100GbEの通信回線に対するOTUフレームの通信帯域の差分を検出して帯域削減部955に通知する。本例の場合、2つの100GbEの通信回線に150(Gbps)のOTUフレームが伝送されるため、50(Gbps)(=100×2−150)の通信帯域が差分として検出される。なお、FlexEオーバヘッドについては後述する。
帯域削減部955は、多重化フレームから通信帯域の差分に相当するスロットを削除してフレーム生成部956に出力する。これにより、帯域削減部955は多重化フレームの通信帯域の余剰分を削減する。フレーム生成部956は、通信帯域の余剰分が削減された多重化フレームから150(Gbps)のOTUフレームを再構成してフレーム送信部957に出力する。
フレーム送信部957は、例えば変調器やレーザダイオードなどを含み、150(Gbps)のOTUフレームをネットワークNWcに送信する。なお、トランスポンダ95の上記の各部950〜957は、FPGA(Field Programmable Gate Array)や光学部品などのハードウェア、またはハードウェア及びCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを駆動するソフトウェアの機能として構成される。
トランスポンダ96は、ネットワークNWcから150(Gbps)のOTUフレームを受信する。トランスポンダ96は、点線枠内に示されるように、フレーム受信部960、フレーム変換部961、オーバヘッド(OH)検出部962、帯域追加部963、スクランブル部964、レーン分配部965、マーカ挿入部966、及びPMA機能部967を有する。スクランブル部964、レーン分配部965、マーカ挿入部966、及びPMA機能部967は100GbEの通信回線ごとに設けられている。
フレーム受信部960は、例えばフォトダイオードなどを含み、OTUフレームを受信する。OTUフレームはフレーム変換部961に入力される。フレーム変換部961は、OTUフレームを例えばODU(Optical channel Data Unit)フレームに変換する。ODUフレームはOH検出部962に入力される。
OH検出部962はODUフレームのデータ(多重化フレーム)からFlexEオーバヘッドを検出する。OH検出部962は、FlexEオーバヘッド内のカレンダから、100GbEの通信回線に対するOTUフレームの通信帯域の差分を検出して帯域追加部963に通知する。本例の場合、2つの100GbEの通信回線に150(Gbps)のOTUフレームが伝送されるため、50(Gbps)(=100×2−150)の通信帯域が差分として検出される。
帯域追加部963は、多重化フレームに通信帯域の差分に相当するスロットを追加して各スクランブル部964に出力する。これにより、帯域追加部963は、帯域削減部955により削減した多重化フレームの通信帯域の余剰分を多重化フレームに再び追加する。
スクランブル部964は、多重化フレームのデータをスクランブルしてレーン分配部965に出力する。レーン分配部965は、データを複数のレーンに分配してマーカ挿入部966に出力する。マーカ挿入部966は、同期パタンであるアライメントマーカを各レーンのデータに挿入してPMA機能部967に出力する。
PMA機能部967は、データをパラレル−シリアル変換し、100GbEの通信回線を介して受信側のルータ86に送信する。なお、トランスポンダ96の上記の各部960〜967は、FPGAや光学部品などのハードウェア、またはハードウェア及びCPUなどのプロセッサを駆動するソフトウェアの機能として構成される。
受信側のルータ86は、信号分離装置2により多重化フレームからクライアント信号として、150(Gbps)のOTUフレームを分離して出力する。
このように、本例ではトランスポンダ95,96が、100GbEの通信回線とクライアント信号の通信帯域の差分を検出してその差分に基づきOTNフレームの通信帯域を調整するため、ネットワークNWcの通信帯域の無駄を省くことができる。
次に信号多重化装置1の多重化方式について説明する。
図5は、多重化フレームの一例を示す構成図である。各通信回線L1,L2では、一例として20個のスロット(#0,#1,・・・,#19)を有する多重化フレームと、一例として1023個の多重化フレームの間に挿入されたFlexEオーバヘッド(「OH」参照)が伝送される。なお、多重化フレーム及びFlexEオーバヘッドは、図5の紙面右方向に順次に伝送される(「伝送順」参照)。
各スロットには例えば5(Gbps)相当のクライアント信号が収容される。このため、1つの多重化フレームには100(Gbps)(=5×20)のクライアント信号が収容可能である。各スロット内のデータ形式は、一例として66Bブロックが挙げられるが、これに限定されない。
また、FlexEオーバヘッドには、各スロット内のクライアント信号の出力先ポートのポート番号を示すカレンダが収容されている。このため、信号分離装置2は、FlexEオーバヘッドからカレンダを取得して、カレンダに従い多重化フレームからクライアント信号を分離して出力先ポートに出力することができる。
図6は、クライアント信号Sa〜Sdの多重化処理の一例を示す図である。図6において、クライアント信号Saには66Bブロックa1,a2,a3,・・・が含まれ、クライアント信号Sbには66Bブロックb1,b2,b3,・・・が含まれている。また、クライアント信号Scには66Bブロックc1,c2,c3,・・・が含まれ、クライアント信号Sdには66Bブロックd1,d2,d3,・・・が含まれている。
信号多重化装置1は、通信回線L1のパスP1に送信する多重化フレーム#1と、通信回線L2のパスP2に送信する多重化フレーム#2とを生成する。信号多重化装置1は、多重化フレーム#1,#2に対するクライアント信号Sa〜Sdのマッピング情報に従い、一例として、多重化フレーム#1の各スロットにクライアント信号Sa,Sbの66Bブロックを収容し、多重化フレーム#2の各スロットにクライアント信号Sc,Sdの66Bブロックを収容する。なお、多重化フレーム#1は第1フレームの一例であり、多重化フレーム#2は第2フレームの一例である。
クライアント信号Saの伝送速度は50(Gbps)であるため、多重化フレーム#1の10個のスロットにクライアント信号Saの66Bブロックが収容される。クライアント信号Sbの伝送速度は25(Gbps)であるため、多重化フレーム#1の5個のスロットにクライアント信号Sbの66Bブロックが収容される。
また、クライアント信号Scの伝送速度は40(Gbps)であるため、多重化フレーム#2の8個のスロットにクライアント信号Scの66Bブロックが収容される。クライアント信号Sdの伝送速度は10(Gbps)であるため、多重化フレーム#2の2個のスロットにクライアント信号Sdの66Bブロックが収容される。なお、信号多重化装置1は、クライアント信号Sa〜Sdのマッピングにおいて、通信回線L1,L2の通信帯域の利用効率が最適となるように、例えば66Bブロックを1個おきにスロットに収容してもよい。
信号多重化装置1は、多重化フレーム#1,#2を交互に生成し、多重化フレーム#1,#2にクライアント信号Sa〜Sdを収容した後、ラウンドロビン方式に従い、通信回線L1,L2を介し多重化フレーム#1,#2をそれぞれ送信する。このとき、信号多重化装置1は、通信回線L1,L2ごとに、1023個の多重化フレーム#1,#2ごとに1個のFlexEオーバヘッドを挿入する。
図7は、FlexEオーバヘッドの一例を示す図である。FlexEオーバヘッドは、「Flex Ethernet」に基づくオーバヘッドフレームであり、66Bブロックと同様に66(Bit)のデータを有する。「同期」は、66(Bit)中の2(Bit)の同期ヘッダビットを示す。また、「ビット位置」は、その残りの64(Bit)の位置を示す。なお、「ss」で示される同期ヘッダビットには、01または10(2進数)のうち、任意のパタンが挿入される。
FlexEオーバヘッドは、8個のブロック#1〜#8で1つのオーバヘッド(OH)フレームを構成する。ブロック#1には、固定パタンの0x4B(0xは16進数表記を示す。)、「C」領域、「MI」領域、「FL」領域、「RS」領域、「グループ番号」、固定パタンの0x5、及び固定パタンの0x0000000が含まれる。
「C」領域は、信号分離装置2に対するカレンダのA面及びB面の切り替えの通知に用いられる。「MI」領域には、マルチフレームMFの識別子が設定される。「FL」領域は、例えば通信回線L1,L2の障害通知に用いられる。「RS」領域は拡張用の予約領域である。なお、以降の「Reserved」領域も予約領域である。「グループ番号」は「FlexE Group」の番号である。
ブロック#2には、「C」領域、「PHYマップ」、「PHY番号」、及び「Reserved」領域が含まれる。「C」領域は上述したとおりである。「PHYマップ」は、同一の「FlexE Group」に属する通信回線L1,L2を示す。「PHY番号」は、当該FlexEオーバヘッドが伝送される通信回線L1,L2の識別番号である。
ブロック#3には、「C」領域、「カレンダ(A面)」、「カレンダ(B面)」、「CR」領域、「CA」領域、「Reserved」領域、及びCRC(Cyclic Redundancy Check)−16が含まれる。「C」領域は上述したとおりである。「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」は2面構成されたカレンダ情報であり、「C」領域の値に応じて切り替えられて用いられる。
例えば、「C」領域の値が「0」である場合、「カレンダ(A面)」が現用のカレンダとして用いられ、「カレンダ(B面)」は予備のカレンダとなる。また、「C」領域の値が「1」である場合、「カレンダ(B面)」が現用のカレンダとして用いられ、「カレンダ(A面)」は予備のカレンダとなる。なお、現用のカレンダとは、クライアント信号のマッピング及びデマッピングに用いられるカレンダであり、予備のカレンダとは、クライアント信号のマッピング及びデマッピングに用いらず、カレンダの変更内容を予め反映しておくためのカレンダである。
したがって、信号多重化装置1は、カレンダを変更する場合、予備のカレンダの内容を変更した後、「C」領域の値により現用のカレンダを切り替えることにより変更後のカレンダを現用のカレンダとする。なお、1つのオーバヘッドフレームには3か所の「C」領域が存在するが、本例では、3か所の「C」領域の値の全部が変更されたときにA面とB面が切り替えられるものとする。
「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」には、符号H0で示されるように、それぞれ、出力先ポートを示す8(Bit)の出力先ポート番号と、入力元ポートを示す8(Bit)の入力元ポート番号が含まれる。なお、出力先ポート番号は、図1における信号分離装置2のポート番号#1〜#4であり、入力元ポート番号は、図1における信号多重化装置1のポート番号#1〜#4である。
「CR」領域は、信号多重化装置1から信号分離装置2に対するカレンダの変更の通知に用いられる。「CR」領域の値が「0」である場合、カレンダの変更がないことを示し、「CR」領域の値が「1」である場合、カレンダが変更されたことを示す。
信号分離装置2は「CR」領域の値に基づきカレンダの変更を検出する。信号分離装置2は、カレンダの変更を検出した場合、変更されたカレンダに基づき、自装置におけるクライアント信号の予備のデマッピング情報を予め変更して、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」の切り替えに備える。そして、信号分離装置2は、信号多重化装置1のノード宛ての(伝送方向が逆の)FlexEオーバヘッドの「CA」領域を用いて、切り替えの準備が完了したことを通知する。
例えば、「CA」領域の値が「0」である場合、信号分離装置2における切り替えの準備が未完了であることを示し、「CA」領域の値が「1」である場合、信号分離装置2における切り替えの準備が完了したことを示す。なお、信号分離装置2は、例えば自装置と同一ノードの信号多重化装置1が送信するFlexEオーバヘッドの「CA」領域を用いて、自装置に対向する信号多重化装置1に切り替えの準備の完了を通知する。
また、CRC−16は、ブロック#3内の他領域のデータ誤りの検出及び訂正に用いられる。
ブロック#4〜#8には、信号多重化装置1と信号分離装置2の間の監視制御チャネルとして用いられる。信号多重化装置1と信号分離装置2は、監視制御チャネルに収容された監視制御情報により監視制御を行う。
FlexEオーバヘッドマルチフレームMFは、32個のオーバヘッドフレームにより構成される。前半の16個のオーバヘッドフレームの「MI」領域の値は「0」を示し、後半の16個のオーバヘッドフレームの「MI」領域の値は「1」を示す。また、各オーバヘッドフレームの「PHYマップ」は、全部で256(Bit)の「PHYマップ」を8(Bit)単位で示す。
また、前半の16個のオーバヘッドフレームの各「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」は、多重化フレーム#1,#2のスロット#0〜#15に対応する。後半の16個のオーバヘッドフレームのうち、最初の5個のオーバヘッドフレームの各「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」は、多重化フレーム#1,#2のスロット#16〜#19に対応する。つまり、各オーバヘッドフレーム内の「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」は、多重化フレーム#1,#2のスロット#0〜#15に対応してクライアント信号Sa〜Sdの出力先ポートを示す。このため、多重化フレーム#1,#2のスロット#0〜#19のマッピングは、20個のオーバヘッドフレームの各「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」により決定される。
次に信号多重化装置1の構成を述べる。
図8は、信号多重化装置1の一例を示す構成図である。信号多重化装置1は、制御部100と、メモリ101と、複数の受信ポート102と、複数の64B/66B変換ブロック103と、複数のアイドル挿入部104と、多重化部(MUX)105とを有する。信号多重化装置1は、さらに通信回線L1,L2ごとに、オーバヘッド(OH)挿入部106、スクランブル部107、レーン分配部108、マーカ挿入部109、PMA機能部110、及び送信ポート111を有する。
受信ポート102、64B/66B変換ブロック103、及びアイドル挿入部104はクライアント信号ごとに設けられる。受信ポート102は、例えばフォトダイオードなどを含み、クライアント信号を受信する。クライアント信号は受信ポート102から64B/66B変換ブロック103に出力される。なお、受信ポート102は上記の入力元ポート#1〜#N(N:正の整数)に該当する。
64B/66B変換ブロック103は、クライアント信号のデータを64B/66B変換する。これにより、クライアント信号のデータは66Bブロックに変換される。66Bブロックはアイドル挿入部104に入力される。
アイドル挿入部104は66Bブロック間にアイドルパタンを挿入する。アイドルパタンは、インターフレームギャップ、FlexEオーバヘッド、及びアライメントマーカのスペースがデータ内に確保されるように、そのデータ量に応じた分だけ挿入される。66Bブロックはアイドル挿入部104から多重化部105に入力される。
多重化部105は、制御部100の制御に従って多重化フレームを生成し、多重化フレーム内の各スロット#0〜#19に66Bブロックを収容する。これにより、クライアント信号は多重化フレームにマッピングされる。66Bブロックを収容した多重化フレームは、OH挿入部106に出力される。
OH挿入部106は66Bブロック間に多重化フレームの間にFlexEオーバヘッドを挿入する。FlexEオーバヘッドは制御部100からOH挿入部106に入力される。
制御部100は、メモリ101に記憶されたマッピング情報101aに従い、多重化部105にマッピングを指示する。マッピング情報101aには、例えばクライアント信号ごとにその伝送速度に応じたスロット#0〜#19の割り当て、及び信号分離装置2における出力先ポートのポート番号の割り当てに関する情報が含まれる。
図9は、多重化部105の一例を示す構成図である。多重化部105は、フレーム生成部120、マッピング部121、フレーム分配部123、選択信号生成部124、複数のセレクタ125、及び複数のバッファ126を有する。
フレーム生成部120は、生成部の一例であり、制御部100からの制御に従い通信回線L1,L2ごとに多重化フレーム#1,#2を生成する。多重化フレーム#1,#2はマッピング部121に入力される。マッピング部121は、多重化フレーム#1,#2を保持し、セレクタ125から入力されたクライアント信号の66Bブロックを多重化フレーム#1,#2に収容する。
選択信号生成部124は、制御部100からの制御に従い、各セレクタ125に出力する選択信号を生成する。選択信号には、例えば、クライアント信号ごとに66Bブロックの収容先の多重化フレーム#1,#2の番号とスロット#0〜#19の番号が含まれている。
バッファ126は、クライアント信号ごとに設けられ、クライアント信号の66Bブロックを格納する。バッファ126の一例としては、例えばFIFO(Fist-In First-Out)バッファが挙げられるが、これに限定されない。バッファ126に格納された66Bブロックは、セレクタ125により順次に読み出される。
セレクタ125は、クライアント信号ごとに設けられ、マッピング部121内の多重化フレーム#1または多重化フレーム#2のスロット#0〜#19のうち、選択信号に応じたスロットを選択し、そのスロットに66Bブロックを出力する。これにより、各クライアント信号の66Bブロックは、図6に示されるように、多重化フレーム#1,#2内のスロット#0〜#19に収容される。
つまり、セレクタ125及びマッピング部121は、収容部の一例であり、各クライアント信号を多重化フレーム#1または多重化フレーム#2のスロット#0〜#19に収容する。クライアント信号を収容した多重化フレーム#1,#2はフレーム分配部123に入力される。
フレーム分配部123は多重化フレーム#1,#2を通信回線L1,L2にそれぞれ分配する。より具体的には、フレーム分配部123は、多重化フレーム#1を通信回線L1に対応するOH挿入部106に出力し、多重化フレーム#2を通信回線L2に対応するOH挿入部106に出力する。
再び図8を参照すると、制御部100は、マッピング情報101aに基づき、通信回線L1,L2ごとにFlexEオーバヘッドを生成して各OH挿入部106に出力する。例えば、制御部100は、マッピング情報101aからカレンダを生成して、FlexEオーバヘッドの「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」に挿入する。
これにより、制御部100は、例えばクライアント信号の収容先が多重化フレーム#1のスロット#0〜#19である場合、そのスロット#0〜#19に対応する出力先ポートを、パスP1を介し信号分離装置2に通知する。このため、信号分離装置2は、多重化フレーム#1から分離したクライアント信号を、その対応する出力先ポートから出力することができる。なお、制御部100は通知部の一例である。
また、制御部100は、カレンダを変更する場合、後述するように、一連のシーケンスにおいてFlexEオーバヘッド内の「CR」領域及び「C」領域を制御する。このシーケンスでは、信号多重化装置1は、自装置と同一ノード内の信号分離装置2から逆方向のFlexEオーバヘッド内の「CA」領域を受信する。制御部100は、マッピング情報101aの変更によりカレンダを変更する。
スクランブル部107は、OH挿入部106から入力された66Bブロックのスクランブル処理を行う。スクランブル処理された66Bブロックはレーン分配部108に入力される。レーン分配部108は66Bブロックを複数のレーンに分配する。66Bブロックは複数のレーンを介しマーカ挿入部109に入力される。
マーカ挿入部109は66Bブロックの間にアライメントマーカを挿入する。PMA機能部110は、マーカ挿入部109から入力された66Bブロックをパラレル−シリアル変換して送信ポート111に出力する。
送信ポート111は、例えば変調器やレーザダイオードなどを含み、パスP1,P2を介し66Bブロックをイーサネットフレームとして信号分離装置2に送信する。すなわち、通信回線L1に対応する送信ポート111は、第1送信部の一例であり、パスP1を介し信号分離装置2に多重化フレーム#1を送信する。また、通信回線L2に対応する送信ポート111は、第2送信部の一例であり、パスP2を介し信号分離装置2に多重化フレーム#2を送信する。なお、信号多重化装置1の上記の各部100〜111は、FPGAや光学部品などのハードウェア、またはハードウェア及びCPUなどのプロセッサを駆動するソフトウェアの機能として構成される。
次に信号分離装置2の構成を述べる。
図10は、信号分離装置2の一例を示す構成図である。信号分離装置2は、通信回線L1,L2ごとに、受信ポート202、PMA機能部203、デスキュー部204、レーン配列部205、デスクランブル部206、及びオーバヘッド(OH)検出部207を有する。信号分離装置2は、さらに、制御部200、メモリ201、分離部(DMUX)208、複数のアイドル削除部209、複数の64B/66B変換部210、複数の送信ポート211を有する。
受信ポート202は、例えばフォトダイオードなどを含み、パスP1,P2を介しイーサネットフレームを受信する。すなわち、通信回線L1に対応する受信ポート202は、第1受信部の一例であり、信号多重化装置1からパスP1を介し多重化フレーム#1を受信する。また、通信回線L2に対応する受信ポート202は、第2受信部の一例であり、信号多重化装置1からパスP2を介し多重化フレーム#2を受信する。受信ポート202で受信されたイーサネットフレームの66BブロックはPMA機能部203に入力される。
PMA機能部203は、66Bブロックをシリアル−パラレル変換して、複数のレーンを介しデスキュー部204に出力する。デスキュー部204は、各レーンの66Bブロックの間に挿入されたアライメントマーカを検出することにより、各レーンの66Bブロック間のデスキュー処理を実行する。デスキューされた66Bブロックはレーン配列部205に入力される。
レーン配列部205は、アライメントマーカに含まれるレーン番号に基づき各66Bブロックを正しいレーンに配列する。配列された66Bブロックはデスクランブル部206に入力される。デスクランブル部206は66BブロックをデスクランブルしてOH検出部207に出力する。
OH検出部207は、66Bブロックの中からFlexEオーバヘッドを検出する。OH検出部207は、例えばFlexEオーバヘッド内の固定パタンやFlexEオーバヘッドの周期などに基づきFlexEオーバヘッドを検出し、制御部200に出力する。
制御部200は、FlexEオーバヘッドのブロック#3から「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」を取り出し、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」からクライアント信号のデマッピング情報201aを生成する。デマッピング情報201aには、A面及びB面のそれぞれについて、通信回線L1,L2ごとの多重化フレーム#1,#2の各スロット#0〜#19に収容された66Bブロックの出力先ポート番号が含まれている。制御部200は、デマッピング情報201aをメモリ201に記憶させる。
OH検出部207は、FlexEオーバヘッドを除く66Bブロックを分離部208に出力する。分離部208は、通信回線L1,L2ごとのデマッピング部220と、フレーム分配部221とを有する。
通信回線L1に対応するデマッピング部220は、制御部200からの制御に従い、多重化フレーム#1から66Bブロックを取得し、通信回線L2に対応するデマッピング部220は、制御部200からの制御に従い、多重化フレーム#2から66Bブロックを取得する。例えば、制御部200は、デマッピング情報201aに基づき、多重化フレーム#1,#2のスロット#0〜#19のうち、66Bブロックが収容されたスロットを分離部208に指示する。
このとき、デマッピング情報201aには「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」の両方に対応する情報が含まれるが、制御部200は、A面とB面から現用のカレンダに対応する情報を選択して、選択した情報に基づき指示を行う。
このため、デマッピング部220は、66Bブロックが収容されていないスロットから66Bブロックの取得処理を行わない。なお、66Bブロックの未収容のスロットに対応するカレンダの値は、例えば0x0000(未使用)または0xFFFF(使用不可)である。デマッピング部220は、取得した66Bブロックをフレーム分配部221に出力する。
フレーム分配部221は、制御部200からの指示に従い、66Bブロックを各アイドル削除部209に分配する。制御部200は、デマッピング情報201aに基づき、多重化フレーム#1,#2のスロット#0〜#19ごとに出力先ポート番号をフレーム分配部221に指示する。フレーム分配部221は、66Bブロックを出力先ポート番号に応じたアイドル削除部209に出力する。例えば出力先ポート番号が#1である場合、66Bブロックは、送信ポート(#1)211に対応するアイドル削除部209に出力される。
このように、FlexEオーバヘッドは、信号多重化装置1から信号分離装置2に対するスロット#0〜#19ごとのクライアント信号の出力先ポートの通知として機能する。すなわち、制御部200は、クライアント信号の66Bブロックの収容先が多重化フレーム#1のスロット#0〜#19である場合、信号多重化装置1からパスPaを介して当該スロット内の66Bブロックの出力先ポート(送信ポート211)の通知を受ける。また、デマッピング部220は、その通知に従い、66Bブロックを多重化フレーム#1から取得して出力先ポートから出力する。なお、制御部200及び分離部208は、クライアント信号を多重化フレーム#1または多重化フレーム#2から取得する取得部として機能する。
また、制御部200は、カレンダが変更される場合、後述するように、一連のシーケンスにおいてFlexEオーバヘッド内の「CR」領域及び「C」領域に基づき動作する。このシーケンスでは、信号分離装置2は、自装置と同一ノード内の信号多重化装置1が送信する逆方向のFlexEオーバヘッド内の「CA」領域を制御する。制御部200は、カレンダ情報の変更に伴いマッピング情報101aを変更する。
アイドル削除部209は、66Bブロック間のアイドルパタンを削除する。アイドルパタンを削除された66Bブロックは64B/66B変換部210に入力される。64B/66B変換部210は、66Bブロックを64Bブロックに変換して送信ポート211に出力する。
送信ポート211は、例えば変調器やレーザダイオードなどを含み、64Bブロックをクライアント信号として送信する。送信ポート211は、ポートの一例であり、出力先ポート#1〜#Nに該当する。なお、信号分離装置2の上記の各部200〜211は、FPGAや光学部品などのハードウェア、またはハードウェア及びCPUなどのプロセッサを駆動するソフトウェアの機能として構成される。
次にカレンダの変更について述べる。まず、クライアント信号を削除する例を挙げる。
図11は、クライアント信号Saの削除の一例を示す図である。図11において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例では、図1のクライアント信号Sa〜Sdのうち、クライアント信号Saを削除する場合を挙げる。クライアント信号Saが削除された場合、通信回線L1にはクライアント信号Sbのみが伝送される。
図12は、クライアント信号Saの削除後の多重化処理の一例を示す図である。図12において、図6と共通する内容については説明を省略する。
通信回線L1の多重化フレーム#1のスロット#0〜#19のうち、削除されたクライアント信号Saが収容されていたスロットは空きスロットとなる(点線参照)。このため、多重化フレーム#1にはクライアント信号Sbのみが収容されている。
図13は、クライアント信号Sbの削除処理の一例を示すシーケンス図である。本例では、A面のカレンダを現用のカレンダとし、B面のカレンダを予備のカレンダとする。また、本例において、クライアント信号Saは、削除前、多重化フレーム#1のスロット#x(x:0,1,・・・,19の中の10個の整数)に収容されているとする。
信号多重化装置1において、制御部100は、通信回線L1のFlexEオーバヘッド(ブロック#3)に対し、クライアント信号Saの収容先のスロット#xの「カレンダ(B面)」を変更する(ステップS1)。より具体的には、制御部100はスロット#xの「カレンダ(B面)」の値を0x0000(未使用)にする。
制御部100は、「カレンダ(B面)」が変更されたFlexEオーバヘッドを、パスP1を介し信号分離装置2に送信する。符号H1は、FlexEオーバヘッドの「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」の内容を示す。
「カレンダ(B面)」の出力先ポート番号及び入力元ポート番号は、それぞれ、0x00(未使用)である。また、クライアント信号Saは、信号多重化装置1の入力元ポート#1から信号分離装置2の出力先ポート#1に出力されるため、「カレンダ(A面)」の出力先ポート番号及び入力元ポート番号は、それぞれ、0x01(#1)である。
信号分離装置2の制御部200は、「カレンダ(B面)」が変更されたFlexEオーバヘッドを受信するが、FlexEオーバヘッドの「CR」領域の値が「0」であるため、カレンダの変更を検出できない。
次に、信号多重化装置1において、制御部100は、FlexEオーバヘッド(ブロック#3)の「CR」領域の値を「0」から「1」に変更することにより、カレンダの変更を信号分離装置2に通知する(ステップS2)。制御部100は、「CR」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを、パスP1を介し信号分離装置2に送信する。
信号分離装置2において、制御部200は、「CR」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを受信する。制御部200は、「CR」領域の値が「1」であるため、「カレンダ(B面)」の変更を検出し、B面のカレンダを変更する(ステップS3)。より具体的には、制御部200は、予備であるB面のカレンダに対応するデマッピング情報201aにおいて、通信回線L1に関し、クライアント信号Saの収容先のスロット#xを空きスロットに設定する。これにより、信号分離装置2は、クライアント信号Saを削除するためのカレンダの切り替えの準備が完了する。
次に、制御部200は、自装置と同一ノードの信号多重化装置(通信相手の信号多重化装置1とは別の信号多重化装置)により、「CA」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを(通信相手の)信号多重化装置1に送信する。これにより、信号分離装置2は、信号多重化装置1にクライアント信号Saを削除するためのカレンダの切り替えの準備が完了したことを通知する。
信号多重化装置1において、制御部100は、「CA」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを受信する。これにより、制御部100は、信号分離装置2におけるカレンダの切り替えの準備の完了を検出する。
次に、制御部100は、「C」領域の値を「0」から「1」に変更した3つのFlexEオーバヘッド(ブロック#1〜#3)を、パスP1を介し信号分離装置2に送信する。これにより、制御部100は、信号分離装置2に現用のカレンダをB面のカレンダとするように指示する。
次に、制御部100は、変更後のB面のカレンダに基づきマッピング情報101aを変更する(ステップS4)。より具体的には、制御部100は、マッピング情報101aにおいて、多重化フレーム#1のスロット#xを未使用に設定する。これにより、マッピング部121は、クライアント信号Saを多重化フレーム#1のスロット#xに収容することを停止する。
また、信号分離装置2において、制御部200は、「C」領域の値が「1」である3つのFlexEオーバヘッドを受信する。これにより、制御部200は、信号多重化装置1からクライアント信号Saの削除の指示を受ける。
次に、制御部200は、現用のカレンダをA面のカレンダからB面のカレンダに切り替えることにより、通信回線L1のデマッピング部220のデマッピング処理を変更する(ステップS5)。より具体的には、制御部200は、B面のカレンダに対応するデマッピング情報201aに基づきデマッピング部220を制御する。このため、デマッピング部220は、多重化フレーム#1のスロット#xからのクライアント信号Saの取得を停止する。
このように、信号多重化装置1の制御部100は、クライアント信号Saを多重化フレーム#1から削除する場合、その削除前に、信号分離装置2の制御部200に削除対象のクライアント信号Saのスロット#xを通知する。このため、信号多重化装置1と信号分離装置2は、クライアント信号Saを削除するタイミングを合わせることができる。したがって、信号多重化装置1と信号分離装置2は、クライアント信号Saの削除により生ずるエラーを低減することができる。
再び図11を参照すると、クライアント信号Saの削除後、通信回線L1にはクライアント信号Sbのみが収容されているため、通信回線L1の通信帯域は25(Gbps)分だけが使用されている。一方、通信回線L2にはクライアント信号Sc,Sdが収容されているため、通信回線L2の通信帯域は50(Gbps)(=40+10)分だけが使用されている。このため、通信回線L1の通信帯域の余剰分は75(Gbps)(=100−25)であり、通信回線L2の通信帯域の余剰分は50(Gbps)(=100−50)である。
したがって、通信回線L1,L2の余剰分の合計は、125(Gbps)(=75+50)となり、1つの通信回線L1,L2の通信帯域を超えるため、通信帯域の利用効率が低くなる。そこで、例えば、クライアント信号SbのパスをパスP1からパスP2に切り替えることにより、クライアント信号Sbを通信回線L2に収容することが考えられる。
図14は、クライアント信号Sbのパス切り替えの一例を示す図である。図14において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例において、通信回線L2にはクライアント信号Sb〜Scが収容され、通信回線L1に収容されたクライアント信号はない。このため、通信回線L2の通信帯域の使用分は75(Gbps)(=25+40+10)となり、通信回線L2の通信帯域の利用効率が図11の例より改善される。
一方、通信回線L1の通信帯域の使用分は0(Gbps)となるが、例えば、新たに100(Gbps)のクライアント信号を追加する場合、そのクライアント信号を通信回線L1に収容することができるため、通信回線L1の通信帯域を効率よく利用することができる。
図15は、クライアント信号Sbのパス切り替え後の多重化処理の一例を示す図である。図15において、図6と共通する内容については説明を省略する。
クライアント信号Sb〜Sdのデータは通信回線L2に収容されて伝送される。一方、通信回線L1に収容するクライアント信号はない(点線参照)。このため、信号多重化装置1は、通信回線L1を介し多重化フレーム#1を送信する必要がない。したがって、信号多重化装置1は、通信回線L1による送信に関する機能部をスリープ状態とすることにより消費電力を低減することができる。
しかし、この場合、送信中のクライアント信号Sbのパスを切り替える必要が生じるので、例えば他のクライアント信号Sc,Sdに対するパス切り替えの影響によってエラーが発生するおそれがある。そこで、信号多重化装置1及び信号分離装置2は、図13に示されたシーケンスと同様のシーケンスを実行することによりエラーを低減する。
図16は、クライアント信号Sbのパス切り替え処理の一例を示すシーケンス図である。本例では、A面のカレンダを現用のカレンダとし、B面のカレンダを予備のカレンダとする。また、本例では、クライアント信号Sbの収容先が多重化フレーム#1のスロット#y(y:0,1,・・・,19の中の5個の整数)から多重化フレーム#2のスロット#z(z:0,1,・・・,19の中の5個の整数)に切り替える場合を挙げる。
信号多重化装置1において、制御部100は、一方の通信回線L1のFlexEオーバヘッド(ブロック#3)に対し、クライアント信号Sbの収容先のスロット#yの「カレンダ(B面)」を変更する(ステップS11)。より具体的には、制御部100はスロット#yの「カレンダ(B面)」の値を0x0000(未使用)にする。
制御部100は、「カレンダ(B面)」が変更されたFlexEオーバヘッドを、パスP1を介し信号分離装置2に送信する。符号H2は、FlexEオーバヘッドの「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」の内容を示す。
「カレンダ(B面)」の出力先ポート番号及び入力元ポート番号は、それぞれ、0x00(未使用)である。また、クライアント信号Sbは、信号多重化装置1の入力元ポート#2から信号分離装置2の出力先ポート#2に出力されるため、「カレンダ(A面)」の出力先ポート番号及び入力元ポート番号は、それぞれ、0x02(#2)である。
このように、制御部100は、クライアント信号Sbの収容先が多重化フレーム#1のスロット#yである場合、スロット#y内のクライアント信号の出力先ポートを、パスP1を介して信号分離装置2に通知する。このため、信号分離装置2のデマッピング部220は、多重化フレーム#1のスロット#yからクライアント信号Sbを取得して出力先ポートから出力することができる。
すなわち、信号分離装置2の制御部200は、クライアント信号Sbの収容先が多重化フレーム#1のスロット#yである場合、信号多重化装置1からパスP1を介して、スロット#y内のクライアント信号Sbの出力先のポートの通知を受ける。デマッピング部220は、通知に従いクライアント信号Sbを多重化フレーム#1のスロット#yから取得して出力先ポートから出力する。
また、信号分離装置2の制御部200は、パスP1を介し、「カレンダ(B面)」が変更されたFlexEオーバヘッドを受信するが、FlexEオーバヘッドの「CR」領域の値が「0」であるため、カレンダの変更を検出できない。
次に、制御部100は、他方の通信回線L2のFlexEオーバヘッド(ブロック#3)に対し、クライアント信号Sbの変更後の収容先のスロット#z(z:正の整数)の「カレンダ(B面)」を変更する(ステップS12)。より具体的には、制御部100はスロット#zの「カレンダ(B面)」の値を0x0101にする。なお、スロット#zは未使用のスロットであるとする。
制御部100は、「カレンダ(B面)」が変更されたFlexEオーバヘッドを、パスP2を介し信号分離装置2に送信する。符号H3は、FlexEオーバヘッドの「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」の内容を示す。
クライアント信号Sbは、信号多重化装置1の入力元ポート#2から信号分離装置2の出力先ポート#2に出力されるため、「カレンダ(B面)」の出力先ポート番号及び入力元ポート番号は、それぞれ、0x02(#2)である。また、スロット#zは未使用であるため、「カレンダ(A面)」の出力先ポート番号及び入力元ポート番号は、それぞれ、0x00(未使用)である。
信号分離装置2の制御部200は、パスP2を介し、「カレンダ(B面)」が変更されたFlexEオーバヘッドを受信するが、FlexEオーバヘッドの「CR」領域の値が「0」であるため、カレンダの変更を検出できない。
次に、信号多重化装置1において、制御部100は、通信回線L1,L2の各FlexEオーバヘッド(ブロック#3)の「CR」領域の値を「0」から「1」に変更することにより、カレンダの変更を信号分離装置2に通知する(ステップS13)。制御部100は、「CR」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを、パスP1,P2を介し信号分離装置2に送信する。
信号分離装置2において、制御部200は、パスP1,P2を介し、「CR」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを受信する。制御部200は、「CR」領域の値が「1」であるため、「カレンダ(B面)」の変更を検出し、B面のカレンダを変更する(ステップS14)。より具体的には、制御部200は、予備であるB面のカレンダに対応するデマッピング情報201aにおいて、一方の通信回線L1に関し、クライアント信号Sbの収容先のスロット#yを空きスロットに設定する。
また、制御部200は、予備であるB面のカレンダに対応するデマッピング情報201aにおいて、他方の通信回線L2に関し、多重化フレーム#2のスロット#zをクライアント信号Sbの新たな収容先に設定する。つまり、制御部200は、デマッピング情報201aに対し、多重化フレーム#2のスロット#zに収容されたクライアント信号Sbの出力先ポートを設定する。
これにより、信号分離装置2は、クライアント信号Sbのパス切り替えのためのカレンダの切り替えの準備が完了する。
次に、制御部200は、自装置と同一ノードの信号多重化装置(通信相手の信号多重化装置1とは別の信号多重化装置)により、「CA」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを(通信相手の)信号多重化装置1に送信する。これにより、信号分離装置2は、信号多重化装置1にクライアント信号Sbのパス切り替えのためのカレンダの切り替えの準備が完了したことを通知する。
信号多重化装置1において、制御部100は、「CA」領域の値が「1」であるFlexEオーバヘッドを受信する。これにより、制御部100は、信号分離装置2におけるカレンダの切り替えの準備の完了を検出する。
次に、制御部100は、「C」領域の値を「0」から「1」に変更した3つのFlexEオーバヘッド(ブロック#1〜#3)を、パスP1,P2を介し信号分離装置2に送信する。これにより、制御部100は、通信回線L1,L2の両方について信号分離装置2に現用のカレンダをB面のカレンダとするように指示する。
次に、制御部100は、通信回線L1,L2の両方について、変更後のB面のカレンダに基づきマッピング情報101aを変更する(ステップS15)。より具体的には、制御部100は、マッピング情報101aにおいて、一方の通信回線L1に関し、多重化フレーム#1の各スロット#yを未使用に設定する。これにより、マッピング部121は、クライアント信号Sbを多重化フレーム#1の各スロット#yに収容することを停止する。
また、制御部100は、マッピング情報101aにおいて、他方の通信回線L2に関し、多重化フレーム#2のスロット#zの収容対象をクライアント信号Sbに設定する。これにより、マッピング部121は、クライアント信号Sbを多重化フレーム#2のスロット#zに収容する。
また、信号分離装置2において、制御部200は、パスP1,P2を介し「C」領域の値が「1」である3つのFlexEオーバヘッドを受信する。これにより、制御部200は、信号多重化装置1からクライアント信号Sbのパス切り替えの指示を受ける。
次に、制御部200は、通信回線L1,L2の両方について、現用のカレンダをA面のカレンダからB面のカレンダに切り替えることにより、通信回線L1,L2のデマッピング部220のデマッピング処理を変更する(ステップS16)。より具体的には、制御部200は、B面のカレンダに対応するデマッピング情報201aに基づきデマッピング部220を制御する。このため、デマッピング部220は、多重化フレーム#1の各スロット#yからのクライアント信号Sbの取得を停止し、多重化フレーム#2のスロット#zからクライアント信号Sbの取得を開始する。
また、信号多重化装置1において、制御部100は、多重化フレーム#1のスロットに収容される他のクライアント信号がないことを検出して、フレーム生成部120に対し多重化フレーム#1の生成及び出力の停止を指示する(ステップS17)。このため、通信回線L1の送信ポート111は、多重化フレーム#1の送信を停止する。これにより、通信回線L1の送信ポート111は、制御部100の制御に従いスリープ状態に制御する。
このように、通信回線L1の送信ポート111は、多重化フレーム#1のスロットに収容される他のクライアント信号がない場合、多重化フレーム#1の送信を停止する。このため、信号多重化装置1は消費電力を低減することができる。
本例のシーケンスにおいて、信号多重化装置1の制御部100は、通信回線L2のFlexEオーバヘッドの「カレンダ(B面)」にクライアント信号Sbの収容先の変更を反映し(ステップS12)、その変更を「CR」領域により信号分離装置2に通知する(ステップS13)。その後、制御部100は、クライアント信号Sbの収容先の変更に応じてマッピング情報101aを変更する(ステップS15)。
つまり、制御部100は、クライアント信号Sbの収容先を多重化フレーム#1のスロット#yから多重化フレーム#2のスロット#zに切り替える場合、その切り替え前に多重化フレーム#2のスロット#zと出力先ポート#2の対応関係を、パスP2を介して信号分離装置2に通知する。
一方、信号分離装置2の制御部200は、信号多重化装置1がクライアント信号Sbの収容先を変更する(ステップS15)前に、信号多重化装置1から通信回線L2のFlexEオーバヘッドの「カレンダ(B面)」及び「CR」領域により、その変更の通知を受ける(ステップS12、S13)。
つまり、制御部200は、クライアント信号Sbの収容先を多重化フレーム#1のスロット#yから多重化フレーム#2のスロット#zに切り替える場合、その切り替え前に、信号多重化装置1からパスP2を介して、多重化フレーム#2のスロット#zと出力先ポート#2の対応関係の通知を受ける。
このため、信号分離装置2は、信号多重化装置1がクライアント信号Sbの収容先を変更する前にその変更を認識することができる。したがって、信号分離装置2は、クライアント信号Sbの収容先の変更に先立って、その変更をデマッピング情報201aに反映するなどの変更の準備をすることができる。これにより、信号多重化装置1及び信号分離装置2は、パス切り替えにより生ずるエラーを低減することができる。
また、本例のシーケンスにおいて、信号多重化装置1の制御部100は、パスP1,P2の各々についてFlexEオーバヘッドを生成し、FlexEオーバヘッドにより信号分離装置2に通知を行う。このため、信号多重化装置1は、「Flex Ethernet」技術に基づくフレーム伝送を行い、上記の多重化に関する利点を得ることができる。
さらに、制御部100は、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」により信号分離装置2に通知を行う。このため、制御部100は、信号分離装置2に対し、マッピング情報101aに基づき容易に出力先ポートを通知することができる。
本実施例において、信号多重化装置1の多重化部105は、セレクタ125によりクライアント信号Sbの収容先を多重化フレーム#1または多重化フレーム#2の全てのスロット#0〜#19から選択することができる。しかし、セレクタ125の選択対象のスロット数が多いため、セレクタ125の回路規模が大きくなるおそれがある。とりわけ、現用系と予備系の関係にある同一の伝送速度の複数組のクライアント信号が信号多重化装置1に入力される場合、セレクタ125の数が増加するために多重化部105全体の回路規模が増加する。
そこで、セレクタ125は、多重化フレーム#1または多重化フレーム#2のスロット#0〜#19のうち、クライアント信号の伝送速度に応じたスロットから収容先のスロットを選択してもよい。つまり、伝送速度ごとに多重化フレーム#1,#2のスロットを固定してもよい。この場合、セレクタ125の選択対象のスロット数がクライアント信号の伝送速度に応じて低減されるため、セレクタ125の回路規模を低減することができる。
図17は、同一の伝送速度の複数組のクライアント信号Sa〜Shを伝送する場合の伝送システムの例を示す図である。図17において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
信号多重化装置1には、40(Gbps)のクライアント信号Sa,Sb,Se,Sfと10(Gbps)のクライアント信号Sc,Sd,Sg,Shが入力される。クライアント信号Saとクライアント信号Se、クライアント信号Sbとクライアント信号Sf、クライアント信号Scとクライアント信号Sg、及びクライアント信号Sdとクライアント信号Shは現用系と予備系の関係にあるとする。
クライアント信号Sa〜Sdは、多重化フレーム#1に収容されて通信回線L1を介し信号分離装置2に送信される。また、クライアント信号Se〜Shは、多重化フレーム#2に収容されて通信回線L2を介し信号分離装置2に送信される。
信号分離装置2は、通信回線L1を介し多重化フレーム#1を受信し、多重化フレーム#1からクライアント信号Sa〜Sdを分離して出力する。また、信号分離装置2は、通信回線L2を介し多重化フレーム#2を受信し、多重化フレーム#2からクライアント信号Se〜Shを分離して出力する。
図18は、伝送速度ごとに多重化フレーム#1、#2のスロット#0〜#19を固定する場合の多重化処理の一例を示す図である。図18において、図6と共通する内容の説明は省略する。
一例として、多重化フレーム#1、#2のスロット#0〜#3は、10(Gbps)のクライアント信号を収容するための10G用スロットとして用いられる。また、多重化フレーム#1、#2のスロット#4〜#19は、40(Gbps)のクライアント信号を収容するための40G用スロットとして用いられる。
このため、クライアント信号Saのデータa1,a2とクライアント信号Sbのデータb1,b2は、多重化フレーム#1のスロット#0〜#3に収容される。クライアント信号Scのデータc1〜c8とクライアント信号Sdのデータd1〜d8は、多重化フレーム#1のスロット#4〜#19に収容される。
また、クライアント信号Seのデータe1,e2とクライアント信号Sfのデータf1,f2は、多重化フレーム#2のスロット#0〜#3に収容される。また、クライアント信号Sgのデータg1〜g8とクライアント信号Shのデータh1〜h8は、多重化フレーム#2のスロット#4〜#19に収容される。
このように、伝送速度ごとに多重化フレーム#1,#2のスロットが固定されているため、セレクタ125の選択対象のスロット数がクライアント信号の伝送速度に応じて低減され、セレクタ125の回路規模が低減される。
また、FlexEオーバヘッドの「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」には、図7に示されるように、8(Bit)の出力先ポート番号及び入力元ポート番号が含まれている。出力先ポート番号は、多重化フレーム#1,#2のスロット#0〜#19と信号分離装置2の送信ポート211の対応関係を規定する。また、入力元ポート番号は、例えば、信号分離装置2においてクライアント信号の識別に用いられる。
このように、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」に出力先ポート番号及び入力元ポート番号を規定すれば、出力先ポート番号及び入力元ポート番号を#0〜#15の範囲から指定することができるが、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」は上記に限定されない。
図19は、カレンダの内容の変形例を示す図である。例えば符号H4に示されるように、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」には16(Bit)の出力先ポート番号だけが含まれてもよい。本例によると、出力先ポート番号の範囲を#0〜#255にまで拡張することができる。
また、符号H5に示されるように、「カレンダ(A面)」及び「カレンダ(B面)」には6(Bit)の出力先ポート番号、5(Bit)の回線番号、及び5(Bit)のスロット番号が含まれてもよい。本例によると、出力先ポート番号の範囲を#0〜#63にまで拡張することができる。
また、回線番号により通信回線L1,L2の指定が可能となり、スロット番号によりスロット#0〜#19の指定が可能となる。このため、信号分離装置2において、クライアント信号の管理が容易となる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 複数のポートを備える他装置にフレームを伝送する伝送装置において、
複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成する生成部と、
第1パスを介し前記他装置に前記第1フレームを送信する第1送信部と、
第2パスを介し前記他装置に前記第2フレームを送信する第2送信部と、
データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットに収容する収容部と、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートを、前記第1パスを介して前記他装置に通知し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係を、前記第2パスを介して前記他装置に通知する通知部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記2) 前記第1送信部は、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられた後、前記第1フレームのスロットに収容される他のデータがない場合、前記第1フレームの送信を停止することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3) 前記収容部は、前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットのうち、前記データの伝送速度に応じたスロットから収容先のスロットを選択することを特徴とする付記1または2に記載の伝送装置。
(付記4) 前記通知部は、FlexEthernetに基づくオーバヘッドフレームを前記第1パス及び前記第2パスの各々について生成し、前記オーバヘッドフレームにより前記他装置に通知を行うことを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載の伝送装置。
(付記5) 前記オーバヘッドフレームには、前記第1フレーム及び前記第2フレームのスロットに対応して前記データの前記出力先ポートを示すカレンダ情報が含まれており、
前記通知部は、前記カレンダ情報により前記他装置に通知を行うことを特徴とする付記4に記載の伝送装置。
(付記6) 複数のスロットを有する第1フレームを他装置から第1パスを介し受信する第1受信部と、
複数のスロットを有する第2フレームを前記他装置から第2パスを介し受信する第2受信部と、
データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットから取得する取得部と、
複数のポートとを有し、
前記取得部は、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記他装置から前記第1パスを介して、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートの通知を受け、前記通知に従い前記データを前記第1フレームのスロットから取得して前記出力先のポートから出力し、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記他装置から前記第2パスを介して、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係の通知を受けることを特徴とする伝送装置。
(付記7) 複数のポートを備える他装置にフレームを伝送する伝送方法において、
複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成し、
第1パスを介し前記他装置に前記第1フレームを送信し、
第2パスを介し前記他装置に前記第2フレームを送信し、
データを前記第1フレームまたは第2フレームのスロットに収容し、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートを、前記第1パスを介して前記他装置に通知し、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係を、前記第2パスを介して前記他装置に通知することを特徴とする伝送方法。
(付記8) 前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられた後、前記第1フレームのスロットに収容される他のデータがない場合、前記第1フレームの送信を停止することを特徴とする付記7に記載の伝送方法。
(付記9) 前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットのうち、前記データの伝送速度に応じたスロットから前記データの収容先のスロットを選択することを特徴とする付記7または8に記載の伝送方法。
(付記10) FlexEthernetに基づくオーバヘッドフレームを前記第1パス及び前記第2パスの各々について生成し、前記オーバヘッドフレームにより前記他装置に通知を行うことを特徴とする付記7乃至9の何れかに記載の伝送方法。
(付記11) 前記オーバヘッドフレームには、前記第1フレーム及び前記第2フレームのスロットに対応して前記データの前記出力先ポートを示すカレンダ情報が含まれており、
前記カレンダ情報により前記他装置に通知を行うことを特徴とする付記10に記載の伝送方法。
(付記12) 複数のスロットを有する第1フレームを他装置から第1パスを介し受信し、
複数のスロットを有する第2フレームを前記他装置から第2パスを介し受信し、
データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットから取得し、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記他装置から前記第1パスを介して、当該スロット内の前記データの出力先のポートの通知を受け、前記通知に従い前記データを前記第1フレームのスロットから取得して前記出力先のポートから出力し、
前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記他装置から前記第2パスを介して、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係の通知を受けることを特徴とする伝送方法。
1 信号多重化装置
2 信号分離装置
100,200 制御部
102,202 受信ポート
120 フレーム生成部
121 マッピング部
125 セレクタ
111,211 送信ポート
208 分離部
P1,P2 パス
Sa〜Sh クライアント信号

Claims (8)

  1. 複数のポートを備える他装置にフレームを伝送する伝送装置において、
    複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成する生成部と、
    第1パスを介し前記他装置に前記第1フレームを送信する第1送信部と、
    第2パスを介し前記他装置に前記第2フレームを送信する第2送信部と、
    データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットに収容する収容部と、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートを、前記第1パスを介して前記他装置に通知し、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係を、前記第2パスを介して前記他装置に通知する通知部とを有することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記第1送信部は、前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられた後、前記第1フレームのスロットに収容される他のデータがない場合、前記第1フレームの送信を停止することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記収容部は、前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットのうち、前記データの伝送速度に応じたスロットから収容先のスロットを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の伝送装置。
  4. 前記通知部は、FlexEthernetに基づくオーバヘッドフレームを前記第1パス及び前記第2パスの各々について生成し、前記オーバヘッドフレームにより前記他装置に通知を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の伝送装置。
  5. 前記オーバヘッドフレームには、前記第1フレーム及び前記第2フレームのスロットに対応して前記データの前記出力先ポートを示すカレンダ情報が含まれており、
    前記通知部は、前記カレンダ情報により前記他装置に通知を行うことを特徴とする請求項4に記載の伝送装置。
  6. 複数のスロットを有する第1フレームを他装置から第1パスを介し受信する第1受信部と、
    複数のスロットを有する第2フレームを前記他装置から第2パスを介し受信する第2受信部と、
    データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットから取得する取得部と、
    複数のポートとを有し、
    前記取得部は、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記他装置から前記第1パスを介して、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートの通知を受け、前記通知に従い前記データを前記第1フレームのスロットから取得して前記出力先のポートから出力し、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記他装置から前記第2パスを介して、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係の通知を受けることを特徴とする伝送装置。
  7. 複数のポートを備える他装置にフレームを伝送する伝送方法において、
    複数のスロットを有する第1フレーム及び第2フレームを生成し、
    第1パスを介し前記他装置に前記第1フレームを送信し、
    第2パスを介し前記他装置に前記第2フレームを送信し、
    データを前記第1フレームまたは第2フレームのスロットに収容し、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記複数のポートのうち、当該スロット内の前記データの出力先のポートを、前記第1パスを介して前記他装置に通知し、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係を、前記第2パスを介して前記他装置に通知することを特徴とする伝送方法。
  8. 複数のスロットを有する第1フレームを他装置から第1パスを介し受信し、
    複数のスロットを有する第2フレームを前記他装置から第2パスを介し受信し、
    データを前記第1フレームまたは前記第2フレームのスロットから取得し、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットである場合、前記他装置から前記第1パスを介して、当該スロット内の前記データの出力先のポートの通知を受け、前記通知に従い前記データを前記第1フレームのスロットから取得して前記出力先のポートから出力し、
    前記データの収容先が前記第1フレームのスロットから前記第2フレームのスロットに切り替えられる場合、該切り替え前に、前記他装置から前記第2パスを介して、前記第2フレームの当該スロットと前記出力先のポートの対応関係の通知を受けることを特徴とする伝送方法。
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