JP2018045110A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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【課題】特殊な構造のセンサを使う場合と比べコストを抑え、かつ、センサ交換時における周囲の汚れを防止した構造の現像装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】トナーとキャリアとを含む現像剤を収容し、像保持体上の静電潜像を現像剤中のトナーで現像する現像装置であって、貫通孔140aが形成されるとともにその貫通孔140aを塞ぐ弾性シート材140bを有する現像容器140と、現像容器140の外側から141a貫通孔内に差し込まれて弾性シート材140bに接し、現像容器140内のトナーの濃度を弾性シート材140bを介して検出する透磁式トナー濃度センサ150とを備えた。【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
トナーとキャリアを含む現像剤を現像容器内に収容し、その現像剤中のトナーで像保持体上の静電潜像を現像する現像装置や、その現像装置が組み込まれて用紙上に画像を形成する画像形成装置が知られている。
このタイプの現像装置において、現像容器内に収容されたトナーの濃度(キャリアに対するトナーの比率)を測定するセンサを備えたものが知られている。
ここで、特許文献1には、現像容器に孔を開けて、現像容器の内側に突き出るようにセンサを孔に挿し込んだ構造が提案されている。
また、特許文献2には、現像容器の外側からでも測定できるように測定距離の長いセンサが提案されている。
さらに、特許文献3には、現像容器に薄肉部を設けてその薄肉部の外壁側にセンサを押し当てる構造が提案されている。
特開平03−025467号公報 特開2004−109471号公報 実開平05−038656号公報
現像装置の寿命が尽きると、現像装置は交換の必要性が生じるが、センサ自体は交換の必要性がないというケースがある。上掲の特許文献1に提案された、現像容器に孔を開けてセンサを挿し込む構造の場合、センサを現像装置から外して現像装置のみを交換しようとすると孔からトナー等が洩れ出て周囲を汚すおそれがある。
上掲の特許文献3の、現像容器の薄肉部外壁面にセンサを押し当てる構造の場合、薄肉部が形成されていない場合に比較してセンサと現像剤との距離は近くなり、センサを現像装置から外しても現像容器に孔は生じない。しかし、センサで精度の高い測定を行うために薄肉部の厚みを高精度に制御する必要があるが、この薄肉部の厚みを高精度に制御するのが難しいという問題がある。また、薄肉部を設けると現像容器の強度の点でも不利である。
本発明は、センサを配置する位置で現像容器自体に薄肉部を形成しなくてもセンサと現像剤との距離の近さが担保でき、かつセンサを現像装置から外したときに現像容器に孔が生じない現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容し、像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像装置であって、
貫通孔が形成されるとともに該貫通孔を塞ぐ弾性シート材を有する現像容器と、
前記現像容器の外側から前記貫通孔内に差し込まれて前記弾性シート材に接し、該現像容器内のトナーの濃度を該弾性シート材を介して検出する透磁式トナー濃度センサとを備えたことを特徴とする現像装置である。
請求項2は、前記トナー濃度センサが、透磁式トナー濃度センサであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項3は、前記弾性シート材が、前記現像容器の内側から前記貫通孔を塞いでいることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置である。
請求項4は、静電潜像が形成されトナーで現像されてトナー像が形成される像保持体と、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容し、前記像保持体に対向して配置されて該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、該像保持体上に形成されたトナー像由来の画像を用紙上に形成する画像形成装置であって、
前記現像器が、貫通孔が形成されるとともに該貫通孔を塞ぐ弾性シート材を有する現像容器を備え、
当該画像形成装置が、前記現像容器の外側から前記貫通孔内に差し込まれて前記弾性シート材に接し、該現像容器内のトナーの濃度を該弾性シート材を介して検出するトナー濃度センサを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項5は、当該画像形成装置が、前記トナー濃度センサが取り付けられた本体枠体を備えた画像形成装置本体を備え、前記現像器が、該画像形成装置本体に対し着脱自在に、該トナー濃度センサを該画像形成装置本体側に残して、該画像形成装置本体から取り外されるものであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項1の現像装置および請求項4の画像形成装置によれば、特許文献2に提案されたような特殊な構造のセンサを使う場合と比べコストが抑えられ、かつ、センサ交換時における周囲の汚れが防止される。
ここで、本発明は、請求項2の現像装置、すなわち、透磁式トナー濃度センサ採用した場合に好適である。
また、請求項3の現像装置によれば、貫通孔を弾性シート材で現像容器外側から塞ぐ構造の場合と比べ、小さな径の貫通孔と小面積の弾性シート材で済む。
また、請求項5の画像形成装置によれば、トナー濃度センサを画像形成装置本体側に残したまま、現像器を取り外すことができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。 現像装置の内部構成図である。 現像容器の、透磁式トナー濃度センサが配置されている部分の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色に対応する像形成部10Y,10M,10C,10Kを並列的に配置してなるタンデム型のカラープリンタであり、単色の画像をプリントすることができるほか、4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。
画像形成装置1は、像形成部10Y,10M,10C,10Kのそれぞれに露光光を照射する露光器20と、各色の像形成部10Y,10M,10C,10Kからトナー像が転写される中間転写ベルト30と、中間転写ベルト30からトナー像を用紙に転写する2次転写器50と、トナーを用紙に定着する定着装置60と、中間転写ベルト30からトナーを回収するベルトクリーナ70と、用紙を搬送する用紙搬送装置80と、用紙Pを収容する用紙収容器Cとを備えている。また、画像形成装置1には、YMCK各色のトナーを収容するトナー収容器18Y,18M,18C,18Kと、トナー収容器18Y,18M,18C,18Kのトナーを像形成部10Y,10M,10C,10Kにそれぞれ供給するトナー供給装置19Y,19M,19C,19Kも備えられている。
4つの像形成部10Y,10M,10C,10Kは、ほぼ同様の構成を有しているため、ここではこれらを代表して、イエローに対応する像形成部10Yを取り上げて説明する。像形成部10Yは、感光体11Y、帯電器12Y、現像装置14Y、1次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yを備えている。感光体11Yは円筒状の表面を有しており、表面に形成される像を保持して、円筒の軸周りである矢印a方向に回転する。この感光体11Yは、本発明にいう像保持体の一例に相当する。他の感光体11M,11C,11Kも同様である。また、現像装置14Yは、本発明の現像装置の一例、および、本発明の画像形成装置における現像器の一例に相当する。他の現像装置14M,14C,14Kも同様である。
帯電器12Yは、感光体11Yに接触しながら回転する帯電ロールを有し、感光体11Yの表面を帯電させる。
現像装置14Y内には、トナーおよび磁性キャリアを含んだ現像剤が収容されている。現像装置14Yは、現像ロール146を備えており、現像ロール146は、現像剤を感光体11Yに搬送する。現像剤のトナーが感光体11Yに付着することで、感光体11Y上にトナー像が形成される。トナー収容器18Yおよびトナー供給装置19Yによって、現像装置14Yに新しいトナーが補充される。トナー供給装置19Y内には、制御部1Bの制御によって駆動する、図示しないトナー搬送機構が設けられている。
この現像装置14Yは、本体枠体1Bを備えた画像形成装置本体1Aに対し着脱自在に装着される構造を有する。
1次転写器15Yは、トナー像を中間転写ベルト30に転写する。感光体クリーナ16Yは転写後の感光体11Yの表面を清掃する。
露光器20は、外部から供給される画像信号に基づく露光光を発光し、発光した光で感光体11Y,11M,11C,11Kを露光する。
中間転写ベルト30は、ベルト支持ロール31,32,33,34によって支持された無端の帯状部材であり、像形成部10Y,10M,10C,10K、および、2次転写器50を経由する矢印bに示す方向に周回移動する。中間転写ベルト30は、像形成部10Y,10M,10C,10Kで形成された各色のトナー像を保持する。
2次転写器50は、ベルト支持ロール31〜34の1つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト30および用紙を挟んで回転するロールである。2次転写器50とバックアップロール34との間には、トナーを転写する電界を生じさせる電圧が供給され、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙上に転写する。
ベルトクリーナ70は、中間転写ベルト30にブレードを接触させて、中間転写ベルト30上のトナーを除去する。
定着装置60は、加熱ロール61および加圧ロール62を備えており、定着前のトナー像が形成された用紙を挟んで通過させることによりトナー像を用紙上に定着させる。
用紙搬送装置80は、用紙Pを用紙収容器Cから取り出し、2次転写器50および定着装置60を経由する用紙搬送路rに沿って搬送する。用紙搬送装置80は、用紙収容器Cに収容された用紙Pを取り出すピックアップロール81、取り出された用紙Pを捌く捌きロール82、用紙Pを搬送する搬送ロール83、用紙Pを2次転写器50に搬送するレジストレーションロール84、用紙Pを外部に排出する排出ロール86、および、両面プリントの際に用紙Pを搬送する反転搬送ロール88,89を備えている。
図1に示す画像形成装置1の基本動作を説明する。イエローの像形成部10Yでは、感光体11Yが矢印a方向に回転駆動され、感光体11Yの表面に帯電器12Yによって電荷が付与される。このことは、イエロー以外の色に対応する像形成部10M,10C,10Kでも同様である。露光器20は、感光体11Y,11M,11C,11Kに、画像信号中の各色に対応するデータに応じた露光光をそれぞれ照射する。代表としてイエロー(Y)について説明する。露光器20は、外部から供給される画像信号のうちのイエローに対応する画像信号に基づく露光光を感光体11Yの表面に照射することで、感光体11Yの表面に静電潜像を形成する。現像装置14Yは、静電潜像をイエローのトナーで現像することで、トナー像を形成する。現像装置14Yには、トナー収容器18Yからトナー供給装置19Yによってトナーが供給される。感光体11Yは、表面に形成されたイエローのトナー像を保持して回転する。感光体11Yの表面に形成されたトナー像は、感光体11Y表面と中間転写ベルト30との間に転写用の電位を与える1次転写器15Yによって中間転写ベルト30に転写される。転写後、感光体11Yに残留したトナーは、感光体クリーナ16Yによって回収・除去される。
中間転写ベルト30は、支持ロール31〜34によって支持されて矢印b方向に巡回移動しており、イエロー以外の色に対応する像形成部10M,10C,10Kは、像形成部10Yと同様にしてそれぞれの色に対応するトナー像を形成し、中間転写ベルト30に、像形成部10Yで転写されたトナー像に重ねて、それぞれの色のトナー像を転写していく。一方、用紙収容器C内の用紙Pは、ピックアップロール81によって取り出され、捌きロール82、搬送ロール83、およびレジストレーションロール84によって用紙搬送路rを2次転写器50に向かう矢印c方向に搬送される。用紙Pは、レジストレーションロール84によって、中間転写ベルト30上にトナー像が転写されていくタイミングに合わせて、2次転写器50に送り込まれる。2次転写器50は、中間転写ベルト30と用紙Pとの間に転写用のバイアス電位を与えることによって、中間転写ベルト30のトナー像を用紙Pに転写する。2次転写器50によって、トナー像が転写された用紙Pは定着装置60に搬送され、用紙P上に転写されたトナー像が定着される。このようにして、用紙P上に画像が形成される。画像が形成された用紙Pは排出ロール86によって画像形成装置1の上部に排出される。中間転写ベルト30に、2次転写器50による転写後残留したトナーは、ベルトクリーナ70によって除去される。
画像が形成された面のうら面にも画像を形成する両面プリントの場合には、排出ロール86が排出口から用紙Pを途中まで排出した後、逆向きに搬送する。逆向きに搬送された用紙Pは反転搬送ロール88,89によって反転搬送路r'を経由して搬送される。搬送された用紙Pは、レジストレーションロール84から、表裏反転した状態で2次転写器50に送り込まれ、裏面にも画像が形成される。
図2は、現像装置の内部構成図である。
図1に示す画像形成装置1には、4台の現像装置14Y,14M,14C,14Kが備えられているが、それらはいずれもほぼ同一の構成を有する。そこで、図2以降の説明においては、トナーの色を表わすY,M,C,Kの符号を取り除いて単に現像装置14と称する。現像装置14の各構成要素についても同様である。また、図1を参照して説明するときの、現像装置14以外の構成要素についても同様である。
この現像装置14の筐体である現像容器140には、上向きに開口したトナー供給口147が形成されている。また、この現像容器140には、現像剤排出口148も形成されている。この現像剤排出口148は下方に開いた開口であり、ここでは、その現像剤排出口148が設けられている位置を破線の矩形で示している。トナー供給口147および現像剤排出口148については後述する。
この現像装置14はその現像容器140内に、第1室141と第2室142とからなる、現像剤が収容される2つの収容室が設けられている。これら2つの収容室(第1室141と第2室142)は互いの間が仕切壁143で仕切られている。そして、第1室141にはサプライオーガ144が備えられ、第2室142にはアドミックスオーガ145が備えられている。それら、サプライオーガ144およびアドミックスオーガ145は、図4に示すように、いずれも棒状に延び、それぞれが水平に、かつ互いに平行に配置されている。サプライオーガ144は、断面円形の回転軸144aと、その回転軸144aの周りを螺旋を描いて旋回しなら回転軸144aの方向に延びる螺旋羽根144bとを有する。また、アドミックスオーガ145も、サプライオーガ144と同様、断面円形の回転軸145aと、その回転軸145aの周りを螺旋を描いて旋回しなら回転軸145aの方向に延びる螺旋羽根145bとを有する。
サプライオーガ144およびアドミックスオーガ145は、それぞれが互いに同一の向きに回転する。サプライオーガ144の螺旋羽根144bと、アドミックスオーガ145の螺旋羽根145bは、互いに逆向きに旋回する螺旋羽根であり、サプライオーガ144およびアドミックスオーガ145が互いに同じ向きに回転すると、第1室141および第2室142内の現像剤は、撹拌されながら互いに逆向きに搬送される。すなわちサプライオーガ144が配置されている第1室141内の現像剤は、サプライオーガ144の回転により、矢印gの向きに搬送され、アドミックスオーガ145が配置されている第2室142内の現像剤は、アドミックスオーガ145の回転により、矢印hの向きに搬送される。
一方、第1室141と第2室142とを仕切る仕切壁143にはその両端部に、第1室141と第2室142とを繋ぐ第1窓143aと第2窓143bが形成されている。このため、矢印gの向きに搬送されてきた第1室141内の現像剤は第1窓143aを通って第2室142に流入し、矢印hの向きに搬送されてきた第2室142内の現像剤は第2窓143bを通って第1室142に流入する。このようにして、現像装置14内の現像剤は、第1室141と第2室142内を撹拌されながら循環移動する。
また、この現像装置14は、サプライオーガ144が配置されている第1室141に隣接した位置に、現像ロール146を備えている。この現像ロール146はその一部が現像容器140から露出している。そして、この現像装置14は、その現像ロール146の露出した部分が感光体10に近接するように画像形成装置1(図1参照)内に配備されている。
この現像ロール146は、回転しながら第1室141内の現像剤を磁力によりその表面に付着させて、感光体10と対面した位置に現像剤を搬送する。すると、感光体10の表面に形成された静電潜像が現像剤中のトナーで現像され、感光体10の表面にトナー像が形成される。一方、トナーによる現像の後の、現像ロール146の表面に付着している現像剤は、現像ロール146の回転に伴って現像容器140内に戻り、現像ロール146から離れ、第1室141内の他の現像剤と一緒になって循環移動しながら撹拌される。
上記のような、トナーによる現像を繰り返すと、現像装置14の内部の現像剤中のトナーが減少する。そこで、この現像装置14には、トナーの供給を受けるトナー供給口147が設けられていて、図1に示すトナー収容器18内のトナーがトナー供給装置19によって現像装置14内に供給される。このトナー供給口147は、図4に示すように、アドミックスオーガ145が配置されている第2室142の、第1窓143aよりもさらに上流側(矢印hで示す向きとは逆向き側)に設けられている。アドミックスオーガ145はそのトナー供給口147が設けられている位置まで延びていて、トナー供給口147から供給されたトナーは第2室142内を下流側(矢印hで示す向き)に搬送されて第1窓143aを通って流入してきた現像剤と合流し、第2室142内をさらに下流側(矢印hで示す向き)に搬送される。
現像装置14の下面には、この現像装置14内の現像剤を少しずつ排出する現像剤排出口148が設けられている。現像装置14内の現像剤はこの現像剤排出口148から少しずつ排出され、これにより、現像装置14内の現像剤の、撹拌や搬送による劣化の過度な進行が抑えられている。この現像剤排出口148からは、トナーだけでなくキャリアも一緒に排出される。このため、トナー供給口147から供給されるトナー、すなわちトナー収容器18(図1参照)内のトナーには、キャリアの減少分を補うだけの少量のキャリアも含まれている。
この現像装置14内の現像剤を少しずつ排出する現像剤排出口148は、図2に破線で示す位置に設けられていて、下向きに開いている。すなわち、この現像剤排出口148は、サプライオーガ144が配置されている第1室141内の現像剤の搬送方向(矢印gで示す方向)に関し、第2室142内の現像剤が流入する第2窓143bよりも、さらに上流側の位置に設けられている。第2窓143bを通って第1室141に流入してきた現像剤は、その大部分が下流側(矢印gで示す方向)に搬送されるが、一部の現像剤は、上流側、すなわち現像剤排出口148側に進み、現像剤排出口148から現像装置14の外部に排出される。現像剤排出口148から現像装置14の外部に排出された現像剤は、不図示の廃トナー排出経路を通って不図示の廃トナータンクに収容される。
また、図2に示すように、アドミックスオーガ145には螺旋羽根145bが途切れた部分145xがあり、その途切れた部分145xに隠れた下部には、この図2に破線の円で示す透磁式トナー濃度センサ150が配置されている。アドミックスオーガ145に螺旋羽根145bが途切れた部分145xが形成されているのは、透磁式トナー濃度センサ150との干渉を避けるためである。この透磁式トナー濃度センサ150は、現像剤の透磁率を検出することによりトナー濃度(キャリアに対するトナーの比率)を測定するセンサである。この透磁式トナー濃度センサ150による測定結果は、トナー供給装置19(図1参照)によるトナー収容器18(図1参照)から現像装置14へのトナー補充速度等の制御に用いられる。
図3は、現像容器の、透磁式トナー濃度センサが配置されている部分の拡大断面図である。
この図3において、上方が現像容器140の内側であり、この現像容器140内には、現像剤140cが収容されている。
ここで、この現像容器140には、その内外に貫通する貫通孔140aが形成されている。そして、この貫通孔140aは、現像容器140の内壁面側に配置された弾性シート材140bで覆われている。この弾性シート材140bは、例えば薄いポリウレタンシート材である。この弾性シート材140bの、貫通孔140aを取り巻く周囲の部分は、一周に亘って、熱溶着、接着材による接着、あるいは両面粘着テープ等により現像容器140の内壁面に固着されていて、この固着により貫通孔140aは密封されている。
また、ここには、本体枠体1B(図1を合わせて参照)に取り付けられた透磁式トナー濃度センサ150が備えられている。この透磁式トナー濃度センサ150は、回路基板151と、その回路基板151から突き出るように設けられたコイル152と、それら回路基板151とコイル152を覆うカバー部材153と、加圧用バネ154と、これらの全体を支えるケース155とを備えている。
ここで、現像装置14は、前述の通り、画像形成装置本体1A(図1参照)に対し着脱自在に構成されている。一方、トナー濃度センサ150は、本体枠体1Bに取り付けられている。このため、現像装置14は、トナー濃度センサ150を画像形成装置本体1A側に残したまま、その画像形成装置本体1Aから取り外される。
この透磁式トナー濃度センサ150は、コイル152が貫通孔140a内に挿し込まれるようにして配置され、背面から加圧用バネ154で加圧されている。この加圧により、この透磁式トナー濃度センサ150のカバー部材153が現像容器140の外壁面に押し当てられて、この透磁式トナー濃度センサ150が現像容器140に対し位置決めされている。この透磁式トナー濃度センサ150の、貫通孔140aに挿し込まれた部分の先端は、弾性シート材140bに突き当たり、その弾性シート材140bを現像容器140の内側に少し押し上げた状態となっている。
この構造によれば、薄い弾性シート材140bを用いることで、透磁式トナー濃度センサ150の検出部であるコイル152を現像剤140cに近接させることができるまた、現像容器140の内外は弾性シート材140bで仕切られているため、透磁式トナー濃度センサ150が現像容器140内の現像剤に触れてトナーで汚れるおそれはなく、また、透磁式トナー濃度センサ150の取り外し時に貫通孔140aから現像剤が洩れ出るおそれもない。
なお、ここの示す例では、貫通孔140aを現像容器140の内壁面側から塞ぐ位置に弾性シート材140bを備えているが、この弾性シート材140bは、貫通孔140aを現像容器140の外壁面側から塞ぐ位置に配置されていてもよい。ただし、その場合には、弾性シート材140bを内壁面側に備えた場合と比べ、大きく弾性変形させる必要があり、また、透磁式トナー濃度センサ150は、その弾性シート材140bを避けた、貫通孔140aから離れた部分で位置決めする必要がある。
また、ここでは、トナー濃度センサ150は、本体枠体1Bに取り付けられていて、現像装置14は、トナー濃度センサ150を画像形成装置本体1A側に残したまま取り外される旨、説明したが、トナー濃度センサ150は、現像容器140に取り付けられ、現像装置14を構成する部品の1つとして、画像形成装置本体1Aに対し、一体に着脱される構成を有していてもよい。
また、ここでは、トナー濃度センサとして透磁式トナー濃度センサ150を備えた例について説明したが、例えば渦電流式のトナー濃度センサなど、他の検出方式のトナー濃度センサを採用してもよい。本発明は、トナー濃度センサとして透磁式センサあるいは渦電流式センサといった、検出距離に依存するセンサを採用する場合に特に有効である。
さらに、ここでは、本発明を、図1に示す、いわゆるタンデム方式の画像形成装置1に組み込まれた現像装置14に適用した例について説明したが、本発明は、図1に示すタイプの画像形成装置に限られず、例えばモノクロプリンタ等であってもよく、様々なタイプの画像形成装置に適用することができる。
1 画像形成装置
1A 画像形成装置本体
1B 本体枠体
10 像形成部
11 感光体
14 現像装置
140 現像容器
140a 貫通孔
140b 弾性シート材
140c 現像剤
141 第1室
142 第2室
143 仕切壁
143a 第1窓
143b 第2窓
144 サプライオーガ
144a 回転軸
144b 螺旋羽根
145 アドミクスオーガ
145a 回転軸
145b 螺旋羽根
145x 螺旋羽根が途切れた部分
146 現像ロール
147 トナー供給口
148 現像剤排出口
150 透磁式トナー濃度センサ
151 回路基板
152 コイル
153 カバー部材
154 加圧用バネ

Claims (5)

  1. トナーとキャリアとを含む現像剤を収容し、像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像装置であって、
    貫通孔が形成されるとともに該貫通孔を塞ぐ弾性シート材を有する現像容器と、
    前記現像容器の外側から前記貫通孔内に差し込まれて前記弾性シート材に接し、該現像容器内のトナーの濃度を該弾性シート材を介して検出するトナー濃度センサとを備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナー濃度センサが、透磁式トナー濃度センサであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記弾性シート材が、前記現像容器の内側から前記貫通孔を塞いでいることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 静電潜像が形成されトナーで現像されてトナー像が形成される像保持体と、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容し、前記像保持体に対向して配置されて該像保持体上の静電潜像を該現像剤中のトナーで現像する現像器とを備え、該像保持体上に形成されたトナー像由来の画像を用紙上に形成する画像形成装置であって、
    前記現像器が、貫通孔が形成されるとともに該貫通孔を塞ぐ弾性シート材を有する現像容器を備え、
    当該画像形成装置が、前記現像容器の外側から前記貫通孔内に差し込まれて前記弾性シート材に接し、該現像容器内のトナーの濃度を該弾性シート材を介して検出するトナー濃度センサを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 当該画像形成装置が、前記トナー濃度センサが取り付けられた本体枠体を備えた画像形成装置本体を備え、前記現像器が、該画像形成装置本体に対し着脱自在に、該トナー濃度センサを該画像形成装置本体側に残して、該画像形成装置本体から取り外されるものであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。


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